データ移動サービスを開始および停止するプロセスを単純化するには、生成された開始および停止スクリプトを統合し、マスター・スクリプトを使用して呼び出すこができます。
Capture コンポーネントおよび Apply コンポーネントはデータベースが配置されたシステム内で実行される必要があるため、統合オプションは使用されているトポロジーによって異なります。どのようにスクリプトが統合されるかにかかわらず、
初期化エラーの発生を回避するために、2 つのコンポーネント・インスタンスが同時に起動されないようにする
必要があります。
各 Capture コンポーネントまたは Apply コンポーネントのインスタンスを別々に開始または停止することは可能ですが、
すべてのコンポーネント・インスタンスの開始スクリプトおよび停止スクリプトの
内容を統一して、単一の
ビジネス指標モデルに対するデータ移動サービスを開始または停止するために必要なスクリプトを 1 つのみすると有用です。
スクリプトは、以下のようにして統合できます。
- ソース・データベースの Capture コンポーネント・インスタンスの
開始および停止スクリプトの識別。
- ソース・データベースの Capture コンポーネント・インスタンスの開始および停止スクリプトを呼び出す Capture マスターの開始および停止スクリプトの作成。
- ターゲット・データベースの Apply コンポーネント・インスタンスの開始および停止スクリプトの識別。
- ターゲット・データベースの Capture コンポーネント・インスタンスの開始および停止スクリプトを呼び出す Capture マスターの開始および停止スクリプトの作成。
この統合の結果、1 つのビジネス指標モデルに対するデータ移動サービスを開始または停止するために実行する必要がある開始 (または停止) スクリプトは、4 つのみとなります。
2 つのデータ移動サービスを
別々に開始または停止する必要がない場合は、
さらに統合できます。この場合、必要な開始および停止スクリプトは 3 つのみです。
- 1 つのスクリプトは、状態データベース内のすべての Capture コンポーネント・インスタンスを開始 (停止) します。
- 1 つのスクリプトは、ランタイム・データベース内のすべての Capture コンポーネント・インスタンスと Apply コンポーネントを
開始 (停止) します。
- 1 つのスクリプトは、ヒストリー・データベース内のすべての Apply コンポーネントを開始 (停止) します。
3 つのデータベースすべてが 1 つのシステム上に存在する場合は、これらの 3 つの統合スクリプトを、すべての Capture および Apply コンポーネント・インスタンスを開始または停止する単一のスクリプトにさらに統合できます。
異なるデプロイメントによって作成されたデータ移動サービスの開始および停止スクリプトの統合が必要な場合があります。
データ移動サービスの初期デプロイメント中に、すべてのビジネス指標グループに対する開始および停止スクリプトが作成されます。ビジネス指標モデルへの変更の結果としての後続のデプロイメントには、既存のビジネス指標グループに対する開始および停止スクリプトは含まれません。代わりに、新規ビジネス指標グループに対する開始および停止スクリプトのみが使用可能になります。
以前に作成された統合済みの開始および停止スクリプトを手動で更新する必要があります。
次の例は、3 つのビジネス指標グループを含む
ビジネス指標モデル FinanceModel の初期データ移動サービスのデプロイメントの場合について
説明します。状態データベースに対して 3 つの Capture 開始および停止スクリプトが作成されます。その後、モデルが更新され、新規ビジネス指標が追加されました。デプロイメント中に、新規ビジネス指標グループに対する Capture 開始および停止スクリプトが 1 つのみ作成されます。データ移動サービスを使用可能にするためには、4 つの Capture 開始および停止スクリプトを実行する必要があります。