WebSphere® Message Broker Toolkit ワークスペースで処理するプロジェクト、フォルダー、およびファイルは、リソース と呼ばれます。 デフォルトでは、これらのリソースとそのメタデータは、ローカル・ファイル・システムのワークスペース・ディレクトリーに保管されます。 ワークスペース・ディレクトリーは、WebSphere Message Broker Toolkit の初回開始時に作成されます。
ワークスペースのデフォルトのロケーションは、以下の場所にあります。
ここで、user_ID はログオンに使用したユーザー名です。
プロジェクトは、ワークスペース・ディレクトリーに加えて、それ以外のディレクトリーにも作成できます。 WebSphere Message Broker Toolkit セッションを開始するときに出されるプロンプトに対して、新規ロケーションを指定すれば、複数のワークスペースを維持することができます。
通常の場合、WebSphere Message Broker Toolkit リソースの編集や表示は、「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブの「ブローカー開発」ビューで行います。
リソース・エディターは、同一のリソースを表示するために開いた追加ウィンドウのいずれかで加えられた変更を、自動的に反映することはしません。 同じエディター・セッションの中で、リソースを更新するたびに、追加ウィンドウを閉じ、再び開いてください。
以下の 3 つの基本タイプのリソースを作成して処理できます。
パターンから複数回リソースを作成して、構成の異なる固有のパターン・インスタンスを作成することができます。パターンを参照してください。各パターン・インスタンスのリソースは、1 つのパターン・インスタンス・プロジェクトに格納されています。 構成からパターン・インスタンスを生成する操作の結果として作成されたリソース (メッセージ・フロー、JavaCompute ノードの Java™ クラス、ESQL モジュール、メッセージ・マップ、テスト・クライアント、XML ファイル、スタイル・シート・ファイルなど) が含まれるすべてのプロジェクトへのリンクが、パターン・インスタンス・プロジェクトに入っています。
他のアクティビティーをサポートする情報を保持する数多くのファイルがあります。 例えば、.broker ファイルにはブローカー接続の定義が含まれており、.mbtest ファイルには、アプリケーションをデバッグするためにテスト・クライアントで使用するテストを定義したステップが含まれています。
デプロイ可能なファイルは、ブローカー・アーカイブ (BAR) ファイルに含まれ、メッセージを処理するブローカーにデプロイされます。 BAR ファイルについて詳しくは、ブローカー・アーカイブを参照してください。
リソースは他のリソースを参照できます。例えば、メッセージ・フローは、サブフローまたはマップを参照できます。ただし、リソースをコンパイルするときに、そのリソースが依存するファイルがすべて存在する必要があります (名前によるリンクを参照)。