WebSphere® MQ または WebSphere Message Broker の機能を使用して、メッセージ・フローによって環境間で転送するデータを変換します。
データ変換とは、あるオペレーティング・システムで認識される形式のデータを、別のオペレーティング・システムで認識される、特性の異なる (数値順序など) 形式に変換する処理のことです。
数値を保管するために異なるメソッドを使用するシステムのネットワークを使用するか、または異なるコード・ページでデータを表示するユーザー間で通信する必要がある場合、データ変換のインプリメント方法を考慮する必要があります。
WebSphere MQ では、これらの要因は MQMD ヘッダーの CCSID フィールドで処理されます。 MQMD ヘッダーの詳細については、WebSphere MQ バージョン 7 インフォメーション・センター・オンラインの「アプリケーション・プログラミング・リファレンス」セクションにある『MQMD - メッセージ記述子』を参照してください。 コード・ページ・サポートの詳細については、同じく「アプリケーション・プログラミング・リファレンス」セクションにある『コード・ページ変換』を参照してください。
エンディアンは、データをコンピューター・メモリーに保管または送信する際に、最上位バイトを最初にするか (ビッグ・エンディアン) それとも最後にするか (リトル・エンディアン) を示すデータ属性です。
WebSphere MQ では、これらの要因は MQMD ヘッダーの Encoding フィールドで処理されます。 MQMD ヘッダーの詳細については、WebSphere MQ バージョン 7 インフォメーション・センター・オンラインの「アプリケーション・プログラミング・リファレンス」セクションにある『MQMD - メッセージ記述子』を参照してください。 エンコードの詳細については、同じく「アプリケーション・プログラミング・リファレンス」セクションにある『マシン・エンコード』を参照してください。
WebSphere Message Broker を使用する際には、WebSphere Message Broker、WebSphere MQ、またはその両方のデータ変換機能を使用できます。
WebSphere Message Broker は、WebSphere MQ ヘッダーを変換することもできます。これにはパーサーが提供されています。
WebSphere Message Broker の機能を使用すると、メッセージ全体は、指定されたエンコードおよび CCSID には変換されません。 メッセージの続く部分に異なる変換を実行するには、それぞれのヘッダーに、異なるエンコードまたは CCSID、あるいはその両方を指定することができます。 最後のヘッダー内のエンコードおよび CCSID は、メッセージ本体のための値を定義します。
ヘッダーとメッセージ本体は、該当する MQMD フィールドで設定された値、および他のヘッダー・フォーマット名に従って変換されます。 場合によっては、メッセージの本体を変換するためにデータ変換出口をセットアップする必要があります。
WebSphere MQ の機能を使用する場合、メッセージ全体は、WebSphere MQ ヘッダーのフォーマットの設定に応じて、指定されたエンコードおよび CCSID に変換されます。
WebSphere MQ 機能を使用したデータ変換の詳細については、WebSphere MQ バージョン 7 インフォメーション・センター・オンラインの「アプリケーション・プログラミング・リファレンス」セクションにある『データ変換』を参照してください。