ODBC または JDBC 接続を使って接続するデータベースについて、これらのステップを完了する必要があります。
以下の作業を行うには、データベース管理者 (DBA) 特権が必要です。
トランザクションのグローバル整合のために DB2 データベース・インスタンスを構成するには、以下のようにします。

Windows および Linux (x86) システムのみ: グローバル整合に関与する各 32 ビット・インスタンスごとに以下のコマンドを実行し、トランザクション処理モニター名 (TP_MON_NAME) を MQ に設定します。 db2 update dbm cfg using TP_MON_NAME MQ
db2stop
db2start

Linux および UNIX システム (Linux (x86) を除く) では、32 ビットまたは 64 ビット・インスタンスに対してこの変数を設定しないでください。
- 十分な接続リソースがあることを確認し、ブローカーがデータベースに接続するために TCP/IP と共用メモリーのどちらを使用するかをブローカー管理者に確認します。
TCP/IP 接続を使用する場合は、データベース使用時の問題の解決で、メッセージ SQL1224N に関するセクションにある例を参照してください。
拡張共用メモリーを使用可能にするには、次のようにします。
- DB2 サーバー上で、以下のコマンドを実行します。
export EXTSHM=ON
db2set DB2ENVLIST=EXTSHM
db2stop
db2start
- ブローカー環境で共用メモリー・サポートが有効になっていることを確認します。 詳しくは、DB2 とのグローバル整合の構成を参照してください。
- 分散プラットフォーム上のブローカーから z/OS® 上の DB2 インスタンスに接続する場合、グローバル整合のサポートが有効になるように DB2 Connect™ を構成する必要があります。 DB2 Connect を使用するデータベースを示す DB2 別名を既に構成済みであることを確認してください。
ブローカーをホストするシステムで以下のタスクを実行します。
- MAX_CONNECTIONS パラメーターの値が MAX_COORDAGENTS パラメーターの値より大きくなるように、次のように DB2 データベース・マネージャーの構成パラメーターを構成して、接続集線装置をオンにします。
db2 update dbm cfg using MAX_CONNECTIONS max_connections_value
ここで、max_connections_value は、MAX_COORDAGENTS パラメーターの既存の値より大きくします。
- ブローカーをホストするシステムの名前として、以下のようにして SPM 名を定義します。
db2 update dbm cfg using SPM_NAME host_name
host_name は、ブローカーをホストするシステムの TCP/IP 名です。
- ブローカーをホストするシステムで、以下のように DB2 を停止後再始動して、変更を適用します。
db2stop
db2start
これで (分散プラットフォーム上の) ブローカーにデプロイされて、z/OS 上の DB2 にアクセスするメッセージ・フローのグローバル整合を使用可能にできるように、DB2 Connect が構成されました。
これで、グローバル整合を行えるように DB2 データベース・インスタンスが構成されました。