ブローカー・キューの作成

これは、z/OS 上にブローカーを作成するというより大きなタスクの一部です。

始める前に

このステップの開始前に、ブローカー・データベースの作成を完了する必要があります。

キュー・マネージャーでセキュリティーが使用可能になっている場合、キュー・マネージャーおよびキューへのアクセスをセットアップする必要があります。

  • ブローカーが開始したタスクのユーザー ID を、キュー・マネージャーに接続可能にします。 たとえば、キュー・マネージャー MQP1 には、次のように RACF コマンドを使用します。
    PERMIT MQP1.BATCH  CLASS(MQCONN) ID(userid) access(READ) 
  • ブローカー内部キューを保護します。 たとえば、キュー・マネージャー MPQ1 には、次の RACF コマンドを使用します。
    RDEFINE MQQUEUE MQP1.SYSTEM.BROKER.** UACC(NONE)
    PERMIT MQP1.SYSTEM.BROKER.** CLASS(MQQUEUE) ID(WMQIGRP) ACCESS(UPDATE)
    ここで、WMQIGRP は、許可を与える対象のユーザー ID またはグループです。
  • パブリッシュ/サブスクライブ・アプリケーションは、SYSTEM.BROKER.CONTROL.QUEUE を PUT できる必要があります。 たとえば、以下のように RACF コマンドを使用します。
    RDEFINE MQQUEUE MQP1.SYSTEM.BROKER.CONTROL.QUEUE UACC(NONE)
    PERMIT MQP1.SYSTEM.BROKER.CONTROL.QUEUE CLASS(MQQUEUE) ID(psusers) ACCESS(UPDATE)
    ここで、psusers は名前、ユーザー ID、またはユーザー ID を含むグループで、キューへのアクセスが付与されます。

このステップを続行する前に、WebSphere MQ キュー・マネージャーが実行していることを確認してください。 ブローカー PDSE から次のジョブを実行依頼して、ブローカーが必要とする WebSphere MQ オブジェクトを定義します。 問題がある場合、BIP#MQ01 を実行して WebSphere MQ オブジェクトを削除してください。ただし、BIP#MQ01 を実行する前に、ブローカーを必ず停止してください

WebSphere MQ ジョブ 説明
BIP$MQ01 ブローカー・キューを作成する

このジョブが正常に実行されると、IBM から説明がない限り、以降の再カスタマイズ中にそれらを再び実行依頼する必要はありません。

関連概念
ブローカー
ブローカー・ドメイン
パブリッシュ/サブスクライブ

関連タスク
z/OS でのブローカーの作成
ブローカー・データベースの作成
ブローカーが開始するタスクのユーザー ID の定義