WebSphere® Adapter for SAP Software は、エラーをロギングし、イベント・リスナーの再始動を再試行することで、インバウンド ALE イベントのエラー処理を提供します。
アダプターがエラー条件を検出すると、それは以下のアクションを実行します。
- アダプターはエラー情報を syslog (Linux および UNIX システムの場合)、Windows イベント・ビューアー、またはユーザー・トレース・ログに記録します。
- アダプターは既存のイベント・リスナーの再始動を試行します。
アダプターは、RetryLimit および RetryInterval のアクティベーション指定値を使用します。
- SAP アプリケーションがアクティブでない場合、アダプターは RetryLimit プロパティーで構成されている回数だけリスナーの再始動を試行します。
- アダプターは、RetryInterval パラメーターに指定された時間だけ待機してから、イベント・リスナーの再始動を試行します。
- イベント・リスナーの再始動の試行が失敗した場合、アダプターは以下のアクションを実行します。
- アダプターはエラー条件を syslog (Linux および UNIX システムの場合)、Windows イベント・ビューアー、またはユーザー・トレース・ログに記録します。
- アダプターは既存の ALE イベント・リスナーをクリーンアップします。
- アダプターは新規イベント・リスナーを開始します。
アダプターは、新規イベント・リスナーの開始時に、RetryLimit プロパティーと RetryInterval プロパティーの値を使用します。
- すべての再試行が失敗した場合、アダプターは関連メッセージと CEI イベントをログに記録し、ALE イベント・リスナーのリカバリーの試行を停止します。
この場合は、アダプターまたは Service Component Architecture (SCA) アプリケーションを再始動する必要があります。