AIX 上でのローカルなインストール

「インストール状況」パネルが表示される前に「キャンセル」をクリックすると、セットアップを終了できます。 終了を選択すると、システムはインストール・ウィザードを起動する前の状態に戻ります。 ただし、「インストール状況」パネルが表示された後にインストール・ウィザードをキャンセルしても、システムの前の状態は復元されません。単にインストール・ウィザードが停止するだけです。

ウィザードを使用中、「次へ >」ボタンをクリックした後に、次のパネルに移動するまで数秒待たなければならないことがあります。 進行状況は常にすべてのプラットフォームで表示されるわけではありません。 「次へ >」を 2 回クリックすると、パネル全体をスキップしてしまう場合があります。 インストーラーが進行中であることを確認するには、CPU 使用率をモニターすることができます。 インストール中は CPU 使用率がかなり増加します。

  1. root としてログインしていることを確認します。
  2. 次の AIX インストーラーを実行します。 setupaix [-options-...] ここで [-options-...] は以下の通りです。
    コマンド行オプション 説明 使用法
    -accessibility インストールを自動的にコンソール・モードに設定するので、-console オプションも同時に設定する必要はありません。 視覚障害を持つユーザーのために、追加の音声情報も提供されています。 <launcherName> -accessibility
    -console コンソール・インターフェース・モードを指定します。 メッセージはインストール中コンソールに表示されます。 -console オプションを使用する場合は、-is:javaconsole オプションも使用しなければなりません。 <launcherName> -console-is:javaconsole
    -is:javaconsole -console オプションを指定してネイティブ・ランチャーを使用する場合は、-is:javaconsole オプションも使用して Java コンソールを表示することが必要です。これは、ユーザー対話に必須です。 <launcherName> -console -is:javaconsole
    -options <responsefile> ウィザードがオプション/応答ファイルを実行することを指定します。 オプション/応答ファイルにはコマンド行オプションが含まれています。 これは 1 行で 1 つのオプションを表すもので、指定したインストール・ウィザード指示を設定します。 <responsefile> への絶対パスを使用します。 <launcherName> -silent -options <responsefile>
    -options-record <responsefile> 完了後にインストール・ウィザードがプロジェクト用のオプション/応答「レコード」ファイル <responsefile> を自動的に生成することを指定します。 <responsefile> への絶対パスを使用します。 <launcherName> -options-record <responsefile>
    -options-template <responsefile> 実行中にインストール・ウィザードがプロジェクト用のオプション/応答「オプション」ファイル <responsefile> を自動的に生成することを指定します。このファイルは編集可能で、後で実行する際にユーザー入力を提供するために使用できます。 <responsefile> への絶対パスを使用します。 <launcherName> -options-template <responsefile>
    -silent ユーザー対話なしにインストールを実行するサイレント・インストールを指定します。 -silent オプションは他のオプションを全く指定せずに使用することもできますし、または -silent オプションを -options <responsefile> と一緒に使用することもできます。 カスタムの <responsefile> を使用しない場合、デフォルト設定が使用されます。 <launcherName> -silent -options <responsefile>
  3. 「InstallShield ウィザードの初期化が行われます」。 このステップが完了するまでに数分かかることがあります。
  4. 「使用する言語を選択します」
  5. 「ようこそ」。 製品を紹介する最初のパネル。 「次へ >」をクリックして先に進みます。
  6. 「警告」。 以前のバージョン (WebSphere MQ Integrator V2.1、WebSphere Event Broker V2.1、または WebSphere Integrator Broker V2.1) からマイグレーションする場合は、必要なマイグレーション・ステップすべてを完了したことを確認する必要があります。 準備できたら、または以前のバージョンをインストールしたことがない場合は、「はい」ラジオ・ボタンを選択し、「次へ >」をクリックして先へ進みます。 インストールを取り消したい場合は、「いいえ」 ラジオ・ボタンを選択された状態のままにして、「キャンセル」をクリックします。
  7. 「ソフトウェア使用許諾契約」。 使用許諾契約書を読んでから、「はい」ラジオ・ボタンを選択し、「次へ >」をクリックして続行します。
  8. 「警告」。 ソフトウェア要件のいずれかがない場合には、戻ってそれらをインストールする必要があります。 「次へ >」をクリックして先に進みます。
  9. 「インストールのタイプの選択 (Select type of installation)」。 標準インストールかカスタム・インストールのどちらかを選択できます。 カスタム・インストールを選択する場合、次のステップでインストールしたいコンポーネントを指定できます。
  10. 「コンポーネントの選択 (Select components)」。 インストールしたいコンポーネントを選択します。 前のステップでカスタム・インストールを選択した場合にのみ、このパネルが表示されます。
  11. 「前提条件ソフトウェアの検査 (Prerequisite Software Check)」。 前提条件ソフトウェアが欠落している場合、インストールを続行するか終了するかの選択肢が提供されます。 続行するには「はい」を選択し、終了するには「いいえ」を選択します。
  12. 「インストールの要約 (Install Summary)」。 ここまでのパネルで選択したオプションが、必要なディスク・スペースの合計 (MB 単位)とインストール・ロケーションと共に表示されます。 この段階で、戻って設定を変更することができます。 「次へ >」をクリックしてインストールします。
  13. 「インストール状況」。 ホスト・システムに変更が行われるにつれ、進行のパーセンテージが表示されます。
  14. 「インストールの完了 (Install Complete)」。 インストールが正常に完了しました。 「終了 (Finish)」をクリックします。
  15. ライセンス交付の目的で、ここでmqsisetcapacity コマンドを実行することが必要です。

関連タスク
マイグレーション
インストールの準備
AIX 上での CD のマウント
AIX での製品全体のアンインストール
インストール時の問題

関連資料
mqsidisplaycapacity コマンド
インストール・コマンド行オプション