WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


ストリング・オブジェクトの双方向言語形式の変換

外部のエンタープライズ情報システム (EIS) との間でやり取りするデータについて、ストリング・データをサポート対象の双方向言語形式に変換したり、WebSphere® ESB から外部の EIS に送信するデータをその特定の EIS で使用されている双方向言語形式に変換したりする API を作成できます。

始める前に

双方向言語サポートについて詳しくは、『グローバリゼーション』を参照してください。 『グローバリゼーション』に記載されている表を参照して、ストリング・データの形式変換を実行するときに使用する入力ストリングまたは出力ストリングの正しい値を確認できます。

ストリング・オブジェクトの双方向言語形式を変換するための API を作成するには、以下の手順を実行します。

手順
  1. 双方向エンジン実装が含まれているすべての双方向クラスを組み込みます。 例えば、次のようにします。
    import com.ibm.bidiTools.bdlayout.*;
  2. 変換するデータ・オブジェクトを組み込むためのストリングと、入力形式、出力形式の値を定義します。

    入力形式は、ストリング・オブジェクトが現在格納されている双方向形式です。出力形式は、ストリング・オブジェクトを格納する双方向形式です。

    例えば、次のようにします。
    String strIn = new String("Hello world");
    String formatIn = "ILYNN";
    String formatOut = "VLYNN";
  3. BidiStringTransformation 関数を呼び出します。 例えば、次のようにします。
    String strOut = BiDiStringTransformation(strIn, formatIn, formatOut);
    String BiDiStringTransformation(String strIn, String formatIn, String formatOut) {
    1. 入力ストリングが NULL かどうかをテストします。 例えば、次のようにします。
      		if (strIn == null) return null;
    2. 変換を実行します。 例えば、次のようにします。
      		BidiFlagSet flagsIn; 
      		BidiFlagSet flagsOut; 
      		formatIn = formatIn.toUpperCase(); 
      		formatOut = formatOut.toUpperCase(); 
      
      		if (formatIn != null) 
          		flagsIn = new BidiFlagSet(formatIn.toCharArray()); 
      		else 
          		flagsIn = new BidiFlagSet(); 
      
      		if (formatOut != null) 
          		flagsOut = new BidiFlagSet(formatOut.toCharArray()); 
      		else 
          		flagsOut = new BidiFlagSet();
      
      		if (flagsIn.equals(flagsOut)) return strIn; 
      		String strOut = BiDiStringTransformation(strIn, flagsIn, flagsOut); 
      		return strOut;
      }

task タスク・トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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