WebSphere® Message Broker では、実行時に複数のディレクトリーをファイル・システム上で定義する必要があります。
++HOME++ は、WebSphere Message Broker が実行されるランタイム環境を作成するために使用される環境ファイル (ENVFILE) の場所です。
++INSTALL++ は、WebSphere Message Broker インストール・ディレクトリーを参照します。
++COMPONENTDIRECTORY++ は、WebSphere Message Broker ランタイム・ライブラリーによって、 デプロイされた構成が書き込まれ、読み取られる場所です。
++JAVA++ は、Java™ のインストールの場所です。
++MQPATH++ は、WebSphere MQ のインストールの場所です。
WebSphere Message Broker が共有ファイル・システム・シスプレックス環境で実行できるので、 パフォーマンス上の理由から、これらのディレクトリーを WebSphere Message Broker が開始された LPAR にローカルにマウントすることが重要です。 特に始動時のパフォーマンスの観点から、この点は重要です。WebSphere Message Broker のインストール・ディレクトリーがローカル環境にマウントされていない場合は、起動時間が大幅に延びてしまう可能性があります。
/usr/lpp/mqsi/V8R0M0:>df -v .
Mounted on Filesystem Avail/Total Files Status
/usr/lpp/mqsi/V8R0M0 (OMVS.PLEXS.MQSI.V800.WBIMB) 7984/806400 4294966503
Available
HFS, Read/Write, Device:89, ACLS=Y
File System Owner : MVS1 Automove=Y Client=N
Filetag : T=off codeset=0
mkdir -p /mqsi/brokers/MQP1BRK
新規ファイル・システムをマウントするには、「z/OS UNIX システム・サービス計画」マニュアルに記載されている説明に従ってください。
mkdir -p /mqsi/brokers/MQP1BRK
mount -f MQSI.BROKER.MQP1BRK /mqsi/brokers/MQP1BRK
ALLOCATE DATASET('MQSI.BROKER.MQP1BRK') DSNTYPE(HFS) SPACE(5,5) DIR(1) CYL
FREE DATASET('MQSI.BROKER.MQP1BRK')
MOUNT FILESYSTEM('MQSI.BROKER.MQP1BRK') TYPE(HFS)
MOUNTPOINT('/mqsi/brokers/MQP1BRK')
上記の ALLOCATE コマンドは
単なる例です。データ・セットには、必ずz/OS 上のディスク・スペース所要量に記載されている
正しい量のストレージを割り振ってください。