モニター・サーバー

WebSphere® Business Monitor のコア・コンポーネントであるモニター・サーバーは、イベント処理、および測定と値の計算を実行します。 WebSphere Process バージョン 6.0 でホストされます。モニター・サーバーは、3 つのメインコンポーネントである、Observation Manager、パーシスタンス・マネージャー、および CEI (Common Event Infrastructure) アクセス層を使用して、サーバー機能を提供します。これらのコンポーネントは、モニター・サーバー内でのみ使用される内部コンポーネントです。

Observation Manager

Observation Manager は、WebSphere Business Modeler からエクスポートされ WebSphere Business Monitor にインポートされるビジネス指標モデルの実行エンジンとして機能します。このモデルで、モニターするメトリックと KPI、およびそれらの計算に使用されるイベントを定義できます。Observation Manager は、その後、そのモデルを使用し、イベントを受信し、ダッシュボード・ビューに表示するメトリックを計算します。

Observation Manager は、実行時のビジネス・プロセスの管理に必要なプロセス・インスタンスのメトリック操作をすべて処理します。 コンテキスト・インスタンスの作成、読み取り、更新、および終了と、これらのインスタンスのメトリック値の計算を行います。

Observation Manager は、CEI からのイベントをコンシュームして、ダッシュボード・ビューに表示されるメトリックと KPI を更新します。

パーシスタンス・マネージャー

ビジネス指標グループのランタイム値、メトリック、および KPI のパーシスタンスはパーシスタンス・マネージャーを使用して実行されます。パーシスタンス・マネージャーは、Observation Manager にパーシスタンス機能を提供します。Observation Manager は、直接データベースにアクセスしません。 代わりに、パーシスタンス・マネージャーがデータベースの検索操作と保管操作すべてをカプセル化します。

CEI アクセス層:

CEI アクセス層は、イベントのソースおよびコンシューマーであるコンポーネントに対する CEI および CBE (Common Base Event) へのアクセスを実行するコンポーネントです。例えば、Observation Manager は、この例でのイベント・コンシューマーである Action Manager によって使用される CEI にイベントを送信するイベント・ソースである場合があります。 CEI アクセス層は、CEI API および CBE (Common Base Event) の詳細との直接の対話を隠す抽象化層を提供します。

CEI アクセス層の主な機能は次のとおりです。

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