JDBC Type 4 接続でアクセスしているデータベースが、グローバル整合トランザクションに参加するようにするには、適切な環境をセットアップします。
以下のステップを実行します。
例えば、必要な JDBC クラスをセットアップするには、次のようにします。
XAResourceManager:
Name=Database_Name
SwitchFile=JDBCSwitch
XAOpenString=JDBC_DataSource
ThreadOfControl=THREAD
Database_Name は、JDBCProvider 構成可能サービスに対して定義されたデータベースのデータベース名 (DSN) です (例えば、mqsichangeproperties コマンドの -n databaseName -v Database_Name で指定されたもの)。
JDBCSwitch は、XA 調整用のスイッチ・ファイルを表す固定された総称名です。 各スタンザで、この値または別の単一の固定値を使用します。キュー・マネージャーが使用する特定のスイッチ・ファイルは、次のステップで作成するシンボリック・リンクによって定義されます。
JDBC_DataSource は、JDBCProvider 構成可能サービス (mqsichangeproperties コマンドの -o パラメーターで指定したもの) の ID です。
このブローカーから接続する各接続データベース (DSN) に対してスタンザを定義します。 DSN が同じ物理データベースに解決するとしても、別々の定義を作成する必要があります。 そのため、定義済みの各 JDBCProvider 構成可能サービスに対してスタンザが必要です。各サービスが単一データベースのプロパティーを定義できるようにするためです。
「XA リソース・マネージャー」ページを開いて、属性を変更して、データベースの定義を作成します。 属性は、Linux および UNIX 用に示されているものと同じで、「Name」、「SwitchFile」、「XAOpenString」、および「ThreadofControl」です。 追加の属性「XACloseString」はブランクのままにします。
「SwitchFile」に、完全修飾ファイル名、install_dir¥bin¥JDBCSwitch.dll を入力します。
「XA リソース・マネージャー」ページを開いて、属性を変更して、データベースの定義を作成します。 属性は、Linux および UNIX 用に示されているものと同じで、「Name」、「SwitchFile」、「XAOpenString」、および「ThreadofControl」です。 追加の属性「XACloseString」はブランクのままにします。
SwitchFile に JDBCSwitch を入力します。
install_dir は、ブローカー・コンポーネントをインストールしたディレクトリーです。 このディレクトリーのデフォルト場所は、/opt/ibm/mqsi/v.r.m.f (Linux の場合)、または /opt/IBM/mqsi/v.r.m.f (UNIX システム の場合) です。 デフォルト・ディレクトリーには、 製品のバージョン、リリース、モディフィケーション、およびフィックスが「v.r.m.f (バージョン.リリース.モディフィケーション.フィックス)」の形式で含まれています。
/var/mqm/exits ディレクトリーまたは /var/mqm/exits64 ディレクトリーのいずれか、またはその両方でリンクをセットアップします。 次の表では、各プラットフォームのファイル名を示しています。
プラットフォーム | 32 ビット・ファイル | 64 ビット・ファイル |
---|---|---|
AIX® |
libJDBCSwitch.so | |
HP-Itanium |
libJDBCSwitch.so | |
Linux (POWER® |
libJDBCSwitch.so | |
Linux (System z® |
libJDBCSwitch.so | |
Linux (x86) |
libJDBCSwitch.so | |
Linux (x86-64) |
libJDBCSwitch.so | |
Solaris (SPARC) |
libJDBCSwitch.so | |
Solaris (x86-64) |
libJDBCSwitch.so |
/exits および /exits64 ディレクトリーで、スイッチ・ファイルの同じ名前 JDBCSwitch または独自の値を指定します。 例えば、AIX では以下のようにします。
ln -s install_dir/lib/libJDBCSwitch.so /var/mqm/exits/JDBCSwitch
および
ln -s install_dir/lib/libJDBCSwitch.so /var/mqm/exits64/JDBCSwitch
データベースの処理の説明に従って作業してきた場合、次のタスクは グローバル整合されたトランザクションの ODBC 接続の構成です (オプション)。