WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


MVS コンソールからのサーバーの開始

サーバーを開始するには、MVS コンソールから START コマンドを発行します。

このタスクについて

一般的な WebSphere® ESB for z/OS® ランタイムには次の 2 つのノードが含まれています。 MVS コンソールからアプリケーション・サーバーを開始するには、以下のステップを実行します。
手順
  1. サーバーを開始するには、次のコマンドをすべて大文字で 1 行に入力して実行します。
    START procname,JOBNAME=server,ENV=Cell.Node.Server
    各部の意味は、次のとおりです。
    procname
    サーバーの開始に使用される proclib の JCL プロシージャー名。
    server
    サーバーのショート・ネーム (またはプロシージャー開始のために使用されるステップ名)。 これにより、SDSF パネルで表示するときに、実行中のアドレス・スペースを確認できます。
    Cell.Node.Server
    ENV パラメーターのこのエレメントは、セルのショート・ネーム、ノードのショート・ネーム、およびサーバーのショート・ネームを連結したものです。
    以下に例を示します。
    START BBO6ACR,JOBNAME=BBOS001,ENV=SY1.SY1.BBOS001
    注: 以前のバージョンの製品からマイグレーションし、リカバリー・モードでサーバーを再始動できるようにしたい場合は、このプロシージャーの ENV パラメーターに、REC=N または REC=Y エレメントが含まれていることを確認します。ENV パラメーターに REC=N エレメントが含まれている場合、サーバーの再始動時に -recovery を指定すると、この設定が自動的に REC=Y に変更されます。以前のバージョンの製品からマイグレーションしていない場合は、ENV パラメーターに REC=N エレメントが自動的に組み込まれます。更新後の PROC ステートメントの例を以下に示します。
    //BBO6ACR  PROC ENV=,PARMS=' ',REC=N,Z=BBO6ACRZ       
    次のメッセージは、コントローラーが実行中であることを表しています。
    $HASP100 BBO6ACR  ON STCINRDR  
    $HASP373 BBO6ACR  STARTED      
    BBOO0001I WEBSPHERE FOR Z/OS CONTROL PROCESS BBODMNB/SY1/BBOC001/BBOS001
              IS STARTING. 
    IRR812I PROFILE BBO*.* (G) IN THE STARTED CLASS WAS USED TO START BBOS001S
              WITH JOBNAME BBOS001S. 
    $HASP100 BBOS001S ON STCINRDR                                          
    $HASP373 BBOS001S STARTED 
    +BBOO0004I WEBSPHERE FOR Z/OS SERVANT PROCESS BBODMNB/SY1/BBOC001/BBOS001
                 IS STARTING.  
    +BBOO0020I INITIALIZATION COMPLETE FOR WEBSPHERE FOR Z/OS SERVANT PROCESS
                 BBOS001.  
    BBOO0019I INITIALIZATION COMPLETE FOR WEBSPHERE FOR Z/OS CONTROL PROCESS
                BBOS001.
    サーバーを 64 ビット・モードで始動するには、AMODE=64 パラメーターを使用します。例えば、以下のようにします。
    START BBO6ACR,JOBNAME=BBOS001,ENV=SY1.SY1.BBOS001,AMODE=64
    確認メッセージ BBOO0307I、エラー・メッセージ BBOO0329E、またはエラー・メッセージ BBOO0330E がないか確認してください。以下のように、領域が異なるとメッセージも異なります。
    • デーモン領域: BBOO0307I
    • サーバント領域: BBOO0308I
    • コントローラー領域: BBOO0309I
    • 制御領域付属部分: BBOO0310I
  2. コントローラーから、デーモン開始コマンドが自動的に発行されます。 このコマンドは以下のようなものです。
    START dmn_proc,JOBNAME=dmn_jobname,ENV=Cell.Node.daemon_instance
    各部の意味は、次のとおりです。
    dmn_proc
    デーモンの開始に使用される proclib の JCL プロシージャー名。
    dmn_jobname
    プロシージャーの開始に使用されるジョブ名。
    Cell.Node.demon_instance
    ENV パラメーターのこのエレメントは、セルのショート・ネーム、ノードのショート・ネーム、およびデーモンのインスタンス名を連結したものです。
    デーモン開始中に表示されるメッセージの例を以下に示します。
    BBOO0001I WEBSPHERE FOR Z/OS CONTROL PROCESS BBODMNB/SY1/BBOC001/BBOS001
              IS STARTING. IRR812I PROFILE BBO*.* (G) IN THE STARTED CLASS 
              WAS USED TO START BBO6DMN WITH JOBNAME BBO6DMN.  
    $HASP100 BBO6DMN  ON STCINRDR   
    $HASP373 BBO6DMN  STARTED   
    BBOO0007I WEBSPHERE FOR Z/OS DAEMON BBODMNB/SY1/BBODMNB/SY1 IS STARTING. 
    IEC130I STEPLIB  DD STATEMENT MISSING  
    ITT102I CTRACE WRITER BBOWTR IS ALREADY ACTIVE.               
    BBOO0215I PRODUCT 'WAS FOR Z/OS' SUCCESSFULLY REGISTERED WITH IFAED SERVICE.   
    BBOO0015I INITIALIZATION COMPLETE FOR DAEMON SY1. 
  3. WLM から、次に示すコマンドのようなサーバント・アドレス・スペース開始コマンドが発行されます。
    START Srv_reg_proc,JOBNAME=Server,ENV=Cell.Node.Server
    各部の意味は、次のとおりです。
    Srv_reg_proc
    デーモンの開始に使用される proclib の JCL プロシージャー名。
    server
    サーバーのショート・ネーム (またはプロシージャー開始のために使用されるステップ名)。 これにより、SDSF パネルで表示するときに、実行中のアドレス・スペースを確認できます。
    Cell.Node.Server
    ENV パラメーターのこのエレメントは、セルのショート・ネーム、ノードのショート・ネーム、およびサーバーのショート・ネームを連結したものです。
  4. MVS の System Display and Search Facility (SDSF) の Display Active (DA) リストを確認して、デーモンが稼働中かどうかを判断します。

task タスク・トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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