WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


パフォーマンスのモニター

パフォーマンス測定は、サービス・コンポーネント・イベント・ポイントで使用可能であり、Performance Monitoring Infrastructure を介して処理されます。 パフォーマンス・メトリックをサービス・コンポーネント・イベント・ポイントから収集するように、プロセス・サーバーを構成します。 Service Component Architecture 固有のパフォーマンス統計を、アプリケーションのサービス呼び出しによって直接収集することもできます。

サービス・コンポーネントを調整して効率を最適化する場合も、ローパフォーマンスを診断する場合も、パフォーマンスの観点から、さまざまなランタイム・リソースおよびアプリケーション・リソースの動作を理解しておくことは重要です。Performance Monitoring Infrastructure (PMI) は、ランタイムおよびアプリケーション・リソースの動作を説明する一式の包括的なデータを提供します。PMI データを使用すると、アプリケーション・サーバーのパフォーマンス上のボトルネックを特定して修正できます。PMI データは、アプリケーション・サーバーの正常性をモニターする場合にも使用できます。

PMI は、ベースとなっている WebSphere® Application Server インストールに組み込まれています。パフォーマンス・モニター機能は、WebSphere ESB に固有のサービス・コンポーネントに関連するため、このセクションでは、パフォーマンス・モニターに関する補足情報のみを提供します。したがって、PMI を製品全体のその他の部分と組み合わせて使用する場合には、WebSphere Application Server の資料を参照してください。

PMI でモニターできる、WebSphere ESB に固有のサービス・コンポーネント・イベント・ポイントは、通常、ENTRY、EXIT、および FAILURE というイベント性質を持ちます。このパターンに従って定義されていないイベント・ソースはサポートされません。 サポートされるイベントには、以下に示すように、測定可能な 3 種類のパフォーマンス統計が含まれます。

アプリケーション応答測定 (ARM) 統計を使用して、アプリケーションのサービス呼び出しにより得られるパフォーマンス統計をモニターすることもできます。 これらの統計では、エンタープライズ・アプリケーションを構成するプロセス・サーバーのサービス・コンポーネント・イベントの基礎となる実際のランタイム・プロセスを測定します。これらの統計を使用すると、アプリケーションの処理についてのさまざまなパフォーマンス測定を導き出すことができます。


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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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