WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

アクティビティー・ログのランタイム・プロパティーの表示と設定

単一実行グループのスコープ内のアクティビティー・ログの動作を決定するランタイム・プロパティーを表示および変更します。

単一実行グループのスコープ内のアクティビティー・ロギングの現行構成パラメーターを表示するには、mqsireportproperties コマンドを使用します。 これらの構成パラメーターを変更するには、mqsichangeproperties コマンドを使用します。 例えば、メモリーに保持されるアクティビティー・ログ項目の数を変更したり、ログ項目をエラー・メッセージに制限したりする場合です。

設定可能なプロパティーは、以下のとおりです。
  • activityLogEnabled

    このプロパティーは、アクティビティー・ログ項目がメモリーに保持されるかどうかを示すブール値を取ります。 このプロパティーのデフォルト値は true です。

  • defaultLogSizePerThread

    このプロパティーは、ログがリサイクルされるまでにメモリーに書き込まれるアクティビティー・ログ項目の最大数を決定する整数値を取ります。 デフォルト値は 1000 です。 このプロパティーには、任意の正整数値を使用できます。

    ログが処理されるスレッドが終了した場合 (実行グループを再デプロイして再始動した場合など)、メモリー内で保持されていたログ項目は失われます。 問題を診断する場合、実行グループを再デプロイまたは再始動する前に、現在のアクティビティー・ログを保存してください。

  • minSeverityLevel

    このプロパティーは、アクティビティー・ログに書き込まれるメッセージの重大度を指定するための整数値を取ります。

    このプロパティーに指定した値以上の重大度レベルを持つメッセージだけがログに記録されます。 このプロパティーの初期値は INFO です。これは、すべての重大度のメッセージがログに書き込まれることを意味します。

    有効な値は、INFOWARN、および ERROR です。ERROR は最高重大度レベル、INFO は最低重大度レベルです。

    WARN および ERROR の重大度レベルのメッセージをログに記録するには、値 WARN を指定します。

現在の構成プロパティーを表示して変更するには、次の手順を実行します。
  1. ブローカーが実行されていることを確認してください。 実行されていない場合、mqsistart コマンドを使用して実行を開始します。
  2. 現在の アクティビティー・ログ の構成プロパティーを表示します。 以下のコマンドを入力します。

    mqsireportproperties myBroker -e myExecutionGroup -o ComIbmActivityLogManager -a
    ここで、
    • myBroker は、ブローカーの名前です。
    • myExecutionGroup は、実行グループを名前で識別するためのものです。
    • ComIbmActivityLogManager は、アクティビティー・ログ・リソース・マネージャーの名前です。

    -a オプションは、最上位プロパティーの値がすべて表示されることを示します。

    生成される出力の例を、以下に示します。
    ComIbmActivityLogManager
    uuid='ComIbmActivityLogManager'
    userTraceLevel='none'
    traceLevel='none'
    userTraceFilter='none'
    traceFilter='none'
    activityLogEnabled='true'
    defaultLogSizePerThread='1000'
    minSeverityLevel='INFO'

    この応答は、アクティビティー・ロギングが使用可能であることを確認しています。 実行グループのアクティブな各スレッドに対して、メモリーに保持されるログ項目は 1,000 個です。 minSeverityLevel 値が INFO であるということは、すべての重大度のアクティビティー・ログ・メッセージがログに表示されるということです。

  3. アクティビティー・ログ の構成パラメーターを変更します。 次のコマンドを入力します。

    mqsichangeproperties myBroker -e myExecutionGroup -o ComIbmActivityLogManager -n PropertyNames -v PropertyValues
    ここで、
    • myBroker は、ブローカーの名前です。
    • myExecutionGroup は、実行グループを名前で識別するためのものです。
    • ComIbmActivityLogManager は、アクティビティー・ログ・リソース・マネージャーです。
    • PropertyNames は、追加または変更するプロパティーのコンマ区切りリストです。 例えば、defaultLogSizePerThread,minSeverityLevel のようにします。
    • PropertyValues は、追加または変更するプロパティーの提案値のコンマ区切りリストです。 例えば、500,ERROR のようにします。

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        最終更新: 2015-02-28 17:49:15


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