Worklight
Worklight は、スマートフォンとタブレットを対象にした高度なモバイル・アプリケーション・プラットフォームやツール・ソフトウェアを提供します。Worklight は、強力で柔軟性のあるモバイル IDE、次世代のモバイル・ミドルウェア、エンドツーエンド・セキュリティー、統合管理と分析機能を使用して、HTML5、ハイブリッド、ネイティブの各アプリケーションを効率的に開発、実行、管理できるよう、あらゆる規模の組織を支援します。Worklight テクノロジーを使用すると、コード変換、専用のインタープリター、一般的でないプログラミング言語を使用せずに、リッチなクロスプラットフォーム・アプリケーションを作成できます。
Worklight は、以下のコンポーネントで構成されています。
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Worklight Studio – Worklight Studio は Eclipse ベースの IDE です。開発者は、完全に作動するアプリケーションを開発するために必要なコーディング・タスクと統合タスクをすべて実行できます。Studio は、Worklight Plug-in の各種の機能で拡張した Eclipse の基本ツールを利用して、アプリケーション開発を簡素化し、全社的な接続を容易にします。
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Worklight Server – アプリケーション、外部サービス、企業のバックエンド・インフラストラクチャーの間で拡張性の高いゲートウェイとして機能する Worklight の Java ベース・サーバーです。Server は、接続を可能にするセキュリティー・フィーチャー、マルチソースのデータの抽出と操作、認証、Web アプリケーションとハイブリッド・アプリケーションの直接更新、分析と運用管理機能を備えています。
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Worklight Device Runtime コンポーネント – Worklight SDK は実行時クライアント API で構成されています。これらの API はサーバーの機能を補完する不可欠なライブラリーであり、ネイティブ・デバイス機能へのアクセスを可能にする定義済みインターフェースを公開します。Worklight は PhoneGap フレームワークを使用して、標準的な Web テクノロジーと、さまざまなモバイル OS が提供するネイティブな機能を、統一された形式で橋渡しします。
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Worklight Console – Worklight Console は、Worklight Server とデプロイ済みアプリケーション、アダプター、プッシュ通知を継続的にモニターおよび管理する、専用の Web ベース UI です。Console を使用すると、アプリケーション・バージョンとデバイス・タイプに関する事前設定済みのルールに基づいて、アプリケーションの企業ネットワークへのアクセスを制御したり管理したりできます。さらに、それに付随してユーザーが受け取るメッセージをカスタマイズできます。
Studio や Server などの個々のコンポーネントを独立した製品として使用することもできますが、ユーザーは Worklight を Mobile Consumer Application Platform (MCAP) および Mobile Enterprise Application Platform (MEAP) としてデプロイし、単一のソリューションから内外のモバイル・アプリケーションを使用可能にすることができます。