WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


DB2 を使用するインストールの検査

DB2® データベースを使用するインストールを検査するときは、サーバント・ジョブおよび付属ジョブのログを確認し、データ・ストアへのアクセスに問題がある可能性があることを示すエラー・メッセージがないかどうかを調べることが重要です。

手順
  1. 付与されている権限を調べ、どのユーザー ID にも必要以上の権限を付与していないことを確認するように、DB2 システム管理者に依頼してください。 構成時に起こる可能性がある DB2 のセキュリティーに関する問題を回避するために、J2C 認証別名に DB2 の SYSADM 権限を付与したくなる場合もあります。
  2. ストレージ・グループの割り当てとバッファー・プールの使用状況を調べるように、DB2 システム管理者に依頼してください。 ストレージ・グループの割り当てとバッファー・プールの使用量が正しくなくても、ログにエラー・メッセージとして表示されない場合がありますが、後で問題の原因になる可能性があります。このような問題は、システムを使用するユーザーに引き渡した後でなく、この時点で解決しておくことを推奨します。例えば、ストレージ・グループおよび VCAT の修正は、表と索引が使用された後では容易ではありません。
  3. 管理コンソールにログインします。 管理コンソールの始動と停止を参照してください。
  4. 管理コンソールで、すべてのアプリケーションが開始されていることと、メッセージング・エンジンが開始されていること、およびすべてのデータ・ソースに対して「テスト接続」オプションを使用してアクセスできることを確認します。 開始に失敗したアプリケーションがある場合、サーバント・ジョブおよび付属ジョブのログで「SEVERE」または「WARNING」のメッセージを探し、失敗についての詳細を確認できます。
    • 管理コンソールに SQLCODE -204 などの DB2 エラーが表示された場合は、データ・ソースのカスタム・プロパティー・セクションに正しいスキーマ名または currentSQLID 値を設定します。スキーマ名が J2C 認証別名のユーザー ID と異なる場合、SQL 要求は、J2C 認証別名のユーザー ID によって修飾されている表を探そうとします。
    • SQLCODE -913 理由コード 00C90088 などの DB2 デッドロック・エラーが表示された場合は、『調整チェックリスト』セクションの説明のとおりに RRULOCK DB2 パラメーターが YES に設定されていることを確認してください。

次のタスク

すべての SIB が正しく初期化済みで、JDBC 接続を開くことに関連するその他のエラーが出力されていない場合は、WebSphere® ESB の構成のカスタマイズを続行できます。

task タスク・トピック

ご利用条件 | フィードバック


タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6r2mx/topic//com.ibm.websphere.wesb620.zseries.doc/doc/tins_zos_db2_verify.html
Copyright IBM Corporation 2005, 2010. All Rights Reserved.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています (http://www.eclipse.org)。