報告される時刻とタイム・スタンプが矛盾する問題を解決するには、以下のガイドに従います。
- シナリオ: z/OS® の WebSphere® MQ で報告される PutTime と、他の時刻またはタイム・スタンプの間に矛盾があります。 次の場合に、ほぼ 20 秒の違いが検出されます。
- トレース (Trace ノードから取得するものを含む)
- メッセージの MQMD ヘッダーの MQPUTTIME タイム・スタンプ
- ESQL から取得するタイム・スタンプ (例えば Compute ノードのもの)
- 説明: WebSphere Message
Broker は、
協定世界時 (UTC) を使用して時刻を報告しますが、これはうるう秒を
考慮しません。 しかし z/OS では、
メッセージの MQMD ヘッダーで WebSphere MQ が報告するメッセージ putTime は
うるう秒を考慮して、CVT フィールドに、
うるう秒に指定する値を使用します。
この矛盾は次のような問題を引き起こす可能性があります。
- デバッグ時の問題
- メッセージ・フローの制御にタイム・スタンプを使用する場合は、
メッセージ・フローに関する問題
- 誤情報
- 解決策: CVT フィールドを、UTC のうるう秒と一致するように
設定します。 あるいは、オフセットを追加して z/OS のタイム・スタンプ読み取りを
調整します。 例えば、ESQL で CURRENT_TIME を取得するときには、20 秒を加算します。