SOAP は、非集中の分散した環境における情報交換のための、XML ベースの単純なプロトコルです。
プロトコルは、以下の 3 つの部分で構成されます。
- メッセージに含まれるもの、またその処理方法を記述するフレームワークを定義するエンベロープ。
- アプリケーション定義のデータ・タイプのインスタンスを表現するエンコード規則のセット。
- リモート・プロシージャー・コールおよび応答を表現するための規則。
SOAP は、HTTP などの他のプロトコルと共に使用できます。
SOAP の仕様は、World Wide Web Consortium (W3C) によって公開されています。
SOAP 1.1 の仕様は以下に記述されています。
この仕様は W3C によってまだ推奨されていませんが、SOAP 1.2 仕様の基礎を成します。 SOAP 1.1 の仕様は、Simple Object Access Protocol の頭字語である SOAP の拡張です。
SOAP 1.2 は、W3C 勧告であり、以下の 2 つの部分で公開されています。
仕様には手引 (primer) が含まれており、これは SOAP バージョン 1.2 仕様のフィーチャーを説明するチュートリアルで、使用法のシナリオも含まれています。 SOAP 1.2 の仕様はその頭字語を拡張するものではありません。
手引は以下で公開されています。