リソース統計収集をアクティブにするときに返されるソケット・リソース・タイプのデータについて学習します。
これらの統計は、WebSphere® Message Broker Explorer で表示できます。あるいは、このデータを返すパブリケーション (1 つの XML メッセージ) にサブスクライブするプログラムを作成することもできます。 パブリケーション・メッセージの例については、XML 出力の例を参照してください。
アウトバウンド・ソケットとは、SOAP、SCA、または HTTP のいずれかの要求ノードを経由してメッセージを送信するときに実行グループが使用するソケットです。 SOAP ノードと SCA ノードは、常にキープアライブ・ソケットを使用するので、多くの要求でアウトバウンド・ソケットが再利用されます。 HTTPRequest ノードは、「HTTP/1.1 キープアライブを使用可能にする」プロパティーが設定されている場合にのみキープアライブ・ソケットを使用します。 このようなリソース統計に基づいて、アウトバウンド・ソケットを再利用しているかどうか、さらにこれらのソケットを流れるメッセージ・データのサイズとボリュームがどれほどかを確認できます。
統計の要約が返され、その後に、URL で定義されている各アウトバウンド・ソケット・エンドポイントの項目が続きます。 エンドポイントの例を挙げると、localhost:7080、www.soaphub.org:80 のようになります。
測定値 | 説明 |
---|---|
TotalSockets | 実行グループの最後の再始動時以降に開かれたアウトバウンド・ソケットの数。 |
TotalMessages | SOAPRequest ノードなどから送信されたソケット要求の数。 |
TotalDataSent_KB | 送信バイト数 (KB)。 |
TotalDataReceived_KB | 受信バイト数 (KB)。 |
SentMessageSize_0-1KB |
送信された各サイズ範囲のメッセージの数。 例えば、999 バイトのメッセージは、SentMessageSize_0-1KB としてカウントされ、1000 バイトのメッセージは、SentMessageSize_1KB-10KB としてカウントされます。 |
ReceivedMessageSize_0-1KB |
受信された各サイズ範囲のメッセージの数。 |