メッセージ定義ファイルから別のメッセージ定義ファイルへのリンク

始める前に:

このタスクを実行するには、以下のタスクを完了している必要があります。

あるメッセージ定義ファイルを別のメッセージ定義ファイルにリンクするには、参照したいファイルの組み込みを追加する方法と、インポートを追加する方法の 2 つがあります。

メッセージ定義ファイルの処理時、以下のステップを実行することによって、現在このファイルが組み込む、またはインポートする他のメッセージ定義ファイルをチェックすることができます。

  1. メッセージ定義エディターでメッセージ定義ファイルを開きます。
  2. 「アウトライン (Outline)」ビューに表示された階層で、.mxsd ファイルを選択します。
  3. プロパティー階層で、「インポート (Imports)」 または「組み込み (Includes)」 のどちらか適切なものを展開し、現在選択されているファイルが組み込むか、またはインポートする他のファイルのリストを表示します。

組み込み

同じネーム・スペースを持つメッセージ定義ファイルにリンクする場合、またはターゲット・ネーム・スペースがないメッセージ定義ファイルを ターゲット・ネーム・スペースを持つメッセージ定義ファイルにリンクする場合 (カメレオン動作) は、組み込みオプションを使用します。 さらに、ターゲット・ネーム・スペースがないメッセージ定義ファイルをターゲット・ネーム・スペース がないメッセージ定義ファイルにリンクする場合にも、同様にインポートではなく組み込みの追加を選択することが必要です。

注: メッセージ定義ファイルは、別のメッセージ定義ファイルが直接組み込まれている場合、そのメッセージ定義ファイルのオブジェクトのみを参照できるので、組み込みオプションを使用して、他のメッセージ定義ファイル内に組み込まれているメッセージ定義ファイル自体を組み込もうとすると、問題が発生することがあります。 この状態の解決方法については、メッセージ・モデルを開発する際の問題を参照ください。

このタスクでは、既存のメッセージ定義ファイルを開いていることを想定します。

組み込みをメッセージ定義ファイルに追加するには、以下のようにします。

  1. 「ブローカー・アプリケーション開発 (Broker Application Development)」パースペクティブに切り替えます。
  2. ワークベンチ「ブローカー・アプリケーション開発 (Broker Application Development)」パースペクティブで、「アウトライン (Outline)」ビューが表示されることを確認します。 「アウトライン (Outline)」ビューが表示されない場合、ワークベンチ・メニューから、「Window」>「ビューの表示 (Show View)」>「アウトライン (Outline)」 をクリックします。
  3. 「アウトライン (Outline)」ビューで、メッセージ定義 (.mxsd) ファイル名をクリックします。
  4. 「メッセージ定義エディター (Message Definition Editor)」の領域の左下隅にある「プロパティー (Properties)」をクリックして、「プロパティー (Properties)」タブを表示します。
  5. プロパティー階層の中で、「組み込み (Includes)」 を右マウス・ボタン・クリックしてから、ポップアップ・メニューの「組み込みを追加 (Add Include)」をクリックします。 "「組み込むメッセージ定義ファイルの選択 (Select Message Definition file to include)」"ウィンドウが開きます。
  6. 「メッセージ・セット (Message Sets)」ペインで、組み込みたいメッセージ定義ファイルを選択します。 プロジェクト内のメッセージ定義ファイルがこのペイン内に表示されない場合、+ をクリックして、プロジェクト階層を展開します。
  7. 「終了 (Finish)」をクリックします。 ステップ 4 で選択したメッセージ定義ファイルが、このタスクを開始する前に開いたメッセージ定義ファイル内に組み込まれます。

Import

メッセージ定義ファイルを異なるネーム・スペース内にある別のメッセージ定義ファイルにリンクする場合、インポート・オプションを使用します。 同じネーム・スペースからのインポートは追加できません。 これには、ターゲットのないメッセージ定義ファイルから別のターゲットのないメッセージ定義ファイルへのリンクが含まれます。

インポートをメッセージ定義ファイルに追加するには、以下のようにします。

  1. 「ブローカー・アプリケーション開発 (Broker Application Development)」パースペクティブに切り替えます。
  2. ワークベンチ「ブローカー・アプリケーション開発 (Broker Application Development)」パースペクティブで、「アウトライン (Outline)」ビューが表示されることを確認します。 「アウトライン (Outline)」ビューが表示されない場合、ワークベンチ・メニューから、「Window」>「ビューの表示 (Show View)」>「アウトライン (Outline)」 をクリックします。
  3. 「アウトライン (Outline)」ビューで、メッセージ定義 (.mxsd) ファイル名をクリックします。
  4. 「メッセージ定義エディター (Message Definition Editor)」の領域の左下隅にある「プロパティー (Properties)」をクリックして、「プロパティー (Properties)」タブを表示します。
  5. プロパティー階層の中で、「インポート (Imports)」 を右マウス・ボタン・クリックしてから、ポップアップ・メニューの「インポートを追加 (Add Import)」をクリックします。 "「インポートするメッセージ定義ファイルの選択 (Select Message Definition file to import)」"ウィンドウが開きます。
  6. 「メッセージ・セット (Message Sets)」ペインで、ワークスペースからインポートしたいメッセージ定義ファイルを選択します。 プロジェクト内のメッセージ定義ファイルがこのペイン内に表示されない場合、+ をクリックして、プロジェクト階層を展開します。
  7. 「終了 (Finish)」をクリックします。 ステップ 4 で選択したメッセージ定義ファイルが、このタスクを開始する前に開いたメッセージ定義ファイルのスキーマにインポートされます。

関連概念
ネーム・スペース
メッセージ定義ファイル

関連タスク
メッセージ・セットからの情報生成

関連資料
メッセージ定義ファイルのプロパティー
メッセージ定義ファイルの組み込みプロパティー
メッセージ定義ファイル・インポートのプロパティー
メッセージ定義エディター