応答ファイルを使用したサイレント・インストールに失敗した場合は、ログ・ファイルおよびエラー・メッセージを調べて原因を判別し、応答ファイルを変更できます。
始める前に
WebSphere® ESB の
サイレント・インストールのための応答ファイルの使用について詳しくは、
サイレント・インストールを参照してください。
製品のサイレント・インストールのトラブルシューティングを行うには、以下のステップを実行します。
手順
- 応答ファイルを調べて、ファイルでオプション値を指定するときに正確に指定しており、インストール・プログラムが値を読み取れることを確認します。 指定が誤っていると、インストール・ウィザードのサイレント・インターフェースに影響を及ぼします。例えば、大/小文字の区別があるプロパティー名では、常に大/小文字の誤りのないようにしてください。また、値は常に二重引用符で囲みます。オプション値が正しくないというエラーの場合、InstallShield MultiPlatform プログラムには確認を要求する警告メッセージが表示され、インストールは停止します。
- 応答ファイルを、製品に同梱される responsefile.wesb.txt ファイルと比較し、必要な修正を行います。このファイルは、install_image/WBI ディレクトリーにあります。ファイルの修正後に、再インストールします。
- メッセージ: インストールおよびプロファイルの作成に記載されている、よくあるエラー・メッセージを確認します。
- ログ・ファイルを調べます。 インストールとプロファイル作成のログ・ファイルリストされている該当するログ・ファイルの説明を参照してください。
- イベントによっては、InstallShield MultiPlatform がインストール・ウィザードをサイレント・モードで開始できなくなる可能性があります (例えば、インストール・ウィザードを起動するためのディスク・スペースが十分でない状況などが考えられます)。インストールが失敗し、インストール・ログに情報がない場合は、ISMP プログラムがインストール・ウィザードの開始に失敗する原因となるイベントのエントリーを記録します。
そのようなイベントのロギングのための install コマンドの構文は、次のとおりです。
AIX® プラットフォームの場合: install -options "/usr/IBM/WebSphere/silentFiles/myresponsefile.txt"
-silent -log

HP-UX および
Solaris プラットフォームの場合: install -options "/opt/IBM/WebSphere/silentFiles/myresponsefile.txt"
-silent -log
i5/OS® プラットフォームの場合: install -options responsefile.wbis.txt -silent -log log.txt @ALL
注: i5/OS プラットフォームの場合: コピーした DVD イメージが格納されているディレクトリーに変更する必要があります。例:
/MYDIR/WBI
Linux® プラットフォームの場合: install -options "/opt/ibm/WebSphere/silentFiles/myresponsefile.txt"
-silent -log
Windows® プラットフォームの場合: install.exe -options "C:¥IBM¥WebSphere¥silentFiles¥myresponsefile.txt"
-silent -log # !C:¥IBM¥WebSphere¥silentFiles¥log.txt @ALL
- インストールのトラブルシューティングに関するその他のヒントについては、インストールおよび構成のトラブルシューティングを参照してください。
- プロファイルが正常に作成されていなかった場合は、プロファイルの作成または拡張の障害からのリカバリーを参照してください。