WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


i5/OS スクリプト

これらの WebSphere® Application Server スクリプトは、WebSphere ESB の使用時にタスクを実行するために一般に使用されます。 これらのスクリプトのデフォルトの場所は、install_root/bin ディレクトリーです。 プロファイルが作成されると、スクリプトのコピーも profile_root/bin ディレクトリーに書き込まれます。

注: 他のプラットフォームと異なり、i5/OS® Qshell スクリプトではファイル名に拡張子 (.bat または .sh) が付きません。例えば、Windows® プラットフォームでは addNote.bat というスクリプトが、i5/OS では addNode になります。

i5/OS 用の WebSphere ESB でよく使用されるスクリプトの説明については、表を参照してください。

表 1. i5/OS 用の WebSphere ESB でよく使用されるスクリプト
スクリプト 説明

backupConfig

backupConfig コマンドは、ノードの構成をファイルにバックアップする単純なユーティリティーです。

enableJVM

enableJVM コマンドを使用すると、サーバーの始動時に JVM に対して IBM® J2SE 5.0 32 ビット JVM と i5/OS Java™ Developer Kit 5.0 JVM (64 ビット、「クラシック」JVM としても知られる) のどちらを使用するかを切り替えることができます。

i5/OS V6R1 リリースには、追加の JVM である i5/OS 用の Java 2 Standard Edition (J2SE) 64 ビット版 JVM のサポートが組み込まれています。この JVM を使用可能に設定するには、-jvm std64 を使用します。 その他のオプションには、IBM J2SE 5.0 32 ビット版 JVM を指定する std32 と、i5/OS Java Developer Kit 5.0 JVM を指定する classic があります。

historyInfo

historyInfo コマンドは、properties/version フォルダーおよび properties/version/history フォルダー内の XML ファイルから抽出されたデータからレポートを生成します。このレポートには、変更されたコンポーネントのリスト、およびインストールされた保守パッケージまたはアンインストールされた保守パッケージの履歴が含まれています。

wbi_ivt

インストールの検証 (wbi_ivt) スクリプトは、あるインスタンスのデプロイメント・マネージャーまたはスタンドアロン・サーバーが正常に機能しているか検証します。スタンドアロン・サーバーで実行するとき、このスクリプトはヘルス・モニター・テストも実行し、レポートを生成します。

manageprofiles

manageprofiles コマンド行ツールは、アプリケーション・サーバーのすべてのランタイム環境を作成します。このコマンドは、スタンドアロンのアプリケーション・サーバーのランタイム環境を定義するファイル・セットであるプロファイルを作成します。

restoreConfig

restoreConfig コマンドは、backupConfig コマンドを使用してノードの構成をバックアップした後に、その構成をリストアする場合に使用します。

startNode

startNode コマンドは、ノード・エージェント・プロセスの構成ファイルを読み取って、launch コマンドを構成します。

startServer

startServer コマンドは、指定されたアプリケーション・サーバーの構成ファイルを読み取って、そのサーバーを開始します。

stopNode

stopNode コマンドは、Network Deployment のノード・エージェント・プロセスの構成ファイルを読み取り、ノード・エージェントのシャットダウンを指示する Java Management Extensions (JMX) コマンドを送信します。

stopServer

stopServer コマンドは、指定されたサーバー・プロセスの構成ファイルを読み取ります。このコマンドは、サーバーのシャットダウンを指示する Java Management Extensions (JMX) コマンドをサーバーに送信します。

versionInfo

versionInfo コマンドは、properties/version フォルダー内の XML ファイルから抽出されたデータからレポートを生成します。 このレポートには、変更されたコンポーネント、およびインストールされた保守パッケージまたはアンインストールされた保守パッケージのリストが含まれています。

i5/OS 上のWebSphere Application Server では、いくつかの i5/OS プラットフォーム固有のスクリプトも提供しています。次の表には、i5/OS プラットフォーム固有の一部のスクリプトが記載されています。

表 2. i5/OS プラットフォーム固有のスクリプト
スクリプト 説明

chgwassvr

chgwassvr コマンドを使用すると、プロファイル内のアプリケーション・サーバーのポートを変更できます。

dspwasinst

dspwasinst コマンドは、プロファイルと、それに含まれているアプリケーション・サーバーに関する情報を表示します。


reference 参照トピック

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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