Web Service Aggregation サンプルの実行

Web Service Aggregation サンプルでは、入力テスト・メッセージと、それに対応する、予想される出力メッセージの例が示されます。 これにより、サンプルが機能したかを確認できます。

サンプルは、2 つの AggregateRequest ノードを使用して 2 つの Web サービスにファンアウトするように設計されています。 単純化のために、サンプルには 1 つのターゲット Web サービスが含まれており、ファンアウト内のオブジェクトはどちらも同じ Web サービスを対象にしています。

ターゲット Web サービスは、サンプル内のメッセージ・フローです。

入力テスト・メッセージ

このサンプルへの入力データは SOAP メッセージであり、サンプル全体は Web サービスです。 SOAP メッセージは、WebServiceAggregationMFP メッセージ・ブローカー・プロジェクトの SampleInputMessage1.xml ファイルにあります。

サンプル・メッセージ

呼び出される Web サービスの数を変更することができます。 メッセージ・データ・フィールドで、<Quantity> は、実行される Web サービスのペアの数を決定します。

2 番目のテスト・メッセージは、このサンプルの SampleInputMessage2.xml ファイルに用意されています。 このメッセージでは、<PartNumber> フィールドは ABC1235 に設定されており、<Quantity> フィールドは 2 に設定されています。 このメッセージによって、応答メッセージ全体でさまざまな値が生成されます。

メッセージ・フローの順序

このサンプルを構成する Web サービスは、以下の 5 つのメッセージ・フローを使用します。

  1. WSAggregationFanOut.msgflow (以下を呼び出す)
  2. WSAggregationMQtoSOAP.msgflow (以下を呼び出す)
  3. WSAggregationTargetWS.msgflow (以下を呼び出す)
  4. WSAggregationSOAPtoMQ.msgflow (以下を呼び出す)
  5. WSAggregationFanIn.msgflow

これらのメッセージ・フローについては、Web Service Aggregation サンプルの検討で詳しく説明されています。

サンプルの使用

  1. WebSphere Message Broker Toolkit で、「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブに切り替え、WebServiceAggregationMFP Message Broker プロジェクトを展開します。
  2. WSAggregationFanOut.mbtest を開きます。
  3. エディターの左上にある「起動」をクリックします。
  4. メッセージ・フローWSAggregationFanOut.msgflow に設定されていることを確認します。
  5. 入力ノードSOAP 入力に設定されていることを確認します。
  6. 本文」を「外部ファイルからのインポート」に設定します。
  7. 別のエディターに切り替えるようプロンプトが出される場合は、「はい」をクリックします。
  8. 「ワークスペース」をクリックして、ワークスペースの WebServiceAggregationMFP プロジェクトで、SampleInputMessage1.xml ファイルを選択します。
  9. 「メッセージの送信」をクリックします。メッセージが、WSAggregationFanOut メッセージ・フローの SOAPInput ノードの URL に送信されます。
  10. WSAggregationFanOut メッセージ・フローは、SOAP メッセージを処理し、WSAggregationMQtoSOAP、WSAggregationTargetWS、WSAggregationSOAPtoMQ、および WSAggregationFanIn メッセージ・フローを呼び出すことによって、SOAP 応答メッセージを生成します。
  11. メッセージは「ビューアー」で連続する行で表示されることがあります。メッセージをより簡単に表示するには、「本文」リストをクリックし、「XML 構造として表示」を選択します。
  12. このメッセージを、予期していた出力メッセージと比較します。 メッセージ内の confirmed または rejected という語は、サンプルが正常に実行されたかどうかを示します。

すべてのステップが正常に終了したなら、サンプルは完了です。

メッセージ・フローおよびメッセージ・セット・プロジェクトを詳しく調べるには、Web Service Aggregation サンプルの検討を参照してください。

予期される出力メッセージ

SampleInputMessage1.xml 入力メッセージの出力 XML メッセージとして、以下のものが想定されます。

サンプル出力メッセージ 1

<AMT> フィールドは、ブローカーが再始動された後あるいは最後のデプロイメント後に呼び出された Web サービスの累積合計数です。 このため、サンプルを複数回使用する場合、このフィールドの値は後続の反復で増加します。

SampleInputMessage2.xml 入力メッセージの出力 XML メッセージとして、以下のものが想定されます。

サンプル出力メッセージ 2

サンプルの実行時に問題を検出した場合は、 WebSphere Message Broker インフォメーション・センターの『サンプル実行時の問題の解決』を参照してください。

Monitoring

このサンプルでフロー・モニターをセットアップする方法について詳しくは、Web Service Aggregation サンプルのモニター を参照してください。

「Web Service Aggregation サンプルについて」に戻る

サンプルのホームに戻る