WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

リモート・ブローカーへの接続

WebSphere® Message Broker Toolkit または WebSphere Message Broker Explorer を使用してリモート・ブローカーを管理するには、そのブローカーに接続する必要があります。

始める前に:
リモート・ブローカーに接続するには、ブローカーとそのキュー・マネージャーが実行中でなければなりません。 以下の手順も実行する必要があります。
  • キュー・マネージャーでコマンド・サーバーが実行中であることを確認します。
  • ブローカー・キュー・マネージャーでサーバー接続チャネルが定義されていることを確認します。 ブローカーの作成時には、SYSTEM.BKR.CONFIG というデフォルトの SVRCONN チャネルが作成されます。 このチャネルは、1 つ以上のリモート・クライアントからブローカーへの接続に対応しています。
  • ブローカーのキュー・マネージャーで TCP/IP リスナーを作成します。
  • リスナーが実行されていることを確認してください。
  • ローカル・システム機能を使用して、ブローカーが実行中のコンピューターにグループおよびユーザー ID を作成します。 例えば、Linux (x86)groupadd コマンドを使用します。 ユーザー ID をグループに追加します。
  • ブローカーのキュー・マネージャーで setmqaut コマンドを実行して、グループに権限を与えます。
    setmqaut -m queueManager -t qmgr -g group +connect

リモート・ブローカーへの接続を作成するか、 .broker ファイルの設定を使用してリモート・ブローカーへの接続を作成することができます。 後者の場合は、「ブローカー」フォルダーを右クリックして、「*.broker ファイルを使用したリモート・ブローカーへの接続」をクリックします。 .broker ファイルを選択して、「オープン」をクリックします。 リモート・ブローカーへの接続がワークスペースで作成されます。

リモート・ブローカーに接続を作成するには、次のようにします。

  1. WebSphere Message Broker Explorer を開くか、WebSphere Message Broker Toolkit「ブローカー」ビューを開きます。
  2. リモート・ブローカーへの接続を作成するには、「ブローカー」フォルダーを右クリックして、「リモート・ブローカーへの接続」をクリックします。
  3. 「ブローカーへの接続」ウィザードで、以下の値を入力します。
    1. リモート・ブローカーが使用している「キュー・マネージャー名」の値。
    2. ブローカーが稼働中のコンピューターの「ホスト」名または IP アドレス。
    3. WebSphere MQ キュー・マネージャーが listen する TCP「ポート」(デフォルトは 1414)。 このプロパティーは、有効な正数である必要があります。
    4. オプション:「SVRCONN チャネル名」フィールドのサーバー接続チャネルの名前。 チャネルのデフォルト名は SYSTEM.BKR.CONFIG です。

      複数のサーバー接続チャネルを作成し、各チャネルに異なる SSL 認証を定義して、例えば view アクセス権を持つユーザーは強制的に 1 つのチャネルに振り分け、deploy アクセス権を持つユーザーは別のチャネルに振り分けるようにすることができます。

      その後、各チャネルに WebSphere MQ 出口を作成し、ブローカーに送信される WebSphere MQ メッセージの追加の認証を提供できます。

      次のオプションのどれか 1 つを使用して、ブローカーのキュー・マネージャー上にサーバー接続チャネルを手動で作成する必要があります。
      • WebSphere MQ runmqsc コマンドにオプション CHLTYPE(SVRCONN) および TRPTYPE(TCP) を指定して、チャネルを作成します。
      • WebSphere MQ エクスプローラーを使用して、伝送プロトコルが TCP に設定されているサーバー接続チャネルを作成します。
      詳細については、WebSphere MQ 資料を参照してください。

      名前を変更しない場合、または削除を試行する場合には、デフォルト名として SYSTEM.BKR.CONFIG が想定されます。 サーバー接続チャネルの名前は、SYSTEM.BKR.CONFIG の代わりに別の名前を入力した場合に限り変更されます。

    5. オプション: WebSphere MQ キュー・マネージャーに接続するために必要なセキュリティー出口の「クラス」。 このプロパティーは、有効な Java™ クラス名でなければなりませんが、ご使用のドメイン接続に適用されない場合は、このフィールドをブランクのままにしておいても構いません。
    6. (オプション) WebSphere MQ キュー・マネージャーに接続するために必要なセキュリティー出口の「JAR ファイルの場所」「参照」をクリックしてファイル場所を探します。 このフィールドがドメイン接続に適用されない場合は、ブランクのままにしておいても構いません。 セキュリティー出口「クラス」を入力する場合、「JAR ファイルの場所」を指定する必要があります。
    7. オプション: 「暗号スイート」「識別名」「CRL 名前リスト」「鍵ストア」、および「トラスト・ストア」のパラメーターが、SSL を使用可能にするためには必要です。 詳しくは、SSL 認証のインプリメントを参照してください。 「暗号スイート」フィールドには、使用可能な暗号スイートがリストされます。 「ブローカー管理」の「プリファレンス」ウィンドウでカスタム SSL 暗号スイートを構成するには、「続く」をクリックします。 「暗号スイート」を指定しないと、SSL セクションのその他のフィールドはすべて使用不可になります。

      接続情報を定義するときに鍵ストアまたはトラストストアを指定した場合、 リモート・ブローカーに接続する際に鍵ストアまたはトラストストアを指定するためのプロンプトが出されます。

  4. 「完了」をクリックして、リモート・ブローカーに接続します。

これで、WebSphere Message Broker Toolkit または WebSphere Message Broker Explorer を使用してプロパティーを表示し、ブローカーを構成できます。

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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:48:58


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