WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


同期モードがサポートされない (メッセージ CEIEM0015E)

イベント・ソースがイベントの送信を試みても、エミッターがイベントをイベント・サービスに送信せず、ログ・ファイルに、メッセージ CEIEM0015E (「指定された同期モードは、エミッターでサポートされません (The emitter does not support the specified synchronization mode)」) を出力します。

原因

この問題は、イベント送信時にイベント・ソースが渡すパラメーターで、エミッターでサポートされない同期モードが指定されていることを示しています。この問題は、以下のいずれかの条件によって発生します。
  • イベント・ソースで指定されている同期モードが無効になっている。 これは、IllegalArgumentException のメッセージ「同期モード mode は無効です。(Synchronization mode mode is not valid.)」 で確認することができます。
  • イベント・ソースで指定されている同期モードが、エミッターでサポートされるように構成されていない。これは、SynchronizationModeNotSupportedException の メッセージ「指定された同期モード mode は、エミッターでサポートされません。(The emitter does not support the specified synchronization mode: mode.)」で確認することができます。

対応策

イベント・ソースで指定されている同期モードが無効であること (IllegalArgumentException) が例外メッセージで示された場合は、イベント送信を試みているメソッド呼び出しを調べます。メソッド・パラメーターに以下の有効な同期モードのいずれかが指定されていることを確認します。
  • SynchronizationMode.ASYNCHRONOUS
  • SynchronizationMode.SYNCHRONOUS
  • SynchronizationMode.DEFAULT
これらの定数は、com.ibm.events.emitter.SynchronizationMode インターフェースで定義されています。

指定された同期モードがエミッターでサポートされないこと (SynchronizationModeNotSupportedException) が例外メッセージで示された場合は、以下の手順でエミッター・ファクトリー構成を確認します。

  1. 管理コンソールで「サービス統合」>「Common Event Infrastructure」>「イベント・エミッター・ファクトリー」>「emitter_factory」をクリックします。 イベント・ソース・アプリケーションが使用するエミッター・ファクトリーが表示されていることを確認します。
  2. エミッター・ファクトリーの設定を調べて、サポートされる同期モードを確認します。
    • イベント・サービス伝送をサポート (Support Event Service transmission)」プロパティーが選択されている場合は、同期モードがサポートされます。
    • JMS 伝送をサポート (Support JMS transmission)」プロパティーが選択されている場合は、非同期モードがサポートされます。
    トランザクション・モードの照会: イベント・ソースは、isSynchronizationModeSupported() メソッドを使用することにより、特定のエミッターでサポートされるトランザクション・モードをプログラマチックに照会できます。詳しくは、Javadoc API の資料を参照してください。
  3. 使用しようとする同期モードがエミッターでサポートされない場合は、エミッター・ファクトリー構成を変更するか、サポートされる同期モードを使用するようにイベント・ソースを変更します。

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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