コネクターの操作
サービス操作は、サービスによって提供される機能の名前付きセットです。例えば、新しい販売注文を作成するサービス操作の名前は、SalesSalesOrderService.create です。1 つのサービスが複数のサービス操作を公開できます。サービスが公開するサービス操作には、カスタム・サービス操作も含まれます。以下の表で、文書サービスの共通サービス操作の一部について説明します。
以下の操作は、MS Dynamics AX 2012 R3 コネクターによって実行されます。
操作 | 説明 |
Create | この操作は、データベース内に新規項目のレコードを作成します。例えば、販売注文サービスの場合、この操作は新規販売注文を作成します。通常、この操作は、新規項目の ID を含んだエンティティー・キーで応答します。作成される新規レコードは、メッセージ内のレコードのフィールド値を使用します。 統合ポートを構成して、このサービス操作が呼び出されるときに、既存の文書を置換できます。 |
Delete | この操作は、データベース内のレコードを削除します。下位の表内のレコードのみを削除できます。 |
Find | この操作は、指定されたデータベース・レコードを検索します。 |
FindKeys | この操作は、指定された検索基準に対応するエンティティー・キーのリストを取得します。例えば、姓が「T」という文字で始まる顧客の照会を要求に含めることができます。この照会に対する応答にはキー・フィールドと値のリストが含まれ、ユーザーはそれを使用して再度、追加データを照会できます。例えば、キー・フィールドを使用して、取得したリストに含まれる各顧客のレコードを更新できます。 |
Read | この操作は、データベースから指定されたレコードを取得します。読み取りが必要なレコードは、エンティティー・キーを使用して指定されます。応答には、返されるレコードのデータが含まれます。 |
Update | この操作は、データベース内のレコードを更新します。メッセージ内で値を提供されたフィールドのみが更新されます。それ以外のすべてのデータベース・フィールドは変更されず、そのまま維持されます。 |
getKeys | この操作は、文書フィルターに基づいて文書のキーを取得します。 |
getChangedKeys | この操作は、文書フィルターと、渡された日付に基づいて文書のキーを取得します。 |