コマンド行からのインポート

このタスク・トピックでは、 共通のコマンド行インポーター (mqsicreatemsgdefs) を使用して C、COBOL コピーブック、XML DTD、または XML スキーマのいずれかをインポートし、 メッセージ定義を使ってメッセージ・セットを移植する方法を示します。

始める前に:

このトピックで説明されるタスクを試行する前に、 以下の参照トピックを読むことをお勧めします。

コマンド行インポーターにより、メッセージ定義ファイルを入れる新しいメッセージ・ セットを作成できます。 コマンド行から新しいメッセージ・セットを作成する場合、デフォルトで作成されるのは 論理情報だけです。 しかし、コマンド行インポーターにより、既存のメッセージ・セットに基づいて 新しいメッセージ・セットを作成できます。 基本のメッセージ・セットからの物理形式情報も、新しいメッセージ・セットに作成されます。 物理形式情報も同じように作成したい場合、 mqsicreatemsgdefs コマンドを呼び出す前に 次のことを実行することが必要です。

  1. ワークベンチを使用して、基本メッセージ・セットとして使用されるワークスペースで メッセージ・セットを作成します。
  2. この基本メッセージ・セットに、新しいメッセージ・セットに作成したい 物理形式を追加します。

ワークベンチでメッセージ・セットを作成し、物理形式を追加する方法についての詳細は、 メッセージ・セットの作成を参照してください。

コマンド行を使用して C、COBOL コピーブック、XML DTD、または XML スキーマのいずれかをインポートするには、以下のようにします。

  1. ワークベンチを閉じます。 コマンド行インポーター使用するときには、これが実行されないようにしてください。
  2. コマンド・プロンプトから mqsicreatemsgdefs コマンドを呼び出して、メッセージ・セット・プロジェクト名、ソース・ファイル・フォルダーのパス名、 および他の必要なオプショナル・パラメーターを指定します。 mqsicreatemsgdefs コマンドが作成する新しいメッセージ・ セットに物理形式を追加する場合は、これらの物理形式を -base パラメーターとして持つ基本メッセージ・セットを、インポート・コマンド行で指定します。 コマンドの詳細については、 mqsicreatemsgdefs コマンドを参照してください。
  3. コマンドが完了したとき、mqsicreatemsgdefs.report.txt をオープンします。 このレポートは、mqsicreatemsgdefs コマンドを 呼び出したときに作成され、 デフォルトでは、コマンドを呼び出したディレクトリーに書き込まれます。 レポートは、以下の情報を提供します。
    • mqsicreatemsgdefs が呼び出された時に 使用されたパラメーターの詳細。
    • メッセージ・セット・レベルのアクション。
    • インポートされたファイルの名前。
    • インポート処理の詳細 (たとえば、生成された警告や作成されたメッセージ・モデル・オブジェクト)。
    • インポートされたファイルの数。
    ヒント: 上記のステップでは、-log パラメーターを使用しなかったことを想定しています。 -log パラメーターを使用した場合には、 生成されたレポートは指定されたファイル名を持ち、指定された場所に書き込まれます。
  4. ワークベンチを開始し、 「ブローカー・アプリケーション開発 (Broker Application Development)」パースペクティブに切り替えます。 mqsicreatemsgdefs を呼び出した時に作成された メッセージ定義ファイルは、指定したプロジェクトで可視になります。

C、COBOL コピーブック、XML DTD、または XML スキーマ・ファイルのインポート中にエラーが発生した場合、 インポーターが報告するエラーを注意深く検査してください。 デフォルトでは、すべてのエラーは画面および上で説明されているファイルに書き込まれます。 インポートについての追加情報を収集するためには、-v (冗長) コマンド行パラメーターを指定します。 このパラメーターを指定すると、インポートの進行中にさらに詳細な情報が表示されます。

関連概念
メッセージ定義の作成方法
メッセージ定義を作成するための他のモデル表現からのインポート

関連タスク
メッセージ・セット・プロジェクトの処理

関連資料
mqsicreatemsgdefs コマンド
インポート形式