WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

構成可能サービスを使用した JavaCompute ノードのクラス・ロード

構成可能な代替 Java™ クラス・ローダー・オプションと、各タイプの優先順位について詳細に説明します。

JavaCompute ノードは、ノードの Java クラス・プロパティーとして定義されている Java クラスをロードおよび実行します。 通常、このクラスは、他の必須クラスとともに、ブローカー・アーカイブ (BAR) ファイルに含まれている Java アーカイブ (JAR) ファイルにデプロイされます。このファイルを使用して、JavaCompute ノードが含まれるフローがデプロイされます。

このようにデプロイされたすべての Java クラスは、実行グループ全体のクラス・ローダーによってロードされます。 ノードの JavaClassLoader 構成可能サービスのプロパティーを使用することで、この動作を指定変更することができます。

JavaClassLoader 構成可能サービスによって定義されたクラス・ローダーには JAR ファイルのリストがあります。これは includedDeployedJars プロパティーによって定義され、これらのファイルを保有して使用することになります。 これらの JAR ファイルがデプロイされると、構成可能サービス・クラス・ローダーは必ず当該 JAR ファイルを受け取り、それらのファイルを使用してクラスを解決します。 実行グループ・クラス・ローダーは当該 JAR ファイルを使用できなくなり、そのクラス・ローダーを使用するすべてのノードは、当該 JAR ファイルに含まれるいずれのクラスにもアクセスできません。

まず、構成可能サービス・クラス・ローダーは、受け取ったすべてのデプロイ JAR ファイルで必須クラスを検索します。 必須クラスが見つからない場合、共有クラス・ローダーに従います。 共有クラス・ローダーは、ブローカー・マシン上の一連のディレクトリーを確認し、検出された JAR ファイルをすべてロードします。 JavaCompute ノードが使用するクライアント・ライブラリーなど、繰り返しデプロイする必要のない必須 JAR ファイルは、共有クラス・ローダーを使用してインストールすることができます。 詳細については、Java 共有クラス・ローダーを参照してください。 このメカニズムは、構成可能サービスの sharedJarPath プロパティーを設定することで指定変更できます。これにより、共有クラス・ディレクトリーではなく、指定したディレクトリーを使用して、インストール済み JAR ファイルを検索できます。

デプロイされた JAR ファイルにも、共有クラス・ディレクトリーにインストールされた JAR ファイルにも必須クラスが見つからない場合、すべてのブローカー提供クラスが含まれるクラス・ローダーが確認されます (例えば、jplugin2.jar が含まれるクラス・ローダーなど)。続いてクラスパス・クラス・ローダーが確認され、最終的に Java 仮想マシン (JVM) システムのクラス・ローダーが確認されます。

JavaClassLoader 構成可能サービスの作成方法については、mqsicreateconfigurableservice コマンドを参照してください。 JavaClassLoader 構成可能サービスのプロパティーは、JavaClassLoader 構成可能サービスで定義されています。

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        最終更新: 2015-02-28 17:49:17


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