共有クラス・ディレクトリー内にあるすべての JAR ファイルをロードします。 ロードの優先順位は、JAR ファイルが存在するディレクトリーに応じて異なります。
始める前に
次のように
mqsireportbroker コマンドを実行して、使用するブローカー
workpath を決定します。
mqsireportbroker <my_broker_name>
このコマンドの出力例については、
mqsireportbroker コマンドを参照してください。
z/OS® では、通常、
workpath が
component ディレクトリーと呼ばれます。
JAR ファイルは、次の優先順位でロードされます。
- 実行グループの shared-classes ディレクトリーに存在する JAR ファイルでは、定義されている 1 つの実行グループのみがファイルにアクセスできます。 ここにあるファイルが、最初にロードされます。 他の実行グループは、このファイルを使用できません。
JAR ファイルを次のディレクトリーに追加します。
ブローカー名および作成する実行グループには、使用するファイル・システムで有効な文字のみを使用してください。 必要なディレクトリー構造を作成しなければならない場合もあります。
拡張子が .jar である、実行グループの shared-classes ディレクトリーに存在するすべてのファイルがロードされ、その実行グループがブローカー Java™ 環境で当該ファイルを使用できるようになります。 このディレクトリーにある JAR ファイルは、ブローカーの shared-classes ディレクトリーにある JAR ファイルより優先されます。
注: 実行グループが削除されたときに、実行グループの shared-classes ディレクトリーが空の場合、そのディレクトリーは自動的に削除されます。
- ブローカーの shared-classes ディレクトリー内にある JAR ファイルにアクセスできるのは、定義された 1 つのブローカーだけです。 ここにあるファイルは、実行グループの shared-classes ディレクトリーにあるすべてのファイルの後でロードされます。
他のブローカーはこれらを使用できません。
JAR ファイルを次のディレクトリーに追加します。
ファイル・システムで有効な文字だけをブローカー名に含めるようにしてください。 必要なディレクトリー構造を作成しなければならない場合もあります。
ブローカーの shared-classes ディレクトリーに存在する、拡張子 .jar を持つすべてのファイルがロードされ、そのブローカーに関するブローカー Java 環境で使用可能になります。 このディレクトリーにある JAR ファイルは、最上位 shared-classes ディレクトリーにある JAR ファイルより優先されます。
注: ブローカーが削除されたときにブローカーの shared-classes ディレクトリーが空である場合、そのディレクトリーは自動的に削除されます。
- 最上位の shared-classes ディレクトリーにある JAR ファイルは、すべてのブローカーとすべての実行グループで使用できるようになります。 ここにあるファイルは、ブローカーの shared-classes ディレクトリーにあるすべてのファイルの後でロードされます。
JAR ファイルを次のディレクトリーに追加します。
- Windows の場合:
workpath\shared-classes
- Linux、UNIX および z/OS の場合
workpath/shared-classes
注: z/OS では通常、workpath ディレクトリーまたは component ディレクトリーがブローカーごとに固有であるため、最上位の shared-classes ディレクトリーは他のブローカーと共有されません。 この場合、最上位の shared-classes ディレクトリーの使用とブローカーの shared-classes ディレクトリーの使用の間で違いはありません。