デプロイメント・エラー後のリカバリー

レプリケーション成果物のデプロイ中にエラーに遭遇した場合。 変更を元に戻すために、単一のビジネス指標モデルのデプロイメント内で実行されたアクションを元に戻す必要があります。

すべてのデプロイメントは、複数のステージを経て実行されます。以下に典型的なシナリオを 示します。
  1. DDL のデプロイメント
    1. state.ddl をデプロイする。
    2. runtime.ddl をデプロイする。
    3. datamart.ddl をデプロイする。
  2. データ移動サービスのデプロイメント
    1. State_to_Runtime_setup_source をデプロイする。
    2. State_to_Runtime_setup_target をデプロイする。
    3. Runtime_to_historical_setup_source をデプロイする。
    4. Runtime_to_Historical_setup_target をデプロイする。
実行するアクションを決定するには、障害が発生したポイントを 識別する必要があります。例えば、state.ddl で障害が発生した場合は、単に トランザクションをロールバックして元の状態に戻すだけで済みます。 しかし、datamart.dll で障害が発生した場合は、datamart.ddl をロールバックしても、 システムは runtime.ddl が正常に実行された後のポイントに戻るだけです。 データ移動サービスのデプロイメントの途中で発生した障害は、 リカバリーが最も困難ですが、不可能ではありません。最初のデプロイメントは リカバリーが最も容易で、次が新規モデルのデプロイメントです。そして、 変更モデルのデプロイメントのリカバリーは最も困難です。

レプリケーション・スクリプトのデプロイメント・エラーからリカバリーするには、識別、バックアップ、復元または除去、そして再デプロイの各ステージを 実行します。

識別
バックアップ
復元または除去

再デプロイ

ビジネス指標モデルをサポートするすべての成果物が除去されたら、「古いデプロイメントを 無視 (Ignore Older Deployments)」オプションを選択して 再度 Schema Generator を実行します。生成されたスキーマが成功したら、データベース定義言語 (DDL) スクリプトを デプロイせずに、レプリケーション・スクリプトを再デプロイしてください。

関連概念
データベースのバックアップ
関連タスク
実行時のデータベースの管理

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