生成された XML を細かく制御するには、特別なフィールド・タイプ XML.AsisElementContent を使用します。
XML.AsisElementContent は、特別なフィールド・タイプです。 このフィールド・タイプは、Element、Attribute、および Content 構文エレメントの安全機能を使わずに、出力メッセージで生成した XML を細かく制御するために、メッセージ・フローで使用します。 XMLNS パーサーが、このフィールド・タイプを持つエレメントを生成することは決してありません。
AsisElementContent は使用しないようにしてください。通常は、より安全な代替手段があります。 それでも AsisElementContent を使用する場合、出力メッセージが適切に形成された XML であること確認することは、ユーザーの責任です。
AsisElementContent を使用するよう選択できるのは、例えば、アンパーサンド (&)、より小 (<)、より大 (>)、二重引用符 (")、およびアポストロフィ (') が出現したときに、事前定義された XML エンティティー &、<、>、"、および ' に置き換えられる通常の動作を抑制する場合です。
Set OutputRoot.XMLNS.(XML.Element)Message.(XML.Content) = '<rawMarkup>';
出力メッセージとして次の XML が生成されます。 <Message><rawMarkup></Message>
しかし、次のステートメントの場合、 Set OutputRoot.XMLNS.(XML.Element)Message.(XML.AsisElementContent) = '<rawMarkup>';
出力メッセージとして次の XML が生成されます。 <Message><rawMarkup></Message>
これは、AsisElementContent 構文エレメントの値は、出力メッセージに書き込まれるまで変更されないことを示しています。