CICS Transaction Server for z/OS Channel Connectivity サンプルのセットアップ

CICS Transaction Server for z/OS Channel Connectivity サンプルをセットアップするには、CICSConnection 構成可能サービスを使用することによって、IBM WebSphere Message Broker から CICS Transaction Server for z/OS への接続を構成します。 それから WMBCHAN1 CICS プログラムの変換、コンパイル、およびリンクを行い、ターゲットの CICS 領域にデプロイできます。

CICS Transaction Server for z/OS Channel Connectivity サンプルのインポートとデプロイを実行する前に、CICSConnection 構成可能サービスを使用して、WebSphere Message Broker と CICS との間の接続を構成する必要があります。

CICS Transaction Server for z/OS Channel Connectivity サンプルを実行する前に、ターゲット CICS 領域で WMBCHAN1 プログラムの変換、コンパイル、およびリンクを行う必要があります。

CICS 領域に接続するように WebSphere Message Broker を構成する

このサンプルをインポートしてデプロイするために必要な最小構成の手順を以下に示します。

mqsicreateconfigurableservice コマンドまたは WebSphere Message Broker Explorer を使用して、CICSSampleConnectionService という名前の CICSConnection 構成可能サービスを作成します。

この時点で、サンプルをインポートしてデプロイできます。 詳細については、CICS Transaction Server for z/OS Channel Connectivity サンプルを参照してください。

CICS プログラム WMBCHAN1 の変換、コンパイル、およびリンク

WMBCHAN1 CICS プログラムの変換、コンパイル、およびリンクを行うには、以下のステップを実行します。

  1. この CICS プログラムは、サンプル・プロジェクト CICSConnectivity Channel Message Flow 内に WMBCHAN1.c として格納されています。 このファイルを抽出して MVS データ・セットに入れます。
  2. CICS は、サンプル・プログラムのコンパイルに使用できるサンプル JCL プロシージャーを提供しています。 このプロシージャーを使用するには、CICS Transaction Server for z/OS バージョン 4.1 インフォメーション・センターの、『Sample JCL to install C application programs』という見出しの下の指示に従ってください。
    1. <cicshlq>.SDFHPROC(DFHYITDL) にあるサンプル JCL をカスタマイズし、プロシージャー・ライブラリーに入れます。
    2. WMBCHAN1.c をカスタマイズし、正しいジョブ制御ヘッダーと変換プログラム・オプションを設定します (CICS インフォメーション・センターの指示に従う)。
    3. WMBCHAN1.c の下部のロード・モジュール名をカスタマイズし、ジョブとして実行依頼します。
    4. 正常に応答されたことを確認します。 正常でない場合は、CICS Transaction Server for z/OS バージョン 4.1 インフォメーション・センターの、『Sample JCL to install C application programs』という見出しの下のトピックを参照してください。
    5. プログラムが正常に変換され、コンパイルされてロード・モジュールにリンクされた後に、ロード・モジュールが CICS 領域に関する DFHRPL JCL ステートメント内で名前指定されていることを確認します。
    6. 新しい WMBCHAN1 プログラムに関する PROGRAM 定義を作成し、この定義をインストールします。

CICS Transaction for z/OS Channel Connectivity サンプルを実行できるようになりました。 詳しくは CICS Transaction for z/OS Channel Connectivity サンプルの実行を参照してください。

サンプルのホームに戻る