WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

エレメント・ツリーの全探索

PHP メソッドを使用して、エレメント・ツリーにアクセスします。

以下のステートメントを使用して、エレメントからのメッセージ・ツリーを全探索します。
getParent()
現行エレメントの親を戻します。
getPreviousSibling()
現行エレメントの直前の兄弟を戻します。
getNextSibling()
現行エレメントの次の兄弟を戻します。
getChild()
名前が最初のパラメーターにより付与される、現行エレメントの最初の子を戻します。 2 番目のオプション・パラメーターを指定することによって、子エレメントの n 番目のオカレンスを返すことができます。
getChildren()
現行エレメントのすべての子エレメントを MbsElements の配列として戻します。 namespace パラメーターが指定された場合、配列にはそのネーム・スペース URI を持つ子エレメントのみが入ります。
getFirstChild()
現行エレメントの最初の子を戻します。
getLastChild()
現行エレメントの最後の子を戻します。

以下の例は、簡単な XML メッセージ、およびそのメッセージから作成される論理ツリーを示しています。 メッセージが WebSphere® MQ を使用して送信されています。 論理ツリー図は、ツリー内をナビゲートするために呼び出されるメソッドも示しています。

<document>
  <chapter title='Introduction'>
    Some text
  </chapter>
</document>
メッセージ・ツリー内をナビゲートするために
呼び出すことのできるメソッドを示す図
この図で使用されるツリーは、このトピックで示された XML の例を構文解析して作成されたものです。
  • ツリーのルート部分から getFirstChild() を呼び出すと、「プロパティー」までナビゲートします。 同じくルートから、getLastChild() を呼び出すと XML が戻されます。
  • 「プロパティー」から getParent() を呼び出すとルートが戻され、 getNextSibling() を呼び出すと MQMD が戻されます。
  • MQMD から getPreviousSibling() を呼び出すと「プロパティー」が戻され、 getParent() を呼び出すとルートが戻され、 getNextSibling() を呼び出すと XML が戻されます。
  • XML から getPreviousSibling() を呼び出すと MQMD が戻され、 getParent() を呼び出すとルートが戻され、 getFirstChild() を呼び出すと文書が戻され、 getLastChild() を呼び出すと同様に文書が戻されます。
  • 文書から getParent() を呼び出すと XML が戻され、 getFirstChild() を呼び出すと章が戻され、 getLastChild() を呼び出すと同様に章が戻されます。
  • 章から getParent() を呼び出すと文書が戻され、 getFirstChild() を呼び出すとタイトルが戻され、 getLastChild() を呼び出すとメッセージ・データ "Some text." を含む子が戻されます。
次の例は、MbsElement メソッドを使用して章エレメントにナビゲートする方法を示しています。
$chapter = $input_assembly->getLastChild()->getFirstChild()->getFirstChild();
以下の例は、パス構文を使用して章エレメントにナビゲートする方法を示しています。
$chapter = $input_assembly->XML->document->chapter;
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:46:22


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