DB2® データベースを使用するインストールを検査するときは、サーバント・ジョブおよび付属ジョブのログを確認し、データ・ストアへのアクセスに問題がある可能性があることを示すエラー・メッセージがないかどうかを調べることが重要です。
手順
- 付与されている権限を調べ、どのユーザー ID にも必要以上の権限を付与していないことを確認するように、DB2 システム管理者に依頼してください。 構成時に起こる可能性がある DB2 のセキュリティーに関する問題を回避するために、J2C 認証別名に DB2 の SYSADM 権限を付与したくなる場合もあります。
- ストレージ・グループの割り当てとバッファー・プールの使用状況を調べるように、DB2 システム管理者に依頼してください。 ストレージ・グループの割り当てとバッファー・プールの使用量が正しくなくても、ログにエラー・メッセージとして表示されない場合がありますが、後で問題の原因になる可能性があります。このような問題は、システムを使用するユーザーに引き渡した後でなく、この時点で解決しておくことを推奨します。例えば、ストレージ・グループおよび VCAT の修正は、表と索引が使用された後では容易ではありません。
- 管理コンソールにログインします。 管理コンソールの始動と停止を参照してください。
- 管理コンソールで、すべてのアプリケーションが開始されていることと、メッセージング・エンジンが開始されていること、およびすべてのデータ・ソースに対して「テスト接続」オプションを使用してアクセスできることを確認します。 開始に失敗したアプリケーションがある場合、サーバント・ジョブおよび付属ジョブのログで「SEVERE」または「WARNING」のメッセージを探し、失敗についての詳細を確認できます。
- 管理コンソールに SQLCODE -204 などの DB2 エラーが表示された場合は、データ・ソースのカスタム・プロパティー・セクションに正しいスキーマ名または currentSQLID 値を設定します。スキーマ名が J2C 認証別名のユーザー ID と異なる場合、SQL 要求は、J2C 認証別名のユーザー ID によって修飾されている表を探そうとします。
- SQLCODE -913 理由コード 00C90088 などの DB2 デッドロック・エラーが表示された場合は、『調整チェックリスト』セクションの説明のとおりに RRULOCK DB2 パラメーターが YES に設定されていることを確認してください。
次のタスク
すべての SIB が正しく初期化済みで、JDBC 接続を開くことに関連するその他のエラーが出力されていない場合は、
WebSphere® ESB の構成のカスタマイズを続行できます。