WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

コンテキスト

このシナリオでは、メッセージ・マップを使用して WebSphere® Message Broker でメッセージを拡張する方法を示します。このシナリオでは、データは外部データベース・システム内で使用可能です。データは、すべて同じデータベース・スキーマ内にある複数のデータベース表にわたって保管されます。

お客様の会社には AddressBook サービスが実装されており、さまざまな国の組織内のさまざまな部門によって使用されています。このサービスにより、従業員は顧客のメール・アドレスを取得したり、新規顧客のメール・アドレスを保存したりすることができます。

この図は、3 つの部門によって使用されている AddressBook サービスを示しています。

会社は、WebSphere Message Broker を使用して、データを変換してソース・システムとターゲット・システムの間でデータをやり取りする、いくつかの統合ソリューションを開発して管理しています。サービスを複数のアプリケーションで再利用可能にするために、要求側アプリケーションと AddressBook サービスの間でさまざまなアドレス・フォーマットの変換を行うアプリケーションを設計します。AddressBook サービスは、新規アドレスを保管するか、アドレスをユーザーに返す SOAP ベースのサービスです。メッセージ・マップを使用して、ユーザーが要求する操作に基づいて SOAP メッセージを変換する方法を定義します。

会社は、クライアントの詳細とアドレスをホストする外部データベース・システムとして DB2 バージョン 9.7 を使用します。

このシナリオでは、以下のデータベース表を使用します。
WebSphere Message Broker では、データベースに接続して、メッセージを拡張するために情報を取得するメッセージ・フローを実装するには、以下の選択項目があります。

このシナリオでは、Mapping ノードを使用してデータベースに接続し、複数の表からデータを取得し、WebSphere Message Broker Toolkit で SOAP メッセージ内のエレメントにこの情報をグラフィカルに取り込む方法を示します。