プロジェクト・チームを編成する際には、WebSphere® ESB for z/OS® を実装する上で必要なスキルを検討します。
プロジェクト・チームを編成する際には、
WebSphere Application Server for z/OS を実装する上で必要なスキルを検討する必要があります。この記事では、以下の構成をサポートするために必要な推奨スキル・セットについて説明します。
この項目に記載されている z/OS スキルを補足する資料は、z/OS Internet Library の Web サイトにあります。
基本構成:
基本構成をサポートするために必要な推奨スキルは次のとおりです。
- z/OS UNIX®
システム・サービスおよび階層ファイル・システム (HFS)。HFS と UNIX® 機能環境をセットアップするためのスキルです。
- eNetwork Communications Server (TCP/IP) または同等のスキル。WebSphere Application Server for z/OS クライアントおよびサーバーの接続を構成するためのスキルです。
- Resource Recovery Service (RRS)。リソース回復サービスを実装し、2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートするためのスキルです。
- Security Server (RACF®)。WebSphere Application Server for z/OS クライアントおよびサーバーを認証し、リソースへのアクセスを許可するためのセキュリティー製品です。
- Secure Sockets Layer (SSL) (推奨)。必要に応じてセキュリティーを有効にします。
- SMP/E および JCL。
- システム・ロガー。RRS と WebSphere Application Server for z/OS エラー・ログのログ・ストリームをセットアップします。
- Web サーバー。必要に応じて HTTP クライアントをサポートします。
- ワークロード管理 (WLM)。
- Java™ および WebSphere Application
Server ツール。アプリケーションの開発とデプロイを支援します。
デプロイするアプリケーションのニーズによっては、アプリケーションに必要なリソース・マネージャーを構成するスキルも必要になります。このようなスキルには、CICS®、DB2®、IMS™、および MQ などがあります。
実稼働環境の場合:
システムを実稼働環境に移行する場合には、以下のシステム・スキルが必要です。
- 自動再始動管理 (ARM)。
- システム自動化 (インストールされている場合) または使用する自動化機能。
- Sysplex (複数のシステムにわたるセルで WebSphere Application Server for z/OS を使用する場合)。
- Sysplex Distributor (eNetwork Communications Server の一部) (高可用性環境を作成する場合)。
- RMF™ などのパフォーマンス測定システム。