Error Handler サンプルのセットアップ
Error Handler サンプルをインポートした場合、ブローカーにサンプルをデプロイするには、トランザクションを使用するように
サンプルを構成する必要があります。
トランザクショナリティーを使用するための Error Handler サンプルをセットアップするには、以下のタスクを実行します。
- ブローカーを停止します。
Windows の場合: ブローカー・コマンドを実行できるコマンド・コンソールを開始します。
Linux の場合: ターミナル・ウィンドウで mqsiprofile コマンドを実行します。
次のようなコマンドをコマンド行に入力して、ブローカーを停止します。ただし MB8BROKER は、ブローカーの名前です。
mqsistop MB8BROKER
- トランザクション用にデータベースを構成します。
データベース・マネージャーに関係する指示に従います。WebSphere Message Broker 資料の、トランザクションのグローバル整合のためのデータベースの構成を参照してください。
- トランザクション用に WebSphere MQ を構成します。
STAFFDB データベースを XA リソース・マネージャーとしてブローカーのキュー・マネージャーに定義します。
キュー・マネージャーは、トランザクション・マネージャーとして働きます。ブローカーは MB8BROKER、キュー・マネージャーは MB8QMGR、データ・ソース名は STAFFDB です。
データベース・マネージャーに関係する指示に従います。WebSphere Message Broker 資料の、トランザクションのグローバル整合の構成を参照してください。
- ブローカーを再始動します。
Windows の場合: ブローカー・コマンドを実行できるコマンド・コンソールを開始します。
Linux の場合: ターミナル・ウィンドウで mqsiprofile コマンドを実行します。
次のようなコマンドをコマンド行に入力して、ブローカーを開始します。ただし MB8BROKER は、ブローカーの名前です。
mqsistart MB8BROKER
- サンプルをブローカーにデプロイします。
- WebSphere Message Broker Toolkit で、「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブに切り替えます。
- 新しいブローカー・アーカイブ (BAR) ファイルを作成し、Main_Flow.msgflow を
BAR ファイルに追加します。
- 「ブローカー開発」ビューで、「ファイル」>「新規」>「BAR ファイル」をクリックします。
「新規 Message Broker アーカイブ」ウィザードが表示されます。
- 「新規 Message Broker アーカイブ」ウィザードで、「Error Handler Message Flows」プロジェクトを選択し、BAR ファイルの名前を入力してから、「終了」をクリックします。
新しい BAR ファイルが作成され、ブローカー・アーカイブ・エディターで開かれます。
- ブローカー・アーカイブ・エディターで、「メッセージ・フロー・プロジェクト」チェック・ボックスを選択します。
「Main_Flow.msgflow」チェック・ボックスが自動的に選択されます。
- 「ブローカー・アーカイブのビルド」をクリックしてから、「OK」をクリックしてください。Main_Flow.msgflow ファイルが BAR ファイルに追加されます。
- 整合トランザクションとして実行するようにメッセージ・フローを構成します。
- 「管理」ページに切り替えるため、ブローカー・アーカイブ・エディター・ウィンドウの下部にある「管理」タブをクリックします。
- Main_Flow.cmf を右クリックします。
- Main_Flow.cmf の構成可能なプロパティーが「プロパティー」ビューに表示されます。
- 「整合トランザクション」チェック・ボックスを選択します。
- Ctrl+S を押して、BAR ファイルを保存します。
- WebSphere Message Broker Toolkit がブローカー MB8BROKER に接続されていることを確認します。
- ErrorHandler という名前の新しい実行グループを作成します。
- 「ブローカー」ビューで、ブローカー MB8BROKER を右クリックして、
「新規」>「実行グループ」をクリックします。
- 「新規実行グループ」ウィンドウで、ErrorHandler を入力します。
- 「OK」 をクリックして、実行グループをブローカーに追加します。
- BAR ファイルをデプロイします。
- 「ブローカー開発」ビューで、作成した BAR ファイルを右クリックしてから、「ファイルのデプロイ」をクリックします。
- 「BAR ファイルのデプロイ」ウィンドウで、ErrorHandler 実行グループを
クリックします。
- 「OK」 をクリックすると、Main_Flow.msgflow ファイルがブローカーにデプロイされます。
これで、Error Handler サンプルを実行できるようになりました。
サンプルの実行を参照してください。
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