Oracle のセットアップ
この説明では、Oracle データベースを使用していることを前提とし、以下のタスクを順番に説明していきます。
- Data Warehouse サンプルで使用するための DATAWAREHOUSE という表を作成します。
- データベースの ODBC 定義を作成します。
注 データベース表を作成してそれにアクセスする際には、以下の問題に注意してください。
- データベース内に表を作成するスクリプトを実行するとき、スクリプトを実行するユーザー ID は、データベース・スキーマ名を決定します。
たとえば、ユーザー ID が USERID である場合、DATAWAREHOUSE 表の完全修飾名は USERID.DATAWAREHOUSE です。
- 表にアクセスするようにノードを設定するとき、ブローカーが、データベースにアクセスするために、データベースおよび表を作成したときに使用したのと同じユーザー ID を使用していない場合、ノード内にスキーマ名を含めます。例えば、Database.USERID.DATAWAREHOUSE。
以下の説明を実行する前に、データベースを作成しておく必要があります。
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テキスト・エディターで新しい文書を開き、DATAWAREHOUSE 表を作成する以下のスクリプトをコピーしてその文書に貼り付け、ファイル名を datawarehouse2.sql として、そのファイルを保存します。
DROP TABLE DATAWAREHOUSE;
CREATE TABLE DATAWAREHOUSE ( MESSAGEDATA BLOB NOT NULL , PUTTIMESTAMP TIMESTAMP NOT NULL , DBINSERTTIMESTAMP DATE DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP );
- このデータベースにアクセスするために開いたコマンド・ウィンドウで、datawarehouse2.sql が入っているフォルダーに移動し、以下のコマンドを入力します。
sqlplus <uid>/<password> @datawarehouse2.sql
スクリプトの実行が終了するまで待ちます。
スクリプトを初めて実行すると、次のようなメッセージが表示されます。
ORA-00942: table or view does not exist
メッセージを無視します。メッセージが表示される理由は、スクリプトは DATAWAREHOUSE という既存の表を新規表の作成前に除去しようとしますが、これまでスクリプトを実行したことがない場合は、スクリプトが既存の表を検出できないからです。
- データ・ソース名 (DSN) として USERDB を指定して、データベースに対する ODBC 定義を作成します。
詳しくは、WebSphere Message Broker の資料で『 データベースへの ODBC 接続を使用可能にする』を参照してください。
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