WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

マイグレーション時の ODBC 定義の更新

変更の始まりブローカーをマイグレーションする前に、ユーザー・データベースの ODBC 定義を作成し、その定義でWebSphere® Message Broker バージョン 8.0 に適したデータベース・ドライバーを指定します。 変更の終わり

WebSphere Message Broker バージョン 8.0 のサポート対象のデータベース・ドライバーは、WebSphere Message Broker バージョン 7.0 またはWebSphere Message Broker バージョン 6.1 で使用するドライバーよりも後のバージョンである可能性があります。

この更新は、それらの ODBC 接続を使用するブローカーに対して mqsimigratecomponents コマンドを実行する前に完了してください。

ご使用のオペレーティング・システム用の以下の指示に従います。

Windows システム
ODBC 接続定義を変更するには、以下のようにします。
  1. ODBC データ ソース アドミニストレータ」ウィンドウをオープンします。
  2. システム DSN」ページをオープンします。
  3. ブローカーによってアクセスされる Oracle および Sybase のデータベースごとに、以下の表でリストされている項目に対して ODBC ドライバーを比較します。ODBC ドライバーが一致しない場合、以下の説明に従って、データ・ソース名を新規 ODBC ドライバーと関連付ける必要があります。
    1. 「削除」をクリックしてデータ・ソースを削除します。
    2. 「追加」をクリックして新規 ODBC ドライバーでデータ・ソースを再作成します。

    以下の表は、 各データベース管理システム (DBMS) ごとの新規 ODBC ドライバーの名前を示しています。

    変更の始まり
    DBMS WebSphere Message Broker バージョン 8.0 ODBC ドライバー名
    Oracle WebSphere Message Broker DataDirect Technologies 6.0 32-BIT Oracle Wire Protocol
    Sybase WebSphere Message Broker DataDirect Technologies 6.0 32-BIT Sybase Wire Protocol
    変更の終わり
XA リソース・マネージャー定義を変更するには、以下のようにします。
  1. WebSphere MQ Services スナップインを使用して、ブローカー・キュー・マネージャーの「プロパティ」ウィンドウをオープンします。
  2. 「リソース」ページをオープンします。
  3. ブローカー・キュー・マネージャーによって整合されるグローバル作業単位に参加する各 Oracle および Sybase データベースごとに、「SwitchFile」フィールドの内容を変更します。スイッチ・ファイル構成への変更を反映するには、ブローカー・キュー・マネージャーを再始動する必要があります。
    以下の表は、各データベース管理システム (DBMS) で必要な変更を示しています。 WBIMBWebSphere Message Broker をインストールしたディレクトリーの完全修飾パス名です。
    DBMS 変更前 変更後
    変更の始まりOracle変更の終わり 変更の始まりWBIMB¥bin¥ukor8dtc22.dll

    または

    WBIMB¥bin¥ukor8dtc23.dll 変更の終わり
    変更の始まりWBIMB\bin\ukora24.dll変更の終わり
    変更の始まりSybase変更の終わり 変更の始まりWBIMB¥bin¥ukase22.dll

    または

    WBIMB¥bin¥ukase23.dll変更の終わり
    変更の始まりWBIMB\bin\ukase24.dll 変更の終わり
Linux および UNIX システム
ODBC 接続定義を変更するには、以下のようにします。
WebSphere Message Broker ODBC Database Extender を使用する Linux および UNIX システムからのデータベースへの接続』の指示に従って ODBC 定義を作成します。 ODBCINI 環境変数が既存ファイルではなく、新規ファイルを指すことを確認してから、新規サービス・レベルでコマンドを実行します。 odbcinst.ini ファイルが含まれるディレクトリーを指すように ODBCSYSINI 環境変数が設定されていることを確認します。
XA リソース・マネージャー定義を変更するには、以下のようにします。
XA リソース・マネージャー定義を変更するには、ブローカーと関連付けられたキュー・マネージャーのキュー・マネージャー構成ファイル (qm.ini) を編集します。 qm.ini ファイルは、/var/mqm/qmgrs/queue_manager_name/qm.ini にあります。 queue_manager_name は、ブローカーに関連付けられているキュー・マネージャーの名前です。

ブローカー・キュー・マネージャーによって整合されるグローバル作業単位に参加する各 Oracle および Sybase データベースごとに、XAResourceManager スタンザでスイッチ・ファイルのエントリーを変更します。 スイッチ・ファイル構成への変更を反映するには、ブローカー・キュー・マネージャーを再始動する必要があります。

以下の表は、各ブローカー・オペレーティング・システムとデータベース管理システム (DBMS) で必要な変更を示しています。

DBMS 変更前 変更後
変更の始まりOracle変更の終わり 変更の始まりSwitchFile=UKor8dtc22.so

または

SwitchFile=UKoradtc22.so

または

SwitchFile=UKor8dtc23.so

または

SwitchFile=UKoradtc23.so変更の終わり
変更の始まりSwitchFile=UKoradtc24.so変更の終わり
変更の始まりSybase (Linux (System z® ではサポートされていません)変更の終わり 変更の始まりSwitchFile=UKasedtc22.so

または

SwitchFile=UKasedtc23.so変更の終わり
変更の始まりSwitchFile=UKasedtc24.so 変更の終わり

変更の始まりLinux および UNIX システムで ODBC 環境が正しくセットアップされていることを確認するには、mqsicvp コマンドを実行します。 このコマンドはまた、mqsisetdbparms コマンドを使用してブローカーに関連付けられた、odbc.ini ファイルにリストされているすべてのデータ・ソースへの接続も検証します。詳しくは、mqsicvp コマンドを参照してください。変更の終わり

WebSphere Message Broker の前のバージョンに戻す場合は、ODBC 定義に対する変更点を元に戻す必要があります。 mqsimigratecomponents コマンドを実行してから旧バージョンでブローカーを再始動するまでの間に、ODBC ファイルを更新してください。

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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:05


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