WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


コマンド行を使用したデプロイメント環境の状況表示

wsadmin コマンドを使用して、デプロイメント環境の現在の状況を表示することができます。

始める前に

状況を表示する場合、状況表示の対象となるデプロイメント・マネージャーに管理クライアントを接続する必要があります。

このタスクで必要なセキュリティー・ロール: セキュリティーと役割ベースの許可が有効になっている場合、管理者権限またはオペレーター権限を持つユーザー ID とパスワードを使用してこのタスクを実行する必要があります。

このタスクについて

このタスクは、wsadmin コマンドを使用して、デプロイメント環境の現在の状況を表示します。

手順
  1. コマンド・ウィンドウを開きます。 .

    wsadmin コマンドは、<ESB>/profiles/<dmgr profile>/bin ディレクトリーか <ESB>/bin ディレクトリーのいずれかに格納されています。

  2. コマンド・プロンプトから wsadmin コマンドを入力してコマンド環境を設定します。
    注: 接続モードで実行する場合は、wsadmin を適切なデプロイメント・マネージャーに接続してください。
  3. showDeploymentEnvStatus コマンドを使用して、デプロイメント環境の現在の状況を表示します。
    注: 管理セキュリティーが有効になっている場合は、ユーザー ID とパスワードの入力画面が表示されます (コマンド内で指定していない場合)。
    次の表は、結果として返される状態をまとめたものです。
    注: 表にリストされた状態には、構成済みのトポロジーに対してのみ有効な状態も含まれています。その場合、構成済みのトポロジーに対してのみ適用されるということが説明欄に記載されています。
    表 1. トポロジー・インスタンスの使用可能状況 (使用可能性が低い順から高い順)
    状態 説明
    未完了 デプロイメント環境で欠落しているエレメントはありませんが、不完全な部分があります。

    この状態は、デプロイメント環境に必須のロール、ノード、コンポーネント、または依存関係が欠落している可能性がある状態です。

    追加の詳細情報は、警告メッセージに含まれています。

    完了 この状態は、未構成 とも呼ばれます。これは、既知の構成が完了しているが、まだ生成されていない状態です。
    構成済み これは、構成の同期がとれている状態です。
    一部が構成済み これは、デプロイメント環境は生成されているが、据え置かれた構成が完了していない状態です。
    不明 これは、デプロイメント環境の現在の状態をシステムが判別できない状態です。再同期操作は、この状態で実行することができます。
    停止

    この状態は、構成済みのトポロジーに対してのみ適用されます。

    トポロジー内のすべてのデプロイメント・ターゲットが停止している状態です。
    実行中

    この状態は、構成済みのトポロジーに対してのみ適用されます。

    デプロイメント環境が使用可能であり、すべての機能が実行中の状態です。
    一部が開始済み

    この状態は、構成済みのトポロジーに対してのみ適用されます。

    デプロイメント環境が使用可能になっているが、部分的に実行中の機能が 1 つ以上ある状態です。
    始動中

    この状態は、構成済みのトポロジーに対してのみ適用されます。

    デプロイメント環境が始動中の状態です。
    一部が停止済み

    この状態は、構成済みのトポロジーに対してのみ適用されます。

    デプロイメント環境が使用可能になっているが、停止した機能または部分的に停止した機能が 1 つ以上ある状態です。
    停止中

    この状態は、構成済みのトポロジーに対してのみ適用されます。

    デプロイメント環境が停止中の状態です。
    使用不可

    この状態は、構成済みのトポロジーに対してのみ適用されます。

    デプロイメント環境の状態は使用できません。

この例では、管理セキュリティーが有効な状態で、ホスト (myDmgr) 上のデプロイメント環境 (MyDepEnv) の状況を表示します。
注: デプロイメント・マネージャーの bin フォルダーから管理クライアントを実行する場合は、コマンドに -host パラメーターと -port パラメーターを指定する必要はありません。
wsadmin -connType SOAP -host myDmgr -port 8879 -user dmgradmin -password dmgrpass
> $AdminTask showDeploymentEnvStatus {-topologyName myDepEnv}
-connType パラメーターにより、使用する接続のタイプを指定します。デフォルトの引数は SOAP です。
注: デフォルトが SOAP であるため、使用する接続タイプが SOAP の場合は、明示的に指定する必要はありません。
-host パラメーターにより、SOAP または RMI 接続に使用するホストを指定します。-host のデフォルト値は、ローカル・ホストです。
注: ノードがローカル・ホストで稼働している場合は、-host を指定する必要はありません。
注: 管理セキュリティーを無効にする場合は、ユーザー ID とパスワードを指定する必要はありません。

task タスク・トピック

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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