同一の複合タイプから同一の複合タイプのみがサポートされます。 これには、メッセージが同一の場合は、メッセージからメッセージも含まれます。
マップできる要素は、フィールドまたは構造のどちらかです。 フィールドは、ローカル・グループではないメッセージ要素、またはデータベース列、または属性です。 フィールドは反復可能な要素を持つことができますが、 この反復可能度はマッピング・カーディナリティーで説明されるマッピングのカーディナリティーとは異なります。 構造は、データベース・テーブル、メッセージの下のローカル・グループ、 属性、グローバル・グループまたはローカル・グループへの参照、 または属性グループへの参照などの、フィールド・コンテナーです。 細分性は、マッピングの関係を設定できるレベルのことです。
WebSphere Business Integration Message Broker は、任意の組み合わせによるメッセージ・フィールド (ローカル・グループを含まない) およびデータベース列の 間のフィールドからフィールドへのマッピングをサポートしています。 例外として、データベース列からデータベース列へのマッピングはメッセージを含まないのでサポートされていません。WebSphere Business Integration Message Broker では、構造から構造へのマッピングは任意のメッセージ・レベルでの、 完全に同じタイプの複合タイプ相互間でのみサポートされています。
データベースのマッピング構造には 1 レベルのネスト (テーブル内の列) がありますが、 メッセージ・フィールドには任意の数のレベルのネストがあります。 データベースからデータベースへの直接のマッピングは、サポートされていません。
フィールドからフィールドへのマッピングを作成するとき、 フィールドはメッセージ構造内の要素 (ローカル・グループまたはメッセージ構造そのものではない)、 またはデータベースの列 (テーブルではない) です。 マッピングは、メッセージ・フィールドと他のメッセージ・フィールドまたは データベース列フィールドとの間、 およびデータベース列フィールドとメッセージ・フィールドとの間で行うことができます。 たとえば、 データベースからメッセージへのマッピングの場合、 1 対 1 マッピングには選択済み列内の、 ターゲット・メッセージ・エレメントに割り当てられている最初の値が関係します。 多対 1 マッピングでは、 選択済み列の最初の値で実行されたスカラー操作はターゲット・メッセージ・エレメントに割り当てられます。
同等のメッセージ (つまり、完全に同じ XSD 複合タイプを持つ) 間での構造から構造へのマッピングも作成できます。 ボトムアップ・アプローチでは、フィールド・マッピングが作成されます。 メッセージが同一の XSD 複合タイプであれば、親メッセージを選択してそれらの間にマッピングを作成することができます。 構造レベルのマッピングは、自動的には作成されません。 トップダウン・アプローチでは、親メッセージと従属のマッピング間のマッピングを後で作成できます。この簡単な例としては、入力を変更しないで出力メッセージにマップするだけの場合があります。 この例では、最上位マッピングで十分です。
この方式が適しているのは、変更なしでメッセージ・ヘッダーの受け渡しを行うケースなどです。 トップダウン・マッピングが役立つシナリオは、メッセージを部分的にだけ変更する必要がある場合です。 たとえば、400 を超えるフィールドのあるメッセージで、5 つのフィールドだけを変更するときなどです。 この場合、最上位マッピングをメッセージからそれ自体に行って、 すべてのフィールドが同一であることを示すことができます。 5 つのフィールドを変更する方法を変更するには、 それらのフィールドに対して特定の動作を指定する 5 つの明示的なマッピングを作成します。 つまり、変更の必要な 5 つに関してだけマッピングが必要で、 395 に関してはマッピングを指定する必要はないということです。
以下のトピックでは、さまざまなマッピング・タイプについて説明しています。
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