WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

JD Edwards のアウトバウンド・アダプター・プロパティー

アウトバウンド・アダプター・プロパティーは、JD Edwards EnterpriseOne サーバー 上でのアダプターによるアウトバウンド接続インスタンスの作成方法とサーバー上での操作の実行方法を定義します。 アダプター接続ウィザードを使用して、これらのプロパティーを設定します。

次の表はアウトバウンド・アダプター・プロパティーをまとめたものです。 各プロパティーの詳しい説明は、表に続くセクションに記述されています。
プロパティー 説明
アダプター ID ログ・ファイルおよびトレース・ファイル内でのアダプター・インスタンスの名前。
Environment JD Edwards EnterpriseOne 環境名。
RetrieveAll 操作の最大レコード数 RetrieveAll 操作中に戻すレコードの最大数。
パスワード JD Edwards EnterpriseOne 環境でのアダプター・ユーザー・アカウントのパスワード。
役割 JD Edwards EnterpriseOne 環境にアクセスするために使用されるユーザー名に関連付ける役割の名前。
ユーザー名 JD Edwards EnterpriseOne 環境でのアダプター・ユーザー・アカウントの名前。

ロギングおよびトレースに使用するアダプター ID (AdapterID)

このプロパティーは、アダプターの固有デプロイメント、またはインスタンスを識別します。

必須か はい
デフォルト 001
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 このプロパティーは、ログ・ファイルおよびトレース・ファイル内でアダプター・インスタンスを識別するものであり、また、アダプターのモニター中にアダプター・インスタンスを特定する際に役立ちます。アダプター ID は、アダプターに固有の ID である JDERA と共に使用され、Log and Trace Analyzer ツールで使用するコンポーネント名を形成します。例えば、アダプター ID プロパティーは 001 に設定されると、コンポーネント ID は JDERA001 になります。

同一のアダプターのインスタンスを複数実行する場合、アダプター ID プロパティーの最初の 8 文字はインスタンスごとに異なるため、ログやトレース情報がどのアダプター・インスタンスに関するものであるかを特定できるようになっています。アダプター ID プロパティーの最初の 7 文字をアダプター・インスタンスごとに変えることにより、コンポーネント ID もアダプターのインスタンスごとに異なるものになるため、ログやトレース情報がどのアダプター・インスタンスに関するものであるかを特定できるようになっています。

例えば、2 つのWebSphere® Adapter for JD Edwards EnterpriseOne インスタンスのアダプター ID プロパティーを 001 と 002 に設定した場合、この 2 つのインスタンスのコンポーネント ID、JDERA001 と JDERA002 は、それぞれのアダプター・インスタンスを区別できる十分な長さの ID です。 しかし、インスタンスのアダプター ID プロパティーがこれよりも長くなると、それぞれのインスタンスを区別できなくなります。2 つのインスタンスのアダプター ID プロパティーを Instance01 と Instance02 に設定した場合、どちらのインスタンスのコンポーネント ID も切り詰められて JDERAInstance になるため、それぞれのアダプター・インスタンスに関するログやトレース情報を特定できなくなります。

インバウンド処理の場合、このプロパティーはリソース・アダプター・プロパティーから取得されます。 アウトバウンド処理の場合は、管理接続ファクトリー・プロパティーから取得されます。

グローバル対応 はい
BIDI サポート いいえ

Environment

このプロパティーは JD Edwards EnterpriseOne 環境名を指定します。

必須か はい
デフォルト デフォルト値なし
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 JD Edwards EnterpriseOne 環境は、JD Edwards EnterpriseOne サーバー上のデータおよびオブジェクトの場所を示す、ユーザー定義のポインターです。 ユーザーに、単一の JD Edwards EnterpriseOne サーバー上の複数の JD Edwards EnterpriseOne 環境の使用を許可できます。
 
グローバル対応 はい
BIDI サポート はい

RetrieveAll 操作の最大レコード数

このプロパティーは、RetrieveAll 操作に戻すレコードの最大数を指定します。

必須か はい
デフォルト 100
使用法 データベースでのヒットの数が「最大レコード数」プロパティーの値を超える場合、アダプターはエラー MatchesExceededLimitException および MatchesExceededLimitFault を戻します。 このプロパティーを使用して、メモリー不足の問題を回避します。
プロパティー・タイプ 整数
グローバル対応 いいえ
BIDI サポート いいえ

パスワード

このプロパティーは、JD Edwards EnterpriseOne 環境でのアダプター・ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。

必須か はい
デフォルト デフォルト値なし
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 パスワードは、JD Edwards EnterpriseOne 管理者によって作成され、名前が付けられます。 パスワードに使用する文字のタイプ、数、大/小文字の区別に制限はありません。
 
グローバル対応 いいえ
BIDI サポート はい

役割

このプロパティーは、JD Edwards EnterpriseOne 環境にアクセスするために使用されるユーザー名に関連付ける役割の名前を指定します。

必須か はい
デフォルト デフォルト値なし
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 役割は、ユーザーが所有する権限を定義します。 ユーザーは複数の役割を持つことができます。 アプリケーション、フォーム、表列、データ・ソースなどに対するユーザーのアクセス権限は、ユーザーに割り当てられている 1 つ以上の役割に基づいています。 役割は、JD Edwards EnterpriseOne 管理者によって作成され、名前が付けられます。
  • システム管理者
  • 人事
  • 会計
グローバル対応 いいえ
BIDI サポート はい

ユーザー名

このプロパティーは、JD Edwards EnterpriseOne 環境でのアダプター・ユーザー・アカウントの名前を指定します。

必須か はい
デフォルト デフォルト値なし
プロパティー・タイプ ストリング
使用法 ユーザー名は、JD Edwards EnterpriseOne 管理者によって作成されます。 ユーザー名に使用する文字のタイプ、数、大/小文字の区別に制限はありません。
 
グローバル対応 はい
BIDI サポート はい
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:44


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