WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


WebSphere MQ バインディング: 全体像

WebSphere® MQ バインディングにより、ネイティブ MQ ベースのアプリケーションとの統合が実現します。

WebSphere MQ 管理用タスク

WebSphere MQ システム管理者は、基盤となる WebSphere MQ キュー・マネージャーを作成する必要があります。 このキュー・マネージャーは、WebSphere MQ バインディングが含まれるアプリケーションを実行する前に、これらのバインディングによって使用されます。

WebSphere 管理用タスク

WebSphere MQ の MQ_INSTALL_ROOT 環境変数を、サーバーによってサポートされる WebSphere MQ バージョンに変更して、サーバーを再始動する必要があります。これにより、サポートされるバージョンの WebSphere MQ の ライブラリーが使用されることが保証されます。詳細なハードウェアおよびソフトウェア要件については、IBM® サポート・ページを 参照してください。

WebSphere MQ インポート・バインディング

WebSphere MQ インポート・バインディングにより、SCA モジュール内のコンポーネントは、外部の WebSphere MQ ベースのアプリケーションが提供するサービスと通信できるようになります。 サポートされているバージョンの WebSphere MQ を使用していることを確認してください。詳細なハードウェアおよびソフトウェア要件については、IBM サポート・ページを 参照してください。

外部 WebSphere MQ システムとの対話では、要求を送信し、応答を受信するためのキューが使用されます。

WebSphere MQ インポート・バインディングでは、呼び出されている操作のタイプに応じた以下の 2 種類の使用シナリオがサポートされています。

重要な点として、JMS は非同期バインディングであることに注意してください。 呼び出し側コンポーネントが JMS インポートを同期的に呼び出すと (両方向操作の場合)、呼び出し側コンポーネントは、JMS サービスからの応答が返されるまでブロックされます。

図 1 は、インポートがどのように外部サービスにリンクされているのかを示しています。

図 1. WebSphere MQ インポート・バインディングのリソース
接続ファクトリー、送信受信宛先 (キュー)、リスナー・ポート、および JNDI 名は、JMS インポート・バインディングで一緒に使用できます。

WebSphere MQ エクスポート・バインディング

WebSphere MQ エクスポート・バインディングは、SCA モジュールが外部の WebSphere MQ ベースにアプリケーションにサービスを提供する手段を提供します。

エクスポート・バインディングで指定された「受信宛先キュー (Receive destination queue)」に着信する要求を listen するため、MDB が デプロイされます。 「送信宛先キュー (Send destination queue)」 フィールドで指定されたキューは、呼び出されたコンポーネントが応答を返す場合にインバウンド要求に対する応答を送信するために使用されます。 応答メッセージの replyTo フィールドで指定されたキューは、「送信宛先キュー (Send destination queue)」フィールドで指定されたキューオーバーライドします。

図 2 は、外部の要求側がどのようにエクスポートにリンクされているのかを示しています。

図 2. WebSphere MQ エクスポート・バインディングのリソース
接続ファクトリー、送信受信宛先 (キュー)、リスナー・ポート、および JNDI 名は、WebSphere MQ エクスポート・バインディングで一緒に使用できます。

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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