構成について
プロジェクトを統合アプライアンスに公開します。次に WMC はプロジェクトの構成を実行します。プロジェクトを統合アプライアンスに公開すると、WMC はデフォルトのプロジェクト構成を作成します。 デフォルトのプロジェクト構成設定によって、プロジェクト内のすべてのオーケストレーションが使用可能になり、プロジェクトを素早くデプロイできるようになります。
統合アプライアンス上では同じプロジェクトに対して多数の構成を作成することができます。エンドポイントの接続情報を指定するために構成プロパティーを使用している場合、各構成によって異なるエンドポイントに接続できます。例えば、ある構成ではテスト・データベースに接続でき、別の構成では実動データベースに接続できます。プロジェクト構成は WMC を使用して作成され、デフォルトでは作成時にはデプロイされません。
公開
- エクスポート
- エクスポートはプロジェクトを圧縮するという点では公開と非常に似たプロセスですが、結果を統合アプライアンスに配信する代わりに、ファイルに名前を付けて、統合アプライアンスへの今後のアップロード用にファイルを保存します。例えば、この方法によって、品質管理チームによる追加のテストが可能になります。
- アップロード
- アップロードは、Studio からエクスポートされたプロジェクトを統合アプライアンスに移動するプロセスです。WMC では、このタスク用のメニュー選択が可能です。
デプロイ
デプロイは、必要なすべてのランタイム・コンポーネントをインスタンス化して、統合アプライアンスが実際の統合を実行できるようにするプロセスです。デプロイでは、プロジェクトが統合アプライアンスに公開またはアップロードされていると想定されます。Web 管理コンソールを使用して、プロジェクト構成をデプロイします。
構成プロパティーの理解
構成プロパティーによって、デプロイメント・プロセスでの開発環境から実稼働環境への移動が簡素化されます。構成の詳細をエンドポイント・プロパティーにハードコーディングする代わりに、構成プロパティーを作成し、エンドポイントの構成ページでこれらのプロパティー名を使用できます。
この理由は、Studio で作成されるエンドポイントは、具体的なアドレス情報 (ホスト名、IP アドレス) およびその他の詳細情報 (ユーザー・アカウント、パスワード) で構成されるためです。これらの詳細情報は、プロジェクトが実行される実際の環境の仕様に合わせてデプロイメント時に変更が必要な場合もあります (開発環境、テスト環境、および実稼働環境で異なるサーバーとシステムを使用することを想定した場合)。
デプロイメント時には、プロパティーに関連付けられた値を適切なホスト名や IP アドレスなどに変更できます。
構成プロパティーの作成について詳しくは、Studio のオンライン・ヘルプを参照してください。