WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


データベース特権

データベース特権を使用して、サポートされる各データベース管理システムについて、データ・ストア・テーブルを作成またはアクセスするために必要な権限を判別します。

インストーラー、プロファイル管理ツールまたはスクリプトを使用してスキーマを作成するとき、テーブルを作成するための十分な権限を持ったユーザー ID が必要です。 テーブルが作成されたら、アプリケーションはテーブルの情報を選択、挿入、更新、および削除するための十分な権限が必要です。

表 1 は、データ・ストアへのアクセスに必要なデータベース特権を示しています。
表 1. データベース特権
データベース管理システム データ・ストア・テーブルの使用に
必要な最小の特権
データ・ストア・テーブルの作成に
必要な追加の特権
DB2® ユーザー ID はテーブルについての SELECT、INSERT、UPDATE、および DELETE 特権が必要です。 ユーザー ID はデータベースについての CREATETAB 権限、テーブル・スペースについての USE 特権、およびスキーマについての CREATEIN 特権が必要です。
Oracle ユーザー ID はデータベースに接続するための SESSION 特権が最低でも必要です。同じユーザー ID がデータ・ストア・スキーマおよびデータベースに接続するコンポーネントを両方所有する場合、ユーザー ID はテーブルを扱うための十分な特権を持ちます。そうでない場合、ユーザー ID はデータ・ストアを構成するテーブルについての SELECT、INSERT、UPDATE および DELETE オブジェクト特権と、TRUNCATE TABLE ステートメントの使用を可能にするための DROP ANY TABLE システム特権が必要です。

ユーザー ID には、データ・ストア・スキーマ内でリレーショナル・テーブルおよび索引を作成するための十分な特権が必要です。またデータベースには、スキーマの所有者のデフォルト・テーブル・スペースにおけるスペース割り当て量も必要です。

WebSphere® Process Server および WebSphere Enterprise Service Bus コンポーネントに対する追加の Oracle データベース特権については、表 2 を参照してください。

SQL サーバー SQL サーバーおよび Windows® 認証を得るように SQL サーバーを構成します。 これによって、SQL サーバーのログイン ID およびパスワードに基づく認証が可能です。ユーザー ID はテーブルの所有者か、または TRUNCATE TABLE ステートメントを実行する十分な権限を持つグループのメンバーとすることが可能です。 ユーザー ID には CREATE TABLE ステートメント特権が必要です。
Informix® ユーザー ID はデータベースについての CONNECT 特権を持つ必要があります。 さらに、テーブルについての SELECT、INSERT、UPDATE および DELETE 権限も必要です。 ユーザー ID はデータベースについての RESOURCE 特権を持つ必要があります。
Derby ユーザー認証が有効な場合、データベースにアクセスするようユーザー ID を許可する必要があります。 追加の特権は不要です。
表 2 では、WebSphere Process Server および WebSphere Enterprise Service Bus コンポーネントに対する追加の Oracle データベース特権について説明しています。
注: 以下のすべてのコンポーネントを 1 つの Oracle データベースに対して構成する場合は、コンポーネントごとに指定されているすべての特権のスーパーセットを作成できます。以下の 4 つのコンポーネントを多数のデータベースに対して構成する場合は、データベースごとに異なる特権を設定できます。
表 2. 追加の Oracle データベース特権
コンポーネント 構成特権 実行時特権
共通 DB CREATE TABLE、 CREATE INDEXTYPE、 ALTER TABLE、 INSERT、 CREATE SEQUENCE、 CREATE USER、 ALTER USER、 CREATE TABLESPACE SELECT、 UPDATE、 DELETE、 INSERT、 CREATE VIEW、 CREATE PROCEDURE
Business Process Choreographer CREATE TABLE、 ALTER TABLE、 CREATE VIEW、 CREATE TABLESPACE、 CREATE USER、 CREATE PROCEDURE SELECT、 UPDATE、 DELETE、 INSERT
Common Event Infrastructure (CEI) CREATE TABLE、 CREATE INDEXTYPE、 ALTER TABLE、 CREATE VIEW、 ALTER SESSION、 SELECT、 UPDATE、 DELETE、 INSERT、 CREATE TABLESPACE、 CREATE PROFILE CREATE ROLE、 CREATE PROCEDURE、 CREATE TEMPORARY TABLESPACE SELECT、 UPDATE、 DELETE、 INSERT、 CREATE PROCEDURE
メッセージング・エンジン CREATE TABLE、CREATE INDEXTYPE SELECT、 UPDATE、 DELETE、 INSERT、 DROP ANY TABLE

Oracle データベースと連携するように WebSphere Process Server を構成する場合のその他のサポート情報については、以下のチュートリアルを参照してください。http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6r2mx/topic/com.ibm.websphere.wps.620.doc/doc/tins_oracleincorp.html.


reference 参照トピック

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/09


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