エスケープ・スキームは、文字を分離文字または終了文字としてではなく、字義どおりに扱うように DFDL に指示します。例えば、CSV ファイルでコンマをエスケープしなければならない場合があります。
始める前に:
DFDL スキーマ・ファイルを作成するか、または開きます。DFDL スキーマ・エディターの説明については、
DFDL スキーマ・エディターを参照してください。
エスケープ・スキームを追加してから、関係する要素上で「エスケープ・スキーム参照」プロパティーを使用してそのスキームを参照します。
- 「アウトライン」ビューで、と展開します。
- DFDL スキーマ・エディターで、アイコンをクリックしてエスケープ・スキームをスキーマに追加し、プロンプトが出された場合は名前を入力します。
- 表記プロパティー で以下のようにスキームを構成します。
- エスケープの種類: 値は次のとおりです。
- escapeCharacter: 次の文字のみを文字どおりに解釈できるようにする単一のエスケープ文字。
エスケープ文字自体は、Escape Escape 文字によってエスケープされます。
- escapeBlock: 囲まれた文字グループを文字どおりに解釈できるようにするエスケープ・ストリングのペア。終了エスケープ・ストリングは、Escape Escape 文字によってエスケープされます。
- Escape Character: エスケープの種類が escapeCharacter である場合、以下の文字をエスケープする単一文字を入力します。
- Escape Block Start: エスケープ・ブロックの始まりにマークを付ける文字のストリングを入力します。
- Escape Block End: エスケープ・ブロックの終わりにマークを付ける文字のストリングを入力します。
- Escape Escape: エスケープ文字またはエスケープ・ストリングをエスケープする文字を指定します。
- Extra Escaped Character: オプションで、直列化中にエスケープする必要があるその他の文字を指定します。
- Generate Escape Block: エスケープの種類が escapeBlock である場合、直列化中にいつエスケープを使用するかを定義します。