XML ポリシー・ファイルを使用して、グローバル・キャッシュのデータを共用するように 1 つ以上のブローカーを構成します。 ポリシー・ファイルを使用して、2 つのカタログ・サーバーをホストするようブローカーを構成することにより、キャッシュの使用可能度を向上させます。
デフォルトのグローバル・キャッシュ・トポロジーについて詳しくは、データ・キャッシュの概要を参照してください。
2 つのカタログ・サーバーを含むキャッシュを構成するサンプル・ポリシーが 2 つあります。 この構成は、カタログ・サーバーの一方が停止した場合に、他方のカタログ・サーバーが使用され、キャッシュ・データが失われないことを意味しています。 ただし、カタログ・サーバーが複数存在すると、ブローカーを開始した後、キャッシュが使用可能になるまでの起動時間に影響する可能性があります。複数のカタログ・サーバーがある場合、キャッシュを使用可能にするには、少なくともそのうち 2 つを開始する必要があります。 複数のカタログ・サーバーで複数のブローカーにわたるキャッシュを構成する場合、あるブローカーを他のブローカーよりも先に開始するには、このブローカーが 2 つのカタログ・サーバーをホストするように構成できます。
ブローカー・レベルのプロパティーをポリシー・ファイルに設定すると、ポリシー・ファイルは XML スキーマに対して妥当性検査されます。 XML スキーマ・ファイルのコピーは、install_dir/cachesupport/schema にあります。
元の場所にあるサンプル・ポリシー・ファイルは編集しないでください。最初にそれらを独自のファイル・システムにコピーしてください。 元のサンプル・ポリシー・ファイルは、保守を WebSphere Message Broker に適用するときに置き換えられる可能性があります。
ポリシー・ファイルを使用してキャッシュの特定の役割を特定の 実行グループに固定することはできません。 代わりに、none ポリシーを使用する必要があります。組み込みグローバル・キャッシュを参照してください。
以下の手順では、複数のブローカーのグローバル・キャッシュを構成する方法について説明します。
mqsicacheadmin brokerName -c showPlacement
mqsicacheadmin コマンドを使用して複数ブローカー・キャッシュのキャッシュ・コンポーネントを表示することもできます。 例えば、listHosts コマンドを使用すると、ホスト名、ホストの数、およびキャッシュのカタログの数が表示されます。mqsicacheadmin brokerName -c listHosts