アウトバウンド・アダプター・プロパティーは、 Siebel アプリケーション 上でのアダプターによるアウトバウンド接続インスタンスの作成方法とサーバー上での操作の実行方法を定義します。 アダプター接続ウィザードを使用して、これらのプロパティーを設定します。
プロパティー名 | 説明 |
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アダプター ID | ログ・ファイルおよびトレース・ファイル内でのアダプター・インスタンスの名前 |
コード・ページ | アダプターが Siebel サーバーへの接続に使用するコード・ページを指定します。 |
接続 URL | Siebel アプリケーションへの接続に必要な接続 URL |
言語コード | Siebel サーバーへのログオンに使用する言語コード |
最大レコード数 (maxRecords) | RetrieveAll 操作中に戻すレコードの最大数 |
パスワード | 対応するユーザー名のパスワード |
接頭部 | ビジネス・オブジェクト名の接頭部 |
Resonate サポート | resonate サポートが Siebel サーバー上にインストールされており、値が True に設定されている場合、 アダプターがロード・バランシング機能を利用して、Siebel サーバーにさらに効率的に接続することを指定します。 |
結果セットが空の場合にエラーを表示する (errorOnEmptyResultSet) | ビジネス・オブジェクトの場合、このプロパティーは、RetreiveAll 操作の結果としてレコードが何も返されなかったときに、 アダプターが空のビジネス・オブジェクトを返すか、または RecordNotFoundException を返すかを指定します。 ビジネス・サービスの場合、このプロパティーは、返された Siebel メッセージが NULL のときに、アダプターが例外を生成するかどうかを指定します。 |
ユーザー名 | Siebel アプリケーションへのログインに使用するユーザー名 |
ビュー・モード | Siebel ビュー・モードを指定し、 取得できるデータおよびそれに対して実行できる処置を制御します。 |
このプロパティーは、アダプターの固有デプロイメント、またはインスタンスを識別します。
必須か | はい |
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デフォルト | 001 |
プロパティー・タイプ | ストリング |
使用法 | このプロパティーは、ログ・ファイルおよびトレース・ファイル内でアダプター・インスタンスを識別するものであり、また、アダプターのモニター中にアダプター・インスタンスを特定する際に役立ちます。アダプター ID は、アダプターに固有の ID である SEBLRA と共に使用され、Log and Trace Analyzer ツールで使用するコンポーネント名を形成します。例えば、アダプター ID プロパティーは 001 に設定されると、コンポーネント ID は SEBLRA001 になります。 同一のアダプターのインスタンスを複数実行する場合、アダプター ID プロパティーの最初の 7 文字はインスタンスごとに異なるため、ログやトレース情報がどのアダプター・インスタンスに関するものであるかを特定できるようになっています。アダプター ID プロパティーの最初の 7 文字をアダプター・インスタンスごとに変えることにより、コンポーネント ID もアダプターのインスタンスごとに異なるものになるため、ログやトレース情報がどのアダプター・インスタンスに関するものであるかを特定できるようになっています。 例えば、2 つのWebSphere® Adapter for Siebel Business Applications インスタンスのアダプター ID プロパティーを 001 と 002 に設定した場合、この 2 つのインスタンスのコンポーネント ID、SEBLRA001 と SEBLRA002 は、それぞれのアダプター・インスタンスを区別できる十分な短さの ID です。 しかし、インスタンスのアダプター ID プロパティーがこれよりも長くなると、それぞれのインスタンスを区別できなくなります。2 つのインスタンスのアダプター ID プロパティーを Instance01 と Instance02 に設定した場合、どちらのインスタンスのコンポーネント ID も切り詰められて SEBLRAInstanc になるため、それぞれのアダプター・インスタンスに関するログやトレース情報を特定できなくなります。 |
グローバル化対応 | はい |
Bidi サポート | いいえ |
必須か | いいえ |
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デフォルト | デフォルト値なし |
プロパティー・タイプ | ストリング |
使用法 | アダプターが Siebel サーバーへの接続に使用するコード・ページの詳細は、このプロパティーを使用して指定します。 Siebel Java™ Data Bean でサポートされるコード・ページ設定の数は限られています。ご使用のランタイムの現在のコード・ページ設定がサポートされない場合、アダプターは Siebel サーバーに接続できない可能性があります。 アダプターは、Siebel サーバーへの最初の接続確立時に、コード・ページ・プロパティーを使用して、現行の Java 仮想マシン (JVM) の file.encoding プロパティーを変更します。この変更は、同じ JVM で稼働する他のアプリケーションに影響を与える可能性があります。 このコード・ページには、どのアプリケーションにも有効な値を指定しておいてください。 |
グローバル化対応 | いいえ |
Bidi サポート | いいえ |
必須か | はい |
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デフォルト | デフォルト値なし |
プロパティー・タイプ | ストリング |
使用法 | プロトコル://machinename:port/enterprisename/object manager/server name Siebel 7.0.5 から 7.5x の場合: siebel://<IP ADDRESS>/siebel/SSEObjMgr_ENU/sebldev1 |
グローバル化対応 | はい |
Bidi サポート | はい |
必須か | はい |
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可能な値 | なし |
デフォルト | ENU |
プロパティー・タイプ | ストリング |
使用法 | システム・ロケールが英語の場合、このプロパティーの値は ENU (英語) です。 この値は、Siebel サーバーにログオンするために使用されます。 |
グローバル化対応 | いいえ |
Bidi サポート | いいえ |
このプロパティーは、RetrieveAll 操作中に戻すレコードの最大数を指定します。
必須か | はい |
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デフォルト | 100 |
使用法 | データベース内のヒット数が MaximumRecords プロパティーの値を超える場合、 アダプターはエラー MatchesExceededLimitException を返します。アダプターはこのプロパティーを使用して、メモリー不足の問題を回避できます。 |
プロパティー・タイプ | 整数 |
グローバル対応 | いいえ |
Bidi サポート | いいえ |
必須か | はい |
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デフォルト | デフォルト値なし |
プロパティー・タイプ | ストリング |
例 | sadmin |
使用法 | このプロパティーは、「アダプター接続」ウィザードの接続プロパティー・ペインで「拡張」をクリックした後で表示されます。 パスワードは .import および .export ファイルに保存されて、アダプターがデプロイされた後も Siebel アプリケーションに接続できるようになります。 J2C 認証別名が使用される場合は、パスワードは必要ありません。 |
グローバル化対応 | はい |
Bidi サポート | はい |
必須か | いいえ |
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デフォルト | デフォルト値なし |
プロパティー・タイプ | ストリング |
使用法 | 接頭部ストリングは、ビジネス・オブジェクト名の先頭に付加されます。 |
例 | 接頭部 IBM を使用し、
EAI Siebel アダプターおよび挿入メソッドに対するビジネス・オブジェクトを生成し、
さらに統合オブジェクト Account (PRM ANI) を選択した場合、
それに対応して生成されるビジネス・オブジェクトは
となります。
ここで、U40 および U41 は、括弧 (および) をユニコード値で置換したものです。 |
グローバル化対応 | はい |
Bidi サポート | はい |
必須か | いいえ |
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可能な値 | True |
デフォルト | True |
プロパティー・タイプ | ブール |
使用法 | チェック・ボックスを選択した場合、プロパティーは True に設定され、アダプターはロード・バランシング機能を利用して、Siebel サーバーにさらに効率的に接続します。 このチェック・ボックスのチェックを外した場合、プロパティーは False に設定されます。 |
グローバル化対応 | いいえ |
ビジネス・オブジェクトの場合、このプロパティーは、RetreiveAll 操作の結果としてレコードが何も返されなかったときに、アダプターが空のビジネス・オブジェクトを返すか、または RecordNotFoundException を返すかを指定します。 ビジネス・サービスの場合、このプロパティーは、返された Siebel メッセージが NULL のときに、アダプターが例外を生成するかどうかを指定します。
必須か | いいえ |
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デフォルト | ビジネス・オブジェクトの場合: True ビジネス・サービスの場合: False |
プロパティー・タイプ | ブール |
使用法 | ビジネス・オブジェクトの場合:
ビジネス・サービスの場合:
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グローバル化対応 | いいえ |
Bidi サポート | いいえ |
必須か | はい |
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可能な値 | なし |
デフォルト | デフォルト値なし |
プロパティー・タイプ | ストリング |
使用法 | このプロパティーは、「アダプター接続」ウィザードの接続プロパティー・ペインで「拡張」をクリックした後で表示されます。 ユーザー名は .import および .export ファイルに保存されて、アダプターがデプロイされた後も Siebel アプリケーションに接続できるようになります。 J2C 認証別名が使用される場合は、パスワードは必要ありません。 |
グローバル化対応 | はい |
Bidi サポート | はい |
必須か | はい |
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可能な値 | 1 から 9 |
デフォルト | 3. |
プロパティー・タイプ | 整数 |
使用法 | ビュー・モード・プロパティーは、Siebel ビジネス・オブジェクトのみに適用され、Siebel ビジネス・サービスには適用されません。 このプロパティーが Siebel ビジネス・オブジェクトに使用されるときのデフォルト値は 3 です。 |
例 | アダプターは値 1 から 9 をサポートします。 例えば、1 は管理者ビュー、2 は個人ビュー、および 3 はすべてのビューです。 |
グローバル化対応 | いいえ |