WebSphere® Transformation Extender データ・ハンドラーは、WebSphere Transformation Extender を呼び出します。WebSphere Transformation Extender では、データのフォーマット変換にマップが使用されます。マップは、システムに対して変換の詳細を提供します。既存の WebSphere Transformation Extender マップをソリューションに適用できる場合は、既存のマップを使用できます。
WebSphere Transformation Extender データ・ハンドラーは、WebSphere Transformation Extender Engine のコンテキストで、WebSphere Transformation Extender のいずれかのマップを呼び出します。データ・ハンドラーは WebSphere Transformation Extender マップ名と入力データを WebSphere Transformation Extender Engine に送信し、このエンジンがフォーマット変換を実行します。変換の結果がデータ・ハンドラーに戻され、このデータ・ハンドラーが変換結果をエクスポートまたはインポートに公開します。
エクスポート側では、WebSphere Transformation Extender データ・ハンドラーが WebSphere Transformation Extender マップを呼び出して、ネイティブ・データを XML に変換します。データ・ハンドラーは次に XML をデータ・オブジェクトに非直列化します。インポートでも、要求/応答シナリオの応答メッセージではこの方法でデータ・ハンドラーを使用します。
インポート側では、データ・ハンドラーがデータ・オブジェクトを XML に直列化し、この XML を WebSphere Transformation Extender マップに供給します。 するとこのマップがネイティブ・データに変換して公開します。 エクスポートでも、応答メッセージではこの方法でデータ・ハンドラーを使用します。
WebSphere Transformation Extender マップの作成方法の詳細については、WebSphere Transformation Extender の資料を参照してください。
マップ命名規則の作成、SCA モジュールでのマップの使用、および WebSphere Transformation Extender データ・ハンドラー の構成の詳細については、WebSphere Integration Developer の資料を参照してください。