一般に、カスタマイズ・インストール・パッケージ (CIP) を使用して作成された WebSphere® ESB のインストール済み環境からの保守パッケージのロールバックは、他のインストール済み環境での手順と同じです。ただし特定の相違点があるため、ここではそれについて説明します。
始める前に
このタスクは、さまざまな方法のいずれかで保守パッケージが適用された CIP を使用して作成された
WebSphere ESB のインストール済み環境がある場合にあてはまります。Update Installer for WebSphere ソフトウェアを使用して、CIP インストール済み環境から保守をロールバックする必要があります。
このタスクについて
保守パッケージのロールバックに関する核心となる情報は、関連タスク『保守パッケージのアンインストール』に記載されています。CIP を使用して作成された
WebSphere ESB のインストール済み環境から保守パッケージをアンインストールするための追加ステップについて、以下に説明します。
手順
- CIP を既存の WebSphere ESB のインストール済み環境にスリップ・インストールした後に、製品全体をアンインストールしないで保守をアンインストールする場合。
CIP は、リフレッシュ・パック、フィックスパック、および 1 つ以上の暫定修正をマージしたもので構成されます。
- スリップ・インストールの一環としてインストールされた暫定修正をアンインストールします。
- CIP に含まれている保守レベルをロールバックします。これは、単一のフィックスパックまたはリフレッシュ・パックをアンインストールすることと同じです。ただし単一の操作では、CIP にロールアップされていた保守がすべてロールバックされます。これは、CIP のフィックスパック部分のみロールバックし、インストール済み環境をリフレッシュ・パック・レベルのままにしておくことはできないことを意味します。つまり、両方が同時にロールバックされ、インストール済み環境がスリップ・インストールが実行される前と同じ状態のままになります。
- スリップ・インストールの後で、スリップ・インストールの前にインストールされていた保守を除去する場合。
- スリップ・インストールをロールバックします。
- 関連タスク『保守パッケージのアンインストール』にある説明に従って、保守パッケージをロールバックします。
- CIP を使用して作成された WebSphere ESB のインストール済み環境に暫定修正を追加した後の場合。 この手順は、WebSphere ESB のインストール方法とは関係がありません。
- CIP を使用して作成された WebSphere ESB のインストール済み環境にフィックスパックまたはリフレッシュ・パックを追加した後の場合。 この手順は、WebSphere ESB のインストール方法とは関係がありません。