WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

非 XML メッセージを含むネーム・スペース

WebSphere® Message Broker によるネーム・スペースの使用は、必ずしも XML メッセージ・モデルに限定されるわけではありません。

非 XML メッセージ・モデルでネーム・スペースを使用することにより、作成する ESQL または Java™ コードを単純化できるという 1 つのシナリオがあります。 このシナリオを説明する前に、DFDL および MRM パーサーがターゲット・ネーム・スペースを持つファイルで定義されたメッセージを構文解析するときに、名前とネーム・スペースの両方の情報を含む論理メッセージ・ツリーを生成することを理解するのは重要です。 非 XML メッセージの場合、ネーム・スペースはデータからではなく、ファイルのエレメント宣言から取得されます。

COBOL アプリケーションからのメッセージを、ネーム・スペースが認識する XML (例えば、SOAP XML メッセージ) に変換する必要がある変換シナリオを考慮します。 変換では、COBOL メッセージ用に作成された論理メッセージ・ツリーを、XML メッセージに一致する論理メッセージ・ツリーにマップする必要があります。 COBOL メッセージ・ツリーにネーム・スペース情報が含まれていない場合、COBOL フィールドから XML エレメントへの各マッピングは、XML エレメントのネーム・スペースに設定する必要があります。 ただし、COBOL メッセージ・ツリーにすでに必要なネーム・スペース情報が含まれている場合は、このマッピングははるかに単純です。

DFDL パーサーまたは MRM パーサーが、非 XML メッセージから作成したメッセージ・ツリーでネーム・スペース情報を作成できるようにするには、DFDL スキーマまたはメッセージ定義ファイルにターゲット・ネーム・スペースを指定する必要があります。 MRM では、これは、ファイル作成プロセスの一部として行う必要があります。DFDL では、ファイルの作成後に DFDL エディターで行う必要があります。 ファイルのターゲット・ネーム・スペースを、非 XML メッセージの変換先の XML メッセージのターゲット・ネーム・スペースと同じにしてください。

非 XML メッセージのメッセージ・ツリーと XML メッセージのメッセージ・ツリーの両方を処理する場合、変換を実行するために作成する ESQL または Java コードはネーム・スペースを認識するものでなければなりません。

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        最終更新: 2015-02-28 17:46:54


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