ブローカーを接続サーバーとして使用し、WebSphere® Service Registry and Repository (WSRR) V7.0 で提供される Service Federation Management (SFM) コンソールで管理することができます。 SFM コンソールは、ブローカーで SFM プロキシーを構成できます。
企業には、さまざまな事業単位で別個のエンタープライズ・サービス・バス (ESB) が存在する場合があります。 各 ESB および関連するサービス・レジストリーは、接続されているサービス・アプリケーションの別個のドメインを構成します。 この構成は、ドメイン間におけるアプリケーションの重複という費用のかかる状況が発生する可能性や、ドメイン間のアプリケーション接続を実装するための開発作業が増大する可能性もあります。
SFM を使用すると、あるドメインでサービスを構成し、別のドメインのサービス・コンシューマーがこれを使用することが可能になります。 つまり、あるドメインのサービス・エンドポイントが、別のドメインではサービス・プロキシー・エンドポイントとして現れるということです。
SFM コンソールを使用して、SFM 接続サーバーとしてブローカーを管理し、ブローカー実行グループで実行されるプロキシーの作成を可能にすることができます。 プロキシーを使用することにより、ドメイン間でサービスを共有できます。 mqsichangeproperties コマンドを使用して、ブローカーを SFM コンソールで管理できるようにする必要があります。 そうすれば、SFM コンソールのフェデレーション機能を使用して、SCMP Atom 要求を構成済み HTTP または HTTPS ポートでブローカーに送出できるようになります。
WebSphere Message Broker を SFM 接続サーバーとして使用可能にすると、ブローカー内の実行グループが使用可能になり、SFM 接続プロバイダーとして機能できるようになります。 SFM コンソール内で接続プロバイダーがドメインに追加され、サービスの共有を可能にするプロキシー・インスタンスの作成とホストができる ESB 機能が提供されます。
サービス・フェデレーション・プロキシーのインスタンスは、WebSphere Message Broker メッセージ・フローとは別のランタイム・リソースなので、実行グループにはリストされていません。 実行グループのサービス・フェデレーション・プロキシーのインスタンスは、その実行グループの Service Federation Management プロパティーによって報告することができます。
SFM について詳しくは、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/sr/v7r0/topic/com.ibm.sr.sfm.doc/wsrr_sfm_homepage.html から WebSphere Service Registry and Repository V7.0 インフォメーション・センターを参照してください。