upgradeDB.sh スクリプトを使用して WebSphere® ESB データベース (共通データベース、および Business Space データベース) をアップグレードできます。
始める前に
upgradeDB.sh スクリプトを実行するには、事前に以下の手順を完了しておく必要があります。
このタスクについて
マイグレーション済みサーバーがアクセスするどのデータベースでも、サーバーを始動する前にスキーマを更新する必要があります。クラスターの場合、どのマイグレーション済みクラスター・メンバーがアクセスするどのデータベースでも、クラスター・メンバーのいずれかを開始する前にスキーマを更新する必要があります。
upgradeDB.sh スクリプトを使用して、データベースをアップグレードできます。upgradeDB.sh を実行するユーザー ID は、以下のすべての操作を実行する権限を持っている必要があります。
- テーブルの作成および変更
- 索引およびビューの作成および除去
手順
- スタンドアロン・サーバー・ノードまたはデプロイメント・マネージャー・ノードでは、USS コマンド・シェルにアクセスしてから、管理者ユーザー ID に切り替えるか、構成ファイル・システムへの書き込み権限を持つ別のユーザー ID に切り替えます。 例:
su wsadmin
- サンプルの upgradeDB.sh ファイルを作業ディレクトリーにコピーします。 例:
cp /usr/lpp/zWPS/V6R2/zos.config/samples/upgradeDB.sh /u/work
- upgradeDB.sh ファイルのコピーに適切な許可を割り当てます。
chmod 755 upgradeDB.sh
- システムの必要に応じて、upgradeDB.sh ファイルのコピー内のパラメーターをカスタマイズします。詳しくは、『upgradeDB.sh スクリプト』トピックを参照してください。
- 編集したファイルを保存します。
- 以下の環境変数を設定します。 WAS_HOME 変数を適切に設定します。 例:
export WAS_HOME=/WebSphere/V6S01Z1/AppServer
必要に応じて、DB2 コードにアクセスするための LIBPATH 変数と STEPLIB 変数を設定します。 例: export
LIBPATH=/ZOS180/usr/lpp/db2910/lib:$PATH
export
STEPLIB=SYS2.DB2.V910.SDSNEXIT:SYS2.DB2.V910.SDSNLOD2:SYS2.DB2.V910.SDSNLOAD:$STEPLIB
- 以下の構文を使用して、カスタマイズした upgradeDB.sh スクリプトを実行します。
upgradeDB.sh -SourceWPS (バージョン番号)
追加パラメーターを指定することもできます。詳しくは、upgradeDB.sh スクリプトのトピックを参照してください。
- エラーがないかどうかを、tmp ディレクトリーの error.out ファイルで確認します。このファイルは、/u/work ディレクトリーの upgradeDB.sh スクリプトによって作成されます。
タスクの結果
WebSphere ESB データベースがアップグレードされました。
次のタスク
『始める前に』セクションのマイグレーションに関するトピックを参照して、マイグレーションを完了します。