WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

スケーラビリティーとパフォーマンスのための SOAP 処理の調整

SOAP メッセージを処理する場合に、メッセージ・フローの追加インスタンスの数を構成することで、パフォーマンスを改善できます。

SOAP メッセージの処理時、メッセージ・フローの追加インスタンスの数を構成することで、パフォーマンスを改善できます。 この構成により、当該ノードでメッセージの処理に使用できるスレッド数を増加できるため、メッセージの並列処理が可能になります。 追加インスタンスの数は、メッセージ・フロー・レベルまたはノード自体で構成できます。

ただし、WS-RM (Web サービス高信頼性メッセージング) を使用して SOAP を利用する場合、追加インスタンスの数を増加させても、メッセージの処理速度が向上するとは限りません。 メッセージ・フローで単一シーケンスからのメッセージのグループを処理しており、WS-RM の InOrder 保証が有効になっている場合、そのシーケンスからのすべてのメッセージは、追加インスタンスが構成されていたとしても、メッセージ・フローの単一インスタンスによって処理されます。

これにより、メッセージが送信された順序で確実に処理されます。ただし、これは、当該シーケンスのメッセージについては処理速度が変わらないことも意味しています。 この例では、WS-RM が有効な SOAP メッセージ・フローは、複数のインバウンド・シーケンスからのメッセージを並列処理しますが、同じインバウンド・シーケンスに属するメッセージの要求は、一度に 1 つしか処理しません。

WS-RM の概念の詳細については、Web サービス高信頼性メッセージングを参照してください。

JVM チューニング

SOAP メッセージ処理で WS-RM が有効な場合、大規模な JVM ヒープ・サイズが必要です。 WS-RM を使用する SOAP メッセージ・フローをデプロイする前に、JVM ヒープ・サイズが 1.5 GB 以上に設定されていることを確認してください。

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        最終更新: 2015-02-28 17:48:32


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