WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS バージョン 6.2.0 オペレーティング・システム: z/OS


スタンドアロン構成と Network Deployment 構成の相違点

スタンドアロン・アプリケーション・サーバー・セルはベース・アプリケーション・サーバー・ノードとも呼ばれ、WebSphere® ESB for z/OS® アプリケーションをデプロイして実行するために使用できる最も単純な構成です。スタンドアロン構成は、即時始動環境または開発環境のためのフレームワークを提供します。小規模な環境を構成する場合は、単一サーバー・トポロジーで要件に対応できる可能性があります。ただし、Network Deployment 構成を使用する可能性の方が高くなります。これは、Network Deployment 構成では、ネットワーク環境内の複数の sysplex に分散するアプリケーション・サーバーを管理できるためです。Network Deployment 構成では、クラスター化すると高い可用性と信頼性を実現できる複数のアプリケーション・サーバーがサポートされます。

スタンドアロン構成と Network Deployment 構成の主な相違点を、以下に示します。
スタンドアロン構成 Network deployment 構成
以下のプロセスに対し 4 つ以上のアドレス・スペースが割り振られる。
  • ロケーション・サービス・デーモン
  • コントローラー
  • サーバント
  • 制御領域付加属性

アドレス・スペースの最大容量は、リソースによってのみ限定される。

以下のプロセスに対し 7 つ以上のアドレス・スペースが割り振られる。
  • ロケーション・サービス・デーモン
  • アプリケーション・サーバー・コントローラー
  • アプリケーション・サーバー・サーバント
  • アプリケーション・サーバー制御領域付加属性
  • デプロイメント・マネージャー・コントローラー
  • デプロイメント・マネージャー・サーバント
  • ノード・ エージェント

アドレス・スペースの最大容量は、リソースによってのみ限定される。

各サーバー・ノードはそれぞれ個別の管理可能ドメインに配置されている。 すべてのノードが同一管理可能ドメインに配置されている。
サーバーの開始と停止を単独に実行できる。各サーバーには、単独の非共用 JNDI 名前空間がある。 サーバーの開始と停止を単独に実行できるが、JNDI 名前空間はセル内のすべてのサーバーにより共有される。
複数のサーバントを使用できる。 複数のサーバントを使用できる。
クラスター化できない。 クラスター化できる。

reference 参照トピック

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2010/07/05


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