WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

メッセージ・モデル・ファイルの再利用

あるメッセージ・モデル・スキーマ・ファイルまたはメッセージ定義ファイルが、別のファイルで定義されたメッセージ・モデル・オブジェクトを再利用できます。

メッセージ定義ファイルを再利用するために XML スキーマが提供する手段は、importinclude です。 import コマンドと include コマンドのどちらを使用するかは、2 つのファイルのネーム・スペースが決定します。

  ターゲット・ファイルにターゲットのネーム・スペースがある ターゲット・ファイルに非ターゲットのネーム・スペースがある
親ファイルにターゲットのネーム・スペースがある xsd:import xsd:include1
親ファイルに非ターゲットのネーム・スペースがある xsd:import xsd:include
注: ターゲット・ネーム・スペース・ファイルに非ターゲットのネーム・スペース・ファイルを組み込む場合、ターゲット・ファイル内のオブジェクトを親ファイルから参照すると、オブジェクトが親ファイルのネーム・スペースに表示されます。

import または include が使用される場合、ターゲット・ファイルからのグローバル・オブジェクトを親ファイルで使用できます。 例えば、親ファイル内のエレメントに、ターゲット・ファイルで定義された複合タイプを指定することができます。

ターゲット・ファイル内のオブジェクトのネーム・スペースは親ファイルに保存されます。ただし前の表に記されている、非ターゲットのネーム・スペース・ファイルを組み込むターゲットのネーム・スペース・ファイルは例外です。 この例外は、カメレオン・ネーム・スペース効果と呼ばれることがあります。

メッセージ・モデル・スキーマ・ファイルは、同じアプリケーションまたはライブラリー内、または別のメッセージ・ブローカー・ライブラリー内の別のファイルをインポートするかまたは組み込むことができます。 メッセージ定義ファイルは、同じメッセージ・セットにある場合にのみ、別のファイルをインポートするかまたは組み込むことができます。

XML スキーマは、xsd:redefine と呼ばれる xsd:include のバリエーションを提供します。これは、メッセージ・モデル・スキーマ・ファイルを使用するときにはサポートされますが、メッセージ定義ファイルを使用するときにはサポートされません。 メッセージ定義ファイルを使用するときに、xsd:redefine の出現箇所を xsd:include に変換するためのクイック・フィックスが提供されています。

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        最終更新: 2015-02-28 17:46:55


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