WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


メディエーション処理の管理制御

サービス要求元とサービス・プロバイダーとの間のメディエーション・フローは、管理上制御することができます。

メディエーション・フローは、モジュール・プロパティーを変更することで制御できます。 モジュール・プロパティーは、メディエーション・プリミティブ・プロパティーの値を設定します。

モジュール・プロパティー

メディエーション・フローを含む Service Component Architecture (SCA) モジュールのプロパティーを変更できます。 変更は以下の方法で行うことができます。
  • アプリケーションのインストール時。
    • 管理コンソールから
    • 管理コマンドの使用
  • アプリケーションの管理時。
    • 管理コンソールから
    • 管理コマンドの使用

変更可能なプロパティーは、WebSphere® Integration Developer からプロモートされたプロパティーです。 プロモートするプロパティーは、動的プロパティーでもあります (つまり、実行時にメディエーション・ポリシーを使用してオーバーライドできるということです)。

管理コンソールに表示されるモジュール・プロパティーにより、以下を実行できます。
  • メディエーション・フロー内のプロパティーの値を変更する。
  • メディエーション・ポリシーを使用するメディエーション・フローのデフォルト値を提供する。 (プロモートされたプロパティー値は、適切なメディエーション・ポリシー値がない場合に使用されます。 詳しくは、メディエーション・ポリシー・モデルを参照してください。)

プロモートされたプロパティーには必ず、名前、タイプ、および値があります。値は管理上変更することができます。

さらに、プロモートされたプロパティーは、グループに属することができます (プロパティー・グループはバージョン 6.2 で導入されました)。 プロパティー・グループにより、以下を実行できます。
  • 同じ名前を持つ複数のプロパティーを分離できます。 管理者はプロパティー値をグループ内で設定します。 要求フローに 1 つのプロパティーのグループを持ち、応答フローにさらに別のプロパティーのグループを持つ、というようにできます。
  • (同じタイプの) 複数のプロパティーを、1 つの名前で設定できます。 統合開発者が、別名とグループが同じ 2 つのプロパティーをプロモートする場合、管理者はそれらの値を一緒に設定できます。 要求フローと応答フローのそれぞれのロギングを行い、その両方を同時に設定できます。
  • メディエーション・ポリシーの名前空間にマップします。

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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