WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


リレーションシップ・サービスの管理

リレーションシップ・サービスは、システム内のリレーションシップおよびロールを保守します。これは、リレーションシップとロールの定義およびメタデータを管理します。また、リレーションシップの定義を指定して、定義から導き出されるインスタンスの操作を可能にします。

リレーションシップ・サービスにより、さまざまなオブジェクトの間の リレーションシップを取り込むことができます。リレーションシップの参加者は、果たすロールによって識別されます。例えば、Person オブジェクト「ジョー」は Car オブジェクト「スバル (ナンバー・プレート、XYZ 123)」との間に所有権リレーションシップを持つことができます。この例では、ジョーが「所有者」のロールでリレーションシップに参加し、自動車が「所有オブジェクト」のロールでリレーションシップに関与しています。

リレーションシップおよびロール定義

リレーションシップおよびロールは、WebSphere® Integration Developer の リレーションシップ・エディター・ツールのグラフィカル・インターフェースで設計した 定義で記述されます。リレーションシップ定義は、リレーションシップの概要を記述し、リレーションシップの各参加者が実行可能な ロールを識別するテンプレートです。ロール定義により、参加者についての構造および制約要件を指定します。リレーションシップの定義は XML ファイルとして保管され、J2EE アプリケーションの一部として特定のサーバーにデプロイされます。

リレーションシップの作成、リレーションシップ・タイプの識別、およびリレーションシップ・エディターの使用に関する背景情報およびタスク情報について詳しくは、WebSphere Integration Developer インフォメーション・センターを参照してください。

リレーションシップの機能の仕組み

マップまたは WebSphere ESB の他のコンポーネントの実行時にリレーションシップ・インスタンスが必要になると、リレーションシップのインスタンスは、シナリオに応じて作成または取得されます。 リレーションシップおよび ロール・インスタンス・データは、以下の 3 つの方法で操作できます。
  • WebSphere ESB コンポーネント Java™ スニペットによるリレーションシップ・サービス API の呼び出し
  • WebSphere ESB ビジネス・オブジェクト・マッピング・サービスでのリレーションシップ変換
  • リレーションシップ・マネージャー・ツールの使用

リレーションシップおよびロールのインスタンス・データは、リレーションシップ・サービスの構成時に指定したデフォルト・データ・ソースの データベースに格納されるリレーションシップ・テーブルに保管されます。

リレーションシップ・サービスは、各サーバー上でセル・レベルで実行されます。「リレーションシップ・マネージャー 」ホーム・ページの「リレーションシップ・サービスについて (About)」セクションに、リレーションシップ・サービスを実行中のセル内のサーバー数が表示されます。「リレーションシップ」セクションに、リレーションシップ・サービスを実行中の各サーバー名が表示されます。リレーションシップ・インスタンスで作業する前に、管理するリレーションシップおよびロールのインスタンスを持つサーバーを選択する必要があります。

リレーションシップ・マネージャーの使用について詳しくは、WebSphere ESB インフォメーション・センターの リレーションシップ・マネージャー に関する トピックを参照してください。

以下のトピックでは、ご使用の WebSphere ESB 環境のリレーションシップ・サービスのために実行する必要がある構成タスクについて説明します。


concept 概念トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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