WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

WebSphere Application Server サービス統合バスと通信するよう JMS ノードを構成する

WebSphere® Application Server バージョン 6 およびバージョン 7 のサービス統合バス (SIBus) と通信するよう、スタンドアロン JMS クライアントおよび JMS ノードを構成できます。

  1. WebSphere Application Server で以下の手順を実行します。 詳しくは、WebSphere Application Server 資料を参照してください。
    1. メッセージング・バスを作成します。
    2. バス・メンバーを追加します。
    3. WebSphere Application Server サーバーを再始動します。
    4. バスにキュー宛先を作成します。
    5. デフォルト・メッセージング・プロバイダーに JMS キューを作成します。
    6. デフォルト・メッセージング・プロバイダーにキュー接続ファクトリー (QCF) を作成します。
      QCF 定義にメッセージング・プロバイダーの URL を指定するようにしてください。 特に JMS クライアントとメッセージング・バスが別のコンピューターにある場合は、そのようにします。 プロバイダー・エンドポイントの URL は以下の形式でなければなりません。
      bus_member_host_name:7276:BootstrapBasicMessaging
      ここで、7276 はデフォルトの SIB エンドポイント・アドレスです。 バス・メンバーのホスト名に 127.0.0.1 または localhost を使用しないでください。
  2. スタンドアロン JMS クライアントを使用して、以下の手順を実行することにより、WebSphere Application Server 構成をテストします。
    1. クラスパスに com.ibm.ws.sib.client.thin.jms_7.0.0.jarcom.ibm.ws.ejb.thinclient_7.0.0.jar の 2 つの JAR ファイルを含めます。

      これらの JAR ファイルは、WebSphere Application Server バージョン 7 インストール・ディレクトリーの runtimes サブディレクトリーからコピーしてください。 IBM 以外の JRE を使用している場合は、com.ibm.ws.orb_7.0.0.jar ファイルも必要です。

    2. プロバイダーの URL を、iiop://WAS_server_host_name:boot_strap_port に設定するようにします。
    3. 正しいブート・ストラップ・ポートを確実に指定します。
    4. キュー接続ファクトリーと JMS キューのプロパティーを、WebSphere Application Server 構成に定義されている値に確実に設定します。
    5. JMS クライアント・コードをコンパイルします。
    6. 以下の IBM® ORB デバッグ・パラメーターをオンにして、JMS クライアントを実行します。
      java -Dcom.ibm.CORBA.Debug=true -Dcom.ibm.CORBA.CommTrace=true -Dcom.ibm.CORBA.D ebug.Output=client.logJMS_Client_Class

      このコマンドにより、同じディレクトリーの client.log ファイルに CORBA デバッグ出力が作成されます。

  3. WebSphere Message Broker で以下の手順を実行します。
    1. ブローカーを停止します。
    2. ディレクトリー (c:¥WebSphere_WAS_Client など) を作成し、WebSphere Application Server バージョン 7 Thin Client for JMS から、以下の 2 つの JAR ファイルをコピーします。
      • com.ibm.ws.sib.client.thin.jms_7.0.0.jar
      • com.ibm.ws.ejb.thinclient_7.0.0.jar
      あるいは、これらのファイルを WebSphere Application Server インストール・ディレクトリー WAS home/runtimes からコピーすることもできます。
    3. mqsichangeproperties コマンドを使用して、WebSphere Message Broker で JMS サービスを構成します。 JMS プロバイダー WebSphere_WAS_Client が存在しているので、クライアント JAR ファイル・パスをそのプロバイダーに合わせて変更することができます。
      mqsichangeproperties broker_name -c JMSProviders -o WebSphere_WAS_Client -n jarsURL -v WAS_thin_client_JAR_file_path
    4. オプション: mqsireportproperties コマンドを使用して JMS サービスが正しく構成されていることを確認します。詳しくは、mqsireportproperties コマンドを参照してください。
    5. 次の例に示すように、JMSInput ノードを構成します。 これらのプロパティーの詳細は、JMSInput ノードを参照してください。
      • JMS プロバイダーの名前を指定します (Client for WebSphere Application Server など)。
      • 初期コンテキスト・ファクトリーを指定します (com.ibm.websphere.naming.WsnInitialContextFactory など)。
      • iiop://WAS_server_host_name:WAS_server_boot_strap_port という形式で、JNDI バインディングの場所を指定します。
      • 接続ファクトリー名を QCF に設定します。
    6. メッセージ・フローを開始する前に、Windows イベント ビューアを使用して、JMS 接続が確立済みであることを確認します。
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        最終更新: 2015-02-28 17:48:35


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