ESQL がその関数をカスタマイズする必要のあるノード (Compute、 Database、DatabaseInput、および Filter ノード) をメッセージ・フローに含めるときは、そのカスタマイズを提供する ESQL ステートメントを ESQL ファイルの ESQL モジュールにコーディングしなければなりません。 複数のモジュールに対して同じ ESQL ファイルを使用できます。
背景情報については、ESQL の概要を参照してください。
オプション: ESQL ファイルを作成する前に、アプリケーション、ライブラリー、またはメッセージ・ブローカー・プロジェクトを作成できます。 または、ESQL ファイルの作成時に、包含プロジェクトを作成できます。
ESQL ファイルは、ファイル・システムまたは共有リポジトリーに保管されます。ファイル・システムを使用する場合、ローカル・ファイル・システムまたは共用ドライブを使用することができます。 リポジトリー内にファイルを保管する場合、Eclipse によってサポートされる使用可能なリポジトリー (CVS など) を使用できます。
ESQL ファイルを作成するには、以下の手順を完了します。
ESQL ファイルがエディターで開きます。ここでファイルを編集した後、保存できます。 「ブローカー開発」ビューにおいて、ESQL ファイルが、それを含むアプリケーション、ライブラリー、またはメッセージ・ブローカー・プロジェクトの ESQL フォルダーの下に表示されます。
ESQL ファイルは、自動的に作成することもできます。 Compute、Database、DatabaseInput、または Filter ノードを右クリックして、「ESQL のオープン」をクリックすることができます。 適切なプロパティーで識別されるモジュールがブローカー・スキーマにまだ存在しない場合、モジュールが自動的に作成されます。 このモジュールは、<message_flow_name>.esql ファイルと同じプロジェクトの、同じブローカー・スキーマ内のファイル <message_flow_name>.msgflow 内に作成されます。 その ESQL ファイルが既に存在しない場合には、それも作成されます。
単一の ESQL ファイルの内容には、メッセージ・フローおよびノードとの特定の関係はなにもありません。 どのファイルにどのモジュールが作成されるかは、ご自分で決定します (上記の説明のように、適切なプロパティーで識別される特定のモジュールがデフォルトでファイル <message_flow_name>.esql に作成される場合以外)。 各ファイルの ESQL のサイズおよび複合度をモニターし、表示や管理が困難になった場合、そのファイルを分割します。
再使用可能なサブルーチンを (ブローカー・スキーマのレベルで) ESQL ファイルで作成する場合、これらのルーチンを別のプロジェクト内の ESQL モジュールから参照したいことがあるでしょう。 ルーチンを参照するには、サブルーチンを実行するプロジェクトが、それらを含む ESQL ファイルの定義場所であるプロジェクトに依存することを指定します。 2 番目のプロジェクトを作成するときにこの動作を指定できます。あるいは、プロジェクト参照を作成できます。ライブラリー参照の追加と除去を参照してください。