フローの途中で外部システムへの要求を行い、結果をメッセージ・ツリーに取り込む場合は、要求ノードを使用します。
- MQGet ノード
- メッセージを後ほどメッセージ・フロー内で取得したい場合は、MQGetノードを使用して WebSphere® MQキューからメッセージを取得してください。
- HTTPRequest ノード
- メッセージ・フローが Web サービスの開始後にそれと対話する場合は、HTTPRequest ノードを使用します。
- FileRead ノード
- FileRead ノードを使用して、メッセージ・フローの中からファイルを読み取ります。 このノードには、以下の機能があります。
- ファイルの内容全体を読み取る。
- 単一レコードを読み取る。
- データをまったく読み取らずにファイルを名前変更または削除する。
- JMSReceive ノード
- JMSReceive ノードを使用して、メッセージ・フローの途中で JMS キューからのメッセージを使用または参照します。 ノードは、入力メッセージに、受け取ったメッセージからの結果データを追加できます。
- WebSphere Adapters のノード
- WebSphere Adapters ノードを使用して、SAP、Siebel、および PeopleSoft などのエンタープライズ情報システム (EIS) と対話します。 以下の要求ノードを使用できます。
- SAPRequest ノード
- SiebelRequest ノード
- PeopleSoftRequest ノード
- JDEdwardsRequest ノード
- TwineballRequest ノード
- SOAP ノード
- クライアント SOAP メッセージを処理し、メッセージ・フローが SOAP Web サービス・プロバイダーのように動作するよう構成するには、以下の SOAP ノードを使用します。
- SOAPRequest
- SOAPAsyncRequest
- SOAPAsyncResponse
- WebSphere Service
Registry and Repository (WSRR) ノード
- WebSphere Service
Registry and Repository ノードを使用して、Web サービス情報を取得します。
- EndpointLookup ノードを使用して、WebSphere Service Registry and Repository 内で保留になっているサービス・エンドポイント情報を取得します。
- RegistryLookup ノードを使用して、WebSphere Service Registry and Repository 内で保留になっているあらゆるタイプのエンティティーを取得します。
- IMSRequest ノード
- ローカルまたはリモートの IBM® 情報管理システム (IMS™) 上でトランザクションを実行するように要求を送信するには、IMSRequest ノードを使用し、応答を待ちます。 IMS システム上で、IMS Connect が構成され実行されている必要があります。
- CORBARequest ノード
- CORBARequest ノードを使用して、Internet Inter-ORB Protocol (IIOP) を介して外部 CORBA アプリケーションを呼び出します。 CORBA サーバーを呼び出す CORBARequest ノードが含まれているメッセージ・フローを作成できます。 メッセージ・フローは IDL ファイルを使用して、リモート CORBA オブジェクト上のメソッドを呼び出します。 その後、既存の CORBA アプリケーションに新しい外部インターフェース (SOAP インターフェースなど) を付与できます。
- CICSRequest ノード
- CICSRequest ノードを使用して、TCP/IP ベースの IP InterCommunications (IPIC) プロトコルを介して外部 CICS® Transaction Server for z/OS® アプリケーションを呼び出します。 CICS 上のアプリケーションを呼び出す CICSRequest ノードが含まれているメッセージ・フローを作成できます。
WebSphere Message
Broker で提供される CICS サポートを使用すると、CICS アプリケーションをサービス指向アーキテクチャー (SOA) に素早くデプロイできます。
- Database ノード
- Database ノードを使用して、ノード・プロパティーが識別するデータベースと対話します。
Database ノードは、事前定義および自己定義の両方のメッセージを処理します。
メッセージの情報を使用して、メッセージからのデータベース内容の更新、データベースへの新規情報の挿入、およびデータベースからの情報の削除を行うための ESQL 機能をコーディングするには、ESQL エディターを使用します。 他のいかなるタイプのノードにおいても、Database ノード内で使用するために作成した ESQL コードは使用しないでください。
このノードは、広範囲の機能を持つ柔軟なインターフェースを提供します。 また、対話がトランザクションに参加する方法を制御するのに使用できるプロパティーもあります。
このノードがデータベースにアクセスする方法を、ノード・プロパティーに指定する各データ・ソースのユーザーおよびパスワード情報を指定することによって、制御することができます。
これらの値を初期化し、保守するには、mqsisetdbparms コマンドを使用します。
このノードからはデータベースのみ更新することができます。メッセージ内容を更新することはできません。 メッセージ内容を更新するには、Compute または Mapping ノードを使用します。
- DatabaseRetrieve ノード
- DatabaseRetrieve ノードは、メッセージ内の情報が最新のものであるかどうかを確認するために使用します。 このノードを使用して、データベースからの情報を使用することにより、メッセージを変更します。 例えば、メッセージに添付されているアカウント番号などのキーを使用して、情報をメッセージに追加することができます。 最小限のプログラミング論理を使って、メッセージ・ルーティングをインプリメントするには、DatabaseRetrieve ノードを使用します。 さらに進んだルーティング・シナリオの場合、Compute ノードまたはJavaCompute ノードを使用します。
- SCARequest、SCAAsyncRequest、および SCAAsyncResponse ノード
- SCARequest ノードを使用して、WebSphere Process
Server に要求を送信します。
このノードは、ブローカー SCA 定義 (.outsca) ファイルを使用して構成されます。.outsca ファイルの内容に応じて、要求は以下のいずれかになります。
- 両方向、同期。ノードは要求を送信してから、応答を受け取るかタイムアウト期間が超過するまでブロックします。
- 片方向。ノードは要求の送信のみ行います。
- SCAAsyncRequest ノードと SCAAsyncResponse ノードを使用して、WebSphere Process
Server サービス・コンポーネントを非同期で呼び出すメッセージ・フローのペアを構成します。
SCAAsyncRequest ノードは SCA アウトバウンド要求を、WebSphere Process
Server で動作するサービス・コンポーネントに送信します。
WebSphere Process
Server で実行されていて、直前の非同期要求の対象になったビジネス・プロセスからの応答を、SCAAsyncResponse ノードが受け取ります。 SCAAsyncResponse ノードは、同じメッセージ・フロー中のものでも別のメッセージ・フロー中のものでも構いません。
WebSphere Process
Server サービス・コンポーネントの非同期呼び出しでは、SCAAsyncRequest ノードは要求を送信しますが、関連した応答の受信を待機しません。ただし要求の確認通知は待機する場合もあります。
これらのノードはペアとして使用され、応答と要求を対応させます。 SCAAsyncRequest ノードおよびSCAAsyncResponse ノードを参照してください。