XML ヌルの処理に関するオプション

XML ワイヤー形式レイヤーは、メッセージ中のヌル値の処理をサポートしています。 XML の NULL プロパティーは、メッセージ・セットの場合だけ設定され、メッセージ・セット中で定義されているすべてのオブジェクトに適用されます。

以下の 2 つの NULL エンコード・プロパティーを使用して、XML レイヤー中の NULL の数値エンコードと非数値エンコードを表すことができます。

これらのプロパティーは、以下の XML レイヤー中のヌルの数値エンコードと非数値エンコードを表します。

これらの個々のエンコードには以下の 5 つの列挙値があります。

下の表には、ヌル値のエンコードに関する XML オプションが定義されています。

ヌル数値のエンコード (Encoding Null Num)
ヌル非数値のエンコード (Encoding Null Non-Num)

ヌル数値のエンコード (Encoding Null Num)
ヌル非数値のエンコード (Encoding Null Non-Num)

XML 例
NULLEmpty (デフォルト) 適用不可 <child></child>
NULLValue zzz <child>zzz</child>
NULLElement ヌル <child><null/></child>
NULLValueAttribute 適用不可
<child></child>2
<child id="X"></child>3
NULLXMLSchema ヌル <child null='true'>1
Notes:
  1. 「ブールの True 値 (Boolean True)」の値が使用されます。
  2. XML メッセージのレンダリング・オプション で指定されている XMLElementAttrVal エレメントのレンダリングの場合だけ有効です。 エレメントをこのようにレンダー対象とマーキングしてヌルに設定することは、エレメントの値を詳述するエレメント属性を除去することと同じです。
  3. XML メッセージのレンダリング・オプション で指定されている XMLElementAttrIdVal エレメントのレンダリングの場合だけ有効です。 エレメントをこのようにレンダー対象とマーキングしてヌルに設定することは、エレメントの値を詳述するエレメント属性を除去する (ただし、属性 ID は除去しない) ことと同じです。

NULLEmpty および NULLValAttr の追加の説明を定義する必要はありませんが、NULLValueNULLAttribute、または NULLElement を選択する場合には、「ヌル数値のエンコード (Encoding Null Num Value)」 および 「ヌル非数値のエンコード (Encoding Null Non-Num Value)」メッセージ・セット・プロパティー内に、追加の値を定義し、NULL 条件を表すよう割り当てなければなりません (以下の表を参照)。

関連概念
メッセージのモデル化
メッセージ・モデル

関連タスク
メッセージ・モデルの開発
メッセージ・モデル・オブジェクトの処理

関連資料
メッセージ・モデル参照情報
メッセージ・モデル・オブジェクトのプロパティー
追加の MRM ドメイン情報
追加の XML 情報