Citrix を使用したい場合があるユーザーのカテゴリー、および同時マルチユーザーの構成方法を検討します。
ユーザーのカテゴリー
以下のユーザーのカテゴリーが存在します。
- アプリケーション開発者
- これらのユーザーは mqsi コマンドを実行する必要はありませんが、
アクセス制御リスト (ACL) に含まれていなければブローカーを使用できません。 これらのユーザーは、WebSphere Message
Broker Toolkit をパブリッシュするためのユーザー・リストにのみ含めてください。
- 管理者
- Citrix を使用して WebSphere Message
Broker Toolkit および WebSphere Message
Broker コマンド・コンソールをパブリッシュする場合、
すべての管理者を両方のアプリケーションのユーザー・リストに含めてください。 管理者に必要な許可について詳しくは、管理用タスクでのセキュリティーの要件を参照してください。
アプリケーション開発者および管理者のカテゴリーに対応する Windows グループを作成し、
それらのグループを適切なユーザー・リストに入れてから、ユーザーを関連する Windows グループに割り振ることができます。
または、適切な許可をユーザーに直接与えることもできます。
すべてのユーザーを Remote Desktop Users グループのメンバーにして、
それらのユーザーが端末サーバーを使用できるようにします。
重要: Citrix によって WebSphere Message
Broker コマンド・コンソールにアクセス可能なユーザーは、
そのコンソールを使用してブローカーに関係のない他のコマンドを実行できます。
mqm、mqbrkrs、Administrators などのグループの権限について詳しくは、Windows システムでのセキュリティー要件を参照してください。
同時マルチユーザー
複数の同時ユーザーが
Citrix によって
Windows サーバー上の
WebSphere Message
Broker にアクセスできるようにするには、
複数の同時ユーザーが
Linux または
UNIX サーバー上の
WebSphere Message
Broker にアクセスできるようにするときと同じ計画が必要になります。 以下に例を示します。
- すべてのアプリケーション開発者は自分の実行グループを持ち、
開発およびテストの際に互いに競合することなくメッセージ・フローをデプロイしたり、
実行グループを開始および停止したりできるようにする必要があります。 ただし、実行グループは複数の管理者によって管理されることがあります。 その場合は、それらの管理者が活動を調整して互いに競合しないようにする必要があります。 例えば、ある管理者が実行グループを開始しているときには、他の誰もそれを停止しようとしないことが必要です。
- すべてのユーザーは、自分のワークスペースを持つ必要があります。 Windows のシステム管理者は、各ユーザーに、そのワークスペースに対応するディレクトリーに対する適切な読み取りおよび書き込みの許可を与える必要があります。
- WebSphere Message
Broker Toolkit ユーザーは、サンプルからデフォルトの構成を作成できます。製品のサンプルがデフォルト構成にデプロイされます。 作成可能なデフォルト構成は 1 つだけなので、それを使用できるのは一度に 1 人のユーザーだけです。
サンプルに関する情報は、WebSphere Message
Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センター、またはオンライン・インフォメーション・センターを使用する場合にのみ表示できます。 サンプルは、WebSphere Message
Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センターを使用する場合にのみ実行できます。