独自に作成したユーザー定義拡張機能または独立ソフトウェア販売会社から入手したユーザー定義拡張機能を最小限のユーザー介入でインストールします。
以下のタスクを実行します。
ユーザー定義拡張機能を、該当するすべてのWebSphere Message Broker・コンピューターにインストールしておく必要があります。拡張機能がユーザー定義ノードの場合は、WebSphere Message Broker Toolkit・コンピューターにインストールしておく必要があります (ユーザー定義パーサーには、WebSphere Message Broker Toolkit・コンポーネントがありません)。 ご使用の拡張機能がカスタム・コンパイラーを含んだユーザー定義ノードである場合、コンパイル済みのユーザー定義拡張機能ファイルとユーザー定義ノード・プラグインを、ノードのデプロイ先ブローカーにインストールする必要があります。コンポーネントは、別々にまたは 1 つのプロセスの一部としてインストールできます。 コンポーネントは別々のシステムに存在している可能性があるため、影響を受けるすべてのシステムでインストールが完了していることを確認してください。
拡張機能によってユーザー・トレースにメッセージが書き込まれる場合、環境変数 MQSI_CONSOLE_NLSPATH (Windows システム)、または NLSPATH (その他すべてのシステム) を更新し、mqsiformatlog コマンドがメッセージ・カタログを検出できるようにする必要があります。
ユーザー定義ノードをインストールする前に、インストール先の WebSphere Message Broker Toolkit のバージョンを確認してください。 ユーザー定義拡張機能では、WebSphere Message Broker Toolkitの特定のバージョンが前提条件になっていたり、特定のファイルを実行しておかなければならなかったりする場合があるからです。
バージョンを判別するには、インストールされている WebSphere Message Broker のバージョンの検出を参照してください。
正しいレベルのブローカーによって正しい LIL ファイルがロードされるように、インストールされている WebSphere Message Broker のバージョンを検出する必要が生じることがあります。 インストールされている WebSphere Message Broker のバージョンの検出を参照してください。
WebSphere Message Broker バージョン 8.0 以降においてブローカー・インストール済み環境に .jar または .lil ファイルを追加するには、ユーザー定義の拡張ランタイム・ファイルをブローカーにインストールするを参照してください。
詳しくは、mqsicreatebroker コマンドおよびmqsichangebroker コマンドを参照してください。
その変更のために、作業ディレクトリーでカスタム環境スクリプトを作成します。
環境スクリプトには自由に名前を付けることができますが、ファイル拡張子は、 Windows では .cmd、他のすべてのプラットフォームでは .sh にする必要があります。 このスクリプトは、シェル・スクリプトのすべての操作を実行できますが、有効範囲を以下の変数の追加操作だけに制限する必要があります。
Windows の場合: この例は MyExtension の環境プロファイルを示していて、これは C:¥Program Files¥MyExtensions (Windows 32 ビット上)、または C:¥Program Files(x86)¥MyExtensions (Windows 64 ビット にインストールされます。
このスクリプトは MyExtension.cmd という名前で作業ディレクトリーに保管されます。 デフォルト場所は %APPLICATIONDATA%\IBM\MQSI\common\profiles です。環境変数 %APPLICATIONDATA% のデフォルト設定は、オペレーティング・システムによって異なります。
Windows スクリプトには、以下の内容が含まれます。
REM Added by MyExtension install, do not modify
set MQSI_LILPATH=%MQSI_LILPATH%;"C:¥Program Files¥MyExtension¥bin"
Linux および UNIX の場合: MyExtension の環境プロファイルを示していて、これは /opt/MyExtension にインストールされます。このスクリプトは MyExtension.sh という名前で、作業ディレクトリー /var/mqsi/common/profiles/ に保管されます。
Linux スクリプトには、以下の内容が含まれます。
#!/bin/ksh
# Added by MyExtension install, do not modify
export MQSI_LILPATH=/opt/MyExtension/lil${MQSI_LILPATH:+":"${MQSI_LILPATH}}
例えば、ユーザー定義拡張機能がブローカーの特定のバージョンでのみ実行されるようにする場合は、プロファイル・スクリプトの以下の変数をテストできます。