メッセージ・フローの移動

メッセージ・フローを 1 つのブローカー・スキーマから同じプロジェクト内の別のスキーマか、または別のプロジェクト内のブローカー・スキーマに移動することができます。 たとえば、プロジェクト内のリソースを再編成する場合にこれを実行する必要があるかもしれません。

始める前に

このタスクを実行するには、以下のタスクを完了している必要があります。

メッセージ・フローを移動するには、以下のようにします。

  1. 「ブローカー・アプリケーション開発 (Broker Application Development)」パースペクティブに切り替えます。
  2. 移動したいメッセージ・フローを、現在の位置から、同じ、または別のメッセージ・フロー・プロジェクト内のブローカー・スキーマへ、ドラッグ・アンド・ドロップします。 選択したターゲットの位置が無効である場合、黒いノー・エントリー・アイコンがターゲット上に現れ、エラー・ダイアログが表示され、メッセージ・フローは移動されません。

    メッセージ・フローを同じプロジェクト内の別のスキーマか、別のメッセージ・フロー・プロジェクトのスキーマに移動することができます。

  3. 必要であれば以下のようにすることもできます。
    1. 「ナビゲーター (Navigator)」ビューで、移動したいメッセージ・フロー (<message_flow_name>.msgflow) を右マウス・ボタンでクリックし、「移動 (Move)」をクリックするか、または「ファイル」 > 「移動 (Move)」をクリックします。 「移動 (Move)」ダイアログが表示されます。 これには、このメッセージ・フローの移動先として有効なプロジェクトすべてのリストが含まれています。
    2. メッセージ・フローの移動先にしたい、プロジェクトおよび そのプロジェクト内のブローカー・スキーマを選択します。 メッセージ・フローを同じプロジェクト内の別のスキーマか、別のメッセージ・フロー・プロジェクトのスキーマに移動することができます。
    3. 「OK」をクリックしてこの移動を完了するか、または「キャンセル (Cancel)」をクリックして移動を取り消します。 「OK」をクリックすると、メッセージ・フローが新しい位置に移動します。
  4. 「タスク (Tasks)」ビューを調べて、移動によって生じたエラー (エラー・アイコンエラー・アイコン (赤い円で囲まれた白い十字) で示される) または警告 (警告アイコン警告アイコン (黄色の三角形で囲まれた感嘆符) で示される) の有無を確かめます。 「タスク (Tasks)」ビュー内のエラーには、ブローカー参照によって生じたものも含まれます。 移動がなされると、このメッセージ・フローへのすべての参照 (たとえば、これが再使用可能なエラー・メッセージで、別のメッセージ・フローに組み込まれている) が検査されます。

    メッセージ・フローを同じブローカー・スキーマ内 (同じまたは別のプロジェクト内) で移動した場合、すべての参照は引き続き有効です。

    しかし、メッセージ・フローを 1 つのブローカー・スキーマから別のブローカー・スキーマへと (同じ、または異なるプロジェクト内で) 移動する場合、参照は切断されます。

    これはリソースが、ブローカー・スキーマがその一部をなす完全修飾名でリンクされているためです。切断された参照があれば、その情報は「タスク (Tasks)」ビューに書き込まれます。例: Linked or nested flow mflow1 cannot be located (リンクまたはネストされたフロー mflow1 が見つかりません)

  5. それぞれのエラーまたは警告をダブルクリックして訂正します。 これにより、「エディター (Editor)」ビューで、エラーがあるメッセージ・フローが開かれて、エラーのあるノードが強調表示されます。

関連概念
名前によるリンク
メッセージ・フロー

関連タスク
メッセージ・フロー・アプリケーションの開発
既存のメッセージ・フローを開く
メッセージ・フローの内容の定義

関連資料
「ブローカー・アプリケーション開発 (Broker Application Development)」パースペクティブ
組み込みノード