WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


接続グループ

接続グループは、SCA モジュール内に見られる特定の動作パターンを表します。

システムで考えられる要求ソースを表す接続グループを作成します。

接続グループでは以下を行います。

接続グループには、長期実行ビジネス・プロセスやビジネス・ステート・マシンのようなステートフル・コンポーネント・タイプが含まれません。これらの接続グループにより、特定のエンドポイントの統合要件をカプセル化して分離できます。 一般に、WebSphere® ESB メディエーション・モジュールがこの目的のために使用されるのは、「インフラストラクチャー」関連タスクを実装する便利な方法だからです。

接続グループの概念は、リカバリーの必要がある場合に、システムを休止状態にするための便利な方法として使用することもできます。接続グループ・モジュールはステートレスであるため、モジュールを一時的に停止して、システムが保持するイベントの処理を完了させる間、新規イベントのインバウンド・フローを遮断することができます。
注: インバウンド・イベントのフローを停止する場合、接続モジュールはインバウンドおよびアウトバウンドを同じモジュール内でサポートしてはいけません (同じ EIS システムがインバウンドとアウトバウンドの両方を持っている場合でも該当します)。インバウンドおよびアウトバウンドが同じモジュールでサポートされている場合、アウトバウンドはインバウンドと一緒にオフになります。このため、内部処理の実行が停止することがあります。このケースでは、インバウンドとアウトバウンドを分離することを検討してください。

システムがリカバリーされ、新規の作業を処理できるようになったら、これらのモジュールを再開できます。

以下の画面取りに外観が示されているモジュールは、接続グループの一部と見なされます。

接続グループを表示したアセンブリー・ダイアグラムの画面取り

接続グループは、SAP または CICS® などの外部ソースまたは既存のシステムからの入力用に使用できます。または、Web ブラウザー・ベースのクライアントからの新規作業のためにも使用できます。


concept 概念トピック

ご利用条件 | フィードバック


タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6r2mx/topic//com.ibm.websphere.wesb620.doc/doc/crec_moddesign.html
Copyright IBM Corporation 2005, 2010. All Rights Reserved.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています (http://www.eclipse.org)。