「組織」ビューは、ビジネス・ユーザーが自社の組織構造を表示するのに役立ちます。ツリー形式で全体像を表示し、組織および従業員のリストを表示し、ユーザー・レジストリーから従業員情報を取得できます。
このビューを使用する場合は、ユーザー・レジストリーがインストールされている必要があります。「組織」ビューは、WebSphere® Portal で使用するように構成されているユーザー・レジストリー (LDAP またはその他のディレクトリー・サーバー) に格納され ている組織と従業員の情報を取得します。WebSphere Portal に付属するデフォルトのユーザー・レジストリー以外のユーザー・レジストリーを使用している場合、そのユーザー・レジストリーにアクセスするためには、「組織」ビューに WebSphere Member Manager (WMM) システム ID へのアクセス権限が必要です。 WMM のシステム ID の値は、WebSphere Portal クリデンシャル・ボールトに保管されます。管理特権を持つユーザーは、適切なクリデンシャル・ボールト・スロットを選択して、「組織」ビューが、WMM のシステム ID およびユーザー・レジストリーにアクセスできるようにします。
特定の組織を検索して、関連する従業員を表示できます。 特定の組織または組織構造全体から従業員名を検索することもできます。検索結果として、従業員名が、それぞれ関連する電子メール・アドレスとともに示されます。
このビューは、「レポート」ビューとともに使用できます。 レポートは、さまざまな条件で選択した従業員に基づいてフィルタリングできます。 「組織」ビューから「レポート」ビューに対するコネクションを確立している場合、「組織」ビューから選択された従業員または組織に基づいたレポート・プロセス・インスタンスのデータは、自動的に更新されます。
「組織」ビューは、レジストリー・ディレクトリー情報を取得し、組織と、その組織に関連する従業員の階層をツリー形式で表示します。ツリー内の各項目はリンクとして表示されます。「組織」から「レポート」ビューへのコネクションを作成した後に、「組織」ビューで任意の項目をクリックして、「レポート」ビューのデータをフィルタリングできます。 組織をクリックすると、「レポート」ビューのプロセス・インスタンス・データは、選択した組織に属する従業員に基づいてフィルタリングされます。
管理者の役割によって保管された構成は、後でその他の役割によって個人設定できます。ただし、特権ユーザーの役割など、ビュー編集モードを使用するためのアクセス権が必要です。