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JMS データ・バインディング

Java™ Message Service データ・バインディングは、外部 JMS メッセージが使用する 形式と Service Component Architecture (SCA) モジュールが 使用するサービス・データ・オブジェクト (SDO) 表現の間のマッピングを提供します。

事前定義 JMS データ・バインディングには、以下の 2 つの特殊なものがあります。 これらのデータ・バインディングは任意のデータ・オブジェクトを取得し、特定の方法で JMS メッセージに直列化します。テキスト・バインディングでは、メッセージ本体はメッセージのビジネス・オブジェクト (BO) XML 記述でなければなりません。オブジェクト・バインディングでは、メッセージ本体は直列化された Java データ・オブジェクトである必要があります。

JMS Message クラスおよび 5 つのサブタイプをサポートするために、Java クラスとして以下の 6 つの事前定義 JMS データ・バインディングが提供されています。 これらのデータ・バインディングは汎用目的で、 任意のメッセージ本体をサポートします。Text および Bytes メッセージの場合、 バインディングはペイロードを非構造化データとして扱い、一括して 対応する SDO に転送します。

さらに、サービス・ゲートウェイ・インターフェースと共に使用できる JMSServiceGatewayDatabinding もあります。このデータ・バインディングによってインバウンド JMS メッセージのタイプが指定され、それに対応する上記の JMS 基本データ・バインディングに処理が移行されます。

データが構造化されており、データを解析してエレメントを SDO 内の構造に マップする場合は、独自の JMS データ・バインディングおよび SDO 定義を コーディングする必要があります。 (Object 全体ではなく) Object のエレメントを SDO にマップする場合は、Object Message に対してもこの処理を行う必要があります。ユーザー定義のカスタム JMS データ・バインディングを 使用すると、JMS メッセージの読み取りと書き込みの両方が可能です。 この場合は com.ibm.websphere.sca.jms.data.JMSDataBinding インターフェースを 実装する必要があります。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/09


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