オプションで、メッセージ・フローによりアクセスされるデータをデータベースが含むように構成することができます。 サポートされるオペレーティング・システム上での、特定のバージョンの IBM® その他の提供業者からのデータベースがサポートされています。
データベースに保持されるデータにアクセスするメッセージ・フローを実行する場合は、サポートされているデータベースをインストールおよび構成する必要があります。 これらのデータベースによってサポートされるデータ・タイプのいくつかは、WebSphere Message Broker ではサポートされていません。詳しくは、外部データベースの値のデータ・タイプを参照してください。
ほとんどの環境では、ブローカーおよびデータベース・サーバーを同じオペレーティング・システム上で稼働させてはなりません。 ローカル・データベースとリモート・データベースの使用、および適用される制約事項について詳しくは、データベース・ロケーションを参照してください。
WebSphere Message Broker は、データベースに対するトランザクション (XA) 接続と非トランザクション接続の両方をサポートします。 データベース・インスタンスに対する ODBC 接続、JDBC タイプ 4 接続、またはその両方を定義できます。 XA サポートは、グローバルに整合されたメッセージ・フローと呼ばれます。
単一のブローカーでは、ODBC XA または JDBC XA を使用できますが、両方とも使用することはできません。 この制約事項は、サポートされるすべてのプラットフォームと、XA がサポートされるすべてのデータベース・サーバーに適用されます。
以下のセクションでは、このサポートに関する詳細情報を記載し、該当する場合は制約事項について説明します。
次の表は、非 XA サポートの場合のサポートされているデータベース・サーバーを、ブローカーのプラットフォームごとにリストしています。 XA 接続はこれらのサーバーのほとんどでサポートされます。詳しくは、表の後の注を参照してください。
サポートされるデータベース・サーバーのバージョンに関する詳しい最新情報については、WebSphere Message Broker 要件の Web サイトをご覧ください。
特に明記されていない限り、データベースの ODBC クライアント・コードのバージョンとリリースは、サーバーと同じです。
オペレーティング・システム | DB2®1、2 | Informix®5 | Microsoft SQL Server | Oracle1、3、4 | solidDB® | Sybase1 |
---|---|---|---|---|---|---|
AIX® | サポートされる | サポートされる | サポートされる6 | サポートされる | サポートされる | サポートされる |
HP-Itanium | サポートされる | サポートされる | サポートされる6 | サポートされる | サポートされる | サポートされる |
Linux (POWER® | サポートされる | サポートされる | サポートされません | サポートされる | サポートされません | サポートされる |
Linux (x86) | サポートされる | サポートされる | サポートされる6 | サポートされる | サポートされる | サポートされる |
Linux (x86-64) | サポートされる | サポートされる | サポートされる6 | サポートされる | サポートされる | サポートされる |
Linux (System z® | サポートされる | サポートされる | サポートされる6 | サポートされる | サポートされません | サポートされません |
i5/OS™ および OS/400®7 | サポートされる | サポートされません | サポートされません | サポートされません | サポートされません | サポートされません |
Solaris (SPARC) | サポートされる | サポートされる | サポートされる6 | サポートされる | サポートされる | サポートされる |
Solaris (x86-64) | サポートされる | サポートされる | サポートされる6 | サポートされる | サポートされる | サポートされる |
Windows 7 | サポートされる | サポートされる8 | サポートされる | サポートされる8 | サポートされる8 | サポートされる8 |
Windows 7 (64 ビット) | サポートされる | サポートされません | サポートされる | サポートされる9 | サポートされる8 | サポートされません |
Windows XP および Server 2003 | サポートされる | サポートされる8 | サポートされる | サポートされる8 | サポートされる8 | サポートされる8 |
Windows Vista | サポートされる | サポートされる8 | サポートされる | サポートされる8 | サポートされる8 | サポートされる8 |
Windows Server 2008 | サポートされる | サポートされる8 | サポートされる | サポートされる8 | サポートされる8 | サポートされる8 |
Windows Server 2008 R2 | サポートされる | サポートされません | サポートされる | サポートされる9 | サポートされる8 | サポートされません |
z/OS® | サポートされる | サポートされません | サポートされません | サポートされません | サポートされません | サポートされません |
以下の注で特に明記されていない限り、DB2、Oracle、および Sybase のサポートされているリリースは、分散 XA トランザクションにリソース・マネージャーとして関与することができ、WebSphere MQ によって XA トランザクション・マネージャーとして調整できます。 z/OS では、すべてのトランザクションが Recoverable Resource Services (RRS) によって調整されます。
各ブローカー・システムはクライアント SDK だけを必要とします。データベースを作成するシステム上に Dynamic Server をインストールします。
ラージ・オブジェクト (LOB) はサポートされていません。
非 XA トランザクションの場合、ブローカーから、ODBC サポートの表にリストされているすべてのデータベース・サーバーへの JDBC タイプ 4 接続を作成できます。z/OS を含むすべてのブローカー・プラットフォームからの接続がサポートされます。
XA 接続の場合、以下の制約事項が適用されます。
JDBC タイプ 4 ドライバーは、WebSphere Message Broker では提供されません。これらのファイルはデータベース・ベンダーから入手してください。 サポートされるドライバーについての詳しい最新情報は、WebSphere Message Broker 要件の Web サイトをご覧ください。