ヒストリー・データベース

以下の手順に従って、ヒストリー・データベースに動的データベース・テーブルを 作成します。スクリプトはユーザー定義のロケーションに保管されます。 このロケーションは、WebSphere® Business Monitor 管理コンソールでの Schema Generator 構成の設定時に定義されます。

ヒストリー・データベースの実行データベース・テーブルの作成に必要なデータベース定義言語 (DDL) スクリプトは、 ルート・ディレクトリーの datamart.ddl ファイルに 保管されます。スクリプトをデプロイするには、以下の手順を実行します。
  1. DB2® コマンド・ウィンドウをオープンします。 UNIX® の場合、シェル環境が構成されていれば、DB2 コマンド行プロセッサーを呼び出すことが できます。
  2. スクリプト・ファイルのロケーションへのパスを変更します。
  3. 新規ビジネス指標モデルをデプロイする前に、ヒストリー・データベースをバックアップします。
  4. コマンド db2 terminate を実行します。 これにより、 異なるコード・ページ値を使用している可能性のある前のバックグラウンド・プロセスが 使用されず、新規バックグラウンド・プロセスが使用されてこの要求が 処理されます。
  5. DB2CODEPAGE 環境変数を 1208 に設定します。 DB2 コマンド行プロセッサーは、デフォルトで、 現行コード・ページを使用して文字データを 解釈します。ただし、生成される datamart.ddl には、DB2CODEPAGE 環境変数が 1208 に設定されていない限り破損する UTF-8 文字が 含まれます。
    1. UNIX オペレーティング・システムの場合。
      • shkshbash タイプのシェルを使用して、コマンド export DB2CODEPAGE=1208 を実行します。
      • cshtsch タイプのシェルを使用して、コマンド setenv DB2CODEPAGE 1208 を実行します。
    2. Windows® オペレーティング・システムの場合、コマンド set DB2CODEPAGE=1208 を実行します。
  6. コマンド db2 connect to <Historical_DB_Name> を実行して、ヒストリー・データベースに接続します。このスクリプトは、変更を自動的にコミットせずに実行されます。
  7. コマンド db2 +c -stvf datamart.ddl > datamart.log を実行します。 これにより、スクリプトが実行され、トラブルシューティングを目的として、トランザクションを記録するログ・ファイルが 保管されます。 コミットまたはロールバックする前に、ログ・ファイルにエラーがないことを 確認します。ロールバックが必要な場合は、コマンド db2 rollback を実行して、アクションを元に戻します。エラーが発生していない場合は、コマンド db2 commit を実行して変更をコミットします。
  8. コマンド db2 disconnect <Historical_DB_Name> を実行することで、スクリプトの実行後にヒストリー・データベースから切断します。
  9. コマンド db2 terminate を実行して、バックグラウンド・プロセスを 終了します。
注: 特定の環境下においては、既存のビジネス指標モデルの新規バージョンに対する datamart.ddl の実行時に、次のようなエラーが表示される可能性があります。 SQL0605W 必要な記述を持つ索引「WBI.I_1133789461307」がすでに存在するために、その索引は作成されませんでした。SQLSTATE = 01550。その他のエラーが発生していなければ、これらのエラーは無視可能であり、トランザクションをコミットできます。
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