サービス・トレースは、IBM® サポートが使用する目的で、ご使用の環境に関する詳細情報を取得するために使用されます。
mqsichangetrace コマンドを使用して、WebSphere® Message Broker サービス・トレース機能を開始します。
コマンドの呼び出しごとに 1 つのブローカーのみを選択できますが、 そのコマンドを複数回呼び出すことによって、複数のブローカーに対して並行トレースをアクティブにすることができます。
トレースの有効範囲を制限するには、トレース対象にする個々のブローカーを指定する必要があります。
トレースを特定のコンポーネントと関連付けることができない場合、ファイル名のコンポーネント名部分は utility に設定されます。例えば、mqsilist といったコマンドをトレースする場合や、引数が使用されていない場合などです。
mqsistartmsgflow MB8BROKER -e eg1 -m simpleflow -v .¥trace.txt
また WebSphere Message Broker Explorer を使用して、実行グループおよびメッセージ・フローでサービス・トレースをアクティブにすることもできます。
mqsichangetrace BrokerA -t -b -l debug
ここで、
-t はサービス・トレースを指定します。
-b は指定されたコンポーネントの agent サブコンポーネントのトレースを
開始するように指定します。
-l はトレースのレベル (この場合は、debug) を指定します。
F MQPIBRK,ct t=yes, b=yes, l=debug
mqsichangetrace BrokerA -t -e EG1 -l debug -m fast -c 200000 -r
ここで、
-t はサービス・トレースを指定します。
-l はトレースのレベル (この場合は、debug) を指定します。
-m では、トレース情報をバッファーに入れる方法を指定します (この場合は fast)。
-c では、トレース・ファイルのサイズを KB 単位で指定します (この場合は 200000)。
-r では、トレース・ファイルをリセットすることを指定します。
F MQPIBRK,ct t=yes, l=debug, m=fast, c=20000, r=yes