UNIX 上でのロケールの変更

UNIX 上でシステム・ロケールの変更をすることができます。

提供されているプロファイルは、ディレクトリー sample/profiles にあり、それにはロケール環境変数 LANGLC_ALL、および NLSPATH を設定する方法が示されています。 必要であれば、そのファイルの内容を手引きとして参照できます。

CDE を使用している場合、LANGLC_ALL を直接設定するのでなく、上記の方法でロケールを設定してください。 NLSPATH 変数はどちらの方法でも受け付けます。

実行可能ファイル locale を使用して、現行のロケールを表示することができます。コマンド locale -a を実行すると、現在マシンにインストールされているすべてのロケールが表示されます。

ブローカー・コンポーネントを開始すると、そのコンポーネントのロケールは、コンポーネントを開始したシェルから継承されます。 ブローカー・コンポーネントは、LC_MESSAGES 環境変数を NLSPATH 環境変数内の検索パスとして使用します (LC_MESSAGES は変数 LC_ALL がエクスポートされているときに設定されます)。

メッセージは、このロケールによって設定されたコード・ページで syslog に送信されます。 複数のブローカーがこの syslog に書き込みを行う場合、それらのメッセージのコード・ページはブローカー起動時のロケールのコード・ページになります。たとえば、以下のようになります。

ロケール syslog コード・ページ ccsid
pt_BR iso8859-1 819
Pt_BR ibm-850 850
PT_BR utf-8 1208

syslog デーモンを実行するユーザー ID のロケールは、そのシステム上の syslog に書き込むすべてのブローカーのロケールと互換性のあるロケールに設定します (たとえば utf-8)。 このことは、デフォルトのロケールを設定することによって行えます。 Solaris の場合、LANG および LC_ALL 変数を /etc/default/init に設定します。 AIX および Linux の場合、これらの変数を /etc/environment に設定します。 HP-UX では、この作業は必要ありません。

新規のロケールを追加したい場合は、その作業を行う方法についてオペレーティング・システムの資料を参照してください。 WebSphere Business Integration Event Broker をインストールした後に新規のロケールを追加する場合には、以下の指示にしたがって作業を行い、製品メッセージ・カタログが利用可能であることを確認してください。

関連資料
サポートされるオペレーティング環境
サポートされるコード・セット