WebSphere® Service Registry and Repository (WSRR) 製品を使用すると、サービス・エンドポイントとメディエーション・ポリシーに関する情報の保管、アクセス、管理を行うことができます。WSRR によってより動的なサービス・アプリケーションを実現し、絶えず変化するビジネス条件に適応することができます。
メディエーション・フローによって WSRR を動的な検索メカニズムとして使用し、 サービス・エンドポイントやメディエーション・ポリシーに関する情報を取得することができます。
WSRR へのアクセスを構成するには、管理コンソールを使用して WSRR 定義文書を作成します。あるいは、wsadmin スクリプト・クライアントから WSRR 管理コマンドを使用することもできます。WSRR 定義とその接続プロパティーは、 レジストリー・インスタンスへの接続と、サービス・エンドポイントやメディエーション・ポリシーの取得に使用されるメカニズムです。
WSRR を使用して、既に使用したサービス、これから使用するサービス、知っておくべきサービスに関する情報を保管することができます。これらのサービスの場所は、現在のシステム上でも他のシステム上でもかまいません。例えば、サービス・アプリケーションで WSRR を使用して、機能的なニーズやパフォーマンスのニーズを満たす最も適切なサービスを探すことができます。
WSRR からサービス・エンドポイントにアクセスする必要がある SCA モジュールを開発する場合、エンドポイント・ルックアップ・メディエーション・プリミティブをメディエーション・フローに組み込む必要があります。エンドポイント・ルックアップ・メディエーション・プリミティブは、実行時にサービス・エンドポイントをレジストリーから取得します。
メディエーション・ポリシーを使用する必要がある SCA モジュールを開発する場合、ポリシー解決メディエーション・プリミティブをメディエーション・フローに組み込む必要があります。 実行時に、ポリシー解決メディエーション・プリミティブは、メディエーション・ポリシー情報をレジストリーから取得します。