最低 1 つの入力ノードをメッセージ・フローに含めることが必要です。
入力ノードは、その他のメッセージ・フローを起動してその処理を行う時期を制御するため、他のノードとは異なります。 入力ノードは、メッセージ・フローで処理するデータがあることをチェックし、トランスポートまたはサーバーからそのデータを読み取り、後のフローにそのデータを渡して処理するように設計されています。
その他のノードは処理を行いますが、フローを起動する時期の制御は行いません。
- DatabaseInput ノード
- データベース内のイベントに応答するには、DatabaseInput ノードを使用します。 例えば、ブローカーは、外部システムとデータベースの同期処理を行うために、データベースでデータが変更されるたびに、ターゲット・システムに更新内容を送信できます。
- EmailInput ノード
- EmailInput ノードを使用して、Post Office Protocol 3 (POP3) または Internet Message Access
Protocol (IMAP) をサポートする E メール・サーバーから E メールを (添付ファイル付き、または添付ファイルなしで) 取り出します。
- FileInput ノード
- メッセージがファイルの内容である場合は、FileInput ノードを使用します。
- FTEInput ノード
- FTEInput ノードを使用して、WebSphere® MQ File Transfer Edition によってファイルを受信します。
- HTTP 入力ノード
- メッセージが Web サービス・クライアントによって送信される場合は、HTTPInput ノードを使用します。
- Input ノード
- スタンドアロン・メッセージ・フローとしてデプロイしない、別のメッセージ・フローに埋め込みたいメッセージ・フロー (サブフロー) を作成している場合、メッセージを受け取る少なくとも 1 つの Input ノードを、そのサブフローに組み込む必要があります。
Input ノードのインスタンスは In ターミナルを表します。 例えば、Input ノードのインスタンスを 1 つ組み込んだ場合、サブフローのアイコンは、別のノードに接続するのと同じ方法でメイン・フローの他のノードに接続できる 1 つの In ターミナルを表示します。
メッセージ・フローをデプロイするには、少なくとも 1 つの入力ノードが必要です。 メッセージ・フローに入力ノードが含まれていない場合には、それをブローカー・アーカイブ・ファイルに追加することはできません。 入力ノードはメイン・フロー、またはメイン・フローに組み込まれたメッセージ・フローに置くことができます。
メッセージ・フローでは、複数の入力ノードを使用できます。 詳しくは、複数の入力ノードの使用を参照してください。
- JMSInput ノード
- メッセージが JMS アプリケーションによって送信される場合は、JMSInput ノードを使用します。
- MQInput ノード
- メッセージが WebSphere MQ キューのブローカーに到達し、ノードがメッセージ・フローの先頭になる場合は、MQInput ノードを使用します。
- SCAInput ノード
- SCAInput ノードを SCAReply ノードと共に使用して WebSphere Process Server からのメッセージを処理します。
- SOAP 入力ノード
- SOAPInput ノードを使用してクライアント SOAP メッセージを処理し、メッセージ・フローが以下の SOAP Web サービス・プロバイダーのように振る舞うよう構成します。
- TCPIPClientInput または TCPIPServerInput ノード
- メッセージをロー TCP/IP ソケットを介して送信する際に TCP/IP 接続を作成するには、TCPIPClientInput ノードまたは TCPIPServerInput ノードを使用します。
- TCPIPClientReceive または TCPIPServerReceive ノード
- TCP/IP 接続を介してメッセージ・フローに到着するメッセージを読み取るには、TCPIPClientReceive ノードまたは TCPIPServerReceive ノードを使用します。
- ユーザー定義入力ノード
- メッセージ送信元が、異なるプロトコルまたはトランスポートを使用するクライアントまたはアプリケーションである場合は、ユーザー定義入力ノードを使用します。
- WebSphere Adapters のノード
- WebSphere Adapters ノードを使用して、SAP、Siebel、および PeopleSoft などのエンタープライズ情報システム (EIS) と対話します。 以下の入力ノードを使用できます。
- SAPInput ノード
- SiebelInput ノード
- PeopleSoftInput ノード
- JDEdwardsInput
- TwineballInput ノード
WebSphere Adapters の入力ノードは、特定のイベントの EIS をモニターします。 イベントが発生するときに、ビジネス・オブジェクトが入力ノードに送信されます。 ノードは、ビジネス・オブジェクトのツリー表現を構成し、メッセージ・フローの残りの部分でデータを使用できるようにそれを Out ターミナルに伝搬します。
WebSphere Adapters の要求ノードは、ビジネス・データを送信および受信できます。 これは EIS から情報を要求し、メッセージ・フローの残りの部分にデータを伝搬します。