RoutingFileNode サンプルの実行

このサンプルをインポートしてデプロイすると、以下のサンプルの実行の項の手順に従ってサンプルを実行できます。

サンプルの実行時に問題を検出した場合は、 WebSphere Message Broker 資料の『サンプル実行時の問題の解決』を参照してください。

また、このトピックには、入力テスト・メッセージの例と、それに対応する出力メッセージも示されているため、サンプルが正常に実行されたことを確認することができます。

入力テスト・メッセージ

このサンプルの実行に使用するテスト・メッセージは、以下のフォーマットに基づいています。

<routingfilenode>
<routingvalue>out</routingvalue>
</routingfilenode>

out には、メッセージの経路指定先のターミナルを routingtable.cfg プロパティー・ファイルから検索するために 使用されるキー ID が入ります。 このファイルは、次のテキスト含む単純なテキスト・ファイルです。

out out
alternate alternate

alternate ノードにメッセージを経路指定するには、入力メッセージを編集して、out を alternate に置き換えます。

サンプルの実行

このサンプルは、メッセージ・フロー RoutingFileNodeFlow を使用します。 メッセージ・フローには JAVACOMPUTE.ROUTING.IN という 1 つの入力キューが含まれています。 このメッセージ・フローはメッセージを 3 つの出力キュー (JAVACOMPUTE.ROUTING.OUT、JAVACOMPUTE.ROUTING.ALTERNATE および JAVACOMPUTE.ROUTING.FAILURE) のいずれかに経路指定できます。

サンプルを実行するには、次のようにします。

  1. JavaComputeNodeSampleFlowProject の下のフォルダーを展開します。
  2. RoutingFileNodeMessage.mbtestをダブルクリックして、テスト・クライアントでファイルを開きます。
  3. 「エンキュー」をクリックします。
  4. 「詳細プロパティー」パネルで「メッセージの送信」をクリックします。 メッセージが JAVACOMPUTE.ROUTING.IN キューに送られます。 メッセージ・フローは RoutingFileNode ノードを使用し、<routingvalue> タグの間の値に 応じて、JAVACOMPUTE.ROUTING.OUT キューまたは JAVACOMPUTE.ROUTING.ALTERNATE キューのどちらかにメッセージを経路指定します。
  5. この出力メッセージを表示するには、WebSphere Message Broker Toolkit に戻り、「メッセージ・フロー・テスト・イベント」パネルの「デキュー」をクリックします。
  6. 「詳細プロパティー」パネルの「メッセージの取得」をクリックして、出力メッセージの内容を表示します。
  7. このメッセージを、予期していた出力メッセージと比較します。

outalternate に置き換わるように入力メッセージを編集した後、上記のステップを繰り返してみてください。 メッセージは、代わりに JAVACOMPUTE.ROUTING.ALTERNATE キューに経路指定されます。

上記のステップがすべて正常に完了したら、サンプルは完了です。 RoutingFileNodeFlow メッセージ・フローの Java コードを参照し、メッセージ・ルーティングが行われた方法を調べてください。

予期される出力メッセージ

このサンプルはメッセージの経路指定のみ行い、変換を行わないので、サンプルからの出力メッセージは入力メッセージと同じに なるはずです。 入力メッセージに out の値が含まれている場合、メッセージは Out ターミナルに経路指定されます。 入力メッセージに alternate が含まれている場合は、Alternate ターミナルに経路指定されます。

<routingfilenode>
<routingvalue>out</routingvalue>
</routingfilenode>

JavaCompute Node サンプルの実行に戻る