WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

スケーラビリティーとパフォーマンスのための SAP アダプターの調整

SAP からの同期呼び出しの処理時に遅延がないように、アダプター上のリスナーの数とメッセージ・フローの追加インスタンスの数を構成できます。

始める前に:

以下のステップでは、スケーラビリティーとパフォーマンスを考慮に入れて SAP アダプターを調整する方法について説明します。

  1. WebSphere Adapters を使用してメッセージ・フローをデプロイするで説明されているように、BAR ファイルをデプロイします。
  2. ユーザー・トレースの開始で説明されているように、ユーザー・トレースを開始します。
  3. mqsichangeflowstats コマンドを使用したメッセージ・フローのアカウンティングと統計のデータ収集の開始で説明されているように、アカウンティング・データと統計データの収集を開始します。
  4. 標準的な負荷で SAP プログラムを実行します。
  5. ユーザー・トレースにメッセージ BIP3461 があるか確認します。 このメッセージは、一時点でメッセージ・フロー・スレッドを待っているリスナーの最大数を知らせます。 これは可能な限り小さい数であるのが理想的です。 メッセージ・フロー・スレッドを待つリスナーの数を減らすには、SAPInput ノードか、このノードを含むメッセージ・フローのインスタンスの数を増やします。
  6. メッセージ・フローのアカウンティング・データと統計データを検査します。

また、不必要なデータ変換もパフォーマンスに影響を及ぼします。 パフォーマンスを最大限に高め、また不要なデータ変換を避けるには、SAPRequest ノードに渡されるメッセージに適切なデータ・タイプを含めるようにします。 DataObject ドメインは、SAPRequest ノードによって生成されたメッセージを構文解析するときのデフォルト・ドメインです。 ただし、SAPRequest ノードにデータを渡すときは (例えば MQInput ノードを使用)、異なるドメインを使用することによってパフォーマンスが向上する可能性があります。 例えば、MQInput ノードと共に XMLNSC パーサーを使用して XML メッセージを構文解析します。

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        最終更新: 2015-02-28 17:48:32


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