ビジネス・オブジェクトは、データ、そのデータに実施するアクション、そのデータを処理するための追加の命令から成る構造です。 アダプター・クライアントはビジネス・オブジェクトを使用して、データを SAP に送信したり、データを (アダプターを介して) SAP から取得したりします。
アダプターは、アダプター接続ウィザードで生成された IDoc メタデータを使用してビジネス・オブジェクト定義を構成します。 このメタデータには、セグメント情報、フィールド名、およびビジネス・オブジェクトが単一の IDoc または IDoc パケットを処理するかどうかの指示といった、ALE 関連情報が含まれます。
メッセージ・ツリーには IDoc を表す BLOB フィールドが含まれます。
ビジネス・オブジェクト定義は、アダプター接続ウィザードを使用して作成します。 ウィザードはアプリケーションに接続し、アプリケーション中のデータ構造を発見し、それらを表すビジネス・オブジェクト定義を生成します。 これは、入力パラメーターおよび出力パラメーターを示すインターフェース情報などの、アダプターにより必要とされる他のリソースも生成します。