EDIFACT サンプルの実行
このトピックでは、テスト・メッセージを EDIFACT メッセージ・フローに入れる方法を説明します。
入力メッセージ
EDIFACT サンプルには、次に示す 5 個のテスト・メッセージが含まれています。
- D.96A_INVOICE_1.mbtest
- D.96A_INVOICE_2.mbtest
- D.96A_INVOICE_3.mbtest
- D.96A_INVOICE_4.mbtest
- D.96A_INVOICE_missing_BGM.mbtest
これらの 5 個の入力メッセージは、すべて INVOICE メッセージです。
最初の 4 個の入力メッセージは有効なものです。
5 番目の入力メッセージは、BGM フィールドが欠落しており、無効なメッセージです。
サンプルの実行
サンプルを実行するには、入力キューにメッセージを入れ、出力キューからメッセージを取得することが必要です。
テスト・クライアントのデキュー・セクションを使用して、出力キューからメッセージを取り出すことができます。
想定した出力キュー内にメッセージがない場合、出力キューの名前を、障害キューの名前に変更します。
以下の指示に従ってサンプルを実行してください。
- 入力メッセージのいずれかを EDIFACT_TO_XML_IN キューに入れます。
- 「ブローカー開発」ビューで、「EDIFACT」メッセージ・フロー・プロジェクトを展開します。.mbtest ファイルの 1 つをダブルクリックして、テスト・クライアントでこれを開きます。
- テスト・クライアントで、「メッセージの送信」をクリックします。.mbtest ファイル内のメッセージがキューに書き込まれます。
EDIFACT_TO_XML_IN キューにメッセージを入れると、最初のメッセージ・フロー (VALIDATINGEDIFACT2XML.msgflow) の EDIFACT_TO_XML_IN MQInput ノードによりそのメッセージが解析され、メッセージ・セットと照らし合わせて検証されます。
- そのメッセージが有効な EDIFACT メッセージなら、それは Compute ノードに渡されます。このノードは、EDIFACT メッセージを XML メッセージに変換します。
次に Compute ノードは、そのメッセージを EDIFACT_TO_XML_OUT MQOutput ノードに渡します。そこでメッセージは EDIFACT_TO_XML_OUT キューに入れられます。
- メッセージが有効な EDIFACT メッセージでないなら、そのメッセージは EDIFACT_FAIL ノードに渡され、それによって EDIFACT_FAIL キューに入れられます。
- 「デキュー」を使用して EDIFACT_TO_XML_OUT キューから変換後のメッセージを取り出します。
- テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。
- 「メッセージの取得」をクリックして、「EDIFACT_TO_XML_OUT」キューからメッセージを読み取ります。変換済みメッセージは XML フォーマットになっています。
- 「詳細プロパティー」の下で「ソース」が選択されていることを確認します。「ソース」ペイン内のメッセージの内容を右クリックし、「すべて選択」をクリックします。
- メッセージをコピーするには、「ソース」ペインでメッセージの内容を右クリックし、「コピー」をクリックします。
- テスト・クライアントを使用して、ステップ 2 でコピーしたメッセージを XML_TO_EDIFACT_IN キューに入れます。
- テスト・クライアントで、「エンキュー」をクリックします。
- 「ソース」ペインでソース・メッセージを右クリックして、「すべて選択」をクリックします。
次に右クリックして「貼り付け」 を選択し、既存のソース・メッセージを置き換えます。
- 「キュー名」フィールドに XML_TO_EDIFACT_IN を入力します。
- 「メッセージの送信」をクリックして、コピーしたメッセージを XML_TO_EDIFACT_IN キューに入れます。
メッセージを XML_TO_EDIFACT_IN キューに入れると、第 2 のメッセージ・フロー (VALIDATINGXML2EDIFACT.msgflow) の XML_TO_EDIFACT_IN MQInput ノードによりそのメッセージが解析され、メッセージ・セットと照らし合わせて検証されます。
- そのメッセージが有効な XML メッセージなら、それは Compute ノードに渡されます。このノードは、XML メッセージを EDIFACT メッセージに変換します。 次に Compute ノードは、そのメッセージを XML_TO_EDIFACT_OUT MQOutput ノードに渡します。そこでメッセージは XML_TO_EDIFACT_OUT キューに入れられます。
- メッセージが有効な XML メッセージでないなら、そのメッセージは EDIFACT_FAIL ノードに渡され、それによって EDIFACT_FAIL キューに入れられます。
- テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。
- 「キュー名」フィールドに XML_TO_EDIFACT_OUT を入力します。
- 「メッセージの取得」をクリックして、XML_TO_EDIFACT_OUT キューからメッセージを取得します。これでメッセージは EDIFACT メッセージになりました。
EDIFACT_TO XML_OUT または XML_TO_EDIFACT_OUT キューにメッセージがない
場合は、WebSphere Message Broker 資料の サンプル実行時の問題の解決を参照してください。
メッセージはまだ入力キュー、EDIFACT_FAIL キュー、またはいずれかのシステム・キューにある可能性があります。
D.96A_INVOICE_missing_BGM.mbtest メッセージ
BGM フィールドがメッセージにないため、D.96A_INVOICE_missing_BGM.mbtest メッセージを最初のメッセージ・フローに
入れると、EDIFACT_TO_XML_IN MQInput ノードでの検証に失敗します。
EDIFACT_TO_XML_IN MQInput ノードは、メッセージを EDIFACT_FAIL キューに入れます。
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