以下の例は、マルチインスタンス・キュー・マネージャーを Linux 上にセットアップする方法を示しています。 このセットアップでは、関係する概念を簡潔に説明しています。 この例は、Linux Red Hat Enterprise 5 に基づいたものです。他の UNIX プラットフォームではステップが異なります。
この例は、Windows を実行している、3 GB の RAM を持つ 2 GHz のノートブック・コンピューターでのセットアップです。2 つの VMware 仮想マシンが 640 MB のイメージの Linux Red Hat Enterprise 5 を実行します。WebSphere MQ クライアントは、Windows を実行する追加の 400 MB VMware イメージ上にインストールされており、高可用性アプリケーションのサンプルを実行します。すべての仮想マシンは、セキュリティー上の理由から VMware ホスト・オンリー・ネットワークの一部として構成されます。 通常は、自動生成された IP アドレスを使用することは勧められていませんが、IP アドレスが変更される可能性は低いため、短いデモンストレーションの間は使用してもかまいません。
サーバー 1 | サーバー 2 |
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root としてログインします | |
「WebSphere® MQ Quick Beginnings for Linux」にある指示に従って WebSphere MQ をインストールし、mqm ユーザーおよびグループを作成し、/var/mqm を定義します。 | |
共有ファイル・システム・ロックの検証のタスクを実行し、ファイル・システムがマルチインスタンス・キュー・マネージャーをサポートしているかを確認します。 | |
/etc/passwd に表示されている mqm の uid および gid を、例えば以下のように確認します。 mqm:x:501:100:MQ User:/var/mqm:/bin/bash |
/etc/passwd にある mqm の uid および gid を突き合わせ、値を変更しなければならなかった場合にはリブートします。 |
共有する共通フォルダー /MQHA に、ログおよびデータ・ディレクトリーを作成します。
例えば、
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フォルダー /MQHA を作成し、共有ファイル・システムをマウントします。 サーバー 1 上にあるのと同じパスを保持します。例えば、以下のようにします。
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ユーザーおよびグループ mqm が MQHA ディレクトリーを所有していることと、ユーザーおよびグループのアクセス許可が rwx に設定されていることを確認します。例えば、ls -al には以下のように表示されます。 drwxrwxr–x mqm mqm 4096 Nov 27 14:38 MQDATA
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キュー・マネージャーを作成します。 crtmqm -ld /MQHA/logs -md /MQHA/qmgrs -q QM1 |
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/MQHA *(rw,sync,no_wdelay,fsid=0) を /etc/exports に追加します。1 | |
NFS デーモンを開始します。/etc/init.d/nfs start | |
サーバー 1 のホスト名または IP アドレスを検出します。ifconfig2 | エクスポート・ファイル・システム /MQHA をマウントします。 mount -hard -intr -t nfs4 192.168.217.130:/ /MQHA |
キュー・マネージャー構成の詳細をサーバー 1 からコピーし、
その結果をクリップボードにコピーします。
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キュー・マネージャーの構成コマンドをサーバー 2 に貼り付けます。
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-x パラメーターを使用してキュー・マネージャー・インスタンスを開始します。開始する順序はどちらでもかまいません。strmqm -x QM1 |