IMSRequest ノードまたはメッセージ・フロー上に接続プロパティーを定義するのではなく、実行時にノードやメッセージ・フローが接続情報を参照するように構成可能サービスを作成できます。 そのようにすると、メッセージ・フローを再デプロイしなくても、ホスト名、パフォーマンス値、およびセキュリティー値を変更できるという利点があります。
IMSRequest ノードへの接続情報を変更するには、IMSConnect 構成可能サービスを使用します。 2 つの構成可能サービスは、IMS Connect の同じインスタンスに接続できます。 IMSConnect 構成可能サービスのプロパティーは、構成可能サービスのプロパティーで説明されています。
IMSConnect 構成可能サービスを使用すると、Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルを使用するように IMSRequest ノードを構成できます。 詳しくは、SSL による IMS に対する接続の保護を参照してください。
構成可能サービスの作成、変更、報告、および削除
- 構成可能サービスを作成するには、 WebSphere® Message
Broker Explorer を使用するか (詳しくはWebSphere Message Broker Explorer を使用した構成可能サービスの処理を参照)、次の例に示されているようにして mqsicreateconfigurableservice コマンドを使用します。 この例では、test.ims.ibm.com ポート 9999 で実行する IMS インスタンス IMSA の IMSConnect 構成可能サービスを作成します。
mqsicreateconfigurableservice MB8BROKER -c IMSConnect -o myIMSConnectService
-n Hostname,PortNumber,DataStoreName -v test.ims.ibm.com,9999,IMSA
- 構成可能サービスを変更するには、WebSphere Message
Broker Explorer を使用するか、次の例に示されているようにして mqsichangeproperties コマンドを使用します。 プロパティー値の変更を有効にするには、実行グループを停止して、開始する必要があります。 この例は、myIMSConnectService 構成可能サービスを使用するように構成されたすべてのノードを変更します。 このコマンドを実行すると、テスト・システム (test.ims.ibm.com) ではなく、実動システム (production.ims.ibm.com) に IMSRequest ノードが接続されることになります。 また、コマンドは、コード化文字セット ID (CCSID) を 37 に変更します。
mqsichangeproperties MB8BROKER -c IMSConnect -o myIMSConnectService -n Hostname,CodedCharSetID
-v production.ims.ibm.com,37
UseSSL および SSLEncryptionType という IMSConnect 構成可能サービス・プロパティーを設定して、ブローカーで SSL サポートをオンにする方法については、SSL による IMS に対する接続の保護を参照してください。
- すべての IMSConnect 構成可能サービスを表示するには、WebSphere Message
Broker Explorer を使用するか、次の例に示されているように、mqsireportproperties コマンドを使用します。
mqsireportproperties MB8BROKER -c IMSConnect -o AllReportableEntityNames -r
- 次の例に示されているようにして WebSphere Message
Broker Explorer コマンドまたは mqsideleteconfigurableservice コマンドを実行することにより、作成した構成可能サービスを削除できます。
mqsideleteconfigurableservice MB8BROKER -c IMSConnect -o myIMSconnectService
カスタム名が指定された構成可能サービスのみ削除できます。IBM 定義の構成可能サービスは削除できません。