メイン・メッセージ・フローの作成

Security Identity Propagation サンプルのメイン・メッセージ・フローが提供されていますが、メッセージ・フローを独自に作成したい場合には、以下の手順を使用します。

  1. SecurityIdentitySampleFlowProject という名のメッセージ・フロー・プロジェクト中に、SecurityIdentitySampleFlow という新規メッセージ・フローを作成します。 手順については、WebSphere Message Broker 資料の メッセージ・フローの作成を参照してください。
  2. メッセージ・フロー・エディターで、次の表にリストされているノードを追加して名前変更します。 手順については、WebSphere Message Broker 資料の ノードの追加を参照してください。
    パレット・ドロワー ノード・タイプ ノード名
    WebSphere MQ MQInput MQ_ID
    WebSphere MQ MQOutput MQ_ID Output
    WebSphere MQ MQInput MSG_ID
    WebSphere MQ MQOutput MSG_ID Output
    HTTP HTTPInput HTTP_ID
    HTTP HTTPReply HTTP_ID Output
  3. サブフローをメイン・メッセージ・フローに追加します。
    1. メッセージ・フロー・エディターに SecurityIdentitySampleFlow.msgflow が表示されていることを確認してください。
    2. メッセージ・フロー・エディターを右クリックして、「サブフローの追加」をクリックします。
    3. 「サブフローの追加」ウィンドウで、SecurityIdentitySampleFlowProject プロジェクトを拡張し、SecurityIdentitySubFlow.msgflow を選択します。
    4. 「OK」をクリックします。サブフローを表す SecurityIdentitySubFlow という名前のノードが、メッセージ・フロー・エディターに追加されます。
    5. このサブフロー・ノードの名前を SecurityIdentitySubFlow1 に変更してください。
  4. キャンバスにサブフローのコピーをさらに 2 つ追加するために、ステップ 4 を 2 度繰り返してください。
  5. 各 Input ノードの出力が、サブフローを介して対応する出力ノードに接続されるようにノードを接続してください。 手順については、WebSphere Message Broker 資料の ノードの接続を参照してください。
    ノードが正しく接続されたかどうかを確認するには、Security Propagation サンプルについてのダイアグラムを参照してください。
  6. 次の表に示されているように、ノードのプロパティーを構成します。この表に代替値が示されていなければ、すべてのプロパティーに関してデフォルト値を受け入れます。 手順については、WebSphere Message Broker 資料の メッセージ・フロー・ノードの構成を参照してください。
    ノード名 ページ プロパティー
    MQ_ID 基本 キュー名 SECURITYIDFROMMQIN
    入力メッセージ構文解析 メッセージ・ドメイン XMLNSC
    MSG_ID 基本 キュー名 SECURITYIDFROMMSGIN
    入力メッセージ構文解析 メッセージ・ドメイン XMLNSC
    セキュリティー ID トークンのタイプ Username + password
    ID トークンの位置 $Body/Envelope/Body/MessageIdentity/Username
    ID パスワードの位置 InputRoot.XMLNSC.Envelope.Body.MessageIdentity.Password
    位置によって発行される ID $Body/Envelope/Body/MessageIdentity/IssuedBy
    HTTP_ID 基本 パス接尾部 /Security/IdentityFromHttp
    入力メッセージ構文解析 メッセージ・ドメイン XMLNSC
  7. メッセージ・フローを保存します。

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