WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

コマンド環境: Linux および UNIX システム

WebSphere® Message Broker コマンドを実行するために、Linux または UNIX 環境をセットアップします。

Linux および UNIX システムでは、ランタイム・コンポーネントを開始するときに、mqsistart コマンドを発行する場所から環境を継承します。

したがって、コンポーネントを開始する前に環境を初期化しておく必要があります。install_dir/bin ディレクトリーにあるコマンド mqsiprofile は、この初期化を実行します。 ブローカーを開始する場合、このブローカーによってアクセスされるデータベースの環境も初期化する必要があります。

mqsiprofile コマンドの場所を変更したり、ユーザーによるコマンドの変更を行わないでください。このコマンドは、製品にサービスのインストールやアップデートを行うと、置き換えられることがあります。

固有の追加環境設定を実行したい場合は、your_file_name.sh という名前のスクリプトを、/common/profiles サブディレクトリーを含むブローカーの work_path ディレクトリーに追加します。

mqsiprofile を再び実行すると、コマンドは追加されたユーザー作成スクリプトをこの場所から自動的に呼び出します。

mqsiprofile を再度実行する前に、ログアウトしてからログインし直し、/common/profiles ディレクトリーの新規ファイルをピックアップする必要があります。

既存の初期化されたコマンド・シェルから mqsistart コマンド実行した場合、新しく追加されたスクリプトは使用されません。

work_path は、ブローカーの作業ディレクトリーを示します。作業パスが分からない場合は、以下のコマンドを入力します。
echo $MQSI_WORKPATH

スクリプトを追加する典型的な理由は、データベース・セットアップ・スクリプトの実行です。

追加設定を構成したら、コンポーネントとコマンドのランタイム環境を初期化できます。

  1. mqsiprofile コマンドを発行します。
    . install_dir/bin/mqsiprofile

    この呼び出しが正しく作動するためには、ロケーションの前にピリオドとスペースを含める必要があります。 各セッションの開始時にログイン・プロファイルを実行するには、このコマンドをログイン・プロファイルに追加します。

    このコマンドは、common/profiles ディレクトリーに追加したスクリプトにアクセスします。したがって、ランタイム・コンポーネントや、データベースなどの他のリソースのために、環境が初期化されます。

    zsh シェルを使用する場合は、mqsiprofile を発行すると、端末セッションが終了する可能性があります。この問題を解決するには、unsetopt function_argzero コマンドを実行してから、mqsiprofile コマンドを実行します。

  2. mqsistart コマンドを使用して、このシステムで実行するコンポーネントを開始します。

ご使用の環境に、次の条件が当てはまるかどうかを確認してください。

データベース・セットアップ・スクリプトの実行

ブローカーでは、デプロイ済みのメッセージ・フローからのユーザー・データベースへのアクセス権が必要となる場合があります。

データベース製品を Linux および UNIX システムにインストールする際、一部のデータベース・マネージャーでは、データベースに必要な環境セットアップを実行するプロファイルが提供されたり、実行する必要のあるアクションの詳細がドキュメントとして提供されることがあります。 必ず、データベース製品のドキュメントで、環境セットアップの詳細を確認してください。 ここで提供されている情報は、一般的なガイドだけであり、完全ではありません。

  1. プロファイルを更新して、必要な詳細について永続的な値を入力できる場合 (例えば、データベース・サーバー名やインストール・ディレクトリーなど):
    1. プロファイルの変更を完了します。
    2. プロファイル・ファイルをディレクトリー work_path¥common¥profiles にコピーします。
  2. プロファイルを永続的に更新することができず、毎回変更する必要がある場合は、次のように mqsiprofile コマンドとは別個にこれを実行する必要があります。
    1. データベースの環境を初期化するために適したプロファイルを実行します。
      • DB2® の場合、関連する DB2 インスタンスに対して、次のコマンドを発行します。
        . db2_instance_directory/sqllib/db2profile
      • Oracle の場合は、ORACLE_HOMEORACLE_SID をエクスポートしてから、次のコマンドを発行します。
        . ${ORACLE_HOME}/bin/oraenv
      • Sybase の場合は、インストール・ディレクトリーを指定して、次のコマンドを発行します。
        . Sybase_installation_directory/SYBASE.sh
      • Informix® の場合は、実行する必要のあるアクションの詳細について、ブローカー・システム上のクライアントの資料を参照してください。例えば、次の環境変数を指定する必要がある場合があります。
        export INFORMIXDIR=/installation_directory_of_informix_client_software
        export PATH=${INFORMIXDIR}/bin:${PATH}
        export INFORMIXSERVER=server_name
        export INFORMIXSQLHOSTS=${INFORMIXDIR}/etc/sqlhosts     
        export TERMCAP=${INFORMIXDIR}/etc/termcap
        export TERM=vt100
        export LIBPATH=${INFORMIXDIR}/lib:${INFORMIXDIR}/lib/esql:
                       ${INFORMIXDIR}/lib/cli:$LIBPATH

        ここで、server_name はファイル sqlhosts に定義されており (一般に、必要な値はマシン名)、ファイル sqlhosts の場所は、インストール・プロセスの一部としてセットアップされます。

        このセットアップを各セッションの開始時にシステムが実行するように構成するには、ブローカーを実行するユーザーのログイン・プロファイルにこれらのステートメントを追加します。

ご使用の環境がセットアップされたら、ブローカーとともに使用するデータベースの設定に関する情報をデータベースの処理で確認してください。

特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1999, 2014Copyright IBM Corporation 1999, 2014.

        
        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:47:45


タスク・トピックタスク・トピック | バージョン 8.0.0.5 | an26230_