リレーションシップ・マネージャーは、手動でリレーションシップ・データを制御および操作するためのツールです。このツールで、自動化されたリレーションシップ管理で検出されたエラーを訂正し、より完全なリレーションシップ情報を提供します。特に、このツールには、リレーションシップ・インスタンス・データの検索および変更を行う機能があります。
リレーションシップ・マネージャーによって、リレーションシップ・ランタイム・データ (ロールおよびそれらのデータを含む) を構成、照会、表示、および操作できます。Relationship Editor を使用して、リレーションシップの定義を作成します。実行時に、リレーションシップのインスタンスには、別のアプリケーションの情報を関連付けるデータが取り込まれます。 このリレーションシップ・インスタンス・データは、マップまたは他の WebSphere® ESB コンポーネントが実行され、そこでリレーションシップ・インスタンスが必要とされる場合に作成されます。リレーションシップ・サービスは、一連のアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を公開して、リレーションシップ・メタデータの検索、インスタンス・データの作成、検索、および操作を行います。データは、リレーションシップ定義で指定されているリレーションシップ・テーブルに保管されます。リレーションシップ・マネージャーには、リレーションシップおよびリレーションシップ・インスタンスと対話するためのグラフィカル・ユーザー・インターフェースがあります。
リレーションシップ・マネージャーは、リレーションシップ・インスタンスごとに、ロールの階層リストを表示できます。リレーションシップの各ロールには、インスタンス・データ、プロパティー、およびキー属性があります。リレーションシップ・ツリーは、エンティティーのタイプ、その値、最終変更日などの、リレーションシップ・インスタンス内の 各ロールに関する詳細な情報も提供します。 リレーションシップ・インスタンス ID は、リレーションシップ・インスタンスがリレーションシップ・テーブル内に保管されるときに、自動的に生成されます。リレーションシップ・マネージャーは、リレーションシップ・ツリーの最上位にこのインスタンス ID を表示します。
リレーションシップについて詳しくは、WebSphere Integration Developer インフォメーション・センター、および WebSphere ESB インフォメーション・センターのリレーションシップ・サービスについてのトピックを参照してください。