WebSphere® Message Broker Toolkit のフロー・デバッガーを使用して、メッセージ・フロー内のメッセージを追跡します。
フロー・デバッガーを用いるには、WebSphere Message Broker Toolkit で「デバッグ」パースペクティブを使用します。 「デバッグ」パースペクティブの概要、およびそれが提供するビューについては、「デバッグ」パースペクティブを参照してください。
メッセージ・フロー内にブレークポイントを設定してからフロー内をステップスルーできます。 ステップスルーしながら、メッセージ変数や、ESQL コードおよび Java™ コードで使用される変数を調べて変更を加えることができます。 以下を含むフロー内のさまざまなエラー状態をデバッグできます。
単一のWebSphere Message Broker Toolkit から、デバッガーを 1 つ以上の実行グループに接続し、異なる実行グループにある複数のフローを (したがって複数のメッセージも) 同時にデバッグできます。 しかし、ある実行グループをデバッグできるのは一度に 1 人のユーザーだけです。 したがって、1 人がある実行グループにデバッガーを接続すると、デバッグ・セッションを終了するまで、他のユーザーは同じ実行グループにデバッガーを接続できなくなります。
メッセージ・フローをデバッグする場合は、実稼働環境で使用されていないブローカーを使用します。 デバッグにより、同じ実行グループ内、または同じブローカーを共用する他の実行グループ内の、すべてのメッセージ・フローのパフォーマンスが低下する可能性があります。これは潜在的なリソース競合により影響を受ける可能性があるからです。
フロー・デバッガーを使用して、メッセージ・フロー・ノード内のコードの動作を調べることができます。
メッセージ・フローをデプロイした後に、このセクションにリストしているノードの直前にブレークポイントを設定することで、フローがそのブレークポイントで一時停止するときに、コードを行ごとにステップスルーすることができます。 これにより、ロジックを調べ、取られるアクションとその結果を確認することができます。 追加のブレークポイントを設定したり、変数を調べて変更したりすることもできます。