EDIFACT サンプルの実行

このトピックでは、テスト・メッセージを EDIFACT メッセージ・フローに入れる方法を説明します。

入力メッセージ

EDIFACT サンプルには、次に示す 5 個のテスト・メッセージが含まれています。

これらの 5 個の入力メッセージは、すべて INVOICE メッセージです。 最初の 4 個の入力メッセージは有効なものです。 5 番目の入力メッセージは、BGM フィールドが欠落しており、無効なメッセージです。

サンプルの実行

サンプルを実行するには、入力キューにメッセージを入れ、出力キューからメッセージを取得することが必要です。 テスト・クライアントのデキュー・セクションを使用して、出力キューからメッセージを取り出すことができます。 想定した出力キュー内にメッセージがない場合、出力キューの名前を、障害キューの名前に変更します。 以下の指示に従ってサンプルを実行してください。

  1. 入力メッセージのいずれかを EDIFACT_TO_XML_IN キューに入れます。
    1. 「ブローカー開発」ビューで、「EDIFACT」メッセージ・フロー・プロジェクトを展開します。.mbtest ファイルの 1 つをダブルクリックして、テスト・クライアントでこれを開きます。
    2. テスト・クライアントで、「メッセージの送信」をクリックします。.mbtest ファイル内のメッセージがキューに書き込まれます。

    EDIFACT_TO_XML_IN キューにメッセージを入れると、最初のメッセージ・フロー (VALIDATINGEDIFACT2XML.msgflow) の EDIFACT_TO_XML_IN MQInput ノードによりそのメッセージが解析され、メッセージ・セットと照らし合わせて検証されます。

  2. 「デキュー」を使用して EDIFACT_TO_XML_OUT キューから変換後のメッセージを取り出します。
    1. テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。
    2. 「メッセージの取得」をクリックして、「EDIFACT_TO_XML_OUT」キューからメッセージを読み取ります。変換済みメッセージは XML フォーマットになっています。
    3. 「詳細プロパティー」の下で「ソース」が選択されていることを確認します。「ソース」ペイン内のメッセージの内容を右クリックし、「すべて選択」をクリックします。
    4. メッセージをコピーするには、「ソース」ペインでメッセージの内容を右クリックし、「コピー」をクリックします。
  3. テスト・クライアントを使用して、ステップ 2 でコピーしたメッセージを XML_TO_EDIFACT_IN キューに入れます。
    1. テスト・クライアントで、「エンキュー」をクリックします。
    2. 「ソース」ペインでソース・メッセージを右クリックして、「すべて選択」をクリックします。 次に右クリックして「貼り付け」 を選択し、既存のソース・メッセージを置き換えます。
    3. 「キュー名」フィールドに XML_TO_EDIFACT_IN を入力します。
    4. 「メッセージの送信」をクリックして、コピーしたメッセージを XML_TO_EDIFACT_IN キューに入れます。

    メッセージを XML_TO_EDIFACT_IN キューに入れると、第 2 のメッセージ・フロー (VALIDATINGXML2EDIFACT.msgflow) の XML_TO_EDIFACT_IN MQInput ノードによりそのメッセージが解析され、メッセージ・セットと照らし合わせて検証されます。
  4. テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。
  5. 「キュー名」フィールドに XML_TO_EDIFACT_OUT を入力します。
  6. 「メッセージの取得」をクリックして、XML_TO_EDIFACT_OUT キューからメッセージを取得します。これでメッセージは EDIFACT メッセージになりました。

EDIFACT_TO XML_OUT または XML_TO_EDIFACT_OUT キューにメッセージがない 場合は、WebSphere Message Broker 資料の サンプル実行時の問題の解決を参照してください。 メッセージはまだ入力キュー、EDIFACT_FAIL キュー、またはいずれかのシステム・キューにある可能性があります。

D.96A_INVOICE_missing_BGM.mbtest メッセージ

BGM フィールドがメッセージにないため、D.96A_INVOICE_missing_BGM.mbtest メッセージを最初のメッセージ・フローに 入れると、EDIFACT_TO_XML_IN MQInput ノードでの検証に失敗します。 EDIFACT_TO_XML_IN MQInput ノードは、メッセージを EDIFACT_FAIL キューに入れます。

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