連携ビュー

ビューは、相互作用できる場合、または 1 つのビューで実行したアクションに基づいて更新できる場合、連携している状態になります。ビューは、WebSphere® Portalの管理機能を使用して、ソース・ビューとターゲット・ビューとの間のコネクションが作成されると、連携した状態になります。

WebSphere Business Monitor のビューは、1 つのビューで実行された特定のアクションにより 1 つ以上の他のビューが更新される場合に連携した状態になります。 2 つの連携ビューごとに、一方向の関係が作成されます。 つまり、一方のビューは、ソース・ビューとみなされ、もう一方はターゲット・ビューとみなされます。ソース・ビューがデータを送信し、ターゲット・ビューがそれを受信します。送信されるデータは、ソース・ビューで実行されたアクションの結果として作成されます。ターゲット・ビューは、受信するデータに反応し、自動的に更新されます。

付属のダッシュボード・ビューの場合、ソース・ビューおよびターゲット・ビューは、同一のダッシュボード上に存在する必要があります。同一の 2 つのビューの間に複数のコネクションを確立できます。各コネクションでは、送受信用に特定のデータ・タイプが選択されます。

連携ビュー間のコネクションを構成するために、ダッシュボード管理者は、WebSphere Portal で提供されるポートレット・ワイヤリング・ツールを使用します。ツールは、1 つのソース・ビューから 1 つ以上のターゲット・ビューへのコネクションを作成するために使用できます。 以下の表の説明にあるように、1 つのビューから 1 つ以上のターゲット・ビューにコネクションを作成できます。 このツールを使用すると、既存のコネクションを削除することもできます。

特定のコネクションでは、ターゲット・ビューを別のコネクションのソース・ビューとして使用できます。例えば、「アクティブ・インスタンス」ビューを「アラート」ビューとのコネクションのターゲット・ビューとする一方で、同時に「プロセス・ダイアグラム」ビューとのコネクションのソース・ビューに設定できます。 「アクティブ・インスタンス」ビューはこの 2 つのコネクションに存在しますが、各コネクションで独立して処理されます。ソース・ビュー (「アラート」ビュー) を変更すると、1 番目のコネクションにより「アクティブ・インスタンス」ビューが変更されますが、このアクションは、2 番目のコネクションのソース・ビュー (「アクティブ・インスタンス」ビュー) にも、ターゲット・ビュー (「プロセス・ダイアグラム」ビュー) にも影響を与えません。

ソース・ビューのアクションによって、1 回以上ターゲット・ビューが更新された後に、ターゲット・ビューをオリジナルの表示に復元することもできます。 ビューを復元すると、構成された設定に従ってデータが表示されます。

次の表に、サポートされている連携ビューのコネクションのうち、管理者がダッシュボードに作成可能なものをリストします。
サポートされる連携ビューのコネクション
ソース・ビュー ターゲット・ビュー 説明
アクティブ・インスタンス ビュー プロセス・ダイアグラム ビュー

特定のプロセス・インスタンスを表すダイアグラムを表示できます。プロセス・インスタンスのダイアグラムを表示するには、「アクティブ・インスタンス」ビューから「プロセス・ダイアグラム」ビューへのコネクションを確立する必要があります。 プロセス・インスタンスが「アクティブ・インスタンス」ビューから選択されると、「プロセス・ダイアグラム」ビューに、選択したインスタンスのダイアグラムが表示されます。

アラート ビュー プロセス・ダイアグラム ビュー

アラート」ビューから「プロセス・ダイアグラム」ビューへのコネクションを作成すると、「プロセス・ダイアグラム」ビューで、「アラート」ビューで選択した特定のアラート (アラート・ソース・アイコン) に基づいてプロセス・インスタンス・ダイアグラムを自動的に表示できます。

アラート ビュー アクティブ・インスタンス ビュー

アラート」ビューから「アクティブ・インスタンス」ビューへのコネクションを確立できます。 「アラート」ビューからアラート (アラート・ソース・アイコン) をクリックすると、関連するプロセス・インスタンスが、関連するビジネス指標とともに「アクティブ・インスタンス」ビューに表示されます。

組織 ビュー レポート ビュー 組織」ビューから 「レポート」ビューへのコネクションを確立できます。 ユーザーが「組織」ビューから選択する、割り当てられた従業員に基づいて、レポート・データを自動的にフィルタリングできます。
関連概念
ビュー・モード
ダッシュボードのアクセス制御
「キー・パフォーマンス・インディケーター (KPI)」ビュー
「スコアカード」ビュー
「アラート」ビュー
「ゲージ」ビュー
「アクティブ・インスタンス」ビュー
「レポート」ビュー
「ディメンション」ビュー
「組織」ビュー
「プロセス・ダイアグラム」ビュー
「値のエクスポート」ビュー
インスタンスのフィルタリング
ダッシュボードおよびビュー
関連タスク
ダッシュボード・ビューのコネクションの作成
「アクティブ・インスタンス」ビューの構成
「アクティブ・インスタンス」ビューの外観の変更
インスタンスの管理
インスタンスの拡張
フィルター条件の設定
ダッシュボードおよびビューの管理
関連資料
ダッシュボード
WebSphere Portal の情報
連携ビューのリファレンス
「アクティブ・インスタンス」ビューのリファレンス
DB2 Alphablox

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