WildcardMatch サンプルのセットアップ

FileInput ノードまたは FileOutput ノードを構成するときは、ファイルの読み取りまたは書き込みを行うディレクトリーを設定する必要があります。これらのノードでは、絶対パスまたは相対パスを設定できます。相対パスを設定する場合は、ブローカーのディレクトリー・ルートを設定する必要があります。ディレクトリー・ルートを設定するには、環境変数 MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY を設定します。

このサンプルのルート・ディレクトリーは以下のとおりです。

注: 異なったルート・ディレクトリーを選ぶこともできます。その場合は環境変数 MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY を、そのディレクトリーに設定してください。

サンプルで使用する FileWildcardMatchSampleFlow メッセージ・フローでは、FileInput ノードと FileOutput ノードでそれぞれ異なる相対パスが設定されます。

FILE_WILDCARD_IN FileInput ノードでは、「入力ディレクトリー」 プロパティーに to_hursley 相対パスが設定されます。

FILE_WILDCARD_OUT FileOutput ノードでは、「ディレクトリー」プロパティーに wrongdir 相対パスが設定されます。FILE_WILDCARD_OUT ノードでは、$LocalEnvironment/Destination/File/Directory に設定された値が使用されます (この値は、「ディレクトリー」プロパティーをオーバーライドします)。$LocalEnvironment/Destination/File/Directory の値は、FILE_WILDCARD_COMPUTE Compute ノードで hursley に設定されます。したがって、出力の相対パスは、hursley に設定されます。

WildcardMatch サンプルをセットアップするには、以下を行います。

  1. 以下のディレクトリーを作成します。
  2. デフォルトのブローカーが作成済みで、実行中であることを確認します。
  3. MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY 環境変数にルート・ディレクトリーを設定します。
    1. 『コマンド環境のセットアップ』にある指示に従って、コマンド環境と以下の行 (等号 (=) 文字の前後に空白を入れないことに注意) を含むコマンド・ファイル作成します。
      • Windows の場合:
        SET MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY=c:\MQSIFileInput
      • Linux の場合:
        export MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY="/tmp/MQSIFileInput"
    2. ブローカーを停止して、再始動します。『ブローカーの開始と停止』を参照してください。

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