バージョン 6.2.0 は、新規 Web サービスおよびメッセージ・フォーマット機能により、拡張接続およびメディエーション・サポートを提供します。
このリリースでは、動的ルーティング機能も改善されています。これにより、サービス対話の柔軟性を高めながら、必要なプログラミングはさらに少なくすることができます。
注: WebSphere® ESB バージョン 6.2.0.3 のインフォメーション・センターが更新されました。
フィックスパックのインストール方法について詳しくは、『修正の取得』を参照してください。
WebSphere ESB バージョン 6.2.0.1 にようこそ。これには以下の新機能があります。
- WebSphere ESB ポリシー・ガバナンス:
- WSRR ライフ・サイクル種別を使用してポリシーを管理する機能
- Web サービス・バインディングで添付ファイルをサポートする SOAP
- SOAP with Attachments 仕様 (http://www.w3.org/TR/SOAP-attachments) に従った場合、JAX-WS インポートおよびエクスポート・バインディングを使用して、参照されない添付ファイルにアクセスし、それらを伝搬させることができるようになりました。参照されていない添付ファイルは、SOAP/HTTP メッセージに含まれている MIME パーツのうち、WSDL portType で定義されていないものです。この機能により、メディエーション・フロー・コンポーネントを使用して、このような添付ファイルを削除または追加できます。
WebSphere ESB バージョン 6.2.0 の新機能を以下に示します。
- 新しいポリシー駆動型の接続を提供します。
- ポリシーを使用したサービス・メディエーションの管理上の構成の柔軟性が向上しています。
- ポリシーにより管理できるフルセットのメディエーション機能を備えています。
- Web サービス規格のサポートを強化します。
- WS-I Reliable Secure Profile、SOAP 1.2、WS-Reliable Messaging のサポート、およびサポート標準により、インターオペラビリティーが向上しています。
- Web サービス・ポリシー・セットによりサービス品質の管理が単純化されています。
- JAX-WS 2.0、JAXB 2.0、SAAJ 1.3、および StAX 1.0 に基づく新規 Web サービス・バインディングの提供により、開発が単純化されています。
- 拡張されたサービス・メディエーション機能には、以下があります。
- サービス・ゲートウェイ・シナリオでの柔軟性の向上。
- パターンの分割および集約の非同期処理によるパフォーマンスの向上。
- メディエーション・サブフローによる再利用のサポート。