WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


反復集約サンプル

WebSphere® ESB 集約サンプルでは、反復を使用したデータの集約を説明します。

このタスクについて

反復集約サンプルは、単一の要求で注文のバッチを送信するユーザーをベースにしています。各注文には、顧客 ID、項目 ID、および数量が含まれています。複数の注文を、ID で識別される単一のバッチで送信することで時間を節約できます。システムはバッチを処理し、 状況情報をユーザーに返します。

バッチがディスパッチ・バックエンド・サービスに送信される前に、バッチ内の各注文はカスタマー・サービスからの顧客メール情報を含んでいる必要があります。応答フローについては下に示していませんが、これはディスパッチ・システムにより返された状況情報を保管用の応答フォーマットに変換するだけです。

手順
  1. バッチ ID を保管します。
  2. 各注文に対してメッセージを作成し、カスタマー・サービスに送ります。 バッチにオーダーがない場合、ディスパッチ・バックエンド・サービスへの不要な呼び出しを省くために、空の応答を作成して返します。
  3. カスタマー・サービスを呼び出し、その顧客のメール情報を取り出します。エラーがある場合、処理を停止します。
  4. 結果を共用集約コンテキストに保管します。
  5. 結果を、作成済みの注文リストに追加します。
  6. ステップ 2 に戻って次の注文を処理します。
  7. すべての注文が完了したら、メッセージを作成し、新しく作成された注文バッチと共にディスパッチ・システムに送信します。
  8. 新規メッセージをディスパッチ・システムに送信します。

タスクの結果

この反復集約サンプルでは、カスタマーおよびディスパッチ・サービスは SOAP/HTTP Web サービスとして公開される Java™ オブジェクトとして実装されており、メディエーション自体は SOAP/HTTP Web サービスとして公開されます。共用インターフェースおよびビジネス・オブジェクトは StoreLib という別のライブラリーにあります。システム全体は同梱の StoreClient Web アプリケーションを使用してテストすることができます。このアプリケーションにより、ユーザーはバッチを作成してメディエーションに送信し、返された結果を表示することができます。

task タスク・トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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