mqsimigratetables コマンド

サポートされるプラットフォーム

目的

mqsimigratetables コマンドを使用して、 ブローカー または 構成マネージャーのデータベース・テーブルをマイグレーションします。
注: 複数のブローカーが同じセットのデータベース・テーブルを共用する場合、 データベース・テーブルのマイグレーションは 1 度のみで十分です。

構文

ブローカー・オプションのパラメーター

brokername
(必須) データベース・テーブルのマイグレーションに使用するターゲット・ブローカーの名前。

Windows プラットフォームと UNIX プラットフォームでは、ターゲット・ブローカーが Event Broker のレジストリー・パス内にあると、そのパスが WebSphere MQ Integrator Broker レジストリーにマイグレーションされます。

構成マネージャー・オプションのパラメーター

ConfigMgr
(必須) ConfigMgr
注: これは、引用符を付けずに ConfigMgr と入力しなければなりません。

このコマンドは、バージョン 2.1 には存在しなかった、バージョン 5.0 に必要なすべてのデータベース・テーブルをすべて作成します。 すでに存在しているテーブルはすべてそのまま残ることに注意してください。

-d
(オプション) 検査は終了しましたがデプロイされていないメッセージ・フローを削除します。 デフォルトでは新しいテーブルとデータが追加されますが、何も削除されません。

2 つのオプションのパラメーター

-i ServiceUserID
(オプション) ブローカーの実行に使用するユーザー ID。
任意の有効なユーザー名構文の形式で指定できます。 Windows プラットフォームでは、それは次のとおりです。
  • domain¥username
  • ¥¥server¥username
  • .¥username
  • username

UNIX システムでは、最後の形式の username だけが有効です。

指定する ServiceUserID は、 ローカル・グループ mqbrkrs のメンバーでなければなりません。Windows プラットフォームの場合は、このグループの間接または直接のメンバーとして指定することができます。また、 ServiceUserID はホーム・ディレクトリー (WebSphere Business Integration Message Broker のインストール先) および作業ディレクトリーへのアクセスも許可されていなければなりません。さらに、この ID はローカル・グループ mqm の (直接または間接の) メンバーでもなければなりません。

ServiceUserID のセキュリティー要件は、 Windows プラットフォームの場合は Windows プラットフォームでのセキュリティー要件に、UNIX プラットフォームの場合は UNIX プラットフォームでのセキュリティー要件に詳述されています。

-a ServicePassword
(オプション) ServiceUserID のパスワード。UNIX プラットフォームでは、-aWindows プラットフォームとの互換性を保つのに必要ですが、ServiceUserIDに関連して使用されるわけではありません。

許可

Windows プラットフォームでは、このコマンドを呼び出すのに使用するユーザー ID には、 ローカル・システムに対する Administrator 権限がなければなりません。

UNIX プラットフォームでは、このコマンドを呼び出すのに使用するユーザー ID は、 root であるか、 または -i パラメーターで指定したものと同じでなければなりません。 また、mqbrkrs グループのメンバーでなければなりません。


mqsimigratetables broker1mqsimigratetables ConfigMgr -d

関連概念
マイグレーション

関連タスク
マイグレーションおよびアップグレード

関連資料
構文の設定