「Worklight: モバイル・サービス」パターン

Worklight: モバイル・サービス」パターンを使用して、Worklight プラットフォーム用に作成されたモバイル・アプリケーションを、WebSphere Message Broker で稼働するサービスと統合します。このパターンを使用すると、すべてのタイプのデバイスで稼働するモバイル・アプリケーションにより呼び出される REST API によって、Message Broker サービスを使用可能にすることができます。

パターンの動作を示す図

ソリューション

Worklight: モバイル・サービス」パターンのインスタンスは、Message Broker サービスを使用して構成します。このサービスはワークスペースに存在している必要があります。Message Broker サービスは、サービス名、操作、および各操作のパラメーターを含むサービス・インターフェースを定義します。Message Broker サービス・プロジェクトには、WSDL ファイルとして、サービス・インターフェースが含まれます。各操作のデータ・タイプは、XML スキーマに含まれます。サービスは、サービス・プロジェクトの 1 つ以上のメッセージ・フローで実装されます。「Worklight: モバイル・サービス」パターンを構成するときには、サービスを選択するとともに、モバイル・アプリケーションから呼び出せるようにする操作を選択します。パターンは、Worklight アダプターを生成します。アダプターは、選択した各操作に対して 1 つのプロシージャーを実装します。モバイル・アプリケーションは、標準 Worklight クライアント API (REST/JSON) を使用して、プロシージャーを呼び出すことができます。また、パターンは、メッセージ・フローをサービスに追加します。このメッセージ・フローは、アダプターがサービスを呼び出せるように、HTTP/JSON バインディングをサービス・プロジェクトに追加します。

モバイル・アプリケーションが WL.Client.invokeProcedure を使用してサービスを呼び出すとき、Worklight は、このパターンによって生成される Worklight アダプターへ、呼び出しの JSON パラメーターを渡します。このアダプターは、Message Broker 上でサービスを呼び出し、モバイル・アプリケーションからのパラメーターを渡します。サービスからの出力パラメーターは、Worklight アダプターを介してモバイル・アプリケーションに返されます。

このパターンは、Message Broker のプロジェクト、サービス、またはアプリケーションを生成しません。このパターンで必要になる Message Broker サービスを設計および実装する必要があります。このパターンは、モバイル・アプリケーションと Message Broker サービスの間のインターフェースを提供するアダプターを生成します。そのインターフェースの管理の一部として、モバイル・アプリケーションに公開する操作を選択できます。

デプロイメント

モバイル・アプリケーションと Message Broker で稼働しているサービスとの間のインターフェースを提供するには、Worklight アダプターを Worklight Server にデプロイしなければなりません。

パターンの使用に関する制約
パターンを適用する前に完了するタスク
パターンのパラメーター
パターンを生成した後に完了するタスク