WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

ユーザー定義のパターンの作成

パターン・オーサリングに必要な操作を示すワークフロー。

パターン・オーサリングのプロセスを示すフロー・ダイアグラム。 開発者は手本を開発して、手本のプロジェクトを作成します。 その後、パターン作成者は、ターゲット・プロパティーを定義し、ファイルおよびリソースを選択し、パターン・ユーザー・インターフェースを定義し、パターン・プラグインを構築します。 パターン作成者は、パターンをテストしてから、パターンをパターン・ユーザーと共有します。 その後、パターン・ユーザーはパターンを使用できます。
ユーザー定義のパターンを作成する 3 つの段階は、WebSphere® Message Broker 開発者、パターン作成者、およびパターン・ユーザーによって実行されます。
  1. WebSphere Message Broker 開発者は、手本を開発します。 手本はパターン・オーサリング・プロセスの基本です。 手本はパターンの開始点であるとみなされます。 パターン・オーサリングに備えるために、手本をいくらか変更することが必要となる場合があります。
  2. パターン作成者は、手本からパターン・プラグインを作成します。 パターンのオーサリングは、設計活動です。 パターン・オーサリングの一部では、WebSphere Message Broker 内のリソースに焦点を当てます。 例えば、パターンのターゲット・プロパティーの定義、パターン・ユーザーに提示されるユーザー・インターフェースの構成などです。 パターン・オーサリングによって、必要な場合にはパターン・ユーザーがパターンをカスタマイズできること、およびパターン・ユーザーがそのパターンのインスタンスを再生成する場合でもカスタマイズ内容が上書きされないことが保証されます。 カスタマイズとして考えられる 1 つの方法は、パターンのメッセージ・フローに、パターン・ユーザーがカスタマイズする予定の 1 つ以上のサブフローを組み込むという方法です。 パターン・オーサリングでは、パターン内の別のプロジェクトのこうしたサブフローを含め、パターン・インスタンスが再生成される際にプロジェクトが上書きされないように構成します。

    その後、パターン作成者は、ユーザー定義のパターンをパターン・ユーザーと共有します。 パターンは、ユーザー・ベースと共有するときに最も役立ちます。 このユーザー・ベースは、組織内にあったり、オープン・ソース・ライセンス交付の場合などのように、より広範囲のコミュニティーにあったりします。

  3. パターン・ユーザーはユーザー定義のパターンを受け取り、カスタマイズし、それを組織の要件に従って使用します。

パターン・オーサリング

以下のサンプルに、WebSphere Message Broker パターンの作成方法を示します。 このサンプルは、PHPCompute ノードで日の出および日の入りの時刻を計算するメッセージ・ブローカー・プロジェクトの例を示します。 このサンプルはまた、パターンを構成するパターン・オーサリング・プロジェクトも示します。 サンプルに関する情報は、WebSphere Message Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センター、またはオンライン・インフォメーション・センターを使用する場合にのみ表示できます。 サンプルは、WebSphere Message Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センターを使用する場合にのみ実行できます。

ユーザー定義のパターンを作成するには、以下のタスクを実行します。 「ユーザー定義パターンの拡張」は、ユーザー定義パターンにフィーチャーを追加するために使用できるオプションのタスクのセットです。 例えば、ユーザー定義パターンの拡張により、パターン・ユーザーが変更可能な、パラメーターに含まれるユーザー定義パターンを作成できます。

  1. パターン・オーサリング・プロジェクトの作成
  2. ユーザー定義のパターンで使用するソース・ファイルの選択
  3. オプション: ユーザー定義パターンのプロジェクト参照の追加と削除
  4. オプション: ユーザー定義パターンで使用されるプロジェクトの構成
  5. オプション: ユーザー定義パターンの拡張
  6. パターン・プラグインのビルド
  7. ユーザー定義パターンのテスト
  8. パターン・プラグインのパッケージ化と配布

ユーザー定義パターンのためにパターン・プラグインを作成した場合、パターン・ユーザーはそれらをインストールして WebSphere Message Broker プロジェクトで使用できます。 パターン・アーカイブ のダウンロードおよびインストールを参照してください。

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        最終更新: 2015-02-28 17:48:52


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