WebSphere® Message
Broker におけるサービス とは、詳細に定義されたインターフェースと、各サービス操作用の実装フローを持つ、特殊なアプリケーションです。
この例では、1 つのサービス・インターフェースを示します。
サービスに関する概念情報を参照します。
以下の画面キャプチャーでは、信用レポートのインターフェースが作成されています。
これは、コンポーネントへのインターフェースで、顧客の口座残高を送信し、取引の承認を取得し、顧客の口座の履歴を取得して、顧客の信用格付けを更新します。
getApproval および getHistory は、要求応答操作です。
updateCreditRating は、片方向操作です。

信用レポート・インターフェースの以下の各部分がインターフェース・エディターに表示されます。
- 要求応答操作
- getApproval が呼び出されると、顧客の口座残高を送信し、取引の承認を取得します。
getApproval には、次の入力、出力、および障害があります。
- 入力: getApproval は入力として変数 balance を送信します。 変数 balance は倍精度データ型である必要があります。
- 出力: getApproval は出力として approval という変数を返します。 変数 approval には、承認 (残高が信用供与の正当化に十分な場合) または拒否 (残高が申請者への信用供与に十分でない場合) を推奨するストリングが指定されます。
- フォールト: getApproval は、2 つの障害のうちのどちらかを返します (どちらもエラー状態を記述するストリングです)。サービスで承認決定の待機時間を超過した場合は timeout が返され、通信障害や電源障害が発生した場合は systemFailure が返されます。
- 要求応答操作
- getHistory が呼び出されると、顧客の口座名を送信して顧客の取引履歴を取得します。 getHistory には、次の入力、出力、および障害があります。
- 入力: getHistory は入力として変数 customerName を送信します。
変数 customerName はストリング・データ型である必要があります。
- 出力: getHistory は出力として customerPastHistory という変数を返します。 変数 customerPastHistory には、過去の取引レコードを格納するストリングが入ります。
- フォールト: getHistory は、2 つの障害のうちのどちらかを返します (どちらもエラー状態を記述するストリングです)。サービスで承認決定の待機時間を超過した場合は timeout が返され、通信障害や電源障害が発生した場合は systemFailure が返されます。
- 片方向操作
- updateCreditRating が呼び出されると、顧客の現在の信用格付けを送信します。 updateCreditRating には、次の入力があります。
- 入力: updateCreditRating は入力として変数 currentRating を送信します。 変数 currentRating はストリング・データ型である必要があります。
デフォルトでは、追加された単純タイプの入力および出力はすべて必須フィールドです。 テーブルから入力、出力、または障害を選択すると、インターフェース・エディターの「プロパティー」ビューでそれらの詳細が開きます。
このインターフェースを最初から開発する方法の例については、サービス・インターフェースの開発を参照してください。