組み込みパターン とは、一般的なメッセージ・フロー・シナリオのセットをカバーしたパターンのことで、WebSphere® Message Broker でパッケージとしてリリースされています。
WebSphere Message Broker で提供される組み込まれたパターンは、以下の表に示されています。
リンクを使用してインフォメーション・センターのパターンを表示できるのは、WebSphere Message Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センターを使用する場合、またはオンライン・インフォメーション・センターを使用する場合に限られます。
メッセージに基づく組み込みパターン
パターン名 | 説明 |
---|---|
WebSphere MQ のメッセージ相関関係子: 持続性のある要求/応答 | 多数のクライアント・アプリケーションからの要求を単一のキューで受け入れ、トランザクション・フローと持続 WebSphere MQ メッセージを使用して、正しいクライアントに応答を返すには、このパターンを使用します。 |
WebSphere MQ のメッセージ相関関係子: 持続性のない要求/応答 | 多数のクライアント・アプリケーションからの要求を単一のキューで受け入れ、非トランザクション・フローと非持続 WebSphere MQ メッセージを使用して、正しいクライアントに応答を返すには、このパターンを使用します。 |
WebSphere MQ のメッセージ・スプリッター: 一方向 (XML 用) | 大きな XML メッセージをより小さなエレメントに分割し、トランザクション・フローと持続 WebSphere MQ メッセージを使用して、1 つ以上のターゲットで処理できるようにするには、このパターンを使用します。 |
モバイル・パターン
パターン名 | 説明 |
---|---|
Worklight® to Microsoft .NET: request-response | このパターンは、Worklight プラットフォーム用に作成されたモバイル・アプリケーションを、WebSphere Message Broker で実行される Microsoft .NET アプリケーションに統合するために使用します。 |
Worklight: モバイル・サービス | このパターンは、Worklight プラットフォーム用に作成されたモバイル・アプリケーションを、WebSphere Message Broker で実行されるサービスに統合するために使用します。 |
Worklight: WebSphere MQ からのプッシュ通知 | このパターンは、WebSphere MQ から Worklight モバイル・アプリケーションに通知を送信するために使用します。 |
Worklight: リソース・ハンドラー | このパターンは、Worklight API を使用するモバイル・アプリケーションにサービスを提供するために使用します。 サービスは、Worklight アダプター・プロシージャーとしてモバイル・アプリケーションで使用できます。これらのアダプター・プロシージャーは、アプリケーションで JavaScript から開始されます。 |
サービス使用可能性パターン
パターン名 | 説明 |
---|---|
WebSphere MQ へのサービス・ファサード: 確認応答を伴う一方向 | クライアントに対して Web サービス・インターフェースを表示し、WebSphere MQ 使用可能アプリケーションを使ってサービス要求を実行するには、このパターンを使用します。 |
WebSphere MQ へのサービス・ファサード: 要求/応答 | WebSphere MQ のみを介してアクセス可能な機能に Web サービス・ファサードを提供するには、このパターンを使用します。 このパターンは、同期 HTTP プロトコル間のブリッジを作成します。通常このブリッジは Web サービスと併用したり、容易にアップグレードできない WebSphere MQ インターフェースを持つ既存のアプリケーションと併用したりします。 |
Microsoft.NET へのサービス・ファサード: 要求/応答 | このパターンを使用して、Microsoft .NET プラットフォーム用に作成されたアプリケーションを WebSphere Message Broker と統合します。 このパターンによって、WebSphere Message Broker を使用して、.NET クラスを Web サービスとして使用可能にすることができます。 |
WebSphere MQ からのサービス・アクセス: 一方向 | このパターンを使用して、Web サービスを呼び出すためにパターンに含まれるデータを使用することにより、WebSphere MQ XML メッセージを処理します。 このパターンを使用することにより、同期要求において、クライアント・アプリケーションの信頼性のある WebSphere MQ メッセージング・プロトコルと、更新を処理するサービスとを連結し、タイムアウトを含むサービス障害が信頼できる方法で報告されることを保証します。 このパターンは、タイミング、プロトコル、およびトランスポートに関して、クライアント・アプリケーションとサービス・プロバイダーとの間の疎結合を提供します。 これは既存のシステムに対するサービス・インターフェースとして適切なものです。 |
サービス仮想化パターン
パターン名 | 説明 |
---|---|
サービス・プロキシー: 静的エンドポイント | Web サービス要求元と Web サービス・プロバイダーを分離するために、ターゲットのサービス・プロバイダーに直接バインドされた仮想サービスを通してルーティングするには、このパターンを使用します。 |
サービス・プロキシー: 静的エンドポイント (Web ベース) | これは サービス・プロキシー: 静的エンドポイント パターンの更新版で、WebSphere Message Broker Toolkit および Web ユーザー・インターフェースで使用できます。 Web サービス要求元と Web サービス・プロバイダーを分離するために、ターゲットのサービス・プロバイダーに直接バインドされた仮想サービスを通してルーティングするには、このパターンを使用します。 |
ファイル処理のパターン
パターン名 | 説明 |
---|---|
WebSphere MQ へのレコード配布: 一方向 | このパターンを使用して、2 つのスタイルの組み込み (ファイル・ベースとトランザクション・ベース) を連結します。 |
アプリケーション組み込みパターン
パターン名 | 説明 |
---|---|
SAP から WebSphere MQ へのデータ配布: 一方向 (IDoc 用) | このパターンを使用すると、1 つのプログラム ID を持つさまざまな種類の IDoc を処理できます。その際、(異なる種類の IDoc を追加する場合であっても) 既存のメッセージ・セットとアダプターを再デプロイ/再発見する必要はありません。 |