インストール・コマンド行オプション

このトピックで説明するインストール引き数を使用して、インストールを 4つの異なるモード (GUI モード、コンソール・モード、アクセシビリティー・モード、サイレント・モード) で実行することができます。 また、インストール引き数を使うことによって、応答ファイルを記録して使用することができます。

GUI (AWT) モード

GUI モードはインストールのデフォルトのモードで、インストール引き数を使用しません。このモードは、AWT (Abstract Window Toolkit) モードとも呼ばれます。 次のコマンド行を入力します。
InstallSetup [-awt]
ここで、awt はオプションであり、これが必要なのは GUI モードがデフォルトのインストール・モードでない場合のみです。

コンソール・モード

コンソール・モードを使用するのは通常、GUI が使用不可のときですが、GUI が使用可能なときでもこのモードを使用することができます。 次のコマンド行を入力します。
InstallSetup -console -is:javaconsole

アクセシビリティー・モード

アクセシビリティー・モードでは、視力障害を持つユーザーのために、音による情報が付加されます。このモードは、コンソール・モードで実行する代替コマンド行として使用することができます。 次のコマンド行を入力します。
InstallSetup -accessibility

サイレント・モード

サイレント・モードのインストールでは、応答ファイルが使用される以外は、ユーザー入力はありません。 多数の同一システムに対して自動化インストールを行う場合は、サイレント・インストールをお勧めします。 次のコマンド行を入力します。
InstallSetup -setup

応答ファイルの記録

応答ファイルは、対話式 GUI インストールまたはコンソール・インストール時に指定されたオプション情報を、サイレント・インストールの実行時に供給するのに使用されます。 コンソール・インストールで応答を記録するには、コマンド行に次を入力します。
InstallSetup -option-record responsefile -console -is:javaconsole
ここで、responsefile は、応答ファイルの絶対パスおよびファイル名です。
GUI インストールで応答を記録するには、コマンド行に次を入力します。
InstallSetup -option-record responsefile
ここで、responsefile は、応答ファイルの絶対パスおよびファイル名です。

root cd image ディレクトリーの sample-scripts ディレクトリーに、サンプル応答ファイルがあります。

応答ファイルの使用

インストール時に指定されて記録されたオプション情報をサイレント・インストールに供給するには、コマンド行に次を入力します。
InstallSetup -options responsefile -silent
ここで、responsefile は、応答ファイルの絶対パスおよびファイル名です。

応答ファイル・テンプレートの生成

応答ファイル・テンプレートには事前設定されたインストール・オプションは含まれていません。また、生成した応答ファイル・テンプレートを後で使えるように編集することができます。 このファイルの生成は、完全なインストールを実行しないで行うことができます。 これを行うには、コマンド行に次を入力します。
InstallSetup -options-template responsefile
ここで、responsefile は、応答ファイルの絶対パスおよびファイル名です。

関連タスク
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