MSCS クラスター内のブローカーを WebSphere® Message
Broker バージョン 8.0 にマイグレーションするには、特定の一連のステップを完了する必要があります。
MSCS で構成されているブローカーをマイグレーションする手順は以下のとおりです。
WebSphere Message
Broker バージョン 7.0 からWebSphere Message
Broker バージョン 8.0 へのマイグレーション
- WebSphere Message
Broker バージョン 8.0 を各ノードにインストールします。このインストールのための新しい場所を指定する必要があります。
- WebSphere Message
Broker バージョン 7.0 ブローカーに接続されているチャネルをすべて停止します。
- MSCS で、ブローカー・リソースをオフラインにし、そのクラスター・ディスクと WebSphere MQ リソースを 1 次ノード上でオンラインのままにします。
- WebSphere Message
Broker バージョン 8.0 コマンド・コンソールで、以下のコマンドを実行します。
mqsimigratecomponents BROKER1
BROKER1 は、ブローカーの名前です。
- ブローカー・リソースをオフラインにした状態で、ブローカー・クラスター・グループを 2 次ノードに移動します。
- WebSphere Message
Broker バージョン 8.0 コマンド・コンソールで、以下のコマンドを実行します。
mqsimigratecomponents BROKER1 -1
- すべての追加カスタム環境設定 (MQSI_FILENODES_ROOT_DIRECTORY など) を以前の環境から WebSphere Message
Broker バージョン 8.0 の環境にコピーします。
- クラスター・ディスクと WebSphere MQ リソースをオフラインにします。
- ブローカー・クラスター・グループをその 1 次ノード上で始動します。
WebSphere Message
Broker バージョン 8.0 から WebSphere Message
Broker バージョン 7.0 へのマイグレーション- MSCS で、ブローカー・リソースをオフラインにし、そのクラスター・ディスクと WebSphere MQ リソースを 1 次ノード上でオンラインのままにします。
- WebSphere Message
Broker バージョン 8.0 コマンド・コンソールで、以下のコマンドを実行します。
mqsimigratecomponents BROKER1 -s 8.0 -t 7.0
- WebSphere Message
Broker バージョン 7.0 コマンド・コンソールで、以下のコマンドを実行します。
mqsistart BROKER1
この手順は Windows サービスを更新して WebSphere Message
Broker バージョン 7.0 バイナリー・ファイルをポイントするために必要です。
- WebSphere Message
Broker バージョン 7.0 コマンド・コンソールで、以下のコマンドを実行します。
mqsistop BROKER1
- ブローカー・リソースをオフラインにした状態で、ブローカー・クラスター・グループを 2 次ノードに移動します。
- WebSphere Message
Broker バージョン 8.0 コマンド・コンソールで、以下のコマンドを実行します。
mqsimigratecomponents BROKER1 -s 7 -t 8 -1
- WebSphere Message
Broker バージョン 8.0 コマンド・コンソールで、以下のコマンドを実行します。
mqsimigratecomponents BROKER1 -s 8.0 -t 7.0 -1
- WebSphere Message
Broker バージョン 7.0 コマンド・コンソールで、以下のコマンドを実行します。
mqsistart BROKER1
これは Windows サービスを更新して WebSphere Message
Broker バージョン 7.0 バイナリー・ファイルをポイントするために必要です。
- WebSphere Message
Broker バージョン 7.0 コマンド・コンソールで、以下のコマンドを実行します。
mqsistop BROKER1
- クラスター・ディスクと WebSphere MQ リソースをオフラインにします。
- ブローカー・クラスター・グループをその 1 次ノード上で始動します。
WebSphere Message
Broker バージョン 8.0 で使用されるファイル・セキュリティー・モデルの変更により、共有リソースのファイル許可の変更が必要となる場合があることに注意してください。
必要な場合は、ドメイン・グループを作成して、ブローカーの userID をこのグループに追加し、グループに対して共有ファイルへの全アクセス権限を付与します。