アンインストール・ウィザードの
グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を使用するか、
またはサイレント・モードでコマンド行呼び出しを使用して、WebSphere® ESB および基盤となる WebSphere Application
Server Network Deployment with Feature Pack for Web Services のコピーを
アンインストールする方法について説明します。
始める前に
この手順を使用して、
WebSphere ESB をアンインストールする前に、以下の作業を行ってください。
- WebSphere ESB のアンインストールを対話式に行うかサイレント・モードで行うかを決定します。各手順で実行する必要があるステップを、このトピックの全体手順の中で説明します。
制約事項: i5/OS®上の
WebSphere ESB は、サイレントでのみアンインストールできます。
- WebSphere ESB の
アンインストール時に、基盤となる WebSphere Application Server
Network Deployment with Feature Pack for Web Services 製品を
アンインストールするかどうかを決定します。WebSphere ESB をアンインストールすると、アンインストーラー・プログラムにより、すべてのプロファイル (各プロファイル内のすべての構成データとアプリケーションを含む) がデフォルトで削除されます。この場合、プロファイルを削除しないように選択することができます。
注: WebSphere Application
Server Network Deployment with Feature Pack for Web Services はデフォルトで
アンインストールされます。この製品をアンインストールしたくない場合は、
uninstall コマンドで
このオプションを変更する必要があります。
- 必要であれば、各プロファイルの config フォルダー、installableApps フォルダー、および installedApps フォルダーをバックアップします。
他の場所に保管されていないアプリケーションをすべてバックアップします。
- イベント・メッセージング・エンタープライズ・アプリケーション、イベント・データベース、および Common Event Infrastructure アプリケーションの構成を、この順序で除去します。
- 製品のインストール時に使用したものと同じユーザー ID を使用して、製品をアンインストールしようとしていることを確認します。
制約事項: 部分的なアンインストール、カスタム・アンインストール、または増分アンインストールを行うことはできません。
このタスクについて
アンインストール・プログラムは、製品のインストール中に作成されます。
これは、インストール済みの機能を削除するために、各製品のインストール済み環境に合わせて固有のディスクの場所およびルーチンを使用して、カスタマイズされます。
WebSphere ESB をアンインストールするには、以下の手順を実行します。
手順
- 製品のインストール時に使用したものと同じユーザー ID を使用してログオンします。
- 基盤となる WebSphere Application Server Network Deployment
with Feature Pack for Web Services をアンインストールする場合は、WebSphere
Application Server の Web サーバー・プラグインのアンインストール・プログラムを
実行します。
現在のシステム内で、基盤となる WebSphere Application Server 製品と共に Web サーバーが稼働するように構成されている場合は、プラグインをアンインストールして Web サーバーからその構成を削除する必要があります。
プラグインのアンインストール手順については、WebSphere Application Server Network Deployment インフォメーション・センターにある『WebSphere Application Server 用の Web サーバー・プラグインのアンインストール』トピックを参照してください。
- すべてのデプロイメント・マネージャー、ノード・エージェント、およびサーバー・プロセスを停止します。 これらのプロセスの停止方法については、サーバーおよびノードの停止を参照してください。
- オプション: 必要に応じて、構成ファイルおよびログ・ファイルをバックアップし、後でそれらのファイルを参照します。
アンインストール・プログラムは、install_root ディレクトリー内のログ・ファイルを削除しません。基盤となる WebSphere Application
Server Network Deployment with Feature Pack for Web Services のアンインストールを選択すると、
デフォルトですべてのプロファイルとプロファイル内の全データが除去されます。
必要に応じて、各プロファイルの config フォルダーおよび logs フォルダーを、後で参照できるようにバックアップします。
プロファイルは再利用できませんので、プロファイル全体をバックアップする必要はありません。
対話式 GUI インターフェースを使用してアンインストールしたい場合は、ステップ 5 に進んでください。
サイレント・モードでアンインストールしたい場合は、ステップ 6 に進んでください。
制約事項: WebSphere ESB for i5/OS の
インストール環境を GUI によってアンインストールすることはできません。このアンインストールは
サイレントで実行する必要があります。
- アンインストール・ウィザードのみを使用して対話式にアンインストールする場合: 以下のようにしてください。
- プラットフォームに応じて次のコマンドのいずれかを使用し、コマンド行から uninstall コマンドを実行します。

install_root/uninstall.wbi/uninstall
install_root¥uninstall.wbi¥uninstall.exe
アンインストール・ウィザードが開始され、「ようこそ」パネルが表示されます。
- 「ようこそ」パネルで、WebSphere ESB の
アンインストール時に、基盤となる製品をすべてアンインストールするかどうかを
選択します。
- 基盤となる製品をアンインストールする場合は、インストールされている製品に応じて、次のいずれかのチェック・ボックスを選択します。
- 基盤となっている IBM® WebSphere Application Server
Network Deployment with Feature Pack for Web Services バージョン 6.1 のアンインストール
- 基盤となっている IBM Feature
Pack for Web Services バージョン 6.1 のアンインストール (この選択項目は、WebSphere
Application Server Network Deployment の上に WebSphere ESB および Feature
Pack for Web Services のほかに製品がインストールされている場合に
表示されます。この場合、WebSphere Application
Server Network Deployment はアンインストールできません。Feature Pack
for Web Services のみをアンインストールできます。)
- 基盤となる製品をアンインストールしない 場合は、チェック・ボックスをクリアします。
「次へ」をクリックします。
- 表示されるパネルは、基盤となる製品のアンインストールを選択したかどうか、
およびどの製品を選択したかによって異なります。
- WebSphere ESB の
基盤となる IBM WebSphere
Application Server Network Deployment with Feature Pack for Web Services のアンインストールを
選択した場合は、「プロファイル削除の確認」パネルで、アンインストールしようとしている
インストール環境に関連したすべてのプロファイルを削除するかどうかを
選択できます。プロファイルをすべて削除するには、チェック・ボックスにチェック・マークを付けます。WebSphere ESB によって拡張されていないプロファイルをすべて保持するには、チェック・ボックスをクリアします。WebSphere ESB によって拡張されたプロファイルは、すべてアンインストール処理によって使用不能にされ、チェック・ボックスをクリアした場合でも、アンインストール処理によって削除されます。デフォルトでは、すべてのプロファイルが削除されます。
- IBM Feature Pack for Web Services の
インストール環境をアンインストールすることを選択した場合 (つまり、
基盤となる WebSphere Application Server Network Deployment を
アンインストールできません) には、WebSphere ESB プロファイル・テンプレートで
拡張され、アンインストール処理で削除対象になるすべてのプロファイルが
警告パネルに表示されます。WebSphere ESB によって
拡張されたプロファイルは、すべてアンインストール処理によって使用不能にされ、
削除されます。
- 基盤となる製品のアンインストールを選択しなかった 場合は、WebSphere ESB プロファイル・テンプレートで
拡張され、アンインストール処理での削除対象になるすべてのプロファイルが
警告パネルに表示されます。WebSphere ESB によって
拡張されたプロファイルは、すべてアンインストール処理によって使用不能にされ、
基盤となる製品のアンインストールを選択しなかった場合でも、アンインストール処理によって
削除されます。
「次へ」をクリックします。アンインストーラーが、
インストール環境に関連したサーバーがまだ稼働しているかどうかをチェックします。
- 表示されるパネルは、基盤となる製品のアンインストールを
選択したかどうか、およびインストール環境に関連したサーバーが
稼働しているかどうかによって異なります。
- サーバーが稼働していない場合は、アンインストーラーによって、
アンインストールするコンポーネントの要約をリストした確認パネルが
表示されます。「次へ」をクリックして
アンインストールを開始します。
- サーバーが稼働しているが IBM
WebSphere Application
Server Network Deployment with Feature Pack for Web Services のアンインストールを
選択した場合は、アンインストーラーによってサーバーがシャットダウンされます。アンインストールする
コンポーネントの要約をリストした確認パネルが表示されます。「次へ」をクリックして
アンインストールを開始します。
- サーバーが稼働しているが IBM
Feature Pack for Web Services のアンインストールを選択した場合は、
警告パネルが表示され、サーバーを停止するように指示されます。稼働中のサーバーがあればすべて
手動で停止し、「OK」をクリックして警告パネルを
閉じます。「ようこそ」パネルが表示され、アンインストール処理を
再開できるようになります。上記のステップ 5.b に
進んでください。
- サーバーが稼働しており、基盤となる製品のアンインストールを
選択しなかった 場合は、警告パネルが表示され、サーバーを
停止するように指示されます。稼働中のサーバーがあればすべて
手動で停止し、「OK」をクリックして警告パネルを
閉じます。「ようこそ」パネルが表示され、アンインストール処理を
再開できるようになります。上記のステップ 5.b に
進んでください。
- 製品が削除された後、「終了」をクリックしてウィザードを閉じます。
ステップ 7 に進んでください。
- サイレント・モードでアンインストールする場合のみ、WebSphere ESB をアンインストールするコマンドを実行します。 WebSphere ESB および基盤となる WebSphere Application Server 製品をサイレント・アンインストールし、すべてのプロファイルを削除するには、次のコマンドを発行します。
install_root/bin/uninstall_wbi -OPT isUmbrellaUninstall="true"
-OPT removeProfilesOnUninstall="true"

install_root/uninstall.wbi/uninstall
-OPT isUmbrellaUninstall="true" -OPT removeProfilesOnUninstall="true" -silent
install_root¥uninstall.wbi¥uninstall.exe
-OPT isUmbrellaUninstall="true" -OPT removeProfilesOnUninstall="true" -silent
アンインストール中に問題が発生した場合は、install_root/logs/wbi/uninstall ディレクトリーの log.txt ファイルを
調べてください。
- 削除されたデプロイメント・マネージャーを記述している、管理対象ノード内の構成項目をすべて削除します。
共通トポロジーでは、コア製品ファイルは、複数のワークステーション上にインストールされます。1 台のワークステーションにデプロイメント・マネージャーがあり、
他のワークステーションにはカスタム・プロファイルから作成された管理対象ノードがあります。
別のインストール済み環境のカスタム・プロファイルを統合しているデータ・マネージャーを作成したインストール済み環境を削除する場合、それらのカスタム・プロファイルの構成を更新する必要があります。
管理対象ノードのノード構成問題のサポートについての公式説明では、最初のインストール後に backupConfig コマンドを使用することとされています。
保管する必要のある構成に大きな変更を加える場合は、必ずこのコマンドをもう一度使用してください。構成のバックアップが有効であれば、いつでも restoreConfig コマンドを使用して構成を以前の状態に戻すことができます。
- 削除された管理対象ノードを記述している、デプロイメント・マネージャー内の構成項目をすべて削除します。
デプロイメント・マネージャーの管理コンソールを開き、「システム管理
(System administration)」>「ノード (Nodes)」とクリックします。
削除するノードの横にあるチェック・ボックスを選択してから、「ノードの除去」を選択します。
デプロイメント・マネージャーのノード構成問題のサポートについての公式説明では、最初のインストール後に backupConfig コマンドを使用することとされています。
保管する必要のある構成に大きな変更を加える場合は、必ずこのコマンドをもう一度使用してください。構成のバックアップが有効であれば、いつでも restoreConfig コマンドを使用して構成を以前の状態に戻すことができます。
タスクの結果
この手順により、WebSphere ESB が
アンインストールされます。WebSphere Application
Server Network Deployment with Feature Pack for Web Services を選択した場合は、
これもアンインストールされます。
アンインストール・ウィザードの実行後、ディレクトリー構造には logs ディレクトリーを含む少数のディレクトリーが残っているだけです。
uninstlog.txt ファイルには、ファイル・システムまたはその他の異常なエラーが記録されます。
ログから、成功を示す INSTCONFSUCCESS 標識を探します。
Uninstall, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.
ISMPLogSuccessMessageAction, msg1,
INSTCONFSUCCESS
次のタスク
同じインストール・ルート・ディレクトリーに製品を再インストールする場合は、アンインストールが成功したかどうかに応じて、以下のいずれかを実行します。
このトピックに記載されたコマンドについて詳しくは、WebSphere Application
Server Network Deployment インフォメーション・センターの『
コマンド行ユーティリティー』セクションにある以下のトピックを参照してください。
- stopManager
- stopNode
- stopServer
- backupConfig
- restoreConfig