WebSphere® ESB のインストーラー・プログラムでは、InstallShield MultiPlatform (ISMP) プログラムを使用してコードをインストールします。 .nifregistry ファイルおよび vpd.properties ファイルには、現在インストールされているプログラム・コンポーネントのリストがあります。 これらのファイルは ISMP を補助します。また、WebSphere ESB のインストーラー・プログラムは、WebSphere ESB の以前のインストールを認識して、新しいインストールのオプションを制御します。
NON-ROOT user: fvttest NON-ROOT-HOME: /home/fvttest .nifregistry dir: /home/fvttest/.ibm/.nif/.nifregistry
特定の製品用の .nifregistry ファイルには、インストールされる PAK ごとに 1 項目 (行)、および製品に対して 1 項目 (行) が格納されています。
<pak installrooturi="file:///C:/IBM/WebSphere/ESB/" name="wbi.primary.pak" paklocationuri="zip:///C:/IBM/WebSphere/ESB/properties/version/nif/backup/ wbi.primary.pak" productid="ESB"/
<product installrooturi="file:///C:/IBM/WebSphere/ESB/" lastvisited="2008-09-04 16:56:33-0400" productid="ESB" version="6.2.0.0"/>
root 以外のインストーラーとしてインストールする場合、インストーラー・プログラムは、Solaris および HP-UX を含むすべてのプラットフォームで vpd.properties ファイルを作成します。
ある一定の状況では、WebSphere ESB を再インストールする前に、vpd.properties ファイルを編集する必要があります。WebSphere ESB のアンインストーラー・プログラムは、製品をアンインストールすると同時に vpd.properties ファイルを編集して、製品の項目と、製品の機能のうちこのファイル内に項目があるすべての機能の項目を除去します。
アンインストールした製品の項目が vpd.properties ファイルに存在する場合は、このファイルを編集して、その項目を除去する必要があります。vpd.properties ファイルを編集せず、製品または製品の機能の項目を除去しなかった場合は、この製品を同じディレクトリー構造に再インストールすることはできません。 vpd.properties ファイルに製品の項目が存在する場合は、インストーラー・プログラムが vpd.properties ファイルを読み取り、製品が既にインストールされているものと判断して、既存の製品に追加機能をインストールするか、バイナリーを再度インストールするように求めるパネルを表示します。既存のバイナリーはその時点では有効でない可能性があります。 インストーラー・プログラムは、vpd.properties ファイル内にリストされているのを検出した製品については検査を行いません。
vpd.properties ファイルを Microsoft® Windows Vista™ および Windows 2008 オペレーティング・システムの非管理者ユーザーで使用するときの制限: ユーザー・アクセス制御 (UAC) が有効に設定されている場合、Windows Vista および Windows 2008 オペレーティング・システムの非管理者ユーザーには、このファイルは無効です。
管理者のプロパティーを含んでいる可能性があり、一貫性を保てません。
以下の例では、Windows プラットフォーム上にある WebSphere 製品のバージョン 6.2.0.0 を対象とする vpd.properties ファイルの項目を示しています。 この例では行全体を示しますが、書式を整えるため、各行を折り返しています。
WSEAA62|6|2|0|0|6.2.0.0|2=IBM WebSphere Enterprise Service Bus| IBM WebSphere Enterprise Service Bus|IBM WebSphere Enterprise Service Bus V6.2| IBM|http://www.ibm.com|6.2.0.0| C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ESB|0|0|1|WSEAA62|6|2|0|0|6.2.0.0|2|0| false|"properties/version/_uninst.wbi" "uninstall.jar" "uninstall.dat" " "|true|3|WSEAA62|6|2|0|0|6.2.0.0|2
次の表を参照すると、製品項目を識別するのに役立ちます。
ID | 製品 |
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WSE...62 | すべてのバージョン 6.2 製品では、この ID を使用して以下のコア製品ファイルを識別します。
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