WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

XMLNSC へのマイグレーション

XMLNSC パーサーは、ほとんどのアプリケーションに対して、機能とパフォーマンスの最善の組み合わせを提供します。

マイグレーションの理由

メッセージ・フローが XMLNS または XML ドメインを使用している場合、XML スキーマ妥当性検査の利点を活用するために、メッセージ・フローを XMLNSC にマイグレーションしたいことがあります。 メッセージ・フローが MRM ドメインを使用している場合、標準準拠の妥当性検査を入手したり、プロセッサー使用量を大幅に減らしたりするために、XMLNSC にマイグレーションしたいことがあります。

XMLNS または XML ドメインからのマイグレーション

XMLNSC パーサーは、以下の点で XMLNS パーサーとは異なっています。
たいていの場合、コンパクトなメッセージ・ツリーは ESQL パスや XPath 式には影響を与えません。 通常、単純なメッセージ・ツリー照会は、XMLNSC でも XMLNS または XML ドメインにおけるのと同じ結果になります。 多くの場合、相関名を XMLNS から XMLNSC に変えるだけで十分ですが、次の項目については注意が必要です。
  • 空のエレメントおよびヌル値。

    XMLNSC パーサーは、空のエレメントおよびヌル値を、常に XML および XMLNS と同じように処理するわけではありません。

  • 単一の照会の中であるエレメントの値にナビゲートし、次いでその親にナビゲートする複雑な XPath 式。

    これらの式は、XMLNSC ドメインでは異なった結果となる場合があります。

XMLNSC パーサーによって使用されるフィールド・タイプ定数は、XMLNS または XML によって使用されるものとは異なっています。 例えば、XML.Attribute、XML.XmlDecl などのすべてのオカレンスは、それと同等の XMLNSC フィールド・タイプ定数を使用するように変更しなければなりません。

インライン DTD の廃棄は、DTD を処理するメッセージ・フローにのみ影響を与えます。

MRM XML からのマイグレーション

XMLNSC パーサーは、以下の点で MRM XML パーサーとは異なっています。 MRM から XMLNSC へのメッセージ・フローのマイグレーションの場合、通常はメッセージ・フローの大規模な変更が必要です。 ただし、通常はマイグレーションによってプロセッサー使用量が大幅に削減され、出力 XML をはるかに正確に制御できるようになります。
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        最終更新: 2015-02-28 17:46:13


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