JD Edwards Connectivity サンプルのセットアップ

JD Edwards Connectivity サンプルは、各種の JD Edwards ビジネス関数の定義が与えられている、特定レベルの JD Edwards 用に開発されました。

以下のセクションでは、JDEdwardsRequest ノードを示すサンプルの実行に必要な構成をセットアップする方法について説明します。

「アダプター接続」プロジェクトを使用可能にして、JD Edwards ライブラリーおよび JAR ファイルを見つける

JD Edwards Connectivity サンプルをインポートした後、サンプルを正常にビルドするには、JD Edwards インターフェース・ライブラリーのファイルを「アダプター接続」プロジェクトで使用できるようにする必要があります。 これらのライブラリーは、JD Edwards 管理者から入手できます。

JD Edwards ライブラリー・ロケーションを以下のように更新します。

  1. サンプルをインポートします。
  2. 「アダプター接続」プロジェクト CWYED_JDE_SAMPLE を右クリックし、「プロパティー」>「Java ビルド・パス」>「ライブラリー・タブ」を選択して、該当するオペレーティング・システム (Windows または Linux など) のローカル・サブディレクトリーの正しい場所を指定します。

JD Edwards ライブラリーと WebSphere Message Broker ランタイムとの構成

JDEdwards ノードを使ったメッセージ・フローをデプロイするには、JD Edwards ライブラリーを前提条件とする WebSphere Message Broker ランタイムを構成する必要があります。これらのライブラリーは JD Edwards システムとの接続を確立するために基本的な JD Edwards アダプター・コンポーネントにより使用されます。

JD Edwards ライブラリーを含むディレクトリーのロケーションを設定するには、コマンド環境から以下の mqsichangeproperties コマンドを実行します。

  1. オペレーティング・システムとロケーションの選択が一致するように JD Edwards クライアント・ディレクトリーを変更したうえで、次のようなコマンドを実行します。
    mqsichangeproperties  MB8BROKER -c EISProviders -o JDEdwards -n jarsURL -v C:\JDEdwards
    mqsichangeproperties MB8BROKER -c EISProviders -o JDEdwards -n nativeLibs -v C:\JDEdwards
  2. プロパティーが正しくセットアップされたことを検証するために、以下のコマンドを実行します。
    mqsireportproperties MB8BROKER -c EISProviders -o JDEdwards -r
  3. 以下のコマンドを使用して、ブローカーを停止および再始動します。
    mqsistop MB8BROKER
    mqsistart MB8BROKER

JD Edwards アウトバウンド・アダプターの構成

  1. ワークスペースに JD Edwards Connectivity サンプルをインポートします。
  2. 「JDERequestSampleMessageSet」メッセージ・セット・プロジェクトを展開します。
  3. 「アダプター」>「アウトバウンド」>「JDEdwards」をクリックします。
  4. JD Edwards システムにアクセスするために必要な接続パラメーターを指定するエディターを開くには、 Adapter_JDEdwards_Request.outadapter をダブルクリックします。
  5. エディターで以下の設定を入力します。
    1. 「環境」。通常は、JD Edwards アプリケーション・サーバーのホスト名。
    2. 「役割」
    3. JD Edwards システムのユーザー名
    4. 「パスワード」。ユーザー名に対応するパスワード。
    5. 「タイムアウト」。(オプション)
  6. 更新したアダプターを保存します。
  7. 「JDERequestSample」メッセージ・ブローカー・プロジェクトを展開します。
  8. ブローカー・アーカイブ・エディターを開くには、JDERequest_Sample_BAR.bar をダブルクリックします。
  9. 「準備」タブをクリックします。
  10. 「ブローカー・アーカイブのビルド」をクリックします。
  11. ブローカー・アーカイブを保存します。
  12. JDERequestSample ブローカー実行グループに JDERequest_Sample_BAR.bar BAR ファイルをデプロイします。BAR ファイルを右クリックしてデプロイを選択するか、BAR ファイルを実行グループにドラッグします。

サンプルのホームに戻る