このトピックでは、z/OS® 上で集計された使用状況データを記録する方式として、SMF 89 サブタイプ 1 レコードを紹介します。
実行グループ (DataFlowEngine) のアドレス・スペースが z/OS 上で開始するたびに、システムはこのアドレス・スペースを使用状況データの収集用に登録します。システムはこの使用状況データ情報を SMF 89 サブタイプ 1 レコードに書き込みます。
実行グループのアドレス・スペースが停止すると、システムはこのアドレス・スペースを登録解除します。 SMF 89 サブタイプ 1 レコードに収集されるデータは、Accounting and Statistics SMF 117 レコードによって収集されるデータとは対応していません。
システムは、集計された使用状況データを、スケジュールされている間隔で書き込みます。この最大の期間は 1 時間です。 この間隔の時間は、SMF アドレス・スペースに関する INTERVAL の指定値によって設定されます。
システムは、他の製品で作成される使用状況データを、同じ SMF 89 サブタイプ 1 レコードに書き込みます。
BIP9272I MQ05BRK default 0 DataFlowEngine プロセスは、SMF 89 サブタイプ 1 のレコード・コレクションを登録しました。 戻りコード '0'。: ImbMain(316)
BIP9273I MQ05BRK default 0 DataFlowEngine プロセスは、SMF 89 サブタイプ 1 のレコード・コレクションを登録解除しました。 戻りコード '0'。: ImbMain(1079)
名前 | 説明 | WebSphere® Message Broker 値 |
---|---|---|
SMF89UPO | 製品の所有者 | "IBM CORP" |
SMF89UPN | 製品名 | WebSphere Message Broker の場合は "WMB" |
SMF89UPV | 製品のバージョン | "NOTUSAGE" |
SMF89UPQ | 製品の修飾子 | "" |
SMF89UPI | 製品 ID | WebSphere Message Broker の場合は "5697-P44" |
いずれの場合も、値は左揃えされてブランクで埋め込まれます。
単一システム上で開始されて停止されるすべての実行グループは、登録時と登録解除時に同じ値を提供します。 したがって、間隔の終わりに SMF 89 サブタイプ 1 レコードに書き込まれる使用状況データは、すべての実行グループのアドレス・スペースの集計になります。
SMF 89 サブタイプ 1 レコードについて詳しくは、「MVS™ システム管理機能 (SMF)」マニュアルを参照してください。