configEventServiceDerbyDB コマンドを使用して、Derby データベースを使用する Common Event Infrastructure を構成します。
目的
configEventServiceDerbyDB コマンドは、AdminTask オブジェクトで使用できる
Common Event Infrastructure 管理コマンドです。
Derby のイベント・サービス・データベースおよびデータ・ソースをサーバーまたはクラスター上に作成するには、このコマンドを使用します。
AdminTask
オブジェクトについて詳しくは、
WebSphere® Application Server Network Deployment バージョン 6.1 の資料を参照してください。
注: この製品は、
Microsoft® Windows® 2003 または Windows Vista の各オペレーティング・システムをサポートしない Jython のバージョンを使用しています。
パラメーター
- - createDB
- このパラメーターが true に設定されていると、コマンドは DDL データベース・スクリプトを生成してデータベースを作成します。このパラメーターが false に設定されていると、コマンドは DDL データベース・スクリプトのみ生成します。データベースを作成するには、現行のサーバーがデータベース・コマンドを実行するよう既に構成済みである必要があります。デフォルト値は、指定がなければ false です。
- - overrideDataSource
- このパラメーターが true に設定されると、コマンドは指定された有効範囲の既存のイベント・サービス・データ・ソースを除去した後に、新しいイベント・サービス・データ・ソースを作成します。このパラメーターが false に設定されると、指定された有効範囲に別のイベント・サービス・データ・ソースが検出された場合、コマンドは同じ有効範囲にイベント・サービス・データ・ソースを作成しません。デフォルト値は、指定がなければ false です。
- - nodeName
- イベント・サービス・データ・ソースを作成する必要があるサーバーを含むノードの名前。このパラメーターが指定された場合、serverName パラメーターを設定する必要があります。clusterName パラメーターが指定されている場合、このパラメーターを指定しないでください。
- - serverName
- イベント・サービス・データ・ソースを作成する必要があるサーバーの名前。nodeName パラメーターを指定せずにこのパラメーターが指定された場合、このコマンドは現在の WebSphere プロファイルのノード名を使用します。clusterName パラメーターが指定されている場合、このパラメーターを指定しないでください。
- - clusterName
- イベント・サービス・データ・ソースを作成する必要があるクラスターの名前。このパラメーターが指定された場合、serverName および nodeName パラメーターを設定してはいけません。serverName および nodeName パラメーターが指定されている場合、このパラメーターを指定しないでください。
- - dbHostName
- ネットワーク Derby データベースのホスト名。Derby ネットワーク・データ・ソースを作成するには、このパラメーターおよび dbPort パラメーターを指定します。
Derby ローカル・データ・ソースを作成するには、このパラメーターおよび dbPort パラメーターは指定しないでください。
- - dbPort
- ネットワーク Derby データベースのポート番号。Derby ネットワーク・データ・ソースを作成するには、このパラメーターおよび dbHostName パラメーターを指定します。
Derby ローカル・データ・ソースを作成するには、このパラメーターおよび dbHostName パラメーターは指定しないでください。
- - dbName
- 作成されるデータベース名。デフォルト値は、指定がなければ event です。
- - dbUser
- データ・ソースが Derby データベース認証に使用するユーザー ID。
このパラメーターは、WebSphere ドメイン・セキュリティーが無効のときはオプションです。
このパラメーターを指定した場合、dbPassword パラメーターも指定する必要があります。
このパラメーターは、WebSphere ドメイン・セキュリティーが有効のときは必須です。
- - dbPassword
- データ・ソースが Derby データベース認証に使用するパスワード。
このパラメーターは、WebSphere ドメイン・セキュリティーが無効のときはオプションです。
このパラメーターを指定した場合、dbUser パラメーターも指定する必要があります。
このパラメーターは、WebSphere ドメイン・セキュリティーが有効のときは必須です。
- - outputScriptDir
- オプションのデータベース・スクリプト出力ディレクトリー。このパラメーターが指定されると、コマンドは指定されたディレクトリーにイベント・サービス・データベース・スクリプトを生成します。指定されたディレクトリーが絶対パスを含まない場合、コマンドは指定されたディレクトリーを profile_root/bin に作成します。
このパラメーターが指定されていない場合、デフォルトのデータベース・スクリプト出力ディレクトリーは profile_root/databases/event/node/server/dbscripts/derby です。
例
バッチ・モードの使用例:
Jacl の使用:
$AdminTask configEventServiceDerbyDB {-createDB true -overrideDataSource true
-nodeName nodename -serverName servername}
Jython ストリングの使用:
AdminTask.configEventServiceDerbyDB( '[-createDB true -overrideDataSource true
-nodeName nodename -serverName servername]')
Jython リストの使用:
AdminTask.configEventServiceDerbyDB(['-createDB', 'true', '-overrideDataSource',
'true', '-nodeName', 'nodename', '-serverName', 'servername'])
対話モードの使用例:
Jacl の使用:
$AdminTask configEventServiceDerbyDB -interactive
Jython ストリングの使用:
AdminTask.configEventServiceDerbyDB('[-interactive]')
Jython リストの使用:
AdminTask.configEventServiceDerbyDB(['-interactive'])