WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

パブリッシュ/サブスクライブWebSphere Message Broker バージョン 6.1 から WebSphere MQ へのマイグレーション

パブリッシュ/サブスクライブ 構成データは、WebSphere® Message Broker バージョン 6.1 から WebSphere MQ にマイグレーションすることができます。

始める前に:

ハードウェアおよびソフトウェアのすべてのサポート・レベルの最新の詳細情報については、WebSphere Message Broker 要件 Web サイトにアクセスしてください。

このトピックは、以下の前提条件ステップを前提としています。
  • パブリッシュとサブスクライブに加えてその他の機能も扱うインターフェースとしてブローカーを現在使用していて、パブリッシュ/サブスクライブ情報を WebSphere MQ にマイグレーションした後もそれらの他の機能を引き続き使用します。
  • 分散システムでは、WebSphere MQ および WebSphere Message Broker コマンドを実行可能なコマンド環境をセットアップおよび初期設定済みです。
  • WebSphere Message Broker をサポートするバージョンの WebSphere MQ をインストールしてあり、バージョン 6.1 ブローカーのキュー・マネージャーはマイグレーション済みです。
  • キュー・マネージャー属性 PSMODECOMPAT に設定されていて、コマンド ALTER QMGR PSMODE(COMPAT) が実行されます。
  • バージョン 6.1 ブローカーを バージョン 8.0 にマイグレーションしておらず、ブローカーのデータベース定義がまだ WebSphere Message Broker バージョン 6.1 に対して有効になっています。
  • バージョン 6.1 ブローカーは停止しています。
注: WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ 機能により、パブリッシュされたメッセージのヘッダー・チェーンを変更できます。 メッセージ本体は影響を受けませんが、サブスクライブするときに、MQRFH2 ヘッダーの CodedCharSetId フィールドの値を前提にすることは避けてください。

パブリッシュ/サブスクライブ構成データを WebSphere Message Broker バージョン 6.1 ブローカーから WebSphere MQ にマイグレーションするには、以下のステップを実行します。

  1. WebSphere Message Broker バージョン 6.1 システムでブローカーを開始します。ただし、ブローカーのマイグレーションはまだ試行しないでください。
  2. -r パラメーターを指定してマイグレーション・プロセスを実行します。

    migmbbrk コマンドについては、WebSphere MQ インフォメーション・センターを参照してください。

    このオプションは、パブリッシュ/サブスクライブ構成データをブローカーから基礎となるキュー・マネージャーに、構成を全く変更しないでマイグレーションするリハーサルを行います。 例えば、z/OS® 以外のサポートされるシステムでは、次のコマンドを使って BRK1 という名前のブローカーからのマイグレーションのリハーサルを行います。
    migmbbrk -r -b BRK1
    z/OS では、CSQUMGMB ユーティリティーで同等のパラメーターを使用します。
  3. 以下のコマンドを実行します。
    migmbbrk -t  -b brokername
    それから、セキュリティー環境をセットアップするセキュリティー・コマンドを実行します。 これらのコマンドを実行しないと、マイグレーションは失敗します。
  4. -o パラメーターを指定してマイグレーション・プロセスを実行します。

    マイグレーション・プロセスにより、パブリッシュ/サブスクライブ構成データがキュー・マネージャーにマイグレーションされ、ログ・ファイルと新しいセキュリティー・コマンド・ファイルが作成されます。

    例えば、z/OS 以外のサポート対象システムでは、以下のコマンドを使用します。
    migmbbrk -c -o -b BRK1
    このコマンドは、以下のアクションを実行します。
    • パブリッシュ/サブスクライブ構成データをブローカー BRK1 からマイグレーションします。
    • キュー・マネージャー内に存在するサブスクリプションまたは保存パブリケーションを上書きします。
    • マイグレーションしているサブスクリプションまたは保存パブリケーションと同じ名前のファイルを作成します。

    z/OS では、CSQUMGMB ユーティリティーで同等のパラメーターを使用します。

  5. ブローカーを停止し、管理ログ をチェックしてブローカーが停止されたことを確かめます。
    注: ブローカーの停止後に、キュー・マネージャーは COMPAT モードになります。 そのため、パブリッシュ/サブスクライブ状態は WebSphere MQWebSphere Message Broker では変更できず、マイグレーションを続行できます。
  6. セキュリティー・コマンド・ファイルのコピー内にあるコマンドを実行します。
  7. PSMODE キュー・マネージャー属性を ENABLED に設定するには、次のコマンドを実行します。
    ALTER QMGR PSMODE(ENABLED)
    このコマンドは、キューに入れられたパブリッシュ/サブスクライブ・インターフェースを開始して、キュー・マネージャーが後続のすべてのパブリッシュ/サブスクライブ処理を行えるようにします。
  8. バージョン 6.1 ブローカーのマイグレーションを続行します。 マイグレーションが完了したら、バージョン 8.0 ブローカーの内容ベース・フィルターを有効にします (このフィーチャーを使用する場合)。 詳しくは、パブリッシュ/サブスクライブを使用したコンテンツ・ベースのフィルター操作の使用可能化を参照してください。
特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1999, 2014Copyright IBM Corporation 1999, 2014.

        
        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:29


タスク・トピックタスク・トピック | バージョン 8.0.0.5 | bq13110_