「リソース・ハンドラー」パターンのパラメーター

Worklight
パターン・パラメーター デフォルト 説明
Worklight のバージョン Worklight v5.0

生成される通知アダプターの Worklight のターゲット・バージョンを指定します。このパターンは、Worklight v5.0 のみをサポートします。

アダプターの説明 Worklight 統合アダプター

Worklight Console に表示される、アダプターに関する追加情報。

最大同時接続数 99

サービス上で実行できる同時要求の最大数。

監査の使用可能化 選択済み

プロシージャーの呼び出しを Worklight 監査ログに記録するかどうかを定義します。ログ・ファイルは、Worklight ルート・ディレクトリーの下の /server/log/audit/audit.log です。

サービス構成
パターン・パラメーター デフォルト 説明
リソース名

このパターン・インスタンスからアクセスするリソースの名前。例えば、Car、Person、および InventoryItem。この名前は、モバイル・アプリケーションによって呼び出されるプロシージャー名を構成するために使用されます。例えば、createCar および readInventoryItem。

リソース操作 Full control (CRUD)

このパターン・インスタンスのリソース操作の組み合わせを選択します。次の 3 つの共通の選択項目が提供されます。Read only (R)、Full control (CRUD)、および Read and update (RU)。

Read only は、最もシンプルなシナリオで、一連のリソースに対する更新メカニズムは提供しません。

Full control は、モバイル・アプリケーションにリソースのライフサイクルへの完全な制御を許可します。

Read and update は、リソースのライフサイクル (特に作成と削除) がパターン・インスタンスの外側で処理されるというシナリオで役立ちます。この場合、リソースの作成や削除は、モバイル・アプリケーションを介さずに、バックエンド・アプリケーションでの直接的な更新によって処理されることがあります。

キャッシュの結果 クリア済み

このボックスにチェック・マークを付けると、リソースのインスタンスは、読み取られるときに必ずキャッシュで保持されます。後続のすべての読み取りは、ハンドラー・サブフローを呼び出さずにリソースを返します。キャッシュにあるリソースに対して更新操作または削除操作が呼び出された場合、そのリソースはキャッシュから削除されます。

サーバー・アドレス http://localhost:7080 このパターン・パラメーターはサーバー・アドレスを定義します。サーバー・アドレスは、生成されたアダプターで HTTP アドレス・エレメントとして使用されます。このパラメーターは、サービスが実際にデプロイされる HTTP URL に設定してください。テストの目的で、このアドレスは http://localhost:7080 に設定されることがよくあります。
セキュリティー (LDAP)
パターン・パラメーター デフォルト 説明
セキュリティー必須 クリア済み

このパターン・パラメーターは、LDAP サーバーを使用してリソースを保護するかどうかを決定します。

セキュリティーが有効な場合、モバイル・アプリケーションは、ユーザー ID とパスワードを提供する必要があります。パスワードが正しいこと (認証)、またターゲット・リソースにアクセスするための適切なグループにユーザーが所属していること (権限) を確認するために、LDAP サーバーが検査されます。リソースの読み取りと書き込み (更新、作成、削除) 用に別のグループが存在する場合があります。

接続の詳細 ldap://localhost:389

以下の構文を使用して LDAP 接続ストリングを設定します。

ldap[s]://server[:port]

ldap:
(必須) 固定プロトコル・ストリング。
s:
(オプション) SSL を使用するかどうかを指定します。デフォルトは、SSL を使用しないというものです。
server:
(必須) 接続する LDAP サーバーの名前または IP アドレス。
port:
(オプション) 接続先のポート。デフォルトは 389 です (非 SSL)。SSL が有効な LDAP サーバーの場合、ポートは一般に 636 です。

デプロイメント時に、mqsisetdbparms を使用して LDAP ユーザー ID とパスワードを設定することをお勧めします。Message Broker は、これらの資格情報を使用して LDAP サーバーにログインし、認証を実行します。ユーザー ID とパスワードが構成されていない場合、Message Broker は、匿名で LDAP サーバーにバインドします。

このディレクトリー・ツリーの位置での検索によってユーザーを認証する (dn) ou=users,o=ibm.com

このパターン・パラメーターは、LDAP ディレクトリー・ツリーの位置を識別します。この位置は、Worklight から WebSphere Message Broker に対して実行された要求を認証するために使用されます。

モバイル・アプリケーションは、Worklight へのリソース要求 (CRUD) が実行されたときに、ユーザー ID とパスワードを提供します。このパターンによって生成された Worklight アダプターは、このユーザー ID とパスワードを Message Broker への HTTP 基本認証要求に追加します。Message Broker は指定されたユーザー ID をディレクトリー・ツリーのこの位置から検索します。ユーザー ID がディレクトリーで見つかると、要求は正常に認証され、リソース要求は次の手順に進みます。ユーザーが見つからない場合、認証は失敗し、要求はエラー・メッセージとともに Worklight に返されます。

ユーザーがディレクトリーの別のサブツリーに存在する場合、一度の検索ですべての関連するユーザー ID を検出できる共通の親の位置を指定し、サブツリーを検索するために検索範囲パターン・パラメーターを使用可能にします。

認証用のディレクトリー検索範囲 ディレクトリー・サブツリーの検索を許可

認証目的でユーザーを見つけるために、サブツリーを検索するかどうかを定義します。ユーザーがディレクトリー・ツリーの認証場所の子に存在する場合、サブツリー検索が必要です。ユーザーが常にディレクトリー・ツリーの認証場所に存在する場合、指定したディレクトリーの位置に検索を制限します。

この LDAP 属性に突き合わせてユーザー ID を認証する 固有 ID (uid)

モバイル・アプリケーションによって提供されるユーザー ID に突き合わせる LDAP ディレクトリー項目の属性の名前。固有 ID (uid)、E メール・アドレス (mail)、および共通名 (cn) に突き合せるという一般的なユース・ケースに対応する 3 つのオプションが提供されます。

このグループのメンバーを検査してリーダーの権限を与える (dn) cn=readers,ou=groups,o=ibm.com

読み取りプロシージャーへのアクセスを付与されるためにユーザーが所属しなければならないグループの識別名。このディレクトリー項目のサブツリーは検索されません。

このグループのメンバーを検査してライターの権限を与える (dn) cn=writers,ou=groups,o=ibm.com

作成、更新、または削除のプロシージャーへのアクセスを付与されるためにユーザーが所属しなければならないグループの識別名。このディレクトリー項目のサブツリーは検索されません。

ロギング
パターン・パラメーター デフォルト 説明
必要なロギング クリア済み このパターン・パラメーターは、ロギング用のサブフローをパターン・インスタンスに含めるかどうかを決定します。

このパターン・パラメーターが非選択の場合、ロギング・サブフローは含まれません。

このパターン・パラメーターを選択する場合は、「ログ・キュー・マネージャー」と「ログ・キュー」の値を設定しなければなりません。

ログ・キュー・マネージャー このパターン・パラメーターは、ロギングに使用するキュー・マネージャーを定義します。ロギングにブローカー・キュー・マネージャーが使用される場合、このパラメーターをブランクのままにすることができます。

このパターン・パラメーターは、「必要なロギング」が選択されている場合にのみ必要です。

ログ・キュー LOG このパターン・パラメーターは、ロギングに使用するキューを定義します。

このパターン・パラメーターは、「必要なロギング」が選択されている場合にのみ必要です。

エラー処理
パターン・パラメーター デフォルト 説明
必要なエラー・メッセージ 選択済み このパターン・パラメーターは、キューにエラー・メッセージを入れるためのコードをパターン・インスタンスに含めるかどうかを決定します。

このパターン・パラメーターを選択する場合は、「エラー・キュー・マネージャー」および「エラー・キュー」値を設定する必要があります。

エラー・キュー・マネージャー このパターン・パラメーターは、エラー・ロギングに使用するキュー・マネージャーを定義します。

このパターン・パラメーターは、「必要なエラー・メッセージ」が選択されている場合のみ必要です。

エラー・キュー ERROR このパターン・パラメーターは、エラー・メッセージに使用するキューを定義します。

このパターン・パラメーターは、「必要なエラー・メッセージ」が選択されている場合のみ必要です。

その他
パターン・パラメーター デフォルト 説明
フロー接頭部 このパターン・パラメーターは、すべてのメッセージ・フロー名の先頭に追加される接頭部を定義します。
フロー接尾部 このパターン・パラメーターは、すべてのメッセージ・フロー名の末尾に追加される接尾部を定義します。
キュー接頭部 このパターン・パラメーターは、すべてのキュー名の先頭に追加される接頭部を定義します。

デフォルトのキュー名が使用されている場合、各パターン・インスタンスのキュー名を識別するために接頭部、接尾部、またはその両方を設定する必要があります。

キュー接尾部 このパターン・パラメーターは、すべてのキュー名の末尾に追加される接尾部を定義します。

デフォルトのキュー名が使用されている場合、各パターン・インスタンスのキュー名を識別するために接頭部、接尾部、またはその両方を設定する必要があります。

簡略説明 このパターン・パラメーターは、生成されるすべてのメッセージ・フローの「簡略説明」プロパティーに追加される説明を定義します。
詳細説明 このパターン・パラメーターは、生成されるすべてのメッセージ・フローの「詳細説明」プロパティーに追加される説明を定義します。

すべてのパターン・パラメーターとそのデフォルト値をリストします。 デフォルトが示されていない場合、デフォルト値は空ストリングです。

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