WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


アプリケーション・リカバリー

アプリケーション・リカバリーとは、未完了ビジネス・トランザクションのリカバリーと解決を意味します。

システムで障害 (電源異常など) が発生すると、アクティブなトランザクションの多くが影響を受けます。それらのトランザクションすべては、プロセス・フローのさまざまな段階にあります。ここでは、システムのリカバリー・プロセスの一環としてシステムがそれらのトランザクションを処理する方法を説明します。

アプリケーション・リカバリーを最後まで完全に実行するには、それらのアプリケーション自体が、設定されている防止手段を遵守する必要があります。

リカバリーおよびトランザクションの適用範囲を念頭に、ベスト・プラクティスに従ってアプリケーションが開発されていない場合、アプリケーション・リカバリーが最後まで完全に実行される確率は低くなります。

設計に問題がある、または「未調整」のシステムまたはアプリケーションでは、それ以外のアプリケーションが新規イベントの処理を開始した後も未解決のまま残る、未完了のトランザクションまたはプロセスの割合が高くなります。これは、WebSphere® ESB だけでなく、すべての J2EE アプリケーションとアプリケーション・サーバーの場合にも当てはまります。
注: 「未調整」という語句は、パフォーマンスの考慮事項やエラー処理手法について考慮せずに、すべてのコンポーネントでデフォルト設定を使用するソリューションを指します。

未解決イベントは、実行状態のままのプロセスや再実行依頼できない失敗イベントなど、異なる形態で送信されてくる可能性があります。完全リカバリーのためにアプリケーション内部で必要とされる変更を判別するには、これらのイベントのリカバリー後分析を行うことが必要になります。そのような変更は、総合的な機能およびシステム・テスト計画の実行時に発見できます。


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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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