DFDL エスケープ・スキームの追加

エスケープ・スキームは、文字を分離文字または終了文字としてではなく、字義どおりに扱うように DFDL に指示します。例えば、CSV ファイルでコンマをエスケープしなければならない場合があります。

始める前に:

DFDL スキーマ・ファイルを作成するか、または開きます。DFDL スキーマ・エディターの説明については、DFDL スキーマ・エディターを参照してください。
エスケープ・スキームを追加してから、関係する要素上で「エスケープ・スキーム参照」プロパティーを使用してそのスキームを参照します。
  1. 「アウトライン」ビューで、「DFDL」 > 「エスケープ・スキーム」と展開します。
  2. DFDL スキーマ・エディターで、アイコンをクリックしてエスケープ・スキームをスキーマに追加し、プロンプトが出された場合は名前を入力します。
  3. 表記プロパティー で以下のようにスキームを構成します。
    1. エスケープの種類: 値は次のとおりです。
      • escapeCharacter: 次の文字のみを文字どおりに解釈できるようにする単一のエスケープ文字。 エスケープ文字自体は、Escape Escape 文字によってエスケープされます。
      • escapeBlock: 囲まれた文字グループを文字どおりに解釈できるようにするエスケープ・ストリングのペア。終了エスケープ・ストリングは、Escape Escape 文字によってエスケープされます。
    2. Escape Character: エスケープの種類が escapeCharacter である場合、以下の文字をエスケープする単一文字を入力します。
    3. Escape Block Start: エスケープ・ブロックの始まりにマークを付ける文字のストリングを入力します。
    4. Escape Block End: エスケープ・ブロックの終わりにマークを付ける文字のストリングを入力します。
    5. Escape Escape: エスケープ文字またはエスケープ・ストリングをエスケープする文字を指定します。
    6. Extra Escaped Character: オプションで、直列化中にエスケープする必要があるその他の文字を指定します。
    7. Generate Escape Block: エスケープの種類が escapeBlock である場合、直列化中にいつエスケープを使用するかを定義します。
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タスク・トピックタスク・トピック | バージョン 1.0 | df00110_