WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

シナリオの初期構成

会社には、統合ソリューションによって使用されるリソースを含んだ 単一のライブラリーを参照する、多数の統合ソリューションがあります。

このシナリオの初期構成には 2 つのアプリケーション (App1 と App2)、および 2 つのメッセージ・ブローカー・プロジェクト (Proj1 と Proj2) があります。それぞれのアプリケーションとメッセージ・ブローカー・プロジェクトには、 ライブラリー (MessageMappingLib) を参照するメッセージ・フローがあります。

次の画面キャプチャーでは、ライブラリーの開発リソースと、 ライブラリーを参照するアプリケーションおよびメッセージ・ブローカー・プロジェクトを示しています。この段階では、 ライブラリー参照はライブラリーの単一コピーへの参照です。ライブラリーに加えられた変更は、 アプリケーションの開発リソースに対して即座に利用可能になります。

この画面キャプチャーについては、既に本文の中で説明されています。

次の画面キャプチャーでは、メッセージ・ブローカー・プロジェクトとアプリケーションが実行グループにデプロイされた後のリソースを示しています。デプロイメントの後、実行グループの中には MessageMappingLib ライブラリーの 3 つのコピーが存在します。

この画面キャプチャーについては、既に本文の中で説明されています。

アプリケーションによって提供されるランタイム独立性のために、MessageMappingLib ライブラリーのコピーを含めて、App1 アプリケーションに 関連付けられたリソースは、 そのアプリケーション名の下にグループ化され、App1 アプリケーションに対してのみ可視であり使用可能です。同様に、App2 アプリケーションに 関連付けられたリソースは、App2 アプリケーションに対してのみ可視であり使用可能です。ただし、両方のメッセージ・ブローカー・プロジェクトのリソース (Proj1 メッセージ・ブローカー・プロジェクトからの Proj1Flow1 メッセージ・フロー、Proj2 メッセージ・ブローカー・プロジェクトからの Proj2Flow1 メッセージ・フロー、 および MessageMappingLib ライブラリーのもう 1 つのコピー) は、実行グループに直接保管されます。これらのリソースは相互に使用可能であり可視である他、実行グループに直接デプロイされた他のリソースに対しても使用可能であり可視である一方で、 アプリケーションに対しては使用不可であり可視ではありません。

この図については、既に本文の中で説明されています。
ヒント: このシナリオは、説明されている初期構成のサンプル・バージョンを使用して開発されました。シナリオを試す場合は、 トピック初期構成の作成で説明しているようにサンプル構成のコピーをセットアップします。