プロファイル管理ツールを開始する前に、制約事項に注意し、特定の前提条件が満たされていることを
確認してください。プロファイル管理ツールは、実行するときのプラットフォームに応じて、いくつかの方法で開始できます。
制約事項: - 64 ビット・プラットフォーム (i5/OS® を除く)、または Linux® on System z® プラットフォーム上では、プロファイル管理ツールを使用してプロファイルを作成または拡張することはできません。
WebSphere® ESB が i5/OS システムにインストールされると、プロファイル管理ツールはスタンドアロン・モードでのみ実行されます。 Application Server Toolkit (AST) ツールからこのツールを起動することはできません。
プロファイル管理ツールのパネル上の「参照」ボタンが使用不可になります。
複数インスタンスを持つ非ルート・ユーザーの制約事項: WebSphere ESB の複数インスタンスをルート・ユーザーとしてインストールし、それらのインスタンスのサブセットだけに非ルート・ユーザーのアクセスを与えた場合、プロファイル管理ツールはその非ルート・ユーザーに対して正しく機能しません。 さらに、a com.ibm.wsspi.profile.WSProfileException、つまりアクセス拒否メッセージが install_root¥bin¥ProfileManagement¥pmt.bat ファイルに発生します。
デフォルトでは、非ルート・ユーザーはプログラム・ファイル・ディレクトリーにアクセス権限がありません。プログラム・ファイル・ディレクトリーは製品がデフォルトでインストールされる場所です。
この問題を解決するには、非ルート・ユーザーが製品をインストールできるようにするか、他の製品インスタンスにアクセスする許可を得るかです。
すべてのプラットフォームでのプロファイル管理ツールの開始
プロファイル管理ツールを任意のプラットフォームで開始するには、以下のいずれかの方法を使用します。
- ファースト・ステップ・コンソールから。ファースト・ステップ・コンソールを開始する方法については、ファースト・ステップ・コンソールの始動を参照してください。
- インストールの最後に、プロファイル管理ツールを開始するためのチェック・ボックスを選択する。
i5/OS プラットフォームでのプロファイル管理ツールの開始
Profile Management Tool Client for i5/OS は Java™ アプリケーションで、Windows® ワークステーションにインストールしておく必要があります。 このツールは、Windows ワークステーションで i5/OS のクライアントとして稼働し、WebSphere ESB インストールをホスティングする i5/OS サーバーにリモートで接続します。
このツールをインストールして開始するには、以下のようにします。
- 以下の 2 つのどちらかの方法で、Profile Management Tool Client for i5/OS を Windows ワークステーションにインストールします。
- 製品のランチパッドから、「WebSphere Profile Management Tool Client for i5/OS のインストール」をクリックします。
- 製品ルート・ディレクトリーの ¥PMTClient¥PMTInstaller.exe をクリックします。
インストールすると、Windows の「スタート」メニューに項目が作成されます。
- Windows の「スタート」メニューから 「スタート」> 「プログラム」 または 「すべてのプログラム」> 「IBM® WebSphere」> 「Profile Management Tool Client
for i5/OS」とクリックしてツールを開始します。 表示されたパネルで System i サーバーにサインオンすることができます。
- サインオン・パネルで、リモート i5/OS システム名、i5/OS ユーザー・プロファイル、およびパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
- 次のパネルで、使用するインストール済み環境 (WebSphere ESB の複数のインストール済み環境が存在する場合) およびポート番号を選択します。次に「プロファイル管理ツールの起動」をクリックします。
注: デフォルトのポート番号は 1099 です。これを別のポートに変更できます。このポート番号が使用中の場合は、エラー・メッセージが表示されます。
続行するには異なるポート番号を選択します。
プロファイル管理ツール・クライアントから新しいバージョンの WebSphere ESB のサーバーに接続すると、サーバーのバージョンに合わせてプロファイル管理ツール・クライアントを更新するかどうかを確認するためのメッセージが表示されます。「はい」 をクリックすると、プロファイル管理ツール・クライアントが自動的に更新され、プロファイル管理ツールが開きます。
プロファイル管理ツール・クライアントから古いバージョンの WebSphere ESB のサーバーに接続すると、サーバーと同じバージョンのプロファイル管理ツール・クライアントをインストールするよう促すメッセージが表示されます。サーバーと同じバージョンのプロファイル管理ツール・クライアントをインストールするまで、プロファイル管理ツールにアクセスできません。
Linux および UNIX プラットフォームでのツールの開始

このツールは、Linux および UNIX® プラットフォーム上で、コマンド install_root/bin/ProfileManagement/pmt.sh を実行して開始できます。
Windows プラットフォームでのツールの開始
Windows プラットフォームでは、以下の方法でツールを開始できます。
- Windows「スタート」メニューを使用してください。例えば、「スタート」>「プログラム」または「すべてのプログラム」>「IBM WebSphere」>「Enterprise Service Bus 6.2」>「プロファイル管理ツール」をクリックします。
- コマンド install_root¥bin¥ProfileManagement¥pmt.bat を実行します。