WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

分散オペレーティング・システムでの バージョン 7.0 ブローカーに対するインプレース・ブローカー・マイグレーションの実行

WebSphere® Message Broker バージョン 8.0 で使用可能な拡張機能を使用するために、ブローカーをマイグレーションします。

始める前に:

インプレース・マイグレーションを使用して、Windows x86 オペレーティング・システム上の WebSphere Message Broker バージョン 7.0 から Windows x86-64 オペレーティング・システム上の WebSphere Message Broker にブローカーをマイグレーションすることはできません。 これらのオペレーティング・システム上のデプロイメント間でブローカーをマイグレーションするには、並列マイグレーションを使用する必要があります (並列ブローカー・マイグレーションを参照)。

ブローカーを停止すれば、同一コンピューター上で新しいバージョンに直ちにインプレース・マイグレーションできます。 ビジネス・アプリケーションの問題を避けるためにブローカーを停止しない場合、または別のコンピューターにブローカー機能を複製する場合、代わりに、バージョン 7.0 ブローカー上のアプリケーション・ロジックを別個の バージョン 8.0 ブローカーに関連付けることによって並列ブローカー・マイグレーションを実行することができます。 詳しくは、バージョン 7.0 ブローカーに対する 並列ブローカー・マイグレーション の実行を参照してください。

バージョン 7.0 ブローカーの バージョン 8.0 へのマイグレーション

分散オペレーティング・システムにあるバージョン 7.0 のブローカーを同じコンピューターでバージョン 8.0 にマイグレーションするには、以下の手順を実行します。
  1. バージョン 7.0 と同じコンピューター上で WebSphere Message Broker バージョン 8.0 をインストールします。 少なくともブローカー・コンポーネントをインストールしてください。他のコンポーネントはオプションです。 このインストールのための新しい場所を指定する必要があります。
  2. バージョン 7.0 ブローカーに接続されているチャネルをすべて停止します。
  3. バージョン 8.0 コマンド環境を開き、mqsistop コマンドを使用してバージョン 7.0 ブローカーを停止します。
  4. オプション: メッセージ・フローが ODBC 接続を使用してユーザー・データベースにアクセスする場合は、マイグレーション時の ODBC 定義の更新の手順に従い、ODBC 定義をバージョン 8.0 形式に更新します。
  5. 正しい バージョン 8.0 コマンド環境をセットアップします。
    • Linux platformUNIX platformLinux および UNIX システムで、新しいシェルを開いてこの バージョン 8.0 インストールの環境プロファイル mqsiprofile を実行します。
    • Windows platformWindows では、「開始」をクリックして、 この バージョン 8.0 インストールに関連するコマンド・コンソールを開きます。

      Windows 7 および Windows Server 2008 システムでは、昇格された特権でコマンド・コンソールを開く必要があります。 高位の特権でコマンド・コンソールを開くには、mqsicommandconsole コマンドを使用します。 詳しくは、mqsicommandconsole コマンドを参照してください。

  6. mqsimigratecomponents コマンドを実行して、ブローカーをマイグレーションします。 以下に例を示します。
    mqsimigratecomponents Broker1

    すべての構成データがバージョン 7.0 ブローカー・データベースから取得されます。 バージョン 7.0 ブローカーのデフォルトのユーザー ID とパスワードを mqsicreatebroker コマンドの -u および -p オプションを使用して構成していた場合、これらの値はブローカーとともにマイグレーションされます。バージョン 8.0 ブローカーのこれらの値を、mqsisetdbparms コマンドを使用して変更できます。

  7. すべての追加カスタム環境設定 (MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY など) を以前の環境からバージョン 8.0 の環境にコピーします。
  8. mqsistart コマンドを使用して、バージョン 8.0 ブローカーを開始します。

次に行う事柄:

マイグレーションを完了したら、マイグレーション後に実行できるタスクに関する情報についてマイグレーション後のタスクの実行のタスクを参照してください。

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        最終更新: 2015-02-28 17:49:05


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