データベースを使用して Message Routing サンプルを実行するには、セットアップの一環としてサンプル・データが追加された表を持つデータベースが必要です。 データベースの ODBC 定義も必要で、データベースへのアクセス時に使用するユーザー ID とパスワードを使用してブローカーを構成する必要があります。
データベース環境をセットアップするには、以下のタスクを実行します。
ご使用のデータベース・マネージャーに該当する手順に従ってください。
mqsisetdbparms コマンドを使用して、ブローカーが ROUTING データ・ソースで使用するユーザー ID とパスワードを指定します。 このユーザー ID は、前のステップでデータベースを作成したときに使用したユーザー ID と同じでなければなりません。 ユーザー ID によってデータベース・スキーマ名が決まり、ブローカーは表へのアクセス時にこの同じユーザー ID を使用する必要があります。 例えば、ユーザー ID が USERID である場合、ROUTING_TABLE 表名の完全修飾名は USERID.ROUTING_TABLE です。
mqsisetdbparms MB8BROKER -n ROUTING -u <user ID> -p <password>
mqsireload MB8BROKER -e MessageRoutingSampleUsingDatabase
FileRead ノードを構成するときは、ファイルの読み取りを行うディレクトリーを設定する必要があります。絶対パスまたは相対パスを設定できます。相対パスを設定する場合は、ブローカーのディレクトリー・ルートを設定する必要があります。ディレクトリー・ルートを設定するには、環境変数 MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY を設定します。
このサンプルを実行するには、環境変数を以下のように設定します。
この資料のこれ以降では、環境変数を指定されたとおりに設定していると想定します。
ファイルを使用することにより Message Routing サンプルをセットアップするには、次のようにします。
SET MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY=c:\MQSIFileRead
export MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY="/tmp/MQSIFileRead"