WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

WebSphere Adapters ノードを含むメッセージ・フローのデバッグ

WebSphere® Adapters ノードを含むメッセージ・フローをモニターするには、さまざまな方法を使用できます。

このセクションにリストされているいずれかの方法を使用する前に、WebSphere Adapters ノードが適切な JAR ファイルと共用ライブラリーを使用可能であることを確認してください。 詳しくは、WebSphere Adapters ノードの環境を準備するを参照してください。

また、WebSphere Adapters 技術情報を参照して、WebSphere Adapters に関する最新の情報を確認してください。

WebSphere Adapters 要求ノードによって生成された例外を処理します。

WebSphere Adapters 要求ノードは、以下の Enterprise Information System (EIS) の障害を示す例外を生成します。
メッセージ番号 例外タイプ 説明
BIP3511 RecordNotFound 要求されたレコードが EIS 内に見つかりません。
BIP3512 DuplicateRecord EIS に既に存在するレコードの作成が試行されました。
BIP3513 MultipleMatchingRecords 検索要求に一致するレコードが複数あります。 複数のレコードを検索する場合は、retrieveall 操作を実行してください。
BIP3515 MatchesExceededLimit retrieveall 例外により、最大許容数を超えるエントリーが戻されました。
BIP3516 MissingData アダプター要求ノードに送信されたメッセージ・ツリーに、必要なフィールド・セットがすべて含まれていません。
表のカテゴリーにあてはまらない例外が発生した場合、ノードは、問題を記述する汎用の BIP3450 メッセージを生成します。
例外をエラーとして扱いたくない場合は、これらの例外を使用して特殊な処理を実行できます。 以下に例を示します。
  • レコードが既に存在するために create 操作が失敗した場合は、要求を update に変更できます。
  • 要求が複数のレコードと一致したために retrieve 操作が失敗した場合は、代わりに retrieveall 操作を試すことができます。
  • レコードが見つからなかったために retrieve 操作が失敗した場合は、空のレコードを戻すことができます。
これらの例外を処理するには、メッセージ・ルーティング・ノード、Compute ノード、または JavaCompute ノードを WebSphere Adapters 要求ノードの Failure ターミナルに接続し、例外メッセージ番号に基づいて例外を他の処理ノードに経路指定できます。

XSD スキーマ妥当性検査の問題

WebSphere Message Broker Toolkit で SAP アダプターを構成する際に、解決できない IBM XML スキーマに関する以下の警告が出る場合があります。
CTDX1101W : XSD: The location '' has not been resolved 
example1.xsd /EAI_ESB_LIB line 2 
example2.xsd /EAI_ESB_LIB line 2 
XSD Schema Validation Problem
この警告が出る原因は、以下に示すとおり、<xsd:import> エレメントでのネーム・スペース参照です。
<xsd:import namespace="http://www.ibm.com/xmlns/prod/websphere/j2ca/sap/metadata"/>

このネーム・スペースのタイプおよびエレメントは、XSD の論理構造では参照されません。 このネーム・スペースを参照する XML スキーマは、参照されるコネクター・プロジェクトに含まれており、XML カタログから参照されます。 XML カタログのエントリーは、SAP コネクター・プロジェクトをワークスペースに追加するときに設定されます。

これは重大な警告ではなく、無視しても安全です。スキーマ定義の構造上の内容に影響しないためです。

スケーラビリティーとパフォーマンスのための SAP アダプターの調整

ユーザー・トレース、アカウンティング・データ、および統計データを使用して、SAP ノードを含むメッセージ・フローのパフォーマンスをモニターしてから、その情報を使用して、メッセージ・フローの適切な数のリスナーと追加のインスタンスを構成し、フローを調整できます。 詳しくは、スケーラビリティーとパフォーマンスのための SAP アダプターの調整を参照してください。

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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:48:21


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