WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


WebSphere ESB の対話式インストール

インストール・ウィザードを使用して、WebSphere® ESB をインストールできます。 標準インストールでは WebSphere ESB をインストールしますが、 必要に応じて WebSphere Application Server Network Deployment with Feature Pack for Web Services バージョン 6.1 をインストールします。また、必要に応じて、スタンドアロン・サーバー・プロファイル、デプロイメント・マネージャー・プロファイル、またはカスタム・プロファイルも作成されます。 デプロイメント環境インストールでは、新しいデプロイメント環境のセットアップ方法や 既存のデプロイメント環境の洗練方法がガイドされます。

始める前に

WebSphere ESB のインストールに関する前提条件で、製品をインストールするための前提条件のリストを確認してください。

このタスクについて

Passport Advantage®で ダウンロードしたイメージからインストールすることを 計画している場合、パスポート・アドバンテージからインストールするときの特別な考慮事項の 重要な情報を参照してください。
インストール・ウィザードの言語は、 システムのデフォルト言語によって決まります。システムのデフォルト言語がサポートされる言語ではない場合は、英語が使用されます。コマンド行からインストール・ウィザードを開始し、java user.language 設定を使用してシステムのデフォルト言語をオーバーライドすると、デフォルト言語を置き換えることができます。以下のコマンドを使用してください。このコマンドは、製品 DVD の WBI ディレクトリーから実行することも、電子インストール・イメージから実行することもできます。 この例では、変数 lang は言語を表します。
  • For i5/OS operating system i5/OS® プラットフォームの場合: (Windows® システムのクライアント・マシンを 使用して i5/OS システムに接続します。) ..¥JDK¥jre.pak¥repository¥package.java.jre¥java¥jre¥bin¥java -Duser.language=lang -cp setup.jar run -os400was
  • For Linux operating systemFor UNIX operating system Linux® および UNIX® プラットフォームの場合: ../JDK/jre.pak/repository/package.java.jre/java/jre/bin/java -Duser.language=lang -cp setup.jar run
  • For Windows operating system Windows プラットフォームの場合: ..¥JDK¥jre.pak¥repository¥package.java.jre¥java¥jre¥bin¥java -Duser.language=lang -cp setup.jar run
例えば、Windows システム上でドイツ語のインストール・ウィザードを開始するには、以下のコマンドを入力します。
..¥JDK¥jre.pak¥repository¥package.java.jre¥java¥jre¥bin¥java
-Duser.language=de -cp setup.jar run
制約事項: インストール・ウィザードの 2 つのインスタンスを同時に実行しないでください。そのようにすると、インストールがすでに進行しているという趣旨の警告が表示されます。

インストーラー・プログラムでは、コンソール・モード・インストールはサポートされません。

インストール・ウィザードを使用して WebSphere ESB をインストールするには、以下の手順を実行します。

手順
  1. システムにログオンします。

    For Linux operating systemFor UNIX operating systemFor Windows operating system Linux、UNIX、 および Windows プラットフォームの場合: ユーザー ID に root 特権も 管理者特権も不要です。しかし、製品を非ルート・ユーザーまたは非管理者ユーザーとしてインストールする場合、いくつかの制約があります。 例えば、WebSphere ESB 用の Windows または Linux サービスを作成することはできません。 また、プログラムはオペレーティング・システムへの登録を行いません。非ルート・インストーラーの制限について詳しくは、WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.1.x インフォメーション・センターのトピック『非ルート・インストーラーの制限』を参照してください。

    For i5/OS operating system i5/OS プラットフォームの場合: Launchpad を 使用して WebSphere ESB を i5/OS システムに インストールする場合は、Windows システムに サインオンします。対話式インストールの実行中は、Windows システムをクライアント・マシンとして使用して、System i サーバーに接続します。Launchpad は、Windows クライアント上で実行されます。 i5/OS システム上でインストールを行うには、このシステム用の有効な i5/OS ユーザー・プロファイルを使用する必要があります。このユーザー・プロファイルには、*ALLOBJ 権限と *SECADM 権限が必要です。 これらの権限がなければ、インストールは失敗します。

  2. 製品 DVD からインストールするか、 それともパスポート・アドバンテージで ダウンロードしたイメージからインストールするかに応じて、 以下のいずれかの方法でメディアにアクセスします。
    • 製品 DVD からインストールする場合は、「WebSphere Enterprise Service Bus V6.2 DVD」というラベルが付いた製品ディスクをディスク・ドライブに挿入します。
    • パスポート・アドバンテージで ダウンロードしたイメージからインストールする場合は、イメージを抽出した ディレクトリーにナビゲートします。
  3. Launchpad またはコマンド行からインストール・ウィザードを開始します。
    • Launchpad からインストールを開始する場合は、以下のようにします。
      1. Launchpad の開始の手順に従って、Launchpad を開始します。
      2. 「IBM WebSphere ESB の インストール」をクリックします。
      3. WebSphere ESB」をクリックします。

    • コマンド行からインストールを開始する場合は、製品 DVD からインストールするのか、 それともパスポート・アドバンテージでダウンロードしたイメージからインストールするのかに応じて、以下の install コマンドを発行します。

      製品 DVD からインストールする場合は、以下のコマンドを入力します。
      • For i5/OS operating system i5/OS プラットフォームの場合: (Windows システムのクライアント・マシンを 使用して i5/OS システムに接続します。) ディスク・ドライブのルート・ディレクトリーから、¥WBI¥install.exe
      • For Linux operating systemFor UNIX operating system Linux および UNIX プラットフォームの場合: mount_point/WBI/install。 ここで、mount_point は、Linux または UNIX システム上の マウント・ポイントです。
      • For Windows operating system Windows プラットフォームの場合: ディスク・ドライブのルート・ディレクトリーから、¥WBI¥install.exe
      パスポート・アドバンテージで ダウンロードしたイメージからインストールする場合は、以下のコマンドを入力します。 ここで、extract_directory は、電子イメージを抽出したディレクトリーを表します。
      • For i5/OS operating system i5/OS プラットフォームの場合: (Windows システムのクライアント・マシンを 使用して i5/OS システムに接続します。) extract_directory¥WBI¥install.exe
      • For Linux operating systemFor UNIX operating system Linux および UNIX プラットフォームの場合: extract_directory/WBI/install
      • For Windows operating system Windows プラットフォームの場合: extract_directory¥WBI¥install.exe

      次のステップは、ご使用のプラットフォームに応じて異なります。

    インストール先のプラットフォーム 次のステップ
    i5/OS i5/OS のサインオン・パネルが表示されます。ステップ 4 に進んでください。
    Linux、UNIX、または Windows 「ようこそ」パネルが表示されます。ステップ 5 に進んでください。
  4. For i5/OS operating system i5/OS プラットフォームの場合: i5/OS のサインオン・パネルで、以下の情報を入力します。
    • ターゲット i5/OS システムの名前または IP アドレス。
    • ターゲット・システムで有効な i5/OS ユーザー・プロファイル。このプロファイルには、特殊権限 *ALLOBJ および *SECADM が必要です。
    • i5/OS ユーザー・プロファイルのパスワード。

    「次へ」をクリックします。

    「ようこそ」パネルが表示されます。
  5. 「ようこそ」パネルで「次へ」をクリックします。 「ソフトウェアのご使用条件」パネルが 表示されます。
  6. 「ソフトウェアのご使用条件」パネルで、IBM® および IBM 以外の ライセンス条項を確認します。この内容に同意する場合は、「IBM および IBM 以外の 両方の条件を受諾します (I accept both the IBM and the non-IBM terms)」を 選択して「次へ」をクリックします。

    インストール・ウィザードは、前提条件のパッチでサポートされるオペレーティング・システムを検査します。処理が終了すると、「システム前提条件の検査」パネルが表示され、システムが検査に合格したかどうかが示されます。

    システムが合格しなかった場合は、インストールをキャンセルして必要な変更を行ってから、インストールを再始動します。

  7. 「システム前提条件の検査」パネルで、「次へ」をクリックします。
    制約事項: ご使用のユーザー ID にルート特権または管理者特権がない場合は、 警告パネルが表示され、製品のインストール時に生じる制限が示されます。例えば、WebSphere ESB 用の Windows または Linux サービスを作成することはできません。 また、プログラムはオペレーティング・システムへの登録を行いません。インストールを続行するには、「次へ」をクリックします。
    インストール・ウィザードは、以下の製品の既存のインストールがないかどうかを調べます。
    • WebSphere Application Server バージョン 6.1.x
    • WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.1.x
    • WebSphere ESB バージョン 6.2
    重要: .nifregistry ファイルに WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Network Deployment の項目がある場合、インストール・ウィザードはこれらの未登録のインスタンスも検出します。 このファイルの場所については、ルート・ユーザー、管理者ユーザー、または非ルート・ユーザーのプラットフォームに基づいて、.nifregistry ファイルおよび vpd.properties ファイルを参照してください。これらの製品のいずれかの未登録インストールを WebSphere ESB のインストールと共に使用することはサポートされていません。
    インストール・ウィザードは、WebSphere 製品の既存のインストールを検出した場合に、どの製品を検出したのかを報告します。その場合は、新規インストールについて選択する必要があります。 WebSphere 製品の既存のインストールがシステムに存在するかどうかに応じて、以下のいずれかを実行します。
    • WebSphere 製品の既存のインストールがシステムに存在しない場合は、「インストール・タイプ」パネルが表示されます。ステップ 9 に進んでください。
    • WebSphere 製品の既存のインストールがシステムに存在する存在する場合は、ステップ 8 に進んでください。
  8. 表示されるパネルと次のステップは、インストーラーがシステム上で検出した WebSphere 製品に応じて異なります。 システムで表示されるパネルに基づいて、表 1 から次のステップを選択します。
    表 1. WebSphere 製品の既存のインストールに基づく次のステップ
    表示されるパネル 検出された製品と次のステップ
    IBM WebSphere ESB が検出されました WebSphere ESB の既存のインストール (単独またはその他の WebSphere 製品のインストールと共に) があります。インストールを完了する手順については、既存の WebSphere ESB のインストール済み環境でのインストールのトピックを参照してください。
    検出された WebSphere Application Server WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Network Deployment の既存のインストールがあり、WebSphere ESB の既存のインストールはありません。 インストールを完了する手順については、既存の WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Network Deployment インストール済み環境でのインストールのトピックを参照してください。
  9. 「インストール・タイプ」パネルで、実行するインストールのタイプを選択して、「次へ」をクリックします。

    インストール・ウィザードでは、インストール・パスを選択することができます (前のパネルの選択内容によっては、すべてが表示されるとは限りません)。次のステップは、必要なインストール・タイプに応じて異なります。

    インストール・タイプ 次のステップ
    標準インストール (デフォルト): デフォルトのインストール選択項目および構成を使用して、WebSphere ESB をインストールし、オプションで WebSphere Application Server Network Deployment with Feature Pack for Web Services もインストールします。また、 WebSphere ESB サンプルもインストールできます。 スタンドアロン・サーバー・プロファイル、デプロイメント・マネージャー・プロファイル、またはカスタム・プロファイルを作成することもできます。または、「なし」を選択してこのオプションを省略し、後でプロファイル管理ツールを使用してプロファイルを作成することもできます (実稼働環境の場合はこの方法を推奨)。

    「フィーチャーの選択」パネルが表示されます。WebSphere ESB のインストールおよびプロファイルの作成の対話式実行のトピックに進んでください。
    デプロイメント環境インストール: WebSphere ESB をインストールし、オプションで WebSphere Application Server Network Deployment with Feature Pack for Web Services をインストールし、デプロイメント環境のセットアップを支援します。デプロイメント・マネージャーを作成して、そのデプロイメント・マネージャーにデプロイメント環境パターンを選択するか、あるいは管理対象ノードに適用する 1 つまたは複数のクラスターを選択できます。 「フィーチャーの選択」パネルが表示されます。デプロイメント環境による WebSphere ESB の対話式インストールのトピックに進んでください。

タスクの結果

インストール・ウィザードの開始、ご使用条件の同意、前提条件の確認、インストールに影響を与えるおそれのある WebSphere 製品の既存のインストールの識別を行いました。インストール済みの WebSphere 製品が 今回のインストールに影響しない場合は、実行するインストールのタイプ (標準的または デプロイメント環境) も選択しました。

次のタスク

行った選択に応じて該当するリンクの説明に従い、インストールを続行します。

task タスク・トピック

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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