WildcardMatch サンプルについて

LocalEnvironment.Wildcard.WildcardMatch には、FileInput ノードの「ファイル名」プロパティーで設定できるワイルドカードの値が含まれます。このサンプルでは、LocalEnvironment.Wildcard.WildcardMatch からの値を使用して、FileOutput ノードの出力ファイル名およびディレクトリーの値を設定します。 このサンプルでは、以下のタスクを例示します。

サンプルは、ファイル・ベースの E メール・システムが、ファイル・ノードを使用してファイル・ベースの E メールを転送するシナリオに基づいています。 ユーザーは、E メール・ディレクトリーにファイルを作成して E メールを送信します。ファイル名の表記は、To_<receiver>@<branchname>.txt という規則に従います。E メール・システムは、出力ディレクトリーにファイルを収集して、それを受信側の入力ディレクトリーに転送します。

注: このサンプルでは、EmailOutput ノードは使用されません。

このシナリオは、FileWildcardMatchSampleFlow という名前の単一のメッセージ・フローを使用して実装されます。FileWildcardMatchSampleFlow メッセージ・フローでは、FileInput ノードと FileOutput ノードが使用されます。FileInput ノードは、To_*.txt という名前のファイルについて、入力ディレクトリーをモニターするように構成されます (アスタリスク (*) は、0 個以上の文字に相当するワイルドカード文字です)。

Compute ノードは、<receiver>@<branchname> 形式である LocalEnvironment.Wildcard.WildcardMatch の設定値を取得して、 <receiver> の値をローカル環境の宛先ファイル名に割り当てます。また、Compute ノードは、<branchname> の値を ローカル環境の宛先ディレクトリーに割り当てます。FileOutput ノードは、ローカル環境の設定値を使用して出力ファイルを作成します。

下の図は、FileWildcardMatchSampleFlow クライアント・メッセージ・フローを示しています。

FileWildcardMatchFlow メッセージ・フローの画面取り

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