スタンドアロン・サーバーは、メディエーション・モジュールを 1 つのサーバー・プロセスにデプロイするための環境を提供します。このサーバー・プロセスには、管理コンソール、デプロイメント・ターゲット、メッセージング・サポート、および Common Event Infrastructure サーバーが含まれます (ほかのものが含まれる場合もあります)。
スタンドアロン・サーバーはセットアップが容易であり、ファースト・ステップ・コンソールを備えています。このコンソールからはスタンドアロン・サーバーの開始および停止が可能であり、サンプル・ギャラリーおよび管理コンソールを開くことができます。WebSphere® ESB サンプルをインストールし、サンプル・ギャラリーを開くと、サンプル・ソリューションがスタンドアロン・サーバーにデプロイされます。このサンプルに使用されているリソースは、管理コンソールで探索できます。
ユーザー独自のソリューションをスタンドアロン・サーバーにデプロイすることは可能ですが、スタンドアロン・サーバーでは、実稼働環境で一般的に必要とされる容量、スケーラビリティー、または頑強性を提供できません。実稼働環境では、Network Deployment 環境を使用する方が適切です。
最初はスタンドアロン・サーバーから始めて、後でそれを Network Deployment 環境に取り込むことは可能です。このためには、スタンドアロン・サーバーをデプロイメント・マネージャー・セルにフェデレートしますが、このセルにその他のノードがフェデレートされていないことが前提になります。 1 つのセルに複数のスタンドアロン・サーバーをフェデレートすることはできません。 スタンドアロン・サーバーをフェデレートするには、デプロイメント・マネージャーの管理コンソールまたは addNode コマンドを使用します。addNode コマンドを使用してスタンドアロン・サーバーをフェデレートする場合は、スタンドアロン・サーバーが稼働していてはなりません。
スタンドアロン・サーバーは、スタンドアロン・サーバー・プロファイルで定義されています。