WebSphere® Message Broker は PHP スクリプト言語をサポートします。
WebSphere Message Broker は PHPCompute ノードを提供しますが、これは PHP スクリプト言語を使用したメッセージ変換およびルーティングをサポートするプログラマブル・ノードです。 以下に例を示します。
$output_assembly->XMLNSC->doc->item =
$input_assembly->MRM->structure->field;
この PHP コードでは、以下の XML コードが生成されます。
<doc>
<item>
... deep copy of field element from input tree
</item>
</doc>
PHPCompute ノードはこの構文で構築され、WebSphere Message Broker ツリーにアクセスする強力な構文を作成します。
PHP エンジンからの標準出力と標準的なエラー・メッセージは、ブローカーのコンソール・ログに書き込まれます。 コンソール・ログを読み取る方法については、標準のシステム・ログを参照してください。
z/OS® では、すべての PHP スクリプトを UTF-8 形式でエンコードする必要があります。 PHP スクリプトにあるすべてのストリング・リテラルと、メッセージ・アセンブリーからスクリプトに渡されるすべての文字データは、UTF-8 でエンコードされます。 PHP でメッセージ・アセンブリーと対話するスクリプトは、通常、他のオペレーティング・システムの場合と同じ方法で z/OS でも機能します。 スクリプトが PHP でバイト・ストリームを使用する場合 (例えばファイル・アクセスなど)、マルチバイト・ストリング関数を使ってコード・ページを検出し、必要に応じて文字データを変換することができます。
ブローカーのデフォルト・コード・ページは UTF-8 でない可能性があります。 つまり、ブローカーのデフォルト・コード・ページとして UTF-8 を必要とする関数があれば、場合によってはそれを変更する必要があります。 例えば、MbsElement オブジェクトに対する asBitstream および addElementFromBitstream メソッドは、PHP のコード・ページではなくブローカーのデフォルト・コード・ページをデフォルト・コード・ページとして使用します。
PHPCompute ノードでは、Simple Network Management Protocol (SNMP) がサポートされています。 管理情報ベース (MIB) ファイルは、WebSphere Message Broker のインストール時に、MIBDIRS 環境変数で指定されている場所にインストールされます。
WebSphere Message Broker によりサポートされる PHP 関数については、PHP 拡張を参照してください。
PHP スクリプト言語について詳しくは、PHP: Hypertext Preprocessor Web サイトを参照してください。