ダッシュボード・クライアント・コンポーネントのインストール

ランチパッドを使用してダッシュボード・クライアント・コンポーネントをインストールします。

WebSphere® Business Monitor インストール・プロセスは、必要なダッシュボードやビューを作成せずに、ダッシュボード・クライアント・コンポーネントをインストールします。インストールの完了後に、これらのビューを WebSphere Portal に作成する必要があります。

ダッシュボードを作成し、さまざまなビューを追加する詳細な手順については、『ダッシュボードとビューの管理』を参照してください。

重要: ダッシュボード・クライアント・コンポーネントは、前提条件が含まれていないマシン上にのみインストールできます。ダッシュボード・クライアント・コンポーネントとその前提条件は、以前に前提条件がインストールされていないマシン上にランチパッドのみを使用してインストールする必要があります。ダッシュボード・クライアント・コンポーネントをインストールするまでは、どの前提条件も構成しないでください。

ランチパッドを使用したインストール中は、いつでも「進行状況 (Progress)」パネルに移動してインストールの状況を確認できます。このパネルが表示されている間は、すべてのボタンが使用不可になります。

ダッシュボード・クライアント・コンポーネントをインストールする前に、以下のデータベースが作成されている必要があります。
  • リポジトリー
  • ランタイム
  • ヒストリー

ランチパッドを使用してダッシュボード・クライアント・コンポーネントをインストールするには、以下の手順をすべて実行します。

  1. ランチパッドのメインウィンドウで、「製品のインストール」をクリックします。
  2. 「機能の選択」ウィンドウで、ダッシュボード・クライアント・コンポーネントを選択してから、「次へ」をクリックします。「ソフトウェア前提条件」ウィンドウが表示されます。
  3. 「ソフトウェア前提条件」ウィンドウに、ダッシュボード・クライアント・コンポーネントのすべての前提条件が、それらのインストール状況とともに表示されます。状況は以下のいずれかです。
    • インストール済み: ソフトウェア前提条件が既にインストール済みであることを示します。
    • 未インストール: ソフトウェア前提条件がインストールされていないか、またはサポートされていないバージョンの前提条件がインストールされていることを示します。ソフトウェア前提条件がインストールされていない場合は、前提条件の名前をクリックしてセクションを展開してから、「インストール」をクリックしてインストールします。サポートされていないバージョンのソフトウェア前提条件が既にインストールされている場合は、ランチパッドを終了して手動でソフトウェアをアップグレードするかどうかを確認するメッセージが表示されます。
    このコンポーネントの前提条件の詳細については、インストール README のセクション『ソフトウェア前提条件』を参照してください。
    重要: WebSphere Portal PTF のインストール中のエラーを回避するため、DB2 Universal Database™ をインストールする前に、ホスト・ショート・ネームが 8 文字に制限されていることを確認する必要があります。 ホスト・ショート・ネームを変更する必要がある場合は、それを変更し、マシンをリブートしてから、DB2® をインストールする必要があります。これより長いホスト名を使用する必要がある場合、この問題を解決する方法の詳細については、『長いホスト名を使用したダッシュボード・クライアントのインストール』を参照してください。
    重要: WebSphere Business Monitor ランチパッドを使用して DB2 をインストールした後、以下を実行する必要があります。
    • Windows プラットフォームの場合: ランチパッドおよびすべてのコマンド・ウィンドウまたは Explorer ウィンドウを閉じます。何らかの機能をインストールする前に、DB2 が始動していることを確認してください。DB2 を始動するには、「db2start」コマンドを実行します。その後ランチパッドを再起動し、残りのインストールを行うことができます。
    • AIX® プラットフォームの場合: 以下を実行します。
      1. ランチパッドを終了します。
      2. /.profile を作成して、次の行を追加します。 /home/db2inst1/sqllib/db2profile (注: ピリオドと最初のスラッシュの間にスペースがあります。)
      3. /.dtprofile の最後の行のコメントを外します。
      4. ログアウトします。
      5. 再度ログインします。
      6. 「db2start」コマンドを実行して、DB2 を始動します。
      7. ランチパッドを再起動して、残りのインストールを続行します。
  4. すべての前提条件がインストールされた後で、「モニター・インストールの開始」をクリックして、WebSphere Business Monitor インストーラーを開始します。 ランチパッドは選択された機能に必要なデータベースの状況を判別します。いくつかの状況が考えられます。
    1. すべてのデータベースが現行マシン上に存在する場合、インストールは継続し、インストーラーが開始します。
    2. リポジトリー・データベースが現行マシン上に存在しない場合は、次のメッセージが表示されます。

      「ファイル CommonInstallParam.tcl にリポジトリー・データベース情報がありません。 リポジトリー・データベースがリモート・マシン上に存在する場合は、 このマシン上にデータベースがカタログされていることを確認してから、「OK」をクリックしてデータベース情報を入力してください。リポジトリー・データベースをこのマシン上に配置する場合は、「キャンセル」をクリックして現行のインストールを停止してから、 ランチパッドを使用してリポジトリー・データベースを作成してください。」

      リポジトリー・データベースがリモート・マシン上に作成されている場合は、現行マシン上にデータベースがカタログされていることを確認してください。データベースをカタログするには、DB2 コマンドまたは DB2 コントロール・センターを使用する必要があります。 次に、メッセージに対して「OK」をクリックして「リポジトリー・データベース情報」ダイアログを表示します。このダイアログで、リポジトリー・データベースに対する以下の情報を入力できます。
      • データベース名
      • 管理特権を持っている正当なユーザーのユーザー ID
      • ユーザー ID のパスワード
      • パスワードの確認
      必要な情報を入力し、「OK」をクリックしてインストーラーを開始します。「リポジトリー・データベース情報」パネルまたはメッセージで「キャンセル」をクリックすると、インストールは終了します。
    3. リポジトリー・データベースが現行マシン上に存在するか、またはカタログされており、その他のデータベースの情報が格納されている場合、ランチパッドはリポジトリー・データベースから情報を読み取り、インストーラーが開始します。 ランタイム・データベースとヒストリー・データベースがリモート・マシン上に作成されている場合は、データベースが現行マシン上にカタログされていることを確認してください。データベースをカタログするには、DB2 コマンドまたは DB2 コントロール・センターを使用する必要があります。各データベースのカタログに使用される名前は、リモート・マシン上の対応するデータベースの名前と一致する必要があります。
    4. リポジトリー・データベースが現行マシン上に存在するか、またはカタログされているものの、その他のデータベースの情報が格納されていない (その他のデータベースが作成されていない) 場合は、欠落している各データベースについてメッセージが表示されます。メッセージでは、データベースの情報がリポジトリー・データベースまたは commonInstallParam.tcl のいずれにも存在しないこと、および選択した機能をインストールする前にデータベースを作成する必要があることが通知されます。 メッセージに対して「OK」をクリックしてインストールをキャンセルします。 『データベースの作成WebSphere Business Monitor』に移動して、欠落しているデータベースを作成します。
  5. インストーラーが開始すると、「ソフトウェア・ライセンス契約 (Software License Agreement)」パネルが表示されます。ご使用条件を注意深く読み、「使用条件の条項に同意します (I accept both the IBM and the non-IBM terms)」を選択して契約内容を承諾します。次に、「次へ」をクリックして続行します。「使用条件の条項に同意しません (I do not accept the terms in the License Agreement)」を選択して「次へ」をクリックすると、選択の確認を求めるメッセージが表示されます。「はい」をクリックすると、インストールは終了します。「いいえ」をクリックすると、「ソフトウェア・ライセンス契約 (Software License Agreement)」パネルに戻ります。
  6. 「宛先 (Destination)」パネルで、WebSphere Business Monitor コンポーネントのインストール先を指定します。 ダッシュボード・クライアントをインストールするマシンと同じマシン上に WebSphere Business Monitor のデータベースが定義されている場合は、「宛先 (Destination)」パネルは表示されません。デフォルトのディレクトリー・パスと名前は、Windowsプラットフォームの場合は C:¥IBM¥WebSphere¥Monitor、AIX® プラットフォームの場合は /opt/IBM/WebSphere/Monitor です。 デフォルトのパスを受け入れるか、または「参照」をクリックして他のディレクトリーを選択することによりこのパスを新規ディレクトリーに変更できます。 「次へ」をクリックして続行します。
  7. WebSphere Portal「情報 (Information)」パネルで、ダッシュボード・クライアント・コンポーネントをインストールする WebSphere Portal サーバーに関する必要な情報を入力します。
    1. 「プロファイル名」フィールドに、指定されたセルを含むプロファイル名を入力するか、または「参照」をクリックしてプロファイルを選択します。(このフィールドには、デフォルトで、ランチパッドによりインストーラーに渡された情報が入力されています。必要に応じてこの値を変更できますが、8 文字を超えないようにしてください。)
    2. 「セル名」フィールドに、指定されたノードを含むセル名を入力します。(このフィールドには、デフォルトで、ランチパッドによりインストーラーに渡された情報が入力されています。必要に応じてこの値を変更できますが、18 文字を超えないようにしてください。)
    3. 「ノード名」フィールドに、指定されたアプリケーション・サーバーが存在するノード名を入力します。(このフィールドには、デフォルトで、ランチパッドによりインストーラーに渡された情報が入力されています。 必要に応じてこの値を変更できますが、8 文字を超えないようにしてください。)
    4. 「サーバー名」フィールドに、WebSphere Portal がインストールされているアプリケーション・サーバー名を入力します。(このフィールドには、デフォルトで、ランチパッドによりインストーラーに渡された情報が入力されています。必要に応じてこの値を変更できます。)
    5. 「ポータル・ユーザー ID」フィールドに、正当なユーザーのユーザー ID を入力します。
    6. 「パスワード」フィールドに、ユーザー ID のパスワードを入力します。
    7. 「構成ホスト名」フィールドに、WebSphere Portal アプリケーション・サーバーが作成されたホスト名を入力します。
    8. 「構成ポート」フィールドに、WebSphere Portal 構成ユーティリティーへのアクセスに使用されるポート番号を入力します。
    9. 「プロセス・サーバー (BPEL) ホスト名」フィールドに、WebSphere Process Server 6.0.1 がインストールされているマシンのホスト名を入力します。
    10. 「プロセス・サーバー (BPEL) ブートストラップ・ポート」フィールドに、WebSphere Process Server (BPEL) マシン上のブートストラップ・ポートを入力します。
    11. 「次へ」をクリックして続行します。
  8. DB2 Alphablox 構成 (Configuration)」パネルで、DB2 Alphablox に関する以下の情報を入力します。
    1. 「インストール・ディレクトリー」フィールドに、DB2 Alphablox インストール・ディレクトリーの名前を入力するか、または「参照」をクリックしてディレクトリーを選択します。(このフィールドには、デフォルトで、ランチパッドによりインストーラーに渡された情報が入力されています。必要に応じてこの値を変更できます。)
    2. 「ユーザー ID」フィールドに、DB2 Alphablox の正当なユーザーのユーザー ID を入力します。 (このフィールドには、デフォルトで、ランチパッドによりインストーラーに渡された情報が入力されています。必要に応じてこの値を変更できます。)
    3. 「パスワード」フィールドに、ユーザー ID のパスワードを入力します。(このフィールドには、デフォルトで、ランチパッドによりインストーラーに渡された情報が入力されています。必要に応じてこの値を変更できます。)
    4. 「ホスト名」フィールドに、DB2 Alphablox がインストールされているホスト名を入力します。(このフィールドには、デフォルトで、ランチパッドによりインストーラーに渡された情報が入力されています。必要に応じてこの値を変更できます。)
    5. 「Telnet ポート」フィールドに、DB2 Alphablox Telnet ユーティリティーへのアクセスに使用されるポート番号を入力します。(このフィールドには、デフォルトで、ランチパッドによりインストーラーに渡された情報が入力されています。必要に応じてこの値を変更できます。)
    6. WebSphere Business Monitor テーマを AlphaBlox のデフォルトのテーマとして設定するには、WebSphere Business MonitorDB2 Alphablox のデフォルトのテーマとして設定」チェック・ボックスを選択します。
    7. WebSphere Business Monitor テーマを WebSphere Portal のデフォルトのテーマとして設定するには、WebSphere Business MonitorWebSphere Portal のデフォルトのテーマとして設定」チェック・ボックスを選択します。
    8. WebSphere Portal へのログイン時に、デフォルトの WebSphere Business Monitor ウェルカム・ページに代わって WebSphere Portal ウェルカム・ページを使用する場合は、WebSphere Business Monitor ウェルカム・ページを WebSphere Portal に使用」チェック・ボックスを選択します。
    9. 「次へ」をクリックして続行します。
  9. 「要約 (Summary)」パネルに選択内容の要約が表示されます。 これには、宛先ディレクトリーの情報、選択されたコンポーネントのリスト、およびインストールで使用されるディスク・スペースの合計量が含まれます。 「次へ」をクリックして、ダッシュボード・クライアント・コンポーネントのインストールを開始します。

    ウィザードは、ダッシュボード・クライアント・コンポーネントのインストールに十分なスペースがあることを確認するためにディスク・スペースをチェックします。選択されたドライブに十分なディスク・スペースがない場合は、警告メッセージでユーザーに通知します。「次へ」ボタンは使用できません。「戻る」をクリックして「要約 (Summary)」パネルに戻ります。指定されたドライブの十分なスペースを解放した後、「次へ」を再度クリックして、選択したコンポーネントのインストールを開始します。十分なスペースを解放できない場合は、「宛先 (Destination)」パネルに再度アクセスして宛先ディレクトリーを変更できます。 十分なディスク・スペースがある場合、インストールの進行状況を示す「進行状況 (Progress)」パネルが表示されます。このパネルが表示されている間は、「キャンセル」ボタンのみが使用可能です。「キャンセル」ボタンはダッシュボード・クライアントのインストールを中止する場合に使用します。

  10. インストールが完了したら、「完了」パネルで、「完了」をクリックしてインストーラーを終了します。
注: ダッシュボード・クライアントのインストールが完了すると、WebSphere Portal停止状態になります。 開始されたままである場合は、インストールされたダッシュボード・ポータル・ページを表示する前に、必ず WebSphere Portal を停止してから再始動してください。
注: wbmonitor テーマが DB2 Alphablox に適用されていることを確認してください。 DB2 Alphabloxテーマを選択するには、DB2 Alphabloxをオープンし、「管理」 > 「一般プロパティー」 > 「システム」を選択し、「デフォルト HTML クライアント・テーマ」リストから「wbmonitor」を選択し、「保存」をクリックします。
関連概念
WebSphere Business Monitor の前提条件
関連タスク
WebSphere Business Monitor データベースの作成
モニター・サーバー・コンポーネントのインストール
WebSphere Business Monitor ランチパッド
ランチパッドの実行
ダッシュボードおよびビューの管理

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