普通預金口座のアセンブリー・ダイアグラムに対し、追加のインポート・バインディング CurrentAccountRequest を組み込む変更が加えられています。 このインポート・バインディングは、当座預金口座をホスティングするブローカー・メッセージ・フローを呼び出すために使用されます。
ビジネス・プロセスには、この当座預金口座を反映するための修正も加えられており、十分の預金がある場合に限り、振替を開始します。
この拡張アプリケーションと単純なアプリケーションとの主な違いは以下のとおりです。
当座預金口座は WebSphere Message Broker 上で 1 つのメッセージ・フローとしてホスティングされます。 それは 2 つのサブフロー、および以下のノードで構成されます。
メッセージ・フローの SCAInput ノードは、実行する操作の入ったメッセージを受け取ります。例えば、借方または貸方、および振替金額です。 メッセージは、金額を貸方に記入するか借方に記入するかに応じて、適切な動的ターミナルを使用して CurrentAccountDebit または CurrentAccountCredit サブフローに伝搬されます。
どちらのサブフローにも JavaCompute ノードが含まれています。
着信メッセージ要求が当座預金口座への借方記入の命令である場合、振替金額が当座預金の勘定残高から差し引かれます。 結果がゼロより小さい場合、ローカル環境を使用して旧残高が伝搬され、取り引きは許可されないとの応答メッセージが作成されます。 結果がゼロ以上の場合、ローカル環境を使用して新残高が伝搬され、取り引きを許可する応答メッセージが作成されます。
着信メッセージ要求が当座預金口座への貸方記入の命令である場合、振替金額が当座預金の勘定残高に加算されます。 ローカル環境を使用して新残高が伝搬され、取り引きを許可する応答メッセージが作成されます。
SCA Reply ノードで応答メッセージが呼び出し元 (WebSphere Process Server) に送り返されます。