WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


暫定修正の自動インストール

WebSphere® ESB の暫定修正は、事前定義またはユーザー定義のディレクトリー・ロケーションに配置することで自動的にインストールすることができます。インストール中に、指定したディレクトリーは暫定修正がないか検査され、ある場合はインストール・プロセスの一部としてインストールされます。

多くの場合、製品が十分に機能するためには重要な暫定修正あるいは必須の暫定修正のセットが必要になり、これらは製品と同時に出荷されます。 製品パッケージ・ディスクに含まれていない任意の暫定修正を、インストール・イメージのパッケージに含めることができます。これらの修正は、事前定義のロケーション <INSTALL_IMAGE_LOC>/WBI/WBI_Fixes にあります。 DVD ではなく書き込み可能なロケーションからインストールする場合、ソフトウェアはインストール中にこの事前定義のディレクトリーを検査して、インストールが必要な暫定修正がないか調べます。
制約事項: WebSphere Application Server 暫定修正の暫定機能の自動インストールは使用できません。

暫定修正が見つかった場合、修正は製品バイナリー・ファイルの後にインストールされます。インストーラー・プログラムは暫定修正がこのロケーションに見つかったか検査して、インストールの要約パネルにレポートします。暫定修正が見つからない場合、インストールは通常通り続行されます。

柔軟性を一層高めるために、関連する暫定修正をダウンロードして、デフォルト・ディレクトリーに配置する (DVD から直接インストールしない場合) か、または選択したディレクトリーに配置することができます。ユーザー定義のディレクトリーは追加のディレクトリーです。ユーザー定義のディレクトリーおよびデフォルト・ディレクトリーの両方が、暫定修正がないか検査されます。

対話式インストールの場合、インストール・プログラムはパラメーター -OPT fixLocation=<user_fix_dir> を付けて起動する必要があります。ここで、<user_fix_dir> はユーザー定義のディレクトリーです。
For i5/OS operating system 注: 暫定修正の自動インストールは、i5/OS® プラットフォームについてのリモート・インストールを実行するときは利用できません。System i サーバーで直接サイレント・インストールを実行している場合のみ、この機能を使用できます。

サイレント・インストールの場合、応答ファイルには以下の追加パラメーターを設定します。

fixLocation=<user_fix_dir>

このパラメーターは、提供されているサンプルの応答ファイル内ではデフォルトでコメント化されています。

事前定義ディレクトリーおよびユーザー定義ディレクトリーからの暫定修正のインストールには、規定された順序があります。事前定義ディレクトリーが最初に検査され、その後でユーザー定義ディレクトリーが続きます。インストール・プログラムが事前定義ディレクトリーおよびユーザー定義ディレクトリーの両方で修正を検出した場合、どちらの修正のセットもインストールされます。両方のディレクトリーで同じ修正が検出された場合、常にユーザー定義ディレクトリーの暫定修正が使用されます。インストール・プログラムは、指定されたディレクトリーに限って修正を検査します。再帰的にサブディレクトリーを検査することはありません。インストール・プログラムはインストールの要約パネルを表示する前に、暫定修正が妥当かどうかを検査します。無効な修正はこの要約パネルには表示されず、インストールもされませんが、エラー・メッセージは何も表示されません。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/09


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