Error Handler サンプルのセットアップ

Error Handler サンプルをインポートした場合、ブローカーにサンプルをデプロイするには、トランザクションを使用するように サンプルを構成する必要があります。

トランザクショナリティーを使用するための Error Handler サンプルをセットアップするには、以下のタスクを実行します。

  1. ブローカーを停止します。
    1. Windows の場合: ブローカー・コマンドを実行できるコマンド・コンソールを開始します。

      Linux の場合: ターミナル・ウィンドウで mqsiprofile コマンドを実行します。

    2. 次のようなコマンドをコマンド行に入力して、ブローカーを停止します。ただし MB8BROKER は、ブローカーの名前です。

      mqsistop MB8BROKER
  2. トランザクション用にデータベースを構成します。

    データベース・マネージャーに関係する指示に従います。WebSphere Message Broker 資料の、トランザクションのグローバル整合のためのデータベースの構成を参照してください。

  3. トランザクション用に WebSphere MQ を構成します。

    STAFFDB データベースを XA リソース・マネージャーとしてブローカーのキュー・マネージャーに定義します。 キュー・マネージャーは、トランザクション・マネージャーとして働きます。ブローカーは MB8BROKER、キュー・マネージャーは MB8QMGR、データ・ソース名は STAFFDB です。

    データベース・マネージャーに関係する指示に従います。WebSphere Message Broker 資料の、トランザクションのグローバル整合の構成を参照してください。
  4. ブローカーを再始動します。
    1. Windows の場合: ブローカー・コマンドを実行できるコマンド・コンソールを開始します。

      Linux の場合: ターミナル・ウィンドウで mqsiprofile コマンドを実行します。

    2. 次のようなコマンドをコマンド行に入力して、ブローカーを開始します。ただし MB8BROKER は、ブローカーの名前です。

      mqsistart MB8BROKER
  5. サンプルをブローカーにデプロイします。
    1. WebSphere Message Broker Toolkit で、「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブに切り替えます。
    2. 新しいブローカー・アーカイブ (BAR) ファイルを作成し、Main_Flow.msgflow を BAR ファイルに追加します。
      1. 「ブローカー開発」ビューで、「ファイル」>「新規」>「BAR ファイル」をクリックします。 「新規 Message Broker アーカイブ」ウィザードが表示されます。
      2. 「新規 Message Broker アーカイブ」ウィザードで、「Error Handler Message Flows」プロジェクトを選択し、BAR ファイルの名前を入力してから、「終了」をクリックします。 新しい BAR ファイルが作成され、ブローカー・アーカイブ・エディターで開かれます。
      3. ブローカー・アーカイブ・エディターで、「メッセージ・フロー・プロジェクト」チェック・ボックスを選択します。 「Main_Flow.msgflow」チェック・ボックスが自動的に選択されます。
      4. 「ブローカー・アーカイブのビルド」をクリックしてから、「OK」をクリックしてください。Main_Flow.msgflow ファイルが BAR ファイルに追加されます。
    3. 整合トランザクションとして実行するようにメッセージ・フローを構成します。
      1. 「管理」ページに切り替えるため、ブローカー・アーカイブ・エディター・ウィンドウの下部にある「管理」タブをクリックします。
      2. Main_Flow.cmf を右クリックします。
      3. Main_Flow.cmf の構成可能なプロパティーが「プロパティー」ビューに表示されます。
      4. 「整合トランザクション」チェック・ボックスを選択します。
    4. Ctrl+S を押して、BAR ファイルを保存します。
    5. WebSphere Message Broker Toolkit がブローカー MB8BROKER に接続されていることを確認します。
    6. ErrorHandler という名前の新しい実行グループを作成します。
      1. 「ブローカー」ビューで、ブローカー MB8BROKER を右クリックして、 「新規」>「実行グループ」をクリックします。
      2. 「新規実行グループ」ウィンドウで、ErrorHandler を入力します。
      3. 「OK」 をクリックして、実行グループをブローカーに追加します。
    7. BAR ファイルをデプロイします。
      1. 「ブローカー開発」ビューで、作成した BAR ファイルを右クリックしてから、「ファイルのデプロイ」をクリックします。
      2. 「BAR ファイルのデプロイ」ウィンドウで、ErrorHandler 実行グループを クリックします。
      3. 「OK」 をクリックすると、Main_Flow.msgflow ファイルがブローカーにデプロイされます。

これで、Error Handler サンプルを実行できるようになりました。 サンプルの実行を参照してください。

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