WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

PeopleTools でのカスタム・イベント・プロジェクトの作成

非同期インバウンド・イベント処理を実行するために、 WebSphere® Adapter は PeopleSoft でのイベント・プロジェクトを必要とします。 PeopleTools を使用して、カスタム・イベント・プロジェクトを作成します。

始める前に:

PeopleSoft に対して必要な外部ソフトウェア依存関係を追加します。

環境にインバウンド・イベント・サポートが必要な場合、PeopleSoft のカスタム・イベント・プロジェクトを使用する必要があります。 サンプル・イベント・プロジェクトとして、アダプターに IBM_EVENT_V600 が提供されています。 サンプル・プロジェクトの変更および使用、または PeopleTools を使用した独自のプロジェクトの作成が可能です。 独自のプロジェクトを作成する場合、次の手順を完了していることを確認してください。
  1. PeopleTools Application Designer を使用して、新規プロジェクトを作成および命名します。
  2. 以下の表で説明されているように、新規プロジェクトのフィールドを作成します。
    フィールド名 フィールドの説明
    IBM_EVENT_ID IBM_FETCH_ID レコードから取得される数値。 この値はイベント固有の ID になります。
    IBM_OBJECT_NAME 対応するビジネス・グラフの名前。
    IBM_OBJECT_KEYS コンポーネント・インターフェースの「キー獲得」プロパティー名で、名前と値のペアのキー値が後ろに続きます。 この情報はコンポーネントを EIS から取得するために使用します。
    IBM_EVENT_STATUS イベントのポーリングの準備ができている場合、状況は 0 に設定され、IBMPublishEvent 機能が呼び出されます。
    IBM_OBJECT_VERB 取得したビジネス・オブジェクトを含むビジネス・オブジェクト・グラフに設定される動詞。
    IBM_EVENT_DTTM イベントが作成された日付。 将来の日付のイベントの場合、これは有効開始日付です。
    IBM_NEXT_EVENT_ID レコード IBM_FETCH_ID の下にある、最新のイベント ID が入るフィールド。 このフィールドは、IBM_EVENT_TBL に各イベントが追加されるたびに増分され、その表内の IBM_EVENT_ID フィールドにデータを取り込みます。
    IBM_XID 確実イベント送達を備えるために必要なトランザクション ID。
  3. IBM_EVENT_TBL という名前のレコードを作成し、IBM_NEXT_EVENT_ID を除く作成したばかりのすべてのフィールドをそれに追加します。
  4. IBM_FETCH_ID という名前のレコードを作成し、IBM_NEXT_EVENT_ID フィールドだけをそれに追加します。
  5. IBM_FETCH_ID レコードを開き、IBM_NEXT_EVENT_ID フィールドを選択し、PeopleCode を表示し、「fieldformula」を選択します。
  6. カスタム・イベント・プロジェクト用の PeopleCodeのカスタム・イベント・プロジェクトの PeopleCode を、作成しているプロジェクトにコピーします。
  7. レベル 0 の IBM_EVENT_TBL レコードのフィールドを含むプロジェクトの下にページを作成します。このコンポーネントには任意の名前を付けることができます。
  8. 作成したばかりのページを含むプロジェクトの下でコンポーネントを作成します。 このコンポーネントには任意の名前を付けることができます。
  9. このコンポーネントに対してコンポーネント・インターフェースを作成して、任意の名前を付けます。 基礎のコンポーネント定義に基づいて、このプロパティーをデフォルトにするかを確認します。
  10. 「すべて作成」オプションを選択して、プロジェクト全体を構築します。
  11. コンポーネント・インターフェース・テスターを使用して、コンポーネント・インターフェースが作動するかどうかをテストおよび確認します。
  12. コンポーネント・インターフェース用の Java™ API を生成し、生成したクラスをアダプター・クラスパスに追加します。 PeopleTools プロジェクトの構築、および PeopleSoft コンポーネント・インターフェースのテストに関する詳細な情報については、PeopleSoft の資料を参照してください。
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        最終更新: 2015-02-28 17:49:49


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