mqsibackupbroker コマンドを使用して、ブローカーの現在の構成をバックアップします。
mqsibackupbroker コマンドは、ブローカーの現在の構成に関するレコードを、圧縮ファイル・フォーマットのファイル内に作成します。 このファイルを使用して、後ほど必要なときにブローカーをリストアできます。
このコマンドは、ブローカーに関連した以下の持続構成データをバックアップします。
このコマンドは、以下のリソースのバックアップは行いません。
バックアップ・ファイルを使用して、同一の構成を持つコンピューター上にブローカーをリストアします。その場合、オペレーティング・システムは同じレベルで、ブローカー名とキュー・マネージャー名は同一である必要があります。
このコマンドは、アクティブなブローカーに対して実行できます。 ただし、ブローカーで構成変更およびデプロイメントを処理している間はバックアップを実行しないでください。作成されたバックアップ・ファイルに不完全な情報が含まれる場合があります。 部分レコードがこのファイルに含まれていると、後ほどブローカーをリストアするために使用できません。
バックアップを正しく完了するには、ブローカーが構成変更 (デプロイメントまたはプロパティーの変更など) を処理していないときか、ブローカーが停止しているときにバックアップを実行する必要があります。
このコマンドによって、すべての有効な情報が含まれるバックアップ・ファイルが作成されます。一部の構成の詳細にアクセスできない場合、そのデータのサブセットは保存されません。 例えば、あるメッセージ・フローではデプロイ済みリソースに対する排他的アクセスが必要とされましたが、そのメッセージ・フローが実行中であると、バックアップ・ファイルにはそのデプロイ済みリソースが含まれない可能性があります。
このオプションを指定しないと、完全なバックアップ・ファイルを作成できない場合にはこのコマンドは失敗します。
このオプションは、 IBM® サービス担当員がそうするように指示する場合に限って指定してください。
以下の例では、Windows上のブローカー MB8BROKER がバックアップされます。
mqsibackupbroker MB8BROKER -d C:¥MQSI¥BACKUP -v C:¥MQSI¥BACKUP¥trace.log