場合によっては、システムが作成するサービス・データ・オブジェクト (SDO) と Java™ 型オブジェクト間の変換では、要件に合わないことがあります。
デフォルトのインプリメンテーションを独自のインプリメンテーションに置き換えるには、以下の手順を実行します。
始める前に
WebSphere® Integration Developer または
genMapper コマンドを使用して WSDL から Java 型への変換を生成していることを確認します。
このタスクについて
生成されたコードを、要件に合うコードで置き換えることにより、WSDL 型から Java 型にマップする生成済みコンポーネントをオーバーライドします。
独自の Java クラスを定義している場合は、独自のマップを使用することを考慮してください。
以下の手順を使用して変更を行います。
手順
- 生成されたコンポーネントを見つけます。 コンポーネントの名前は java_classMapper.component です。
- テキスト・エディターを使用してコンポーネントを編集します。
- 生成されたコードをコメント化し、独自のメソッドを指定します。
コンポーネントのインプリメンテーションを含むファイル名は変更しないでください。
例
以下は、置き換え対象の生成されたコンポーネントの例です。
private Object datatojava_get_customerAcct(DataObject myCustomerID,
String integer)
{
// このコードをカスタム・マッピングのためオーバーライドできます。
// このコードをコメント化してカスタム・コードを書き込みます。
// コンバーターに渡される Java 型は、コンバーターが作成を試行します。
// この Java 型を変更することもできます。
return SDOJavaObjectMediator.data2Java(customerID, integer) ;
}
次のタスク
コンポーネントおよびその他のファイルを、含んでいるモジュールが存在するディレクトリーにコピーし、WebSphere Integration
Developer のコンポーネントをワイヤリングするか、
serviceDeploy コマンドを使用してエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルを生成します。