メッセージ・フローのパフォーマンスを最高にするために、以下の点を考慮してください。
- 適切な長さのメッセージ・フローであることを確認します。
長いメッセージ・フローは短いメッセージ・フローよりも実行に時間がかかります。ただし、多数の短いメッセージ・フローを使用すると、少数の長いメッセージ・フローを使用する場合よりもパフォーマンスが低下します。
- ノードの数を必要最小限に抑えて、サブフローやループを使用する場合は必ず適切に使用してください。
- メッセージ・フローの中で、(間に他のノードがない) 連続する ESQL Compute ノードの使用を避けてください。
代わりに、ロジックを結合して 1 つの Compute ノードにします。
また、メッセージ・フローの中で、連続する JavaCompute ノードの使用も避けてください。
- メッセージ構文解析の量を最小限にして、最も効率的な構文解析の方法を採用します (詳しくは構文解析とメッセージ・フローのパフォーマンスを参照)。
- カスタム正規データ・フォーマットは標準化を可能にしますが、追加の CPU 処理が必要になります。
このようなフォーマットを使用すると、通常、メッセージ・フローを呼び出すごとに 2 つの追加の変換が発生します (外部フォーマットから正規フォーマットに、および正規フォーマットから最終的な外部フォーマットに)。
- 応答が遅くなるか予測不能になる可能性のある外部アプリケーションやサービスへの同期呼び出しがメッセージ・フローで行われる場合、非同期モデルを使用するメッセージ・フローを作成したほうが効率的です。
- コードの設計とパフォーマンスに示されているコーディングのヒントを、処理ロジックに必ず反映してください。