WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

mqsichangetrace コマンド - z/OS®

mqsichangetrace コマンドを使用すれば、ブローカーのトレース特性を設定することができます。

構文

z/OS コンソール・コマンド

ユーザー・トレース

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>>-+-changetrace-+--, e=egName--u=yes--+----------+------------->
   '- ct --------'                     '-, c=size-'   

>--+-----------------+--+---------------------+----------------->
   '-, f=messageFlow-'  '-, k=applicationName-'   

>--+-----------+--+----------+--+---------+--------------------->
   '-, l=level-'  '-, m=mode-'  '-, r=yes-'   

>--+-----------------+-----------------------------------------><
   '-, y=libraryName-'   

サービス・トレース

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>>-+-changetrace-+--t=yes--------------------------------------->
   '-ct----------'          

>--+-, b=yes--------------------------------------+------------->
   '-, e=egName--+-----------------+--+---------+-'   
                 '-, f=messageFlow-'  '-, r=yes-'     

>--+----------+--+---------------------+--+-----------+--------->
   '-, c=size-'  '-, k=applicationName-'  '-, l=level-'   

>--+----------+--+-----------------+---------------------------><
   '-, m=mode-'  '-, y=libraryName-'   

Trace ノード

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>>-+-changetrace-+--n=switch--, e=egName--+-----------------+--->
   '- ct --------'                        '-, f=messageFlow-'   

>--+---------------------+--+-----------------+----------------><
   '-, k=applicationName-'  '-, y=libraryName-'   

パラメーター

-c size

(オプション) トレース・ファイルのサイズ (KB)。 このパラメーターを指定しない場合、現行値は変更されません。

どのブローカーでも、最初はデフォルト値の 102400 KB です。 このオプションを指定すると、デフォルト値はリセットされます。 指定できる最大値は、その後 mqsireadlog コマンドを使用してどのようにログを読み取るかによって異なります。
  • -f オプションを設定してこのコマンドを使用すると、ログ・ファイルはファイル・システムから直接読み取られます。 この場合、指定できる最大値は 2097151 です。これは、最大で 2 GB (ギガバイト) のトレース・ファイルを作成できます。
  • -f オプションを設定しないでこのコマンドを使用すると、ログを取得するために WebSphere® MQ メッセージがブローカーに送信されます。 この場合、トレース・ファイルは 70 MB (メガバイト) を超えることはできません。 設定できる最大値は 70000 です。

トレース・ファイルを取得したいが、サイズを小さく抑えたい場合は、このパラメーターに低い値を使用するか、またはこのコマンドにリセット (-r) オプションを指定して、トレース・ログをクリアします。 この方法を採用すると、フォーマット・プロセス (mqsiformatlog) が高速になり、タスクを実行するのに必要なリソースが少なくなるという利点があります。

この値を変更すると、実行グループ (指定した場合) またはエージェント・コンポーネント (実行グループを指定しない場合) のトレースに影響があります。

-e egName
(ユーザー・トレースには必須。サービス・トレースではオプション)

トレース・オプション (例えば、開始や停止など) が変更される実行グループを識別します。

この名前は、大文字と小文字が区別されます。名前が大/小文字混合の場合は、名前を単一引用符で囲んでください。

-f messageFlow

(オプション) トレース・オプションが変更されるメッセージ・フローを識別します。このオプションは、実行グループ (フラグ -e) を指定した場合にのみ有効です。

この名前は、大文字と小文字が区別されます。名前が大/小文字混合の場合は、名前を単一引用符で囲んでください。

-k applicationName
(オプション) このパラメーターは、トレース・オプションを変更するメッセージ・フローが含まれるアプリケーションの名前を指定します。

このパラメーターを設定する場合、-f (メッセージ・フロー) パラメーターも設定しなければなりません。 特定のアプリケーションにある指定のメッセージ・フローのトレース・オプションを変更するには、-k パラメーターと -f パラメーターを設定します。

アプリケーションが参照するライブラリー内に含まれているメッセージ・フローを指定する場合には、このパラメーターと一緒に -y (ライブラリー名) パラメーターを使用できます。

-l level
(オプション) トレースのレベルを設定します。 以下のオプションがサポートされています。
  • normal。 このオプションは基本レベルのトレース情報を提供します。
  • none。 このオプションはトレースをオフに切り替えます。
  • debug。 このオプションは基本レベルより広範囲のトレースを提供します。

各ブローカーは、デフォルト値 none を使用して作成されます。 このパラメーターを指定しない場合、現行値は変更されません。この値を正常に変更した後は、その値が持続します。

-m mode
(オプション) トレース情報がバッファーに入れられる方法を指示します。
  • safe。 このモードでは、トレース・エントリーが生成時にファイルに書き込まれます。
  • fast。 このモードでは、トレース・エントリーはバッファーに入れられ、バッチ中のファイルに書き込まれます。
各ブローカーの初期デフォルト値は safe です。 このパラメーターを指定しない場合、現行値は変更されません。

この値を変更すると、実行グループ (指定した場合) またはエージェント・コンポーネント (実行グループを指定しない場合) のトレースに影響があります。

-r

(オプション) このオプションは、トレース・ログのリセットを要求します。つまり、現行レコードはすべて廃棄されます。新規トレースを開始し、ログ中のすべてのレコードが新規トレースで固有になるようにする場合にこのオプションを使用します。

このオプションは、実行グループ (フラグ -e) を指定した場合にのみ有効です。

-u
(ユーザー・トレースに必須)

ユーザー・トレース・オプションが変更されることを指定します。

-y libraryName
(オプション) このパラメーターは、トレース・オプションを変更するメッセージ・フローが含まれるライブラリーの名前を指定します。

このパラメーターを設定する場合、-f (メッセージ・フロー) パラメーターも設定しなければなりません。 特定のライブラリーにある指定のメッセージ・フローのトレース・オプションを変更するには、-y パラメーターと -f パラメーターを設定します。

サービス・トレース限定の追加パラメーター

以下のオプションは、IBM® サポートまたは BIPxxxx メッセージによって指示された場合にのみ使用してください。

-b

(必須) 指定したブローカーの agent サブコンポーネントのサービス・トレース・オプションが変更される (例えば、開始または停止される) ことを指定します。 このフラグは、-t も指定されている場合にのみ指定できます。

-m mode
(オプション) ユーザー・トレースで使用可能な safe および fast モードに加えて、実行グループのサービス・トレースでのみ使用可能な 3 番目のモードとして、temp モードがあります。
  • temp。 このモードは、コンポーネントが再始動するときにトレースが自動的にオフになる点を除いて、safe モードと同じです。 -f が指定されている場合、temp モードを同時に指定することはできません。
-t

(必須) サービス・トレース・オプションが変更されることを指定します。

Trace ノード限定の追加パラメーター

n=switch
(必須) トレース・フローのモードを指定します。 有効な値は、on および off です。

デフォルトの実行グループのユーザー・トレースを収集して処理するには、以下のコマンドを使用します。
F MQP1BRK,ct U=YES, E='default', L=NORMAL, C=5000
PDSE メンバー BIPRELG の場合は、mqsireadlog のオプションを、以下のように設定します。
-u -e default -f
デフォルトの実行グループ中のフロー f1 のサービス・トレースを収集して処理するには、以下のコマンドを使用します。
F MQP1BRK,ct T=YES, E='default', F='F1', M=FAST, L=DEBUG
PDSE メンバー BIPRELG の場合は、mqsireadlog のオプションを、以下のように設定します。
 -t -e default -f
エージェントのサービス・トレースを収集して処理するには、以下のコマンドを使用します。
F MQP1BRK,ct T=YES, B=YES, M=FAST, L=DEBUG
PDSE メンバー BIPRELG の場合は、mqsireadlog のオプションを、以下のように設定します。
-t -b agent -f
デフォルトの実行グループの Trace ノードをオフに切り替えるには、次のコマンドを使用します。
F MQP1BRK,ct n='off', e='default'
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:47:46


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