メッセージ・セットは、グループ・メッセージおよび関連メッセージ・リソース (エレメント、タイプ、グループ) のコンテナーです。
メッセージ・セットは、messageSet.mset ファイルを含んでいる、メッセージ・セット・プロジェクト内のフォルダーです。 フォルダーの名前は、メッセージ・セットの名前です。 メッセージ・セット・プロジェクトは、1 つのメッセージ・セットのみを含めることができます。
メッセージ・セットは、新しいメッセージ・セット・プロジェクトを作成するときに常に作成されます。 空のメッセージ・セット・プロジェクトがすでにある場合、 「新規メッセージ・セット (New Message Set)」ウィザードを使用して、その中にメッセージ・セットを作成できます。
既存のメッセージ・セットを基にして新規メッセージ・セットを作成できます。 そうする場合には、既存のメッセージ・セット内のすべての定義は新規メッセージ・セットにコピーされます。
メッセージ・セット内のリソースはファイルとして作成されて、 「ナビゲーター (Navigator)」ビューのメッセージ・セット・フォルダーの下に以下のものが表示されます。
メッセージ・セットには、messageSet.mset ファイルが常に 1 つだけあります。 そのファイルには、メッセージ・セットのすべての内容に共通のメッセージ・モデル・プロパティーが含まれています。 それは、このメッセージ・セット用に必要な物理形式を定義する場所でもあります。 これは、カスタム・ワイヤー形式 (CWF)、XML ワイヤー形式 (XML)、 およびタグ付き区切りストリング形式 (TDS) のいずれかになります。
ファイルは、新規メッセージ・セットの作成時に作成され、 その内容はメッセージ・セット・エディターで操作されます。
メッセージ・セット内にいくつものメッセージ定義ファイルを持つことができます。 それぞれのファイルは、関連したメッセージのグループ用の、 XML スキーマ形式の論理モデルと関連した物理モデルが含まれています。 メッセージ定義ファイル およびメッセージ定義の作成方法を参照してください。
このファイルはオプションです。 メッセージ・セット内にいくつものメッセージ・カテゴリー・ファイルを持つことができます。 メッセージ・カテゴリーは、メッセージをグループ化するための別の方法を提供します。 これは文書化の目的または Web サービス記述言語 (WSDL) ファイルの生成を支援するために用いることができるでしょう。 メッセージ・カテゴリーを参照してください。
メッセージ・セット内のリソースが完成すると、アプリケーションが使用できる形式のメッセージ・セットを生成できます。 これは、次のいずれかになります。
モデル表記の生成を参照してください。
フォルダーから提供された名前の他にも、メッセージ・セットは ID も持っています。 これは、メッセージ・セットを一意的に識別する 13 文字の生成されたストリングです。 メッセージ・セットを WebSphere Business Integration Message Broker のようなランタイム製品に指定する必要がある場合 (たとえば、MQRFH2 メッセージ・ヘッダー内で) にはいつでも、 名前または ID のいずれかを交互に使用することができます。
名前の方が読みやすいですが、ID の方は固有であることが保証されており、 使用しているメッセージ・セットの名前を制御できないところで使用することを意図しています。
1 つのメッセージ・セット内には好きなだけの数のメッセージ定義ファイルを入れられます。 しかし、メッセージ・セットを、同じ物理形式を共用する少数の関連したメッセージ定義ファイルに制限することをお勧めします。 これにはいくつかの理由があります。
それでたとえば、同じメッセージ・セットに XML メッセージおよび関係がない CWF メッセージがある場合には、 XML と CWF 両方の物理形式プロパティーがすべてのオブジェクト用に存在することになります。 しかし XML プロパティーは CWF メッセージとは何の関係もないため、そのメッセージ内でデフォルト値を取ります。 (同様に、CWF プロパティーは XML メッセージとは何の関係もありません。) このため、不必要なタスク・リスト警告が出ることがあります。
それで、再帰構造を持つ XML メッセージをモデル化する場合、 再帰 XML メッセージがメッセージ・セットを非 XML 物理形式と共用しないようにしなければなりません。
MQWIH | WebSphere MQ work information header |
MQCIH | WebSphere MQ CICS bridge header |
MQRFH | WebSphere MQ rules and formatting header |
MQRFH2 | WebSphere MQ rules and formatting header - version 2 |
MQDLH | WebSphere MQ dead letter header |
MQSAPH | WebSphere MQ link for R/3 header |
MQMD | WebSphere MQ message descriptor |
MQIIH | WebSphere MQ IMS information header |
SMQ_BMH | WebSphere MQ link for R/3 bad message header |
MQMDE | WebSphere MQ message descriptor extension |
MQRMH | WebSphere MQ message reference header |
MQCFH | WebSphere MQ programmable command formats header |
注意 |
商標 |
ダウンロード |
ライブラリー |
技術サポート |
フィードバック
![]() ![]() |
ad10320_ |