新規ユーザー: メッセージ・モデルの設計および作成の方法
アプリケーションで使用するメッセージの形式が自己定義でない場合、
メッセージの構造を定義するメッセージ・モデルを作成する必要があります。 メッセージが自己定義である場合は、メッセージ・モデルを作成して、
メッセージの実行時妥当性検査、メッセージの再利用、文書の自動生成、
ESQL を使用するときのメッセージ構造のコード完了を利用することもできます。 メッセージ・マッピングを使用する場合、メッセージのメッセージ・モデルも作成する必要があります。
WebSphere® Message
Broker で使用する SWIFT、EDIFACT、X12、FIX、HL7、および TLOG などの業界標準の共通メッセージ形式用として事前構築されたモデルを得ることができます。 また、C ヘッダー・ファイル、COBOL コピーブック、XML スキーマ、
および DTD と WSDL ファイルからメッセージ・モデルを作成することもできます。 または、メッセージ定義エディターを使用して独自のメッセージ・モデルを作成することもできます。
詳しくは、アプリケーションの開発を始めるために必要な知識の論理および物理メッセージ構造の項を参照してください。
メッセージ・モデルのコンポーネントは何か
このセクション内のリンクを使用すると、メッセージ・セット・プロジェクトおよび
メッセージ・セット・ファイルを作成および構成する方法を学べます。
- 以下のリンクを使用して、メッセージ・モデルの作成に使用されるさまざまなコンポーネントについて学べます。
- メッセージ・セット・プロジェクトとは何か
メッセージ・セット・プロジェクトは、1 つのメッセージ・セットと関連したリソースすべてを作成して保守するための特殊なコンテナーです。
メッセージ・セットには、1 つ以上のメッセージ・モデルを入れることができます。
- メッセージ・セットとは何か
メッセージ・セットは、メッセージおよびメッセージを構成するオブジェクト (エレメント、
タイプ、グループ) の論理グループです。 メッセージ・セットには、1 つのメッセージ・セット・ファイル、および複数のメッセージ定義ファイルとメッセージ・カテゴリー・ファイルを入れることができます。
- メッセージ定義ファイルとは何か
メッセージ定義ファイルは、メッセージ、エレメント、タイプ、およびメッセージ・モデルを構成するグループを収容します。 メッセージ定義ファイルには、関連したメッセージのグループ用の、
XML スキーマ形式の論理モデルと関連した物理モデルが含まれています。
- メッセージ・モデル・オブジェクトとは何か
メッセージ・モデルを構成するオブジェクトの概要が示されています。
- メッセージ・カテゴリーとは何か
メッセージ・カテゴリーを使用すると、文書化を目的としてメッセージをグループに分けることができます。
- 複数パーツ・メッセージとは何か
構造内に 1 つ以上の組み込みメッセージを含むメッセージを定義できます。
- メッセージ内でのエレメントまたは属性の出現数の制御方法
繰り返される、オプションの、そして必須の要素を含むメッセージを定義できます。
メッセージ・モデルを作成および構成する方法
このセクション内のリンクを使用すると、メッセージ・セット・プロジェクトおよび
メッセージ・セット・ファイルを作成および構成する方法を学べます。 以下のサンプルでは、簡単なメッセージ・モデルの作成方法について段階的に説明しています。
そのサンプルは、3 つの異なるメッセージ形式間のメッセージ変換も例示します。
サンプルに関する情報は、WebSphere Message
Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センター、またはオンライン・インフォメーション・センターを使用する場合にのみ表示できます。 サンプルは、WebSphere Message
Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センターを使用する場合にのみ実行できます。
- クイック・スタート・ウィザードを使用してリソースの作成を支援する方法
クイック・スタート・ウィザードを使用して、メッセージ・モデルの作成を支援し、 WebSphere Message
Broker アプリケーションの開発に必要なリソースをセットアップすることができます。
- メッセージ・セットの作成方法
メッセージ・モデルに内容を追加する前に、メッセージ・セットを作成しなければなりません。 メッセージ・セットを作成すると、メッセージ・セット・プロジェクトも作成されます。
- メッセージ・セット・ファイルの構成方法
メッセージ・セットを作成した後、メッセージ・セットの論理および物理プロパティーを構成する必要があります。 メッセージ・セット・エディターを使用して、メッセージ・セットのプロパティーを構成できます。 メッセージ・セット・エディターを参照してください。
- メッセージ定義ファイルの作成方法
メッセージ・モデル・オブジェクトを作成する前に、メッセージ定義ファイルを作成する必要があります。 「新規メッセージ定義ファイル」ウィザードを使用して空のメッセージ定義ファイルを作成するか、データ構造をインポートすることによって既存のアプリケーション・メッセージ形式を使用して
メッセージ定義に値を入れることができます。
メッセージ・セット: 各種の「新規メッセージ定義ファイル」ウィザードおよびメッセージ・セット: データ構造の処理を参照してください。
- メッセージ定義ファイルのプロパティーの構成方法
メッセージ定義ファイルが作成されていれば、このトピックで説明されているメッセージ定義ファイルのプロパティーを、メッセージ定義エディターを使用して構成できます。 メッセージ定義エディターを参照してください。
- メッセージ・モデル・オブジェクトを追加して構成する方法
メッセージ定義ファイルを作成すると、
メッセージの構造を定義するためにメッセージ・モデル・オブジェクトをメッセージ定義ファイルに追加できます。 また、オブジェクトを既存のメッセージ定義ファイルに追加することもできます。 その後、メッセージ・モデル・オブジェクトの論理、物理、
および他のプロパティーを構成する必要があります。
- メッセージ・モデル内でのネーム・スペースの使用方法
エレメント、属性、タイプ、グループなどの、メッセージ・モデル内のオブジェクトは、
名前によって識別されます。 同じ有効範囲にあるオブジェクトは、同じ名前を持つことが許可されません。 ネーム・スペースがメッセージ・セット用に使用可能である場合、
メッセージ・セット内のそれぞれのメッセージ定義ファイルでネーム・スペースを指定できます。 ネーム・スペース内のグローバル・オブジェクトは同じ名前を共有できるので、
ネーム・スペースはオブジェクト間での名前の競合の回避手段となります。
メッセージ・モデルを管理する方法
メッセージ・モデルを管理する方法を学びます。
- メッセージ・モデルからモデル表現を生成する方法
メッセージ・セットを作成してデータを取り込んだ後、
WebSphere Message
Broker およびアプリケーションの両方で使用できるように、
いくつかの異なる表現でメッセージ・モデルを生成できます。 以下のリンクを使用して、メッセージ・モデルから生成できるモデル表現のタイプを確認します。
- メッセージ・セットのプリファレンスの構成方法
このリンクをたどって、メッセージ・セット処理に関するプリファレンスに変更を加える方法を確認します。
- メッセージ・モデル・エディターのビュー・プリファレンスの変更方法
メッセージ定義ファイルの表示を容易にするために、
メッセージ・セット・エディターおよびメッセージ定義エディターのビュー・プリファレンスを変更できます。