WebSphere Studio V5.1、5.1.1、または 5.1.2 からのマイグレーション

この文書では、WebSphere® Studio Application Developer V5.1.x から Rational® Application Developer V6.0 へのマイグレーションについて 説明します。

Rational Application Developer の 使用についての情報は、オンライン・ヘルプを参照してください。

更新文書については、 www.ibm.com/developerworks/rational を参照してください。

WebSphere Studio の前のバージョンから v5.x へのマイグレーション、または VisualAge® for Java™ から WebSphere Studio へのマイグレーションについて詳しくは、 www.ibm.com/software/awdtools/studioappdev/support/ で「migration guide」を検索してください。

WebSphere Studio V5.1.x からマイグレーションするには、 以下のようにします。
  1. インストールの前に、「Eclipse V2.x および WebSphere Studio V5.1.x との互換性」について読む。 WebSphere Studio V5.1.2 の Portal Toolkit V5.0.2.2 から マイグレーションされたポートレット・アプリケーション・プロジェクトでは 後方互換性はサポートされていませんのでご注意ください。
  2. WebSphere Studio V5.1.x ワークスペースをバックアップする。
  3. Rational Application Developer をインストールする。 1 枚目の製品 CD のルートにある「インストール・ガイド 」(install.html ファイル) を 参照してください。
  4. 推奨: デフォルトにより、 Rational Application Developer を初めて開始すると、 rationalsdp6.0\workspace という名前のワークスペースを使用することを確認する プロンプトが表示される。 つまり、「ワークスペース・ランチャー (Workspace Launcher)」ダイアログ・ボックスが、 ユーザーの WebSphere Studio ワークスペースではないディレクトリーを指します。古いワークスペースを マイグレーションする前に新規環境を探索するには、デフォルトを受け入れるか、 または Rational Application Developer を開始するときに 別の新規ディレクトリー名を指定してください。これは、例えば 1 つか 2 つのテスト・プロジェクトを作成する、 新機能について読む (「ヘルプ」 > 「ようこそ」)、 いくつかの新規チュートリアル (「ヘルプ」 > 「チュートリアル・ギャラリー」) を実行する、 またはいくつかの新規サンプルを試す (「ヘルプ」 > 「サンプル・ギャラリー」) といった場合に行うことができます。
  5. V6.0 にプロジェクトをマイグレーションする。WebSphere Studio V5.1.x で作成したプロジェクトは、以下の手順で自動的に V6.0 にマイグレーションされます。
    1. ワークスペースのマイグレーション: 永久に V5.1.x ワークスペースを マイグレーションする準備ができたら、古いワークスペースで Rational Application Developer を 開始する。進行標識は、プロジェクトが自動的にマイグレーションされていることを確認します。

      注: ワークスペースのマイグレーション中、「問題 」ダイアログ・ボックスが開いて 「ワークベンチのレイアウトを復元できません。理由: ワークベンチの復元中に 問題が発生しました 」というメッセージが表示されます。このエラー・メッセージは、ワークスペースのマイグレーションの成功には何の影響もありません。 エラー・ダイアログ・ボックスの「詳細」ボタンをクリックして 復元できなかったパースペクティブの名前をメモしてから、 「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じてください。

      パースペクティブを復元するには、以下のようにします。
      1. 「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを閉じる (Close Perspective)」 を選択してパースペクティブを閉じる。
      2. 「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く (Open Perspective)」 を選択してパースペクティブを再び開く。
      注: WebSphere Studio V5.1.2 で EGL Web パースペクティブを 使用したエンタープライズ開発言語 (EGL) プロジェクトの場合 : このパースペクティブは Rational Application Developer V6.0 から除去されました。 すべての EGL プロジェクトは、 Rational Application Developer V6.0 で このパースペクティブがなくても安全にマイグレーションされます。 EGL Web パースペクティブを使用した場合は、以下のことを実行してください。
      1. EGL Web パースペクティブを閉じる。
      2. 「設定」 (「ウィンドウ」 > 「設定」) で EGL 機能を使用可能にする。EGL 機能の 使用可能化について詳しくは、オンライン・ヘルプを参照してください。
      3. 「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」を選択し、 Web パースペクティブを選択する。
    2. SCM (ソース・コード管理) システムからロードされた プロジェクトをマイグレーションする: SCM システムに存在する WebSphere Studio 5.1.x からのプロジェクトは、 Rational Application Developer に ロードされたときに自動的に V6.0 にマイグレーションされます。
    3. プロジェクト交換を使用したインポートされたプロジェクトをマイグレーションする: WebSphere Studio V5.1.2 または V5.1.1 からエクスポートされ、 プロジェクト交換フィーチャーを使用して Rational Application Developer V6.0 にインポートされた プロジェクトは自動的に V6.0 にマイグレーションされます。 プロジェクト交換フィーチャーは、 WebSphere Studio V5.1.2 で使用可能であり、 V5.1.1 ではオプションのプラグインでした。
    注:
    • WebSphere Studio V5.1.2 の Portal Toolkit を使用して ポートレット・プロジェクトを開発した場合、 ワークスペースは Rational Application Developer と 互換になるように自動的にマイグレーションされます。 詳しくは、「Rational Application Developer V6.0 での Portal Tools のマイグレーション」を参照してください。
    • V6.0 にマイグレーションされるそれぞれの V5.1.x プロジェクトごとに、 マイグレーション・プログラムは自動的に .compatibility ファイルを V6.0 の プロジェクト・フォルダーに追加します。このファイルは、 WebSphere Studio V5.1.x との後方互換性の目的で使用されます。このファイルを編集または削除しないでください。 詳しくは、「WebSphere Studio V5.1.x との互換性」のセクションを 参照してください。
    重要:
    • マイグレーション中のワークスペースと関連したデバッグ起動構成がある場合、 一部の起動構成が自動的にマイグレーションされませんので注意してください。マイグレーション済み ワークスペースに起動構成を復元する方法については、 「V6.0 でのデバッガーの変更」を参照してください。
    • マイグレーション済みワークスペースのプロジェクトで XSLT デバッガー または EGL デバッガーを使用した場合は、 Rational Application Developer V6.0 と共にインストールされる Java ランタイム環境 (JRE) を変更する必要があります。 この変更方法について詳しくは、「V6.0 でのデバッガーの変更」を 参照してください。
    • V6.0 にマイグレーションされた、エンタープライズ開発言語を使用して開発された プログラムがある場合は、バージョン 6.0 に EGL 用の新規予約語がある点に注意してください。これらの予約語を変数またはパーツ名として使用している場合は、 それを変更する必要があります。「V6.0 の EGL 予約語」を参照してください。
  6. DB2® Net JDBC ドライバーは、 Rational Application Developer V6.0 ではサポートされていません。 DB2 Net JDBC ドライバーを使用して JDBC 接続を作成した場合は、 Rational Application Developer V6.0 で再接続できません。 サポートされる JDBC ドライバーの 1 つを使用するにように接続を変更する必要があります。 V6.0 でサポートされる JDBC ドライバーについて詳しくは、オンライン・ヘルプを 参照してください。
  7. Web または XML ファイル・コンテンツを、Shift_JIS 文字セットを使用し、 ベンダー選択文字を組み込んだ WebSphere Studio Application Developer V5.1.x からマイグレーションした場合は、代わりに Windows-31J 文字セットを指定する必要があります。
  8. WebSphere Studio Application Developer V5.1.x と共に ベンダーのプラグインをインストールした場合は、 V6.0 用の対応するプラグインを入手して再インストールする必要があります。
  9. Rational Application Developer の インストール時にバックレベルの WebSphere V5.x 単体テスト 環境をインストールしており、なおかつ組み込みメッセージング・サービスを使用している場合は、 Rational Application Developer で提供されている バージョンをインストールしてアップグレードしてください。 組み込みメッセージング・サービスについて詳しくは、 「インストール・ガイド 」を参照してください。
  10. Agent Controller が必要な機能を使用している場合は、 Rational Application Developer で提供されているバージョンを インストールしてアップグレードしてください。 詳しくは、「インストール・ガイド 」を参照してください。
  11. VisualAge Generator からマイグレーションするには、 「VisualAge Generator からエンタープライズ開発言語 (EGL) へのマイグレーション・ガイド 」を参照してください。 この文書は、オンライン・ヘルプの「インストールとマイグレーション」セクションの ヘルプ・トピック「VisualAge Generator から EGL マイグレーション・ガイドへのアクセス」 の下に PDF 形式で置いてあります。 最新コピーは、 http://www.ibm.com/developerworks/rational/library/egldoc.html から入手できます。

関連概念
WebSphere Studio V5.1.x との互換性

関連タスク
Web プロジェクトの JavaServer Faces リソースのマイグレーション
ポートレット・プロジェクトでの Faces リソースのマイグレーション
Rational Application Developer V6.0 での Portal Tools のマイグレーション

関連資料
V6.0 でのデバッガーの変更
WDO から SDO へのマイグレーション
V6.0 の EGL 予約語
WebSphere テスト環境の変更

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