WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

?wsdl を使用した WSDL の照会

?wsdl を使用して Web サービスに問い合わせできます。

Web サービス・クライアントは、 WebSphere® Message Broker Web サービスに ?wsdl 照会ストリング付きの HTTP GET 要求を送信し、サービスのエンドポイントとなる入力ノードの構成で使用された WSDL の表現を受信できます。 この操作を実行できるのは、JMS トランスポートではなく HTTP トランスポートを使用する入力ノードの場合に限られます。 HTTP GET 要求のプロトコルは、フローのプロトコルと一致していなければなりません。 例えば、フローで SSL を使用していれば、HTTP GET 要求を https:// で始める必要があります。

クライアントは、簡単な ?wsdl 照会を送信して操作を開始し、参照先のインポートまたはインクルードのチェーンをたどって完全な WSDL 定義を取得します。 例えば、Web サービス・エンドポイントが http://localhost:7800/test1 であれば、最初のクライアント要求は、以下のようになります。

GET http://localhost:7800/test1?wsdl

この要求からは、最上位の WSDL サービス定義が返されます。 その定義には、WSDL 定義の他のセクションのインポートが含まれている場合があります。 例えば、返された WSDL に以下の行があるとします。

<wsdl:import ... location="http://localhost:7800/test1?wsdl=wsdl0"/>

その場合、クライアントは、WSDL のそのセクションを取得するために、対応する要求を送信します。

GET http://localhost:7800/test1?wsdl=wsdl0

1 つ以上の WSDL セクションに XML スキーマ・データのインポートが含まれている場合もあります。以下に例を示します。

<xsd:import ... schemaLocation="http://localhost:7800/test1?xsd=xsd0"/>

この場合も、クライアントは、そのデータを取得するために、対応する要求を送信します。

GET http://localhost:7800/test1?xsd=xsd0
たどることができるのは、意味的に正しい参照先に限られます。 wsdl は、http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/ の簡略表記 (ネーム・スペース接頭部) であり、xsd は、http://www.w3.org/2001/XMLSchema の簡略表記です。 表面的に <import> または <include> のように見えるエレメント (コメントの中のエレメントなど) から URI に対する要求があった場合は、SOAP 障害が返されます。 結果としてデータが返されるのは、簡単な ?wsdl 照会ストリングの場合と、その後の照会のうち、意味的に有効なインポートとインクルードで指定されている照会に正確に合致する照会の場合に限られます。

返される WSDL 定義は、ツールキットに含まれているデプロイ可能 WSDL からインライン・スキーマを外部化した定義と論理的に同等になります。 物理的には、インポートしたオリジナルの WSDL 定義とは同じでない場合もあります。 SOAPInput が特定の WSDL バインディングで構成されていても、インポートしたオリジナルの WSDL 定義に、フローで使用されない他のバインディングが含まれていれば、返される WSDL にもそれらのバインディングが含まれることになります。

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        最終更新: 2015-02-28 17:45:39


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