mqsicvp コマンドを使用すると、ブローカーで検証テストを実行したり、ODBC 接続を検証したりできます。
mqsistart コマンドを使用してブローカーを開始する場合、このコマンドは自動的に実行してコンポーネントを検査します。
z/OS® 上では、ブローカーを開始すると、同じ検証手順が自動的に実行されます。
このコマンドは、ブローカーが実行しているかどうかに関係なく実行できます。 ブローカーが実行中でない場合、検証テストは実行されますが、ブローカーは開始されません。
mqsicvp コマンドは、以下のアクションを実行します。
mqsicvp コマンドの追加の呼び出しにより、ODBC テスト・ツール機能が提供されます。 この機能は、ユーザー・データ・ソースに関する有用な情報を提供したり、2 つのユーザー・データ・ソースの等価性を比較したりします。 これらのコマンド呼び出しは mqsicvp コマンドの基本呼び出しとは別個のものであり、ブローカーの開始時には実行されません。
mqsicvp コマンドを ODBC テスト・ツールとして使用すると、コマンドは接続が成功したときに通知メッセージを発行して、データ・ソースの名前、データベース・タイプ、およびバージョンを示します。 2 次データ・ソースが指定された場合、mqsicvp コマンドはそのデータ・ソースへの接続が成功すると、2 番目の通知メッセージを発行して 2 次データ・ソースに関する同じ情報を示すと同時に、比較が行われることを通告します。
このツールは、1 つのデータ・ソースに対して実行されると、ODBC インターフェースに対していくつかの検査を行って、サポートされるデータ・タイプおよび機能を、それらのデータ・タイプの名前およびサイズに関する情報と共に判別します。 いずれかのデータ・タイプまたは機能がサポートされていない場合、それらは最後の通知メッセージで要約されます。
これらのテストは、2 つのデータ・ソースに対して実行されると、両方のデータ・ソースに対して実行され、両方の結果セットが示されます。 最後の通知メッセージでは、2 つのデータ・ソースが等価であって同じメッセージ処理ノードで使用できるかどうかが示されます。詳しくは、ESQL からデータベースへのアクセスを参照してください。
次の構文図に示すパラメーターを指定して mqsicvp コマンドを実行すると、このコマンドは ODBC テスト・ツール機能を提供します。 このコマンドを使用して、ユーザー・データ・ソースに関する有用な情報を表示したり、2 つのユーザー・データ・ソースを比較したりすることができます。 Linux および UNIX システムの場合のみ、これらのパラメーターを使用するコマンドの呼び出しによって、ODBC 環境 (指定された場合) が正しく構成されていることも検証されます。 このような場合、コマンドは、ODBCINI、ODBCSYSINI、および IE02_PATH 変数が設定されていることを検査します。
各データ・ソース名 (DSN) は、ユーザー名およびパスワードと共に完全に指定されます。
この呼び出しは、ブローカーとデータ・ソースの間の関連には依存せず、ブローカーとの間に関連のないデータ・ソースに関しても情報を返します。
>>-mqsicvp-- -n--primaryDatasource------------------------------> >-- -u--primaryDatasourceUserId---------------------------------> >-- -p--primaryDatasourcePassword-------------------------------> >--+--------------------------------------------------------------------------------------------+--> '- -c--secondaryDatasource-- -i--secondaryDatasourceUserId-- -a--secondaryDatasourcePassword-' >--+-----+----------------------------------------------------->< '- -v-'
この呼び出しでは、ブローカーとデータ・ソース名 (DSN) の間の関連が必要です。 この呼び出しを正常に使用するためには、最初に mqsisetdbparms コマンドを実行して、ブローカーがデータ・ソースに接続するときに使用する特定のユーザー ID とパスワードを指定しておく必要があります。 この呼び出しの出力は、データ・ソース名がブローカーに関連付けられていない場合の呼び出しの出力と同じです。
Linux および UNIX システムの場合のみ、次の構文図のパラメーターを使用するコマンドの呼び出しによって、ODBC 環境 (指定された場合) が正しく構成されていることも検証されます。
このような場合、コマンドは、ODBCINI、ODBCSYSINI、および IE02_PATH 変数が設定されていることを検査します。
Linux および UNIX システム上では、すべての名前は大/小文字の区別があります。
mqsicvp MB8BROKER
mqsicvp MB8BROKER -n MyDB
mqsicvp MB8BROKER -n MyDB -c MyDB2
mqsicvp -n MyDB -u username -p password -c MyDB2 -i username2 -a password2