z/OS でのユーザー・ネーム・サーバー・ランタイム環境の作成

これは、z/OS 上でユーザー・ネーム・サーバーを作成する大きなタスクの一部です。

始める前に

このタスクを実行するには、以下のタスクを完了している必要があります。
mqsicreateusernameserver コマンドを呼び出して、ユーザー・ネーム・サーバー およびそのランタイム環境を作成します。 コマンド構文は次のとおりです。
mqsicreateusernameserver -c <ComponentDirectory> -q QueueManagerName  [-r RefreshInterval] 

入力したパラメーターが正しいことを確認するよう求められます。 確認する場合は Y を入力し、パラメーターを変更する場合は N を入力します。 パラメーターの変更を選択した場合は、 mqsicreateusernameserver を再呼び出しします。

特に WebSphere MQ Integrator Broker ライブラリーの代替集合にメンテナンスを適用した後で再カスタマイズする場合は、正しいインストール・パスを使用しているかを確認してください。 サービスをブローカーに適用する場合には、別のインストール・パスが望ましい場合かもしれません。 使用するライブラリーの変更方法についての詳細は、OMVS ユーザー ID のセットアップを参照してください。

次のメッセージを受け取ることがあります。
mqsicreateusernameserver: FSUM7351 not found
OMVS ユーザー ID のセットアップで説明されているステップを参照してください。

このコマンドの機能は、分散プラットフォームでの機能と同じではありません。 なぜなら、WebSphere MQ 関連の定義が実行されないからです。 ユーザー・ネーム・サーバーの作成とカスタマイズを完了するには、後続のステップに従う必要があります。

必須パラメーター

-c <ComponentDirectory>
前のステップで作成したユーザー・ネーム・サーバーのルート・ディレクトリー。 たとえば、/wmqiv21/MQP1UNS
-q QueueManagerName
ユーザー・ネーム・サーバーに関連した WebSphere MQ キュー・マネージャーの名前。 たとえば、MQP1

オプショナル・パラメーター

-r RefreshInterval
ユーザー・ネーム・サーバーがユーザーやグループの属性変更についてセキュリティー・サブシステムに問い合わせる時間間隔 (秒単位で指定)。 間隔が指定されない場合、ユーザー・ネーム・サーバーのデフォルトの時間間隔である 60 秒が使用されます。

関連概念
ユーザー・ネーム・サーバー

関連タスク
z/OS でのユーザー・ネーム・サーバーの作成
z/OS でのユーザー・ネーム・サーバー・ディレクトリーの作成
ユーザー・ネーム・サーバーのカスタマイズ入力ファイル (mqsicompcif) の編集
OMVS ユーザー ID のセットアップ

関連資料
mqsicreateusernameserver コマンド
mqsichangeusernameserver コマンド
mqsideleteusernameserver コマンド