WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

IDOC ドメインでのメッセージの操作

ESQL を Compute ノードから使用して、着信 IDoc を発信 IDoc にコピーし、メッセージを操作します。

有効な IDoc メッセージ・フローは SAP から発信されて、R/3 用の MQSeries® リンクに送られます。

この IDoc が正常にアウトバウンド WebSphere® MQ・キューにコミットされると、メッセージ・フローの入力ノードはそのメッセージをキューから読み取って、構文エレメント・ツリーを生成します。

Compute ノードがこの構文エレメント・ツリーを処理し、それが完了すると、出力メッセージをメッセージ・フロー内の後続のノードに渡します。 メッセージが出力ノードに到達すると、 ツリーからビット・ストリームを再作成するために IDOC パーサーが起動されます。

メッセージ・フローでは、 入力メッセージと同様のフォーマットで出力メッセージを作成する必要があります。

DC (制御構造) および DD (データ構造) で IDOC パーサーが認識するフィールド名については、IDOC パーサー構造のフィールド名を参照してください。

例えば、Compute ノードに以下のような ESQL が含まれているとします。
SET OutputRoot = InputRoot;
SET OutputRoot.IDOC.DC[1].tabnam = 'EDI_DC40  ';
SET OutputRoot.IDOC.DD[2].sdatatag.MRM.maktx = 'Buzzing all day';

コードの最初の行は受信 IDoc を送信 IDoc にコピーします。

第 2 行は、最初の DC の tabname を設定します。

第 3 行は、2 番目の DD セグメント (この例ではタイプ E2MAKTM001) を使用し、maktx フィールドを設定します。

ESQL を使用する IDoc のフィールドへのアクセス

ESQL エディター「コンテンツ・アシスト」を使用して、IDoc の SAP 定義フィールドへの入力を完了します。

ESQL ステートメントの sdatatag タグの後、次のタグは手作業で入力する必要のある MRM であり、その次は操作対象となるフィールド名です。 ここには、メッセージ・セグメントの名前ではなく、メッセージ・セグメント内のフィールド名を指定します。

例えば、以下のコードは IDoc のセグメント名を設定します。

SET OutputRoot.IDOC.DD[I].segnam  = 'E2MAKTM001';
以下の例は、E2MAKTM001 セグメント内の msgfn フィールドを設定します。
SET OutputRoot.IDOC.DD[I].sdatatag.MRM.msgfn = '006';     
特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1999, 2014Copyright IBM Corporation 1999, 2014.

        
        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:45:39


タスク・トピックタスク・トピック | バージョン 8.0.0.5 | ac20020_