Solar Pattern Authoring サンプルの実行

このサンプルをインポートする操作、またはインポートして部分的にセットアップする操作を完了すると、パターン・オーサリング・プロジェクトが自動的に開きます。 その時点で、パターン・プラグインを作成して、メッセージ・フローを実行することができるようになります。

パターン・プラグインの作成

以下の手順でパターンの動作を確認できます。

  1. パターン・オーサリング・エディターで、「パターンの作成」タブをクリックします。
  2. 「パターン・プラグインの作成」をクリックします。ワークスペースに 4 つのプラグインが作成されます。
  3. テスト・パターン」をクリックします。WebSphere Message Broker Toolkit の新しいインスタンスが始動します。
  4. WebSphere Message Broker Toolkit の新しいインスタンスで、「パターン・エクスプローラー」をクリックします。
  5. 「サンプル」>「Solar」をクリックし、「インスタンスの作成」をクリックします。
  6. パターン・インスタンスの名前を入力し、「OK」をクリックします。
  7. 「場所」リストから場所を選択するか、緯度と経度の 10 進数値で独自の場所を指定します。
  8. 「生成」をクリックします。ワークスペースでパターン・インスタンス・プロジェクトが作成されます。メッセージ・ブローカー・プロジェクトも作成されます。

これでメッセージ・フローを実行できるようになりました。

メッセージ・フローの実行

入力テスト・メッセージの例と、それに対応する出力メッセージ (MQOutput ノードによって生成されるメッセージ) が用意されており、サンプルが正しく動作したかどうかを確認できるようになっています。

入力メッセージの XML の例

このサンプルの実行で使用するテスト・メッセージは、協定世界時 (UTC) 形式 (YYYY-MM-DD) の日付を組み込んだ XML メッセージです。 このメッセージは、以下の形式に基づいています (ただし、読みやすくするために復帰文字を追加しています)。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<solar:sun xmlns:solar="http://caspian.hursley.ibm.com"
  xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
  xsi:schemaLocation="http://caspian.hursley.ibm.com solar.xsd">
  <solar:dateQuery>2010-04-15</solar:dateQuery>
</solar:sun>

メッセージ・フローの実行

メッセージ・フローを実行するには、以下のようにします。

  1. WebSphere Message Broker Toolkit を開きます。
  2. 新しい実行グループを作成するには、「ブローカー」ビューでデフォルト構成ブローカー (MB8BROKER) を選択し、「新しい実行グループ」を右クリックします。
  3. Solar という名前または任意の名前を入力します。実行グループが自動的に開始します。メッセージ・フローを実行グループにデプロイするときには、実行グループが実行中の状態になっている必要があります。
  4. 「ブローカー開発」ビューで、「SolarMessageFlow」>「フロー」>「デフォルトのブローカー・スキーマ」を展開して、SolarUpDown.msgflow メッセージ・フローを表示します。
  5. そのメッセージ・フローを右クリックして、「デプロイ」をクリックします。
  6. 作成した実行グループを選択し、「終了」をクリックして、選択したメッセージ・フローを新しい実行グループにデプロイします。
  7. WebSphere Message Broker Explorer を開きます。
  8. 「ブローカー」>「MB8BROKER」を展開して、作成した実行グループが実行中の状態であることを確認します。そうでない場合は、実行グループを開始します。
  9. 「IBM WebSphere MQ」>「キュー・マネージャー」>「MB8QMGR」を展開して、「キュー」を選択します。以下のキューが表示されることを確認します。
  10. 以下のメッセージでパターンをテストするために、そのメッセージを SOLAR WebSphere MQ キューに貼り付けます。
    1. 以下のメッセージをコピーします。
      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <solar:sun xmlns:solar="http://caspian.hursley.ibm.com"
        xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
        xsi:schemaLocation="http://caspian.hursley.ibm.com solar.xsd">
        <solar:dateQuery>2010-04-15</solar:dateQuery>
      </solar:sun>
      
      
    2. キューを右クリックします。
    3. 「テスト・メッセージの書き込み」を選択して、メッセージに貼り付けます。

    2010-04-15 の代わりに別の日付を試してみることもできます。

    注: 入力メッセージで改行を入れないようにしてください。

    注: 日の出、日の入り、および薄暮の時刻は、場所と季節によって異なります。場所と季節によっては、これらの時刻が定義されないことがあります。

  11. キュー・リストのリフレッシュが (約 20 秒ごとに) 行われるときに、SUNSETSUNRISETIMES キューのキュー項目数が増えていることを確認してください。そのキューを右クリックして、「メッセージの表示」を選択します。PHPCompute ノードで生成された日の出や日没や他の関連イベントの UTC 日付がメッセージ・データに含まれていることを確認してください。
  12. 日付を変えて、違いを確認してみてください。

MQOutput ノードから予想される出力メッセージ

MQOutput ノードからの出力メッセージは、入力メッセージと似ていますが、日の出と日没の時刻の派生値が追加されています。

予想される出力メッセージのコードを以下に示します。読みやすくするために復帰文字を使用して書式を整えています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<solar:sun xmlns:solar="http://caspian.hursley.ibm.com" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://caspian.hursley.ibm.com solar.xsd">
  <solar:dateQuery>2010-04-15</solar:dateQuery>
  <sunEventTime>
    <sunrise>2010-04-15 06:09:34 Europe/London</sunrise>
    <sunset>2010-04-15 20:01:29 Europe/London</sunset>
    <transit>2010-04-15 13:05:31 Europe/London</transit>
    <civil_twilight_begin>2010-04-15 05:34:33 Europe/London</civil_twilight_begin>
    <civil_twilight_end>2010-04-15 20:36:29 Europe/London</civil_twilight_end>
    <nautical_twilight_begin>2010-04-15 04:51:06 Europe/London</nautical_twilight_begin>
    <nautical_twilight_end>2010-04-15 21:19:57 Europe/London</nautical_twilight_end>
    <astronomical_twilight_begin>2010-04-15 04:02:23 Europe/London</astronomical_twilight_begin>
    <astronomical_twilight_end>2010-04-15 22:08:40 Europe/London</astronomical_twilight_end>
  </sunEventTime>
</solar:sun>

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