拡張構造化照会言語 (ESQL) は、メッセージ・フロー内のデータを定義および操作するために、WebSphere® Message Broker によって定義されたプログラム言語です。
ESQL は、DB2® などのリレーショナル・データベースで共通に使用される構造化照会言語 (SQL) に基づいています。 ESQL は SQL 言語の構成を拡張して、メッセージ・フロー内のノードの動作を定義するためにメッセージおよびデータベース内容を処理できるようにします。
メッセージ・フロー内のノードをカスタマイズするために作成する ESQL コードは、メッセージ・ブローカー・プロジェクトに関連した通常 <message_flow_name>.esql という名前の ESQL ファイルの中で定義されます。 ESQL は、以下の組み込みノードで使用できます。
また、ESQL を使用すると、Mapping ノードで使用可能な関数とプロシージャーを作成できます。
メッセージ・フロー内で ESQL を正しく効果的に使用するには、以下の概念について理解することも必要です。
作成したコードをデバッグするには、フロー・デバッガーの一部である ESQL デバッガーを使用します。 デバッガーは ESQL コード・ステートメントごとにステップスルーし、実行するコードの各行の結果を表示し、チェックすることができます。