WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

ブローカー・コンポーネント へのサービスの適用

メンテナンス更新およびプログラム修正を ブローカー・コンポーネントに適用します。

サービスを適用する前に、すべての関連リソースをバックアップしてあることを確認してください。 さらに、インストール・ディレクトリーおよび作業パス・ディレクトリーのバックアップを選択することもできます。 このタスクについての詳細は、リソースのバックアップを参照してください。

WebSphere Message Broker のすべてのコンポーネント用のメンテナンス更新は、プログラム一時修正 (PTF) (フィックスパックとも呼ぶ) の形で、Web サイトからのダウンロードにより入手可能です。 フィックスパックは累積的なものなので、複数のフィックスパックが使用可能な場合、使用可能な最新のものをインストールする前に以前のフィックスパックをインストールする必要はありません。 ただし、最初に GA (一般出荷版) コードを購入して、ご使用条件に準拠していることを保証する必要があります。 現在のフィックスについての最新情報は、WebSphere Message Broker サポート Web ページの「ダウンロード」セクションにある「推奨されるフィックス」のリンクを参照してください。

場合によっては、フィックスパックはメディア・リフレッシュとして提供されることもあります。この場合、CD および DVD は再作成され、IBM® パスポート・アドバンテージ上の電子イメージは置き換えられます。メディア・リフレッシュをご希望の場合は、IBM 担当員にお問い合わせください。

WebSphere Message Broker のフィックスパックは、GA リリースと同じテクノロジーを使ってインストールされます。 したがって、製品ファイルが常に追跡され、適切に更新されます。標準インストールのデフォルト・ディレクトリーについては、共存とマイグレーションを参照してください。

既存のインストールに暫定修正が 1 つ以上適用されている場合、インストールしようとしているフィックスパック・レベルのための指示と更新された暫定修正がないか、IBM 技術員に連絡をとってください。

複数のコピーの ブローカー・コンポーネントを単一のコンピューター上にインストールできるので、サービスを適用する方法を以下のように選択できます。

  1. サービスを既存のインストールに適用します。

    フィックスパックを適用すると、新規レベルの製品により、既存のレベルのものが上書きされます。 インストーラーは、より新しいモディフィケーションまたはフィックスパックの上に古いものをインストールする操作を禁止します。 サービスを適用する前に、すべてのブローカーを停止する必要があります。 定義したすべてのブローカーおよびリソースは保存されます。 フィックスパックが正常にインストールされたら、ブローカーを再始動してください。

    注: デフォルトでは、フィックスパック・インストーラーによって、インストール先の新しい場所として、フィックスパック・レベルに基づいたディレクトリー名が提示されます。フィックスパックを既存のインストール済み環境に適用するには、インストール先の入力が求められたときに、既存のインストール済み環境のディレクトリー名を選択する必要があります。
  2. フィックスパック・レベルの製品を新規ロケーションにインストールします。

    フィックスパックは、完全なインストールとして提供されます。 フィックスパック・パッケージを使用すれば、コンピューター上の新規ロケーションに製品をインストールできます。 インストールは以下のように、お持ちのライセンスの条件内でのみ実行できます。

    • このコンピューター上で、GA レベルの製品を既に購入済みである必要があります。
    • 単一のコンピューター上のインストールの数について、ライセンスの制約事項に準拠する必要があります。お持ちのライセンスでは、製品の複数のコピーのインストールが許可されても、一度に 1 つのインストールしか実行できない場合もあります。

    このオプションには、以下の利点があります。

    • インストールを完了するためにブローカーを停止する必要がありません。
    • ブローカーを開始する前に適切な mqsiprofile を実行することで、どのコンポーネントをどのサービス・レベルで実行するかを選択できます。
    • 古いコード・レベルから mqsiprofile を使用してブローカーを再始動することで、ブローカーを前のサービス・レベルにバックアウトすることができます。

    既にコンピューター上に複数のインストールがある場合は、複数のインストール済み環境があるコンピューターに対するサービスの適用にある追加情報をお読みください。

  3. 以前に製品がインストールされていない状態でフィックスパック・レベルの製品をインストールします。

    フィックスパックは完全なインストールとして提供されるため、以前に製品をインストールしていないコンピューターにフィックスパックをインストールできます。これはライセンスの条件内でのみ可能です。特に、ターゲット・コンピューターで GA レベルの製品を既に購入済みである必要があります。

サービスは、ブローカーが稼働している動作モードによる影響を受けません。

適用したサービスを除去する場合は、ブローカー・コンポーネントのサービスのアンインストールを参照してください。

フィックスパックのダウンロード

以下のようにして、最新のフィックスパックをWebSphere Message Broker サポート Web ページからダウンロードします。

  1. 「ダウンロード」をクリックして、使用可能なダウンロード・パッケージのページを開きます。
  2. 「推奨されるフィックス」をクリックしてから、該当する製品およびバージョンをクリックします。 使用可能なフィックスが表示されます。
  3. ダウンロードするフィックスをクリックします。 フィックスについての詳細情報、およびダウンロードとインストールのための指示が表示されます。
  4. 「修正された問題」をクリックすると、そのフィックスパックで修正されている PMR、APAR、および障害が何であるかが示されます。
  5. オペレーティング・システムを選択して、「Download package」 セクションで「FC」をクリックすると、ダウンロード・プロセスが開始します。
  6. まだサインインしていない場合は、ご使用の IBM ID とパスワードでサインインし、「Submit」をクリックします。 ID をお持ちでない場合は、このページで登録できます。
  7. ダウンロードするフィックスを選択します。
  8. フィックスのダウンロードに使用するダウンロード方式を選択します。
  9. ダウンロードの条件を受け入れます。
  10. 「Download now」をクリックします。
  11. ダウンロードが完了したら、指示に従い、このフィックスに対するメンテナンス更新を適用します。
    1. 既存のインストール済み環境にサービスを適用する場合、グラフィカル・モード、コンソール・モード、およびサイレント・モードの標準インストール用のデフォルト・ディレクトリーとして、この現在のインストール・ディレクトリーがインストール・ウィザードによって使用されます。

      そのため、この場所は、製品がまだインストールされていないコンピューター上で最初の標準インストール用に設定されたデフォルト・ディレクトリーとは異なる可能性があります。 デフォルトのインストール・ディレクトリーは、共存とマイグレーションサイレント・インターフェースを使用したブローカー・コンポーネント のアンインストール、またはグラフィカル・インターフェースを使用したブローカー・コンポーネント のアンインストールで説明されています。 デフォルト以外の場所にコンポーネントを以前にインストールした場合、必要な場所にフィックスパックがインストールされるよう注意深く確認してください。

    2. 製品の追加コピーをインストールすることでサービスを適用する場合は、インストール・ガイド に記載されている指示に従い、新しいインストール場所を指定します。

複数のインストール済み環境があるコンピューターに対するサービスの適用

ブローカー・コンポーネントを単一のコンピューター上に複数回インストールした場合、それらのインストール済み環境の 1 つ以上に対して任意の順序でサービスを適用するように選択できます。 そのため、最初に 1 つのインスタンスに対してサービス・レベルをインストールして、いくつかのテストを完了してから、その他のインストール済み環境に対してフィックスを適用するように選択できます。

どの状況においても、お持ちのライセンスの条件には必ず従っていただく必要があります。

分散システム

ブローカーがどのインストール済み環境を扱うかを指定するには、 そのインストール済み環境に関連付けられた mqsiprofile コマンドを実行します。 定義したリソースはすべて、mqsiprofile を実行したインストールに関連付けられます。 mqsiprofile コマンドが完了したら、ブローカーを再始動してください。

前のレベルに戻ることに決めた場合、ブローカーを停止し、以前のサービス・レベルでインストールに関連付けられた mqsiprofile コマンドを実行してから、ブローカーを再始動します。

複数のインストール済み環境を扱う方法の詳細については、コマンド環境: Windows システムおよびコマンド環境: Linux および UNIX システムを参照してください。

z/OS システム
コンポーネント・プロファイルを作成して、複数のインストール済み環境のうちの 1 つで作業することができます。 詳細は、z/OS 上でのサービスのインストールを参照してください。

コンポーネントの詳細については、z/OS カスタマイズの概要を参照してください。

コンピューター上に単一のインストール済み環境がある場合、サービスを適用するためには、すべてのブローカーを停止して、サービスを適用し、その後にブローカーを再始動する必要があります。 サービスが製品コードに適用されるので、ブローカーを即時に開始して新しいサービス・レベルで実行できます。

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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:47:10


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