SWIFT サンプルの実行
テスト・メッセージを SWIFT メッセージ・フローに入れます。
入力メッセージ
SWIFT サンプルには、次に示す 4 個のテスト・メッセージが含まれています。
- 103_0001.mbtest
- 103_0002.mbtest
- 103_0003.mbtest
- 103_missing_SW20.mbtest
これら 4 つの入力メッセージは、すべて MT103 Single Customer Credit Transfer メッセージです。
最初の 3 個の入力メッセージは有効なものです。
4 番目の入力メッセージは、SW20 フィールドが欠落しており、無効なメッセージです。
サンプルの実行
サンプルを実行するには、入力キューにメッセージを入れ、出力キューからメッセージを取得することが必要です。
テスト・クライアントのデキュー・セクションを使用して、出力キューからメッセージを取り出すことができます。
想定した出力キュー内にメッセージがない場合、出力キューの名前を、障害キューの名前に変更します。
以下の手順を実行して、このサンプルを実行します。
- 入力メッセージのいずれかを SWIFT_TO_XML_IN キューに入れます。
- 「ブローカー開発」ビューで、「SWIFT」メッセージ・フロー・プロジェクトを展開します。.mbtest ファイルの 1 つをダブルクリックして、テスト・クライアントでこれを開きます。
- テスト・クライアントで、「エンキュー」をクリックします。
- 「メッセージの送信」をクリックします。.mbtest ファイル内のメッセージがキューに書き込まれます。
SWIFT_TO_XML_IN キューにメッセージを入れると、最初のメッセージ・フロー (VALIDATINGSWIFT2XML.msgflow と呼ばれる) の SWIFT_TO_XML_IN MQInput ノードによりそのメッセージが解析され、メッセージ・セットと照らし合わせて検証されます。
- そのメッセージが有効な SWIFT メッセージなら、それは Compute ノードに渡されます。このノードは、SWIFT メッセージを XML メッセージに変換します。
次に Compute ノードは、そのメッセージを SWIFT_TO_XML_OUT MQOutput ノードに渡します。そこでメッセージは SWIFT_TO_XML_OUT キューに入れられます。
- メッセージが有効な SWIFT メッセージでないなら、そのメッセージは SWIFT_FAIL ノードに渡され、それによって SWIFT_FAIL キューに入れられます。
- 次のように、「デキュー」を使用して SWIFT_TO_XML_OUT キューから変換後のメッセージを取り出します。
- テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。
- 「メッセージの取得」をクリックして、「SWIFT_TO_XML_OUT 」キューからメッセージを読み取ります。
- 「詳細プロパティー」の下で「ソース」が選択されていることを確認します。「ソース」ペイン内のメッセージの内容を右クリックし、「すべて選択」をクリックします。
- 「ソース」ペインでメッセージの内容を右クリックし、「コピー」をクリックしてメッセージをコピーします。
- テスト・クライアントを使用して、ステップ 2 でコピーしたメッセージを XML_TO_SWIFT_IN キューに入れます。
- テスト・クライアントで、「エンキュー」をクリックします。
- 「ソース」ペインでソース・メッセージを右クリックして、「すべて選択」をクリックします。
右クリックして「貼り付け」 を選択し、既存のソース・メッセージを置き換えます。
- 「キュー名」フィールドに、XML_TO_SWIFT_IN を入力します。
- 「メッセージの送信」をクリックして、コピーしたメッセージをキューに入れます。
メッセージを XML_TO_SWIFT_IN キューに入れると、
第 2 のメッセージ・フロー (VALIDATINGXML2SWIFT.msgflow という) の XML_TO_SWIFT_IN MQInput ノードによりそのメッセージが解析され、
メッセージ・セットと照らし合わせて検証されます。
- そのメッセージが有効な XML メッセージなら、それは Compute ノードに渡されます。このノードは、XML メッセージを SWIFT メッセージに変換します。
次に Compute ノードは、そのメッセージを XML_TO_SWIFT_OUT MQOutput ノードに渡します。そこでメッセージは XML_TO_SWIFT_OUT キューに入れられます。
- メッセージが有効な XML メッセージでないなら、そのメッセージは SWIFT_FAIL ノードに渡され、それによって SWIFT_FAIL キューに入れられます。
- テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。
- 「キュー名」フィールドに、XML_TO_SWIFT_OUT を入力します。
- 「メッセージの取得」をクリックし、XML_TO_SWIFT_OUT キューからメッセージを取り出します。これでメッセージは SWIFT メッセージになりました。
SWIFT_TO XML_OUT または XML_TO_SWIFT_OUT キューにメッセージが見つからない場合は、WebSphere Message Broker 資料の サンプル実行時の問題の解決を参照してください。
メッセージはまだ入力キュー、SWIFT_FAIL キュー、またはいずれかのシステム・キューにある可能性があります。
103_missing_SW20.mbtest メッセージ
SW20 フィールドがメッセージにないため、103_missing_SW20.mbtest メッセージを最初のメッセージ・フローに入れると、SWIFT_TO_XML_IN MQInput ノードでの検証に失敗します。
SWIFT_TO_XML_IN MQInput ノードは、メッセージを SWIFT_FAIL キューに入れます。
詳しくは、WebSphere Message Broker 資料の TDS 業界標準の形式を参照してください。
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