テスト・クライアントの「イベント」タブを使用して、テスト・メッセージのプロパティーおよび内容を編集できます。 また、テストを実行するときに、「イベント」タブにテスト・イベントを表示することもできます。
目的
「イベント」タブを使用して、テスト・メッセージを編集して送信し、テストの結果をモニターすることができます。
「メッセージ・フロー・テスト・イベント」
「イベント」タブの
「メッセージ・フロー・テスト・イベント」セクションには、テスト実行の状況および履歴が表示されます。
- メッセージ・フローの起動
- 「メッセージ・フローの起動」イベントは、選択したメッセージ・フローを開始します。
メッセージ・フローの選択は、選択したメッセージ・フローの入力ノードによって定義されます。 「メッセージ・フローの起動」から、空のテスト・メッセージを使用して新しいテスト実行を開始することもできます。 メッセージ内容を入力して、実行を開始できます。
- 開始
- 開始イベントは、テストの実行開始を示します。
- メッセージの送信
- 「メッセージの送信」イベントは、メッセージが送信中であることを示します。
- エンキュー
- 「エンキュー」イベントは、現行メッセージが既存の WebSphere® MQ キューに入れられたことを示します。 「詳細プロパティー」セクションで定義されているように、メッセージを指定のキュー・マネージャー、キュー、ポート、およびホスト名に入れます。 詳しくは、エンキューを参照してください。
- デキュー
- 「デキュー」イベントは、現行メッセージが既存の WebSphere MQ キューから取り除かれたことを示します。 「詳細プロパティー」セクションで定義されているように、「メッセージの取得」を、指定のキュー・マネージャー、キュー、ポート、およびホスト名からクリックします。 詳しくは、デキューを参照してください。
- モニター
- 「モニター」イベントは、メッセージを出力ノード・モニターで受け取ったことを示します。
- 停止済み
- 「停止済み」イベントは、テスト実行が停止されたことを示します。
テストの実行は、テスト・クライアントまたはユーザーのどちらかが停止させることができます。
- 例外
- 「例外」イベントは、テスト中にいつエラーが検出されたかを示します。 ページの右にある「例外」メッセージ・ボックスにメッセージが表示されて、メッセージ・フロー実行エラーは、Windows イベント・ビューアーのアプリケーション・ログに記録されます。 Windows イベント・ビューアーのアプリケーション・ログを表示するには、「イベント・ビューアー」をクリックします。
- 例外トレース
- 「例外トレース」イベントは、テスト中にエラーが検出されて、「トレース」が選択されている場合に生じます。 トレースの詳細が、ページの右側にある「例外トレース」パネルに表示されます。
「イベント」タブ・アクション
「メッセージ・フロー・テスト・イベント」を右クリックすることにより、以下のアクションを「イベント」タブ上で開始できます。
- 再実行
- 現在のメッセージを再実行します。 以前に開始されたテスト・メッセージを複製して再実行するには、メッセージ・フローを右クリックして、「再実行」をクリックします。
- 複写
- 現在のメッセージを複写します。 以前に開始されたテスト・メッセージを複写するには、メッセージ・フローを右クリックして、「複写」をクリックします。
- 起動
- 現在のメッセージを再開します。 以前に開始されたテスト・メッセージを再開するには、メッセージ・フローを右クリックして、「起動」をクリックします。
「イベント」タブのボタン
以下のようないくつかのボタンが、
「イベント」タブの右上部にあります。
- 起動
- 新規のメッセージ・フローの起動イベントを開始します。このイベントでは、要求メッセージに入力してテスト実行を開始できます。
- エンキュー
- ページの右側にある「詳細プロパティー」セクションで定義されているように、メッセージを指定のキュー・マネージャー、キュー、ポート、およびホスト名に入れます。
- デキュー
- ページの右側にある「詳細プロパティー」セクションで定義されているように、メッセージを指定のキュー・マネージャー、キュー、ポート、およびホスト名から取得します。
- 保存されたメッセージ
- データ・プール・エディターを表示するので、このエディター内で前述のテスト・セッションで使用した値を選択できます。 データ・プール・エディターを使用して、テスト中に使用するために値を保存したり取り出したりできます。 データ・プール・エディターを使用して値を保存 (または取り出し) をすると、値はワークスペース中のグローバル・データ・プールに保存されます (またはこのプールから取り出されます)。 「保存済みメッセージ」を選択することによって、テスト中に使用するテスト・クライアント・インスタンスやテスト構成の数にかかわらず、常に同じ値のセットを確実に処理できます。
- 停止
- 現在のテストを停止します。
- イベント・ビューアーの表示
- オペレーティング・システムが Windows の場合、イベント・ビューアーを表示します。
- コンソールの表示
- 「Message Broker ランタイム・コンソール」ビューが開きます。 このビューには、テスト実行に関するさらに詳細な情報が表示されます。
詳細プロパティー
「詳細プロパティー」セクションは、「メッセージ・フロー・テスト・イベント」ペインで選択されたそれぞれのイベントに応じて異なります。 「詳細プロパティー」セクションには、現在のイベント・タイプに関する詳細が表示されます。 デフォルトの詳細情報は、以下のとおりです。
- メッセージ・フロー。 テスト中のメッセージ・フローの名前。
- Input ノード。 テスト・メッセージの送信先である入力ノード。
- メッセージ
- 「メッセージ」セクションは、テスト・メッセージまたは出力メッセージのどちらかをテスト・イベントから表示します。 新しいテスト・メッセージを作成している場合、XML 構造エディターまたはソース・エディターのどちらかを選択して、テスト・メッセージを編集できます。 XML 構造エディターが使用可能となるのは、メッセージ・フロー上で選択された入力ノードが XML メッセージを予期していて、既存のメッセージ定義がメッセージ・フローに関連付けられている場合だけです。
- ヘッダー
- メッセージ・フローが WebSphere MQ または JMS 入力ノードを使用する場合にテスト・メッセージに使用するヘッダーを選択します。
- SOAP 操作
- メッセージ・フローが SOAP 入力ノードを使用する場合にテスト・メッセージに使用する SOAP 操作を選択します。
- ビューアー
- 以下のエディターから、テスト・メッセージまたは出力メッセージの表示または編集に適したエディターを選択します。
- XML 構造エディター
XML 構造エディターを使用して、関連付けられているメッセージ定義から派生した XML テスト・メッセージを表示および編集します。 「値」列の項目を編集して、メッセージの内容を変更できます。
右クリックすると、エレメントの追加や除去を含む、XML 構造の内容を変更するためのオプションがあるメニューが表示されます。 生成されたソース・コードを表示するには、「生成されたソースの表示」をクリックします。
「保存されたメッセージ」をクリックすると、保存されたエラー・メッセージのリストが表示されます。
- ソース・エディター
- テスト・メッセージをインポートしたい場合、またはテスト・メッセージが XML 形式ではない場合、ソース・エディターを使用してテスト・メッセージを作成および送信します。 テスト・メッセージをファイルからインポートするには、「ソースのインポート」をクリックします。
- 「ソース」タブ
- 「ソース」タブを使用して、テスト・メッセージをプレーン・テキストとして編集します。
- 「XML ソース」タブ
- 「XML ソース」タブを使用して、XML エディターでテスト・メッセージを編集します。
- 「16 進数 (読み取り専用)」タブ
- 「16 進数 (読み取り専用)」タブを使用して、テスト・メッセージを 16 進形式で表示します。