FileInput ノードまたは FileOutput ノードを構成するときは、ファイルの読み取りまたは書き込みを行うディレクトリーを設定する必要があります。これらのノードでは、絶対パスまたは相対パスを設定できます。相対パスを設定する場合は、ブローカーのディレクトリー・ルートを設定する必要があります。ディレクトリー・ルートを設定するには、環境変数 MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY を設定します。
このサンプルのルート・ディレクトリーは以下のとおりです。
注: 異なったルート・ディレクトリーを選ぶこともできます。その場合は環境変数 MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY を、そのディレクトリーに設定してください。
サンプルで使用する FileWildcardMatchSampleFlow メッセージ・フローでは、FileInput ノードと FileOutput ノードでそれぞれ異なる相対パスが設定されます。
FILE_WILDCARD_IN FileInput ノードでは、「入力ディレクトリー」 プロパティーに to_hursley 相対パスが設定されます。
FILE_WILDCARD_OUT FileOutput ノードでは、「ディレクトリー」プロパティーに wrongdir 相対パスが設定されます。FILE_WILDCARD_OUT ノードでは、$LocalEnvironment/Destination/File/Directory に設定された値が使用されます (この値は、「ディレクトリー」プロパティーをオーバーライドします)。$LocalEnvironment/Destination/File/Directory の値は、FILE_WILDCARD_COMPUTE Compute ノードで hursley に設定されます。したがって、出力の相対パスは、hursley に設定されます。
WildcardMatch サンプルをセットアップするには、以下を行います。
SET MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY=c:\MQSIFileInput
export MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY="/tmp/MQSIFileInput"