COBOL サンプルの実行
COBOL サンプルには、3 つの DFDL メッセージ・モデル、およびそれぞれのサンプル・バイナリー・データが含まれています。
OrderList から PurchaseData へのシナリオを実行する方法
このシナリオで、メッセージ・フロー "OrderList2PurchaseData" は 1 つの COBOL メッセージを別の COBOL メッセージに変換しています。入力 COBOL メッセージは COBOL コピーブック "OrderList" と、DFDL スキーマ・ファイル "OrderList" に含まれるメッセージ・モデルによって定義されます。
出力 COBOL メッセージは COBOL コピーブック "PurchaseData" と、DFDL スキーマ・ファイル "PurchaseData" に含まれるメッセージ・モデルによって定義されます。
- 「ブローカー開発」ビューで、リソースがプロジェクトとして表示されることを確認し、「COBOLMessageFlows」>「フロー・テスト」>「(デフォルトのブローカー・スキーマ)」を展開し、COBOLApplication.mbtest をダブルクリックしてテスト・クライアントで開きます。
- テスト・クライアントで、「Message Flow Test Events」から「メッセージ・フローの起動 (COBOL OrderList から COBOL PurchaseData)」または「メッセージ・フローの起動 (XML OrderList から COBOL PurchaseData)」を選択します。
「開始」アイコンをクリックします。Binary2Binary メッセージ・フローを使用してメッセージが送信されます。
- テストが完了したら、返されたメッセージが表示されます。「16 進数ビューアーの表示」を選択して、返されたバイナリー・データの 16 進値を表示します。
受け取ったメッセージは、PurchaseData モデルを使用してシリアライズされたことに注意してください。
CustomerAddress シナリオを実行する方法
このシナリオで、メッセージ・フロー "Redefine" は COBOL メッセージを同じ論理構造の XML メッセージに変換します。入力 COBOL メッセージは COBOL コピーブック "CustomerAddress" と、DFDL スキーマ・ファイル "CustomerAddress" に含まれるメッセージ・モデルによって定義されます。
メッセージ・フローは論理ツリー構造を、DFDL ドメインで解析された入力 COBOL メッセージから出力 XML メッセージとしてシリアライズするための XMLNSC ドメインにコピーします。
- 「ブローカー開発」ビューで、リソースがプロジェクトとして表示されることを確認し、「COBOLMessageFlows」>「フロー・テスト」>「(デフォルトのブローカー・スキーマ)」を展開し、COBOLApplication.mbtest をダブルクリックしてテスト・クライアントで開きます。
- テスト・クライアントで、「メッセージ・フロー・テスト・イベント」から「メッセージ・フローの起動 (COBOL アドレスから XML)」を選択します。「開始」アイコンをクリックします。Redefine メッセージ・フローを使用してメッセージが送信されます。
- テストが完了したら、返されたメッセージが表示されます。「16 進数ビューアーの表示」を選択して、返されたバイナリー・データの 16 進値を表示します。
サンプルの実行時に問題を検出した場合は、
WebSphere Message Broker 資料の『サンプル実行時の問題の解決』を参照してください。
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