メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計のアカウンティング起点

アカウンティングおよび統計データは、起点のメッセージ・フローによって識別できます。

こうすれば、特定のメッセージ・フロー、実行グループ、またはブローカーに関して収集される統計を識別して、 収集された情報を利用しやすくなります。 この識別子をアカウンティング起点といいます。

たとえば、特定のクライアントに関連した (1 つの実行グループ内の) 複数のメッセージ・フローのホストとなっているブローカーの場合、これらすべてのフローのアカウンティング起点として 1 つの特定の値を指定できます。 その後、出力を分析して、クライアントまたは部門によるブローカー使用状況を確認し、 それに応じて課金することができます。

特定のメッセージ・フローの動作を追跡したい場合、 そのメッセージ・フローに関する固有のアカウンティング起点を設定して、 一定期間にわたってアクティビティーを分析することができます。

アカウンティング起点を使用するには、以下を行う必要があります。

これらのタスクは、2 つの順序で完了することができます。 データ収集を開始する前にメッセージ・フローを構成した場合、 ブローカーは設定を無視します。 メッセージ・フローを構成する前にデータ収集を開始し、 アカウンティング起点サポートを指定した場合には、 アカウンティング起点が「無名 (Anonymous)」 と設定された状態ですべてのデータが収集されます。 メッセージ・フローを再デプロイすると、ブローカーが起点を認識します。 また、すでに開始済みのデータ収集を変更して、 コマンド発行時点より後のアカウンティング起点サポートを設定することもできます。 どちらの場合にも、収集済みのデータが書き込まれて、収集が再開します。

データが収集された後、特定の 1 つまたは複数の起点に関する情報を確認できます。 たとえば、出力フォーマットとして XML パブリケーション・メッセージを選択した場合、 特定の起点にサブスクライブするアプリケーションを開始することができます。

関連概念
メッセージ・フロー

関連タスク
メッセージ・フロー・アプリケーションの開発
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データの収集
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計のアカウンティング起点の設定
ノードでの ESQL の構成

関連資料
mqsichangeflowstats コマンド
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データ