Windows 上でのサイレント・インストール

WebSphere Business Integration Event Broker のインストールは、ユーザーとの対話なしで行うことが可能です。 このプロセスのことを無人 (またはサイレント) インストールと呼び、応答ファイルを使用します。 このファイルは、WebSphere Business Integration Event Broker をインストールするときに選択するオプションの値が入っているテキスト・ファイルです。

以下の表で説明されているオプションを使用して、コマンド行からインストールおよびアンインストール・パッケージを実行することができます。 該当するプラットフォーム・ランチャー名をコマンド行に入力し、その後に必須オプションを入力します。 たとえば、<launcherName> [-options-...] と入力します。 オプションを何も指定しないと、対話式 GUI インストール・ウィザードが起動します。

WebSphere Business Integration Event Broker のインストールが正常に完了したら、ライセンス交付の目的で mqsisetcapacity コマンドを実行する必要があります。

コマンド行オプション 説明 使用法
-accessibility インストールを自動的にコンソール・モードに設定するので、-console オプションも同時に設定する必要はありません。 視覚障害を持つユーザーのために、追加の音声情報も提供されています。 <launcherName> -accessibility
-console コンソール・インターフェース・モードを指定します。 メッセージはインストール中コンソールに表示されます。 -console オプションを使用する場合は、-is:javaconsole オプションも使用しなければなりません。 <launcherName> -console-is:javaconsole
-is:javaconsole -console オプションを指定してネイティブ・ランチャーを使用する場合は、-is:javaconsole オプションも使用して Java コンソールを表示することが必要です。これは、ユーザー対話に必須です。 <launcherName> -console -is:javaconsole
-options <responsefile> ウィザードがオプション/応答ファイルを実行することを指定します。 オプション/応答ファイルにはコマンド行オプションが含まれています。 これは 1 行で 1 つのオプションを表すもので、指定したインストール・ウィザード指示を設定します。 <responsefile> への絶対パスを使用します。 <launcherName> -silent -options <responsefile>
-options-record <responsefile> 完了後にインストール・ウィザードがプロジェクト用のオプション/応答「レコード」ファイル <responsefile> を自動的に生成することを指定します。 <responsefile> への絶対パスを使用します。 <launcherName> -options-record <responsefile>
-options-template <responsefile> 実行中にインストール・ウィザードがプロジェクト用のオプション/応答「オプション」ファイル <responsefile> を自動的に生成することを指定します。このファイルは編集可能で、後で実行する際に入力を提供するために使用できます。 <responsefile> への絶対パスを使用します。 <launcherName> -options-template <responsefile>
-silent ユーザー対話なしにインストールを実行するサイレント・インストールを指定します。 -silent オプションは他のオプションを全く指定せずに使用することもできますし、または -silent オプションを -options <responsefile> と一緒に使用することもできます。 カスタムの <responsefile> を使用しない場合、デフォルト設定が使用されます。 <launcherName> -silent -options <responsefile>

関連タスク
インストールの準備
製品登録ツールの使用 (Windows のみ)
Windows 上でのサイレント・アンインストール
インストール時の問題

関連資料
サポートされるオペレーティング環境
インストール・コマンド行オプション
mqsisetcapacity コマンド