インストールの後、インストール済みファイルの実際の検査合計を、製品に付属している部品表と照合することができます。システムを構成した後に、検査合計を作成して、システムを定期的に検査合計と比較できるようにできます。その結果を使用して、構成済みのシステムに対する変更を分析します。
製品を構成した後、新しいベースライン検査合計を保管して、システムに対する新しい検査合計の標準を設定します。
installver_wbi コマンドを使用すると、構成澄みファイルの品目を作成し、これを現在インストールされているファイルと比較することができます。
installver_wbi コマンドは、インストール・ルート・ディレクトリー内のすべてのファイルの品目に対するベースライン検査合計を新たに計算することができます。コマンドを実行すると、デフォルトで、現行作業ディレクトリー内の sys.inv ファイルに新しい検査合計が格納されます。別のファイル・パスとファイル名を指定することができます。インストール・ルート・ディレクトリーの外部にファイルを作成したり、比較からファイルを除外したりします。
後で、sys.inv ファイル (または、品目の作成時に指定したファイル) にある検査合計を、現在インストールされているファイルの検査合計と比較して、どのファイルが変更になっているかを確認します。
ベースライン検査合計レポートにより、欠落ファイル、追加されたファイル、変更されたファイルが示されます。
コマンド行から installver_wbi ツールを開始するには、ディレクトリーを bin ディレクトリーに移動します。
構成済みファイルの品目に対する新規ベースライン検査合計を計算するには、以下の手順を実行してください。
install_root/bin ディレクトリーから installver_wbi コマンドを実行すると、端末コンソールにコマンドの状況が表示されます。ログを作成する場合は、-log パラメーターを使用します。