Batch Processing サンプルの実行
サンプルを実行するには、セットアップのステップを完了し (Batch Processing サンプルのセットアップを参照)、サンプルのインポートとデプロイを済ませておく必要があります (Batch Processing サンプルを参照)。
注:
- 最初にセットアップの手順を完了しないと、サンプルは正しく初期設定できず、ファイルは読み取られません。
- FileInput ノードは入力ディレクトリーを 5 秒ごとにポーリングするため、速く入力すると、期待される出力が表示されない可能性があります。
5 秒後にディレクトリー・リストを最新表示すると、正しい結果が表示されます。
サンプルの実行時に問題を検出した場合は、
WebSphere Message Broker 資料の『サンプル実行時の問題の解決』を参照してください。
サンプルを実行するには、次のようにします。
- メッセージ・フローを停止します。次の指示に従って FileBatchProcessingSample_HOffice メッセージ・フローおよび FileBatchProcessingSample_Branch メッセージ・フローを停止させてください。
- WebSphere Message Broker Toolkit で、「ブローカー」ビューに切り替えます。
- デプロイされた FileBatchProcessingSample_HOffice メッセージ・フローを右クリックし、「停止」をクリックします。
メッセージ・フローは、メッセージ・フローが停止したことを示します。
- FileBatchProcessingSample_Branch メッセージ・フローにも前のステップを繰り返します。
- Southampton 支店からファイルを branch_out サブディレクトリーにコピーします。
- southampton_branch.txt ファイルの内容を、サンプルをセットアップした時に作成した branch_out サブディレクトリー内で、southampton_branch.txt というファイルに保存します。
そのファイルには次のデータが含まれています。
Southampton postage parcel 23 letter 56
- FileBatchProcessingSample_Branch メッセージ・フローを再始動します。southampton_branch.txt 入力ファイルの内容は、c:¥MQSIFileInput¥hoffice_in または /tmp/MQSIFileInput/hoffice_in のサブディレクトリー mqsitransit に転送されます。
hoffice_in ディレクトリーまたは mqsitransit サブディレクトリーを調べて、hoffice_in.txt ファイルの内容を確認してください。
このファイルには、入力ファイルからの Southampton 郵便料金の詳細が含まれています。
- branch_out サブディレクトリーを調べてください。ディレクトリーには southampton_branch.txt ファイルがもうありません。これは、FILE_BRANCH FileInput ノードで「正常な処理に対する処置」プロパティーが「削除」に設定されているからです。
-
Winchester 支店からファイルを branch_out サブディレクトリーにコピーします。
- winchester_branch.txt ファイルの内容を、サンプルをセットアップした時に作成した branch_out サブディレクトリー内で、winchester_branch.txt というファイルに保存します。
注:
メッセージ・フローが実行中であるため、ファイルの取り出しと削除はほとんど即時に行われ、branch_out サブディレクトリー内では確認できない場合があります。
- mqsitransit サブディレクトリーを参照し、さらに hoffice_in.txt ファイルの内容を参照してください。winchester_branch.txt ファイルの内容が、hoffice_in.txt ファイルに追加されています。
- Portsmouth 支店からファイルを branch_out サブディレクトリーにコピーします。
- portsmouth_branch.txt ファイルの内容を、サンプルをセットアップした時に作成した branch_out サブディレクトリー内で、portsmouth_branch.txt というファイルに保存します。
注:
メッセージ・フローが実行中であるため、ファイルの取り出しと削除はほとんど即時に行われ、branch_out サブディレクトリー内では確認できない場合があります。
- mqsitransit サブディレクトリーを参照します。
このファイルが受信した 3 番目のレコードだったため、このディレクトリーは空になっています。
Compute ノードが FileOutput ノードに「データ終了」メッセージを送信します。
「データ終了」メッセージが出されると、ファイルは閉じられ、FileOutput ノードで指定されている出力ディレクトリー (c:¥MQSIFileInput¥hoffice_in または /tmp/MQSIFileInput/hoffice_in) に移されます。
- hoffice_in サブディレクトリー内の hoffice_in.txt ファイルを参照します。
このファイルに、各支店からの郵便料金データが、次のように入っています。
Southampton postage parcel 23 letter 56
Winchester postage parcel 27 letter 30
Portsmouth postage parcel 12 letter 84
- FileBatchProcessingSample_HOffice メッセージ・フローを始動させ、本店の入力ディレクトリーから本店の出力ディレクトリーに、ファイルを転送してください。
-
「ブローカー」ビューで、デプロイされた FileBatchProcessingSample_HOffice メッセージ・フローを右クリックし、「開始」をクリックします。
- 郵便料金の詳細が本店の出力ディレクトリーに、次のように転送されていることを確認してください。
- hoffice_in サブディレクトリーが空であることを確認します。
FileBatchProcessingSample_HOffice メッセージ・フローは、hoffice_in サブディレクトリーから hoffice_in.txt ファイルを読み取ります。そのメッセージ・フローは、c:¥MQSIFileInput¥hoffice_in¥mqsiarchive または ¥tmp¥MQSIFileInput¥hoffice_in¥mqsiarchive に、タイム・スタンプ付のアーカイブ・ファイルも作成します。
- mqsiarchive サブディレクトリーを調べ、タイム・スタンプの付いたファイルの内容を調べます。
このファイルには、FileBatchProcessingSample_Branch メッセージ・フローの FileOutput ノードによって作成された、3 支店からの支店郵便料金の詳細が含まれています。
- hoffice_out サブディレクトリーを参照し、さらに hoffice_out.txt の内容を参照してください。
このファイルには、次のような支店郵便料金の詳細が含まれています。
Southampton postage parcel 23 letter 56
Winchester postage parcel 27 letter 30
Portsmouth postage parcel 12 letter 84
サンプルのホームに戻る