ビジネス指標モデルは、WebSphere® Business Monitor 管理コンソールを使用して管理します。管理には、
ビジネス指標モデルの WebSphere Business Monitor へのインポートと、
前にインポートされたビジネス指標モデルのすべてのバージョンのアンロードが含まれます。
ビジネス指標モデルに対する以下の操作は、WebSphere Business Monitor 管理コンソールを介して実行できます。
- ビジネス指標モデルのインポート:
ビジネス指標エディター によってエクスポートされたビジネス指標モデルを、リポジトリー・データベースおよびモデル実行エンジンにインポートできます。ビジネス指標モデル・ファイルをインポートするには、 必要なデータベース表を作成して、インポートされるモデル・データを受け取るデータベースを準備する必要があります。
これは、WebSphere Business Monitor 管理コンソールで Schema Generator により生成されたデータ定義言語 (DDL) スクリプト・ファイルを実行することで行えます。
インポートしたビジネス指標モデル・ファイルは、新規のビジネス指標モデル、または既存のビジネス指標モデルの新規バージョンになります。
ビジネス指標モデルをインポートする前に実行する必要がある手順の詳細については、WebSphere Business Monitor のビジネス指標モデルのデプロイメント・シナリオを参照してください。
重要: グローバル・セキュリティー機能が使用可能になっている、
保護された
WebSphere Application
Server 環境にインストールされた
WebSphere Business Monitor に
ビジネス指標モデルを正常にインポートするには、テキスト・エディターを使用して、
<WAS_Home_Dir>¥profiles¥<Server_Name>¥properties¥ ディレクトリーにあるファイル
soap.client.props に、以下のプロパティーとその値を追加する必要があります。
- com.ibm.SOAP.securityEnabled=true
- com.ibm.SOAP.loginUserid=<UserName> (<UserName> は、セキュリティー・モードの WebSphere Application
Server へのアクセス権を持つ許可ユーザーの
ユーザー名)。
- com.ibm.SOAP.loginPassword=<Password> (<Password> は、許可ユーザーの
パスワード)。
この機能の詳細については、
WebSphere Application
Server 資料の『
スクリプトによるセキュリティーの構成』セクションを参照してください。
- ビジネス指標モデルのアンロード: 以前にインポートしたビジネス指標モデルをアンロードできます。
アンロード操作により、このモデルのすべてのバージョンが除去されます。
アンロードしたモデル情報は、モデル実行エンジンおよびリポジトリー・データベースの両方から削除されます。実行エンジンのモデル情報のみを削除し、ダッシュボードのレポート作成に使用するリポジトリー・データベースのモデル・データはそのまま保持するように選択することもできます。
重要: 既存のビジネス指標モデル新規バージョンのインポート後、
または再度インポートされる特定のモデルのアンロード後には、WebSphere Application
Server を再始動する必要があります。
重要: AIX® プラットフォームでは、CPU Guard が使用可能になっていると、ビジネス指標モデルのインポートが失敗する可能性があります。ご使用のシステムによっては、ビジネス指標モデルをインポートする前に、CPU Guard を使用不可に設定する必要があります。