WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

Windows システムからデータベースへの接続

ブローカーがデータベースに接続できるようにするためには、データベースの ODBC データ・ソース名 (DSN) を定義してください。

始める前に: ブローカーがデータベースに接続できるように環境をセットアップしたことを確認してください。 ほとんどのデータベース・マネージャーは、インストール時に必要な環境をセットアップしますが、実行する必要のあるデータベース・プロファイルを提供するものもあります。 環境およびデータベース・プロファイルの実行について詳しくは、コマンド環境のセットアップ:Windows プラットフォームを参照してください。

32 ビットのデータ・フロー・エンジン (DFE) の場合、32 ビット ODBC ドライバー・マネージャーを使用して 32 ビット ODBC 定義を作成する必要があります。 同様に、64 ビットの DFE の場合は、64 ビット ODBC ドライバー・マネージャーを使用して、64 ビット ODBC 定義を作成する必要があります。

「ODBC データ ソース アドミニストレータ」を使用して ODBC データ・ソースを構成します。
  1. 「開始」 > 「コントロール パネル」 > 「管理ツール」 > 「データ ソース (ODBC)」をクリックします。

    Windows 64 ビットシステム上で 32 ビット DFE を使用している場合、以下のステップを実行してください。

    1. データ・ソース (ODBC) のコピーを作成します。
    2. 「データソース (ODBC)」のショートカットを右クリックし、プロパティーを選択します。
    3. 64 ビット ODBC ダイアログでは、デフォルトでターゲットが %SystemRoot%\system32\odbcad32.exe を指しています。ショートカットをコピーして、%SystemRoot%¥SysWoW64¥Odbcad32.exe を指すようにターゲットを変更し、この変更したコピーを代わりに使用します。
  2. 「システム DSN」タブをクリックして、「追加」をクリックします。
  3. 作業をしているデータベースに対して、以下のセクションの手順を完了します。

    特定のデータベース製品についての詳細な情報が必要な場合は、製品固有の資料を参照してください。

DB2® UDB
DB2 UDB 用のデータ・ソースを定義します。
  1. ドライバー IBM DB2 ODBC DRIVER を選択します。
  2. データ・ソース名 (DSN) と説明を入力します。
  3. リストから適切なデータベース別名を選択します。
  4. 「完了」をクリックして、定義を保管します。
  5. 「OK」をクリックして「ODBC データ ソース アドミニストレータ」を閉じます。
  6. Windows システムの WebSphere Message Broker におけるデータベースとのグローバル整合を使用する必要がある場合、次のタスクは、WebSphere MQ に必要な 32 ビット環境をセットアップすることです (データベースへの 32 ビット・アクセスをサポートするための環境の設定を参照)。
データ・ソースをシステム・データ・ソースとして登録する必要があります。
必要な場合、ODBC データ・ソース管理者の代わりに構成アシスタントを使用することもできます。
  1. DB2 構成アシスタント」を開きます。
  2. データベースを右クリックし、「データベースの変更」を選択します。
  3. 「データ・ソース」を選択します。
  4. 「ODBC にこのデータベースを登録する」 を選択します。 システム・データ・ソース・オプションを選択します。
  5. 「終了」をクリックします。
  6. 「接続のテスト」ダイアログが自動的にオープンし、さまざまな接続をテストすることができます。
Informix® Dynamic Server
Informix Dynamic Server のデータ・ソースを定義します。
  1. ドライバー IBM INFORMIX ODBC DRIVER を選択します。
  2. 「接続」タブで、次の項目を指定します。
    • Informix サーバー名。
    • サーバー・ホスト名。
    • Informix ネットワーク・サービス名 (サービス・ファイルで定義)。
    • ネットワーク・プロトコル (例えば、olsoctcp)。
    • Informix データ・ソース名。
    • 内部のデータ・ソースにアクセスするためのユーザー ID。
    • ユーザー ID 用のパスワード。
  3. 「適用」をクリックします。
  4. 「接続のテスト」をクリックし、表示された値を確認します。
  5. 「OK」をクリックして「ODBC データ ソース アドミニストレータ」を閉じます。
Microsoft SQL Server
Microsoft SQL サーバー用のデータ・ソースを定義します。
  1. 使用している SQL Server のバージョンに対応するドライバーを選択します。
    • SQL Server 2005 の場合、SQL Native Client
    • SQL Server 2008 の場合、SQL Native Client 10.0。
  2. 名前および記述を指定します。
  3. リストから適切なサーバーを選択します。
  4. サーバーで使用される認証モードを指定するには、次のようにします。
    1. 「次へ」をクリックします。
    2. 認証モードを選択します。
    3. 「戻る」をクリックして、最初のパネルに戻ります。
  5. 「完了」をクリックして、定義を保管します。
  6. 「OK」をクリックして「ODBC データ ソース アドミニストレータ」を閉じます。
Oracle
Oracle 用のデータ・ソースを定義します。
  1. 変更の始まり
    • WebSphere Message Broker for Windows 32 ビット を使用している場合、WebSphere Message Broker (8.0.0.2) DataDirect Technologies 6.0 32-BIT Oracle Wire Protocol ドライバーを選択します。
    • WebSphere Message Broker for Windows 64 ビット を使用している場合、WebSphere Message Broker (8.0.0.2) DataDirect Technologies 6.0 64-BIT Oracle Wire Protocol ドライバーを選択します。
    変更の終わり

    「ODBC Oracle ドライバーのセットアップ」ダイアログ・ボックスが開きます。

  2. 「一般」タブで以下のようにします。
    1. Oracle が稼働しているマシンの DSN 名、説明、ホスト名を入力して、Oracle が listen しているポート番号、および接続先となる Oracle サービス名を入力します。
  3. 「拡張」タブで以下のようにします。
    1. 「SQLDescribeParam を有効にする」を選択します。
    2. 「プロシージャーが結果を戻す」を選択します。 Windows レジストリー内に結果として作成される ODBC 定義には、ProcedureRetResults というストリング値と、値 1 があります。
    3. 「ログイン・タイムアウト」を選択して、値を 0 に設定します。
  4. 「OK」をクリックして「ODBC データ ソース アドミニストレータ」を閉じます。
  5. 「スタート」 > 「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
  6. 「名前」フィールドに「REGEDIT」と入力し、「OK」をクリックします。
  7. レジストリー・エディターで、正しい場所にナビゲートします。
    • Windows 32 ビット 用の WebSphere Message BrokerWindows 32 ビット 版で使用している場合: HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ODBC¥ODBC.INI
    • Windows 32 ビット 用の WebSphere Message BrokerWindows 64 ビット 版で使用している場合: HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥ODBC¥ODBC.INI
    • Windows 64 ビット 用の WebSphere Message BrokerWindows 64 ビット 版で使用している場合: HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ODBC¥ODBC.INI
  8. その場所を展開し、DSN エントリーを右クリックします。 「新規」 > 「ストリング値」を選択します。
  9. ストリング名の「WorkArounds」を指定します。
    1. 「WorkArounds」を右クリックします。
    2. 「変更」 を選択します。
    3. データ値 536870912 を入力します。
  10. レジストリー・エディターを閉じます。
変更の始まりSecure Socket Layer (SSL) 認証を使用する Oracle変更の終わり
変更の始まり
注: WebSphere Message Broker バージョン 8.0 の場合、Oracle SSL がサポートされるのは、DataDirect バージョン 7.0 ODBC ドライバーにアップグレードしている場合のみです。 詳しくは、DataDirect V7.0 ドライバーを使用するように WebSphere Message Broker を切り替えるを参照してください。

上述の Oracle に関する手順をすべて実行します。

次に、以下の追加の手順を実行します。
  1. 「ODBC Oracle ドライバーのセットアップ」ダイアログ・ボックスを再度開きます。上述の Oracle の説明のステップ 1 を参照してください。
  2. 「セキュリティー」タブで以下のようにします。
    1. 「認証」セクションで、「認証方式」「パスワードの暗号化」に設定します。
    2. 「暗号化」セクションで、「暗号化方式」「SSL 自動」に設定します。
    3. 「サーバーの証明書の妥当性検査」を行う場合は、そのチェック・ボックスを選択します。
    4. 「トラストストア」の完全修飾パスを入力します。
    5. 「トラストストア・パスワード」を入力します。
    6. 「鍵ストア」の完全修飾パスを入力します。
    7. 「鍵ストア・パスワード」を入力します。
    8. 「SSL 鍵パスワード」を入力します。
  3. 「OK」をクリックして「ODBC データ ソース アドミニストレータ」を閉じます。
変更の終わり
Sybase Adaptive Server Enterprise
Sybase Adaptive Server Enterprise 用のデータ・ソースを定義します。
  1. 変更の始まり
    • WebSphere Message Broker for Windows 32 ビット を使用している場合、WebSphere Message Broker (8.0.0.2) DataDirect Technologies 6.0 32-BIT Sybase Wire Protocol ドライバーを選択します。
    • WebSphere Message Broker for Windows 64 ビット を使用している場合、WebSphere Message Broker (8.0.0.2) DataDirect Technologies 6.0 64-BIT Sybase Wire Protocol ドライバーを選択します。
    変更の終わり
  2. DSN 名、説明、およびサーバーのネットワーク・アドレスを入力します (ネットワーク・アドレスは MyHostMachineName,MyHostMachinePortNumber で構成されます)。
  3. 「拡張」タブで以下のようにします。
    • 「パラメーターの記述を有効にする」を選択します。
    • 「ログイン・タイムアウト」を選択して、値を 0 に設定します。
  4. 「パフォーマンス」タブで以下のようにします。
    • 「メソッドの作成」設定が「1 - 一部」となっていることを確認します。
  5. 「スタート」 > 「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
  6. 「名前」フィールドに「REGEDIT」と入力し、「OK」をクリックします。
  7. レジストリー・エディターで、正しい場所にナビゲートします。
    • Windows 32 ビット 用の WebSphere Message BrokerWindows 32 ビット 版で使用している場合: HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ODBC¥ODBC.INI
    • Windows 32 ビット 用の WebSphere Message BrokerWindows 64 ビット 版で使用している場合: HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥ODBC¥ODBC.INI
    • Windows 64 ビット 用の WebSphere Message BrokerWindows 64 ビット 版で使用している場合: HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ODBC¥ODBC.INI
  8. その場所を展開し、DSN エントリーを右クリックします。 「新規」 > 「ストリング値」を選択します。 ストリングの「SelectUserName」を指定し、値を 1 に設定します。
  9. DSN を再び右クリックして、「新規」 > 「ストリング値」を選択します。 ストリングの「EnableSPColumnTypes」を指定し、値を 2 に設定します。
  10. DSN を再び右クリックして、「新規」 > 「ストリング値」を選択します。 ストリングの「TimestampTruncationBehavior」を指定し、値を 1 に設定します。
  11. DSN を再び右クリックして、「新規」 > 「ストリング値」を選択します。 ストリングの「XAConnOptBehavior」を指定し、値を 3 に設定します。
  12. レジストリー・エディターを閉じます。
solidDB®
solidDB 用のデータ・ソースを定義します。
  1. ドライバー IBM® solidDB - (Unicode) DRIVER を選択します。
  2. 説明を入力します。
  3. ネットワーク・ロケーション・フィールドに通信ポートを、tcp 2315 などと入力します。
  4. 「完了」をクリックして、定義を保管します。
  5. 「OK」をクリックして「ODBC データ ソース アドミニストレータ」を閉じます。

solidDB は、Windows 32 ビット オペレーティング・システムでのみサポートされています。

これで、Windows 上の ODBC データ・ソース名を構成したことになります。
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:47:13


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