ワークベンチ へのファイル・システムのインポート

始める前に:

このタスクを実行するには、以下のタスクを完了している必要があります。

XML スキーマ、XML DTD、C ヘッダー・ファイル、または COBOL コピーブックに基づいてメッセージ定義を作成するためにワークベンチがファイルを使用できるようになる前に、ファイルをそのファイル構造にインポートまたはコピーする必要があります。 このトピックでは、それを実行するための 3 つの方法を説明します。

これらのインポート方法のいずれかを用いることによって、選択されるメッセージ・セット・ プロジェクトによる、インポート済みファイルの使用が可能になります。 つまり、このファイルに基づいてメッセージ定義を作成するときに、「新規メッセージ定義ファイル (New Message Definition File)」ウィザードで インポート済みファイルを選択できるということです。

インポート・ウィザードの使用

「インポート (Import)」ウィザードを使用して、指定されたソースから、すべてのファイルまたは選択したファイルをインポートすることができます。

「インポート (Import)」ウィザードを使ってファイルをインポートするには、次のようにします。

  1. 「ブローカー・アプリケーション開発 (Broker Application Development)」パースペクティブに切り替えます。
  2. 「リソース・ナビゲーター (Resource Navigator)」で、インポートするプロジェクト・フォルダーをクリックします。
  3. ワークベンチ メニューで、「ファイル (File)」>「インポート (Import)」をクリックして、「インポート (Import)」を開きます。
  4. 「インポート (Import)」ウィザードの「選択 (Select)」ページで、インポートするリソースのタイプに基づいて、「ファイル・システム (File System)」または「Zip ファイル (Zip file)」を選択します。
  5. 「次へ (Next)」をクリックします。
  6. 「ファイル・システム (File System)」ページの「ディレクトリー (Directory)」フィールドで、インポート・ソースを指定します。 これを行うには、フィールドにソース名を入力します。 または、「ブラウズ (Browse)」をクリックし、インポートするファイルを含む親ディレクトリーまたは ZIP ファイルを選択してから、「OK」 (ディレクトリーの場合) または 「開く (Open)」 (ZIP ファイルの場合) をクリックします。
    ヒント: インポート元の最新のディレクトリーは、「ディレクトリー (Directory)」フィールドのドロップダウン・リストに表示されます。
  7. 「ディレクトリー (Directory)」フィールドの下に表示される、左と右のペインを使用して、インポートしたいフォルダーまたはファイル、またはその両方を選択します。 選択を行う際には、以下の点に注意してください。
    • フォルダーの内容全体を ワークベンチ にインポートするには、左のペインにある、このフォルダーのチェック・ボックスを選択します。 フォルダー内の 2 次フォルダーを表示するには、+ をクリックしてフォルダーを展開します。
    • フォルダー内の特定のファイルをインポートする場合は、右のペインを使用してインポートする個々のファイルを選択します。 右のペインでファイルを選択すると、これらのファイルを含むフォルダーのチェック・ボックスは、左のペインでぼかし表示され、フォルダーの一部のファイルのみがワークベンチにインポートされることを示します。
    • インポートするファイルのタイプを制限するには、「フィルター・タイプ ... (Filter Types...)」をクリックし、次いで「タイプの選択 (Select Types)」ウィンドウで、含めるファイル・タイプのチェック・ボックスを選択し、「OK」をクリックします。 リストに示されていない拡張子を持つファイルを含めたい場合は、これらの拡張子を「その他の拡張子 (Other Extensions)」フィールドに入力します。
    • 「ファイル・システム (File System)」ページに表示されるすべてのフォルダーとファイルを選択するには、「すべて選択 (Select All)」をクリックします。
    • 「ファイル・システム (File System)」ページで現在選択されているすべてのフォルダーとファイルの選択を解除するには、「選択をすべて解除 (Deselect All)」をクリックします。
    注: 「インポートされたリソースの宛先を選択: (Select the destination for imported resources:)」フィールドには、常にステップ 2 で選択されたプロジェクト・フォルダーの名前が記入されています。
  8. オプション: 宛先プロジェクトまたはフォルダーを変更するには、「ブラウズ... (Browse...)」をクリックします。 これによって、「フォルダーの選択 (Folder Selection)」ウィンドウが開きます。 フォルダーをクリックすることによってインポートする代替プロジェクト・フォルダーを選択して、「OK」をクリックします。
  9. オプション: 警告を表示しないで既存のリソースを上書きするには、「警告しないで既存のリソースを上書きする (Overwrite existing resources without warning)」チェック・ボックスを選択します。 これは、ZIP ファイルとファイル・システムの両方に適用します。
  10. ファイル・システムのインポートのみ: 作成するフォルダー構造に応じて、次の 1 つを選択してください。
    • 完全なフォルダー構造を作成する
    • 選択したフォルダーのみ作成する
  11. 「終了 (Finish)」をクリックします。

選択したファイルはインポートされ、「リソース・ナビゲーター (Resource Navigator)」の選択したプロジェクト・フォルダーの下に表示されます。

ドラッグ・アンド・ドロップ

ドラッグ・アンド・ドロップの方法を用いて、ファイルをファイル・システムからワークベンチにインポートできます。 リソースを常駐しておく「リソース・ナビゲーター (Resource Navigator)」の正しい位置に、インポートするリソースをドラッグする必要があります。 「リソース・ナビゲーター (Resource Navigator)」のブランク領域に リソースをドラッグ・アンド・ドロップすることはできません。

ドラッグ・アンド・ドロップでファイルをインポートするには、次のようにします。

  1. ご使用のファイル・システム内で、ワークベンチにインポートするファイルまたはフォルダーを見付けます。
  2. 「リソース・ナビゲーター (Resource Navigator)」の特定の位置にファイルまたはフォルダーをドラッグします。 リソースを「リソース・ナビゲーター (Resource Navigator)」にドラッグする際に、リソースをドロップするプロジェクトまたはフォルダーが選択されます。
  3. ファイルまたはフォルダーがワークベンチコピーされることに注目してください。

コピーおよび貼り付け

ファイル・システムをワークベンチ にインポートする方法として、ご使用のオペレーティング・システムのコピーおよび貼り付け機能を使用できます。

コピーおよび貼り付けでファイルをインポートするには、次のようにします。

  1. ワークベンチ.にインポートするファイルまたはフォルダーを見つけます。
  2. オペレーティング・システムのコピーおよび貼り付け機能を使用して、ファイルまたはディレクトリーをシステムのクリップボードにコピーします。
  3. ファイルまたはディレクトリーの宛先を「リソース・ナビゲーター (Resource Navigator)」内で選択します。
  4. ワークベンチ・メニューから「編集 (Edit)」>「貼り付け (Paste)」をクリックします。

ファイルまたはディレクトリーは、ワークベンチコピーされ、選択した位置に配置されます。

関連概念
メッセージ定義の作成方法
メッセージ定義を作成するための他のモデル表現からのインポート

関連タスク
メッセージ・セット・プロジェクトの処理

関連資料
インポート形式