WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


クラスターの開始

クラスター内のすべてのサーバー (クラスター・メンバー) を 1 回の操作で開始できます。クラスターを開始すると、ワークロード管理が自動的に有効になります。

始める前に

このタスクについて

クラスターのすべてのメンバーの開始を要求すると、クラスターの状態が partially started (一部開始済み) に変更され、そのクラスターのメンバーである各サーバーが起動します (実行中でない場合)。クラスターのすべてのメンバーが実行中になると、クラスターの状態は running (実行中) に変更されます。

Ripplestart オプションを指定すると、各サーバーが停止してから、順に開始されます。

ヒント: クラスターを使用している場合、「アプリケーション・サーバー」サブコンポーネント (「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「server_name」>「管理」>「サーバー・コンポーネント」>「アプリケーション・サーバー」) の「初期状態」プロパティーは、クラスターの開始時にクラスター内の個々のサーバーの状態を制御する目的では使用できません。これは、サーバーの「アプリケーション・サーバー」サブコンポーネントの状態を制御するためのものです。クラスターの個々のメンバーを開始および停止するには、管理コンソールの「サーバー」のオプションを使用するか、またはコマンド行のコマンド (startServer および stopServer) を使用する方法をお勧めします。
リモート・メッセージング またはリモート・メッセージングおよびリモート・サポート のデプロイメント環境パターンを使用する場合、複数のクラスターが相互に依存することになります。そのような場合には、発生する可能性のある起動の問題を回避するために、以下の順でインフラストラクチャーおよびクラスターを開始します。
  1. インフラストラクチャーの開始順序:
    1. データベース、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)、および Web サーバー
    2. デプロイメント・マネージャー (必要な場合)
    3. ノード・エージェント
  2. クラスターの開始順序:
    1. メッセージング・インフラストラクチャー・クラスター
    2. サポート・クラスター (CEI)
    3. アプリケーション・デプロイメント・クラスター
クラスターを開始するには、以下のステップを実行します。
手順
  1. デプロイメント・マネージャーの管理コンソールから、「サーバー」 > 「クラスター」をクリックします。
  2. 開始するクラスターを選択します。
  3. クラスターを開始します。
    注: リモート・メッセージング またはリモート・メッセージングおよびリモート・サポート のデプロイメント環境パターンを使用している場合には、インフラストラクチャーのコンポーネントを開始済みであることを確認し、『このタスクの概要』で説明している正しい順序でクラスターを開始してください。
    • サーバーが停止している場合は、「開始」をクリックします。 このオプションは、各サーバーのノード・エージェントを呼び出して、サーバー・プロセスを起動します。サーバーのノード・エージェントの呼び出しに失敗すると、サーバーは始動しません。
    • サーバーが稼働している場合は、 「ripple 始動」をクリックして、各クラスター・メンバーを停止してから再始動します。
      注: 「ripple 始動」オプションは、サーバーを順に再始動し、クラスター内の少なくとも 1 つのサーバーがオンライン状態で、要求の処理ができることを確実にします。

task タスク・トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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