SAP call out to a synchronous system サンプルの作成
SAP call out to a synchronous system サンプルを実行するために必要なすべてのファイルが提供されています。ただし、独自にサンプルを作成する場合には、以下の指示を使用できます。
アダプター接続とメッセージ・セットを作成するには、次のようにします。
- WebSphere Message Broker Toolkit を開始します。
- 「ブローカー開発」ビューの中で右クリックしてから、「新規」>「アダプター接続」をクリックします。
- 「コネクター・インポート」ウィンドウで、コネクター・プロジェクトの名前を入力します。「次へ」をクリックします。
- 「コネクター設定」ウィンドウで「参照」ボタンを使用し、sapjco3.jar ファイルおよびローカル・ファイルを見つけます。「次へ」をクリックします。
- 「アダプター・スタイル」ウィンドウで、「インバウンド」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「ディスカバリー・エージェントの設定の構成」ウィンドウで、「ユーザー名」などの未記入の詳細事項を入力し、「次へ」をクリックします。
- WebSphere Message Broker に実装する BAPI を選択します。
「RFC」 を選択します (正符号 (+) を使用して展開しないでください)。
「フィルターの作成または編集」ボタンを選択します。このボタンには 3 つの矢印があります。
- BAPI_CUSTOMER__* を入力します。受け取るオブジェクトの数を 100 に設定します。これはワイルドカード文字を使用する場合に重要です。「OK」をクリックします。
- RFC エレメントを展開します。ウィザードに対して、SAP システムに接続して、作成したフィルターに一致するオブジェクトを検索するよう促す指示が出されます。
- 発見されたオブジェクトのリストで、以下の 4 つの BAPI を選択します。
- BAPI_CUSTOMER_CHANGEFROMDATA
- BAPI_CUSTOMER_CREATEFROMDATA
- BAPI_CUSTOMER_DELETE
- BAPI_CUSTOMER_GETDETAIL
上下の矢印キーを押して、インポートするオブジェクトを選択します。これらのオブジェクトが右側のペインに表示されます。
SAP フィールド名を属性名として使用するかどうか尋ねられる場合がありますが、これはオプションです。「次へ」をクリックします。
- 「オブジェクトの構成」ウィンドウで「SAP リモート関数呼び出し (RFC) タイプ」として「同期 RFC」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
- 「サービスの生成およびデプロイメントの構成」ウィンドウで、「RFC プログラム ID」、「ユーザー名」、「パスワード」などの空のフィールドに欠落している詳細情報を入力し、「次へ」をクリックします。
- 「パブリッシュ・プロパティー」ウィンドウで、メッセージ・ブローカー・プロジェクト、メッセージ・フロー、メッセージ・セット・プロジェクト、メッセージ・セット、およびアダプターの名前を作成します。「終了」をクリックします。
- これで、メッセージ・ブローカー・プロジェクトとメッセージ・セット・プロジェクト (BAPI のインポートおよびエクスポート・パラメーター用のメッセージ・セットが入っている)、およびインバウンド・アダプターができます。
新しいメッセージ・フローから始めることを選んだ場合は、そのメッセージ・フローのキャンバスにアダプターをドラッグします。
このアクションによって、SAPInput ノードと、選択した BAPI ごとに 1 つのブランチが含まれるサブフローが作成されます。
このブランチでは、RouteToLabel ノードが使用されます。
メッセージ・フローを作成するには、次のようにします。
- アダプター接続ウィザードの実行中に作成したメッセージ・フローを開きます。
- インバウンド・アダプターを見つけます。これは、作成したメッセージ・セットの中にあります。インバウンド・アダプターをメッセージ・フローのキャンバスにドラッグします。
このアクションによって、SAPInput ノードと、前の段階で選択した BAPI (BAPI_CUSTOMER_CHANGEFROMDATA、BAPI_CUSTOMER_CREATEFROMDATA、BAPI_CUSTOMER_DELETE、
および BAPI_CUSTOMER_GETDETAIL) ごとに 1 つのブランチが含まれるサブフローが作成されます。
- サブフローを開きます。サブフローには、RouteToLabel ノードを使用してナビゲートする 4 つのブランチが含まれます。
これらのブランチにはそれぞれ Output ノードがあり、これらの Output ノードを削除します
- 各 Label ノードの後に Compute ノードを追加します。各ブランチは 1 つの BAPI に対応し、別個の Compute ノードで処理されることになります。
- 単一の Output ノードを追加してこれに Reply を名前を付けます。
すべての Compute ノードをこの Output ノードに接続します。
- ここでメイン・フローの subflow ノードが 2 つの出力ターミナルを持つことになります (Reply と Failure)。パレットから SAPReply ノードをドラッグし、
両方のサブフロー・ノード出力ターミナルを SAPReply ノードの Input ターミナルに接続します。
- Compute ノードの ESQL を書き込みます。
名前はサンプルで提供されている ESQL とは異なる場合があります。その理由は、発見された 2 つのタイプの名前が同じ場合、固有の番号が名前に追加されるためです。
サンプルで提供されている ESQL をベースとして使用することができます。
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