WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

再ディスカバリー用の SAP オプション

WebSphere® Message Broker バージョン 8.0 では、新たにディスカバーしたオブジェクトを、既存のオブジェクトを変更せずに既存のアダプター・コンポーネントに 追加することができます。 この機能を反復ディスカバリー といいます。 インバウンドまたはアウトバウンド・アダプター用に、特定のオブジェクトを 再ディスカバーすることができます。

SAP アウトバウンド

以下の表に、アウトバウンド・アダプター用にオブジェクトを 再ディスカバーする場合に使用できるオプションを示します。

ディスカバリー・オプション 影響を受ける既存の XSD ファイル 説明
BAPI なし 再ディスカバリーが可能です。 別の BAPI の追加時に、 既存の XSD ファイルの置換は必要ありません。
BAPI (ラッパー) SAPBusinessObjectNameWrapper.xsd デフォルトでは、このオプションはクリアされています。 ビジネス・オブジェクトの名前を変更していない場合には、 再ディスカバリーが可能です。
BAPI (作業単位) SAPBusinessObjectNameTxn.xsd ビジネス・オブジェクトの名前を変更していない場合には、 再ディスカバリーが可能です。
BAPI (結果セット) すべての XSD ファイルの置換が必要 2 つのオブジェクト (照会と応答) しか指定できないため、増分再ディスカバリーは不可能です。
ALE パススルー IDoc なし 最上位オブジェクトの ASI アノテーションの変更につながる、 qRFC などの構成パラメーターの変更を行っていない場合には、再ディスカバリー が可能です。
ALE なし 最上位オブジェクトの ASI アノテーションの変更につながる、 qRFC などの構成パラメーターの変更を行っていない場合には、再ディスカバリー が可能です。
拡張イベント処理 (AEP) なし 最上位オブジェクトの ASI アノテーションの変更につながる、 関数モジュール名などの構成パラメーターの変更を行っていない場合には、 再ディスカバリーが可能です。
SAP Software 用照会インターフェース (QISS) なし 最上位オブジェクトの ASI アノテーションの変更につながる、 カスタム関数名などの構成パラメーターの変更を行っていない場合には、 再ディスカバリーが可能です。

SAP インバウンド

以下の表に、インバウンド・アダプター用にオブジェクトを 再ディスカバーする場合に使用できるオプションを示しています。

ディスカバリー・オプション 影響を受ける既存の XSD ファイル 説明
ALE イベント: 作成、更新、または削除 なし 新規 IDoc を追加しても、以前にディスカバーした IDoc で Create、Read、Update、または Delete の各操作を変更していない場合には、再ディスカバリーが可能です。
ALE パススルー すべての XSD ファイルの置換が必要 再ディスカバリーが可能ですが、IDoc は 1 つしか指定できません。 IDoc は、不透明なバイナリーとして処理されます。 すべてのファイルを 置換するオプションを選択したことを確認してください。
AEP なし 別の IDoc を追加しても既存の XSD ファイルは変更されないため、 再ディスカバリーが可能です。
BAPI なし 新規 BAPI を追加し、かつ以前にディスカバーした BAPI で Create、Read、Update、 または Delete の各操作を変更していない場合には、再ディスカバリーが可能です。
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:48:33


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