WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

MRM XML 物理形式: NULL の処理

ヌル処理の目的は、メッセージでのヌル値 (つまり、エレメントに意味のある値がないこと) の扱い方を指定することです。

MRM XML 物理形式の NULL プロパティーは、メッセージ・セットの場合だけ設定され、4 つのプロパティー「ヌル数値のエンコード」「ヌル非数値のエンコード」「ヌル数値の値のエンコード」、および「ヌル非数値の値のエンコード」を使用して、メッセージ・セット中で定義されているすべてのオブジェクトに適用されます。

NULL 処理は、エレメントの論理的な「ヌル可能」プロパティーが設定されている場合のみ行われます。

これらのパラメーターの目的は、 メッセージでのヌル値の扱い方を指定することです。 XML メッセージでは、 いくつかの選択肢があります。 最も分かりやすいのは、エレメントで値を省略することです。以下に例を示します。
<element1></element1>
または、実際の値が存在しないことを意味する、特殊な値をエレメントに含めることもできます。以下に例を示します。
<element1>null</element1>
または、エレメントは XML スキーマ・インスタンスの規則に従うこともできます。以下に例を示します。
<element1 xsi:nil="true"/>

プロパティー「数値のヌルのエンコード方式」、 および「非数値のヌルのエンコード方式」では、 ヌル処理のスタイル (例えば、ヌルが空のエレメントによって表されるなど) を指定します。

プロパティー「数値のヌルの値」、 および「非数値のヌルの値」では、 ヌル値を表す値 (必要であれば) を提供します。 タイプ「ストリング」のエレメントの場合、 これは null または unspecified などになり、 数値の場合は 0 または 0.0 などになります。

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        最終更新: 2015-02-28 17:46:24


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