WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


.nifregistry ファイルおよび vpd.properties ファイル

WebSphere® ESB のインストーラー・プログラムでは、InstallShield MultiPlatform (ISMP) プログラムを使用してコードをインストールします。 .nifregistry ファイルおよび vpd.properties ファイルには、現在インストールされているプログラム・コンポーネントのリストがあります。 これらのファイルは ISMP を補助します。また、WebSphere ESB のインストーラー・プログラムは、WebSphere ESB の以前のインストールを認識して、新しいインストールのオプションを制御します。

.nifregistry ファイルの場所

.nifregistry ファイルの場所は、以下に示すように作動プラットフォームにより異なります。
  • For AIX operating system AIX® プラットフォーム: root のディレクトリー /usr/.ibm/.nif/.nifregistry または非 root のディレクトリー <NON-ROOT-HOME>/.ibm/.nif/.nifregistry
  • For HP-UX operating system HP-UX プラットフォーム: root のディレクトリー /opt/.ibm/.nif/.nifregistry または非 root のディレクトリー <NON-ROOT-HOME>/.ibm/.nif/.nifregistry
  • For i5/OS operating system i5/OS® プラットフォーム: root のディレクトリー /QIBM/WAS/.ibm/.nif/.nifregistry
  • For Linux operating system Linux® プラットフォーム: root のディレクトリー /opt/.ibm/.nif/.nifregistry または非 root のディレクトリー <NON-ROOT-HOME>/.ibm/.nif/.nifregistry
  • For Solaris operating system Solaris プラットフォーム: root のディレクトリー /opt/.ibm/.nif/.nifregistry または非 root のディレクトリー <NON-ROOT-HOME>/.ibm/.nif/.nifregistry
  • For Windows operating system Windows® プラットフォーム: root のディレクトリー C:¥Windows¥.nifregistry
以下に例を示します。
NON-ROOT user: fvttest
NON-ROOT-HOME: /home/fvttest .nifregistry dir: /home/fvttest/.ibm/.nif/.nifregistry

.nifregistry ファイルの例

特定の製品用の .nifregistry ファイルには、インストールされる PAK ごとに 1 項目 (行)、および製品に対して 1 項目 (行) が格納されています。

以下の行に、.nifregistry ファイルの PAK 項目の例を示します。
<pak installrooturi="file:///C:/IBM/WebSphere/ESB/" name="wbi.primary.pak"
paklocationuri="zip:///C:/IBM/WebSphere/ESB/properties/version/nif/backup/
wbi.primary.pak" productid="ESB"/
以下の行に、.nifregistry ファイルの製品項目の例を示します。
<product installrooturi="file:///C:/IBM/WebSphere/ESB/" 
lastvisited="2008-09-04 16:56:33-0400" productid="ESB" version="6.2.0.0"/>

アンインストール失敗後の .nifregistry ファイルのクリーンアップ

アンインストールの失敗後に .nifregistry ファイルを除去するには、以下の手順に従います。
  1. .nifregistry ファイルをバックアップします。
  2. テキスト・エディターで .nifregistry ファイルを開きます (行の折り返しは必ずオフにしてください)。
  3. <INSTALL_LOC> および <PRODUCT_ID> を含む行をすべて検索して削除します。ここで <INSTALL_LOC> は、アンインストールに失敗した環境があるインストールの場所であり、<PRODUCT_ID> は、アンインストールしようとしている製品の製品 ID です。
  4. .nifregistry ファイルを保存して、テキスト・エディターを閉じます。
For HP-UX operating systemFor Solaris operating system vpd.properties ファイルを使用するためのオペレーティング・システムの例外

vpd.properties ファイルの編集が必要となる状況

ある一定の状況では、WebSphere ESB を再インストールする前に、vpd.properties ファイルを編集する必要があります。WebSphere ESB のアンインストーラー・プログラムは、製品をアンインストールすると同時に vpd.properties ファイルを編集して、製品の項目と、製品の機能のうちこのファイル内に項目があるすべての機能の項目を除去します。

状況によっては、製品を再インストールするためには、その前に vpd.properties ファイルから製品の項目を手動で除去しなければなりません。該当する状況には、以下の状況があります。
  • アンインストーラー・プログラムを介さずに製品を手動でアンインストールする
  • アンインストーラー・プログラムが存在しないか動作しない場合に製品を手動でアンインストールする

アンインストールした製品の項目が vpd.properties ファイルに存在する場合は、このファイルを編集して、その項目を除去する必要があります。vpd.properties ファイルを編集せず、製品または製品の機能の項目を除去しなかった場合は、この製品を同じディレクトリー構造に再インストールすることはできません。 vpd.properties ファイルに製品の項目が存在する場合は、インストーラー・プログラムが vpd.properties ファイルを読み取り、製品が既にインストールされているものと判断して、既存の製品に追加機能をインストールするか、バイナリーを再度インストールするように求めるパネルを表示します。既存のバイナリーはその時点では有効でない可能性があります。 インストーラー・プログラムは、vpd.properties ファイル内にリストされているのを検出した製品については検査を行いません。

For Vista operating system vpd.properties ファイルを Microsoft® Windows Vista™ および Windows 2008 オペレーティング・システムの非管理者ユーザーで使用するときの制限: ユーザー・アクセス制御 (UAC) が有効に設定されている場合、Windows Vista および Windows 2008 オペレーティング・システムの非管理者ユーザーには、このファイルは無効です。 管理者のプロパティーを含んでいる可能性があり、一貫性を保てません。

vpd.properties ファイルの場所

vpd.properties ファイルの場所は、以下に示すように作動プラットフォームごとに異なります。
  • For AIX operating system AIX プラットフォーム: root ディレクトリーまたは usr/lib/objrepos ディレクトリー
  • For i5/OS operating system i5/OS プラットフォーム: /InstallShield/VitalProductData/vpd.properties
  • For Linux operating system Linux プラットフォーム: root ディレクトリー
  • For Windows operating system Windows プラットフォーム: オペレーティング・システムのインストール・ディレクトリー (C:¥WINNT ディレクトリーまたは C:¥windows ディレクトリーなど)

vpd.properties ファイルの例

以下の例では、Windows プラットフォーム上にある WebSphere 製品のバージョン 6.2.0.0 を対象とする vpd.properties ファイルの項目を示しています。 この例では行全体を示しますが、書式を整えるため、各行を折り返しています。

WSEAA62|6|2|0|0|6.2.0.0|2=IBM WebSphere Enterprise Service Bus|
IBM WebSphere Enterprise Service Bus|IBM WebSphere Enterprise Service Bus V6.2|
IBM|http://www.ibm.com|6.2.0.0|
C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ESB|0|0|1|WSEAA62|6|2|0|0|6.2.0.0|2|0|
false|"properties/version/_uninst.wbi" "uninstall.jar" "uninstall.dat" "
"|true|3|WSEAA62|6|2|0|0|6.2.0.0|2

vpd.properties ファイルでの項目の識別

次の表を参照すると、製品項目を識別するのに役立ちます。

表 1. vpd.properties ファイル内にある WebSphere 製品の ID
ID 製品
WSE...62 すべてのバージョン 6.2 製品では、この ID を使用して以下のコア製品ファイルを識別します。
  • WebSphere Process Server バージョン 6.2
  • WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/09


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