メッセージ・フローのデバッグ時の問題

このセクションでは、メッセージ・フローをデバッグする際に生じる可能性のある共通問題のいくつかについて概説します。 このセクションには、以下の問題を処理するためのアドバイスが含まれます。

デバッガーの開始および停止時
デバッグ中
デバッグ後

デバッガーを開始しようとすると Java クラス・エラーを受け取る

デバッガーを開始する際に「通信待ち (waiting for communication)」メッセージがずっと表示される

デバッガーが停止している

デバッグ中にセッションが異常終了する

IBM Agent Controller がインストールされていないというエラーを受け取る

メッセージ・フロー・エンジンの選択が使用できない

実行グループのリストが表示されない

エージェント・ページに正しくない実行グループ名が表示される

AIX での共用メモリー割り振りエラー

  1. シナリオ: Agent Controller を開始し、ブローカーが実行中のとき、ブローカーが Agent Controller に接続後、共用メモリー割り振りが失敗したというエラー・メッセージを受け取りました。
  2. 説明: これは、一般的なタイミングの問題であり、ブローカーが完全に開始していないのに、Agent Controller がブローカーに接続した場合に生じます。
  3. 解決策: ブローカーが完全に開始するまで待機してから、フロー・デバッガーに接続します。別の方法としては、Agent Controller のロギング・レベルをデバッグまたは通知に設定します。このようにして、ブローカーが開始するまでの時間を増やすことができます。以下のステップでは、ロギング・レベルを変更する方法を示します。
    1. IBM Agent Controller install dir/config ディレクトリーの構成ファイル serviceconfig.xml を開きます。
    2. loggingLevel タグをデバッグまたは通知に変更します。 デフォルト値は 警告です。
      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <!DOCTYPE AgentControllerConfiguration SYSTEM
      "../dtd/serviceconfig.dtd">
      <AgentControllerConfiguration
      activeConfiguration="default" loggingDetail="LOW"
      loggingLevel="DEBUG" port="10002" secureport="10003"
      version="5.0.0">
    3. Agent Controller を再始動します。

デバッガーが次のブレークポイントで一時停止しない

ブレークポイントでメッセージの実行が停止しない

メッセージ・フロー・エディターで編集の問題が発生する

MQMD を編集するとデバッガーで予期しない動作が起きる

メッセージ・フローのデバッグ時にメッセージの内容を見ることができない

フロー・デバッグ・ビューにメッセージ・フロー名が表示されない

フロー・デバッグ・ビューにデプロイされたフロー名が表示されない

デバッグ後にメッセージ・フローを変更できない

デバッグ・メッセージ・フローを再デプロイしたがデプロイメントがハングする

関連概念
フロー・デバッガーの概要

関連タスク
デバッガーの開始
メッセージ・フローのデバッグ
フロー・エンジンへの接続
フローの再デプロイ
問題の処理