Linux および UNIX システムにマルチインスタンス・ブローカーを追加するには、mqsiaddbrokerinstance コマンドを使用します。
使用できる文字セットの制約事項については、コマンドで使用できる文字を参照してください。
ブローカーを開始する前に、ブローカーがこのネットワーク・ストレージ場所にアクセスできることを確認する必要があります。 また、ブローカーのキュー・マネージャーが WebSphere® MQ マルチインスタンス・キュー・マネージャーとして構成されていることを確認する必要があります。
このディレクトリーは、トレースがアクティブの際に作成されるトレース・レコードにも使用されます。 これらのレコードは、サブディレクトリー log に書き込まれます。 これは、ブローカーを始動する前に作成しておく必要があります。
プロセスが異常終了した際にブローカーによって作成されるエラー・ログは、このディレクトリーに保管されます。
エラー・ログに制限はなく、そのサイズは大きくなり続けます。 定期的にこのディレクトリーを調べ、古くなったエラー情報は消去してください。
mqsichangebroker コマンドを使用してこのパラメーターを変更することはできません。 作業パスを指定または変更するには、ブローカーを削除して再作成してください。
このパラメーターを指定すると、ブローカー用に別個の作業ディレクトリーが作成されます。 この作業ディレクトリーは、デフォルトの作業ディレクトリー構造のサブセットです。ここにはより少ない数のサブディレクトリーだけが含まれていて、common¥profiles サブディレクトリーはありません。
以下の例では、共有作業パス MyNetworkSharedWorkpath 上でキュー・マネージャー MyQmgr を使用して、ブローカー Mybroker のブローカー・インスタンスを追加します。
mqsiaddbrokerinstance MyBroker –e /MyNetworkSharedWorkpath