WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

データ分析

データ分析では、複雑な XML 文書の情報を分析してフィルターに掛けます。 WebSphere® Message Broker でデータを素早く簡単に変換するために、この分析を使用して、「データ分析」ツールを格納するライブラリーを作成することができます。

XML ファイルには柔軟性がありますが、長くて複雑になることがあります。 そのような場合は、データの小規模なサブセットが必要になることがあります。 しかし、従来の方法を使用してモデルを作成し、このデータ・サブセットのフィルタリングと分析を行うのは難しい場合があります。 既存のビジネス・インテリジェンス (BI) ツールが最も効率的に動作するのは、リレーショナル・データが適切に構造化されている場合です。

「データ分析」プロジェクトでは、データの内容に従ってサンプル XML 文書のセットを分析します。 この内容は、プロジェクト作成時に指定するデータ分析プロファイルで定義されます。 サンプル XML 文書の分析時には、その中に含まれる新しいデータと新しいデータ構造がデータ分析モデルに保持されます。 繰り返されるデータおよびデータ構造は追加されません。 この分析が完了した後、サンプル・データの要約であるデータ分析モデルを探索し、データ分析モデルで関連するエレメントを選択して、ターゲット・モデルにそれらを追加することができます。 ターゲット・モデルは、「データ分析」ツール (実行時に着信データを変換するために使用可能) を格納するライブラリーを生成するときに使用します。 作成される「データ分析」ツールには、マップ、スキーマ・ファイル、妥当性検査スタイル・シート、およびサブフローが含まれます。

次の図にプロセスの概要を示します。図には、本文前述のプロセスが示されています。

主なステップは以下のとおりです。
  1. 「データ分析」プロジェクトを作成します。 「データ分析」プロジェクトの作成を参照してください。
  2. サンプルの XML 文書を分析します。サンプル XML 文書の分析を参照してください。
  3. ターゲット・モデルを作成します。 ターゲット・モデルの作成を参照してください。
  4. ターゲット・モデルにデータを入れて編集します。 サンプル XML 文書からターゲット・モデルへのデータの取り込みおよび「ターゲット・モデル」エディターでのターゲット・モデルの変更を参照してください。
  5. データベース形式で、ターゲット・モデルの表示と編集を行います。 「ターゲット・モデル」エディターにおけるターゲット・モデルのデータベース表現の編集およびデータ分析データベースのセットアップを参照してください。
  6. 「データ分析」ツールを格納するライブラリーを作成します。 「データ分析」ツールの作成を参照してください。
  7. 「データ分析」ツールを使用して、「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブでデータを操作します。
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        最終更新: 2015-02-28 17:48:54


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