メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データの収集の開始

アクティブ・ブローカーに対して、 メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データの収集をいつでも開始できます。

始める前に:

このタスクを実行するには、以下のタスクを完了している必要があります。

mqsichangeflowstats コマンドの適切なパラメーターを指定すると、収集するデータの細分性を選択できます。 ブローカーを基に、統計収集を要求しなければなりません。 複数のブローカーで情報を収集する場合には、 対応する数のコマンドを送出する必要があります。

メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データの収集を開始するには、 次のようにします。

  1. 統計を収集するブローカーを指定します。
  2. 統計を収集するリソースを決めます。 指定したブローカーの特定の実行グループ、またはすべての実行グループの統計を収集できます。 特定の実行グループを指定する場合、特定のメッセージ・フロー、 またはそのグループのすべてのメッセージ・フローのデータを記録するよう要求できます。 すべての実行グループを指定する場合、すべてのメッセージ・フローを指定する必要があります。
  3. 統計に関連したスレッドを収集するかどうかを決定します。
  4. 統計に関連したノードを収集するかどうかを決定します。 収集する場合には、ノードのターミナルの情報も収集できます。
  5. データ収集を特定のアカウンティング起点に関連付けるかどうかを決定します。 このオプションは、スナップショット・データとアーカイブ・データ、 およびメッセージ・フローと実行グループに使用できます。 ただし、使用する場合、起点値を参照先の各メッセージ・フローに設定する必要があります。 関連しているメッセージ・フローが適切な起点 ID を設定するよう構成されていない場合、 そのメッセージ・フローに関して収集されるデータは、 起点が「無名 (Anonymous)」と設定された状態で収集されます。

    詳細は、メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計のアカウンティング起点の設定を参照してください。

  6. ターゲットの宛先を決めます。
    • ユーザー・トレース・ログ
    • XML 形式のパブリケーション・メッセージ
    • SMF (z/OS の場合のみ)
  7. データ収集のタイプを決定します。
    • スナップショット
    • アーカイブ
  8. 適切なパラメーターを使って mqsichangeflowstats コマンドを入力して、 決定内容を反映させます。

    たとえば、BrokerA のデフォルトの実行グループのすべてのメッセージ・フローのスナップショット・データをオンにし、 メッセージ・フローの基本統計をノード・データに含めるには、 次のようにします。

    mqsichangeflowstats BrokerA -s -e default -j -c active -n basic   

    z/OS で SDSF を使用する場合には、次のように入力します。

    /F BrokerA,cs s=yes,e=default,j=yes,c=active,n=basic    

    より詳細な例については、mqsichangeflowstats コマンドを参照してください。

このコマンドが正常に完了すると、指定されたリソースのデータ収集が開始されます。

関連概念
メッセージ・フロー
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データ

関連タスク
メッセージ・フロー・アプリケーションの開発
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計のアカウンティング起点の設定
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データの収集の停止
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データの収集パラメーターの表示
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データの収集パラメーターの変更
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計のアーカイブ・データのリセット

関連資料
z/OS コンソールに対するコマンドの発行
mqsichangeflowstats コマンド
mqsireportflowstats コマンド
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データ