タイミング制約は、メソッド呼び出しまたはメソッド呼び出しシーケンスの所要時間を測定するために、テスト振る舞いコードまたはテスト・データ・テーブル (TDT) に追加する特殊な検証アクションです。
タイミング制約は、テスト振る舞いコード内にメソッド呼び出しの対 (1 つはタイマーを初期化するためのもので、もう 1 つが所要時間を測定するためのもの) として現れます。 それぞれのタイミング制約は、ユーザーがタイミング制約の値を定義できる TDT の 1 行として表示されます。
値は、数種類の論理演算子のいずれかと時間単位を使用して定義できます。 演算子には、<、>、=、<=、および >= があります。 時間単位としては、nanoseconds、milliseconds、seconds、minutes、hours、および days があります。
例えば、1 対のメッセージの完了までの合計時間が 3 秒未満であることを検査するには、テスト・データ・テーブルの行に < 3 seconds という値を定義します。 1 対のメッセージの完了までの合計時間が 2 ミリ秒より大か等しいことを検査するには、テスト・データ・テーブルの行に > = 2 ms という値を定義します。複数のメッセージが時間測定の対象となっている場合は、最初のメッセージが開始メッセージと見なされ、最後のメッセージが終了メッセージと見なされます。