サービスへの単純な SCA 呼び出しとサービスからの応答によって得られる ARM パフォーマンス統計について説明します。
SCA コンポーネントのイベント・モニターには、黒で示すイベント・ポイント がありますが、青で示すイベント・ポイント
は、PMI/ARM 統計を計算して送出する場合にのみ使用します。
以下に示す表および図では、呼び出し側のサービス・コンポーネントが初めて呼び出されると、「現行」の ARM トランザクション (X1 で示す) が作成されます。呼び出し元がサービス・コンポーネントではない場合は、現行の ARM トランザクションが使用されるか、新規のトランザクションが作成されます。 これが開始時のトランザクションではない場合、そのトランザクションは親を持つことになります。これは、以下の表および図では Xn.Xn+1 と表記されます。これらは、トランザクションの系統を示すために使用します。各 SCA 呼び出しにより、新規のトランザクションが開始されますが、呼び出し元の現行のトランザクションがその親になります。新規のトランザクションを作成して、現行のトランザクションにアクセスできますが、それによって SCA トランザクションの系統が変更されることはありません。
統計 | 数式 | ARM トランザクション |
---|---|---|
TotalResponseTime | t3 - t0 | X0 .X1 |
RequestDeliveryTime | t1 - t0 | X1 .X2 |
ResponseDeliveryTime | t3 - t2 | |
GoodRequests | CountEXIT | |
BadRequests | CountFAILURE | |
ProcessTime | t2 - t1 |