以下の説明は、エクスポートにより作成される deployinstructions.txt ファイルの内容の例です。
構成ファイルには、サーバー固有の情報があります。
「エクスポート」ウィザードで指定したポータル・サーバーのみにデプロイしてください。
詳しくは、ポータル・プロジェクトのエクスポートを参照してください。
ポータル・プロジェクトをエクスポートした後、エクスポートされたプロジェクトと同じディレクトリーに作成される deployinstructions.txt ファイル内の手順に従ってください。
deployinstructions.txt ファイルには、ご使用のプロジェクトに該当する説明が記載されています。
2 つのポートレット・プロジェクトから参照されるポートレットを含むポータル・プロジェクトを、手動でデプロイする場合の説明の例を、下記に示します。
後続の手順を開始する前に、次の各ステップを正常に完了しておく必要があります。
- コマンド・プロンプトを開き、Deployment Manager bin ディレクトリーにディレクトリーを変更する。
たとえば、c:\WebSphere\DeploymentManager\bin です。
Deployment Manager がインストールされていない場合は、c:\WebSphere\appserver\bin を使用してください。
- IBM® Rational® Application Developer によってエクスポートされた wps.ear を、このディレクトリーにコピーする。
- wsadmin コマンドを使用して、WebSphere® Portal
EAR を更新する。 このアクションにより、クラスター内の各ノード全体でアプリケーションが自動的に同期化されます。
OS |
wsadmin コマンド |
Windows® |
wsadmin.bat -user [admin_user_id]
-password [admin_password] -c "$AdminApp install wps.ear {-update -appname
wps}" |
Unix |
wsadmin.sh -user [admin_user_id] -password
[admin_password] -c "$AdminApp install wps.ear {-update -appname wps}" |
ここで、
- [admin_user_id] は、管理者のユーザー ID です。
- [admin_password] は、管理者のパスワードです。
注: WebSphere Portal クラスターの構成の更新は、Deployment Manager で行われ、そのクラスター内の他のノードと再同期する必要があります。
クラスター内の個々のノードに更新が行われる場合、Deployment Manager のマスター構成がノードと再同期すると、この更新は失われます。
- 各ポートレット・アプリケーション WAR ファイルを、サーバー上の [wps_home]\installableApps にコピーする。
コピーする必要があるポートレット・アプリケーション WAR ファイルのリストは、次のとおりです。
- StockPortlet.war
- CalendarPortlet.war
- DeployPortlets.xml を [wps_home]\bin にコピーし、同じロケーションから次の XMLAccess コマンドを実行する。
OS |
XMLAccess コマンド |
Windows |
xmlaccess -in DeployPortlets.xml
-user [WpsAdminUser] -pwd [WpsAdminPassword] |
Unix |
xmlaccess.sh -in DeployPortlets.xml
-user [WpsAdminUser] -pwd [WpsAdminPassword] |
- DeployProject.xml を [wps_home]\bin にコピーし、同じロケーションから次の XMLAccess コマンドを実行する。
OS |
XMLAccess コマンド |
Windows |
xmlaccess -in DeployProject.xml
-user [WpsAdminUser] -pwd [WpsAdminPassword] |
Unix |
xmlaccess -in DeployProject.xml -user
[WpsAdminUser] -pwd [WpsAdminPassword] |
- ポータル・サーバー管理ページまで進む。
管理ポートレットを使用して、デプロイされた構成で必要なアクセス制御を設定します。
- ポータル・サーバーが、プロジェクト内のストリングの変更を正しく使用することを保証するために、「[was_home]/installedApps/[node]/wps.ear/WEB-INF/classes/nls」の内容を「[wps_home]/shared/app/nls」にコピーする。 [was_home] と [wps_home] は、WebSphere Application Server と WebSphere Portal Server がそれぞれインストールされているロケーションです。
[node] は、サーバーのノード名です。
ポート 80 以外の HTTP ポートを使用するようにポータル・サーバーが構成されている場合、「-url [portal config url]」パラメーターを XMLAccess コマンドに追加してください。ここで、[portal config url] の形式は、「http://host:port/wps/config」です。
ポータル・プロジェクトにはアクセス制御情報がないので、公開されたポータル・サイト内の管理ポートレットを使用して、適切なアクセス制御を設定してください。