WebSphere MQ Event Broker バージョン 2.1 コマンドの名前は、"mqsi" ではなく、"wmqps" という接頭部で始まります。 さらに、WebSphere MQ Event Broker コマンドおよび WebSphere MQ Integrator Broker コマンドは、WebSphere Message Broker コマンドの保管先とは異なるディレクトリーに保管されます。 WebSphere MQ Event Broker または WebSphere MQ Integrator Broker コマンドを発行する (シェル・スクリプトのような) プログラムがある場合、WebSphere Message Broker に付属している migration.sh というシェル・スクリプトを実行することにより、マイグレーション後にもこれらのプログラムを未変更のまま使用し続けることができます。 migration.sh は WebSphere Message Broker コマンドへの必要なシンボリック・リンクを作成します。
オペレーション・システム | migration.sh の完全修飾パス名 |
---|---|
AIX | /usr/opt/mqsi/sample/migration/migration.sh |
HP-UX |
/opt/mqsi/sample/migration/migration.sh |
migration.sh はシンボリック・リンクを作成することによって機能するため、WebSphere Message Broker に対する保守更新を適用した後再びこれを実行する必要はありません。
migration.sh は、WebSphere MQ Event Broker バージョン 2.1 または WebSphere MQ Integrator Broker バージョン2.1 からマイグレーションしてきた場合だけ実行してください。 WebSphere MQ Integrator バージョン 2.1 からマイグレーションした場合は、これを実行する必要はありません。
WebSphere MQ Event Broker バージョン 2.1 コマンドの名前は、"mqsi" ではなく、"wmqps" という接頭部で始まります。WebSphere MQ Event Broker コマンドを発行する (バッチ・プログラム (またはバッチ・ファイル) のような) プログラムがある場合、WebSphere Message Broker に付属している migration.bat というバッチ・プログラムを実行することにより、マイグレーション後にもこれらのプログラムを未変更のまま使用し続けることができます。 migration.bat は、対応する WebSphere MQ Event Broker コマンドがある WebSphere Message Broker の各コマンドのコピーを作成し、コピーされたコマンドに WebSphere MQ Event Broker 名を与えます。
migration.bat はディレクトリー WBIMB¥sample¥migration にあります。 ここで、WBIMB は、WebSphere Message Broker をインストールしたディレクトリーの完全修飾パス名です。 migration.bat をこのディレクトリーから実行する必要があります。
migration.bat は WebSphere MQ Event Broker バージョン 2.1 からマイグレーションした場合にのみ実行してください。 WebSphere MQ Integrator Broker バージョン2.1 または WebSphere MQ Integrator バージョン 2.1 からマイグレーションした場合はこれを実行する必要はありません。
migration.bat はコマンドをコピーすることによって機能するので、WebSphere Message Broker に保守更新を適用するたびにこれを実行する必要があります。