ユーザー定義のパーサーは、着信メッセージのビット・ストリームを解釈し、 そのメッセージの内部表現をツリー構造で作成するプログラムです。 またユーザー定義のパーサーは、 内部メッセージ・ツリー表現からの発信メッセージ用のビット・ストリームを再生成することもできます。
WebSphere® Message Broker パーサーではユーザー定義メッセージを十分に構文解析できない場合に、ユーザー定義パーサーを作成してください。
接続機能または変換機能を提供するために、ユーザー定義パーサーを使用しないでください。 大抵の場合、MRM または他の IBM® 提供のパーサーは、ほとんどの標準タイプのフォーマットを引き渡すことができます。 またパーサーを書かなくても、ユーザー定義ノード内で、メッセージを構文解析しメッセージ・ツリーを構成することができます。 例えば、POP3 サーバーからの E メールを読み取るユーザー定義ノードは、ユーザー定義パーサーを書かなくても、E メールを構文解析してメッセージ・ツリーを構成することができます。
パーサーがユーザー定義ノードでしか使用されない場合は、ユーザー定義パーサーを使用する必要はありません。 しかし、パーサーが他のメッセージ・フロー・ノードから呼び出される場合は、ユーザー定義パーサーを考慮してください。