WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

mqsibackupbroker コマンド

mqsibackupbroker コマンドを使用して、ブローカーの現在の構成をバックアップします。

サポートされるプラットフォーム

  • Windows
  • Linux および UNIX システム
  • z/OS®. BIPBUBK をカスタマイズおよび実行依頼して、このコマンドを実行します。ブローカー PDSE の内容を参照してください。

目的

mqsibackupbroker コマンドは、ブローカーの現在の構成に関するレコードを、圧縮ファイル・フォーマットのファイル内に作成します。 このファイルを使用して、後ほど必要なときにブローカーをリストアできます。

使用上の注意

このコマンドは、ブローカーに関連した以下の持続構成データをバックアップします。

  • デプロイ済みリソース。BAR ファイル内に以前にデプロイした、メッセージ・フロー、ディクショナリー、JAR ファイル、および他のランタイム・リソース。
  • 実行グループ。
  • ブローカー構成。例えば、構成可能サービス。

このコマンドは、以下のリソースのバックアップは行いません。

  • 一時的情報。例えば、未完了の集約またはコレクション。
  • 実行可能コード。ユーザー定義拡張機能に関連付けられているリソース (ノード、パーサー、および出口) を含みます。
  • 正しく機能するためにメッセージ・フローが必要とするリソース。例えば、WebSphere® MQ キュー、およびユーザー・データベースに格納されているデータ。

バックアップ・ファイルを使用して、同一の構成を持つコンピューター上にブローカーをリストアします。その場合、オペレーティング・システムは同じレベルで、ブローカー名とキュー・マネージャー名は同一である必要があります。

このコマンドは、アクティブなブローカーに対して実行できます。 ただし、ブローカーで構成変更およびデプロイメントを処理している間はバックアップを実行しないでください。作成されたバックアップ・ファイルに不完全な情報が含まれる場合があります。 部分レコードがこのファイルに含まれていると、後ほどブローカーをリストアするために使用できません。

バックアップを正しく完了するには、ブローカーが構成変更 (デプロイメントまたはプロパティーの変更など) を処理していないときか、ブローカーが停止しているときにバックアップを実行する必要があります。

許可

プラットフォーム固有の許可について詳しくは、以下のトピックを参照してください。 ブローカー管理セキュリティーを有効に設定した場合は、管理セキュリティーのタスクと権限で説明されている権限もセットアップする必要があります。

構文

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>>-mqsibackupbroker--brokerName-- -d -- directory -------------->

>--+---------------------+--+-----------------------+----------->
   '- -a -- archiveName -'  '- -v -- traceFileName -'   

>--+------+----------------------------------------------------><
   '- -f -'   

パラメーター

brokerName
(必須) バックアップするブローカーの名前。 この名前を最初のパラメーターとして指定しなければなりません。
-d directory
(必須) バックアップ・ファイルを作成するディレクトリー。 このコマンドを実行するコンピューターによってアクセス可能なファイル・システムにあるディレクトリーを指定する必要があります。
-a archiveName
(オプション) バックアップ (アーカイブ) ファイルの名前。 このファイルは、圧縮ファイル・フォーマットで作成されます。 このパラメーターを指定しないと、デフォルト名 brokerName_yyMMdd_HHmmss.zip が使用されます。
-v traceFileName
(オプション) このコマンドによって実行されるアクションの詳細を記録するトレース・ファイルの場所。
-f
(オプション) ブローカーの構成の 1 つ以上の部分が読み取れない場合に、不完全なバックアップ・ファイルを強制的に作成します。

このコマンドによって、すべての有効な情報が含まれるバックアップ・ファイルが作成されます。一部の構成の詳細にアクセスできない場合、そのデータのサブセットは保存されません。 例えば、あるメッセージ・フローではデプロイ済みリソースに対する排他的アクセスが必要とされましたが、そのメッセージ・フローが実行中であると、バックアップ・ファイルにはそのデプロイ済みリソースが含まれない可能性があります。

このオプションを指定しないと、完全なバックアップ・ファイルを作成できない場合にはこのコマンドは失敗します。

このオプションは、 IBM® サービス担当員がそうするように指示する場合に限って指定してください。

以下の例では、Windows上のブローカー MB8BROKER がバックアップされます。

mqsibackupbroker MB8BROKER -d C:¥MQSI¥BACKUP -v C:¥MQSI¥BACKUP¥trace.log
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:23


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