Adaptive Action Manager コンポーネントの管理機能は、WebSphere® Application
Server 管理コンソールの WebSphere Business Monitor の下にある Adaptive Action Manager ノードを使用して処理されます。
Adaptive Action Manager は、WebSphere Business Monitor のキー・コンポーネントの 1 つです。
アダプティブとは、ターゲットのビジネス・プロセスおよび環境刺激の特徴の変化に応じて、Adaptive Action Manager がその動作を修正できる特性のことです。Adaptive Action Manager は、モニター・サーバーまたは他のアプリケーションが発行するビジネス・シチュエーションの通知であるシチュエーション・イベントを受信します。その後、ユーザーが設定した事前定義のルールとポリシー・セットに基づいて、実行するアクションを選択します。最後に Adaptive Action Manager は、選択されたアクションまたは一連のアクションを呼び出します。
Adaptive Action Manager によって、以下を実行できます。
- Action Catalog データベース内のテーブルに静的構成データを追加または変更する。これは、SMTP サーバー、および LDAP サーバーを設定するための静的情報を含む構成テーブルです。一般構成プロパティーおよび LDAP サーバーの構成プロパティーをセットアップまたは更新する際、情報は、Action Catalog テーブルで保管および更新されます。
重要: 一般構成プロパティー内のいずれかの値を更新した後に、それを有効にするには、WebSphere Application
Server 管理コンソールから Adaptive Action Manager を再始動します。
- テンプレート定義の追加または変更 通知テンプレートおよび Web サービス・テンプレートなどのテンプレートを作成および変更するときは、情報は Action Catalog データベースで保管および更新されます。テンプレートとは、E メールなどの特定のアクション・サービスで使用される情報です。テンプレートを作成するときは、
特定のアクション・サービスもテンプレートにバインドします。
- シチュエーション・イベントのバインディングは、シチュエーション・イベントとアクション・サービス (Web サービスなど、呼び出しを試行するターゲット・アクション) をリンクすることによって実行します。これを行うためには、シチュエーション・イベント名を特定のテンプレートにバインドします。
テンプレートが既に特定のアクション・サービスにバインドされているため、イベントをアクション・サービスにバインドします。複数のアクション・サービス (テンプレート) を 1 つのシチュエーション・イベント名にバインドできます。