このトピックでは、CSV 形式のデータをモデル化するために独自の DFDL スキーマ・ファイルを作成する方法と、CSV サンプルで使われる各 DFDL スキーマ・ファイルの構造について説明します。
CSV 形式のデータをモデル化する DFDL スキーマ・ファイルを作成するには、次のようにします。
DFDL スキーマ・エディターが開いて新しい DFDL スキーマ・ファイルが表示されます。DFDL スキーマ・ファイルは、必要に応じて編集できます。
「新規メッセージ・モデル」ウィザードから DFDL スキーマ・ファイルを作成すると、各エレメントにデフォルト名が付けられます。DFDL スキーマ・ファイル内のエレメントの名前を変更するには、「名前」列内のそのエレメントをダブルクリックし、エレメントの新しい名前を入力し、Enter を押します。
デフォルトでは、全エレメントのタイプがストリングとして設定されます。エレメントのタイプを変更するには、そのエレメントを選択してから、「タイプ」列をクリックします。
以下の図は、最も単純な種類の CSV メッセージをモデル化する DFDL スキーマ・ファイルを示しています。この図は CSV メッセージの主な項目を識別し、DFDL スキーマ・ファイルで定義される論理構造を示しています。
メッセージ・ブローカー・プロジェクト CSVSchemas から CSV_1.xsd を選択することにより、DFDL スキーマ・ファイル CSV_1 で定義される論理プロパティーと物理プロパティーを表示できます。 maxOccurs が「無制限」に設定された customer という 1 つのエレメントがメッセージに含まれることに注意してください。
この DFDL スキーマ・ファイルは CSV_1 と同じ CSV メッセージ構造を定義し、ヘッダーによってそれを拡張します。 以下の図は CSV メッセージの主な項目を識別し、DFDL スキーマ・ファイルで定義される論理構造を示しています。
メッセージ・ブローカー・プロジェクト CSVSchemas から CSV_2.xsd を選択することにより、DFDL スキーマ CSV_2 で定義される論理プロパティーと物理プロパティーを表示できます。
この DFDL スキーマ・ファイルは CSV_2 と同じ CSV メッセージ構造を定義し、customer エレメントの下で選択項目を追加することでそれを拡張します。この選択項目により、反復される各エレメントに対して異なる構成を、反復される CSV データに含めることができます。 以下の図は CSV メッセージの主な項目を識別し、DFDL スキーマ・ファイルで定義される論理構造を示しています。
メッセージ・ブローカー・プロジェクト CSVSchemas から CSV_3.xsd を選択することにより、DFDL スキーマ・ファイル CSV_3 で定義される論理プロパティーと物理プロパティーを表示できます。