操作とは、アダプターがアウトバウンド処理中に PeopleSoft Enterprise サーバーに対して実行できる処置です。 一般に、操作の名前は create または update など、アダプターが取る処置のタイプを示しています。
以下の表では、アダプターがサポートする操作が定義されています。
操作 | 定義 |
---|---|
Create | アダプターは PeopleSoft コンポーネントにアクセスし、基本キー・アプリケーション固有の情報セットを持つ属性から値を取得します。 次いでアダプターは、対応するコンポーネント・インターフェースを (ObjectName アプリケーション固有情報に提供される値を使用して) 開きます。 これはコンポーネント・インターフェース内の対応する「Create Keys」に属性値を設定します。 空のコンポーネント・インターフェースが作成され、アダプターはすべてのビジネス・オブジェクト・データをその作成されたコンポーネント・インターフェースにマップします。 データのマッピング時に、アダプターは階層内の単純属性のすべてのデータを送信し、 有効な日付と有効なシーケンスの子レコードを含む、階層内のそれぞれの子オブジェクトに一致する項目を作成します。 |
Retrieve | アダプターは PeopleSoft コンポーネントにアクセスし、基本キー・アプリケーション固有の情報セットを持つ属性から値を取得します。 次いでアダプターは、対応するコンポーネント・インターフェースを (ObjectName アプリケーション固有情報に提供される値を使用して) インスタンス化します。 これはコンポーネント・インターフェース内の対応する「Get Keys」に属性値を設定します。 次いでアダプターは、コンポーネント・データをビジネス・オブジェクト階層にマップします。 子オブジェクトはデータ・マッピングに組み込まれます。 |
RetrieveAll | この操作は、同じ PeopleSoft コンポーネントの複数インスタンスを取得できることを除いては、Retrieve 操作のように機能します。 |
Update | アダプターはオブジェクトを PeopleSoft から取得し、それをターゲット・ビジネス・オブジェクトと比較します。 比較により PeopleSoft に余分の子オブジェクトがあることが明らかになると、アダプターは子を削除します。 比較により PeopleSoft に欠落した子があることが明らかになると、アダプターは子を作成します。 比較により PeopleSoft で更新された子オブジェクトがあることが明らかになると、アダプターはそれらを更新します。 |
Exists | 取得されたデータをビジネス・オブジェクトに取り込まないことを除いては、アダプターは Retrieve 操作と同じ方法で Exist 操作を処理します。 それは、PeopleSoft 内にオブジェクトが存在するかどうかを検査します。 |
Delete | アプリケーション固有のメタデータ・エレメント StatusColumnName および StatusValue に設定された値に基づいて、アダプターはビジネス・オブジェクトを更新して非アクティブにします。 削除操作は、最上位オブジェクトに対してのみ実行できます。 PeopleSoft では、オブジェクトを物理的に削除することはできないので、 非アクティブのオブジェクトが PeopleSoft データベース内に残ります。 |
Apply Changes | この操作は、PeopleSoft コンポーネントを、それに対して実行された操作に基づいて更新します。 サポートされる操作は、作成、更新、および削除です。 |