WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS



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チュートリアル: WebSphere ESB でのクラスター・トポロジーの構築

このチュートリアルでは、WebSphere® ESB のためのクラスター型の「ゴールド」トポロジーを、テンプレート主導型のアプローチを使用して作成する手順について説明します。

概要

WebSphere ESB では、「デプロイメント環境」と呼ばれる新しいタイプの構成オブジェクトを定義することによって、セットアップするトポロジー全体を表すことができます。

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学習目標

セルを作成し、2 つの空のノードをそのセルにフェデレートした後、クラスター・トポロジーのテンプレートとして機能するデプロイメント環境を作成します。

その後、デプロイメント環境を生成し、トポロジーをテストします。

このモジュールのレッスンを終了すると、以下のタスクの概念を理解し、これらのタスクを実行するための知識を得ることができます。
  • デプロイメント環境の定義
  • トポロジーのタイプの選択
このチュートリアルは、完了するのに約 60 分の時間を要します。 このチュートリアルに関連して他の概念も調べる場合は、さらに時間がかかります。

前提条件

トポロジーを構築する前に、以下のソフトウェアがインストールされている必要があります。
  • WebSphere Process Server または WebSphere Enterprise Service Bus、バージョン 6.1.0 またはそれ以降。
    注: このチュートリアルの情報は、WebSphere Process Server または WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.x に適用されます。
  • サポートされるバージョンの DB2® (バージョン 8.2 FP 6 またはバージョン 9.1)



モジュール 1: デプロイメント環境の定義

WebSphere ESB では、「デプロイメント環境」と呼ばれる新しいタイプの構成オブジェクトを定義することによって、セットアップするトポロジー全体を表すことができます。

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このモジュールを終了すると、デプロイメント環境の概念およびそれに関連する異なるタイプのトポロジーについて理解し、ご使用のシステムに対して適切なタイプのトポロジーを選択できるようになります。

デプロイメント環境には、トポロジー全体の定義が含まれています。トポロジー全体は、以下のエレメントからなっています。
  • トポロジー・タイプ。作成するトポロジーのタイプ。
  • ノード。トポロジーに参加させる必要があるノード。
  • クラスター。トポロジー内に分散させるクラスター。
  • データベースおよびスキーマの特性。トポロジーに必要なデータベースとスキーマの特性、およびデータベースに接続するために必要な資格情報。
このチュートリアルの所要時間は約 60 分です。 このチュートリアルに関連して他の概念も調べる場合は、さらに時間がかかります。

レッスン : トポロジーのタイプの選択

ご使用のセットアップに基づいて最も適切なトポロジーのタイプを評価した後、タイプを選択します。

デプロイメント環境を作成するには、トポロジーのタイプの選択から開始する必要があります。デプロイメント環境作成ウィザードでは、以下に示す異なるトポロジーから選択できます。
  • 単一クラスター。このトポロジーは「ブロンズ」トポロジーとしても知られています。 このトポロジーでは、すべての機能部品 (ユーザー・アプリケーション、メッセージング・インフラストラクチャー、CEI、およびサポートされるアプリケーション) は同一クラスター内で動作します。
  • リモート・メッセージング。このトポロジーは「シルバー」トポロジーとしても知られています。 このトポロジーでは、メッセージング・エンジンはそれ独自のクラスターに構成されます。ユーザー・アプリケーション、CEI、およびサポート・アプリケーションは、同じクラスター内に共存します。 合計すると、2 つのクラスターを作成することになります。このトポロジーは、CEI を非常に集中的に使用する計画がないときは、十分な機能を備えています。
  • リモート・メッセージングおよびリモート・サポート。このトポロジーは「ゴールド」トポロジーとしても知られています。このトポロジーには以下の 3 つのクラスターが存在します。
    • アプリケーション: ユーザー・アプリケーションを実行できるクラスター。
    • メッセージング: メッセージング・インフラストラクチャーが構成されるクラスター。
    • サポート: 主に Common Event Infrastructure (CEI) と、その他のサポート・アプリケーションを実行するクラスター。
    「リモート・メッセージングおよびリモート・サポート」トポロジーは、スケーラビリティーの可能性から考えると、その柔軟性のために最も頻繁に採用されるトポロジーかもしれません。
デプロイメント環境は以下のどの段階でも作成できます。
  • プロファイル作成時: デモンストレーションまたはプロトタイピングの場合に強力。
  • インストール時: 製品のインストール時にプロファイルも作成する場合に使用します。 デモンストレーションまたはプロトタイピングの場合に強力。
  • ノードをセルに (管理コンソールまたはスクリプトを使用して) フェデレートした後。これはデプロイメント環境の定義全体を完全に制御できる唯一の方法なので、実動の実装に推奨されます。
デプロイメント環境の定義によって、クラスター・トポロジー全体を 1 回で作成できるワンクリック生成ボタンが提供され、関連しない多くの個別ステップを行う必要はなくなります。ただし、デプロイメント環境を生成した後は、WebSphere ESB ではデプロイメント環境の定義と生成されたリソースとの直接の関係を保持しません。これは実務的には以下の意味を含んでいます。
  • デプロイメント環境を生成した後はデプロイメント環境の定義を変更して、デプロイメント環境を再生成することはできません。
  • デプロイメント環境を生成した後、生成された特定リソース (データ・ソースなど) を変更しても、その変更内容はデプロイメント環境に反映されません。
したがって、デプロイメント環境を作成した後、その環境を生成する前に毎回構成を保存しておくことをお勧めします。この方法によれば、構成を変更して最初からやり直す必要がある場合に、初期構成を容易に復元できます。
このチュートリアルでは説明を分かりやすくするために、単一システム上のクラスター・トポロジーについて言及します。ただし、複数の別個のシステムの場合でもステップはほぼ同じです。以下の図は、このチュートリアルのこれ以降で構築するターゲット・トポロジーを表したものです。
図 1. ターゲット・トポロジー
この図で示すトポロジーは、2 つの管理対象ノードと 1 つのデプロイメント・マネージャー・プロセスから成っています
この図で示すトポロジーは、2 つの管理対象ノードと 1 つのデプロイメント・マネージャー・プロセスから成っています。2 つの管理対象ノードにまたがって、以下の 3 つのクラスターを作成する必要があります。
  • メッセージ・インフラストラクチャー用に 1 つ
  • WebSphere ESB アプリケーション用に 1 つ
  • CEI およびその他のサポート・アプリケーション用に 1 つ
各クラスターは、2 つのノードそれぞれについて 1 つのメンバーを持つため、クラスター・メンバーは 6 つです。この図では、セル全体が単一物理システム上にホストされているものとして描かれています。しかし、複数システムから成る実際に分散化されたセルを設定する手順についても、ここで示す手順とあまり違いはありません。



モジュール 2: プロファイルの作成とノードのフェデレート

このモジュールでは、トポロジーに必要なデプロイメント・マネージャーおよびカスタム・プロファイルを作成して、これらをセルにフェデレートします。このチュートリアルでは、デプロイメント環境がフェデレーション後に作成されるアプローチに従いますが、これは、作成されるリソースの構成をより詳細に制御できるためです。

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重要: このチュートリアルでは、すべてのデータベースについて DB2® UDB を使用することを想定しています。 またこのチュートリアルでは、以下の認証資格情報を想定しています。
  • DB2 管理者のユーザー ID およびパスワード (本文中の db2admin/xxxxxx)。
  • WebSphere ESB 管理者のユーザー ID およびパスワード (本文中の admin/admin)。
さらにこのチュートリアルでは、WebSphere ESB 製品バイナリーと適切なバージョンの DB2 がインストール済みであること、および既存のプロファイルがまだ作成済みでないことを想定しています。
このモジュールの終了時には、デプロイメント・マネージャーのプロファイルおよび 2 つのノードのプロファイルが作成およびフェデレートされています。
このチュートリアルの所要時間は約 50 分です。

レッスン 2.1: デプロイメント・マネージャー・プロファイルの作成

Profile Management Tool を使用してデプロイメント・マネージャー・プロファイルを作成します。

このレッスンでは、デプロイメント管理プロファイルを作成する手順を説明します。デプロイメント・マネージャー・プロファイルの作成には Profile Management Tool を使用します。
重要: Profile Management Tool は、サポート対象の 64 ビット・プラットフォームでは使用できません。これらのプラットフォームでは、manageprofiles コマンド行ツールを使用して以下のタスクを実行します。
手順
  1. WebSphere ESB メニューで「プロファイル管理ツール」をクリックするか、コマンド・プロンプトを開き、INSTALL_ROOT¥bin¥ProfileManagement ディレクトリーに移動して pmt と入力し、Enter キーを押します。 Profile Management Tool が表示されます。
    図 2. プロファイル管理ツール
    プロファイル管理ツールを示す図
  2. 「作成」をクリックします。プロファイル管理ツールへようこそ」ウィンドウが表示されます。
    図 3. プロファイル管理ツールへようこそ
    この図は、さまざまなオンライン・インフォメーション・センターへのリンクで構成されています。
  3. 「次へ」をクリックします。環境の選択」ウィンドウが表示されます。
    図 4. 「環境の選択」ウィンドウ
    この図は、作成できるさまざまなタイプの環境を示したものです。
  4. 「環境 (Environments)」リストから WebSphere ESB を選択して、「次へ」をクリックします。プロファイル・タイプの選択」ウィンドウが表示されます。
    図 5. 「プロファイル・タイプの選択」ウィンドウ
    この図は、異なるタイプのプロファイルをリストしたものです
  5. 「デプロイメント・マネージャー・プロファイル」を選択して、「次へ」をクリックします。プロファイル作成オプション」ウィンドウが表示されます。
    図 6. 「プロファイル作成オプション」ウィンドウ
    この図は、プロファイルを作成する 3 つの異なるオプションをリストしたものです
  6. 前の図で示したように、「拡張プロファイル作成」を選択します。 この時点では、デプロイメント環境は作成しません。
  7. 「次へ」をクリックします。「アプリケーション・デプロイメント (オプション)」ウィンドウが表示されます。「管理コンソールのデプロイ」のチェック・ボックスは選択したままにします。
    図 7. オプションのアプリケーション・デプロイメント
    この図は、Web ベースの管理コンソールをインストールする方法を示します。
  8. 「次へ」をクリックします。「プロファイル名およびロケーション」ウィンドウが表示されます。プロファイルの名前とディレクトリーは、デフォルトのままにしておきます。 Dmgr01 という名前のプロファイルを作成します。
    図 8. 「プロファイル名およびロケーション」ウィンドウ
    この図では、プロファイル名およびロケーションが指定できます
  9. 「次へ」をクリックします。「ノード、ホスト、およびセルの名前」ウィンドウが表示されます。セル名、ホスト名、およびノード名は、デフォルトのままにしておきます。 ノード名が <system name>CellManager02 であることに注意してください。この仮のノードは、デプロイメント・マネージャー・プロセスを含めるために作成されたものです。
    図 9. ノード、ホスト、およびセル名
    この図は、ノード、ホスト、およびセルの名前を示しています。
  10. 「次へ」をクリックします。「管理セキュリティー」ウィンドウが表示されます。「管理セキュリティーを使用可能にする」チェック・ボックスをクリアします。この時点では、セキュリティーを使用可能にしません。
    図 10. 管理セキュリティー
    この図は、管理セキュリティーをセットアップするための「管理セキュリティー」ウィンドウを示しています。
  11. 「次へ」をクリックします。「ポート値の割り当て」ウィンドウが表示されます。
    図 11. ポート値の割り当て
    この画像は、ポートのデフォルト設定を示しています。
    デフォルトのままにしておきます。デフォルトでは、コンソールはポート 9060 上で、また、SOAP 接続はポート 8879 上で使用可能です。WebSphere Application Server の別のバージョンがシステムにインストールされている場合、提案されるポートは異なる場合があります。
  12. 「次へ」をクリックします。「Windows サービスの定義」ウィンドウが表示されます。
    図 12. Windows サービスの定義
    この画面では、必要な Windows サービスを定義できます。
    「デプロイメント・マネージャー・プロセスを Windows サービスとして実行 (Run the deployment manager as a Windows service)」チェック・ボックスをクリアします。デプロイメント・マネージャーは、コマンド行から手動で停止および開始します。
  13. 「次へ」をクリックします。「データベースの構成」ウィンドウが表示されます。データベース製品として「DB2 Universal Database™」を選択するか、デフォルトのままにしておきます。 共通データベースの作成を遅延させることができること、およびデータベース作成スクリプトの保存先となるディレクトリーを変更できることに注意してください。データベース名は、デフォルトでは WPRCSDB です。ただし、これも変更できます。セルは単一の共通データベースに依存することを理解しておくことが重要です。
    注: このチュートリアルでは、リモート・データベースではなくローカル・データベースを使用することを前提とします。データベースがリモートである場合、データベース・スクリプトの実行を遅らせる必要があり、これらのスクリプトを手動で実行する必要があります。「データベース・スクリプトの実行を遅延 (リモート・データベースを 使用する場合は選択する必要がある)」にチェック・マークを付けないでください。
    図 13. 「データベース構成」ウィンドウ
    この図では、データベースをセットアップするオプションが提供されます。
  14. 「次へ」をクリックします。「データベース構成 (パート 2) (Database Configuration Part 2)」ウィンドウが表示されます。 このウィンドウの形式は、前のステップで選択したデータベース製品によって異なります。 DB2 UDB の場合、認証資格情報、JDBC ドライバーのロケーション、ドライバー・タイプ、およびデータベース・サーバー・プロセスのホスト名およびポート番号を指定する必要があります。ユーザーとして db2admin を指定してパスワードを指定し、それ以外は以下の図に示すようにそのままにしておきます。
    図 14. 「データベース構成 (パート 2) (Database Configuration (Part 2))」ウィンドウ
    この図では、データベースをセットアップするオプションが提供されます
  15. 「次へ」をクリックします。「プロファイル作成の要約」ウィンドウが表示されます。 設定値を確認して、「作成」をクリックします。 しばらくすると、以下の図で示すように、プロファイルが正しく作成されたことを示す確認を受け取ります。
    図 15. プロファイル作成の完了
    この図は、プロファイルが正しく作成されたことの確認を示します
  16. 「ファースト・ステップ・コンソールの起動」チェック・ボックスをクリアします。
  17. 「終了」をクリックします。これで、プロファイルが正常に作成されました。

レッスン 2.2: node1 および node2 のカスタム・プロファイルの作成

ゴールド・トポロジー用のカスタム・プロファイルを作成します。

このトピックでは、以下のステップを順を追って行うことで、ゴールド・トポロジー用のカスタム・プロファイルを作成する手順を説明します。
重要: Profile Management Tool は、サポート対象の 64 ビット・プラットフォームでは使用できません。これらのプラットフォームでは、manageprofile コマンド行ツールを使用して以下のタスクを実行します。
手順
  1. 「作成」をクリックします。 「プロファイル管理ツールへようこそ」ウィンドウが表示されます。
    図 16. プロファイル管理ツールへようこそ
    この図は、さまざまなオンライン・インフォメーション・センターへのリンクで構成されています。
  2. 「次へ」をクリックします。 「環境の選択」ウィンドウが表示されます。
    図 17. 「環境の選択」ウィンドウこの図は、作成できるさまざまなタイプの環境を示したものです。
  3. 「環境 (Environments)」リストから WebSphere ESB を選択して、「次へ」をクリックします。
  4. 「プロファイル・タイプの選択」ウィンドウが表示されます。以下の図で示すように、「カスタム・プロファイル」を選択します。
    図 18. 「プロファイル・タイプの選択」ウィンドウ
    この図では、選択可能なプロファイル・タイプのリストを表示します
  5. 「次へ」をクリックします。 「プロファイル作成オプション」ウィンドウが表示されます。
  6. 「詳細プロファイル作成」を選択します。「次へ」をクリックします。「プロファイル名およびロケーション」ウィンドウが表示されます。
  7. プロファイル名とディレクトリーは、デフォルトのままにしておきます。Custom01 という名前のプロファイルを作成します。「次へ」を呼クリックします。 「ノード名およびホスト名」ウィンドウが表示されます。
  8. ノード名およびホスト名はデフォルトのままとしますが、ノード名を覚えておいてください。 このノードは後でセルに追加します。ノード名は system name Node01 とする必要があります。
  9. 「次へ」をクリックします。「フェデレーション」ウィンドウが表示されます。「フェデレーション」ウィンドウで、「このノードを後でフェデレートする (Federate this node later)」チェック・ボックスを選択します。 以下の図で示すように、すべてのフィールドが表示されます。
    図 19. ノードのフェデレーションの遅延
    この図では、フェデレーションを遅延させるノードについての詳細情報を指定できます
  10. 「データベース構成」ウィンドウで、「DB2 Universal Database」を選択して、ドライバーのロケーションをデフォルトのままにしておきます。
  11. 「次へ」をクリックします。
  12. 要約を確認して、処理を続行するか、戻って変更を行うか判断します。
    • すべて妥当であれば、「作成」をクリックして、残りのステップを続行します。
    • 変更が必要であれば、前のステップに戻って該当するステップを繰り返します。
    しばらくすると、プロファイルが正しく作成されたことを示す通知を受け取ります。
  13. 以下の図のように、「ファースト・ステップ・コンソールの起動」チェック・ボックスをクリアします。
    図 20. 「プロファイル作成の完了」ウィンドウ
    この図は、プロファイルの作成が完了したことを確認します
  14. 「終了」をクリックします。
  15. node2 のカスタム・プロファイルを作成します。 Profile Management Tool の初期画面で「次へ」をクリックして、ステップ 3 から 14 までを繰り返します。このとき、プロファイル名は Custom02、ノード名は Node02 を使用します。

レッスン 2.3: データベースの作成とプロファイルの作成の検証

データベースおよびプロファイルが正しく作成されたことを検査します。

データベースおよびプロファイルが作成されたら、作成プロセスが正常であったことを確認するコマンドを使用できます。
手順
  1. コマンド・プロンプトを開き、db2cmd と入力します。 DB2 コマンド・プロンプトが表示されます。
  2. DB2 コマンド・プロンプトで、db2 connect to WPRCSDB user db2admin using xxxxxxx と入力します。 データベースに正しく接続するはずです。この時点で、db2 list tables と入力します。以下の表が表示されます。
    表 1.
    テーブル/ビュー スキーマ タイプ 作成時刻
    APPTIMESTAMP DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.31.265001
    BYTESTORE DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.31.125001
    BYTESTOREOVERFLOW DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.31.234003
    CUSTPROPERTIES DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.31.281001
    FAILEDEVENTBOTYPES DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.32.703003
    FAILEDEVENTDETAIL DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.32.796005
    FAILEDEVENTMESSAGE DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.32.765001
    FAILEDEVENTS DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.32.625002
    MEDIATION_TICKETS DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.35.156002
    PERSISTENTLOCK DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.33.984002
    RELN_METADATA_T DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.36.625002
    SCHEMAVERSIONINFO DB2ADMIN T 2007-12-03-17.25.24.906001
    WSCH_LMGR DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.37.921002
    WSCH_LMPRw DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.37.953002
    WSCH_TASK DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.37.843002
    WSCH_TREG DB2ADMIN T 2007-12-03-17.26.37.890005
    上にリストしたテーブルに加えて、スキーマ ESBLOG 内に追加テーブルがありますが、これは表示されません。
  3. オプション: データベース内のすべての表を示す完全なリストを表示する場合は、db2 list tables for all > out.txt と入力します。その後、out.txt ファイルを編集できます。このファイルには、ESBLOG スキーマの表および通常のカタログ・テーブルが含まれています。
  4. db2 connect reset と入力してデータベースから切断します。
  5. 以下を実行して、プロファイルが正しく作成されたことを確認します。
    1. コマンド・プロンプトで、現行ディレクトリーを INSTALLROOT¥bin に変更します。
    2. manageprofiles –listProfiles と入力します。 先ほど作成した 3 つのプロファイル DMgr01、Custom01、Custom02 のリストが表示されます。

レッスン 2.4: ノードのフェデレート

ノードをセルにフェデレートする方法について説明します。

ノードをセルにフェデレートするには、以下のステップを実行します。
手順
  1. デプロイメント・マネージャー・プロセスを開始します。 コマンド・プロンプトで、現行ディレクトリーを INSTALL_ROOT¥profiles¥DMgr01¥bin に変更して、startManager と入力します。
  2. 開始が完了したら、node1 をセルにフェデレートします。
    1. 現行ディレクトリーを INSTALL_ROOT¥profiles¥Custom01¥bin に変更します。
    2. コマンド addNode localhost 8879 を入力します。
    重要: 前のコマンドではポート番号は不要ですが、これはデプロイメント・マネージャー用のデフォルト・ポートが選択済みであったためです。ポートを変更した場合、デプロイメント・マネージャー・プロセスの実際のホスト名および SOAP コネクター・ポート番号を addNode コマンドに指定する必要があります。プロセスは、「ADMU0003I: ノード t60mcNode01 は正常に統合されました。(ADMU0003I: Node t60mcNode01 has been successfully federated.)」のような正常終了メッセージを出して完了します。
  3. フェデレーション・プロセスを Custom02 プロファイルについて繰り返します。
    1. ディレクトリーを INSTALL_ROOT¥profiles¥Custom02¥bin に変更します。
    2. addNode localhost 8879 と入力します。
    これでプロファイルはセルにフェデレートされ、クラスター・トポロジーとなるデプロイメント環境を作成する準備が整いました。



モジュール 3: デプロイメント環境の作成

このチュートリアルでは、必要なクラスター・トポロジーに対応するデプロイメント環境を作成するためのステップについて、順を追って説明します。

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注: デプロイメント環境オブジェクトは、単にトポロジーを記述したものにすぎません。それを作成する場合、トポロジーを物理的に実装するために必要なすべてのリソースを暗黙に作成するわけではありません。これらのリソースの生成は別のステップであり、これについてはこのチュートリアルの後の該当するセクションで説明します。
このモジュールの終了時には、コンソールを使用して新しいデプロイメント環境を作成できるようになります。この環境を作成するためには、以下を行う必要があります。
  1. トポロジーのタイプを選択します。
  2. トポロジーにノードを追加します。
  3. 3 つのクラスターのノードを定義します。
  4. データベースおよびスキーマを定義します。
  5. データベースを認証します。

レッスン 3.1: トポロジーのタイプの選択

コンソールを使用して新しいデプロイメント環境を作成するには、作成するトポロジーのタイプを選択する必要があります。このチュートリアルの一部として、Gold トポロジーを作成します。Gold トポロジーを選択するには、以下の手順を実行する必要があります。

手順
  1. Web ブラウザーを開き、管理コンソールを指定します。「ログイン (Log in)」をクリックしてコンソールを開きます。
  2. デプロイメント・マネージャーの管理コンソールで、「サーバー」>「デプロイメント環境」を展開します。
  3. デプロイメント環境」ページで「新規」をクリックして、「デプロイメント環境構成」ウィザードを起動します。
    システムは、「デプロイメント環境構成」ウィザードの最初のページを表示します (「新規デプロイメント環境の作成」が選択されています)。
    図 21. 新しいデプロイメント環境の作成 (初期画面)
    この図では、作成するデプロイメント環境を指定できます
  4. 「新規デプロイメント環境の作成」を選択したままにし、「デプロイメント環境名」フィールドに MyTopology と入力します。
  5. 「ランタイムの機能」ドロップダウン・リストで「WebSphere ESB」を選択します。
  6. 「次へ」をクリックします。 「デプロイメント環境パターン」ウィンドウが表示されます。
    図 22. 「デプロイメント環境パターン」ウィンドウ
    この図では、作成するデプロイメント環境を指定できます
  7. 「次へ」をクリックして、「リモート・メッセージングおよびリモート・サポート」ラジオ・ボタンを選択します。 これでノードをトポロジーに追加する準備ができました。

レッスン 3.2: トポロジーへのノードの追加

このセクションでは、作成するトポロジーへのノードの追加に関連するステップについて説明します。

手順
  1. 以下の図のように、2 つの異なるノードの横にあるチェック・ボックスをクリックしてデプロイメント環境に追加します。
    図 23. トポロジーへのノードの追加
    この図では、トポロジーに追加するノードの詳細情報を指定できます。
  2. 「次へ」をクリックして、作成する 3 つのクラスターのメンバーの分配を定義します。 ゴールド・トポロジーには以下の 3 つのクラスターが存在します。それぞれのクラスターについて、各ノード上に構成するメンバーの数を入力します。2 つのノード間でフェイルオーバーできるようにするために、各クラスターのメンバーを各ノードに割り当てます。
    1. アプリケーション・デプロイメント・ターゲット・クラスター。これは、開発するモジュールのインストール先になります。
    2. メッセージング・インフラストラクチャー・クラスター。メッセージング・エンジン用です。
    3. サポート・インフラストラクチャー・クラスター。CEI の場合は、ビジネス・ルール・マネージャーおよびシステム REST サービス・エンドポイント。
    以下の図で示すように、各ノードは 3 つのクラスター・メンバーを実行します。
    図 24. クラスターのロケーションの定義
    この図では、クラスターのロケーションを指定できます。
  3. 「次へ」をクリックして、「システム REST サービス・エンドポイント」パネルを表示します。
    Representational State Transfer (REST) アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) のサービス・エンドポイントを構成することができます。Business Space でウィジェットを使用可能にする場合は、それらのウィジェットに対する REST サービス・エンドポイントを構成する必要があります。
    図 25. システム REST サービス・エンドポイントの構成
    システム REST サービス・エンドポイント構成のページ。このページを使用して、REST サービスを構成します。
    1. Protocol リストから https:// または http:// を選択し、クライアントがサーバーまたはクラスターと通信するために必要な「負荷分散環境でのホスト名または仮想ホスト」および「ポート」を入力することにより、すべての REST サービスの絶対 URL パスを設定します。
  4. 「次へ」をクリックして、「データベース設定 (Database Settings)」パネルを表示します。 データベース設定を変更する前に、必要なデータベースの数、各種データベースで使用するスキーマ、およびこれらのデータベースの認証に使用する資格情報を考えておく必要があります。データベース構成には、以下のデータベースが含まれます。
    • 共通データベース (WPRCSDB) は、デプロイメント・マネージャーを作成したときに作成されたものです。デプロイメント環境は WPRCSDB への参照を持たないことに注意してください。
    • メッセージング・エンジン DB (MEDB)。4 つのメッセージング・エンジン用の単一データベースが必要です (共通構成)。各メッセージング・エンジンは、データベース内に以下のようなスキーマを持ちます。
      • CEI メッセージング・エンジン用の CEIME スキーマ。
      • SCA アプリケーション・メッセージング・エンジンのための SCAAPP スキーマおよび SCA システム・メッセージング・エンジンのための SCASYS スキーマ。
    • CEI イベントおよびイベント・カタログ用の EVENT データベース。
    以下の図は、データベースおよびスキーマのパラメーターへの変更を示したものです。
    図 26. データベースおよびスキーマの定義
    この図では、データベースおよびスキーマを定義できます
    注: 認証用に指定する資格情報は、db2admin ユーザーおよびパスワードに一致するようにしてください。
    注: 「テーブルの作成」チェック・ボックスは常にチェックしてください。
    すべてのパラメーターについて、前のステップの図と一致するように正しく指定してください。
  5. 「次へ」をクリックします。セキュリティー画面で、管理者のユーザー ID およびパスワードを使用します。 これらの設定は、セキュリティーが有効になっている場合に限り関係がありますが、ここでは以下の図のように指定します。
    図 27. 「追加のセキュリティー設定 (Additional Security Settings)」ウィンドウ
    この図では、追加のセキュリティー設定を指定できます
    注: このユーザー ID は、データベース管理者のユーザー ID とは通常異なります。ここで指定する必要があるユーザー ID は、アプリケーション・サーバーにユーザーを認証するために使用する、ユーザー・レジストリー内の正当なユーザーである必要があります。
  6. 「次へ」をクリックします。「要約」パネルで情報を確認して、すべて妥当な値であれば、「終了」をクリックします。
    注: この時点で「終了して環境を生成 (Finish and Generate)」をクリックしないでください。環境を生成するには、その前に一部のデータベース構成を実行する必要があります。
  7. 行った作業を保管します。

レッスン 3.3: これまでに行ったタスクの確認

これまでに作成した内容を確認します。

これまでに作成した内容を確認するには、以下を実行します
手順
  1. コンソールのデプロイメント環境リストには、「MyTopology」が表示されています。マウス・ポインターを「状況」アイコンに移動すると、状況が「未構成」と表示されます (以下の図を参照)。これは、デプロイメント環境は存在しますが、実際のリソースがまだ生成されていないという意味です。
    図 28. デプロイメント環境の状態は「未構成」
    この図は、デプロイメント環境の状態が「未構成」であることを示しています
  2. 「MyTopology」をクリックして、デプロイメント環境の要約をリストしたパネルを表示します。 このパネルには、所属する各クラスターの状況が表示されます。まだ何のリソースも構成していないため、すべての構成要素について、状況は「未構成」です。
    図 29. リソースを生成する前のデプロイメント環境の詳細
    この図は、リソースを生成する前のデプロイメント環境の詳細を示したものです
    パネルの下部に、リソースの生成に使用できるボタンが存在することに注意してください。
  3. 「デプロイメント・トポロジー」をクリックします。 トポロジーを示すパネルが表示されます。この時点で、ノードについて緑色の矢印が表示されますが (ノード・エージェントは稼働中)、クラスターの状況は「未構成」のままです。
    図 30. デプロイメント環境のノードおよびクラスター
    この図は、デプロイメント環境のノードおよびクラスターの詳細を示したものです
  4. 「キャンセル」をクリックしてから、「データ・ソース」をクリックします。データベース構成画面が再び表示され、前のステップで定義したデータベース名およびスキーマ名のほかに、いくつかのデータ・ソースについて JNDI 名も表示されます。 この時点では、変更を加えてその変更内容をデプロイメント環境に保管することができます。現時点で変更した内容は、実際のリソースに反映されます。
  5. 「キャンセル」をクリックしてログオフします。

レッスン 3.4: データベース構成の完了

デプロイメント環境を正しく生成するためには、データベース・インスタンスが存在することを確認する必要があります。とりわけ、EVENT データベースが存在する必要があり、存在しない場合は生成が異常終了し、データベースが見つからなかったことを示すエラーが出ます。このセクションでは、必要なすべてのデータベースのインスタンスを作成して、表の自動生成を可能な限り利用するものとします。

これまでに作成したデータベースを構成するには、以下を実行します。
手順
  1. CEI 用の EVENT データベースを以下のようにして作成します。
    1. コマンド・プロンプトを開き、コマンド db2cmd を実行します。
    2. その結果のコマンド・プロンプトで、db2 create db EVENT を実行します。
      要確認: EVENT のスキーマおよび表は、デプロイメント環境が生成されるときに自動的に作成されます。
  2. Business Space データベースを作成します。
    1. データベースのコマンド・プロンプトで、db2 create db WPRBSDB を実行します。
  3. BPEDB データベースを作成します。
    1. データベースのコマンド・プロンプトで、db2 create db BPEDB を実行します。
  4. Business Process Choreographer Explorer のレポート・データベースを作成します。
    1. データベースのコマンド・プロンプトで、db2 create db OBSVRDB を実行します。
  5. メッセージング・エンジン・データベースを作成します。
    1. 上記と同じコマンド・プロンプトで、db2 create db MEDB を実行します。
    要確認: メッセージング・エンジン、BPEDB、および Observer のスキーマおよび表は、クラスターが始動するときに自動的に作成されます。

レッスン 3.5: デプロイメント環境の生成およびテスト

このセクションでは、管理コンソールを使用したデプロイメント環境の生成に関連したステップを、順を追って説明します。

デプロイメント環境を生成するには、以下を行う必要があります。
手順
  1. 以下のステップを実行して、デプロイメント環境用のリソースを生成します。
    1. 管理コンソールに戻ります。「サーバー」を展開して、「デプロイメント環境」をクリックします。
    2. 「MyTopology」をクリックします。次の画面で、「環境の生成」をクリックします。
    3. 生成が完了したら (数分かかることがあります)、行った作業を保管します。
    4. 以下の図で示すように、トポロジーが構成されて、状況が「停止」であることに注意してください。
      図 31. 停止状態のデプロイメント環境
      この図は、デプロイメント環境が停止状態であることを示しています
    5. 「MyTopology」をクリックします。以下の図で示すように、各クラスターの状況は「停止」になっています。
      図 32. デプロイメント環境における停止したクラスター
      この図は、デプロイメント環境における停止したクラスターを示したものです
      「デプロイメント・トポロジー」および「データ・ソース」はまだクリックできますが、ここで変更を加えても、既に生成された実際のリソースには変更内容は反映されません。
    6. これまでに生成したいくつかのリソースを表示してみます。「サーバー」を展開して、「クラスター」をクリックします。以下の図に示すように、これまでに生成された 3 つのクラスターが表示されます。
      図 33. 「クラスター管理用の通常のパネル (Usual Panel for Cluster Management)」に表示されるクラスター
      この図は、「クラスター管理用の通常のパネル (Usual Panel for Cluster Management)」に表示されるクラスターを示したものです
      各クラスターには 2 つのクラスター・メンバーが存在します。
    7. 「サーバー」 > 「アプリケーション・サーバー」をクリックします。 以下の図に示すように、生成された 6 つのサーバーが表示されます。
      図 34. トポロジー内のクラスター・メンバー
      この図は、トポロジー内のクラスターを示したものです
    8. データ・ソースが作成されていることを確認してください。 「リソース」 > 「JDBC」 > 「データ・ソース」にナビゲートします。 10 件のデータ・ソースのリストが表示されます。
    9. サービス統合バスを確認します。 「サービス統合 (Service Integration)」 > 「バス (Buses)」にナビゲートします。 以下の図で示す 4 つのバスが表示されます。
      図 35. トポロジー内の SI バス
      この図は、トポロジー内のサービス統合バスを示したものです
    10. 最後に、インストール済みのアプリケーションを確認します。 「アプリケーション」 > 「エンタープライズ・アプリケーション」にナビゲートします。以下のアプリケーションが表示されます。名前はインストール先を示していることに注意してください。
  2. これで、デプロイメント環境を開始して、一部の機能をテストする準備が整いました。このステップを正しく行うには、ノード・エージェント・プロセスが稼働中である必要があることに注意してください。重要: このステップは、メモリーの制約が原因で、単一システムでの実行が困難な場合があります (デプロイメント・マネージャー、 2 つのノード・エージェント、および 6 つのアプリケーション・サーバーを同じマシンで実行させることに注意してください)。 これらのステップは例示目的で示すものです。ステップ 2 を一通り読んで、トポロジーをテストする代わりの方法について記述したステップ 3 にスキップすることをお勧めします。
    1. 「サーバー」=>「デプロイメント環境」にナビゲートします。MyTopology の近くにあるチェック・ボックスを選択して「開始」をクリックします。
    2. 以下の図に示すように、デプロイメント環境の状況はすぐに「開始」に変更されます。
      図 36. 開始状態のデプロイメント環境
      この図は、開始状態のデプロイメント環境を示しています
    3. 「MyTopology」をクリックします。個々のクラスターの状況も「開始」であることが表示されます。ただし、実際のサーバーが始動するまでにはしばらくかかります。
    4. 「サーバー」 > 「クラスター」にナビゲートします。(ほとんどの場合において) クラスターは以下の図に示すように、始動プロセスの最中 (一部開始) です。
      図 37. 始動中のクラスター
      この図は、始動中のクラスターを示したものです
    5. 数分待ってから、クラスターの状況を最新表示します。3 つのクラスターすべてが稼働中となるまで待ってください。
  3. メモリーの制約を考慮した、トポロジーのテストの代わりの方法を示します。
    1. 「サーバー」 > 「アプリケーション・サーバー」にナビゲートします。この時点ではすべてのサーバーが停止しています。
    2. ノード 1 で稼働するよう構成されているすべてのサーバーを選択して、「開始」をクリックします (以下の図を参照)。
      図 38. メモリーの制約に対処するために一部のメンバーのみを開始
      この図は、メモリーの制約に対処するために一部のメンバーのみを開始する方法を示したものです
    3. 数分待ってから、クラスターの状況を最新表示します。3 つのクラスターすべてが稼働中となるまで待ってください。
  4. トポロジーが機能しているかどうかを確認します。最初に、メッセージング・エンジンについての表が作成されていることを確認します。
    1. コマンド・プロンプト・ウィンドウで、コマンド db2cmd を入力します。
    2. 結果のコマンド・プロンプト・ウィンドウで、以下のコマンドを入力します。
      db2 connect to MEDB user db2admin using xxxxxxx
      db2 list tables for all > out.txt 
    3. ファイル out.txt をテキスト・エディターで編集します。 スキーマ CEIME、BPCME、SCAAPP、SCASYS にいくつかの表があることが確認できます。
      図 39. スキーマの表
      この図は、スキーマの表を示したものです
    4. メッセージング・エンジンが稼働中であることを確認します。 管理コンソールで、「サービス統合 (Service Integration)」 > 「バス (Buses)」にナビゲートします。バスの名前を 1 つクリックします。
    5. 「メッセージング・エンジン」をクリックします。 状況は以下の図で示すように非アクティブです。
      図 40. 開始状態のメッセージング・エンジン
      この図は、開始状態のメッセージング・エンジンを示したものです
これで、デプロイメント環境の生成およびテストが完了しました。この資料では、テンプレート主導型のアプローチを使用して「ゴールド」のクラスター・トポロジーを作成する方法について学習しました。最初にセルを作成して、2 つの空のノードをフェデレートしました。次に、クラスター・トポロジーのためのテンプレートである、デプロイメント環境を作成しました。最後に、データベースを調整した後で、デプロイメント環境を生成してトポロジーをテストしました。


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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05





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