IMS Synchronous Request サンプルの拡張

このサンプルでは、メッセージ・フロー内で IMS と同期的に対話する方法を例示します。 1 つの入力セグメント・メッセージおよび複数セグメントの応答を持つ単純なトランザクションを呼び出す方法を示します。 同じサンプルを変換して、他のトランザクションを実行することもできます。 サンプルの変換に必要な主なリソースは、データ構造の COBOL 定義です。 これらの構造をインポートした後、Mapping ノードを変更して新しい構造にマップすることができます。

Request ノード自体は、どのトランザクションが実行されるかを定義しないため、 必要なトランザクションすべてを変更なしで実行できます。 また、ノードは IMS トランザクションを実行するのと同じ方法で IMS コマンドを実行できます。 ただし、LLZZ の後のメッセージ・データの最初の文字はスラッシュ (/) でなければなりません。 ノードには、コマンドが実行されていることを明示的に識別するオプションがありません。

このサンプルの目的に合わせ、Request ノードの接続詳細はノード・プロパティーとして設定されます (サンプルのテストおよび実行にはこれで十分です)。 テスト・システムから実動システムに移行する際には、ノード・プロパティーの代わりに IMSConnect 構成可能サービスを使用することにより、メッセージ・フローや BAR ファイルを変更せずに IMS システム詳細を変更することができます。 ノード・プロパティーの代わりに構成可能サービスを使用するよう IMSRequest ノードを変更するには、次のようにします。

  1. メッセージ・フローを開き、IMSRequest ノードを選択して、「プロパティー」ビューを表示します。
  2. 「基本」タブで、「ノードで定義された接続プロパティーを使用します」チェック・ボックスをクリアします。 接続の詳細が使用不可になります。
  3. 「構成可能サービス」で、値 ims_sample_system (または、この構成可能サービスの任意の名前) を次のように入力します。 構成可能サービスのプロパティー

  4. 以下のコマンドを使用して、ブローカー上で構成可能サービスを作成します。
    mqsicreateconfigurableservice MB8BROKER -c IMSConnect -o ims_sample_system -n Hostname,PortNumber,DataStoreName 
    -v <hostname>,<port number>,<data store name>
    mqsistop MB8BROKER
    mqsistart MB8BROKER
    上記の <hostname><port number>、および <data store name> を適切な値に置き換えてください。
  5. IMSSyncRequestSampleArchive BAR ファイルを再作成して、それをブローカーに再デプロイします。 これで、フローは接続詳細に構成可能サービスを使用するようになります。

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