WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

Siebel のインバウンド・アダプター・プロパティー

インバウンド・アダプターのプロパティーには、メッセージ・エンドポイントのインバウンド・イベント処理の構成情報が保持されます。こうしたプロパティーは、アダプターの一般操作も制御します。 「アダプター接続」ウィザードを使用して、これらのプロパティーを設定します。

これらのプロパティーは、エンドポイントのアクティベーション中に、アダプターに適格なイベント・リスナーを通知するために使用します。 インバウンド処理中に、アダプターはこれらのイベント・リスナーを使用して、 イベントをエンドポイントに転送する前にそれを受信します。

以下の表では、「アダプター接続」ウィザードを使用して設定するインバウンド処理のプロパティーをリストしています。 各プロパティーの詳しい説明は、表に続くセクションに記述されています。
表 1. インバウンド・アダプター・プロパティー
プロパティー名 説明
「アダプター ID」プロパティー

ログ・ファイルおよびトレース・ファイル内でのアダプター・インスタンスの名前。

イベント・フィルター用のアダプター・インスタンス (AdapterInstanceEventFilter) このアダプター・インスタンスがイベント・ストア内の特定のイベントを処理するかどうかを決定する ID です。
コード・ページ (codePage) アダプターが Siebel サーバーへの接続に使用するコード・ページです。
接続 URL Siebel アプリケーションへの接続に必要な接続 URL
送達タイプ

アダプターによりエクスポート・コンポーネントにイベントが配信される順序を決定します。

将来のタイム・スタンプがあるイベントを処理しない

アダプターが各イベントのタイム・スタンプをシステム時刻と比較することで、将来イベントをフィルター操作して除外するかどうかを指定します。

確実一回のみイベント送達

アダプターがイベントの確実一回のみ送達を提供するかどうかを指定します。

イベント・コンポーネント名 イベント表の Siebel コンポーネントの名前
イベント区切り文字 2 つの名前/値のペアの間で使用する区切り文字にオブジェクト・キーの名前と値を組み込むかどうかを指定します。
処理するイベント・タイプ

どのイベントを配信すべきかをアダプターに指示する、区切り文字で区切られているイベント・タイプのリスト

出力に空エレメントを含める 応答ビジネス・オブジェクトに空エレメントを含めるかどうかを指定します。
ポーリング期間の間隔

アダプターがポーリング期間の間に待機する時間の長さ。

言語コード Siebel サーバーへのログオンに使用する言語コード
最大接続

アダプターがインバウンド・イベント配信に使用できる接続の最大数。

ポーリング期間内の最大イベント数

各ポーリング期間中にアダプターがエクスポート・コンポーネントに配信するイベントの数。

最小接続数

アダプターがインバウンド・イベント配信に使用できる接続の最小数。

パスワード 対応するユーザー名のパスワード
Resonate サポート resonate サポートが Siebel サーバー上にインストールされており、値が True に設定されている場合、 アダプターがロード・バランシング機能を利用して、Siebel サーバーにさらに効率的に接続することを指定します。
始動時の EIS 接続 アダプターが始動時に Siebel サーバーに接続できなかったときに、接続を再試行するかどうかを制御します。
失敗したイベントの再試行限度 アダプターによる再送信の試行回数で、この回数に達すると失敗したイベントというマークが付けられます。
Siebel サーバー・ビュー・モード Siebel ビュー・モードを指定し、取得できるデータの種類と実行できる処置を制御します。
ポーリング時にエラーを検出した場合にアダプターを停止する

ポーリング中にエラーに遭遇した場合に、アダプターがイベントのポーリングを停止するかどうかを指定します。

システム接続に失敗した場合の再試行間隔 (RetryInterval)

インバウンド操作中のエラーの発生後に、新規接続の確立の試行間にアダプターが待機する時間の長さ。

ユーザー名 Siebel アプリケーションへのログオンに使用するユーザー名

ロギングおよびトレースに使用するアダプター ID (AdapterID)

このプロパティーは、アダプターの固有デプロイメント、またはインスタンスを識別します。

表 2. 「ロギングおよびトレースに使用するアダプター ID」の詳細
必須か はい
デフォルト 001
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 このプロパティーは、ログ・ファイルおよびトレース・ファイル内でアダプター・インスタンスを識別するものであり、また、アダプターのモニター中にアダプター・インスタンスを特定する際に役立ちます。アダプター ID は、アダプターに固有の ID である SEBLRA と共に使用され、Log and Trace Analyzer ツールで使用するコンポーネント名を形成します。例えば、アダプター ID プロパティーは 001 に設定されると、コンポーネント ID は SEBLRA001 になります。

同一のアダプターのインスタンスを複数実行する場合、アダプター ID プロパティーの最初の 8 文字はインスタンスごとに異なるため、ログやトレース情報がどのアダプター・インスタンスに関するものであるかを特定できるようになっています。アダプター ID プロパティーの最初の 7 文字をアダプター・インスタンスごとに変えることにより、コンポーネント ID もアダプターのインスタンスごとに異なるものになるため、ログやトレース情報がどのアダプター・インスタンスに関するものであるかを特定できるようになっています。

例えば、2 つのWebSphere® Adapter for JD Edwards EnterpriseOne インスタンスのアダプター ID プロパティーを 001 と 002 に設定した場合、この 2 つのインスタンスのコンポーネント ID、SEBLRA001 と SEBLRA002 は、それぞれのアダプター・インスタンスを区別できる十分な短さの ID です。 しかし、インスタンスのアダプター ID プロパティーがこれよりも長くなると、それぞれのインスタンスを区別できなくなります。2 つのインスタンスのアダプター ID プロパティーを Instance01 と Instance02 に設定した場合、どちらのインスタンスのコンポーネント ID も切り詰められて SEBLRAInstance になるため、それぞれのアダプター・インスタンスに関するログやトレース情報を特定できなくなります。

インバウンド処理の場合、このプロパティーはリソース・アダプター・プロパティーから取得されます。 アウトバウンド処理の場合は、管理接続ファクトリー・プロパティーから取得されます。

グローバル化対応 はい
Bidi サポート いいえ

イベント・フィルター用のアダプター・インスタンス (AdapterInstanceEventFilter)

このプロパティーは、このアダプター・インスタンスがイベント・ストア内の特定のイベントを処理するかどうかを制御します。
表 3. イベント・フィルター用のアダプター・インスタンスの詳細
必須か いいえ
デフォルト NULL
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 このプロパティーを利用すると、WebSphere Business Integration Adapter for Siebel Business Applications から WebSphere Adapter for Siebel Business Applications へのマイグレーションがスムーズに行えるようになります。 WebSphere Business Integration Adapter for Siebel Business Applications を使用すれば、複数のアダプター・インスタンスで同じタイプのイベントの処理が可能になり、ボリュームの大きなイベント・タイプのロード・バランシングを管理できるようになります。 ロード・バランシングが不要な場合は、1 つのアダプター・インスタンスが特定のタイプのイベントをすべて処理します。このプロパティーを使用することにより、コネクター ID フィルター処理を現在利用しているお客様に対して WebSphere Business Integration Adatper から JCA へのシームレスなマイグレーションが可能になります。

WebSphere Business Integration Adapter for Siebel Business Applications では、通常、このような形でロード・バランシングを行う必要はありませんが、この機能がサポートされているため、イベントをイベント・ストアに書き込むデータベース・トリガー等の機構を変更せずにマイグレーションを行えるようになっています。

AdapterInstanceEventFilter プロパティーは、WebSphere Business Integration Adapter for Siebel Business Applications のコネクター ID プロパティーに相当します。

この機能を使用するには、イベント・ストアにイベントを作成するデータベース・トリガー等の機構で、適切な値をコネクター ID 列に割り当てる必要があります。

次の表にあるは、AdapterInstanceEventFilter プロパティーとイベント・ストア内のコネクター ID 列の値との相互の関連を示したものです。

このプロパティーは標準イベント処理にのみ適用されます。 カスタムのイベント処理の場合は、カスタムのイベント照会により、必要なフィルタリングを実行する必要があります。

EventTypeFilter プロパティーと AdapterInstanceEventFilter プロパティーの両方を設定した場合、アダプターは両方の基準を満たすイベントのみを処理します。 つまり、アダプターは、EventTypeFilter プロパティーで指定されているタイプのイベントと、コネクター ID 列の値が AdapterInstanceEventFilter プロパティーと一致するイベントのみを処理するということになります。

注: カスタムのイベント処理を使用している場合、このプロパティーはサポートされません。
次の表のをご覧ください。
グローバル化対応 はい
Bidi サポート はい
表 4. AdapterInstanceEventFilter プロパティーとイベント・ストア内のコネクター ID 列との相互の関連
AdapterInstanceEventFilter プロパティー コネクター ID 結果
NULL NULL アダプターはこのイベントを処理します。
NULL Instance1 コネクター ID 列にチェックが入っていないため、アダプターはこのイベントを処理します。
Instance1 Instance1 アダプターはこのイベントを処理します。
Instance1 Instance2 インスタンス ID が一致しないため、アダプターはこのイベントを処理しません。
Instance1 NULL インスタンス ID が一致しないため、アダプターはこのイベントを処理しません。

コード・ページ (codePage)

アダプターが Siebel サーバーへの接続に使用するコード・ページを指定します。
表 5. 「接続 URL」の詳細
必須か いいえ
デフォルト デフォルト値なし
プロパティー・タイプ ストリング
使用法

アダプターが Siebel サーバーへの接続に使用するコード・ページの詳細は、このプロパティーを使用して指定します。

Siebel Java(tm) Data Bean でサポートされるコード・ページ設定リストは限られています。ご使用のランタイムの現在のコード・ページ設定がサポートされない場合、アダプターは Siebel サーバーに接続できない可能性があります。

アダプターは、Siebel サーバーへの最初の接続確立時に、コード・ページ・プロパティーを使用して、現行の Java 仮想マシン (JVM) の file.encoding プロパティーを変更します。この変更は、同じ JVM で稼働する他のアプリケーションに影響を与える可能性があります。 このコード・ページには、どのアプリケーションにも有効な値を指定しておいてください。

グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

接続 URL (ConnectionURL)

このプロパティーは、Siebel アプリケーションへの接続に必要な接続 URL を指定します。
表 6. 「接続 URL」の詳細
必須か はい
デフォルト デフォルト値なし
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 プロトコル://machinename:port/enterprisename/object manager/server name

Siebel 7.0.5 から 7.5x の場合: siebel://<IP ADDRESS>/siebel/SSEObjMgr_ENU/sebldev1
Siebel 7.8 の場合: siebel://<IP ADDRESS>:2321/Sieb78/SSEObjMgr_enu
Siebel 8 の場合: siebel://<IP ADDRESS>:2321/SBA_80/SSEObjMgr_enu
デフォルトのポート番号は 2320 です。 上の例 (Siebel バージョン 7.8 および 8 の場合) では、別のポート (2321) が指定されています。

グローバル化対応 はい
Bidi サポート はい

配信タイプ (DeliveryType)

このプロパティーは、アダプターによってイベントがエクスポート・コンポーネントに配信される順序を指定します。

表 7. 「配信タイプ」の詳細
必須か いいえ
可能な値

ORDERED
UNORDERED

デフォルト ORDERED
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 以下の値がサポートされています。
  • ORDERED: アダプターはイベントを一度に 1 つずつエクスポート・コンポーネントに配信します。
  • UNORDERED: アダプターはすべてのイベントを一度にエクスポート・コンポーネントに配信します。

このプロパティーを UNORDERED に設定した場合、最小接続数プロパティーと最大接続数プロパティーには 1 よりも大きな値を指定する必要があります。

グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

将来のタイム・スタンプがあるイベントを処理しない (FilterFutureEvents)

このプロパティーは、アダプターが各イベントのタイム・スタンプをシステム時刻と比較することで、将来イベントをフィルター操作して除外するかどうかを指定します。

表 8. 「将来のタイム・スタンプがあるイベントを処理しない」の詳細
必須か はい
可能な値

True
False

デフォルト False
プロパティー・タイプ ブール
使用法

True に設定された場合、アダプターは各イベントの時刻をシステム時刻と比較します。 イベント時刻がシステム時刻よりも後の場合には、 そのイベントは配信されません。

False に設定された場合、アダプターはすべてのイベントを配信します。

グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

確実一回のみイベント送達 (AssuredOnceDelivery)

このプロパティーは、インバウンド・イベント用に確実一回のみイベント送達を提供するかどうかを指定します。

表 9. 「確実一回のみイベント送達」の詳細
必須か はい
可能な値

True
False

デフォルト True
プロパティー・タイプ ブール
使用法 このプロパティーが True に設定される場合、各イベントが 1 回限り配信されるように、 アダプターは保証された 1 回限りのイベント配信を提供します。 値が False のときは、保証された 1 回のイベント配信を提供しませんが、より良いパフォーマンスが提供されます。

このプロパティーが True に設定される場合、アダプターはトランザクション (XID) 情報のイベント・ストアへの格納を試行します。 False に設定される場合、アダプターは情報の格納を試行しません。

このプロパティーが使用されるのは、エクスポート・コンポーネントがトランザクションである場合だけです。 そうでない場合は、このプロパティーの値にかかわらず、トランザクションを使用することはできません。

グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

イベント・コンポーネント名 (EventComponentName)

このプロパティーは、イベントがインバウンド処理用に保管されるイベント・ストアの名前を指定します。
表 10. イベント・コンポーネント名の詳細
必須か はい
デフォルト IBM2 (Siebel バージョン 7.x の場合) および IBM Event (Siebel バージョン 8 の場合)
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 デフォルト値は IBM2 (Siebel バージョン 7.x の場合) および IBM Event (Siebel バージョン 8 の場合) です。 これらのデフォルト値の 1 つを選択して、Siebel サーバー上でイベント・ビジネス・コンポーネントを構成すると、それは作成された Siebel イベント・ビジネス・コンポーネントの名前になります。 また、アダプターによって提供される値のリストから値を選択することもできます。 値のリストを編集することができます。 独自の Siebel イベント・ビジネス・コンポーネントを作成する場合、そのイベント・ビジネス・コンポーネントの名前を含むようにリストを編集できます。
グローバル化対応 はい
Bidi サポート はい

イベント区切り文字 (EventDelimiter)

このプロパティーでは、2 つの名前/値のペアの間で使用する区切り文字にオブジェクト・キーの名前と値を組み込む、ということを指定します。
表 11. 「イベント区切り文字」の詳細
必須か はい
デフォルト ;
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 複数の値の組がイベント・コンポーネント内のオブジェクト・キーに対して設定されている場合、それらは区切り文字に使用されます。
グローバル化対応 いいえ

処理するイベント・タイプ (EventTypeFilter)

このプロパティーには、区切り文字で区切られているイベント・タイプのリストが含まれており、どのイベントを配信すべきかをアダプターに指示します。

表 12. 「処理するイベント・タイプ」の詳細
必須か いいえ
可能な値 コンマ (,) で区切られたビジネス・オブジェクト・タイプと操作のリスト
デフォルト NULL
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 イベントは、ビジネス・オブジェクト・タイプと操作別にフィルタリングされます。このプロパティーが設定されている場合、アダプターはリストにあるイベントだけを配信することになります。 NULL の値を指定すると、フィルターは一切適用されずに、 すべてのイベントがエクスポート・コンポーネントに送られることになります。
構文: BOName:Operation1|Operation2, BOName:Operation1|Operation2|Operation3
  • ビジネス・オブジェクトの区切りには「,」を使用します。このリストにないオブジェクトは無視されます。
  • ビジネス・オブジェクト名と操作名の区切りには「:」を使用します。
  • サポートされる操作 (Create、Delete、Update など) の区切りには「|」を使用します。
  • CustomerOrder ビジネス・オブジェクトのイベントをすべて受け取るには、次のように値を指定します。
    Customer:Create|Update|Delete,Order:Create|Update|Delete
    または Customer,Order
  • Customer ビジネス・オブジェクトのすべてのイベントと、Order ビジネス・オブジェクトの Create および Delete イベントを受け取るには、次のように値を指定します。
    Customer,Order:Create|Delete
  • すべてのビジネス・オブジェクトの Create イベントと Delete イベントを受け取るには、次のように値を指定します。
    *:Create|Delete
注: このプロパティーで指定できる操作は、「アダプター接続」ウィザードでビジネス・オブジェクトとサービスに対して選択した操作のみです。 それ以外の操作を指定しても、そうした操作イベントは実行時に正しく送達されません。

EventTypeFilter プロパティーと AdapterInstanceEventFilter プロパティーの両方を設定した場合、アダプターは両方の基準を満たすイベントのみを処理します。 つまり、アダプターは、EventTypeFilter プロパティーで指定されているタイプのイベントと、コネクター ID 列の値が AdapterInstanceEventFilter プロパティーと一致するイベントのみを処理するということになります。

グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

出力に空エレメントを含める (includeEmptyField)

このプロパティーを指定すると、アダプターは空ストリング値を含むエレメントを応答ビジネス・オブジェクトに返すようになります。
表 13. 「出力に空エレメントを含める」の詳細
必須か いいえ
可能な値

True
False

デフォルト False
プロパティー・タイプ ブール
使用法 このプロパティーは、出力に空エレメントを含めるために使用します。 このプロパティーを選択すると、アダプターは空ストリング値を含むエレメントを応答ビジネス・オブジェクトに返すようになります。
グローバル対応 いいえ
BIDI サポート いいえ

ポーリング期間の間隔 (PollPeriod)

このプロパティーは、アダプターがポーリング期間の間に待機する時間の長さを指定します。

表 14. 「ポーリング期間の間隔」の詳細
必須か はい
可能な値 0 以上の整数。
デフォルト 2000
計測単位 ミリ秒
プロパティー・タイプ 整数
使用法 ポーリング期間は一定の速度に設定されます。つまりポーリング周期の実行が何らかの理由で遅延された場合 (例えば、前のポーリング周期が完了するのに予想以上に長い時間がかかったなど)、次のポーリング周期は、遅延が原因で失われた時間を埋め合わせるためにすぐに開始されます。
グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

言語コード (LanguageCode)

このプロパティーでは、Siebel サーバーにログオンするために使用される言語コードを指定します。
表 15. 「言語コード」の詳細
必須か はい
デフォルト ENU
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 システム・ロケールが英語の場合、このプロパティーの値は ENU (英語) です。これが、Siebel サーバーにログオンするために使用されます。
グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

最大接続数 (MaximumConnections)

このプロパティーは、アダプターがインバウンド・イベント配信に使用できる接続の最大数を指定します。

表 16. 「最大接続数」の詳細
必須か いいえ
デフォルト 1
プロパティー・タイプ 整数
使用法 正の値のみ有効です。 アダプターは、1 よりも小さい正のエントリーをすべて 1 に等しいものと見なします。 このプロパティーに負の値または 0 を入力すると、ランタイム・エラーが生じることがあります。
グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

ポーリング期間内の最大イベント数 (PollQuantity)

このプロパティーは、各ポーリング期間中にアダプターがエクスポート・コンポーネントに配信するイベントの数を指定します。

表 17. 「ポーリング期間内の最大イベント数」の詳細
必須か はい
デフォルト 10
プロパティー・タイプ 整数
使用法 値は 0 より大きくなければなりません。この値が大きくなると、ポーリング期間に処理されるイベントが増え、アダプターの実行効率が低下する可能性があります。 この値が小さくなると、ポーリング期間に処理されるイベントが少なくなり、アダプターのパフォーマンスが幾らか向上する可能性があります。
グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

最小接続数 (MinimumConnections)

このプロパティーは、アダプターがインバウンド・イベント配信に使用できる接続の最小数を指定します。

表 18. 「最小接続数」の詳細
必須か いいえ
デフォルト 1
プロパティー・タイプ 整数
使用法 正の値のみ有効です。 1 よりも小さい値についてはすべて、アダプターは 1 として扱います。 このプロパティーに負の値または 0 を入力すると、ランタイム・エラーが生じることがあります。
グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

パスワード (Password)

このプロパティーは、対応するユーザー名のパスワードを指定します。
表 19. 「パスワード」の詳細
必須か はい
デフォルト デフォルト値なし
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 このプロパティーは、「アダプター接続」ウィザードの接続プロパティー・ペインで「拡張」をクリックした後で表示されます。 パスワードは .import および .export ファイルに保存されて、アダプターがデプロイされた後も Siebel アプリケーションに接続できるようになります。 J2C 認証別名が使用される場合は、パスワードは必要ありません。
sadmin
グローバル化対応 はい
Bidi サポート はい

Resonate サポート (ResonateSupport)

このプロパティーは、Siebel サーバーが resonate サポートを使用するかどうかを示します。
表 20. 「Resonate サポート」の詳細
必須か いいえ
可能な値

True
False

デフォルト True
プロパティー・タイプ ブール
使用法 このプロパティーを True に設定した場合、アダプターは、ロード・バランシング機能を利用して Siebel サーバーへの接続効率を高めます。
グローバル化対応 いいえ

始動時の EIS 接続 (RetryConnectionOnStartup)

このプロパティーは、アダプターが開始時に Siebel サーバーに接続できなかったときに、接続を再び試行するかどうかを制御します。
必須か いいえ
可能な値

True
False

デフォルト False
プロパティー・タイプ ブール
使用法 このプロパティーは、アダプターの始動時に接続を作成できない場合に、アダプターが Siebel サーバーへの接続を再試行するかどうかを示します。
  • アダプターからイベントを受信するアプリケーションの作成とテストを行っている場合など、 アダプターが Siebel サーバーへの接続を確立できているかどうかのフィードバックを即座に必要とするときには、このプロパティーを False に設定します。 アダプターを接続できない場合、アダプターはログおよびトレース情報を書き込んで停止します。 接続の問題を解決してから、アダプターを手動で開始します。
  • 接続に関するフィードバックを即座に必要としない場合は、このプロパティーを True に設定します。 始動時に接続できないとき、 アダプターはログおよびトレース情報を書き込んでから、RetryInterval プロパティーを使用して再試行する頻度を判別し、 RetryLimit プロパティーを使用してその値に達するまで何度も再試行して、再接続を再試行します。
グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

失敗したイベントの再試行限度 (FailedEventRetryLimit)

このプロパティーでは、イベントに失敗したとしてマーク付けするまでに、アダプターがイベントの再送信を試行する回数を指定します。
必須か いいえ
可能な値 整数値
デフォルト 5
プロパティー・タイプ 整数
使用法 このプロパティーは、アダプターが何回イベントの送信を試みてからそのイベントに失敗したとマーク付けするかを制御するために使用します。 以下の値を使用できます。
デフォルト
このプロパティーを設定しない場合、アダプターはさらに 5 回試行してから、イベントに失敗したとマーク付けします。
0
アダプターは際限なくイベントの送信を試行します。 このプロパティーを 0 に設定すると、イベントはイベント・ストアに残り、イベントが失敗したとマーク付けされることはありません。
> 0
ゼロより大きい整数を指定した場合、アダプターは指定した回数再試行してから、イベントに失敗したとマーク付けします。
< 0
負の整数を指定した場合、アダプターは失敗したイベントを再試行しません。
グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

Siebel サーバー・ビュー・モード (SiebelServerViewMode)

このプロパティーは、Siebel ビュー・モードを指定し、取得できるデータとそれに対して実行できる処置を制御します。
表 21. 「ビュー・モード」の詳細
必須か はい
デフォルト 3
プロパティー・タイプ 整数
使用法 ビュー・モード・プロパティーは、Siebel ビジネス・オブジェクトのみに適用され、Siebel ビジネス・サービスには適用されません。
グローバル化対応 いいえ

ポーリング時にエラーを検出した場合にアダプターを停止する (StopPollingOnError)

このプロパティーは、ポーリング中にエラーに遭遇した場合に、アダプターがイベントのポーリングを停止するかどうかを指定します。

表 22. 「ポーリング時にエラーを検出した場合にアダプターを停止する」の詳細
必須か いいえ
可能な値

True
False

デフォルト False
プロパティー・タイプ ブール
使用法

このプロパティーが True に設定された場合、アダプターは、エラーに遭遇したときにポーリングを停止します。

このプロパティーが False に設定された場合、ポーリング中にエラーに遭遇したときに、アダプターは例外をログに記録してポーリングを続行します。

グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

システム接続に失敗した場合の再試行間隔 (RetryInterval)

アダプターがインバウンド接続に関連したエラーに遭遇した場合、このプロパティーは新しい接続の確立を試みる前にアダプターが待機する時間の長さを指定します。

表 23. 「再試行間隔」の詳細
必須か はい
デフォルト

60000 (1 分)

計測単位 ミリ秒
プロパティー・タイプ 整数
使用法 正の値のみ有効です。 アダプターがインバウンド接続に関連したエラーに遭遇した場合、このプロパティーは新しい接続の確立を試みる前にアダプターが待機する時間の長さを指定します。
グローバル化対応 いいえ
Bidi サポート いいえ

ユーザー名 (UserName)

このプロパティーは、Siebel アプリケーションへのログインに使用されるユーザー名を指定します。
表 24. 「ユーザー名」の詳細
必須か はい
デフォルト デフォルト値なし
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 このプロパティーは、「アダプター接続」ウィザードの接続プロパティー・ペインで「拡張」をクリックした後で表示されます。 ユーザー名は .import および .export ファイルに保存されて、アダプターがデプロイされた後も Siebel アプリケーションに接続できるようになります。 J2C 認証別名が使用される場合は、パスワードは必要ありません。
グローバル化対応 はい
Bidi サポート はい
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:47


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