このセクションの参照情報は、ライセンス要件を理解するために使用します。
WebSphere® Message
Broker をインストールして、変換およびルーティング操作すべてをサポートすることができます。 適切な場合、機能のサブセットだけでビジネス要件を満たせるのであれば、制限付きの機能セットをサポートするエディションをインストールすることができます。
製品の使用法と構成が、購入したご使用条件に適合していることを確認してください。
- WebSphere Message
Broker Developer Edition. このエディションは無料でダウンロードできます。ライセンス条件の範囲内で、必要な期間自由に使用できます。
使用可能なすべての機能を使用することができ、作成および保守できるリソースの数に制限はありません。
- WebSphere Message
Broker Standard Edition. 以下のいずれかの要件を満たすには、このエディションを購入してください。
- 使用可能なほとんど (またはすべて) の機能を使用する予定であるが、キャパシティー要件を低く抑えるために、制限された環境を構成する場合。
使用可能なすべての機能を使用できますが、作成および保守するリソースの数は制限されています。
- 基本的なフィーチャー・セットだけを使用する予定であるが、大容量の要件がある場合。
使用できるノードのセットには制限がありますが、作成および保守できるリソースの数に制限はありません。
- WebSphere Message
Broker Express® Edition. フィーチャーの基本的なセットのみを使用し、低いキャパシティー要件のみの場合は、このエディションを購入してください。 制限されたセットのノードを使用でき、作成および保守するリソースの数が制限されます。
- WebSphere Message
Broker Scale モード。
使用が想定されるのは基本的なフィーチャー・セットのみであっても、大容量という要件がある場合には、このライセンスを購入してください。
使用できるノードのセットには制限がありますが、作成および保守できるリソースの数に制限はありません。
WebSphere Enterprise Service Bus (WESB) をご使用のお客様は、乗り換えライセンスを取得できます。このライセンスを使用すると、WESB から
WebSphere Message
Broker にマイグレーションし、ブローカーを作成して
Scale モードで実行することができます。現在 WESB をご利用のお客様は、以下の乗り換えライセンスを取得できます。
- WebSphere Message
Broker WebSphere Enterprise Service Bus Transfer
License
- WebSphere Message
Broker WebSphere Ent Svc Bus Transfer License
Idle Standby
これらのライセンスを取得すると、WESB 製品ライセンスと引き換えに、
WebSphere Message
Broker を
Scale モードで使用する権利を取得できます。
- WebSphere Message
Broker Remote Adapter Deployment. WebSphere Message
Broker の標準的な使用として、エンタープライズ情報システム (EIS) との統合を期待している場合は、このエディションを購入してください。
このエディションは、EIS との対話を可能にする開発リソースのサブセットをサポートします。
- WebSphere Message
Broker. 使用可能なほとんどまたはすべての機能を使用するフル・ブローカー環境をセットアップする場合は、フル (無制限) ライセンスが必要です。

各
WebSphere Message
Broker ライセンスと、各契約で使用可能な
WebSphere Message
Broker 動作モードを以下のリストに示します。
- WebSphere Message
Broker Developer Edition
- developerモード
- WebSphere Message
Broker Standard Edition
- Standardモード
- scaleモード
- WebSphere Message
Broker Express Edition
- Expressモード
- WebSphere Message
Broker Scaleモード
- scaleモード
- WebSphere Message
Broker Remote Adapter Deployment
- アダプターモード
- WebSphere Message
Broker (無制限ライセンス)
- Advancedモード
- developerモード
- Standardモード
- scaleモード
- Expressモード
- アダプターモード
詳しくは、
動作モードを参照してください。

WebSphere Message
Broker for z/OS® は、Remote Adapter Deployment、Standard Edition、Express Edition、Scale モード、およびDeveloper Edition では使用できません。
ご使用条件をフル・ライセンスからいずれかの特殊ライセンスに変更することにした場合には、現行の構成がサポートされなくなることがあります。
各ライセンスでどのフィーチャーが使用可能かに関する詳細、および環境の構成方法については、WebSphere Message Broker の技術的な概要を参照してください。
適切な場合、別のライセンスを購入することにより、他のエディションからフル・ライセンスにアップグレードすることができます。
ソフトウェア・ライセンス契約の検索 Web サイトにアクセスすると、WebSphere Message
Broker のフル・ライセンスを表示できます。 WebSphere Message
Broker を検索して、ご使用のバージョンに該当するライセンスを選択します。
インストール後には、選択した言語で、ディレクトリー install_dir/license/ においてライセンスを表示できます。
WebSphere Message
Broker が使用するサード・パーティー製品についても、契約条件が提供されます。これらの詳細が記載されたファイルは、1 つ以上のランタイム・コンポーネントをインストールするときに、同一のライセンス・サブディレクトリーに保管されます。
ご使用条件に関する詳細をさらに必要とする場合や、追加のライセンスを購入したり、購入済みのライセンスのタイプを変更したりしたい場合には、IBM® 担当員にお問い合わせください。