TCPIP Client Nodes サンプルの拡張

非同期サンプルで説明されているとおりに接続クライアントにデータをエコーバックするように構成されている TCPIPServerSimulation フローの代わりに、別個のスタンドアロン TCP/IP サーバーを組み入れるようにサンプルを拡張する方法をこの拡張で示します。

この拡張はまた、ローカル環境を使用して、一部の接続プロパティーを指定変更する方法も示します。

サンプル拡張の概要は次のとおりです。

次のようにして、サンプル拡張を実行します。

  1. 以下のオプションのいずれかを使用して、TCP/IP サーバーと通信するようにメッセージ・フローを変更します。
  2. TCPIPClientNodesSampleArchive.bar BAR ファイル内に、同期ではなく、非同期のメッセージ・フローが入っていることを確認します。上記のステップに示されているとおりにフローを変更し終わったら、BAR ファイルを再作成して保存します。
  3. BAR ファイルを TCPIPClientNodesSampleExecutionGroup 内にデプロイします。
  4. TCPIPAsyncExtendTest.mbtest をオープンし、「エンキュー」をクリックし、「メッセージの送信」をクリックします。 以下のイベントが発生します。
    1. 変更後のメッセージが TCPIPAsyncIn message メッセージ・フローに送信されます。
    2. JavaCompute ノードは、更新後のホスト名とポートをローカル環境 ($LocalEnvironment/Destination/TCPIP/Output/) にコピーします。
    3. TCPIPClientOutput ノードは、ローカル環境内で指定変更された「接続の詳細」を使用してデータを送信します。
    4. TCP/IP サーバーは、そのデータを取り込んで、同じポート上でエコーバックします。
    5. このデータは、TCPIPAsyncIn メッセージ・フロー内の TCPIPClientInput ノードによって受信されて、そこでそのデータは、非同期サンプルでのデータの処理と同じやり方で処理されます。
  5. 「デキュー」をクリックしてから、「メッセージの取得」をクリックします。
  6. 次のようにして、更新後のメッセージが WebSphere MQ を介して正常に返送されたかどうかを調べます。
    1. XML 構造ビューを使って、「詳細プロパティー」パネルに応答メッセージを表示します。
    2. そのメッセージを、エンキュー・イベントを介して事前に送信したメッセージと比較します。 TCP/IP サーバーがメッセージ本体を変更したのでない限り、2 つのメッセージは同一になります。

上記のステップがすべて正常に完了したら、サンプルは完了です。 3 つのメッセージ・フロー内のノードを調べて、どのように結果が生じたかを確認します。

「基本」タブ上の「接続の詳細」プロパティーは、以下の画面取りに似たものになります。

TCPIP ノード・ポートの変更

サンプルのホームに戻る