CICS Transaction Server for z/OS Connectivity サンプルをセットアップするため、CICSConnection 構成可能サービスを使用して IBM WebSphere Message Broker から CICS Transaction Server for z/OS への接続を構成し、ターゲット CICS 領域で FILEA をセットアップします。
CICS Transaction Server for z/OS Connectivity サンプルのインポートとデプロイを実行する前に、CICSConnection 構成可能サービスを使用して、WebSphere Message Broker から CICS への接続を構成する必要があります。
CICS Transaction Server for z/OS Connectivity サンプルを実行する前に、ターゲット CICS 領域で FILEA をセットアップする必要があります。
このサンプルをインポートしてデプロイするために必要な最小構成の手順を以下に示します。
mqsisetdbparms MB8BROKER -n cics::<ID name> -u <username> -p <password>
以下の例を使用して、mycicsregion.com ポート 12345 で実行する CICS インスタンスの CICSConnection 構成可能サービスを作成します。 ブローカーは、アプリケーション ID BRKApp および修飾子 BRKQual によって識別されます。
CICS 領域に接続するためにログインが必要でない場合は、以下のコマンドを実行します。
mqsicreateconfigurableservice MB8BROKER -c CICSConnection -o CICSSampleConnectionService -n cicsServer,clientApplid,clientQualifier -v tcp://mycicsregion.com:12345,BRKApp,BRKQual
CICS 領域に接続するためにログインが必要な場合は、以下のコマンド実行します (<ID name> は実際のログインに合わせて置換します)。
mqsicreateconfigurableservice MB8BROKER -c CICSConnection -o CICSSampleConnectionService -n cicsServer,clientApplid,clientQualifier,securityIdentity -v tcp://mycicsregion.com:12345,BRKApp,BRKQual,<ID name>
mqsistop MB8BROKER
mqsistart MB8BROKER
CICSRequest ノードまたはメッセージ・フローが実行時に接続情報を参照する構成可能サービスを作成するための詳細を確認したり、CICSConnection 構成可能サービスの使用可能なプロパティーを表示したりする場合は、WebSphere Message Broker の資料にある『CICSRequest ノードの接続情報の変更』と『構成可能サービスのプロパティー』を参照してください。
mqsistop MB8BROKER
mqsistart MB8BROKER
WebSphere Message Broker Explorer を使用して、CICSRequest ノードまたはメッセージ・フローが実行時に参照する構成可能サービスを作成するための詳細については、WebSphere Message Broker の資料にある『新しい構成可能サービスの作成』を参照してください。CICSConnection 構成可能サービスの使用可能なプロパティーを表示する場合は、WebSphere Message Broker の資料にある『構成可能サービスのプロパティー』を参照してください。
これでサンプルのインポートとデプロイを実行できるようになりました。詳細については、『CICS Transaction Server for z/OS Connectivity サンプル』を参照してください。
このサンプルをインポートすると、CICS Connectivity Message Flows プロジェクトと CICSConnectivity.esql ファイルで以下の警告メッセージが生成される場合があります。
メッセージ・フィールドの参照 "InputBody.data.file" は解決できません。
メッセージ・フィールドの参照 "InputBody.data.record" は解決できません。
XML スキーマには data フォルダーが含まれていないので、これらのメッセージは無視してかまいません。
以下の手順を実行して、ターゲット CICS 領域で FILEA をセットアップします。
CICS 領域を最初に定義するときに、FILEA サンプル・データ・セットがインストール・プロセスの一部として作成され、mydsindex.myCICSregion.FILEA に配置されます。このデータ・セットを使用できない場合は、以下のジョブ制御言語 (JCL) スクリプトを使用してデータ・セットを再作成します。
//HCREFILA JOB … card details … //CREFILEA EXEC PGM=IDCAMS,REGION=6144K //SYSPRINT DD SYSOUT=A //AMSDUMP DD SYSOUT=A //SYSIN DD * DEFINE CLUSTER ( - NAME( hlq4filea.FILEA ) - CYL(2,1) - VOLUME(SYSDAV) - KEYS( 6 1 ) - INDEXED - RECORDSIZE( 80 80 ) - FREESPACE( 5 5 ) - SHAREOPTIONS( 2 ) - ) - INDEX ( - NAME( hlq4filea.FILEA.INDEX ) - ) - DATA ( - NAME( hlq4filea.FILEA.DATA ) - ) /* // //HINIFILA JOB … card details … //* ==================== //* LOAD VSAM DATA FILE //* ==================== //INIFILEA EXEC PGM=DFH£LDSP //STEPLIB DD DSN=hlq4cics.SDFHLOAD,DISP=SHR //FILEA DD DISP=SHR,DSN=hlq4filea.FILEA //SYSOUT DD SYSOUT=* //SYSIN DD DISP=SHR,DSN=hlq4cics.SDFHSAMP(DFH£FAIN) //* //
CICS 提供の CEDA トランザクションを使用して、FILE リソースを定義します。このリソースは、グループ DFH£FILA 内の CSD コマンド・サンプル FILEA 定義と同様の形式にすることができますが、前のステップで定義したデータ・セットを参照しなければなりません。
以下のコマンドを使用して、CICS 提供のサンプル・プログラム DFH$AXCS をインストールできます。
CEDA INSTALL PROG(DFH$AXCS) GROUP(DFH$EXCI)
CICS Transaction for z/OS Connectivity サンプルを実行できるようになりました。 CICS Transaction for z/OS Connectivity サンプルの実行を参照してください。