WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

Trace ノードのオン/オフ切り替え

Trace ノードのオン/オフを切り替えるには、mqsichangetrace コマンドまたはWebSphere® Message Broker Explorerを使用します。

実行グループが作成されるか、メッセージ・フローがデプロイされると、その Trace ノード・スイッチはデフォルトでオン に設定されます。 以前のバージョンからマイグレーションされた実行グループおよびメッセージ・フローも、この方法で処理されます。 メッセージ・フロー・レベルの Trace ノード・スイッチの設定は、再デプロイメントでは変更されません。 Trace ノードをオフに切り替えることによって、Trace ノードを含むフローのパフォーマンスを大幅に向上させることができます。
制約事項: 6.1 より以前のバージョンからマイグレーションしたフロー中の Trace ノードをオフに切り替えると、そのフローを以前の状態に戻すことはできなくなります。

実行グループに対する Trace ノード設定がオフであれば、そのフロー中のすべての Trace ノードは使用不可になります。 個々のメッセージ・フロー中の Trace ノードの設定を変更することができます。その設定値は、実行グループに対する Trace ノードをオンにするときに適用されます。 実行グループに対する Trace ノードの設定値がオンであれば、各メッセージ・フローの Trace ノード・スイッチの設定が、有効な設定値を決定します。 メッセージ・フローおよび実行グループの設定を確認するには、mqsireporttrace コマンドを使用してください。

例: コマンド行を使用して分散システム上の実行グループに対する Trace ノードをオフに切り替える

MB8BROKER と呼ばれるブローカーの実行グループ中のすべてのメッセージ・フローの Trace ノード・スイッチ設定を使用不可にする (すなわち、その実行グループにデプロイされているすべてのメッセージ・フロー中のすべての Trace ノードが実行されないように停止する) には、次のコマンドを入力します。
mqsichangetrace MB8BROKER -n off -e default
このサンプルで、-n off はデフォルトの実行グループ (-e default) 中の Trace ノードをオフに切り替えます。

メッセージ・フロー中の Trace ノードのスイッチがオン に設定されていたとしても、その中のすべての Trace ノードはオフに切り替わります。

例: コマンド行を使用して z/OS® システム上の実行グループに対する Trace ノードをオフに切り替える

MQP1BRK と呼ばれるブローカーの実行グループ中のすべてのメッセージ・フローの Trace ノード・スイッチ設定を使用不可にする (すなわち、その実行グループにデプロイされているすべてのメッセージ・フロー中のすべての Trace ノードが実行されないように停止する) には、次のコマンドを入力します。
F MQP1BRK,ct n='off', e='default'
このサンプルで、n='off' はデフォルトの実行グループ (e='default') 中の Trace ノードをオフに切り替えます。

メッセージ・フロー中の Trace ノードのスイッチがオン に設定されていたとしても、その中のすべての Trace ノードはオフに切り替わります。

例: コマンド行を使用して分散システム上のメッセージ・フローに対する Trace ノードをオフに切り替える

MB8BROKER というブローカー中のデフォルト実行グループに対する Trace ノードのスイッチがオンになっています。 myFlow メッセージ・フローに対する Trace ノードをオフにしたいとします。
以下のコマンドを入力します。
mqsichangetrace MB8BROKER -n off -e default -f myFlow

例: コマンド行を使用して分散システム上のメッセージ・フローおよび実行グループに対する Trace ノードをオンに切り替える

MB8BROKER というブローカー中のデフォルト実行グループに対する Trace ノードのスイッチがオフになっています。 myFlow メッセージ・フローに対する Trace ノードをオンにし、次いで実行グループに対する Trace ノードをオンにしたいとします。
  1. そのメッセージ・フローに対する Trace ノードをオンにするには、次のコマンドを入力します。
    mqsichangetrace MB8BROKER -n on -e default -f myFlow
    myFlow メッセージ・フローに対する Trace ノードはオンにされますが、この設定値は実行グループに対する Trace ノードをオンにするまで適用されません。
  2. 実行グループに対する Trace ノードをオンにするには、次のコマンドを入力します。
    mqsichangetrace MB8BROKER -n on -e default
    デフォルトの実行グループに対する Trace ノードはオンになります。 その実行グループ内で、myFlow メッセージ・フローも含め、Trace ノードがオンになっているすべてのメッセージ・フロー中の Trace ノードが使用可能になります。

例: コマンド行を使用して z/OS システム上のメッセージ・フローに対する Trace ノードをオフに切り替える

MQP1BRK というブローカー中のデフォルト実行グループに対する Trace ノードのスイッチがオンになっています。 メッセージ・フローのうちの 1 つ (myFlow) に対する Trace ノードをオフにしたいとします。
以下のコマンドを入力します。
F MQP1BRK,ct n='off', e='default', f='myFlow'

例: WebSphere Message Broker Explorerを使用して実行グループに対する Trace ノードをオンに切り替える

Trace ノードは、デフォルトで使用可能になっています。 それらをオフに切り替えてある場合、WebSphere Message Broker Explorer から実行グループに対する Trace ノードを使用可能にするには、以下のステップに従ってください。
  1. 「ナビゲーター」ビューで、「ブローカー」フォルダーを展開して、処理する実行グループを右クリックします。
  2. 「Trace ノードのすべてのフロー」 > 「使用可能」をクリックします。 アラート・ビューアーに、Trace ノードがオンに切り替えられたと告げるアラートが表示されます。 各メッセージ・フローの Trace ノード・スイッチの設定値が、有効な設定を決定します。

例: WebSphere Message Broker Explorerを使用してメッセージ・フローに対する Trace ノードをオンに切り替える

実行グループに対する Trace ノード設定がオフであれば、そのフロー中のすべての Trace ノードは使用不可になります。 個々のメッセージ・フロー中の Trace ノードの設定を変更することができます。その設定値は、実行グループに対する Trace ノードをオンにするときに適用されます。 実行グループに対する Trace ノードの設定値がオンであれば、各メッセージ・フローの Trace ノード・スイッチの設定が、有効な設定値を決定します。
WebSphere Message Broker Explorerから、いずれかのメッセージ・フローの Trace ノードを有効にするには、以下の手順を実行します。
  1. 「ナビゲーター」ビューで、「ブローカー」フォルダーを展開して、処理するメッセージ・フローを右クリックします。
  2. 「トレース・ノード」 > 「使用可能」をクリックします。 アラート・ビューアーに、アラートが表示されます。
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        最終更新: 2015-02-28 17:48:22


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