z/OS での IBM Agent Controller のインストール

  1. UNIX システム・サービス・シェルで、IBM Agent Controller をインストールするディレクトリーに移動します。 /usr/lpp/ ディレクトリーにインストールすることをお勧めします。
  2. 以下のコマンドを発行して、Agent Controller ファイル (WebSphere Business Integration Brokers サポート Web ページ (WebSphere Business Integration Brokers Support Web page) からダウンロードしたもの)を抽出します。
    pax -ppx -rzf <IBMRAC_LOCATION>/ibmrac.os390.pax.Z  
    ファイルは IBMRAC というサブディレクトリーに抽出されます。
  3. Agent Controller のインストール後に、ディレクトリーをインストール先の bin ディレクトリー /usr/lpp/IBMRAC/binに変更し、以下のように入力してセットアップ・スクリプトを実行します。
    ./SetConfig.sh
  4. 以下のプロンプトに応答します。
    1. IBM Agent Controller のインストール先 (IBM Agent Controller installed location): Agent Controller の場所、たとえば/usr/lpp/IBMRAC を入力します。
    2. Java ランタイム・ファイル (java) の場所 (Specify where the Java Runtime file (java) is located): java ファイルの場所、たとえば/usr/lpp/java/IBM/J1.3/bin を入力します。
    3. WebSphere Application Server V5 のインストール先 (WebSphere Application Server V5 installed location): ブランクにしておきます。
    4. セキュリティー (yes/no) (Security (yes/no)): セキュリティー機能はサポートされていないので「no」と入力します。
    5. ホストを許可 (ALL/LOCAL/CUSTOM) (Allow hosts (ALL/LOCAL/CUSTOM)): Agent Controller にアクセスできるコンピューターを指定します。 このコンピューターだけを許可する場合は、「LOCAL」と入力します。 すべてのコンピューターの接続を許可する場合は、「ALL」と入力します。 コンピューターのリストを指定する場合は、「CUSTOM」と入力します。
    6. 許可されたホスト名 (スペース区切り) (Allowed host names (separated by spaces)): 「CUSTOM」 を選択する場合は、Agent Controller にアクセスできるホスト名を入力します。 ホスト名は、完全修飾名である必要はありません。 IP アドレスを指定することもできます。
  5. WebSphere Application Server 上で実行されているプログラムのプロファイルを作成するには、usr/lpp/IBMRAC/bin ディレクトリーに移動して以下のコマンドを発行します。
    ./makelinks.sh
  6. UNIX システム・サービス・シェルで以下のコマンドを発行して、Agent Controller 共用オブジェクト・ファイル・プログラムを制御します。 このコマンドを発行するには、BPX.FILEATTR.PROGCTL FACILITY クラスに対する読み取りアクセス権が最低限必要です。 詳細については、「z/OS UNIX システム・サービス 計画」を参照してください。
    extattr +p /usr/lpp/IBMRAC/lib/*.so
  7. root としてログオンし、/usr/lpp/IBMRAC/bin ディレクトリーを開いて以下のコマンドを発行し、サーバーを始動します。
    /RAStart.sh
  8. サーバーを停止するには、root としてログインし、/usr/lpp/IBMRAC/bin ディレクトリーを開いて以下のコマンドを発行します。
    ./RAStop.sh
z/OS ブローカーが Agent Controller に接続できるようにするには、インストールされた Agent Controller の lib ディレクトリー (たとえば /usr/lpp/IBMRAC/lib) が、ブローカーの ENVFILELIBPATH に入っていることを確認してください。 この追加は、ブローカーを停止し、mqsicompcif ファイルの LIBPATH 環境変数を変更し、カスタマイズし直してから、ブローカーを再始動することにより行えます。