このリリース情報ファイルの対象: IBM Integration Bus
製品リリース: 10.0
更新名: 10.0.0.3
バージョンおよびフィックスパック:
* V10.0.0.0 (電子ファイル公開日: 2015 年 3 月 27 日)
* フィックスパック V10.0.0.1 (電子ファイル公開日: 2015 年 5 月 29 日)
* フィックスパック V10.0.0.2 (電子ファイル公開日: 2015 年 9 月 25 日)
* フィックスパック V10.0.0.3 (電子ファイル公開日: 2015 年 11 月 27 日)
文書初版: 2015 年 3 月 27 日
文書最終更新日: 2015 年 11 月 27 日
目次
リリース・ノートの最新バージョンへのアクセス
常に最新版のリリース情報ファイルを使用してください。最新版のファイルは以下から入手できます (英語のみ)。http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27006917
翻訳されたリリース情報ファイルは以下から入手できます。ftp://public.dhe.ibm.com/software/integration/integrationbus/docs/
インストールの前に
オンライン製品資料へのアクセス
製品のインストールの前に完了させておく必要のあるタスクの情報については、IBM Integration Bus バージョン 10.0 を参照してください。
システム要件
IBM Integration Bus システム要件をチェックして、インストール・プラットフォームが、インストールしようとしている製品エディションでサポートされていることを確認してください。製品の各バージョンのシステム要件については、IBM Integration Bus システム要件の Web サイトを参照してください。
IBM Passport Advantage Web サイトからの製品のダウンロード:
IBM Integration Bus V10.0 のインストール・イメージをパスポート・アドバンテージの Web サイトからダウンロードする方法については、 IBM Integration Bus V10.0 のパスポート・アドバンテージ Web サイトからのダウンロード (Download IBM Integration Bus V10.0 from the Passport Advantage website) を参照してください。
マイグレーション時の重要情報
WebSphere Message Broker バージョン 7.0 またはバージョン 8.0、または IBM Integration Bus バージョン 9.0 からマイグレーションする場合は、オンライン製品資料の「マイグレーション」セクションを参照してください。マイグレーション方法についての詳細な情報が提供されています。
製品内の一部のリソースおよびコンポーネントの名前は、IBM Integration Bus バージョン 9.0 で変更されました。詳しくは、IBM Integration Bus バージョン 9.0 およびバージョン 10.0 での名前の変更を参照してください。
適用可能なすべての診断メッセージの内容は、一部のリソースおよびコンポーネントの名前変更を反映するように更新されました。名前は IBM Integration Bus バージョン 9.0 で変更されています。また、各種診断メッセージの内容は、メッセージの明確性を改善するように更新されており、追加の診断メッセージが付加されています。詳しくは、診断メッセージを参照してください。
製品資料
オンラインの製品資料は、IBM Knowledge Center で検索できます。IBM Integration Bus バージョン 10.0 を参照してください。
IBM Integration Bus バージョン 10 では、現在オンラインの製品資料でホストされるヘルプ・トピックを表示するように IBM Integration Toolkit ヘルプが構成されています。ただし、製品資料のローカル・バージョンをダウンロードしたり、このローカル・ソースを使用するように IBM Integration Toolkit を構成したりすることができます。詳しくは、ローカル IBM Integration Bus 資料のフィーチャーをダウンロードおよびインストール (Downloading and installing a local IBM Integration Bus documentation feature) を参照してください。
スタンドアロン製品の資料は、次の場所からダウンロードできます。
スタンドアロン製品のインフォメーション・センターの使用について詳しくは、ib_help_linux.tgz ファイルおよび ib_help_win.zip ファイル内の ibm_help フォルダーにある using_the_infocenter.html ファイルをお読みください。
サポート
障害:
このリリース情報ファイルには、障害番号の参照が記載されていることがあります。これらの障害番号は IBM 社内問題番号を参照しており、
問題について IBM 技術員と相談するときにこの問題番号が役立ちます。
技術情報:
既知の問題と使用可能な修正に関する現行情報については、IBM Integration Bus サポート Web サイトを参照してください。
技術情報を検索するには、「Troubleshooting documentation」をクリックします。IBM Integration Bus 技術情報が表示されます。結果に対してフィルター操作および検索が可能です。
機能の更新
IBM Integration Bus バージョン 10.0 に追加されたフィーチャーの詳細については、バージョン 10.0 の新機能を参照してください。
IBM Integration Bus フィックスパックで追加された機能拡張の詳細については、バージョン 10.0 フィックスパックで追加された新機能を参照してください。
IBM Integration Toolkit の機能に更新がないか定期的に確認するようにしてください。推奨される修正に関する情報は、IBM Integration Bus および WebSphere Message Broker の推奨される修正 (Recommended fixes for IBM Integration Bus and WebSphere Message Broker) Web ページにあります。
フィックスパックのインストール方法については、IBM Integration Bus へのサービスの適用 (Installing fix packs) を参照してください。
既知の問題とその回避策 (存在する場合)
このセクションでは、IBM Integration Bus の既知の問題とその回避策 (存在する場合) の概要をコンポーネント別に示します。
インストール
-
「iibconfig」ディレクトリーが存在するが空の場合、「iib」コマンドが Linux および UNIX で失敗する (46098)
症状:
Linux および UNIX では、IBM Integration Bus 10.0.0.0 の シングルユーザーのインストールは、$HOME/iibconfig ディレクトリーを IBM Integration Bus 構成ファイルを保管する作業パスとして使用します。
このディレクトリーが存在するが空の場合、「iib」コマンドは正しく実行されません。
以下のエラーが発生する場合があります。
IBM Integration Bus v10000 (utility.mqsiexplain) [Thread 1] (Msg 1/1) BIP2229W: 警告: 異常終了。ファイル・ディレクトリー ($HOME/iibconfig/common/errors) を開けませんでした: エラー番号 2. 使用ディレクトリー /tmp 0) (BIP2229W: Warning: abend file directory ($HOME/iibconfig/common/errors) open failed: errno 2. Using directory /tmp 0)
ファイルまたはディレクトリーが存在しないというエラーにより、ファイル $HOME/iibconfig/common/log/utility.mqsiexplain.trace.bin.0 を開けませんでした (Failed to open file $HOME/iibconfig/common/log/utility.mqsiexplain.trace.bin.0 with error No such file or directory)
ファイルまたはディレクトリーが存在しないというエラーにより、ファイル $HOME/iibconfig/common/log/utility.mqsiexplain.userTrace.bin.0 を開けませんでした (Failed to open file $HOME/iibconfig/common/log/utility.mqsiexplain.userTrace.bin.0 with error No such file or directory)
解決方法:
$HOME で iibconfig ディレクトリーを削除します。
次回「iib」コマンドを実行するときに、ディレクトリー $HOME/iibconfig が正しいコンテンツで再作成されます。
この問題は、IBM Integration Bus V10.0.0.1 で修正されました。
-
「iib make registry global」を実行すると、AIX でエラーが表示される (46097)
症状:
AIX で、「iib make registry global」または「iib make registry global accept license」のいずれかをルートとして実行すると、以下のエラーが表示されます。
検索: 実行できません :: 指定したファイルまたはディレクトリーがありません (find: cannot execute :: No such file or director)
解決方法:
このエラーは無視しても問題ありません。
この問題は、IBM Integration Bus V10.0.0.1 で修正されました。
-
Windows では、インストール・プロセスによって 1 つの V10.0 インストールを別の V10 インストール済み環境の上にインストールすることが防止されず、後で 1 つのバージョンをアンインストールすると別のインストール済み環境が使用不可のままになる (48527)
症状:
IBM Integration Bus V10.0.0.0 または V10.0.0.1 のインストール時に、インストール・ディレクトリーを手動で変更して、既存の V10.0 インストール済み環境で使用されているものと同じディレクトリーを指定しました。これは、2 つのインストール済み環境のいずれかをアンインストールするまでは正常に機能しているように見えますが、片方のアンインストール後は、もう 1 つも、いくつかのファイルが存在しないために使用不可のままになります。
注: IBM Integration Bus V10.0 を IBM Integration Bus の既存のデプロイメントの上にインストールすることはサポートされていません。Windows への IBM Integration Bus のインストールについては、Windows への IBM Integration Bus のインストールを参照してください。
解決方法:
- 両方のバージョンの IBM Integration Bus を 1 つずつアンインストールします。これによって、システムがクリーンな状態に戻ります。
- IBM Integration Bus V10.0.0.1 のみを再インストールするか、V10.0.0.0 と V10.0.0.1 の両方をインストールしたい場合は、必ずそれぞれのバージョンを別のディレクトリーにインストールしてください。
この問題は、IBM Integration Bus V10.0.0.2 で修正されました。
プラットフォーム
Solaris および HP-UX
-
Solaris および HP-UX で、bipbroker と DataFlowEngine のメモリー占有スペースが増加する
症状:
WebSphere Message Broker V8.0.0.1 からアップグレードした後、Solaris または HP システムで実行される bipbroker プロセスおよび DataFlowEngine プロセスのメモリー使用量が 204 MB 増加する場合があります。その原因は、統合ノード (ブローカー) プロセスが使用する Java 仮想マシン (JVM) での ReservedCodeCacheSize パラメーターのデフォルト値が大きくなったことです。メモリーのこの領域は、
Java クラスの JIT コンパイルに関連しており、サード・パーティー製品でのコード・キャッシュの追加スペース需要に応じて JVM サプライヤーによって増やされました。
解決方法:
メモリー使用量の増加によってシステムで問題が発生する場合、ReservedCodeCacheSize パラメーターの値を以前の値に設定することができます。
そうするには、統合ノードを開始する前に、統合ノードのプロファイル内に以下の環境変数をエクスポートします。
_JAVA_OPTIONS=-XX:ReservedCodeCacheSize=64m
IBM Integration Toolkit
-
IBM Integration Toolkit 言語パックがデフォルトで含まれていない
症状:
IBM Integration Bus バージョン 10 のインストールに IBM Integration Toolkit の言語パックが含まれていません。デフォルトでは IBM Integration Toolkit インターフェースは英語で表示されます。
解決方法:
IBM Integration Toolkit の言語パックのインストールを参照してください。
-
RedHat 6.5 上の IBM Integration Toolkit がエラー「JVM terminated. Exit code=160」で異常終了する (46681)
症状:
IBM Integration Toolkit を Red Hat Linux 6.5 で実行している場合に、「パターン・エクスプローラー」ビューでクリックするかチュートリアル・ギャラリーを使用すると、IBM Integration Toolkit はエラー「JVM terminated. Exit code=160」で異常終了することがあります。
Red Hat Linux には、Eclipse SWT ブラウザーで問題が発生することがある WebKitGTK バージョン webkitgtk.x86_64 1.2.6-5.el6 が同梱されています。
解決方法:
この問題に対処するには、以下のいずれかの手順を実行してください。
- Red Hat Enterprise Linux を 6.6 以降にアップグレードしてください。Red Hat Enterprise Linux 6.6 以降のバージョンには、問題の発生しない WebKitGTK のバージョンが同梱されています。
OR
- 次の手順を実行して、IBM Integration Toolkit eclipse.ini ファイルを更新し、WebKitGTK の代わりに XULRunner をブラウザーのサポートに使用します。
- XULRunner 10.0.4 ESR 64-bit を次からダウンロードします: http://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/xulrunner/releases/10.0.4esr/runtimes/xulrunner-10.0.4esr.en-US.linux-x86_64.tar.bz2
- 圧縮ファイルを任意のディレクトリー (/usr/lib/xulrunner_new など) に解凍します。
- IBM Integration Bus のインストール・ディレクトリー下にある「tools」ディレクトリー内にある eclipse.ini ファイルの最後に次の行を追加します。
-Dorg.eclipse.swt.browser.XULRunnerPath=<location of unzipped download file>/xulrunner
-Dorg.eclipse.swt.browser.DefaultType=mozilla
以下に例を示します。
-Dorg.eclipse.swt.browser.XULRunnerPath=/usr/lib/xulrunner_new/xulrunner
-Dorg.eclipse.swt.browser.DefaultType=mozilla
- IBM Integration Toolkit を再始動します。
-
IBM Integration Toolkit の内部 Web ブラウザーが Red Hat 7.1 で機能しない (55502)
症状:
IBM Integration Toolkit を Red Hat Linux 7.1 で実行している場合に、内部 Web ブラウザーを必要とするビューを使用すると、以下のエラー・メッセージが 1 つ以上表示されることがあります。
- パターン仕様エディター内:
内部 Web ブラウザーを解決できません。パターン仕様がデフォルト・システム Web ブラウザーで開いています。
- 「チュートリアル・ギャラリー」ビュー内:
ハンドルがこれ以上存在しません [不明な Mozilla パス (MOZILLA_FIVE_HOME が設定されていません)] (No more handles [Unknown Mozilla path (MOZILLA_FIVE_HOME not set)])
- 「DFDL テスト - 論理インスタンス」ビューの「XML ビュー」タブ内:
ご使用のシステムにインストールされているデフォルト・ブラウザーは、互換性がありません。または環境変数を指定する必要があります。
システムの構成について詳しくは、「ようこそ」画面 (メニューの「ヘルプ」、「ようこそ」) を参照してください。
解決方法:
この問題に対処するには、次の手順を実行して、IBM Integration Toolkit eclipse.ini ファイルを更新し、WebKitGTK の代わりに XULRunner をブラウザーのサポートに使用します。
- XULRunner 10.0.4 ESR 64-bit を次からダウンロードします: http://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/xulrunner/releases/10.0.4esr/runtimes/xulrunner-10.0.4esr.en-US.linux-x86_64.tar.bz2
- 圧縮ファイルを任意のディレクトリー (/usr/lib/xulrunner_new など) に解凍します。
- IBM Integration Bus のインストール・ディレクトリー下にある「tools」ディレクトリー内にある eclipse.ini ファイルの最後に次の行を追加します。
-Dorg.eclipse.swt.browser.XULRunnerPath=<location of unzipped download file>/xulrunner
-Dorg.eclipse.swt.browser.DefaultType=mozilla
以下に例を示します。
-Dorg.eclipse.swt.browser.XULRunnerPath=/usr/lib/xulrunner_new/xulrunner
-Dorg.eclipse.swt.browser.DefaultType=mozilla
- IBM Integration Toolkit を再始動します。
- IBM Integration Toolkit がエラー「JVM terminated. Exit code=160」で異常終了する場合、以下のコマンドを実行してから、同じ端末ウィンドウでツールキットを起動してください。
export LD_LIBRARY_PATH=<location of unzipped download file>/xulrunner:$LD_LIBRARY_PATH
以下に例を示します。
export LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib/xulrunner_new/xulrunner:$LD_LIBRARY_PATH
-
保存済みメッセージを MQ ノードに注入するときに、フロー・エクササイザーにエラー・メッセージが表示される (48275/52673)
症状:
フロー・エクササイザーを使用して、MQInput ノードを使用するメッセージ・フローに記録済みのメッセージを再送すると、以下のエラー・メッセージが表示されます。
BIP2087E: 統合ノード「node_name」が内部構成メッセージを処理できませんでした。(BIP2087E: Integration node 'node_name' was unable to process the internal configuration message.)
特に、MQInput ノードがクライアント接続経由で IBM MQ から読み取るように構成されている場合にこれが表示されます。
解決方法:
これは現行の制限です。テスト環境での回避策は、ローカル・キュー・マネージャーを使用するように MQInput ノード構成を調整することです。
-
フロー・エクササイザーを開始するとエラー・メッセージが表示される (48133)
症状:
IBM Integration Toolkit が V10.0.0.1 (またはそれ以降) で統合ノードが V10.0.0.0 であるか、IBM Integration Toolkit が V10.0.0.0 で統合ノードが V10.0.0.1 (またはそれ以降) です。メッセージ・フロー・エディターでメッセージ・フローを開き、フロー・エクササイザーを開始します。フローは正しくデプロイされますが、進行状況ウィンドウには失敗メッセージが表示されます。エラーには以下のテキストが含まれています。
BIP2210E: 構成メッセージが無効です。属性名「testRecordMode」はターゲット・オブジェクト「object_name」では無効です (attribute name 'testRecordMode' not valid for target object 'object_name')
解決方法:
IBM Integration Toolkit が V10.0.0.0 の場合、フロー・エクササイザーは、V10.0.0.0 の統合ノードとのみ使用できます。IBM Integration Toolkit が V10.0.0.1 (またはそれ以降) の場合、フロー・エクササイザーは、V10.0.0.1 (またはそれ以降) の統合ノードとのみ使用できます。
IBM Integration Toolkit 内で統合ノードのバージョンを確認するには、「統合ノード」ビューで統合ノードをクリックしてから、「プロパティー」ビューを調べます。
フィックスパックをインストールして、フィックスパック・コードを使用するように統合ノードをアップグレードする方法の詳細については、IBM Integration Bus へのサービスの適用 (Installing fix packs) を参照してください。
-
IBM Integration Toolkit V10.0.0.1 以降で、パターンをアンインストールしてから別のパターンの処理を開始した後に、パターン構成エディターにエラー・メッセージが表示される (48036)
症状:
IBM Integration Toolkit V10.0.0.1 以降で、パターンをアンインストールしてから同じ IBM Integration Toolkit セッション内で別のパターンの処理を開始した後に、エラーが発生します。
- パターン・インスタンスを作成しようとすると、エラー・メッセージ「パートのコントロールを作成できませんでした (Failed to create the part's controls)」が表示されます。
- パターンを生成しようとすると、エラー・メッセージ「ID {pattern_id} の変換が見つかりませんでした (Could not find transformation with id {pattern_id})」が表示されます。
解決方法:
パターンのアンインストール後、他のパターンの処理を続行する前に IBM Integration Toolkit を再始動します。
-
XSD ファイルを開いた後で、Red Hat 6.6 上の IBM Integration Toolkit が応答しなくなる (49065)
症状:
IBM Integration Toolkit を Red Hat Linux 6.6 で実行している場合に、XML スキーマ・エディターで XSD ファイルを開くと、IBM Integration Toolkit が応答しなくなり、正しくシャットダウンしない可能性があります。javaw プロセスを手動で強制終了すると IBM Integration Toolkit が閉じられ、以下のメソッドのメイン・スレッドで javacore ファイルが作成される場合があります。
org/eclipse/swt/internal/gtk/OS._gtk_enumerate_printers (ネイティブ・メソッド)
解決方法:
問題を解決するには、以下のいずれかの手順を実行してください。
- IBM Integration Bus のインストール・ディレクトリー下にある「tools」ディレクトリー内にある eclipse.ini ファイルの最後に次の行を追加します。
-Dorg.eclipse.swt.internal.gtk.disablePrinting
- コマンド・ラインから以下のコマンドを実行して、GTK2 32 ビット・ドライバーをインストールします。
sudo yum install gtk2.i686
Web ユーザー・インターフェース
-
Web UI: 統合サーバーが z/OS 上にある場合に BAR ファイルを Web ユーザー・インターフェースにロードできない (44517)
症状:
Web ユーザー・インターフェースから z/OS 上にある統合サーバーを選択し、「デプロイ」をクリックし、BAR ファイルを選択します。BAR ファイルが Web ユーザー・インターフェースのダイアログにロードされません。
解決方法:
「デプロイ」ダイアログをキャンセルしてください。Web ユーザー・インターフェースを使用して z/OS 上の統合サーバーに BAR ファイルをデプロイすることはできません。代わりに mqsideploy コマンドを使用するか、Integration Toolkit を使用して BAR ファイルをデプロイする必要があります。
この問題は、IBM Integration Bus V10.0.0.1 で修正されました。
ノード
-
SCAAsyncRequest ノードと SCAAsyncResponse ノードが BIP2628W メッセージと BIP3829E メッセージを報告する (42124)
症状:
IBM Integration Bus バージョン 10.0.0.0 が非同期 SCA ノードに関連する内部タイムアウト・トレース・メッセージを報告します。次のような BIP 警告およびエラーが出されます。
BIP2628W: Input ノード「FLOW NAME.SCA Asynchronous Response」で検出された例外条件。(BIP2628W: Exception condition detected on input node 'FLOW NAME.SCA Asynchronous Response'.)
BIP3829E: MQ SCA バインディングを使用している SCARequest ノード「SCA Asynchronous Request」は、タイムアウト期間内に応答メッセージを受信しませんでした。(BIP3829E: SCARequest node 'SCA Asynchronous Request', which is using an MQ SCA binding, did not receive a response message within the timeout period.)
解決方法:
これらのメッセージは無視しても問題ありません。
この問題は、IBM Integration Bus V10.0.0.1 で修正されました。
-
IBM Integration Bus V10 には APAR IT01950 が含まれるため、マイグレーションする際に、ESQL を使用するメッセージ・フローによって生成された新規の BIP2503 メッセージが表示される場合がある
症状:
メッセージ・フローが、FOR ブロック内に PROPAGATE ステートメントを含む SHARED ROW 変数に対して反復処理を行う FOR ステートメントを含む ESQL を使用する場合、その共有変数に書き込もうとすると、例外 BIP2503「SHARED 変数ロックによる伝搬の FOR ステートメントによる保留」がスローされます。これは、 SHARED ROW 変数に対する反復処理中に変数がロックされることが原因です。このロックはダウンストリーム・ノードで変数に書き込む場合にも行われ、この操作を行うタイミングでデッドロックが発生する場合があります。ダウンストリーム・ノードで反復処理されている SHARED ROW 変数の変更は、ループを無効化する可能性があるため無効です。そのため、この振る舞いはデッドロックではなく例外をスローするように変更されました。
解決方法:
デッドロックのリスクがあったいくつかのフローは、現在は例外をスローします。推奨処置は無効なパターンを使用しないようにフローを変更することです。これが不可能な場合は、次の環境変数を設定して統合ノードを再始動することで、以前の振る舞いをリストアすることができます。
MQSI_ALLOW_PROPAGATE_WITH_SHARED_LOCK_HELD=1
コネクター
-
ASCII 以外のプロパティー・データを使用してコネクター API フレームワークに実装されたカスタム・ノードを使用する際に、未定義の動作が発生する (48161)
症状:
コネクター API フレームワークを使用して実装されたノードで、ASCII コード・ページ外の値にノード・プロパティーを設定すると、メモリーの破損が発生する可能性があります。これが原因で、IBM Integration Bus とは無関係の領域で未定義の動作が発生する可能性があります。
この問題は、組み込みノードの使用時、または他のフレームワークのいずれかを使用して作成されたカスタム・ノードの使用時には発生しません。
解決方法:
APAR 修正 IT09058 を適用します。
この問題は、IBM Integration Bus V10.0.0.2 で修正されました。
-
Linux システムおよび UNIX システムでコネクターを /var/mqsi/connectors ディレクトリーにデプロイするときにディレクトリー許可の問題が発生する (46995)
症状:
Linux システムおよび UNIX システムでは、/var/mqsi/connectors ディレクトリーには root 専用アクセスが構成されます。これによって、root 以外のユーザーはコネクター jar ファイルをデプロイできません。
解決方法:
- /var/mqsi/connectors ディレクトリーが統合ノードの始動プロセスによって作成された場合、ディレクトリーには root 専用アクセスが割り当てられます。root 以外のユーザーがコネクターをデプロイできるようにするには、システム管理者がディレクトリー許可を変更する必要があります。ディレクトリーの所有権を、統合ノードを実行している所有者に変更して、ユーザー・グループを mqbrkrs に設定する必要があります。
- /var/mqsi/connectors ディレクトリーがまだ存在しない場合、上で指定した許可を持つディレクトリーを手動で作成できます。
この問題は、IBM Integration Bus V10.0.0.2 で修正されました。
コマンド
-
mqsiprofile コマンドが、IBM Integration Bus 環境を正しく構成せずに、PATH 環境変数が破損した状態のまま終了する場合がある (43730)
症状:
Linux および UNIX システムでは、install_path/server/bin/mqsiprofile スクリプトを実行しようとすると、
IBM Integration Bus 環境を正しく構成せずに終了する場合があります。
これは、mqsiprofile コマンドによって呼び出されるコマンドが PATH で検出されないことが原因です。
mqsiprofile スクリプトが IBM MQ 環境を構成するために setmqenv コマンドを呼び出そうとすると、
これにより PATH 環境変数が破損する場合があります。
解決方法:
IBM MQ APAR IV70713 用の修正を適用してください。
グローバル・キャッシュ
-
テキスト com.ibm.websphere.objectgrid.ObjectGridRuntimeException での BIP7166 エラー: 組み込みキャッシュからヌル値を取得すると、java.io.EOFException が発生する (51948)
症状:
組み込みグローバル・キャッシュから値を取得するために GET 操作を実行すると、以下のエラーが発生します。
BIP7166E: マップ map_name との対話中に、接続例外が発生しました。(A connectivity exception occurred while interacting with map map_name.) クライアントが、グリッド WMB からマップ map_name を使用して GET 操作を試行しました。(A client attempted operation get with map map_name from grid WMB.) この試行は、次の理由で失敗しました:
ここで、map_name はマップの名前で、理由情報にはエラー com.ibm.websphere.objectgrid.ObjectGridRuntimeException: java.io.EOFException が含まれています。
これは、XIO トランスポートを使用する場合の WebSphere eXtreme Scale グローバル・キャッシュの問題が原因になっています。XIO トランスポートは、機能レベルが 10.0.0.2 以上に設定されている場合に、IBM Integration Bus 10.0.0.2 によって使用されます。
機能レベルが 10.0.0.1 以下に設定されている場合、ORB トランスポートが使用されます。
解決方法:
これは、XIO トランスポートの使用時に IBM Integration Bus で組み込みの WebSphere eXtreme Scale グローバル・キャッシュからヌル値を取得する場合に固有の問題です。
キャッシュにヌル値を保管する必要がある場合、ORB トランスポートを使用するには、機能レベルを 10.0.0.1 以下に設定してください。機能レベルの設定に関する詳細については、統合ノードの機能レベルの変更を参照してください。
この問題は IBM Integration Bus V10.0.0.3 で修正されました。
チュートリアル
-
チュートリアル・ギャラリーが Linux で正しく表示されない (44344/44803)
症状:
Linux でチュートリアル・マネージャーを開始すると、以下のメッセージが表示されることがあります。
チュートリアル・ギャラリーはこの内部 Web ブラウザーでは表示できません。(Tutorials Gallery cannot be displayed in this internal web browser.)
解決方法:
チュートリアル・マネージャーにはチュートリアル・ギャラリーを表示するための組み込みブラウザーが必要で、これにより、互換性のあるオプションの Linux パッケージをインストールする必要があります。
Ubuntu 12.04 または 14.04 の場合:
- Webkit 1.0.0 がインストール済みであることを確認します。
- Webkit 1.0.0 がインストールされていない場合は、コマンド・ラインから次のコマンドを実行して Webkit をインストールします。
sudo apt-get install libwebkitgtk-1.0-0
Red Hat Enterprise Linux 6 の場合:
- Webkit がインストール済みであることを確認します。
- Webkit がインストールされていない場合は、コマンド・ラインから次のコマンドを実行して Webkit をインストールします。
sudo yum install webkitgtk
SUSE Linux Enterprise 11 の場合:
- XULRunner 1.9.2 がインストール済みであることを確認します。
- XULRunner 1.9.2 がインストールされていない場合は、コマンド・ラインから次のコマンドを実行して XULRunner 1.9.2 をインストールします。
sudo /sbin/yast -i mozilla-xulrunner192
著作権および商標
現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。
本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。
日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。
本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、または
サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の
製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。
ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について
実施権を許諾することを意味するものではありません。
実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。
- 〒 103-8510
- 東京都中央区日本橋箱崎町19番21号
- 日本アイ・ビー・エム株式会社
- 法務・知的財産
- 知的財産権ライセンス渉外
以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。
IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、
商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示
もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が
禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。
この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。
本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。
IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、
改良または変更を行うことがあります。
本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、
便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部では
ありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。
IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、
自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。
本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムと
その他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、
および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、
本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。
- IBM United Kingdom Laboratories,
- Mail Point 151,
- Hursley Park,
- Winchester,
- Hampshire,
- England
- SO21 2JN
本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること
ができますが、有償の場合もあります。
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他の
ライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM
プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、
IBM より提供されます。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、
もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、
他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。
IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。
本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、
あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。
これらの名称はすべて架空のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。
著作権使用許諾:
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・
プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに
準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、
いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、
配布することができます。
このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。
従って、IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。お客様は、IBM のアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠した
アプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式においても、
IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することができます。
以下は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。
DB2、developerWorks、IBM、Informix、WebSphere、z/OS。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle やその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。
UNIX は The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
役立つ Web サイト
IBM Integration Bus 製品ページ
http://www.ibm.com/software/products/en/ibm-integration-bus
IBM Integration Community
https://developer.ibm.com/integration/
IBM Integration Bus V10.0 オンライン製品資料
http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSMKHH_10.0.0/com.ibm.etools.msgbroker.helphome.doc/help_home_msgbroker.htm
IBM Integration Bus 要件
http://www.ibm.com/software/integration/wbimessagebroker/requirements/
IBM Integration Bus フィックスパック
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27006041
WebSphere MQ フィックスパック (英語)
http://www.ibm.com/support/entry/portal/Software/WebSphere/WebSphere_MQ
DB2 フィックスパック
http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/support.html
© Copyright IBM Corporation 2015. All rights reserved.