使いやすくしたり、パターン・ユーザーにガイドを提供したりするために、ユーザー定義パターンを拡張してその動作をカスタマイズします。
基本的なユーザー定義パターンは既存のメッセージ・フローのコピーですが、ユーザー定義パターンを拡張することにより、パターン・ユーザーによるパターンのカスタマイズが可能になります。
以下の方法でユーザー定義パターンを拡張できます。
- パターン用の文書を作成します。 文書を作成することは、パターン・ユーザーのガイダンスになります。 パターン文書を更新するには、パターンの文書の作成を参照してください。
- ターゲット・プロパティーを定義します。 ユーザー定義パターンによって、メッセージ・フロー内のユーザー定義プロパティー、プロモートされたノード・プロパティー、およびノード・プロパティーの値を変更することができます。 パターンによって変更されるプロパティーをターゲット・プロパティーといいます。 パターン・ユーザーはパターン・パラメーターを構成することにより、パターン・インスタンスを作成します。
パターン・ユーザーによって構成されるパターン・パラメーターの値を使用すると、パターン・インスタンスでターゲット・プロパティーを構成することができます。 ターゲット・プロパティーを定義するには、ターゲット・プロパティーの定義を参照してください。
- ユーザー・インターフェースを定義します。 ユーザー・インターフェースを定義することで、パターン・パラメーターがパターン・ユーザーに表示される方法をカスタマイズできます。 例えば、パターン・パラメーターの名前変更やグループ化をしたり、パターン・パラメーターのデフォルト値を定義したりできます。 ユーザー・インターフェースを定義する方法については、
ユーザー・インターフェースの定義、パラメーター・グループの追加と編集、およびパラメーター・グループの使用可能化を参照してください。
- 「パターン・エクスプローラー」ビューにカテゴリーを構成します。 パターン・ユーザーがユーザー定義パターンをインポートすると、パターン・エクスプローラー・ビューにそれが表示されます。 「パターン・エクスプローラー」ビューで、ユーザー定義パターンが割り当てられるカテゴリーを選択したり、新しいカテゴリーを作成したりすることができます。 カテゴリーを構成するには、カテゴリーの作成と構成を参照してください。
- SOAP ノードを構成します。 ユーザー定義パターンで SOAP ノードを使用するには、ユーザー定義のパターンに対する SOAP ノードの構成を参照してください。
- パターン・パラメーター ID の変更 パターン・パラメーター ID は、XPath、Java™、および PHP コードでパターン・パラメーターを参照するために使用されます。 パターン・パラメーターまたはパターン・インスタンスを変更するためのコードを書くことができます。 デフォルトのパラメーター ID が割り当てられますが、カスタム ID に変更できます。 パラメーター ID を変更するには、パターン・パラメーター ID の変更を参照してください。
- パターン内のプロジェクトの作成を制御します。 パターン・パラメーターの値に基づいてユーザー定義のパターン内のプロジェクトが作成されるようにするかどうかを制御するために、XPath 式を使用できます。 プロジェクトの作成式をセットアップして式をテストする方法については、ユーザー定義パターンで使用されるプロジェクトの作成、およびプロジェクト作成式のテストを参照してください。
- パターン・パラメーターを変換します。 XPath 式を使用して、パターン・パラメーターの値を他のパターン・パラメーターから計算することができます。 パターン・パラメーターの変換をセットアップして変換をテストする方法については、パターン・パラメーターの変換、および変換式のテストを参照してください。
- パターン・パラメーターを有効または無効にします。 他のパターン・パラメーターの値に基づいてパターン・ユーザーがパターン・パラメーターを変更できるようにするかどうかを制御するには、XPath 式を使用できます。 パターン・パラメーター用の式の有効化をセットアップして式をテストする方法については、パターン・パラメーターの有効化、および有効化式のテストを参照してください。
- パターン・パラメーターに列挙値を使用します。 パターン・パラメーター用の列挙タイプをセットアップできます。
これにより、パターン・パラメーターの値の定義済みリストがパターン・ユーザーに提供されます。
可能な値のリストがターゲット・プロパティーにある場合、パターン・オーサリング・ツールがそのターゲット・プロパティー用の列挙タイプを生成します。 自動的に作成される列挙タイプは変更できます。 列挙タイプを使用するには、パターン・パラメーターでの列挙値の使用、およびパターン・パラメーターの列挙タイプの作成を参照してください。
- パターン・パラメーターに表を使用します。 テーブルの列を定義することによって、パターン・パラメーターのテーブル・タイプをセットアップできます。 パターン・ユーザーは、ユーザー定義パターン内のテーブルのデータの 1 つ以上の行を入力できます。 テーブル・タイプを使用するには、パターン・パラメーターでの表の使用、およびパターン・パラメーター表タイプの追加を参照してください。
- パターン・パラメーターにユーザー定義エディターを使用します。 ユーザー定義パターンでのパターン・パラメーターにユーザー定義エディターを作成できます。 パターン・ユーザーは、ユーザー定義パターンのインスタンス内でパターン・パラメーターに値を入力するときに、これらのエディターを使用します。 ユーザー定義エディターを使用するには、パターン・パラメーター用のユーザー定義エディターの使用を参照してください。
- Java または PHP を使用したパターン・インスタンスを変更します。 パターン・ユーザーがユーザー定義パターンのインスタンスを生成するときにパターン・インスタンスを変更するコードを、Java または PHP で書くことができます。 例えば、パターン・パラメーターの値に基づいてメッセージ・フローの構造を変更するコードを書くことができます。 ユーザー定義パターンで Java または PHP を使用するには、Java または PHP を使用したパターン・インスタンスの変更を参照してください。
次に行う事柄:
ユーザー定義パターンを拡張した後、パターン・プラグインをビルドする必要があります。
パターン・プラグインのビルドを参照してください。