ビジネス・インテグレーション とは、企業内または一連の企業間でアプリケーション、データ、およびプロセスを統合することを意味します。
また、統合とはプロセスを開発することも意味します。これは、アプリケーションを組み立てて統合するシーケンスには特定のロジックがあるからです。WebSphere® Integration Developer は、ビジネス・インテグレーション・アプリケーションを作成するために使用します。
このセクションでは、ビジネス・インテグレーション・モジュールの開発プロセスについての情報を概説します。
標準的なメディエーション・モジュールの開発フローは以下のとおりです。
- WebSphere Integration Developer を始動し、ワークスペースを開きます。
- 開発用の Business Integration パースペクティブに切り替えます。
- 成果物 (複数のモジュール間で共用するビジネス・オブジェクトおよびインターフェースなど) を保管するライブラリーを作成します。
- 新規のメディエーション・モジュールを作成します。
- アプリケーション・データ (顧客や注文データなど) を含めるためのビジネス・オブジェクトを作成します。
- コンポーネントごとにインターフェースを作成し、インターフェース操作を定義します。
インターフェースによって、コンポーネント間で受け渡しできるデータが決まります。
- サービス・コンポーネントを作成および実装します。
- アセンブリー・ダイアグラムにサービス・コンポーネント、インポート、およびエクスポートを追加して、モジュール・アセンブリーを作成します。
コンポーネント間をワイヤリングします。
インポートとエクスポートをプロトコルにバインドします。
- 統合テスト環境でモジュールをテストします。
- モジュールを WebSphere ESB にデプロイします。
- テストしたモジュールをリポジトリーに配置して、チームの他のメンバーと共用します。