WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

z/OS 上でのサービスのインストール

メンテナンス更新をブローカーに適用します。

始める前に:
この 3 段階の処理を使用して、サービスを z/OS® にインストールします。
  1. ターゲット・システムに更新情報を保管します。
  2. フィックスパックをインストールしてテストします。 テストの結果が良好でない場合は、この段階でこのフィックスパックを除去できます。
  3. テストの後に、そのフィックスパックをインストールの現在の基本レベルとして確定します。

以下の指示に従って、処理を完了します。

  1. 更新を受け取ります。 SMP/E RECEIVE を使用して、フィックスパックの内容を磁気テープまたはダウンロードしたパッケージからシステムの指定された場所に転送します。
  2. 更新を適用します。 SMP/E APPLY を使用して、フィックスパックをインストールします。 これによりリンク・エディット・ステップが完了し、選択した場所にランタイム環境が生成されます。

    インストール・プロセスは、USS および 4 つの製品データ・セット (SBIPSAMP、SBIPINST、SBIPPROC、および SBIPAUTH) に対する更新を完了します。

    SMP/E ターゲット・システムが実動システムと同じファイル・システム上に存在しない場合、 データ・セット (USS マウント・ポイントを表すデータ・セットを含む) をそれが使用されるシステムにコピーして、現在の内容を上書きします。 この操作を完了すると、すべてのランタイム・コンポーネントは、次に再始動するとき更新済みのデータ・セットを使用します。

    すべてのブローカーが更新されたインストール済み環境を使用しないようにするには、データ・セットを別の場所にコピーして、選択したブローカーをそのコピーに対して開始します。 詳細については、さまざまなレベルでの複数の同時インストールを参照してください。

    フィックスパックの内容を受け取るための宛先 (SMP/E ターゲット・システム) とインストールの宛先 (実動システム) とに、同じ場所を指定できます。 異なる場所を指定する場合、製品のデータ・セットを適切な場所にコピーする必要があります。

    フィックスパックをインストールしたら、使用する環境でそれが正常に作動することをテストします。 この段階で問題が生じる場合、SMP/E RESTORE を使用してフィックスパックを除去できます。 このコマンドは、インストール済み環境を最後に受け入れた (SMP/E ACCEPT) レベルに復元します。

  3. 更新の確定。 SMP/E ACCEPT を使用して、変更内容をコミットし、このフィックスパックを現在のレベルとして確定します。 このステップを完了すると、システムを前のサービス・レベルに復元できなくなります。 以前のサービス・レベルを使用する必要があるときは、そのレベルを再インストールしなければなりません。

さまざまなレベルでの複数の同時インストール

フィックスパック・レベル以降のものをインストールしたい場合、かつ既存のインストールを保持して両方のサービス・レベルを使用できるようにしたい場合は、第 2 レベルを異なるロケーションにインストールします。 そうすると、追加のカスタマイズの設定により、1 つ以上の既存のブローカーが第 2 サービス・レベルを使用できるようになります。 製品ファイルを 1 番目のロケーションに保存することによって、必要に応じてブローカーを第 1 レベルに切り替えることができます。

以下のステップは、あるサービス・レベルのブローカーを別のサービス・レベルのブローカーと同時に実行するために、完了する必要のあるタスクの要約です。 これらのステップは、特に指示がない限り、初期インストールのセットアップで行うものと同じです。

各ブローカーのインストールおよびカスタマイズについて詳しくは、z/OS でのブローカーの作成 を参照してください。

  1. 2 番目のサービスまたはフィックスパック・レベルをインストールするには、以下を実行します。
    1. ブローカーの第 2 レベルを、そのレベルに提供される指示を使用してインストールします。
    2. すべてのテンプレート・データ・セットおよびメインファイルを、HFS ファイル・システムから固有のロケーションにコピーします。
  2. 2 番目のインストールで使用するようブローカーを準備するには、以下を実行します。
    1. 新規のブローカー・コンポーネント・データ・セットを作成およびカスタマイズします。 ブローカー・コンポーネント・データ・セットのカスタマイズで説明されているステップを実行します。
    2. テンプレート JCL を、2 番目の場所から新規のデータ・セットにコピーします。
    3. 2 番目の場所に合わせて JCL をカスタマイズします。 このステップの詳細については、ブローカー JCL のカスタマイズを参照してください。
  3. ブローカーを 2 番目のインストールで作業するように変更するには、以下を実行します。
    1. BIPGEN ジョブを実行依頼して、ブローカーの環境ファイル ENVFILE を更新します。 このタスクについては、環境ファイルの作成で説明しています。
    2. カスタマイズされた開始済みタスクを新規データ・セットからプロシージャー・ライブラリー (例えば、USER.PROCLIB) にコピーします。
    3. ブローカーを始動します。これでブローカーは 2 番目の場所に関連付けられます。
  4. 前のバージョンにロールバックするには、以下を実行します。
    1. 1 番目の場所に関連付けられている元のブローカー・コンポーネント・データ・セットを開きます。
    2. そのデータ・セットから BIPGEN ジョブを再実行依頼します。
    3. 元の PROC をプロシージャー・ライブラリー USER.PROCLIB にコピーします。
    4. ブローカーを停止して再始動します。
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:47:13


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