「WebSphere MQ へのレコード配布: 一方向」パターンの使用に関する制約
「WebSphere MQ へのレコード配布: 一方向」パターンの使用に関する制約
このパターンを使用する場合に適用される制約は多数あります。
以下のすべての制約を満たす場合にのみ、「WebSphere MQ へのレコード配布: 一方向」パターンを使用できます。
- 入力ファイルをレコードとして読み取ることが可能でなければなりません。
固定長レコード、既知の区切り文字で区切られた可変長レコード、またはパーサーによって抽出できる可変長レコードを含むファイルを処理できます (この技法を構文解析されたレコード・シーケンスといいます)。
この技法を使って複数の XML 文書を含むファイルを読み取り、各文書を 1 つのレコードとして返すことができます。
このパターンを使用して、埋め込みレコード (例えば 1 つの XML 文書内の複数のレコード) を抽出することはできません。
- リモート・ファイルが FTP サービスによって処理される場合、ソース・ファイルはその場で読み取られるのではなくブローカーに移動されるため、ブローカーによるソース・ファイルの削除が許可されなければなりません。
- パターン・インスタンスの使用対象となるビジネス機能には、システム障害後のレコード再配布との互換性が必要です。
このパターンは信頼性のある方法でレコードを配布しますが、システム障害後の重複を防ぐわけではありません。
- パターン・インスタンスの使用対象となるビジネス機能には、ファイルからレコードを読み取る際または読み取られたレコードを書き込む際の障害後の、レコード再配布との互換性が必要です。
この場合、このパターンはファイル全体をバックアウト・ディレクトリーに移動して、エラーがエラー・キューに書き込まれます。
エラーが訂正された後、ファイルが再実行依頼されるように調整する必要があります。
ファイルが再実行依頼されるとき、ファイル内のすべてのレコードは再処理されるので、重複するメッセージが生じることがあります。
- ロギングが必要な場合、このパターンで使用されるフォーマットが、実際の環境の要件を満たしていると想定されます。
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