WebSphere® Message Broker Toolkit は、Eclipse プラットフォームに基づいた、統合開発環境およびグラフィカル・ユーザー・インターフェースです。
アプリケーション開発者は、メッセージ・フローに関連付けられたリソースを作成する際、 WebSphere Message Broker Toolkit の別個のインスタンスで作業します。 WebSphere Message Broker Toolkit は、メッセージ・フローがデプロイされる 1 つ以上のブローカーに接続します。
WebSphere Message Broker Toolkit を、Windows およびLinux (x86)上にのみインストールできます。 WebSphere Message Broker バージョン 8.0 で作成したブローカーだけを表示したり、それと対話したりすることができます。
WebSphere Message Broker Toolkit を開始すると、単一ウィンドウが表示されます。 このウィンドウは、1 つ以上のパースペクティブから成るWebSphere Message Broker Toolkit です。
パースペクティブとは、特定のタスクの遂行や、特定のタイプのリソースの処理で使用できるビューおよびエディターの集合のことです。 WebSphere Message Broker Toolkit の 2 つの重要なパースペクティブは、アプリケーション開発のための「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ、およびメッセージ・フローをデバッグするための「デバッグ」パースペクティブです。 WebSphere Message Broker Toolkit の初回開始時に「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブは表示されます。
追加のスタンドアロン・コンポーネントである WebSphere Message Broker Explorer は、管理を行う上級ユーザー用のコンポーネントであり、WebSphere Message Broker Toolkitでは実行できない追加の管理タスクを行えます。
以下の図は、Windows 上のメッセージ・フロー・エディターでメッセージ・フローが開かれている「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブを示しています。
ヘルプ・ビューでは、WebSphere Message Broker Toolkit 全体を通してコンテキスト・ヘルプが提供されます。 ユーザー・インターフェースの大半の局面 (例えば「ブローカー開発」ビュー、メッセージ・フロー・エディター、またはプロパティー・ページ) でヘルプ・ビューを表示することができます。それには、オブジェクトにフォーカスを置いて、F1 (Windows の場合) または SHIFT+F1 (Linux の場合) を押します。 「関連トピック」ページには、選択したオブジェクトに関する説明とヘルプ・トピックが示されます。 バージョン情報セクションには、現行コンテキストに固有のコンテキスト・ヘルプが示され、動的ヘルプ・セクションには、関連性があると思われるいくつかの検索結果が示されます。
下図は、「ブローカー開発」ビューで F1 を押すと表示されるヘルプ・ビューの「関連トピック」ページを示しています。
インフォメーション・センターの目次を表示して検索するには、ヘルプ・ビュー内のその他のページを利用してください。 「すべてのトピック」ページには、インフォメーション・センター内のすべての資料の目次が示されます。 「索引」には、インフォメーション・センター内のすべてのキーワード索引が示されます。 「索引」ページのテキスト・フィールドにキーワードを入力して、キーワードのリスト中の最適マッチを強調表示することができます。 「検索」ページを使用して、検索照会のキーワードを介してトピック、サンプル、およびリモート文書を見つけることができます。 関心のあるトピックやその他の資料にブックマークを付けて、「ブックマーク」ページで表示することができます。
WebSphere Message Broker Toolkit の使用方法の基本的な紹介については、IBM® Redbooks® 資料WebSphere Message Broker Basicsを参照してください。