構成マネージャーの作成

始める前に:

以下のタスクを完了している必要があります。
  • ユーザー ID に、タスクを実行するための正しい許可があることを確認します。 管理用タスクでのセキュリティーの要件を参照してください。
  • 構成リポジトリーを作成および構成します。 コンポーネント・データベースの構成を参照してください。
  • ユーザー・ネーム・サーバーをブローカー・ドメインに追加する場合、 mqsicreateconfigmgr コマンドで追加の -s パラメーターを指定して構成マネージャーを作成します。 このパラメーターを使用すると、構成マネージャーユーザー・ネーム・サーバーと通信することができます。 -s パラメーターの詳細については、 ユーザー・ネーム・サーバーの使用可能化を参照してください。

構成マネージャーは、Windows プラットフォームのみで、コマンド行を使用して作成します。 構成マネージャー・コンポーネントがインストールされるシステム上で 構成マネージャーを作成してください。

mqsicreateconfigmgr コマンドを使用します。 このコマンド上のパラメーターは、構成リポジトリー用の ID を含め、開始してすぐにアクションの準備をする必要のあるすべての追加情報を構成マネージャーに提供します。

構成マネージャーを作成するには、次のようにします。

  1. コマンド・プロンプトを開きます。
  2. 以下のコマンドを入力して構成マネージャーを作成します。
    mqsicreateconfigmgr -i wbrkuid -a wbrkpw -q WBRK_QM
     -n WBRKCMDB -u wbrkuid -p wbrkpw
    このコマンドで、パラメーターに対して異なる名前または値を使用している場合、該当する値をユーザー設定の値に置き換えなければなりません
    上のコマンドで、
    wbrkuid
    構成マネージャーの実行に使用するサービス・ユーザー ID です。
    wbrkpw
    はサービス・ユーザー ID のパスワードです。
    WBRK_QM
    構成マネージャーをホスティングする WebSphere MQ キュー・マネージャーの名前です。 これは、存在しない場合に作成されます。
    WBRKCMDB
    は構成リポジトリーの名前です。
    wbrkuid
    構成マネージャーのデータベースのユーザー ID です。 これは、データベース・インスタンスが作成された際に使用されたユーザー ID です。
    wbrkpw
    構成マネージャーのデータベース・パスワードです。 これは、データベース・インスタンスが作成された際に使用されたパスワードです。
このタスクの完了時に、
  • 構成マネージャーが作成され、その Windows サービスが「サービス (Services)」(「コントロール パネル」から表示可能) に追加されます。
  • WBRK_QM という WebSphere MQ キュー・マネージャーが作成されて開始されます。
  • 構成マネージャーが必要とする WebSphere MQ リソースが作成およびセットアップされ、これらがキュー・マネージャー上で定義されています。 これには、mqsicreateconfigmgr コマンドの実行によって自動的に使用可能にされるデフォルトのデッド・レター・キュー (DLQ) が含まれます。
  • 構成マネージャーWebSphere MQ リソースにアクセスするために必要な権限が設定済みです。
  • WBRKCMDB という名前の構成リポジトリーに、構成マネージャーが必要とするデータベース・テーブルが作成されてセットアップされています。
  • データベース・ユーザー ID wbrkuid およびデータベース・パスワード wbrkpw が定義されています。
これで、構成マネージャーが作成されたので、以下の準備ができました。
  1. WebSphere Business Integration Event Broker コンポーネント (ブローカー、 ユーザー・ネーム・サーバー、および構成マネージャー) に接続する必要がある WebSphere MQ キュー・マネージャー・チャネルを作成し、開始します。 これにより、さまざまなキュー・マネージャーがサポートするブローカー・ドメイン中の コンポーネントがメッセージを交換することができ、したがって効率的に通信できます。 コンポーネントの接続を参照してください。
  2. ワークベンチを使ってブローカー・ドメイン接続を作成します。 ドメイン接続の作成を参照してください。

関連概念
構成マネージャー

関連タスク
コンポーネント・データベースの構成
ユーザー・ネーム・サーバーの使用可能化
コンポーネントの接続
ドメイン接続の作成

関連資料
管理用タスクでのセキュリティーの要件
mqsicreateconfigmgr コマンド