MSDynamics CRM エンドポイントの作成および編集

MSDynamics CRM エンドポイントには、Studio および統合アプライアンスが MSDynamics CRM サーバーに接続するために使用する情報が含まれています。別々のインスタンスを参照する複数のエンドポイントを作成できます。

このタスクについて

MSDynamics CRM エンドポイントを作成または編集するには、このタスクを使用します。このアクティビティーの呼び出しは、同期呼び出しです。同期呼び出しでは、入力データが処理のためにアクティビティーに送信され、オーケストレーションに応答が返信されます。
注:
MSDynamics CRM エンドポイントに対して行う構成プロパティーなどのすべての変更は、その編集がローカルではなくグローバルなものであることから、そのエンドポイントを使用するすべてのオーケストレーションに影響します。

MSDynamics CRM エンドポイントを作成および編集するには、次のステップを実行します。

手順

  1. 「アクティビティー」タブの下の「MSDynamics CRM」フォルダーから「オーケストレーション」ウィンドウにアクティビティーをドラッグします。「要約」パネルが表示されます。
  2. 「チェックリスト」から、「エンドポイントの選出」をクリックします。 「エンドポイントの選出」パネルが表示されます。
  3. 以下のボタンのいずれかをクリックします。
    1. 参照 — 「プロジェクト・エクスプローラー」から既存のエンドポイントを選択します。 「プロジェクト・エクスプローラー」には、アクティビティーのために使用できるプロジェクト内のすべてのエンドポイントが表示されます。エンドポイントを選択すると、エンドポイントのプロパティーが「エンドポイントの選出」パネルに表示されます。
    2. 新規作成 - 新規エンドポイントを作成します。 「エンドポイントの作成」ウィンドウが開きます。
    3. 編集 — 既存のエンドポイントを編集します。 「エンドポイントの編集」ウィンドウが開きます。
  4. エンドポイントの作成」ウィンドウで、次の表に示されたフィールドに入力します。
    表 1. 接続の詳細
    フィールド名 説明
    ログイン詳細
    ユーザー名 MSDynamics Online CRM サーバーに接続するユーザー名を指定します。
    パスワード MSDynamics Online CRM サーバーに接続するユーザー名に関連付けられたパスワードを指定します。
    サービスの詳細
    組織の固有名 組織に対して MSDynamics Online CRM によって提供された名前を指定します。組織の固有名は、MSDynamics CRM オンライン・ポータル内のデベロッパー・リソースの下で見つけることができます。
    ディスカバリー・サービス MSDynamics Online CRM によって提供されたディスカバリー・サービス URL を指定します。現在、この値はアジア太平洋地域向けの値にデフォルト設定されます。この URL は、MSDynamics CRM オンライン・ポータル内のデベロッパー・リソースの下で見つけることができます。
    組織サービス MSDynamics Online CRM によって提供された組織サービス URL を指定します。「組織のディスカバー」ボタンをクリックすると、ディスカバリー・サービスと組織の固有名の値を使用して、組織サービス URL が自動的に取り込まれます。あるいは、手動で編集することもできます。また、MSDynamics CRM オンライン・ポータル内のデベロッパー・リソースの下で組織サービスを見つけることもできます。
    認証の詳細
    請求ベース サポートされる認証メカニズムはこれのみです。
    接続タイムアウト
    エンドポイントへの接続が、___ 秒を経過しても確立できなければタイムアウト アクティビティーがエンドポイントで要求を実行してから、エンドポイントが応答するまでに要する時間のうち、タイムアウトが発生するまでの秒数を指定します。デフォルトでは、このパラメーターは 300 秒に設定されています。
    プロキシー接続の詳細
    プロキシー・サーバーを介した接続 プロキシー・サーバーを介して接続するには、このチェック・ボックスを選択してこれらのフィールドを使用可能にします。
    認証 統合アプライアンスがプロキシー・サーバーへの接続時に使用する認証のタイプを示します。以下のいずれかの認証オプションをリストから選択してください。
    • 基本 (Basic) - 指定したユーザー名とパスワードを暗号化せずにサーバーへ送信します。 これは、最も保護レベルの低い認証スキーマです。
    • NTLM - サーバーのドメイン・ネームで NTCredentials のインスタンスを使用可能にすることを要求します。 この認証は、最も保護レベルの高い認証オプションです。 NTLM 認証オプションを選択した場合、統合アプライアンスは、要求ではなく接続を認証します。 そのため、統合アプライアンスは、新しい接続が確立されるたびに認証を行います。 認証プロセス中は、接続を開いたままにしておく必要があります。 NTLM を使用して、プロキシーとサーバーの両方で認証を行うことはできません。
    レルム/ドメイン 認証オプションとして「Basic」を選択した場合は、レルムを指定してください。認証オプションとして「NTLM」を選択した場合は、ドメインを指定してください。
    ホスト名 プロキシー・サーバーのホスト名を指定します。
    ポート プロキシー・サーバーへの接続に必要なポート番号を指定します。
    ユーザー名 プロキシー・サーバーへの接続に必要なユーザー名を指定します。
    パスワード プロキシー・サーバーへの接続に必要なパスワードを指定します。
  5. 完了したら、「接続のテスト」をクリックして、MSDynamics CRM システムに接続できることを確認します。
  6. OK」をクリックします。

タスクの結果

MSDynamics CRM エンドポイントを作成または編集しました。