「WebSphere MQ のメッセージ相関関係子: 持続性のある要求/応答」パターンのパラメーター

入力情報
パターン・パラメーター M C デフォルト 説明
入力キュー はい はい IN このパターン・パラメーターは、クライアント要求を受け取るブローカー・キューを識別します。
入力メッセージの妥当性検査 いいえ はい なし このパターン・パラメーターは、入力メッセージに必要な妥当性検査のレベルを指定します。 有効な値は以下のとおりです。
  • なし
  • 内容
  • 内容と値
妥当性検査が「なし」に設定されている場合、メッセージは不透明な BLOB として扱われます。

妥当性検査が「内容」または「内容と値」と指定されている場合、 MQInput ノードの構成に使われる追加の入力情報が必要です。

このプロパティーは、BAR ファイルで構成可能です。このプロパティーを構成して、妥当性検査をオフにできます。

要求メッセージのパラメーターが定義されていない場合は、このプロパティーを使用して妥当性検査をオンにすることはしないでください。

入力データ・タイプ いいえ いいえ XML 「入力メッセージの妥当性検査」の値が「内容」または「内容と値」である場合にのみ、 このパターン・パラメーターが必要です。 有効な値は以下のとおりです。
  • XML
  • バイナリー・データ (C または COBOL 構造体など)
  • テキスト・データ (CSV、SWIFT、または HL7 など)
入力メッセージ・セット いいえ いいえ  

「入力メッセージの妥当性検査」の値が「内容」または「内容と値」である場合にのみ、 このパターン・パラメーターが必要です。

入力メッセージ・タイプ いいえ いいえ  

このパターン・パラメーターが必要になるのは、「入力メッセージの妥当性検査」の値が「内容」または「内容と値」で、しかも「入力データ・タイプ」の値が「バイナリー・データ」または「テキスト・データ」である場合だけです。

入力メッセージ・フォーマット いいえ いいえ  

このパターン・パラメーターが必要になるのは、「入力メッセージの妥当性検査」の値が「内容」または「内容と値」で、しかも「入力データ・タイプ」の値が「バイナリー・データ」または「テキスト・データ」である場合だけです。

プロバイダー情報
パターン・パラメーター M C デフォルト 説明
プロバイダー要求キュー・マネージャー いいえ はい   このパターン・パラメーターは、プロバイダー・アプリケーションがブローカー・メッセージ・フローからの要求を受け取るキュー・マネージャーを指定します。 ロギングにブローカー・キュー・マネージャーが使用される場合、これをブランクのままにすることができます。
プロバイダー要求キュー はい はい PROVIDER このパターン・パラメーターは、プロバイダー・アプリケーションがブローカー・メッセージ・フローからの要求を受け取るキューを指定します。
最大応答時間 (1/10 秒単位) はい はい タイムアウトなし このパターン・パラメーターは、応答を待機する最大時間を定義します。

デフォルト値は「タイムアウトなし」ですが、タイムアウト期間の値として正整数をこの同じフィールドに入力できます。 タイムアウト期間は 1/10 秒単位で計測され、保存済み MQMD ヘッダーを保持するメッセージがこの有効期限時間と共に保存されます。

値が「タイムアウトなし」である場合、ブローカーに返される応答は常にクライアントに返されます。

このパターン・パラメーターはキューに残されたメッセージの自動ハウスキーピング機能を提供しますが、期間が経過した後は応答がクライアントにマッチングされません。

保管キュー はい はい STORE このパターン・パラメーターは、プロバイダー応答の待機中に MQMD ヘッダーを保管するために使われるキューを定義します。

このキューはブローカーから見てローカルです。

応答情報
パターン・パラメーター M C デフォルト 説明
応答キュー はい はい RESPONSE このパターン・パラメーターは、クライアント要求を受け取るブローカー・キューを識別します。
応答メッセージの妥当性検査 いいえ はい なし このパターン・パラメーターは、応答メッセージに必要な妥当性検査のレベルを指定します。 有効な値は以下のとおりです。
  • なし
  • 内容
  • 内容と値

このプロパティーは、BAR ファイルで構成可能です。このプロパティーを構成して、妥当性検査をオフにできます。

要求メッセージのパラメーターが定義されていない場合は、このプロパティーを使用して妥当性検査をオンにすることはしないでください。

応答データ・タイプ いいえ いいえ XML 「応答の妥当性検査」の値が「内容」または「内容と値」である場合にのみ、 このパターン・パラメーターが必要です。 有効な値は以下のとおりです。
  • XML
  • バイナリー・データ (C または COBOL 構造体など)
  • テキスト・データ (CSV、SWIFT、または HL7 など)
応答メッセージ・セット いいえ いいえ   「応答の妥当性検査」の値が「内容」または「内容と値」である場合にのみ、 このパターン・パラメーターが必要です。
応答メッセージ・タイプ いいえ いいえ   このパターン・パラメーターが必要になるのは、「応答の妥当性検査」の値が「内容」または「内容と値」で、しかも「応答データ・タイプ」がバイナリー・データまたはテキスト・データである場合だけです。
応答メッセージ・フォーマット いいえ いいえ   このパターン・パラメーターが必要になるのは、「応答の妥当性検査」の値が「内容」または「内容と値」で、しかも「応答データ・タイプ」がバイナリー・データまたはテキスト・データである場合だけです。
ロギング
パターン・パラメーター M C デフォルト 説明
必要なロギング いいえ いいえ クリア済み

このパターン・パラメーターは、ロギング用のコードをパターン・インスタンスに含めるかどうかを決定します。

「必要なロギング」が非選択の場合、ログ・サブフローは含まれません。

「必要なロギング」が選択されている場合、ログ・サブフローがメッセージ・フローに含まれ、「ログ・キュー・マネージャー」と「ログ・キュー」の値を設定する必要があります。

ログ・キュー・マネージャー いいえ はい

このパターン・パラメーターは、ロギング用のキュー・マネージャーを定義します。 ロギングにブローカー・キュー・マネージャーが使用される場合、これをブランクのままにすることができます。

このパラメーターは、「必要なロギング」が選択されている場合にのみ必要です。

ログ・キュー いいえ はい LOG

このパターン・パラメーターは、ロギング用のキューを定義します。

このパラメーターは、「必要なロギング」が選択されている場合にのみ必要です。

エラー処理
パターン・パラメーター M C デフォルト 説明
必要なエラー・メッセージ いいえ いいえ 選択済み

このパターン・パラメーターは、エラー・メッセージを作成するメッセージ・フロー・エレメントがパターン適用によって作成されるかどうかを定義します。

「必要なエラー・メッセージ」が選択されている場合、「エラー・キュー・マネージャー」および「エラー・キュー」の値を設定する必要があります。

エラー・キュー・マネージャー いいえ はい  

このパターン・パラメーターは、エラー・メッセージ用のキュー・マネージャーを定義します。 ロギングにブローカー・キュー・マネージャーが使用される場合、これをブランクのままにすることができます。

エラー・キュー いいえ はい ERROR

このパターン・パラメーターは、エラー・メッセージ用のキューを定義します。

このパラメーターは、必要なエラー・メッセージ が選択されている場合のみ必要です。

その他
パターン・パラメーター M C デフォルト 説明
ブローカー・スキーマ いいえ いいえ mqsi 設定されている場合、すべてのメッセージ・フローおよび ESQL ファイルは、指定されたブローカー・スキーマに作成されます。 設定されていない場合、デフォルトのスキーマが使用されます。
フロー接頭部 いいえ いいえ   設定されている場合、この接頭部はすべてのメッセージ・フロー名の先頭に追加されます。
フロー接尾部 いいえ いいえ   設定されている場合、この接尾部はすべてのメッセージ・フロー名の末尾に追加されます。
キュー接頭部 いいえ いいえ   設定されている場合、この接頭部はすべてのキュー名の先頭に追加されます。

デフォルトのキュー名が使用されている場合、各パターン・インスタンスのキュー名を識別するために接頭部、接尾部、またはその両方を設定する必要があります。

キュー接尾部 いいえ いいえ   設定されている場合、この接尾部はすべてのキュー名の末尾に追加されます。
簡略説明 いいえ いいえ   この説明は、生成されるすべてのメッセージ・フローの「簡略説明」プロパティーに追加されます。
詳細説明 いいえ いいえ   この説明は、生成されるすべてのメッセージ・フローの「詳細説明」プロパティーに追加されます。

すべてのパターン・パラメーターとそのデフォルト値をリストします。

M という見出しの列は、プロパティーが必須 かどうかを示します。C という見出しの列は、プロパティーが構成可能かどうか、つまり、メッセージ・フローをブローカー・アーカイブ (BAR) ファイルに追加するときに値を変更できるかどうかを示します。

デフォルトが示されていない場合、デフォルト値は空ストリングです。

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