失敗イベントには、それぞれに関連付けられたデータがあります。多くの場合、そのデータはイベントを再サブミットする前に編集可能です。失敗イベントでは、2 つのデータの基本型があります。イベントに関するデータと、ビジネス・データです。
失敗イベントに関するデータ
失敗イベントの各タイプには、以下のデータが関連付けられています。
- SCA イベント:
- イベント ID、タイプ、状況、およびセッション ID
- SCA コンポーネント間のサービス呼び出しタイプ
- イベントが発生したモジュール名およびコンポーネント (ソース) 名
- イベントの宛先モジュール名、コンポーネント名、およびメソッド名
- イベントが失敗した時刻
- イベントに関連付けられているデプロイメント・ターゲット
- このイベントに対してイベント順序付け修飾子が宣言されているかどうかの指定
- イベントの再サブミット先の宛先モジュール
- 相関 ID (存在する場合)
- イベントが失敗したときに throw された例外
- 再サブミットされたイベントの有効期限 (このデータは編集可能)
- イベントのトレース制御設定 (このデータは編集可能)
- JMS イベント:
- イベント ID、タイプ、および状況
- 対話タイプ
- イベントの宛先モジュール名、コンポーネント名、およびメソッド名
- イベントが失敗した時刻
- イベントに関連付けられているデプロイメント・ターゲット
- イベントが失敗したときに throw された例外
- イベントの再サブミット先の宛先モジュール
- 相関 ID (存在する場合)
- 再サブミットされたイベントの有効期限 (このデータは編集可能)
- 失敗イベントに関連付けられている JMS 固有のプロパティー: 再配信カウント、送達モード、メッセージ優先順位、タイプ、replyTo 宛先、および再配信標識 (true または false)
ビジネス・データ
SCA 失敗イベントには、通常、ビジネス・データが含まれています。ビジネス・データは、ビジネス・オブジェクト内にカプセル化することも、ビジネス・オブジェクトの一部でない単純データとすることも可能です。SCA の失敗イベントのビジネス・データは、Failed Event Manager の使用可能なビジネス・データ・エディターで編集できます。