グラフィカル・データ・マップ (.map ファイル) は、入力メッセージ・データと出力メッセージ・データをグラフィカルに表現します。 接続の作成、変換の選択、およびメッセージ・データの変換ロジックの作成は、プログラミングによるのではなく、ドラッグ操作で行えます。
メッセージ・アセンブリーにはメッセージ本体が含まれています。 メッセージ本体をグラフィカル・データ・マップを使用して変換する場合は、そのメッセージ本体をユーザー提供メッセージ・モデルで定義する必要があります。 メッセージ・アセンブリーは、以下を含むこともできます。
Mapping ノードは、ヘッダーとフォルダーを変更せずに、入力から出力にコピーします。 これらのヘッダーとフォルダーを変更するには、マップ内の入力アセンブリーと出力アセンブリーにヘッダーまたはフォルダーに追加して、変換を提供します。 ヘッダーを削除するには、それを出力ではなく、入力メッセージ・アセンブリーに追加します。 ヘッダーまたはフォルダーを作成するには、それを出力だけに追加します。
データベースの Insert、Update、Delete、またはデータベース・ルーチンの各変換を使用する場合、データベース表をグラフィカル・データ・マップの追加出力として設定できます。
サポートされる変換タイプについて詳しくは、グラフィカル・データ・マッピング・エディターでのタイプの変換を参照してください。
値を取得するロジックは、単純な場合もあれば複雑な場合もあります。 出力値を設定する変換操作に加えて、条件ステートメント、ループ、および変換ロジックのローカル・マップへのネスティングを使用可能にするための構造的変換が提供されています。
また、サブマップ と呼ばれる再使用可能な形式のマップを作成することもできます。 サブマップを使用すると、複数のマップでマッピング関数のセットを使用し、入力オブジェクト内の共通エレメントのセットを出力オブジェクトに変換することができます。
ローカル・マップは、マップ・エレメントを階層的に表示できるようにするための、ナビゲーション援助機能です。 サブマップと異なり、ローカル・マップは別個のファイルではなく、再利用可能ではありません。ローカル・マップは、大きなマップを、ネストしたマッピング・エレメントのグループに分割し、メッセージ全体の複合エレメントを処理するための手段を提供します。
メッセージ・マッピングに含めるメッセージには、メッセージ・モデルが必要です。 メッセージ・マップを作成するときに、アプリケーションまたはライブラリー内の既存のメッセージ・モデルの中からメッセージ・モデルを選択できます。 このマッピング機能は、DFDL および XML スキーマ・ファイル、または MRM メッセージ・セットで提供されるメッセージ・モデルをサポートしています。 メッセージ・モデルにユーザー定義のデータ・エレメント、ワイルドカード、または「xsd:any」が含まれている場合、キャスト操作を使用して、それらのデータ・エレメントを、アプリケーション内のいずれかのメッセージ・スキーマにあるグローバル・タイプまたはエレメントとして再定義できます。
グラフィカル・データ・マップ変換でアクセス、変更、またはストアード・プロシージャー呼び出しを行うデータベースごとに使用可能なデータ設計プロジェクトに、データベース定義ファイル (.dbm ファイル) が必要です。 グラフィカル・データ・マップでデータベース変換を作成するときに、ウィザードを開始してデータベース定義ファイルを作成できます。
Mapping ノードは JSON メッセージ・モデリングをサポートしていないため、JSON メッセージ・ドメインをサポートしていません。