シチュエーション・イベント・バインディング

アクション・サービス・テンプレートは、デフォルトで、テンプレート作成時に特定のアクション・ハンドラーにバインドされます。特定のアクション・ハンドラーに関連付けられたアクション・サービス・テンプレートにシチュエーション・イベントをバインドすると、Adaptive Action Manager が、必要なアクション・サービスを呼び出せるようになります。

シチュエーション・イベントが検出されると、Adaptive Action Manager は、バインディング構成に応じて 1 つ以上のアクション・サービス・テンプレートを呼び出します。 シチュエーション・イベントは、ビジネス・シチュエーションの通知を表す CBE (Common Base Event) です。シチュエーション・イベントは、アウトバウンド・イベントとしてビジネス指標エディター で定義されるビジネス指標モデル・エレメントです。シチュエーションがトリガーされると、Observation Manager がシチュエーション・イベントを発行します。例えば、特定のキー・パフォーマンス・インディケーター (KPI) がしきい値を超えたときに、 シチュエーションをトリガーするようシチュエーション・イベントを 定義できます。シチュエーション・イベントはその後 CEI (Common Event Infrastructure) にパブリッシュされ、WebSphere® 活動化仕様にルーティングされます。Adaptive Action Manager が listen しているキューにリンクされた

シチュエーション・イベントは、名前と説明によって Adaptive Action Manager に定義されます。 これらがアクション・サービス・テンプレートにバインドされ、それによって WebSphere Application Server の管理コンソール上の管理ノードを介して対応するアクション・ハンドラーにバインドされます。実行時におけるこのバインディングによって、Adaptive Action Manager コンポーネントはアクション・ハンドラーとテンプレートのペアを使用し、適切なアクション・サービスを呼び出すことができます。

バインディングが設定されている場合、Adaptive Action Manager は、受信したシチュエーション・イベントを解析し、Action Catalog サービスを介して適切なアクションを選択できます。この選択は、バインディングに関する情報が格納されている Action Catalog で、適切なアクションを検索することによって実行されます。 Adaptive Action Manager は、この情報に基づいて実行可能アクションと呼ばれるエンティティーを作成します。イベント用アクション決定機能は、CBE (Common Base Event) 内の拡張データ・エレメントに格納されたシチュエーション名と受信されたシチュエーション・イベントを突き合わせることで、それに対してどの実行可能アクションを結果的に呼び出すかを決定します。

関連タスク
新規シチュエーション・イベント・バインディングの作成
シチュエーション・イベント・バインディングへのテンプレートの追加
アクション・サービスとシチュエーション・イベントのバインディング
シチュエーション・イベント・バインディングの更新

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