Adapter for PeopleSoft Enterprise は、同期的アウトバウンド要求処理をサポートします。 同期的アウトバウンド処理とは、メッセージ・フローがアダプターにビジネス・オブジェクトの形式で要求を送信すると、アダプターがその要求を処理し、操作の結果を表すビジネス・オブジェクトをメッセージ・フローに返すことを意味します。
作成および更新操作の場合、アダプター・プロセスは、ビジネス・オブジェクトに定義されている順に、属性を処理します。例えば、2 つの単純属性の間に 1 つの複合属性がある場合、アダプターは最初の位置の単純属性を処理し、次いで複合属性、さらに単純属性を処理します。 変更が加えられた後に、PeopleSoft データベースにデータをコミットするために、コンポーネント・インターフェースが保存されます。
WebSphere Adapter for PeopleSoft Enterprise は、以下のアウトバウンド操作をサポートします。
操作 | 説明 |
---|---|
Create | ビジネス・オブジェクトを作成します。 |
Delete | ビジネス・オブジェクトとその子を削除します。 アダプターは論理削除だけをサポートするので、オブジェクトは削除済みとしてマークを付けられますが、 除去されません。 |
Exists | 着信ビジネス・オブジェクトがないか、検査します。 |
Retrieve | PeopleSoft コンポーネントを取り出して、コンポーネント・データをビジネス・オブジェクト階層にマップします。 |
RetrieveAll | PeopleSoft コンポーネントの複数インスタンスを取り出して、コンポーネント・データをビジネス・オブジェクト階層にマップします。 |
Update | 対応する PeopleSoft コンポーネントを着信ビジネス・オブジェクトで更新します。 |