WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

シリアライゼーション・トークン - z/OS 上でのユーザー・タスク

メッセージ・フローのための共用入力キューを構成してシリアライゼーション・トークンを定義します。

メッセージ・フローのための共用入力キューを構成する

ブローカーは、z/OS® 上で WebSphere® MQ キュー共用グループを使用します。

同じ共用キューのセットにアクセスできるキュー・マネージャーは、キュー共用グループ (QSG) と呼ばれるグループを形成し、共用キューを保管するカップリング・ファシリティー (CF) を手段として用いて互いに通信します。 共用キューはローカル・キューのタイプで、そのメッセージは、QSG 内にある 1 つ以上のキュー・マネージャーによってアクセスできます。

QSG 内のメッセージの可用性をさらに強化するため、WebSphere MQ は、グループ内の別のキュー・マネージャーが異常な方法で CF から切断した場合にこれを検出し、可能な場合は、そのキュー・マネージャーの保留した作業単位を完了します。これはピア・リカバリーとして知られています。

共用キューおよびキュー共用グループの詳細な概念を完全に理解するには、WebSphere MQ バージョン 7 インフォメーション・センター・オンラインの「概説および計画ガイド」のセクションを参照して、以下のステップを実行してください。
  • DB2® 表に QSG を追加する
  • QSG にキュー・マネージャーを追加する
  • QSG のメンバーとして共用キューを作成する

シリアライゼーション・トークンの定義

共用キューにアクセスする必要のあるそれぞれの MQInput ノードに対して、シリアライゼーション・トークン属性に同じ値を定義します。

前のテキストで説明した状態で作業を行うには、以下のことをする必要があります。
  • カップリング・ファシリティー構造が CFLEVEL(3) またはそれ以上で、かつ RECOVER=YES と設定してあるか確認します。

    これを行わない場合、MQInput ノードが共用キューからメッセージの取得を試行したとき、アクションは失敗して、WebSphere MQ の戻りコード BIP2048 (MQRC_PERSISTENT_NOT_ALLOWED) を受け取ります。

  • 共用キューのバックアウトしきい値を、最低 2 に設定します。

    この値は、処理中の入力メッセージが送達不能キューに送信されることを防止します。これは、別のブローカーがメッセージを取得して処理を再開できるようになる前に、リカバリー中にメッセージが入力キューに復元されるためです。

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        最終更新: 2015-02-28 17:47:04


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