Coordinated Request Reply サンプルの実行
Coordinated Request Reply サンプルを実行して、以下の処理を実行することができます。
- XML ペイロードが入った WebSphere MQ または JMS メッセージを、同じデータが入った CWF 形式のメッセージに変換します。
- 最初の ReplyToQ および ReplyToQMgr をグローバル・キャッシュに保管するか、WebSphere MQ メッセージまたは JMS メッセージに保管して、後で使用できるようにします。
- シミュレートされたアプリケーションを実行して、CWF 形式のペイロードの入った WebSphere MQ または JMS メッセージを読み取り、現在時刻をメッセージに追加し、CWF 形式のペイロードの入った WebSphere MQ または JMS メッセージを使用して応答します。
- グローバル・キャッシュまたはステップ 2 で作成した WebSphere MQ または JMS メッセージから、元の ReplyToQ および ReplyToQMgr を取り出します。
- CWF 形式のペイロードの入った WebSphere MQ または JMS メッセージを、XML 形式の同じデータの入ったメッセージに変換し、取り出した ReplyToQ および ReplyToQMgr の値を使用して、元の要求への応答として送信します。
サンプルの実行時に問題を検出した場合は、
WebSphere Message Broker 資料の『サンプル実行時の問題の解決』を参照してください。
Coordinated Request Reply WebSphere MQ サンプルを実行するには、次のようにします。
- サンプルのメッセージ・フローとメッセージ・セットがデプロイされていることを確認します。
- 「ブローカー開発」ビューで、Coordinated Request Reply MQ アプリケーションを展開します。
「フロー・テスト」の下の Requester.mbtest をダブルクリックして、これをテスト・クライアントで開きます。
- テスト・クライアントで、「エンキュー」をクリックします。
- 右側の詳細プロパティーのセクションで、メッセージ・データ・セクションの下部までスクロールして、CompletionTime の値が 12:00:00 であることを確認します。
- テスト・クライアントで設定されているポートが、キュー・マネージャーで使用しているポートと一致していることを確認します。
- 「メッセージの送信」をクリックして、Request メッセージ・フローの入力キューに WebSphere MQ メッセージを入れます。
- テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。キュー名を GET_REQREP_OUT に変更します。
- テスト・クライアントで設定されているポートが、キュー・マネージャーで使用しているポートと一致していることを確認します。
- 「メッセージの取得」をクリックして、キューからメッセージを取得します。
- メッセージの末尾にスクロールし、CompletionTime が初期値の <st1:time hour="0" minute="0">of 12:00:00</st1:time> から現在時刻に置き換えられていることを確認します。
これは、このメッセージが Backend Reply メッセージ・フローで処理されたことを示します。
CompletionTime の値が 12:00:00 以外の値に変更されていることを確認できたら、Coordinated Request Reply WebSphere MQ サンプルが正常に実行されたことになります。
12:00:00 ちょうどにテストを実行した場合には CompletionTime が変更されません。
サンプルを再実行して、Backend メッセージ・フローでメッセージ内の時刻が更新されたことを確認してください。
Coordinated Request Reply JMS サンプルを実行するには、次のようにします。
- 始める前に、セットアップ手順に従います。
『Coordinated Request Reply JMS アプリケーションのセットアップ』を参照してください。
- サンプルのメッセージ・フローとメッセージ・セットがデプロイされていることを確認します。
- 「ブローカー開発」ビューで、「独立リソース」の下の Coordinated Request Reply JMS Java アプリケーション・プロジェクトを展開します。
「src」>「jmsnode」の下で JMSP2PSender.java をダブルクリックすると、これがテキスト・エディターで開きます。
- 変数 jmsmsg を探して、CompletionTime の値が 12:00:00 であることを確認します。
- 「JMSP2PSender.java」を右クリックして「実行」>「Java アプリケーション」を選択し、Request メッセージ・フローの入力キューに JMS メッセージを入れます。
- 「ブローカー開発」ビューで、Coordinated Request Reply JMS アプリケーションを展開します。
「フロー・テスト」の下の Requester.mbtest をダブルクリックして、これをテスト・クライアントで開きます。
- テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。キュー名を GET_JMS_REQREP_OUT に変更します。
- テスト・クライアントで設定されているポートが、キュー・マネージャーで使用しているポートと一致していることを確認します。
- 「メッセージの取得」をクリックして、キューからメッセージを取得します。
- メッセージの末尾にスクロールし、CompletionTime が初期値の <st1:time hour="0" minute="0">of 12:00:00</st1:time> から現在時刻に置き換えられていることを確認します。
これは、このメッセージが Backend Reply メッセージ・フローで処理されたことを示します。
CompletionTime の値が 12:00:00 以外の値に変更されていることを確認できたら、Coordinated Request Reply JMS サンプルが正常に実行されたことになります。
12:00:00 ちょうどにテストを実行した場合には CompletionTime 値が変更されません。
サンプルを再実行して、Backend メッセージ・フローでメッセージ内の時刻が更新されたことを確認してください。
Coordinated Request Reply Global Cache を実行するには、次のようにします。
- サンプルのメッセージ・フローとメッセージ・セットがデプロイされていることを確認します。
- 「ブローカー開発」ビューで、Coordinated Request Reply Global Cache アプリケーションを展開します。
「フロー・テスト」の下の Requester.mbtest をダブルクリックして、これをテスト・クライアントで開きます。
- テスト・クライアントで、「エンキュー」をクリックします。
- 右側の詳細プロパティーのセクションで、メッセージ・データ・セクションの下部までスクロールして、CompletionTime の値が 12:00:00 であることを確認します。
- テスト・クライアントで設定されているポートが、キュー・マネージャーで使用しているポートと一致していることを確認します。
- 「メッセージの送信」をクリックして、Request メッセージ・フローの入力キューに WebSphere MQ メッセージを入れます。
- テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。キュー名を GET_REQREP_GC_OUT に変更します。
- テスト・クライアントで設定されているポートが、キュー・マネージャーで使用しているポートと一致していることを確認します。
- 「メッセージの取得」をクリックして、キューからメッセージを取得します。
- メッセージの末尾にスクロールし、CompletionTime が初期値の <st1:time hour="0" minute="0">of 12:00:00</st1:time> から現在時刻に置き換えられていることを確認します。
これは、このメッセージが Backend Reply メッセージ・フローで処理されたことを示します。
CompletionTime の値が 12:00:00 以外の値に変更されていることを確認できたら、Coordinated Request Reply Global Cache サンプルが正常に実行されたことになります。
12:00:00 ちょうどにテストを実行した場合には CompletionTime が変更されません。
サンプルを再実行して、Backend メッセージ・フローでメッセージ内の時刻が更新されたことを確認してください。
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