WildcardMatch サンプルの実行
サンプルを実行するには、セットアップのステップを完了し (WildcardMatch サンプルのセットアップを参照)、サンプルのインポートとデプロイを済ませておく必要があります (WildcardMatch サンプルを参照)。
注: FileInput ノードは入力ディレクトリーを 5 秒ごとにポーリングするため、速く入力すると、期待される出力が表示されない可能性があります。
5 秒後にディレクトリー・リストを最新表示すると、正しい結果が表示されます。
サンプルの実行時に問題を検出した場合は、
WebSphere Message Broker 資料の『サンプル実行時の問題の解決』を参照してください。
Hursley 支社に送信するファイルを、FileInput ノードがモニターするディレクトリーにコピーします。
ファイル JohnHillsHursley には、以下のテキスト・メッセージが含まれます。
Hi John,
Confirming our meeting for the 24th at 10am
We can meet at the Hursley branch
Best Regards,
Paul
サンプルを実行するには、次のようにします。
- JohnHillsHursley の内容を、作成した to_hursley サブディレクトリー内の To_JohnHills@hursley.txt というテキスト・ファイルに保存します。
- 出力ディレクトリー (例: c:¥MQSIFileInput¥hursley) の内容を確認します。
このディレクトリーには、JohnHills.txt という名前のファイルが含まれます。
このファイルの内容が JohnHillsHursley ファイルと同じであることを確認します。
出力は以下の点を示します。
- $LocalEnvironment/Destination/File/Name および
$LocalEnvironment/Destination/File/Directory が、
$LocalEnvironment/Wildcard/WildcardMatch から取得した値を使用して Compute ノードに設定されています。
このサンプルでは、$LocalEnvironment/Wildcard/WildcardMatch に JohnHills@Hursley が
設定されています。これは、入力ファイル名が To_JohnHills@hursley.txt であるからです。
また、FileInput ノードの「ファイル名またはパターン」プロパティーで使用される
ワイルドカードの値は、To_*.txt です。
- Compute ノードは、$LocalEnvironment/Wildcard/WildcardMatch の値 JohnHills@hursley を分割し、
$LocalEnvironment/Destination/File/Name に設定するファイル名の一部として JohnHills、
$LocalEnvironment/Destination/File/Directory に設定するディレクトリー名の一部として hursley を使用します。
また、Compute ノードは、$LocalEnvironment/Destination/File/Directory を使用して、
ルート・ディレクトリー名を探します。
- FileOutput ノードでは、「要求ファイル名」プロパティーの場所として $LocalEnvironment/Destination/File/Name が設定されており、
この変数には Compute ノードの値が割り当てられます。宛先ファイル名のローカル環境設定は、FileOutput ノードのファイル名のプロパティー設定を指定変更します。使用される出力ファイル名は、JohnHills.txt です。
- FileOutput ノードでは、「要求ファイル・ディレクトリー」プロパティーの場所として $LocalEnvironment/Destination/File/Directory が設定されており、
この変数には Compute ノードの値が割り当てられます。宛先ディレクトリーのローカル環境設定は、FileOutput ノードのディレクトリーのプロパティー設定を指定変更します。使用される出力ディレクトリー名は、c:\MQSIFileInput\hursley
または /tmp/MQSIFileInput/hursley です。
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