Coordinated Request Reply サンプルの実行

Coordinated Request Reply サンプルを実行して、以下の処理を実行することができます。

  1. XML ペイロードが入った WebSphere MQ または JMS メッセージを、同じデータが入った CWF 形式のメッセージに変換します。
  2. 最初の ReplyToQ および ReplyToQMgr をグローバル・キャッシュに保管するか、WebSphere MQ メッセージまたは JMS メッセージに保管して、後で使用できるようにします。
  3. シミュレートされたアプリケーションを実行して、CWF 形式のペイロードの入った WebSphere MQ または JMS メッセージを読み取り、現在時刻をメッセージに追加し、CWF 形式のペイロードの入った WebSphere MQ または JMS メッセージを使用して応答します。
  4. グローバル・キャッシュまたはステップ 2 で作成した WebSphere MQ または JMS メッセージから、元の ReplyToQ および ReplyToQMgr を取り出します。
  5. CWF 形式のペイロードの入った WebSphere MQ または JMS メッセージを、XML 形式の同じデータの入ったメッセージに変換し、取り出した ReplyToQ および ReplyToQMgr の値を使用して、元の要求への応答として送信します。

サンプルの実行時に問題を検出した場合は、 WebSphere Message Broker 資料の『サンプル実行時の問題の解決』を参照してください。

Coordinated Request Reply WebSphere MQ サンプルを実行するには、次のようにします。

  1. サンプルのメッセージ・フローとメッセージ・セットがデプロイされていることを確認します。
  2. 「ブローカー開発」ビューで、Coordinated Request Reply MQ アプリケーションを展開します。 「フロー・テスト」の下の Requester.mbtest をダブルクリックして、これをテスト・クライアントで開きます。
  3. テスト・クライアントで、「エンキュー」をクリックします。
  4. 右側の詳細プロパティーのセクションで、メッセージ・データ・セクションの下部までスクロールして、CompletionTime の値が 12:00:00 であることを確認します。
  5. テスト・クライアントで設定されているポートが、キュー・マネージャーで使用しているポートと一致していることを確認します。
  6. 「メッセージの送信」をクリックして、Request メッセージ・フローの入力キューに WebSphere MQ メッセージを入れます。
  7. テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。キュー名を GET_REQREP_OUT に変更します。
  8. テスト・クライアントで設定されているポートが、キュー・マネージャーで使用しているポートと一致していることを確認します。
  9. 「メッセージの取得」をクリックして、キューからメッセージを取得します。
  10. メッセージの末尾にスクロールし、CompletionTime が初期値の <st1:time hour="0" minute="0">of 12:00:00</st1:time> から現在時刻に置き換えられていることを確認します。 これは、このメッセージが Backend Reply メッセージ・フローで処理されたことを示します。

CompletionTime の値が 12:00:00 以外の値に変更されていることを確認できたら、Coordinated Request Reply WebSphere MQ サンプルが正常に実行されたことになります。 12:00:00 ちょうどにテストを実行した場合には CompletionTime が変更されません。 サンプルを再実行して、Backend メッセージ・フローでメッセージ内の時刻が更新されたことを確認してください。

Coordinated Request Reply JMS サンプルを実行するには、次のようにします。

  1. 始める前に、セットアップ手順に従います。 『Coordinated Request Reply JMS アプリケーションのセットアップ』を参照してください。
  2. サンプルのメッセージ・フローとメッセージ・セットがデプロイされていることを確認します。
  3. 「ブローカー開発」ビューで、「独立リソース」の下の Coordinated Request Reply JMS Java アプリケーション・プロジェクトを展開します。 「src」>「jmsnode」の下で JMSP2PSender.java をダブルクリックすると、これがテキスト・エディターで開きます。
  4. 変数 jmsmsg を探して、CompletionTime の値が 12:00:00 であることを確認します。
  5. JMSP2PSender.java」を右クリックして「実行」>「Java アプリケーション」を選択し、Request メッセージ・フローの入力キューに JMS メッセージを入れます。
  6. 「ブローカー開発」ビューで、Coordinated Request Reply JMS アプリケーションを展開します。 「フロー・テスト」の下の Requester.mbtest をダブルクリックして、これをテスト・クライアントで開きます。
  7. テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。キュー名を GET_JMS_REQREP_OUT に変更します。
  8. テスト・クライアントで設定されているポートが、キュー・マネージャーで使用しているポートと一致していることを確認します。
  9. 「メッセージの取得」をクリックして、キューからメッセージを取得します。
  10. メッセージの末尾にスクロールし、CompletionTime が初期値の <st1:time hour="0" minute="0">of 12:00:00</st1:time> から現在時刻に置き換えられていることを確認します。 これは、このメッセージが Backend Reply メッセージ・フローで処理されたことを示します。

CompletionTime の値が 12:00:00 以外の値に変更されていることを確認できたら、Coordinated Request Reply JMS サンプルが正常に実行されたことになります。 12:00:00 ちょうどにテストを実行した場合には CompletionTime 値が変更されません。 サンプルを再実行して、Backend メッセージ・フローでメッセージ内の時刻が更新されたことを確認してください。

Coordinated Request Reply Global Cache を実行するには、次のようにします。

  1. サンプルのメッセージ・フローとメッセージ・セットがデプロイされていることを確認します。
  2. 「ブローカー開発」ビューで、Coordinated Request Reply Global Cache アプリケーションを展開します。 「フロー・テスト」の下の Requester.mbtest をダブルクリックして、これをテスト・クライアントで開きます。
  3. テスト・クライアントで、「エンキュー」をクリックします。
  4. 右側の詳細プロパティーのセクションで、メッセージ・データ・セクションの下部までスクロールして、CompletionTime の値が 12:00:00 であることを確認します。
  5. テスト・クライアントで設定されているポートが、キュー・マネージャーで使用しているポートと一致していることを確認します。
  6. 「メッセージの送信」をクリックして、Request メッセージ・フローの入力キューに WebSphere MQ メッセージを入れます。
  7. テスト・クライアントで「デキュー」をクリックします。キュー名を GET_REQREP_GC_OUT に変更します。
  8. テスト・クライアントで設定されているポートが、キュー・マネージャーで使用しているポートと一致していることを確認します。
  9. 「メッセージの取得」をクリックして、キューからメッセージを取得します。
  10. メッセージの末尾にスクロールし、CompletionTime が初期値の <st1:time hour="0" minute="0">of 12:00:00</st1:time> から現在時刻に置き換えられていることを確認します。 これは、このメッセージが Backend Reply メッセージ・フローで処理されたことを示します。

CompletionTime の値が 12:00:00 以外の値に変更されていることを確認できたら、Coordinated Request Reply Global Cache サンプルが正常に実行されたことになります。 12:00:00 ちょうどにテストを実行した場合には CompletionTime が変更されません。 サンプルを再実行して、Backend メッセージ・フローでメッセージ内の時刻が更新されたことを確認してください。

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