インストール・ウィザードをサイレント・モードで使用して、ブローカー・コンポーネントをインストールします。
ブローカー・コンポーネントのみをサイレント・モードでインストールするか、
WebSphere® Message
Broker コンポーネントと前提条件製品をインストールするかを決定してください。
以下のリストは、サイレント・モードでのブローカー・コンポーネントのインストール時の選択項目と、選択したタスクを完了するために取らなければならないアクションを示します。
- ご使用のオペレーティング・システム用のインストール・ウィザード名を判別します。 インストール・ウィザード名を参照してください。
- ローカルまたはリモートの CD か DVD、あるいはネットワーク・ドライブのルート・ディレクトリーにあるインストール・ウィザードを見つけます。
- HP-Itanium 上にインストールする場合は、PATH ステートメントに /usr/sbin/ が含まれていなければなりません。
- サイレント・インストールのオプションを、応答ファイルを使用して指定するか、コマンド行を使用して指定するかを決定して、インストールを開始します。
- 応答ファイルの使用:
サイレント・インストールを指定するときは、インストーラーが提供するオプションに対する必要な応答を定義するために、応答ファイルを使用できます。
- 以下のコマンドを使用して、独自の応答ファイルを記録できます。
installer -r response_file_directory
ここで、installer はインストール・ウィザード名です。 ここで、response_file_directory は、応答ファイルが保存されているディレクトリーのパスです。
- あるいは、以下のサンプル応答ファイルを使用できます。
これらの例では LICENSE_ACCEPTED=TRUE を指定していますが、これはライセンスを受諾したことを意味します。 USER_INSTALL_DIR= の下の v.r.m.f は、ブローカー・コンポーネントのフル・バージョン・リリース (例えば 8.0.0.2) を指定します。
INSTALLER_UI=silent を指定すると、インストーラーはサイレント・モードで実行され、応答ファイルに指定されている値を使用します。ライセンス・ファイルがインストーラーと同じディレクトリーにない場合に、フラグ External_License_Path を使用して、ライセンス・ファイルが含まれているディレクトリーを指し示すことができます。最後に、Windows 応答ファイルのフラグ INSTALL_dotNET_FRAMEWORK によって、Microsoft.NET フレームワークをインストールするかどうかが制御されます。このスクリプト例を使用すると、ライセンス条件を受諾することになります。
- Linux
# WebSphere Message
Broker Sample Response File
# This file contains sample values for installing WebSphere Message
Broker.
# Has the license been accepted?
#-------------------------------
LICENSE_ACCEPTED=TRUE
# Run the installer in silent mode
#---------------------------------
INSTALLER_UI=silent
# Choose Install Folder
#----------------------
USER_INSTALL_DIR=/opt/ibm/mqsi/v.r.m.f
# License location
#---------------------
External_License_Path=
- UNIX
# WebSphere Message
Broker Sample Response File
# This file contains sample values for installing WebSphere Message
Broker.
# Has the license been accepted?
#-------------------------------
LICENSE_ACCEPTED=TRUE
# Run the installer in silent mode
#---------------------------------
INSTALLER_UI=silent
# Choose Install Folder
#----------------------
USER_INSTALL_DIR=/opt/IBM/mqsi/v.r.m.f
# License location
#---------------------
External_License_Path=
- Windows
# WebSphere Message
Broker Sample Response File
# This file contains sample values for installing WebSphere Message
Broker.
# Has the license been accepted?
#-------------------------------
LICENSE_ACCEPTED=TRUE
# Run the installer in silent mode
#---------------------------------
INSTALLER_UI=silent
# Install the MS .NET Framework
#------------------------------
INSTALL_dotNET_FRAMEWORK=TRUE
# Choose Install Folder
#----------------------
USER_INSTALL_DIR=C:¥Program Files¥IBM¥MQSI¥v.r.m.f
# License location
#---------------------
External_License_Path=
応答ファイルが完成したら、
ブローカー・コンポーネントをダウンロードするディレクトリーの中から以下のコマンドを実行して、インストールを開始します。
インストール・ウィザードが存在するディレクトリー以外のディレクトリーからインストールを開始する場合、絶対パスまたは相対パスをコマンド名とともに組み込みます。
installer -f response_file_name
ここで、
installer はインストール・ウィザード名です。 ここで、
response_file_name は応答ファイルの名前です。
応答ファイルの使用方法、応答ファイルの作成方法、およびそれを編集して要件を定義する方法について詳しくは、ブローカー・コンポーネント での応答ファイルの使用を参照してください。
- コマンド行の使用:
サイレント・インストールを指定するときは、インストーラーが提供するオプションに対する必要な応答を定義するために、コマンド行を使用できます。 ブローカー・コンポーネントをダウンロードするディレクトリーの中から以下のコマンドを実行して、インストールを開始します。
この例では
LICENSE_ACCEPTED=TRUE を指定していますが、これはライセンスを受諾したことを意味します。 このコマンドを使用すると、ライセンス条件を受諾することになります。
installer -i silent -DLICENSE_ACCEPTED=TRUE -DUSER_INSTALL_DIR=
installation_directory
ここで、
installer はインストール・ウィザード名です。 ここで
installation_directory はユーザー選択のディレクトリー、またはご使用のプラットフォームのデフォルト・インストール・ディレクトリーです。 分散オペレーティング・システムにおけるデフォルト・インストール・ディレクトリーについて詳しくは、
共存とマイグレーションを参照してください。
- インストール・ウィザードはユーザーとの対話なしで完了します。
インストール中に問題が発生した場合は、インストール時の問題の解決を参照してください。
インストールの完了後に、以下のトピックを参照してください。