Auto World: iSeries でのデータベース・アクセス

iSeries でデータベースを使用してこのサンプルを実行するには、iSeries でデータベースを作成し、そのデータベースのための新しいデータ・ソースを、該当のサーバー構成の中に作成する必要があります。


新規サーバー構成の作成

  1. 「サーバー構成」ビューから「新規」 > 「サーバーおよびサーバー構成」を右クリックする。
  2. 新規サーバーおよびサーバー接続の作成 (Create a New Server and Server Connection)」ウィンドウで、以下の値を入力する。
    • サーバー名: iSeries でデータ・ソースを使用するサーバー
    • フォルダー: AutoworldSRV
    • サーバー・タイプ: WebSphere バージョン 5.0/テスト環境
    • テンプレート: なし
  3. 終了」をクリックする。

「サーバー構成」のビューで、このプロジェクトに指定された EAR ファイルが新規のサーバー構成と関連付けられているか確認してください。これは、サーバー構成を右クリックして、「追加」 > EAR_filename」を選択することによって行います。


iSeries でのデータベースの作成

このサンプルを実行するには、iSeries データベースをアクセスするドライバー・ファイルが、 ローカルのワークステーション上で使用可能になっている必要があります。 ドライバーのファイル名は jt400.jar で、 /QIBM/ProdData/HTTP/Public/lib/jt400.jar 内の iSeries の IFS にあります。 jt400.jar ファイルをご使用のワークステーションのハード・ディスクにコピーすることができます。

iSeries でデータベースを作成するときは、その前にユーザー ID SAMPLE を iSeries で作成しておいてください。 その後で、OS/400 コマンド行から次のようにタイプし、Enter キーを押して、iSeries 上にライブラリーを作成します。

CRTLIB SAMPLE

iSeries でテーブルを作成するには、次のようにします。

  1. Table.dll. を右クリックする。
  2. ポップアップ・メニューから「データベース・サーバーで実行...」を選択する。
  3. スクリプトの実行」ウィンドウで「次へ」をクリックする。
  4. 成功時のみ変更をコミット」を選択して、「オプション」ウィンドウで「次へ」をクリックする。
  5. データベース接続」ウィンドウで以下の値を入力し、「終了」をクリックする。
    • データベース: SAMPLE
    • ユーザー ID: sample
    • パスワード: ユーザーの iSeries パスワード
    • データベース・ベンダー型: DB2 Universal Database for iSeries、V5R1
    • JDBC ドライバー: AS/400 Toolbox for Java の JDBC ドライバー
    • ホスト: system_name
    • クラス・ロケーション: 以前に参照した jt400.jar ファイルのロケーションを指定する。
    • 他のすべてのフィールドについては、デフォルトを受け入れる。
  6. エクスポート結果の確認」ウィンドウでエラーがないか検査してから、「変更のコミット」をクリックする。

iSeries での SAMPLE データベースのスキーマを作成する。 OS/400 コマンド行から次のようにタイプして、Enter を押す。

CREATE SCHEMA SAMPLE


データベース用の新規データ・ソースの作成

事前に構成された Cloudscape データベースの代わりに、iSeries のデータベースをこのサンプルがアクセスできるように、サーバーを新しく構成する必要があります。

ここで、iSeries データベースを参照するデータ・ソースを作成します。 WebSphere バージョン 5.0/テスト環境用に作成したサーバー構成をダブルクリックして、 「データ・ソース」タブをクリックしてください。

JDBC プロバイダーを定義する:

  1. JDBC プロバイダー・リスト」セクションで、「追加」をクリックして、新しい JDBC プロバイダーを追加する。
  2. データベース・タイプ:」リストで「IBM DB2」を選択する。
  3. JDBC プロバイダー・タイプ:」リストで「DB2 UDB for iSeries (Toolbox)」を選択し、「次へ」をクリックする。
  4. 次の値を入力し、「JDBC プロバイダーの作成」ダイアログで「終了」をクリックする。
    • 名前: iSeries Toolbox
    • 実装クラス名: com.ibm.as400.access.AS400JDBCConnectionPoolDataSource
    • クラスパス: drive:\path_name\jt400.jar (「外部 JAR の追加...」をクリックすることによって)

データ・ソースを定義する:

  1. JDBC プロバイダー・リスト:」セクションで、「iSeries Toolbox」が選択されているか確認してから、「上で選択した JDBC プロバイダーで定義済みのデータ・ソース: (Data source defined in the JDBC provider selected above:)」セクションで、「追加...」をクリックする。
  2. バージョン 4.0 データ・ソース」を選択して、「次へ」をクリックする。
  3. 次の値を入力し、「データ・ソースの変更」ページで「終了」をクリックする。
    • 名前: Sample Database
    • JNDI 名: Sample
    • データベース名: sample
    • デフォルト・ユーザー ID: sample
    • デフォルト・ユーザー・パスワード: ******
  4. 上で選択したデータ・ソースで定義済みのリソース・プロパティー: (Resource properties defined in the data source selected above:)」リストで「追加」をクリックし、次の値を入力する。
    • 名前: serverName
    • タイプ: java.lang.String
    • 値: system_name (ユーザーがこのデータベースを作成したときに指定した iSeries サーバーの名前)
  5. OK」をクリックする。

ここで、サーバー構成を保存し、サーバーを再始動して変更を有効にします。 サンプルを実行する際に、iSeries でテーブルが使用されます。


iSeries でのデータ・ソースの構成

この Web アプリケーションを iSeries でデプロイして実行したい場合は、このサンプル・ファイルのデータ・ソースを作成する必要があります。 データ・ソースを作成するには、Web ブラウザーを開いて、 http://system_name:9090/admin に進み、WebSphere アドミニストレーション・ページに飛んでください。 アドミニストレーション・ページから次のステップを実行してください。

  1. 左のフレームで「セキュリティー」を展開してから、「JAAS 構成」を展開する。
  2. J2C 認証データ (J2C Authentication Data)」をクリックする。
  3. J2C 認証データ入力項目 (J2C Authentication Data Entries)」ページで、「新規」をクリックする。
  4. 新規」ページで、この入力項目の別名や、ご使用の iSeries ユーザー ID およびパスワードを指定して、「適用」をクリックする。

ここで、iSeries データベースを参照するデータ・ソースを作成します。

JDBC プロバイダーを定義する:

  1. 左のフレームで「リソース」を展開し、「JDBC プロバイダー」をクリックする。
  2. JDBC プロバイダー」ページの「新規」をクリックして、新しいプロバイダーを作成する。
  3. プロバイダー・リストから「DB2 UDB for iSeries (Toolbox)」を選択して、 「適用」をクリックする。

データ・ソースを定義する:

  1. JDBC プロバイダー」ページに戻り、 「DB2 UDB for iSeries (Toolbox)」エントリーをクリックする。
  2. 構成」ページの下部にある「データ・ソース」をクリックする。
  3. 新しいデータ・ソースを作成するには、「データ・ソース」ページの「新規」ページをクリックする。
  4. 新規」ページに次のような値を入力する。
    • 名前: sample
    • JNDI 名: Sample
    • コンポーネント管理下認証別名: このサンプルの前の方にある「サーバー名」フィールドで指定されたシステムの名前をタイプします。
    • コンテナー管理下認証別名: このサンプルの前の方にある「サーバー名」フィールドで指定されたシステムの名前をタイプします。
  5. 適用」をクリックして、データ・ソースを作成する。
  6. データ・ソース」ページで作成したばかりのデータ・ソースをクリックする。
  7. ページの下部にある「カスタム・プロパティー」をクリックする。
  8. 「次へ」をクリックして、ページ 2 に進みます。
  9. ページの下部にある「サーバー名」をクリックして、サンプル・テーブルを所有しているサーバーの名前を指定する。
  10. 適用」をクリックする。
  11. アドミニストレーション・ページの上部にある「保管」をクリックして、ワークスペースの変更を保管する。

EAR ファイルを iSeries にエクスポートして、アプリケーションをインストールします。