製品のインストール後または保守パッケージのインストール後に、インストール検査ユーティリティー (IVU) を使用できます。これにより、インストール済みのファイル・セットの検査合計を計算し、製品部品表の検査合計と照合して検証できます。
製品をインストールすると、IVU もインストールされます。これは、installver_wbi.bat コマンド行ツールです。
installver_wbi.bat コマンド行ツールを使用して、インストール済みファイルの検査合計を計算し、その検査合計を製品の部品表と照合します。
インストール検査ユーティリティー・ツールは、WebSphere® ESB のインストール中にインストールされます。
また、重要な構成変更を行った後で、IVU を使用して、システムの新しい検査合計を計算することもできます。installver_wbi.bat ツールは、構成済みのシステムの品目内にある各ファイルごとに新しいベースライン検査合計を計算して、その後の比較処理でファイルの変更点を示すために使用することができます。 このような比較は、構成済みのシステムでのファイルの不正変更などを検出するのに役立ちます。例えば、新しい検査合計を使用して、複数システム上のインストールを比較することができます。以下の図は、主要な使用例を説明しています。ここでは、製品ライフ・サイクルの任意のポイントで製品検査を実行するか、またはベースライン検査合計機能の一部であるインベントリー・ファイルを使用して、構成システムのファイル全体の検査を行うことができます。
このツールの最も一般的な使用法は、製品の部品表をインストール済みのファイル・セットと比較することですが、その他のタスクも可能です。
インストール済みのファイルの検査合計を確認するには、以下のステップを実行します。
インストール済みまたは更新済みのファイル・セットが製品の部品表と一致するという条件が満たされると、製品ファイルの検証が終了したことになります。
問題が検出された場合は、WebSphere Enterprise Service Bus Product Support Web サイトをチェックして、その問題が既知の問題であるかどうかを確認してください。
IVU は次の図で説明するロジックを使用したタスクを実行します。
インストールの検査が終了したら、プロファイルを作成するか、または既存のアプリケーション・サーバー・プロファイルでアプリケーションをデプロイすることができます。