出力の送信先には、ファイルまたは STDOUT のどちらを指定しても構いません。 このコマンドによって戻されるトレース・レコードは XML 形式であり、XML ブラウザーを使用してブラウズできます。 出力をファイルに送った場合、データはコード・ページ utf-8 で書き込まれます。 したがってこのファイルは、プラットフォームを限定しないファイルになり、 mqsiformatlog コマンドを使って他のシステムに転送してブラウズしたりフォーマットしたりすることができます。
このファイルを別のシステムに転送する場合は必ず、 データを変換しないファイル転送プログラム (たとえば、2 進転送オプションを指定して) を使用します。
ブローカーを指定する場合や、そのリソース (実行グループまたはメッセージ・フロー) を指定する場合、 トレースを開始してログ・ファイルを読み取る前に、それらをデプロイしておかなければなりません。
mqsiformatlog コマンドを使用してログをフォーマットする場合は、ファイル名を指定する必要があります。 ファイル名を指定しない場合、ログの内容は STDOUT に書き込まれます。 .xml のファイル拡張子を使用することをお勧めします。
このオプションを指定した場合は、mqsireadlog コマンドを使用する前に、 (mqsichangetrace を使用して) トレースを停止してください。このフラグを指定してコマンドを発行するときにログ・ファイルが使用中の場合、 XML レコードの一部しか戻されない可能性があります。 mqsichangetrace コマンドに -m safe を指定することによって、 このようなことが起きる危険を減らすことができます。 トレースされているコンポーネントそのものが停止した場合は、 mqsichangetrace コマンドを発行する必要はありません。
このコマンドを発行する前にトレースを停止しない場合は、mqsiformatlog コマンドを使用する前に、作成されたログ・ファイルの内容を検査し、 テキスト・エディターを使用してファイルの最後から部分レコードを除去してください。 フォーマット・コマンドは部分レコードを読み取ることができないためです。
以下のオプションは、IBM サポート・センターまたは BIPxxxx メッセージによって指示された場合にのみ使用してください。
以下の表は、 サービス・トレースで有効な修飾子とコンポーネントの組み合わせを示しています。
一般的にこのオプションは、コマンドそのものをトレースするのに使われます。 特定のコマンドをトレースしたい場合、 環境変数 MQSI_UTILITY_TRACE を debug または normal に設定してその特定のコマンドを実行してから、 このコマンドを発行し、生成されたトレース出力を読み取ってください。
これらの値を示されたとおりに入力します。
agent トレースは、mqsichangetrace コマンドに -b フラグを指定すると開始されます。 この指定は、 WebSphere Business Integration Message Broker エラー・メッセージで指示された場合、 または IBM サポート・センターから指示された場合にのみ行ってください。
Qualifier | コンポーネント= <broker_name> | コンポーネント= ConfigMgr | コンポーネント= UserNameServer | コンポーネント= ワークベンチ | コンポーネント= utility |
---|---|---|---|---|---|
mqsichangebroker | x | ||||
mqsichangeconfigmgr | x | ||||
mqsichangetrace | x | x | x | ||
mqsichangeusernameserver | x | ||||
mqsiclearmqpubsub | x | ||||
mqsicreatebroker | x | ||||
mqsicreateconfigmgr | x | ||||
mqsicreateusernameserver | x | ||||
mqsideletebroker | x | ||||
mqsideleteconfigmgr | x | ||||
mqsideleteusernameserver | x | ||||
mqsiformatlog1 | x | ||||
mqsijoinmqpubsub | x | ||||
mqsilist2 | x | x | |||
mqsilistmqpubsub | x | ||||
mqsireadlog | x | x | x | x | |
mqsireporttrace | x | x | |||
mqsistart | x | x | x | ||
mqsistop | x | x | x | ||
agent | x | x | x | ||
ワークベンチ | x |
UNIX プラットフォームでは、ユーザー ID は mqbrkrs グループのメンバーでなければなりません。 また、-f フラグが指定される場合、 このコマンドを呼び出すのに使用するユーザー ID には、 トレース・ファイルに対するアクセス権限もなければなりません。
Windows プラットフォームでは、-f フラグを指定する場合、 このコマンドを呼び出すのに使用するユーザー ID には、 トレース・ファイルへのアクセス権限がなければなりません。-f フラグが指定されない場合、このコマンドの発行で使用するユーザー ID には、 mqbrkrs 権限がなければなりません。
ブローカー WBRK_BROKER 用のユーザー・トレース:
mqsireadlog WBRK_BROKER -u -e default -o trace.xml
コンポーネント ConfigMgr 用のサービス・トレース:
mqsireadlog ConfigMgr -t -b -f mqsicreateconfigmgr -o trace.xml
ユーティリティー mqsiformatlog 用のサービス・トレース:
mqsireadlog utility -t -b -f mqsiformatlog -o trace.xml
ログ・ファイル (上の例では trace.xml) は、 コマンド mqsiformatlog を使ってフォーマットでき、 XML エディターや XML ビューアーを使用して表示することも可能です。
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