複合エレメントのバイナリー・タイプの XML ワイヤー形式プロパティー

ここで説明されている XML ワイヤー形式のプロパティーは、以下のものに適用されます。

フィールド識別

以下のプロパティーの番号は、 「レンダー (Render)」プロパティーが設定される値によってのみアクティブになります。

プロパティー タイプ 意味
レンダー (Render) 列挙タイプ インスタンス化されたオブジェクトまたはタイプが、 結果の XML 文書中にレンダー (出力) される方法を指定します。 ドロップダウン・リストから以下のいずれかの値を選択します。
  • XMLElement。 この値を選択すると、オブジェクト (またはタイプ) は、 親複合タイプの子 XML エレメントとしてレンダーされます。 子の ID は 子のタグ名によって判別されます。値は子エレメントの内容です。

    複数のオブジェクトについてこの値を選択し、その 「XML 名 (XML Name)」プロパティーを同じ値に設定する場合、両方のオブジェクトは、同じエレメントを参照していなければなりません。

    これは、エレメント・オブジェクトのデフォルト値です。

  • XMLAttribute。 この値を選択すると、オブジェクト (またはタイプ) は、 親 XML オブジェクトの属性としてレンダーされます。 子の ID は属性名によって判別されます。 値は属性値です。 これは、単純エレメントでのみ有効です。

    複数のオブジェクトについてこの値を選択する場合、その 「XML 名 (XML Name)」プロパティーを別々の値に設定しなければなりません。

    これは、属性オブジェクトのデフォルト値です。

  • XMLElementAttrID。 この値を選択すると、オブジェクト (またはタイプ) は、 親複合タイプの子 XML エレメントとしてレンダーされます。 子の ID は、 子の指定された属性の値によって判別されます。値は子エレメントの内容です。 「ID 属性名 (ID Attribute Name)」で指定した属性名かつ「ID 属性値 (ID Attribute Value)」で指定した値の属性を、子エレメントに追加しなければなりません。

    1 つのオブジェクトについてこの値を設定し、この同じ値または値 XMLElementAttrIDVal を 2 番目のオブジェクトについて設定し、さらに「XML 名 (XML Name)」「ID 属性名 (ID Attribute Name)」「ID 属性値 (ID Attribute Value)」を同じ値に設定する場合、次のようにしなければなりません。

    • 「値属性名 (Value Attribute Name)」も、 2 つのオブジェクトで同じ値に設定しなければなりません。
    • 両方のオブジェクトは、同じエレメントを参照する必要があります。
  • XMLElementAttrVal。 この値を指定すると、オブジェクト (またはタイプ) は、 親複合タイプの子 XML エレメントとしてレンダーされます。 子の ID は 子のタグ名によって判別されます。値は指定された属性の値です。属性の名前は、 「値属性名 (Value Attribute Name)」で指定します。
  • XMLElementAttrIDVal。 このオプションは、 XMLElementAttrIDXMLElementAttrVal の 2 つのオプションを組み合わせたものです。 オブジェクトは親複合タイプの子としてレンダーされます。 子の ID は、 「ID 属性名 (ID Attribute Name)」の値によって判別されます。 値は、「ID 属性値 (ID Attribute Value)」の値です。

    1 つのオブジェクトについてこの値を設定し、この同じ値または値 XMLElementAttrID を 2 番目のオブジェクトについて設定し、さらに「XML 名 (XML Name)」「ID 属性名 (ID Attribute Name)」「ID 属性値 (ID Attribute Value)」を同じ値に設定する場合、次のようにしなければなりません。

    • 「値属性名 (Value Attribute Name)」も、 2 つのオブジェクトで同じ値に設定しなければなりません。
    • 両方のオブジェクトは、同じエレメントを参照する必要があります。

XML メッセージのレンダリング・オプション には、これらのレンダリング・オプションによる XML 出力への影響が示されています。

XML 名 (XML Name) ストリング XML エレメント名の値を入力します。 このプロパティーは、 XML 文書 (メッセージ) のエレメント (または属性) の XML 開始タグまたは属性の名前を指定します。

たとえば、ネーム・スペースのルールが異なる場合など、MRM ID が XML 名と異なる必要がある時に名前マッピングを行うために、これを使用できます。 有効な XML 名でなければなりません。

別のエレメント (または属性) やメッセージにすでに使われている名前を指定することはできません。 2 つのエレメント (または属性) またはメッセージに同じ XML 名を付けることはできません。

値を設定しないと、 エレメントの ID がデフォルト値として使用されます。 エレメントの ID が接頭部付きの ID の場合、 脱字記号文字 (^) を下線 (_) に置き換えた ID がデフォルトとして使用されます。

ID 属性名 (ID Attribute Name) ストリング 子を識別するために使用される属性の名前を指定します。 これは有効な XML 属性名でなければなりません。 「レンダー (Render)」XMLElementXMLAttribute、またはXMLElementAttrVal に設定されている場合、このプロパティーは無視され、変更できません (フィールドは使用不可になります)。

デフォルト値は id です。

ネーム・スペース ストリング ID 属性に関連したネーム・スペースを入力します。
ID 属性値 (ID Attribute Value) ストリング 子を識別するために使用される属性の値を指定します。 「レンダー (Render)」XMLElementXMLAttribute、またはXMLElementAttrVal に設定されている場合、このプロパティーは無視され、変更できません (フィールドは使用不可になります)。

デフォルト値は子の ID です。

値属性名 (Value Attribute Name) ストリング

子の値として使用される属性の名前を指定します。 これは有効な XML 属性名でなければなりません。 「レンダー (Render)」の設定で必要とされる場合だけ使用されます。

デフォルト値は val です。

ネーム・スペース ストリング 値属性に関連したネーム・スペースを入力します。

物理表現

プロパティー タイプ 意味
Encoding ストリング ドロップダウン・リストから以下のいずれかの値を選択します。
  • CDatahex (デフォルト)
  • hex
  • base64

関連概念
メッセージのモデル化
メッセージ・モデル

関連タスク
メッセージ・モデルの開発
メッセージ・モデル・オブジェクトの処理

関連資料
メッセージ・モデル参照情報
メッセージ・モデル・オブジェクトのプロパティー
推奨されないメッセージ・モデル・オブジェクトのプロパティー
複合エレメントのプロパティー
複合エレメントの XML プロパティー