FileInput ノードまたは FileOutput ノードによって正常に処理されたファイルは、オプションで入力ディレクトリーまたは出力ディレクトリーの mqsiarchive サブディレクトリーに移動できます。
FileInput ノードの入力ディレクトリーには、mqsiarchive というサブディレクトリーがあります。 また、FileOutput ノードの出力ディレクトリーにも、mqsiarchive というサブディレクトリーがあります。 アーカイブは、FTEOutput および FTEInput ノードでは使用可能になっていません。
FileInput ノードでファイルが正常に処理された場合、その FileInput ノードの「正常処理時のアクション」プロパティーが「アーカイブ・サブディレクトリーに移動」または「タイム・スタンプを追加してアーカイブ・サブディレクトリーへ移動」に設定されていれば、そのファイルは mqsiarchive サブディレクトリーに移動されます。
mqsiarchive サブディレクトリーにある既存のファイルを上書きするには、「重複アーカイブ・ファイルの置換」チェック・ボックスを選択します。 このオプションを設定しなかった場合に、アーカイブ・サブディレクトリー内に同名のファイルがすでに存在すると、ノードは、ファイルの処理を停止します。 ノードは、ポーリング待機期間の経過後に戻ってくるたびに、BIP3331 と、問題を説明する具体的なメッセージから成るメッセージ・ペアを発行します。 あまりに多くのメッセージが書き込まれることがないように、重複メッセージは一定期間抑制されて、最終的に 1 時間に 1 回程度のみ発行されるようになります。 このような状況の場合は、システム管理者はフローを停止し、問題を解決してから、フローを再始動する必要があります。
入力ファイルに固有名が付いていることが確実な場合や、FileInput ノードでの同名の別ファイルの処理の前に、他のいずれかの処理でファイルがアーカイブ・ディレクトリーから除去されることが確実な場合のみ、「重複するアーカイブ・ファイルを置き換える」チェック・ボックスをクリアします。 それが確実でない場合、「正常処理時のアクション」プロパティーに「タイム・スタンプを追加してアーカイブ・サブディレクトリーへ移動」を指定して、アーカイブ・ファイルに固有名が付くようにするか、または、「重複するアーカイブ・ファイルを置き換える」チェック・ボックスを選択します。
FileOutput ノードの「ファイルが存在する場合のアクション」プロパティーが「既存のファイルに追加」、「既存ファイルの保存および置換」または「既存ファイルのタイム・スタンプ、保存、および置換」に設定されている場合、FileOutput ノードで正常に処理されたファイルは、mqsiarchive サブディレクトリーに移動されます。
mqsiarchive サブディレクトリーにある既存のファイルを上書きするには、「重複アーカイブ・ファイルの置換」チェック・ボックスを選択します。 このオプションを設定しなかった場合に、アーカイブ・サブディレクトリー内に同名のファイルがすでに存在すると、ノードは、処理が正常に完了したファイルの移動を試みたときにファイルが一時サブディレクトリー内にとどまっている場合、例外を生成します。