ESQL を使用してメッセージ・コレクションを作成できます。 メッセージ・コレクションを使用すると便利なのは、構文解析のためにメッセージをグループ化する必要がある場合や、特定のデータ構造 (CICS® Transaction Server for z/OS® チャネル・データ構造など) を表すためにメッセージ・コレクションを作成しなければならない場合です。
メッセージ・コレクションは、Properties ヘッダーと、Collection という 1 つのドメイン・エレメントで構成されるメッセージです。 Collection フォルダーには多数の子メッセージが含まれていて、それぞれには Properties フォルダーを 1 つと、多数のヘッダー (MQMD など)、および本体を入れることができます。 また、メッセージ・コレクションには、0 個以上の属性 (名前と値のペア) を指定できます。 属性名は、メッセージ・コレクションで固有でなければなりません。 メッセージ・コレクションの標準属性は、CollectionName と呼ばれる属性です。
以下の図は、メッセージ・コレクション構造の例を示しています。
構文解析用にメッセージをグループ化するためのメッセージ・コレクションを ESQL で作成すること、または特定のデータ構造 (CICS チャネル・データ構造など) を表すために構成する必要のあるメッセージ・コレクションを作成することができます。
ESQL を使用してメッセージ・コレクションを構成するには、以下の手順を実行します。