ブローカーは、2 オクテットでコード化された汎用文字セット(UCS-2) で、 ストリング操作を実行します。 着信ストリングが UCS-2 でエンコードされていない場合、着信時に UCS-2 に変換されます。
ブローカーは、Unicode の国際コンポーネント (ICU) コード・ページ・コンバーターを使用して、データを変換します。 Unicode コンソーシアム (Unicode Consortium) には、Unicode に関する詳細が示されています。
コード・ページ・コンバーターは、1 つのコード・ページ内のバイト・シーケンスから、 UCS Transformation Format 16 ビット形式 (UTF-16) として知られるシリアライズ化された UCS-2 表記へのマッピングです。 コード・ページ・コンバーターによって、ブローカーは UCS-2 表記の着信ストリングを作成できます。
UTF-16 データを処理するとき、 CCSID の 1200、13488、および 17584 は他とは異なる方法で扱われます。 従来の ICU の使用法では、これらの CSSID のエンディアン・エンコードはプラットフォームに固有のものでした。 WebSphere® Message Broker はこれらの CSSID でエンコード・パラメーターを使用します。 エンコード・パラメーターを MQENC_INTEGER_REVERSED として指定してこれらの CCSID を使用することにより、リトル・エンディアン・データを明示的に生成できます。
コード・ページ・コンバーターの使用例を紹介します。 メッセージが z/OS® からキューに着信し、その WebSphere MQ CCSID フィールドが 1047 (LATIN-1 ユーロを含まないオープン・システム) に設定されています。 ブローカーは ibm-1047 を検索し、結果としてのコンバーターを使用して内部使用のための UCS-2 表記を作成します。
MRM パーサーは、無効なコード・ポイントを置換文字で置換します。
WebSphere Message Broker は現在、サポートされるコード・ページにリストされたコード・ページをサポートしています。 その他のコード・ページに対するサポートが必要な場合、またはコード・ページの別の変形が必要な場合は、 このコード・ページをサポートするようにブローカーを拡張できます。