アプリケーション内のライブラリーの使用とメッセージ・ブローカー・プロジェクト内のライブラリーの使用にかかわる違いの要約です。
次の表では、 アプリケーションを操作しているときに実装されたライブラリーと、メッセージ・ブローカー・プロジェクトを操作しているときに実装されたライブラリーについて、管理にかかわるタスクの方法を比較しています。
タスク | アプリケーション | メッセージ・ブローカー・プロジェクト |
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リソース作成中にライブラリー参照を追加する。 | 「ライブラリーの依存関係を指定します」パネルからライブラリー名を選択してアプリケーションを作成するときに、 ライブラリーに参照を追加できます。 | 「他のライブラリーへの依存関係を指定します」パネルからライブラリー名を選択してメッセージ・ブローカー・プロジェクトを作成するときに、ライブラリーに参照を追加できます。 |
既存のリソースにライブラリー参照を追加する。 | WebSphere® Message Broker Toolkit の「アプリケーション開発」ペインで、既存のアプリケーション名を右クリックし、「ライブラリー参照の管理」をクリックして、 ライブラリーに参照を追加できます。 | WebSphere Message Broker Toolkit の「アプリケーション開発」ペインで、既存のメッセージ・ブローカー・プロジェクト名を右クリックし、「ライブラリー参照の管理」をクリックして、 ライブラリーに参照を追加できます。 |
開発環境でライブラリー参照を表示する。 | WebSphere Message Broker Toolkit の「アプリケーション開発」ペインで、 アプリケーションの「参照」セクションから、アプリケーションで参照されるライブラリーを表示できます。 | WebSphere Message Broker Toolkit の「アプリケーション開発」ペインで、メッセージ・ブローカー・プロジェクトを右クリックし、「ライブラリー参照の管理」をクリックして、メッセージ・ブローカー・プロジェクトによって参照されるライブラリーを表示できます。 |
ランタイム環境でライブラリー参照を表示する。 | WebSphere Message Broker Toolkit の「ブローカー」ペインで、アプリケーション名の下にリストされている デプロイ済みアプリケーションで参照されるライブラリーを表示できます。 | ライブラリーが、デプロイ済みメッセージ・ブローカー・プロジェクト・リソースによって参照されるかどうかは表示できません。ただし、ライブラリーが直接実行グループに デプロイされた場合、ライブラリーのリソースは、同じ実行グループにデプロイされたすべてのメッセージ・ブローカー・プロジェクト・リソースに対して使用可能です。 |
単一のアプリケーションまたはメッセージ・ブローカー・プロジェクトで参照されるライブラリーを更新する。 | アプリケーションによって提供されるランタイム独立性のために、 同じライブラリーを使用する他のどのランタイム・リソース (アプリケーションまたはメッセージ・ブローカー・プロジェクト) にも影響を与えずに、 アプリケーション内のライブラリーを更新してデプロイすることができます。 | 複数のメッセージ・ブローカー・プロジェクト・リソースによって使用されるライブラリーを更新およびデプロイする場合、
更新されたライブラリーは、実行グループ内のすべてのメッセージ・ブローカー・プロジェクト・リソースに対して自動的に使用可能になります。更新が単一のメッセージ・ブローカー・プロジェクトに対してのみ使用可能になるようにライブラリーを更新するには、
以下のいずれかを行う必要があります。
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ライブラリーを参照するすべてのアプリケーションまたはメッセージ・ブローカー・プロジェクトに対して更新が使用可能になるように、更新されたライブラリーをデプロイする。 | アプリケーションによって提供されるランタイム独立性のために、 更新されたライブラリーをデプロイすることができず、 更新をすべてのアプリケーションに対して使用可能にすることはできません。代わりに、 各アプリケーションを個別に再ビルドし再デプロイする必要があります。 | 単に更新されたライブラリーを含む BAR ファイルを作成し、それを、メッセージ・ブローカー・プロジェクトがデプロイされている実行グループにデプロイできます。 |