Collector ノードの動的入力ターミナルごとに、イベント・ハンドラーのプロパティーを構成できます。 これらのイベント・ハンドラーのプロパティーは、各ターミナルで受信されたメッセージがどのようにメッセージ・コレクションに追加されるかを決定します。
始める前に:
1 つ以上のイベント・ハンドラーのプロパティーを使用して、Collector ノードに追加した入力ターミナルごとに、メッセージがメッセージ・コレクションに追加される方法を制御することができます。未完了のメッセージ・コレクションは WebSphere® MQ キューに格納されます。 メッセージ・コレクションは、Collector ノードによって生成された順 (先入れ先出し法) で格納されます。 各メッセージ・コレクションには、入力ターミナルごとに 1 つのイベント・ハンドラー・インスタンスが存在します。 イベント・ハンドラーはターミナル上の着信メッセージがメッセージ・コレクションに追加されるかどうかを判別します。 イベント・ハンドラー・インスタンスは、コレクションの状態、受信したメッセージ数、タイマー、相関ストリングなどの情報を保守します。 新しいメッセージが入力ターミナルで受信されると、キューで順番を待機中の各メッセージ・コレクションのイベント・ハンドラーに提供されます。 メッセージがイベント・ハンドラーの 1 つで受け入れられると、メッセージ・コレクションに追加されます。 受け入れられたメッセージは、他のメッセージ・コレクションには提供されません。 すべてのイベント・ハンドラーがメッセージを拒否した場合は、そのメッセージはキューの最後に追加された新しいメッセージ・コレクションに追加されます。
コレクションで受け入れられた最初のメッセージは、メッセージ・コレクションの相関ストリング (構成されている場合) を判別します。 そのメッセージ・コレクションに送信されるその後のメッセージは、その相関ストリングが、コレクションの相関ストリングに一致する場合にのみ受け入れられます。 各イベント・ハンドラーが最初のメッセージを受け入れるごとに、タイムアウト・タイマー (構成されている場合) が開始します。 各イベント・ハンドラーで受け入れられたメッセージごとに、数量カウントが増分されます。 受け入れられたメッセージの数が構成された数量に達した、あるいはタイムアウト値に達した場合、 イベント・ハンドラーは満たされた状態になります。 イベント・ハンドラーが満たされた状態になると、それ以降、イベント・ハンドラーはメッセージを受け入れません。 メッセージ・コレクションは、すべてのメッセージ・コレクションのイベント・ハンドラーが満たされた状態になってはじめて完了します。 これで、メッセージ・コレクションは伝搬の準備が整います。
「プロパティー」ビューの「基本」タブにある「コレクション定義」表を使用して、イベント・ハンドラーのプロパティーを構成できます。
Collector ノードでイベント・ハンドラーのプロパティーを構成するには、次のようにします。