「オーバーライド (Override)」機能を使用して、複合タイプのうちのいくつかの子エレメントを更新するときに複合タイプを入力メッセージから出力メッセージにコピーできます。メッセージ・アセンブリー・コンポーネントは、複合データ構造体で記述されます。
メッセージ・マップを作成します。詳しくは、SOAP メッセージを変換するメッセージ・マップの作成を参照してください。
「プロパティー」フォルダーには、メッセージ・マップを作成したときに自動的に定義された Move 変換があります。したがって、「プロパティー」フォルダー内のすべてのエレメントは、出力の「プロパティー」フォルダー構造にコピーされます。前に作成したメッセージ・マップを以下の図に示します。
このシナリオでは、Assign 変換を定義して、「プロパティー」フォルダー内の CodedCharSetId エレメントの値を UTF-16 から UTF-8 に変更します。Universal Transformation Format (UTF)-16 エンコードのサポートは、 WS-I Basic Profile 1.0 に必要です。UTF-16 は 16 ビット値を使用する ユニコード・エンコード・スキームで、汎用文字セット (UCS) の文字を保管します。UTF-8 は、 インターネットで最もよく使用されるエンコードです。UTF-16 エンコードは通常、 Java および Windows 製品アプリケーションに使用されます。CodedCharSetId エレメントに設定できる値について詳しくは、『サポートされるコード・ページ』を参照してください。
以下のステップを実行して、「プロパティー」フォルダーの CodedCharSetId エレメントを変更します。
「オーバーライド (Override)」機能を使用して、「プロパティー」フォルダーのエレメントを変換しました。
「親マップ内に変換をネストしてください」を選択した場合、Local map 変換が入力の「プロパティー」フォルダーと出力の「プロパティー」フォルダーの間で定義されます。
作成されたローカル・マップには、Assign 変換を持つ CodedCharSetId エレメント以外、1 エレメントにつき 1 つの Move 変換が含まれています。
ローカル環境ツリーを含めるようメッセージ・マップを構成します。詳しくは、ローカル環境ツリーを含めるようメッセージ・マップをカスタマイズを参照してください。