ifgui コマンドは IBM® WebSphere®Installation
Factory コンソールを起動します。Installation Factory コンソールを使用すると、ビルド定義 XML ファイルを作成できます。このファイルは、インストールする製品、製品のフィーチャー、保守パッケージなどのカスタマイズを識別して、カスタマイズ・インストール・パッケージ (CIP) に組み込みます。ifgui ツールを接続モードで使用すると、CIP を直接作成することもできます。
目的
注: Installation Factory コンソールは、ビルド定義ウィザードとよばれることもあります。
ifgui コマンドを使用すると、Installation Factory コンソールにアクセスできます。ビルド定義ファイルを作成するには、この方法が最も簡単です。
ロギング
ifgui コマンドは、ビルド定義ファイルが正常に作成されたかどうかを示すログ・ファイルを作成します。
接続モードでは、ログ・ファイルに CIP の作成に関する情報も含まれます。ビルド定義ファイルが正常に作成されていない場合は、トレース・ファイルを調べて問題のある箇所を突き止めてください。
以下のファイルに、ビルド定義ファイルのデータが記録されています。
- IF_working_directory/logs/trace.xml は、XML 形式の詳細なトレース・ログです。
- IF_working_directory/logs/log.txt はログ・ファイルです。
トレースおよびロギングの出力およびレベルは、
logLevel および
traceLevel パラメーターの説明に従って構成することができます。成功したことを示す指標は INSTCONFSUCCESS です。
障害の原因としてよく挙げられる問題は、フィックスパックおよび暫定修正の不一致、またはディスク・スペースの不足です。
ifgui.sh の構文



ヘルプを表示する:
./ifgui.sh -help
ビルド定義を作成する:
./ifgui.sh
-logLevel log_level
-logFile log_file_path_name
-traceLevel trace level
-traceFile trace_file_path_name
ifgui.bat の構文
ヘルプを表示する:
.¥ifgui.bat -help
.¥ifgui.bat -?
ビルド定義を作成する:
.¥ifgui.bat
-logLevel log_level
-logFile log_file_path_name
-traceLevel trace level
-traceFile trace_file_path_name
パラメーター
以下の引数がサポートされています。
- -?
- 使用法の情報を表示します。
- -help
- 使用法の情報を表示します。
- -logFile log_file_path_name
- ログ・ファイルを識別します。デフォルト値は current_working_directory/logs/log.txt です。
- -logLevel log_level
- メッセージのロギングのレベルを設定します。log_level の有効な値は以下のとおりです。
- ALL
- CONFIG
- INFO
- WARNING
- SEVERE
- OFF (ロギングをオフにします)
デフォルト値は INFO です。
- -traceFile trace_file
- トレース・ファイルを識別します。デフォルト値は current_working_directory/logs/trace.xml です。
- -traceLevel trace_level
- トレースのレベルを設定します。trace_level の有効な値は以下のとおりです。
- ALL
- FINE
- FINER
- FINEST
- OFF (トレースをオフにします)
デフォルト値は OFF です。
使用法
このウィザード内から CIP を作成するには、ビルド定義ファイルを接続モードで使用します。異なるオペレーティング・システム向けの CIP を作成している場合でも、ビルド定義ウィザードは、ほとんどの場合、接続モードで使用することをお勧めします。カスタマイズ・インストール・パッケージを作成する場合は、ビルド定義を Installation Factory の処理エンジンの入力として切断モードで使用します。詳しくは、『ifcli コマンド』を参照してください。