プロセス・サーバーでサービス・コンポーネントをモニターする理由、モニターするサービス・コンポーネント内のイベント・ポイントの選択、およびシステムのモニターの構成方法などを概念的に概説します。
WebSphere® ESB には、サービス・コンポーネントをモニターする機能があり、パフォーマンスの調整や問題判別などのシステム管理機能を支援します。この製品では、従来の機能にとどまらず、システムにデプロイされているアプリケーション内部のサービス・コンポーネントの処理を、必ずしも情報技術の専門要員ではないユーザーでも継続的にモニターできる機能も提供しています。相互接続されたコンポーネントの全体的な処理の流れを監視することにより、ご使用のシステムが期待通りの成果物を生成することを確実にすることができます。
WebSphere ESB は、WebSphere Application Server のインストール済み環境の上位層で動作するため、システム・パフォーマンスのモニターやトラブルシューティングを行う場合に、アプリケーション・サーバー・インフラストラクチャーの機能の多くを使用します。 また、プロセス・サーバーのサービス・コンポーネントをモニターするために特別に設計された追加の機能も組み込まれています。このセクションでは、サーバー固有のサービス・コンポーネントのモニター方法を中心に説明します。このセクションは、WebSphere Application Server インフォメーション・センターに掲載されたモニターおよびトラブルシューティングについてのトピックを補足することが目的です。そのため、製品を組み合わせて使用する場合の他のモニター機能の詳細については、このインフォメーション・センターを参照してください。