WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


チュートリアル: リレーションシップ・マネージャーの管理

リレーションシップ・マネージャーを使用して、同じデータ項目に対して複数の異なる環境から取得された ID を相関させるリレーションシップのインスタンスを追加、変更、および除去できます。このチュートリアルでは、リレーションシップ・マネージャーの基本機能を説明します。

このチュートリアルでは、WebSphere® ESB リレーションシップ・マネージャーの基本機能を説明します。リレーションシップは、同じデータ項目に対して複数の異なる環境から取得された ID を相関させるために使用されます。例えば、1 つの環境では、州名は 2 文字の略語 (AZ、TX) として識別されます。別の環境では、異なる略語 (Ariz.、Tex.) が使用されます。リレーションシップは、最初の環境の「AZ」を 2 番目の環境の「Ariz」と相関させるために作成されます。

ここで説明するサンプル・リレーションシップは、カスタマー ID を相関させるリレーションシップです。多くのビジネス・アプリケーションでは、カスタマーのデータベースを管理し、各カスタマーにそのアプリケーション独自の ID を割り当てています。エンタープライズ環境では、同じカスタマーがビジネス・アプリケーションごとに異なる ID を持つ可能性があります。このチュートリアルでは、カスタマー ID を相関させるリレーションシップが定義されます。リレーションシップ名は「SampleCustID」です。このリレーションシップには、2 つのロールが定義されています。1 つのロールは Customer Information System (CIS) 用で、もう 1 つのロールは General Ledger (GL) アプリケーション用です。このリレーションシップは、リレーションシップ・サービス・サンプルに基づいて作成され、ロールと少量のサンプル・データも提供されています。

リレーションシップ・マネージャーは、リレーションシップ・インスタンスを追加、変更、および除去できるだけでなく、リレーションシップ・インスタンスのロール ・インスタンスも追加、変更、および除去できるように設計されています。新規のリレーションシップ定義を作成およびデプロイするには、WebSphere Integration Developer を使用する必要があります。 定義は XML ファイルとして保管され、J2EE アプリケーションの一部として特定のサーバーにデプロイされます。

このチュートリアルの目的

このチュートリアルを完了すると、リレーションシップ・インスタンスの値を変更できるようになります。

このチュートリアルを完了するのに必要な時間

このチュートリアルを完了するのに必要な時間は、約 10 分です。

前提条件

このチュートリアルでは、リレーションシップ・サービス・テクニカル・サンプルに基づいて作成されたリレーションシップを使用します。このチュートリアルを手順に従って実行する前に、サンプル・ギャラリーにアクセスし、リレーションシップ・サービス・サンプルで説明されている手順を実行して、必要なリレーションシップおよびロールを作成します。


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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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