WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


サーバーのインストール

インストール・スクリプト zSMPInstall.sh を実行すると、WebSphere® Application Server for z/OS® サーバーで WebSphere ESB for z/OS を実行するために必要なコード定義が作成されます。 Network Deployment 構成を作成する場合は、Network Deployment セルに属する各ノードに対して、 インストール・スクリプトを実行する必要があります。

始める前に

サーバーをインストールする前に、以下の手順を実行する必要があります。
  1. ノードで WebSphere Application Server for z/OS をインストールしてカスタマイズします
  2. インストール・メディアの製品コードを z/OS システムに読み込みます
  3. インストール・スクリプトを実行するために、システムの管理者権限を持っていることを確認します。
  4. TSO OMVS からインストール・スクリプトを実行する場合は、TSO ユーザー ID の領域サイズが、 Java™ を実行するのに十分なサイズであることを確認します (通常は 150 M)。
  5. サーバーのファイル・システムをバックアップし、必要になった場合にリストアできるようにします。 詳しくは、『WebSphere Application Server for z/OS システムのバックアップ』を参照してください。
  6. アプリケーション・サーバーが停止していることを確認します。詳しくは、サーバーの始動と停止を参照してください。

インストール・シェル・スクリプトについて詳しくは、zSMPInstall.sh スクリプトを参照してください。

必要な場合は、zSMPInstall.sh スクリプトを手動で実行するのではなく、 JCL スクリプトを使用して WebSphere ESB 製品定義をインストールすることもできます。WebSphere Process Server を空のノードにインストールするための JCL および WebSphere Process Server をデプロイメント・マネージャー・ノードにインストールするための JCLを参照してください。

手順
  1. オプション: 製品構成スクリプトを最後まで実行させるためには、OMVS の時間制限の延長が必要な場合があります。OMVS の時間制限を延長して、セッションがタイムアウトにならないようにするには、 SPSF コンソールで以下のコマンドを入力します。
    SETOMVS MAXCPUTIME=86400
  2. OMVS の場合は、管理者ユーザー ID に切り替えます。例:
    su wsadmin
  3. インストール・スクリプトを実行するディレクトリーに切り替えます。 例:
    cd /usr/lpp/zWPS/V6R2/zos.config/bin
  4. 現行ディレクトリーを PATH に追加して、インストール・スクリプトを実行できるようにします。
    export PATH=.:$PATH
  5. コマンド・プロンプトからインストール・スクリプトを実行します。 例:
    zSMPInstall.sh -smproot /usr/lpp/zWPS/V6R2 -runtime
     /usr/lpp/zWebSphere/V6R2/AppServer -install

    必要な場合は、標準出力メッセージをコンソールに表示するのではなく、ファイルにリダイレクトすることもできますが、 この説明では、スクリプトの実行中に標準出力メッセージを表示するものと想定しています。

    実行中のスクリプトの進行状況が分からない場合は、コンソールの表示を最新表示して、最後のいくつかのメッセージを確認してください。

    インストール・スクリプトの実行が完了すると、シェル・プロンプトに戻る前に以下の (または以下と同様の) メッセージが表示されます。
    CWPIZ0256I: set up configuration complete                      
    CWPIZ0257I: creating the symbolic links...                     
    CWPIZ0259I: creation of symbolic links complete                
    CWPIZ0260I: doing post install file updates...                 
    CWPIZ0262I: post install updates complete                      
    CWPIZ0263I: running Configuration Manager update...            
    Oct 19, 2007 4:28:16 PM com.ibm.ws390.installer.WPSInstaller   
    INFO: BBZWI218                                                 
    Oct 19, 2007 4:38:16 PM com.ibm.ws390.installer.WPSInstaller   
    WARNING: BBZWI221                                              
    CWPIZ0264I: Configuration Manager update complete              

    スクリプトの実行が完了したら、コンソールに表示されるメッセージを確認して、 エラー・メッセージが表示されていないかどうかを調べます。

    ソフトウェアが正常にインストールされなかった場合は、インストールおよび構成のトラブルシューティングを参照してインストール上の問題を診断してください。

    注: Network Deployment 構成を作成する場合、この時点では、デプロイメント・マネージャーにノードを統合するためのジョブ BBOWMNAN を実行しないでください。 ノードの統合は、構成ステップが完了した以降の後の段階で行います。

タスクの結果

以上で、WebSphere ESB のインストール・コードに WebSphere Application Server へのシンボリック・リンクが組み込まれます。 また、WebSphere Application Server 管理コンソールが更新され、これを使用して WebSphere ESB を管理できるようになります。

次のタスク

インストール・スクリプトの実行が正常に完了したら、次に WebSphere ESB for z/OS 機能を使用してサーバーを構成できます。詳しくは、WebSphere ESB for z/OSの構成を参照してください。

task タスク・トピック

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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