WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

XSL 変換の使用

XSLTransform ノードを使用して、XSL (Extensible Stylesheet Language) スタイル・シートで規定されている規則に従って、XML メッセージを別の形式のメッセージに変換します。

XSLTransform ノードを使用すると、入力 XML メッセージを、XSLT スタイル・シートを使って別の形式に変換することと、生成されたメッセージのメッセージ・ドメイン、メッセージ・セット、メッセージ・タイプ、およびメッセージ形式を設定することができます。 データの XML メッセージへの構文解析は必須です。 スタイル・シートは、その中で定義されている規則を使って、次のようなアクションを実行することができます。
  • データをソートする。
  • いくつかの基準に基づいて組み込むかまたは除外するデータ・エレメントを選択する。
  • データを別の形式に変換する。

基礎となる変換エンジンとして、Xalan-Java 変換エンジン (Apache Xalan-java XSLT プロセッサー (Apache Xalan-java XSLT processor)) が使用されます。 XML 文書を他の XML 文書に変換するための XML 変換、構文の W3C 仕様、および XSL 変換言語の意味の詳細は、W3C XSL 変換 (W3C XSL Transformations)を参照してください。

スタイル・シートおよび XML ファイルをブローカーの実行グループにデプロイすることにより、スタイル・シートおよび XML ファイルの保守に役立てることができます。

以下の 3 つの方法で、この変換に適用されるスタイル・シートの位置を指定することができます。

スタイル・シートがメッセージ内に組み込まれておらず、 ノード・キャッシュ・レベル (ノード・プロパティー 「スタイルシート・キャッシュ・レベル」) が 0 より大きい場合は、 変換に XSLT (Extensible Stylesheet Language for Transformations) コンパイラーが使用されます。 XSLT をキャッシュに入れると、XSLT が使用されるたびに構文解析されなくなるため、パフォーマンスが向上します。

入力メッセージ本体の先頭に XML エンコード方式の宣言が含まれる場合、 XSLTransform ノードはエンコード方式を無視し、 常にメッセージ・プロパティー・フォルダーの CodedCharSetId を使用してメッセージをデコードします。

XSLTransform ノードから提供される XSLT 機能には、Xalan-Java および Xerces JAR ファイルに組み込まれている XML 処理 API が必要です。XSLTransform ノードからは、ノードで正しく機能する Xalan-Java および Xerces JAR ファイルが提供されます。Java™ JRE にも Xalan-Java および Xerces JAR ファイルが含まれていますが、スタイル・シートから外部の Java メソッドを使用してこれらの Java XML 処理メソッドを呼び出すと、予測不能な結果が生じる可能性があります。したがって、Java JRE XML 処理メソッドを直接または間接的に参照する Java メソッドをスタイル・シートから呼び出すことはできません。

XSLTransform ノードとその構成方法について詳しくは、以下のトピックを参照してください。

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        最終更新: 2015-02-28 17:49:35


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