WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

WSDL スタイル

SOAP ノードは、スタイルが document (デフォルト) または rpc の、 特定の WSDL バインディングを使用して構成されます。 特定の WSDL バインディングに定義されたすべての操作は、通常は同じ使用法 (use) で定義されます。使用法は、literal (デフォルト) または encoded のいずれかです。

以下の用語は、WSDL バインディングの 3 つの一般的なタイプを示すために使用されます。

  1. document-literal (style="document", use="literal")
  2. rpc-literal (style="rpc", use="literal")
  3. rpc-encoded (style="rpc", use="encoded")
WSDL によって定義されるランタイム SOAP メッセージの形状は、次の表に示されているようにバインディングのタイプによって異なります。
WSDL バインディング・タイプ 説明
document-literal SOAP ペイロードは XML スキーマによって記述されます。 wrapped document-literal 規則では、SOAP 本体の最初の子が操作名と一致するように XML スキーマが構成されます。
rpc-literal SOAP ペイロードは WSDL (操作およびパーツ名) によって記述され、その後 XML スキーマによって記述されます。
rpc-encoded SOAP ペイロードの一般的な形状は rpc-literal と同じですが、送信されたメッセージについての追加情報を受信側に知らせるよう意図された、SOAP エンコード方式の注釈を伝えることができます。 注釈は、SOAP 1.1 と SOAP 1.2 とで多少異なります。
3 つの WSDL スタイルのすべては、WebSphere® Message Broker によりサポートされています。 新しいサービスに最適なスタイルは document-literal で、 これはインターオペラビリティーの問題が生じる可能性が最も小さいスタイルでもあります。 wrapped document-literal 規則を使用して SOAP ペイロードを操作に明示的に関連付けることができます。

document-literal および rpc-literal は、どちらも WS-I に準拠しています。 rpc-encoded スタイルは WS-I に準拠していないので、Web サービスのクライアントとサーバーが異なるテクノロジーを使用する場合にインターオペラビリティーの問題が生じることがあります。 WSDL スタイルで発生するいくつかの一般的な問題については、WSDL の妥当性検査で説明されています。

document-literal の、または rpc-literal の WSDL で記述される SOAP メッセージの作成および解析は容易です。ペイロードが、WSDL から作成されたメッセージ・セットで記述される標準の XML であるためです。

詳しくは、rpc-encoded SOAP メッセージの処理を参照してください。

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        最終更新: 2015-02-28 17:49:16


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