このトピックは、WS-Addressing および WebSphere® Message
Broker を使用するシステムのセットアップ方法に関する一組の指示の 4 番目の部分で、メッセージ・フローのテスト方法を例示します。
このトピックでは、構成済みのメッセージ・フローのテスト方法について説明します。 このシナリオでは、WebSphere MQ プロトコルではなく HTTP プロトコルを使用するツールを使用します。 下記の手順で説明されている機能を備えた任意のツールを使用することができます。
- ツールを開始し、http://localhost:nnnn/ を選択します。nnnn は、使用するポートのアドレスです。
- URL を、デプロイ後のフローのホスト、ポート、および選択内容に設定します。 SOAPInput ノードは、HTTP ノードとは異なるポート上で listen し、リスナーは、別のプロセスを使用しないで、実行グループに組み入れられます。
- SOAPInput ノードでは、HTTP ヘッダー内に SOAPAction 項目があるとみなされるので、この項目を追加しておく必要があります。
- 「新規ヘッダーの追加」をクリックします。
- ヘッダーの「値」部分に入力します。 その値は、コード中の SOAP:operation エレメントの SOAPAction 属性に一致していなければなりません。
- 「名前」ペインで「新規ヘッダー」を選択します。
- 名前を「新規ヘッダー」から SOAPAction に変更し、Enter をクリックします。
- 「ロード・ファイル」を選択し、使用する XML ファイルを格納しているディレクトリーに移動します。
- ファイルを選択し、「オープン」をクリックします。 以下の条件に注意してください。
- メッセージ内に WS-Addressing 項目がまったくない場合、ReplyTo および FaultTo のロケーションのデフォルトは「無名」になります。 すなわち、その結果は、元のクライアント接続に戻されるということです。
- メッセージに、「無名」の値の付いた WS-Addressing ヘッダー (ReplyTo) が入っている場合、応答は、元の TCP/IP 接続を使って元のクライアントに戻されます。
- メッセージに、FaultTo の値が明示的に組み込まれた WS-Addressing ヘッダーが入っている場合、応答はそのアドレスに戻されます。つまり、ReplyTo ヘッダーに指定されているロケーションを使用するというデフォルトは使用されません。
- 「送信」をクリックして、フローをテストします。 結果が右側のペインに表示されます。