「WebSphere MQ からのサービス・アクセス: 一方向」パターンのエラー・サブフロー
このサブフローは、エラー通知メッセージを書き込む必要があるかどうかをテストします。エラー通知メッセージは、エラー・データを保持するわけではありませんが、システム管理に対して、エラーが発生したことと、処置が必要な可能性があることを通知するために使用されます。エラー通知メッセージが必要かどうかは、「エラー通知」というユーザー定義プロパティーで判別されます。
- エラー通知メッセージを含めるようにパターン・パラメーターを構成し、ユーザー定義プロパティー「エラー通知」を選択している場合には、エラー・メッセージが作成されてエラー・キューに書き込まれます。例外の詳細は XML メッセージとして書き込まれます。これらの詳細には、以下の内容が含まれます。
- ブローカー名
- フロー名
- タイム・スタンプ
- 例外データの要約
例外データの要約には、メッセージ・フロー・ラベル、エラー番号、テキスト記述、および詳細情報挿入リストが含まれます。
- このパターンは高信頼の一方向パターンであるため、エラーの場合に着信メッセージ・データは永続化される必要があります。
- 「エラー・アクション」値が「ロールバック」の場合は、例外が生成されて、メッセージが入力キューにバックアウトされます (入力キューをバックアウト・キューとともに構成する必要があります)。
この場合、すべてのエラー・イベントがイベント・ログに書き込まれます。
このアクションを使って、エラーの原因を突き止めることができます。
- 「エラー・アクション」値が「エラー・キュー」の場合は、後で修正処置がとれるように、着信メッセージが永続メッセージとしてエラー・キューに書き込まれます。
この場合、エラー・イベントはイベント・ログに書き込まれません。エラー通知メッセージの情報から、エラーの原因を突き止めることができます。
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