トラブルシューティングとサポート

トラブルシューティング手法とセルフ・ヘルプ情報は、問題を迅速に識別して解決するのに役立ちます。 このトピックでは、NetSuite コネクターで起こった問題に対して有力であると思われる解決策について説明します。

WebSphere Cast Iron NetSuite コネクターで NetSuite 2013_2 にアップグレードする際に注意する点

NetSuite 2013_1 以前のバージョンでは、NetSuite の各カスタム・フィールドは internalId (固有) 属性で識別されていました。

NetSuite は、バージョン 2013_2 以降のバージョンで以下のような変更が行われました。
  • scriptId が新しい internalId になりました。
  • 新しい internalId 属性が導入されました。
これらの変更は、カスタム・フィールドの内部 ID が取り込まれる Cast Iron NetSuite コネクターを使用するすべてのオーケストレーションに影響します。 コネクター・エンドポイントをバージョン 2013_2 以降のバージョンにアップグレードした場合、internalId 属性はそのまま古い値を指すことになるので、これらのオーケストレーションは作動しなくなります。

症状

コネクター・エンドポイントをバージョン 2013_2 以降のバージョンの NetSuite にアップグレードすると、Cast Iron NetSuite コネクターを使用するオーケストレーションが作動しなくなります。

解決方法:
  1. IBM WebSphere Cast Iron Studio 7001 で NetSuite コネクターを使用している各プロジェクトを開きます。
  2. 各 NetSuite エンドポイントにアクセスし、「Wsdl を 2014_1 に更新」ボタンをクリックし、プロジェクトに関連付けられている WSDL を更新するステップに従います。
  3. NetSuite コネクターを使用するすべてのオーケストレーションで、各アクティビティーの「構成」タブに移動し、「最新表示」ボタンを押して、最新のスキーマで NetSuite オブジェクトを更新します。
  4. 「入力のマップ」セクションと「出力のマップ」セクションに進み、オブジェクトまたはその子オブジェクト、あるいはその両方のオブジェクトの内部 ID フィールドに正しい値が取り込まれることを確認します。
  5. 実稼働環境に移動する前に、開発環境でプロジェクト内のオーケストレーションを徹底的にテストします。
  6. NetSuite コネクターを使用するプロジェクトごとに上記のステップを繰り返します。