WebSphere Service Registry and Repository Connectivity サンプルのセットアップ

WebSphere Service Registry and Repository (WSRR) Connectivity サンプルのインポートが完了してから、このサンプルを実行するには、 WebSphere Service Registry and Repository に接続するように WebSphere Message Broker を構成する必要があります。 WebSphere Service Registry and Repository Connectivity サンプルを実行するには、以下の手順を実行する必要があります。

  1. サービス・レジストリーへの WSDL 文書のインポート
  2. サービス・レジストリーに接続するためのブローカーの構成

サービス・レジストリーへの WSDL 文書のインポート

WebSphere Service Registry and Repository Connectivityサンプル (WebSphere Service Registry and Repository Connectivity サンプルを参照) をインポートすると、 必要な WSDL 文書である DemoCustomer_v10.wsdlDemoCustomer_v20.wsdl が 「WSRR Connectivity Message Flows」プロジェクトに組み込まれます。 これらのファイルをローカル・ファイル・システムにエクスポートしたら、 お好きなツールを使用してこの 2 つの WSDL ファイルをサービス・レジストリーにインポートし、 「Version」プロパティーを適切に設定します。 詳細な説明については、WebSphere Service Registry and Repository の資料を参照してください。

WSDL 文書をサービス・レジストリーにインポートすると、該当するバージョンで WSDL 文書を使用できるようになります (以下の画面取りを参照)。

サービス・レジストリー内の WebSphere Service Registry and Repository WSDL 文書の画面取り

サービス・レジストリーに接続するためのブローカーの構成

サービス・レジストリーのプロパティーの表示と変更について詳しくは、WebSphere Message Broker 資料で、WebSphere Service Registry and Repository ノードの構成パラメーターの表示および WebSphere Service Registry and Repository ノードの構成パラメーターの変更を参照してください。

セキュアな Service Registry に接続するためのブローカーの構成方法に関する情報は、セキュアな WSRR リポジトリーへのアクセスを参照してください。

以下の手順により、サンプルの実行に必要な最小の構成が表示されます。

  1. コマンド・コンソールから、以下のコマンドを実行して、ブローカーのプロパティーを表示します (broker name は、ブローカーの名前で置き換えます)。
    mqsireportproperties broker name -c ServiceRegistries -o DefaultWSRR -r

    このコマンドを実行すると、以下の出力と同様の応答が生成されます。

    
    ReportableEntityName=''
    ServiceRegistries
      DefaultWSRR=''
        connectionFactoryName='jms/SRConnectionFactory'
        enableCacheNotification='false'
        endpointAddress='http://fill.in.your.host.here:9080/WSRRCoreSDO/services/WSRRCoreSDOPort'
        initialContextFactory='com.ibm.websphere.naming.WsnInitialContextFactory'
        locationJNDIBinding='iiop://fill.in.your.host.here:2809/'
        needCache='true'
        predefinedCacheQueries=''
        refreshQueriesAfterNotification='true'
        subscriptionTopic='jms/SuccessTopic'
        timeout='100000000'
  2. 以下のコマンドを実行して、ブローカーのプロパティーを変更します (broker namehostname の値は、ブローカーとホストの名前で置き換えます)。
    mqsichangeproperties broker name -c
    ServiceRegistries -o DefaultWSRR -n endpointAddress -v
    http://hostname:9080/WSRRCoreSDO/services/WSRRCoreSDOPort
    手順 1 を繰り返して、ブローカーのプロパティーが更新されたことを確認します。 「endpointAddress」が適切に設定されたことを確認します (以下に例を示します)。
    endpointAddress='http://myHostName.myDomain.com:9080/WSRRCoreSDO/services/WSRRCoreSDOPort'
    
  3. ブローカーを停止してから再始動して、変更されたプロパティーを取得します。

WebSphere Service Registry and Repository Connectivity サンプルを実行できるようになりました。 WebSphere Service Registry and Repository Connectivity サンプルの実行を参照してください。

WebSphere Message Broker でサポートされる特定のレベルの WSRR について詳しくは、このリンクは新しいウィンドウで開きます WebSphere Message Broker 要件を参照してください。

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