サービス要求元とサービス・プロバイダーとの間のメディエーション・フローは、管理上制御することができます。
メディエーション・フローは、モジュール・プロパティーを変更することで制御できます。
モジュール・プロパティーは、メディエーション・プリミティブ・プロパティーの値を設定します。
モジュール・プロパティー
メディエーション・フローを含む Service Component Architecture (SCA) モジュールのプロパティーを変更できます。
変更は以下の方法で行うことができます。
- アプリケーションのインストール時。
- アプリケーションの管理時。
変更可能なプロパティーは、WebSphere® Integration Developer からプロモートされたプロパティーです。
プロモートするプロパティーは、動的プロパティーでもあります (つまり、実行時にメディエーション・ポリシーを使用してオーバーライドできるということです)。
管理コンソールに表示されるモジュール・プロパティーにより、以下を実行できます。
- メディエーション・フロー内のプロパティーの値を変更する。
- メディエーション・ポリシーを使用するメディエーション・フローのデフォルト値を提供する。
(プロモートされたプロパティー値は、適切なメディエーション・ポリシー値がない場合に使用されます。
詳しくは、メディエーション・ポリシー・モデルを参照してください。)
プロモートされたプロパティーには必ず、名前、タイプ、および値があります。値は管理上変更することができます。
さらに、プロモートされたプロパティーは、グループに属することができます (プロパティー・グループはバージョン 6.2 で導入されました)。
プロパティー・グループにより、以下を実行できます。
- 同じ名前を持つ複数のプロパティーを分離できます。
管理者はプロパティー値をグループ内で設定します。
要求フローに 1 つのプロパティーのグループを持ち、応答フローにさらに別のプロパティーのグループを持つ、というようにできます。
- (同じタイプの) 複数のプロパティーを、1 つの名前で設定できます。
統合開発者が、別名とグループが同じ 2 つのプロパティーをプロモートする場合、管理者はそれらの値を一緒に設定できます。
要求フローと応答フローのそれぞれのロギングを行い、その両方を同時に設定できます。
- メディエーション・ポリシーの名前空間にマップします。