mqsiaddbrokerinstance コマンドを使用して、WebSphere® Message Broker がインストールされているサーバー上にマルチインスタンス・ブローカーを作成します。
mqsiaddbrokerinstance コマンドを使用して、マルチインスタンスのサポートが必要な追加サーバーにブローカー・インスタンスを追加します。 最初に mqsicreatebroker コマンドを使用して、マルチインスタンス対応のブローカーを 1 つのサーバーに作成する必要があります。
mqsiaddbrokerinstance コマンドを使用してブローカー・インスタンスを追加する場合、このコマンドを使用してマルチインスタンス・ブローカーを WebSphere MQ サービスとして開始および停止することはできません。 代わりに、mqsichangebroker コマンドを使用する必要があります。
Linux および UNIX システムでは、このコマンドを実行するのに使用するユーザー ID は、mqbrkrs グループと mqm グループの両方のメンバーでなければなりません。 さらに、このユーザー ID の uid および gid をすべてのシステム上で同じにし、かつユーザー ID は mqsicreatebroker コマンドを使用してマルチインスタンス・ブローカーの最初のインスタンスを作成したものと同じにする必要もあります。
各システムの /etc/passwd ファイルを編集し、ブローカー・インスタンスの作成と追加に使用したユーザー ID の共通 uid および gid を設定してから、システムをリブートする必要があります。
Linux および UNIX 環境で uid と gid を変更する場合、システム上のファイルの許可レベルに影響するため、注意が必要です。
uid または gid を変更すると、そのユーザーまたはグループが以前に所有していたすべてのファイルの所有権はファイルのその元の所有者の実整数に変更されてしまいます。 そのため、影響を受けるファイルとディレクトリーの所有権をシステム管理者が手動で元に戻すように見届ける必要があります。