WebSphere® ESB 集約サンプルでは、反復を使用したデータの集約を説明します。
このタスクについて
反復集約サンプルは、単一の要求で注文のバッチを送信するユーザーをベースにしています。各注文には、顧客 ID、項目 ID、および数量が含まれています。複数の注文を、ID で識別される単一のバッチで送信することで時間を節約できます。システムはバッチを処理し、
状況情報をユーザーに返します。
バッチがディスパッチ・バックエンド・サービスに送信される前に、バッチ内の各注文はカスタマー・サービスからの顧客メール情報を含んでいる必要があります。応答フローについては下に示していませんが、これはディスパッチ・システムにより返された状況情報を保管用の応答フォーマットに変換するだけです。
手順
- バッチ ID を保管します。
- 各注文に対してメッセージを作成し、カスタマー・サービスに送ります。
バッチにオーダーがない場合、ディスパッチ・バックエンド・サービスへの不要な呼び出しを省くために、空の応答を作成して返します。
- カスタマー・サービスを呼び出し、その顧客のメール情報を取り出します。エラーがある場合、処理を停止します。
- 結果を共用集約コンテキストに保管します。
- 結果を、作成済みの注文リストに追加します。
- ステップ 2 に戻って次の注文を処理します。
- すべての注文が完了したら、メッセージを作成し、新しく作成された注文バッチと共にディスパッチ・システムに送信します。
- 新規メッセージをディスパッチ・システムに送信します。
タスクの結果
この反復集約サンプルでは、カスタマーおよびディスパッチ・サービスは SOAP/HTTP Web サービスとして公開される Java™ オブジェクトとして実装されており、メディエーション自体は SOAP/HTTP Web サービスとして公開されます。共用インターフェースおよびビジネス・オブジェクトは StoreLib という別のライブラリーにあります。システム全体は同梱の StoreClient Web アプリケーションを使用してテストすることができます。このアプリケーションにより、ユーザーはバッチを作成してメディエーションに送信し、返された結果を表示することができます。