WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

Java による ExceptionList ツリーへのアクセス

ExceptionList ツリーは、入力メッセージの構文解析時に論理ツリーと一緒に作成されます。

このツリーは、最初は空になっていて、メッセージ・フローの処理時に例外が発生した場合にのみデータが取り込まれます。 複数の例外が生じる可能性もあります。複数の例外が生じた場合には、ExceptionList ツリーには、各例外のサブツリーが入っています。

JavaCompute ノードの ExceptionList ツリーには、evaluate() メソッドの MbMessageAssembly パラメーターによってアクセスできます。

エラー処理プロシージャーによってノードの ExceptionList ツリーにアクセスすることもできます。 例えば、例外のタイプに応じて、メッセージの経路として別々のパスを指定する、といったことが可能になります。

この操作を実行するために XPath の照会機能を使用できます。XPath の下位軸 (//) を使用すれば、ツリーの深さにかかわりなく、名前によってエレメントを検索できるようになります。 以下に例を示します。
    //ParserException
この場合は、ParserException という名前のすべてのエレメントがツリーから返されます。
特定のメッセージを取り込む場合は、述部を使用して結果セットを絞り込むことができます (詳細については、predicatesを参照してください)。 以下に例を示します。
    //ParserException[Number=5016]
この場合は、Number=5016 が含まれている例外だけが返されます。
その例外に関連したテキスト・メッセージだけを抽出する場合は、以下の XPath 式を使用できます。テキスト・メッセージが java.lang.String として返されます。
    string(//ParserException[Number=5016]/Text)

コードからそのテキストを抽出するには、以下の Java™ コードを使用します。

String text = 
(String)inAssembly.getExceptionList().evaluateXPath("string(//ParserException[Number=5016]/Text)");         

ESQL を使用して ExceptionList ツリーにアクセスする方法については、ESQL による ExceptionList ツリーへのアクセスを参照してください。

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        最終更新: 2015-02-28 17:48:29


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