注釈は、PHP クラス構造の使用時の evaluate メソッドの動作を変更し、各 PHP スクリプト内で (メッセージ・ツリーの変換用に) 共通に使用されるコードを反復しなくてよいようにします。
PHP クラス構造を WebSphere® Message Broker と共に使用する場合、クラスは PHP ファイルと同じ名前を持ち、evaluate と呼ばれるメソッドを実装する必要があります。 PHPCompute ノードはクラスをインスタンス化し、evaluate メソッドを呼び出します。 PHP コードの開発について詳しくは、PHPCompute ノードに対する PHP コードの作成を参照してください。
以下の注釈が、ブローカーによりサポートされています。
evaluate メソッドには複数の注釈を指定できます。 MessageBrokerCopyTransform 注釈と MessageBrokerSimpleTransform 注釈を一緒に指定する場合は、MessageBrokerCopyTransform 注釈が優先されます。 入力アセンブリーは、MessageBrokerSimpleTransform および MessageBrokerCopyTransform のどちらの注釈でも共に使用可能です。
注釈を指定しない場合、evaluate メソッドの最初の引数は読み取り専用アセンブリーになります。 注釈名は大/小文字を区別し、認識されない注釈は無視されます。
注釈を使用する場合、出力アセンブリーが最初のパラメーターとして evaluate メソッドに渡され、入力アセンブリーが 2 番目のパラメーターとして渡されます。 2 番目のパラメーターはオプションであり、evaluate メソッド宣言で指定されている場合に渡されます。