WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

Oracle AQ と通信するよう JMS ノードを構成する

Oracle AQ (Oracle 11g 以上) と通信するように JMS ノードを構成することができます。 この通信のためには、JMS ノードによる JNDI 検索用に定義を保持するために LDAP 3 準拠サーバーが必要です。

  1. Oracle AQ で以下のステップを実行します。各ステップに固有の詳細については、Oracle の資料を参照してください。
    1. Oracle AQ 用の JNDI 管理対象オブジェクトをホストするには、Oracle Internet Directory Server (OID) をインストールする必要があります。
      • JMS 接続ファクトリーおよび宛先が Oracle データベースに作成されるときに、 それらの JMS 接続ファクトリーおよび宛先 (キューとトピック) が OID サーバーに自動的に登録されるように Oracle AQ を構成できます。
    2. JMS のキューとトピックを保持するデータベース表を作成します。
    3. JMS のキューとトピックを作成し、それらをステップ 1b で作成した表に関連付けます。
  2. JMS 接続の定義を LDAP サーバーに追加して、ブローカー JMS ノードが、JND 検索を実行して Oracle AQ サーバーに接続できるようにします。
    1. Oracle が提供する管理ツールを使用して、JMS 接続ファクトリーを OID LDAP サーバーに登録します。
    2. 次の図は、Oracle AQ の JNDI 管理対象オブジェクトのディレクトリー・ツリーの形を表したものです。 LDAP での Oracle AQ
  3. Oracle AQ の JMS クライアント JAR ファイルを、ブローカーがアクセスできるローカル・ディレクトリーにコピーします。
    • aqapi.jar ファイルは、Oracle AQ サーバーのディレクトリー oracle_install_path/rdbms/jlib にあります。
    • ojdbc5.jar ファイルは、Oracle AQ サーバーのディレクトリー oracle_install_path/jdbc/lib にあります。
    • orai18n.jar は、Oracle AQ サーバーのディレクトリー oracle_install_path/jlib にあります。
  4. Oracle AQ の JMSProviders 構成可能サービスを変更します。以下に例を示します。
    mqsichangeproperties MyBroker –c JMSProviders –o Oracle_AQ
       -n jarsURL,
          InitialContextFactory,
          jndiBindingsLocation
       -v location of the Oracle Jars,
          com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory,
          ldap://LDAP_server_address:LDAP_listener_port
  5. JMS ノード (input、output、または reply ノード) の「JMS 接続」タブのプロパティーを、次の例に示されているように構成します。 これらのプロパティーの詳細は、JMSInput ノードを参照してください。
    • 「JMS プロバイダー名」プロパティーを、Oracle_AQ に設定します。
    • 「初期コンテキスト・ファクトリー」 プロパティーを設定します。次に例を示します。
      com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory

      JMSProviders 構成可能サービスを参照するすべてのノードで、このプロパティーが構成可能サービスに設定されている場合、ノードに設定されているプロパティーがオーバーライドされます。

    • 「ロケーション JNDI バインディング」プロパティーを設定します。次に例を示します。
      ldap://LDAP_server_address:LDAP_listener_port

      JMSProviders 構成可能サービスを参照するすべてのノードで、このプロパティーが構成可能サービスに設定されている場合、ノードに設定されているプロパティーがオーバーライドされます。

    • 「接続ファクトリー名」プロパティーを設定します。 この名前は LDAP ディレクトリー内の完全修飾パスでなければなりません。次に例を示します。
      cn=QCF,cn=oracledbconnections,cn=ORCL,cn=OracleContext,
      ou=MyDept,o=MyCompany
      それぞれの意味は以下のとおりです。
      • cn=QCF は JMS 接続ファクトリー名です。
      • cn=oracledbconnections は JMS 接続ファクトリー定義の分岐です。
      • cn=ORCL は Oracle AQ データベース名です。
      • cn=OracleContext は Oracle RDBMS スキーマのルートです。
      • ou=MyDept, o=MyCompany はインストール環境固有の LDAP 管理コンテキストです。
  6. 「基本」タブで、JMS 宛先 (キューまたはトピック) のプロパティーを構成します。
    • JMSInput ノードの「ソース・キュー」 プロパティーを設定します。 このキューは LDAP ディレクトリー内の完全修飾パスでなければなりません。次に例を示します。
      cn=JMS.Queue,cn=oracleDBQueues,cn=ORCL,cn=OracleContext,
      ou=MyDept,o=MyCompany
      それぞれの意味は以下のとおりです。
      • cn=JMS.Queue は JMS キューです。
      • cn=oracleDBQueues は JMS のキューとトピックの定義の分岐です。
      • cn=ORCL は Oracle AQ データベース名です。
      • cn=OracleContext は Oracle RDBMS スキーマのルートです。
      • ou=MyDept, o=MyCompany はインストール環境固有の LDAP 管理コンテキストです。
  7. メッセージ・フローを開始する前に、Windows イベント ビューアを使用して、JMS 接続が確立済みであることを確認します。
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        最終更新: 2015-02-28 17:49:16


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