WebSphere® Message Broker は、正常に動作するために追加のソフトウェア・プロダクトを必要とします。
すべての WebSphere Message Broker コンポーネントには、以下に示す、サポートされている最低限のレベルの WebSphere MQ が必要です。
WebSphere MQ バージョン 7.0.1 (WebSphere Message Broker と併用するために調整された契約条件付き) が、DVD (Linux (x86)、Linux (x86-64)、および Windows のみ)、および CD (他のすべてのプラットフォーム) で提供されています。前のバージョンの WebSphere MQ がある場合は、提供されている CD または DVD を使用して、現行のインストール済み環境をアップグレードできます。
ブローカーにはWebSphere MQキュー・マネージャーが必要です。 複数のブローカーが単一のキュー・マネージャーを共用することはできません。
オペレーティング・システム | 要件 |
---|---|
すべての分散システム1 | WebSphere MQ バージョン 7.0.1 (以降)2、3 |
z/OS®4 | WebSphere MQ バージョン 7.0.1 (以降) および WebSphere MQ Java Classes フィーチャー |
WebSphere Message Broker Toolkit または WebSphere Message Broker Explorer とブローカーの間で SSL 接続を構成できます。 SSL 接続を構成するには、WebSphere Message Broker Toolkit または WebSphere Message Broker Explorer がインストールされているコンピューターに SSL 証明書マネージャーをインストールしておく必要があります。WebSphere MQ を使用して SSL 管理を提供することを選択する場合は、Client または Server をインストールしてください。両方のコンポーネントとも、IBM Key Management ツールが組み込まれています。
WebSphere MQ のインストールは、WebSphere Message Broker のインストールの前でも後でもかまいません。
WebSphere MQ が既にインストール済みである場合は、インストール済み環境に Java Messaging コンポーネントが含まれていることを確認します。インストールされていない場合は、WebSphere MQ メディアからそれを追加します。
プラットフォーム (Windows を含む) で直接 WebSphere MQ インストール・プログラムを開始する場合は、カスタム・インストールを選択し、サーバーと Java Messaging コンポーネントを組み込みます。
WebSphere MQ Explorer (Linux (x86)、Linux (x86-64)、および Windows でのみ使用可能なグラフィカル・インターフェース) を使用するには、WebSphere Eclipse プラットフォーム・バージョン 3.3 および WebSphere MQ Explorer コンポーネントをインストールしてください。 WebSphere MQ Explorer は、WebSphere Message Broker Explorer を使用するうえで前提条件です。
他の WebSphere MQ コンポーネントはオプションです。
WebSphere MQ の必要なレベルについて詳しくは、「Program Directory for WebSphere Message Broker for z/OS」を参照してください。
WebSphere MQ 製品およびサポートされているバージョンについて詳しくは、WebSphere MQ 製品情報 Web サイトを参照してください。
Windows 7 または Windows Server 2008 R2 の場合のみ、WebSphere Message Broker (Windows 64 ビット) 版をインストールするときには、32 ビット版と 64 ビット版の Microsoft Visual C++ ランタイム V10 が必要です。 製品メディアに付属の Visual C++ Runtime V10 インストーラーは、米国英語版のみです。ブローカー・コンポーネントのインストーラーは、Visual C++ ランタイム V10 を自動的にインストールします。 Visual C++ Runtime V10 を別にインストールする場合、インストーラーは Runtime Disk 1 のルートにあります。
この製品の多文化バージョン (翻訳されたインストール・インターフェースおよび製品使用条件が表示されるが、それ以外は米国英語バージョンと同一) をインストールする場合は、WebSphere Message Broker ランタイムをインストールする前に、必要なバージョンを Microsoft Web サイトから両方ともダウンロードしてインストールする必要があります。
Java ランタイム環境 (JRE) がすべてのプラットフォーム上で必要です。
詳しくは、IBM 資料センター Web サイトから入手可能な「Program Directory for WebSphere Message Broker for z/OS 」を参照してください。特に、「Preventative Service Planning」にある情報を検討してください。
WebSphere Message Broker は、Java Message Service Specification バージョン 1.1 に準拠するすべての JMS プロバイダーをサポートし、言及されている最小レベルの JRE を必要とします。 クライアントがブローカーに組み込まれる JMS プロバイダーを選択するときには、この両方の要素を考慮する必要があります。
Windows の場合は、インフォメーション・センターを表示するために組み込みブラウザーが起動し、WebSphere Message
Broker Toolkit の他の部分で使用されます。
Linux の場合は、インフォメーション・センターを表示するため、およびツールキットの他の部分を正しく機能させるために、互換性のある XULRunner をインストールする必要があります。
WebSphere Message Broker Toolkit と互換性のある XULRunner のバージョンについては、http://www.eclipse.org/swt/faq.php#browserlinux を参照してください。
-Dorg.eclipse.swt.browser.XULRunnerPath=<unzip されたダウンロード・ファイルの場所>
以下に例を示します。-Dorg.eclipse.swt.browser.XULRunnerPath=/usr/lib/xulrunner_new