アダプターは、データを送信したり Siebel Business Applicationsからデータを入手するために、ビジネス・オブジェクトを使用します。 ビジネス・オブジェクトは、データ、そのデータに実施するアクション、そしてもしあるならばそのデータを処理するための追加の命令から成る構造です。 データは、送り状や従業員レコードなどのビジネス・エンティティー、または構造化されていないテキストを表すことができます。
ビジネス・オブジェクトは、「アダプター接続」ウィザードを使用して作成されます。ウィザードはアプリケーションに接続し、アプリケーション中のデータ構造を発見し、それらを表すビジネス・オブジェクトを生成します。 また、アダプターが必要とする他のリソースも生成します。
Siebel ビジネス・オブジェクトは、デフォルトではロング・ネームを使用して作成されます。 より短い名前のビジネス・オブジェクトを作成するには、「アダプター接続」ウィザード の「オブジェクトの構成」画面で「より短い名前のビジネス・オブジェクトの生成」を選択します。 詳しくは、Siebel ビジネス・サービスを表すビジネス・オブジェクトの命名規則を参照してください。
アダプターは、階層的に構造化されたビジネス・オブジェクトをサポートします。 最上位のビジネス・オブジェクトと Siebel ビジネス・コンポーネントとの間には 1 対 1 の対応関係が存在しなければならず、最上位オブジェクトに存在するコレクションは、その子になります。 処理されたオブジェクトに関する情報は、そのオブジェクトおよびその属性の各々に対するアプリケーション固有の情報の中に保管されます。