正規表現を指定するときには注意が必要です。正規表現の形式によっては、最適な一致を見つけ出すのに大量の作業を要することがあり、そのためにパフォーマンスが低下する可能性があります。
さらに、期待する結果を生じない式もあるかもしれません。
例えば、区切り文字 ';' に至るまでの範囲 (この文字も含む) のテキストを突き合わせる場合には、パターン ".*;" を使用しない でください。これを使用した場合、突き合わせるテキストの該当範囲内のすべての ';' 文字を含め、メッセージ内の最後の';' 文字に至るまでの部分に一致します。 このような場合、パターン "[^;]*;" を使用してください。
同様に、パターン ".*" の使用も避けてください。これを使用すると、最適の一致を検出するために常にメッセージの終わりまで強制的に検索されるため、結果としてパフォーマンスが低下する可能性があります。 ただし、メッセージ内の残りのデータをすべて突き合わせたい場合は、パターン ".*" を使用しなければなりません。
パフォーマンスを最大化するには、"([0-9]+)*" のような、ネストされた冗長な反復を持つ式を使用しないでください。 突き合わせ基準を厳密にすることで、式を単純に保ってください。 単純式にすれば、最適な一致を見つけるために何回も検索を実行しなくて済みます。