TCPIP Handshake サンプルの実行
サンプルをインポートすると、メッセージ・セットおよびスキーマ・エレメントに関する警告を WebSphere Message Broker Toolkit で受け取ることがあります。
そのような警告は、メッセージ・セットに関連するものであり、サンプルの実行には影響しません。
このサンプルをインポートしてデプロイした後、以下のステップに従って実行することができます。
これらのノードがどのように機能し、構成されるかに関する概要は、WebSphere Message Broker 資料の TCP/IP の概要を参照してください。
このサンプルは、TCPIPMQVeneer、TCPIPClientEmulation、および MQServerEmulation メッセージ・フローを使用します。
サンプルの実行時に問題を検出した場合は、
WebSphere Message Broker 資料の『サンプル実行時の問題の解決』を参照してください。
サンプルを実行するには、次のようにします。
- 「ブローカー開発」ビューで、TCPIPHandshakeSampleFlowProject を展開します。
- テスト・クライアントでメッセージを開くには、「フロー・テスト」ディレクトリーを展開し、TCPIPHandshakeTest.mbtest をダブルクリックします。
それから 「エンキュー」をクリックします。
- 入力メッセージを 16 進形式で表示するには (それによって、入力メッセージを応答メッセージと比較できる)、「16 進ビューアーで表示 (読み取り専用)」を選択します。
- 「詳細プロパティー」パネルで「メッセージの送信」をクリックします。
以下のイベントが発生します。
- WebSphere MQ の要求メッセージが、TCPIP_CLIENT_IN キュー上に置かれます。
この要求は、TCPIPClientEmulation メッセージ・フローによって読み取られます。
- TCPIPClientOutput ノードは、ポート 7779 への TCP/IP 接続を確立します。これは、TCPIPMQVeneer フロー内のすべての TCPIPServer ノードが使用するポートです。
- TCPIPClientEmulation フローは、TCPIPMQVeneer フローとの 3 方向交換に入って、要求メッセージを送信します。
- TCPIPMQVeneer フローは、要求を XML に変換してから、WebSphere MQ を使用して MQServerEmulation フローにそれを送信します。
- MQServerEmulation フローは、WebSphere MQ を使用して要求を TCPIPMQVeneer フローに返送します。
- TCPIPMQVeneer フローは、メッセージを CWF 形式に変換します。
- TCPIPMQVeneer フローは、TCPIPClientEmulation フローとの 3 方向交換に入って、応答を送信します。
- TCPIPClientEmulation フローは、要求を TCPIP_CLIENT_OUT キューに送信します。
- 「デキュー」をクリックします。
- 「詳細プロパティー」パネルで「メッセージの取得」をクリックします。
- 次のようにして、応答メッセージが WebSphere MQ を介して正常に返送されたかどうかを調べます。
- メッセージを 16 進形式で表示するには (それによって、入力メッセージを応答メッセージと比較できる)、「16 進数ビューアーで表示 (読み取り専用)」を選択します。
- その応答メッセージを、エンキュー・イベントを使って事前に送信したメッセージと比較します。
MQServerEmulation フローはエコー・サーバーであるため、メッセージは同一です。
このフローを変更して、応答メッセージが要求とは異なるようにしてみてください。
上記のステップがすべて正常に完了したら、サンプルは完了です。
3 つのメッセージ・フロー内のノードを調べて、どのように結果が生じたかを確認します。
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