WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

SAP Software 用照会インターフェースのビジネス・オブジェクト

ビジネス・オブジェクトは、データ、そのデータに実施するアクション、そしてもしあるならばそのデータを処理するための追加の命令から成る構造です。 SAP Software 用照会インターフェースの入力は、テーブル・ビジネス・オブジェクトです。 テーブル・ビジネス・オブジェクトは、SAP サーバー上のテーブル内の列を表します。 アダプターは、SAP サーバーのテーブルからのデータを入手するためにテーブル・ビジネス・オブジェクトを使用します。

ビジネス・オブジェクトにおけるデータの表現方法

アダプターは、アダプター接続ウィザードで生成されたメタデータを使用してビジネス・オブジェクト定義を構成します。

ビジネス・オブジェクト内のデータは、SAP の関連テーブルの列を表します。

ビジネス・オブジェクトが作成される方法

ビジネス・オブジェクト定義は、アダプター接続ウィザードを使用して作成します。 ウィザードはアプリケーションに接続し、アプリケーション中のデータ構造を発見し、それらを表すビジネス・オブジェクト定義を生成します。 これは、入力パラメーターおよび出力パラメーターを示すインターフェース情報などの、アダプターにより必要とされる他のリソースも生成します。

ビジネス・オブジェクトの構造

テーブル・ビジネス・オブジェクトは、コンテナーの一部であることが可能です。

テーブル・ビジネス・オブジェクトには、指定の SAP テーブルから選択された列が含まれます。

列情報に加え、テーブル・ビジネス・オブジェクトには最後のパラメーターとして照会ビジネス・オブジェクトも含まれています。

照会ビジネス・オブジェクトのプロパティーは、sapWhereClause、sapRowsSkip、および sapMaxRows です。
  • sapWhereClause プロパティーは SAP テーブルから情報を取得します。 デフォルト値はアダプター接続ウィザードにより取り込まれます。 スペース文字は、sapWhereClause を構文解析するための区切り文字として使用されます。
  • sapMaxRows プロパティーは、戻される行の最大数です。 デフォルト値は 100 です。
  • sapRowsSkip プロパティーは、データを取得する前にスキップする行数です。 デフォルト値は 0 です。

テーブルは、階層ビジネス・オブジェクトとしてモデル化できます。 アダプター接続ウィザードのテーブルの親子関係を指定します。

テーブルは外部キーによりリンクされ、親子関係を形成します。 子のテーブル・ビジネス・オブジェクトには、親の照会ビジネス・オブジェクトのプロパティーを参照する外部キーがあります。

KNA1 ビジネス・オブジェクトで、子ビジネス・オブジェクトの SapAdrc への参照に注意してください。 The SapAdrc テーブル・オブジェクトには、AddressNumber という列があります。この列には、親ビジネス・オブジェクトへの参照を含む関連プロパティー (ForeignKey) があります。

RetrieveAll 操作の SAP Software 呼び出し用照会インターフェースからの戻りは、テーブル・オブジェクトのコンテナーです。

特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1999, 2014Copyright IBM Corporation 1999, 2014.

        
        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:40


概念トピック概念トピック | バージョン 8.0.0.5 | csap_sqi_bo