メッセージ・フローで定義されたシステム・オブジェクトは、デプロイメント前にブローカー・アーカイブ (BAR) ファイル内で更新できるプロパティーを持つことができます。
管理者は、構成可能プロパティーを使用して、キュー名、キュー・マネージャー名、およびデータベース接続などのターゲットに依存するプロパティーを更新できます。
構成可能プロパティーを変更することにより、メッセージ・マッピング、ESQL コード、および Java™ コードなどの、操作対象のメッセージ・フローやリソースを編集および再構築しなくても、BAR ファイルを新しいブローカー (例えばテスト・システム) に合わせてカスタマイズできます。 定義されるプロパティーは、デプロイメント記述子 META-INF/broker.xml 内に入れられます。デプロイメント記述子は、BAR ファイルがデプロイされるときに解析されます。
ブローカー・アーカイブ・エディターを使って、あるいは mqsiapplybaroverride コマンドを使用して、構成可能プロパティーを編集します。 ブローカー・アーカイブ・エディターの「管理」タブでリソースをクリックすると、そのリソースのプロパティーが「プロパティー」ビューに表示されます。
提供されているエディターおよびコマンドを使用して、変更の適用後に BAR ファイルの内容が正しいことを確認します。 外部テキスト・エディターやシェル・スクリプトを使用して手動で XML 形式のデプロイメント記述子を編集することもできますが、この場合は、XML の内容を無効にしないようにする必要があります。