メッセージを受信した時に、HTTPInput または HTTPRequest ノードは、HTTP ヘッダーを解析して、メッセージ・ツリー内にエレメントを作成します。 HTTPReply ノードまたは HTTPRequest ノードは、メッセージの送信時に、HTTP ヘッダーをメッセージ・ツリーからビット・ストリームに解析します。
メッセージの HTTP ヘッダーは、処理するメッセージのタイプに応じて異なります。 メッセージ・フローで識別されるメッセージのタイプは 4 つあり、それぞれに 1 つのパーサーが関連付けられています。
ヘッダー | 内容 | 例 |
---|---|---|
Host | クライアントがメッセージを送出するホスト名。 | localhost |
Content-Length | 入力メッセージの本体 (最後のヘッダーの後の CRLFCRLF に続く部分) の長さ (10 進)。 | 520 |
Content-Type | 本体データのタイプ。 | text/xml; charset=utf-8 |
SOAPAction | "" (空ストリング) |
次の表のヘッダーも、要求に応じて HTTPInput ノードによって自動的に生成されます。
ヘッダー | 内容 | 例 |
---|---|---|
X-Original-HTTP-Command | オリジナルのインバウンド要求の展開されたバージョン。 | POST http://localhost:7800/Wss001/ |
X-Remote-Addr | クライアントの IP アドレス (クライアントがプロキシーを介して接続されている場合は、プロキシー) | 127.0.0.1 |
X-Remote-Host | クライアントのホスト名またはアドレス (クライアントがプロキシーを介して接続されている場合は、プロキシー) | localhost |
X-Server-Name | ブローカーのマシン名 | localhost |
X-Server-Port | ブローカーのポート | 7800 |
X-Query-String | 照会ストリング (インバウンド URL 中に存在する場合。オプション) | a=b&x=y |
X-Scheme | クライアントが接続されているスキーム (http または https のいずれか)。 | http |
ローカル環境で HTTPReply 状況コードを設定することができます。詳しくはHTTP フローでの作業にある、返信用の HTTP 状況コードの設定に関する説明を参照してください。
HTTPReply ノードがデフォルトの HTTPReply ヘッダーを作成すると、以下の表に示されているヘッダーと値がその中に取り込まれます。
ヘッダー | 値 |
---|---|
Content-Length (入力メッセージにあった場合) | 応答メッセージ本体の計算された長さ (10 進)。 |
Content-Type | text/xml; charset=ccsid of the message body |
ヘッダー | 値 |
---|---|
Host | 「デフォルト Web サービス URL」プロパティーに設定された値。 |
Content-Length | 要求メッセージ本体の計算された長さ (10 進)。 |
Content-Type | text/xml; charset=ccsid of the message body |
SOAPAction | "" (空ストリング) |
Content-Encoding | 「圧縮の使用」プロパティーが gzip、zlib (deflate)、または deflate に設定されている場合は「gzip」または「deflate」。 |
Accept-Encoding | 「デフォルトで圧縮した応答を受け入れる」プロパティーが選択されている場合は「gzip、deflate」。 |
ヘッダー | 内容 | 例 |
---|---|---|
Content-Length | 応答メッセージ本体の長さ (10 進)。 | 1585 |
Web サービスのメッセージ例に、上記のヘッダーが組み込まれたメッセージの例を示します。