サービス使用可能化

サービス使用可能化は、接続ソリューション用のパターンの一般的なカテゴリーの 1 つです。

サービス使用可能化パターンは、サービス・インターフェースを持たない機能をカプセル化し、サービス指向のインターフェースを介してこの機能を提供します。 このパターンは、エンタープライズ・アプリケーション統合からサービス指向アーキテクチャーへの遷移を表します。これにより、根本的な変更を加えずに既存の資産を新しいスタイルで再利用できるようになります。 このパターンは、エンタープライズ・サービス・バスを実装するために使用されます。このエンタープライズ・サービス・バスは、企業全体に渡ってさまざまなテクノロジーを使用して実装された機能から派生したサービスへのアクセスを提供します。さらに、このパターンは、サービス・コンシューマーにこれらのサービスの単一かつ一貫性のあるビューを提供するために使用されます。

さらに、このパターンは WebSphere エンタープライズ・サービス・バスを使用して、一部のアプリケーションが直接アクセスできないサービスへのアクセスを提供します。

以下の図は、サービス使用可能化シナリオの例を示しています。

この図は、4 つのメディエーションのセットを実行しているエンタープライズ・サービス・バスを示しています。2 つのメディエーション・セットはサービス・コンシューマーおよびアプリケーションに接続されています。別のメディエーション・セットは、統合ロジックのセットとともに、サービス・コンシューマー、アプリケーション、サービス、および IT コンポーネントに接続されています。最後のメディエーション・セットはアプリケーションとサービス・プロバイダーに接続されています。エンタープライズ・サービス・バスは、リポジトリーに保管されているルーティング・データにアクセスできます。