WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


失敗した SCA イベントのビジネス・データの編集

ビジネス・データは、ビジネス・オブジェクト内にカプセル化したものであっても、ビジネス・オブジェクトの一部でない単純データであってもかまいません。失敗イベントには、単純データとそれに関連付けられたビジネス・オブジェクトの両方が含まれることもあります。失敗イベントを再サブミットする前に、ビジネス・データ・エディターを使用して、失敗イベントに関連したビジネス・データを編集します。

始める前に

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このタスクについて

それぞれの失敗イベントについて、エディターでは関連ビジネス・データが階層形式で表示されます。表の上部のナビゲーション・ツリーが、パラメーターをナビゲートするにつれて更新されるため、階層内のどの場所にいるかを明確に把握できます。

編集できるのは、単純データ型 (String、Long、Integer、Date、Boolean など) のみです。データ型が複合型 (配列またはビジネス・オブジェクトなど) の場合、配列またはビジネス・オブジェクトを構成する単純データ型に達するまでビジネス・データ階層をナビゲートする必要があります。 複合データは、「パラメーター値」列に省略符号 (...) で示されます。

重要: ビジネス・データに対する編集の内容はすべて、ローカルで保管されます。失敗イベントを再サブミットするまで、サーバー上の対応するビジネス・データは変更されません。

失敗した SCA イベントに関連したビジネス・データを編集するには、以下の手順を実行します。

手順
  1. Failed Event Manager が開いていること、および失敗イベントのリストをシステム上で取得したことを確認します。
  2. Failed Event Manager の「検索結果」ページで、データを編集したい失敗イベントの ID (「イベント ID」列の項目) をクリックします。
  3. 失敗イベントの詳細ページで「ビジネス・データを編集」をクリックして、「ビジネス・データ・エディター・コレクション」ページにアクセスします。

    このページでは、失敗イベントに関連付けられたすべてのデータが階層図で表示されます。

  4. 各パラメーターの名前をクリックして、ビジネス・データ階層をナビゲートします (これらは「パラメーター名」列でリンクとして表示されます)。 値を編集したいパラメーターを見つけたら、その名前をクリックします。

    パラメーターの値が編集可能な場合、「ビジネス・データ・エディター」ページが開きます。

  5. 「パラメーター値」フィールドで、パラメーターの新しい値を指定します。
  6. 「OK」をクリックします。

    変更内容はローカルに保管され、「ビジネス・データ・エディター・コレクション」ページに戻ります。

  7. 加えた変更を除去する場合、「ローカル・ビジネス・データの変更を取り消す」をクリックします。

    すべての編集内容が除去され、ビジネス・データは元の状態に戻ります。

  8. 編集したビジネス・データが正しければ、「再サブミット」をクリックして、サーバー・レベルで変更を行います。

    編集済みの失敗イベントは、処理されるように再サブミットされ、Failed Event Manager から除去されます。


task タスク・トピック

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タイムスタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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