他のメッセージ・フローで使用するデータを、WebSphere® eXtreme Scale グリッドに格納できます。
以下の手順は、構成可能サービスを使用することによって WebSphere eXtreme Scale グリッドに接続する方法を説明しています。
- オプション: セキュア・グリッドに接続しようとしている場合は、mqsisetdbparms コマンドを使用してセキュリティー ID を作成します。以下に例を示します。
mqsisetdbparms MB8BROKER -n wxs::id1 -u userId -p password
詳しくは、mqsisetdbparms コマンドを参照してください。
- mqsicreateconfigurableservice コマンドまたは WebSphere Message
Broker Explorer を使用して、WXSServer 構成可能サービスを作成します。
詳しくは、mqsicreateconfigurableservice コマンドまたは新しい構成可能サービスの作成を参照してください。
- WebSphere eXtreme Scale 管理者から提供された値を使用して、以下の例のように、外部グリッドへの接続を構成します。 構成可能サービスのパラメーターの説明については、構成可能サービスのプロパティーを参照してください。
mqsicreateconfigurableservice MB8BROKER -c WXSServer -o xc10
-n catalogServiceEndPoints,gridName,overrideObjectGridFile,securityIdentity
-v "server.ibm.com:2809","myGrid","C:\Brokers\WebSphere_eXtreme_Scale\xc10\xc10Client.xml","id1"
この例から分かるとおり、セキュリティー ID の指定では、mqsisetdbparms コマンドでセキュリティー ID を作成する時に使用した接頭部 (wxs::) を省略します。
オブジェクト・グリッド・ファイルが Windows 上の共有ドライブにある場合は、マップされたドライブ名ではなく、共有ドライブに対する ¥¥hostname¥directory というパス構文を使用する必要があります。
¥¥hostname¥directory パスにアクセスするために使用する WebSphere Message
Broker ユーザー ID は、ファイル・システムに対する読み取り権限を持っている必要があり、共有ドライブにアクセスするために必要なパスワードを使用する必要があります。
WXSServer 構成可能サービスを作成した後は、JavaCompute ノードを使用して外部グリッドと対話できます。
(詳細な指示については、JavaCompute ノードを使用したグローバル・キャッシュへのアクセスを参照してください。) JavaCompute ノードを使用して外部グリッドからグローバル・マップを取得するときに、グリッドへの接続がない場合は、getGlobalMap メソッドによって接続が行われます。
以前は組み込みキャッシュを使用していたフローを、外部グリッドへの接続に変更するには、JavaCompute ノードを更新するために、外部グリッド上のマップの名前と、グリッドに接続するために使用した構成可能サービスの名前を指定する必要があります。
複数の外部グリッド、および組み込みグリッドで同時に作業できます。
メッセージ・フローと外部グリッドの間の対話について統計が記録されます。
グローバル・キャッシュ・アクティビティー・ログにも、WebSphere Message
Broker が外部グリッドと対話する方法の全体的な概要が示されます。
詳しくは、グローバル・キャッシュのモニターを参照してください。