z/OS 上でのブローカーのデータベース・テーブルのマイグレーション

始める前に

このタスクは、z/OS 上でのマイグレーション済みブローカーの構成より大きなタスクの一部です。 このタスクのコンテキスト、およびこのタスクを開始する前に行うべきことを知るには、より大きなタスクを参照してください。

ブローカーのデータベース・テーブルをマイグレーションするには、以下の表に示されている DB2 ジョブを実行依頼します。 各ジョブは、マイグレーション済みブローカーの PDSE のメンバーです。 指定された順序でジョブを実行依頼し、次の実行依頼を行う前に各ジョブが正常に完了するかどうか確認します。 ステップ BAD 以外の各ステップの戻りコードが 00 となる場合は、ジョブが正常に完了したことになります。 ステップ BAD の戻りコード FLUSH です。

DB2 ジョブを実行するには、以下の権限が必要です。
  • SYSADM または SYSCTRL DB2 権限
  • マイグレーション済みブローカーの PDSE への ALTER アクセス権限 (ジョブ BIP$DBM1 および BIP$DB05 の場合)
  • マイグレーション済みブローカーのディレクトリーおよびそのすべてのサブディレクトリーへの READ および WRITE 権限 (ジョブ BIP$DBM2 の場合)
  • WebSphere Business Integration Message Broker がインストールされているディレクトリーおよびそのすべてのサブディレクトリーへの EXECUTE アクセス権限 (ジョブ BIP$DBM2 の場合)

ジョブ BIP$DBM1 は、マイグレーション済みブローカーの PDSE のメンバー BIPDBMG で、SQL ステートメントを発行します。 これらのステートメントは、既存のテーブル・スペースを変更し、新規テーブル・スペースを作成します。 ジョブを実行依頼する前に、ステートメントを検討および変更することもできます。

ジョブ BIP$DB05 は、マイグレーション済みブローカーの PDSE のメンバー BIPDBGR で、SQL ステートメントを発行します。 生成されると、このステートメントは、ブローカー・データベース・テーブルへの無制限のアクセス権をすべてのユーザーに付与します。 ジョブを実行依頼する前に、ステートメントを検討および変更することもできます。

実行依頼の順序 DB2 ジョブ 説明
1 BIP$DBM1 既存のテーブル・スペースを変更し、新規テーブル・スペースを作成する
2 BIP$DBM2 既存のブローカー・データベースをマイグレーションし、新規ブローカー・データベース・テーブルを作成する
3 BIP$DB05 ブローカー・データベース・テーブルにアクセスするためのユーザー権限を付与する

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