CICS Transaction Server for z/OS Connectivity サンプルのセットアップ

CICS Transaction Server for z/OS Connectivity サンプルをセットアップするため、CICSConnection 構成可能サービスを使用して IBM WebSphere Message Broker から CICS Transaction Server for z/OS への接続を構成し、ターゲット CICS 領域で FILEA をセットアップします。

CICS Transaction Server for z/OS Connectivity サンプルのインポートとデプロイを実行する前に、CICSConnection 構成可能サービスを使用して、WebSphere Message Broker から CICS への接続を構成する必要があります。

CICS Transaction Server for z/OS Connectivity サンプルを実行する前に、ターゲット CICS 領域で FILEA をセットアップする必要があります。

CICS 領域に接続するように WebSphere Message Broker を構成する

このサンプルをインポートしてデプロイするために必要な最小構成の手順を以下に示します。

  1. CICS 領域に接続するためにログインが必要な場合は、mqsisetdbparms コマンドを使用することによって、セキュリティー ID をセットアップします。例えば、
    mqsisetdbparms MB8BROKER -n cics::<ID name> -u <username> -p <password> 
  2. mqsicreateconfigurableservice コマンドまたは WebSphere Message Broker Explorer を使用して、CICSSampleConnectionService という名前の CICSConnection 構成可能サービスを作成します。

これでサンプルのインポートとデプロイを実行できるようになりました。詳細については、『CICS Transaction Server for z/OS Connectivity サンプル』を参照してください。

このサンプルをインポートすると、CICS Connectivity Message Flows プロジェクトと CICSConnectivity.esql ファイルで以下の警告メッセージが生成される場合があります。

メッセージ・フィールドの参照 "InputBody.data.file" は解決できません。
メッセージ・フィールドの参照 "InputBody.data.record" は解決できません。

XML スキーマには data フォルダーが含まれていないので、これらのメッセージは無視してかまいません。

CICS 領域に FILEA をセットアップする

以下の手順を実行して、ターゲット CICS 領域で FILEA をセットアップします。

  1. FILEA キー順データ・セット (KSDS) ファイルを作成します。

    CICS 領域を最初に定義するときに、FILEA サンプル・データ・セットがインストール・プロセスの一部として作成され、mydsindex.myCICSregion.FILEA に配置されます。このデータ・セットを使用できない場合は、以下のジョブ制御言語 (JCL) スクリプトを使用してデータ・セットを再作成します。

    //HCREFILA JOB … card details … 
    //CREFILEA EXEC PGM=IDCAMS,REGION=6144K                      
    //SYSPRINT DD SYSOUT=A                                       
    //AMSDUMP  DD SYSOUT=A                                       
    //SYSIN    DD *                                              
      DEFINE CLUSTER (                         -                 
                    NAME( hlq4filea.FILEA ) -         
                    CYL(2,1)                   -                 
                    VOLUME(SYSDAV)          -                    
                    KEYS( 6  1 )               -                 
                    INDEXED                    -                 
                    RECORDSIZE( 80  80 )     -                   
                    FREESPACE( 5 5 )           -                 
                    SHAREOPTIONS( 2 )          -                 
                    )                          -                 
      INDEX         (                          -                 
                    NAME( hlq4filea.FILEA.INDEX ) -   
                    )                          -                 
      DATA          (                          -                 
                    NAME( hlq4filea.FILEA.DATA ) -    
                    )                                            
    /*    
    //
    //HINIFILA JOB … card details …
    //* ====================                                        
    //* LOAD VSAM DATA FILE                                         
    //* ====================                                        
    //INIFILEA EXEC PGM=DFH£LDSP                                    
    //STEPLIB  DD DSN=hlq4cics.SDFHLOAD,DISP=SHR              
    //FILEA    DD DISP=SHR,DSN=hlq4filea.FILEA           
    //SYSOUT   DD SYSOUT=*                                          
    //SYSIN    DD DISP=SHR,DSN=hlq4cics.SDFHSAMP(DFH£FAIN)    
    //*      
    //          
    
  2. FILEA KSDS ファイルを参照する FILE リソース定義を作成します。

    CICS 提供の CEDA トランザクションを使用して、FILE リソースを定義します。このリソースは、グループ DFH£FILA 内の CSD コマンド・サンプル FILEA 定義と同様の形式にすることができますが、前のステップで定義したデータ・セットを参照しなければなりません。

  3. CICS プログラム DFH$AXCS をインストールします。

    以下のコマンドを使用して、CICS 提供のサンプル・プログラム DFH$AXCS をインストールできます。

    CEDA INSTALL PROG(DFH$AXCS) GROUP(DFH$EXCI)

CICS Transaction for z/OS Connectivity サンプルを実行できるようになりました。 CICS Transaction for z/OS Connectivity サンプルの実行を参照してください。

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