WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

SAPConnection 構成可能サービス

SAPConnection 構成可能サービスの、変更するオブジェクトとプロパティーを選択します。

SAPConnection 構成可能サービスの場合、プロパティー値の変更を有効にするには、実行グループを停止して、開始する必要があります。

各ブローカーに対して作成された、提供されている構成可能サービス 定義済みの各構成可能サービスのプロパティー プロパティーの説明

なし

applicationServerHost

アダプターがログオンするアプリケーション・サーバー・ホストの IP アドレスまたは名前を指定します。このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーは必須です。値は有効な SAP サーバー・ホスト名または IP アドレスに設定する必要があります。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

assuredOnceDelivery

インバウンド・イベント用に確実一回のみ送達を提供するかどうかを指定します。 このプロパティーは、.inadapter ファイルにのみ適用されます。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter ファイルによって制御されることを示します。

client

アダプターが接続する SAP システムのクライアント番号。 このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーは、範囲が 000 から 999 の 3 桁の整数である、必須の SAP クライアント番号に設定します。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

connectionIdleTimeout

接続のタイムアウト値 (秒数) を指定します。アイドル状態の時間がその秒数を超えると、WebSphere® Message Broker は、接続プールを効率的に維持するためにその接続を閉じます。 このプロパティーのデフォルト値は、0 (ゼロ) 秒です。その場合、タイムアウトは発生しません。

SAP に対する新しい接続は、別のユーザー ID で開かれるので、ID 伝搬を使用する場合は、このプロパティーをゼロに設定しないでください。

gatewayHost

SAP ゲートウェイのホスト名。 このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーは必須ではありません。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

gatewayService

RFC サービスを実行するゲートウェイ・ホスト上のゲートウェイ ID。 このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーは必須ではありません。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

このプロパティーは、SAP サーバーへの TCP/IP 接続を確立する際にブローカーが使用するポート番号を制御します。 このプロパティーは、以下のいずれかの値に設定します。
  • サービスの名前。SAP ゲートウェイが listen するポートに対応するポート番号で、サービス (/etc/services または C:¥Windows¥System32¥drivers¥etc¥services) で定義する必要があります
  • ポート番号
通常、gatewayService プロパティーの名前とその対応するポート番号は、システム番号によって異なります。 ゲートウェイ・サービス名は通常 sapgwXX となり、ポート番号は 33XX となります。XX はシステム番号です。 例えば、システム番号が 01 の場合、以下のいずれかの状態が当てはまります。
  • etc/services ファイルには通常『sapgw01 3301/tcp』という行が定義されているので、その場合には、この構成可能サービスの gatewayService プロパティーは sapgw01 に設定されます。
  • このサービスが etc/services ファイルに定義されていないと、この構成可能サービスの gatewayService プロパティーは 3301 に設定されます。

loadBalancing

メッセージ・サーバーまたはアプリケーション・サーバーの接続方法を指定します。 このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーは true または false に設定することができます。

applicationServerHost プロパティーで指定したアプリケーション・サーバーに直接接続する場合は、このプロパティーを false に設定します。 このプロパティーを false に設定すると、logonGroup、messageServer、および SAPSystemID プロパティーは無視されます。

logonGroupmessageServer、および SAPSystemID プロパティーを使用してメッセージ・サーバーに接続する場合は、このプロパティーを true に設定します。 このプロパティーを true に設定すると、.inadapter または .outadapter ファイルで構成された値が、この構成可能サービスで指定変更されている場合を除いて使用されます。 これらのプロパティーのいくつかが構成可能サービスで指定変更されている場合、それらが使用されて、その他のプロパティーは .inadapter または .outadapter ファイルから取得されます。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

logonGroup

トランザクション SMLG で定義され、ログオン・ロード・バランシング用に共にリンクされたアプリケーション・サーバー・インスタンスのグループ名。 このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーは、任意のストリング に設定することができます。 デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

MessageServerHost

メッセージ・サーバーが稼働しているホストの名前を指定します。このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

numberOfListeners

.inadapter コンポーネントによって SAP に確立される RFC 接続の数。 この番号は、アダプターで並行処理できる、SAP からの RFC または tRFC 呼び出しの最大数に対応します。 このプロパティーは、.inadapter ファイルにのみ適用されます。

numberOfListeners プロパティーを 1 に設定すると、リスナー数が、メッセージ・フロー内の追加インスタンス数と一致します。 このプロパティーを 1 以外の値に設定すると、その値はリスナーの数を表します。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter ファイルによって制御されることを示します。

retryConnectionOnStartup

SAPInput ノードがデプロイされたか、ブローカーまたは実行グループが開始された際に SAP システムに接続できなかった場合に、 再試行サイクルに入るかどうかを指定します。 このプロパティーは、.inadapter ファイルにのみ適用されます。

このプロパティーを false に設定すると、接続できなかった場合は、デプロイメントは失敗します。 それ以外の場合は、デプロイメントは成功し、アダプターはバックグラウンドで接続を再試行します。 ユーザー・トレースは、これらの試行の状況をレポートします。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter ファイルによって制御されることを示します。

retryInterval

イベント・リスナーの再始動を試行する時間間隔 (ミリ秒単位) を指定します。このプロパティーは、.inadapter ファイルにのみ適用されます。

このプロパティーは、正整数に設定することができます。 デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter コンポーネントによって制御されることを示します。

retryLimit

アダプターがイベント・リスナーの再始動を試行する回数を指定します。このプロパティーは、.inadapter ファイルにのみ適用されます。

このプロパティーは、正整数に設定することができます。 デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter ファイルによって制御されることを示します。

RFCTraceLevel

グローバル・トレース・レベルを指定します。このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーは必須ではありません。
  • この値を 1 に設定すると、SAP JCo Java™ API ロギングが実行されます。
  • この値を 3 に設定すると、SAP JCo JNI API ロギングが実行されます。
  • この値を 5 に設定すると、エラー診断ロギングが実行されます。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

RFCTracePath

RFC トレース・ファイルの書き込み先フォルダーへの完全修飾ローカル・パスを設定します。このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーは、RFCTraceOn プロパティーが true に設定されている場合にのみ必須です。 デフォルトでは、このプロパティーの値は空ストリングであるため、RFCTraceOn が true に設定されると、RFCTracePath に有効なパスを設定する必要があります。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

RFCTraceOn

各イベント・リスナーの RFC アクティビティーの詳細を示すテキスト・ファイルを生成するかどうかを指定します。 このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーは必須ではありません。 RFC トレースを使用可能にするには、このプロパティーを true に設定します。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

rfcProgramID

アダプターが SAP ゲートウェイに登録するリモート関数呼び出し ID。 このプロパティーは、.inadapter ファイルにのみ適用されます。

このプロパティーの値は、SAP で登録されている RFC プログラム ID (トランザクション SM59) と一致しなければなりません。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter ファイルによって制御されることを示します。

SAPSystemID

ログオン・ロード・バランシングが許可されている SAP システムのシステム ID を指定します。このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

sharedTidStoreClientDefinitionFile

イベント・ストアのキュー・マネージャーに接続するときに使用するクライアント定義表の URL。 このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

sharedTidStoreQmgr

tRFC イベントの状況を格納するためのキュー・マネージャーの名前。 このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーを設定すると、それぞれ別々のブローカーのアダプターが「1 回きり」というサービス品質を保持しながら、同じストアを共用し、同じ RFC プログラム ID を使用して IDoc を処理することが可能になります。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

systemNumber

SAP アプリケーション・サーバーのシステム番号。 このプロパティーは、.inadapter および .outadapter ファイルに適用されます。

このプロパティーは必須ではありません。 このプロパティーは、範囲が 00 から 99 の 2 桁の整数である、必須の SAP システム番号に設定します。

デフォルト値は空ストリングです。これは動作が .inadapter または .outadapter ファイルによって制御されることを示します。

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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:23


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