プロキシー・サーブレットで使用されている初期設定パラメーターでプロキシー・サーブレットを
構成してください。 プロキシー・サーブレットがサーブレット・コンテナーに対して
デプロイされる前に、プロキシー・サーブレットが接続しているブローカー環境に対して、
これらのパラメーターを構成する必要があります。
プロキシー・サーブレットを構成する前に、以下のタスクを実行する必要があります。
プロキシー・サーブレットの構成は圧縮された proxyservlet.war (WAR) ファイルに
パッケージされた「Web デプロイメント記述子」の web.xml
ファイルを編集することで行われます。 WAR ファイルは次のディレクトリーにあります。
<WMB_runtime_install_path>/tools。
WebSphere Message
Broker ツールキットを使用して、
「Web デプロイメント記述子」web.xml ファイルを編集する、proxyservlet.war ファイルを抽出する、
あるいは web.xml ファイルを検出してノートパッドのような適切なエディターを用いて編集することの
いずれかが可能です。 両方のプロシージャーは、本セクションで説明しています。
- WebSphere Message
Broker ツールキットを用いて「Web デプロイメント記述子」web.xml ファイルを
構成するには、ツールキットを起動して Java™ EE
パースペクティブに切り替えてください。
- をクリックし、「Web」セクションを展開して、リストの WAR
ファイルを選択し、そして「次へ」をクリックしてください。
- 「参照」をクリックして <WMB_runtime_install_path>/tools にある WAR ファイルを検索してください。
ここで、<WMB_runtime_install_path> はランタイム・
インストール・パス名を示します。 例えば、C:¥Program
Files¥IBM¥MQSI¥8.0¥tools¥proxyservlet.war です。
- Web プロジェクトの名称を proxyservlet に設定してください。
- 「終了」をクリックします。 プロキシー・サーブレットは
これで Java パースペクティブを使用して構成する準備ができました。
- 「プロジェクト・エクスプローラー・ビュー」内で「proxyservlet」を展開し、
「デプロイメント記述子」をダブルクリックして「Web デプロイメント記述子」を表示
してください。
- 「Web デプロイメント記述子」内で「Servlets and JSPs」セクションを検索し、WBIMBServlet と呼ばれるサーブレット・リンクをクリックしてサーブレット Web アドレス・マッピングと初期設定パラメーターを表示してください。 WebSphere Application Server で JNDI を使用して、web.xml ファイル内の同じパラメーターを構成することができます。
この代替方式を使用すると、アプリケーション・サーバー側で一度セットアップするだけで、プロキシー・サーブレットのデプロイを将来行うことができます。
このような操作が可能になる理由は、JNDI 構成パラメーターが web.xml ファイルの初期化パラメーターよりも優先されるためです。
プロキシー・サーブレットの JNDI インターフェースのセットアップ方法について詳しくは、プロキシー・サーブレット用の JNDI インターフェースのセットアップを参照してください。
- 「Web デプロイメント記述子」ビューの下部にある
「ソース」タブをクリックしてください。 「ソース」タブ・オプションを表示するには >> (「リストの
表示」) をクリックする必要があります。 「Web デプロイメント記述子」web.xml のソースはプロキシー・サーブレット・
パラメーターを表示します。
- 初期化パラメーターでプロキシー・サーブレット・パラメーターを編集します。プロキシー・サーブレット構成パラメーターを参照してください。 典型的なデプロイメント・シナリオについては、プロキシー・サーブレット構成例のシナリオを参照してください。
- 構成が完了した場合、Ctrl+S
キーを押して変更点を「デプロイメント記述子」
web.xml ファイルに保存してください。
- デプロイメントの準備ができ、構成されたプロキシー・サーブレットを
「Tomcat」にエクスポートしてください。 をクリックし、「Web」セクションを展開して、リストにある WAR
ファイルを選択し、「次へ」をクリックしてください。
- 「参照」をクリックし、構成した WAR ファイル
の位置を指示し、WAR ファイル名 HTTPVSR1BKproxyserlet.war を入力し、
そして「保存」をクリックしてください。
- Web モジュール名 proxyservlet を入力し、
そして「完了」をクリックしてください。 これで、
WebSphere Message
Broker ツールキットを使用したプロキシー・サーブレットの構成が終了しました。
「Web デプロイメント記述子」web.xml ファイルを直接構成するには、
proxyservlet.war ファイルを検索して抽出し、
抽出した内容から web.xml ファイルを検索し、
web.xml ファイルを右クリックし、ノートパッドなどの適切なエディターを
選択して、プロキシー・サーブレット構成パラメーター に示した初期設定パラメーターを用いて
web.xml ファイルを編集します。
これで、
初期設定パラメーターでのプロキシー・サーブレットの構成が終了しました。
プロキシー・サーブレットが SOAPInput ノードと SOAPReply ノードにアクセスできるようにするには、SOAP ノードを持つメッセージ・フローがデプロイされる実行グループごとに、ブローカー全体のリスナーを使用可能にする必要があります。 HTTP リスナーおよび組み込みリスナーからブローカー全体のリスナーへの切り替えを参照してください。