Trace ノードをメッセージ・フローに追加することによって、ファイル、ユーザー・トレース、またはシステム・ログにデバッグ・メッセージを書き込むことができ、また、メッセージ・フローがいくつかのデータを処理した後にそれらのメッセージを確認することができます。
メッセージ・フローを設計する場合、Trace ノードを追加する必要があります。 トレース出力に論理メッセージ・ツリーを表示する では、メッセージ・フロー内の任意の場所の論理メッセージ・ツリー構造を表示する方法を説明し、また、メッセージ内容の例を示しています。 メッセージ・フローを生産にプロモートしてパフォーマンスを向上させる場合は、 Trace ノードをオフにします。しかし、 必要な場合にはノードをオンにできます。 Trace ノードをアクティブにすると、パフォーマンスが影響を受ける可能性があります。 パフォーマンスへの影響の程度は、デバッグ・メッセージ用として選択した宛先に依存します。 例えば、ユーザー・トレースへの書き込みは、通常、ファイルまたはシステム・ログへの書き込みよりも速くなります。
デバッグ・メッセージに論理メッセージ・ツリーの一部またはすべての書き込みを組み込むことができますが、ハードコーディングされたストリングを組み込んでメッセージ・フロー内の特定のポイント (C プログラムの PRINTF など) を識別することもできます。 メッセージ・ツリー全体を Trace ノードに書き込む場合は、メッセージ・フローの動作が変更される場合があります。 通常、メッセージ全体でなく、参照されるメッセージの一部のみが構文解析されます。