WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


共通データベース構成のための「データベース構成 (その 2)」パネル

プロファイル管理ツールの「データベース構成」パネルでデータベース製品を選択すると、後続のパネルにより、データベース固有の情報を入力するよう求められます。このパネル (スタンドアロン・サーバー・プロファイルの構成時に Derby Embedded を選択した場合は表示されません) は、「データベース構成 (第 2 部)」パネルと呼ばれます。このパネルのフィールドやデフォルト値は、選択したデータベース製品に応じて若干異なります。

「データベース構成 (第 2 部)」パネルで、「データベース・スクリプトの実行を遅延」チェック・ボックスを選択して、新規データベースの作成または既存のデータベースへのテーブルの追加を先送りすることを選択する場合でも、このパネルの入力は全て行う必要があります。このパネルで選択する値は、プロファイル管理ツールにより作成されるデータベース構成スクリプトに追加されます。このスクリプトは、前のパネルの「データベース・スクリプトの出力ディレクトリー」フィールドで指定したディレクトリーに保存されます。

制約事項: DB2® for z/OS® V8 または V9、Oracle 9i、Oracle 10g、または 11g を使用する場合は、新規データベースを作成できません。このいずれかのデータベースを選択する場合に「新規ローカル・データベースを作成する」オプションを選択すると、「次へ」ボタンは使用不可になります。 「データベース構成」パネルで、別の選択を行ってください。
「データベース構成 (その 2)」パネルに入力する方法を調べるには、ご使用のデータベース製品へのリンクを以下のリストから選択します。
重要: スタンドアロン・サーバー・プロファイルを作成または拡張していて、Derby Embedded データベース製品を選択した場合、追加のデータベース構成は必要ありません。

「データベース構成 (その 2)」パネルの入力が完了したら、「次へ」をクリックします。 ツールにより、有効なデータベース接続が存在することが確認されます。ツールでエラーが検出される場合は、データベースが稼働中であることを確認するか、接続を正常にするためにパラメーターを変更して、問題を訂正してから続行する必要があります。

「プロファイルの要約」パネルが表示されます。このパネルへのアクセス元のトピックに応じて、以下のいずれかの手順に戻ります。

Derby Network Server

表 1 に、Derby Network Server をデータベース製品として選択する場合、「データベース構成 (その 2)」パネルで入力しておく必要があるフィールドを示します。
重要: データベース製品として Derby Network Server を選択する場合は、プロファイルの作成または拡張が完了した後、データベース・ホストがローカルの場合でも、サーバーが必ずプロファイルの作成中に指定したホストおよびポート上で実行するようにしてください。
表 1. Derby Network Server の必須の共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベースで認証するユーザー名 データベースで認証を行うユーザー名を入力してください。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) デフォルト値 localhost をそのまま確定するか、データベース・サーバーの正しいホスト名を入力します。
サーバー・ポート デフォルト値 1527 をそのまま確定するか、サーバーの正しいポート番号を入力します。

DB2 Universal Database

表 2 に、DB2 Universal Database™ をデータベース製品として選択する場合に「データベース構成 (その 2)」パネルで入力しておく必要があるフィールドを示します。
表 2. DB2 Universal Database の場合の必須の共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベースで認証するユーザー名 データベースで認証を行うユーザー名を入力してください。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルのロケーション (ディレクトリー)
デフォルト値 (Linux®、UNIX®、または i5/OS® プラットフォームの場合は install_root/universalDriver_wbi/lib、Windows® プラットフォームの場合は install_root¥universalDriver_wbi¥lib) を受け入れるか、またはシステム上で次のファイルが置かれている場所までブラウズします。
  • db2jcc.jar
  • db2jcc_license_cu.jar または db2jcc_license_cisuz.jar
指定されたロケーションでファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
JDBC ドライバー・タイプ デフォルト値 4 をそのまま確定するか、正しい JDBC ドライバー・タイプの横にあるラジオ・ボタンを選択します。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) デフォルト値 localhost をそのまま確定するか、データベース・サーバーの正しいホスト名を入力します。
サーバー・ポート デフォルト値 50000 をそのまま確定するか、サーバーの正しいポート番号を入力します。

DB2 for z/OS V8 および V9

表 3 に、DB2 for z/OS V8 および V9 をデータベース製品として選択する場合に「データベース構成 (その 2)」パネルで入力しておく必要があるフィールドを示します。
表 3. DB2 for z/OS V8 および V9 の場合の必須の共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベースで認証するユーザー名 データベースで認証を行うユーザー名を入力してください。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルのロケーション (ディレクトリー) 以下のファイルが格納されているシステム上の場所を入力します。
  • db2jcc.jar
  • db2jcc_license_cisuz.jar
指定されたロケーションでファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) データベース・サーバーのホスト名を入力してください。
サーバー・ポート デフォルト値 446 をそのまま確定するか、サーバーの正しいポート番号を入力します。
データベースの別名 データベースの別名を入力してください。
接続のロケーション 接続のロケーションを入力してください。
ストレージ・グループ名 ストレージ・グループ名を入力してください。

DB2 UDB for iSeries (ツールボックス)

表 4 に、DB2 UDB for iSeries® (ツールボックス) をデータベース製品として選択する場合に「データベース構成 (その 2)」パネルで入力する必要があるフィールドを示します。この選択は、DB2 for i5/OS (ツールボックス) でも有効です。
表 4. DB2 UDB for iSeries (ツールボックス) または DB2 for i5/OS (ツールボックス) の必須共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベースで認証するユーザー名 データベースで認証を行うユーザー名を入力してください。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルのロケーション (ディレクトリー) デフォルト値 /QIBM/ProdData/HTTP/Public/jt400/lib (i5/OS プラットフォームの場合) を確定するか、またはシステム上で次のファイルが置かれている場所までブラウズします。
  • jt400.jar
指定されたロケーションでファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) データベース・サーバーのホスト名を入力してください。
データベース・コレクション名 デフォルト値 WPRCSDB をそのまま確定するか、正しいスキーマ名を入力します。指定したデータベース内で命名の競合を防止するために、スキーマ名を指定するときは、その先頭の 3 文字がデータベース内のその他のスキーマ名と重複しないようにしてください。

DB2 UDB for iSeries (ネイティブ)

For i5/OS operating system 注: i5/OS プラットフォーム: このデータベース構成は、i5/OS プラットフォームにのみ適用されます。
表 5 に、DB2 UDB for iSeries (ネイティブ) をデータベース製品として選択する場合に「データベース構成 (その 2)」パネルで入力する必要があるフィールドを示します。この選択は、DB2 for i5/OS (ネイティブ) でも有効です。
表 5. DB2 UDB for iSeries (ネイティブ) または DB2 for i5/OS (ネイティブ) の必須共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベースで認証するユーザー名 データベースで認証を行うユーザー名を入力してください。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルのロケーション (ディレクトリー) デフォルト値 /QIBM/ProdData/Java400/ext (i5/OS プラットフォームの場合) を確定するか、またはシステム上で次のファイルが置かれている場所までブラウズします。
  • db2_classes.jar
指定されたロケーションでファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) データベース・サーバーのホスト名を入力してください。
データベース・コレクション名 デフォルト値 WPRCSDB をそのまま確定するか、正しいスキーマ名を入力します。指定したデータベース内で命名の競合を防止するために、スキーマ名を指定するときは、その先頭の 3 文字がデータベース内のその他のスキーマ名と重複しないようにしてください。

DB2 Universal Runtime Client

表 6 に、DB2 Universal Runtime Client をデータベース製品として選択する場合に「データベース構成 (その 2)」パネルで入力しておく必要があるフィールドを示します。
表 6. DB2 Universal Runtime Client の場合の必須の共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベースで認証するユーザー名 データベースで認証を行うユーザー名を入力してください。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルのロケーション (ディレクトリー) db2java.zip ファイルが格納されているシステム上の場所を入力します。 指定されたロケーションでファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) データベース・サーバーのホスト名を入力してください。
サーバー・ポート デフォルト値 50000 をそのまま確定するか、サーバーの正しいポート番号を入力します。
DB2 ノード名 (8 文字以下) DB2 ノード名を入力してください。

Informix Dynamic Server

表 7 に、Informix® Dynamic Server をデータベース製品として選択する場合に「データベース構成 (その 2)」パネルで入力しておく必要があるフィールドを示します。
表 7. Informix Dynamic Server の場合の必須の共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベースで認証するユーザー名 データベースで認証を行うユーザー名を入力してください。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルのロケーション (ディレクトリー) 以下のファイルが格納されているシステム上の場所を入力します。
  • ifxjdbc.jar
  • ifxjdbcx.jar
指定されたロケーションでファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) デフォルト値 localhost をそのまま確定するか、データベース・サーバーの正しいホスト名を入力します。
データベース・サーバー名 データベース・サーバー名を入力してください。
サーバー・ポート デフォルト値 1526 をそのまま確定するか、サーバーの正しいポート番号を入力します。
イベント・サービスのインスタンス名 正しいイベント・サービスのインスタンス名を入力してください。

Microsoft SQL Server (Embedded)

表 8 に、Microsoft® SQL Server Embedded をデータベース製品として選択する場合に「データベース構成 (その 2)」パネルで入力しておく必要があるフィールドを示します。
注: Microsoft SQL Server (Embedded)
表 8. Microsoft SQL Server Embedded の場合の必須の共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベースで認証するユーザー名 データベースで認証を行うユーザー名を入力してください。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) デフォルト値 localhost をそのまま確定するか、データベース・サーバーの正しいホスト名を入力します。
データベース・サーバー名 データベース・サーバー名を入力してください。
サーバー・ポート デフォルト値 1433 をそのまま確定するか、サーバーの正しいポート番号を入力します。
管理ユーザー名 データベースおよびユーザーの作成および除去の特権を持つユーザー ID を入力するか、デフォルト値「sa」を受け入れます。 この ID は、前の画面で「データベース・スクリプトの実行の遅延」オプションを選択していない場合に必要になります。
パスワード 「管理ユーザー名」 ID ユーザーのパスワードを入力します。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。

Microsoft SQL Server (DataDirect) および Microsoft SQL Server (Microsoft)

表 9 に、Microsoft SQL Server (DataDirect) または Microsoft SQL Server (Microsoft) をデータベース製品として選択する場合に「データベース構成 (その 2)」パネルで入力しておく必要があるフィールドを示します。
表 9. Microsoft SQL Server DataDirect および Microsoft SQL Server (Microsoft) の場合の必須の共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベースで認証するユーザー名 データベースで認証を行うユーザー名を入力してください。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルのロケーション (ディレクトリー) 以下のファイルが格納されているシステム上の場所を入力します。
  • sqlserver.jar
  • base.jar
  • util.jar
さらに、ファイル spy.jar が、JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルのロケーションに対する次の相対ロケーションで使用可能である必要があります。
  • For Linux operating systemFor UNIX operating system ../spy/spy.jar
  • For Windows operating system ..¥spy¥spy.jar
指定されたロケーションでファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) デフォルト値 localhost をそのまま確定するか、データベース・サーバーの正しいホスト名を入力します。
データベース・サーバー名 データベース・サーバー名を入力してください。
サーバー・ポート デフォルト値 1433 をそのまま確定するか、サーバーの正しいポート番号を入力します。

Oracle 9i

表 10 に、Oracle 9i をデータベース製品として選択する場合、「データベース構成 (その 2)」パネルで入力しておく必要があるフィールドを示します。
表 10. Oracle 9i の必須の共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベース・サーバーのインストール・ディレクトリー データベース・サーバーのインストール先を入力するか、または参照します。 前の画面で、「データベース・スクリプトの実行の遅延」オプションを選択した場合に必要になります。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルのロケーション (ディレクトリー) ファイル ojdbc14.jar が格納されているシステム上の場所を入力します。指定されたロケーションでファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
JDBC ドライバー・タイプ OCI または Thin を選択します。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) デフォルト値 localhost をそのまま確定するか、データベース・サーバーの正しいホスト名を入力します。
サーバー・ポート デフォルト値 1521 をそのまま確定するか、サーバーの正しいポート番号を入力します。
管理ユーザー名 データベースおよびユーザーの作成および除去の特権を持つユーザー ID を入力します。前の画面で、「データベース・スクリプトの実行の遅延」オプションを選択していない場合に必要になります。
パスワード 「管理ユーザー名」 ID ユーザーのパスワードを入力します。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。

Oracle 10g または 11g

表 11に、Oracle 10g または 11g をデータベース製品として選択する場合、「データベース構成 (その 2)」パネルで入力しておく必要があるフィールドを示します。
表 11. Oracle 10g または 11g の必須の共通データベース構成フィールド
フィールド 必要なアクション
データベース・サーバーのインストール・ディレクトリー データベース・サーバーのインストール先を入力するか、または参照します。 前の画面で、「データベース・スクリプトの実行の遅延」オプションを選択した場合に必要になります。
データベース認証用のパスワード データベースで認証を行うパスワードを入力してください。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。
JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルのロケーション (ディレクトリー) ファイル ojdbc14.jar が格納されているシステム上の場所を入力します。指定されたロケーションでファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
JDBC ドライバー・タイプ OCI または Thin を選択します。
データベース・サーバーのホスト名 (例えば IP アドレス) デフォルト値 localhost をそのまま確定するか、データベース・サーバーの正しいホスト名を入力します。
サーバー・ポート デフォルト値 1521 をそのまま確定するか、サーバーの正しいポート番号を入力します。
管理ユーザー名 データベースおよびユーザーの作成および除去の特権を持つユーザー ID を入力します。前の画面で、「データベース・スクリプトの実行の遅延」オプションを選択していない場合に必要になります。
パスワード 「管理ユーザー名」 ID ユーザーのパスワードを入力します。
パスワードの確認 パスワードを確認してください。

concept 概念トピック

ご利用条件 | フィードバック


タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6r2mx/topic//com.ibm.websphere.wesb620.doc/doc/cins_common_database.html
Copyright IBM Corporation 2005, 2010. All Rights Reserved.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています (http://www.eclipse.org)。