AggregateControl ノードは、 集約の一部である要求のファンアウトの始まりをマークするために使用します。
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集約は、要求/応答アプリケーション・モデルを拡張したものです。 集約は、いくつもの関連した要求の生成およびファンアウトと、それに対応する応答のファンインを結合し、それらの応答をコンパイルして、単一の集約された応答メッセージを作成します。
このノードは、LocalEnvironment.ComIbmAggregateControlNode フォルダーを作成します。 このフォルダーとその中にあるフィールドは、WebSphere® Message Broker が内部で使用するためのものであり、メッセージ・フローを開発する時にそれらのフィールドの存在やそれらの値に依存すべきではありません。
AggregateControl ノードはパレットの「ルーティング」ドロワーに含まれていて、WebSphere Message Broker Toolkit 内では次のアイコンによって表されます。
サンプルに関する情報は、WebSphere Message Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センター、またはオンライン・インフォメーション・センターを使用する場合にのみ表示できます。 サンプルは、WebSphere Message Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センターを使用する場合にのみ実行できます。
AggregateControl ノードのインスタンスをメッセージ・フローに入れると、それを構成することができます。メッセージ・フロー・ノードの構成を参照してください。 ノードのプロパティーが、「プロパティー」ビューに表示されます。値を入力する必要のある (デフォルト値が定義されていない) すべての必須プロパティーには、アスタリスクが表示されます。
AggregateControl ノードのターミナルについては、次の表に説明されています。
ターミナル | 説明 |
---|---|
In | ノードが処理するメッセージを受け入れる入力ターミナル。 |
Out | 処理が正常に終了した時にもとのメッセージがルーティングされる出力ターミナル。 |
Control | 制御メッセージがルーティングされる出力ターミナル。 制御メッセージは、対応する AggregateReply ノードへ送信されます。 Control ターミナルはバージョン 6.0 では使用すべきではなくなったので、Control ターミナルからの接続を使用するには、集約フローでの制御メッセージの使用を参照してください。 |
以下の表は、ノード・プロパティーについて説明しています。 M の見出しの列は、プロパティーが必須 かどうかを示します (デフォルトが定義されていない場合に値を入力することが必要なら、アスタリスクのマークが付きます)。 C の見出しの列は、プロパティーが構成可能 (メッセージ・フローを BAR ファイルに追加してデプロイするとき、値を変更できる) かどうかを示します。
AggregateControl ノードの「説明」プロパティーについては、次の表に説明されています。
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
ノード名 | いいえ | いいえ | ノード・タイプ (AggregateControl) | ノードの名前。 |
簡略説明 | いいえ | いいえ | ノードの簡単な説明 | |
詳細説明 | いいえ | いいえ | メッセージ・フロー内のノードの目的を説明するテキスト |
AggregateControl ノードの「基本」プロパティーについては、次の表に説明されています。
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 | mqsiapplybaroverride コマンド・プロパティー |
---|---|---|---|---|---|
集約名 | はい | はい | ファンアウト・メッセージ・フローとファンイン・メッセージ・フローを関連付けるために使用される名前。 この値は、ブローカー内の文脈で固有である必要があります。 さらにこの名前は、ノードによって使用される集約構成可能サービス (存在する場合) を識別するために使用されます。 |
aggregateName | |
タイムアウト (秒) | はい | いいえ | 0 | 応答がファンインに到着するまで待つ時間 (秒単位)。 デフォルト値はゼロです。このデフォルト値を受け入れた場合、このノードからのファンアウトに対するタイムアウトは使用できなくなります。(つまり、応答を無限に待つことになります。) 応答がすべて受信されない場合、メッセージ・フローはずっと応答を待ち続け、完了しません。 すべての応答を受け取らなくてもメッセージ・フローを完了できるように、ゼロより大きい値を設定します。 タイムアウトについて詳しくは、AggregateReply ノードを参照してください。
「タイムアウト (秒)」プロパティーで指定された値は、集約構成可能サービスの timeoutSeconds プロパティーで設定される値 (設定されている場合) によってオーバーライドされます。 ノードとサービス構成可能サービスで指定されるタイムアウト値は、AggregateControl ノードの「タイムアウト場所」プロパティーで指定される場所にあるメッセージ内で定義されるタイムアウト値によってオーバーライドされます。 |
AggregateControl ノードの「拡張」プロパティーについては、次の表に説明されています。
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
タイムアウトの場所 | いいえ | いいえ | '$LocalEnvironment/Aggregation/Timeout' | メッセージ・ツリー内の、集約タイムアウト値の定義場所。 メッセージ・ツリー内で指定された値は、AggregateControl ノードの「タイムアウト (秒)」プロパティー、および集約構成可能サービスの timeoutSeconds プロパティーをオーバーライドします。 |
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
イベント | いいえ | いいえ | なし | ノードに対して定義したイベントが、このタブに表示されます。 デフォルトでは、メッセージ・フローのどのノードに対してもモニター・イベントは定義されません。 ノードのモニター・イベントを作成、変更、または削除するには、「追加」、「編集」、および「削除」を使用します。詳しくは、モニター・プロパティーを使用したモニター・イベント・ソースの構成を参照してください。 「使用可能」チェック・ボックスを選択またはクリアすることによって、ここに表示されているイベントを使用可能および使用不可に設定できます。 |