i5/OS® プラットフォームでは、WebSphere® ESB を他のプラットフォームにインストールする場合とは異なる構成を使用します。このトピックでは、WebSphere ESB が i5/OS プラットフォーム上で使用する、製品ライブラリー、ディレクトリー、サブシステム、ジョブ・キュー、ジョブ記述、および出力キューについて説明します。
製品ライブラリーおよびディレクトリー
デフォルトのインストールでは、i5/OS 用の WebSphere ESB は、以下のライブラリーとディレクトリーを使用します。
- QWBI61
- 製品ライブラリー。
- /QIBM/ProdData/WebSphere/ESB
- デフォルトのルート・ディレクトリー。すべての WebSphere ESB プロファイルで共有される製品データが含まれます。
- /QIBM/UserData/WebSphere/ESB
- デフォルトの WebSphere ESB ユーザー・データ・ルート・ディレクトリー。すべての WebSphere ESB プロファイルおよび profileRegistry サブディレクトリーは、このディレクトリーの下に作成されます。
サブシステム
i5/OS 用の
WebSphere ESB のインストール済み環境では、以下のサブシステムのいずれか 1 つを使用できます。
- QWAS61
- WebSphere Application Server によって提供および構成されたサブシステム。
デフォルトでは、サーバーはこのサブシステム内で稼働します。
- QWBI61
- WebSphere ESB 固有のサブシステム。
QWBI61 サブシステム内でサーバーを稼働させるには、startServer スクリプトを変更し、サーバーを再始動する必要があります。
以下のパラメーターを指定して
startServerスクリプトを実行します。
- -sbs QWBI61/QWBI61
- -jobq QWBI61/QWBIJOBQ
- -jobd QWBI61/QWBIJOBD
- -outq QWBI61/QWBIJOBD
詳しくは、『i5/OSでのサブシステムの構成』を参照してください。
ジョブ・キュー
i5/OS 用の
WebSphere ESB は、使用されるサブシステムに基づいて、サーバー、ノード・エージェント、およびデプロイメント・マネージャー・プロセス用の以下のいずれかのジョブ・キューを使用します。
- QWASJOBQ キューは QWAS61 サブシステムで使用します。
- QWBIJOBQ キューは QWBI61 サブシステムで使用します。
ジョブ記述
i5/OS 用の
WebSphere ESB は、使用されるサブシステムに基づいて、サーバー、ノード・エージェント、およびデプロイメント・マネージャー・プロセス用の以下のいずれかのジョブ記述を使用します。
- QWASJOBD 記述は QWAS61 サブシステムで使用します。
- QWBIJOBD 記述は QWBI61 サブシステムで使用します。
出力キュー
i5/OS 用の
WebSphere ESB は、使用されるサブシステムに基づいて、サーバー、ノード・エージェント、およびデプロイメント・マネージャー・プロセス用の以下のいずれかの出力キューを使用します。
- QWASOUTQ キューは QWAS61 サブシステムで使用します。
- QWBIOUTQ キューは QWBI61 サブシステムで使用します。