WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

『メッセージ・マップを使用した、データベースのデータによるメッセージの拡充』シナリオの紹介

このシナリオでは、メッセージ・マップを使用して WebSphere® Message Broker でメッセージを拡張する方法を示します。データはデータベース・システム内で使用可能です。データは、複数のデータベース表にわたって保管されます。すべての表が同じデータベース・スキーマ内に配置されます。

このタスクについて

WebSphere Message Broker バージョン 8.0 には、グラフィカル・データ・マップが導入されています。これらのメッセージ・マップは、前のメッセージ・マップ・フォーマットを置き換えるものであり、.map ファイルとして作成されます。メッセージ・マップは、コードを作成することなくメッセージを変換できるようにし、変換のビジュアル・イメージを提供し、実装と進行中の保守を簡単にします。

また、WebSphere Message Broker バージョン 8.0 には、外部データベース・システム内にあるデータにアクセスすることでメッセージを拡張できるようにする Select 変換が導入されています。この新機能により、プログラミング・モデルが簡単になります。データベース内にあるデータにアクセスするために Database ノード、JavaCompute ノード、.NETCompute ノード、または Compute ノードを使用するという要件がなくなります。単一の Mapping ノードを使用して、外部データベース・システムのデータを必要とするメッセージ変換をグラフィカルに実行することで、より単純なメッセージ・フローを設計することができます。

注: 前のバージョンの WebSphere Message Broker バージョン 8.0 からマイグレーションした場合は、既存のマップを引き続き使用できます。ただし、既存のマップを変更する必要がある場合、または Select 変換を使用したい場合、これらの既存のメッセージ・マップを .map メッセージ・マップに変換する必要があります。マップの変換の詳細については、『.msgmap ファイルから .map ファイルへのメッセージ・マップの変換』を参照してください。
このシナリオと、シナリオで示されている概念を理解するには、以下のトピックを参照してください。

次のタスク

ソリューションを実装します。詳しくは、ソリューションの実装を参照してください。