z/OS でのブローカー・ランタイム環境の作成

これは、z/OS 上にブローカーを作成するというより大きなタスクの一部です。

始める前に

このステップの開始前に、以下のタスクを完了する必要があります。
インストール・ライブラリーにアクセス権があることを確認します。 たとえば、次のコマンドを使用してディレクトリー構造についての情報を表示します。
ls -l /usr/lpp/wmqi
このコマンドは、次の例のような行を表示します。
drwxr-xr--   2 A8LIGH2  MQM         8192 Aug 20 16:22 lib
この例では、MQM はファイルまたはディレクトリー構造と関連したグループです。 WebSphere Business Integration Event Broker 管理者などの今後ファイルを使用するユーザー、 および開始されたタスク・ユーザー ID を使用するユーザーは、ファイルの「グループ」に所属していることが必要です。 id userid コマンドを使用して、ユーザー ID が属するグループを表示します。 ユーザー ID がグループにない場合、次のことを実行できます。
  • 標準 ESM 機能を使用して、グループにユーザー ID を追加します。
  • 以下のコマンド例を使用して、ファイルのグループを変更します。
    chgrp -R WMQI /usr/lpp/wmqi

このコマンドを発行するには、スーパーユーザー権限が必要になる場合があります。

mqsicreatebroker コマンドを使用して、ブローカーおよびそのランタイム環境を作成します。 コマンド構文は次のとおりです。
mqsicreatebroker brokername -c ComponentDirectory -q QueueManagerName 
[-s UserNameServerQueueManagerName] [-g ConfigurationTimeOut]
[-k ConfigurationDelayTimeOut]
詳細については、mqsicreatebroker コマンドを参照してください。

大文字のブローカー名を作成した場合、ワークベンチのブローカーでもその名前を大文字で使用しなければなりません。

次のメッセージを受け取ることがあります。
mqsicreatebroker: FSUM7351 not found
OMVS ユーザー ID のセットアップを参照してください。

関連概念
ブローカー
ブローカー・ドメイン

関連タスク
OMVS ユーザー ID のセットアップ
z/OS でのブローカーの作成
z/OS でのブローカー・ディレクトリーの作成
ブローカー用カスタマイズ入力ファイル (mqsicompcif) の編集

関連資料
mqsicreatebroker コマンド