分散プラットフォームとは異なり、i5/OS® システムまたは論理区画にはシステム共通の DB2® データベースが 1 つだけ存在します。DB2 UDB for iSeries® または DB2 for i5/OS (使用している i5/OS オペレーティング・システムのバージョンによります) は、i5/OS オペレーティング・システムと統合されており、インストールする必要がある別個の製品ではありません。
DB2 UDB
for iSeries または DB2 for i5/OS は、i5/OS オペレーティング・システムと完全に統合されたリレーショナル・データベースで、その使用および管理を容易にします。
製品には、トリガー、ストアード・プロシージャー、および動的ビットマップ索引付けなどの豊富な機能や特徴があり、さまざまなタイプのアプリケーションにサービスを提供します。これらのアプリケーションの範囲は、従来のホスト・ベース・アプリケーションからクライアント/サーバー・ソリューション、さらにはビジネス・インテリジェンス・アプリケーションにまで及びます。
データベース階層は次のようになります。
(単一データベース) > スキーマ名 > テーブル名
データベースには、以下の 2 つの JDBC ドライバーを使用してアクセスできます。
- ネイティブ JDBC ドライバー: タイプ 2。データベースが WebSphere® Application Server ベースのサーバーに対してローカルである場合に使用します。
このドライバーは、WebSphere ESB に対してローカルです。そのため、これを使用してリモート i5/OS ワークステーション上のデータベースにアクセスすることはできません。
- ツールボックス JDBC ドライバー: タイプ 4。通常は、アクセスされるデータベースが、WebSphere ESB をホストしているワークステーションからリモート側にあるときに使用されます。
ツールボックス・ドライバーは、データベースがサーバーに対してローカルである場合に使用できますが、ローカル・データベースへのアクセスにはネイティブ・ドライバーが最適であるため、ネイティブ・ドライバーの使用をお勧めします。
ツールボックス JDBC ドライバー・ファイルは、i5/OS 上の単一の固定の場所にあります。
i5/OS ワークステーションでは、Toolbox for Java™ JDBC ドライバー・ファイル jt400.jar は、ファイル・システム内の以下の固定の場所に格納されています。
/QIBM/ProdData/Http/Public/jt400/lib/jt400.jar
WebSphere ESB が分散プラットフォームで実行されていても、i5/OS ワークステーション上の共通データベースにアクセスしている異機種混合環境では、Toolbox for Java JDBC ドライバーが最適な JDBC ドライバーです。
ツールボックス JDBC ドライバーのドライバー・ファイルは、
jt400.jar という名前です。
このファイルは、
WebSphere ESB のホスト・ワークステーション上で使用できなければなりません。
ドライバーは、分散ワークステーション上で、以下の 2 つの方法のいずれかで取得できます。