Email サンプルは、以下の 3 つのメッセージ・フローで構成されています。
E メール・フォームの作成
E メール・フォームを作成するには、以下のノードから成る単純なメッセージ・フローを必要とします。
メッセージ・フローは、HTTP トランスポートを使用して Web ブラウザー・クライアントから要求を受け取ります。
HTML 入力フォームを作成するために、メッセージ・フロー中で JavaCompute ノードが使用されます。メッセージ本体、メッセージのコンテンツ・タイプを含む E メールの値を入力し、添付ファイルを追加できます。入力フォームから処理依頼された情報は、要求に対する応答として送信されます。下の図は emailform メッセージ・フローを示しています。
E メールの送信
E メールの詳細を入力して E メール・メッセージを作成し、受信者のアドレスと添付ファイルを付けて完成させることができます。そのフォームは、完成された時に発信されます。
フォームを送信すると、HTTP を介して E メールの詳細のすべてが、HTTP ポートで listen している 第 2 のメッセージ・フローに送られます。
第 2 のメッセージ・フローは、以下のノードから構成されています。
メッセージ・フローは Web ブラウザー・クライアントから E メールの詳細を受け取ります。このときメッセージ・フローは、HTTP トランスポートを使用し、Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME) メッセージとして受け取ります。
JavaCompute ノードが、ローカル環境内の実行時値、E メールの出力ヘッダー、およびメッセージ本体をオーバーライドすることによって、E メールの詳細を動的に処理します。
E メールを送信するのに、EmailOutput ノードが使用されます。
E メールの送信が成功すると、JavaCompute ノードはメッセージ本体として適合する応答を作成し、メッセージのコンテンツ・タイプを テキストまたは HTML に変更します。応答メッセージは、次いで Web ブラウザー・クライアントに送信されます。
E メールの送信に失敗した場合、例外を取得するために別の JavaCompute ノードが使用されます。その例外は、Web ブラウザー・クライアントに送信される応答メッセージに組み込まれます。このアクションによって、E メールの送信が失敗した原因となった例外が表示できるようになります。
「OK」をクリックすると、最初のメッセージ・フローが起動され、E メール入力フォームに正しい詳細を入力することができます。
下の図は sendemail メッセージ・フローを示しています。
E メールの受信
E メール受信先の E メール・サーバー・アドレスを入力できます。
これまで使用していたのと同じサーバー詳細を指定し、サーバーで認証するサーバー・アカウント・セキュリティー ID のユーザー ID とパスワードのペアに同じものを使用する場合、E メール入力ノードは出力メッセージ・フローによって送信された E メールを検出します。
第 3 のメッセージ・フローは、以下のノードから構成されています。
このメッセージ・フローは、サンプルによって自動的にデプロイされるわけではありません。Email Input ノードの 2 つのフィールドを、テスト環境に合わせて構成する必要があります。
必要に応じて、File Output ノードの宛先「ディレクトリー」プロパティーを変更できます。
事前構成値が Linux 環境に適さないためです。
EmailInput ノードの構成について詳しくは、Email Input サンプルのセットアップを参照してください。
メッセージ・フローは、E メール・サーバーからの E メールを MIME メッセージとして受け取ります。
Filter ノードが E メールを処理し、E メールに添付ファイルがあるかどうかに基づいて、MQ Header ノードまたは File Output ノードのどちらかに送信します。
E メールに添付ファイルがない場合は、以下のアクションが行われます。
E メールに添付ファイルがある場合は、以下のアクションが行われます。
下の図は getemail メッセージ・フローを示しています。