WebSphere® Adapter
for SAP Software を Link Enabling (ALE) 処理用に構成する前に、SAP サーバーにリモート関数呼び出し (RFC) 宛先を登録し、SAP サーバーの受信側ポート、論理システム、配布モデル、およびパートナー・プロファイルを構成する必要があります。 これらの項目が構成済みかどうかについては、システム管理者に問い合わせてください。
SAP グラフィカル・ユーザー・インターフェースを使用して、SAP サーバー上で以下のステップを実行します。
- RFC プログラム ID を登録します。
- トランザクション「SM59」 (RFC 宛先の表示と保守) を開きます。
- 「作成」をクリックします。
- RFC 宛先名を入力します。
- 「接続タイプ」フィールドで、「T」を選択します。
- 「アクティベーション・タイプ」フィールドで、「登録されたサーバー・プログラム」を選択します。
- プログラム ID を入力します。
アダプターを構成するときにこのプログラム ID を使用します。 この値は、プログラム ID が listen する RFC 対応機能を SAP ゲートウェイに指示します。
- 「説明 1」には、例えば RFC for Test Sample というように入力します。
- 「説明 2」には、例えば自分の名前を入力します。
- 「MDMP および Unicode」をクリックし、ターゲット・システムの通信タイプに応じて、RFC 宛先を「Unicode」 または 「非 Unicode」に設定します。
複数言語設定を使用する際にエラーを避けるため、RFC 宛先を「Unicode」に設定します。
- 入力を保存します。
- 以下のようにして、受信側ポートをセットアップします。
- トランザクション「WE21」を開きます (IDoc 処理のポート)。
- 「トランザクション RFC」を選択し、「ポート」をクリックし、それから「作成」アイコンをクリックします。
- ポート名を入力し、「OK」をクリックします。
- 前のタスクで作成した宛先名を入力します (またはリストからそれを選択します)。
- 入力を保存します。
- 以下のようにして、論理システムを指定します。
- トランザクション「BD54」を開きます (変更ビュー論理システム)。
- 「新規項目」をクリックします。
- 論理システム名を入力し、「保存」アイコンをクリックします。
- 「ワークベンチのプロンプト」要求が表示された場合、「新規要求」アイコンをクリックします。 次いで簡略説明を入力し、「保存」アイコンをクリックします。
- 「続行」アイコンをクリックします。
- 以下のようにして、配布モデルを構成します。
- トランザクション「BD64」 (配布モデルの保守) を開きます。
- をクリックします。
- 「モデル・ビューの作成」をクリックします。
- モデル・ビューの名前を入力し、「続行」アイコンをクリックします。
- 作成した配布モデルを選択し、「メッセージ・タイプの追加」をクリックします。
- アウトバウンド処理の場合、前のタスクで作成した論理システム名を「送信側」に、
SAP サーバーの論理名を「受信側」に入力してから、メッセージ・タイプ (例えば MATMAS) を選択して、
「続行」アイコンをクリックします。
- 配布モデルを再度選択し、「メッセージ・タイプの追加」をクリックします。
- インバウンド処理の場合、SAP サーバーの論理名を「送信側」に、前のタスクで作成した論理システム名を「受信側」に入力してから、メッセージ・タイプ (例えば MATMAS) を選択して、「続行」アイコンをクリックします。
- 入力を保存します。
- 以下のようにして、パートナー・プロファイルをセットアップします。
- トランザクション「WE20」 (パートナー・プロファイル) を開きます。
- 「作成」アイコンをクリックします。
- 前のタスクで作成した論理システム名を入力し、「パートナー・タイプ」に対して「LS」を選択します。
- 「後処理: 許可されたエージェント」に対して「US」およびユーザー ID を入力します。
- 「保存」アイコンをクリックします。
- 「アウトバウンド・パラメーター」セクションで、「アウトバウンド・パラメーターの作成」アイコンをクリックします。
- 「アウトバウンド・パラメーター」ウィンドウで、メッセージ・タイプ (例えば「MATMAS05」) を入力し、前のタスクで作成した受信側ポートを選択し、「Transfer IDoc immed」を選択します。
- 「保存」アイコンをクリックします。
- F3 を押して「パートナー・プロファイル」ビューに戻ります。
- 「インバウンド・パラメーター」セクションで、「インバウンド・パラメーターの作成」アイコンをクリックします。
- 「インバウンド・パラメーター」ウィンドウで、メッセージ・タイプ (例えば「MATMAS」) および処理コード (例えば「MATM」) を入力します。
- 「保存」アイコンをクリックします。
- F3 を押して「パートナー・プロファイル」ビューに戻ります。
- 「インバウンド・パラメーター」セクションで、「インバウンド・パラメーターの作成」アイコンをクリックします。
- 「インバウンド・パラメーター」ウィンドウで、「メッセージ・タイプ」には「ALEAUD」、および「処理コード」には「AUD1」の値をそれぞれ入力します。
- 「保存」アイコンをクリックします。
- F3 を押して「パートナー・プロファイル」ビューに戻ります。
- 「保存」アイコンをクリックします。