Data Warehouse サンプルの実行
Data Warehouse サンプルを実行して、以下の処理を実行することができます。
- XML 形式のペイロードが入った WebSphere MQ メッセージを読み取ります。
- すべての着信メッセージ・ペイロードを BLOB に変換して、データベースに挿入します。
- 確認メッセージをフォーマット設定します。
- メッセージをデータベースに挿入したことを確認する WebSphere MQ メッセージを書き出します。
- データベースに挿入されたレコードの数を検証します。
サンプルのデータベースの内容を表示する方法は、インストールされているデータベース製品によって異なります。
これは、DB2 データベースであれば、DB2 が提供するツール (DB2 コントロール・センターなど) が使用されるためです。
サンプルの実行時に問題を検出した場合は、
WebSphere Message Broker 資料の『サンプル実行時の問題の解決』を参照してください。
注 データベースの処理中にエラーが起きた場合、メッセージが Create_Error_Message Compute ノードでフォーマット設定されて、Data_Warehouse_Failure_Q MQOutputノードで WebSphere MQ メッセージとして書き出されます。
WarehouseData メッセージ・フローを実行するには、次のようにします。
- サンプルのメッセージ・フローとメッセージ・セットがデプロイされていることを確認します。
サンプルをインポートする際、.msgflow ファイルに関連する警告がいくつか出される場合があります。そのような警告は、データベースに関連するものであり、サンプルの実行には影響しません。
- 「ブローカー開発」ビューで「Data Warehouse メッセージ・フロー」プロジェクトを展開して、「フロー・テスト」の下の Datawarehouse_input_message.mbtest をダブルクリックしてテスト・クライアントで開きます。
- テスト・クライアントで、「エンキュー」をクリックします。
- 「メッセージの送信」をクリックして、WarehouseData メッセージ・フローの入力キューに WebSphere MQ メッセージを入れます。
-
テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。
- DATAWAREHOUSE_OUT_Q キューからメッセージを読み取るには、最初の「メッセージの取得」をクリックします。
- 取り出されたメッセージの内容を表示し、USERDB データベースの DATAWAREHOUSE 表にメッセージが保管されたことを検証します。
メッセージがデータベースに保管された時刻を書き留めてください。
VerifyDatabaseContents メッセージ・フローを実行するときに、この時刻を使用する必要があります。
VerifyDatabaseContents メッセージ・フローを実行して、データベースの中のレコードを数えます。
以下の手順に従います。
- 「ブローカー開発」ビューで、「Data Warehouse」 メッセージ・フロー・プロジェクトを展開して、「フロー・テスト」の下の Datawarehouse_verify_contents_input_message.mbtest をダブルクリックしてテスト・クライアントで開きます。
- テスト・クライアントで、「エンキュー」をクリックします。
- 画面の「メッセージ・データ」の部分で、照会の開始日、終了日、および時刻の値を指定します。
適切な値を選んで入力する必要があります。
これらの値は、WarehouseData メッセージ・フローの実行時に行われたデータベース挿入の開始時刻または終了時刻でなければなりません。
挿入の時刻は、DATAWAREHOUSE_OUT_Q に書き込まれるメッセージで報告されます。
- 「メッセージの送信」をクリックして、VerifyDatabaseContents メッセージ・フローの入力キューに WebSphere MQ メッセージを入れます。
- テスト・クライアントで、最初の「デキュー」をクリックします。
- 「メッセージの取得」をクリックして、DATAWAREHOUSE_VERIFY_CONTENTS_OUT_Q からメッセージを読み取ります。
- データベース内のレコードのカウントが 1 であることを検証します。
- WarehouseData メッセージ・フローを使用してさらにいくつかのアーカイブ要求を実行し、VerifyDatabaseContents メッセージ・フローを使用してデータベース内のレコード数のカウントを入手することにより、データベース内のレコードのカウントが同じ比率で増え続けていることを検証します。
最初に指定した終了時刻の値によっては、Datawarehouse_verify_contents_input_message.mbtest 内の値を更新しなければならないことがあります。
アーカイブ要求が正常に完了したこと、およびデータベース内のレコードのカウントが実行したアーカイブの数に対応することを確認できたら、Data Warehouse サンプルが正常に実行されたことになります。
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