WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

WebSphere Business Monitor V7 以降用のモニター・モデルの作成

WebSphere® Business Monitor V7 以降用にモニター・モデルを作成するには、WebSphere Message Broker からモニター情報をエクスポートします。

始める前に:

モニター・モデルを作成するには、メッセージ・フローを .zip ファイルとして WebSphere Message Broker からエクスポートした後に、WebSphere Business Monitor にインポートします。

  1. メッセージ・フローを WebSphere Message Broker からエクスポートします。
    1. WebSphere Message Broker Toolkit で、メッセージ・フローまたはメッセージ・ブローカー・プロジェクトを右クリックし、「エクスポート」をクリックします。 「エクスポート」ウィザードが開始します。
    2. 「ビジネス・モニター」 > 「アプリケーション・モニター情報」をクリックしてから、「次へ」をクリックします。
    3. モニター情報のエクスポート元のフローを選択し、ファイル名を指定します。
    4. オプション: 警告を出さずに既存のファイルを上書きする必要があることを指定します。
    5. 「終了」をクリックします。
      メッセージ・フローに関する以下のモニター情報を含んだ .zip ファイルが作成されます。
      • メッセージ・フロー・ファイルで定義されているすべてのモニター情報
      • WMBEvent.xsd ファイル。このファイルは、発行されるイベントに関するスキーマです。
      • 選択したフローによって参照されるメッセージ・セット内のすべての .xsd ファイル
      エクスポートのレポートが、メッセージ・ブローカー・プロジェクトのログ・ディレクトリー内のファイル flowProjectName_batchgen.report.txt に書き込まれます。
  2. エクスポートされた .zip ファイルを WebSphere Business Monitor V7 以降にインポートします。
    1. WebSphere Business Monitor の「ビジネス・モニター」パースペクティブで「プロジェクト・エクスプローラー」ビューを右クリックし、「インポート」をクリックします。
    2. 「モニター・モデルの生成」ウィザードの指示を実行します。
      使用するメッセージ・フロー内のイベント・ソースに応じて、以下のテンプレートを 1 つ以上選択します。
      • 「平均トランザクション期間」 このテンプレートは、transaction.Starttransaction.End、および transaction.Rollback イベント・ソースを作成した場合に使用可能になります。 このテンプレートを選択すると、「平均トランザクション期間」をモニター・モデルで表示するためにメトリックとストップウォッチが作成され、このストップウォッチからのデータを使用してキー・パフォーマンス・インディケーター (KPI) が作成されます。
      • 「障害が生じたトランザクション数」 このテンプレートは、transaction.Rollback イベント・ソースを作成した場合に使用可能になります。 このテンプレートを選択すると、障害が生じたトランザクション数とトランザクション障害が生じた時刻 (デフォルト値は 1 January 9999 01:00:00) をモニター・モデルで表示するためにメトリックが作成されます。 多次元レポートの作成に使用する指標と次元も作成されます。 WebSphere Business Monitor インフォメーション・センター内の『ディメンションの定義』を参照してください。
      • 「メッセージ・フロー相関」 このテンプレートは、ブローカーに関する情報を提供します (ブローカー名、実行グループ名、parentTransactionID、globalTransactionID など)。 ビジネス・スペース・ダッシュボード内で、この情報を他のメトリックやキー・パフォーマンス・インディケーター (KPI) と共に表示できます。 これらのメトリックは定義済みのインバウンド・イベントに関する相関式で使用されるので、指定されたモニター・コンテキストに関するイベントが同一の実行グループのものである場合にのみ、このテンプレートを選択してください。
      WebSphere Business Monitor を使用してメッセージ・フローをモニターする方法について詳しくは、IBM® WebSphere Business Process Management バージョン 7.0 インフォメーション・センターの『WebSphere Message Broker からのアプリケーション・モニター情報に基づいたモニター・モデルの生成』を参照してください。
  3. メッセージ駆動型 Bean を WebSphere Business Monitor にインストールして構成します。

    WebSphere Business Monitor がイベントをモニターするためには、メッセージ駆動型 Bean を使用してそれらのイベントを CEI リポジトリーに送信する必要があります。 WebSphere Application Server で稼働するメッセージ駆動型 Bean は、イベント・トピックにサブスクライブして、そのサブスクリプションに一致するイベントを、Common Base Event イベントとして CEI リポジトリーに書き込みます。メッセージ駆動型 Bean は、WebSphere Business Monitor サンプルと共に提供されます。 サンプルのメッセージ駆動型 Bean をインストールして構成するための手順について詳しくは、WebSphere Business Monitor サンプルの実行を参照してください。

  4. イベント・トピックに対して登録されているメッセージ・フローのサブスクリプションがあることを確認します。
  5. WebSphere Business Monitor ダッシュボードを作成します。

    詳しい手順については、IBM WebSphere Business Process Management バージョン 7.0 インフォメーション・センターを参照してください。 この手順は、サンプル (WebSphere Business Monitor サンプルの実行) によっても例示されています。

  6. WebSphere Message Broker で、モニター・プロパティーまたはモニター・プロファイルを使用してイベント・ソースを構成します。 詳しくは、以下の適切なトピックを参照してください。
  7. 適切なイベントが使用可能になっていることを確認します。

    詳しくは、イベント・ソースの使用可能化および使用不可化を参照してください。

  8. WebSphere Message Broker で、デプロイされたメッセージ・フローのモニターをアクティブにします。

    詳しくは、モニターのアクティブ化を参照してください。

これらの手順を完了すると、デプロイされたメッセージ・フローを介してメッセージを送信して、WebSphere Business Monitor ダッシュボードにイベントを表示することができます。
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:46:09


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