mqsichangeconfigmgr コマンド

サポートされるプラットフォーム

  • Windows 2000、Windows XP

目的

構成マネージャーの特定のプロパティーを変更するには、mqsichangeconfigmgr コマンドを使用します。

mqsistop を使用して、構成マネージャーを停止する必要があります (mqsistop コマンドを参照)。

mqsistart を使用して構成マネージャーを再始動する (mqsistart コマンドを参照) 際は、 変更済みパラメーターが使用されます。

構文

パラメーター

-a ServicePassword
(オプション) ServiceUserID のパスワード。

データベース・アクセスでもこのユーザー ID とパスワードを使用するために構成マネージャーを作成した (つまり、構成リポジトリー・アクセス・パラメーター -u DataBaseUserID-p DataBasePassword か、またはこれらを使用したが、 -a ServicePassword-i ServiceUserID を使ってサービス・ユーザー ID に同じユーザー ID とパスワードを指定した) 場合、必ずこのコマンドでパスワードのすべてのインスタンスを更新してください。

パスワードの変更を正常に完了するには、以下を行う必要があります。

  • 構成マネージャーを停止します。
  • 適切なオペレーティング・システムの機能を使ってパスワードを変更します。
  • このコマンドを使って、このパスワードを参照するすべてのパラメーターを更新します。
  • 構成マネージャーを再始動します。
-i ServiceUserID
(オプション) Windows システム・サービスの実行に使用されるユーザー ID。この値を変更する場合は、パスワードも変更する必要があります。

これは、以下のような任意の有効な Windows システム・ユーザー名構文の形式で指定できます。

  • domain¥username
  • ¥¥server¥username
  • .¥username
  • username

このユーザー ID の非修飾形式 (username) を Windows システムで使用すると、 オペレーティング・システムによって、ローカル・システムから始めてドメイン全体でこのユーザー ID が検索されます。この検索が完了するまでに多少の時間がかかることがあります。

指定する ServiceUserID は、 ローカル・グループ mqbrkrs のメンバーでなければなりません。これは、このグループの間接または直接のメンバーとして指定することができます。 また ServiceUserID は、 ホーム・ディレクトリー (WebSphere Business Integration Message Broker のインストール先) と作業ディレクトリー (mqsicreateconfigmgr -w フラグで指定した場合) へのアクセスも許可されていなければなりません。さらに、この ID はローカル・グループ mqm の (直接または間接の) メンバーでもなければなりません。

ServiceUserID のセキュリティー要件は、Windows プラットフォームでのセキュリティー要件 に詳述されています。

-p DataBasePassword
(オプション) 構成リポジトリー・データベースへのアクセスに使用するユーザー ID のパスワード。

このパスワードの使用のインスタンスを、確実にすべて変更してください。データベース・アクセス以外にサービス・ユーザー ID にも同じユーザー ID とパスワードを使用するために構成マネージャーを作成 (または変更) した場合、 すべてのインスタンスを同時に更新しなければなりません。 詳しくは、-a の説明を参照してください。

-s UserNameServerQueueManagerName
(オプション) ユーザー・ネーム・サーバーと関連した WebSphere MQ キュー・マネージャーの名前。 トピックのセキュリティーを除去する場合は、空ストリング (二重引用符 "") を指定してください。
-d SecurityDomainName
(オプション) このパラメーターは、ヌルに設定する必要があります。構成マネージャーの作成時に SecurityDomainName の値を指定する場合、-d "" を指定する必要があります
-j MaxJVMHeapSize
(オプション) Java 仮想マシン (JVM) の最大ヒープ・サイズ (メガバイト単位)。 設定できる最小値は 64 です。 このパラメーターを設定しない場合、デフォルトのサイズの 128 MB が使用されます。
-l 2、0、または 1
(オプション) このパラメーターは、2 に設定する必要があります。このオプションについての詳細は、ワークベンチのセキュリティーの考慮を参照してください。

上記以外のプロパティーを変更する場合は、構成マネージャーを削除して再作成しなければなりません。DataBaseUserID を変更する場合は、コンポーネント・データベース・アクセスの変更 の指示を参照してください。

応答

このコマンドは、以下の応答を戻します。
  • BIP8012 システム・コンポーネントに接続できません
  • BIP8013 コンポーネントが存在しません
  • BIP8018 コンポーネントが実行中です
  • BIP8021 ユーザー ID/パスワードが誤っています
  • BIP8022 ユーザー ID/パスワードが無効です
  • BIP8023 パスワードが必要です
  • BIP8030 ユーザー ID 特権を変更できません


mqsichangeconfigmgr-dWBRK_DOMAIN
mqsichangeconfigmgr -s ""

関連概念
構成マネージャー

関連タスク
構成マネージャーの変更
ワークベンチのセキュリティーの考慮

関連資料
構文の設定
mqsicreateconfigmgr コマンド
mqsideleteconfigmgr コマンド