メッセージ・ブローカー API はプログラミング・インターフェースの一種で、リモート・インターフェースを介してブローカーとそのリソースを制御するためにアプリケーションで使用できます。
メッセージ・ブローカー API は、構成マネージャー・プロキシーまたは CMP API とも呼ばれます。
構成マネージャーはバージョン 7.0 から除去されて、この API のフルネームが変更されました。 ただし、CMP アプリケーションと CMP API という用語はそのままで、このインフォメーション・センターでは メッセージ・ブローカー API に言及する場合に使用されています。それは、すべてのクラスを提供している JAR ファイル ConfigManagerProxy.jar との継続性や整合性のためです。
メッセージ・ブローカー API (CMP API) は Java™ の実装だけで構成されており、WebSphere® Message BrokerJava API として参照されます。 CMP を構成する Java クラスのセットによって、ブローカーの機能やリソースへの完全なアクセスがアプリケーションに与えられます。 CMP API を使用して、ブローカーと対話して以下のタスクを実行します。
ブローカーと相互作用するアプリケーションの場合、Java クラスは、論理的にはユーザー・アプリケーションとブローカーの間 (ユーザー・アプリケーションの Java 仮想マシン (JVM) の内部) に位置します。 接続のためには、 以下の図に示されている Java の WebSphere MQ クラスがこの API では必要になります。
CMP アプリケーションは、 ブローカーと同じ物理コンピューター上に置いて、 WebSphere MQ Java バインディング・トランスポートを使用して JNI (Java Native Interface) 接続でキュー・マネージャーに接続させることもできます。 適切な場合には、ご使用のアプリケーションをインターネット・プロトコル (TCP/IP) ネットワークを介して分散させて、WebSphere MQ Java クライアント・トランスポートを使用して WebSphere MQ SVRCONN チャネルによってブローカーに接続させることもできます。
CMP API を使用して、 以下の図に示されているように、同じアプリケーション内から複数のブローカーと通信する ことができます。
バージョン 8.0 への CMP アプリケーションのマイグレーションについて詳しくは、メッセージ・ブローカー API アプリケーションのマイグレーションを参照してください。