WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

cpiCreateContext

この関数は、パーサー・オブジェクトに関連付けられたユーザー定義拡張機能コンテキストを作成します。 これは、パーサー・オブジェクトのインスタンスが構成されるか、または割り振られる際に、ブローカーによって呼び出されます。 このアクションは、メッセージ・フローによってメッセージ・データが解析されるときに発生します。 ブローカーがパーサー・オブジェクトを構成するかまたは割り振り、メッセージ・データの適切なセクションを獲得します。

この関数が呼び出される前に、ブローカーは、パーサー用の有効なルート・エレメントとして名前エレメントを作成します。 ただし、このエレメントには名前が付いていません。 パーサーは、このエレメントに cpiSetElementName 関数で名前を指定しなければなりません。

拡張機能は、以下の処理を担当します。
  1. 必要なすべてのパーサー・インスタンス固有のデータ域 (コンテキストなど) を割り振ります。
  2. 必要なすべての追加のリソースの獲得または初期化を実行します。
  3. コンテキストのアドレスを呼び出し関数に戻します。 このパーサー・インスタンスのインプリメンテーション関数が呼び出されるときにはいつでも、 適切なコンテキストがこの関数の引数として渡されます。 そのため、C で開発されるユーザー定義パーサーは、 インスタンスごとのデータ域を指す固有の静的ポインターを保守する必要がありません。
定義されている場所 タイプ メンバー
CPI_VFT 必須 iFpCreateContext

構文

void cpiCreateContext(
  CciParser*   parser);

パラメーター

parser
パーサー・オブジェクトのアドレス (入力)。

戻り値

成功した場合、ユーザー定義拡張機能コンテキストのアドレスが戻されます。 失敗した場合、ゼロの値が戻されます。

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        最終更新: 2015-02-28 17:48:07


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