WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

ドメイン・コントローラー上の Windows でのマルチインスタンス・ブローカーの作成

ドメイン・コントローラーに Windows がインストールされている場合に、可用性の高いマルチインスタンス・ブローカーを作成する方法。

注: 以下に示す一連の説明は、ブローカーが使用するすべてのマシンが Windows ドメイン・コントローラーであることを前提にしています。 ホストが Windows ドメイン・コントローラーである必要がないマルチインスタンス・ブローカーを作成するには、マルチインスタンス・ブローカーの作成を参照してください。
始める前に:
  1. WebSphere® MQ マルチインスタンス・キュー・マネージャーを作成します。 WebSphere MQ マルチインスタンス・キュー・マネージャーの作成を参照してください。
  2. マルチインスタンス・ブローカーに必要な、共有ディレクトリーを作成します。 共有ディレクトリーの作成を参照してください。

マルチインスタンス・ブローカーは、mqsicreatebroker コマンドでのみ作成できます。 mqsichangebroker コマンドを使用して既存のブローカーをマルチインスタンス・ブローカーに変換することや、旧リリースのブローカーをバージョン 8.0 のマルチインスタンス・ブローカーにマイグレーションすることはできません。

同じように、ブローカー・インスタンスは、mqsiaddbrokerinstance コマンドでのみ作成できます。

WebSphere MQ サービスとして開始するマルチインスタンス・ブローカーを構成できます。

マルチインスタンス・ブローカーを作成するには、以下のようにします。

  1. 以下のコマンドを入力して、マルチインスタンス・ブローカー MB1 をクライアント・ノード A に作成します。
     mqsicreatebroker MB1 –q QM1 –e /SharedLocation/WMB

    Windows 7 および Windows Server 2008 システムで mqsicreatebroker コマンドを実行するには、高位の特権でコマンド・コンソールを開く必要があります。 高位の特権でコマンド・コンソールを開くには、mqsicommandconsole コマンドを使用します。 詳しくは、mqsicommandconsole コマンドを参照してください。

    WebSphere MQ サービスとしてマルチインスタンス・ブローカーを開始するには、mqsicreatebroker コマンドで -d defined を指定します。

    このコマンドを実行する前に、SharedLocation が存在すること、その共有場所に対するアクセス権限のあるユーザー ID を使用していることを確認する必要があります。

    詳しくは、mqsicreatebroker コマンドを参照してください。

  2. クライアント・ノード B に、ブローカー MB1 の詳細を 追加します。 そのためには、次のコマンドを使用します。
     mqsiaddbrokerinstance MB1 –e /SharedLocation/WMB
    詳しくは、mqsiaddbrokerinstance コマンドを参照してください。

    上記は、 UNIX システムの例であることにご注意ください。

  3. キュー・マネージャー MIQM1 を開始して、クライアント・ノード A でアクティブになるようにします。
  4. クライアント・ノード A で、ブローカー MB1 を開始します。 そのためには、次のコマンドを使用します。
    mqsistart MB1
  5. クライアント・ノード B で、ブローカー MB1 を開始します。 ブローカー MB1 が、待機中のキュー・マネージャー QM1 に対して 待機モードで実行していることを監視します。 そのためには、次のコマンドを使用します。
    mqsilist 
  6. オプション: ブローカー MB1 が以下のように動作することを確認します。
    1. クライアント・ノード A で、ブローカー MB1 お よびキュー・マネージャー QM1 を停止します。 クライアント・ノード B で、 ブローカー MB1 およびキュー・マネージャー QM1 が 待機モードからアクティブ・モードに切り替わることを監視します。
    2. クライアント・ノード A で、キュー・マネージャー QM1 お よびブローカー MB1 を再始動します。 クライアント・ノード B で、キュー・マネージャー QM1 および ブローカー MB1 が待機モードに戻ることを監視します。
既存のマルチインスタンス・キュー・マネージャーを使用して、マルチインスタンス・ブローカーを作成しました。 クライアント・ノード A でブローカー MB1 およびキュー・マネージャー QM1 が停止すると、クライアント・ノード B の同じブローカーとキュー・マネージャーはアクティブになり、クライアント・ノード A が再度アクティブになると、待機モードに戻ります。
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        最終更新: 2015-02-28 17:49:00


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