TDS 形式: 固定長分離タイプ

固定長分離タイプの場合、各データ値は固定長です。

固定長データ・エレメント分離タイプの場合、すべてのエレメントは長さまたは長さ参照を持ち、ビット・ストリームいっぱいの長さまで埋め込まれます。 タグや区切り文字は使用されず、各データ値の直後に次のデータ値が続きます。

以下に例を示します。
data1data200data30
最初のエレメントの長さは 5、2 番目のエレメントの長さは 7、3 番目のエレメントの長さは 6 です。 埋め込み文字は "0" です。

固定長タイプ

固定長タイプでは、すべてのエレメントが長さまたは長さ参照を持ち、いっぱいの長さに書き出されます。 エレメントは正しい順序で表示され、すべてビット・ストリームに書き込まれなければなりません。 これには繰り返しエレメントのすべての繰り返しが含まれます (つまり、各エレメントの最大出現回数だけ、エレメントが書き出されます)。

以下に例を示します。
data10data2data2data2data300
最初のエレメントの長さは 6、2 番目のエレメントの長さは 5 で、これは 3 回繰り返されています。 3 番目のエレメントの長さは 7 です。 埋め込み文字は "0" です。

適用できるパラメーター

このフォーマットのメイン・パラメーターは、エレメントの「長さ (Length)」または「長さの参照 (Length Reference)」です。 すべてのフィールドがビット・ストリームいっぱいの長さに埋め込まれて、パーサーに正しく指定される必要があります。

タグ・パラメーターおよび区切り文字パラメーターは無視されます。 グループ標識およびグループ・ターミネーターは固定長なので、監視されます。

必ず設定されるわけではないフィールドごとに、デフォルト値も必要です。 これは、フィールドがメッセージからのデータで埋められていなくても、すべてのフィールドを出力できるようにするためです。

固定長 AL3 タイプ (推奨されていません)

この分離タイプは推奨されていません。 ACORD AL3 のサポートは、将来のリリースでは別の方法によって提供される予定です。 その時点で、この分離タイプはサービスから除去されます。

固定長 AL3 タイプは固定長と似ていますが、切り捨てや欠落しているエレメントに関して、ACORD AL3 フォーマットによって指定される追加のルールに従います。 エレメントが AL3 タイプの末尾から欠落している場合、切り捨てることができます。 ビット・ストリームの中で省略することはできません。 フィールドがビット・ストリームの中から欠落している場合、フィールドは "?" 文字による適切な長さのストリングとして出力されます。

適用できるパラメーター

このフォーマットのメイン・パラメーターは、エレメントの「長さ (Length)」または「長さの参照 (Length Reference)」です。 すべてのフィールドがビット・ストリームいっぱいの長さに埋め込まれて、パーサーに正しく指定される必要があります。

タグ・パラメーターおよび区切り文字パラメーターは無視されます。 グループ標識およびグループ・ターミネーターは固定長なので、監視されます。

関連概念
データ・エレメント分離
TDS 形式: タグ付き分離タイプ
TDS 形式: 区切り分離タイプ
TDS 形式: データ・パターン分離タイプ
タグ付き/区切りストリング形式 - モデルの整合性

関連タスク
タグ付き/区切りストリング (TDS) ワイヤー形式
タグ付き/区切りストリング (TDS) プロパティーの構成: メッセージ・セット
タグ付き/区切りストリング (TDS) プロパティーの構成 : メッセージ・モデル・オブジェクト

関連資料
TDS メッセージ・モデルの完全性
メッセージ・モデル・オブジェクトのタグ付き/区切りストリング形式の物理プロパティー