このシナリオは、アプリケーション開発者が WebSphere® Integration Developer を使用してデプロイメント環境にアクセスする場合で、デフォルトの構成が要件を満たさない場合に使用します。
始める前に
このインフォメーション・センターにある
WebSphere Enterprise Service Bus のインストールの手順を調べてください。また、このシナリオでは 1 つのサーバーに
WebSphere Integration Developer をインストールすればよいため、『
WebSphere Integration Developerのインストール』でこの製品のインストール手順を調べてください。
このタスクについて
WebSphere Integration Developer 用のテスト環境サーバーとして使用するために
WebSphere Enterprise Service Bus をインストールしたい場合に、この手順を使用します。
このシナリオを使用する場合の例としては、以下のようなケースがあります。
- DB2® などのリモート・データベースを使用する場合。
- 特定のセキュリティー・リポジトリーを使用する場合。
- 複数の環境でテストする場合 (例えば、アプリケーションを製品の前のバージョンと現行バージョンの両方でテストする場合)。
手順
- 開発チームのニーズを調べます。
- 開発環境を設計します。
- テスト環境を設計します。 実働アプリケーション環境から隔離されたサーバーを使用します。
テスト環境の隔離により、ビジネス・データの汚染が防止されます。
ロケーション |
考慮事項 |
WebSphere Enterprise Service Bus (テスト用) および WebSphere Integration Developer (開発用) が同じ物理サーバーにインストールされる |
- このサーバーに、両方のワークロードに対応する能力があることを確認します。
- すべての開発者がこのサーバーにアクセスできることを確認します。
- WebSphere Integration Developer のインストールと同時に WebSphere Enterprise Service Bus をインストールすることを検討します。
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WebSphere Enterprise Service Bus (テスト用) および WebSphere Integration Developer (開発用) が異なる物理サーバーにインストールされる |
- 両方のサーバーが通信可能なことを確認します。
- すべての開発者がこのサーバーにアクセスできることを確認します。
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- セキュリティー管理者に連絡して、インストールを完了するために必要なすべてのユーザー ID と権限を取得します。
- オプション: サイト・ポリシーによってデータベースの作成と中央の部門へのアクセスが制限される場合は、担当のデータベース管理者に連絡してください。
- WebSphere Integration Developer および WebSphere ESB のインストールを、開発コミュニティーへの影響を最小限に抑えるように調整してスケジュールします。
- WebSphere Enterprise Service Bus を選択したテスト用のシステムにインストールします。
重要: このリモートでインストールされた
WebSphere Enterprise Service Bus をテスト環境として使用するには、特定の統合テスト・クライアントの更新を入手して、それに適用する必要があります。WebSphere Update
Installer を使用して、この更新をインストールします。
更新を取得してインストールするには、「Update
required for the integration test client V6.2」という技術情報に記載された手順を参照してください。この技術情報では、ダウンロード・パッケージと、そのインストール手順へのリンクの両方を提供します。
- WebSphere Integration Developer を選択した開発用のサーバーにインストールします。
次のタスク
WebSphere Integration Developer を構成して、隔離したサーバーを使用します。