下記の表では、メッセージ・セット用に設定できるプロパティーが定義されています。 一部のメッセージ・セット・プロパティー (アスタリスク (*) でマークされたもの) は、処理されているメッセージが、WebSphere MQ をトランスポート・プロトコルとして使用していない 場合にだけ関係があります。 トランスポート・プロトコルが WebSphere MQ である場合、値はメッセージ・ヘッダー (たとえば MQMD) から派生し、メッセージ・セット・プロパティーは設定されていても無視されます。
プロパティー | タイプ | 意味 |
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ブールの True 値 (Boolean True Value) | STRING | 8 桁までの 16 進数字を入力します。この数値に先行する 16 進数標識 (0x) は含めないでください。 各数字は 1/2 バイトです。 最大長は 4 バイトです。 偶数個の数字 (整数バイト) を入力する必要があります。 この値は、「ブール False (Boolean False)」値と異なっている必要がありますが、長さは同じでなければなりません。 デフォルト値は 00000001 です。 |
ブールの False 値 (Boolean False Value) | STRING | 8 桁までの 16 進数字を入力します。この数値に先行する 16 進数標識 (0x) は含めないでください。 各数字は 1/2 バイトです。 最大長は 4 バイトです。 偶数個の数字 (整数バイト) を入力する必要があります。 この値は、「ブール True (Boolean True)」値と異なっている必要がありますが、長さは同じでなければなりません。 デフォルト値は 00000000 です。 |
ブールのヌル値 (Boolean Null Value) | STRING | 8 桁までの 16 進数字を入力します。この数値に先行する 16 進数標識 (0x) は含めないでください。 各数字は 1/2 バイトです。 最大長は 4 バイトです。 偶数個の数字 (整数バイト) を入力する必要があります。 この値は、「ブール True (Boolean True)」値または「ブール False (Boolean False)」値のいずれかと同じにすることができます。 デフォルト値は 00000000 です。 |
プロパティー | タイプ | 意味 |
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パック 10 進数の正のコード (Packed Decimal Positive Code) | 列挙タイプ | ドロップダウン・リストからパック 10 進数で使用される正の符号を選択します。 デフォルトは C です。 これは、0x0C が正の符号として使用され、通常の値であることを示しています。 F を選択することもできます。これは、0x0F が正の符号として使用されます。 一部のシステムではこの設定が必要です。 |
プロパティー | タイプ | 意味 |
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論理タイプからデフォルトの日時形式を派生します。 | ボタン | このオプションは、使用される日時形式が、 いずれかの日時タイプを持つオブジェクトのプロパティーに指定された日時形式からとられる場合に選択します。 たとえば、タイプ gDay などです。 |
デフォルトの日時形式を使用します。 | ボタンおよび日時 | このオプションは、論理日時形式とは異なる日時形式を指定したい場合に選択します。
この物理形式の日時タイプのオブジェクトのデフォルト形式を指定します。 複合タイプ内の日時オブジェクト用のこのプロパティーをオーバーライドすることができます。 このプロパティーの初期値は yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ssZZZ です。 上書きすることにより、この値を変更することができます。 日時形式の詳細については、DateTime 形式を参照してください。 |
「世紀」ウィンドウ (Century Window) | 整数 | このプロパティーは、2 桁の年の解釈方法を決定します。
現在の年を含む 100 年枠が開始する最初の 2 桁を指定します。
たとえば、89 を指定し、現在の年が 2002 の場合、
2 桁の日付すべてが 1989 ~ 2088 の範囲内にあると解釈されます。
初期値は 53 です。上書きすることにより、この値を変更することができます。 |
年の最初の週の各曜日 (Days in First Week of Year) | 列挙タイプ | 新年の最初の週に含まれる日数を指定します。
通常、一年は週の途中から始まります。 その週の日数がここで指定されている値より小さい場合、 その週は前の年の最終週と見なされ、したがって、第 1 週は新年の何日か後に開始します。 大きい場合、これは新年の最初の週と見なされ、したがって、第 1 週は新年の何日か前に開始します。 Use Broker Locale を選択すると、 ブローカーが、基礎となっているプラットフォームから情報を入手します。 またはドロップダウン・リストから番号を選択することができます。 初期値は、4 です。 |
週の最初の曜日 (First Day of Week) | 列挙タイプ | 各週の最初の曜日を指定します。 Use Broker Locale を選択すると、 ブローカーが、基礎となっているプラットフォームから情報を入手します。 またはドロップダウン・リストから値を選択することができます。 初期値は、Monday です。 |
厳密な日時検査 (Strict DateTime Checking) | チェック・ボックス | このオプションは、日時を有効な日時形式に制約する場合に選択します。 これにより、3 月 35 日が 4 月 4日として、また 10:79 が 11:19 として処理されることはなくなります。 「厳密な日時検査 (Strict DateTime Checking)」が設定されている場合、誤った日時を受信することはエラーの原因となります。 デフォルトは日時を制約するようにはなっていません。 |
時間帯 (Time Zone) | 列挙タイプ | このプロパティーに設定された値は、
「デフォルトの日時形式 (Default DateTime Format)」プロパティーに指定された値に時間帯情報が含まれていない場合に使用されます。
初期値は Use Broker Locale です。 この値を指定すると、ブローカーが、基礎となっているプラットフォームから情報を入手します。 ドロップダウン・ボックスを使用してこの値を変更することができます。 |
夏時間調整時間 (Daylight Savings Time) | チェック・ボックス | このオプションは、「時間帯 (Time Zone)」プロパティー内の領域が夏時間調整時間を順守する場合に選択します。
夏時間調整時間を順守しない場合には、このオプションを選択しないでください。
たとえば、領域が「時間帯 (Time Zone)」で選択され、このオプションが選択されない場合、 渡される値は、夏時間調整時間を指定しないで時間帯を表します。 デフォルトでは、夏時間調整時間を採用しません。 |
以下の設定値は、MQMD を持たないメッセージにのみ使用されます。
プロパティー | タイプ | 意味 |
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デフォルト CCSID (Default CCSID)* | INTEGER | デフォルトのコード化文字セット ID の数値を入力します。
デフォルトは 500 です。
入力メッセージが WebSphere MQ メッセージの場合は、キュー・マネージャーに設定された対等の属性が使用され、このプロパティーは無視されます。 |
バイト順序 (Byte Order)* | 列挙タイプ | ドロップダウン・リストから「ビッグ・エンディアン (Big Endian)」 (デフォルト) か「リトル・エンディアン (Little Endian)」のいずれかを選択して、2 進整数として表記されている数値のバイト順序を指定します。
C では、これはデータ型 SHORT または LONG に相当します。 COBOL では、これは PIC 9 COMP、COMP-4、COMP-5、または BINARY データ型に相当します。 ユーザーの選択はメッセージの作成に用いられているエンコード方式と一致していなければなりません。 通常、「ビッグ・エンディアン (Big Endian)」は UNIX または z/OS 上で作成されたメッセージに適切なオプションで、「リトル・エンディアン (Little Endian)」は Windows 上で作成されたメッセージに適切なオプションです。 このプロパティーは、メッセージが WebSphere MQ トランスポート・プロトコルをまたがって受信される場合には使用されません。 この場合、プロパティーは、メッセージの MQMD から、またはブローカー・キュー・マネージャーのエンコードから導き出されます。 |
パック 10 進数バイト順序 (Packed Decimal Byte Order)* | 列挙タイプ | ドロップダウン・リストから「ビッグ・エンディアン (Big Endian)」 (デフォルト) か、「リトル・エンディアン (Little Endian)」を選択して、パック 10 進として表記されている数値のバイト順序を指定します。
COBOL では、これは PIC 9 COMP-3 データ型に相当します。
(C には同等のデータ型はありません。)
ユーザーの選択はメッセージの作成に用いられているエンコード方式と一致していなければなりません。 通常、「ビッグ・エンディアン (Big Endian)」は UNIX または z/OS 上で作成されたメッセージに適切なオプションで、「リトル・エンディアン (Little Endian)」は Windows NT 上で作成されたメッセージに適切なオプションです。 |
浮動形式 (Float Format)* | 列挙タイプ | ドロップダウン・リストから、「S390」 (デフォルト)、「IEEE」、または「リバース IEEE (Reverse IEEE)」のいずれかを選択して、メッセージ内で浮動小数点として表記される数値のバイト順序を指定します。 |
関連概念
MRM ドメイン内の物理形式
カスタム・ワイヤー形式
関連タスク
物理プロパティーでの作業
関連資料
メッセージ・モデル参照情報
メッセージ・セットのプロパティー
XML ワイヤー形式メッセージ・セットのプロパティー
TDS 形式メッセージ・セットのプロパティー
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