このパターンを使用する場合に適用される制約は多数あります。
以下のすべての制約を満たす場合にのみ、「WebSphere MQ へのデータ配布 SAP: 一方向 (IDoc 用)」パターンを使用できます。
- WebSphere Adapter for SAP を使用して IDoc を SAP から受け取っています。このパターンは BAPI には適用されません。
- WebSphere MQ キューを使用して、「WebSphere MQ へのデータ配布 SAP: 一方向 (IDoc 用)」フローと IDoc を処理中のフローとの間で通信しています。現在、MQInput ノードだけが IDoc 構文解析をサポートしています。
- パターンでロギング可能化を選択した場合、ログ・メッセージがキューに送られます。
これらのログ・メッセージの処理はこのパターンのスコープ外であるため、実際の組織にとって最も適切な方法でロギング・メッセージを処理する必要があります。
ロギングを選択した場合、ログ・メッセージは永続メッセージとしてロギング・キューに書き込まれるため、パフォーマンスに影響を与えます。
永続メッセージが使われる理由は、監査の目的でロギングが使用されることが想定されるためです。
テスト用または通知用としてのみロギングを使用する場合は、ユーザー定義プロパティー (UDP) LogginOn を構成することにより、実動システムのロギングをオフに切り替えることができます。
- パターンでエラー・メッセージの使用可能化を選択した場合、例外の発生時にエラー・メッセージがキューに送られます。
エラーの監視と修正アクションの実行はこのパターンのスコープ外であるため、実際の組織にとって最も適切な方法でエラー・メッセージを処理する必要があります。
- パターンはロギングおよびエラー・メッセージ用の独自のフォーマットを定義しています。これらは実際の環境での要件を十分に満たすと想定されます。