WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


32 ビット Windows プラットフォームから 64 ビット Windows プラットフォームへのマイグレーション

32 ビット版 Windows オペレーティング・システムに WebSphere® ESB バージョン 6.0.x または 6.1.x を インストールしてある場合は、WebSphere ESB バージョン 6.2 への マイグレーションを実行する前に、64 ビット版 Windows オペレーティング・システムに インストールされている 64 ビット・バージョンの WebSphere ESB バージョン 6.2 に 既存のスタンドアロン・プロファイルをマイグレーションできます。

始める前に

注: この手順は、スタンドアロン・サーバーの場合のみサポートされます。
マイグレーション・プロセスを開始する前に、以下の条件が満たされているか確認してください。
  • ターゲット・システムが、新しいバージョンの WebSphere ESB のすべてのハードウェア要件とソフトウェア要件を満たしている。
  • マイグレーションするプロファイルおよびそのバックアップのための十分なディスク・スペースが使用可能である。 ディスク・スペース要件については、WebSphere ESB のマイグレーション前の考慮事項を参照してください。
マイグレーション・プロセスを開始する前に、以下のタスクが完了していることを 確認してください。
  • バージョン 6.0.2.x コンポーネントまたは バージョン 6.1.x WebSphere ESB コンポーネントをサポートするデータベースをバックアップします。

マイグレーションの概要および WebSphere ESB のマイグレーション前の考慮事項を参照してください。

通常では、マイグレーション・ツールを使用して、同じシステム上で古いバージョンから新しいバージョンに アップグレードできます。ただし、シナリオによっては、あるシステム上にある古いバージョン構成を、別のシステム上にある WebSphere ESB の新しいバージョンにマイグレーションすることが必要な場合もあります。このシナリオの 1 つとして考えられるのは、新しいバージョンに基づく新しいシステムを環境にインストールしたけれど、既存の古い構成を他のシステムからマイグレーションする必要があるような場合です。

マイグレーションするときの問題のトラブルシューティングのヘルプについては、バージョン間のマイグレーションのトラブルシューティングを参照してください。

このタスクについて

WBIPreUpgrade コマンドは既存の古いバージョンの構成を、マイグレーション固有のバックアップ・ディレクトリーに保存します。 WBIPostUpgrade コマンドはこのディレクトリーを使用して、古い構成設定を新しいバージョンの環境に追加します。

手順
  1. WBIPreUpgrade ユーティリティーおよび 関連ファイルを 32 ビット・バージョンの WebSphere ESB バージョン 6.2 から ソース (32 ビット) システムにコピーします。これを行うには、 以下のいずれかの手順を使用します。
    1. ターゲット・システムで、インストール・ファイルの .zip ファイルまたは .tar.gz ファイルを 作成し、ソース・システムにコピーします。これを行うには、 以下の手順を使用します。
      注: この手順を使用するには、 事前に 32 ビット・バージョンの WebSphere ESB バージョン 6.2 を ターゲット・システムにインストールしておく必要があります。
      1. ターゲット・システムの WPS62_HOME/util/migration ディレクトリーに ナビゲートします。
      2. 使用しているオペレーティング・システムに応じて、以下のいずれかのコマンドを実行します。
        • For Linux operating systemFor UNIX operating system Linux および UNIX プラットフォームの場合: createRemoteMigrationImage.sh full_path_name_of_the_new_.tar.gz_file

          : createRemoteMigrationImage.sh /tmp/migrationImage.tar.gz

        • For Windows operating system Windows プラットフォームの場合: createRemoteMigrationImage.bat full_path_name_of_the_new_.zip_file

          : createRemoteMigrationImage.bat C:¥migrationImage.zip

      3. マイグレーション・イメージの .zip ファイルをターゲット・システムから ソース・システム (バージョン 6.0.x または 6.1.xWebSphere ESB が インストールされているシステム) にコピーします。
      4. migration_copy という新規ディレクトリーに マイグレーション・イメージ・ファイルを unzip します。
        注: このディレクトリーには 任意の名前を付けることができます。ここでは、説明を分かりやすくするため「migration_copy」を使用します。
    2. 32 ビット・バージョンの WebSphere ESB バージョン 6.2 DVD の JDK および migration ディレクトリーから ファイルをコピーします。これを行うには、 以下の手順を使用します。WPS/ESB バージョン 6.2 DVD の migration および JDK ディレクトリーを 新規ディレクトリーにコピーします。例として、 ここでは説明のために migration_copy を使用します。
      1. migration_copy という新規ディレクトリーを ソース・システムに作成します。
        注: このディレクトリーには 任意の名前を付けることができます。ここでは、説明を分かりやすくするため「migration_copy」を使用します。
      2. migration および JDK ディレクトリーを この新規ディレクトリーにコピーします。
    これで、ソース・システムに以下のディレクトリー構造が 作成されます。
    migration_copy/
       migration/
       JDK/
  2. WebSphere ESB バージョン 6.0.x または 6.1.x インストール環境のバックアップ・ディレクトリーを別のシステムにコピーします。
  3. マイグレーションを実行するシステムに 64 ビット版 Windows® 2003 オペレーティング・システムをインストールします。
  4. 新しい 64 ビット版 Windows 2003 オペレーティング・システムがあるシステムに WebSphere ESB バージョン 6.2 をインストールします。
  5. バックアップ・ディレクトリーに対して WBIPostUpgrade コマンドを実行し、 マイグレーションを完了します。
  6. バージョン 6.0.2 からバージョン 6.2.x へマイグレーションする場合、共通データベースを作成する必要があります。

    詳しくは、『バージョン 6.0.2 からバージョン 6.2.x へのマイグレーション時の共通データベースの作成およびリカバリー・サブシステムの構成』を参照してください。

  7. 必要に応じて、WebSphere ESB で使用されているデータベースを手動で更新します。 新しいバージョンの WebSphere ESB に必要なデータベース変更の一部は、自動的に 行われます。ただし、 Business Space が既に構成されている場合、またはデータベース・スキーマにアクセスするための十分な権限がサーバーに設定されていない場合、あるいはその他のデータベース固有の要件を満たしていない場合は、データベースを手動で更新する必要があります。詳しくは、マイグレーションのためのデータベースのアップグレードを参照してください。

タスクの結果

32 ビット版 Windows オペレーティング・システムに インストールされたバージョン 6.0.x または 6.1.x インストール環境から WebSphere ESB バージョン 6.2 に マイグレーションしました。

task タスク・トピック

ご利用条件 | フィードバック


タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6r2mx/topic//com.ibm.websphere.wesb620.doc/doc/tmig_vtv_32_to_64.html
Copyright IBM Corporation 2005, 2010. All Rights Reserved.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています (http://www.eclipse.org)。