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外部クライアントの使用

外部クライアント (サーバー外部のクライアント) とサーバーにインストールされたアプリケーションの対話が必要になる場合があります。

このタスクについて

外部クライアントとサーバー上のアプリケーションが対話する場合の、非常に簡単なシナリオを以下に示します。 以下の図は、標準的な単純なシナリオを表しています。

図 1. 単純なユース・ケース・シナリオ: 外部クライアントとサーバー・アプリケーションの対話
この図では、クライアントの Java 仮想マシン (JVM) とサーバーが「サービスの呼び出し」という矢印で結ばれています。

SCA アプリケーションには、JMS バインディングによるエクスポートが含まれています。これにより、外部クライアントからアプリケーションを使用できる ようになります。

外部クライアントがサーバーとは別個の Java™ 仮想マシン (JVM) 内にある場合、JMS エクスポートとの接続および対話を作成するためにいくつかのステップを実行する必要があります。クライアントは、正しい値が指定された InitialContext を取得し、JNDI を使用してリソースを検索します。次にクライアントは、JMS 1.1 仕様 のクライアントを使用して宛先にアクセスし、宛先の送信メッセージと受信メッセージにアクセスします。

ランタイムにより自動作成されるリソースのデフォルトの JNDI 名は、このセクションの構成に関するトピックにリストされています。ただし、事前に作成済みのリソースがある場合は、その JNDI 名を使用します。

手順
  1. メッセージを送信するため、JMS の宛先と接続ファクトリーを構成します。
  2. JNDI コンテキスト、SIB リソース・アダプターのポート、およびメッセージング・ブートストラッピング・ポートが正しいことを確認します。

    サーバーはいくつかのデフォルト・ポートを使用しますが、それより多くのサーバーがそのシステムにインストールされている場合は、他のサーバー・インスタンスとの競合を避けるために、インストール時に代わりのポートが作成されます。管理コンソールを使用して、サーバーが使用しているポートを調べることができます。 「サーバー」 > 「アプリケーション・サーバー」 > your_server_ name > 「構成」を選択して、「通信 (Communication)」の下で「ポート」をクリックします。 これで、使用するポートを編集できます。

  3. クライアントは、正しい値が指定された初期コンテキストを取得して、JNDI を使用してリソースを検索します。
  4. クライアントは、JMS 1.1 仕様に基づいて宛先にアクセスし、宛先の送信メッセージと受信メッセージにアクセスします。

task タスク・トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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