特定のフロー・インスタンスへのブレークポイントの制限

始める前に

以下のタスクを完了しておいてください。

「フロー・デバッグ (Flow Debug)」パースペクティブで、ブレークポイントをメッセージ・フロー・エディターのメッセージ・フローに追加すると、ブレークポイントがフローのすべてのインスタンスに自動的に適用されます。しかし、「フロー・デバッグ (Flow Debug)」パースペクティブでブレークポイントをフローの 1 つ以上のインスタンスに制限することもできます。 これによって、すべてのインスタンスを使用するのではなく、現在興味のあるこれらのインスタンスのみを使用してさらに容易に作業することができます。

ブレークポイントを制限する場合、ブレークポイント・シンボルが 使用可能なグローバル・ブレークポイント  から  使用可能なローカル・ブレークポイント に変更されます。

ブレークポイントを 1 つ以上のフロー・インスタンスに制限するには、以下のようにします。

  1. 「フロー・ブレークポイント (Flow Breakpoints)」ビューで、制限するブレークポイントを右マウス・ボタン・クリックしてから、「プロパティー (Properties)」をクリックし、「フロー・ブレークポイント・プロパティー (Flow Breakpoints Properties)」ウィンドウを開きます。
  2. 「選択したフロー・インスタンスに制限 (Restrict to Selected Flow Instance(s))」リスト・ボックスで、ブレークポイントに対して制限するインスタンスのチェック・ボックスを選択します。

    1 つ以上のインスタンスをアクティブにしなければなりません。 そうしないと、「選択したフロー・インスタンスに制限 (Restrict to Selected Flow Instance(s))」リスト・ボックスにチェック・ボックスが表示されません。

    ブレークポイントで現在一時停止になっているインスタンスがあると、「選択したフロー・インスタンスに制限 (Restrict to Selected Flow Instance(s))」リスト・ボックス内のすべてのチェック・ボックスがグレーになり、それらを選択できなくなります。

  3. 「OK」をクリックします。

    ブレークポイントが現在 1 つ以上のフロー・インスタンスに制限されていることを示すために、ブレークポイント・シンボルが、 使用可能なローカル・ブレークポイント に変更されます。

(必要であれば) 追加ブレークポイントを加えて、インスタンスをステップスルーし、データを使用して作業することができます。

関連概念
フロー・デバッガーの概要

関連タスク
メッセージ・フローのデバッグ
ブレークポイントでの作業
フロー・インスタンスのステップスルー
データのデバッグ

関連資料
フロー・デバッガーのショートカット
フロー・デバッガーのアイコンおよびシンボル