installver_wbi コマンドの使用時のメモリー要件は、その製品のインストール済みファイル・セットのサイズと関係しています。基本的な検査シナリオでは、インストール済みファイル・セットと、提供されている部品表とを比較するために、最大で 128 MB から 256 MB のヒープ・サイズが必要な場合があります。
このタスクについて
製品の検査またはベースライン検査合計の検査用にさらにメモリーが必要な場合は、installver コマンド・スクリプトに設定値を挿入して、Java™ 仮想マシン (JVM) の最大ヒープ・サイズの設定を増やしてください。installver_wbi コマンドによって installver コマンド・スクリプトが呼び出されます。
注: i5/OS® システムでは、デフォルトの Java 最大ヒープ・サイズは *NOMAX であるため、サイズを増加させる必要はありません。
メモリー不足の状態を処理するには、以下の手順を実行します。
手順
- installver コマンド・スクリプトを編集する場合:

Linux® および UNIX® プラットフォームの場合: install_root/bin/installver.sh ファイルを編集します。
Windows® プラットフォームの場合: install_root¥bin¥installver.bat ファイルを編集します。
- 最大ヒープ・サイズの設定を追加または増加させる場合:

Linux および UNIX プラットフォームの場合: 以下の行を変更します。"$JAVA_HOME"/bin/java ¥
次のように変更: "$JAVA_HOME"/bin/java -Xmx256M ¥
Windows プラットフォームの場合: 以下の行を変更します。"%JAVA_HOME%¥bin¥java" "-Dproduct.home=%WAS_HOME%"
次のように変更: "%JAVA_HOME%¥bin¥java" -Xmx256M "-Dproduct.home=%WAS_HOME%"
- 変更を保存します。
タスクの結果
設定を変更した後、
installver_wbi コマンドが正しく機能することを確認するため、コマンドを実行してください。