TRIM 関数

TRIM はストリング処理関数で、 すべてのストリング・データ・タイプ (BIT、BLOB、および CHARACTER) を処理し、 ストリングから先頭および末尾の素子を除去します。

構文

TRIM は source_string と同じタイプの新しいストリングを戻しますが、この中では、先頭または末尾 (あるいは両方) の素子は除去されています。 用語「素子 (singleton )」は、 そのとき対象としているタイプのストリング内の単一部分 (BIT、BYTE、 または CHARACTER) を指します。

trim_singleton が指定されない場合は、 デフォルトの素子とされます。 デフォルトの素子は、source_string のデータ・タイプによって異なります。
CHARACTER ' ' (スペース)
BLOB X'00'
BIT B'0'

いずれかのパラメーターが NULL なら、結果は NULL です。

文字ストリング比較のルールでは末尾ブランクは意味を持たないので、 比較の前に文字ストリングの末尾ブランクを取り除くことは、多くの場合、不要です。

TRIM 関数の動作を示す例をいくつか示します。
TRIM(TRAILING 'b' FROM 'aaabBb')
'aaabB' を戻します。
TRIM('  a  ')
'a' を戻します。
TRIM(LEADING FROM '  a  ')
'a ' を戻します。
TRIM('b' FROM 'bbbaaabbb')
'aaa' を戻します。

関連概念
ESQL

関連タスク
ESQL の開発
大きなフィールドからのサブフィールドの選択

関連資料
構文の設定
ESQL ストリング処理関数