HTTP ノードと SOAP ノードはどちらも、Web サービスとの対話に使用できます。 SOAP ベースの Web サービスで作業しているときには、通常 SOAP ノードを使用します。
SOAP ベース Web サービスの場合に、HTTP トランスポート・ノードおよび XMLNSC メッセージ・ドメインの代わりに SOAP ノードおよび SOAP メッセージ・ドメインを使用すると、いくつかの利点が生じます。
- WS-Addressing、WS-Security、および SOAP ヘッダーのサポート。
- ビット・ストリーム・フォーマットにとらわれない共通の SOAP 論理ツリー・フォーマット。
- WSDL に照らし合わせた実行時の検査。
- SOAP with Attachments (SwA) の自動処理。
- Message Transmission Optimization Mechanism (MTOM) の自動処理。
HTTP ノードは SwA メッセージを処理することができますが、MIME メッセージ・ドメインを使用し、添付ファイルを明示的に処理するようにフローを設計し、さらにカスタム・ロジックを使って SOAP を抽出および構文解析する必要があります。
HTTP ノードを使用する方が良い、以下のようなケースが挙げられます。
- 1 つの要求ノードが複数の SOAP 要求と複数の WSDL からの応答を処理するようなメッセージ・フロー。
- 異なる規格 (例えば REST や XML-RPC) を使用する Web サービスと対話するメッセージ・フロー。
- WS-Addressing、WS-Security、SwA、または MTOM を全く使用しないメッセージ・フロー。