SMP/E を使用した z/OS でのWebSphere Business Integration Event Broker のインストールに関する情報は、「WebSphere Business Integration Event Broker for z/OS Program Directory」を参照してください。
WebSphere Business Integration Event Broker V5 for z/OSでは、ブローカーを開始するために使用されるメイン JCL が変更されています。 新規 JCL を PDS に組み込むためにはカスタマイズし直すことが必要です。
メッセージ・フローのデプロイは、新規アドレス・スペース内の実行グループを開始し、USS Semaphore および SharedMemorySegment リソースを使用します。 特に、各新規アドレス・スペースは semaphore および sharedmemorysegment を使用します。 sharedmemorysegment は新規アドレス・スペースが開始した直後に削除されますが、semaphore は新規アドレス・スペースが存続する間は存在し続けます。
特定の USS システム・パラメーターが正しく設定されていないと、新規実行グループ・アドレス・スペースの開始に影響する場合があります。 これらのパラメーターには IPCSEMNIDS、IPCSHMNIDS、IPCSHMNSEGS が含まれます。 開始した実行グループ・アドレス・スペースごとに、少なくとも 3 つのセマフォーが必要です。 IPCSEMNIDS をシステム上の潜在的な実行グループ・アドレス・スペースの数の 4 倍の値に設定してください。 開始した実行グループ・アドレス・スペースごとに、1 つの sharedmemorysegment が必要です。 IPCSEMNIDS をシステム上の潜在的な実行グループ・アドレス・スペースの数を超える値に設定してください。
制御アドレス・スペース (bipservice および bipbroker プロセス)は多数の sharedmemorysegments に接続できますが、潜在的にはそのブローカー用に開始された実行グループ・アドレス・スペースごとに 1 つを接続できます。 IPCSHMNSEGS は、ブローカーごとに実行グループとなりうる数を超える値に設定することが必要です。
Bipservice と bipbroker は同じアドレス・スペース (制御アドレス・スペース) にあります。 DataFlowEngine アドレス・スペースが z/OS 上で開始されると、アドレス・スペースのステップ名は次の値を取ります。
ステップ名が固有名であるという保証はありません。 しかし、z/OS ブローカーにデプロイされているすべての実行グループ・ラベルの最後の 8 文字が固有であり英数字のみであるようにすることをお勧めします。 実行グループ・ラベルの最大サイズは 3000 バイトです。
z/OS 上では、すべてのアドレス・スペースにジョブ・ログがあり、このログに WebSphere Business Integration Event Broker から発行されたBIP メッセージが書き込まれます。 さらに、すべてのメッセージは SYSLOG に出力され、重要なオペレーター・メッセージは MPF (メッセージ処理機能) を使用してコンソールにフィルタリングされます。 オペレーター・コンソールが不要な BIP メッセージを受信することがないようにするには、表示したい重要なメッセージ以外のすべての BIP メッセージを抑制するように MPF を構成してください。USS SYSLOG を構成する必要はありません。
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z/OS 上でのサービスのインストール
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