以下の例は、マルチインスタンス・キュー・マネージャーを Windows Server 上にセットアップする方法を示しています。 このセットアップは実動スケールのものではなく、関係する概念を示すことを目的とした、小規模で単純なものです。 手順は Windows Server のバージョンに応じて異なる場合があります。
Windows では、マルチインスタンス・キュー・マネージャーはドメイン・コントローラーで実行する必要があります。 このため、この例では、2 つの Windows サーバーをインストールし、それらをドメイン・コントローラーとして同じドメインで構成します。
この例では、Windows を実行している、3 GB の RAM を持つ 2 GHz のノートブック・コンピューターにセットアップしました。 2 つの VMware 仮想マシンで 500 MB イメージの Windows Server を実行します。 WebSphere MQ クライアントは、Windows を実行する追加の 400 MB VMware イメージ上にインストールされており、高可用性アプリケーションのサンプルを実行します。 すべての仮想マシンは、セキュリティー上の理由から VMware ホスト・オンリー・ネットワークの一部として構成されます。 自動生成された IP アドレスを使用することは勧められていませんが、IP アドレスが変更される可能性は低いため、短いデモンストレーションの間は使用してもかまいません。 構成の一環として、仮想マシンの TCP/IP プロパティーを更新して、DNS サーバーとして選択したドメイン・サーバーのアドレスを反映させる必要があります。
サービスとして実行するようにキュー・マネージャーを構成している場合、そのサービスがログオンに使用するユーザーがローカル・グループ mqm のメンバーであることを確認する必要があります。
サーバー 1 | サーバー 2 |
---|---|
ローカル・グループ mqm のメンバーであるユーザーでログインします。 | |
ログおよびデータ・ディレクトリーを NTFS ドライブ上のフォルダー c:¥MQHA に作成します。さらに、所有者が mqm のメンバーであることと、mqm がフォルダーに対する完全な制御権限を持っていることを確認します。
|
|
共有 MQHA を C:¥MQHA に作成します。 | ¥¥hostname¥MQHA に接続します。 |
WebSphere® MQ Explorer を使用して、キュー・マネージャー QM1 を作成します。さらに、データおよびログ・フォルダーへのデフォルト・パスをオーバーライドし、UNC 名を使用してデータおよびログ・フォルダーを参照します。 ¥¥hostname¥MQHA¥data および ¥¥hostname¥MQHA¥log。 | |
コマンド行で以下を実行します。
その結果をクリップボードにコピーします。
|
以下のコマンドを貼り付けて実行します。
|
WebSphere MQ Explorer を使用して、「スタンバイ・インスタンスを許可」チェック・ボックスが選択された状態でマネージャー・インスタンスを開始します。 |