プロパティー・ツリーには独自の相関名 Properties があり、このツリーの内容を参照または設定するすべての ESQL ステートメントではこの名前を使用する必要があります。
プロパティー・ツリーのフィールドには、メッセージの特性を定義する値が含まれています。 たとえば、プロパティー・ツリーには、メッセージ・ドメイン用のフィールドがあり、エンコード用のフィールドとメッセージ・データがエンコードされる CCSID 用のフィールドが含まれています。 このツリーのフィールドの完全なリストは、Properties サブツリー内のエレメントのデータ・タイプを参照してください。
適切な ESQL ステートメントを使用して、こうしたフィールドに問い合わせて更新することができます。 Compute ノードで新規出力メッセージを作成する場合には、メッセージ・プロパティーの値を設定しなければなりません。
新規出力メッセージの生成に Compute ノードを使用する場合には、プロパティー・ツリーでそのプロパティーを設定する必要があります。 出力メッセージのプロパティーは、入力メッセージのプロパティーと同じである必要はありません。
たとえば、出力 MRM メッセージに出力メッセージ・プロパティーを設定するには、以下のプロパティーを設定してください。
プロパティー | 値 |
---|---|
メッセージ・ドメイン (Message Domain) | MRM |
メッセージ・セット (Message Set) | メッセージ・セット ID |
メッセージ・タイプ (Message Type) | メッセージ名1 |
メッセージ形式 (Message Format) | 物理形式名2 |
Notes:
|
以下の ESQL を使用してください。 このコードは、物理層のデフォルトの名前の使用について示しています。 モデル定義と一致する名前を使用する必要があります。 誤った値を指定するとブローカーは失敗し、メッセージ BIP5431 が出されます。
SET OutputRoot.Properties.MessageSet = 'DH06JOE06S001'; SET OutputRoot.Properties.MessageType = 'm_mess101'; SET OutputRoot.Properties.MessageFormat = 'XML1'; -- or -- SET OutputRoot.Properties.MessageFormat = 'CWF1'; -- or -- SET OutputRoot.Properties.MessageFormat = 'TDS1';
出力メッセージ・ドメインを設定する場合、必要なドメインを参照する ESQL ステートメントを、ドメイン・プロパティーに設定するのではなく、SET ステートメントの 2 番目の修飾子、パーサー・フィールドにコーディングします。 たとえば、ESQL ステートメント:
SET OutputRoot.MRM.Field1 = 'field1 data';
は、ドメインを MRM に設定します。
ESQL ステートメント:
SET OutputRoot.XML.Field1 = 'field1 data';
は、ドメインを XML に設定します。
単一のメッセージに対して、複数のドメインを ESQL で指定しないでください。 ただし、PROPAGATE ステートメントを使用していくつかの出力メッセージを生成する場合には、それぞれのメッセージごとに異なるドメインを設定することができます。
プロパティー・ツリー内のエレメントの完全なリストについては、Properties サブツリー内のエレメントのデータ・タイプを参照してください。
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