純粋な動的起動では、メディエーション・モジュールにインポートを組み込むことなくサービスを起動します。
WebSphere® Integration Developer を使用して、ターゲット・サービスを実行時に動的に選択するメディエーション・モジュールを作成します。各ターゲット・サービスは、それぞれ異なるプロトコル、形式、サービス品質の値を使用している場合があります。 問題となるのは、モジュールを開発する時点で、これらの値の考えられる組み合わせが把握できないことです。 また、メディエーション・モジュールを最初に開発してデプロイする時点では考えられる値の組み合わせを把握していたとしても、後からエンドポイントが追加される場合もあります。
純粋な動的起動を使用することにより、メディエーション・モジュールを開発してデプロイする時点では把握していなかったサービスのエンドポイントを起動することができます。 サービスのエンドポイント情報は、簡単にアクセスできる形式 (WSRR やデータベースなど) で格納することができます。 サービスを起動する方法を記述したメタデータを、オプションでエンドポイントに組み込むこともできます。 この場合、メディエーション・モジュールにより、サービスのエンドポイントの起動に必要なすべての情報を取得することができます。