エンタープライズ情報システム (EIS) のバインディングは、SCA コンポーネントと外部 EIS 間の接続を提供します。 この通信を可能にするために使用する手段は、JCA 1.5 リソース・アダプターおよび Websphere Adapters をサポートする EIS エクスポートおよび EIS インポートです。
SCA コンポーネントでは、外部 EIS との間でのデータの転送が必要になる場合があります。このような接続を必要とする SCA モジュールを作成する場合は、SCA コンポーネントに加えて、特定の外部 EIS との通信のために EIS バインディングを使用したインポートまたはエクスポートを組み込む必要があります。
WebSphere® Integration Developer のリソース・アダプターは、インポートまたはエクスポートのコンテキスト内で使用されます。 インポートまたはエクスポートは外部サービス・ウィザードで開発しますが、これを開発するときにリソース・アダプターを組み込みます。アプリケーションが EIS システムのサービスを呼び出せるようにする EIS インポート、または EIS システムのアプリケーションが WebSphere Integration Developer で開発されたサービスを呼び出せるようにする EIS エクスポートは、特定のリソース・アダプターで作成されます。 例えば、JD Edwards システムのサービスを呼び出すインポートを作成するには、JD Edwards アダプターを使用することになります。
外部サービス・ウィザードを使用すると、EIS バインディング情報が自動的に作成されます。 また別のツールとして、バインディング情報を追加または変更するにはアセンブリー・エディターを使用できます。 詳しくは、WebSphere Integration Developer インフォメーション・センターを参照してください。
EIS バインディングが含まれる SCA モジュールをサーバーにデプロイすると、管理コンソールを使用して、バインディングに関する情報を表示したり、バインディングを構成したりできます。