メッセージが汎用 XML 文書である場合、専用 XML ドメイン (XMLNSC または XMLNS) の 1 つを使用してメッセージを構文解析するか、または MRM ドメインを使用してメッセージを構文解析することができます。
注: SOAP XML はネーム・スペースを認識する任意の XML パーサーを使用して構文解析できますが、SOAP XML を構文解析するには専用 SOAP ドメインを使用してください。その理由として、SOAP ドメインは、 SOAP with Attachments や、WS-Addressing および WS-Security などの標準に対するフルサポートを提供するからです。
注: XML ドメインは推奨されていません。 新規メッセージ・フローの開発にはそれを使用しないでください。 XML ドメインは、既存のメッセージ・フローは引き続き処理します。
どの XML パーサーを選択するかは、XML メッセージの性質、および使用したい変換ロジックに応じて異なります。 それぞれのドメインを差別化している機能については、以下のとおりです。
ヒント: パフォーマンスが重要な場合は、XMLNSC ドメインを使用してください。
ヒント: XML メッセージ内の内容と値を妥当性検査する必要がある場合、XMLNSC ドメインを使用します。
ヒント: 出力で XML メッセージのフォーマット設定を保持する必要がある場合、混合内容を保存するオプションを指定して XMLNSC ドメインを用います。
ヒント: メッセージ・ツリーへのアクセスに特定の XPath 式を使用しているなどの理由から、メッセージ・ツリーを可能な限り XML データ・モデルに準拠したものとする必要がある場合には、XMLNS ドメインを使用します。
ヒント: MRM ドメインの CWF 形式または TDS 形式で構文解析された非 XML データを取得して、そのデータを同等の XML に変換するだけの場合は、MRM ドメインを使用してください。 これは、メッセージ・セットにデフォルト値で XML 物理形式を追加し、メッセージ・ツリーの「プロパティー」フォルダーで「メッセージ形式」を変更することで行えます。