テスト・メッセージの書き込み

始める前に

以下のタスクを実行します。

このトピックでは、テスト・メッセージを使用して、デバッグに役立てる方法について説明します。 このトピックには、以下のセクションが含まれます。

概要

メッセージ・フロー のデバッグを開始するために、最初の MQInput ノードの入力キューにテスト・メッセージを書き込むことによってフローを起動したい場合があります。 このトピックでは、ワークベンチ内のエンキュー・ファイルを構成および使用することにより、テスト・メッセージを書き込む方法を示します。これは、WebSphere MQ Explorer やコマンド行インターフェースを使用してメッセージを書き込む方法の代わりとして行える、簡単で反復可能な方法です。

ヒント: このトピックでは、テスト・データをメッセージに追加するさまざまな方法についても説明します。わずかな量のテスト・データをテスト・メッセージに含めるだけの場合は、データをウィンドウに入力してください。テスト・メッセージに、大量のサンプル・データ (多少の構造化 XML など) を組み込みたい場合は、 まず最初にそのデータを含むファイルを作成するかインポートしてから、エンキュー・ファイルを取得して使用します。 データの作成と追加にどちらの方法を使用するにしても、以下のオプションの節とステップに従ってください。

エンキュー・ファイルを構成して使用する

エンキュー・ファイルを使用してテスト・メッセージを送信できるように、エンキュー・ファイルを構成するには、以下のようにします。

  1. 「ブローカー管理」パースペクティブに切り替えます。
  2. ワークベンチ・ツールバーで、「メッセージをキューに入れる」アイコン メッセージをキューに入れる 上の矢印をクリックします。
  3. ドロップダウン・メニューで「メッセージの挿入...」をクリックして「新規のエンキュー・メッセージ・ファイル」ウィザードを起動します。
  4. デバッグするメッセージ・フローが入っているメッセージ・フロー・プロジェクトを選択します。
  5. 「ファイル名」フィールドで、作成するファイルの名前を入力します (拡張子 .enqueue が自動的に追加されます)。
  6. 「完了」をクリックします。 エンキュー・ファイルが作成されて、その詳細を示すビューが開きます。
  7. このフローのキュー・マネージャーおよび入力ノードのキューの名前を入力します。
    注: キュー・マネージャー名は大/小文字を区別します。
  8. バージョン 6.0 の場合は、エンキューはリモート・キューへのメッセージの挿入をサポートします。値を入力して、キューをホストしているコンピューターのホストとポートを識別します。
  9. 「ファイル」 > 「保管」をクリックして、エンキュー・ファイルを保管します。
  10. オプション: このウィンドウから即時にキューにメッセージを挿入するには、「キューへの書き込み」ボタンをクリックします。
  11. 「メッセージをキューに入れる」アイコン メッセージをキューに入れる 上の矢印をクリックすると、ドロップダウン・メニューにエンキュー・ファイルがリスト表示されます。
  12. メニュー上のこのファイルをクリックして (またはそれがメニューの先頭にあれば、アイコン自体をクリックして)、メッセージをキューに書き込みます。 該当するブレークポイントを設定している場合は、 フロー・デバッガーは次のブレークポイントでフローを一時停止します。

後にエンキュー・ファイルを検索するには、 「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ に切り替えてメッセージ・フロー・プロジェクトのナビゲーション・ツリーを展開します。 エンキュー・ファイルをダブルクリックして、ビュー内で開きます。

オプション: メッセージへのデータの追加

多少のテスト・データをメッセージに即時に追加するには、次のようにします。

  1. エンキュー・ファイルを開いて、「ブラウズ」タブを選択します。
  2. "「メッセージ・データ」"ウィンドウに、テスト・データを直接入力します。
  3. 「一般」タブを選択し、「キューへの書き込み」ボタンをクリックして、テスト・メッセージを挿入します。

オプション: サンプル・データのファイルの使用

作成またはインポートしたサンプル・データを含むファイル (以下の 2 つのセクションを参照) を使用するために、エンキュー・ファイルを取得するには、以下のようにします。

  1. エンキュー・ファイルを開きます。「ファイル名」「ブラウズ」ボタンをクリックします。
  2. "「メッセージの追加」"ウィンドウでファイルを選択し、「OK」をクリックします。
  3. 終了したら、「ファイル」 > 「保管」をクリックします。
  4. エンキューのビューの下部で「ブラウズ」タブを選択すると、ファイル中のデータが表示されます。 データに変更を加えたい場合は、"「メッセージ・データ」"ウィンドウにテキストを入力するか、「リソース・ナビゲーター」ビューで、ファイルをダブルクリックして編集します。
    ヒント: テキストの代わりに XML データ・ファイルを使用してみることにした場合は、必ずメッセージ・フローの入力ノードのプロパティーを編集し、「メッセージ・ドメイン」「XML」に設定してください。 「変数」ビュー内のフロー・デバッガーにメッセージが表示される際に、XML が構文解析され、ツリー中で展開できるようになります。

オプション: メッセージのサンプル・データのファイルの作成

サンプル・データの新規ファイルを作成するには、次のようにします。

  1. 「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブに切り替えます。
  2. 「ファイル」 > 「新規作成」 > 「その他...」をクリックします。
  3. 「単純」をクリックしてから、「ファイル」をクリックします。
  4. 「新規ファイル」ウィンドウで、ファイルを保持するプロジェクトを選択してから、「ファイル名」で、ファイルの名前と拡張子を入力します。 ファイルに XML が含まれている場合は、拡張子が .XML であることを確認してください。
  5. 「完了」をクリックします。 ファイルが作成されて、「リソース・ナビゲーター」ビューに表示されます。ビューと、ファイルに該当するエディター (テキストまたは XML) が開きます。
  6. ファイルを編集し、挿入したいテキストまたは XML データを入力します。
  7. 終了したら、「ファイル」 > 「保管」をクリックします。

これで、オプション: メッセージへのデータの追加のセクションで説明されているように、ファイルを選択できるようになりました。 ファイルをダブルクリックして適切なエディターで開くこともできます。

オプション: メッセージのサンプル・データの既存ファイルのインポート

テスト・メッセージ中で使用したいサンプル・データを含むファイルがすでにコンピューター上にある場合は、以下のステップを使用して、データをワークベンチ にインポートします。 ファイルに XML が含まれている場合は、 拡張子が .XML であることを確認してください。

注: 以下のようにファイルをインポートし終えたら、ファイルのコピーが、構成用の他のすべての ワークベンチ・ファイルと共に ワークベンチ データ・スペースに格納されます。元のファイルが直接使用されることはなくなります。

サンプル・データの既存のファイルをインポートするには、次のようにします。

  1. 「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブに切り替えます。
  2. 「ファイル」 > 「インポート」をクリックします。
  3. ウィザードのリストで、「ファイル・システム」を選択して、「次へ」をクリックします。
  4. 「ディレクトリー」で、「ブラウズ」ボタンをクリックして、ファイルを含むフォルダーにナビゲートしてから「OK」をクリックします。 フォルダー内のファイルのリストが表示されます。
  5. ファイルのリストで、インポートするファイルの隣のチェック・ボックスを選択します。
  6. 「フォルダー」で、「ブラウズ」ボタンをクリックし、ファイルを保持するプロジェクトを選択します。
  7. 「完了」をクリックします。

「リソース・ナビゲーター」で、選択したプロジェクトの中にファイルが表示され、このページの「オプション: メッセージへのデータの追加」セクションで述べられているように、選択することができます。 ファイルをダブルクリックして、適切なエディターで開くこともできます。

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