CAST 指定

CAST 指定は、あるデータ・タイプの値を別のデータ・タイプに変換します。

構文

CAST ステートメントの構文については、 『CAST 関数』を参照してください。

パラメーター

ソース式

CAST 指定は、 第 1 オペランド (source_expression) を第 2 オペランド (ターゲット・データ・タイプ) で指定されるタイプとして戻します。 ソース式が NULL の場合は、どのような場合でも結果は NULL になります。 ソース式の評価結果がターゲット・データ・タイプとの互換性がない場合、 またはソース式の形式が間違っている場合は、実行時エラーが生成されます。

サポートされていない変換もあります。 サポートされている変換の完全なリストについては、『サポートされる CAST』をご覧ください。

CCSID

CCSID 文節を使用すると、 コード・ページを指定できます。これは、特定の変換をする場合にのみ使用されます。

CCSID 式は、評価結果が INT タイプの値になる任意の式です。 これは、WebSphere Business Integration Message Broker の通常の CCSID の規則に従って解釈されます。

ENCODING

ENCODING 文節を使用すると、 エンコード方式を指定できます。これは、特定の変換をする場合にのみ使用されます。 ENCODING の値は、評価結果が INT タイプの値になる任意の式です。 これは、WebSphere Business Integration Message Broker の通常のエンコード規則にしたがって解釈されます。 有効な値は以下のとおりです。
  • MQENC_NATIVE (0x00000222L)
  • MQENC_INTEGER_NORMAL (0x00000001L)
  • MQENC_INTEGER_REVERSED (0x00000002L)
  • MQENC_DECIMAL_NORMAL (0x00000010L)
  • MQENC_DECIMAL_REVERSED (0x00000020L)
  • MQENC_FLOAT_IEEE_NORMAL (0x00000100L)
  • MQENC_FLOAT_IEEE_REVERSED (0x00000200L)
  • MQENC_FLOAT_S390 (0x00000300L)

関連概念
ESQL

関連タスク
ESQL の開発
メッセージ・フィールドからのデータのキャスト

関連資料
複合 ESQL 関数
CAST 関数
サポートされる CAST
暗黙のキャスト