DB2 のセットアップ

この説明では、DB2 Universal Database を使用していることを前提とし、以下のタスクを順番に説明していきます。

SROUTEDB 表を作成してそれにアクセスする際には、以下の問題に注意してください。

以下のステップを実行します。

  1. テキスト・エディターで新しい文書を開き、SROUTEDB データベースを作成し BIND ユーティリティーを実行する以下のスクリプトをコピーしてその文書に貼り付け、ファイル名を simplifieddbrouting1.sql として、そのファイルを保存します。
  2. DB2 コマンド・ウィンドウで以下のコマンドを入力して、DB2 が開始されていることを確認します。
    db2start
  3. DB2 コマンド・ウィンドウで、simplifieddbrouting1.sql が入っているフォルダーにナビゲートして、以下のコマンドを入力します。
    db2 -vf simplifieddbrouting1.sql
  4. テキスト・エディターで新しい文書を開き、DEPARTMENT 表および EMPLOYEE 表を作成してデータを取り込む以下のスクリプトをコピーしてその文書に貼り付け、ファイル名を simplifieddbrouting2.sql として、そのファイルを保存します。
    CONNECT TO SROUTEDB
    DROP TABLE DEPARTMENT
    CREATE TABLE DEPARTMENT (DEPTNUM CHAR(3) NOT NULL, DEPTNAME VARCHAR(36) NOT NULL, MGRNUM CHAR(6))
    INSERT INTO DEPARTMENT  VALUES('D00', 'Personnel', '000010')
    INSERT INTO DEPARTMENT  VALUES('D01', 'Development', '000020')
    INSERT INTO DEPARTMENT  VALUES('D02', 'Support', '000030')
    DROP TABLE EMPLOYEE
    CREATE TABLE EMPLOYEE (EMPNUM CHAR(6) NOT NULL, FIRSTNM VARCHAR(20) NOT NULL, LASTNM VARCHAR(15) NOT NULL, PHONENUM CHAR(4), WORKDEPT CHAR(3), YEARSSERVICE INTEGER, AGEINYRS INTEGER, SEX CHAR(1), SALARY DECIMAL(9,2))
    INSERT INTO EMPLOYEE  VALUES('000010', 'DAVID', 'BROWN', '4501', 'D01', 10, 54, 'M', 23250.00)
    INSERT INTO EMPLOYEE  VALUES('000020', 'SALLY', 'KWAN', '4738', 'D00', 9, 27, 'F', 18375.00)
    INSERT INTO EMPLOYEE  VALUES('000030', 'JOHN', 'GEYER', '6789', 'D01', 22, 47, 'M', 53000.00)
    INSERT INTO EMPLOYEE  VALUES('000040', 'EVA', 'SMITH', '7831', 'D00', 12, 37, 'F', 29000.00)
    TERMINATE
          
  5. DB2 コマンド・ウィンドウで、simplifieddbrouting2.sql が入っているフォルダーにナビゲートして、以下のコマンドを入力します。
    db2 -vf simplifieddbrouting2.sql

    スクリプトの実行が終了するまで待ちます。 初めてスクリプトを実行する場合、以下のメッセージが表示されます (DB2ADMIN はご使用のユーザー名、DEPARTMENT は表の名前です)。

    DB21034E コマンドが、有効なコマンド行プロセッサー・コマンドでないため、SQL ステートメントとして処理されました。
    SQL 処理中に、以下のコマンドが返されました。
    SQL0204N "DB2ADMIN.DEPARTMENT" は未定義の名前です。
    SQLSTATE=42704
    これらのメッセージは無視してください。 メッセージが表示される理由は、スクリプトは DEPARTMENT および EMPLOYEE という既存の表を新規の表の作成前に除去しようとしますが、これまでスクリプトを実行したことがない場合は、スクリプトが既存の表を検出できないからです。

これで JDBCProvider 定義を作成できるようになりました。DB2 データベース用の JDBC プロバイダー・エントリーの作成を参照してください。

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