メッセージ・フローおよびそのノードの保守を単純化し、プロモートされたプロパティーを収束することによりフロー内に複数のノードの共通値を提供するために、ノード・プロパティーをメッセージ・フロー・レベルにプロモートすることができます。
始める前に
このタスクを実行するには、以下のタスクを完了している必要があります。
メッセージ・フローのレベルにメッセージ・フロー・ノード・プロパティーをプロモートするには、以下のようにします。
これが開いた最初のメッセージ・フローである場合には、「エディター (Editor)」ビューの左方に、「メッセージ・フロー・コントロール (message flow control)」ウィンドウおよび 使用可能な組み込みメッセージ・フロー・ノードのリストも表示されます。
フロー内の他のすべてのノードのプロパティー (これらははじめは縮小されている) を 展開してダイアログを最初に開いたときに選択したノードに関係なく、このダイアログからすべてのノード・プロパティーにアクセスすることができます。
右側に、現在メッセージ・フローにプロモートされているすべてのプロパティーがリストされます。 どのプロパティーもまだプロモートしていない場合には、メッセージ・フロー名だけがプロモートされたプロパティー・ツリーのルートとして右に表示されます。
大半のメッセージ・フロー・ノード・プロパティーは、プロモーションが可能ですが、以下のものはプロモートできません。
新しくプロモートされたプロパティーを作成する際には、入力する名前は、プロパティーがシステム内で知られている名前で、ある特定の Java および XML の命名上の制約を満たしている必要があります。 これらは、ダイアログで強制実行され、無効文字を含む名前を入力する場合、メッセージが表示されます。 たとえば、スペース、または二重引用符記号を含めることはできません。
Eclipse プラグインとして送達されるユーザー定義のプロジェクト内にメッセージ・フローを開発する場合には、追加した、プロモートされたプロパティーの変換を追加することができます。 変換された名前には、システム名に制限されるスペースなどの文字を含めることができます。 メッセージ・フロー・プロジェクト内のメッセージ・フローを処理している場合、プロモートされたプロパティー用の変換されたストリングを提供するオプションは使用可能ではありません。
名前フィールドが強調表示され、グループが作成された時にその上に上書きすることにより、名前を変更します。 グループの名前変更は、その名前をダブルクリックすることにより、後日いつでも行うことができます。
名前フィールドが強調表示され、プロパティーが作成された時にその上に上書きすることにより、名前を変更します。 プロパティーの名前変更は、その名前をダブルクリックすることにより、いつでも行うことができます。
左のリストには、このメッセージ・フロー内の残りのノードも含まれています。 各ノードの下にリストされたプロパティーを展開して、同時にそれらすべてのプロパティーを扱う 作業をすることができます。プロパティーのプロモートを続けるために、ダイアログを閉じて「エディター (Editor)」ビューから別のノードを選択する必要はありません。
新規のグループには、デフォルトで Group1 という名前が付けられます。 Group1 がすでに存在する場合には、次のデフォルト名は Group2 というように続きます。 グループをダブルクリックし、新規のテキストを入力して名前を変更します。
プロパティーをプロモートしたとき、ノード・プロパティー・ダイアログを介してそのプロパティーに変更を行うことができなくなります。 メッセージ・フロー・レベルでその値のみを更新することができます。
これで、メッセージ・フロー・ノード・プロパティーが、メッセージ・フローにプロモートされます。 これを確認したい場合には、「ナビゲーター (Navigator)」ビューでメッセージ・フローを右クリックするか、または「エディター (Editor)」ビューを右クリックして「プロパティー (Properties)」を選択します。
メッセージ・フローの「プロパティー」ダイアログが表示され、プロモートされたメッセージ・フロー・ノード・プロパティーが、作成したグループに編成されて示されます。 これらのプロパティーのいずれかの値を設定する場合、メッセージ・フロー自体がその他のメッセージ・フロー内に組み込まれるときにはいつでも、その値がプロパティーのデフォルト値として表示されます。
別のメッセージ・フロー (サブフロー) 内の組み込みメッセージ・フローを選択して、そのプロパティーを表示すると、プロモートされたプロパティー値が表示されます。 組み込みフローの内部を見る場合 (つまり、「Open Subflow (サブフローを開く)」を選択する場合)、プロパティーの元の値が表示されます。プロモートされたプロパティーの値は元の プロパティーを置き換えませんが、メッセージ・フローをデプロイする時に優先されます。
必須のプロパティー (メッセージ・フロー・ノードのプロパティー・ダイアログ内で名前の横に アスタリスクが表示されているもの) をプロモートする場合、プロパティーの必須特性は保存されます。 メッセージ・フロー・レベルにそのプロパティーをプロモートし、その結果、オーバーライドされる場合でさえ、常時、ノード・レベルですべての必須プロパティーの値を設定する必要があります。
メッセージ・フロー・ノード・プロパティーをプロモートするプロセスを、メッセージ・フローのいくつかのレベルを通して繰り返すことができます。つまり、プロパティーは階層のどのレベルからでも、その 1 つ上のレベルにプロモートでき、階層全体を通して最上位のレベルまで同様にプロモートを実行できます。 プロパティーの値は、メッセージ・フローがブローカーにデプロイされるときに、階層内の最高点から伝搬されて、元のメッセージ・フロー・ノードに至るまで設定されていきます。 元のメッセージ・フロー・ノード上にあるそのプロパティーの値はオーバーライドされます。
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