WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


Service Component Architecture (SCA) 処理と呼び出しチェーンのトラブルシューティング

クロス・コンポーネント・トレースにより、WebSphere® Process Server および WebSphere Enterprise Service Bus のモジュールとコンポーネントに関連付けられた systemout.log または trace.log データを識別できます。trace.log データには、SCA 処理中に収集された、破損データやランタイム例外などのエラーおよびイベント情報が記録されています。また、WebSphere Process Server と WebSphere Enterprise Service Bus コンポーネントの間で受け渡される入力データおよび出力データを収集して、WebSphere Integration Developer を使用した問題判別に使用することもできます。

次のようなイベントを収集可能です。

管理コンソールから「クロス・コンポーネント・トレース」ページにアクセスし、次いで「トラブルシューティング」 > 「クロス・コンポーネント・トレース」をクリックできます。このページでは、トレース・データの収集元となるサーバーを選択できます。「構成」列を使用して、サーバーが始動または再始動するときに使用されるサーバーのトレース設定を指定してください。「ランタイム」列を使用して、実行中のサーバーのトレース設定を指定してください。

サーバーごとに、以下の設定のいずれかを使用できます。

有効 (enable)
この設定により、SCA 処理のトレースを使用可能にします。この設定から収集されるデータは、systemout.log ファイルと trace.log ファイルに追加され、それらのファイルがパージされるときにパージされます。
データ・スナップショット付きで使用可能 (enable with data snapshot)
この設定により、SCA 処理のトレース、および WebSphere Process Server と WebSphere Enterprise Service Bus のコンポーネント間で渡される入出力データのトレースを使用可能にします。SCA 処理からのデータは systemout.log ファイルと trace.log ファイルに追加されます。WebSphere Process Server と WebSphere Enterprise Service Bus のコンポーネントからの入出力データは、logs¥XCT ディレクトリーに作成されるファイルに保存されます。
使用不可 (disable)
この設定により、選択したサーバーでのトレースを使用不可にします。

収集データの処理および削除


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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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