EIS (エンタープライズ情報システム) バインディングを JCA リソース・アダプターと一緒に使用すると、エンタープライズ情報システム上のサービスにアクセスしたり、またはサービスを EIS で使用可能にすることができます。
以下は、Siebel システムと SAP システム間の接続情報を同期化する方法を説明する
ContactSyncModule という名前の SCA モジュールの例です。
- ContactSync という名前の SCA コンポーネントは、(Siebel Contact という名前の EIS アプリケーション・エクスポートを介して) Siebel への接続に対する変更を listen します。
- ContactSync SCA コンポーネント自体は、SAP の接続情報を適宜更新するために、(EIS アプリケーション・インポートを介して) SAP アプリケーションを利用します。
接続情報の保管用に使用されるデータ構造は、Siebel システムと SAP システムでは異なるため、
ContactSync SCA コンポーネントがマッピングを行う必要があります。
図 1. Siebel システムから SAP システムへのフロー
Siebel Contact エクスポートと SAP Contact インポートには、適切なリソース・アダプターが構成されます。