WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

共通オブジェクト・リクエスト・ブローカー・アーキテクチャー (CORBA)

共通オブジェクト・リクエスト・ブローカー・アーキテクチャー (CORBA) は、複数のコンピューター言語で記述されて複数のコンピューター上で実行するソフトウェア・コンポーネントが一緒に機能することを可能にする、オブジェクト管理グループ (OMG) によって定義された標準です。

CORBA は、オブジェクトをネットワーク全体に分散させて、それらのオブジェクトに対する操作をリモート側で呼び出せるようにするための標準です。 CORBA は、特定のプログラミング言語とは関連付けられていません。 CORBA バインディングのある任意の言語を使用して、CORBA オブジェクトを呼び出して実装することができます。 オブジェクトは、インターフェース定義言語 (IDL) という構文で記述されます。

CORBA には、以下の 4 つのコンポーネントが含まれます。
オブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB)
オブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) は、パラメーターの通信、マーシャル、およびマーシャル解除を扱って、パラメーター処理を CORBA サーバーおよびクライアント・アプリケーションから透過的にします。
CORBA サーバー
CORBA サーバーは CORBA オブジェクトを作成して、それらを ORB によって初期化します。 サーバーは、CORBA オブジェクトへの参照をネーミング・サービス内に配置して、クライアントがそれらにアクセスできるようにします。
ネーミング・サービス
ネーミング・サービスは、CORBA オブジェクトへの参照を保持します。
CORBARequest ノード
CORBARequest ノードは、CORBA クライアントとして機能します。

以下の図は、WebSphere® Message Broker と CORBA の間の通信レイヤーを示しています。

この図は、WebSphere Message
Broker が CORBA に接続する方法を示しています。

この図は、以下のステップを示しています。
  1. CORBA サーバー・アプリケーションは CORBA オブジェクトを作成し、オブジェクト参照をネーミング・サービスに入れてクライアントがそれらを呼び出せるようにします。
  2. デプロイメント時に、ノードはネーミング・サービスに連絡してオブジェクト参照を取得します。
  3. メッセージが届くと、ノードはそのオブジェクト参照を使用して CORBA サーバー内のオブジェクトに対する操作を呼び出します。

CORBA が WebSphere Message Broker と共にどのように働くかの詳細については、CORBA ノードを参照してください。

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        最終更新: 2015-02-28 17:48:34


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