WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


イベントが永続データ・ストアに保管されない

イベント・ソース・アプリケーションが正常にイベントをエミッターに送信しますが、イベント・ソースがイベントを照会すると、そのイベントが永続データ・ストアに入っていません。

原因

この問題は、エミッターがイベントをイベント・サービスに送信していないか、イベント・サービスがイベントを永続データ・ストアに保管していないことによって発生したことを示しています。これは、以下の条件のいずれかによって生じます。
  • 永続データ・ストアがイベント・サービスに対して使用可能になっていない。
  • イベントが、イベントを永続化するように構成されたイベント・グループに属していない。
  • イベントがエミッターによってフィルター操作で除去されている。

対応策

永続データ・ストアがイベント・サービスに対して使用可能になっていることを確認するには、以下の手順を実行します。
  1. 管理コンソールで「サービス統合」>「Common Event Infrastructure」>「イベント・サービス (Event service)」>「イベント・サービス (Event services)」>「event_service」をクリックします。
  2. イベント・データ・ストアを使用可能にする」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。
  3. OK」をクリックして変更を保存します。
イベントを永続化するようにイベント・グループが構成されていることを確認するには、以下の手順を実行します。
  1. 管理コンソールで「サービス統合」>「Common Event Infrastructure」>「イベント・サービス (Event service)」>「イベント・サービス (Event services)」>「event_service」>「イベント・グループ」> event_group をクリックします
  2. イベントをイベント・データ・ストアに永続化する (Persist events to event data store)」チェック・ボックスが 選択されていることを確認します。
  3. OK」をクリックして変更を保存します。
複数のイベント・グループ: イベントが複数のイベント・グループに属している場合があります。該当するイベント・グループが永続化を行うように構成されていて、データ・ストアが使用可能な場合は、イベントはデータ・ストアに保管されます。
フィルター設定を確認するには、以下の手順を実行します。
  1. 管理コンソールで「サービス統合」>「Common Event Infrastructure」>「イベント・エミッター・ファクトリー」>「emitter_factory」>「イベント・フィルター」をクリックします。(イベント・ソース・アプリケーションが使用しているエミッター・ファクトリーの設定が表示されていることを確認してください。)
  2. コンシューマーに送信を試みているイベントが、フィルター構成ストリングによって除外されるかどうかを確認します。除外される設定の場合は、フィルター構成ストリングを変更するか、イベント・データを変更して、イベントがフィルター操作で除去されないようにします。
  3. OK」をクリックして変更を保存します。

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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