WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


MQ バインディングへの MQCIH の静的な追加

WebSphere® ESB では、メディエーション・モジュールを使用することなく、MQCIH ヘッダー情報を静的に追加することができます。

メッセージに MQCIH ヘッダー情報を追加するには、いくつかの方法があります。例えば、ヘッダー・セッター・メディエーション・プリミティブを使用するのも、1 つの方法です。 追加のメディエーション・モジュールを使用せずに、このヘッダー情報を静的に追加するのが有効な場合もあります。静的なヘッダー情報 (CICS® プログラム名、トランザクション ID、その他のデータ形式ヘッダー詳細情報など) を定義し、MQ バインディングの一部として追加することができます。

MQCIH ヘッダー情報を静的に追加するには、WebSphere MQ、MQ CICS Bridge、CICS をすべて構成する必要があります。

WebSphere Integration Developer を使用して、MQCIH ヘッダー情報に必要な静的値を MQ インポートに設定します。

到着したメッセージが MQ インポートによって処理される際に、MQCIH ヘッダー情報がメッセージ内に既に存在するかどうかが確認されます。 MQCIH が存在する場合、MQ インポート内に定義されている静的値を使用して、メッセージ内の対応する動的値がオーバーライドされます。MQCIH が存在しない場合、メッセージ内に MQCIH が作成され、MQ インポート内で定義されている静的値が追加されます。

MQ インポート内定義されている静的値には、メソッドごとに固有の値が設定されます。同じ MQ インポート内のさまざまなメソッドごとに、異なる静的 MQCIH 値を指定することができます。

MQCIH に特定のヘッダー情報が含まれていない場合、デフォルト値を設定する際にこの機能が使用されることはありません。これは、MQ インポート内で定義されている静的値が、着信メッセージ内の対応する値をオーバーライドするためです。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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