WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

cciUserDebugTraceW

cciUserDebugTraceW を使用して、 ユーザー・トレースがデバッグ・レベルでアクティブのときに、 メッセージ・カタログからのメッセージ (挿入あり) をユーザー・トレースに書き込みます。 サービス・トレースがアクティブである場合、メッセージはサービス・トレースにも書き込まれます。

ユーザー・トレースがデバッグ・レベルでアクティブではない場合、 サービス・トレースが何らかのレベルでアクティブなら、エントリーはサービス・トレースに書き込まれます。

構文

void cciUserDebugTraceW(
  int*           		returnCode,
  CciObject*     		object,
  const CciChar* 		messageSource,
  int            		messageNumber,
  const CciChar* 		traceText,
  ...
);

パラメーター

returnCode
関数からの戻りコードを受け取ります (出力)。 NULL ポインターを入力すると、ユーザー定義ノードがエラーを処理しないことを示します。 この呼び出しの実行時にスローされた例外は、フロー内の次のアップストリーム・ノードに対して再度スローされます。 入力が NULL でない場合、出力は呼び出しの成功状況を示します。 実行時に例外が発生する場合、出力時に *returnCode が CCI_EXCEPTION に設定されます。 CciGetLastExceptionData を呼び出すと、例外の詳細が提供されます。
object
トレース・エントリーに関連付けられるオブジェクトのアドレス (入力)。 このオブジェクトは CciNode* または CciParser* となります。 CciNode* である場合には、そのノードの名前がトレースに書き込まれます。 CciParser* である場合には、パーサーを作成したノードの名前がトレースに書き込まれます。 このオブジェクトは、エントリーをトレースに書き込むかどうかを決定するためにも使用されます。 エントリーは、ノードにおいてトレースがアクティブである場合にのみ書き込まれます。 現行では、ノードはメッセージ・フローからトレース設定を継承します。
このパラメーターが NULL の場合は、実行グループのトレース・レベルが戻されます。
messageSource
Windows メッセージ・ソースまたは Linux および UNIX メッセージ・カタログを識別するストリング (入力)。 トレースをフォーマット設定する場合は、このカタログの NLS バージョンからのメッセージが書き込まれます。 使用されるロケールは、トレースをフォーマット設定する環境のロケールです。 あるタイプのオペレーティング・システムでブローカーを実行し、そのオペレーティング・システムでログを読み、それから別のオペレーティング・システムでそのログをフォーマット設定することができます。 例えば、ブローカーを Linux または UNIX で実行しているものの、 そこには使用可能な .cat ファイルがない場合、 ユーザーはログを読んでからそれを Windows に転送し、 .properties ファイルを使ってログをフォーマット設定できるかもしれません。
このパラメーターが NULL の場合は、空ストリングを指定したときと同じ結果になります。 すなわち、他のすべての情報がログに書き込まれ、カタログ・フィールドには空ストリング値が入ります。 そのためログ・フォーマッターは、メッセージ・ソースを検出することができません。 その結果、ログ・フォーマッターはこのエントリーのフォーマット設定に失敗します。
messageNumber
指定された messageSource 内のメッセージを識別する数値 (入力)。 この messageNumber に対応するメッセージが messageSource に入っていない場合、ログ・フォーマッターはこのエントリーのフォーマット設定に失敗します。
traceText
NULL で終了する、文字のストリング (入力)。 このストリングはサービス・トレースに書き込まれます。これによって、トレース・エントリーと、ソース・コードの中でたどってきたパスとを容易に相関させることができます。 例えば、トレースに書き出されたメッセージは同じでも (messageSource および messageNumber)、コードの中でたどってきたパスは何通りかあるかもしれません。 traceText を使用すると、これらの異なるパスを区別することができます。 つまり、traceText ストリングは、ソース内の静的なリテラル・ストリングになります。したがって、同じストリングが、ソース・コード・ファイルとフォーマット設定されたトレース・ファイルの両方に存在することになります。
...
メッセージに付随する任意のメッセージ挿入を含む C 変数引数リスト (入力)。 これらの挿入は文字ストリングとして扱われ、変数引数はタイプが pointer to CciChar (CciChar へのポインター) であると見なされます。
このリストの最後の引数は、(Ccichar*)0 でなければなりません

戻り値

なし。 エラーが発生した場合、returnCode パラメーターがエラーの理由を示します。

const CciChar*   myMessageSource=CciString("SwitchMSG",BIP_DEF_COMP_CCSID);
CciNode*         thisNode = ((NODE_CONTEXT_ST*)context)->nodeObject;
const CciChar*   traceText = CciString("Found an element name and value",
                                       BIP_DEF_COMP_CCSID);

cciUserDebugTraceW(&rc,
                   (CciObject*)thisNode,
                   myMessageSource,
                   2,
                   traceText,
                   elementName,
                   elementValue,
                   (CciChar*)0);
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:48:10


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