さまざまなバージョンのクライアント・ライブラリーを使用することにより、単一のブローカーから複数の Siebel のバージョンにアクセスすることができます。
カスタムの EISProviders 構成可能サービスを作成し、適切なライブラリー・ファイルのロケーションを設定することによって、別のバージョンの Siebel に接続することができます。 次に、実行グループを構成して、すべての Siebel ノードがこのカスタム構成可能サービスを使用するようにできます。 その結果、同一ブローカー内の 2 つの異なる実行グループから、Siebel サーバーのさまざまなバージョンに接続することができます。
このタスクはコマンド行、WebSphere® Message
Broker Explorer、または メッセージ・ブローカー API (CMP API) を使用して実行できます。 WebSphere Message
Broker Explorer の使用方法について詳しくは、WebSphere Message Broker Explorer を使用した構成可能サービスの処理を参照してください。 CMP API の使用方法について詳しくは、メッセージ・ブローカー API を使用するアプリケーションの開発を参照してください。
このトピックでは、コマンド行を使用して、Siebel のさまざまなバージョンに接続する方法について説明します。
- mqsicreateconfigurableservice コマンドを使用して、接続する Siebel の各バージョンに対して、以下の例に示すようにカスタム EISProviders 構成可能サービスを作成します。
mqsicreateconfigurableservice MB8BROKER -c EISProviders -o EISProvidersName -n jarsURL -v "c:¥siebelclient¥"
-o パラメーターは EIS プロバイダーの名前を指定し、-n および -v パラメーターは、EIS プロバイダー JAR ファイルのロケーションを指定するために使用されます。
- 以下の例に示すように、mqsichangeproperties コマンドを使用して、カスタム EISProviders 構成可能サービスを使用するように実行グループを構成します。
mqsichangeproperties MB8BROKER –e ExecutionGroupLabel –o ComIbmSiebelManager –n EISProviders –v EISProvidersName
- mqsistartmsgflow コマンドを使用するか、WebSphere Message
Broker Toolkit で実行グループを右クリックして、「開始」をクリックして、実行グループを再始動します。
- メッセージ・フローを適切な実行グループにデプロイします。