構成マネージャーの障害後のリカバリー

始める前に

まずは、情報センターのエラーの診断セクションにある診断の技法を使用して、 問題の根源を突き止め、解決を試みる必要があります。

それらの技法を使用しても問題を解決できない場合は、 IBM サポート・センターに連絡してください。

このセクションにある手順は、最終手段としてのみ使用してください。

構成マネージャー 環境が損傷を受けているか、 1 つ以上のデータベース・テーブルが破壊されており、 問題判別や IBM サポート・センターでそれらの問題を訂正できない場合は、 以下の一連の操作を実行して再作成する必要があります。

  1. ワークベンチ セッションがすべて停止していることを確認します。
  2. mqsistop コマンドを使用して構成マネージャーを停止します。
  3. endmqm コマンドを使用して、構成マネージャーのキュー・マネージャーを停止します。
  4. mqsideleteconfigmgr コマンドを使用して構成マネージャーを削除します。
    1. 1 つ以上の構成リポジトリー・テーブルが損傷を受けているために 構成マネージャー をリカバリーする場合は、構成マネージャーを削除するときにこれらのテーブルを削除する必要があります。これによって、構成マネージャーの内部のデータだけではなく、ブローカー・ドメインに関するすべての情報が破棄されます。 可能なものすべてをドメインからエクスポートしてから、 フラグ -n -m を指定して mqsideleteconfigmgr コマンドを発行してください。
    2. データベース・テーブルが損傷を受けていない場合は、 フラグ -n -m省略してください。 これにより、両方のリポジトリー内の構成データを保持できます。
  5. 1 つ以上の構成リポジトリー・テーブルが損傷を受けているために 構成マネージャー をリカバリーする場合は、 成功した以前のバックアップ・バージョンから両方のリポジトリーを復元する必要があります。(2 つのリポジトリー内のデータは相互に依存しているため、双方の内容全体を復元しなければなりません。 テーブルをそれぞれ復元することはできません。)
  6. mqsicreateconfigmgr コマンドを使用して構成マネージャーを再作成します。
  7. mqsistart コマンドを使用して構成マネージャーを開始します。
  8. 現在実行していない場合は ワークベンチ を再始動して、 「ブローカー管理 (Broker Administration)」パースペクティブ に切り替えます。
  9. ステップ 4a および 5 を完了したら、ドメイン構成を再デプロイして ブローカー・ドメイン全体の構成の整合性を確認する必要もあります。

関連タスク
構成マネージャーの作成
構成マネージャーの削除
メッセージ・フロー・アプリケーションのデプロイ
トポロジー構成のデプロイ
障害後のリカバリー

関連資料
mqsicreateconfigmgr コマンド
mqsideleteconfigmgr コマンド
mqsistart コマンド
mqsistop コマンド