WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

開発環境の作成

メッセージ・フローを開発するための開発環境を Linux (x86) または Windows 上で作成します。

始める前に:

Windows 上では、ランチパッドを使用して、これら両方のコンポーネントをインストールできます。 詳細については、Windows ランチパッドを使用したインストールを参照してください。

WebSphere Message Broker を初めて使用する方で、デフォルト構成をまだ作成していない場合には、そのオプションを使用して最初の構成をセットアップすると良いでしょう。 デフォルト環境を使用して、提供されているサンプル・プログラムの一部を実行したり、WebSphere Message Broker によってサポートされているフィーチャーを検討したりすることができます。 デフォルト構成の作成の説明に従ってください。

Linux (x86) または Windows を実行しているコンピューター上にご自分の開発環境を作成するには、以下の手順を実行してください。

  1. 以下のいずれかの方法で WebSphere Message Broker Toolkit を開始します。
    • Linux platformメインメニューから、次のようにします。
      • Red Hat 上では、「プログラミング」 > 「IBM WebSphere Message Broker Toolkit」をクリックします。
      • SUSE Linux 上で、 「すべてのアプリケーション」 > 「WebSphere Message Broker Toolkit」をクリックします。
    • Windows platform「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM WebSphere Message Broker Toolkit」 > 「IBM WebSphere Message Broker Toolkit 8.0」 > 「WebSphere Message Broker Toolkit 8.0」をクリックするか、デスクトップ上のショートカットをダブルクリックします。
    • パッケージ・グループのルート・ディレクトリー内のコマンド位置から、コマンド・プロンプトで以下のコマンドを使用します。
      • Linux platform
        ./eclipse -product com.ibm.etools.msgbroker.tooling.ide
      • Windows platform
        eclipse.exe -product com.ibm.etools.msgbroker.tooling.ide
    WebSphere Message Broker Toolkit の新しいセッションが開き、このセッションで作成するリソースを格納するワークスペースの名前を入力するよう、プロンプトが出されます。

    デフォルト値の workspace を受け入れるか、テキスト・フィールドにお好きな名前を入力するか、または「参照」をクリックして任意の場所を選択することができます。 「これをデフォルトとして使用し、再度尋ねない」を選択すると、次回 WebSphere Message Broker Toolkit を開始する際に、ワークスペース・ダイアログが表示されなくなります。

  2. 「OK」をクリックして、ワークスペースの場所を確認します。 自分の WebSphere Message Broker Toolkit セッションが開き、ウェルカム・ページが表示されます。 要件および作業環境に適合するように、WebSphere Message Broker Toolkit のさまざまな設定 (例えば色やフォント) を調整することができます。 これらのオプションについては、Toolkit の構成で説明されています。
  3. ウェルカム・ページを閉じます。 「ヘルプ」 > 「ようこそ」をクリックすることにより、後でウェルカム・ページに戻ることができます。 複数のオプションがリストされた場合には、WebSphere Message Broker を選択します。
  4. 「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ「ブローカー」ビューを選択します。 または、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「その他」 > 「ブローカー・ランタイム」 > 「ブローカー」をクリックして、「ブローカー」ビューを表示します。
  5. 「WebSphere Message Brokers」を右クリックし、 「新規」 > 「ローカル・ブローカー」をクリックしてブローカーを作成し、 このタスクのためのウィザードを実行します。

    さらに詳しい指示が必要であれば、開発環境用のブローカーの作成を参照してください。

    ブローカーの動作モードによって、構成が影響を受ける可能性があります。 デフォルトの動作モードはAdvancedモードであり、この場合、ブローカーは制限なしで実行されます。 どの動作モードが社内で適用されるかをブローカー管理者に確認してください。 ブローカーの作成後にそのモードを変更する必要があるかもしれません。 動作モードの詳細については、動作モードを参照してください。

  6. ブローカー上に少なくとも 1 つの実行グループを作成する必要があります。 ブローカーにさらに実行グループを追加するには、ブローカーを右クリックして、「新規」 > 「実行グループ」をクリックします。 実行グループの名前を入力し、「OK」をクリックします。

    実行グループは、メッセージ・フローがその中で実行されるランタイム環境です。 単一ブローカー上に多くの実行グループを作成することができ、1 つ以上のブローカー上の 1 つ以上の実行グループにメッセージ・フローをデプロイすることができます。

    このタスクのさらに詳しい指示については、WebSphere Message Broker Toolkit または WebSphere Message Broker Explorer を使用した実行グループの作成を参照してください。

これで、構成を使用する準備ができました。
次に、ブローカーにデプロイするリソースの開発を始めることができます。 独自のメッセージ・フローを作成するか、または提供されているパターンとサンプルを使用して着手することができます。 これらのオプションについての詳細は、メッセージ・フローの開発を参照してください。

このタスクでは、ブローカーを作成して開発環境を構成するために完了しなければならない最小限の手順を網羅しました。 通常、アプリケーション開発者は、メッセージ・フローを実稼働環境のテストに使用する準備を整える前に、単一のプラットフォーム環境で作業して、メッセージ・フローの作成、デプロイ、およびテストを行います。

構成可能サービスを含むさらに多くのオプションが、拡張構成で使用可能です。 メッセージ・フローの要件がこの基本構成の範囲を超えていて、それらの要件に対応するために追加の構成が必要な場合には、それらの拡張オプションの詳細について、テストおよび実稼働環境用のブローカーの構成を参照することができます。

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        最終更新:
        
        最終更新: 2015-02-28 17:49:02


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