インストール・スクリプト zSMPInstall.sh を実行すると、WebSphere® Application Server for z/OS® サーバーで WebSphere ESB for z/OS を実行するために必要なコード定義が作成されます。
Network Deployment 構成を作成する場合は、Network Deployment セルに属する各ノードに対して、
インストール・スクリプトを実行する必要があります。
手順
- オプション: 製品構成スクリプトを最後まで実行させるためには、OMVS の時間制限の延長が必要な場合があります。OMVS の時間制限を延長して、セッションがタイムアウトにならないようにするには、
SPSF コンソールで以下のコマンドを入力します。
SETOMVS MAXCPUTIME=86400
- OMVS の場合は、管理者ユーザー ID に切り替えます。例:
su wsadmin
- インストール・スクリプトを実行するディレクトリーに切り替えます。 例:
cd /usr/lpp/zWPS/V6R2/zos.config/bin
- 現行ディレクトリーを PATH に追加して、インストール・スクリプトを実行できるようにします。
export PATH=.:$PATH
- コマンド・プロンプトからインストール・スクリプトを実行します。 例:
zSMPInstall.sh -smproot /usr/lpp/zWPS/V6R2 -runtime
/usr/lpp/zWebSphere/V6R2/AppServer -install
必要な場合は、標準出力メッセージをコンソールに表示するのではなく、ファイルにリダイレクトすることもできますが、
この説明では、スクリプトの実行中に標準出力メッセージを表示するものと想定しています。
実行中のスクリプトの進行状況が分からない場合は、コンソールの表示を最新表示して、最後のいくつかのメッセージを確認してください。
インストール・スクリプトの実行が完了すると、シェル・プロンプトに戻る前に以下の (または以下と同様の) メッセージが表示されます。
CWPIZ0256I: set up configuration complete
CWPIZ0257I: creating the symbolic links...
CWPIZ0259I: creation of symbolic links complete
CWPIZ0260I: doing post install file updates...
CWPIZ0262I: post install updates complete
CWPIZ0263I: running Configuration Manager update...
Oct 19, 2007 4:28:16 PM com.ibm.ws390.installer.WPSInstaller
INFO: BBZWI218
Oct 19, 2007 4:38:16 PM com.ibm.ws390.installer.WPSInstaller
WARNING: BBZWI221
CWPIZ0264I: Configuration Manager update complete
スクリプトの実行が完了したら、コンソールに表示されるメッセージを確認して、
エラー・メッセージが表示されていないかどうかを調べます。
ソフトウェアが正常にインストールされなかった場合は、インストールおよび構成のトラブルシューティングを参照してインストール上の問題を診断してください。
注: Network Deployment 構成を作成する場合、この時点では、デプロイメント・マネージャーにノードを統合するためのジョブ BBOWMNAN を実行しないでください。
ノードの統合は、構成ステップが完了した以降の後の段階で行います。
タスクの結果
以上で、
WebSphere ESB のインストール・コードに
WebSphere Application Server へのシンボリック・リンクが組み込まれます。
また、
WebSphere Application Server 管理コンソールが更新され、これを使用して
WebSphere ESB を管理できるようになります。
次のタスク
インストール・スクリプトの実行が正常に完了したら、次に
WebSphere ESB for z/OS 機能を使用してサーバーを構成できます。詳しくは、
WebSphere ESB for z/OSの構成を参照してください。