WebSphere® eXtreme Scale は、WebSphere Message Broker に対してデータ・キャッシュ機能を提供します。
グローバル・キャッシュは、再利用するデータを格納するためのリポジトリーです。 例えば、特定のノード、メッセージ・フローのインスタンス、実行グループ、またはブローカー以外で使用される相関情報を保管するために、WebSphere MQ メッセージ・フローでグローバル・キャッシュを使用できます。 このキャッシュを使用すると、複数のプロセスが 1 つの同じブローカー、あるいは異なる複数のブローカーに存在する場合、それらプロセス間でのデータ共有が容易になり、データベースなどの代替ソリューションの必要がなくなります。 1 つのノードを使用してグローバル・キャッシュにデータを格納すると、同じメッセージ・フローまたは別個のフローにある 2 番目のノードでグローバル・キャッシュからそのデータを取り出すことができます。
メッセージ・フロー・ノードを使用して、グローバル・キャッシュと対話できます。 キャッシュとの対話はメッセージ・フロー・トランザクションの外部で発生し、直ちにコミットされます。 キャッシュと対話するノードの下流で例外がスローされた場合、キャッシュ対話はロールバックされません。
グローバル・キャッシュの使用例については、『Coordinated Request Reply』のサンプルを参照してください。サンプルに関する情報は、WebSphere Message Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センター、またはオンライン・インフォメーション・センターを使用する場合にのみ表示できます。 サンプルは、WebSphere Message Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センターを使用する場合にのみ実行できます。
WebSphere Message Broker に用意されているグローバル・キャッシュを使用でき、WebSphere eXtreme Scale の外部グリッドに接続するように WebSphere Message Broker を構成できます。複数のリモート・グリッド、および組み込みグリッドで同時に作業できます。
グローバル・キャッシュまたは外部グリッドとやり取りするときには、JavaComputeノードを使用できます。 このノードは、マップへのデータの挿入、データの取り出し、マップが存在しない場合の作成を実行できます。 詳しくは、JavaCompute ノードを使用したグローバル・キャッシュへのアクセスを参照してください。
詳しくは、グローバル・キャッシュのモニターを参照してください。