SAP call out to a synchronous system サンプルについて

このサンプルは、メッセージ・フロー・アプリケーションが同期 BAPI の役目を果たせるようにするために、SAPInput ノードと SAPReply ノードという 2 つの SAP ノードを使用する方法を示します。SAPInput ノードで BAPI インポート・パラメーターの形式で顧客の詳細を受け取り、Compute ノードでこれを処理し、SAPReply ノードで応答を BAPI のエクスポート・パラメーターとともに SAP システムに送り返します。

単一の SAPInput ノードが以下の 4 つの BAPI を表します。

サンプルには、SAP インバウンド・アダプターをキャンバスにドラッグすることによって生成された、メイン・フローとサブフローが 1 つずつあります。

メイン・フロー:

メイン・フロー

サブフロー:

サブフロー

4 つの BAPI はすべて、顧客オブジェクトを操作します。

メッセージ・フロー内で、顧客は ESQL 共有変数に保管されます。これは、データベースに交換することもできます。

メッセージは、SAP システムによって呼び出される BAPI に応じて、自動的に正しいラベルに経路指定されます。メッセージが読み取られ、4 つの Compute ノードのうちの 1 つで応答の構成が行われます。エラーが発生すると (例えば、顧客が存在しないなど)、戻りオブジェクト内の該当するフィールドが設定されます。

SAP call out to a synchronous system サンプルは、以下のタスクを例示します。

  1. ブローカー・エンドポイント (RFC プログラム ID) を定義するために SAP を構成する
  2. SAP システムと通信するためにブローカーの SAP アダプターを構成する
  3. 新しく構成したアダプターで、BAR ファイルを再ビルドする
  4. BAR ファイルをデプロイする
  5. メッセージ・フローによって実装される BAPI を呼び出すため、SAP を開始する
  6. メッセージ・フローから SAP に返されるエクスポート・パラメーターを確認する

サンプルには、以下のものが含まれています。

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