AIX 上でのサービスのインストール

製品全体を除去しないと、サービスのバックアウトはできません。 サービスのインストール後に何か問題が発生した場合に備えて、バックアップ・イメージか前の GA CD かフィックスパックをすぐに使用できるように取っておくことを強くお勧めします。

WebSphere Business Integration Event Broker 用のメインテナンス更新は、プログラム一時修正 (PTF) (フィックスパックとも呼ぶ) の形で、Web サイトからのダウンロードにより入手可能です。 フィックスパックは累積的ですので、フィックスパック 2 のインストール前にフィックスパック 1 をインストールする必要はありません。ただし、ライセンス交付要件をアクティブにするために、GA コードは最初にインストールしていなければなりません。 入手可能なフィックスパックについての最新情報は WebSphere MQ サポート Web ページ (WebSphere MQ Support Web page)にあります。

WebSphere Business Integration Event Broker のフィックスパックは、GA リリースのためのものと同じテクノロジーを使ってインストールされます。 ということは、製品ファイルが常に追跡され、適切に更新されることを意味します。

製品全体をアンインストールしないと,個々のフィックスパックを除去できません。 前のサービス・レベルにシステムを復元したい場合、製品全体のアンインストール、製品の GA レベルの再インストールを行ってから、望むレベルのフィックスパックをインストールしなければなりません。

既存のインストールに暫定修正が適用されている場合、インストールしようとしているフィックスパック・レベルのための指示と更新された暫定修正がないか IBM 技術員に連絡をとってください。

メインテナンス更新をダウンロードする

最新のフィックスパックは WebSphere Business Integration Brokers サポート Web ページ (WebSphere Business Integration Brokers Support Web page)からダウンロードすることができます。 ページをスクロールダウンし、WebSphere Business Integration Event Broker 製品を選択します。

マルチプラットフォーム・メモを読まなければなりません。 このメモにアクセスするには、「メモ表示 (View Memo)」欄に行き、「詳細 (Details)」リンクをクリックします。

ダウンロード処理を開始するには、「PTF/フィックスパックのダウンロード (Download PTF/Fix Pack)」欄の望むプラットフォームのリンク (「フィックスパック XX Unnnnnn (Fix Pack XX Unnnnnn)」という形式の名前が付いています。ここで XX はフィックスパックの番号、Unnnnnn はフィックスパック・ファイル名です) をクリックします。 IBM ダウンロード・サイトの指示に従ってください。そこでは構成、登録、およびダウンロードの 3 ステージからなる処理を通じて、案内を受けることができます。 ダウンロードのターゲットとして適切な宛先を選択します。

メインテナンス更新を適用する

メインテナンス更新を WebSphere Business Integration Event Broker に適用するには、以下のようにします。

  1. 実行中のすべてのブローカーを停止します。
  2. フィックスパック・ファイル Unnnnnn.tar.z をダウンロードしたディレクトリーに移動します。
  3. .Z ファイルを .tar ファイルに置き換えるために、次のコマンドを入力します。uncompress -fv filename.tar.Z
  4. イメージを untar して、更新を適用するのに必要なすべてのディレクトリー、サブディレクトリー、およびファイルを解凍するには次のコマンドを入力します。tar -xvf filename.tar
  5. インストーラーを実行するには、次のコマンドを入力します。./setupaix install_arguments ここで install_arguments はインストーラーの実行方法を定義する引き数です。 インストール引き数についての詳細については、インストール・コマンド行オプションを参照してください。
インストール・パネルの指示に従います。 インストール・パネルの詳細な説明については、AIX 上でのローカルなインストールを参照してください。
インストールが完了したら、readme ディレクトリーにあるマルチプラットフォーム・メモを検討し、必要な人手によるポストインストール作業があればそれを行います。

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