メールの王様 バージョン 1.0 修正プログラム この文書はメールの王様1.0の初期バージョンから、現在のバージョンに至るまで の主な変更点、および、使用する上での注意事項について記述しています。 内容:   1.ご使用上の注意点   2.修正の適用方法   3.バージョン番号の確認方法   4.ViaVoice を使って音声で使用する場合の注意事項   5.ViaVoice 98 を使って音声で使用する場合の注意事項   6.「声で Aptiva!」を使って音声で使用する場合の注意事項   7.メールの王様 1.0 から 1.0.1 への主な変更点   8.メールの王様 1.0.1 から 1.0.3 への主な変更点     (バージョン1.0.2は体験版のみしかありません。)   9.メールの王様 1.0.3 から 1.0.3.2 への主な変更点  10.メールの王様 1.0.3.2 から 1.0.4 への主な変更点  11.メールの王様 1.0.4 から 1.0.4.2 への主な変更点  12.メールの王様 1.0.4.2 から 1.0.5 への主な変更点  13.メールの王様 1.0.5 から 1.0.5.2 への主な変更点  14.メールの王様 1.0.5.2 から 1.0.6.2 への主な変更点     (バージョン1.0.6は体験版のみしかありません。)  15.メールの王様 1.0.6.2 から 1.0.6.3 への主な変更点  16.メールの王様 1.0.6.3 から 1.0.7 への主な変更点  17.メールの王様 1.0.7 から 1.0.7.2 への主な変更点  18.メールの王様 1.0.7.2 から 1.0.7.3 への主な変更点 ==================== 1.ご使用上の注意点 ==================== この修正プログラムは、コンピュータに正しくインストールされている「メールの 王様 バージョン 1.0」(および、バージョン1.0に過去の修正プログラムが 適用されているもの)に対してのみ適用可能です。体験版等に適用することはでき ません。 また、既にこの修正プログラムが適用されている場合、インストールの途中で 「ご使用中のバージョンはすでに修正されています。」というメッセージが表示さ れ、インストールは中止されます。 ================== 2.修正の適用方法 ================== 次の2つの修正プログラムがあります。 km1073dc.exe メールの王様プログラムを修正し最新版にするプログラム。 km1073dm.exe メールの王様ユーザーズガイドを更新するプログラム。 メールの王様バージョン 1.0 がインストールされているシステムで実行すると、 修正を適用します。修正後のバージョンは、1.0.7.3なります。 ユーザーズガイドが不用の場合には、km1073dm.exe は必要ありません。 1) メールの王様が起動中の場合には、まず、終了させてください。 2) エクスプローラーで修正プログラムの入っているフォルダを開き、 km1073dc.exe をダブルクリックして実行します。 3)「ようこそ」のウィンドウがでたら[ 次へ ]ボタンを押します。 4) 修正の確認のウィンドウが表示されるので、[ 次へ ]ボタンを押すと修正が 始まります。 5)「セットアップはメールの王様の修正を終了しました。」と表示されれば、 修正完了です。 ユーザーズガイドを更新する場合は、km1073dm.exe を実行し、同様の操作で完了 してください。 修正後は、メールの王様のバージョン番号を確認してください。 ============================ 3.バージョン番号の確認方法 ============================ 1) メールの王様を起動します。 2) メニューバーから、[ヘルプ]->[バージョン情報] を選択します。 3) メールの王様のバージョンが表示されます。 修正後のバージョン番号は「1.0.7.3」です。 ================================================= 4.ViaVoice を使って音声で使用する場合の注意事項 ================================================= ● 音声辞書   「メールの王様」で使用する語句の中には、その発音が ViaVoice の音声辞書に   入っていないものがあります(例:BCC)。これらの語句に関しては、「メー   ルの王様」で別途音声辞書を提供しています。   すでに ViaVoice が導入済みのPCに後から「メールの王様」を導入する場合に   は、「メールの王様」の導入プログラムが自動的に上記音声辞書を ViaVoice の   音声辞書ディレクトリにコピーします。   逆に、「メールの王様」が導入してあるPCに後から ViaVoice を導入する場合   には、ViaVoice の導入後に、手動で、上記音声辞書を ViaVoice の音声辞書ディ   レクトリにコピーする必要があります。「メールの王様」のフォルダにこの音声   辞書をコピーするツールがありますので、以下の手順で行ってください。   1)[スタート]ボタンから、[プログラム]−>[メールの王様1.0]−>     [ViaVoice 辞書の設定]を選択します。   2)「ViaVoice の辞書に追加」を選択すると、辞書のコピーが行われます。   3)最後に、確認のメッセージが表示されますので、[OK]ボタンを押すと、     操作完了です。   「メールの王様」の音声辞書ファイルは、"kmail.ppl" という名前です。また、   上記のツールで一度 ViaVoice の音声辞書ディレクトリにコピーした辞書を削除   することもできます。   音声辞書ファイルが ViaVoice の音声辞書ディレクトリにコピーされていないと、   「メールの王様」の起動時に、     「グラマーベースのボキャブラリを定義することができません。」   というメッセージが表示され、その状態で使用した場合には、ディクテーション   やいくつかの音声コマンドを使用することができません。上記のツールで、音声   辞書ファイルのコピーを行ってください。また、コピーを行った後は、ViaVoice   を含め、音声入力を使用しているすべてのアプリケーションをいったん終了して   ください。ViaVoice の音声認識エンジンを一度終了させないと、コピーした音   声辞書は反映されません。 ● 音声で操作するモード/音声で操作しないモード   ViaVoice が導入されていて、音声辞書が正しくコピーされている場合には、   「メールの王様」は「音声で操作するモード」になります。「音声で操作するモー   ド」になっていないと、ディクテーションやいくつかのボイスコマンドを使用する   ことができません。「音声で操作するモード」になっているかどうかは、[表示]   メニューの[ボイスコマンド]項目が選択可能かどうかで調べることができます。   [ボイスコマンド]項目が選択不可の状態(グレーの状態)の場合には、「音声で   操作するモード」にはなっていません。つまり、「音声で操作しないモード」に   なっています。   また、メニューより[設定]−>[カスタマイズ]−>[全般]を選択し、「音声   による操作を行えるようにする」の項目のチェックをはずすと ViaVoice が導入   されていても、「音声で操作しないモード」にすることもできます。音声で操作し   ない場合には、このチェックをはずしておくと、起動が速くなり、また、メモリー   の使用量の節約にもなります。   「音声で使用するモード」では、ViaVoice が必要とするシステム要件を満たして   いないと、快適なパフォーマンスが得られないことがあります。   「音声で使用しないモード」では、ViaVoice の必要とするシステム要件を満たし   ている必要はありません。 ● ディクテーション   ディクテーションとは、音声でテキストを入力することです。「メールの王様」   では、メールの本文と件名の入力でディクテーションをサポートしています。   ディクテーションは、「音声入力開始」で始まり、「音声入力終了」で終わりま   す。また、マウスなどを使ってフォーカスを他のウィンドウに移動した場合にも   終了します。   ディクテーションを行うにあたって以下の制限事項があります。   ◆ ディクテーションで入力したテキストは、ディクテーションを終了した後、     「テキストの修正」で、修正する(語句の他の候補を表示し切り替える)こ     とができますが、この修正に関する情報は、ディクテーションを行ったウィ     ンドウが破棄されると失われます。よって、一度、草稿として保存し、メー     ル作成ウィンドウを終了した後、「草稿の再編集」で新たに編集を再開した     場合には、「テキストの修正」を行うことができません。   ◆ ディクテーションマクロエディタで作成したテンプレートはサポートしてい     ません。よって、ディクテーションマクロは展開されません。   ◆ 「音声で操作するモード」では、件名入力フィールドと本文入力エリアは、     常に「挿入モード」になります。また、編集メニューの「元に戻す」も使用     することができません。   ◆ ディクテーション中は、キーボードから、かな漢字変換で入力することはで     きません。入力する場合には、ディクテーションを終了してから行ってくだ     さい。また、逆に、かな漢字変換の未確定文字列がある状態では、     「音声入力開始」コマンドによって、ディクテーションを開始することはで     きません。 ● 呼び出し名   アドレス帳のエントリーの項目として「呼び出し名」が追加されました。「呼び   出し名」とは、宛先やcc入力フィールドで、音声でアドレスを入力する場合に   使用する名前です。「呼び出し名」の使用方法/設定方法に関しては、「声で使   うためのガイド」を参照してください。「呼び出し名」の設定に関しては、以下   の注意事項があります。   ◆ 同じ読みで違う文字のものは使用できません。       例えば、岡部(おかべ)と岡辺(おかべ)など。     これらを登録した場合には、宛先フィールドで「おかべさん」と言っても、     どちらか片方しか認識されません。   ◆ 「呼び出し名」に設定した名前の発音が ViaVoice の音声辞書に無い場合に     は、「〜に対する音声が登録されていません。」というメッセージが表示さ     れます。この場合には、ボイスセンターの[トレーニング]で、「呼び出し     名」に指定した単語を登録してください。     また、「呼び出し名」の候補の一覧は、「メール作成」ウィンドウのメニュー     から、[表示]−>[呼び出し名]で表示させることができます。 ● ViaVoice 使用中には、メール受信時などに音を鳴らすことはできません。 ● ViaVoice のボイスセンターを起動したまま、「メールの王様」のメニューから   [設定]−>[カスタマイズ]−>[エディット]で、フォントのサイズの変   更は行わないでください。フォントのサイズを変更する場合には、ボイスセン   ターを終了させた状態で行ってください。 ==================================================== 5.ViaVoice 98 を使って音声で使用する場合の注意事項 ==================================================== ● ViaVoice 98 では、ディクテーション中にもメニューなどの操作(ナビゲーショ   ン機能)を行なうことが可能になり、ディクテーションモードとナビゲーション   モードの区別を無くしていますが(モードレス方式)、「メールの王様」では、   そのようなモードレス方式は採用していません。「メールの王様」でのディクテー   ションは、従来通り、「音声入力開始」で開始し、「音声入力終了」で終了しま   す。また、ディクテーション中は、メニューの操作などのナビゲーション機能は   使用できません。 ======================================================== 6.「声で Aptiva!」を使って音声で使用する場合の注意事項 ======================================================== ● 「声で Aptiva!」プログラムは、「メールの王様」のように音声認識機能が組み   込まれたアプリケーションに対応していません。よって、「声で Aptiva!」プロ   グラムとともに使用する場合には、[設定]−>[カスタマイズ]−>[全般]   の「音声による操作を行なえるようにする」というチェックをはずし、   「メールの王様」の音声認識機能を使わない状態にして、使用してください。   また、この場合、「メールの王様」の音声認識機能である、音声によるアドレス   の呼び出しや、ディクテーションなどの機能は使用できなくなります。 ====================================================== 7.メールの王様 1.0 から 1.0.1 への主な変更点 ====================================================== ● 「メール表示」ウィンドウの「送信者別」ツリービューの「未登録アドレス」を アドレス帳に登録できるようになりました。アドレスの上でマウスを右クリック して表示されたメニューから「アドレス情報登録」を選択します。 ● 「メール表示」ウィンドウの「フォルダ別」ツリービューで、閉じた状態のフォ ルダのサブフォルダに未読のメールがある場合、親フォルダに未読マークが表示 されないため、未読のメールがあるかどうか分からないという問題がありました。 未読メールを含むフォルダの全ての親フォルダに未読のマークを表示するように 変更しました。この場合、親フォルダーには未読のメールがなくても、未読マー クが表示されます。 ● 「受信フォルダ」や「未送信フォルダ」など、始めから存在するフォルダに フォーカスがあると、新規フォルダを作成できませんでした。フォルダ以外の部 分をクリックしてフォルダからフォーカスをはずすと新規フォルダを作成できる ようになりますが、分かり難く、手間もかかるので、これらのフォルダにフォー カスがある場合には、フォルダ階層の最上位に新規フォルダを作成するように変 更しました。 ● 「メール表示」ウィンドウで、メールの一覧表示とメール表示の間にあるスプリッ ター上に、現在のメールの一覧の中にある未読メールの数を表示するように変更 しました。 ● 「メール表示」ウィンドウのメールの一覧表示で各メールのサイズ(バイト数) を表示するように変更しました。ただし、草稿メールに関しては、「未定」と表 示されます。また、未送信フォルダ内のメールに関してはサイズを表示しますが、 それらのメールが送信される時には、新たにいくつかのメールヘッダーが付加さ れるので、実際に送信されるメールは表示された値より若干大きくなります。 ● メールの一覧表示のコンテキストメニューに「読んだことにする」および 「未読に戻す」が加わりました。それぞれ、選択されているメールを既読、未読 状態に変更します。 また、未読メールを表示してから、既読状態になるまでの時間の最低値は2秒で したが、0秒から指定できるようになりました。ただし、0秒を指定しても実際 には、0.3秒程度たってから既読状態になります。 ● 「メール表示」ウィンドウでメールを消去するとメールの一覧表示がスクロール してしまうことがあるという問題を修正しました。 ● 表示されたメール中にある添付物はアイコンのみの表示でしたが、添付物に関す る説明やファイル名がある場合にはそれらも表示するようにし、添付物が何であ るか分かりやすくしました。 ● メール本文中のURLをクリックしてブラウザを起動するためにはインターネッ トエクスプローラーに付属してくる "URL.DLL" という DLL が必要でしたが、 Netscape Navigator 3 が導入されている場合に限り、"URL.DLL" が無くても、 Navigator を起動するように変更しました。 ● インターネットショートカットの作成時にエラーが表示されてショートカットを 作成できないという問題を修正しました。 ● 表示されたメール中のアドレスで "abc.def@power.ibm.com" のように、"@" の 左側に "." (ピリオド)がある場合、アドレスが正しく認識されないという問題 を修正しました。 ● 「メール表示」ウィンドウで、表示されているメールを削除した際、メールは削 除されたにもかかわらず表示されたままになるという問題を、表示をクリアする ように変更しました。 ● スクロールバーをクリックしてスクロールさせる時のスクロール量がおかしいと いう問題を修正しました。 ● IBMスクロールポイントマウスでスクロールができないという問題を修正しま した。 ● 「メール表示」ウィンドウのウィンドウの位置が保存されるようになりました。 「メール表示」ウィンドウは、[ファイル]->[新規メール表示ウィンドウ] を を選択して複数たちあげることができますが、2つ目以降の「メール表示ウィン ドウ」に関しては、1つ目と全く同じ位置に重なるのをさけるため、保存されて いる位置とは違う位置に表示されます。また、複数たちあげた場合には、最後に 閉じた「メール表示」ウィンドウの位置が保存されます。 ● ツールバーおよびステータスバーの表示/非表示状態が保存されるようになりま した。 ● かな漢字変換中に、メール表示ウィンドウが手前に出てくる、また、漢字入力が 全く入力できなくなることがあるという問題、および、IMEのツールバーが消 えるという問題を修正しました。 ● 「メールの送信」メニューを「ファイル」メニューに追加しました。これにより、 受信をおこなわずに「未送信フォルダ」のメールを送信することができるように なりました。 ● ダイヤルアップ接続の場合、メールの送受信後、電話回線を切断しないようにす   ることが指定できるようになりました。メインメニューより[設定]−>   [メールサーバーの設定]−>[詳細設定]を選択し、「送受信終了後電話回線   を切断しない」をチェックしてください。この指定は、メールサーバーごとの指   定で、ツールバーボタンやメニューから、手動で送信/受信を行った場合にのみ   有効です。 ● 「未送信フォルダ」にメールがある状態で、プログラムを終了しようとした場合 には、メールを送信するかどうかメッセージを表示するようになりました。 [設定]−>[カスタマイズ] を選択し、「アプリケーション終了時に未送信フォル   ダをチェックする」という項目をチェックしてください。 ● タイトルバーに現在のサーバーレコード名を表示するように変更しました。サー バーレコード名とは「メールサーバーの設定」ダイアログで指定するメールサー バーを識別する名前です。 ● 大きなメールの送受信中に送受信が行われているにもかかわらず、タイムアウト してしまうという問題を修正しました。 ● 送信メールの Content-Desposition ヘッダーのフィールドの区切り記号、 ";" (セミコロン)が抜けていたため、送信したメール内の添付物のファイル名が 受信された際に正しく認識されないという問題を修正しました。 ● 送信メールに付ける Message-ID のドメイン名の生成に関する新たなオプション として、メールサーバーごとに固定のドメイン名を指定できるようになりました。 Message-ID とは、メールをユニークに識別するために付けられるIDで、メール のヘッダーに付加されます。Message-ID は次のようなフォーマットです。 Message-ID: <886050321.148@power.ibm.com> この、"@" から最後の ">" までの間がドメイン名が入る部分です(この例では、 "power.ibm.com" がドメイン名)。 Message-ID は通常自動的に生成され送信メールに付加されますが、環境によって は正しい Message-ID が設定されない場合があります。このような場合のオプ ションとして、 ◆ Message-ID を生成しない この場合はメールサーバー側で Message-ID が生成されます。 ◆ Message-ID に使うドメイン名を指定する こちらが今回加わったオプションです。 があります。どちらも「メールサーバーの設定ダイアログ」の詳細設定の中で 指定します。 正しい Message-ID が生成されているかどうかを確認するには、自分宛にテスト メールを送り、それを受信してみて、メニューバーから [メール]->[生データ表示] を選択し、メールヘッダーの中の、 "Message-ID: ..." という文字列を探します。ドメイン名の部分が、"." を含ま ない名前(例えば、"default" や "aptiva" など使用している PC に付けた名前) になっている場合や、"sorry.but.unknown" という文字列になっている場合(こ の文字列は、メールの王様がドメイン名を生成できない場合に使っています)に は、上記のオプションのどちらかを設定してください。 ● 「選択受信」ウィンドウで、今までステータスバーに表示されていたメールサー バー名はタイトルバーに表示するようなりました。また、ステータスバーには、 「選択受信」ウィンドウとメールサーバーとの間の通信状況を表示するようにし ました。 ● 選択受信ウィンドウのカラム幅が保存されるようになりました。 ● インポート対象のアドレス帳の種類として、「電信8号」および UNIX で使われ る MH の形式が新たに加わりました。これにより、以下のメーラーからアドレス 帳をインポートすることができます。 ◆ Eudora Mail Pro 2.3-J/3-J ◆ Netscape Navigator 3 ◆ CSV 形式 ◆ 電信8号 ◆ MH (SJIS および EUC) また、Eudora のアドレス帳で、インポートできない場合があるという問題を修正 しました。 ● Netscape Navigator 3.0 を導入した環境だと、お絵描きウィンドウで作成した JPEG イメージの拡張子が ".jpg" ではなく、".jpe" となり、一部のプログラム では JPEG ファイルとして認識されないという問題に関して、拡張子は常に ".jpg" になるように変更しました。 ● 「お絵描き」ウィンドウで作成した絵を「メール作成」ウィンドウで表示した時 にでる説明(Content-Description ヘッダー)のデフォルトが 「ビットマップイメージ」となり、BMP 形式のイメージと間違いやすいという点 に関して、「ビットマップイメージ」の代わりに「お絵描きパート」と表示する ようにしました。なお、作成しているメールのこの部分は書き換えることができ ます。適切な説明を付けると、メールの受信者にとって分かりやすくなります。 ● RLE 圧縮された BMP フォーマットのイメージファイルが、 「メール作成」ウィンドウのイメージブラウザーや「お絵描き」ウィンドウで表 示されない、または、真っ黒なイメージが表示されることがあるという問題を修 正しました。 ● ユーザー名や署名など、一部のダイアログでは、半角カタカナがそのまま入力で きるという問題がありましたが、全角に変換するように修正しました。 ● 「ユーザー管理ツール」でユーザーを削除する際、プログラムが異常終了するこ とがあるという問題を修正しました。 ========================================================== 8.メールの王様 1.0.1 から 1.0.3 への主な変更点 ========================================================== ● ViaVoiceに対応しました。これによって、「メールの王様」の種々の   機能を声で使用することができるほか、メールの本文を直接声で入力したり、   宛先を簡単に声で指定したりすることができるようになりました。使用方法の   詳細に関しては、「声で使うためのガイド」をご覧ください。「声で使うため   のガイド」は、「メールの王様」導入時にマニュアルの導入を指定すると、導   入されます。また、本リリースノートの『1.ViaVoice を使って音声で使用   する場合の注意事項』も参照してください。 ● メニュー項目やダイアログウィンドウの項目の名前に変更があります。また、一   部のダイアログの項目に関しては、他のダイアログに移動したものがあります。   これらの変更に関しては、ユーザーズ・ガイドの記述とは異なりますので注意   してください。以下に、主な変更を列挙します。   ◆ メインメニューの[設定/管理]メニューを[設定]メニューに変更しま     した。   ◆ [カスタマイズ]ダイアログの[表示/整理]タブは、[表示]タブに変     更しました。   ◆ [カスタマイズ]ダイアログには、新たに[全般]タブを追加しました。   ◆ [カスタマイズ]ダイアログの[表示/整理]タブにあった、「アプリ     ケーション終了時に未送信フォルダをチェックする」という項目は、     [全般]タブに移動しました。   ◆ アドレス帳ウィンドウで使用していた「エイリアス」という言葉は、「アド     レス帳エントリー」または、「ニックネーム」という言葉に変更しました。   ◆ アドレス帳ウィンドウで使用していた「プライマリーアドレス」および、     「セカンダリーアドレス」という言葉は、それぞれ、「主アドレス」および、     「副アドレス」という言葉に変更しました。 ● 大きなメールを表示する時のパフォーマンスを改善しました。また、ある大きさ   以上のメールを表示すると、内側にもう1つのスクロールバーが表示され、操作   性が悪くなることがありますが、その限界値を大きくし、2つ目のスクロールバー   が表示される場合が少なくなるようにしました。 ● 「メールの巡回チェック機能」を追加しました。   複数のメールサーバーに対して、一度の操作で各サーバーに到着しているメール   を受信することができるようになりました。   メインメニューより[ファイル]−>[メールの巡回チェック]を選択すると、   現在定義されているメールサーバーのリストが表示されます。各メールサーバー   ごとに、メールの到着をチェックし、受信するかどうかを指定できます。デフォ   ルトでは、すべての定義されたメールサーバーをチェックする指定になっていま   す。この設定は、[設定]−>[メールサーバーの設定]−>[詳細設定]の中   の「巡回リストに加える」というチェックボックスで切り換えることができます。   また、[設定]−>[カスタマイズ]−>[全般]の中の「メールの巡回チェッ   ク時にサーバーの一覧を表示する」のチェックを外すと、[ファイル]−>   [メールの巡回チェック]を選択した時に、メールサーバーのリストを表示せず、   すぐにチェックを開始するように指定できます。 ● メールサーバーへのメールの到着時に音を鳴らすことができるようになりました。   設定方法は、   1)メインメニューより[設定]−>[メールサーバーの設定]−>[詳細設定]     を選択し、「メールのチェック」を指定します。また、同時に、チェックす     る時間間隔も指定します。(指定した時間間隔で、メールサーバーに接続し     ますので、ダイヤルアップで使用する場合には、あまりお勧めできません。     また、あまり、短い間隔を指定すると、頻繁にメールサーバーに接続し、     メールサーバーに負荷がかかりますので注意してください。)   2)[メール到着時の通知方法]ボタンを押します。   3)「以下のファイルを使用して音で通知」をチェックし、音ファイル(WAV     ファイル)を指定してください。なお、ご使用のパソコンにサウンドカード     が無い場合には、音ファイルを指定することはできません。   制限事項として、ViaVoice を使用している時には、音を鳴らすことはできませ   ん。   なお、同[詳細]ウィンドウにある、「ダイアログで通知」をチェックすると、   メールの到着時にダイアログウィンドウを表示することもできます。   また、メールの王様では、メールサーバーを複数定義して切り換えて使用するこ   とができますが、現在指定されていないメールサーバーに関してもメールの到着   チェックを行う場合には、「メールサーバーを切り換えてもチェックする」とい   う項目にチェックをしてください。   同様に、メールの自動受信(メールがメールサーバーに到着すると自動的に受信   する機能)を行う場合にも、メールを受信した時に音を鳴らすことができるよう   になりました。同[詳細]ウィンドウにある、「メールが届いていたら自動的に   受信する」をチェックし、[受信時の通知方法]ボタンを押して、通知方法を設   定してください。 ● メールの王様起動時に自動的にメールサーバーからメールを受信するように指定   することができるようになりました。対象となるメールサーバーは、上述の   「メールの巡回チェック機能」で指定されたメールサーバーになります。   メインメニューより、[設定]−>[カスタマイズ]−>[全般]を選択し、   「起動時に巡回リストにあるサーバーから受信する」をチェックしてください。 ● ダイヤルアップ接続のユーザーIDとパスワードを入力するダイアログは、1度   パスワードの保存をしていすると表示されなくなりますが、これを、常に表示す   る設定にできるようにしました。パスワードの保存を指定していて、パスワード   を変更する必要が生じた場合、この設定を変更して、ダイアログを表示させて行っ   てください。   設定は、[設定]−>[カスタマイズ]−>[全般]の「ダイヤルアップパスワー   ドを常に入力する」をチェックしてください。 ● Reply-To に入れるアドレスや From ヘッダーに入れる名前をメールサーバーご   とに指定できるようになりました。メインメニューより[設定]−>   [メールサーバーの設定]−>[ユーザー情報設定]を選択して、入力します。   同様の設定は、[設定]−>[ユーザー情報の設定]でも行えますが、メールサー   バーごとの設定の方が優先されます。 ● 「メール表示」ウィンドウに以下のツールバーボタンを追加しました。   ◆ [引用]ボタン(左から3番目のボタン)     このボタンはトグルボタンで、押されていると、返信時に元のメールを引用     します。メインメニューの[メール]−>[返信時に元メールを引用する]     と同じ機能です。   ◆ [アドレス帳]ボタン(右から2番目のボタン)     このボタンを押すと「アドレス帳」ウィンドウを起動します。メインメニュー     の[設定]−>[アドレス帳ウィンドウ]と同じ機能です。 ● ツールバーボタンに文字列を表示する。   ツールバーのボタンのアイコンの下にそのボタンの機能を示す文字列を表示でき   るようにしました。デフォルトの設定では表示しませんので、メインメニューよ   り[表示]−>[ボタンの文字列]を選択してください。 ● メールデータの修復機能を追加しました。   この機能は、何らかの障害等により、メールデータが読めなくなった場合に、全   メールデータを走査し、メールデータとメール管理データ(キャッシュ等)との   間の矛盾を修復します。   メールの王様では、メールデータの書き込み/変更には、細心の注意を払って行っ   ていますので、メールデータが失われることは、まずありませんが、障害等が発   生したために起動中の「メールの王様」を終了せずに、パソコンの電源を切り、   再立ち上げしたような場合には、メールデータとメール管理データとの間に矛盾   が生じることがあります。障害後に、「メールの王様」を立ちあげてみた時に、   「あるはずのメールが見つからない」、というようなことが起きた場合に、この   機能を使用します。   この操作は、メールデータをすべて走査し、また、修復が必要な場合には、メー   ル管理データを変更するので、実行には注意が必要です。修復の前に、現在のメー   ルデータのバックアップをとっておくことをお勧めします。また、この機能を実   行中には、パソコンの電源を切るなどして、中断させないように注意してくださ   い。他のアプリケーションプログラム等も終了し、できるだけ安全な状態で実行   するようにしてください。   ≪操作方法≫   1)メインメニューより[設定]−>[メールデータの修復]を選択。   2)表示されるダイアログウィンドウから[保存先フォルダの選択]ボタンを押     す。   3)「紛失メール」、「迷子メール」の保存先フォルダを指定する。     「紛失メール」とは、メール管理データ(キャッシュ)は存在するが、メー               ルの本体は失われたものです。削除したメールのメー               ル管理データがきれいに削除されなかった場合に、こ               のようなメールが現れます。(メールの本体が無いの               で、クリックしても何も表示されません。)     「迷子メール」とは、メールデータは存在するが、対応するメール管理デー               タが存在しないものです。これは、受信したメールの               メール管理データを作成する前に障害等で異常終了し               てしまった場合などに現れます。     メールデータの修復結果は、デフォルトでは[探し物]という名前のフォル     ダ(このフォルダは自動的に作られます)の下に、それぞれ、[紛失メール]、     および、[迷子メール]というサブフォルダが自動的に作られ、そこに集め     られます。結果を保存する別のフォルダを指定することもできます。   4)保存先フォルダの指定が終了したら[OK]ボタンを押して、「保存先フォ     ルダの選択」ダイアログを閉じます。   5)[開始]ボタンを押すと修復を開始します。     この作業はメール数が多いと時間がかかります。   なお、「紛失メール」、「迷子メール」ともに見つからなかった場合には(つま   り正常な場合)、作業終了後「問題のあるデータはありませんでした。」という   メッセージが表示されます。また、この場合、保存先フォルダも作成されません。 ● タブキーによるフォーカス移動   「メール表示」ウィンドウ、「メール作成」ウィンドウ、および、「アドレス帳」   ウィンドウでは、タブキーでウィンドウ内を移動できるようになりました。バッ   クタブキー(シフトキーを押したままタブキーを押すこと)を使うとタブキーと   は反対の方向に移動します。   タブキーをフォーカスの移動に使用するため、「メール作成」ウィンドウのテキ   スト入力では、タブ文字は入力できなくなりました。タブ文字は、メールプログ   ラムやそのメールプログラムが走っているシステムによって解釈に違いがあるの   で、一般的には、メールの内容にタブ文字を含めることは好ましくありません。   なお、タブキーをフォーカスの移動ではなく、タブ文字を入力するために使用す   るには、メインメニューより、[設定]−>[カスタマイズ]−>[送信時]を   選択し、「タブキーは項目の移動に使用する」のチェックを外してください。 ● スペースバー読み   「メール表示」ウィンドウで、フォーカスが「メール一覧表示領域」か「メール   表示領域」にある場合には、スペースバーを押すだけで、新着メールを次々に読   むことができます。画面に収まらないメールは、スペースバーを押すと1ページ   スクロールします。メールの最後までスクロールした後にスペースバーを押すと、   次の未読メールを表示します。以下に、関連したキーについて説明します。   ◆ スペースバー           スクロール、または、次の未読メール   ◆ シフトキー+スペースバー     スクロール、または、次のメール   ◆ バックスペースキー        逆スクロール(ページアップ)   ◆ Pキー(小文字のp)       前の未読メール   ◆ シフトキー+Pキー(大文字のP) 前のメール   ◆ Nキー(小文字のn)       次の未読メール   ◆ シフトキー+Nキー(大文字のN) 次のメール   なお、非常に大きなテキストメールの場合には、スペースバーでスクロールしな   い場合があります。   また、かな漢字変換の変換モードが直接入力モード(英数半角のみ入力するモー   ド)になっていないと動作しません。 ● 「フォルダ別ツリービュー」や「アドレス帳/送信者別ツリービュー」に、「最   上位項目」を追加しました。この「最上位項目」自身はフォルダやアドレス帳で   はありません。   「フォルダ別ツリービュー」で、最上位に新規フォルダを作成する場合には、こ   の最上位項目を選択して行ってください。サブフォルダを作成する場合には、親   となるフォルダーを選択して行ってください。   同様に、「アドレス帳」ウィンドウで最上位に新規アドレス帳を作成する場合に   は、最上位項目を選択して行ってください。 ● メールの一覧表示で、新しい一覧を表示させる時(メールフォルダを選んだ時な   ど)の日付順を指定できるようになりました。メインメニューより、[設定]   −>[カスタマイズ]−>[表示]を選択し、「メールの一覧の並び順」のラジ   オボタンで選択してください。「日付昇順」を選択すると、新しいメールほど、   一覧の下側に表示されます。「日付降順」を選択すると、新しいメールほど、上   側に表示されるようになります。   また、スレッドモードか非スレッドモードかの設定も保存されるようになりまし   た。スレッド/非スレッドモードの切り替えは、メールの一覧表示の上部にある   ヘッダーの左端のアイコンをクリックします。メールが複数あるアイコンが表示   されているとスレッドモードです。   なお、以前のバージョンにおけるスレッドモードでは、スレッドはすべて閉じら   れた状態だったため、新着メール(未読のメール)がスレッドの中に隠れて、見   つけにくいという問題がありましたが、このバージョンでは、未読メールを含む   スレッドは開いた状態になるように変更しました。 ● 「メール作成」ウィンドウの本文入力領域の背景色を指定できるようになりまし   た。まわりの色に対して、少し異なる色を指定すると、本文入力領域が見やすく   なります。初期値としてクリーム色がセットされています。現在ご使用のフォン   トの色が明るい色で、クリーム色の背景では、コントラストが無く見にくい場合   には、背景色として他の色を指定してください。   背景色を変更するには、メニューより、[設定]−>[カスタマイズ]−>   [エディット]を選択し、「フォントと背景色」の中から、「背景色の選択」を   押して、指定してください。   また、「フォントの色にシステムカラーを使う」および、「入力域の色にシステ   ムカラーを使う」のチェックボックスをチェックすると、ウィンドウズの[コン   トロールパネル]−>[画面]で指定されている色を使うように指定することも   できます。   画面の色数の設定を256色にしている場合には、ここで指定した背景色がウィ   ンドウズのシステムカラーに置き換えられます。そのため、設定した色と異なる   ことがあります。(例えば、デフォルトのクリーム色は、白になります。) ● 「メール作成」ウィンドウの位置や最大化しているかどうかの情報が保存されな   という問題に関して、1枚目の「メール作成」ウィンドウに関しては保存するよ   うに修正しました。 ● 設定関係のダイアログウィンドウの項目にニーモニック(アルファベットが括弧   の中に入ったもの)をつけました。各項目にキーでの移動することができます。   また、コンテキストメニューの各項目に対してもニーモニックをつけました。 ● 大きなメールの送信時に、 「致命的なエラー。処理を続行できません。」 または、 「通信エラー。」 と表示され送信できないという問題を修正しました。 ● 返信メール作成時に宛先が多い場合、ハングアップすることがある、という問題   を修正しました。 ● 署名を変更して再登録する時に、プログラムが異常終了することがある、という   問題を修正しました。 ● バージョン1.0.1で修正された「かな漢字変換中に、メール表示ウィンドウ が手前に出てくる」という問題に関して、この問題が起こるケースがさらに1つ 見つかりましたので修正しました。 ● ピクセルあたりのサンプル数が4のTIFFイメージの表示が乱れる問題を修正   しました。 ● 「メール表示」ウィンドウ、「メール作成」ウィンドウ、および、「アドレス帳」   ウィンドウにおけるコンテキストメニュー(マウスの右クリックによって表示   されるポップアップメニュー)を追加しました。また、SHIFT+F10 キー(シフト   キーを押しながらF10キーを押すこと)、または、日本語109キーボードの   アプリケーション・キー(右コントロールキーの左隣りにあるキー)を押すこと   によってポップアップさせることもできるようにしました。 ● 「フォルダへ移動」項目を「メール表示」ウィンドウの[メール]メニュー、お   よび、「メールの一覧表示」のコンテキストメニューに加えました。以前のバー   ジョンでは、メールをフォルダに移動させる操作は、ドラッグ&ドロップででし   かできませんでしたが、本バージョンでは、メニュー操作で行うことができます。 ● 「メール表示」ウィンドウの[ファイル]−>[メールをファイルに保存]で、   保存時の漢字コードを指定できるようになりました。表示される「ファイル名を   付けて保存」ダイアログの「ファイルの種類」の項目で、「テキストドキュメン   ト」を指定すると、ウィンドウズの漢字コード(SJISといいます)で保存さ   れます。また、「オリジナルメールデータ」を指定すると、メールに全く変換を   かけない状態で保存します。 ● ファイルを読み込んだり、メールを保存したりした時の最後のディレクトリを保   存し、もう一度同じ操作を行った時には、そのディレクトリから始まるように変   更しました。 ● 「メールの王様ユーザー管理」プログラムで、デフォルトユーザーを指定/変更   できるようにしました。「このユーザーをデフォルトユーザーにする」という項   目をチェックすると、現在表示されているユーザーがデフォルトになります。   デフォルトユーザーとは、メールの王様のプログラムフォルダーから、アイコン   をクリックして起動した場合のユーザーです。「ユーザー管理」プログラムで   デスクトップにショートカットを作成し、起動した場合には、その時指定した   ユーザーで起動します。 ● 「生データの表示」のウィンドウは、以前のバージョンでは、メールのヘッダー   と本体の部分を2つのウィンドウに分けて表示していましたが、本バージョンで   は、それらを1つのウィンドウに表示するように変更しました。   また、メールの本文や件名の部分に関しては、ウィンドウズの漢字コードで表示   することができます。「SJISで表示」ボタンを押してください。 ● アドレス帳のインポートのパフォーマンスを向上させました。 ● 「選択メール受信」ウィンドウを開始した時、メールサーバー上にメールが1通   もない場合には、「現在メールはありません」とメッセージを出すようにしました。 ● メールのチェックの時間の最低値を1分に変更しました。 ● ダイヤルアップ環境で複数のメールサーバーを切り替えた場合に、DNSエラー   が出て、サーバーに接続できないことがあるという問題を解決しました。 ● 「メール表示」ウィンドウの表示メニューに以下の項目を追加しました。これら   は、基本的にはメールの一覧表示のヘッダーをクリックするのと同じ機能です。   ◆ メール一覧の表示順序     ◇ メールの状態ごと       メールの状態ごとにメールをまとめます。メールの状態とは、未読/       既読、および、優先順位です。     ◇ 日付順     ◇ 送信者順     ◇ 件名順     ◇ サイズ順     ◇ 添付物の有無       添付物のあるものと無いものにまとめます。     ◇ 昇順       現在の並びを逆順にします。   ◆ スレッドごとにまとめる     スレッドモードと非スレッドモードとを切り替えます。 ● 「メール作成」ウィンドウの編集メニューに以下の項目を追加しました。これら   は、基本的にはツールバーにある機能と同じです。   ◆ BCCヘッダーの挿入   ◆ ヘッダーの挿入   ◆ 署名の挿入   ◆ メールの保存先フォルダの指定   ◆ 送信メールの保存指定(この項目をチェックすると、送信したメールのコピー     が保存されます。チェックしていない場合には、保存されません。これは、     拡張ツールバーの保存ボタンと同じ機能です。)   ◆ 優先順位の指定 ● 「選択メール受信」ウィンドウでメールの削除指定をDeleteキーで行うこ   ができるようになりました。 ● 外部ビューアを起動して、そのビューアを終了するときに、時間がかかる場合が   ありました。現在確認されているものでは、MS−Wordを起動して終了する   場合に時間がかかっていました。この問題を修正しました。 ● 表示中のメールをマウスでクリックすると、スクロールしてしまうという問題を   修正しました。また、ページアップ/ページダウンキーでスクロールした後に、   カーソルキーで移動しようとするとページアップ/ダウンする前の位置にスクロー   ルしてしまう、という問題を修正しました。 ● 「メール作成」ウィンドウの[ファイル]−>[メールをすぐに送信]メニュー   項目にショートカットキー、Ctrl+U(コントロールキーを押しながらUを押す)   を割り当てました。 ============================================================== 9.メールの王様 1.0.3 から 1.0.3.2 への主な変更点 ============================================================== ● 「メールデータの修復」操作を行い、「迷子メール」が検出された後、   「ごみ箱フォルダを空にする」操作を行うと、一部のメールが正しく表示され   なくなることがある、という問題を修正しました。 ● ViaVoice を使用していない環境で、新たな「メール作成」ウィンドウを開く   時に、「メール表示」ウィンドウのステータスバーに、「音声認識エンジンに   接続されていません。」というメッセージが誤って表示されていましたが、表   示しないように修正しました。 ● 起動するWebブラウザの設定が正しくない場合に、メール中のURLをクリッ   クすると、「メールの王様」が異常終了することがある、という問題を修正し   ました。 ================================================================ 10.メールの王様 1.0.3.2 から 1.0.4 への主な変更点 ================================================================ ● ウィンドウズ98正式対応版 ● メールの送信時、受信時、および、ごみ箱フォルダを空にする時に、確認のメッ   セージを表示することができるようになりました。   [設定]−>[カスタマイズ]−>[全般]から、「確認メッセージを表示する」   にチェックを付けると有効になります。現在この機能は、ViaVoice が導入されて   いる場合にのみ有効です。 ● [ヘルプ]−>[バージョン情報]で表示されるダイアログウィンドウに、現在   メールの王様を実行しているユーザーのユーザー識別名とメールディレクトリを   表示するようにしました。 ● 「メール表示」ウィンドウの[ファイル]−>[選択メール受信ウィンドウ]メ   ニュー項目にショートカットキー、Ctrl+Shift+G(コントロールキーおよびシフト   キーを押しながらGを押す)を割り当てました。 ● 「メール作成」ウィンドウの[ディクテーション]−>[テキストの修正]メニュー   項目にショートカットキー、Ctrl+R(コントロールキーを押しながらRを押す)   を割り当てました。 ● 「メール作成」ウィンドウの[ファイル]タブは、[添付]タブという名前に変更   しました。機能的には変っていません。 ● FTP の URL をダブルクリックしても、ブラウザーが起動しないという問題を修正   しました。 ● ウィンドウズ98上で使用すると、いくつかのダイアログウィンドウ上のドロップ   ダウンリストをカーソルキーでスクロールさせた場合に、スムースにスクロールし   ないという問題を修正しました。 ================================================================ 11.メールの王様 1.0.4 から 1.0.4.2 への主な変更点 ================================================================ ● POPサーバーが漢字コードとして日本語EUCコードを使用している場合、メー   ルを表示/引用する時などに文字化けすることがある、という問題を修正しました。   また、この修正に伴い、[設定]−>[カスタマイズ]の[表示]タブに   「漢字コードが判別不能の場合にはEUCとみなす。」というチェック項目を設け   ました。このチェック項目はデフォルトでチェックされた状態になっています。ま   た、POPサーバーがEUCコードを採用しているかどうかにかかわらず、ほとん   どの場合、この項目はチェックしたままの方が適当です。 ● 「メール作成」ウィンドウのファイルブラウザで、「マイドキュメント」フォルダ   の下にあるファイルをドラッグして添付することができない、という問題を修正し   ました。この問題はウィンドウズ98でのみ起こる問題です。 ● ウェブブラウザとして、Netscape Navigator のバージョン3.XXを使用してい   る場合、メール中のURLをダブルクリックしても、ブラウザが起動されない、   という問題を修正しました。 ================================================================ 12.メールの王様 1.0.4.2 から 1.0.5 への主な変更点 ================================================================ ● メールの件名中のクリッカブルURLが効かないという問題を修正しました。 ● メールの添付物がUUCode形式(または、UUEncode形式ともいいま す)の場合に、添付物のファイル名が表示されないという問題、および、保存時 のファイル拡張子が「.txt」になるという問題を修正しました。 ● ウィンドウズの[画面のプロパティ]−>[ディスプレイの詳細]で、 「大きいフォント」を指定している場合にメールの印刷を行うと、印刷に使われ る文字が小さいという問題を修正しました。 ● 検索パネル上の選択項目(ドロップダウンリスト)や「メール作成」ウィンドウ のツールバー上の署名のドロップダウンリストで最後に選択した項目を記憶する ように変更しました。 ● メールの添付物のタイプが判断できた場合、そのタイプごとのアイコンを表示す るように変更しました。これにより添付物が何であるかより分かりやすくなりま した。ただし、添付物がプログラムである場合には、そのプログラムで定義され   ているアイコンは表示しません。これは、その添付されたプログラムが正しいア   イコンを使用している保証がないためで、誤って認識されることのないよう、安   全性を考慮してそのようにしました。 ● [メールサーバー]メニューで、定義してあるメールサーバーのリストはサブメ ニューとして表示していましたが、より簡単にアクセスできるように、 [メールサーバー]メニューに直接リストするように変更しました。 ● インポート可能なアドレス帳として、アウトルックエクスプレスを追加しました。 ● メールおよびアドレス帳の「一発インポート」プログラムを用意しました。従来 からある個々のファイルを指定してインポートするの方法ではなく、全てのフォ ルダに入っているメールや全アドレス帳を一括してインポートするプログラムで す。詳細に関しては「一発インポートのガイド」を参照してください。 ● メールをフォルダごとにファイルに保存できるようにしました。フォルダツリー でフォルダを選択し、マウスの右クリックで表示されるメニューから、 「メールをファイルに保存」を選択します。表示されるウィンドウの 「ファイルの種類」という項目で、「テキストドキュメント」か 「オリジナルデータ」を選びます。「テキストドキュメント」を選択した場合に は、テキストエディタ等で読むことのできる形式(漢字コードはSJIS)で保 存されます。また、「オリジナルデータ」を選択した場合には、メールのデータ がそのままMBX(メールボックス形式)で保存されます。なお、このメールの 保存という操作は、フォルダだけでなく、送信者別やメールの一覧表示で選択さ れているメールに対しても行うことができます。どちらも、同様に、マウスの右 クリックして表示されるメニューから「メールをファイルに保存」という項目を 選択して行います。 ● 「未送信」フォルダ内のメールを選択して送信することができるようになりまし た。「未送信」フォルダを開き表示されるメールの一覧から、送信したいメール を選択し(複数選択できます)、マウスの右クリックで表示されるメニューから、 「選択されているメールの送信」を選びます。 ● 「草稿」フォルダ、および、「未送信」フォルダのメールは、メールの一覧上で マウスでダブルクリックすることにより、再編集できるようになりました。 ● 「メール表示」ウィンドウの「送信者別」タブ、「メール作成」ウィンドウの 「アドレス」タブ、および、「アドレス帳」ウィンドウのアドレス帳の表示をア ドレス帳、および、その中身に分け、上下に別々のウィンドウとして表示するよ うに変更しました。アドレス帳はツリービューで、また、中身であるアドレス帳 エントリーはリストビューで表示されます。ツリービューとリストビューの間の 部分をマウスでドラッグすることにより、上下のウィンドウの高さを調節できま す。また、リストビューでは、複数選択をサポートしています。マウスの右クリッ クで表示されるメニューから[クリップボードにコピー]を選択すると、選択さ れているアドレス帳エントリーをクリップボードにコピーすることができます。 コピーしたアドレスは、「メール作成」ウィンドウの宛先入力領域やメールの本 文入力領域にペーストすることができます。 ● 個人アドレス帳エントリーの副アドレスに対してメールを送信できるようになり ました。「メール表示」ウィンドウでは、「送信者別」タブ内のアドレス帳エン トリーでマウスの右クリックで表示されるメニューから、 「副アドレスへ新規メール」を選択します。副アドレスが定義してある場合には、 サブメニューに副アドレスの一覧が表示されるので、選択すると「メール作成」 ウィンドウが立ち上がります。「メール作成」ウィンドウでは、「アドレス」タ ブ内のアドレス帳エントリーでマウスの右クリックで表示されるメニューから、 「To/Cc/Bcc に副アドレスを挿入」というメニュー項目を選択します。副アドレ スが定義してある場合には、サブメニューに副アドレスの一覧が表示されるので、 選択すると作成中のメールの宛先に挿入されます。 ● 「メール作成」ウィンドウの「アドレス」タブ内のアドレスリストの上側に To/Cc/Bcc という3つのボタンを追加しました。これらのボタンを押すと、アドレ スリストで選択されているアドレス帳エントリーをメールの宛先に挿入できます。 複数のアドレス帳エントリーを選択して一度に挿入することもできます。また、 同様の機能は、アドレスリストでマウスを右クリックして表示されるメニューに もあります。 ● 未登録アドレスを削除できるようになりました。削除したい未登録アドレスを選 択し(複数選択できます)、マウスの右クリックで表示されるメニューから、 「アドレスの削除」を選択します。ただし、アドレスによっては、実際には削除 できないものがあります。それらに関しては、実際には削除されるのではなく、 単に画面上から消えるだけです。これらの、実際には削除されないアドレスのこ とを「削除指定アドレス」と呼びます。「削除指定アドレス」は、「アドレス帳」 ウィンドウのアドレスツリー内の、「未登録アドレス」の下の 「削除指定アドレス」という疑似アドレス帳に格納されています。 「削除指定アドレス」というアドレス帳を選択すると、削除指定アドレスの一覧 が表示されます。削除指定アドレスを選択し、マウスの右クリックで表示される メニューから、「削除指定アドレスの復活」を選択すると、それらのアドレスは 「未登録アドレス」アドレス帳に戻ります。削除指定アドレスの管理に関しては 通常あまり気にする必要は無いと思われますので、この機能は、「アドレス帳」 ウィンドウからしかできないようになっています。 ● メールの一覧表示において、自分が送信したメールに関しては、送信者ではなく 宛先を表示するように変更しました。この場合、表示上は、「→」というマーク が宛先の前に付加されて表示されます。なお、自分が送信したメールとは、以下 の方法で決まる『自分のアドレス』から送信したメールになります。 1)[設定]−>[メールサーバーの設定]で指定したアドレス。 2)1)のアドレスを含む個人アドレス帳エントリーの主/副アドレス。 ● 「選択メール受信」ウィンドウで、詳細情報取得時のパフォーマンスを向上しま した。具体的には、一度取得した詳細情報は管理ファイルに保存し、2度目から は、そのファイルから詳細情報を読み込むようにしました。これにより、新規の メールに関しては従来と同じ時間がかかりますが、過去に1度詳細情報を取得し たメールに関しては、詳細情報を素早く表示することができます。 ● 受信したメールの添付物を削除できるようになりました。添付物を含むメールを 表示し、添付物を表しているアイコン上でマウスを右クリックし、表示されるメ ニューから、「添付物を削除」を選びます。一度削除した添付物は復活させるこ とができませんので、必要に応じて、削除の前に保存するようにしてください。 添付物の保存は、同様に右クリックで表示されるメニューから、 「パートをファイルに保存」を選択して行います。なお、添付物の削除はメール の管理データの更新を伴うので、多少時間がかかる場合があります。 ● 「メール表示」ウィンドウ、および、「メール作成」ウィンドウの左側に表示さ れているフォルダやアドレス帳などの部分(これらの部分をコントロールバーと 呼ぶことにしました)を非表示にすることができるようになりました。 ThinkPadなど、ノートブックパソコンのような画面が小さいパソコンの 場合には、非表示にすると、メールの本体をより快適に表示させることができま す。表示/非表示の切り換えは、メニューより[表示]−>[コントロールバー] を選択して行います。また、ショートカットキーとして、Ctrl+Shift+C(コント ロールキーとシフトキーを押したままCキーを押す)を割り当ててありますので、 キーボード操作で簡単に行うこともできます。 Cはコントロールバー(Control Bar)のCと覚えてください。また、コントロー ルバーの右上端にある、「x」ボタンを押しても非表示にすることができます。 「x」ボタンの左にある「▲」ボタンを押すか、または、そのさらに左横の2重 線の部分をドラッグするかまたはダブルクリックすると、コントロールバーを独 立したウィンドウ(フローティング状態といいます)にすることもできます。独 立したウィンドウを元の場所に戻すには(ドッキングさせるといいます)、マウ スでコントロールバーのタイトルバーをドラッグして元のウィンドウの左右の端 に移動してマウスボタンを放すか、または、コントロールバーのタイトルバーの 部分をダブルクリックします。 ● メールの一覧の操作性を向上させました。   ◆ 現在表示中のメールを削除した場合、従来では、次のメールにフォーカスを 移動するだけで、次のメールの表示を行いませんでしたが、設定により次の メールを表示することができるようになりました。従来との互換性のためデ フォルトとではこの設定はOFFになっていますので、メニューより、 [設定]−>[カスタマイズ]を選択して、[表示]タブの 「メールの削除後は次のメールを表示する」という項目にチェックを付けて ください。   ◆ スペースキー、Nキー、および、Pキーによってメールを表示する場合、か な漢字変換がONになっていると機能しないという問題がありましたが、か な漢字変換を強制的にOFFにすることにより解決しました。   ◆ 従来はNキー(Pキー)は次の(前の)未読メール、シフトキーを押しなが らNキー(Pキー)を押した場合には次の(前の)メールを表示していまし たが、この動作を逆にするように設定することができるようになりました。 メニューより、[設定]−>[カスタマイズ]を選択し、[表示]タブの 「Nキーで次の未読メールを表示する」のチェックを外してください。   ◆ 新たに以下のキーを使えるようにしました。 Jキー          表示中のメールを一行分程度上にスクロールし              ます。 Kキー          表示中のメールを一行分程度下にスクロールし              ます。 Rキー          現在のメールに対する返信メールを作成します。              [メール]メニューの[差し出し人に返信]と              同じ機能です。 シフトキー+Rキー    現在のメールに対する返信メールを作成します。              宛先には元のメールの宛先にあるすべてのアド              レスがCCとして入ります。[メール]メニュー              の[全員に返信]と同じ機能です。 Fキー          現在選択されているメールを転送します。              [メール]メニューの[転送]と同じ機能です。 ● 「メール作成」ウィンドウのテキスト入力領域に、「引用符」の編集機能を追加 しました。これは、複数の行の先頭にある引用符を一括して削除/置換したり、 また、新たに引用符を挿入したりする機能です。まず、テキスト入力領域で引用 符を挿入する(または削除/置換する)領域を選択します。次にマウスの右クリッ クで表示されるメニューから、[引用符の編集]を選びます。以下の入力領域を 持ったウィンドウが表示されます。 [現在の引用符]       対象となる引用符を指定します。引用符を挿入                する場合には何も指定しません。 [新しい引用符]       挿入する、または、置き換える引用符を指定し                ます。引用符を削除する場合には何も指定しま                せん。 例)     > 新しいThinkPadにはこたつとみかんが     > よく似合うそうだ。   を     東さん> 新しいThinkPadにはこたつとみかんが     東さん> よく似合うそうだ。   に変える場合には、[現在の引用符]として「> 」を、[新しい引用符]として   「東さん> 」を指定します。 なお、これは行単位の操作なので、テキストを行の途中から選択しても、選択さ れた行全体が対象になります。また、長い行に引用符を挿入する場合には、行の 折り返しが起こり、うまくいかないこともあります。 ================================================================ 13.メールの王様 1.0.5 から 1.0.5.2 への主な変更点 ================================================================ ● HTMLメールの表示ができるようになりました。   表示には、インターネットエクスプローラのウェブブラウザーコントロールを利   用していますので、インターネットエクスプローラ3.0以降のバージョンが導   入されていることが前提となります。   表示方法は、イメージなどのインライン表示とは少し異なります。HTMLパー   トを含むメールを表示すると、まず、HTMLパートは従来通りアイコンで表示   されます。次にこのアイコンをダブルクリックすると(または、アイコン上でマ   ウスの右クリックで表示されるメニューから「内部ブラウザーで添付物を表示」   を選択すると)メールの本体を表示しているウィンドウの部分が上下2つに分割   され、上側には元のメール、下側にはHTMLパートが表示されるようになりま   す。上下の表示領域の間にある部分(スプリッター)をマウスでドラッグして動   かすと上下の表示領域の高さを調節できます。また、HTML部分の表示を消し、   元のメールのみの表示の状態に戻すには、スプリッターをダブルクリックするか、   または、スプリッターをマウスでドラッグして、画面の一番下端まで移動してく   ださい。 ● 送信者別や検索結果でメールを選択し、そのメールを含むフォルダのメール一覧   を表示することができるようになりました。選択したメールがサブジェクトスレッ   ドを形成している場合、そのスレッドを表示することができます。つまり、検索   したメールから、そのメールと関連のあるメールを簡単に表示できるようになっ   た、ということです。   操作方法は、メールの一覧でメールを1つ選択し、マウスの右クリックで表示さ   れるメニューから、「スレッド」サブメニューを選び、その中から、「このメー   ルを含むスレッド」を選択します。選択したメールを含むフォルダのメール一覧   が表示されます。また、同メニューの「新しいウィンドウでスレッドを表示」を   選択すると、別ウィンドウで表示することができます。 ● 検索パネルで、指定されたフォルダに対して、そのサブフォルダも検索対象にす   ることができるようになりました。サブフォルダも対象にする場合には、検索パ   ネル上でチェックをつけます。「全てのフォルダ」や「表示中のメールの一覧」   を指定した場合には、このチェックをつけることはできません。また、サブフォ   ルダが無いフォルダを指定した場合にも、チェックをつけることはできません。 ● メールの王様起動時に自動的に開くフォルダを指定することができるようになり   ました(従来は、常に、受信フォルダが開いていました)。   メニューより、[設定]−>[カスタマイズ]を選択し、[全般]タブ内の、   「起動時に開くフォルダ」という項目で、フォルダを指定します。 ● コントロールバー(画面左側にあるフォルダやアドレス帳を表示している部分の   ことです)内のアドレス帳エントリーのリストを従来のように名前で表示するの   に加えて、ニックネームで表示することもできるようになりました。同じグルー   プ名を持つグループエントリーを区別する場合などに便利です。   コントロールバー下側のアドレス帳エントリーのリストの上の、「名前」または、   「ニックネーム」と書かれたラベルの部分をマウスでクリックすると表示が切り   替わります。なお、未登録アドレスを表示している場合には、ラベルは   「アドレス」となり、クリックしても切り替わりません。 ● フォルダおよびアドレス帳の開閉状態を保存するようになりました。 ● フォルダ位置(並び順)を変更できるようになりました。   操作方法は、移動したいフォルダをマウスの右ボタン(「左ボタン」ではありま   せん「右ボタン」です)でドラッグし、移動先の上または下になるフォルダにド   ロップします(つまり、移動先と隣接するフォルダにドロップします)。ドロッ   プしてマウスの右ボタンを離すと、以下の項目を持つメニューが表示されますの   で、マウスで選択してください。   ◆ このフォルダの上側に移動     ドラッグしたフォルダをドロップされたフォルダの上側に移動します。   ◆ このフォルダの下側に移動     ドラッグしたフォルダをドロップされたフォルダの下側に移動します。   ◆ このフォルダのサブフォルダにする     ドラッグしたフォルダをドロップされたフォルダのサブフォルダ(子フォル     ダ)にします。     この操作は、左ボタンでドラッグアンドドロップした場合と同じで、フォル     ダをドロップ先のフォルダの中に(サブフォルダとして)移動します。   ◆ キャンセル     ドラッグアンドドロップ操作をキャンセルします。 ==================================================================== 14.メールの王様 1.0.5.2 から 1.0.6.2 への主な変更点 ==================================================================== ● マイクロソフト社のより新しいコモンコントロールを採用したため、ツールバー   がフラットツールバー(平らなツールバー)に変わりました。 ● 「メール表示」ウィンドウのツールバーに、[送受信]アイコンボタンを追加し   ました。ツールバーの左から2つめのボタンです。機能は、[ファイル]メニュー   の[メールの送受信]と同じです。 ● 今まで、返信メールには、In-Reply-To というメールヘッダーのみが付加されて   いましたが、新たに、References というメールヘッダーも付加するように変更   しました。References というヘッダー項目は、そのメールが参照しているメール   のメッセージIDの一覧を保持します。これにより、メーリングリストなどに   メールを送った場合など、メールの参照関係を損なうことがなくなります。 ● 「未読」フォルダのメールを2度以上他のフォルダに移動した後、   「メールの王様」を終了すると、終了時に「メールの王様」が異常終了すること   がある、という問題を修正しました。 ● バイナリーファイルとして添付   今まで、テキストファイルやイメージファイルは、メール内にインラインで表示   される形式でしか添付できませんでしたが、新たに、バイナリーファイルとして   添付して送信することができるようになりました。   「メール作成」ウィンドウの[編集]メニューから[ファイルの挿入]を選択し   て表示されるウィンドウに、「バイナリーファイルとして挿入」というチェック   ボックスがありますので、バイナリーファイルとして添付する場合には、この   チェックボックスにチェックを付けてください。   また、ドラッグアンドドロップ操作で添付する場合には、マウスの「右」ボタン   で行ってください。「左」ボタンの場合は、従来通りテキストとイメージに関し   てはインライン表示になります。   なお、テキストを従来通りの方法で添付した場合には、テキストの一行が長い場   合には、折り返すようにしました。   詳細情報:     イメージファイル(GIF/JPEG)に関しては、従来通りの方法で添付     することをお勧めします。バイナリーファイルとして添付すると、イメージ     ファイルである、という情報が失われます(ファイルそのものには変更はあ     りません)。     テキストファイルい関しては、添付方法により、次のような違いがあります。     ○ テキストとして添付(従来の方法)       長い行は折り返される。       機種依存文字は同等の標準の文字、または、空白文字に変換される。       (詳細:MIME タイプは text/plain になります。)     ○ バイナリーファイルとして添付       元のファイルはいっさい変更されない。       機種依存文字もそのまま送信される。       改行文字もウィンドウズの形式。       (詳細:MIME タイプは application/octet-stream になります。)     通常、相手の方に、メールの一部として表示したい場合や、相手の方の使用     しているメーラーがわからない場合(特に、ウィンドウズを使用していない     場合)には、テキストとして添付する方法をお勧めします。それに対して、     テキストファイルをまったく変更を加えず相手に送りたい場合には、バイナ     リーファイルとして添付してください。 ● メールが第三者によって転送(回送、再送)された場合、メールヘッダーには、   Resent-From というヘッダーが付加されることがありますが、その場合、   「メール表示」ウィンドウでメールを表示すると、Resent-From ヘッダーを表示   するようにしました。例えば、     Resent-From: foo@yamato.ibm.co.jp      From: bar@yamato.ibm.co.jp      Date: Sun, 21 Nov 1999 00:00:00 +0900 (JST)      Subject: test      To: baz@yamato.ibm.co.jp   というように表示されます。これは、bar さんから baz さん宛てのメールが   foo さんにより、転送(回送、再送)されたことを意味します。 ● 草稿、および、未送信のメールに関して、メールがBCC宛先を含む場合には、   そのBCC宛先も表示するようになりました。 ● 「アドレス帳」ウィンドウの改良   「アドレス帳」ウィンドウ右側の内容表示の部分を改良しダイアログウィンドウ   のようにしました。これにより、アドレス帳エントリーの作成/変更操作がより   簡単に行えるようになりました。   アドレス帳エントリーの新規作成は、従来通りツールバーのボタンか、   [ニックネーム]メニューから行ってください。また、既存のアドレス帳エント   リーを変更するには、ツールバーの[編集]ボタン、[ニックネーム]メニュー   の[アドレス帳エントリーの編集]で行うか、または、ウィンドウ右側の内容表   示領域の右上にある[編集]ボタンを押してください。   作成/変更内容を保存するには、内容表示領域右上の[保存]ボタンを押すか、   [ニックネーム]メニューから、[編集の保存終了]を選択してください。   また、編集中は、ウィンドウ左側のアドレスのリストから、未登録アドレスを   ドラッグアンドドロップや、コピーアンドペースト操作で、個人アドレス帳エン   トリーの副アドレスやリストアドレス帳エントリーやグループアドレス帳エント   リーのアドレスのリストに追加できるようになりました。複数選択を行うと同時   に複数のアドレスを操作できます。また、これらの、リスト内のアドレスは、   リストの下側にある[追加]、[変更]、[削除]ボタンで、追加・変更・削除   できます。 ● グループアドレス帳エントリーに「ダミーアドレス」という項目を追加しました。   グループアドレスとは、多くの相手にメールを送る場合に、相手のメールのアド   レスをメールヘッダーに列挙しない目的に使用しますが、一部のメーラーでは、   このグループアドレスを正しく認識できないようですので、代わりに「ダミーア   ドレス」を指定する方法を追加しました。「ダミーアドレス」を指定すると、送   信するメールのヘッダーには、指定されたダミーアドレスのみが挿入されます。   しかし、実際にはその指定したダミーアドレスにはメールは送られず、その代わ   り、そのグループアドレス帳エントリーに指定されたアドレスに対してメールは   送られます。ダミーアドレスには、皆様ご自身の実際のアドレスを入力するのが   適当だと思います。 ● 「アドレス帳」ウィンドウの単独起動を行うコマンドラインオプションを追加し   ました。以下の方法で、「アドレス帳」ウィンドウを単独起動するアイコンを作   成できます。   1)ウィンドウズの[スタート]ボタンから、[プログラム]→     [メールの王様1.0]→[ユーザー管理]を選択して、「ユーザー管理」     プログラムを起動し、「ユーザー識別名」を指定した後、メールの王様の     アイコンを押します。デスクトップにメールの王様のアイコンが作成され     ます。   2)デスクトップのメールの王様のアイコンをマウスの右ボタンでクリックし、     表示されるメニューより、「プロパティ」を選択します。   3)「ショートカット」タブをクリックします。   4)「リンク先」という項目には、      "C:\Program Files\kmail\bin\kmail.exe" /u:foo     のようになっていますので、ここに、/a を追加して、      "C:\Program Files\kmail\bin\kmail.exe" /u:foo /a     のようにしてください。   以上で、アイコンをダブルクリックすると、「アドレス帳」ウィンドウが起動す   るようになります。 ● 未登録アドレスをアドレス帳に登録する場合、ユーザー名をそのアドレスから送   られてきたメールから探して取得するようにしました。 ● メールに返信するには、「差出人に返信」と「全員に返信」の2通りの方法があ   ります。違いは、宛先に差出人以外のアドレスを含めるかどうかです。今回新た   に「メール作成」ウィンドウの[編集]メニューに[全員に返信]という項目を   追加しました。「差出人に返信」で「メール作成」ウィンドウを開いた後でも、   このメニュー項目を選択すると、元のメールにあった差出人以外のアドレスを   挿入することができます。 ● 「メール表示」ウィンドウ、「メール作成」ウィンドウおよび、「アドレス帳」   ウィンドウでは、タブキーでウィンドウ内を移動できますが、新たにF6キーで   も移動できるようになりました。タブキーとは少し動きが違い、より、大きく移   動します。また、シフトキーを押しながらF6キーを押すと、逆向きに移動しま   す。 ● 「メール表示」ウィンドウ、および、「メール作成」ウィンドウの本文領域で、   シフトキーを押しながらマウスの左ボタンを押すことにより、現在のカーソル位   置から、マウスの位置までテキストを選択する、という機能が働かない、という   問題を修正しました。 ● 「メール作成」ウィンドウで、ページアップ/ページダウンキーでスクロールし   た後に、カーソルキーで移動しようとするとページアップ/ダウンする前の位置   にスクロールしてしまう、という問題を修正しました。 ● 「メール表示」ウィンドウの「検索パネル」でメールを検索した場合、メール表   示時に、検索文字列を赤色で下線表示するようにしました。また、「検索パネル」   のタブを「検索」から「メール検索」に変更しました。 ● メール一覧内の検索、および、メール内検索   今までは、特定の条件に合うメールを検索する、という機能しかありませんでし   たが、新たに、現在表示中のメールの一覧内で特定の文字列を含むメールを検索   する機能と、現在表示中のメール内で特定の文字列などを検索する機能を追加し   ました。これらは、「メール表示」ウィンドウの[編集]メニューにあります。   以下では、メニュー項目ごとに機能を説明します。   ○ メール内の検索     検索ダイアログが表示されます。「検索する文字列」を指定して、     [次を検索]ボタンを押すと、現在表示中のメール内で指定された文字列を     検索し、見つかった場合には、選択表示します。     以下のキーが設定されています。       コントロール+Fキー     また、ツールバーにもボタンを追加しました。左から9番目の双眼鏡のアイ     コンです。   ○ 文字列を下(上)へ検索     現在表示中のメールで、文字列が選択表示されている場合、その文字列を下     方向へ(または上方向へ)検索します。     以下のキーが設定されています。       下方向: F3キー、または、gキー       上方向: シフト+F3キー、または、Gキー     また、ツールバーにもボタンを追加しました。左から10番目と11番目の     双眼鏡に矢印のついたアイコンです。   ○ 項目を下(上)へ検索     メール新聞・メールマガジン等では、メールの先頭に記事の見出し(項目)     が索引としてリストされていることがあります。その場合、その見出しに     テキストカーソルを移動して「項目を下へ検索」を選択すると、その見出し     に対応した記事の部分をスクロールして表示します。記事の見出しに関して     少しだけ曖昧な検索を行い、メール中の記事を探す機能です。索引の記事の     見出しとほぼ同じ見出し項目が記事そのものにも書かれている場合にのみ、     検索が成功します。100%ではありませんが、高い確率で記事を探すこと     ができます。     以下のキーが設定されています。       下方向: コントロール+F3キー、または、tキー       上方向: コントロール+シフト+F3キー、または、Tキー   ○ URLまたはアドレスを下(上)へ検索     現在表示されているメール内のURL、または、アドレスを次々に検索し、     選択表示します。     以下のキーが設定されています。       下方向: uキー       上方向: Uキー   ○ 添付ファイルを下(上)へ検索     現在表示されているメール内に添付ファイルがある場合には、添付ファイル     位置にカーソルを移動します。     以下のキーが設定されています。       下方向: aキー       上方向: Aキー   ○ 前の位置に戻る     上記の検索の結果カーソルが移動した場合、元の位置に戻ります。     以下のキーが設定されています。       bキー   ○ メール一覧内の検索     検索ダイアログが表示されます。「検索する文字列」を指定して、     [次を検索]ボタンを押すと、現在表示中のメール一覧内で指定された文字     列を検索し、見つかった場合には、そのメールを表示します。この機能は     メールの内容(本文)を検索するものではありません。メール一覧内に表示     されている差出人や件名内の文字列を検索するものです。     以下のキーが設定されています。       コントロール+シフト+Fキー、/キー、または、?キー   ○ メール一覧内を下(上)へ検索     メール一覧内の検索を下方向(または、上方向)に繰り返します。     以下のキーが設定されています。       下方向: iキー       上方向: Iキー ● メール送信時、宛先アドレスに誤りがあり、メールサーバーによって誤りが報告   された場合、その誤りのあるアドレスをエラーメッセージとして表示するように   しました。 ● 「メール表示」ウィンドウで、表示メールの行が異常に長い場合、短く折り返し   て表示するようにしました。 ● 「メール表示」ウィンドウ、および、「メール作成」ウィンドウにおいて、メー   ル内をカーソルキーでよりスムーズに移動できるようにしました。今までは、   メールが複数のパートからなっている場合、パートを超えてカーソル移動するこ   とはできませんでしたが、今回のバージョンから移動できるようになりました。   また、添付ファイルのアイコンやインライン表示されているイメージにもカーソ   ルが移動するようになりました。ただし、パートを超えて文字の選択を行うこと   はできません。 ● 「メール表示」ウィンドウで、メールヘッダーやイメージパートをキーによって   開いたり閉じたりできるようにしました。o キー(英小文字の「オー」)で開閉   します。[メール]メニューにも、[パートの開閉]という項目を追加しました。   また、メールの一覧とメール表示領域の間は、;キー(セミコロン)で移動する   こともできます。 ● 「メール表示」ウィンドウのメール一覧は少し特殊な表示方法を行っていたため、   「95リーダー」等のプログラムで読むことができませんでしたが、各項目に適   当な文字列を割り当てることで、リーダープログラムでも読めるようにしました。 ● メール印刷時の書式を若干変更しました。   メールのヘッダーと本文の間に空行を入れるようにしました。また、添付物や転   送されたメールは、"----- Begin"、および、"----- End" で囲むようにしました。 ● アドレス帳のエクスポート   アドレス帳の内容を「メールの王様」でインポートできる形式で、ファイルに保   存することができるようになりました。異なるPC上の「メールの王様」間で   アドレス帳をコピーするためにしようします。   操作は「アドレス帳」ウィンドウで行ってください。「アドレス帳」ウィンドウ   で、アドレス帳を1つ選択し、[ファイル]メニューから、   [アドレス帳のエクスポート]を選択します。エクスポートしたアドレス帳を   インポートするには、メールの王様のメニューから、   [設定]→[アドレス帳のインポート]を選択し、「インポートするアドレス帳   の種類」には「メールの王様」を指定します。 ● マックで使われる BinHex というフォーマットの添付ファイルに対して、正しい   外部ビューアを起動できない、という問題を修正しました。 ● UTF7/UTF8という文字コードのメールも表示できるようになりました。   ただし、過去にすでに受信したメールの、メール一覧に表示される件名に、関し   ては、正しく表示されないままになります。メール本体の表示は、正しく表示さ   れます。回避策としては、一度メールをファイルに保存し(保存ダイアログの   「ファイルの種類」には、「オリジナルデータ(*.mbx)」を指定してください)、   そのメールをインポートすると、正しく表示されるようになります。インポート   は、メニューから[設定]→[メールのインポート]で行なってください。   また、メール一覧で正しく表示されていない状態で、「メールデータの修復」機   能を実行すると、それらのメールは「迷子メール」、「紛失メール」として検出   されてしまいますが、実際にはメールデータが壊れているわけではありません。   ただし、メール自体は「迷子メール」フォルダに移動してしまいますので、その   後、手作業で、元のフォルダに移動してください。 ● 添付ファイルのファイル名に漢字を使用できるようにしました。今までは、添付   したファイル名が漢字を含む場合には、"_kmail.???" というファイル名に変更   していました。ファイル名中の漢字は直接メールに含むことはできないので、   エンコード(変換)されます。メールの王様では、次の2通りのエンコードの内、   どちらかを指定できます。   ○ 「RFC1468形式」     この方式は、件名などのエンコードに使用されている方式ですが、この方式     をファイル名のエンコードに使用するのは、実は正しい方法ではありません。     しかしながら、ネットスケープ・メッセンジャーやOutlook Exp     ressはこの形式を使用しています。そのため、比較的多くの他のメーラー     でも受け付けられています。   ○ 「RFC2231形式」     この方式は「標準」として提案されている方式です。しかしながら、残念     なことに、現時点ではこの方式に対応しているメーラーは少数です(これ     から改善されていくと思われます)。   初期設定値としては、RFC1468形式にしてあります。変更する場合には、   メニューより[設定]→[カスタマイズ]を選択し、[送信]タブ内の、   「添付ファイル名のエンコード」という項目で指定してください。   また、添付ファイル名は添付ファイルを作成中のメールに挿入すると自動的に設   定されますが、添付ファイルにカーソルを移動し、メニューから[編集]→   [添付ファイル名の指定]を選択して変更することもできます。   上述のように、エンコードの形式にはそれぞれ問題がありますので、送信相手の   方のメーラーがどの形式を受け付けるか不明の場合には、この方法で、ファイル   名を半角の英数字のみを含むものに変更することをお勧めします(半角英数字を   使う方法が最も安全です)。なお、「添付ファイル名の指定」は添付ファイル上   でマウスの右ボタンをクリックすると表示されるメニューからも行うことができ   ます。 ● [設定]→[カスタマイズ]で表示される設定ダイアログには、[送信時]、お   よび、[受信時]というページがありましたが、それぞれ[送信]、[受信]に   変更しました。また、今まで、[送信時]というページにあった項目の内一部を   [作成]という新たなページに移動しました。 ● 「メール表示」ウィンドウに以下のメニュー項目を追加しました。   [編集]メニュー     上述の検索機能のメニュー項目を追加しました。   [メール]メニュー     パートの開閉       表示中のメールのヘッダー、イメージファイル、または、転送メールな       どのパートを開閉します。前述の o キーと同じ機能です。     パートをファイルに保存       表示中のメールのカーソル位置のパートをファイルに保存します。     外部ビューアを起動       表示中のメールのカーソル位置のパートに対して、外部ビューアを起動       します。     内部ブラウザで添付物を表示       表示中のメールにHTMLファイルが添付されている場合、内部ブラウ       ザで表示します。     内部ブラウザを閉じる       内部ブラウザでHTMLファイルが表示されている場合、内部ブラウザ       を閉じます。     添付物を削除       表示中のメールのカーソル位置の添付物を削除します。 ● 「メール作成」ウィンドウに以下のメニュー項目を追加しました。   [編集]メニュー     添付ファイル名の指定       作成しているメールの添付ファイルのファイル名を変更することができ       ます。     全員に返信       「差出人に返信」によって、「メール作成」ウィンドウを起動した後で、       差出人以外のアドレスをメールに挿入することができます。   [表示]メニュー     外部ビューアを起動       表示中のメールのカーソル位置のパートに対して、外部ビューアを起動       します。 ● 「アドレス帳」ウィンドウに以下のメニュー項目を追加しました。   [ファイル]メニュー     アドレス帳のエクスポート       現在選択されているアドレス帳を「メールの王様」でインポートできる       形式でファイルに保存します。ことなるPC上の「メールの王様」間で       アドレス帳をコピーする時に使用します。   [ニックネーム]メニュー     編集の保存終了       新規作成、および、変更したアドレス帳エントリーを保存し、編集を終       了します。     編集のキャンセル       変更内容を保存せずに、アドレス帳エントリーの編集を終了します。     アドレスの追加、アドレスの変更、アドレスの削除       個人アドレス帳エントリーの副アドレス、リスト・グループアドレス帳       エントリーのアドレスのリストに対して、アドレスを追加・変更・削除       するためのものです。 ● キーの割り当てのまとめ   上述の検索機能を中心に新たなキーの割り当てを行いましたので、ここでそれら   をまとめます。これらは、「メール表示」ウィンドウのメール一覧か、または、   メール表示領域にキーボードフォーカスがある場合にのみ有効です。   なお、この他にも、コントロールキーとともに押す、通常のショートカットキー   もあります。それらに関しては、メインメニューに記述がありますので、そちら   を参照してください。   aキー(シフトキーを押さずに)     表示中のメール内の添付物を下方向に探します。   Aキー(シフトキーを押しながら)     表示中のメール内の添付物を上方向に探します。   bキー(シフトキーを押さずに)     メール内の検索によってカーソルが移動した場合、元の位置に戻ります。   Bキー(シフトキーを押しながら)     添付物にカーソルがある場合に、ブラウザを起動します。URLにカーソル     がある場合にもブラウザを起動します。メールアドレスににカーソルがある     場合には、「アドレス帳」ウィンドウを起動します。   fキー(シフトキーを押さずに)     現在のメールを転送します(「メール作成」ウィンドウを起動します)。   gキー(シフトキーを押さずに)     表示中のメール内で、現在選択されている文字列を下方向に検索します。   Gキー(シフトキーを押しながら)     表示中のメール内で、現在選択されている文字列を上方向に検索します。   iキー(シフトキーを押さずに)     メール一覧内で、現在の対象文字列を下方向に検索します。   Iキー(シフトキーを押しながら)     メール一覧内で、現在の対象文字列を上方向に検索します。   jキー(シフトキーを押さずに)     メールを一行程度下方向にスクロールします。   kキー(シフトキーを押さずに)     メールを一行程度上方向にスクロールします。   nキー(シフトキーを押さずに)     次の(下側の)メール(または、未読メール)を表示します。   Nキー(シフトキーを押しながら)     次の(下側の)メール(または、未読メール)を表示します。   oキー(シフトキーを押さずに)     メールのヘッダーやパートを開閉します。   Oキー(シフトキーを押しながら)     添付物にカーソルがある場合に、「ファイルに保存」のダイアログを表示し     ます。   pキー(シフトキーを押さずに)     前(上側の)のメール(または、未読メール)を表示します。   Pキー(シフトキーを押しながら)     前(上側の)のメール(または、未読メール)を表示します。   rキー(シフトキーを押さずに)     表示中のメールの差出人に返信します(「メール作成」ウィンドウを起動し     ます)。   Rキー(シフトキーを押しながら)     表示中のメールの全員に返信します(「メール作成」ウィンドウを起動しま     す)。   tキー(シフトキーを押さずに)     項目(記事の見出しなど)を下方向に検索します。   Tキー(シフトキーを押しながら)     項目(記事の見出しなど)を上方向に検索します。   uキー(シフトキーを押さずに)     URLまたはアドレスを下方向に検索します。   Uキー(シフトキーを押しながら)     URLまたはアドレスを上方向に検索します。   /キー     メール一覧内の検索を開始します。文字列を指定する「検索ダイアログ」     ウィンドウが表示されます。検索の方向は下向きに設定されます。   ?キー     メール一覧内の検索を開始します。文字列を指定する「検索ダイアログ」     ウィンドウが表示されます。検索の方向は上向きに設定されます。   ;キー     メール一覧とメール表示領域の間で、フォーカスを移動します。   *キー     項目(記事の見出しなど)を下方向に検索します(tキーと同じ)。 ==================================================================== 15.メールの王様 1.0.6.2 から 1.0.6.3 への主な変更点 ==================================================================== ● ウィンドウズ2000のリッチエディットコントロールの不具合を回避するコー   ドを入れました。リッチエディットコントロールはウィンドウズ2000で提供   されている汎用のテキストエディタで、メールの王様では、メールの表示、メー   ル作成時の入力領域、「お絵描き」ウィンドウでのテキスト入力に使用していま   す。   以下のような問題が出ていました。   ○ 文字列の検索に失敗する。   ○ 文字列の検索を行なうと、複数箇所が同時に反転表示される。   ○ 作成したメールを送信すると文字化けしている。   ○ 「メール作成」ウィンドウの To:/Cc:/Subject: 等のラベルの背景色が、     周りの色と異なる。   ○ 「お絵描き」ウィンドウで文字を入力していると異常終了することがある。   ○ 「お絵描き」ウィンドウで縦書き入力ができない。   この内、最後の「縦書き」に関しては、ウィンドウズ2000ではサポートされ   ていないため、メールの王様でも、ウィンドウズ2000で使用する場合には、   縦書き入力はできません。その他の問題に関しては、回避しました。 ● uuencode 形式の添付で、余分な空行が含まれる場合に、添付の解凍がうまくい   かない、という問題を修正しました。 ● 添付ファイルが以下の拡張子のファイルの場合、赤い字で「EXE」と書かれた   アイコンで表示するようにしました。   ○ .exe, .com, .cmd, .bat, .vbs   これらのファイルは実行形式(プログラム)で、実行するとシステムに危害を与   えるウィルスを含んでいる可能性があります。そのため、これらの添付ファイル   の実行には注意が必要です。   ○ 見知らぬ相手からのメールにこれらの形式の添付ファイルがあった場合には、     それを実行することは危険です。破棄するようにしてください。   ○ 知っている相手からのメールに関しても、何の脈略もなくこれらの形式の添     付ファイルがある場合には、実行の前に相手の方に確認するようにしてくだ     さい。相手の方がすでにウィルスに犯されていて、相手の方の意思とは関係     なく添付が送られている可能性があります。   また、これらの形式は、ウィルスが含まれているかどうかわかりにくいので、   一般的には、これらの形式のファイルをメールに添付しないようにしてください。   どうしても、これらの形式のファイルを添付して送る必要がある場合には、事前   に相手の方に確認を取られるとよいと思います。 ● メールのチェックの時間間隔は、1〜60分でしたが、これを1〜600分に   変更しました。 ● 送信メールのコピーが保存されるフォルダは、新規メールの場合は「送信済」   フォルダ、返信メールの場合には、その元のメールがあるフォルダでしたが、   オプションの設定により、常に「送信済」フォルダに保存するように指定できる   ようになりました。メニューから[設定]->[カスタマイズ]を選び、表示される   ウィンドウの「送信」タブをクリックし、「送信メールのコピーを保存する」   という項目の下にある「「送信済」フォルダに保存する」という項目にチェック   を付けてください。 ● 「メール表示」ウィンドウのメールの一覧では、自分が送信したメールに関して   は送信者の代わりに宛先を「→」マーク付きで表示しますが、常に、送信者を表   示するようにも設定できるようにしました。メニューから[設定]->   [カスタマイズ]を選び、表示されるウィンドウの「表示」タブをクリックし、   「メール一覧で、送信メールに関しては、宛先を表示する」という項目のチェッ   クをはずしてください。 ● 「メール表示」ウィンドウで表示されたメール内のメールアドレスで右クリック   して表示されるメニューに「新規メール作成」という項目を追加しました。その   クリックされたアドレスが To: フィールド(宛先)に入った「メール作成」   ウィンドウを起動します。 ● PNGおよびPCX形式のイメージの表示に対応しました。 ● アドレス帳エントリーに「並び順キー」という項目を追加しました。この項目は、   「アドレス帳」ウィンドウ、「メール表示」ウィンドウおよび「メール作成」   ウィンドウののコントロールバーの部分で表示される、アドレス帳エントリーの   並び順を制御するためのものです。例えばこの項目に名前のふりがなを入力して   おくと、アドレス帳エントリーが「あいうえお」順に表示されるようになります。   ふりがなに限らずその他の文字列を指定することもできます。実際の並び順は、   指定された文字列の内部コードの順になります。おおざっぱにいうと、以下の順   になります。   ○ 英数半角文字   ○ 英数全角文字   ○ ひらがな   ○ 全角カタカナ   ○ 漢字   ○ 「並び順キー」の指定の無いもの   必須項目ではありませんので、並び順を制御する必要の無い場合には、指定する   必要はありません。その場合には、「名前」項目(「名前」項目の無い場合には、   「ニックネーム」項目)の文字列の内部コード順になります。 ================================================================ 16.メールの王様 1.0.6.3 から 1.0.7 への主な変更点 ================================================================ ● 「メール表示」ウィンドウのツールバーがカスタマイズできるようになりました。   ボタンを追加・削除したり、ボタンの並びを変更できます。新たに次のボタンが   加わりました。これらのボタンはツールバーから削除された状態ですので、必要   なものをツールバーに追加するようにしてください。   ○ 受信(小)   「ファイル」メニューの「小さいメールの受信」   ○ 送信      「ファイル」メニューの「メールの送信」   ○ 巡回      「ファイル」メニューの「メールの巡回チェック」   ○ 選択受信    「ファイル」メニューの「選択メール受信ウィンドウ」   ○ サイズ     「表示」メニューの「表示のサイズ」   ○ マーク     「メール」メニューの「マークのオン・オフ」   ツールバーをカスタマイズするには、「表示」メニューから、ツールバーの変更   を選択します。操作方法に関しては、ヘルプかオンラインユーザーズガイドを参   照してください。 ● メールにマークをつけられるようになりました。マークを付けたメールは、メー   ル一覧表示で、アイコンに印が付き、目立つようになります。マークは4種類あ   り、それぞれ、「要チェック」とか「重要」などのわかりやすい名前をつけるこ   ともできます。また、各マークには対応したマークフォルダがあり、マークフォ   ルダを開くと、マークしたメールの一覧を表示することができます。詳しい操作   方法に関しては、ヘルプかオンラインユーザーズガイドを参照してください。 ● 「メール表示」ウィンドウ、「メール作成」ウィンドウ、「アドレス帳」ウィン   ドウ、および、「選択メール受信」ウィンドウのフォント、および、アイコンの   サイズを変更できるようになりました。「表示」メニューの「表示のサイズ」で   変更します。 ● 表示されたメールの添付ファイルをダブルクリックで開くことができるようにな   りました。 ● メールを引用して返信を行った場合に、以前のバージョンでは、テキストの添付   ファイルも引用しましたが、本バージョンでは、添付ファイルは引用しないよう   になりました。 ● メール一覧における添付物のアイコンやメールスレッドのアイコンなど、一部の   アイコンが新しいデザインに変わりました。 ● 受信後にサーバーからメールを削除するかどうかの指定をサーバーごとに設定す   ることができるようになりました。「カスタマイズ」ダイアログの「受信」パネ   ルに以前からある「受信後サーバーからメールを削除する」項目での設定は、サー   バーごとの設定を行わない時に有効です。サーバーごとの設定は、「メールサー   バーの設定」ダイアログから「詳細設定」ボタンを押して表示されるダイアログ   で設定します。「全サーバーに共通の設定を使う」という項目にチェックが付い   ている場合には、「カスタマイズ」ダイアログの「受信」パネルでの設定が有効   になります。サーバーごとに設定を変える場合は、このチェックをはずして行っ   てください。 ● 「カスタマイズ」ダイアログの「表示」パネルに以下の項目を追加しました。   ○ 「表示メールの行をウィンドウの幅に合わせて折り返す」     この項目にチェックを付けると、メールを表示する際、現在のウィンドウの     幅より長い行は折り返して表示します。   ○ 「表示メールの先頭の空白行を取り除く」     この項目にチェックを付けると、メールを表示する際、表示メールの先頭に     空白行がある場合には、それらを削除して表示します。 ● 「メール表示」ウィンドウにおいて、Ctrl+Shift+Rを「全員へ返信」機能に割り   当てました。 ● 「カスタマイズ」ダイアログから「エディット」パネルがなくなりました。   「エディット」パネルにあった、フォントの設定に関しては、新たに加わった、   「フォント」パネルにあります。また、「折り返し幅」の設定、「タブの幅」の   設定は、「作成」パネルに移動しました。 ● 複数メールを選択して返信ができるようになりました。それぞれのメールが返信   メールに順々に引用されます。複数メールにまとめて返信する場合に便利です。 ● POP-Before-SMTPに対応しました。POP-Before-SMTPとは、送信操作(SMTP)を   行う直前にPOPサーバーで認証処理を行うことを意味します。例えば、あるプロ   バイダーに電話接続し、他のプロバイダーのメールサーバーからメールを送信す   る場合、このような認証処理が必要な場合があります。   「メールサーバーの設定」ダイアログの[詳細設定]ボタンを押すと表示される   「詳細」ダイアログで「POP-Before-SMTP」項目にチェックを付けると、送信   操作の直前にPOPサーバーによる認証を行うようになります。POPによる認証処理   のみですので、この段階でメールは受信されません。 ● UUENCODE形式の添付ファイルの名前に漢字が含まれている場合、正しく表示され   ない、という不具合を修正しました。 ● 受信メールの日付がメールの規格(RFC822)の形式ではなく、UNIXのdateコマンド   で使われる次の例のような形式のものも理解するようになりました。     Mon Oct 16 02:55:05 2000 ● 「アドレス帳」ウィンドウで、副アドレスなどを入力するフィールドの前に、   ラベルを付けました。副アドレスは、「副アドレスの入力」というラベルの付い   たフィールドにアドレスを入力し、[追加]ボタンを押すと追加されます。 17.メールの王様 1.0.7 から 1.0.7.2 への主な変更点 ================================================================ ● 添付ファイルの名前に含まれる漢字がエンコードされていない場合にも名前を正   しく処理するようにしました。 ● 添付ファイルが赤い字で「EXE」と書かれたアイコンで表示されるファイルの   拡張子として、以下の物を追加しました。   ○ .pif, .scr, .shs   これらのファイルは実行形式(プログラム)で、実行するとシステムに危害を与   えるウィルスを含んでいる可能性があります。そのため、これらの添付ファイル   の実行には注意が必要です。 18.メールの王様 1.0.7.2 から 1.0.7.3 への主な変更点 ==================================================================== ● ライセンス証書番号の入力でエラーが表示される問題の修正。 ● 「メール作成」ウィンドウのコンテキストメニューに「パートの切り取り」を追   加しました。「編集」メニューの「パートの切り取り」と同じです。