WebSphere Message Broker バージョン 8.0.0.5 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS

製品の最新バージョンについては、IBM Integration Bus バージョン 9.0 をご覧ください。

THROW ステートメント

THROW ステートメントを使用して、ユーザー例外を生成します。

構文

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>>-THROW--+------+--EXCEPTION--+----------------------+--------->
          '-USER-'             '-SEVERITY--expression-'   

>--+-----------------------+--+-------------------------+------->
   '-CATALOG--catalog name-'  '-MESSAGE--message number-'   

>--+------------------------------+----------------------------><
   |            .-,----------.    |   
   |            V            |    |   
   '-VALUES--(----expression-+--)-'   

USER キーワードは、スローされる例外のタイプを示します。 (現在のところ USER 例外だけがサポートされるため、USER キーワードを省略した場合でも、デフォルトとして USER 例外になります。) 現在は何の効果もありませんが、以下の理由で USER キーワードを指定してください。
  • ブローカーの将来のリリースで他のタイプの例外がサポートされ、デフォルト・タイプが変更された場合でも、コードを変更する必要がありません。
  • これがユーザー例外であることが明確になります。

SEVERITY はオプションの文節で、例外に関連した重大度を判別します。 文節には、ヌル以外の整数値を戻す式を含めることができます。 文節を省略する場合には、重大度はデフォルトで 1 に解釈されます。

Windows では、Windows イベント・ログがエラーを正しく報告するように SEVERITY を 3 に設定する必要があります。

CATALOG はオプションの文節であり、省略すると、CATALOG は WebSphere® Message Broker の現在のバージョン・カタログをデフォルトとします。 現行バージョンのメッセージ・カタログを明示的に使用するには、すべてのオペレーティング・システムで BIPmsgs を使用します。

MESSAGE はオプションの文節です。これが省略されると、デフォルトとして、 デフォルト・カタログ内で THROW ステートメントを使用するために提供されるメッセージ・ブロックの最初のメッセージ番号 (2951) になります。 THROW ステートメントにメッセージ番号を入力する場合、デフォルト・カタログからメッセージ番号 2951 から 2999 を使用できます。 あるいは、メッセージ・カタログの作成の指示に従って、独自のカタログを生成することもできます。

オプションの VALUES フィールドを使用すると、データをメッセージに挿入できます。 任意の数の情報を挿入できますが、提供されているメッセージ (2951 から 2999 まで) の場合は 8 個の挿入のみ可能です。

THROW ステートメントの使用方法を示す例をいくつか示します。
  • THROW USER EXCEPTION; 
  • THROW USER EXCEPTION CATALOG 'BIPmsgs' MESSAGE 
    2951 VALUES(1,2,3,4,5,6,7,8) ;
  • THROW USER EXCEPTION CATALOG 'BIPmsgs' MESSAGE 
    2951 VALUES('The SQL State: ', 
        SQLSTATE, 'The SQL Code: ', SQLCODE, 'The SQLNATIVEERROR: ', SQLNATIVEERROR, 
        'The SQL Error Text: ', SQLERRORTEXT ) ;
  • THROW USER EXCEPTION CATALOG 'BIPmsgs' MESSAGE 
    2951 ;
  • THROW USER EXCEPTION CATALOG 'MyCatalog' MESSAGE 
    2951 VALUES('Hello World') ;
  • THROW USER EXCEPTION MESSAGE 
    2951 VALUES('Insert text 1', 'Insert text 2') ;

例外をスローする方法と、SQLSTATESQLCODE、SQLNATIVEERROR、および SQLERRORTEXT については、ESQL データベース状態関数を参照してください。

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        最終更新: 2015-02-28 17:47:22


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