Data Format Description Language (DFDL) は、データ形式自体から独立した方法で、フォーマットされたデータの構造を定義するために使用される XML ベースの言語です。
WebSphere® Message Broker は、DFDL ドメインのサポートを提供します。 DFDL ドメインを使用することで、広範囲にわたるメッセージ形式を構文解析して書き込むことができます。これは、一般的なテキストおよび 2 項メッセージ形式を対象としています (業界標準のものを含む)。 独自のメッセージ・ドメインを保持する XML や JSON 形式のメッセージの構文解析および書き込みは対象としていません。
WebSphere Message Broker は、DFDL パーサーを使用して、DFDL ドメインに属するメッセージを読み書きします。 メッセージを読み取るとき、DFDL パーサーは DFDL スキーマ・ファイルに定義される文法を使用してビット・ストリームを解釈し、ブローカー内に対応する DFDL ドメイン論理メッセージ・ツリーを生成します。 メッセージを書き込むとき、DFDL シリアライザーは DFDL ドメイン論理メッセージ・ツリーから DFDL でフォーマットされたビット・ストリームを生成します。
DFDL パーサーはモデル駆動型であるため、DFDL スキーマ・ファイルで定義されているメッセージ・モデルに対してメッセージの妥当性検査を実行できます。 DFDL パーサーにより実行される妥当性検査のレベルは、XML スキーマ 1.0 により定義されているレベルと同じです。メッセージの妥当性検査を参照してください。
DFDL パーサーはオンデマンド・パーサーです。 要求時の構文解析を参照してください。
DFDL パーサーでメッセージを処理するには、メッセージ・フローの関連ノードで、メッセージ・ドメイン として「DFDL」を選択します。
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