WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


失敗した SCA イベントのトレース・データまたは有効期限データの編集

「失敗イベントの詳細」ページでは、失敗イベントに関連付けられたトレース制御および有効期限の値を設定または変更できます。

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このタスクについて

重要: トレースまたは有効期限データに対する編集の内容は、イベントを再サブミットするまでローカルにのみ保管されます。イベントを再サブミットする前にその他の何らかのアクションを実行した場合、すべての編集は失われます。

失敗した SCA イベントは、イベントの処理のモニターに役立つようにトレース付きで再サブミットできます。 トレースは、サービスまたはコンポーネントに対して設定でき、ログまたは Common Event Infrastructure (CEI) サーバーに送ることができます。「失敗イベントの詳細」ページで失敗イベント・データを表示すると、そのイベントのデフォルトのトレース値 SCA.LOG.INFO;COMP.LOG.INFO が表示されます。このデフォルトの設定値でイベントを再サブミットした場合、セッションが SCA サービスを呼び出すか、またはコンポーネントを実行したときに、トレースは行われません。

失敗した SCA イベントには有効期限が設定されているものもあります。ユーザーが、イベントを送信する非同期呼び出しについて有効期限を指定した場合、イベントが失敗してもデータは存在し続け、有効期限時刻は「失敗イベントの詳細」ページの「再サブミット有効期限時刻」フィールドに表示されます。有効期限が切れた失敗イベントは、正常に再サブミットできません。イベントを再サブミットするときに有効期限が切れないように、イベントの有効期限を編集することにより、2 度目の失敗を回避できます。

失敗イベントのトレース・データまたは有効期限データを編集するには、以下の手順を実行します。

手順
  1. Failed Event Manager が開いていること、および失敗イベントのリストをシステム上で取得したことを確認します。
  2. Failed Event Manager の「検索結果」ページで、データを編集したい失敗イベントの ID (「イベント ID」列の項目) をクリックします。

    「失敗イベントの詳細」ページが開きます。

  3. イベントに有効期限があり、再サブミットする前に有効期限が切れる場合、「再サブミット有効期限時刻」フィールドの有効期限を編集します。

    表示されている有効期限時刻は、サーバーのローカル時間です。このフィールドの値は、指定したロケールに応じたフォーマットにする必要があります。ロケールに応じた正しいフォーマットの例が、フィールドの上に表示されます。

  4. 失敗イベントのトレースを使用可能に設定する場合、「トレース制御」フィールドに新しい値を指定します。トレース値の詳細情報については、WebSphere Business Process Management インフォメーション・センター内の、モニターに関するトピックを参照してください。
  5. 以下のいずれかを行います。
    • 編集したデータが正しく、イベントを再サブミットする場合、「再サブミット」をクリックして、サーバー・レベルで変更を行います。
    • 加えた変更を除去する場合、「ローカルの変更を取り消す」をクリックします。

    編集済みの失敗イベントは、処理されるように再サブミットされ、Failed Event Manager から除去されます。


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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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