HTTPHeader ノードを使用して、HTTPInput、HTTPResponse、HTTPRequest、および HTTPReply などの HTTP ヘッダーの追加、変更、または削除を行います。
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着信メッセージからは、HTTPInput ヘッダーと HTTPResponse ヘッダーの削除または繰り越しのみが可能です。これらのヘッダー・プロパティーを変更または追加することはできません。
HTTPHeader ノードはパレットの HTTP ドロワーに入っていて、WebSphere® Message Broker Toolkit 内では次のアイコンによって表されます。
サンプルに関する情報は、WebSphere Message Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センター、またはオンライン・インフォメーション・センターを使用する場合にのみ表示できます。 サンプルは、WebSphere Message Broker Toolkit に統合されているインフォメーション・センターを使用する場合にのみ実行できます。
ノードのインスタンスをメッセージ・フローに入れると、それを構成することができます。メッセージ・フロー・ノードの構成を参照してください。 このノードには、必須プロパティーはありません。
HTTPHeader ノードのターミナルについては、次の表に説明されています。ターミナル | 説明 |
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In | ノードが処理するメッセージを受け入れる入力ターミナル。 |
Failure | 抽出で障害が検出された場合に、入力メッセージがルーティングされる出力ターミナル。 |
Out | 入力メッセージが正常に処理された場合に、変換済みメッセージがルーティングされる出力ターミナル。 |
以下の表は、ノード・プロパティーについて説明しています。 M の見出しの列は、プロパティーが必須 かどうかを示します (デフォルトが定義されていない場合に値を入力することが必要なら、アスタリスクのマークが付きます)。 C の見出しの列は、プロパティーが構成可能 (メッセージ・フローを BAR ファイルに追加してデプロイするとき、値を変更できる) かどうかを示します。
HTTPHeader ノードの「説明」プロパティーについては、次の表に説明されています。
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
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ノード名 | いいえ | いいえ | HTTPHeader | ノードの名前。 |
簡略説明 | いいえ | いいえ | ノードの簡単な説明 | |
詳細説明 | いいえ | いいえ | メッセージ・フロー内のノードの目的を説明するテキスト |
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
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HTTPInput ヘッダー・オプション | いいえ | はい | ヘッダーの繰り越し | HTTPInputHeader を全体として制御するためのオプション。 「ヘッダーの繰り越し」を選択すると、着信メッセージが存在する場合には値が着信メッセージから繰り越されます。 「ヘッダーの削除」を選択すると、ヘッダーが存在する場合には削除されます。 |
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
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HTTPResponse ヘッダー・オプション | いいえ | はい | ヘッダーの繰り越し | HTTPResponseHeader を全体として制御するためのオプション。
「ヘッダーの繰り越し」を選択すると、着信メッセージが存在する場合には値が着信メッセージから繰り越されます。 「ヘッダーの削除」を選択すると、ヘッダーが存在する場合には削除されます。 |
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
HTTPRequest ヘッダー・オプション | いいえ | はい | ヘッダーの繰り越し | HTTPRequest ヘッダーを構成します。 以下のオプションを使用できます。
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着信値のクリア | いいえ | はい | 選択されていない | このオプションは「ヘッダーの変更」を選択した場合に限り使用でき、着信メッセージが存在する場合にはすべてのプロパティー名および関連する値が削除されます。 |
HTTPRequest ヘッダー | いいえ | はい | デフォルト値なし | このフィールドが使用可能になるのは、「HTTPRequest ヘッダー・オプション」で「ヘッダーの追加」または「ヘッダーの変更」を選択した場合だけです。この画面には事前定義されたプロパティーはなく、ユーザーがカスタム・プロパティーおよび値を作成します。このヘッダーに対して、このプロパティーに関する表を使用して新しいプロパティーを追加するか、既存のプロパティーを変更または削除してください。プロパティー数には制限はありません。各プロパティーには、名前およびタイプ修飾子が必要です。 タイプ修飾子としては、Value、XPath、または Delete が可能です。
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以下の表に、HTTPReply ヘッダー・プロパティーについて説明します。
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
HTTPReply ヘッダー・オプション | いいえ | はい | ヘッダーの繰り越し | HTTPReply ヘッダーを構成します。 以下のオプションを使用できます。
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着信値のクリア | いいえ | はい | 選択されていない | このオプションは「ヘッダーの変更」を選択した場合に限り使用でき、着信メッセージが存在する場合にはすべてのプロパティー名および関連する値が削除されます。 |
HTTPReply ヘッダー | いいえ | はい | デフォルト値なし | このフィールドが使用可能になるのは、「HTTPRequest ヘッダー・オプション」で「ヘッダーの追加」または「ヘッダーの変更」を選択した場合だけです。この画面には事前定義されたプロパティーはなく、ユーザーがカスタム・プロパティーおよび値を作成します。このヘッダーに対して、このプロパティーに関する表を使用して新しいプロパティーを追加するか、既存のプロパティーを変更または削除してください。プロパティー数には制限はありません。各プロパティーには、名前およびタイプ修飾子が必要です。 タイプ修飾子としては、Value、XPath、または Delete が可能です。
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プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
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イベント | いいえ | いいえ | なし | ノードに対して定義したイベントが、このタブに表示されます。 デフォルトでは、メッセージ・フローのどのノードに対してもモニター・イベントは定義されません。 ノードのモニター・イベントを作成、変更、または削除するには、「追加」、「編集」、および「削除」を使用します。詳しくは、モニター・プロパティーを使用したモニター・イベント・ソースの構成を参照してください。 「使用可能」チェック・ボックスを選択またはクリアすることによって、ここに表示されているイベントを使用可能および使用不可に設定できます。 |