XSD 内のプロパティー名には、多数の有効な文字の 1 つとしてピリオド (.)を含めることができますが、SDO では、ピリオドは複数カーディナリティーのプロパティー内で索引付けを示すためにも使用されます。このため、特定のシチュエーションで解決の問題が起きることがあります。
サービス・データ・オブジェクト (SDO) 内のプロパティー名は、XSD 内で生成されたエレメントと属性の名前に基づいています。ビジネス・オブジェクトは「.」文字を正しく処理しますが、1 つ例外があります。それは、XSD に「<name>.<#>」という名前の単一カーディナリティー・プロパティーと、「<name>」という名前の複数カーディナリティー・プロパティーがある場合です。
「foo.0」などの XPath は、「foo.0」という名前の単一カーディナリティー・プロパティーと「foo」という名前の複数カーディナリティー・プロパティーが存在する場合、正しく解決されません。その場合、「foo.0」という名前の単一カーディナリティー ・プロパティーに解決されます。これはまれにしか起きませんが、複数カーディナリティー・プロパティーにアクセスする場合に「foo[1]」の構文を使用すると、完全に回避できます。SDO は、索引付けに「.」構文をサポートしないので、索引付けには「[]」を使用してください。