WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


Failed Event Manager のトラブルシューティング

このトピックでは、Failed Event Manager の使用中に発生する可能性がある問題について説明します。

以下の表から、発生した問題を選択します。
問題 参照先
「検索」ページの「日付ごと」タブに値を入力できない 入力した値が正しくない場合に、「日付ごと」フィールドと「開始日」フィールドの値が自動的にデフォルトに変更される
期限切れのイベントを削除できない 「期限切れイベントを削除」機能を使用すると Failed Event Manager が中断するように見える

失敗イベントが作成されない

失敗イベントが作成されない
多数の失敗イベントを検索または削除できない 多数の失敗イベントを検索または削除しようとすると、サーバー障害が発生する

入力した値が正しくない場合に、「日付ごと」フィールドと「開始日」フィールドの値が自動的にデフォルトに変更される

検索ページの「開始日」フィールドと「終了日」フィールドには、ロケール固有の値を正しい形式で指定する必要があります。値の形式に不整合があると (年数に 2 桁ではなく 4 桁の数字を使用した、時間値を省略した、など)、Failed Event Manager は以下の警告メッセージを発行し、フィールドをデフォルト値に置き換えます。

CWMAN0017E: 入力された日付 your_incorrectly_formatted_date が正しく解析されませんでした。 日付 default_date が使用されます。

「開始日」フィールドのデフォルト値は、January 1, 1970, 00:00:00 GMT に定義されています。
重要: Failed Event Manager のインプリメンテーションで表示される実際のデフォルト値は、ロケールおよびタイム・ゾーンによって異なります。例えば、米東部標準時 (EST) のタイム・ゾーンにあるワークステーションでロケールが en_US に設定されている場合、「開始日」フィールドのデフォルト値は 12/31/69 7:00 PM になります。
「終了日」フィールドのデフォルト値は、常に現在の日付および時刻であり、ご使用のロケールおよびタイム・ゾーンに応じた形式で表示されます。

この問題を回避するには、各フィールドの上に示される例に従って、日付と時刻を常に注意深く入力してください。

「期限切れイベントを削除」機能を使用すると Failed Event Manager が中断するように見える

現在の検索結果に失敗イベントが多く含まれている場合、または失敗イベントに大量のビジネス・データが含まれている場合に、「期限切れイベントを削除」ボタンを使用すると、Failed Event Manager が無期限に中断しているように見える場合があります。

この場合、Failed Event Manager は大量のデータ・セットを処理しているので、中断していません。コマンドが完了すると、結果セットが最新表示されます。

失敗イベントが作成されない

失敗イベントが Recovery サブシステムによって作成されない場合には、以下のチェックリストを参照して、問題の原因を確認してください。
  • wpsFEMgr アプリケーションが実行中であることを確認します。必要な場合は、再始動します。
  • Failed Event Manager のデータベースが作成済みであり、接続がテスト済みであることを確認します。
  • 必要とされる失敗イベントの宛先が SCA システム・バス上で作成済みであることを確認します。各デプロイメント・ターゲットに対して 1 つの失敗イベントの宛先が必要です。
  • Recovery サービスに処理させるイベントに参加するすべての Service Component Architecture (SCA) インプリメンテーション、インターフェース、またはパートナー参照に対して、サービス品質 (QoS) の Reliability 修飾子が Assured に設定されていることを確認します。

多数の失敗イベントを検索または削除しようとすると、サーバー障害が発生する

Failed Event Manager を使用して多数の失敗イベントを一度に検索または削除しようとすると、サーバー障害が発生することがあります。この問題を回避するには、検索処理や削除処理を実行する前に、Failed Event Manager のメイン・ページで失敗イベントの総数を確認してください。失敗イベントの数が多い場合は、検索処理や削除処理を一度に実行しないでください。この場合は、「失敗したイベントの検索」オプションを使用して、特定の基準に一致する失敗イベントのサブセットを作成してください。 この状態で、フィルター操作によって抽出された結果セットのイベントをすべて削除すると、サーバー障害が発生することなくイベントを削除することができます。
注: 1 回の検索要求または削除要求でサーバーが処理できる失敗イベントの数は、サーバーと同じマシン上で実行されている他のプロセスの数や使用可能なメモリー量など、ご使用の環境におけるいくつかの要因によって異なります。

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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