データ・スナップショットを使用したクロス・コンポーネント・トレースを有効にして、Service Component Architecture (SCA) 処理に関連付けられたデータを収集し、WebSphere® Process Server および WebSphere Enterprise Service Bus のモジュールおよびコンポーネントに関連付けられたチェーン・データを呼び出します。
始める前に
このタスクを実行するには、管理者としてログインしている必要があります。
このタスクについて
クロス・コンポーネント・トレースを有効にするには、以下の手順を実行します。
手順
- 管理コンソールが実行されていることを確認し、をクリックして、「クロス・コンポーネント・トレース」ページを表示します。
- トレースを使用可能に設定するサーバーを選択します。 選択したサーバーの状況を「状況」列で確認します (「実行中」または「実行されていない (not running)」)。状況が「実行されていない (not running)」の場合は、そのサーバーのランタイム・トレースは無効になっているため、構成値のみを指定できます。この場合、トレース・レベルは、サーバーの始動時または再始動時にのみ有効になります。
- 「構成」または「ランタイム」列で、トレースを有効にする各サーバーのドロップダウン・ボックスから「データ・スナップショットを使用して有効 (enable with data snapshot)」を選択します。 サーバーの始動時または再始動時にデータを収集するには、「構成」でトレースを有効にします。サーバーが現在実行中の場合にデータを収集するには、「ランタイム」でトレースを有効にします。
- 設定を指定したら、「OK」をクリックして設定を保存します。
タスクの結果
収集された SCA データは systemout.log および trace.log ファイルに追加され、これらのファイルがパージされるときにデータもパージされます。WebSphere Process Server と WebSphere Enterprise Service Bus コンポーネントの間で受け渡される入力データおよび出力データが収集され、logs¥XCT ディレクトリー内に追加のファイルが作成されます。これらのデータは、
WebSphere Integration Developer での問題判別に使用できます。これらのファイルが不要になった場合は、管理者が削除します。詳しくは、
Service Component Architecture (SCA) 処理と呼び出しチェーンのトラブルシューティングを参照してください。