WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

メッセージ・セット: エレメント参照およびローカル・エレメントのバイナリー・タイプ用の CWF プロパティー

エレメント参照およびローカル・エレメントのバイナリー・タイプ用の CWF ワイヤー形式プロパティー。

ここで説明されているカスタム・ワイヤー形式のプロパティーは、以下のものに適用されます。

物理表現

プロパティー タイプ 意味
長さ ボタンおよび整数 「長さ」によって長さを定義するように選択した場合は、エレメントの長さ単位の数を入力します。

指定できる最小値は、1 です。

指定できる最大値は、2147483647 です。

デフォルト値は空 (設定しない) です。

長さ参照 ボタンおよび列挙タイプ 「長さ参照」によって長さを定義するように選択した場合は、そのオブジェクトの長さを指定する整数オブジェクトの名前を選択します。現行オブジェクトの兄弟として定義され、メッセージの構造の中でこれより前に現れる整数オブジェクトの表示リストから選択してください。

エレメントの再配列の詳細については、メッセージ・セット: オブジェクトの再配列を参照してください。

包括的な長さ参照 チェック・ボックス このプロパティーが適用されるのは、「長さ参照」が設定されているときだけです。

このチェック・ボックスを選択すると、「長さ参照」で識別される兄弟の整数オブジェクトの値は、現行オブジェクトの長さと、兄弟の整数オブジェクトの長さを加算したものになります。

このチェック・ボックスを選択しないと、「長さ参照」で識別される兄弟の整数オブジェクトの値は、現行オブジェクトの長さのみになります。

このチェック・ボックスを選択する場合、兄弟の整数オブジェクトの「長さ単位」プロパティーは、現行オブジェクトのプロパティーと同じでなければなりません。

長さ単位 列挙タイプ エレメントまたは属性の長さの単位を選択します。 表示されるリストから以下のいずれかのオプションを選択します (一部の物理タイプではこうしたオプションすべてが提供されてはいません)。
  • 「バイト」。 長さはバイト単位です。
  • 「文字」。 長さは文字単位です。 つまり、ビット・ストリームで処理されるバイト数は、処理されている文字のコード・ページによって異なります。
    • latin-1 (CCSID 850) などの 1 バイト・コード・ページ (SBCS CCSID) の場合、バイト数は文字数と等しくなります。
    • UTF-16 (CCSID 1200) などの 2 バイト・コード・ページ (DBCS CCSID) の場合、バイト数は文字数のちょうど倍になります。
    • UTF-8 (CCSID 1208) などのマルチバイト・コード・ページ (MBCS CCSID) の場合、バイト数はビット・ストリーム内容によって異なります。 パーサーは一度に 1 文字を読み取って、文字が 1 バイト以上で構成されているかどうかを判別します。
  • 「文字単位」。 このオプションは、各文字のサイズ (バイト単位) をメッセージの各コード・ページによって判別するよう指定します。
    • 1 バイトおよび 2 バイトのコード・ページの場合、このオプションは「文字」と同じです。
    • マルチバイト・コード・ページの場合には、このオプションによって構文解析のパフォーマンスが向上します。これは、すべての文字がこのコード・ページをサポートする最小の文字単位でエンコードされると想定されるためです。ただし、メッセージが正しく処理されるには、含まれるのがそうした文字だけでなければなりません。例えば、コード・ページ『UTF-8』(CCSID 1208) では最小文字単位が 1 バイトです。そのため、パーサーはメッセージ全体を取り出すために単一読み取り (「長さ」プロパティーで指定されたバイト数) を行えます。 このメッセージには、1 バイト単位でエンコードされる文字だけが含まれていなければなりません。
  • 「ビット・ストリームの終了」。ビット・ストリームの最後までのすべてのデータが処理されます。 このオプションは、エレメントがメッセージ内の最後のエレメントである場合にのみ有効です。 この値を選択した場合には、「長さカウント」または 「長さ参照」 プロパティーに値を入力する必要はありません。

デフォルトはバイトです。

バイト位置合わせ

プロパティー タイプ 意味
バイト位置合わせ 列挙タイプ メッセージ開始を基点とした、オブジェクトの位置合わせ方法を指定します。 以下のいずれかを選択します。
  • 1 バイト。 デフォルト値。
  • 2 バイト
  • 4 バイト
  • 8 バイト
  • 16 バイト
先頭のスキップ・カウント 整数 このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの前にスキップするバイト数を指定します。 デフォルトは0、最小値は0、最大値は 999999 です。 この値を使用して構造内の不要なフィールドを無視したり、または 2、4、8 または 16 の バイト境界に位置合わせを必要とする、C または COBOL データで定義されたフィールドをモデル化 したりすることができます。 このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの前にスキップするバイト数を指定します。 出力メッセージが書き込まれるとき、スキップ・カウント・バイトにはメッセージ・セットの「バイト位置合わせパッド」プロパティーの値が割り当てられます。

反復オブジェクトについては、このプロパティーは最初のインスタンスにのみ適用されます。

末尾のスキップ・カウント 整数 このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの後にスキップするバイト数を指定します。 デフォルトは0、最小値は0、最大値は 999999 です。 この値を使用して構造内の不要なフィールドを無視したり、または 2、4、8 または 16 の バイト境界に位置合わせを必要とするフィールドを含む繰り返し構造をモデル化 したりすることができます。 出力メッセージが書き込まれるとき、スキップ・カウント・バイトにはメッセージ・セットの「バイト位置合わせパッド」プロパティーの値が割り当てられます。

反復オブジェクトについては、このプロパティーはすべてのインスタンスに適用されます。

オカレンス

プロパティー タイプ 意味
反復参照 列挙タイプ オブジェクトが複数回出現し、出現回数がメッセージ内のフィールドですでに動的に指定されている場合に、このプロパティーを使用します。 メッセージの構造の中でこのオブジェクトの前に置かれる Integer オブジェクトの表示リストから、Integer オブジェクトを選択します。 選択した整数の値は、このオブジェクトの出現回数を指定します。 オブジェクトがリストにない場合には、メッセージ構造の中にこのオブジェクトの前には Integer オブジェクトがありません。

反復参照」を指定すると、メッセージの構文解析および書き込みをする際に「最大オカレンス」論理プロパティーの設定をオーバーライドしますが、メッセージの妥当性検査の設定はオーバーライドしません。

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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:46:43


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