Adaptive Action Manager には、シチュエーション・イベントの受信時にサービスを呼び出すアクション・ハンドラーが含まれています。シチュエーション・イベントは、WebSphere® Business Modeler で定義されます。
イベントがトリガーされると、それらは Observation Manager によって CEI (Common Event Infrastructure) に送信されます。CEI (Common Event Infrastructure) では、Adaptive Action Manager がイベントを処理します。次に各アクション・ハンドラーが Adaptive Action Manager 内の関連するアクション・サービスを開始するために呼び出されます。
Adaptive Action Manager は、Action Catalog サービスから各アクション・ハンドラーの構成情報を取得します。アクション・ハンドラーは、アクション・サービスを実行します。サポートされるアクション・ハンドラーのタイプは、以下のとおりです。
- 通知ハンドラー: テンプレートに基づいて、アラート、E メール、ページャー、および携帯電話の通知を送信します。E メール・データは、CBE (Common Base Event) 内に保管されます。
- アラート・ハンドラー: 所定のテンプレートに基づいて、アラート通知の送信を実行します。これらのアラートは、WebSphere Business Monitor ランタイム・データベース内でレコードとして表示されます。レコードの送信に必要なアラート・データは、シチュエーション・イベントに保管されています。シチュエーション・イベントは、Observation Manager によって CEI に送信されます。
保管レコードは、アラート・ダッシュボードによって選出され、「アラート」ビューで、ダッシュボード・クライアントによって表示されます。
- E メール・ハンドラー: テンプレートに基づいて、E メール、ページャー、および携帯電話の通知を送信します。
- Web サービス・ハンドラー: Web サービスのアクションとしての呼び出しを実行します。Web サービス・
ハンドラーは、Web サービスの呼び出しに必要な Web サービス・パラメーターが
含まれるユーザー定義のテンプレートを使用します。
実行可能アクションは、
Adaptive Action Manager 固有の内部エンティティーです。
実行可能アクションは、CBE (Common Base Event)、アクション・ハンドラー、およびテンプレートを組み合わせることによって作成されます。例えば、E メール・ハンドラーは、CBE (Common Base Event) とテンプレートを利用して、E メールを送信します。このテンプレート ID に、サブジェクト、宛先、本文、および変数などの E メール関連情報が含まれます。E メール・ハンドラーは、これらの変数を CBE (Common Base Event) データ内の値で置換します。