WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


リモート・データベースに接続するためのスタンドアロン・プロファイルの作成

プロファイル管理ツールにより、リモート i5/OS® サーバーの DB2® for i5/OS データベースを指定して構成された、1 つ以上の WebSphere® ESB スタンドアロン・サーバー・プロファイルの構成を作成または統合できます。 DB2 for i5/OS データベースをホスティングするリモート i5/OS サーバーには、WebSphere ESB がインストールされていません。

始める前に

ご使用の WebSphere ESB インストール済み環境が Linux®、UNIX®、 または Windows® サーバーに存在し、データベースが リモート i5/OS サーバーに存在する場合は、IBM® Toolbox for Java™ JDBC ドライバー (jt400.jar) を SOURCEFORGE.NET の Web サイト (https://sourceforge.net/projects/jt400) から ローカル一時ディレクトリーにダウンロードする必要があります。

手順
  1. プロファイル管理ツールの「ようこそ」パネルで、「次へ」をクリックします。
    注: WebSphere ESB プロファイルに拡張できる WebSphere Application Server プロファイルが見つかった場合、「既存プロファイルの検出」パネルが表示されます。既存のプロファイルは拡張せず、代わりに新規プロファイルを作成することを選択してください。
  2. 「環境の選択」パネルで、「WebSphere Enterprise Service Bus」を選択します。「次へ」をクリックします。
  3. 「プロファイル・タイプの選択」パネルで、「スタンドアロン・サーバーのプロファイル (Stand-alone server profile)」を作成するオプションを選択します。「次へ」をクリックします。
  4. 「プロファイル作成オプション」パネルで、デフォルト設定を使用した標準的なプロファイルを作成するか、または高度なプロファイルを作成するかを指定できます。 「詳細プロファイル作成」を選択します。「次へ」をクリックします。
  5. 「オプションのアプリケーション・デプロイメント」パネルで、管理コンソールのデプロイメント用のチェック・ボックスが選択されていることを確認し、デフォルト・アプリケーションおよびサンプル・アプリケーションのデプロイメント用のデフォルトを受け入れます。「次へ」をクリックします。
  6. 「プロファイル名およびロケーション」パネルで、このプロファイルの固有の名前および固有のロケーションを入力します。最初にデフォルトの名前およびロケーションが表示されます。デフォルト・ディレクトリーは $user_data_root/profiles/profile_name の下に表示されます。他のプロファイルが存在する場合は、この新規プロファイルをデフォルト・プロファイルにするというオプションが表示されます。また、デプロイメント・テンプレートを使用してサーバーを作成することも選択できます。「次へ」をクリックします。
  7. 「ノード、ホスト、およびセルの名前」パネルで、固有のノード名を指定する必要があります。 デフォルトのノード名が提供されていますが、 ノード名を新しい固有の名前に変更できます。「次へ」をクリックします。
  8. 「管理セキュリティー」パネルで、チェック・ボックスをクリアするか、ユーザー ID とパスワード情報を入力します。「次へ」をクリックします。
  9. 「ポート値割り当て」パネルで、デフォルトのポート値が提供されます。 必要であれば、別のポート値を指定できます。「次へ」をクリックします。
  10. この WebSphere ESB プロファイル作成が Windows または Linux 上で行われている場合、Windows または Linux サービス定義パネルが表示され、オプションでこのプロファイルを Windows または Linux サービスとして実行するようにセットアップできます。WebSphere ESB を ホストしているサーバーが、リモート・サーバーを指すリレーショナル・データベース・エントリーを 保持している必要があります。そのようなエントリーが存在しない場合は 作成してください。「次へ」をクリックします。
  11. オプション: 「Web サーバー定義」パネルで、Web サーバー定義を作成するオプションを選択します。「次へ」をクリックします。
    For i5/OS operating system 注: i5/OS では、Web サーバー定義の作成にプロファイル管理ツールを使用しないようにお勧めします。したがって、「Web サーバー定義」パネルでは、このオプションを有効にしません。Web サーバー定義と HTTP サーバー・インスタンスを作成するために、IBM HTTP Server for iSeries® の構成フォームと管理フォームを使用する必要があります。そうすれば、HTTP サーバーとその Web サーバー定義が正しく関連付けられます。 詳しくは、WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS バージョン 6.1 インフォメーション・センターの『HTTP サーバー・インスタンスの構成』を参照してください。
  12. Business Space 構成」パネルで、 「Business Space の構成」チェック・ボックスを選択し、 WebSphere が提供する Business Spaceをセットアップします。これは、IBM Websphere Business Process Management ポートフォリオ横断でアプリケーション・ユーザーに対して統合された ユーザー・エクスペリエンスを提供します。次に「次へ」をクリックします。 Business Space を構成すると、このプロファイルで稼働しているアプリケーションのビジネス・ユーザー用に統合 GUI がセットアップされます。
    重要: Business Space は、次のデータベース製品でサポートされています: Derby Embedded, Derby Network Server、DB2 Universal、DB2 Universal Runtime Client、DB2 for i5/OS、Oracle 9i、Oracle 10g、および Oracle 11g。

    WebSphere ESB に使用するデータベースが Business Space のサポート対象データベースと一致しない場合は、Business Space 構成に対して Derby Embedded データベースが選択されます。 Derby Embedded はデプロイメント環境でサポートされていないため、このプロファイルを後でデプロイメント環境に統合することはできません。

  13. 「データベース構成」パネルの「データベース製品の選択」で、「DB2 UDB for iSeries (ツールボックス)」の項目を選択します。これにより、「データベース名」フィールドに *SYSBAS が表示されます。
    1. 「新規リモート・データベースを作成する」を選択します。
    2. データベース・スクリプトを手動でリモート・データベース・サーバーにコピーして実行する場合は、「データベース・スクリプトの実行を遅延 (リモート・データベースを使用する場合は選択する必要がある)」の横にあるチェック・ボックスを選択します。
    3. 「メッセージング・エンジン (ME) でこのデータベースを使用する」を選択します。
    4. 「次へ」をクリックします。
  14. 「データベース構成 (その 2)」パネルで、リモート i5/OS DB2 データベースに対して認証を行うための有効なユーザー名とパスワードを入力します。
    1. JDBC ドライバーのクラスパス・ファイル (jt400.jar) のロケーション (ディレクトリー) を入力します。
      • プロファイルを i5/OS 上に作成している場合、このディレクトリーは /QIBM/ProdData/Http/Public/jt400/lib です。
        注: このスクリプトは、WebSphere ESB を ホストする、i5/OS 以外のプラットフォームから 実行され、リモートの共通データベースを作成します。
      • プロファイルを i5/OS 上に作成していない場合、この jar ファイルを含むローカル・ディレクトリーを入力します。
    2. リモートの DB2 for i5/OS データベースが格納されている i5/OS サーバーのデータベース・サーバー・ホスト名 (IP アドレスなど) を入力します。
    3. データベース・コレクション名 (デフォルトは WPRCSDB) を入力します。スキーマ名の最初の 3 文字は、リモートの i5/OS サーバー上でホスティングされているデータベースに対して固有である必要があります。
    4. 「次へ」をクリックします。
  15. 「プロファイルの要約」パネルが表示されます。「次へ」をクリックします。
  16. プロファイル作成が完了し、「ファースト・ステップの起動」オプションが選択解除されます。「終了」をクリックします。
  17. 必要に応じて、Common Event Infrastructure と共通データベース両方の DDL を リモート i5/OS システムに エクスポートします。生成されたデータベース・スクリプト形式の DDL は、「Common Event Infrastructure データベース構成」パネルと「データベース構成」パネルで先に指定したロケーションにあります。さまざまな方法によって、スクリプトを管理者に提供できます。
  18. ローカルとリモートの両方の データベース・システムが i5/OS プラットフォームでない場合、 または「データベース・スクリプトの実行を遅延 (リモート・データベースを 使用する場合は選択する必要がある)」を選択した場合、管理者は、CEI スクリプトを 実行して EVENT 用のリモート DB2 データベース表を セットアップする必要があります。「新規リモート・データベースを 作成する」を選択していない場合、管理者は、 リモートの i5/OS システムで WPRCSDB 用の commonDB スクリプトを 実行する必要もあります。
  19. ご使用の WebSphere ESB インストール環境が Linux、UNIX、 または Windows サーバーに存在し、 データベースがリモート i5/OS サーバーに存在する場合は、 サーバーを始動し、管理コンソールを使用して、WebSphere Application Server 環境変数 OS400_TOOLBOX_JDBC_DRIVER_PATH の値が、 ダウンロードした jt400.jar ファイルの場所になっていることを 確認します。その後、サーバーを停止してから再始動します。
    重要: 環境変数を設定する前にサーバーを始動すると、エラー・メッセージが表示される場合があります。これらのエラーは、サーバーを停止して再始動すると解決されます。

タスクの結果

これで、リモート・データベースに接続するためのスタンドアロン・プロファイルが作成されました。

CEI (EVENT)、CommonDB、Service Integration Bus、および WebSphere Enterprise Service Bus Message Logger のリモート i5/OS システムに、DB2 for i5/OS の表およびコレクションが生成されました。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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