WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

mqsichangeflowstats コマンドを使用したメッセージ・フローのアカウンティングと統計のデータ収集の開始

mqsichangeflowstats コマンドを使用すると、アクティブ・ブローカーに対して、メッセージ・フローのアカウンティングと統計のデータ収集をいつでも開始できます。 収集する統計のタイプ、およびデータの送信先を指定することができます。

始める前に:

mqsichangeflowstats コマンドの適切なパラメーターを指定することによって、収集するデータの細分性を選択します。 ブローカーを基に、統計収集を要求しなければなりません。 複数のブローカーで情報を収集する場合には、対応する数のコマンドを送出する必要があります。

メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データの収集を開始するには、次のようにします。

  1. 統計を収集するブローカーを指定します。
  2. 統計を収集するリソースを決めます。 指定したブローカーの特定の実行グループ、またはすべての実行グループの統計を収集できます。
    • 特定の実行グループを指定する場合、特定のメッセージ・フロー、またはそのグループのすべてのメッセージ・フローのデータを記録するよう要求できます。
    • すべての実行グループを指定する場合、すべてのメッセージ・フローを指定する必要があります。
  3. 統計に関連したスレッドを収集するかどうかを決定します。
  4. 統計に関連したノードを収集するかどうかを決定します。 収集する場合には、ノードのターミナルの情報も収集できます。
  5. データ収集を特定のアカウンティング起点に関連付けるかどうかを決定します。 このオプションは、スナップショット・データとアーカイブ・データ、およびメッセージ・フローと実行グループに使用できます。 ただし、使用する場合、起点値を参照先の各メッセージ・フローに設定する必要があります。 関連しているメッセージ・フローが適切な起点 ID を設定するよう構成されていない場合、そのメッセージ・フローに関して収集されるデータは、起点が「無名」と設定された状態で収集されます。

    詳しくは、メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計のアカウンティング起点の設定を参照してください。

  6. ターゲットの宛先を決定します。
    • ユーザー・トレース・ログ (デフォルト設定)。 出力データは、mqsireadlog および mqsiformatlog を使用して処理できます。
    • XML 形式のパブリケーション・メッセージ。 このターゲットの宛先を選択する場合は、以下のトピックをサブスクライバー用に登録します。
      $SYS/Broker/brokerName/StatisticsAccounting/recordType/executionGroupLabel/messageFlowLabel

      ここで、brokerNameexecutionGroupLabel、および messageFlowLabel は、データを受け取るブローカー、実行グループ、およびメッセージ・フローです。recordType は、パブリケーションを受け取るデータ収集のタイプ (スナップショット、アーカイブ、またはスナップショットとアーカイブの両方を受け取る場合の番号記号 (#)) です。 指定するレコード・タイプの値には大/小文字の区別があります。したがって、スナップショット・データの受信を選択する場合は、レコード・タイプを SnapShot に設定してください。

    • z/OS platformSMF (z/OS® の場合のみ)

  7. データ収集のタイプを決定します。
    • スナップショット
    • アーカイブ

    スナップショットおよびアーカイブ・データを同時に収集できますが、別々に構成する必要があります。

  8. 適切なパラメーターを使って mqsichangeflowstats コマンドを入力して、決定内容を反映させます。

    例えば、BrokerA のデフォルトの実行グループのすべてのメッセージ・フローのスナップショット・データをオンにし、メッセージ・フローの基本統計をノード・データに含めるには、次のコマンドを使用します。

    mqsichangeflowstats BrokerA -s -e default -j -c active -n basic    

    z/OS platformz/OS で SDSF を使用する場合には、次のように入力します。

    /F BrokerA,cs s=yes,e=default,j=yes,c=active,n=basic    

    さらに別の例については、mqsichangeflowstats コマンドを参照してください。

このコマンドが正常に完了すると、指定されたリソースのデータ収集が開始されます。

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        最終更新: 2015-02-28 17:45:36


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