WebSphere Enterprise Service Bus バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、i5/OS、Linux、Solaris、Windows


ビルド定義ウィザード: 「プロファイルのカスタマイズ」パネル

プロファイルのカスタマイズ・パネルを使用して、プロファイルの作成時または削除時にスクリプトを実行できます。また、プロファイル拡張の一部として、1 つ以上のエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルをデプロイすることもできます。

プロファイルのカスタマイズ・パネルを使用して、以下の 3 つのプロファイル・タイプのいずれかについて、カスタマイズを作成することができます。
CIP のインストール時に、プロファイル管理ツールによって、プロファイル・タイプを選択するよう求められます。ここで定義するカスタマイズを使用するには、プロファイル・カスタマイズ・パネルで選択するプロファイル・タイプと同じプロファイル・タイプを、プロファイル管理ツールで選択する必要があります。
注: Network Deployment 環境にインストールする場合は、デプロイメント・マネージャーおよびカスタムのみを選択できます。
注: プロファイル・カスタマイズ・パネルを使用する際、EAR ファイルはデフォルト・オプションでのみデプロイできます。他のオプションで EAR ファイルをデプロイする必要がある場合は、その EAR ファイルをユーザー・ファイルとして組み込み、必要なオプションで EAR をデプロイするためのスクリプトを使用します。

プロファイルのタイプ

カスタマイズを作成するプロファイルのタイプを選択します。
  • スタンドアロン・サーバー
  • デプロイメント・マネージャー
  • カスタム

Profile_type プロファイル

セクション「Profile_type プロファイル」(Profile_type は処理しているプロファイルのタイプ) では、プロファイル管理ツールに、カスタマイズを使用して新規プロファイルを作成する、または既存のプロファイルを拡張するためのオプションを表示するかどうかを指定できます。
注: 既存のプロファイルの拡張はサポートされていません。

プロファイル管理ツールが、カスタマイズを使用して作成することのできるプロファイル・タイプをすべてリストできるようにするには、「カスタマイズを使用した新規プロファイルの作成を許可する (Allow creation of new profiles using the customizations)」を選択します。

Profile_type のカスタマイズ

セクション「Profile_type のカスタマイズ」(Profile_type は処理しているプロファイルのタイプ) では、プロファイル作成時または削除時に作成するカスタマイズを指定できます。

プロファイルの作成

実行するスクリプト、または CIP を正常にインストールした後に組み込むファイルを指定します。

スクリプトの実行、構成アーカイブの組み込みと復元、エンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルの組み込み、および EAR ファイル内でのアプリケーションのデプロイなどのアクションを実行します。

プロファイルの削除

プロファイルを拡張解除する場合に実行するスクリプトを指定します。

プロファイルの削除時に、CIP は実行するスクリプトを追加で指定できます。通常、これらのスクリプトは、プロファイルの作成時に行われたカスタマイズ・アクションを元に戻すために必要です。実行するプロファイル削除時の構成アクションがある場合は、cip_app_server_root/if_augmentingTemplates/deleteRegistry.xml ファイルにその構成アクションが含まれます。manageprofiles コマンドは通常、プロファイルの削除時に、カスタマイズされた Installation Factory の拡張を解除します。

cip_app_server_root
Installation Factory によって生成されたカスタマイズ・インストール・パッケージ (CIP) のデフォルトのインストール・ルート・ディレクトリーを以下にリストします。

For AIX operating system /usr/IBM/WebSphere/ProcServer/cip/cip_uid

For HP-UX operating system /opt/IBM/WebSphere/ProcServer/cip/cip_uid

For Linux operating system /opt/ibm/WebSphere/ProcServer/cip/cip_uid

For Solaris operating system /opt/IBM/WebSphere/ProcServer/cip/cip_uid

For Windows operating system C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ProcServer¥cip¥cip_uid

For i5/OS operating system /QIBM/ProdData/WebSphere/ProcServer/V61/ND/cip/cip_uid

cip_uid 変数は、ビルド定義ファイルの作成時に生成された CIP 固有の ID です。ビルド定義ウィザードで生成された値は、オーバーライドできます。システムに複数の CIP をインストールできるようにするには、固有値を使用します。

アクション・タイプ

以下の構成アクション・タイプのいずれかを指定します。
  • スクリプトの実行
  • エンタープライズ・アーカイブのデプロイ。EAR ファイルは、スタンドアロン・サーバーにのみデプロイできます。

ファイル名

スクリプト、エンタープライズ・アーカイブ・ファイル、または構成アーカイブ・ファイルを指定します。

ディレクトリー・パス

スクリプト、エンタープライズ・アーカイブ・ファイル、または構成アーカイブ・ファイルが格納されるディレクトリーを指定します。

障害時アクション

スクリプトに障害が発生した場合、またはファイルがロードできない場合に行われるアクションを指定します。以下の選択項目が有効です。
  • 致命的エラー
  • 継続

スクリプトの追加

CIP に組み込むスクリプトを検索して選択できる、ファイル参照ダイアログ・ウィンドウを開きます。スクリプトは、以下のサポートされるスクリプト・タイプのいずれかを選択できます。
  • ANT スクリプト (*.ant)
  • For Windows operating system Windows® バッチ・ファイル (*.bat)
  • For Linux operating systemFor UNIX operating systemFor i5/OS operating system シェル・スクリプト (*.sh)
    注: i5/OS® では、シェル・スクリプトには .sh 拡張子がありません。
  • JAR ファイル (.jar)
  • JACL スクリプト (.jacl)
  • Jython スクリプト (.py)
注: 追加するスクリプトは、このパネルで選択したプロファイル・タイプおよびアクション・タイプ (作成または削除のいずれか) に明確に関連付けられます。そのため、スクリプトを追加する前にタイプおよびイベントを選択する必要があります。

エンタープライズ・アーカイブの追加

WebSphere® ESB プロファイルの CIP に組み込むエンタープライズ・アプリケーション・アーカイブ (EAR) ファイルを検索して選択できる、参照ダイアログを開きます。

EAR ファイルは、拡張された Java™ アーカイブ (JAR) ファイルであり、J2EE アプリケーションを J2EE アプリケーション・サーバーにデプロイするために使用される J2EE 標準で定義されています。EAR ファイルには、エンタープライズ Bean、デプロイメント記述子、および個々の Web アプリケーションの Web アーカイブ (WAR) ファイルが含まれています。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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