WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


製品ファミリーの概要

WebSphere® ESB は、IBM® WebSphere ビジネス・プロセス・マネージメント・プラットフォームの一部であり、その他の多くの IBM 製品とともに動作します。

IBM WebSphere Application Server

WebSphere ESB は、堅固な J2EE インフラストラクチャーと、WebSphere Application Server によって提供される関連プラットフォーム・サービスをベースにしています。 WebSphere ESB for z/OS® は、WebSphere Application Server for z/OS を基礎にして構築されています。WebSphere Application Server には J2EE アプリケーション間でのメッセージング用の JMS エンジンと、WebSphere MQ とのメッセージング用の接続性が組み込まれています。 オファリングについては、WebSphere Application Server 資料を参照してください。

IBM WebSphere Process Server

WebSphere Process Server は、WebSphere Application Server の能力を完全に使用した、完全に集中化された標準ベースのビジネス・プロセス・エンジンを提供します。またこれには WebSphere Enterprise Service Bus と同じテクノロジーが組み込まれていて、同じエンタープライズ・サービス・バス機能を提供します。

IBM WebSphere Integration Developer

WebSphere Integration Developer は、WebSphere ESB 用の開発環境です。 これは、WebSphere ESB、WebSphere Enterprise Service Bus および WebSphere Adapters 間にまたがるサービス指向アーキテクチャー (SOA) ベースの統合ソリューションを作成するための一般的なツールです。 WebSphere Integration Developer について詳しくは、WebSphere Integration Developer 資料を参照してください。

IBM WebSphere Dynamic Process Edition

WebSphere Dynamic Process Edition は、企業全体の統合機能およびサービス指向アーキテクチャー (SOA) のためにデザインされた包括的なソフトウェア・オファリングのセットです。 WebSphere Dynamic Process Edition は、SOA が使用可能な製品および機能を基礎として構築されています。これには、WebSphere Business Modeler、WebSphere Business Services Fabric、および WebSphere Business Monitor の 3 つの製品が組み込まれています。WebSphere Dynamic Process Edition について詳しくは、WebSphere Dynamic Process Edition 製品資料ライブラリーを参照してください。

IBM WebSphere Business Services Fabric

WebSphere Business Services Fabric は、SOA における業界に的を絞った複合ビジネス・サービスの高速なアセンブリー、デリバリー、およびガバナンスのためのエンドツーエンド・プラットフォームを提供します。これは、ビジネス・コンテキストに基づく動的なビジネス・サービス・パーソナライゼーションおよびデリバリーを可能にすることによって、業界固有のレイヤーを IBM SOA Foundation に追加します。WebSphere Service Registry and Repository はテクニカル・サービス・メタデータ基盤を提供し、WebSphere Business Services Fabric ソリューションの前提条件としてのサービスを提供します。WebSphere Business Services Fabric について詳しくは、WebSphere Business Services Fabric 製品資料ライブラリーを参照してください。

IBM WebSphere Business Modeler および IBM WebSphere Business Monitor

WebSphere ESB および WebSphere Integration Developer には、統合アプリケーションのモデル化、構築、デプロイ、インストール、構成、実行、モニター、および管理を可能にする追加機能が組み込まれています。 WebSphere Integration Developer は、IBM WebSphere Business Modeler および IBM WebSphere Business Monitor を補完するものです。

これらの製品について詳しくは、以下の資料を参照してください。

IBM WebSphere Service Registry and Repository

WebSphere Service Registry and Repository (WSRR) は、正常なサービス指向アーキテクチャー (SOA) で、サービスの選択、呼び出し、管理、ガバナンスおよび再利用に使用される情報 (通常、サービス・メタデータと呼ばれる) の保管、アクセス、および管理を行うためのシステムです。 言い換えるとこの製品は、ご使用のシステムまたは他の組織のシステム内の、既に使用しているサービス、使用する予定のサービス、または知りたいサービスに関する情報を保管する場所です。 例えば、アプリケーションはサービスを呼び出す直前に WSRR を検査し、その機能およびパフォーマンスの要求を満たす最適なサービス・インスタンスを見つけることができます。 また WSRR は、SOA ライフ・サイクルの他のステージでのロールも務めます。WebSphere Service Registry and Repository について詳しくは、 WebSphere Service Registry and Repository 資料を参照してください。

IBM WebSphere MQ

WebSphere MQ は 80 を超えるプラットフォーム構成で利用可能で、アプリケーションの統合接続機能を提供し、多くの異なるプラットフォーム、システム、およびアプリケーションを統合します。これは異機種混合のメッセージングを送達し、エンタープライズ・サービス・バスを拡張して信頼性の高いメッセージ送達機能を付与します。WebSphere MQ について詳しくは、WebSphere MQ 製品資料ライブラリーを参照してください。

IBM WebSphere Message Broker

WebSphere Message Broker は、WebSphere MQ および WebSphere Application Server によって提供されるトランスポートおよび接続性のオプションをフルに活用して、統合ベースのエンタープライズ・サービス・バスを実現するためのルーティングおよび変換機能を追加できます。WebSphere Message Broker について詳しくは、WebSphere Message Broker 製品資料ライブラリーを参照してください。

IBM WebSphere DataPower SOA Appliances

WebSphere DataPower® SOA Appliances は、XML および Web サービスのデプロイメントを簡素化、保護、および高速化する、デプロイが容易なネットワーク・デバイスです。これらは、WebSphere ESB、WebSphere MQ、WebSphere Message Broker、および WebSphere Process Server などのコアの SOA インフラストラクチャー・コンポーネントを拡張します。WebSphere DataPower SOA Appliances について詳しくは、WebSphere DataPower SOA Appliances 製品資料ライブラリーを参照してください。

IBM WebSphere Adapters

WebSphere Adapters は、既存のエンタープライズ情報システム・インフラストラクチャーと、WebSphere ESB にデプロイされたアプリケーションの統合を可能にします。WebSphere Adapters を使用すると、エンタープライズ・リソース・プランニング・システム、人事システム、カスタマー・リレーションシップ管理システム、およびサプライ・チェーン・システム間で情報を交換する統合プロセスを迅速かつ容易に作成できます。

アプリケーション・アダプターは、異業種間および業界固有のパッケージ・アプリケーションからデータおよびトランザクション情報を抽出して、中央のハブに接続します。 テクノロジー・アダプターは、統合インフラストラクチャーを拡張するデータ、テクノロジー、およびプロトコルにアクセスするための接続機能を提供します。 Adapter Development Toolkit を使用すると、カスタム・アダプターを作成できます。

一部の WebSphere Adapters は、WebSphere Integration Developer に組み込まれているコンポーネントです。

WebSphere Adapters について詳しくは、WebSphere Integration Developer 資料を参照してください。

IBM Rational Application Developer および IBM Rational Software Architect

WebSphere Integration Developer は、Rational® Application Developer、または Rational Software Architect とともに使用して、他に類を見ない総合的かつ強力な統合開発プラットフォームを作成することができます。

これらの製品について詳しくは、Rational Application Developer インフォメーション・センターおよび Rational Software Architect インフォメーション・センターを参照してください。

IBM CICS Transaction Gateway および IBM WebSphere Host Access Transformation Services

CICS® Transaction Gateway および WebSphere Host Access Transformation Services を組み込んだ IBM エンタープライズ・モダナイゼーション・ポートフォリオによって、既存のアプリケーションをエンタープライズ・プロセスで再利用するために拡張できます。

これらの製品について詳しくは、CICS Transaction Gateway Library および WebSphere Host Access Transformation Services (HATS) インフォメーション・センターを参照してください。

IBM WebSphere Application Toolkit

WebSphere Application Server Toolkit は、WebSphere ESB で使用する Web サービスをアセンブル、テスト、およびデプロイするためのツールのセットです。

IBM WebSphere Extended Deployment

WebSphere Extended Deployment は、WebSphere ESB Network Deployment 環境を提供しており、この環境にポリシーとして定義した処理目標を満たすように環境内のクラスター間でリソースを調整する機能を備えています。 アプリケーションのボリュームの増減のため、ピーク期間中の要求を満たすために使用できる処理能力が足りなくなる可能性があります。また、重要なアプリケーションが所要処理時間を確保できるようにするため、リソースを最適化するのが困難になる可能性もあります。

このような場合の処理能力の動的再配分により、ビジネスの必要を満たすことができます。 WebSphere Extended Deployment は、アプリケーション・ボリュームの小さいクラスターからリソースを動的に除去し、追加リソースが必要なアプリケーションにサービスを提供するクラスターにそれを追加します。 処理優先順位は WebSphere Extended Deployment でポリシーとして指定されます。

WebSphere Extended Deployment について詳しくは、WebSphere Extended Deployment インフォメーション・センターを参照してください。

IBM WebSphere Transformation Extender

WebSphere Transformation Extender は、トランザクション指向の強力なデータ統合ソリューションであり、ハンド・コーディングを必要とせずに、大容量の複雑なトランザクションの変換を自動化します。このソリューションは、バッチ環境およびリアルタイム環境で、ソース・システムからターゲット・システムまでデータの変換およびルーティングを実行します。 ファイル、リレーショナル・データベース、メッセージ指向ミドルウェア (MOM)、パッケージ・アプリケーション、またはその他の外部ソースなどがソースになります。 WebSphere Transformation Extender 製品は、データ・ソースからデータを取り出した後にデータを変換し、そのデータを必要とする任意の数のターゲットにデータを送信して、ターゲット・システムごとに適切な内容および形式を提供します。 WebSphere Transformation Extender について詳しくは、 WebSphere Transformation Extender 製品ライブラリーを参照してください。


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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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