mqsimigratemsgsets コマンド

サポートされるプラットフォーム

  • Windows 2000、Windows XP

目的

mqsimigratemsgsets コマンドは、拡張子 .mrp のファイルをすべて、-d パラメーターで指定したディレクトリーにインポートします。他の拡張子のファイルは無視されます。
注:
  1. このコマンドは、以前の V2.1 リリースから WebSphere Business Integration Message Broker V5.0 Message Brokers Toolkitへの単方向マイグレーション専用です。
  2. このコマンドを呼び出す前に、Message Brokers Toolkit・セッションを停止させてください。
  3. このコマンドでデフォルト・ワークスペースを操作するには、 デフォルト・ワークスペースが置かれている Eclipse ディレクトリーからこのコマンドを呼び出してください。
  4. 別の場所からコマンドを実行する場合は、 ターゲット・ワークスペースを正確に指定するために -data パラメーターを指定してください。
  5. 非常に大きな .mrp ファイルをインポートしている場合は、 mqsimigratemsgsets コマンドが Java OutOfMemoryException によって終了するかもしれません。

    -d ディレクトリーに複数の .mrp ファイルが含まれる場合、 繰り返しコマンドの実行を試行してください。 1 つの .mrp ファイルずつ -d ディレクトリーを指定して実行します。

    あるいは、mqsimigratemsgsets 引き数 -vmargs -Xmx<nnn>M (<nnn> は MB 単位のメモリー数) を使用して、 使用可能メモリー量を増やすこともできます。以下に例を示します。
    
    mqsimigratemsgsets ... -vmargs -Xmx256M

デフォルト・ファイル名の mqsimigratemsgsets.report.txt というレポート・ファイルが、 コマンド呼び出しのレコードとして生成されます。-log パラメーターを指定すると、レポート・ファイルのデフォルト名と場所をオーバーライドできます。また、 -v パラメーターを指定すると、レポート・ファイルに付加的な情報を追加できます。

構文

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>>-mqsimigratemsgsets-- -d --<directory>------------------------>

>--+---------------------+--+------+--+-----+------------------->
   '- -data  <workspace>-'  '- -rm-'  '- -g-'

>--+------------------+--+-----+--+--------+-------------------><
   '- -log <filename>-'  '- -v-'  '- -part-'

パラメーター

-d <Directory>
(必須) インポートする .mrp ファイルを含む、絶対または相対のディレクトリー・パス。
-data <workspace>
(オプション) ワークスペースの場所。
-rm
(オプション) すでに存在していれば、メッセージ・セット・プロジェクトを置き換えます。 メッセージ・セット・プロジェクトがすでに存在する場合、このパラメーターが指定されていなければ、 警告メッセージが発行され、.mrp ファイルは無視されます。
-g
(オプション) 常にグローバル・エレメントおよびグローバル複合タイプを作成します。
-log <filename>
(オプション) 生成されたレポート・ファイルの名前と場所
-v
(オプション) 何が作成されたかを正確に詳述する冗長なレポートを作成するようインポーターに指示します。
-part
(オプション) メッセージ・セットが分割できるほど大きい場合、 メッセージ・セットを複数の .MXSD ファイルに分割します。

このコマンドが何を作成するのか、およびその他留意すべき点について詳しくは、 メッセージ・セットのマイグレーションの注意事項 を参照してください。

許可

このコマンドを呼び出すための特定の権限は必要ありません。

mqsimigratemsgsets -d c:¥wmqi¥test -v

関連概念
メッセージのモデル化の概念

関連タスク
メッセージ・セットのマイグレーション

関連資料
構文の設定
mqsimigratemsgflows コマンド
メッセージ・セットのマイグレーションの注意事項