このチュートリアルの指示をインストール作業の概説として使用して、WebSphere® Message Broker のインストールの準備を行います。
WebSphere Message Broker では、物理的パッケージと電子的パッケージが使用可能です。
使用可能なパッケージとそれぞれの内容について詳しくは、インストール・パッケージを参照してください。 IBM® パスポート・アドバンテージから電子的配信として製品を注文した場合には、すべてのコンポーネントおよびすべてのプラットフォームについて必要なすべてのイメージをダウンロードしたことを確認してください。
物理パッケージでは DVD と CD の両方が提供されます。電子イメージは IBM Passport Advantage® から入手可能です。 IBM Passport Advantage から入手できる電子イメージには、物理 DVD および CD と同じ内容が含まれていますが、数が多くなることがあります。
例えば、物理 DVD には ブローカー・コンポーネント、WebSphere Message Broker Toolkit、およびWebSphere MQ のインストール・ファイルが含まれており、IBM Passport Advantage では、ブローカー・コンポーネント の 1 つの電子イメージ、 WebSphere Message Broker Toolkit の 3 つの電子イメージ、および WebSphere MQ の 1 つの電子イメージが提供される場合などです。
CD および DVD へのアクセスに、製品イメージへのアクセス方法と、そのダウンロードおよび解凍の方法が記載されています。
サービス更新のダウンロードと適用の指示については、サービスの適用を参照してください。
これらの資料の入手方法については、最新情報の検索に記載されています。
以下の情報では、WebSphere Message Broker コンポーネントに関する最小レベルの詳細が提供されます。それらについて詳しくは、何をインストールするかを選択するを参照してください。
WebSphere Message Broker Toolkit を使用して、開発環境にメッセージ・フローと関連リソースを作成、管理、デプロイ、および削除します。
WebSphere Message Broker Explorer を使用して、実稼働環境でブローカーを管理します。
単一のコンピューター上に複数のブローカーを作成できます。 アプリケーション・メッセージを処理するため、1 つ以上のブローカーにメッセージ・フロー・リソースを配備してください。
コンポーネント | プラットフォーム |
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WebSphere Message Broker Toolkit |
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WebSphere Message Broker Explorer |
|
ブローカー・コンポーネント | サポートされるすべてのプラットフォーム |
要件は、どんなコンピューターに WebSphere Message Broker をインストールするか、またどんなコンポーネントをインストールするかによって変わります。詳しくは、ハードウェア要件およびオペレーティング・システム要件をお読みください。
サポートされるハードウェアおよびソフトウェア環境は、時々更新されます。 最新の要件については、「製品の要件」Web サイトを参照してください。
www.ibm.com/software/integration/wbimessagebroker/requirements/
これらすべての作業については、システムを準備するで説明されています。
この情報は要約にすぎません。詳細はセキュリティーのセットアップに記載されています。
以下の表は、使用可能なプログラムをリストしています。
プラットフォーム | ツール |
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Windows のみ | Windows ランチパッド このプログラムは、前提条件製品がまだインストールされていない場合にそれらをインストールしたり、サポートされるレベルにない前提条件製品を特定したりします。 Windows ランチパッドを使用したインストールを参照してください。 |
Linux、UNIX、および Windows システム | サポートされる各プラットフォーム上のインストール・ウィザードには、それぞれ固有の名前があり、インストール・ウィザード名にリストされています。
Linux、UNIX、および Windows 上に、WebSphere Message Broker コンポーネントと前提条件製品をサイレント・モードでインストールできます。詳しくは、サンプル・スクリプト・ファイルによる WebSphere Message Broker コンポーネントと前提条件製品のインストールを参照してください。 Red Hat Enterprise Linux 6.0 x86_64 (64 ビット) コンピューターに WebSphere Message Broker Toolkit をインストールする場合は、IBM Installation Manager を実行する前に、32 ビット版オペレーティング・システム・ライブラリーをインストールする必要があります。 詳しい手順については、IBM サポート・ポータルで、技術情報のInstallation Manager を RHEL 6.0 にインストールできない (64 ビット)を参照してください。 |
z/OS のみ | SMP/E ランタイム・コンポーネントをインストールするには、「Program Directory for WebSphere Message Broker for z/OS」を参照してください。 |
WebSphere Message Broker は、正常に作動するために他のソフトウェア・プロダクトを必要とします。 それらの製品をインストールする順序は重要ではありません。 ただし、WebSphere Message Broker コンポーネントを構成して開始できるようにするには、必要なすべての製品をまずインストールする必要があります。
以下の表は、それらの要件を要約しています。
コンポーネント | 前提条件製品 |
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WebSphere Message Broker Toolkit |
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WebSphere Message Broker Explorer |
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ブローカー・コンポーネント |
|
これらすべての要件の完全な詳細が追加のソフトウェア要件に記載されています。
検証プロセスについては、WebSphere Message Broker インストール・システムの検査に説明があります。
WebSphere Message Broker をインストールしてブローカーを作成する際、ブローカーの動作モードはdeveloper (Developer Edition をインストールした場合)、または Advanced (他のすべてのエディションの場合) のいずれかに設定されて構成されます。 ブローカーは、購入したライセンスに準拠するように構成する必要があります。 したがって、Standard Edition、Express® Edition、または Remote Adapter Deployment を購入した場合、あるいは Scale モードのライセンスを購入した場合は、使用するすべてのブローカーの動作モードを正しい値に設定する必要があります。
詳細については、ブローカーの動作モードと機能レベルの確認を参照してください。
新規のメッセージ・フロー・ノードがフィックスパックで配信される場合、それらは WebSphere Message Broker Toolkit に表示されますが、ランタイム・ブローカー環境では使用可能になりません。 新規ノードを使用するメッセージ・フローを含む BAR ファイルをデプロイメントする場合、デプロイは失敗します。
新規ノードを使用およびテストしたい場合には、個々のブローカー・ベースでそれらを使用可能にすることができます。 詳細については、ブローカーの動作モードと機能レベルの確認を参照してください。