メッセージ・フローおよびそのノードの保守を単純化し、プロモートされたプロパティーを収束することによりフロー内に複数のノードの共通値を提供するために、ノード・プロパティーをメッセージ・フロー・レベルにプロモートすることができます。
メッセージ・フローのレベルにメッセージ・フロー・ノード・プロパティーをプロモートするには、以下のステップを実行します。
メッセージ・フロー・ノード・プロパティーが、メッセージ・フローにプロモートされます。 プロパティーをプロモートしたとき、ノード・レベルでそのプロパティーに変更を加えることができなくなります。その値はメッセージ・フロー・レベルでのみ更新することができます。 メッセージ・フローのプロパティーを表示するには、メッセージ・フロー・エディターで、メッセージ・フロー (個々のノードではない) をクリックし、「プロパティー」ビューにプロパティーを表示します。 プロモートしたプロパティーは、作成したグループに編成されます。 これらのプロパティーのいずれかの値を設定する場合、メッセージ・フローがその他のメッセージ・フロー内に組み込まれるときにはいつでも、その値がプロパティーのデフォルト値として表示されます。
別のメッセージ・フロー (サブフロー) 内の組み込みメッセージ・フローを選択して、そのプロパティーを表示すると、プロモートされたプロパティー値が表示されます。 組み込みフローの内部を見る場合 (「サブフローを開く」を選択することによって)、プロパティーの元の値が表示されます。 プロモートされたプロパティーの値は元の プロパティーを置き換えませんが、メッセージ・フローをデプロイする時に優先されます。
必須のプロパティー (「プロパティー」ビュー内で名前の横にアスタリスクが表示されているもの) をプロモートする場合、プロパティーの必須特性は保存されます。 必須プロパティーがプロモートされる際、その値はノード・レベルで設定されている必要はありません。 プロモートされる必須プロパティーを含むフローがサブフローとして別のフローに含まれている場合、そのプロパティーはそのサブフロー・ノード用に値が取り込まれる必要があります。
メッセージ・フロー・ノード・プロパティーをプロモートするプロセスを、メッセージ・フローのいくつかのレベルを通して繰り返すことができます。 つまり、プロパティーは階層のどのレベルからでも、その 1 つ上のレベルにプロモートでき、階層全体を通して最上位のレベルまで同様にプロモートを実行できます。 プロパティーの値は、メッセージ・フローがブローカーにデプロイされるときに、階層内の最高点から伝搬されて、元のメッセージ・フロー・ノードに至るまで設定されていきます。 元のメッセージ・フロー・ノード上にあるそのプロパティーの値はオーバーライドされます。