レコード配布パターンを使用すると、1 つのローカルまたはリモート・ファイルを一連のレコードとして処理し、トランザクション・インターフェースにより各レコードを適用して 1 つ以上のシステムを更新することができます。 このパターンは、非トランザクション・ファイル・システム・インターフェースとトランザクション・インターフェースの間のブリッジとして機能し、データが失われないようにエラー処理を提供します。
このパターンとその変形は、次のようなコンテキストで適用できます。
このパターンは、ファイル・ベースおよびトランザクション・ベースの 2 つの統合スタイルを橋渡しします。 ファイル・システムはトランザクション方式ではないため、ファイルからのすべてのレコードの読み取りと、ターゲットへのすべてのレコードの書き込みを橋渡しするトランザクションは存在し得ません。 したがって、レコードが決して失われないように、エラー処理を提供する必要があります。 このカテゴリーのパターンは、ファイルを処理してレコードを配布する際にデータを喪失しないようにする課題を扱います。 さらに、パターン実装の中には、1 度限りの送達という課題を扱うものもあります。
加えて、このパターンは、1 つのファイル内のさまざまなトランザクションを正しい WebSphere MQ 宛先にルーティングするという課題も扱います。
以下のような場合に、このパターンを使用します。
以下のような用途では、このパターンを使用しないでください。
ファイルからレコードを読み取り、適切な WebSphere MQ 宛先または正しくないメッセージ・キューに 1 つのトランザクションでルーティングするようなメッセージ・フローを、ソリューションとして実装します。