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JMS バインディングのトラブルシューティング

JMS バインディングで発生した問題を診断し、修正できます。

実装例外

JMS のインポートおよびエクスポート実装は、さまざまなエラー状態に応じて、以下の 2 種類の例外のうちのいずれかを戻すことがあります。
  • サービス・ビジネス例外: サービス・ビジネス・インターフェース (WSDL ポート・タイプ) で指定された障害が発生した場合に、 この例外が戻されます。
  • サービス・ランタイム例外: その他のすべてのケースで生成されます。ほとんどの場合、 cause 例外には元の例外 (JMSException) が含まれます。

    例えばインポートの場合、要求メッセージごとに 1 つの応答メッセージだけが戻されることを前提としています。そのため、複数の応答を受信した場合や遅延応答 (SCA の応答有効期限が切れた応答) を受信した場合は、サービス・ランタイム例外が throw されます。この場合、トランザクションはロールバックされ、応答メッセージはキューからバックアウトされるか、または Failed Event Manager によって処理されます。

主な障害状態

JMS バインディングの主な障害状態は、トランザクションの意味構造、JMS プロバイダー構成、またはその他のコンポーネントの既存動作への参照に基づいて判別されます。主な障害状態は以下のとおりです。

Failed Event Manager に表示されない JMS ベースの SCA メッセージ

JMS の対話の失敗によって SCA メッセージが発生した場合は、Failed Event Manager でこのメッセージを見つけることになります。Failed Event Manager にこのようなメッセージが表示されない場合は、JMS 宛先の基礎となる SIB 宛先の最大配信失敗回数の値に 1 よりも大きい値が設定されているかどうかを確認してください。 この値を 2 以上に設定すると、JMS バインディングに対して SCA を呼び出す際に、Failed Event Manager と対話することができます。


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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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