ビジネス・オブジェクトは、データ、そのデータに実施するアクション、そしてもしあるならばそのデータを処理するための追加の命令から成る構造です。 データは、送り状や従業員レコードなどのビジネス・エンティティー、または構造化されていないテキストを表すことができます。 アダプターはビジネス・オブジェクトを使用して、データを JD Edwards EnterpriseOne サーバーに送信したり、そこからデータを受信したりします。
WebSphere® Adapter for JD Edwards EnterpriseOne は JD Edwards EnterpriseOne 動的 Java™ コネクター API を使用して JD Edwards EnterpriseOne サーバーと通信します。 アダプターはビジネス機能、XML リスト呼び出し、およびリアルタイム・イベント・メカニズムによって JD Edwards EnterpriseOne と情報を交換します。
ビジネス・オブジェクトは、アダプター接続ウィザードを使用して作成されます。ウィザードはアプリケーションに接続し、アプリケーション中のデータ構造を発見し、それらを表すビジネス・オブジェクトを生成します。 また、アダプターが必要とする他のリソースも生成します。
アダプターは階層ビジネス・オブジェクトの処理をサポートします。 JD Edwards EnterpriseOne 操作を表すコンテナー・ビジネス・オブジェクトは 1 つまたは複数の子ビジネス機能オブジェクトを含むラッパー・オブジェクトで、シンプル・ビジネス機能オブジェクトとも呼ばれます。 各ビジネス機能オブジェクトは、JD Edwards EnterpriseOne アプリケーションの特定の関数呼び出しを表します。