DefaultWSRR 構成可能サービスの構成パラメーターを変更するには、mqsichangeproperties コマンドを使用します。
DefaultWSRR は、ブローカーごとに提供される構成可能サービス・オブジェクトで、WebSphere® Service Registry and Repository (WSRR) 構成パラメーターを定義します。 DefaultWSRR は、ServiceRegistries という構成可能サービス・タイプを持ちます。
WSRR の使用に影響を与える構成パラメーターの詳細は、WebSphere Service Registry and Repository ノードの構成パラメーターを参照してください。
DefaultWSRR 構成可能サービスの構成パラメーターを更新するには、次のステップを実行してください。
mqsichangeproperties MB8BROKER -c ServiceRegistries -o DefaultWSRR
-n endpointAddress
-v http://localhost:9080/WSRR6_1/services/WSRRCoreSDOPort
ここで、
-c は、構成可能サービス・タイプ (この場合は ServiceRegistries) を指定します。
-o は、構成可能サービス・オブジェクトの名前 (この場合は DefaultWSRR) を指定します。
-n は、変更するプロパティーの名前 (この場合は endpointAddress) を指定します。
-v は、-n パラメーターで定義されるプロパティーの値を指定します。
(この場合は
http://localhost:9080/WSRR6_1/services/WSRRCoreSDOPort)
WebSphere Message Broker でサポートされる特定のレベルの WSRR については、WebSphere Message Broker 要件を参照してください。
mqsichangeproperties MB8BROKER -c ServiceRegistries -o DefaultWSRR
-n timeout -v 3600000
ここで、
-c は、構成可能サービス・タイプ (この場合は ServiceRegistries) を指定します。
-o は、構成可能サービス・オブジェクトの名前 (この場合は DefaultWSRR) を指定します。
-n は、変更するプロパティーの名前 (この場合は timeout) を指定します。
-v は、-n パラメーターで定義されるプロパティーの値を指定します。
(ここでは、3600000 ミリ秒により、1 時間の WSRR キャッシュ有効期限タイムアウトが指定されています)
mqsichangeproperties MB8BROKER -c ServiceRegistries -o DefaultWSRR
-n connectionTimeout -v 240
ここで、
-c は、構成可能サービス・タイプ (この場合は ServiceRegistries) を指定します。
-o は、構成可能サービス・オブジェクトの名前 (この場合は DefaultWSRR) を指定します。
-n は、変更するプロパティーの名前
(この場合は connectionTimeout) を指定します。
-v は、-n パラメーターで定義されるプロパティーの値を指定します。
(ここでは、240 秒により、4 分間の WSRR 照会の接続タイムアウトが指定されています)
mqsichangeproperties MB8BROKER -c ServiceRegistries -o DefaultWSRR
-n predefinedCacheQueries
-v "//*[@name='ConceptA1']"
ここで、
-c は、構成可能サービス・タイプ (この場合は ServiceRegistries) を指定します。
-o は、構成可能サービス・オブジェクトの名前 (この場合は DefaultWSRR) を指定します。
-n は、変更するプロパティーの名前
(この場合は predefinedCacheQueries) を指定します。
-v は、-n パラメーターで定義されるプロパティーの値を指定します。
(この場合は、エンティティー ConceptA1 での単純なフルデプス WSRR XPath 照会、"//*[@name='ConceptA1']")。
WSRR 照会の単一引用符を ' に置き換えてください。
複数の照会は、';' で区切って指定します。
-v "//*[@name='ConceptA1'];//*[@name='ConceptB2']"
「深さのポリシー」プロパティーの特定の値を RegistryLookup ノードで使用するとき、
predefinedCacheQueries プロパティーでも同じ深さを指定する必要があります。
それには、書式 depth=n の照会式にオプションの拡張子を使用します。
MatchOnly の「深さのポリシー」の値には、depth=0 を使用します。
MatchPlusImmediate の「深さのポリシー」の値には、depth=1 を使用します。
MatchPlusAll または MatchShowRel の「深さのポリシー」の値には、depth=-1 を使用します。これがデフォルト値です。
例えば次の照会は、関連エンティティーなしの XSD MsgDef.xsd、エンティティー ConceptA1 とそれに直接関連するエンティティー、およびエンティティー ServiceA2 とそれに関連するすべてのエンティティーを検索します。
-v "//*[@name='MsgDef.xsd']{depth=0};
//*[@name='ConceptA1']{depth=1};
//*[@name='ServiceA2']"
各照会には、WSRR 照会言語のすべての機能が使用できます。
-v "/WSRR/WSDLService/ports[binding/portType
[@name='DemoCustomer'
および @namespace='http://demo.sr.eis.ibm.com']]"
ブローカー・ユーザー・トレースを使用し、RegistryLookup または EndpointLookup ノードを呼び出すときに発行する WSRR XPath 照会ストリングを取得します。
または次のように、-v ではなく -p パラメーターを使用して、mqsichangeproperties コマンドがプロパティー値を読み取るファイルを指定します。
mqsichangeproperties MB8BROKER -c ServiceRegistries -o DefaultWSRR
-n endpointAddress
-p config.xml
詳細は、構成可能サービスのプロパティーを参照してください。