WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

実行グループに固有の環境ファイルの作成

実行グループ固有の環境ファイルを作成して、実行グループを再始動するときに、デフォルトのブローカー環境ファイルの代わりにこのファイルを使用できます。

始める前に

このタスクの開始前に、ブローカー JCL のカスタマイズを完了する必要があります。

このタスクは、z/OS 上にブローカーを作成するというより大きなタスクの、オプションのステップです。

デフォルトで、ブローカーには単一の環境ファイル (ENVFILE) があります。 これは BIPGEN をサブミットすることにより BIPBPROF から作成されたものです。 メイン・ブローカーのアドレス・スペースおよびいずれかの実行グループのアドレス・スペースは、 この環境ファイルを使用します。

実行グループに固有の環境ファイルが必要な場合には、 以下の手順を実行してそれを入手できます。 このような場合、再始動の際に、実行グループのアドレス・スペースは、デフォルトのブローカーの環境ファイルではなく固有の環境ファイルを使用します。

  1. BIPBPROF メンバーを検討します。 ブローカーおよびすべての実行グループのアドレス・スペースで必要なパラメーターを定義する場合、 それらのパラメーターを使用するように BIPBPROF を構成できます。
  2. BIPEPROF のコピーを作成して、以下の規則を使用することにより、 ファイルのコピーをコンポーネント・データ・セット内の実行グループ・ラベルと同じになるように名前変更します。

    この名前は、実行グループ・ラベルの最後の 8 文字と等しくなければなりません。 STEPNAME に対して無効な文字はすべて @ 文字で置き換えられることに注意してください。

    さらに、STEPNAME の最初の文字が英字ではない場合、その文字は A で置き換えられます。

    使用可能な文字について詳しくは、z/OS での管理を参照してください。

    例えば、MyExecutionGroup というラベルを持つ実行グループ・アドレス・スペースには、 IONGROUP という名前の実行グループに固有のプロファイルがあります。

  3. 名前変更された BIPEPROF ファイルをカスタマイズして、 実行グループに固有の環境変数の設定値が含まれるようにします。
  4. BIPGEN を編集して、実行グループ固有の新しいプロファイルの追加ステップを末尾に追加します。以下に例を示します。
    //BIPEG01 EXEC PROC=BIPEGEN,EG=IONGROUP
  5. デフォルトのブローカー環境ファイルを再作成するため、および実行グループに固有の新しい環境ファイルを作成するために、メンバー BIPGEN をサブミットします。 ジョブ出力を検討し、出力内の環境ファイルに期待通りのパラメーターが含まれていることを確認します。

    BIPBPROF、 あるいは名前変更された BIPEPROF ファイル、またはシステム規模のパラメーターを変更する場合、 再度 BIPGEN を実行依頼して変更を取得する必要があります。

実行グループ固有の複数の環境ファイル

実行グループ固有の複数の環境ファイルが必要な場合、 以下のタスクを実行します。
  1. 上記のステップ 2 に指定された命名規則に従って、それぞれに 1 つずつ実行グループ固有のプロファイルを作成します。
  2. BIPGEN の最後にいくつかのステップを追加します。 各ステップには異なる名前を付け、適正な 8 文字の実行グループ・ラベルを指定します。
  3. BIPGEN を再サブミットして、すべての環境ファイルを作成します。
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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:01


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