WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

メッセージ・セット: 正規表現の使用時のパフォーマンスに関する考慮事項

正規表現を指定するときには注意が必要です。正規表現の形式によっては、最適な一致を見つけ出すのに大量の作業を要することがあり、そのためにパフォーマンスが低下する可能性があります。

さらに、期待する結果を生じない式もあるかもしれません。

例えば、区切り文字 ';' に至るまでの範囲 (この文字も含む) のテキストを突き合わせる場合には、パターン ".*;" を使用しない でください。これを使用した場合、突き合わせるテキストの該当範囲内のすべての ';' 文字を含め、メッセージ内の最後の';' 文字に至るまでの部分に一致します。 このような場合、パターン "[^;]*;" を使用してください。

同様に、パターン ".*" の使用も避けてください。これを使用すると、最適の一致を検出するために常にメッセージの終わりまで強制的に検索されるため、結果としてパフォーマンスが低下する可能性があります。 ただし、メッセージ内の残りのデータをすべて突き合わせたい場合は、パターン ".*" を使用しなければなりません。

パフォーマンスを最大化するには、"([0-9]+)*" のような、ネストされた冗長な反復を持つ式を使用しないでください。 突き合わせ基準を厳密にすることで、式を単純に保ってください。 単純式にすれば、最適な一致を見つけるために何回も検索を実行しなくて済みます。

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        最終更新: 2015-02-28 17:46:36


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