WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


バス宛先のメッセージ信頼性の変更

メッセージには、メッセージ配信の信頼性を指定するサービス品質属性があります。メッセージ配信の確実性に対する要件、およびシステム・パフォーマンスに応じて信頼度を選択できます。

このタスクについて

信頼性の設定は、管理者がバス宛先上で指定することも、または個別のプロデューサーが指定 (一般的には API 呼び出しを使用してアプリケーション制御下で行われます) することもできます。 管理者は、宛先のデフォルト信頼性がプロデューサーによってオーバーライドできるかどうか、および接続されたプロデューサーが要求できる最大信頼性を指定することができます。

宛先のメッセージ信頼性設定をブラウズまたは変更するには、管理コンソールを使用して、以下のステップを実行します。

手順
  1. ナビゲーション・ペインで、「サービス統合」 > 「バス」をクリックします。
  2. コンテンツ・ペインで、宛先が存在するバスの名前をクリックします。
  3. 「宛先」をクリックします。
  4. 宛先名をクリックします。 これにより、宛先用の詳細ページが表示されます。
  5. 信頼性プロパティーを検討します。 以下のプロパティーが宛先のメッセージ信頼性を制御します。
    デフォルトの信頼性
    信頼性がプロデューサーによって明示的に設定されていなかった場合に、この宛先に送信されたメッセージに割り当てられる信頼性。
    最大信頼性
    この宛先が受け入れるメッセージの最大信頼性。
    このプロパティーは、以下のリストの値を持つことができます。
    ベスト・エフォート非パーシスタント
    メッセージは、メッセージング・エンジンの停止時、または障害時に廃棄されます。 メッセージは、そのメッセージの送信で使用された接続が使用不可になった場合、およびシステム・リソースに制限がある場合にも、廃棄されることがあります。
    高速非パーシスタント
    メッセージは、メッセージング・エンジンの停止時、または障害時に廃棄されます。 メッセージは、そのメッセージの送信で使用された接続が使用不可になった場合にも、廃棄されることがあります。
    高信頼性非パーシスタント
    メッセージは、メッセージング・エンジンの停止時、または障害時に廃棄されます。
    高信頼性パーシスタント
    メッセージは、メッセージング・エンジンの障害時に廃棄されることがあります。
    保証パーシスタント
    メッセージは廃棄されません。

    これらのプロパティーを使用したメッセージ信頼性の制御について詳しくは、メッセージ信頼性レベルを参照してください。

  6. プロデューサーがデフォルト信頼性設定をオーバーライドできるかどうかを検討します。
    プロデューサーによるデフォルトの信頼性のオーバーライドを可能にする
    プロデューサーが、宛先に設定されているデフォルトの信頼性をオーバーライドできるようにするには、このオプションを選択します。
  7. オプション: ユーザーのニーズを満たすように宛先プロパティーを変更します。

    バス宛先の構成で説明しているように、ユーザーのニーズを満たすように他のプロパティーを設定して宛先の構成をさらに詳細化することができます。

  8. 「OK」をクリックします。
  9. マスター構成に変更内容を保管します。

task タスク・トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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