ビルド定義とは、カスタマイズ・インストール・パッケージ (CIP) の作成に使用できる XML 文書です。Installation Factory コンソールからビルド定義ウィザードを使用して、ビルド定義を作成します。
CIP を作成する前に、まず CIP 用のビルド定義を作成する必要があります。ビルド定義とは、Installation Factory による WebSphere® ESB のインストールのカスタマイズ方法が定義された XML 文書です。 ビルド定義ウィザードは、ビルド定義を作成する最も簡単な方法です。 Installation_Factory_home/bin ディレクトリー (Installation_Factory_home は Installation Factory を解凍したディレクトリー) から ifgui コマンドを使用してこの Installation Factory コンソールを起動します。新規 CIP の作成を選択するか、既存のビルド定義を開くことにより、ビルド定義ウィザードを立ち上げます。 ビルド定義を保管し、そのビルド定義を使用して、ビルド定義ウィザードから直接 CIP を生成できます。また、ifcli コマンドでオプションを使用して、ビルド定義をコマンド行インターフェースに受け渡すこともできます。あるワークステーション上でコンソールを使用して対話式にビルド定義を作成し、その後 CIP をバッチ・モードで生成する (例えば、異なるワークステーション上で生成したり、大規模な自動化プロセスの一部として生成したりする) 場合、この 2 番目の方法が役立ちます。
ビルド定義ウィザードを接続モードで実行し、i5/OS をターゲット・オペレーティング・システムとして選択します。この CIP は、その後 i5/OS システムに転送して、サイレントにインストールできます。また、インストール GUI を使用して、Windows サーバーから i5/OS に対して CIP をインストールできます。