WebSphere® ESB 環境を即時に保護するために、インストール中にセキュリティー情報を入力するためのプロンプトが表示されます。
以前のリリースの WebSphere ESB では、インストール時に各種の認証情報の入力を要求するプロンプトが表示されていました。 今回のリリースより、入力した基本管理資格情報が、すべてのコンポーネントのデフォルト値として使用されるようになりました。 これらのデフォルト値によって基本的なセキュリティーが提供されますが、インストールのセキュリティーを強固にするため、管理コンソールを使用して、適切なセキュリティー ID を持つように WebSphere ESB の各種コンポーネントを構成してください。
WebSphere ESB を構成する場合は、デフォルトのプロファイルを拡張します。このプロファイル拡張プロセスには、応答ファイルのさまざまな部分にユーザー名とパスワードを指定する作業が含まれます。 入力するユーザー名とパスワードは、このプロファイル用に選択されたユーザー・レジストリーの ID と対応している必要があります。入力したユーザー名とパスワードは、管理セキュリティーを使用可能にする際に必要になります。デフォルトのローカル・オペレーティング・システムのユーザー・レジストリーまたは Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) のいずれかを使用することができます。
WebSphere ESB の数種類のコンポーネントが認証別名を使用します。これらの別名は、データベースとメッセージング・エンジンへアクセスするためのランタイム・コンポーネントの認証に使用されます。プロファイル拡張プロセスにより、これらの別名の作成に使用される有効なユーザー名とパスワードが収集されます。