Batch Processing サンプルの実行

サンプルを実行するには、セットアップのステップを完了し (Batch Processing サンプルのセットアップを参照)、サンプルのインポートとデプロイを済ませておく必要があります (Batch Processing サンプルを参照)。

注:

サンプルの実行時に問題を検出した場合は、 WebSphere Message Broker 資料の『サンプル実行時の問題の解決』を参照してください。

サンプルを実行するには、次のようにします。

  1. メッセージ・フローを停止します。次の指示に従って FileBatchProcessingSample_HOffice メッセージ・フローおよび FileBatchProcessingSample_Branch メッセージ・フローを停止させてください。
    1. WebSphere Message Broker Toolkit で、「ブローカー」ビューに切り替えます。
    2. デプロイされた FileBatchProcessingSample_HOffice メッセージ・フローを右クリックし、「停止」をクリックします。 メッセージ・フローは、メッセージ・フローが停止したことを示します。
    3. FileBatchProcessingSample_Branch メッセージ・フローにも前のステップを繰り返します。
  2. Southampton 支店からファイルを branch_out サブディレクトリーにコピーします。
    1. southampton_branch.txt ファイルの内容を、サンプルをセットアップした時に作成した branch_out サブディレクトリー内で、southampton_branch.txt というファイルに保存します。 そのファイルには次のデータが含まれています。
      Southampton postage parcel 23 letter 56 
    2. FileBatchProcessingSample_Branch メッセージ・フローを再始動します。southampton_branch.txt 入力ファイルの内容は、c:¥MQSIFileInput¥hoffice_in または /tmp/MQSIFileInput/hoffice_in のサブディレクトリー mqsitransit に転送されます。 hoffice_in ディレクトリーまたは mqsitransit サブディレクトリーを調べて、hoffice_in.txt ファイルの内容を確認してください。 このファイルには、入力ファイルからの Southampton 郵便料金の詳細が含まれています。
    3. branch_out サブディレクトリーを調べてください。ディレクトリーには southampton_branch.txt ファイルがもうありません。これは、FILE_BRANCH FileInput ノードで「正常な処理に対する処置」プロパティーが「削除」に設定されているからです。
  3. Winchester 支店からファイルを branch_out サブディレクトリーにコピーします。
    1. winchester_branch.txt ファイルの内容を、サンプルをセットアップした時に作成した branch_out サブディレクトリー内で、winchester_branch.txt というファイルに保存します。

      注:

      メッセージ・フローが実行中であるため、ファイルの取り出しと削除はほとんど即時に行われ、branch_out サブディレクトリー内では確認できない場合があります。

    2. mqsitransit サブディレクトリーを参照し、さらに hoffice_in.txt ファイルの内容を参照してください。winchester_branch.txt ファイルの内容が、hoffice_in.txt ファイルに追加されています。
  4. Portsmouth 支店からファイルを branch_out サブディレクトリーにコピーします。
    1. portsmouth_branch.txt ファイルの内容を、サンプルをセットアップした時に作成した branch_out サブディレクトリー内で、portsmouth_branch.txt というファイルに保存します。

      注:

      メッセージ・フローが実行中であるため、ファイルの取り出しと削除はほとんど即時に行われ、branch_out サブディレクトリー内では確認できない場合があります。

    2. mqsitransit サブディレクトリーを参照します。 このファイルが受信した 3 番目のレコードだったため、このディレクトリーは空になっています。 Compute ノードが FileOutput ノードに「データ終了」メッセージを送信します。 「データ終了」メッセージが出されると、ファイルは閉じられ、FileOutput ノードで指定されている出力ディレクトリー (c:¥MQSIFileInput¥hoffice_in または /tmp/MQSIFileInput/hoffice_in) に移されます。
    3. hoffice_in サブディレクトリー内の hoffice_in.txt ファイルを参照します。 このファイルに、各支店からの郵便料金データが、次のように入っています。
    Southampton postage parcel 23 letter 56 
    Winchester postage parcel 27 letter 30 
    Portsmouth postage parcel 12 letter 84 
  5. FileBatchProcessingSample_HOffice メッセージ・フローを始動させ、本店の入力ディレクトリーから本店の出力ディレクトリーに、ファイルを転送してください。
    1. 「ブローカー」ビューで、デプロイされた FileBatchProcessingSample_HOffice メッセージ・フローを右クリックし、「開始」をクリックします。
  6. 郵便料金の詳細が本店の出力ディレクトリーに、次のように転送されていることを確認してください。
    1. hoffice_in サブディレクトリーが空であることを確認します。 FileBatchProcessingSample_HOffice メッセージ・フローは、hoffice_in サブディレクトリーから hoffice_in.txt ファイルを読み取ります。そのメッセージ・フローは、c:¥MQSIFileInput¥hoffice_in¥mqsiarchive または ¥tmp¥MQSIFileInput¥hoffice_in¥mqsiarchive に、タイム・スタンプ付のアーカイブ・ファイルも作成します。
    2. mqsiarchive サブディレクトリーを調べ、タイム・スタンプの付いたファイルの内容を調べます。 このファイルには、FileBatchProcessingSample_Branch メッセージ・フローの FileOutput ノードによって作成された、3 支店からの支店郵便料金の詳細が含まれています。
    3. hoffice_out サブディレクトリーを参照し、さらに hoffice_out.txt の内容を参照してください。 このファイルには、次のような支店郵便料金の詳細が含まれています。
    Southampton postage parcel 23 letter 56 
    Winchester postage parcel 27 letter 30 
    Portsmouth postage parcel 12 letter 84  

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