WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

スタック・ストレージ

メッセージ・フローの設計によっては、スタック・サイズを増やす必要があるかもしれません。

メッセージ・フロー・スレッドが開始するとき、メッセージ・フロー・ノードによって定義される指示を実行するためのストレージが必要になります。 このストレージは、実行グループのヒープおよびスタック・サイズによって決まります。 メッセージ・フロー・スレッドに割り振られるデフォルトのスタック・サイズは、使用されるオペレーティング・システムによって異なります。

Windows platformWindows では、各メッセージ・フロー・スレッドには、1 MB のスタック・スペースが割り振られます。

Linux platformLinux では、各メッセージ・フロー・スレッドには、1 MB のスタック・スペースが割り振られます。

UNIX platformUNIX では、各メッセージ・フロー・スレッドには、1 MB のスタック・スペースが割り振られます。

AIX platformAIX® では、各メッセージ・フロー・スレッドには、2 MB のスタック・スペースが割り振られます。

z/OS platformz/OS® では、各メッセージ・フロー・スレッドには、512 KB の下位スタック・スペースおよび 50 KB の上位スタック・スペースが割り振られます。

メッセージ・フローでは、ノードは通常 2 KB のスタック・スペースを使用します。 したがって、標準のメッセージ・フローには、z/OS で 250 のノード、UNIX システムで 500 のノード、Windows で 500 のノードが含まれます。 この量は、使用されるノードのタイプやノードで実行される処理によって、多くなったり少なくなったりします。

WebSphere® Message Broker では、ネストまたは再帰的処理が関係する処理は、スタックが大量に使用される原因となる場合があります。例えば、以下の状況では、スタック・サイズを増やす必要があるかもしれません。
  • メッセージ・フローが、大量の繰り返しまたは複雑なネストを含むメッセージを処理する場合。
  • メッセージ・フローが、同じプロシージャーまたは関数を再帰的に呼び出す ESQL を実行する場合、または ESQL ステートメントで演算子 (連結演算子など) が繰り返し使用される場合。

パフォーマンスを改善するために、スタック・サイズを増加させることができます。 詳細については、以下を参照してください。

特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1999, 2014Copyright IBM Corporation 1999, 2014.

        
        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:45:57


概念トピック概念トピック | バージョン 8.0.0.5 | ac55020_