メッセージ・フローの統計データとアカウンティング・データを収集して、1 つ以上のメッセージ・フローのパフォーマンスと動作に関する詳細を記録できます。
メッセージ・フローの統計キャプチャーとアカウンティング・データは、メッセージ・フローの実行時の振る舞いに関する動的情報をキャプチャーします。 例えば、処理されるメッセージの数、それらのメッセージの規模、プロセッサー使用状況、処理の経過時間などを示します。 スナップショット間隔が満了した場合や情報の収集対象となっている実行グループが停止した場合などのイベントが発生したときに、統計データが収集されて指定位置に記録されます。
経路指定情報に関して、スナップショット・データによって提供される情報を検査できます。 これが自分の必要に適していない場合は、アーカイブ・データを使用できます。
アーカイブ・データを使用して、この種類の評価を実行できます。
ブローカーは、統計およびアカウンティングに関する情報をオペレーティング・システムから取得します。 Windows、Linux、および UNIX、のようなオペレーティング・システムにおいては、プロセッサー時間を決定するために使用されるシステム・コールが十分に細分化されていないために、丸めが生じる可能性があります。 この丸めは、データの精度に影響を与える場合があります。
メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計データの収集はオプションです。デフォルトでは、オフになっています。 この機能を使用するには、メッセージ・フローまたは実行グループ・ベースで要求してください。 アカウンティングおよび統計データ収集の設定は、実行グループの再デプロイ時にデフォルトにリセットされます。 実行グループ内のメッセージ・フロー用の以前の設定は、その実行グループにデプロイされる新しいメッセージ・フローには伝えられません。
データ収集を開始および停止するには、mqsichangeflowstats コマンドを使用するか、または WebSphere Message Broker Explorer でメッセージ・フローの をクリックします。統計収集を要求するために、ブローカーまたはメッセージ・フローを変更したり、メッセージ・フローを再デプロイしたりする必要はありません。
実動システムとテスト・システムの両方でデータ収集を行うことができます。 デフォルト・レベルの統計 (メッセージ・フロー) を収集する場合、ブローカーのパフォーマンスの影響を最小限にとどめることができます。 しかし、デフォルトのメッセージ・フロー統計よりも多くのデータを収集すると、生成されるレポート・データの量が多くなり、パフォーマンスに若干の影響を及ぼす可能性があります。
データ収集を計画するとき、以下の点を考慮してください。
以下のトピックには、メッセージ・フローのパフォーマンスを分析してチューニングする際に役立つ可能性のある参照情報が含まれています。
アカウンティングおよび統計機能を使用して、メッセージ・フローのパフォーマンスをモニターする方法の詳細については、WebSphere Message Broker Explorer のアカウンティングおよび統計情報に関する developerWorks® の記事 を参照してください。
また、アカウンティングおよび統計データの使用方法の詳細については、『メッセージ・フローのパフォーマンスに関する developerWorks 記事』も参照してください。