バージョン 6.1 ブローカーを分散オペレーティング・システム上の同じコンピューターの バージョン
8.0 にマイグレーションするには、以下の手順を実行します。
- バージョン 6.1 と同じコンピューター上で WebSphere Message
Broker バージョン
8.0 をインストールします。 少なくともブローカー・コンポーネントをインストールしてください。他のコンポーネントはオプションです。 このインストールのための新しい場所を指定する必要があります。
- WebSphere Message
Broker Toolkit バージョン 6.1 を開いて、ドメイン構成からブローカーを除去します。
- バージョン 6.1 ブローカーに接続されているチャネルをすべて停止します。
- バージョン 6.1 コマンド環境を開き、mqsistop コマンドを使用してバージョン 6.1 ブローカーを停止します。
- オプション: メッセージ・フローが ODBC 接続を使用してユーザー・データベースにアクセスする場合は、ODBC 定義を バージョン
8.0 形式に更新します。マイグレーション時の ODBC 定義の更新を参照してください。
- 正しい バージョン
8.0 コマンド環境をセットアップします。
- mqsimigratecomponents コマンドを実行して、ブローカーをマイグレーションします。 以下に例を示します。
mqsimigratecomponents Broker1
すべての構成データがバージョン 6.1 ブローカー・データベースから取得されます。 バージョン 6.1 ブローカーのデフォルトのユーザー ID とパスワードを mqsicreatebroker コマンドの -u および -p パラメーターを使用して設定していた場合、これらの値はブローカーとともにマイグレーションされます。 バージョン
8.0 ブローカーのこれらの値を、mqsisetdbparms コマンドを使用して変更できます。
- AIX®、Linux (x86-64)、および Solaris (SPARC) システムでは、32 ビットと 64 ビットの両方のサポートから 64 ビットのサポートのみに変更されました。 32 ビットの実行グループは 64 ビットに変換されます。 これらのシステムでは、64 ビットのライブラリーおよびデータベース用に 64 ビットの ODBC 構成が必要です。
- 既存の C/C++ ユーザー定義ノード、パーサー、および出口が 32 ビットのみの場合は、それらを 64 ビットに再コンパイルします。
- 以下のコマンドを使用して、これらの再コンパイルされた拡張機能を指し示すようにブローカーを構成します。
mqsichangebroker -l userLilPath -x userExitPath
userLilPath では、1 つ以上の LIL ファイルのパスを定義し、userExitPath では、1 つ以上のユーザー出口プログラムのパスを定義します。
すべてのシステムで、環境変数に対して以下の変更が行われました。
以前のバージョン |
バージョン
8.0 |
MQSI_LILPATH64 および MQSI_LILPATH32 |
MQSI_LILPATH |
MQSI_USER_EXIT_PATH64 および MQSI_USER_EXIT_PATH |
MQSI_USER_EXIT_PATH |
MQSI_SECURITY_PROVIDER_PATH64 および MQSI_SECURITY_PROVIDER_PATH32 |
MQSI_SECURITY_PROVIDER_PATH |
これらの環境変数を設定するカスタム・プロファイルをすべて更新します。
- すべての追加カスタム環境設定 (MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY など) を以前の環境からバージョン
8.0 の環境にコピーします。
- mqsistart コマンドを使用して、バージョン
8.0 ブローカーを開始します。
マイグレーションを完了したら、マイグレーション後に実行できるタスクに関する情報についてマイグレーション後のタスクの実行のタスクを参照してください。