Rapid Application Development (RAD)

rapid application development (RAD) コンポーネントを使用すると、一度のツールバー・ボタンの クリックで、ランタイムへのサーバー構成 (メッセージ・フローとメッセージ・セットを含む) を 繰り返しデプロイできるように、サーバー・プロジェクトを構成することができます。 RAD コンポーネントは、broker archive generation コンポーネントを使用します。 このコンポーネントは、コンパイル済みメッセージ・フロー (.cmf) およびコンパイル済み メッセージ・セット (ディクショナリー) ファイルを作成し、 それらをブローカー・アーカイブ (.bar) に保管します。 その後、これらのリソースをターゲット実行グループにパブリッシュ (デプロイ) します。 通常のデプロイメントとは異なり、RAD を使用して作成された bar ファイルは、 今後の使用のために保存されません。

RAD コンポーネントは、実動システムで使用される前に、メッセージ・フロー、 安全な環境の ESQL 変換プログラムとマッピング変換プログラムを繰り返しテストするための メッセージ・フロー・アプリケーションを開発している人にとってす早い方法といえます。

次の図は、RAD と通常のデプロイメント・サイクルの関連を示します。

この図は、通常のデプロイメント・プロセスと比較した RAD のイベントのフローを図示しています。
RAD を実行するには、次の 2 つの方法があります。
  1. サーバーで実行 (Run on Server)
  2. サーバーでデバッグ (Debug on Server)

「サーバーで実行 (Run on Server)」が選択されると、 デフォルト・サーバーがそのプロジェクトに定義されていることを確認するための検査が行われます。 定義されている場合、そのプロジェクトはデフォルト・サーバーにパブリッシュ (デプロイ) されます。 定義されていない場合、続行前に「サーバー選択 (Server Selection)」ウィザードがオープンし、 完了すると Publish アクションがサーバー・インスタンスとその構成に実行されます。

「サーバーでデバッグ (Debug on Server)」は「サーバーで実行 (Run on Server)」と類似していますが、 アクションが正常に完了すると、ユーザーに「フロー・デバッグ (Flow Debug)」パースペクティブがオープンし、 そのフローのデバッグを開始できます。

関連概念
メッセージ・フロー・アプリケーションのデプロイメント

関連タスク
rapid application development (RAD) の使用

関連資料
「ブローカー管理 (Broker Administration)」パースペクティブ