wbi_ivt コマンドにより、インストール検証テスト (IVT) プログラムが開始されます。IVT は、スタンドアロン・プロファイルまたはデプロイメント・マネージャー・プロファイルのインストールが正常に行われたかを検査します。
プロファイル は、デプロイメント・マネージャーまたはスタンドアロン・プロファイル用のランタイム環境を定義するファイルから構成されます。各プロファイルには、独自の IVT コマンドがあります。
サーバー・プロセスが開始済みでない場合、IVT プログラムはスタンドアロンのプロファイル、またはデプロイメント・マネージャーを自動的に開始します。
サーバーの初期化後、IVT は一連の検証テストを実行し、コンソール・ウィンドウに合格または不合格の状況を表示します。
IVT プログラムは、
SystemOut.log ファイルをスキャンしてエラーを調べ、プロファイルのコア機能を検査します。
注: スタンドアロンのプロファイルの場合、IVT はヘルス・モニター・チェックを実行し、システムの全体的な正常性のスナップショット・レポートを生成します。このレポートは、IVT ログ・ファイルに含まれています。
このレポートを表示して、アプリケーション・サーバー、ノード、デプロイメント環境、メッセージング・エンジンおよびそのキュー、データベース、システム・アプリケーション、およびシステムで失敗したイベントの状況をチェックすることができます。
状況には、実行中、停止、または利用不可があります。スタンドアロンのプロファイルでは、すべてのコンポーネントの状況が実行中であることを確認します。
IVT プログラムは、コマンド行またはファースト・ステップ・コンソールから始動できます。
コマンド・ファイルのロケーション
プロファイルのインストール検証テスト・スクリプトのロケーションは、
profile_root/bin ディレクトリーです。スクリプト・ファイル名は以下のとおりです。
パラメーター
このコマンドに関連付けられるパラメーターを以下に示します。
- server_name
- サーバー・プロセスの名前 (server1 や dmgr 等) を識別するのに必要なパラメーター。
- profile_name
- サーバー定義を含むプロファイルの名前を識別するのに必要なパラメーター。
- -p server_port_number
- ポートが 9080 (デフォルト) 以外のとき、default_host ポートを識別するオプション・パラメーター。
- -host machine_host_name
- テストするプロファイルのホスト・マシンを識別するオプション・パラメーター。デフォルトは localhost。
wbi_ivt コマンドの構文
このコマンドには、以下の構文を使用します。
- profile_root/bin/wbi_ivt.sh
ロギング
wbi_ivt コマンド・ログは、結果を profile_root/logs/wbi_ivtClient.log ファイルに記録します。
例
以下の例は、ポート 9081 の default_host を使用して myhost マシンの profile01 プロファイル中の server1 プロセスをテストします。