WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


WebSphere ESB for z/OS のアンインストール

-uninstall キーワードを指定してシェル・スクリプト zSMPInstall.sh を実行することによって、WebSphere® ESB for z/OS® をアンインストールします。 ここでは、OS/390® UNIX® コマンド・シェルからインストール・スクリプトをアンインストール・キーワードと一緒に実行する方法について説明します。別の方法として、Telnet を使用して、プロンプトからスクリプトとキーワードを実行することもできます。この説明では TSO を使用していることを想定しています。Telnet を使用している場合は、同等のコマンドを使用してください。 この説明では、Ctrl キーを使用したデフォルトのキー・マッピングを使用して入力することも想定しています。このマッピング構成を変更している場合は、マップしたキーを使用して TSO に情報を入力してください。

始める前に

注: 部分アンインストールまたは増分アンインストールはサポートされていません。

アンインストール・スクリプトを実行する前に、WebSphere ESB for z/OS のアンインストールに関する最新の技術情報をお読みください。

WebSphere ESB for z/OS のインストール・プロセスでは、z/OS UNIX System Services の実用的な知識があることを前提としています。さらに詳細な情報が必要な場合には、以下の資料を参照してください。
手順
  1. OS/390® UNIX® コマンド・シェルにアクセスします。Telnet で USS に直接ログインするか、TSO から TSO コマンド OMVS を ISPF コマンドのオプション 6 で入力するか、それ以外の ISPF パネルから TSO OMVS を入力します。UNIX シェルに入ると、システムが入力を受け入れる準備ができたことがコマンド・プロンプト (通常はドル ($) またはポンド (#) 記号) で示されます。
  2. 次のようにして、管理者ユーザー ID に切り替えます。
    su wsadmin
  3. 次のようにして、製品インストール・ファイル・システム・ディレクトリー内の zos.config/bin に移動します。
    cd /usr/lpp/zWESB/V6R2/zos.config/bin
  4. 次のようにして、現行ディレクトリーをパスに追加します。
    export PATH=.:$PATH
  5. コマンド・プロンプトから、アンインストール・コマンドを指定してインストール・スクリプトを実行します。次に例を示します。
    zSMPInstall.sh -smproot /wps/pathofWPScode/zWPS/V6R2 -runtime
     /WebSphere/V6R1M0/AppServer -uninstall -response
     /yourdrivename/yourfoldername/responsefilename.rsp

    システム構成に応じて、応答ファイルの絶対パス名を入力します。 上記のパス・ファイル名は、アンインストーラーがデフォルトの応答ファイルを使用することを想定しています。応答ファイルがカスタマイズされている場合、カスタマイズされたファイルの絶対パスをパス名に指定する必要があります。

  6. 「Configuration Manager for uninstall complete」というメッセージが表示され、コマンド・プロンプトに戻るまで待ちます。

タスクの結果

-uninstall パラメーターを指定してインストール・スクリプトを実行すると、次のアクションが実行されます。

共用の共通コンポーネントが他のアプリケーションによって使用されている場合は、コマンド行プロンプトにより、製品をアンインストールすると他のアプリケーションが正しく機能しなくなる可能性があることが警告されます。

アンインストール・コマンドが成功しなかった場合は、関連するログ・ファイルとトレース・ファイルを確認します。
  • 標準出力メッセージ
    標準出力メッセージは、画面に直接表示されます。コマンド行の末尾でリダイレクト記号とファイル名を使用して、これらのメッセージをファイルにリダイレクトすることができます。例えば、インストール・コマンドの末尾に >run.log という構文を追加すると、標準出力メッセージは現在の作業ディレクトリー内の run.log というファイルにリダイレクトされます。標準出力メッセージが以下のように表示されます。
    parsing command arguments...
    parsing arguments complete
    setting up configuration...
    runtimeRootDirName is: /WebSphere/V6R1M0/AppServer
    WAS_HOME is: /WebSphere/V6R1M0/AppServer
    WBI_HOME is: /WebSphere/V6R1M0/AppServer
    running Configuration Manager for uninstall...
    Configuration Manager for uninstall complete
    unaugmenting profile(s)...
    unaugmenting profile(s) complete
  • ログ・ファイル

    ログ・メッセージは、ランタイム・ディレクトリー内の zSMPInstall.log ファイルに書き込まれます。このファイルのデフォルトのロケーションは、 /WebSphere/V6R1M0/AppServer/logs/wbi/zSMPInstall.log です。

  • トレース・ファイル

    ランタイム・ディレクトリー内の zSMPInstall.trace (ASCII) ファイルを確認します。このファイルのデフォルトのロケーションは、 /WebSphere/V6R1M0/AppServer/logs/wbi/zSMPInstall.trace です。

    サフィックス「E」が付いたエラー・メッセージがないようにする必要があります。

以下のトラブルシューティング・アクションを実行することもできます。
  • 構成マネージャーの更新タスクのアクションを確認します。アクションは、ASCII フォーマットのログ・ファイル cmtInstall.log に書き込まれます。このファイルのデフォルトのロケーションは、/WebSphere/V6R0M0/AppServer/logs/wbi です。 このログで >SEVERE< レベルまたは >WARNING< レベルのメッセージを検索し、発生したエラーを判別します。インストール・ディレクトリーから実行される各 Apache Ant スクリプトには、それぞれがエラーを書き込むための ASCII フォーマットのログがあります。

    Ant スクリプトを含んでいるディレクトリーのデフォルト名は、 /WebSphere/V6R1M0/AppServer/properties/version/install.wbi/6.0.0.0/config/full/uninstall です。 生成された Ant ログは、製品ログ・ディレクトリーに書き込まれます。 このディレクトリーのデフォルト名は、/WebSphere/V6R1M0/AppServer/logs/wbi です。 Ant ログには、以下のログが含まれます (これらのログを確認して、処理中のエラーを判別します)。

    • 90SDeleteFirstStepsFilesWBI.ant.log
    • 90SRemoveJavaOptions.ant.log
    • 90SUninstallCEI.ant.log
    • 98SUndeployBPCAdminConsolePlugins.ant.log
    • 98SUndeployServerAdminConsolePlugins.ant.log
    • 99SUndeployCoreAdminConsolePlugins.ant.log
    これらの各ログには、アンインストールが正常に行われたときに書き込まれる「build successful」メッセージが含まれている必要があります。
  • 拡張解除ログの内容を確認します。プロファイル拡張解除タスクでは、ログ・ファイル (ASCII) に書き込むことで、実行したアクションが記録されます。ログ・ファイル名は wasprofile_unaugment_default.log です。このファイルの標準的なロケーションは /WebSphere/V6R0M0/AppServer/logs/wasprofile です。この WebSphere Application Server プロファイル拡張ログを検索して、>SEVERE< または >WARNING< レベルのメッセージがあるかどうかを調べ、処理中の全体的なエラーを判別します。通常、SEVERE メッセージは存在しません。

task タスク・トピック

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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