管理者は一般的な手法のファースト・ステップ・チェックリストに従うことによって、ソリューション・リカバリー・プロセスを容易に行うことができます。
トランザクション (tranlog) ログ・ファイルには、データベースに書き込まれる重大なトランザクション・データが保管されます。これは、WebSphere Application Server が未完了トランザクションの管理に使用し、万一サーバーが破損した場合は、リカバリーを試みるために使用する内部ファイルです。
トランザクション・ログは共用ドライブで保管してください。これは、リカバリー中のダウン時間を最小化するピア・リカバリーを可能にする唯一の方法です。
アプリケーションは、IBM® サポート組織の指示がある場合にのみアンインストールしてください。
トレースの量が多すぎると、システムのスループットが低下し、トランザクションがタイムアウトになる可能性があります。また、トレースの量が多すぎると、元の問題を解決する方法に関して洞察するというよりも、対処しなければならない問題が増えるということが多くなります。
正しいトレース仕様を定義するには、IBM サポートの支援をすぐに受けてください。
「開発モードで実行」オプションを有効にすると、アプリケーション・サーバーの起動時間が短くなる場合があります。これには、バイトコード検証を無効にし、JIT コンパイル・コストを減らすなどの、JVM の設定が含まれる場合があります。
以下に、リカバリーの場合に推奨されるアクションの説明を示します。
ログは、構成に応じてそれ自体を上書きしている場合があります。セットを早めに、かつ頻繁に捕捉することは、事後分析の重要なステップの 1 つです。この種のアクティビティーで役立つ IBM Support Assistant について詳しくは、「IBM Support Assistant (ISA)」のトピックを参照してください。