WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

JD Edwards EnterpriseOne のインバウンド処理

WebSphere® Adapter for JD Edwards EnterpriseOne は、 非同期のインバウンド処理をサポートしています。 アダプターは指定された間隔で、JD Edwards EnterpriseOne サーバーでイベントをポーリングします。 アダプターはイベントを受け取ると、イベント・データをビジネス・オブジェクトに変換し、そのビジネス・オブジェクトをコンポーネントに送信します。

WebSphere Adapter for JD Edwards EnterpriseOne は、リアルタイム・イベントをサポートしています。 リアルタイム・イベントは、サード・パーティー・システムとの相互運用に使用できる JD Edwards EnterpriseOne サーバーからの情報を提供する、ビジネス・トランザクションです。 リアルタイム・イベントは、ビジネス機能が実行する任意の場所 (HTML、WIN32、エンタープライズ・サーバーなど) で生成できます。 リアルタイム・イベントは、リアルタイムで通知を生成するために役立ちます。 アダプターは、シングルおよびコンテナーの両方のリアルタイム・イベントをサポートします。

アダプターは、JD Edwards EnterpriseOne Dynamic Java™ Connector API を呼び出して JD Edwards EnterpriseOne トランザクション・サーバーからリアルタイム・イベントを取得すると、 このリアルタイム・イベントのコンテンツを解析してビジネス・オブジェクトに変換します。 次いで、アダプターはそのビジネス・オブジェクトをイベント・エンドポイントに送ります。 例えば、ある会社が更新された場合、JD Edwards EnterpriseOne サーバーがこの変更を即時にキャプチャーし、JD Edwards EnterpriseOne トランザクション・サーバーによって 1 つのリアルタイム・イベントが生成されます。 その後、アダプターは JD Edwards EnterpriseOne トランザクション・サーバーと通信して、このリアルタイム・イベントを取り出し、それを処理します。 それをビジネス・オブジェクトに変換した後に、アダプターはこのビジネス・オブジェクトをイベント・エンドポイントに送達します。

WebSphere Adapter for JD Edwards EnterpriseOne は、以下の方法でイベントを処理します。
  1. アダプターは JD Edwards EnterpriseOne Dynamic Java Connector API を呼び出して、リアルタイム・イベントを取得します。
  2. アダプターはこのリアルタイム・イベントのコンテンツを解析します。
  3. アダプターは、関連付けられているビジネス・オブジェクトに、このリアルタイム・イベントのペイロードから取得する値を取り込みます。
  4. アダプターは、登録されている各アプリケーションに、生成されたビジネス・オブジェクトを送信します。

インバウンド処理を行えるようにするためには、リアルタイム・イベントをサポートするように JD Edwards EnterpriseOne サーバーを構成する必要があります。

特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1999, 2014Copyright IBM Corporation 1999, 2014.

        
        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:35


概念トピック概念トピック | バージョン 8.0.0.5 | cbp_jde_concept