WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


WebSphere Transformation Extender データ・バインディング記述子

WebSphere® Transformation Extender データ・バインディング記述子は、着信メッセージを記述する URI です。

目的

WebSphere Transformation Extender データ・バインディング記述子は、クライアントによって着信メッセージのヘッダーに設定されます。WebSphere Transformation Extender 内で着信メッセージに正しいマップを関連付けるために必要な情報が含まれています。

WebSphere Transformation Extender データ・バインディング記述子を使用する方法は、マップの呼び出しを設定する 2 つの方法のうちの 1 つです。もう 1 つの方法は、WebSphere Integration Developer で WebSphere Transformation Extender データ・ハンドラーのプロパティーを構成する方法です。 ただし、操作の呼び出しごとに異なるマップを使用する場合は、WebSphere Transformation Extender データ・バインディング記述子を使用してください。

例えば、操作 Create(Customer) が定義されているエクスポートがあるとします。この操作を呼び出すたびに同じ WebSphere Transformation Extender マップを各顧客に対して使用するには、WebSphere Transformation Extender データ ・ハンドラーのプロパティーを WebSphere Integration Developer で構成することをお勧めします。

ただし、顧客に応じて異なるマップを呼び出したいとします。この場合、顧客を指定して操作が呼び出され、呼び出しごとに異なるマップが使用されます。データ・バインディングのプロパティーではこのような状況に対応した構成はできないため、代わりにデータ・バインディング記述子を使用する必要があります。

構文

WebSphere Transformation Extender データ・バインディング記述子の構文を以下に示します。
databinding://domain/property?queryParameters
domain は、このデータ・バインディングの場合 WTX です。
property の値は、この場合 map です。
queryParameters は、name=mapname (mapname は必要なマップの名前) または businessObject=Customer&contentType=format (Customer はビジネス・オブジェクトの名前、format は COBOL、EDI などといったデータ・ストリームのフォーマット) です。

WebSphere Transformation Extender データ・バインディング記述子の例を以下に示します。
databinding://WTX/map?name=WTX/CustomerToCOBOL
注: WTX というディレクトリーがモジュールの最上位に存在し、このバインディングに必要なすべてのマップがこのディレクトリーに含まれている必要があります。
databinding://WTX/map?businessObject=Customer&contentType=COBOL
databinding://WTX/map?contentType=COBOL

reference 参照トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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