WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


Service Component Architecture 固有の統計

このセクションでは、WebSphere® Enterprise Service BusService Component Architecture 固有の統計について説明します。

以降の表に示す Service Component Architecture (SCA) 統計は、呼び出し元から SCA レイヤーへの呼び出しの時間およびカウントの測定値と、サービスから戻された結果を、非常に単純な形で示しています。実際には、据え置き応答、結果の取得、コールバックおよび片方向呼び出しの同期実装および非同期実装間で異なるサービス呼び出しパターンがいくつかあります。呼び出しには、 呼び出し元とサービス (場合によってはデータ・ソース) 間の接続に応じた 特性があります (その間には SCA レイヤーが位置しています)。
表 1. 共通. すべてのサービス呼び出しパターンに共通する統計です。
統計名 タイプ 説明
GoodRequests カウンター 例外が発生しなかったサービス呼び出しの数。
BadRequests カウンター 例外が発生したサーバー呼び出しの数。
ResponseTime タイマー サーバー・サイドで測定される、要求が受信されてから結果が計算されるまでの時間。
TotalResponseTime タイマー 呼び出し側で測定される、呼び出し側がサービスを要求してから呼び出し側に結果が戻るまでの時間。呼び出し側による結果の処理は含まれません。
RequestDeliveryTime タイマー 呼び出し側で測定される、呼び出し側がサービスを要求してからサーバー・サイドの実装環境に要求が受け渡されるまでの時間。分散環境では、この測定の正確性は、システム・クロックの同期の正確性に依存します。
ResponseDeliveryTime タイマー 結果がクライアントに戻るまでに必要な時間。遅延応答の場合、この時間には結果取得時間は含まれません。分散環境では、この測定の正確性は、システム・クロックの同期の正確性に依存します。
表 2. 参照. 呼び出し側が SCA レイヤーまたはデータ・ソースに対して呼び出し (サービスからの応答なし) を実行するときに収集される統計です。
統計名 タイプ 説明
GoodRefRequests カウンター 例外を発生させない、SCA 層への呼び出し側による呼び出しの数。
BadRefRequests カウンター 例外を発生させる、SCA 層への呼び出し側による呼び出しの数。
RefResponseTime タイマー 呼び出し側で測定される、呼び出し側が SCA 層に要求を出してから呼び出し側に呼び出しの結果が戻るまでの時間。
BadRetrieveResult カウンター 呼び出し元によるデータ・ソース呼び出しのうち、例外が発生した呼び出しの数。
GoodRetrieveResult カウンター 呼び出し元によるデータ・ソース呼び出しのうち、例外が発生しなかった呼び出しの数。
RetrieveResultResponseTime タイマー 呼び出し側で測定された、呼び出し元がデータ・ソースに対して要求を発行した時点から、データ・ソースの応答が呼び出し元に戻された時点までの所要時間。
RetrieveResultWaitTime タイマー タイムアウトが発生した場合に、呼び出し側で測定される時間。
表 3. ターゲット. サービスと SCA またはデータ・ソースの間で要求が発生したときに収集される統計です。
統計名 タイプ 説明
GoodTargetSubmit カウンター 例外を発生させない、サービスへの SCA 呼び出しの数。
BadTargetSubmit カウンター 例外を発生させる、サービスへの SCA 呼び出しの数。
TargetSubmitTime タイマー サーバー・サイドで測定される、SCA がサービスに要求を出してからその呼び出しの結果が SCA に戻るまでの時間。
GoodResultSubmit カウンター サービスによるデータ・ソース呼び出しのうち、例外が発生しなかった呼び出しの数。
BadResultSubmit カウンター サービスによるデータ・ソース呼び出しのうち、例外が発生した呼び出しの数。
ResultSubmitTime タイマー サーバー・サイドで測定された、サービスがデータ・ソースに対する要求を発行した時点から、その結果がサービスに戻された時点までの所要時間。
表 4. コールバック. 以下の統計は、呼び出し側にコールバック (元の呼び出しの「兄弟」) が存在する場合に作成されます。
統計名 タイプ 説明
GoodCB カウンター 例外を発生させない、コールバックへの SCA 呼び出しの数。
BadCB カウンター 例外を発生させる、コールバックへの SCA 呼び出しの数。
CBTime タイマー SCA がコールバックに要求を出してからコールバックからの結果が SCA に戻るまでの時間。
GoodCBSubmit カウンター サービスからコールバックを処理する SCA への呼び出しのうち、例外を発生させない呼び出しの数。
BadCBSubmit カウンター サービスからコールバックを処理する SCA への呼び出しのうち、例外を発生させる呼び出しの数。
CBSubmitTime タイマー サービスがコールバックを処理する SCA に要求を出してから、SCA からの結果がサービスに戻るまでの時間。

reference 参照トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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