mqsicreatebroker コマンドを使用してブローカーおよび関連リソースを作成します。
キュー・マネージャーとして WebSphere MQ バージョン 7.1 以降が選択されている場合、チャネル認証セキュリティーが自動的に無効になります。
作成されたキューには、デッド・レター・キュー (DLQ)、SYSTEM.DEAD.LETTER.QUEUE が含まれます。 セキュリティー設定は、他のブローカー固有の WebSphere MQ キューの場合と同じです。
メッセージ・フローから受信されたメッセージを処理できない場合、通常は入力キューにバックアウトされます。 バックアウトできない場合、またはメッセージ・フローがメッセージをバックアウトするように構成されていないか、代わりのエラー処理を実行する場合、ブローカーはメッセージを DLQ に送ります。
mqsideletebroker コマンドは、デフォルトの DLQ を削除しません (キュー・マネージャーが削除されない限り)。
WebSphere MQ クラスターをドメインで使用する場合、このコマンドを実行する前にキュー・マネージャーを定義し、クラスターでそのキュー・マネージャーを構成して、管理を減らし、可用性を向上させるという効果を得ます。
コマンドが Windows 上にキュー・マネージャーを作成した場合、そのキュー・マネージャーはサービスとして開始されません。 ログオフすると、キュー・マネージャーが停止します。 そのため、ログオンの状態を維持するか、またはキュー・マネージャー・サービスの開始状況を変更する必要があります。 ワークステーションをロックしても、WebSphere MQ キュー・マネージャーは停止しません。
管理セキュリティーを使用可能にしている場合は、このサポートで必要なキューもこのコマンドによって作成されます。
ブローカーはローカル・キュー・マネージャーにしかアクセスできないため、リモート・システム上にあるキュー・マネージャーでブローカーを作成することはできません。
バージョン 6.1 からマイグレーションした場合は、次の制約事項が適用されます。
WebSphere Message Broker の以前のバージョンでは、このコマンドに指定したパラメーターは、データベース・アクセスのデフォルト許可 (データベース・ユーザー ID とパスワード (指定した場合) またはサービス・ユーザー ID とパスワードのいずれか) を提供するために、ブローカーにより使用されました。 バージョン 8.0 ブローカーはデータベースを独自の目的では使用しないので、データベース・ユーザー ID およびパスワードのパラメーターは推奨されなくなりました。 ブローカー・サービス ID およびパスワードのパラメーターも、(Windows 上での使用を除き) 推奨されなくなりました。
前のリリースからブローカーをマイグレーションした場合、関連した値は保管され、それらの値は mqsisetdbparms コマンドを使用してユーザー自身が入力したものであるかのように、デフォルトのユーザー・データベース・アクセスで使用されることになってしまいます。
バージョン 8.0 ブローカーを作成した場合、mqsisetdbparms コマンドを使用して、データベース・アクセス許可をセットアップする必要があります。
社内でご使用のオペレーティング・システム上でのこのコマンドの詳細については、以下の該当するトピックを参照してください。
上記のすべてのキューには、WebSphere Message Broker グループ mqbrkrs へのアクセス権限が付与されます。 DLQ が使用可能になっている場合は、DLQ にも同じ権限が付与されます。