ユーザー定義ノードの配布

始める前に

  1. Java ユーザー定義ノードのコンパイルまたはC ユーザー定義拡張機能のコンパイルで説明されているように、 ユーザー定義ノードをコンパイルしておく必要があります。
  2. ユーザー定義ノードのテストで説明されているように、 ユーザー定義ノードをテストしておくことが必要です。

ノード・プロジェクトは Eclipse プラグインです。 ノード・プロジェクトはワークベンチにありますが、開発中です。 ワークベンチの各ユーザーは自分の install_dir¥eclipse¥plugins ディレクトリーにノード・プロジェクトを持ち、メッセージ・フローにそのノードを追加することが必要です。 満足するまでプロジェクトをテストしてから、配布の準備をすることができます。

  1. 「プラグイン開発 (Plug-in Development)」パースペクティブに切り替えます。
  2. 配布用にパッケージするノード・プロジェクトを右マウス・ボタンでクリックします。
  3. 「ファイル (File)」>「エクスポート (Export)」をクリックします。
  4. 表示されたリストから、Zip ファイルを選択します。
  5. 「次へ (Next)」をクリックします。
  6. zip ファイルとしてエクスポートできるリソースがリストされます。 プロジェクト名の隣のボックスをチェックして、自分のユーザー定義ノードを選択します。
  7. 次のファイルおよびディレクトリーを選択解除します (デフォルトではすべてが選択されています):
    • .classpath
    • .project
    • build.properties
    • build.xml
    • /bin
    • /src
    • /temp.folder
  8. 自分の zip ファイルの名前と場所を指定します。 名前は、UDN プロジェクト名と同じにしてください。
  9. 「終了 (Finish)」をクリックします。

zip ファイルは指定した場所に保管されます。 プロジェクト内で独自の Java ソース・コードを開発した場合は、それも zip ファイルに組み込まれます。 zip ユーティリティーを使って、作成した C ソース・コードやコンパイル・ファイルを zip ファイルに追加できます。 そうしてできた内蔵タイプのパッケージを、すべての内部ユーザーに配布することができます。

別の開発者がその zip ファイルを受け取った場合は、以下のことをする必要があります。
  1. ワークベンチを停止します。
  2. ファイルを install_dir¥eclipse¥plugins ディレクトリーに unzip します。
  3. ソース・コードがまだコンパイルされていない場合には、 ソース・コードをコンパイルします。
  4. C ユーザー定義機能拡張の場合、コンパイルしたソース・コードを install_dir¥samples¥extensions¥C¥src¥ ディレクトリーにコピーします。 Java ノードの場合、コンパイルしたソース・コードをinstall_dir¥samples¥extensions¥Java¥src¥ ディレクトリーにコピーします。
  5. ワークベンチを再始動します。
  6. ブローカーを停止して再始動します。
ワークベンチが再始動すると、ノードの新規カテゴリーがフロー・エディターのパレットに表示されます。

商業的にノードを配布する場合、 プラグインのバージョンおよび更新などの問題については、 PDE ガイド (PDE Guide) を参照してください。

関連概念
ユーザー定義の入力ノード
ユーザー定義のメッセージ処理ノード
ユーザー定義の出力ノード

関連タスク
ユーザー定義拡張機能の開発
ワークベンチでのユーザー定義ノードのユーザー・インターフェース表現の作成
ユーザー定義ノードのテスト