TwineBall Example EIS Adapter サンプルについて

このサンプルは、WebSphere Adapter ノードの機能を例示するために用意されています。 このサンプルでは、自己完結型のエンタープライズ情報システム (EIS) を備えた TwineBall Adapter を使用します。 このサンプルでは、2 つのシステムを同期するために、既存のシステムが WebSphere MQ キューを使用して EIS にデータを挿入します。

TwineBall Adapter

TwineBall Example EIS Adapter には、一連の XML スキーマと内部 Cloudscape データベースが含まれています。これにより、Enterprise Metadata Discovery (EMD) ツールを使用して、それをマップすることができます。したがって、 TwineBall Adapter は、インストール、構成、またはセットアップを必要とすることなく、実動対応の EIS と同様に使用できます。 TwineBall EIS には、最上位のビジネス・オブジェクト (BO)、つまり Customer オブジェクトが 1 つだけ含まれます。Customer の構造を以下に示します。

サンプル・メッセージ・フロー

このサンプルで使用するメッセージ・フローでは、TwineBallRequest ノードを使用して EIS を呼び出します。

このサンプルでは、単純な C スタイル・データ構造に顧客情報を保管する既存のシステムを EIS に統合して、2 つのシステムを同期する方法を示します。 TwineBall EIS で生成された応答は、着信メッセージのヘッダーに定義されたキューに送信できます。

下の図は、TwineBall サンプル・メッセージ・フローを示しています。

TwineBall メッセージ・フローの画面取り

TwineBall サンプル・メッセージ・フローは、以下のアクションを実行します。

  1. カスタム・ワイヤー・フォーマット (CWF) の入力メッセージが CREATE キューに書き込まれます。 入力メッセージには、Customer オブジェクトを作成するために必要な情報がすべて含まれます。
  2. Mapping ノードを使用して、メッセージがデータ・オブジェクト・ドメインに変換されます。 これにより、TwineBall EIS はメッセージを理解できるようになります。
  3. 次に、新たに構成されたデータ・オブジェクトが、デフォルト・メソッドの CREATE を持つ TwineBallRequest ノードに転送されます。
  4. CREATE 操作に対する応答が TwineBallRequest ノードから収集され、CWF フォーマットにマップされます。
  5. 次に、この CWF メッセージは、元の CWF メッセージ・ヘッダーに設定された ReplyToQueue に転送されます。

戻り値は、新しい Customer オブジェクトの基本キーのあとに、4 バイトの整数をつなげた値になります。 その整数は、成功の場合は 1 に設定されます。 失敗の場合は、ヌルの基本キーのあとに、0 に設定された 4 バイトの整数をつなげた値になります。

例を実行するには、以下を行う必要があります。

サンプルには、以下のものが含まれています。

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