カスタム BAPI の実装

SAP call out to a synchronous system サンプルの拡張で説明されている 2 番目のシナリオを実装するには、SAP から外部システムにアクセスするための情報を SAP 管理者または開発者から提供してもらう必要があります。

アダプターとメッセージ・セットを作成するためのステップは、SAP call out to a synchronous system サンプルの作成で説明されている、事前定義済みの BAPI を実装する際のステップと同じです。 サンプルの共有変数に相当するもの (IMS、DB2 など) には、使用する外部システムに特定のノードが必要であり、これにはそれぞれ独自のサンプルがあります (DB2 には Database ノード、IMS には IMSRequest ノードなど)。

アダプターとメッセージ・セットを作成するのに必要な情報:

  1. SAP システム情報: ホスト名、システム番号、クライアント番号、ユーザー名、およびパスワード。
  2. カスタム BAPI 名前。
  3. BAPI のパラメーターのうち、どれがインポート・パラメーター (BAPI に、つまり SAPInput ノードに渡されるパラメーター) で、 どれがエクスポート・パラメーター (戻りパラメーター、すなわち SAPReply ノードのメッセージ・ツリーに入れる必要のあるパラメーター) か。 この情報は、アダプター接続ウィザードでは発見されません。
  4. 戻りオブジェクトに入れて送り返す必要のある、エラー、警告、および通知メッセージのメッセージ・コードに関する情報。

さらに、使用している RFC プログラム ID を SAP 管理者と SAP 開発者に提供する必要があります。

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