z/OS でのユーザー・ネーム・サーバーの作成

どのユーザーが特定のトピックにサブスクライブまたはパブリッシュできるかを制御したい場合には、 ユーザー・ネーム・サーバーが必要です。 パブリッシュ/サブスクライブを実行するブローカーは、多くのプラットフォーム上で実行できますが、共通のユーザー・ネーム・サーバーを使用します。 このユーザー・ネーム・サーバーは、サポートされる任意のプラットフォームで実行できます。 しかしながら、デプロイまたはパブリッシュ/サブスクライブのための分散プラットフォームから来る要求と関連したユーザー ID が、確実にそれらの分散プラットフォーム上で大文字で定義されている必要があります。

以下のステップは、z/OS ユーザー・ネーム・サーバーを作成し、カスタマイズする方法を示しています。 カスタマイズ・プロセスの一般概要については、z/OS のカスタマイズを参照してください。

  1. ユーザー・ネーム・サーバー PDSE の作成
  2. z/OS でのユーザー・ネーム・サーバー・ディレクトリーの作成
  3. z/OS でのユーザー・ネーム・サーバー・ランタイム環境の作成
  4. ユーザー・ネーム・サーバーのカスタマイズ入力ファイル (mqsicompcif) の編集
  5. ユーザー・ネーム・サーバーのカスタマイズ
  6. ユーザー・ネーム・サーバー の STEPLIB_NAME メンバーの作成
  7. ユーザー・ネーム・サーバー・キューの作成
  8. ユーザー・ネーム・サーバーが開始するタスク・プロシージャーのコピー
  9. カスタマイズ検証プログラム (CVP) の実行
  10. ユーザー・ネーム・サーバーが開始するタスクのユーザー ID の定義
  11. STEPLIB メンバーを SYS1.PROCLIB 連結にコピーする
  12. z/OS でのユーザー・ネーム・サーバーの開始
  13. ユーザー・ネーム・サーバーを WebSphere Business Integration Event Broker ネットワークに接続する

カスタマイズの多くは OMVS でなされるため、その環境について理解している必要があります。 サンプル定義が例で使用されています。 MQP1 はキュー・マネージャーであり、MQP1UNSユーザー・ネーム・サーバーです。

関連概念
z/OS のカスタマイズ
ブローカー
ブローカー・ドメイン

関連タスク
ブローカー・ドメインへのブローカーの追加
z/OS でのブローカーの変更
z/OS でのブローカーの削除
ユーザー・ネーム・サーバーをブローカーに接続する
アプリケーションがパブリッシュ/サブスクライブを使用できるようにする
アプリケーションがパブリッシュ/サブスクライブ・セキュリティーを使用できるようにする

関連資料
mqsicreatebroker コマンド
mqsichangebroker コマンド
mqsideletebroker コマンド