ビジネス・ユーザー向けに設計されているプロダクト・マネージャー・モジュールは、複数ソースおよび対象者からのコンテンツを管理する点での複雑さを軽減します。このモジュールを使用すると、顧客中心のコンテンツを提供することができます。
プロダクト・マネージャーでは、以下の機能が提供されます。
- カタログの作成および管理
- カテゴリー階層/分類区分および管理
- ルックアップ・テーブルの作成と管理
- カタログへのデータのインポートおよびエクスポート
- アイテム選択
第 2 部では、プロダクト・マネージャー・モジュールで使用可能な各コンポーネントおよびサブコンポーネントについて取り上げます。
プロダクト・マネージャーのコンポーネント 説明 カタログ カタログ・コンソールは、大部分のデータ管理アクティビティーを開始する場所です。 階層 階層 (カテゴリーおよび組織) を更新します。 選択 選択とは、編集、更新、およびエクスポートに使用できるカタログのサブセットのことです。 レポート データ統計や監査証跡などに関する特定のビジネス要件に従って、カスタム・レポートを作成できます。 ルックアップ・テーブル ルックアップ・テーブルは、アイテム、カテゴリー、検証ルールやビジネス・ルールなどのデータの保管に使用されます。
カタログとは、アイテムのリポジトリーまたはコンテナーのことで、以下の特性があります。
- カタログは、カタログを構築するのに必要な複数のコンポーネント (名前、1 次仕様、1 次カテゴリー階層、(ACG) アクセス制御グループ) によって定義されます。
- どのカタログについても、追加のオプション属性 (2 次カテゴリー階層、リンク・カタログ、カタログ・スクリプト (前処理および後処理) を指定できます。
- カタログ同士をリンクすることにより、複数のカタログをまたいで単一のアイテムの属性を管理できます。
- カタログ・ビューをカスタマイズして、アイテム属性がユーザーに対して表示される方法をパーソナライズできます。
カタログ・コンソール では、すべての集められた商品情報が、定義された宛先にエクスポートされる前に管理され、操作されます。
カタログ・コンソールを使用すると、以下のタスクを実行できます。
- カタログのブラウズと変更
- カテゴリー内のアイテムの表示
- カタログの関連仕様の表示と変更
- 「単一編集」画面または「複数編集」画面を使用した、カタログのコンテンツの編集
- カタログ属性の表示
- カタログ差異の表示
- カタログ・バージョンのロールバック
- カタログ・コンテンツの検索
- カタログの削除
- カタログ・ビューのカスタマイズ
カタログ・コンソールには、作成済みのすべての現行カタログが表示されます。このコンソール・ビューは、必要に応じて特定のカタログ属性の表示をカスタマイズできます。デフォルト・ビューには、カタログ名、カタログ仕様、1 次/2 次階層、アクセス制御グループ、および現在カタログに適用されているカタログ・ビューが表示されます。
コンソール・ビューのカスタマイズ
このコンソールをカスタマイズして、列をソートしたり非表示にしたりできます。ユーザー・プロファイルに設定が保管されます。カタログ・コンソールのビューをカスタマイズするには、以下のようにします。
1. カタログ・コンソールの右上隅で、構成ボタン
をクリックします。ポップアップ・ウィンドウに構成テーブルが表示されます。
2. 列をソートするには、「ソート列」で選択を行います。1 つだけ選択できます。
3. フィールドを非表示にするには、「非表示列 (Hide column)」で選択を行います。複数を選択できます。
4. 「その他のオプション」テーブルで、昇順または降順に表示するためのソート順序を設定し、1 ページに表示する行数を設定します。
5. 「保管」をクリックして、カスタマイズした設定を保管します。カタログ・コンソールに、新しくカスタマイズした設定が表示されます。
カタログ・コンソール列
名前
カタログの名前。
仕様
カタログを作成するのに使用するカタログ仕様の名前。クリックすると、仕様が表示され、編集できます。
1 次階層
カタログ・アイテムを編成するのに使用する階層名。クリックすると、階層の詳細情報画面が表示されます。
2 次階層
サブカテゴリーを作成するのに使用する 2 次階層名。クリックすると、階層の詳細情報が表示されます。
アクセス制御グループ (ACG)
アクセス制御グループは、各役割のアクセス・レベルの制御に使用されます。
ビュー
カタログに適用されるカタログ・ビュー。 システム・デフォルトを使用するために、新規カタログが設定されます。ユーザーは、編集アイコンを使用して、カスタマイズされたビューを編集できます。システム・デフォルト・ビューは編集できません。
カタログ・コンソール・ツールバー
カタログ・コンソール・ツールバーには、コンソールでのカタログの管理に使用するボタンが含まれています。
図 3.1 - カタログ・コンソールのボタン
新規 新規カタログを作成します
属性 カタログの属性を編集/変更します。別のバージョンのカタログの作成、別のバージョンのカタログの表示、カタログのバージョンの名前変更、新規階層の作成、カタログへの 2 次階層の追加、特定カタログの要約統計の検討
差分 ユーザーが 2 つの異なるバージョンのカタログの比較を実行することができます
ロールバック ユーザーがカタログをロールバックすることができます
リッチ検索 カタログ内でより包括的な検索を実行して、結果をアイテム・リスト・テーブルに表示することができます
削除 カタログを削除します
ビュー カタログの別のビューを作成します
インポート カタログを選択して「インポート」ボタンをクリックします。カタログに関連付けられているすべてのインポートが表示されます。
エクスポート カタログを選択して「エクスポート」ボタンをクリックします。カタログに関連付けられているすべてのエクスポートが表示されます。
プロダクト・マネージャーのカタログ・コンポーネントは、カタログ内の商品情報の設計、構成、および保守を行うのに使用します。このセクションでは、カタログを作成するのに必要なすべてのコンポーネントが揃っていると想定します。以下のカタログ・コンポーネントの作成に関する情報については、このユーザー・ガイドの該当するセクションを参照してください。
- 1 次/2 次仕様
- アクセス制御グループ (オプション)
- 階層 (オプション)
新規カタログ
事業体の要件に合うようにカタログを設計したり構成したりできます。データ・モデルを作成し終えたら、カタログを作成して、その中で商品情報を保守できます。
このセクションでは、カタログを作成するのに必要なすべてのコンポーネントが揃っていると想定します。以下のカタログ・コンポーネントの作成に関する情報については、このユーザー・ガイドの該当するセクションを参照してください。
- 1 次/2 次仕様
- アクセス制御グループ (オプション)
- 階層 (オプション)
新規カタログの作成
1. カタログ・コンソールから、メニュー・パス「プロダクト・マネージャー」>「カタログ」>「新規カタログ」を使用するか、「新規」アイコンをクリックします。「カタログの作成」ウィザードが表示されます。ウィザードの各ステップを完了します。
1. 仕様の選択: カタログに使用する仕様を選択して、「選択」をクリックします。選択した仕様を編集するには、「編集」ボタンをクリックするか、「新規」をクリックしてカタログの新規仕様を作成します。
2. 表示属性の選択: カタログ用に表示される仕様属性を選択します。
3. アクセス制御グループの選択: カタログで使用する ACG を選択して、「選択」をクリックします。必要な場合には、ACG を編集または作成します。
4. カタログ名: カタログの名前を入力し、「カタログの作成」ボタンをクリックします。
5. 階層の選択: カタログで使用する階層を選択して、「選択」をクリックします。編集ボタンをクリックして現在選択している階層を編集するか、「新規」をクリックして新規階層を作成します。
カタログが正常に作成されたことを示すメッセージ・ボックスが表示されます。 「カタログ・コンソール」ハイパーリンクをクリックするか、戻り矢印アイコンをクリックして、「カタログ・コンソール」ページに戻ります。
カタログの削除
「削除」機能を使用すると、古いまたは無用なカタログを削除して「クリーンアップ」することができます。カタログを一度削除すると、回復できないことに注意してください。カタログを使用できず、再び表示することもできません。
カタログを削除する場合、間違ってカタログを削除してしまうことのないように、確認ダイアログ・ボックスが 2 度表示されます。カタログを削除することを確認すると、完了のためスケジューラーに置かれます。
カタログの削除
1. カタログ・コンソールで、カタログ名の横にあるラジオ・ボタンをクリックして、削除するカタログを選択します。
2. ツールバーから、「削除」をクリックします。操作を確認するダイアログ・ボックスが表示されます。「OK」をクリックしてカタログを削除するか、「キャンセル」をクリックして操作を終了します。
3. 「OK」をクリックした場合、「削除するカタログを選択してください」というウィザードが表示され、この操作を元に戻すことができないことをユーザーに通知する警告メッセージが出ます。カタログの削除を完了させるには、「削除」ボタンをクリックします。
4. カタログの削除を確認するもう 1 つのダイアログ・ボックスが表示されます。カタログの削除を完了させるには、「OK」をクリックします。
5. カタログの削除がスケジュールされたことをユーザーに通知するメッセージが表示されます。タイマー・アイコンをクリックすると、スケジュール状況が表示されます。
カタログ・バージョン管理
更新インポートであれ、カタログ属性の変更であれ、アイテムの手動の変更などカタログに変更が加えられると自動的にバージョンが作成されます。すべてのカタログ・バージョンは、「カタログ属性」画面の「バージョン要約」テーブルに表示されます。
図 3. 2 - バージョン要約テーブル
カタログ・バージョンの作成
カタログ・バージョンのタイム・スタンプが付されたカタログのタグ付バージョンを手動で作成するには、「カタログの詳細」画面に移動して、以下のようにします。
- 左ペイン - 左ペインを右クリックし、簡略メニューから「属性」を選択します。
- カタログ・コンソール - カタログを選択して「属性」をクリックします。
「名前付きバージョンの追加 (Add a version with a name)」フィールドに入力して「+ 追加 (+ADD)」をクリックします。「バージョン要約」テーブルに新規カタログ・バージョンが保管されます。
カタログ・バージョンの名前変更
カタログ・バージョンを名前変更するには、「バージョン要約」テーブルからカタログ・バージョンを選択して、バージョン名を編集してから、ツールバーから「バージョンの名前変更」ボタンをクリックします。
特定のカタログ・バージョンの表示
左ペインにカタログを追加して、「リアルタイム・フィルターの表示」をクリックします。 表示するカタログ・バージョンを選択すると、カタログにカタログ・バージョン・データが取り込まれます。
注: 「バージョン」ドロップダウン・フィールドからの選択は、「バージョン要約」テーブルと一致します。
図 3. 3 - カタログ・バージョンの変更
カタログ差分
「カタログ差分」機能を使用すると、2 つのカタログ・バージョンを分析できます。様々な差分タイプ (追加、変更、削除、未変更、またはすべて) の詳細を表示するよう選択します。
カタログ・コンソールで、カタログを選択して「差分」ボタンをクリックします。「カタログ差分」ウィザードが表示されます。ウィザードの各ステップを完了します。
1. カタログの選択: カタログ・コンソールからカタログ選択項目の名前が自動的に入力されます。
2. バージョン 1 の選択: 1 つ目のカタログ・バージョンを選択します。
3. バージョン 2 の選択: 2 つ目のカタログ・バージョンを選択します。
4. 差分タイプの選択: 疑問符 (?) アイコンをクリックして差分タイプを選択してから、「保管」をクリックしてウィンドウを閉じます。その後、「選択」をクリックします。
5. 「差分要約」テーブルが表示されます。「表示」ボタンをクリックして、アイテム・リストの詳細を表示します。
図 3. 4 - 差分要約
カタログ・ロールバック
カタログの「ロールバック」によって、現在使用中のバージョンのカタログを、変更済みアイテムを含む場合もある別のバージョンのカタログに変更できます。カタログに加えられた変更が後に不必要であることが分かったり、偶然に変更してしまった場合に、特にこの機能が役立ちます。
「ロールバック」ボタンをクリックしてから、ロールバック先のバージョンのカタログを選択する必要があります。カタログには、データが WebSphere Product Center に入る (インポート) 直前と、WebSphere Product Center から出た (エクスポート) 直後に、それぞれバージョンが付されます。
デフォルトでは、各バージョンには 2 つのプロパティーに関して名前が付けられます。(A) 実行された操作、(B) 操作が実行された日時です。
慎重に使用してください!!! この操作は、元に戻せません。
注: 仕様はカタログ・ロールバックの際に戻らないため、アイテムは最新の仕様に基づいて表示されます。仕様ノードの属性が削除されると、ロールバック・バージョンには存在しますが、表示はされません。
カタログ・ロールバックの実行
別のカタログ・バージョンにロールバックするには、以下のようにします。
1. カタログ・コンソールで、カタログ名の横にあるラジオ・ボタンをクリックして、「ロールバック」ボタンをクリックします。
2. ドロップダウン選択からカタログ・バージョンを選択して、「選択」ボタンをクリックします。このアクションは元に戻せないことを指摘するメッセージが表示されますので、「カタログのロールバック」ボタンをクリックしてからポップアップ・ダイアログ内の「OK」をクリックしてアクションを確認すると次に進みます。
図 3.5 - ロールバックするカタログの選択
3. ロールバックがスケジュールされます。ステータス・アイコンをクリックすると、状況が表示されます。
注: ロールバックが完了すると、選択されたバージョンの後に生じたすべてのカタログ・バージョンは「バージョン」テーブルからクリアされます。
カタログの属性は、「カタログの詳細」画面で表示/変更が可能です。カタログの属性を表示するには、2 つの方法があります。
- カタログ・コンソールで、カタログを選択して「属性」ボタンをクリックします。
- 左ペインから、カタログを表示して、カタログ名の横を右クリックします。簡略メニューから、「カタログ属性」を選択します。
カタログ属性
名前
カタログの名前
仕様 関連したカタログ仕様の名前 1 次階層
使用している 1 次階層
2 次階層の追加 (Add Secondary hierarchy)
「+ 追加 (+ADD)」ボタンをクリックすると、2 次階層が組み込まれます
配列の使用 チェック・マークを付けると、カタログに配列が適用されます。 次の名前のバージョンの追加
カタログ・バージョンの名前をカスタマイズします。
カタログ表示属性 左ペインに表示する属性を選択します。 ユーザー定義コア属性コレクション カタログに関連したユーザー定義コア属性コレクションを選択します。 エントリー作成スクリプト
アイテム/カテゴリーに対するデータ検索後に実行するスクリプトを作成します。
プリプロセス・スクリプト
カタログにインポートされる前にデータを操作するスクリプトを作成します。
ポストプロセス・スクリプト
カタログにインポートされてからデータを操作するスクリプトを作成します。
ポストセーブ・スクリプト
アイテムの保管後に実行するスクリプトを作成します。
リンク属性
他のカタログにリンクされたノードを表示します。
バージョンの要約
カタログのすべてのバージョンを表示します。
データをインポートまたはエクスポートする前に、データの検証および加工のために、スクリプトを作成します。カタログ属性では、異なるステージ (インポート前、保管後、エクスポート前)に処理する多様なスクリプト・タイプの選択が可能です。カタログに使用されている仕様によっては、検証や値ルールの適用などの、データに対するさらなる操作も可能です。カタログ属性スクリプトと仕様属性の定義の組み合わせによって、データの操作時に柔軟性を持たせることができます。
データを処理するのに使用できるスクリプトのタイプやルールはたくさんありますが、すべてのタイプを定義する必要はなく、各タイプは以下にリストされている指定された順序で実行されます。
- エントリー作成スクリプト
- プリプロセス・スクリプト
- 検証および値ルール
- ポストプロセス・スクリプト
- ポストセーブ・スクリプト
「カタログの詳細」画面を使用すると、複数の階層を 1 つのカタログに関連付けることができます。 1 次階層は除去できません。
2 次階層の追加
1. カタログ・コンソールから、カタログを選択して「属性」をクリックします。
2. 「2 次階層の追加 (Add a Secondary hierarchy)」ドロップダウン選択で階層を選択して、「+ 追加 (+ADD)」をクリックします。
3. このアクションを確認するメッセージが表示されます。
4. 必要な場合には、他の 2 次階層を追加します。
5. 関連付けられた階層を除去するには、「削除」ボタンをクリックします。確認ダイアログ・ボックスが表示されます。
ユーザー定義ログ機能は、カタログまたは階層の差を追跡するのに使用できます。すべての変更がキャプチャーされ、「カタログまたは階層内のログ・リンク (Log link in the Catalog or Hierarchy)」詳細画面に表示されます。ログは、カタログ/階層の詳細画面で作成された使用可能なスクリプトに対して作成できます。
カタログのユーザー定義ログの作成
1. カタログ・コンソールから、カタログを選択して「属性」をクリックします。カタログの詳細情報が表示されます。
2.「ログ」をクリックすると、ユーザー定義ログのテーブルが表示されます。「新規」をクリックすると、新しいユーザー定義ログが作成されます。
3. ログの名前と説明を入力し、必要であれば「実行ログ」チェック・ボックスにチェックを入れてから、「+ 追加 (+ADD)」をクリックします。
注: 「実行ログ」ボックスにチェックを入れないと、システムは最新の変更をキャプチャーします。チェックを入れる場合には、加えられたすべての変更をシステムはキャプチャーします。
4. 「カタログの詳細」画面で、ログを作成して書き込むスクリプト (つまりポストセーブ・スクリプト) を選択します。スクリプトの作成に関する詳細は、WebSphere Product Center の Scripting Documentation を参照してください。
カタログのユーザー定義ログの編集
1. カタログ・コンソールから、カタログを選択して「属性」をクリックします。カタログの詳細情報が表示されます。
2.「ログ」をクリックすると、ユーザー定義ログのテーブルが表示されます。編集するログ名の横にある「編集」ボタンをクリックします。
3. 変更を加えてから、「保管」をクリックします。
カタログのユーザー定義ログの削除
1. カタログ・コンソールから、カタログを選択して「属性」をクリックします。カタログの詳細情報が表示されます。
2.「ログ」をクリックすると、ユーザー定義ログのテーブルが表示されます。
3. 削除するログ名の横にある「削除」アイコンをクリックします。
階層のユーザー定義ログの作成
1. 階層コンソールから、階層を選択して「属性」をクリックします。ツリーの詳細情報が表示されます。
2.「ログ」をクリックすると、ユーザー定義ログのテーブルが表示されます。「新規」をクリックすると、新しいユーザー定義ログが作成されます。
3. ログの名前と説明を入力し、必要であれば「実行ログ」チェック・ボックスにチェックを入れてから、「+ 追加 (+ADD)」をクリックします。
4. 「カテゴリーの詳細 (Category Details)」画面で、ログを作成して書き込むスクリプト (つまりポストセーブ・スクリプト) を選択します。スクリプトの作成に関する詳細は、WebSphere Product Center の Scripting Documentation を参照してください。
階層のユーザー定義ログの編集
1. 階層コンソールから、階層を選択して「属性」をクリックします。ツリーの詳細情報が表示されます。
2.「ログ」をクリックすると、ユーザー定義ログのテーブルが表示されます。編集するログ名の横にある「削除」アイコンをクリックします。
3. 変更を加えてから、「保管」をクリックします。
カタログのユーザー定義ログの削除
1. 階層コンソールから、階層を選択して「属性」をクリックします。ツリーの詳細情報が表示されます。
2.「ログ」をクリックすると、ユーザー定義ログのテーブルが表示されます。
3. 削除するログ名の横にある「削除」アイコンをクリックします。
アイテム編集は、「スタンドアロン・コンテンツ・オーサリング」または「拡張コンテンツ・オーサリング」画面を使用して実行します。どちらかの画面タイプから、アイテムの追加や編集を行えます。 「拡張コンテンツ・オーサリング画面」を使用すると、一度に複数のアイテムを追加/編集できます。
「スタンドアロン・コンテンツ・オーサリング」画面と「拡張コンテンツ・オーサリング」画面の違い
スタンドアロン・コンテンツ・オーサリング画面 拡張コンテンツ・オーサリング画面
- 「リッチ検索」、「単一編集」、または「複数編集」タブはありません。
- 前後のレコードへに移動するためのナビゲーションがありません。
- 「リッチ検索」、「単一編集」、および「複数編集」タブは使用可能です。
- 「終了」ボタン
コンテンツ・オーサリング画面タイプの設定
使用するコンテンツ・オーサリング画面のタイプは、「マイ・セッティング」の「特定画面設定」構成で設定します。「データの編集と入力に次のものを使用」行を検索し、以下のどちらかの使用画面を選択します。
- スタンドアロン・コンテンツ・オーサリング画面
- 拡張コンテンツ・オーサリング画面
デフォルト設定は、「スタンドアロン・コンテンツ・オーサリング画面」に設定されます。
左ペインで複数のアイテムを選択すると、それらのアイテムは「アイテム・リスト」画面に表示されます。単一アイテムの場合、「単一編集」画面に表示されます。この画面を使用すると、アイテム・リスト・テーブルの任意の列でリストをソートしたり、アイテムの長いリストでも簡単にナビゲートできます。
図 4.1 - 「アイテム・リスト」画面の例
アイテム・リストのソート
必要な場合には、「アイテム・リスト」テーブルの「属性名」列見出しをクリックすると、アイテムを降順でソートできます。下矢印は、これをクリックするとアイテムが降順にソートされるということです。上矢印が表示されている場合、これをクリックすると、アイテムが昇順でソートされます。
図 4.2 - アイテム・リスト・テーブルのソート
アイテム・リストのナビゲート
大きなアイテム・リストの場合、アイテム・リスト・テーブル下部にあるナビゲーション・リンクを使用します。ページを選択して表示するか、アイテム・リストの中央または最後のページにスキップします。
図 4.3 - アイテム・リストのナビゲート
アイテム・リストのボタン
図 4.4 - アイテム・リストのツールバーのボタン
以下に、「アイテム・リスト」のボタンを左上隅から左回りに説明します。
追加 追加するアイテム数 (デフォルトでは 1) を入力してから、「追加」ボタンをクリックします。 「複数編集」画面のリスト上部に、新規アイテムが追加されます。
編集: 選択済みアイテムを編集します
すべて編集 アイテム・リスト上のすべてのアイテムを編集します
階層ドロップダウン・フィールド 階層をブラウズまたは選択します
階層の編集 ドロップダウン・フィールドから階層を選択し、この編集ボタンをクリックして、階層を編集します。 別の階層にアイテムを再カテゴリー化する 最初にカテゴリー化するアイテムまたはアイテムのグループを選択し、その後ドロップダウン選択から階層を選択します。再カテゴリー化ボタンをクリックすると新しいウィンドウが表示され、ユーザーは別の階層を選択できます。「保管」ボタンをクリックするまで、変更はコミットされません。 別のカテゴリーにアイテムをコピーする 最初にコピーするアイテムまたはアイテムのグループを選択し、その後ドロップダウン選択から階層を選択します。コピー・ボタンをクリックすると新しいウィンドウが表示され、ユーザーは別の階層を選択できます。「保管」ボタンをクリックするまで、変更はコミットされません。
基本選択として保管 現在のアイテム・リストを基本選択として「選択コンソール」に保管するには、このボタンをクリックします。 選択への追加: 保管済みの選択に現在のアイテム・リストを追加します。現在のアイテム・リストを選択に追加するには、「選択への追加:」ボックスにチェック・マークを付け、保管済みの選択をドロップダウン・フィールド・ボックスから選択します。 選択ドロップダウン・フィールド アイテム・リストの追加先にする保管済みの選択を選択します。 削除 単一のアイテムをすべて削除します。このボタンを使用する際には注意が必要です。一度アイテムを削除すると、元に戻すことができません。アイテムまたはアイテムのグループを選択して、削除アイコンをクリックします。
アイテム数フィールドと「一括追加」ボタン 追加するアイテムの数を入力し、「一括追加」をクリックします。定義した追加アイテム数が、データ・エントリーに関する「複数編集」画面に表示されます。
「単一編集」画面を使用すると、単一のアイテムを編集できます。この画面は、表示または編集のために単一のアイテムを選択すると表示されます。「拡張コンテンツ・オーサリング画面」の場合は、この画面は「単一編集」タブになります。
「単一編集」画面のボタン
「単一編集」画面の上部と下部に一連のボタン、ナビゲーション・ツール、状況アイコンがあります。
図 4.6 - 「単一編集」画面のボタン (上部の画面)
以下に、「単一編集」画面の機能を左から右の順に説明します。
左側のアイコン アイテムの状況を示します。例えば、アイテムがデータベースと同期しているかどうか、またはエラーが起きているかどうかが示されます。 カタログ名 この上部バーにカタログ名が表示されます。 ナビゲーション・ボタンと「移動」 ユーザーがアイテムのページ間をナビゲートできるようにします。移動先のページを入力して、「移動」をクリックします。 「表示」ドロップダウン・フィールドと「移動」 アイテムのビューに変更を加えるには、ビューを選択して「移動」をクリックします。 上へ移動 (Bring to top) ユーザーが、以下のいずれかの状況に基づいてアイテムの配列の上部に移動できるようにします。
- 失敗
- 変更済み
- 新規
- 未変更
- 処理中
- 選択済み
例えば、「失敗」を選択すると、すべての失敗したアイテムがアイテム・リストの先頭にプッシュされます。
図 4.5 - 「単一編集」画面のボタン (下部の画面)
以下に、「単一編集」のボタンを左上隅から左回りに説明します。
チェックアウト ワークフロー中にアイテムをチェックアウトします。 マクロ アイテムに対してマクロを実行します。 アクション アイテムを CSV、HTML、またはタブ区切り形式でプレビューします。 ログ
アイテムのユーザー定義ログを表示します。
ロケーション・データ (Location Data) このボタンは、アイテムにロケーション・データが構成されていない場合には使用不可になります。 変更を元に戻す 変更を取り消します。
最新表示 画面情報を最新表示します。
追加
アイテムを追加します。
クローン
クローンするアイテムを選択して、「クローン」をクリックします。アイテム情報が、新規アイテムに複製され、基本キーは空のままです。
ドロップ
アイテムをカタログからドロップします。
保管
アイテムを保管します。
階層ドロップダウン・フィールド デフォルトでは、このフィールドにはアイテムの現在の階層が表示されます。使用する階層を切り替えるには、このドロップダウン・フィールドから値を選択します。 階層
カテゴリー・マッピングを追加または置換します。
削除 アイテムを削除します。
「複数編集」画面を使用すると、複数のアイテムを編集できます。この画面は、表示または編集のために複数のアイテムを選択すると表示されます。この画面は、「拡張コンテンツ・オーサリング画面」の「複数編集」タブからしか使用できません。
「複数編集」画面には「単一編集」画面と同じ機能が多数ありますが、以下の画面機能は例外で、「複数編集」画面に固有です (イメージを参照)。
図 4.7 - 「複数編集」画面の追加機能
ページの選択 (Select Page) このページのみのすべてのアイテムを選択します。 ページの選択解除 (Unselect Page) このページのみのすべてのアイテムを選択解除します。 すべて選択 この選択/リスト内のすべてのアイテムを選択します。 選択をすべて解除 (Unselect All) この選択/リスト内のすべてのアイテムを選択解除します。 列幅のサイズ変更 個々の列の上部に、4 つのサイズ変更オプションのセットがあります。このオプションは、列のサイズを大きくしたり小さくしたりするか、または昇順/降順で列をソートするのに使用します。 属性タイプ・インディケーター 個々の列の上部に、属性タイプを示すイメージがあります。 入力値フィールドの横の下矢印 先頭の行に属性の値を入力し、この新しい値を使用するアイテムにチェック・マークを付け、下矢印をクリックすると、チェック・マークを付けたすべてのエントリーに新しい値が設定されます。
「スタンドアロン・コンテンツ・オーサリング画面」または「拡張コンテンツ・オーサリング画面」を使用してコンテンツを編集するには、任意のフィールドの情報を変更して、変更をコミットするために「保管」をクリックするだけです。特定のフィールドを編集する許可がユーザーにない場合や、表示専用フィールドに適用した場合には、エラーが起きます。
アイテムの編集
単一アイテムの編集
1. 左ペインまたは「アイテム・リスト」からアイテムを選択します。アイテムが、「単一編集 (Single edit )」画面に表示されます。
2. アイテムの情報を更新して、「保管」をクリックします。アイテムを保管していない場合に、ユーザーが画面を切り替えようとすると、確認ダイアログ・ボックスが表示されます。アイテムを保管しないで編集画面を切り替えるには、「OK」をクリックします。
一括編集の実行
「複数編集」画面を使用すると、複数アイテムを編集できます。この画面は、「拡張コンテンツ・オーサリング画面」からアクセスできます。固有の「基本キー」以外は、複数アイテムに対して単一の変更を実行できます。
フィールドが灰色になっていて変更が加えられない場合は、そのアイテムはまだデータベースに保管されていないので、情報が更新されていません。情報がデータベースに保管されると、編集できるようになります。
1. 編集するアイテムのグループをアイテム・リストで選択し、「選択した次のものを編集」をクリックします。選択したアイテムのグループが編集用画面に表示されます。
2. 「アイテム編集」画面の先頭行は、同じ属性の複数アイテム全体に対して単一変更を実行するために使用します。アイテム属性の先頭行に値を入力して、「すべて」アイコンをクリックします。アイテム属性が新規値に更新されます。
3. 「保管」をクリックして、すべての編集を保管します。
アイテムの追加
ユーザーにはアイテムを一度に 1 つずつ追加する選択肢と一括して追加する選択肢があります。「一括編集」と同様に、ユーザーは複数のアイテムを追加できます。複数のアイテムの追加は、「複数編集」画面を使用して実行します。この方法により、ユーザーは値が同じ場合に複数のアイテムの 1 つの属性を更新できます。
単一アイテムの追加
1. 以下のいずれかの方法で単一アイテムを追加します。
- 左ペインで、階層ノードを右クリックして「アイテムの追加」を選択します。
- 「アイテム・リスト」で、 「+ 追加 (+ADD)」をクリックします。
2. アイテムは「単一編集」画面に追加されますが、画面を切り替える前に「保管」をクリックするまではシステムにはコミットされません。
3. 必須フィールドが完成されていない場合、不適切な値が入力された場合、または他のエラーが実行されると、エラーが表示され、アイテムは保管されません。
一括追加の実行
1. 複数アイテムを、「アイテム・リスト」画面から追加できます。追加するアイテムの数 (デフォルトでは 20) を入力し、「+ 一括追加 (+BULK ADD)」をクリックします。「複数編集」画面が表示されます。
2. データ・エントリー画面の先頭行は、単一値をすべてのアイテム属性に取り込む場合に使用します。アイテム属性の先頭行に値を入力して「すべて」アイコンをクリックするか、1 行ずつアイテムを入力します。
3. すべてのアイテムを入力し終えたなら、「保管」をクリックして、カタログにアイテムを追加します。
アイテムのコピー
左ペインで、同じカタログ内のカテゴリー同士でアイテムをコピーできます。この場合、アイテムは移動せずに、アイテムの正確なコピーが別のカテゴリーに作成されます。
「未割り当て」フォルダーにはアイテムをコピーできません。
単一アイテムのコピー
注: 単一アイテムを複数カテゴリーにコピーし、そのうちのあるカテゴリーからこのアイテムを削除すると、すべてのカテゴリーからアイテムすべてが削除されます。単一カテゴリーからアイテムを削除するには、簡略メニューから「除去」を選択します。
1. コピーするアイテムを右マウス・ボタンでクリックして、「コピー」をクリックします。
2. アイテムのコピー先のカテゴリーを右マウス・ボタンでクリックし、「貼り付け」をクリックします。
アイテムのクローン
アイテムのクローンはアイテムのコピーとは異なります。アイテムのクローンの場合、すべてのアイテム属性は同じままですが、唯一例外は「基本キー」で、空白になります。それで、この基本キー属性には固有値を入力する必要があります。
単一アイテムのクローン
単一アイテムのクローンは、「単一編集」画面からのみ行えます。
1. 「単一編集」画面から、「クローン」をクリックします。
2. 空白のままになる「基本キー」属性以外のアイテム属性がクローンされます。
3. 基本キーに固有値を入力して、保管をクリックします。
アイテムの一括クローン
アイテムの一括クローンは、「複数編集」画面からのみ行えます。
1. 「複数編集」画面で、クローンするアイテムを選択して、「クローン」をクリックします。
2. 基本キー属性以外のすべてのアイテムがクローンされます。
3. 基本キー属性に固有値を入力して、任意の情報を編集します。「保管」をクリックして、変更内容をコミットします。
アイテムの削除
アイテムは、左ペインまたはアイテム・リストから削除できます。複数アイテムを削除するには、アイテム・リストを使用します。
単一アイテムの削除
注: 簡略メニューの「削除」選択を使用してアイテムを削除すると、カタログ内のそのアイテムのすべてのインスタンスが削除されます。カタログ内のすべてのカテゴリーではなく 1 つのカテゴリーから 1 つのアイテムを除去するには、「除去」を選択してください。
1. 以下のいずれかの方法で、単一アイテムを削除します。
- 左ペインでアイテムを選択して、「削除」をクリックします。
- アイテム・リストでアイテムを選択して、「削除」をクリックします。
2. アイテムを削除すると、確認ダイアログ・ボックスが表示されます。このアクションを確認するには、「OK」をクリックします。
複数アイテムの削除
複数アイテムの削除は、「アイテム・リスト」画面または「複数編集」画面で実行します。
1. アイテムのリストで、削除するアイテムを選択して、「削除」をクリックします。
2. 削除確認ダイアログが表示されるので、「OK」をクリックします。
アイテムのカテゴリー化
未割り当てアイテムを、以下のステップを使用して関連するカテゴリーにカテゴリー化することができます。
1. 左ペインから、カタログをオープンし、「未割り当てアイテム」の下のアイテムをすべて表示します。
2. 1 つのアイテムをカテゴリー化するには、アイテムをクリックし、「単一編集」画面から「階層」ボタンをクリックし、カテゴリーを選択して、「保管」をクリックします。アイテムが新規カテゴリーに移動します。
3. 複数のアイテムをカテゴリー化するには、左ペインから複数のアイテムを選択すると、「アイテム・リスト」にアイテムが表示されます。カテゴリー化するアイテムをすべて選択し、カテゴリー化ボタンをクリックします。カテゴリーを選択して、「保管」をクリックします。すべてのアイテムがこのカテゴリーに移動します。
カテゴリーからのアイテムの除去
左ペインの簡略メニューを使用して、アイテムをカタログから除去できます。
1. アイテムを右マウス・ボタンでクリックし、「除去」を選択します。
2. アイテム除去を確かめる確認ダイアログが表示されます。「OK」をクリックします。
3. アイテムが複数のカテゴリーに割り当てられている場合以外は、アイテムが「未割り当て」フォルダーに移動します。
アイテムの再カテゴリー化
左ペインまたは「アイテム・リスト」から使用すると、アイテムのカテゴリー化後に別のカテゴリーに変更できます。
左ペインでのアイテムの再カテゴリー化
左ペインで、アイテムをカテゴリー間で移動できますが、「未割り当て」フォルダーには移動できません。アイテムは、同じカタログの別のカテゴリーにのみ移動できます。
1. 移動するアイテムを右マウス・ボタンでクリックして、「切り取り」を選択します。
2. 移動先カテゴリーで右マウス・ボタンでクリックして、「貼り付け」をクリックします。
3. アイテムが新規カテゴリーに移動します。
「アイテム・リスト」からの再カテゴリー化
1. 「アイテム・リスト」画面で、単一または複数アイテムを選択して、カテゴリー化ボタンをクリックします。
2. カタログのすべてのカテゴリーが別ウィンドウに表示されます。カテゴリーを選択して、「保管」をクリックすると、新規カテゴリーにアイテムが移動します。
アイテムのカテゴリー化解除
左ペインからのカテゴリー化解除
1. 左のペインから、アイテムを選択して右クリックし、簡略メニューから「除去」を選択します。
2. アイテムが別のカテゴリーの一部である場合以外は、アイテムがカテゴリーから除去されて「未割り当て」フォルダーに移動します。
「アイテム・リスト」からのカテゴリー化解除
1. 「アイテム・リスト」からアイテムを選択して、「カテゴリー化」ボタンをクリックします。
2. ポップアップ・ウィンドウで、カテゴリーを何も選択せずに「保管」をクリックします。
3. アイテムが「未割り当て」フォルダーに移動します。
データ保管のエラー
カタログ属性に不適切な値を入力すると、エラーのタイプを説明するエラー・ダイアログ・ボックスが、エラーが生じた場所に表示されます。「OK」をクリックして、正しい値タイプを再入力して、「保管」をクリックします。
以下の目的で使用するアイテムのリストを戻すため、選択が作成されます。
- アイテムの表示と編集
- 特定の宛先に対するアイテムの定義済みグループのエクスポート
ユーザーは、基本アイテム選択を作成できます。基本選択は、アイテムの基本キーが選択によって記憶される基準となっている、アイテムのリストです。
アイテム選択コンソールは、以下のタスクを実行するのに使用します。
- 選択の作成
- 選択の削除
- 選択基準の編集
- 選択内のアイテムの表示
アイテム選択コンソールのボタン
選択項目をプレビューします。 選択項目を編集します。 選択項目を削除します。 基本選択
基本選択は以下のオブジェクトで構成されます。
- カタログ
- カタログ・バージョン
- アクセス制御グループ
- 階層
注: 選択するのは 5000 アイテム以下に制限されます。それより多く選択するとアプリケーションが停止して、ユーザーはアプリケーションを終了し、ログがアプリケーションに記録されます。
新規基本選択の作成
パス「プロダクト・マネージャー」>「選択」>「選択コンソール」を使用します。アイテム選択コンソールが表示されます。「新規基本選択」をクリックして、「カタログ選択エディター」ウィザードの個々のステップを完了します。
1. カタログの選択
2. バージョンの選択
3. アクセス制御グループの選択
4. 階層の選択
5 「選択名の入力」フィールドにアイテム選択の名前を入力します。
6. 階層全体、特定の階層、または未割り当てのアイテムを選択します。
7. すべてのサブ階層を再帰的に選択するには、リストから階層を選択し、それから画面の下部で「オン」および「移動」ボタンをクリックします。すべてのサブ階層を選択解除するには、「オフ」および「移動」ボタンをクリックします。
8. 選択を構成し終えたら、「保管」ボタンをクリックします。新しく作成された選択が、「選択コンソール」にリストされます。
選択のプレビュー
選択をプレビューするには、アイテム選択コンソールで「プレビュー」アイコンをクリックします。結果は、アイテム・リスト・テーブル形式で表示されます。
WebSphere Product Center では、階層はカタログとは別に保管されます。これにより、ユーザーは選択した階層を使用して、カタログを表示したり、エクスポートしたりできます。階層コンソールを使用すると、ユーザーは WebSphere Product Center に保管されているすべての階層を変更できます。また、このインターフェースでは新規階層を作成するオプションもあります。
階層を作成する前に、仕様コンソールで階層の基本仕様の作成を実行する必要があります。階層に付加する基本仕様には、以下の最小限の属性が含まれている必要があります。
- 表示名
- パス - カテゴリーを見付けるスクリプトで使用
- 基本キー - カテゴリーの固有 ID (仕様の作成時に判別される)
情報の編成に使用する階層には、2 つのタイプがあります。
- カテゴリー階層 - カタログのアイテムをカテゴリー化するのに使用
- 組織階層 - ユーザーの組織を作成するのに使用
階層の作成
以下の手順を使用して、カテゴリー階層または組織階層を作成します。
「プロダクト・マネージャー」>「階層」>「新規階層」を選択すると、「階層の作成」ウィザードが表示されます。ウィザードの各ステップを完了します。
1. 階層名: 階層の名前を入力します。
2. 1 次仕様の選択: 階層で使用する 1 次仕様を選択します。
3. 表示属性の選択: ドロップダウン選択から表示属性を選択します。
4. パス属性の選択: ドロップダウン選択からパス属性を選択します。
5. 階層タイプの選択:「カテゴリー階層」または「組織階層」を選択します。
6. アクセス制御グループの選択: 階層で使用する ACG を選択します。
7. 階層が作成されると、左ペインに追加されます。必要に応じて、サブ階層 (カテゴリーまたはユーザー) を追加します。カテゴリー階層は「階層」の下の左ペインのドロップダウンにリストされ、組織階層は「組織」の下にリストされます。
階層ノードの管理
1. 階層を編集するには、左ペインを使用して、階層属性の追加、移動、コピー、削除、または表示を行います。左ペインのドロップダウン・メニューで階層を追加します。
注: デフォルト階層は編集できません。
2. 階層ノードをクリックして、階層属性を表示します。
3. 階層を変更するには、カテゴリーを右マウス・ボタンでクリックし、簡略メニューからアクションを選択します。カテゴリーを追加する場合には、新規カテゴリーを追加する親ノードを右マウス・ボタンでクリックしてください。
簡略メニューには、階層構造を操作するための 5 つの異なる機能が備えられています。
カテゴリーの追加
新規カテゴリーを追加します
切り取り
既存のカテゴリーを階層内の新しい場所に移動します
コピー
既存のカテゴリーを、新規カテゴリーを作成しないで階層内の新しい場所にコピーします
貼り付け
「切り取り」または「コピー」の選択後、カテゴリーを階層内の新しい場所に移動します
除去
階層から削除することなく、使用していたカテゴリーを除去します
削除
既存のカテゴリーを削除します
最新表示
階層表示を最新のものにします
階層ロールバック
カタログのように、階層にはロールバックできるバージョンが付いています。
- 階層コンソールで階層を選択して、「ロールバック」ボタンをクリックします。その後、ロールバック先のバージョンを選択します。
階層削除
- 階層コンソールで階層を選択して、「削除」ボタンをクリックします。階層が別のオブジェクト (カタログ、組織) で使用されている場合は、エラーが起きます。
階層マッピング
カテゴリーは 2 つの階層間でマッピングできます。それにより、個々のアイテムのマッピングに煩わされることなく、社内のカテゴリー化を標準カテゴリー化へとマップできます。
たとえば、「商品カテゴリー (Product Category)」という名前の内部ツリーを標準の「UNSPSC」ツリーにマップできます。
アイテムの作成時に、アイテムを 1 つのツリー内のカテゴリーにマップできます。カテゴリーを他のツリーにマップする場合、アイテムは追加のマッピングを継承します。
階層マップの作成
1. メニュー・パス「プロダクト・マネージャー」>「階層」>「階層マップ」>「カテゴリーのマッピング (Mapping Hierarchies)」を使用すると、カテゴリー・マップ・ウィザードが表示されます。
2. マップ元の階層とマップ先の階層を選択します。
3. カテゴリーのリストが表示されます。マップするカテゴリーの横にある 2 重矢印アイコンをクリックします。
4. 2 次階層が別ウィンドウに表示されます。マップするカテゴリーを検索して (複数のカテゴリーを選択できます)、「保管」をクリックします。
注: 緑のチェック・マークは、マッピングが存在する場所を表します。
5. すべてのカテゴリーをマップし終えるまで、ステップ 3 と 4 を続行します。
階層マッピングの追加
1. メニュー・パス「プロダクト・マネージャー」>「階層」>「階層マップ」>「階層マッピング・コンソール」を使用して、ソースおよび宛先の階層が表示されている行の横にある編集ツール・ボタンをクリックします。
2. ツリーをブラウズして、マップされるカテゴリーを検索します。
3. マップするカテゴリーの横にある 2 重矢印アイコンをクリックします。2 次階層が画面にポップアップします。
4 マップ先のカテゴリーを検索して選択し、「保管」をクリックします。
階層マッピングの削除
- 「階層マッピング・コンソール」内の階層名の横にある「削除」ボタンをクリックします。
- 階層マッピングを編集します。マップされたカテゴリーをクリックして、マップされたカテゴリーのリストを表示します。「削除」ボタンをクリックして、単一のマッピングを削除します。
階層名の検索
カテゴリー検索機能が、WebSphere Product Center の随所にインプリメントされています。このセクションでは、左ペインでのカテゴリー・ノードの検索の実行について取り上げます。
フィーチャー
- 基準には「like」検索を含めることができます
- すべての一致するノードへのパスを戻します
1. 左ペインに階層を追加します。
2. 左ペインで「リアルタイム検索の表示」をクリックして、検索基準を表示します。
3. 検索基準を定義して、文字列を入力し「表示名」または「名前」での検索を選択します。緑色の矢印ボタンをクリックします。左ペインに結果が表示されます。
注: 文字列検索を入力する際にワイルドカード「*」を使用できます。ワイルドカードが検索文字列の一部に追加されないと、システムは完全一致を検索します。
WebSphere Product Center の分析モジュールは、アプリケーションの強力なスクリプト・エンジンを利用して、カスタム・レポートを作成して実行できるようにします。 レポート・スクリプトを使用して、情報の配列およびフォーマット方法を定義します。ユーザーはこうした高度なレポート・ツールを使用して、顧客、商品/SKU、地域、宛先などによって多角的に、オンラインの販売アクティビティーを分析できます。
進行および結果の分析用レポート構造は簡単に作成できますし、その多くのインスタンスを別のカタログに対して実行できます。 結果は、E メール、FTP、郵便、または XML 接続などによって、選択された場所に送信できます。 言うまでもなくレポート出力のコピーは、文書ストアにも保管されます。
ユーザーはカタログを処理する方法を分析できます。たとえば、発行済みの特定カタログのバージョンのすべてのカテゴリー化されたアイテムを要約するレポートを作成できます。
レポート・コンソール
レポート・コンソールは、レポートの作成、表示、および編集、さらにはユーザー指定の宛先にレポートを配送するためのスケジューリングの司令部となります。コンソール・テーブルには、既存のレポートのインスタンスがアルファベット順にリストされます。
名前
レポートのインスタンスのユーザー指定名。単一のレポート・タイプに複数の入力パラメーターが含まれる場合には、複数インスタンスを持つことができます。
タイプ
レポートを生成するユーザー定義スクリプトが、タイプを定義します。 ユーザーは、WebSphere Product Center のスクリプト・エディターでレポート作成フローの際にタイプに名前を付けて、レポートを定義します。このレポート・タイプのすべてのインスタンスは、定義されたスクリプトを生成のためのテンプレートとして使用します。
スケジュール
「スケジュール」アイコンを使用すると、「スケジュール状況情報」画面に移動します。この画面の「移動」をクリックすると、生成されたレポートの詳細が要約して表示されます。
アクション
「移動」ボタンは、生成され配布されるレポート・インスタンスをスケジュールします。「プレビュー」リンクはレポートを、直ちにプレビューするため新規ウィンドウに生成します。
配達ロケーション
配達ロケーションは、レポート・インスタンスの作成時にレポートに選択した配布モードを示します。また、その配布の詳細を変更できる配布フローにリンクしています。
レポートの作成
メニュー・パス「プロダクト・マネージャー」>「レポート」>「レポート・コンソール」を使用します。 レポート・コンソールが表示されます。「新規」アイコンをクリックすると、「レポートの作成/編集」ウィザードが表示されます。ウィザードの各ステップを完了します。
1. レポート・タイプの選択: ドロップダウン・メニューからレポート・タイプを選択して、「選択」をクリックします。このステップで、レポート・タイプの作成や編集を行えます。
2. レポート名: レポートの名前を入力し、「次へ」 をクリックします。
3. 配布の選択: ドロップダウン・メニューから配布タイプを選択して、「選択」をクリックします。このステップで、配布タイプの作成や編集を行えます。
4. レポートが正常に作成されたことを示すメッセージ・ボックスが表示されます。レポート・コンソールに戻り、新しく作成されたレポートが表示されます。
レポートのプレビュー
「レポート・コンソール」から、「アクション」列の下のプレビュー・ボタンをクリックして、レポートの表示画面を生成します。これによって、プレビューを作成したユーザーや管理者は配布をスケジュールする前にレポートを正確に表示できます。
1. レポート・コンソールでプレビューするレポートを検索します。
2. 「アクション」列から、プレビュー・ボタンをクリックします。
3. レポートの詳細が記された新規ウィンドウが表示されます。必要な場合には、レポートをプリンターに送信します。
レポートの生成
「移動」ボタンは、レポートの生成および配達のアクションを実行します。手動でレポートを生成するには、以下のステップを使用します。
1. レポート・コンソールで生成するレポートを検索します。
2. 「アクション」列から「移動」アイコンをクリックして、定義された宛先モードでレポートを生成して配布します。
レポート状況の表示
レポートの状況情報を表示するには、以下のようにします。
1. レポート・コンソールでレポートを検索します。
2. 「スケジュール」列で、「状況」ボタンをクリックします。状況情報が、「スケジュール状況情報」インターフェースに表示されます。
3. 生成されたレポートに関する詳細については、「ジョブの詳細」ボタンをクリックしてください。
4. 「最新表示」ボタンをクリックすると、状況情報が更新されます。
レポートの削除
レポートを削除するには、以下のステップを使用します。
1. レポート・コンソールで、削除するレポートを検索します。
2. レポート名の左横にある「削除」ボタンをクリックします。
3. レポートの削除を確認するダイアログ・ボックスが表示されます。「OK」をクリックしてレポートを削除するか、「キャンセル」をクリックして削除操作を終了します。
ルックアップ・テーブルは、WebSphere Product Center で使用可能なコンテンツ管理機能を拡張するために提供されています。このテーブルは、カタログ内で検索や置換機能を実行し、特定のカタログ・フィールドに含まれているデータを検証します。計測単位 (UOM)、通貨、国などの標準テーブルを作成します。BK = ブラック、および BL = ブルーなどのカスタム置換テーブルを作成します。
ルックアップ・テーブル・レコードの作成および管理は、標準アイテムの作成および管理によく似ています。カタログ用のツールのように、ルックアップ・テーブルの管理に使用できるツールには、一括操作 (追加、編集) および検索ツールが含まれます。
ルックアップ・テーブルの作成
ルックアップ・テーブルを手動で作成するには、以下のようにします。
- 最初に、ルックアップ・テーブルの仕様を作成します。
- メニュー・パス「プロダクト・マネージャー」>「ルックアップ・テーブル」>「ルックアップ・テーブル」を使用すると、ルックアップ・テーブル・コンソールが表示されます。
- 「新規」をクリックすると、「ルックアップ・テーブルの作成」ウィザードが表示されます。ウィザードの各ステップを完了します。
1. タイプの選択: 「単一ストリング・キー」を選択します。
2. 仕様の選択: 使用するルックアップ・テーブル仕様を選択します。このステップで、ルックアップ・テーブル仕様の作成や編集を行えます。
3. ルックアップ・テーブル: ルックアップ・テーブルの名前を入力します。
4. ルックアップ・テーブル・コンソールで、「プレビュー」ボタンをクリックして、新しく作成したルックアップ・テーブルを表示します。新しいテーブルなので、アイテムはありません。
5. 追加または一括追加ボタンをクリックして、ルックアップ・テーブルに値を入力します。
ルックアップ・テーブルからのアイテムの削除
1. ルックアップ・テーブルで、アイテム名の横にあるボックスをクリックして削除するアイテムを選択します。
2. 「削除」ボタンをクリックすると、ルックアップ・テーブルからアイテムが除去されます。
ルックアップ・テーブルの検索
1. ルックアップ・テーブル・コンソールで、ルックアップ・テーブルを選択して、「検索」をクリックします。「検索」画面が表示されます。
2. 「検索基準」テーブルに基準を入力して、「検索」をクリックします。同じ画面に結果が表示されます。
この章では、カタログの作成およびカタログ内のコンテンツ管理に関する高度なトピックを扱います。
WebSphere Product Center に継承の機能が開発されたために、類似したアイテムのためにアイテム情報を複製する必要が少なくなりました。したがって、ある 1 つのアイテムが別個のカテゴリーまたは別のアイテムから属性値を取得することが可能です。カタログで継承がインプリメントされたことの別の利点は、情報の保全性が高まったことです。複数のカタログに類似した属性値を作成する必要がないため、ユーザー・エラーの生じる可能性が低くなります。
WebSphere Product Center での継承の概念によって適切な種別の属性が提供され、属性の共通性により商品情報をモデル化し構成するという利点を十分に生かすことができます。 カタログは構造であり、複数のカタログで 1 つの値を共用したり、属性値のすべてのインスタンスを 1 つのカタログに当てはめたりできます。
継承とは、カテゴリー同士の間、アイテム同士の間、およびアイテムとカテゴリーとの間の関係です。あるオブジェクトが別のオブジェクトの親クラス (基本クラス/スーパークラス/祖先など) になります。 継承を使用すると、製品情報を新たに作成せずに、これを拡張できます。 もともとの状態の継承の場合、あるオブジェクトは別のオブジェクトと同じ動作をしますが、オーバーライドを制御することにより、この動作を拡張または調整し、特定の必要に合わせて特別なアクションを行うようにすることができます。
以下の応用例を考慮してみましょう。「テレビ」および「オーディオ・コンポーネント」というカテゴリーには両方とも、名前、タイプ、および説明の管理などの類似した属性があります。両カテゴリーに属性を別々に定義するのではなく、「ホーム・オーディオとビデオ」という新しい親カテゴリーの下に共通する属性を置くようにします。「オーディオ・コンポーネント」と「テレビ」は両方とも「ホーム・オーディオとビデオ」カテゴリーのサブカテゴリーとなり、どちらも「ホーム・オーディオとビデオ」カテゴリーの類似した属性を継承します。
「オーディオ・コンポーネント」カテゴリーと「テレビ」カテゴリーのどちらにも、固有の追加属性を追加できます。例えば、「オーディオ・コンポーネント」には、CD プレイヤーやレシーバーなどに関連した情報を含めることができます。一方、「テレビ」カテゴリーでは、ディジタル・テレビか、プロジェクション・テレビか、コンボ・テレビか、携帯用テレビかを記録できます。
継承を使用して製品情報を管理すれば、情報を拡張できます。継承を使用しないとすれば、苦労して情報を作成なければならないでしょう。もう 1 つ例を挙げます。あるカタログに親カテゴリー「Pentium 4 - 2GHz」があり、子カテゴリーはモデル番号によって整理されているとします。継承を使用することにより、各「モデル」カテゴリーのすべてのアイテムは、以下の値を使用することになります。
完全システム - Pentium(R) 4 2.0GHz CD COA Win98、2000Mhz、ATX タワー/400w、1 年保証、(アップグレード可能)
特定のモデルのカテゴリーでこの値を変更するには、あてはまる継承ルールをオーバーライドし、説明を「Win98」から「Win2K」に変更することができます。
完全システム - Pentium(R) 4 2.0GHz CD COA Win2K、2000Mhz、ATX タワー/400w、1年保証、(アップグレード可能)
継承ルールの定義
属性の値を入手するためにどのパスを使うかを指示するには、継承ルールを定義します。 ターゲットを並べてパスをいったん定義したら、そのパスで見つかったすべてのデータを累積するのか、それとも優先順位が最高のデータ (デフォルトでは最初に見つかった値) を選択するのかということも継承ルールに指定しなければなりません。
定義するターゲットは、所定の属性のデータを含んだ階層かカタログでなければなりません。ターゲットの選択によって、適用される継承関係のタイプが決まります。例えば、アイテムが自分の値をターゲット・カテゴリーから入手する場合は、「アイテムからカテゴリー」の継承タイプがあてはまります。
ターゲットの継承ルールに変更が加えられた場合、その変更は、このターゲットを参照するすべてのオブジェクトに自動的に反映されます。したがって、継承された値は、ルール自体に加えられた変更事項を反映します。こうした動的な継承のおかげで、親カテゴリーの属性に変更を加えるだけで、すべての子アイテムまたは子カテゴリーを自動的に更新できます。
以下の例は、継承ルールの一例です。3 つのターゲットが定義されており、動的な継承の使用が適用されています。最初のターゲットにルール変更を加えると、そのターゲットを参照するすべてのオブジェクトにそれらの変更が追加されます。
副仕様
継承をサポートするために副仕様が使用されます。副仕様は仕様コンソールで作成され、マスター仕様 (カタログ仕様、階層仕様、および 2 次仕様) に割り当てられた場合にのみ使用されます。副仕様属性には他の仕様と異なる点があります。すなわち、固有でない、リンクを持たない、またカタログ仕様によって使用される場合にのみ基本キーにできる、という点です。
このセクションでは、継承に関連するさまざまな概念を説明します。WebSphere Product Center 内での継承のインプリメンテーションにはこれらの概念が適用されるため、これらを理解しておくことは重要です。
共用可能属性
同じ属性がさまざまなカタログおよび階層に存在するためには、属性を共用することが必要です。共用属性は、継承にとって要件の 1 つとなっています。ソース属性は、異なるカタログまたは階層内のどのターゲット属性から値を継承するかを知っていなければならないからです。
共用可能な属性によって、カテゴリー属性からアイテム属性への上位継承と、別々のカタログ内のアイテム属性同士での類似ノード継承が可能になります。
属性を共用するためには、すべての共用属性を定義するための副仕様を作成します。これらの共用属性は、次いで非共用仕様に追加されます。 新しいカタログ仕様を作成するときには、共用ノードを追加するオプションと、非共用ノードを追加するオプションがあります。
類似ノード継承
「類似ノード継承」の概念は、別のカタログにある、類似した継承キー (次のセクションを参照) を持つアイテムの同種の属性から、属性値を動的に継承するというものです。類似ノードは、類似ノード継承のジャンプを行うときの継承キーとして機能します。類似属性の継承値の受け取りは、別のカタログの中のアイテムのキー属性値に基づいて行われます。
類似ノード継承キー
オブジェクト同士の間の継承をインプリメントするための要件の 1 つは、類似ノード継承キーです。2 つのカタログの中には、さまざまなカタログ内の「類似」アイテムを識別するために使用される「類似」ノードがあります。両方の階層には、継承キーとして識別される類似ノードがなければなりません。これによりカテゴリーは、類似ノード継承を使ってカタログとカタログの間をジャンプできます。
上位継承
上位継承とは、アイテムが関連付けられているカテゴリー・ノードの同一属性から、属性値を動的に継承することです。 カテゴリー・ノードは、親カテゴリー・ノードの同じ属性から属性値を継承します。
継承パスの定義
継承ルールは、カタログおよび階層が継承可能な値を探す場所を定義します。このターゲットは、継承パスを指定することによって定義されます。値が見つからない場合、またはヌルである場合には、どの情報も使用されません。
アイテム属性値に基づいて継承パスを拡張する
継承パスはアイテムごとに異なる場合があります。したがって、どのパスをたどるかは、アイテムの属性値に応じて異なります。
多重継承
多重継承は、1 つのアイテムが複数のアイテムまたはカテゴリーから継承する場合に生じます。例えば、CD_ROM は値を「内蔵コンポーネント」カテゴリーから継承する場合もあれば「外付けコンポーネント」カテゴリーから継承する場合もあります。20 GB ハード・ディスクは値を「EIDE」カテゴリーから継承する場合もあれば「SCSI」カテゴリーから継承する場合もあります。
動的継承
動的継承により、時間の経過に伴うオブジェクトの変化や進化が可能になります。親カテゴリー構造の下に新規カテゴリーが追加されると、継承のパスも変化します。親カテゴリーに子カテゴリーの属性が保持されているため、親属性を変更すると子カテゴリーの属性も変化します。さらに具体的に言えば、動的継承とは、親カテゴリーの属性に追加、削除、または変更を加えたときに、自動的かつ動的に子アイテムまたはカテゴリーすべてが更新される機能のことを指します。
継承のオーバーライド
前のセクションでは、継承を使用して情報のグループを共通化し、単一のソースから情報のグループを更新できるようにする方法を詳述しました。ある属性が、自分にあてはまる継承ルールに従わない場合、継承をオーバーライドすることが許されています。
継承には、ユーザー定義の階層に基づいて値を継承する機能があり、これを「継承ルール」と言います。いつもデータが受け渡されるとは限らず、データを上書きしなければならない場合もあります。値を継承するそれぞれのオブジェクトで、データがどこから来たか、データが継承されたものか、それとも上書きされたものかを識別することが可能です。
例えば、テレビのカテゴリーには「説明」という属性があり、この属性の使用する値が以下のとおりであるとします。
あこがれのテレビがいっぱい
ベッド・ルームやキッチンのパーソナル・テレビから、最新式のホーム・シアターのための出窓サイズの HDTV 対応の傑作まで、すべて取りそろえています。テレビがお好きな方にはうってつけの場所です。「デジタル・テレビ」は「テレビ」のサブカテゴリーであり、上記の値を使用します。「デジタル・テレビ」にあてはまる継承ルールをオーバーライドして、以下の値を割り当てることができます。
次世代のデジタル・セットで究極の経験を手に入れよう
- カラー以来の最大の変化を楽しもう
- 真に迫った画像があなたの目を驚嘆させる
- デジタル音声があなたの耳をびっくりさせる
継承値のオーバーライドには、以下の特徴があてはまります。
- 値を継承する属性より上流で値が編集された場合、継承された値は即時に更新して表示される。
- 上書きされた値の場合、上流で値が変更されても、値は変更されない。
- 継承されたデータがある場合、ユーザーは継承パスのグラフィック表示を使用して、データの継承元 (カタログ名または階層名) を表示することができる。
- 上書きされたデータと継承されたデータがある場合、ユーザーは継承されたデータを見て、それがどこに由来するかを調べることができる。
- 継承されたデータしかない場合、ユーザーはコンテンツをオーバーライドして、新しいコンテンツを入力することができる。
- 上書きされたデータがある場合、ユーザーはこのデータを継承する可能性のあるアイテム/カテゴリーのリストを見て、このデータを実際にオーバーライドすることができる。
- いつ値が継承され、いつ継承されなかったかを見分けることができる。
- 現在は継承するデータがなくても、いつ値を継承し得たかを見分けることができる。
- どこから値を継承し得たかを見分けることができる。
- 属性がグループ化されている場合、継承ルールはそのグループに対して定義される。
優先順位:
- 上書きされた値/供給された値 (値が供給された場合、それが保管されます)
- デフォルト値/シーケンス (値が供給されておらず、副仕様がデフォルト値またはシーケンスを持つよう設定されている場合、それが表示されます)
- 継承された値 (値が供給されておらず、属性にデフォルト値またはシーケンスがない場合、継承された値が表示されます)
継承された値の累積
この概念は、属性が単一の継承値をリトリーブするのでは不十分な場合に使用されます。つまりこれは、継承ルールで定義されたターゲット・パス全体を属性がたどって行き、すべての値を累積して表示することと定義できます。
親カテゴリーから
あこがれのテレビがいっぱい
ベッド・ルームやキッチンのパーソナル・テレビから、最新式のホーム・シアターのための出窓サイズの HDTV 対応の傑作まで、すべて取りそろえています。テレビがお好きな方にはうってつけの場所です。子カテゴリーから
次世代のデジタル・セットで究極の経験を手に入れよう
- カラー以来の最大の変化を楽しもう
- ·13 真に迫った画像があなたの目を驚嘆させる
- ·14 デジタル音声があなたの耳をびっくりさせる
マルチオカレンス継承
属性のグループのマルチオカレンス値が 1 より大きい場合、デフォルトでオンになるオプションは、継承パス全体に渡ってすべての値を累積し、オカレンスを追加し、継承された値をオーバーライドするというものです。
重要な制限: マルチオカレンスの継承は、グループ・ノードの累積継承のみをサポートしています。非累積のマルチオカレンスはサポートしていません。マルチオカレンスの単一属性の継承、またはグループ内でのマルチオカレンスの継承はサポートしていません。
以下に、マルチオカレンス継承の特徴を挙げます。
- デフォルト・オプションは、パスで見つかるデータのすべてを累積し、上記のパスで見つかったすべての値を表示するように設定されている。
- ユーザーはグループ内のどの値でもオーバーライドできる。値をオーバーライドした後、継承したならどのような値になるはずだったかを調べて、これに戻すことができる。これは、単一のオカレンス属性の場合と同様に、GUI を通して行うことができる。
- マルチオカレンス継承は、まるで各オカレンスに内蔵カウンターがあるかのように、その継承元のオカレンスを記憶する (つまり、上書きされるのは位置または値ではなく、特定のオカレンス)。
- 指定された最大のオカレンスが強制され、継承されたオカレンスとネイティブのオカレンスの合計をカウントする。
- マルチオカレンス属性のオーバーライドは、単一オカレンス属性のオーバーライドと同じ画面で行われる。
- マルチオカレンス・グループ内のノードはローカライズできる。
- グループのマルチオカレンス継承が可能なグループは、ローカライズに加えて、最大 3 レベルのサブ属性を持つことができる。
- 所定のアイテムは、マルチオカレンス継承を行う最大 50 のグループ化された属性、および最大 15 のオカレンスを持つことができる。
- 属性をマルチオカレンスから単一オカレンスに変更するときに累積オプションがオンだった場合、累積オプションはオフになる。
- レコードが、継承オカレンスのためにオカレンスの最大数を超過した場合、そのレコードの保存が妨げられることはないものの、このレコードにさらにオカレンスを追加することはできない。
継承のワークフロー・サポート
ワークフローの一環として、アイテムとカテゴリーを更新することができます。ワークフローには、継承のソースと継承される属性を組み込んでおく必要があります。
以下は、継承のワークフロー・サポートの特徴です。
- ワークフローで属性が更新された場合、その属性からターゲット値が継承される。
- 新しい値は、属性が再度チェックインされると可視になる。
- ワークフローの一環として属性が値を継承する場合、この属性はチェックインされたソース値を参照する。チェックインされたソースに何らかの変更が加えられると、ソース属性が同じワークフロー内にあり、かつ修正済みであっても、継承された属性にその変更が現れる。
- データ入力画面の継承アイコンと機能は、メイン・カテゴリー/階層のデータ入力画面と同じ。
ローカライズされた属性の継承
継承はローカライズされた属性をサポートします。ローカライズされた属性は、個々の属性と見なされます。以下は、ローカライズされた属性の継承の特徴です。
- ローカライズされた属性は、継承することが可能。
- ローカライズされた継承属性は、オーバーライドすることが可能。
- ローカライズされたノードの元の属性に継承ルールを定義することが可能。
継承ルールのインポートおよびエクスポート
環境の更新または再作成を容易にするために、ユーザーは継承ルールをインポートおよびエクスポートすることができます。
- 新しい継承ルールをインポートする
- インポート機能を使用して継承ルールを更新する
- 既存の継承ルールをエクスポートする
このセクションでは、継承関係のさまざまなタイプを説明する前に、WebSphere Product Center オブジェクト同士の関係を概観します。これらのオブジェクトを以下のダイアグラムで例示します。
注: このセクションではカテゴリー・ツリーという用語を使用しますが、アプリケーションではこれを階層と呼びます。
1. 階層とは、カタログ内のアイテムを整理分類するために使用される、カテゴリーの階層的な構造のことです。
2. カタログとは、アイテムのリポジトリー/コンテナーとして使用される、WebSphere Product Center の最も基本的なコンテンツ・オブジェクトです。
3. 階層はカタログに関連付けられます。単一の階層を複数のカタログに関連付けることもできます。したがってカタログは複数の階層と関連している場合があります。
4. アイテムは、任意の数のカテゴリー階層内にある、任意の数のカテゴリーにマップできます。
WebSphere Product Center に継承をインプリメントするにあたっては、製品の情報 (他の関連情報タイプと共用される) を拡張する 3 種類の関係を使用します。
- カテゴリーからカテゴリー
- アイテムからカテゴリー
- アイテムからアイテム
カテゴリーからカテゴリーの関係により、階層内のカテゴリー同士の間で上位継承が可能になります。この関係を使えば、子カテゴリーは親カテゴリーから値を入手できるため、すべての類似したカテゴリー属性に同じ値を指定しないで済みます。
以下のダイアグラムでは、ユーザー定義の継承ルールの定義に従い、子カテゴリーは自分の値を親カテゴリーから継承し、孫カテゴリーは自分の値を子カテゴリーまたは親カテゴリーから継承します。
値
カテゴリーからカテゴリーの関係の値は、親カテゴリーのレベルで定義され、子カテゴリーに継承されます。カテゴリー階層内には複数の子カテゴリーがある場合があります。この場合、子カテゴリーはすべて自分の値を親カテゴリーから入手します。
継承ルールの定義
データ・パスの決定にあたってはカテゴリー階層が使用されるため、継承キーを識別する必要はありません。継承ルールは階層属性レベル (カテゴリー仕様) で定義されます。継承ルールにはターゲット・カテゴリーを指定する必要があります。必要に応じて、複数のターゲット・カテゴリーを選択できます。
- 継承ルールは階層属性レベルで定義される
- 上位カテゴリー・レベルで定義された値は、子カテゴリーに継承される
- データ・パスの決定には階層が使用されるため、継承キーは不要
特徴
ツリーを作成するときには、継承を使用可能にするかどうかを指定するオプションがある。カテゴリーの上位継承を使用可能にするには、このオプションを選択する必要がある。
継承をセットアップできるのは、階層仕様またはスタンドアロン仕様の中にある属性。
スタンドアロン仕様だけで使用されている属性に継承を設定するには、その属性が最低 1 つのカテゴリーに割り当てられていなければならない。
継承はカテゴリー階層の複数のレベルで機能する。
アイテムからカテゴリーの関係の値はカテゴリー・レベルで定義され、そのカテゴリーに関連するアイテムに継承されます。したがって、複数のアイテムが、関連するカテゴリーから自分の値を入手する、あるいはカテゴリーに割り当てられた自分の値を入手することがあり得ます。
値
アイテムからカテゴリーの関係の値はカテゴリー・レベルで定義され、そのカテゴリーに関連するアイテムに継承されます。したがって、複数のアイテムが、関連するカテゴリーから自分の値を入手する、あるいはカテゴリーに割り当てられた自分の値を入手することがあり得ます。
継承ルールの定義
アイテムの継承ルールは、カタログごとに属性レベルで定義されます。継承の流れは、階層の継承ルールで定義されているとおり、カテゴリー階層を上向きに巡回して行きます。
特徴
- カテゴリー・レベルで定義された値は、そのカテゴリー (直接の親) に関連したアイテムに継承される
- 継承ルールはカタログごとに属性レベルで定義される
- 値は、アイテムが割り当てられているカテゴリーから直接継承される
- カテゴリー階層の上方向への巡回は、階層継承ルールで定義される
カタログ作成中にアイテムの上位継承を設定するには、以下のステップを実行する必要がある
- 継承が使用可能な基本ツリー (または 2 次ツリー) を選択する
- 所定のカタログで継承をオンにするよう指定する
継承は、カテゴリー階層の最低 10 個のレベルと、カタログ階層の 10 個のレベルを組み合わせたものを処理する
カテゴリー・マッピングを変更すると、表示される継承値が更新される
異なるカタログに属する 2 つのアイテムを、基本キーを通してお互いに関連付けることができ、お互い同士でデータを継承できます。1 つのアイテムの値は、他のカタログ内の「類似」アイテムによって定義されます。アイテムは 1 つのカタログの中では固有ですが、複数のカタログに現れてもかまいません。あるカタログでは別のカタログとは異なる値を保持しているかもしれませんが、アイテムからアイテムの関係により、値を継承できます。
値
1 つのアイテムの値は、他のカタログ内の「類似」アイテムによって定義されます。アイテムは 1 つのカタログの中では固有ですが、複数のカタログに現れてもかまいません。あるカタログでは別のカタログとは異なる値を保持しているかもしれませんが、アイテムからアイテムの関係により、値を継承できます。
継承ルールの定義
継承ルールは、ターゲット・アイテムを指定するカタログの属性レベル (カタログ仕様) で定義されます。アイテムが別のアイテムから値を継承するためには、カタログ・レベルで「継承キー」を指定することによって、類似ノードを定義する必要があります。
特徴
- 値は、他のカタログの中の「類似」アイテムによって定義される
- 継承ルールはカタログごとに属性レベルで定義される
- 基本キーは同じ副仕様に由来するものでなければならない
- カタログを作成するとき、アイテム同士の継承を使用可能にするには、継承をオンにしなければならず、これはカタログ仕様に付加された副仕様からのものでなければならない
- 継承はカタログ階層の複数のレベルで機能する
特徴
WebSphere Product Center 内での継承のインプリメント方法を理解するためには、以下の特徴を理解する必要があります。
- 継承ルールは属性レベルで定義される
- カタログ内のすべてのアイテムは、カタログで指定されている継承ルールに従う
- アイテムには、異なるカタログ中の「類似」アイテムを識別するための継承キーを定義する必要がある
- 階層内のすべてのカテゴリーは、階層によって指定される継承ルールに従う
- 継承は、常に仕様内の共用ノードに定義される
- 継承ルールは属性ごとに異なる場合がある (つまり、1 つのアイテムの 2 つの属性が、異なる継承パスに従う場合がある)
継承シナリオ
以下の例では、どのような場合に継承が有用であるかを示すシナリオを提供します。
例 1
多重継承は、1 つのアイテムが複数のアイテムまたはカテゴリーから継承する場合に生じます。例えば、CD_ROM は値を「内蔵コンポーネント」カテゴリーから継承する場合もあれば「外付けコンポーネント」カテゴリーから継承する場合もあります。20 GB ハード・ディスクは値を「EIDE」カテゴリーから継承する場合もあれば「SCSI」カテゴリーから継承する場合もあります。
例 2
親カタログ「Pentium 4 2Ghz」に以下の属性があります。
- カテゴリー
- UNSPSC コード
- 製品名
- 製品のタイプ
- 説明
子カテゴリー「モデル」には以下の属性があります。
- イメージ
- 詳細説明
継承ルールが親階層レベルで定義され、どの副仕様を共用するかを指定します。こうして、子カテゴリーが親カテゴリーの値を継承できるようになります。
カテゴリーからカテゴリーの継承関係を適用することにより、新しい構造には両方のツリーからのすべてのカテゴリーが含まれることになります。こうして、親カテゴリーで定義された値が子カテゴリーに継承されます。
- カテゴリー
- UNSPSC コード
- 製品名
- 製品のタイプ
- 説明
- イメージ
- 詳細説明
副仕様により、高度な方法でデータ保全性を保持できます。単一副仕様のノードを複数のカタログで共用できるため、すべての関連カタログに渡って一貫している、単一の定義済み属性を作成することができます。
カタログ内で継承を作成することは、副仕様を使わなければ行えません。継承のインプリメントは、副仕様を使って行われます。これによって共用属性セットが作成されます。継承に使用できるのは副仕様の中の属性だけです。副仕様には必要な基本キーがありませんが、最低 1 つの属性を使用する必要があります。
副仕様の作成
副仕様を処理するときには、以下の特徴があてはまります。
- 基本キーは不要 (属性をカタログ仕様に取り込んだ後で基本キーを指定できる)。
- 副仕様内にノード階層を作成する。
- 副仕様の親ノードの詳細の「関連仕様」セクションに、副仕様を使用するすべての仕様が表示される。マスター仕様からノードを除去すると、「関連仕様」リストからも除去される。
- 最大長、最大オカレンス、最小オカレンスを定義できる。
- すべてのフィールド・タイプが使用可能 (バイナリー、通貨、日付、フラグ、イメージ、イメージ URL、整数、ルックアップ・テーブル、数値、数値列挙、パスワード、期間、関係、シーケンス、ストリング、ストリング列挙、サムネール・イメージ、サムネール・イメージ URL、URL)。
- すべての追加パラメーターが使用可能 (デフォルト値、シーケンス開始のデフォルト値、カテゴリー・パスの区切り文字、ヘルプ URL、シーケンスの増分、ルックアップ・テーブル、最小長、数値列挙、パターン (正規表現)、ストリング列挙、ストリング列挙ルール、検証ルール、値ルール)。
- 属性は編集可能、非表示、または非永続にすることができる。
- 副仕様を使用する場合、ローカライズがサポートされる。
副仕様の割り当て
副仕様を割り当てるときには、以下の特徴があてはまります。
以下の仕様 (「マスター仕様」と言う) が副仕様を使用できる。
- 1 次仕様
- 2 次仕様
マスター仕様または副仕様のいずれかまたは両方がローカライズされた場合、両方の仕様に同じロケールを関連付けないと、副仕様を割り当てることができない。
単一の副仕様を任意の数のマスター仕様に割り当てることができる。
任意の数の副仕様を単一のマスター仕様に割り当てることができる。
副仕様の属性は、マスター仕様に一度しか現れることができない。
ユーザーがマスター仕様へノードを追加するときには、副仕様を追加することができる。
副仕様を仕様に追加すると、副仕様の固有な属性がすべてマスター仕様の末尾に追加されるが、副仕様の名前は表示されない。重複するノードがある場合、エラー・メッセージが表示され、追加可能なすべてのノードが追加される。
マスター仕様の中で副仕様ノードを編集することはできない。
属性の出どころとなっている副仕様を表示することができる。マスター仕様で副仕様ノードをクリックすると、その詳細情報が表示される。
副仕様を通して追加したノードは、除去することができる。
副仕様が既に追加されている場合、それを再追加することにより、マスター仕様にないノードを探して (新しいノードも削除済みのノードも含む)、それらをマスター仕様の最後に追加できる。
副仕様の属性パラメーターを変更すると、それらのパラメーターが使用されているマスター仕様においても、パラメーターの動作が変化する。
このセクションでは、継承ルールを適用するために実行する各ステップを詳細に説明します。以下のステップでは、既存の仕様、カタログ、およびカテゴリーは使用せず、すべて新しく作成するものと想定します。
- 継承の 1 次仕様を作成する
- 継承のある階層を作成する
- 継承のあるカタログを作成する
- 継承ルールを定義する
- ターゲットを入力する
- カタログにアイテムを入力する
- カテゴリー・データおよびカテゴリー継承を入力する
継承のためのカタログ仕様を作成する
このセクションの目的は、同じ副仕様を使用する 2 つのカタログ (親と子) を作成することです。
副仕様を作成する
1. 仕様コンソールで、仕様ツールバーから「副仕様」をクリックしてから、「新規」をクリックする。
2. 必要に応じて仕様にノードを追加する。ノードをすべて追加したら、「新規」をクリックします。
注: 使用中の副仕様は削除できません。
新規カタログ仕様を作成する
目的: 親カタログと子カタログの 2 つのカタログ仕様を作成し、前のセクションで作成した副仕様からノードを追加します。
1. 仕様コンソールで、仕様ツールバーから「カタログ」をクリックしてから、「新規」をクリックする。仕様ツリー・ウィザードが表示されます。
2. 最初のカタログ仕様の名前を入力し、「次へ」をクリックする。
3. 必要に応じて非共用ノードを追加し、それから共用ノードを追加する。共用ノードを追加するには、新しく作成した副仕様をポップアップ・ウィンドウから選択します。副仕様からのすべてのノードがカタログ仕様に挿入されます。
注: 共用ノードは、属性タイプ・アイコンの中に手のマークが付きます。
4. 基本キーを選択し、「保管」をクリックする。
5. 2 番目のカタログ仕様を作成し、同じ副仕様を選択する。
継承のある階層を作成する
目的: 継承のための階層を構成します。
1. 階層コンソールから、「新規」をクリックする。「階層の作成」ウィザードが表示されます。
2. 階層の名前を入力する。
3. 「使用可能な継承を選択する (Select Inheritance Available)」で「はい」を選択し、「次へ」をクリックする。
4. 本書の目的上、「集約およびシンジケートのコード使用を選択する (Select Use Code for Aggregation and Syndication)」で「いいえ」を選択する。
5. 「階層の作成」をクリックする。階層コンソールに新しいツリーが表示されます。
注: 階層名の横に表示される継承アイコンは、継承ルールがその階層に定義されるまでは表示されません。
継承のあるカタログを作成する
目的: このステップでは、前のセクションで作成したカタログ仕様を使用して、継承のあるカタログを 2 つ作成します。
1. カタログ・コンソールから、「新規」をクリックする。「カタログの作成」ウィザードが表示されます。
2. ウィザードの各ステップを完了する。
- 使用するカタログ仕様を選択する。
- 継承キーとして使用するノードを選択する。ドロップダウン・リストに表示される値は、前のセクションで作成された副仕様と同じです。
- カタログのアクセス制御グループを選択する。
- カタログ名を入力する。
- 前のセクションで作成した階層を選択する。
3. ステップ 2 で選択したのと同じ継承キーを使用して、別のカタログを作成する。
両方のカタログの作成が済むと、それらのカタログがカタログ・コンソールに表示されます。継承が構成されたカタログには、カタログ名の横に継承アイコンが表示されます。
継承ルールを定義する
目的: 両方のカタログの継承ルールを編集して、継承パス (ターゲット) を正しく定義します。
1. カタログの横の継承アイコンをクリックする。継承ルール・テーブルが表示されます。「新規」をクリックします。
2. 「継承ターゲットの定義 (Define Inheritance Targets)」ウィザードを完了する。
- カタログ仕様ノードを選択して、ターゲット・パスを定義し、「選択」をクリックする。
- 「このカタログのために累積する (Accumulate for this catalog)」に「いいえ」を選択する。
3. 使用可能なターゲットを示すテーブルが表示される。ターゲット・パスを選択します。複数のターゲットを選択できます。「保管」をクリックします。
4. 必要に応じてそれぞれのカタログに継承ルールを定義する。
5. メニュー・パス「データ・モデル・マネージャー」>「仕様/マッピング」>「継承ルール・コンソール」を使用して、すべての継承ルールを表示する。
これで継承ルールですべてを設定できたので、カタログまたはカテゴリーにアイテムを入力することができます。以下のセクションでは、さまざまな継承関係タイプを適用する方法を段階的に説明します。
カタログにアイテムを入力する
1. 1 つのカタログに 1 つのアイテムを入力し、属性にデータを追加する。
2. 同じ SKU のアイテムをもう一方のカタログに入力する。
3. 「最新表示」をクリックして継承されたデータを表示する。
アイテムがターゲット・パスからの値を示している。以下の機能が提供されています。
継承パスを別のウィンドウに表示します。
継承されたアイテムからのデータを表示します。
「I」ボタンは、属性が自分にあてはまる継承ルールを使用していることを示します。「O」ボタンをクリックすると、属性にあてはまるルールがオーバーライドされます。
継承パスを表示する
ビュー・ボタンをクリックすると、別のウィンドウが表示されて、そこに各属性の継承パスが示されます。
継承ルールのオーバーライド
継承ルールをオーバーライドするには、「O」ボタンをクリックして属性値を変更します。「I」ボタンをクリックすれば元の値に戻すことができますが、これが保管されている場合には戻すことができません。
カテゴリー・データおよびカテゴリー継承を入力する
以下のステップを使用してカテゴリー・データを追加し、それから情報がどのように継承されるかを表示します。
1. 階層仕様を作成し、継承のある階層に追加する。
2, 継承ルールを更新し、階層を含める
3. アイテムが割り当てられているカテゴリーにデータを追加する
4. 継承のシナリオを見るためにアイテム中のデータを追加/変更する
カタログ構造内で継承をインプリメントすると、既存のカタログに影響を及ぼす可能性があります。安定性を保つため、テスト環境でデータの継承のテストを行うようにしてください。
継承キー = 基本キー
継承キーを指定するときには、基本キーとして設定されている属性を使用することをお勧めします。そうすれば、値は固有になり、何の問題も生じません。先に見たとおり、副仕様には基本キーがありません。しかし、定義されたノードが、カタログに使用される同一の基本キーとなる場合があります。
非固有継承キー
継承キーを非固有属性として定義することはできますが、これはお勧めしません。非固有継承キーを選択した結果は不確実です。属性が自分の値をどこから入手するかは、それぞれの場合で異なります。したがって、固有である属性を選択することをお勧めします。
関係のパフォーマンス
継承を使用するようにカタログを構造化した場合、どの継承関係を使用するかによって、パフォーマンスの結果はさまざまです。以下の継承関係のリストは、パフォーマンスを基準に評価して、高速な順に並べたものです。
- アイテムからアイテム
- アイテムからカテゴリー
- カテゴリーからカテゴリー
エントリー作成スクリプト
データ入力画面に値を入力すると、通常、エントリー作成スクリプトが実行されます。エントリー作成スクリプトは、「カタログ属性」画面で定義できます。スクリプト記述の経験が豊富な、WebSphere Product Center の上級ユーザーがこのフィーチャーを使用するべきです。
循環参照の回避
継承を組み込む際に循環参照を作成することは不可能であり、WebSphere Product Center はユーザーがそうすることを許しません。例えば、3 つのアイテムがあるとします (アイテム 1、アイテム 2、およびアイテム 3)。継承を定義すると、アイテム 3 はアイテム 2 から値を探し、次いでアイテム 1 から値を探します。アイテム 3 から値を検索する継承パスを定義することは不可能です。
親の値の削除
継承ルールが関連付けられている属性値を削除する場合は、まず関連するすべての継承パスを表示して、他のカタログのデータ保全性を二重チェックすることをお勧めします。このフィーチャーを大きいカタログに対して使用する場合は、アプリケーションに対してすべての関連インスタンスを検索するよう指示が出されるため、操作の完了には長時間かかります。
継承を使用するようカタログを移行する方法
現行のカタログのセットの継承をインプリメントすることが望ましい場合は、副仕様の共用ノードを使って新しいカタログ構造を作成する必要があります。継承がインプリメントされているカタログを設計する最良の方法については、WebSphere Product Center と連絡を取ることをお勧めします。
注意が必要な他の制限
- 継承された値を検索することは不可能。
- 1 つのカタログの中でのアイテムからアイテムへの継承は使用不可。
- ツリーを横断する継承は使用不可。
- 空の値の継承は使用不可。
- マルチオカレンス継承は、オカレンス数を上回って、アイテムに達する前にアイテムが無効になる原因となることがある。マルチオカレンス継承を使用するのは、最大オカレンスの数が大きく、かつ最大オカレンスを強制するつもりのない場合に限るべきである。
- 継承されたマルチオカレンスの削除は不可能。
- グループ内でのマルチオカレンス・フィールドの継承はサポートされない。
- マルチオカレンス・グループ用の継承ルールが存在している場合、仕様に変更を加えてマルチオカレンスをやめるときには、継承ルールを削除して、これを再作成する必要がある。
- 最大 50 個のカテゴリーまたはアイテムに関し、アイテムから何を継承する可能性があるか (実際に何を継承するかではない) を GUI に表示できる。
- カテゴリーからアイテムの継承では、アイテムは直接の親から継承することしかできない。
- 副仕様内のノードは固有にすることができず、リンクとして作成することもできない。
- 副仕様は、カタログ仕様、階層仕様、および 2 次仕様以外の仕様から使用することができない。
- 副仕様をマスター仕様の中のグループの下に追加することはできない。
- 同じ副仕様属性が同じアイテムによって複数回継承された場合、属性の 1 つインスタンスのみが表示される。どのインスタンスが表示されるかは予想できない。
- アイテムまたはカテゴリーに、選択可能な継承ソースが複数ある場合、どの値が継承されるかは予想できない。
- 新規のアイテムまたはカテゴリーを追加する場合、継承された値を保管して画面を最新表示するまで、値は表示されない。
- 継承された値は自動的には画面に表示されない。継承された値を表示するには、ユーザーが画面を最新表示する必要がある。
- ローカライズされたノードを含むグループ内の属性に、別個の継承ルールを作成することはできない。
- ソース・カタログのフラグを「false」に設定しないと、継承は FLAG タイプの属性をサポートしない。これを回避するには、YES/NO/NA という 3 つの選択肢を持つ STRING_ENUM タイプを使用すればよい。
- 現在、複数値の継承がサポートされているのは、グループ化された複数値の場合のみ。したがって、NON_GROUPED、MULTI_VALUED 属性に継承を設定することはできない。
- 継承は、値ルール・ノードをサポートしない。
WebSphere Product Center は、カスタマイズされたヘルプ・テキストを作成する機能を備えており、それにはヘルプ・テキストをコンテキスト依存にするオプションが含まれています。ヘルプ・フィーチャーはカタログ仕様レベルで定義されます。これは、カスタマイズされたヘルプ・ファイルへのリンクを識別します。したがって、カスタマイズしたヘルプ・ファイルすべてを別の場所に保管および保持できます。WebSphere Product Center はそのファイル・ロケーションにリンクされます。
- ヘルプ・ファイルは標準の別のウィンドウで開き、ユーザーが閉じるまで、開いたままになります。
- カスタマイズされたヘルプ・ファイルの場合、モードレスのウィンドウが 1 つだけ開かれます。新しいファイルがアクセスされると、古いページは新しいコンテンツに置き換えられます。
ヘルプ・テキストの作成
1. 仕様コンソールから 1 次仕様を選択し、ヘルプ・テキストを定義するノードをクリックする。このノードにはローカライズされたノードが含まれます。このノードでは、ローカライズされたヘルプ・ファイルに対する定義を使用できます。
2. ドロップダウン・フィールドから「ヘルプ URL」を選択し、プラス・アイコンをクリックする。
3. 「ヘルプ URL」フィールドにカスタム・ヘルプ・ファイルのロケーションを入力する。
図 5. 1 – コンテキスト依存ヘルプへアクセスする
4. 「保管」をクリックして仕様に加えた変更を保管する。
5. ユーザーがカタログの中のアイテムを追加または編集すると、ヘルプ URL で定義されたノードの横にヘルプ・アイコンが表示される (「単一編集」画面のみ)。ヘルプ・ファイルにアクセスするには、「単一編集」画面内でノード名の横のボタンをクリックし、「属性に関するヘルプ (Help about attributes)」を選択します。
コンテキスト依存ヘルプを作成する
デフォルトでは、カスタマイズ・ヘルプ・ファイルにアクセスするには、「単一編集」画面からノードにアクセスします。「単一編集」画面でフィールドにアクセスしたらヘルプ・ファイルがアクティブになるようにしたい場合は、ユーザー定義設定を更新してください。以下のオプションを設定します。
- 「ホーム」>「マイ・セッティング」から、「特定画面設定」テーブルで、「常にヘルプ・テキストを表示」に「はい」を選択します。
ユーザーはカタログ・ビューを使用して、どのアイテム属性を編集可能、読み取り専用、または非表示にするかパーソナライズできます。以下の目的でビューを作成します。
- カタログでの作業時に、より効率的なアイテムのビュー、またはタスク特有のアイテムのビューを作成する。
- しばしば、特定のデータ入力またはデータ保守プロセスに関連した、属性のグループを作成するために使用される (たとえば販売促進関連の属性など)。
- 個々のカタログと共に使用する複数のビューを作成する。
- すべてのユーザーが共用するビューを作成する。
- ビューを作成するときにユーザーが選択できる属性を判別する特権をカタログする。
カタログが左ペイン、アイテム・リスト、またはコンテンツ・オーサリング画面に表示される方法をカスタマイズするために、カタログ・ビューを構成することもできます。以下の方法で、ビューを構成できます。
- 特定のアイテム属性を非表示にする
- 画面に表示する属性を再配列する
- 特定の属性の変更を制限する
ビューとコア属性
ビューは属性のコレクションによって定義されます。以下のタイプのコレクションが含まれます。
生成済みのデフォルト・コア属性 すべてのオブジェクトでリトリーブおよび保管される、システム定義の属性です。これには、キー・ルールに違反するアイテムがデータベースに保管されないようにするために作成する属性だけが含まれています。すなわち、以下の属性です。
- 基本キー
- パス属性 (カテゴリーの場合のみ)
- 必須属性 (1 次または 2 次仕様のいずれかのもの)
ユーザー定義コア属性 オブジェクトごとに検索と保管が必要な属性。これらの属性には、アイテムまたはカテゴリーが保管されるたびに検証または計算が必要な属性が含まれます。 ビューは以下の方法でコア属性を処理します。
焦点となるデータが検索および処理されることにより、ユーザー応答時間の改善やサーバー負荷の軽減という利点がある
- 現行ビュー内の属性だけが検索されて保管される
- コア属性 (デフォルトまたはユーザー定義) は、ビュー内にない場合でも常に検索されて保管される
- システム・ビューが、コア属性のみ表示するように変更される
- 焦点となるデータが検索および処理されることにより、ユーザー応答時間の改善やサーバー負荷の軽減という利点がある
システム・デフォルト・ビュー
各階層にはデフォルト・ビューが定義されています。このビューには、階層にあてはまるすべての属性が含まれます。ビューは、デフォルト・コア属性とユーザー定義コア属性の組み合わせとすることができます。
デフォルト値、固有フィールド、またはシーケンスのあるフィールドは、ユーザー定義コア属性または「新規アイテム・ビュー (new item view)」の中にあるものと見なすべきです。デフォルト値のあるフィールドがそのコア属性またはビューの中にない場合、そのフィールドが別のビューからのものでない限り、そのフィールドにデータが取り込まれることは決してありません。
ビューの管理
ビューは、カタログ・コンソールで作成、削除、および変更が行われます。ビューは、ビューのドロップダウン・リストを備えているあらゆる画面で使用できます。
カタログ・ビューの作成
1. カタログ・コンソールからカタログを選択し、「ビュー」ボタンをクリックする。カタログ・ビュー・ウィザードが表示されます。1 つのカタログを選択する必要があります。
2. 新規のカタログ・ビューの名前を入力し、「次へ」をクリックする。
3. 左の列から属性を選択し、「表示可能を追加」または「編集可能を追加」ボタンをクリックする。右の列に選択が表示されます。4 つのビュー構成領域があります。
- アイテムの編集: 編集可能にするフィールドを選択する
- 一括編集: アイテムを一括して追加できるフィールドを選択する (これはアイテムのカタログへ新規のアイテムを追加するということなので、通常すべてのフィールドを選択します)
- アイテム・リスト: アイテム・リスト内に表示するフィールドを選択する
- アイテム・ポップアップ: ポップアップ・ウィンドウに表示するフィールドを選択する
4. すべての選択が完了したら、「保管」ボタンをクリックする。新規ビューが正常に作成されたというメッセージが表示されます。
5 新規ビューを使用するには、「カタログ・コンソール」からカタログを選択し、ビューの列からビューを選択する。
カタログ・ビューの削除
システム・デフォルト・ビュー以外は、どのカタログ・ビューでも削除できます。カタログ・ビューを削除するには、まずカタログ・コンソールからこれを選択する必要があります。
1. 「ビュー」の列からカタログ・ビューを選択し、「編集」ボタンをクリックする。「カタログ・ビューの作成/編集」ページが表示されます。
2. 「削除」ボタンをクリックすると、確認ダイアログ・ボックスが表示されるので、「OK」をクリックする。
カタログ・ビューの変更
既存のビューに変更を加えるには、以下のようにします。
1. 「カタログ・コンソール」にナビゲートする。
2. 変更を加えたいビューに関するカタログで、「ビュー」列からビューを選択する。
3. ビューの横にある「編集」ボタンをクリックする。
カタログ・ビューの使用
カタログ・ビューは、「カタログ・コンソール」、「アイテム編集」、または「複数編集」画面から変更できます。
既存のビューを使用するには、以下のようにします。
1. 「カタログ・コンソール」にナビゲートする。
2. 使用したいビューに関するカタログで、「ビュー」列からビューを選択する。
3. ビューを選択すると、そのビューは自動的に適用され、次回のログオン時に認識される。「単一編集」および「複数編集」画面でビューに変更を加えることもできます。
タブ付きビュー
カタログのために作成されたカスタマイズされたビューは、表示可能または編集可能になる属性、および基本レイアウトで表示可能になる属性を制限します。WebSphere Product Center にはカタログのためにタブ付きビューを作成する機能があり、これによってカタログの属性の長いリストをスクロールする必要が少なくなります。
タブ付きビューは現行のカタログ・ビューから作成できます。同じ属性を複数のタブ付きビューに表示することができます。ただし基本キーは例外で、これは各タブ・ビューの最上部に現れます。
タブ付きカタログ・ビューの作成
カタログ・ビューを作成するときにタブ付きビューを作成して、アイテムの表示方法をさらに操作することができます。
1. カタログ・コンソールからカタログを選択し、「ビュー」ボタンをクリックする。1 つのカタログを選択する必要があります。
2. 新規のカタログ・ビューの名前を入力し、「次へ」をクリックする。
3. すべてのタブ・ビューに表示する属性コレクションをすべて選択し、「表示可能を追加」または「編集可能を追加」をクリックする。ここで属性を選択しないと、タブ付きビューを作成するときにその属性は表示されません。
4. 「保管」をクリックし、タブ付きビューを作成する前にカタログ・ビューを作成する。
5. 「タブ・ビュー」ボタンをクリックして「タブ・ビュー」ページにアクセスし、「新規」をクリックして新しいタブ・ビューを作成する。カスタマイズされたビューから選択されたすべての属性のリストがタブ詳細テーブルに表示されます。
6. タブ・ラベルに表示されるタブ名の名前を入力し、タブに表示される属性コレクションを選択して、「保管」をクリックする。
注:「追加 >>」は、属性コレクションをタブ・ビューに追加するために使用します。
タブが「タブ・ビュー」テーブルにリストされます。それぞれのタブに新規のタブ・ビューを作成する必要があります。
タブ・ビューを編集する
タブ・ビューで属性コレクションを追加または削除するには、タブ・ビューを編集する必要があります。
1. カタログ・コンソールから、タブ・ビューでカスタマイズされたカタログ・ビューを選択し、「編集」ボタンをクリックする。
2. 「タブ・ビュー」ボタンをクリックする。「カタログ用タブ」テーブルが表示されます。
3. 編集するタブ・ビューの横にあるラジオ・ボタンをクリックし、「編集」ボタンをクリックする。
4. 必要に応じてタブ・ビューに属性を追加または除去し、「保管」をクリックして変更をコミットする。
タブ・ビューを削除する
カタログ・ビューが不要になって、これを削除した場合、関係するタブ・ビューもすべて削除されます。単一のタブ・ビューを削除するには、以下のようにします。
1. カタログ・コンソールから、タブ・ビューでカスタマイズされたカタログ・ビューを選択し、「編集」ボタンをクリックする。
2. 「タブ・ビュー」ボタンをクリックする。「カタログ用タブ」テーブルが表示されます。
3. 削除するタブ・ビューの横にあるラジオ・ボタンをクリックし、「削除」ボタンをクリックする。
タブ・ビューを再配列する
タブ・ビューを配列しなおすことができます。
1. カタログ・コンソールから、タブ・ビューでカスタマイズされたカタログ・ビューを選択し、「編集」ボタンをクリックする。
2. 「タブ・ビュー」をクリックする。「カタログ用タブ」テーブルが表示されます。
3. 再配列するタブ・ビューの横にあるラジオ・ボタンをクリックし、上または下矢印ボタンをクリックする。
WebSphere Product Center のリンク・フィーチャーは、カタログ仕様にのみ使用可能です。2 つ以上の他のカタログからの情報を含む 1 つのカタログを作成するには、2 つ以上の他のカタログへのリンクを持った子カタログを作成します。
あるカタログ (「ソース」または「マスター」カタログ) を 2 番目のカタログ (「宛先」または「子」カタログ) にリンクすると、宛先カタログの中のアイテムを、ソース・カタログ内にあるそれぞれにリンクされたアイテムの属性で補うことが可能になります。
- 共用される属性値を、1 つのソース・カタログまたはマスター・カタログで保守できるようになります。
- 「ソース属性名」は子カタログ内の属性であり、マスター・カタログ内のキーを参照します。
- 「宛先属性」はマスター・カタログ内のキーの名前です。
カタログ・リンクの目的および前提条件
カタログ・リンクの目的:
- 「マスター」・カタログ中のアイテムと「子」カタログ中のアイテムの間の関係を作成する
- シンジケートのために属性を子カタログから継承する
前提条件
- 「マスター」・カタログ中にリンクされた属性がある
- 「子」カタログがある
例 1:
- アイテム・カタログをマスター・カタログにできる
- 顧客カタログを子カタログにできる
- 「customer id」という属性によりカタログがリンクされる
- その後、顧客カタログ中の特定の顧客が価格を記録してマスター・カタログにリンクできる
例 2:
複数の顧客カタログが同じ説明と表示価格を共用しているものの、顧客の価格はそれぞれ異なる。
- 単一のマスター・カタログを作成して、マスター・アイテム番号、説明、および表示価格を保持する
- 顧客の価格だけを保持する子カタログを顧客ごとに作成する
- これらの顧客固有の子カタログをマスター・カタログにリンクする
例 3:
カタログ同士をリンクすると、商品情報が「正規化」される。
- 複数のカタログにデータを置くことで、WebSphere Product Center はより迅速に、アイテムと属性の表示、アクセス、更新を行えるようになる
カタログの体系を設計する
リンクされたカタログの体系を設計するときには、カタログの情報をどこからリトリーブするかを決めます。
- 2 つのカタログ内の 1 つのアイテム (1 つのアイテムの属性をマージ)
- 複数のアイテムのマージされたリスト
カタログをリンクする方法には 2 種類あり、それぞれ関係のタイプが異なります。
- 1 - 複数の子カタログを 1 つの親/マスター・カタログへリンクする。これは、さまざまなマーケットプレイスに複数のカタログがあり、すべてのアイテムをマスター・カタログに集める場合に有用です。
- 2 - 複数のカタログから 1 つのカタログを作成する。子カタログは、1 つ以上のカタログへのリンクを使って作成する必要があります。
注: 注意の必要な重要な点として、子カタログ内の 1 つの属性が持つことのできるリンクの数は、最大で 1 つです。したがって、2 つのカタログを 1 つのカタログにリンクするには、それぞれの子カタログに 1 つのリンクが必要です。
事例 1
子カタログ内の両方のリンクが選択されます (おそらく同じ SKU のもの)。使用されるシンジケート・スクリプトが、データの扱い方を決定します。
事例 2
この事例の場合、2 つのカタログのうち 1 つだけがリンクされます。カタログがエクスポートされるときに、インポート・スクリプトがデータ出力を定義します。以下の図では、子カタログはマスター・カタログにリンクされています。
カタログをリンクするステップ
カタログ間のリンクを作成する際に行うステップは複数あります。
- ソース属性の選択
- リンク先のカタログの選択
- 宛先属性の選択
- カタログ同士の間のリンクの作成
ソース属性の選択
ソース属性とは、「マスター」・カタログにマップされるサブカタログ中の属性のことです。タイプ・リンクの属性が 1 つしかない場合は、この属性だけがドロップダウン内で使用できます。タイプ・リンクの属性がない場合は、ドロップダウン・フィールドを使用できません。
リンク先のカタログの選択
カタログのリスト内で、属性のリンク先のカタログを選択します。現在リンクを作成中のカタログを除く、システム中のどの既存のカタログでも選択できます。
宛先属性の選択
カタログを選択する際に、宛先属性のフィールドには、デフォルトではマスター・カタログの基本キーが表示されます。このフィールドは、サブカタログにリンクするのに使用します。サブカタログ中のアイテムからマスター・カタログ中のアイテムへのリンクを作成するには、マスター・カタログ中のアイテムの基本キーに対応するサブカタログ中のアイテムのソース属性中の値を入力します。
カタログ同士の間のリンクの作成
以下のステップは、下記のユース・ケースにおける、カタログをリンクする例を示しています。
複数の顧客カタログが同じ説明と表示価格を共用していますが、顧客の価格はそれぞれ異なります。
1. 単一のマスター・カタログを作成して、マスター・アイテム番号、説明、および表示価格を保持する。
2. 顧客の価格だけを保持する子カタログを顧客ごとに作成する。
3. ソース属性を含むカタログのカタログ属性を表示する。
4. 「カテゴリー詳細 (Category Detail)」画面から、ソース属性名、商品カタログ、および宛先属性名 (どれも別のカタログへのリンクを定義) を選択する。
5. 「追加」をクリックして、新規リンクを追加する。
印刷カタログ (あるいは任意のカタログ) を別のカタログから簡単にロードできるようにするには、「カタログからカタログへのエクスポート」を使用してください。「カタログからカタログへのエクスポート」を使うと、カタログから別のカタログへ、カテゴリーとアイテムがロードされます。
カタログからカタログへのエクスポートのセットアップ
メニュー・パス「プロダクト・マネージャー」>「カタログ」>「カタログからカタログへのエクスポート」>「カタログからカタログへの新規エクスポートを使用します。「カタログからカタログへのエクスポート」ウィザードが表示されます。ウィザードの各ステップを完了します。
1. カタログ・ソースを選択する: エクスポートに使用するソース・カタログを選択する
2. エクスポートするアイテムのグループ: カタログ全体か、保管された選択
3. 「カタログからカタログへのエクスポート・タイプ」を選択する: バージョン内のすべてのアイテム、2 つのバージョン間の内容の差分、最後のバージョンからの差分
4. カタログ宛先を選択する: カタログ宛先が作成されていない場合は、次のステップに進む前に 1 つ作成しなければならない
5. カタログからカタログへのマッピングを選択する: ソース・カタログ内のフィールドを宛先カタログのフィールドへマップする
6. 「カタログ間エクスポート・スクリプト」を選択する: デフォルトで、これには自動生成されるスクリプトが組み込まれる
7. 承認権限の選択: オプション - エクスポートに関する承認権限を選択する
9. 「カタログ・エクスポート」名を選択する - カタログ・エクスポートの名前を入力する
カタログからカタログへのエクスポートのステップがすべて完了したら、「エクスポート・コンソール」から「カタログからカタログへのエクスポート」を実行します。エクスポートは、他のエクスポート・ジョブなどのスケジューラーに送信されます。
WebSphere Product Center では、ISO の国際化対応の標準に準拠したローカライズが可能です。国ごとの差異に対応するため、言語/国の対に基づいてロケールを作成します (米国英語と英国英語など)。
ローカライズは仕様レベル (1 次、ルックアップ・テーブル、または 2 次仕様) で構成されるので、単一ノードまたは複数ノードをローカライズでき、ノードごとにローカライズされた表示名を設定できます。仕様をローカライズして構成し、カタログに関連付けると、WebSphere との間でローカライズしたデータをインポートまたはエクスポートできます。ローカライズしたノードの入ったカタログは、ユーザーの設定を通し、ユーザー・インターフェースに表示されるアイテム・セットのために特定のロケールのセットを表示するよう設定することが可能です。
1 次、ルックアップ・テーブル、または 2 次仕様の仕様ノード値をローカライズする
- 1 次仕様、ルックアップ・テーブル仕様、2 次仕様に含まれているあらゆるノードに対し、言語と国を組み合わせたロケールを添付することがサポートされています。
- ロケールは言語と国の対を組み合わせることにより、国ごとの言語の差異に対応します (米国英語と英国英語など)。
カタログ表示名をローカライズする
- ローカライズされたすべてのカタログ属性に関し、ロケール特有の表示名を入力することもできますし、デフォルトの表示名を使用することもできます。
ユーザーの設定、役割、およびビューに基づき、カタログ・アイテムを 1 つ以上のロケールで表示する
- ユーザーは希望するロケールを「ユーザー設定」ドロップダウン・ボックスで設定できます。
- ユーザーの環境で作成されたロケールがある場合、それらは「ユーザー設定」に自動的にロードされます。
- ユーザーは、「ユーザー設定」を使って、1 つのロケールだけを表示するよう制限することもできますし、すべての使用可能なロケールを表示するようにすることもできます。
- ユーザーは、カタログ・ビューを 1 つ以上のロケールで表示するように設定することもできます。この場合、ロケールは仕様に指定されている順番で表示されます。
- カタログ・アクセス権は、ローカライズされたカタログ・ノードすべてに適用されます。
ユーザー・インターフェース内に表示されるロケールの制限は、会社属性、ユーザー設定、役割構成のいずれかまたはすべてによって制御されます。
- 会社属性 - 会社の使用可能なロケールを定義します。この設定は、ユーザー設定および役割構成で使用できるロケールを定義します。
- 役割構成 - 役割に対してロケール設定を定義できるようにして、ユーザーに割り当てられている役割に基づいてユーザーのロケールが決まるようにします。ユーザーは、自分に割り当てられている役割で使用可能なロケールに基づいて、表示されるロケールを制御することしかできません。
- ユーザー設定 - ユーザーは、「アイテム/カテゴリー画面に表示する属性を選択したロケールに制限」を使用して、希望するロケールを設定できます。ユーザーの環境で作成されたロケールがある場合、それらは「ユーザー設定」の「使用可能なロケール」に自動的にロードされます。(複数のロケールを作成した場合) 単一または複数のロケールを表示するようユーザーのビューを制限します。
会社で使用できるロケールの設定
データがローカライズできるようになるには、その前に会社で使用できるロケールを設定しなければなりません。このタスクは、WebSphere Product Center の管理者が実行する必要があります。
1. メニュー・パス、「データ・モデル・マネージャー」>「セキュリティー」>「会社属性」を使用します。「会社ロケール・セットアップ」テーブルが現れます。
図 6.1 - 「会社ロケール・セットアップ」テーブル
2. 「言語」から言語を、「国」から国をクリックしてから、「追加」をクリックして「選択した列 (Selected column)」にロケールを追加します。
3. ロケールを除去するには、「選択済み」列からロケールをクリックし、「除去」をクリックします。
4. ロケールをすべて選択したら、「保管」をクリックします。選択したすべてロケールを社内のユーザーが使用できます。
表示するロケールを役割で制限する
制限されたロケールを役割に定義できます。ユーザーがその役割に割り当てられると、そのユーザーのグラフィカル・インターフェースはその役割で定義されたロケールに制限されます。したがって、そのユーザーのロケールは割り当てられた役割に基づいたものとなり、役割のロケール制限はユーザー設定による制御に優先します。ユーザーは、ユーザー設定の中の制限または使用可能にする役割のリストを使って、どのロケールを制限するかを制御できます。これは、役割の定義を通して使用可能にされているロケールに基づいて行うことができます。
1. メニュー・パス、「データ・モデル・マネージャー」>「セキュリティー」>「役割コンソール」を使用します。「役割コンソール」が表示されます。
2. 編集する役割を選択し、「編集」をクリックするか、単にその役割の名前をクリックし、役割編集画面を表示します。
3. 新しい役割を作成する際に、デフォルトではすべてのカテゴリーと階層で会社の使用可能なロケールがすべて使用されるよう設定されます。このデフォルト設定で使用できるロケールを変更するには、画面の下部の「役割のローカル・アクセス」にスクロールします。「編集」ボタンをクリックしてロケールの追加/除去を行い、「保管」をクリックします。
4. 役割の新しいロケール・アクセスを作成するには、「新規ロケール・アクセス」ボタンをクリックし、「コンテナーからロケールへのマップ」ウィザードを表示します。特定のオブジェクト (カタログまたは階層) のロケールを制限することができます。ロケールの追加/除去を行って、「保管」をクリックします。
図 6.2 - 役割に構成されたロケールのアクセス
5. 役割によって定義されたロケールの制限を適用するには、「ユーザー・コンソール」を使用してユーザーをその役割に割り当てます。
ユーザー設定中に表示するロケールを制限する
1. メニュー・パス「ホーム」>「マイ・セッティング」を使用します。複数のユーザー設定テーブルが表示されます。
2. 以下の設定からいずれかを選択して、ユーザーのグラフィカル・インターフェースに表示されるロケールを制御します。
ユーザー・インターフェース表示のロケール
ユーザー・インターフェースで使用するロケールを選択します。選択項目はグラフィカル・ユーザー・インターフェースのみに適用されます。
アイテム/カテゴリー・データ表示のロケール
アイテムまたはカテゴリーのデータを表示するロケールを設定します。
アイテム/カテゴリー画面に表示する属性を選択したロケールに制限
このオプションは、アイテムおよびカテゴリー画面内の属性の表示を、選択したロケールに制限します。
3. 「保管」をクリックして設定をコミットします。
ローカライズは、1 次、ルックアップ・テーブル、および 2 次仕様の仕様レベルで定義されます。以下に、仕様用にローカライズを構成する方法について詳述します。
WebSphere Product Center におけるローカライズのインプリメンテーションは、データベースのローカライズをサポートするのに適切な構造を備えています。というのは、すべてのロケールが別個のストリングとして保管されるためです。ノードのデータはリーフ・ノードに移動されます。
作成した表示名は、ユーザー設定中のロケール設定に基づいて、アイテム・リスト/編集画面に表示されます。データの翻訳自体は手作業で行いますが、これは個々のリーフ・ノードに保管されます。
注: 「ローカライズ済み」チェック・ボックスのオプションは、すでにローカライズされている場合、またはローカライズが使用不能の場合には、使用できません。
ローカライズ用に仕様を構成する
1. 仕様コンソールから、ローカライズする 1 次、ルックアップ・テーブル、または 2 次仕様を選択し、「編集」をクリックします。
2. 「仕様の詳細 (Details for ... spec)」テーブルで、「ローカライズ済み」チェック・ボックスを選択します。「ローカライズ情報」セクションが表示されます。
3. 「使用可能なロケール:」列からロケールを選択して「選択したロケール」列に追加します。「保管」をクリックして仕様を保管します。
4. 仕様ノードをクリックします。「表示名」セクションに、ローカライズされる表示名を入力します。この仕様ノードの表示名をさまざまな言語で表示できます。
5. この仕様ノードの「ローカライズ済み」チェック・ボックスをクリックします。ノードのローカライズを、この仕様に関する定義済みのロケールすべてに対して行ったことを確認します。必要に応じて続行し、この仕様の個々のノードをローカライズします。
図 6. 3 – ローカライズされたノード
ローカライズされたデータの入力
いったん仕様をローカライズしたら、アイテムのそれぞれのロケールにデータを別々に入力できます。ユーザーの設定または役割で別の指定をしていない限り、すべてのロケールがカタログ・アイテム・リストに表示されます。ローカライズされた表示名がまったく作成されていないロケールの場合、デフォルト名が表示されます。
図 6. 4 - ローカライズされたノードに関するデータの手動入力
ローカライズされたノードのある属性コレクションの作成
属性コレクションを定義する際に、特定のロケールのノードを組み込むことができます。属性コレクション作成画面から仕様、属性、またはその両方を検索すると、ローカライズされたノードは「(L)」で示されます。
図 6.5 - 属性コレクション中の特定のロケールのノードの選択
ローカライズ済みノードへのインポート/エクスポート
WebSphere Product Center のマッピング・コンソールを使用すると、ローカライズ済みノードへのインポート/エクスポートを容易に行うことができます。ソース・ファイルの中に、さまざまな地域向けにローカライズされたフィールドが含まれている場合、それらのフィールドをカタログの適切なローカライズ済みノードへマップすることができます。同じことをエクスポートでも行えます。
「マイ・セッティング」内にロケールの選択肢がない
会社がどのロケールにも構成されていません。メニュー・パス「データ・モデル・マネージャー」>「セキュリティー」>「会社属性」を使用して、「会社ロケール・セットアップ」画面を表示します。
会社の必須ロケールを選択します。選択したロケールが、ユーザーの設定中に選択肢として表示されます。