独自のメッセージ・カタログを作成して、ローカル・エラー・ログに調整された項目を書き込みます。
何らかのエラーその他の状態のとき、 エラー・ログに情報を書き込んで、メッセージ・フロー内で生じている事柄を追跡できるようにすることを選択できます。 Throw および Trace 組み込みノードを使用してログ内に項目を生成するか、 または独自のノードとユーザー出口を作成して、独自のユーザー定義拡張機能から項目をログに書き込むことができます。
これらのメッセージを使用するとき、メッセージ・テキスト内に表示される追加のテキストも指定できます。
THROW ステートメントを使用して ESQL から例外をスローする場合は、現在のコンポーネントの名前が含まれる先頭の挿入部分が ESQL コードによって余分に追加されます。 ESQL スクリプトによって追加されるその他の挿入部分は、その先頭の挿入部分の後に続きます。 したがって、独自のメッセージ・カタログを記述する場合は、その挿入部分のことを考慮に入れる必要があります。
このトピックにある指示は、C プログラム用にメッセージ・カタログを作成する方法を説明しています。 Java™ リソース・バンドルを作成する場合は、Java 2 Platform, Standard Edition の資料を参照してください。
使用しているブローカーの作動システムに適したセクションを参照してください。
Windows では、 追加のメッセージ・カタログを DLL ファイルとして作成する必要があります。 その DLL ファイルには、ご使用のアプリケーションが書き込むイベント・メッセージに基づき、 イベント・ビューアーが読み取り可能な形式で表示できるイベント・メッセージの定義が含まれます。 メッセージ・カタログをコンパイルすると、作成した各イベント・メッセージ番号のシンボル値を定義するヘッダー・ファイルが作成されます。 ご使用のアプリケーションに、そのヘッダー・ファイルを含める必要があります。
Windows イベント・ログ・サービスのイベント・ソースを作成するには、次のようにします。
Linux システム、UNIX システム、 および z/OS® システムでは、メッセージは SYSLOG 機能に書き込まれます。 独自のメッセージ・カタログを使用する場合は、XPG/4 メッセージ・カタログを作成する必要があります。
メッセージ・カタログ (.cat ファイル) を作成するプロセスは、 それを作成するときのオペレーティング・システムによって異なります。 通常使用するコマンドは、gencat (メッセージ・カタログの作成または変更) および dspcat (メッセージ・カタログの全部または一部の表示) です。 gencat コマンドは、メッセージ・テキストを含むテキスト・ファイルをマージして、フォーマット済みカタログを作成または変更します。 テキスト・ファイルのファイル拡張子は、通常は .msg です。
export MQSI_CONSOLE_NLSPATH=${MQSI_CONSOLE_NLSPATH}:${MY_INST_PATH}/messages/%L/%N:${MY_INST_PATH}/messages/En_US/%N
この例では、英語バージョンが検索パスの後方にハードコーディングされるので、
.cat ファイルが存在しないロケールであってもメッセージが表示されることが保証されます。 1234 "MSG1234E: ¥
構文エラー。 ¥n
値 '{0}' は、プロパティー '{1}' に対して無効です。¥n
訂正してからコマンドを再発行してください。¥n
カタログはバイナリーでエンコードされているために、 1 つのオペレーティング・システム上でメッセージ・カタログを作成した場合、それを別のオペレーティング・システムに移植することはできません。 ただし、同じ .msg ファイルを別のシステム上の gencat コマンドの入力として使用することはできます。
該当するオペレーティング・システムの資料で、関連する情報を参照してください。 以下に例を示します。
メッセージを米国英語以外のロケールで使用する場合、サポートされる追加の言語に関する情報を調べる必要もあります。