WebSphere® Message
Broker ランタイム・コンポーネントがインストールされていないシステムにおいて、IBM® DFDL API を使用する独立した Java™ プログラムをインストールして実行します。
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Broker ランタイム・コンポーネントがインストールされていないシステムで IBM DFDL API を使用する Java プログラムを実行することはできますが、IBM DFDL API を使用する Java プログラムを実行する予定の各コンピューターについて
WebSphere Message
Broker ライセンスを購入しておく必要があります。
以下の説明では Windows のパス分離文字が使用されていますが、分離文字を変更すれば他のオペレーティング・システムにも同じように当てはまります。
ブローカー・コンポーネントがインストールされていない環境で独立した IBM DFDL プログラムをインストールして実行するには、以下の手順に従います。
- ターゲット・システムに、互換性のある Java ランタイム環境 (JRE) がインストールされていることを確認します。 JRE を含む WebSphere Message
Broker ランタイム・コンポーネントをインストールしないため、代替オプションを使用する必要があります。
Java サポートについて詳しくは、追加のソフトウェア要件を参照してください。
- WebSphere Message
Broker ランタイム・コンポーネントがインストールされているシステムから以下のファイルをターゲット・システムにコピーします。
- install_dir¥tools の ibm-dfdl-java.zip (install_dir は WebSphere Message
Broker のインストール・ディレクトリーとして指定したディレクトリー)。
- IBM DFDL API を使用する独立した Java プログラム。
- ターゲット・システムで、ibm-dfdl-java.zip の内容を、選択した場所に解凍します (例えば C:¥dfdl)。
重要: ibm-dfdl-java.zip の中身を解凍すると、IBM
Tivoli® License Manager (ITLM) で使用するためのライセンスおよび資格ファイルがターゲット・コンピューターにインストールされます。
ITLM を使用すると、IBM (およびその他の) ソフトウェア製品の使用状況のモニターが可能になります。
ITLM が正しいライセンス資格を反映するようにするには、購入した WebSphere Message
Broker のエディションに対して正しい ITLM ライセンスを選択する必要があります。
WebSphere Message
Broker ライセンスについて詳しくは、動作モードを参照してください。
ITLM について詳しくは、
IBM Tivoli License
Manager インフォメーション・センター、または
IBM Tivoli License Manager の Web サイトを参照してください。
クラスパス環境変数を更新します。
- IBM DFDL に必要なすべての JAR ファイルを追加します。 以下に例を示します。
set CLASSPATH = %CLASSPATH%;C:\dfdl\lib\ibm-dfdl.jar
extract_dir¥lib ディレクトリーの各 JAR ファイルに対してこのステップを繰り返します。extract_dir は ibm-dfdl-java.zip の解凍先のディレクトリーです。
あるいは、必要なすべての JAR ファイルを追加するために、
extract_dir¥bin ディレクトリーに提供されている dfdlprofile ユーティリティーを実行します。
- IBM DFDL サンプルを実行して検討する場合、extract_dir¥samples ディレクトリーの dfdlsample_java.jar JAR ファイルを追加します。 以下に例を示します。
set CLASSPATH = %CLASSPATH%;C:\dfdl\samples\dfdlsample_java.jar
- 独立した DFDL プログラムの JAR ファイルを追加します。
- 他に必要な JAR ファイルおよびディレクトリーがあれば、それらを追加します。
次に行う事柄: 独立した DFDL プログラムがターゲット・コンピューターで実行可能な状態になりました。