XSLTransform ノードでは、以下の 2 つの異なった方法でスタイル・シートを使用できます。
デプロイされるスタイル・シートのファイル拡張子は、.xsl または .xslt のいずれかで、デプロイされる XML ファイルのファイル拡張子は .xml でなければなりません。
Eclipse ワークスペース・プロジェクトにデプロイされるスタイル・シートおよび XML ファイルをすべてインポートする。 ロケーション依存の、デプロイされる子孫スタイル・シートまたは XML ファイルを、その親スタイル・シートに対して正しいディレクトリー構造に配置します。 デプロイしたくないロケーション依存の子孫は Eclipse ワークスペースに置いてはなりません。
一般的に、デプロイされたスタイル・シートへの参照はすべて、表示場所がどこであっても、相対参照にする必要があります。 基本スタイル・シートへの参照は、関連 Eclipse ワークスペース・プロジェクトのルートに対して相対的でなければなりません。
唯一の例外は、XSLTransform ノードの「スタイルシート名」プロパティーとして基本スタイル・シートを指定する場合です。 その場合、Eclipse ワークスペース内の正しいディレクトリー構造を指す絶対パスを使用できます。 基本スタイル・シートが見つかった場合、システムはノード・プロパティーを自動的に正しい相対値にリセットします。
そしてシステムは基本スタイル・シート、 および関連する Eclipse ワークスペース・プロジェクトで使用可能なその基本スタイル・シートのロケーション依存の子孫スタイル・シートすべての自動デプロイメントも一緒に実行します。 基本スタイル・シートのロケーション依存の子孫スタイル・シート (または XML ファイル) への参照はすべて、その親スタイル・シートのロケーションに対する相対参照とする必要があります。 例えば、スタイル・シート //project1/a/b.xsl が //project1/a/c/d.xsl というスタイル・シートを参照する場合、この参照は c/d.xsl (または ./c/d.xsl) に変更しなければなりません。
スタイル・シートは他のスタイル・シートを参照することができます。 デプロイされない、 相対的に参照される子スタイル・シート (または XML ファイル) がある場合 (その親はデプロイされている)、 子スタイル・シートが workpath/XSL/external (workpath/XML/external) の下の正しい場所に配置されるようにしてください。 ただし、workpath は、ブローカーの作業ディレクトリーへの絶対パスです。 MQSI_WORKPATH 環境変数を使用して、システム上の作業パスの場所を見つけることができます。例えば、Windows XP システムでは、デフォルトの作業パスは C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥MQSI です。
ブローカーは自動的に、実行グループがデプロイするストレージ・ツリー、workpath/XSL/external、および workpath/XML/external ツリーをそれぞれ相互に関連付けます。 したがって、 例えば文書 b/c.xml がブローカーのデプロイ済みストレージの中に見つからない場合、ブローカーは、 この文書の参照を求めて、デプロイされる基本スタイル・シート a/style.xsl 内の workpath/XML/external/a/b ディレクトリー内の検索を自動的に実行します。 すでにデプロイ済みであるもののワークスペースで使用可能になっていないファイルについても、相対パスの参照を使用する必要があります。
システムによって選出されていないスタイル・シートまたは XML ファイルのみを手動でデプロイします (WebSphere® Message Broker Toolkit がこれらのファイルに関する警告を出します)。 ノードの「参照」をクリックするか、Eclipse ワークスペース内でスタイル・シートの場所の絶対パスを指定すると、スタイル・シートは BAR ファイルに自動的に組み込まれます。
手動デプロイを行うには、デプロイされるファイルをブローカー・アーカイブに追加します。 詳しくは、ブローカー・アーカイブへのファイルの追加およびXSL スタイルシートへのキーワードの追加を参照してください。
workpath/XSL/external ディレクトリー中のスタイル・シートが、デプロイされるスタイル・シートと同じパスと名前を共有している場合は、デプロイされるスタイル・シートが使用されます。