WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


デプロイメント環境の実装

デプロイメント環境を設計したら、設計を実現するための 作業を行います。デプロイメント環境の実装に使用する方法にかかわらず、 同じ汎用の手順を行います。

始める前に

このタスクについて

以上でデプロイメント環境の計画が完了し、前提条件タスクをすべて実行しました。この後は、設計で必要になるサーバーおよびクラスターをインストールして構成します。どのような方法でデプロイメント環境を 実装するかにかかわらず、以下のステップに従って 設計の単一のセルを作成します。
注: ここに示す手順には、デプロイメント環境の実装に必要なすべてのステップを記載しています。インストール方法によっては、手順が多少前後する場合があります。
手順
  1. デプロイメント環境に関連するすべてのシステムに製品バイナリーをインストールし、ソフトウェアが正常にインストールされたことを確認します。
  2. デプロイメント・マネージャーを作成します。
  3. デプロイメント・マネージャーを始動します。
  4. 必要な数の管理対象ノードを作成します。
  5. ステップ 4 のノードを、ステップ 2 で作成したデプロイメント・マネージャーに統合します。
  6. セルを構成します。
    重要: デプロイメント環境によっては、構成の処理に時間がかかる場合があります。プロセスがタイムアウトになるのを防ぐため、デプロイメント・マネージャーの SOAP 要求のタイムアウト値を大きい値 (例えば 1800 秒) に設定します。 WebSphere Application Server インフォメーシ ョン・センターの『Java™ Management Extensions コネクター・プロパティー 』を参照してください。

    このために、設計で定義した機能を実行するクラスターを作成した後、 そのクラスターにメンバーを追加する必要があります。

    パターンに基づくデプロイメント環境を実装する設計の場合は、必要なすべてのクラス ターの作成とクラスター・メンバーの定義が自動的に行われ、必要な機能がすべて提供されます。 この機能には、選択したデプロイメント環境パターンに応じ、アプリケーション・デプロイメント、メッセージング・サポート、およびインフラストラクチャー・サポートのための各クラスターが含まれます。

    カスタムのデプロイメント環境を実装する設計の場合は、必要な機能を提供するための クラスターをすべて独自に作成する必要があります。この機能には、アプリケーション・デプロイメントのメッセージ ング・サポート、アプリケーション・サポート、および Common Event Infrastructure サポートがあります。

  7. テーブルの作成延期を選択した場合は、トポロジーで必要になるデータベースまたはデータベース表を構成します。

    構成作業は、延期オプションの選択によって生成された各種スクリプトを実行することで進めます。

    1. 共通のデータベース表を構成します。 このテーブルは共通データベース内のものです。
    2. メッセージング・エンジンのデータベース表を構成します。 このテーブルは共通データベース内のものです。
    3. エンタープライズ・サービス・バスのロギング・メディエーション・データベース表を作成します。 このテーブルは共通データベース内のものです。
    4. Common Event Infrastructure データベースを構成します。
  8. ルーティング・サーバーをインストールおよび構成します。 これは、IBM® HTTP Server などの任意のサーバーにすることができます。このサーバーによって、 クライアントはこのトポロジー内のアプリケーションにアクセスできるようになります。
  9. テスト・アプリケーションをインストールして実行し、インストールを検証します。

次のタスク


task タスク・トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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