どの XML ファイルを使用するかを着信メッセージのフィールドから判別し、メッセージをファイルの内容と結合します。
始める前に: FileRead ノードが読み取ることができる、ブローカーから見てローカルなファイル・システムにファイルを置きます。 以下に示すのは、ファイル内容の一例です。
<Data>Purchase details</Data>
この例では、データ・タグ内のデータの内容が着信メッセージに挿入されます。 任意の有効な XML 構造をこのセクションに追加できます。
ファイルへのパスはメモしておいてください。 例えば、
c:¥temp¥FileRead¥task3.xml や /tmp/FileRead/task3 などです。
ブローカーのキュー・マネージャー上に以下のキューを作成します。
- FILEREAD.TASK3.IN1
- FILEREAD.TASK3.OUT1
ノードの構成方法に関する詳細な情報は、WebSphere® Message
Broker Toolkit で、ノードのプロパティー・パネルに示されています。
- MQInput ノード、FileRead ノード、および MQOutput ノードを含むメッセージ・フローを作成します。
- ターミナルを次のように接続します。
- MQInput ノードの out ターミナルを、FileRead ノードの in ターミナルにつなぎます。
- FileRead の out ターミナルを、MQOutput ノードの in ターミナルにつなぎます。
- 以下のように、MQInput ノードを構成します。
- 「基本」パネルで、「キュー名」を FILEREAD.TASK3.IN1 に設定します。
- 「入力メッセージの構文解析」パネルで、「ドメイン」を XMLNSC に設定します。
- 以下のように、FileRead ノードを構成します。
- 「基本」パネルで、ディレクトリーとファイル名を、XML ファイルを参照するように設定します。 例えば、c:¥temp¥FileRead および task3.xml、
または /tmp/FileRead および task3 などです。
- 以下のように、「結果」パネルを構成します。
- 「結果」データの位置を $ResultRoot/XMLNSC/Data に設定します。
- 「出力」データの位置を $InputRoot/XMLNSC/Data に設定します。
- 以下のように、「入力メッセージの構文解析」パネルを構成します。
- 「ドメイン」を XMLNSC に設定します。
- 以下のように、MQOutput ノードを構成します。
- 「基本」パネルで、「キュー名」を FILEREAD.TASK3.OUT1 に設定します。
- メッセージ・セットおよびメッセージ・フローをデプロイします。
- 「ディレクトリー」および「名前」フィールドがファイルの正しい場所を示すように変更してから、
次の XML メッセージをキュー FILEREAD.TASK2.IN1 に入れます。
<Invoice>
<Directory>c:¥temp¥FileRead</Directory>
<Name>task2.xml</Name>
<Data/>
</Invoice>
ブローカーはメッセージをキュー FILEREAD.TASK3.OUT1 に経路指定して、
データをファイルから出力メッセージの「データ」フィールドに挿入します。
<Invoice>
<Directory>c:¥temp¥FileRead</Directory>
<Name>task2.xml</Name>
<Data>Purchase details</Data>
</Invoice>