入力、出力共に SOAP メッセージを使用するメッセージ・マップを作成します。
このタスクについて
このシナリオでは、サービス の 1 つの操作内に 1 つのメッセージ・マップを作成する方法を示します。
お客様独自のアプリケーションを使用している場合も、同じステップに従うことができます。
この相違は、アプリケーションによって参照されるアプリケーションまたはライブラリー内のメッセージ・フローまたはメッセージ・サブフロー内にマップを作成することです。
手順
以下のステップを実行して、WebSphere® Message Broker Toolkit でマップを作成します。
- 「新規メッセージ・マップ」ウィザードを開始します。
- SaveAddress 操作を識別します。
- SaveAddress 操作をダブルクリックし、Mapping ノードをドラッグ・アンド・ドロップします。
- Mapping ノード・プロパティーで、「説明」タブを選択し、「ノード名」として「Normalize_AddressBook_Transform」を入力します。
- メッセージ変換が必要な 2 つのノードの間に「Normalize_AddressBook_Transform」 Mapping ノードを接続します。
- Normalize_AddressBook_Transform Mapping ノードをダブルクリックして、「新規メッセージ・マップ」ウィザードを開始します。
- オプション: 「マップ名」フィールドを編集し、マップ名を入力します。
WebSphere Message
Broker が提供したデフォルト名をそのまま使用できます。
このシナリオでは、使用するマップ名はデフォルト名 SaveAddress_Request_Response_Mapping.map です。
- 「スキーマ」フィールドに ブローカー・スキーマ名として「AddressBook」を入力して、新規ブローカー・スキーマを作成します。
リソースを編成したい場合や、リソース名の有効範囲を定義して固有性を確保したい場合には、ブローカー・スキーマを作成します。WebSphere Message Broker Toolkit でブローカー・スキーマを作成する方法の詳細については、『ブローカー・スキーマの作成』を参照してください。
ブローカー・スキーマの名前として「AddressBook」を入力した後、ウィンドウは次のようになります。
- 「次へ」をクリックします。
- マップ入力とマップ出力を選択します。
- マップ入力「SOAP_Domain_MSG{}」を選択します。
- マップ出力「SOAP_Domain_MSG{}」を選択します。
このシナリオでは、SOAP_Domain_MSG を生成する SOAPInput ノードがあります。Mapping ノードは、SOAPInput ノードに接続されており、入力として SOAP_Domain_MSG メッセージを受け取ります。
注: WebSphere Message
Broker では、1 つのメッセージ・マップ内の複数の入力および複数の出力から選択できます。ただし、1 つのメッセージ・マップに対して 1 つの入力と 1 つの出力しか選択できません。
- SOAPInput ノードを使用する場合は、SOAP ドメインに SOAP_Domain_Msg をマップする必要があります。
- SOAPExtract ノードが後に続く SOAPInput ノードを使用する場合は、XMLNSC ドメインに操作に関連付けられたスキーマをマップする必要があります。SOAPExtract ノードを使用して SOAP エンベロープを削除すると、SOAP メッセージ本体のみを処理できるようになります。
- HTTP ノードまたは MQ ノードを使用している場合、SOAP 1.1 または SOAP 1.2 のスキーマを XMLNSC ドメイン内のマップのルート・モデルとしてマップする必要があります。
このシナリオでマップ入力およびマップ出力として使用する可能性のあるオプションを以下の図に示します。
以下の図では、SOAP メッセージ変換のマップ入力とマップ出力を選択した後の「マップ入出力の選択」ウィンドウを示します。
- 「次へ」をクリックします。
- 出力ドメインとして「SOAP」を選択します。
注: 「SOAP」ドメインは、選択可能な唯一のドメイン・オプションです。
以下の図では、ドメインを選択した後の「新規メッセージ・マップ - 出力を作成するためのドメインの選択」ウィンドウを示します。
- 「終了」をクリックします。
タスクの結果
「アプリケーション開発」ビューで、メッセージ・マップ SaveAddress_Request_Response_Mapping.map が AddressBookProvider サービス・プロジェクトの下のフォルダー「マップ」内に作成されました。このマップは AddressBook スキーマの下に作成されました。
マップがグラフィカル・データ・マッピング・エディターで開きます。最初に開かれたときのマップを以下の図に示します。