デバッガーの開始および停止時に発生する問題の解決
以下のアドバイスを使用して、メッセージ・フローのデバッグ時に生じる可能性のある共通問題の解決に役立ててください。
デバッガーを開始する際に「通信待ち」進行状況表示バーがエンドレスで表示される
デバッガーが停止している
- シナリオ: メッセージ・フローをデバッグしており、ブレークポイントを検出した後も継続します。 しかし、何も起こらず、
1 分ほど経過するとデバッガーが通信待ちであることを示す進行状況表示バーが現れます。
- 説明: この状況は、以下の理由で生じることがあります。
- メッセージ・フローが、巨大なデータベースの照会といった、多くの時間のかかる操作を検出した場合には、フローがアクションを完了するのを待機する必要があります。
- ブローカーが終了したか、または他の異常な状態が生じたために通信が失われました。 この場合、
「キャンセル」をクリックしてデバッグ・セッションを停止します。
デバッグ・セッションを起動できないことを示すエラー・メッセージが表示される
- シナリオ: 新規のデバッグ・セッションを再起動または起動しようとしましたが、緑の「デバッグ」アイコン
をクリックすると、以下のエラー・メッセージが表示されます。このデバッグ・セッションを起動できません。
- 説明: 「デバッグ」をクリックすると、最後のデバッグ・セッションが再起動されます。 以前にデバッグ・セッションを作成していない場合、これは失敗します。 以前にデバッグ・セッションに接続されていたブローカーおよび実行グループがもはや実行していないか、または再始動された場合にも失敗します。ブローカーおよび実行グループの処理インスタンスを再選択せずに、セッションに再接続することはできません。
- 解決策:
- エラー・メッセージを閉じて、「デバッグ」アイコンのすぐ右にある矢印をクリックします。
- メニューの「デバッグ」をクリックして、以前のデバッグ起動構成を選択することによって、以前のデバッグ起動構成からブローカーおよび実行グループ情報を再選択または変更します。 詳しくは、実行グループへのフロー・デバッガーの接続を参照してください。
メッセージ・マップをアプリケーション、ライブラリー、または
メッセージ・ブローカー・プロジェクトにコピーするとエラーが生成される
- シナリオ: メッセージ・マップをアプリケーション、ライブラリー、またはメッセージ・ブローカー・プロジェクトにコピーしていて、タスク・リストにエラーが表示されています。
- 説明: アプリケーション、ライブラリー、またはメッセージ・ブローカー・プロジェクトの参照設定が正しくないのに、メッセージ・マッピングをコピーしてしまいました。
- 解決策: コピー後すぐにプロジェクト参照をリセットしても、このエラーはタスク・リストに残ります。 そのため、アプリケーション、ライブラリー、またはメッセージ・ブローカー・プロジェクトのクリーン・ビルドを実行しなければなりません。