WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

トラブルシューティングの概要

トラブルシューティングとは、問題の原因を検出して除去する処理です。 IBM® ソフトウェアに問題が発生した場合、 「何が起きたのだろう」とユーザーが考えるのと同時にトラブルシューティング処理が開始されます。

基本トラブルシューティング戦略の概要は以下のとおりです。
  1. 問題の症状の記録
  2. 問題の再現
  3. 考えられる原因の除去

問題の症状の記録

問題がアプリケーション、サーバー、あるいはツールで発生しているかにかかわらず、発生した問題のタイプによっては、何らかの異常が発生していることを示すメッセージを受け取る場合があります。 表示されるエラー・メッセージを必ず記録してください。 これは単純なことに思えますが、エラー・メッセージには、問題をさらに調査するにつれて一層意味を持つようになるコードが含まれている場合があります。 さらに、一見同じでも実際には微妙に異なる複数のエラー・メッセージを受け取る場合もあります。 それぞれのメッセージの詳細を記録することによって、どこに問題があるかについて詳細を知ることができます。

エラー・メッセージのソース:
  • 「問題」ビュー
  • ローカル・エラー・ログ
  • Eclipse ログ
  • アクティビティー・ログ
  • ユーザー・トレース
  • サービス・トレース
  • エラー・ダイアログ・ボックス
  • mqsiexplain コマンド

問題の再現

どのような手順を実行していて、この問題が発生するに至ったかを再考します。 これらの手順を再試行し、簡単にこの問題を再現できるかどうか確認してください。 テスト・ケースが常に反復可能である場合、どの解決法が必要であるかを容易に判別できるでしょう。
  • どのようにして最初に問題に気が付いたか?
  • 何か変わったことをして問題に気が付いたか?
  • 問題の原因となった処理は新しい手順か、あるいはこの手順は以前に正常に機能したか?
  • この処理が以前に機能した場合、何が変更されたか? (この変更は、新規ハードウェアまたはソフトウェアの追加から、既存のソフトウェアの再構成に至るまで、システムに加えられたあらゆるタイプの変更でありえます。)
  • 経験した問題の最初の症状は何だったか? 同時に発生した他の症状があったか?
  • 同じ問題が別の場所でも発生するか? 問題が発生しているのは 1 つのマシンのみか、あるいは複数のマシンで同じ問題が発生しているか?
  • 問題を示している可能性があるどんなメッセージが生成されているか?
こうした質問についての詳細は、初期検査の実行に示されています。

考えられる原因の除去

問題の原因ではないコンポーネントを除去することによって問題の範囲を狭めます。 除去のプロセスを使用することによって、問題を単純化し、関係のない領域で時間を無駄にすることがないようにします。 除去のプロセスに役立つ本製品の情報および他の使用可能なリソースを参照してください。
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        最終更新: 2015-02-28 17:49:33


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