IBM® WebSphere® ESB で実行されるすべての統合成果物 は、明確に定義されたインターフェースを持つコンポーネントとして表されます。
Service Component Architecture (SCA) では、サービス・コンポーネント (SCA コンポーネントとも呼ばれる) はサービス・インプリメンテーションを定義します。各サービス・コンポーネントはインターフェースを持ち、相互にワイヤリングすることにより、WebSphere ESB にデプロイするモジュールを形成することができます。
これにより柔軟なランタイム環境が作成され、アプリケーションの一部を変更する際に他の部分に影響を与えずに済みます。例えば、承認を表すヒューマン・タスクを、ビジネス・プロセスやビジネス・プロセスの呼び出し元を変更せずに、自動承認を表すビジネス・ルールに置き換えることができます。このようにするには、アセンブリー・ダイアグラム内のサービス・コンポーネントを置き換えるだけで済みます。
また、サービス・コンポーネントは IBM WebSphere Adapters を使用して、エンタープライズ情報システム (EIS) 上の他のアプリケーションと対話できます。
WebSphere Process Server は、サポート・サービスのランタイム・インフラストラクチャーおよびサービス指向アーキテクチャー・コアを基盤として、すぐに使用できる各種の SCA コンポーネントを提供します。これらのコンポーネントは統合アプリケーションで使用できます。メディエーション・フローは SCA コンポーネント (メディエーション・フロー・コンポーネント) に実装されますが、WebSphere Process Server モジュールに対してはサポート・サービス役割を提供します。