JMSOutput ノードは JMS メッセージを受け取ると、JMSTransport パーサーを呼び出して、メッセージの JMSTransport 部分を含む XML ビット・ストリームを戻し、これを検査および処理することができます。
ノードは Message_MetaData を抽出して、 出力のためにどの JMS メッセージ・タイプを作成するかを識別するペイロード・タイプ情報を取得します。 Message_MetaData フォルダーが存在しない場合、出力ノードはデフォルトで BytesMessage を作成します。
JMSOutput ノードは JMS ヘッダー・データを XML ストリングから抽出して、 メッセージ内の JMS ヘッダー・フィールドの値を取り込むためにこのデータを使用します。
JMSOutput ノードは、XML ストリングからプロパティー値を抽出します。 XML エレメントは、プロパティー値ごとに作成する Java™ オブジェクト・タイプを識別するタイプ情報を含みます。
メッセージ・ペイロードは、JMS メッセージからビット・ストリームとして取得されます。 TextMessage および BytesMessage ペイロードでは、ビット・ストリームを直接 JMS API に渡して適切なペイロードを作成できます。
MapMessage および StreamMessage ペイロードでは、個別のエレメントを XML ビット・ストリームから抽出する必要があります。 出力ノードは適切な JMS API メソッドを呼び出して、メッセージ内にマップまたはストリーム・フィールドを作成します。
ObjectMessage ペイロードでは、JMSOutput ノードはオブジェクト・クラスを使用して、 ビット・ストリーム・ペイロードを再シリアライズします。 オブジェクト・クラスは、ブローカーの Java クラスパスで使用可能である必要があります。 クラスパスは mqsiprofile バッチ・ファイルで定義されます。このファイルは、ブローカーの実行可能ファイルを含むディレクトリー中にあります。例えば、Windows では、ファイルは、install_dir/bin ディレクトリー中の mqsiprofile.cmd になります。
これらのタスクの実行方法について詳しくは、メッセージ宛先モードの使用を参照してください。
メッセージは、 JMSOutput ノードのプロパティーとして指定された JMS 宛先にパブリッシュされます。 ただし、JMS メッセージ内に JMSReplyTo ヘッダー・フィールドが設定されている場合、 JMSOutput ノードはメッセージを直前の要求に対する応答として扱い、そのメッセージを直前の要求の JMS 宛先にパブリッシュします。