mqsicreatebar コマンドを使用して、メッセージ・フローとディクショナリーを含むデプロイ可能なブローカー・アーカイブ (BAR) ファイルを作成します。
メッセージ・フローやディクショナリーを保管するためにリポジトリーを使用する場合、mqsicreatebar コマンドおよびリポジトリーのコマンド行ツールを使用するスクリプトを作成して、メッセージ・フロー・アプリケーションをデプロイできます。
>>-mqsicreatebar-- -data--WorkSpace--+--------------+-----------> '- -b -BarName-' >--+--------------+--+--------------------------+---------------> '- -cleanBuild-' '- -version -VersionString-' >--+----------+--+--------------------------+-------------------> '- -Esql21-' | .-----------------. | | V | | '- -p -----ProjectName---+-' >--+----------------------+--+------------------+---------------> '- -a -ApplicationName-' '- -deployAsSource-' >--+---------------+--+------------------+----------------------> '- -compileOnly-' '- -l -LibraryName-' >--+----------------------------+--+---------------+------------> '- -d -ApplicationDomainName-' '- -o -FilePath-' >--+--------------------+--+-----------------------------+----->< '- -skipWSErrorCheck-' '- -trace - -v -traceFilePath-'
ワークスペースの位置は、プロジェクトのデフォルトの位置でもあります。 相対パスは、コマンドが開始されたディレクトリーに対して相対であると解釈されます。
このパラメーターは、-compileOnly パラメーターを使用しない場合、必須です。
定義されたプロジェクトは、-data パラメーターで定義されたフォルダーに既に存在する必要があり、-o パラメーターで定義されたデプロイ可能リソースが必要とするプロジェクトおよびその参照プロジェクトをすべて含む必要があります。
-p パラメーターは、既存のワークスペースではオプションですが、 ビルド環境で新規のワークスペースとともに -p を使用する必要があります。
指定したプロジェクトがワークスペースの一部であっても、現在クローズされている場合、このコマンドはプロジェクトをオープンして構築するため、プロジェクト内のファイルを BAR ファイルに含めることができるようになります。
次の形式を使用すると、複数のアプリケーションを追加できます。-a ApplicationName1 ApplicationName2 .... ApplicationName'n'
mqsicreatebar コマンドを使用する場合には、.esql ファイルなどのリソースがメッセージ・フロー .cmf ファイルにコンパイルされます。個別のソース・ファイルとして BAR ファイルに追加されることはありません。このパラメーターを組み込むと、デフォルトのデプロイ可能 ESQL ではなく、インライン ESQL が作成されます。
-deployAsSource パラメーターを使用すると、適用可能なリソースが BAR ファイルにソース・ファイルとして追加されます。メッセージ・フローの .cmf ファイルにコンパイルされることはありません。
BAR ファイルには、メッセージ・フローのコンパイル済みバージョン (.cmf) とソース・バージョン (.msgflow) の両方を組み込むことはできません。
このパラメーターが -b パラメーター、および -a、-l、-d、-o のいずれか 1 つ以上のパラメーターと共に指定される場合、このコマンドはコンパイルされたリソースと指定された BAR ファイルの両方を生成します。
次の形式を使用すると、複数のライブラリーを追加できます。-l LibraryName1 LibraryName2 .... LibraryName'n'
次の形式を使用すると、複数のアプリケーション・ドメインを追加できます。-d ApplicationDomainName1 ApplicationDomainName2 .... ApplicationDomainName1'n'
次の形式を使用すると、このコマンドに複数のデプロイ可能なファイルを追加できます。 -o FilePath1 FilePath2 .... FilePath'n'
-trace パラメーターは、システムのロケールで指定された言語で、トレース情報をシステム出力ストリームに書き込みます。 1 つ以上のアプリケーションまたはライブラリーを BAR ファイルに追加すると、指定されたアプリケーションまたはライブラリー、および参照されるプロジェクトがすべてワークスペースで開かれます。 トレース機能は、参照されるプロジェクトのいずれかが欠落しているかどうかが分かるように、この情報を記録します。
ファイル名または相対パスを指定すると、ファイルはデフォルトの作業ディレクトリーに作成されます。 このパラメーターを使用するには、-trace パラメーターも設定する必要があります。 -v パラメーターだけを指定することはできません。
Windows XP および Windows Server 2003 システムでは、このコマンドを実行するユーザー ID は、ローカル・システムの管理者グループのメンバーでなければなりません。
特権が付与された環境からコマンドを実行しないと、継続するかどうかの確認が表示されます。 「OK」をクリックすると、新しく特権を付与されたコマンド・コンソールが作成されてコマンドが完了しますが、この特権が付与された環境にすべての応答が書き込まれ、コマンドが完了してコンソールが閉じるとすべての応答は失われます。
Linux (x86) では、ユーザー ID に -data (ワークスペース) と -b (BAR ファイルの場所) ディレクトリーへの書き込み権限がなければなりません。
-b パラメーターは、BAR フィルの名前と、BAR ファイルを生成するオプションの代替パスを指定します。 -b パラメーターの一部としてパスが指定されない場合、mqsicreatebar コマンドが実行されるファイル構造内の場所が、BAR ファイルを作成する場所を指定します。 例えば、現在の場所が C:¥> である場合、mqsicreatebar コマンドを実行すると、BAR ファイルは C:¥ に作成されます。一方、-b c:¥myfiles¥myflow.bar を指定して mqsicreatebar を実行すると、BAR ファイルは myfiles ディレクトリー内に作成されます。
mqsicreatebar -data C:¥Workspace -b myflow.bar -p TestFlowProject -o TestFlowProject¥TestFlow¥Test.msgflow
mqsicreatebar -data C:\Workspace -b C:\myfiles\myflow.bar -p TestFlowProject -o TestFlowProject\TestFlow\Test.msgflow -deployAsSource
mqsicreatebar -data C:¥Workspace -b mySet.bar -o TestSetProject¥TestSet¥messageSet.mset
mqsicreatebar -data C:¥Workspace -b mySet.bar -o TestFlowProject¥TestFlow¥Test.msgflow
TestSetProject¥TestSet¥messageSet.mset
mqsicreatebar -data C:¥Workspace -b myflow.bar -a Application1 -trace