Cast 関数を使用して、グラフィカル・データ・マップの入力モデルまたは出力モデルの部分を再定義します。
後で特定のモデルに再定義できる汎用のメッセージ・モデルを作成できます。 xsd:any と定義されるワイルドカードを使用して、より詳細な定義が必要なときに再定義できます。 例えば、特定のスキーマ・ファイルで定義される特定の複合タイプまたはグローバル・タイプでモデル化されることを指定することによって、再定義できます。 再定義のプロセスはキャスト と呼ばれます。
例えば、基本タイプ AddressType、および USAddressType と CanadianAddressType の 2 つの派生タイプがあるとします。 グラフィカル・データ・マッピング・エディターで Cast 関数を使用して、AddressType を CanadianAddressType にキャストできます。
xd:any ワイルドカードのキャストの代替案として、ワイルドカードを使用する構造を定義するグローバル・タイプのサブマップ変換を使用します。
SOAP メッセージは、SOAP プロトコルを使用して交換されるビジネス・データを定義するためにキャストが必要な汎用モデルの一般的な例です。SOAP プロトコルは、SOAP エンベロープの構造のみを定義し、ヘッダーと本文の内容を再定義できます。 IBM® は、標準の SOAP メッセージと SOAP ドメイン・メッセージを定義するスキーマを提供しています。 詳しくは、メッセージ・セット: インポート可能な IBM 提供のメッセージを参照してください。
グラフィカル・データ・マッピング・エディターを使用してキャストをマップする方法について詳しくは、マップでのワイルドカードのキャストを参照してください。