パターン・ユーザーがユーザー定義パターンのインスタンスを生成するときに、 Java™ または PHP コード を使用して、パターン・インスタンスを変更します。 例えば、Java または PHP のコードを使用して、メッセージ・フローの構造を、パターン・パラメーターの値に基づいて変更できます。
ユーザー定義パターンを作成する場合、パターン・インスタンスを変更するための Java または PHP コードを含めることができます。 このコードは、パターン・ユーザーがユーザー定義パターンのインスタンスを作成するときに実行され、 パターンに対してさまざまなアクションを実行するために使用できます。
Message Broker Java API を使用すると、ユーザー定義パターン内のすべてのノード、接続、パターン・パラメーターにアクセスできます。 Java コードを使用して実行できる変更の例を以下に示します。
ユーザー定義パターン用の PHP API を使用すると、ユーザー定義パターンのパターン・パラメーターおよびパターン・インスタンス名にアクセスできます。 PHP コードを使用して実行できる変更の例を以下に示します。
「WSDL ファイル名」プロパティーまたは WSDL ファイルにより設定されるすべてのプロパティーを、ユーザー定義パターンの SOAPInput ノード、SOAPRequest ノード、または SOAPAsyncRequest ノードに設定する際に、Java API コードまたは PHP API コードを使用しないでください。 「WSDL ファイル名」プロパティーを設定するには、ユーザー定義のパターンに対する SOAP ノードの構成を参照してください。 これらのノードでその他のプロパティーを変更するには、ユーザー定義パターンの作成時に、そのプロパティーをターゲット・プロパティーとして選択します。 ターゲット・プロパティーを選択するには、ターゲット・プロパティーの定義を参照してください。
WebSphere® Message Broker には Java から PHP へのブリッジが含まれているため、 Java または PHP のいずれかを使用して、パターン・オーサリング・タスクを完了することができます。 組織内の既存のスキル、資産、またはライブラリーに基づいて、 使用する言語を選択できます。 WebSphere Message Broker Toolkit には、Java 用のコード完了 およびデバッガーが含まれているため、 長いコードや複雑なコードには Java が 適しています。 WebSphere Message Broker Toolkit で書かれた PHP は ワークベンチを再度立ち上げなくても変更およびテストできるため、 コードを変更してからすぐに結果を確認する必要がある場合には、PHP が適しています。 組織のスキルと資産、 およびテスト・アプローチを検討した後でも、Java と PHP のどちらを使用するか決められない場合は、 メッセージ・フローの構造の変更には Java を、 テキスト・ファイルの変更には PHP を使用します。
パターン・インスタンスを変更するために 記述するコードは、ユーザー定義パターンとは別のプラグインに入れられます。 パターン・アーカイブを作成すると、ご使用のコード・プラグインが、生成されたパターン・プラグインと自動的にパッケージ化されます。 ユーザー定義パターンのパッケージ化について詳しくは、 パターン・プラグインのパッケージ化と配布を参照してください。