新規ユーザー: アプリケーションの開発を開始する前に、このトピック内のリンクを使用して、理解しておく必要のある概念に関する情報を入手することができます。
メッセージ・フローとは、入力メッセージを受信したときにブローカー内で実行する、処理ステップのシーケンスです。 メッセージ・フローを定義するには、それぞれが処理ステップを定義する一連のアクションを表すいくつかのメッセージ・フロー・ノードを組み込みます。 メッセージ・フロー・ノードの詳細は、メッセージ・フロー・ノードを参照してください。
メッセージ・フローで使用するメッセージの構造を定義できます。
WebSphere Message Broker を使用してメッセージを経路指定する方法
メッセージ・フローを使用してメッセージを経路指定するいくつかの方法から、選択することができます。
Filter ノードを使用することにより、メッセージの内容に基づいてメッセージをメッセージ・フローを介して経路指定できます。 Filter ノードのさまざまな端末に接続されたノードを使用して、メッセージの内容に基づいて、それにさまざまな処理およびルーティングを適用できます。
Route ノードを使用し、メッセージの内容に基づいて、メッセージ・フロー内のさまざまなパスを通してメッセージを経路指定することができます。 Route ノードは、XPath 式を使用して、処理を制御します。
Compute、Mapping、PHPCompute、または JavaCompute ノードを使用して、出力メッセージの受信者を定義するための宛先リストを作成することができます。 その後、このリストを使用して、RouteToLabel および Label ノードを介してメッセージを経路指定することができます。 またはその代わりに、いくつかの出力ノードでは、宛先モード用の宛先リストを使用して 1 つのメッセージを多数のロケーションに送信することもできます。
WebSphere Message Broker は、メッセージ・フローの代わりにブローカーがデータベースと対話できるように構成するため、さまざまなデータベース・マネージャーをサポートしています。 このリンクをたどると、データベースと接続を 作成および構成する方法についての指示を入手できます。
拡張構造化照会言語 (ESQL) は、データベースを処理するために通常使用される構造化照会言語 (SQL) に基づいたプログラム言語です。 ESQL は、メッセージおよびデータベース内のデータにアクセスしてそれを取り扱えるように拡張されています。 ESQL をコーディングすることによって、Compute ノードを使用して、メッセージの変換および充実化を行うことができます。
JavaCompute ノードを使用して、有効な Java コードをメッセージ・フローに追加します。 Java を使用して、メッセージ・フロー内で、メッセージへのアクセス、メッセージの作成、およびメッセージの変換を行うことができます。
メッセージ・マッピングは、ドラッグ・アンド・ドロップ・インターフェースを使用してメッセージを変換します。 条件付きロジック、ESQL 関数、Java 関数、および XPath 関数を使用して、複雑なマッピングおよび変換を作成することができます。 また、メッセージ・マッピングを使用して、データベース表内のデータを選択および操作できます。 メッセージ・マッピングを作成することによって、Mapping ノードを使用して、メッセージの変換および充実化を行うことができます。
PHPCompute ノードを使用して、有効な PHP コードをメッセージ・フローに追加します。 PHP を使用して、メッセージ・フロー内で、メッセージへのアクセス、メッセージの作成、およびメッセージの変換を行うことができます。
XSLTransform ノードを使用して、XML メッセージの 1 つのタイプから別のタイプに、Extensible Stylesheet Language (XSL) スタイル・シートで提供される規則に基づいて変換できます。
Web サービスで WebSphere Message Broker を使用する方法
WebSphere Message Broker には、次のような、Web サービスで作業を行ういくつかの方法が用意されています。
WebSphere Message Broker を使用して、Web サービスを使ったアプリケーションの統合を行う方法を考察します。
WebSphere Message Broker でサポートされるさまざまな Web サービスのシナリオを考察します。
WebSphere Message Broker での Web サービスを使った作業の詳細を参照します。
このセクション内のリンクを使用すると、アプリケーションを WebSphere Message Broker に接続する方法を学べます。
WebSphere Message Broker がサポートする 2 つのタイプのアプリケーション通信モデルの 相違について学びます。
WebSphere Message Broker によってサポートされる多数のプログラミング・インターフェースについて学びます。
WebSphere Message Broker がサポートする通信トランスポートおよびプロトコルについて学びます。
パブリッシュ/サブスクライブとは、メッセージングにおいて、情報の提供者 (パブリッシャー) と、その情報の消費者 (サブスクライバー) とを分離するスタイルのことです。
このセクションのリンクを使用して、メッセージ・フロー内の論理メッセージ・ツリーおよびメッセージの内部表現を考察します。 メッセージがメッセージ・フローによって受け取られると、いわゆる論理メッセージ・ツリーまたはメッセージ・アセンブリーという論理構造が作成されます。 メッセージ・アセンブリーは、物理メッセージの内部表現であるメッセージ・ツリーと、メッセージ・フロー内のメッセージの処理中に情報の保管に使用されるいくつかの他のツリーで構成されます。
以下のリンクを使用して、メッセージ・フローで受信される物理メッセージについての情報を入手し、さまざまな構造とフォーマットがアプリケーションによって処理される方法を確認します。
WebSphere Adapters を使用してエンタープライズ情報システム (EIS) に接続するアプリケーションを開発することができます。
ユーザー定義の拡張機能は、WebSphere Message Broker で提供される機能を拡張するためにユーザーによって設計されたオプションのコンポーネントです。 ユーザー定義の拡張機能となり得るのは、ノードかパーサーのどちらかです。
メッセージ・ブローカー API (CMP API とも呼ばれる) は、該当するブローカーにリモート・インターフェースを使用してブローカーを制御するためにプログラム可能なアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) です。