グラフィカル・データ・マッピング・エディターでは、エレメントと属性を入力オブジェクトと出力オブジェクトの間でマップした後に、入力データで実行されるアクションを指定するマッピングに変換を適用できます。 変換の結果は、出力エレメントに格納されます。
グラフィカル・データ・マッピング・エディターで提供される標準マッピング変換を以下の表に示します。
Transform | 説明 |
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Assign | 出力エレメントの値を設定します。 入力エレメントはありません。 Assign 変換を介して設定される列の値は、常に文字ストリングとして渡されます。 |
Cast | 出力エレメントに特定の値タイプを設定します。 また、Cast では、入力エレメントを特定の値タイプに変換して出力エレメントに移動することもできます。 |
Concat | 2 つ以上のエンティティーからデータを取得できるようにするストリング連結を作成して、それらを 1 つの結果にリンクします。 |
Convert | 入力エレメントを出力エレメントにコピーして、タイプを変更します。 変換は、単一の単純入力を取り、さまざまなタイプの単一の単純出力を作成します。 |
Create | エレメントのタイプに基づいたデフォルト値を使用して、空のエレメント、nil エレメント、または単純タイプ・エレメントを作成します。 |
カスタム ESQL | 変換に使用される独自の ESQL コードを入力できます。 |
カスタム Java | 変換に使用される独自の Java コードを入力できます。 |
カスタム XPath | 変換で使用する独自の XPath 式または XSLT 関数を入力できます。 |
Move | 入力エレメントから出力エレメントにデータをコピーします。 |
Normalize | スペース、タブ、リターンなどの空白文字を除去して入力ストリングを正規化し、その正規化されたストリングを出力エレメントに移動します。 |
Substring | 必要に応じて情報を抽出し、抽出したストリングを出力エレメントに移動します。 |
Task | メッセージング・ソリューションでグラフィカル・データ・マップを使用する前に、確認または解決する必要がある手動タスクまたは考慮事項を記述します。 |
XPath | すべての XPath 2.0 機能が、fn:<function_name> という形式でサポートされます。 |
グラフィカル・データ・マッピング・エディターで提供されるデータベースの変換を以下の表に示します。
Transform | 説明 |
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Delete | データベース表内の、where 節に一致する 1 つ以上の行を削除します。 |
Failure | データベース変換時にデータベース・サーバーで例外が発生したときに、例外によってマップが停止してそれが報告されるのではなく、マップでエラー処理を行えるようにします。 |
Insert | データベース表に行を挿入します。 |
Return | Insert、Update、Delete のいずれかのデータベース操作、またはデータベース・ルーチン呼び出しが成功した後、追加処理を行えるようにします。 データベース操作または呼び出しの結果を入力として提供します。 |
Select | グラフィカル・データ・マッピングで入力データとして使用できるように、データベース表の行からデータを取得します。 |
Update | データ値の単一セットを指定した where 節に一致するデータベース表内の 1 つ以上の行を更新します。 |
Transform | 説明 |
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Append | 出力配列のオカレンスを入力の順序で追加します。 |
ForEach | 1 つの入力配列エレメント (単純タイプまたは複合タイプ) を反復します。 |
If、Else if、および Else | 条件を設定することによって、マッピングのフローを制御できるようにします。 |
Join | 複数の入力からエレメントを結合します。 |
ローカル・マップ | グラフィカル・データ・マップにエレメント変換の階層ビューを提供します。 |
Submap | 別のマップを参照します。 このマップ・ファイルまたは別のマップ・ファイル (ライブラリー、アプリケーション、またはメッセージ・ブローカー・プロジェクトに保管可能) 上のマップを呼び出します。 |