WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

同じ名前または類似の名前でのマッピング

「入力と出力の名前が同じである場合に変換を作成」を選択する、または類似の名前を選択すると、オプションが使用できます。

「入力と出力の名前が同じである場合に変換を作成」を選択すると、以下の規則が適用されます。

  1. 値が修正された出力フィールドは名前の突き合わせから除外されます。 既にマッピング済みの出力、または既にマッピング済みのコンテナーの下にあるターゲットは、名前の突き合わせから除外されます。
  2. 入力と出力の名前が同じ場合、入力と出力の種類および XSD タイプにかかわらず一致します。 エレメント、属性、およびデータベース列は、名前が同じであればどのような形式であれ一致します。
  3. XML ネーム・スペースは名前の突き合わせから除外されます。 そのため、abc:somethingxyz:something{http://www.abc.com}:something{http://www.xyz.com}:something の場合と同じであると見なされます。
  4. 1 つの出力に関して複数の入力が同じ名前である場合、作成されるマッピングは 1 つです。 例:
    1 つの出力と同じ名前の複数の入力のマッピング

    ただし、1 つの出力と同じ名前を持つ複数の入力があり、同じ名前 (または類似の名前) でマップし、かつ子孫を突き合せることを選択した場合、最初にパスと名前によって突き合せようとします。 一致が見つかると、1 つの変換が行われ、それ以上の一致は考慮されません。

  5. 単一の入力が複数の出力と同じ名前を持っていると、複数のマッピングが作成され、それぞれ入力と出力は 1 対 1 となります。 例:
     1 つの入力と同じ名前の複数の出力のマッピング

    ただし、複数の出力と同じ名前を持つ単一の入力があり、同じ名前 (または類似の名前) でマップし、かつ子孫を突き合せることを選択した場合、最初にパスと名前によって突き合せようとします。 一致が見つかると、1 つの変換が行われ、それ以上の一致は考慮されません。

  6. 「選択された要素の単純な子孫をすべてマップ」オプションを選択すると、名前の突き合わせのために以下のステップが実行されます。
    1. 選択された入力および出力の相対パスと項目名を比較します。
    2. 相対パス以外の項目名を比較します。
    例えば、次のような入力アイテムと出力アイテムがあるとします。
    • 入力:
      OldPurchaseOrder
      		items
      			item
      				partNum
      		partNum 
    • 出力:
      NewPurchaseOrder
      		items
      			item
      				partNum
      		リソース (resource)
      			partNum	
    上記の入力および出力があるときに「入出力の名前が同じ場合に変換を作成する」を選択すると、すべての項目の相対パスは以下のようになります。
    • 入力項目の相対パス:
      items/item/partNum
      partNum
    • 出力項目の相対パス:
      items/item/partNum
      resources/partNum

    ステップ a) で、items/item/partNumitems/item/partNum が突き合わせられます。

    ステップ b) で、partNumresources/partNum が突き合わせられます。

    前のステップで一致した入力と出力は、以降のステップでは無視されます。

    「選択された要素の直接の子をマップ」オプションを選択すると、名前の突き合わせのために実行される唯一の手順は、相対パス無しで項目名を比較することです。

類似の名前によるマッピング

  1. 固定値の出力およびマップされている出力は、名前の突き合わせから除外されます。 前のセクションのポイント 1 を参照してください。
  2. 類似性 のテストは、エレメントの名前、属性、またはデータベース列 (タイプは関係ない) を使用して実行されます。前のセクションのポイント 2 を参照してください。
  3. 類似性のテストの場合も、大/小文字の区別と英数字に関しては、同じ名前でのマッピングと同じように適用されます。
  4. 類似性のテストにはネーム・スペースまたはネーム・スペース接頭部は関係しません。前のセクションのポイント 3 を参照してください。
  5. 複数の入力が 1 つの出力に対して類似している場合、および複数の出力が 1 つの入力に対して類似している場合における動作は、前のセクションのポイント 4 と同じです。
  6. 「選択された要素の単純な子孫をすべてマップ」を選択すると、名前の突き合わせのために以下のステップが実行されます。
    前のステップで一致した入力と出力は、以降のステップでは無視されます。
    1. 選択された入力および出力の相対パスと項目名を比較します。
    2. 相対パス以外の項目名を比較します。
    3. 相対パス以外の類似項目名を比較します。

    「選択された要素の直接の子をマップ」オプションを選択すると、名前の突き合わせのために実行される唯一の手順は、相対パス無しで類似する項目名を比較することです。

  7. 類似していると見なすための、2 つの語に関する類似性しきい値を選択できます。
  8. 他の類似性アルゴリズムは使用できません。
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        最終更新: 2015-02-28 17:49:38


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