ブローカーをマイグレーションする前に、ユーザー・データベースの ODBC 定義を作成し、その定義でWebSphere® Message
Broker バージョン 8.0 に適したデータベース・ドライバーを指定します。
WebSphere Message Broker バージョン 8.0 のサポート対象のデータベース・ドライバーは、WebSphere Message Broker バージョン 7.0 またはWebSphere Message Broker バージョン 6.1 で使用するドライバーよりも後のバージョンである可能性があります。
この更新は、それらの ODBC 接続を使用するブローカーに対して mqsimigratecomponents コマンドを実行する前に完了してください。
ご使用のオペレーティング・システム用の以下の指示に従います。
以下の表は、 各データベース管理システム (DBMS) ごとの新規 ODBC ドライバーの名前を示しています。
DBMS | WebSphere Message Broker バージョン 8.0 ODBC ドライバー名 |
---|---|
Oracle | WebSphere Message Broker DataDirect Technologies 6.0 32-BIT Oracle Wire Protocol |
Sybase | WebSphere Message Broker DataDirect Technologies 6.0 32-BIT Sybase Wire Protocol |
DBMS | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
![]() ![]() |
![]() または WBIMB¥bin¥ukor8dtc23.dll![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() または WBIMB¥bin¥ukase23.dll![]() |
![]() ![]() |
ブローカー・キュー・マネージャーによって整合されるグローバル作業単位に参加する各 Oracle および Sybase データベースごとに、XAResourceManager スタンザでスイッチ・ファイルのエントリーを変更します。 スイッチ・ファイル構成への変更を反映するには、ブローカー・キュー・マネージャーを再始動する必要があります。
以下の表は、各ブローカー・オペレーティング・システムとデータベース管理システム (DBMS) で必要な変更を示しています。
DBMS | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
![]() ![]() |
![]() または SwitchFile=UKoradtc22.soまたは SwitchFile=UKor8dtc23.soまたは SwitchFile=UKoradtc23.so![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() または SwitchFile=UKasedtc23.so![]() |
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Linux および UNIX システムで ODBC 環境が正しくセットアップされていることを確認するには、mqsicvp コマンドを実行します。
このコマンドはまた、mqsisetdbparms コマンドを使用してブローカーに関連付けられた、odbc.ini ファイルにリストされているすべてのデータ・ソースへの接続も検証します。詳しくは、mqsicvp コマンドを参照してください。
WebSphere Message Broker の前のバージョンに戻す場合は、ODBC 定義に対する変更点を元に戻す必要があります。 mqsimigratecomponents コマンドを実行してから旧バージョンでブローカーを再始動するまでの間に、ODBC ファイルを更新してください。