実行グループのデプロイ時または再始動時のメッセージ・フローおよびアプリケーションの実行状態を構成することができます。
以前のバージョンの WebSphere® Message Broker では、新規メッセージ・フローを実行グループにデプロイすると、フローが自動的に開始されていました。 既存のメッセージ・フローを実行グループにデプロイする場合、フローの既存の実行状態が保持されます。 したがって、デプロイする前にフローが停止された場合、それをデプロイするときには停止されたままになっています。 この実行状態は、実行グループの再始動時にも保持されます。
WebSphere Message Broker バージョン 8.0 以降、実行グループのデプロイ時または再始動時にメッセージ・フローおよびアプリケーションのデフォルトの動作を設定できるようになりました。 例えば、他のメッセージ・フローで必要なリソースを作成するメッセージ・フローがあるとします。 そのため、フローがデプロイされるとき、またはブローカー、実行グループ、または収容アプリケーションが開始されるときに、ある 1 つのメッセージ・フローを他のすべてのメッセージ・フローの前に開始します。 1 つのメッセージ・フローが自動的に開始されるように設定した後、他のメッセージ・フローで手動再始動が必要であるとして設定することができます。
メッセージ・フローおよびアプリケーションでこのプロパティーを設定することができます。 アプリケーションにメッセージ・フローが含まれている場合、その状態はアプリケーションの状態によってオーバーライドされます。 例えば、アプリケーションが停止される場合、そのアプリケーションに含まれるフローが自動的に開始されるように設定されている場合でも、実行することができません。
mqsiapplybaroverride コマンドを使って startMode プロパティーを設定する方法については、mqsiapplybaroverride コマンドを参照してください。