CICSRequest ノードまたはメッセージ・フロー上に接続プロパティーを定義するのではなく、実行時にノードやメッセージ・フローが接続情報を参照するように構成可能サービスを作成できます。 そのようにすると、メッセージ・フローを再デプロイしないでも、ホスト名とパフォーマンスの値を変更できるという利点があります。
CICSRequest ノードへの CICS Transaction Server for z/OS 接続情報を変更するには、CICSConnection 構成可能サービスを使用します。
そのようにすると、メッセージ・フローを再デプロイしなくても、ホスト名、パフォーマンス値、およびセキュリティー ID 値を変更できるという利点があります。 CICSConnection 構成可能サービスのプロパティーは、構成可能サービスのプロパティーで説明されています。
CICSConnection 構成可能サービスを使用すると、Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルを使用するように CICSRequest ノードを構成できます。 詳しくは、SSL による CICS Transaction Server for z/OS に対する接続の保護を参照してください。
構成可能サービスの作成、変更、報告、および削除
- 構成可能サービスを作成するには、WebSphere® Message
Broker Explorer を使用するか (詳しくはWebSphere Message Broker Explorer を使用した構成可能サービスの処理を参照)、次の例に示されているようにして mqsicreateconfigurableservice コマンドを使用します。 この例では、test.cics.ibm.com ポート 12345 で稼働している CICS インスタンスの CICSConnection 構成可能サービスを作成します。 ブローカーは、アプリケーション ID BRKApp および修飾子 BRKQual によって識別されます。
以下の例では、接続タイムアウトは 10 秒、要求タイムアウトは 5 秒です。セキュリティー ID は、mySecurityIdentity で指定されています。
mqsicreateconfigurableservice MB8BROKER -c CICSConnection -o myCICSConnectionService
-n cicsServer,clientApplid,clientQualifier,connectionTimeoutSecs,requestTimeoutSecs,
securityIdentity
-v tcp://test.cics.ibm.com:12345,BRKApp,BRKQual,10,5,mySecurityIdentity
- 構成可能サービスを変更するには、WebSphere Message
Broker Explorer を使用するか、次の例に示されているようにして mqsichangeproperties コマンドを使用します。 プロパティー値の変更を有効にするには、実行グループを停止して、開始する必要があります。 この例では、myCICSConnectionService 構成可能サービスを使用するように構成された CICSRequest ノードを変更します。 このコマンドを実行すると、テスト・システム (tcp://test.cics.ibm.com:12345) ではなく、実動システム (tcp://production.cics.ibm.com:12345) に CICSRequest ノードが接続されることになります。
mqsichangeproperties MB8BROKER -c CICSConnection -o myCICSConnectionService
-n cicsServer -v tcp://production.cics.ibm.com:12345
cicsServer という CICSConnection 構成可能サービス・プロパティーを設定して、ブローカーで SSL サポートをオンにする方法については、SSL による CICS Transaction Server for z/OS に対する接続の保護を参照してください。
- すべての CICSConnection 構成可能サービスを表示するには、WebSphere Message
Broker Explorer を使用するか、次の例に示されているように、mqsireportproperties コマンドを使用します。
mqsireportproperties MB8BROKER -c CICSConnection -o AllReportableEntityNames -r
- 次の例に示されているようにして WebSphere Message
Broker Explorer コマンドまたは mqsideleteconfigurableservice コマンドを実行することにより、作成した構成可能サービスを削除できます。
mqsideleteconfigurableservice MB8BROKER -c CICSConnection -o myCICSConnectionService
カスタム名が指定された構成可能サービスのみ削除できます。IBM 定義の構成可能サービスは削除できません。