アクティビティー・ログには、メッセージ・フローおよびそれらと外部リソースとの相互作用に関する情報が含まれます。 これらのログは、メッセージ・フローまたはリソース・タイプについて生成されます。 アクティビティー・ログの構造および内容と、ログ・データの価値を高めその内容のフィルタリングに使用できるタグ について学習します。
アクティビティー・ログのデータは、WebSphere® Message Broker Explorer で表示されようとファイルで表示されようと、列に編成されます。 以下の列はデフォルトで表示されます。
列タイトル | WebSphere Message Broker Explorer 表示タイトル | 説明 |
---|---|---|
MessageNumber | メッセージ番号 | メッセージ ID |
Severity | WebSphere Message Broker Explorer でアイコンとして表示 | メッセージの重大度 (メッセージは通知、警告、またはエラーか) |
Timestamp | タイム・スタンプ | アクティビティーが発生した日時 (ブローカーをホスティングしているコンピューターから取得) |
ThreadID | スレッド ID | アクティビティー・メッセージが生成されたスレッドの ID |
FormattedMessage | メッセージの要約 (フォーマット設定されたメッセージの詳細を表示するには、いずれかの行をダブルクリック) | フォーマット設定されたアクティビティー・メッセージ (すべての挿入が解決済み) |
Inserts | 適用外 (この列は WebSphere Message Broker Explorer では非表示) | メッセージ挿入 |
RM | RM | リソース・タイプ名 |
MSGFLOW | MSGFLOW | メッセージ・フロー名 |
アクティビティー・ログの重要な特徴の 1 つに、ログ・データの価値を高めるためのタグ が使用されている点があります。 タグ はデータの有意カテゴリーを表すストリングであり、フィルタリングや追加情報の提供に使用できます。
『ログの列』表にある列見出しの RM と MSGFLOW はタグの例です。
すべてのタイプのログで汎用のタグもあれば、個々のリソース・タイプに固有のタグもあります。 以下のタグは、すべてのタイプのアクティビティー・ログに適用されます。
名前 | 説明 | 有効な値 |
---|---|---|
RM | アクティビティーが関係するリソース・タイプの名前 |
|
MSGFLOW | アクティビティーが関係するメッセージ・フローの名前 | 任意の有効なメッセージ・フロー名 |
NODE | アクティビティー・ログ・メッセージが生成されるメッセージ・フロー・ノードの名前 | 任意の有効なメッセージ・フロー・ノード名 |
NODETYPE | アクティビティー・ログ・メッセージが生成されるメッセージ・フロー・ノードのタイプ |
|
HOSTNAME | アクティビティー・ログ・メッセージが生成されるホスト・サーバーの名前 | 任意の有効なホスト名 |
PORT | アクティビティー・ログ・メッセージが生成されるホスト・サーバーの listen ポート | 任意の有効なポート |
CONNECTION_EVENT | 接続の状態の変化に関係するイベント |
|
FILENAME | ファイル名 | 任意の有効なファイル名 |
FILEPATH | FILENAME タグを使用して指定したファイルの完全修飾パス | 任意の有効なファイル・パス |
CONFIGURABLESERVICE | 構成可能サービスの名前 | 任意の有効な構成可能サービス名 |
個々のリソース・タイプに関してログに記録されるアクティビティーの種類について、および特定のリソース・タイプ用の追加のタグについて詳しくは、以下のトピックを参照してください。