WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

メッセージ・フローが遅い原因の識別

メッセージ・フロー統計データを使用すると、メッセージ・フローのパフォーマンスを低下させているフローの側面を識別して、それを最適化する方法を理解することができます。

始める前に:

メッセージ・フローの速度を制限しているフロー内の要素を特定し、全体的なパフォーマンス改善の方法を見つけるには、以下の手順に従います。

  1. WebSphere® Message Broker Explorer を使用して、メッセージ・フローの統計を表示します。 これらの統計を使用して、CPU 時間と経過時間を最も消費しているメッセージ・フロー内のノードを識別できます。統計データの表示について詳しくは、WebSphere Message Broker Explorer でのアカウンティング・データと統計データの表示を参照してください。
  2. 最もパフォーマンスが低下しているノードを識別したら、そのノード・タイプを識別します。パフォーマンスの最適化に使用できる手法は、次のように、ノード・タイプに応じて異なります。
    • 最も効率の悪いノードが Compute ノードである場合、ESQL コードに問題がある可能性があります。ESQL を最適化する方法について詳しくは、ESQL コードのヒントを参照してください。
    • 最も効率の悪いノードが JavaCompute ノードである場合、ノードのパフォーマンスを最適化する方法について詳しくは、Java コードのヒントを参照してください。
    • 最も効率の悪いノードが XPath を使用している場合、ノードのパフォーマンスを最適化する方法を見つけるには、XPath および XSLT コードのヒントを参照してください。
    • 最も効率の悪いノードが要求ノードである場合、外部リソースからの入力を待機している可能性があります。アクティビティー・ログを使用すると、データベースなどのリソースのどこで応答またはデータ処理に時間がかかっているかがわかります。詳しくは、アクティビティー・ログ の使用を参照してください。
  3. メッセージ・フロー全体の設計について考慮します。次のような設計がメッセージ・フローのスループットや応答時間に多大な影響を与えている場合があります。
    • 単一メッセージ・フロー内でメッセージを処理するスレッドの数
    • メッセージ・フローのコピー数
    • メッセージ・フローの範囲
    • コミットの頻度
    • メッセージ・フロー内のノード数
    • メッセージ・フローがメッセージの経路を定め、処理する方法
    • ループの使用
    • 持続およびトランザクション・メッセージの使用
    • メッセージ・サイズ
    • メッセージ形式

    設計について詳しくは、メッセージ・フローの設計とパフォーマンスを参照してください。

  4. 構文解析がメッセージ・フローのパフォーマンスに多大な影響を与えている場合があり、その影響を制限できる手法があります。詳しくは、構文解析とメッセージ・フローのパフォーマンスを参照してください。
  5. メッセージ・ツリー・ナビゲーションやメッセージ・ツリー・コピーがメッセージ・フローのパフォーマンスを低下させる場合があるので、それらを適切に使用し、可能な場合は、それらの使用を制限することは重要です。詳しくは、メッセージ・ツリーのナビゲーションとコピーを参照してください。

メッセージ・フローのパフォーマンスの改善について詳しくは、メッセージ・フローのパフォーマンスの調整を参照してください。特定のパフォーマンス問題の解決について詳しくは、パフォーマンス上の問題のトラブルシューティングを参照してください。

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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:14


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