このチュートリアルの指示を使用して、WebSphere® Message
Broker のインストールを検査し、WebSphere Message
Broker Explorer でブローカー・アーカイブ・ファイルをデプロイする方法を学びます。
このチュートリアルを実行するには、
WebSphere Message
Broker Explorer をインストールしておくことが必要です。
WebSphere Message
Broker Toolkit を使用している場合は、サンプルの 1 つを使用してインストールを検査できます。
サンプルのリストについては、サンプルを参照してください。
WebSphere Message
Broker Explorer を使用してインストールを検査するには、以下の作業を実行することができます。
- デフォルト構成の作成
- ブローカー・アーカイブ・ファイルのデプロイ
- デプロイメントの結果の確認
- メッセージ・フローのテスト
以下の指示に従って、これらの作業を実行してください。
- WebSphere Message
Broker Explorer を使用するには、WebSphere MQ Explorer を開始しなければなりません。 WebSphere MQ Explorer を開始するには、以下のいずれかのステップを実行します。
- デフォルト構成を作成します。
- 「キャンセル」をクリックすると、いつでもデフォルト構成の作成を取り消すことができます。
- 「デフォルト構成の要約」ページに、作成されたリソースがリストされます。 「次へ」をクリックして先に進みます。
- 「終了」をクリックします。
デフォルトのbrokerが作成されて開始されます。 このbrokerは「WebSphere MQ Explorer - ナビゲーター」ビューにも追加されます。
- ブローカー・アーカイブ・ファイルをbrokerにデプロイします。
- 「ブローカー・アーカイブ・ファイル」フォルダーを展開します。
- 「概要」フォルダーを展開します。
- pager.bar ファイルを右クリックして「ファイルのデプロイ」をクリックします。
- MB8BROKER broker を選択して、「終了」をクリックします。 ブローカー・アーカイブ・ファイルがbrokerにデプロイされます。
- デプロイメントの結果を確認します。
- 「WebSphere MQ Explorer - ナビゲーター」ビューで、「ブローカー」フォルダーを展開します。
- MB8BROKER をクリックして、brokerを選択します。
- 「管理ログ」ビューでbrokerからのメッセージを表示します。 デプロイメントが成功した場合は、メッセージ BIP2881I が「管理ログ」ビューに表示されます。 また、TextMessenger メッセージ・フローと PagerMessageSets メッセージ・セットが、MB8BROKER broker の下のデフォルト実行グループにデプロイされていることも確認できます。
- メッセージ・フローをテストします。
- 「WebSphere MQ Explorer - ナビゲーター」ビューで、「キュー・マネージャー」フォルダー内の MB8QMGR を展開します。
- 「キュー」フォルダーを右クリックして、をクリックします。
- キューの名前として TEXTMESSENGER と入力し、「終了」をクリックします。 このキューは、Pager メッセージ・フローの入力キューです。
- 「OK」をクリックします。
- 「キュー」フォルダーを右クリックして、をクリックします。
- キューの名前として TEXTMESSENGER_FAIL と入力し、「終了」をクリックします。 このキューは、Pager メッセージ・フローの障害キューです。
- 「OK」をクリックします。
- 「キュー」フォルダーを右クリックして、をクリックします。
- キューの名前として PAGER と入力し、「終了」をクリックします。 このキューは、Pager メッセージ・フローの出力キューです。
- 「OK」をクリックします。
- 「WebSphere MQ Explorer - コンテンツ」ビューで、TEXTMESSENGER キューを右クリックし、「テスト・メッセージの送信」 をクリックします。 「テスト・メッセージの送信」ダイアログが表示されます。
- メッセージ・データ・フィールドに以下のメッセージを入力し、「メッセージの送信」をクリックして、テスト・メッセージを Pager メッセージ・フローの入力キューに入れます。
<Pager><text>This is my message to the pager.</text></Pager>
テスト・メッセージがメッセージ・フローの中を移動し、変換され、出力メッセージが Pager キューに入ります。
- 「Close」をクリックして、「テスト・メッセージの送信」ダイアログを閉じます。
- Pager キューを右クリックし、「メッセージの参照」をクリックします。 「メッセージ・ブラウザー」ダイアログが開き、キュー上のメッセージが表示されます。 テストが成功した場合は、以下のようなメッセージがキューで表示されます。
<?xml version="1.0"?><!DOCTYPE Pager>
<!--MRM Generated XML Output on :Sat Jun 20 10:38:56 2009-->
<Pager><Text> Powered by IBM.</Text></Pager>
- 「Close」をクリックして、「メッセージ・ブラウザー」ダイアログを閉じます。
チュートリアルは完了しました。