「Microsoft .NET 要求/応答」パターンのパラメーター

Microsoft .NET アセンブリー
パターン・パラメーター デフォルト 説明
クラス名 このパターン・パラメーターは、Web サービスが呼び出す .NET アプリケーションのクラスと名前空間を表します。このパターンによって生成される 1 つの Web サービスは、1 つの .NET アプリケーション・クラスのみ呼び出すことができます。
サービス情報
パターン・パラメーター デフォルト 説明
メジャー・バージョン 1 このサービスのメジャー・バージョン番号。サービスに大きな変更を加える際には、メジャー・バージョン番号を更新してください。
マイナー・バージョン 0 このサービスのマイナー・バージョン番号。サービスに小さな変更を加える際には、マイナー・バージョン番号を更新してください。
エンタープライズ・ドメイン 生成される WSDL ファイル内のターゲット名前空間は、「エンタープライズ・ドメイン」、「サービス・ドメイン」、「サービス名」、および「メジャー・バージョン」番号のパターン・パラメーターを結合して構成されます。

パターン・パラメーターは urn:EnterpriseDomain/ServiceDomain/ServiceNameV1 のように結合されます (V1 は「メジャー・バージョン」番号)。

これらのパターン・パラメーターを使用して、複数のサービスを編成します。例えば、ある会社が小売サービスに名前空間 urn:www.your.company.com/banking/retailV1 を使用したとします。この同じ会社が商業銀行サービスを提供する場合には、ターゲット名前空間 urn:www.your.company.com/banking/commercialV1 を使用します。この会社が自動車保険サービスも提供する場合には、ターゲット名前空間 urn:www.your.company.com/insurance/carsV1 を使用できます。

「エンタープライズ・ドメイン」パターン・パラメーターのデフォルト値は、.NET クラスの名前空間です。「エンタープライズ・ドメイン」パターン・パラメーターの値には、常に接頭部 urn が付きます。

サービス・ドメイン 「サービス・ドメイン」を使用して、生成される WSDL ファイルのターゲット名前空間を作成します。詳しくは、「エンタープライズ・ドメイン」パターン・パラメーターを参照してください。

サービス・ドメインはオプションであり、デフォルト値はありません。

サービス名 「サービス名」を使用して、生成される WSDL ファイルのターゲット名前空間を作成します。詳しくは、「エンタープライズ・ドメイン」パターン・パラメーターを参照してください。

サービス名のデフォルトは .NET クラスの名前になります。

照会 WSDL のサポートを有効にする 選択済み このパラメーターを選択する場合、?wsdl 照会ストリングがある HTTP GET 要求をブローカーが受け取ると、ブローカーはエンドポイントに関連した WSDL と XML スキーマの情報を戻します。このパラメーターを使用して、WSDL の配布を制御します。
サーバー・アドレス http://localhost:7800 このパターン・パラメーターはサーバー・アドレスを定義します。サーバー・アドレスは、生成される WSDL ファイル内で SOAP アドレス・エレメントとして使用されます。このパラメーターは、Web サービスが実際にデプロイされる HTTP URL に設定してください。テストの目的で、このアドレスは http://localhost:7800 に設定されることがよくあります。
ロギング
パターン・パラメーター デフォルト 説明
必要なロギング クリア済み このパターン・パラメーターは、ロギング用のサブフローをパターン・インスタンスに含めるかどうかを決定します。

このパターン・パラメーターが非選択の場合、ロギング・サブフローは含まれません。

このパターン・パラメーターを選択する場合は、「ログ・キュー・マネージャー」と「ログ・キュー」の値を設定しなければなりません。

ログ・キュー・マネージャー このパターン・パラメーターは、ロギングに使用するキュー・マネージャーを定義します。ロギングにブローカー・キュー・マネージャーが使用される場合、このパラメーターをブランクのままにすることができます。

このパターン・パラメーターは、「必要なロギング」が選択されている場合にのみ必要です。

ログ・キュー LOG このパターン・パラメーターは、ロギングに使用するキューを定義します。

このパターン・パラメーターは、「必要なロギング」が選択されている場合にのみ必要です。

エラー処理
パターン・パラメーター デフォルト 説明
必要なエラー・メッセージ 選択済み このパターン・パラメーターは、キューにエラー・メッセージを入れるためのコードをパターン・インスタンスに含めるかどうかを決定します。

このパターン・パラメーターを選択する場合は、「エラー・キュー・マネージャー」および「エラー・キュー」値を設定する必要があります。

エラー・キュー・マネージャー このパターン・パラメーターは、エラー・ロギングに使用するキュー・マネージャーを定義します。

このパターン・パラメーターは、「必要なエラー・メッセージ」が選択されている場合のみ必要です。

エラー・キュー ERROR このパターン・パラメーターは、エラー・メッセージに使用するキューを定義します。

このパターン・パラメーターは、「必要なエラー・メッセージ」が選択されている場合のみ必要です。

その他
パターン・パラメーター デフォルト 説明
アプリケーション・ドメイン名 .NET クラスは、Microsoft .NET CLR 内にロードされて実行されます。.NET CLR は、アプリケーション・ドメインを使用して、単一のプロセス内の複数のアプリケーションを分離できます。このパターン・パラメーターは、どのアプリケーション・ドメインが .NET コードをホストするのかを指定します。このパラメーターをブランクにすると、.NET コードはメッセージ・フローに関するデフォルトのアプリケーション・ドメインにロードされます。
フロー接頭部 このパターン・パラメーターは、すべてのメッセージ・フロー名の先頭に追加される接頭部を定義します。
フロー接尾部 このパターン・パラメーターは、すべてのメッセージ・フロー名の末尾に追加される接尾部を定義します。
キュー接頭部 このパターン・パラメーターは、すべてのキュー名の先頭に追加される接頭部を定義します。

デフォルトのキュー名が使用されている場合、各パターン・インスタンスのキュー名を識別するために接頭部、接尾部、またはその両方を設定する必要があります。

キュー接尾部 このパターン・パラメーターは、すべてのキュー名の末尾に追加される接尾部を定義します。

デフォルトのキュー名が使用されている場合、各パターン・インスタンスのキュー名を識別するために接頭部、接尾部、またはその両方を設定する必要があります。

簡略説明 このパターン・パラメーターは、生成されるすべてのメッセージ・フローの「簡略説明」プロパティーに追加される説明を定義します。
詳細説明 このパターン・パラメーターは、生成されるすべてのメッセージ・フローの「詳細説明」プロパティーに追加される説明を定義します。

すべてのパターン・パラメーターとそのデフォルト値をリストします。 デフォルトが示されていない場合、デフォルト値は空ストリングです。

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