DB2® データベースを使用するスタンドアロン構成で WebSphere® ESB for z/OS® を構成するときに使用する応答ファイルを作成できます。スタンドアロン構成には、アプリケーション・サーバーを実行する単一ノードと、単一 z/OS® システムまたは LPAR で稼働する 1 つのデーモン・サーバーが含まれています。DB2 データベースを使用する場合は、応答ファイルを大幅に変更し、データベースをセットアップおよび構成する必要があります。評価やデモの目的でスタンドアロン構成を迅速にセットアップするには、代わりに Derby データベースを使用するのが便利です。
手順
- 次のように、DB2JccConfiguration.properties ファイルを作成およびカスタマイズして、WebSphere Application Server に対して DB2 サブシステムに関する情報を提供します。
- ファイルを適切なディレクトリーに作成します。 例: /etc/db2cfg
- WebSphere 制御領域ユーザー ID、および WebSphere ESB の構成ジョブを実行するユーザー ID がプロパティー・ファイルを読み取れるように、上記のディレクトリーに対するアクセス権を設定します。
- DB2JccConfiguration.properties ファイルに次の行が含まれていることを確認します。
db2.jcc.ssid=DB15
ここで、dbn はインストールの SSID です (例: DB15)。
それ以外の、DB2JccConfiguration.properties ファイル内で変更できるすべてのプロパティーの詳細については、「DB2 for z/OS アプリケーション・プログラミング ガイドおよびリファレンス (Java™ 用) バージョン 8.1」(SC88-9807) を参照してください。
- 構成スクリプト zWESBConfig.sh への入力を提供する応答ファイルを作成します。 DB2 を使用したスタンドアロン・サーバー用のサンプル応答ファイルが usr/lpp/zWPS/VR62/zos.config/standaloneProfileDB2.rsp にあります。
- サンプルの応答ファイル standaloneProfileDB2.rsp を作業ディレクトリーにコピーします。 例:
cp /usr/lpp/zWPS/VR62/zos.config/standaloneProfileDB2.rsp /u/work/
- chmod コマンドを使用して、応答ファイルのコピーに適切な許可を割り当てます。例:
chmod 755 standaloneProfileDB2.rsp
- -dbDelayConfig パラメーターを true に設定し、構成スクリプトによって、データベース・オブジェクトを作成する DDL スクリプトが自動的に実行されないようにします。 DDL スクリプトは、後で実行します。
- 応答ファイルのその他のパラメーターを、ご使用の構成に合わせて編集します。
- 編集した応答ファイルを保管します。
タスクの結果
WebSphere ESB のインストール環境を構成する
準備ができました。詳しくは、
共通構成の作成を参照してください。