IBM 提供のいずれかのパターンを選択するか、
独自のカスタム・デプロイメント環境を作成することによって、
デプロイメント環境を構成できます。このトピックでは、IBM 提供の各パターンで
サポートされる機能をリストします。
始める前に
以下のための情報に精通している必要があります。
このタスクについて
デプロイメント環境の設計を完了し、さまざまな製品ウィザードで
サポートされる IBM 提供のパターンがニーズを満たすかどうかを
判別する必要があります。
重要: デプロイメント環境で z/OS® システム
またはクラスターを使用する場合は、サーバーまたはクラスターが提供する
機能を判別してください。同じクラスターで z/OS システムと他のシステムを
混在させることはできないため、設計時にはこの点を考慮に入れる必要があります。
手順
- ビジネスのニーズに最適な IBM 提供のパターンを判別します
デプロイメント環境パターン |
機能 |
単一クラスター |
メッセージング、アプリケーション・デプロイメント・ターゲット、および
アプリケーション・サポート機能を単一のクラスターに含めます。このパターンは、同期メッセージング環境、PoC (概念検証) 環境、またはアプリケーション・テスト環境に役立ちます。 |
リモート・メッセージング |
このパターンでは、メッセージング環境をアプリケーション・デプロイメント・ターゲットおよびアプリケーション・サポート機能から分離します。
このパターンは、日常の運用でメッセージのスループットが
重要な要件となる場合に使用します。このパターンは、非同期メッセージング・システムおよびトランザクション・システムの場合に強くお勧めします。 |
リモート・メッセージングおよびリモート・サポート |
このパターンでは、メッセージング、Common Event Infrastructure (CEI)、アプリケーション・デプロイメント・ターゲット、および
アプリケーション・サポート機能を別個のクラスターに分離します。ほとんどの業務では、
このパターンを使用してデプロイメント環境をサポートできます。
理由は、このパターンはパフォーマンスを重視し、
トランザクション処理をメッセージングなどのサポート機能から
分離して設計されているためです。 |
- IBM 提供のいずれのパターンもビジネスのニーズを満たさない場合は、
カスタム・デプロイメント環境を実装できます。
注: カスタム・パターンを実装するには、
デプロイメント環境の動作に関する詳細な知識を持ち、
サーバーおよびクラスターの正しい構成方法を
理解している必要があります。