- UNIX システム・サービス・シェルで、IBM Agent Controller をインストールするディレクトリーに移動します。
/usr/lpp/ ディレクトリーにインストールすることをお勧めします。
- 以下のコマンドを発行して、Agent Controller ファイル (WebSphere Business Integration Brokers サポート Web ページ (WebSphere
Business Integration Brokers Support Web page) からダウンロードしたもの)を抽出します。
pax -ppx -rzf <IBMRAC_LOCATION>/ibmrac.os390.pax.Z
ファイルは IBMRAC というサブディレクトリーに抽出されます。
- Agent Controller のインストール後に、ディレクトリーをインストール先の bin ディレクトリー /usr/lpp/IBMRAC/binに変更し、以下のように入力してセットアップ・スクリプトを実行します。
./SetConfig.sh
- 以下のプロンプトに応答します。
- IBM Agent Controller のインストール先 (IBM Agent Controller installed location):
Agent Controller の場所、たとえば/usr/lpp/IBMRAC を入力します。
- Java ランタイム・ファイル (java) の場所 (Specify where the Java Runtime file (java) is located):
java ファイルの場所、たとえば/usr/lpp/java/IBM/J1.3/bin を入力します。
- WebSphere Application Server V5 のインストール先 (WebSphere Application Server V5 installed location):
ブランクにしておきます。
- セキュリティー (yes/no) (Security (yes/no)): セキュリティー機能はサポートされていないので「no」と入力します。
- ホストを許可 (ALL/LOCAL/CUSTOM) (Allow hosts (ALL/LOCAL/CUSTOM)): Agent Controller にアクセスできるコンピューターを指定します。
このコンピューターだけを許可する場合は、「LOCAL」と入力します。
すべてのコンピューターの接続を許可する場合は、「ALL」と入力します。
コンピューターのリストを指定する場合は、「CUSTOM」と入力します。
- 許可されたホスト名 (スペース区切り) (Allowed host names (separated by spaces)):
「CUSTOM」 を選択する場合は、Agent Controller にアクセスできるホスト名を入力します。
ホスト名は、完全修飾名である必要はありません。
IP アドレスを指定することもできます。
- WebSphere Application Server 上で実行されているプログラムのプロファイルを作成するには、usr/lpp/IBMRAC/bin ディレクトリーに移動して以下のコマンドを発行します。
./makelinks.sh
- UNIX システム・サービス・シェルで以下のコマンドを発行して、Agent Controller 共用オブジェクト・ファイル・プログラムを制御します。
このコマンドを発行するには、BPX.FILEATTR.PROGCTL FACILITY クラスに対する読み取りアクセス権が最低限必要です。
詳細については、「z/OS UNIX システム・サービス 計画」を参照してください。
extattr +p /usr/lpp/IBMRAC/lib/*.so
- root としてログオンし、/usr/lpp/IBMRAC/bin ディレクトリーを開いて以下のコマンドを発行し、サーバーを始動します。
/RAStart.sh
- サーバーを停止するには、root としてログインし、/usr/lpp/IBMRAC/bin ディレクトリーを開いて以下のコマンドを発行します。
./RAStop.sh
z/OS ブローカーが Agent Controller に接続できるようにするには、インストールされた Agent Controller の lib ディレクトリー
(たとえば /usr/lpp/IBMRAC/lib) が、ブローカーの ENVFILE の
LIBPATH に入っていることを確認してください。
この追加は、ブローカーを停止し、mqsicompcif ファイルの LIBPATH 環境変数を変更し、カスタマイズし直してから、ブローカーを再始動することにより行えます。