ランチパッドによるソフトウェア前提条件のインストール

WebSphere® Business Monitor ランチパッドは、各 WebSphere Business Monitor コンポーネントの前提条件をインストールする場合に使用します。

製品の前提条件のインストールの動作は、次のとおりです。

ランチパッドを使用して前提条件をインストールすることを選択すると、ランチパッドはまず、前提条件インストール・ファイルが、ランチパッド・ファイルが存在するディレクトリー下の特定の場所に存在するかどうか確認します。これは、WebSphere Business Monitor が Web からダウンロードされる場合、すべての製品前提条件を含む 1 つ以上の .zip ファイルとしてダウンロードされるためです。

例えば、ダウンロードした WebSphere Business Monitor ランチパッドの .zip ファイルを Downloads という名前のディレクトリーに抽出した場合、launchpad.jar を含むディレクトリーを見つけます。これは、 ルートまたは次のサブディレクトリーにあります。launchpad.jarDownloads¥CDImage ディレクトリー内にあれば、 ダウンロードされた他のすべての前提条件ファイルは、次の表に示すように、 CDImage フォルダーの下のサブディレクトリーに抽出されます。

前提条件のディレクトリー名
前提条件 ディレクトリー名
DB2 Universal Database™ CDImage¥ESE
DB2® Cube Views™ CDImage¥CUBE
WebSphere Process Server CDImage¥ProcessServer
WebSphere Application Server CDImage¥WAS
WebSphere Portal CDImage¥Portal
WebSphere Portal PTF CDImage¥Portal5102PTF
DB2 Alphablox CDImage¥Alphablox

前提条件インストール・ファイルが、上記の表に示す適切な場所に存在することをランチパッドが検出すると、ランチパッドは前提条件のインストールを続行します。検出しなかった場合、次のシナリオが実行されます。

  • 前提条件をインストールするための複数の CD がある場合 (例えば、Windows®WebSphere Portal に加え、AIX® の DB2 Universal Database™)、Windows プラットフォームでは次のメッセージのプロンプトが出されます。インストール・メディアは CD-ROM にありますか。 AIX プラットフォームの場合は次のメッセージのプロンプトが出されます。インストール・イメージは、CD またはローカルでアクセス可能なハード・ディスクのいずれにありますか。
    • 「はい」 (Windows プラットフォームの場合) または「CD」 (AIX プラットフォームの場合) をクリックすると、前提条件のインストール・ファイルは CD 上にあることを意味します。この場合は、以下のようになります。
      • Windows プラットフォームの場合、CD ドライブ名を入力するように求めるプロンプトが出されます。
      • AIX プラットフォームの場合:
        1. CD ドライブがアンマウントされます。
        2. 正しい CD をロードするように求めるプロンプトが出されます。
        3. CD ドライブがマウントされます。
        4. ファイルが $TEMP ディレクトリーにコピーされます。

      このプロセスは、必要な CD をすべてコピーするまで繰り返され、その後前提条件のインストールが開始します。

      ある時点で誤った CD を挿入すると、一時ディレクトリーがクリーンアップされ、前提条件のインストールが終了してランチパッドに戻ります。

      その後、CD のコピー先のハード・ディスクの場所を尋ねるプロンプトが出されます。ランチパッドによって、CD の挿入を求めるプロンプトが出され、選択されたハード・ディスク上の一時ディレクトリーへのコピーが行われます。これにより、インストール中にディスクを挿入するようプロンプトが出されることがなくなり、無人インストールを実行できるようになります。次に、前提条件をインストールするドライブ名を求めるプロンプトが出され、インストールが開始します。

      前提条件がコピーされた一時ディレクトリーは、前提条件のインストールが完了するとクリーンアップされます (成功か不成功かには関係しません)。

    • 「いいえ」 (Windows プラットフォームの場合) をクリックするか、「ハード・ディスク」 (AIX プラットフォームの場合) をクリックすると、前提条件のインストール・ファイルはハード・ディスク上にあることを意味します。この場合、ファイル・ブラウザー・ウィンドウが表示され、次のようにしてハード・ディスクの場所を選択できます。
      • Windows プラットフォームでは、インストール・メディアの親ロケーション (上の例では CDImage フォルダー) を選択することも、前提条件のフォルダー (例えば、ESECUBE ... など) を直接選択することもできます。
      • AIX プラットフォームの場合は、前提条件フォルダー (例えば、ESECUBE など) を選択します。
        重要: ファイル選択ダイアログ・ボックスは現在、AIX プラットフォーム上の WebSphere Application Server および WebSphere Process Server ではサポートされておらず、表示されません。 これは、 AIX プラットフォーム上にハード・ディスクから WebSphere Application Server および WebSphere Process Server をインストールするには、インストール・イメージがデフォルトの場所に存在する必要があることを意味します。

      ランチパッドは、その場所に期待されるインストール・ファイルが存在するかどうかチェックし、見つけた場合はインストールを続行します。 それ以外の場合は、別のディレクトリーまたはドライブを選択するようプロンプトが出されます。インストールをキャンセルすることもできます。

  • Windows 上にインストールする前提条件の CD が 1 つのみの場合、または「ハード・ディスク」 (AIX プラットフォームの場合) をクリックした場合、ファイル・ブラウザー・ウィンドウが表示されて、ハード・ディスクまたは CD-ROM の場所を選択できます。この場合、ランチパッドは CD またはハード・ディスクのどちらからインストールしているかを考慮しません。
    • Windows プラットフォームでは、CD-ROM のドライブ名または インストール・メディアの親ロケーション (上の例では CDImage フォルダー ) を選択することも、前提条件のフォルダー (例えば、ESECUBEProcessServer ... など) を直接選択することもできます。
    • AIX プラットフォームの場合は、前提条件フォルダー (例えば、ESECUBEProcessServer など) を選択します。
    ランチパッドは、その場所に期待されるインストール・ファイルが存在するかどうかチェックし、見つけた場合はインストールを続行します。 それ以外の場合は、別のディレクトリーまたはドライブを選択するようプロンプトが出されます。インストールをキャンセルすることもできます。
    重要: ファイル選択ダイアログ・ボックスは現在、AIX プラットフォーム上の WebSphere Application Server および WebSphere Process Server ではサポートされておらず、表示されません。 これは、 AIX プラットフォーム上にハード・ディスクから WebSphere Application Server および WebSphere Process Server をインストールするには、インストール・イメージがデフォルトの場所に存在する必要があることを意味します。

Copyright IBM Corporation 2005, 2006. All Rights Reserved.