WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

HTTP メッセージの処理

Hypertext Transfer Protocol (HTTP) は、Web 上でハイパーテキストおよび XML 文書を転送および表示するために使用されるインターネット・プロトコルの 1 つです。

HTTP トランスポートにアクセスして以下のリソースを扱うために、HTTP または SOAP ノードを含むメッセージ・フローを構成することができます。
  • SOAP ベースの Web サービス
  • REST や XML-RPC などの、その他の Web サービス標準
  • ペイロードが XML である場合の一般 HTTP メッセージング
HTTP ノードは、非セキュアな (HTTP) メッセージおよびセキュアな (HTTPS つまり HTTP over SSL) メッセージを処理できます。
SOAP ベース Web サービスの場合に、HTTP トランスポート・ノードおよび XMLNSC メッセージ・ドメインの代わりに SOAP ノードおよび SOAP メッセージ・ドメインを使用すると、いくつかの利点が生じます。
  • WS-Addressing、WS-Security、および SOAP ヘッダーのサポート。
  • ビット・ストリーム・フォーマットにとらわれない共通の SOAP 論理ツリー・フォーマット。
  • WSDL に照らし合わせた実行時の検査。
  • SOAP with Attachments (SwA) の自動処理。
  • Message Transmission Optimization Mechanism (MTOM) の自動処理。
HTTP ノードは SwA メッセージを処理することができますが、MIME メッセージ・ドメインを使用し、添付ファイルを明示的に処理するようにフローを設計し、さらにカスタム・ロジックを使って SOAP を抽出および構文解析する必要があります。

SOAP メッセージおよびノードを使用する方法の詳細については、SOAP とはを参照してください。

以下のように、HTTP ノードおよび SOAP ノードが TCP/IP ネットワークと対話する方法を選択できます。

それぞれのオプションの利点および構成方法についての詳細は、HTTP リスナーを参照してください。

以下の図は、HTTP メッセージのためにデフォルト・ポートに構成された、両方のタイプのリスナーの使用を示しています。

この図は、デフォルト・ポート 7800 上で組み込みリスナーを使用する実行グループと、デフォルト・ポート 7080 上でブローカー・リスナーを使用する 2 番目の実行グループを示しています。

入力ノードと一致する正しい応答ノードを常に使用する必要があります。 HTTPReply ノードと SOAPInput、または SOAPReply ノードと HTTPInput ノードを結合することはできません。 応答しようとすると、ブローカーが例外を生成します。

応答ノードは、同じメッセージ・フロー内または異なるメッセージ・フロー内に含めることができます。

単一のブローカーのメッセージ・フローで SOAP ノードおよび HTTP ノードを使用している場合、ブローカー・リスナーと組み込みの実行グループ・リスナーのいずれかを使用して HTTP メッセージを処理するように選択できます。 構成でのリスナーが、SOAPInput ノードと HTTPInput ノードの両方とも取得する可能性のあるメッセージを受け取る場合、それらのノードの URL 指定を注意深く確認する必要があります。 両方の URL 指定が着信メッセージと一致する場合は、正しくないタイプのノードがメッセージを取得する可能性があり、処理が失敗するか予期しない結果が生じることがあります。 この状況は、HTTPInput ノードおよび SOAPInput ノードの「URL のパス接尾部」プロパティーに同一の値を指定した場合に起こります。 また、いずれか、または両方の指定でワイルドカードを使用し、着信メッセージが両方のプロパティーとマッチングする場合にも起こります。

WebSphere® Broker HTTP トランスポート の使用方法について詳しくは、以下のトピックを参照してください。

HTTPS の使用法については、SSL 認証のインプリメントを参照してください。

また、外部 Web サーブレット・コンテナーで HTTP プロキシー・サーブレットを使用して、より多くの同時 HTTP セッションのためのリスナー・サポートを提供することもできます。 サーブレットとその使用方法の詳細については、HTTP プロキシー・サーブレットの概要を参照してください。

IBM HTTP Server (IHS) および WebSphere Message Broker を HTTP トポロジーに統合して、そのトポロジーで IHS のロード・バランシング機能とフェイルオーバー機能を利用する方法については、WebSphere Message Broker での外部 Web サーバーの使用を参照してください。

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        最終更新: 2015-02-28 17:46:07


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