サンプルの拡張

このシナリオでは、ACE、GSA、および SA アプリケーションのメッセージ・セットに TLOG 拡張を追加する方法について説明します。 これはまた、メッセージ・セットおよび POSLog XSLT を要件に合わせて変更する場合にも役立つことがあります。 このシナリオでは、カスタム・トランザクション・レコードを TLOG メッセージ・セット内に定義する方法について説明します。

このシナリオで、11_GG という名前のカスタム・トランザクション・レコードが、以下の指定に基づいて TLOG ACE、GSA、および SA メッセージ・セットに定義されます。

    <TransactionRecord Name="11_GG" Description="Custom Transaction Record">
        <TLogField><Name>StringType</Name><Type>PD</Type><Length>1</Length></TLogField>
        <TLogField><Name>SubStringType</Name><Type>Pack</Type><Length>1</Length></TLogField>
        <TLogField><Name>CustomField1</Name><Type>PD</Type><Length>4</Length></TLogField>
        <TLogField><Name>CustomField2</Name><Type>PD</Type><Length>4</Length></TLogField>
        <TLogField><Name>CustomField3</Name><Type>PD</Type><Length>4</Length></TLogField>
        <TLogField><Name>CustomField4</Name><Type>ASCII</Type><Length>4</Length></TLogField>
    </TransactionRecord>
    ** PD - Packed Decimal

TLOG ACE メッセージ・セットでのトランザクション・レコードの定義

TLOG ACE メッセージ・セットにカスタム・トランザクション・レコードを定義するには、以下を行います。

  1. ETTP_TLOG_messages_custom_ACE.mxsd で「エレメントと属性」を選択します。
  2. 「エレメントと属性」を右クリックして、「グローバル・エレメントの追加」を選択します。 「globalElement」という名前の新しいグローバル・エレメントが作成されます。
  3. グローバル・エレメントを「11_GG」に名前変更します。
  4. 「globalElement」のタイプを「複合タイプ」に、「構成」を '' に設定します。
  5. グローバル・エレメントの論理プロパティーおよび物理プロパティーを以下のように設定します。
  6. 仕様に基づいて、トランザクション・レコード内のフィールドを (以下のセクションで説明されているように) 定義します。
  7. エレメント参照を、グループ custom11 内のトランザクション・レコード 11_GG に追加します。

将来 IBM が更新された TLOG ACE メッセージ・セットを出荷する場合でも、カスタム・トランザクション・レコードを再定義する必要はありません。 ETTP_TLOG_messages_custom_ACE.mxsd のコピーを取得して、更新された TLOG ACE メッセージ・セットのメッセージ・セット・フォルダー内にドロップしてください。

TLOG GSA および SA メッセージ・セットでのトランザクション・レコードの定義

TLOG GSA および SA メッセージ・セットにカスタム・トランザクション・レコードを定義するには、以下を行います。

  1. グローバル・エレメントを ETTP_TLOG_messages_IBM_<GSA|SA>.mxsd に追加します。
  2. グローバル・エレメントを「11_GG」に名前変更します。
  3. 「globalElement」のタイプを「複合タイプ」に、「構成」を '' に設定します。
  4. グローバル・エレメントの論理プロパティーおよび物理プロパティーを以下のように設定します。
  5. 仕様に基づいて、トランザクション・レコード内のフィールドを (以下にある次のセクションで説明されているように) 定義します。
  6. エレメント参照を、ETTP_TLOG_messages_IBM_<GSA|SA>.mxsd 内の適切な場所で、トランザクション・レコード 11_GG に追加します。

トランザクション・レコード内のフィールドの定義

TLOG ACE、GSA、および SA メッセージ・セット内のトランザクション・レコードにフィールドを定義するには、以下を行います。

  1. ETTP_TLOG_messages_custom.mxsd 内の「エレメントと属性」の下で、トランザクション・レコード (この場合は 11_GG) を選択します。
  2. トランザクション・レコード 11_GG を右クリックします。
  3. 「ローカル・エレメントを追加」をクリックします。 「localElement」という名前の新しいローカル・エレメントが作成されます。
  4. ローカル・エレメントを名前変更して、それを「CustomField1」に設定します。
  5. ローカル・エレメント「CustomField1」のプロパティーを以下のように設定します。
  6. ステップ 2 から 5 までを繰り返して、トランザクション・レコード 11_GG の残りのフィールド CustomField2、CustomField3、CustomField4 を定義します。

POSLog XSLT の変更

TLOG サンプルでは XSLT のセットを使用して、ACE、GSA、および SA メッセージを POSLog に変換します。 これらの XSLT は、'<Toolkit Workspace>\ETTP_EXAMPLE\XSLT\POSLogV2.1' または '<Toolkit Workspace>\ETTP_EXAMPLE_V1\XSLT\POSLogV1.0' のどちらかにあります。 新しく定義されたトランザクション・レコード/フィールドは、 これらの XSLT が新しいトランザクション・レコード/フィールドを処理するように変更されていなければ、POSLog に変換されません。 ACE、GSA、および SA メッセージのフィールドを対応する POSLog にマップするための、独自の変換規則を作成できます。

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