ブローカー・ドメインは、そのブローカーをサポートするデータベースを必要とします。
(構成マネージャーおよびユーザー・ネーム・サーバーには、データベース・アクセスに関する要件はありません)。
また、ブローカーは、ユーザー・データベースにアクセスするメッセージ・フローをホストすることができます。 以下の制約事項に応じて、ローカル・システム上、またはリモート・システム上でのデータベースの作成および構成を選択できます。
- ブローカー表に、ローカル・データベース、またはリモート・データベースを使用できる。
ただし、z/OS または OS/400 上ではリモート・データベースはアクセス不可能である。
- 以下のオペレーティング・システムの制約事項に応じて、ブローカー表に、ローカル・データベース、またはリモート・データベースを使用できる。
- iSeries 上のデータベース
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- iSeries (OS/400) 上のデータベース・サポートは DB2 のみである。
- OS/400 インストールは V5R2 または V5R3 でなければならない。
- Linux、UNIX、および Windows の場合、DB2 Connect を使用して接続できる。
Windows の場合のみ、iSeries Access for Windows も使用できます。
- ラージ・データベース・オブジェクト (LOB) はサポートされない。
- グローバル整合 (XA) トランザクションはサポートされない。
- メッセージ・フロー内の New Era of Network ノードは iSeries データベースにアクセスできない。
- DB2 Connect によってリモート・データベースへのアクセスが提供される場合のみ、ストアード・プロシージャーを呼び出すことができる。
- z/OS 上のデータベース
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- z/OS 上のデータベース・サポートは DB2 のみである。
「Program Directory for WebSphere Message Broker for z/OS」または「Program Directory for WebSphere Rules and Formatter
Option for z/OS」を参照してください。
- Linux、UNIX と Windows で DB2 Connect を使用しなければならない。
- DB2 Universal Database for z/OS V7.1 ではラージ・データベース・オブジェクト (LOB) はサポートされない。
「Program Directory for WebSphere Message Broker for z/OS」または「Program Directory for WebSphere Rules and Formatter
Option for z/OS」を参照してください。
- WebSphere Information Integrator サポート
- WebSphere Information Integrator for Linux、UNIX および Windows バージョン 8.2、および WebSphere Information Integrator Classic Federation for z/OS バージョン 8.2 で、ブローカーはユーザー・データについて WebSphere Information Integrator データベースにアクセスできます。
z/OS の場合、これは以下の z/OS データ・ソースを使用した直接 SQL 接続を提供します。
- IMS
- VSAM
- ISAM
- 順次ファイル
- CA-IDMS
- CA-Datacom
- Software AG ADABAS
- DB2
WebSphere Information Integrator Classic Federation for z/OS バージョン 8.2 は、2 フェーズ・コミットをサポートしていません。デフォルト・オプションの RRSAF (リカバリー可能リソース管理プログラム・サービス接続機能) ではなく、CAF (呼び出し接続機能) を使用してすべての ODBC 接続をセットアップする必要があります。
- リモート・データベースの使用を選択する場合、データベースへの ODBC 接続を正しく構成しなければならない。
詳しくは、現在使用しているデータベース製品の文書を参照してください。
ご使用の環境および要件に最適なオプションを決定するには、またリモート・データベース・アクセスを構成する方法について詳しくは、WebSphere Message Broker で使用しているデータベース製品の文書を参照してください。