XPath 式をフィールドに入力できる値としてサポートするかまたは予期するほとんどのプロパティー・フィールドから、XPath Expression Builder を起動できます。
XPath Expression Builder の使用は、ユーザーのメッセージ・フロー・アプリケーション開発の援助機能であるという意味でオプションです。 XPath Expression Builder により、XPath または ESQL でのメッセージ処理式を作成できます。 手入力で式を入力するか、そうした式を作成する助けとして XPath Expression Builder を使用するかは自由です。
XPath Expression Builder では、$Body 変数を使用できません。 式を手動で入力するときには、$Body 変数を使用できますが、WebSphere® Message Broker Toolkit の XPath Expression Builder および関連付けられた妥当性検査では使用できません。代わりに $Root 変数を使用してください。
ノードがどんな状態であっても、つまりノードが切断されていても接続されていても、あるいはノードが完全にまたは一部が構成されていても、まったく構成されていなくても、フィールドに値を取り込むことは可能です。
変数 (または ESQL 用語では、相関名) は、ダイアログが起動するプロパティー・フィールドに適用可能なすべてのメッセージ・ツリー開始点のリストを提供します。
フィールドが読み取り専用または読み取り/書き込みパス・フィールドである場合、どのメッセージ・アセンブリーのどのツリーにパス式がマップするのかを示すために、式はこうした変数で開始しなければなりません。
XPath 変数名は ESQL フィールド参照式にある既存の相関名にマップしますが、ESQL 文法に準拠するために、これらの接頭部にドル ($) 文字を付けることにより、変数参照として示されます。
「XPath Expression Builder」ダイアログ・ボックスは妥当性検査をサポートしますが、これは XPath プリファレンス・ページで「XPath 式の作成時に妥当性検査する」チェック・ボックスからチェックを外すことでオフにできます。
$Root または $Body 変数を選択してメッセージ本体を参照する式を作成すると、XPath 式にメッセージ・エレメントが含まれます。 これは、XMLNSC、XMLNS、XML、および DataObject ドメイン所有のメッセージ本文の場合は、正しい式です。
MRM、MIME、SOAP、および IDOC ドメインが所有するメッセージ本体の場合は、メッセージ・エレメントを式から除去する必要があります。
例えば、XPath 式 $Body/my_message/my_field は XMLNSC の場合は正しいですが、MRM の場合は $Body/my_field に正しく変更する必要があります。
関数がサポートされるときには、3 つのメイン・ビューがあります。
「XPath Expression Builder」ダイアログで「ネーム・スペースの設定」を展開した場合、接頭部とネーム・スペースの対のストリングの表が表示されます。 この表は XPath の式の作成時に自動的に更新されます。 生成されたデフォルトの接頭部が希望するものではない場合、「接頭部の変更」をクリックして変更できます。
接頭部とネーム・スペース・マップ項目を追加するには、「追加」をクリックして、ダイアログ内のフィールドを完成させます。
表の項目を編集または削除するには、項目を選択し、「編集」または「削除」 をそれぞれクリックします。
「編集」では別のフィールド・ダイアログが開き、接頭部とネーム・スペースを変更できます。
XPath エディターで提供されるプリファレンスについての情報は、XPath エディター・プリファレンスを参照してください。