複数パーツ・メッセージ

複数パーツ・メッセージには、その構造内に 1 つ以上の他のメッセージが含まれます。 含まれるメッセージは、組み込みメッセージと呼ばれることもあります。

複数パーツ・メッセージは、 構成 (Composition) プロパティーがメッセージ (Message) に設定されている、 グループまたは複合タイプを含んでいなければなりません。 このグループまたは複合タイプには、メッセージ構造内のその位置に表示できるメッセージへの参照のリストが含まれています。 メッセージが解析されるとき、 グループまたは複合タイプの下にリストされているメッセージのうちの 1 つのみがメッセージ内のその位置に表示されます。

メッセージ・エンベロープ

複数パーツ・メッセージの共通使用は、外部メッセージを固定構造で定義することです。 この外部メッセージは、メッセージ・エンベロープと呼ばれます。 前述のように、メッセージ・エンベロープ内では、グループまたは複合タイプが組み込まれます。 使用される物理形式によっては、 メッセージ・エンベロープには、実際の組み込みメッセージを識別する特殊エレメントを含めることができます。 このエレメントは、メッセージ・キーと呼ばれます。

組み込みメッセージの識別

複数パーツ・メッセージが解析されるとき、 パーサーは、組み込みメッセージを識別できる必要があります (グループまたは複合タイプによって参照されるメッセージのいずれかにすることができます)。 各物理形式は、それぞれの物理方式ごとに『複数パーツ・メッセージ』のトピックで説明されているように、 異なる方法でこの問題を解決します。

制約事項

Message という構成を持つグループまたは複合タイプ内では、 組み込みメッセージのすべてが独自のグループまたはタイプと同じメッセージ・セットからのものでなければなりません。

複数パーツ・メッセージがブローカーに受け取られるか、または生成される場合、 すべての組み込みメッセージは最外部メッセージと同じ物理形式でなければなりません。

関連概念
メッセージのモデル化の概念
メッセージ・モデル・オブジェクト
カスタム・ワイヤー形式 - 複数パーツ・メッセージ
XML ワイヤー形式 - 複数パーツ・メッセージ
タグ付き/区切りストリング形式 - 複数パーツ・メッセージ

関連タスク
複数パーツ・メッセージの作成