モデルの整合性

モデルを作成する時、それが内部で整合しており、 WebSphere Business Integration Message Broker メッセージ・ディクショナリーまたは XML スキーマ文書のような、 希望する形式に生成できることが重要です。 このことを支援するために、メッセージ・セット・ファイルを保管する度に、それは以下のように妥当性検査されます。

論理的妥当性検査
この妥当性検査では、論理モデルが正しいことを確認します。 メッセージ定義ファイルにおいては、この検査には XML スキーマの規則に正しく従ったことを確認することが含まれます。
物理的妥当性検査
この妥当性検査では、モデル用に指定したすべての物理形式に正しくデータが取り込まれたことを確認します。 MRM ドメインの物理形式である CWF、XML、および TDS のそれぞれに対して一連の検査があります。 これにより、MRM パーサーが、 ご利用のモデルに準拠するメッセージを確実に構文解析および書き込みできるようになります。

妥当性検査が行われると、すべてのエラーまたは警告がタスク・リストに表示されます。 タスク・リストのエントリーをダブルクリックするとファイルがオープンし、 エディターがエラーのオブジェクトの位置を示します。 タスク・リストを編成して、警告の前にエラーが表示されるようにすることをお勧めします。 このようにすると、エラーは隠れません。 タスク・リストは、優先順位が低い警告や、よく知っていて気にならない警告を隠したい場合のための、 包括的なフィルター機能を提供します。

メッセージ・ディクショナリーまたは XML スキーマの生成は、エラーがある場合には行われません。 警告だけのときは生成されますが、そうした警告を生成するモデルは不完全になる可能性があるため、 優先順位が高い警告については検討する必要があります。

関連概念
メッセージ・モデル
メッセージ・セット
メッセージ定義ファイル
MRM ドメイン内の物理形式
カスタム・ワイヤー形式
XML ワイヤー形式
タグ付き/区切りストリング形式

関連タスク
メッセージ・モデルの開発