WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

CICSConnection 構成可能サービス

CICSConnection 構成可能サービスの、変更するオブジェクトとプロパティーを選択します。

CICSConnection 構成可能サービスの場合、プロパティー値の変更を有効にするには、実行グループを停止して、開始する必要があります。

各ブローカーに対して作成された、提供されている構成可能サービス 定義済みの各構成可能サービスのプロパティー プロパティーの説明
なし cicsServer

CICSRequest ノードが CICS® Transaction Server for z/OS® への接続を判別するために使用する値。 以下の接続方式のいずれかを指定できます。

CICS への直接接続 (2 層):
WebSphere® Message Broker から CICS への直接接続を行う場合は、プログラムが存在する CICS Transaction Server for z/OS 領域の URL が cicsServer プロパティーに含まれていなければなりません。 この URL により、プロトコル、ホスト名、およびポート番号を指定できます。 これは、CICS ターゲット領域に接続するために必要な最小限の情報です。

URL は次のような構造をしていなければなりません。

protocol://hostname:port

それぞれの意味は以下のとおりです。

  • protocol は、tcp または ssl のいずれかです。
  • hostname は、CICS ホストの Internet Protocol バージョン 4 (IPv4) TCP/IP アドレスまたは DNS 解決可能ホスト名です。
  • port は、TCP/IP または Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルを介した IP InterCommunications (IPIC) プロトコル要求を listen する CICS 内 TCPIPSERVICE リスナーのポート番号です。 1 から 65535 までの整数を入力できます。

例えば、tcp://mycicsregion.com:12345 または ssl://mycicsregion.com:56789 のようになります。

hostname および port 値は、CICS ターゲット領域にある IPIC TCPIPSERVICE 定義から取得できます。

CICS Transaction Gateway を介した CICS への接続 (3 層):
Transaction Gateway (CICS TG) を介して CICS に接続する場合の要件を以下に示します。
  • gatewayURL プロパティーには、接続に使用される CICS TG の URL が指定されている必要があります。
  • cicsServer プロパティーには、CICS TG (.INI) 初期化ファイルに指定した CICS server definition が指定されている必要があります。例えば、トランザクション・ゲートウェイを接続する先の特定の CICS 領域をプロパティーに指定できます。

2 層接続モデルと 3 層接続モデルについて詳しくは、CICS Transaction Server for z/OSの概要 (概要)、またはCICS Transaction Server for z/OS 2 層接続およびCICS Transaction Server for z/OS 3 層接続 (詳細な概念情報) を参照してください。

clientApplid

CICS 領域で WebSphere Message Broker が認識されるためのアプリケーション ID。 これは CICS 領域のアプリケーション ID ではありません。 最大 8 文字まで入力できます。

このプロパティーはオプションです。

clientQualifier

CICS 領域で WebSphere Message Broker が認識されるためのアプリケーション ID 修飾子。 最大 8 文字まで入力できます。

このプロパティーはオプションです。

securityIdentity mqsisetdbparms コマンドで作成して構成するセキュリティー ID オブジェクトの名前。 そのオブジェクトには、ブローカーが CICS への接続を認証するときに使用するユーザー ID とパスワードが入っています。 ブローカーがアクセスするセキュリティー ID のユーザー ID とパスワードを設定するには、mqsisetdbparms コマンドを使用します。

CICS のセキュリティー ID サポートの詳細については、mqsisetdbparms コマンドを参照してください。

connectionTimeoutSecs

CICSRequest ノードで、WebSphere Message BrokerCICS 領域との接続を確立するための、有効期限時刻 (秒単位) の設定に使用されるタイムアウト値。 このプロパティーのデフォルト値は 30 で、CICSRequest ノードが 30 秒待機することを示します。 0 から 2147483 までの整数を入力できます。 0 は、タイムアウトが適用されないことを示します。

このプロパティーはオプションです。

requestTimeoutSecs

CICSRequest ノードで、CICS プログラムが応答するための、有効期限時刻 (秒単位) の設定に使用されるタイムアウト値。 このプロパティーのデフォルト値は 120 で、CICSRequest ノードが 120 秒待機することを示します。 この期間には、接続時間は含まれません。 0 から 2147483 までの整数を入力できます。 0 は、タイムアウトが適用されないことを示します。

このプロパティーはオプションです。

指定の構成可能サービス (myCICSConnection など) でこのプロパティーを設定する場合は、その定義値によって、myCICSConnection 構成可能サービスを使用するすべてのノードについて、CICSRequest ノードの「要求タイムアウト」基本プロパティー値がオーバーライドされることを覚えておく必要があります。

gatewayURL

CICS Transaction Gateway for Multiplatforms に接続するために使用する URL。 このプロパティーを指定した場合は、CICS TG.INI 初期設定ファイルで指定した CICS server definitioncicsServer プロパティーに含まれていなければなりません。

gatewayURL プロパティーにより、

CICS TG に接続するために必要な最小限の情報であるプロトコル、ホスト名、およびポート番号を指定できます。

URL は次のような構造をしていなければなりません。

protocol://hostname:port

それぞれの意味は以下のとおりです。

  • protocol は、tcp または ssl のいずれかです。
  • hostname は、CICS TG ホストの Internet Protocol バージョン 4 (IPv4) TCP/IP アドレスまたは DNS 解決可能ホスト名です。
  • port は、CICS TG のゲートウェイ・デーモンを listen する TCP/IP または SSL プロトコル・リスナーのポート番号です。 1 から 65535 までの整数を入力できます。

例えば、tcp://mycicstransactiongateway.com:12345 または ssl://mycicstransactiongateway.com:56789 のようになります。

SSL を使用する場合、ブローカー鍵リングは CICS TG 中間層を信頼しなければなりません。

hostnameport の値は、.INI 初期設定ファイルから取得できます。

CICS TG

このプロパティーのデフォルトは local です。この値は、CICS への直接 2 層接続を示します。

特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1999, 2014Copyright IBM Corporation 1999, 2014.

        
        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:22


参照トピック参照トピック | バージョン 8.0.0.5 | bn28722_