このコマンドを使用して、WSRR 定義を作成できます。
このコマンドは、ステップによって接続定義のタイプとその特定のプロパティーを定義するマルチステップ・コマンドです。指定できるステップは 1 つのみです。これは、WSRR 定義では接続定義を 1 つしか保持できないためです。
始める前に
createWSRRDefinition コマンドは、
wsadmin スクリプト・クライアントの AdminTask オブジェクトを使用して実行されます。
- wsadmin スクリプト・クライアントを開始するコマンドを検索します。このコマンドは、install_root¥bin ディレクトリーにあります。
- wsadmin コマンドを実行します。
- サーバーが稼働していない場合は、-conntype none オプションを使用します。
- デフォルト・プロファイルに接続していない場合は、-profileName profile_name オプションを使用します。
次のコマンドを使用して、すべての WSRR 管理コマンドをリストできます。
wsadmin> $AdminTask help SIBXWSRRAdminCommands
次のコマンドを使用して、特定のコマンドに関する詳細ヘルプを取得できます。
wsadmin> $AdminTask help command_name
構文
$AdminTask createWSRRDefinition {-paramName paramValue ...}
目的
createWSRRDefinition コマンドは、
WSRR 定義を作成します。
- コマンド名
- createWSRRDefinition
- ターゲット
- 適用しません。
- 結果
- javax.management.ObjectName RegistryDefinition - 作成された WSRR 定義。
パラメーター
- -name definitionName
- WSRR 定義の名前 (ストリング)。
- -description defDescription
- 定義の要旨。これはオプションであり、ユーザー自身の参照用です。
- -connectionType WEBSERVICE
- 接続タイプ。現在、接続タイプは WEBSERVICE のみです。
- -defaultCacheExpiryTimeout timeout
- キャッシュのタイムアウト (秒)。値 0 は照会結果をキャッシュに入れないことを意味します。デフォルトは 300 です。
ステップ
複数のステップを指定すると、
例外がスローされます。
WSRR 定義に関連付けられている Web サービス接続のプロパティーを設定する場合は、レジストリー URL、認証別名、および SLL 構成の値を以下のように指定できます。
- -WSConnection {{registryURL authAlias repertoire}}
- デフォルトのレジストリー URL (http://localhost:9080/WSRRCoreSDO/services/WSRRCoreSDOPort) を使用するには、
最初の値に 1 組の二重引用符 ("") を指定します。認証別名を省略するには、2 番目の値に 1 組の二重引用符 ("") を指定します。レパートリー (SLL 構成) を
省略するには、3 番目の値に 1 組の二重引用符 ("") を指定します。
例
デフォルト接続の使用:
wsadmin>$AdminTask createWSRRDefinition {-name mydefName -description my description
-defaultCacheExpiryTimeout 300 -connectionType WEBSERVICE}
接続プロパティー (複数) の
設定:wsadmin>$AdminTask createWSRRDefinition {-name mydefName -description my description
-defaultCacheExpiryTimeout 300 -connectionType WEBSERVICE
-WSConnection {{ http://localhost:9080 AUTH_ALIAS1 SSL_CONFIG1 }}}
接続プロパティー (1 つ) の
設定:wsadmin>$AdminTask createWSRRDefinition {-name defName -description my description
-defaultCacheExpiryTimeout 300 -connectionType WEBSERVICE
-WSConnection {{ "" AUTH_ALIAS1 "" }}}