リソースのバックアップ

ブローカーおよび構成マネージャーは、 構成データの保守と制御にデータベース・マネージャーを使用します。ブローカー、構成マネージャー、およびユーザー・ネーム・サーバーは、 コンポーネント間のメッセージのトランスポートと保証に WebSphere MQ を使用します。ブローカー・ドメインの保全性と整合性を保持するために、 これらの情報源を含むバックアップ・プロセスを確立する必要があります。

  1. 損傷が生じた場合の構成データ・ロスを防ぐために、 データベース・テーブルのバックアップを頻繁かつ定期的に行ってください。

    すべての構成リポジトリー・テーブルおよび以下のブローカー・データベース・テーブルのバックアップを作成してください。

    • BSUBSCRIPTIONS
    • BCLIENTUSER
    • BUSERCONTEXT
    • BRETAINEDPUBS
    • BPUBLISHERS
    • BMQPSTOPOLOGY

    全データベース・テーブルの完全なリストは、データベースの内容 を参照してください。

    ブローカーの構成は、ブローカー・ドメインの再始動時に構成マネージャーによって再デプロイされるときに完了します。これによって、残りのデータベース・テーブルが再作成されます。

    構成リポジトリー・テーブルには関連データが含まれています。 バックアップ手順を調整して、リカバリーが必要なときに一貫したイメージが使用できるようにしなければなりません。 このリポジトリーにあるテーブルの完全なセットはmqsicreateconfigmgr コマンドでリストされています。

    メッセージ・フローがいずれかのユーザー定義データベース・テーブルを使用する場合、 それらのテーブルもバックアップする必要があります。

    バックアップ手順について詳しくは、 該当するデータベース資料を参照してください。

  2. WebSphere MQ 構成データをバックアップしてください。詳しくは、「WebSphere MQ System Administration 」を参照してください。
  3. ワークベンチのユーザーによって作成されるファイルのバックアップも検討する必要があります。ワークベンチユーザーがワークスペースを保管する際、ワークスペース XML 文書、新しく作成されたすべてのオブジェクト、 およびチェックアウトされたすべてのオブジェクトはローカル・ファイル・システムに保管されます。ワークスペースをエクスポートし、 エクスポートによって (ファイルに) 作成された XML 文書をバックアップすることによってそのデータをバックアップすることをユーザーに指示してください。 同じように、メッセージ・セットをエクスポートおよびバックアップします。

関連タスク
障害後のリカバリー

関連資料
サポートされるデータベース
データベースの内容
mqsicreatebroker コマンド
mqsicreateconfigmgr コマンド