Siebel ノードは、アダプター・コンポーネントまたは構成可能サービスのいずれかより Siebel 接続の詳細を取得できます。
構成可能サービスを使用することによって、アダプターを再デプロイせずに、アダプターの接続の詳細を変更できます。 構成可能サービスの作成または変更時に新しい値をピックアップするには、mqsistop および mqsistart コマンド、または mqsireload コマンドを使用して、アダプターがデプロイされた
ブローカーまたは実行グループを再ロードする必要があります。
Siebel アダプターへの接続詳細を変更するには、SiebelConnection 構成可能サービスを使用します。 Siebel ノードは、使用するために構成されているアダプター・コンポーネントから、すべての接続プロパティーを読み取ります。 ノードのアダプター・コンポーネントと同じ名前を持つ構成可能サービスが存在している場合、ノードはその構成可能サービス中で定義されている値を使用して、アダプターからの対応するプロパティーをオーバーライドします。 構成可能サービスが使用されている場合、その構成可能サービスによって公開されているすべてのプロパティーは、構成可能サービスから取得されます。 構成可能サービス上で設定できないプロパティーのみが、アダプターから取得されます。 Siebel 構成可能サービスのプロパティーは、構成可能サービスのプロパティーで説明されています。
カスタムの EISProviders 構成可能サービスを作成し、適切なライブラリー・ファイルのロケーションを設定することによって、別のバージョンの Siebel に接続することもできます。 詳しくは、さまざまな Siebel のバージョンへの接続を参照してください。
構成可能サービスの作成、変更、報告、および削除
- 構成可能サービスを作成するには、 WebSphere Message
Broker Explorer を使用するか (詳しくはWebSphere Message Broker Explorer を使用した構成可能サービスの処理を参照)、次の例に示されているようにして mqsicreateconfigurableservice コマンドを使用します。 この例では、my.siebel.qa.com で稼働している Siebel インスタンスの SiebelConnection 構成可能サービスを作成します。
mqsicreateconfigurableservice MB8BROKER -c SiebelConnection -o mySiebelAdapter.outadapter
-n connectString -v "siebel://my.siebel.qa.com/SBA_80/SSEObjMgr_enu"
構成可能サービス中の新しい値をピックアップするには、実行グループおよびメッセージ・フローを再始動させます。
- 構成可能サービスを変更するには、WebSphere Message
Broker Explorer を使用するか、次の例に示されているようにして mqsichangeproperties コマンドを使用します。 この例では、アダプター mySiebelAdapter.outadapter が使用している接続を変更します。
このコマンドを実行すると、テスト・システム (my.siebel.qa.com) ではなく、実動システム (my.siebel.production.com) にすべてのアダプターが接続されることになります。
mqsichangeproperties MB8BROKER -c SiebelConnection -o mySiebelAdapter.outadapter -n connectString
-v "siebel://my.siebel.production.com/SBA_80/SSEObjMgr_enu"
構成可能サービス中の更新された値をピックアップするには、実行グループおよびメッセージ・フローを再始動させます。
- すべての SiebelConnection 構成可能サービスを表示するには、WebSphere Message
Broker Explorer を使用するか、次の例に示されているように、mqsireportproperties コマンドを使用します。
mqsireportproperties MB8BROKER -c SiebelConnection -o AllReportableEntityNames -r
- 次の例に示されているようにして WebSphere Message
Broker Explorer コマンドまたは mqsideleteconfigurableservice コマンドを実行することにより、作成した構成可能サービスを削除できます。
mqsideleteconfigurableservice MB8BROKER -c SiebelConnection -o mySiebelAdapter.outadapter
カスタム名が指定された構成可能サービスのみ削除できます。IBM 定義の構成可能サービスは削除できません。