デプロイメント環境パターンは、デプロイメント環境に含まれるコンポーネントとリソースの制約と要件を指定します。 デプロイメント環境パターンは、お客様がデプロイメント環境を最も簡単な方法で作成でき るよう支援することを目的とし、大半のビジネス要件を満たせるように設計されています。
パターンをインプリメントするためのガイド付きインストール・ウィザードがあり、インストール・プロセスを簡単にしています。
3 つのデプロイメント環境パターンのそれぞれが、特定の要件のまとまりに対応しています。ほとんどの要件セットは、これらのパターンのいずれかを使用することで対処できます。
以下の記述は、インストールについて説明するためのものではありません。これらのパターンのいずれかに当てはまるデプロイメント環境を作成するには、インストールまたはプロファイルの作成時、あるいは管理コンソールで選択を行います。
単一クラスター・パターンは、アプリケーションの実行および同期呼び出しに焦点を当てたシナリオを対象にしています。このパターンでは、メッセージング要件は最小に維持します。Service Component Architecture (SCA) の内部非同期呼び出し、Java™ Message Service (JMS) と MQ のメッセージングのバインディングは、同じクラスターで複数のメッセージング・エンジンをサポートしません。モジュールでこれらのいずれかが必要な場合は、メッセージング・インフラストラクチャーがアプリケーション・デプロイメントのターゲットとは別個のクラスターにある、ほかのパターンを選択してください。
リモート・メッセージング・パターンは、メッセージング・ロール用に別のクラスターを提供します。このパターンは、負荷に対してクラスターを拡張できるため、非同期呼び出しを必要とするシナリオに適しています。 各コンポーネントは、2 つのクラスター間で分割されます。
アプリケーション・デプロイメント・ターゲットを構成して、SCA アプリケーションをサポートします。
この 3 クラスター・パターンでは、最も高い負荷を処理するクラスターにリソースが割り振られます。 このパターンは最も柔軟で用途が広く、ほとんどのユーザーが好みます。各コンポーネントは、3 つのクラスター間で分割されます。
アプリケーション・デプロイメント・ターゲットを構成して、SCA アプリケーションをサポートします。