メッセージとは、あるアプリケーションから別のアプリケーションに渡される一連のデータの構造および内容のことです。
メッセージは、送信アプリケーションと受信アプリケーションが同意した論理構造に編成されたエレメントで構成されています。 この論理構造をモデル化することにより、メッセージ・データを解析して論理ツリーにし、ブローカーによる取り扱いを容易にすることができます。
メッセージ・モデルでは、メッセージは必ずグローバル・エレメントに基づいています。 グローバル・エレメントの複合タイプは、グローバル・エレメントの内容を示しているので、メッセージのすべての内容を記述します。
メッセージには必要に応じて他のメッセージを含めることができますが、これは、SWIFT や EDIFACT などの大きくて複雑な特定のメッセージング標準をモデル化する場合に必要です。 そのようなメッセージは、複数パーツ・メッセージと呼ばれます。 含まれるメッセージは、組み込みメッセージと呼ばれます。
メッセージは名前によって識別されます。 メッセージ・セット内でのみ、メッセージは別名によっても識別されます。 別名は、(複数パーツ) メッセージを識別する、オプションのユーザー指定ストリングです。 メッセージの名前および別名は、メッセージ・セット内で固有でなければなりません。