debug postmortem export コマンド

debug postmortem export コマンドは、指定した FTP または SFTP サーバーに事後分析アーカイブをエクスポートします。

統合アプライアンスではエクスポート・ファイル名の指定は必須ではありませんが、ベスト・プラクティスとして、統合アプライアンスの通し番号、日付、およびタイム・スタンプを含む名前を指定することをお勧めします。エクスポート・ファイル名を指定しない場合、統合アプライアンスは postmortem.tar.gz という名前でファイルをエクスポートします。
注: ユーザー名、ホスト名、またはファイル名には予約語を使用しないでください。予約語には、ftp、sftp、postmortem、debug、export、ibm、port、user、および file などがあります。

FTP 構文

debug postmortem export ftp <ホスト名> [port <番号>][user <ユーザー>][file <ファイル名> ]
ここで、
表 1.
オプション 説明
ホスト名

FTP サーバーの名前を指定します。

番号

FTP サーバーへの接続に使用するポート番号を指定します。

ユーザー

FTP サーバーへのログインに使用するユーザー名を指定します。

ファイル名

事後分析アーカイブを格納するファイルの名前を指定します。

ユーザー入力:

  • debug postmortem export ftp 192.168.1.2 user user1 file logs/B2XXW56_04152005_172341.tgz
  • debug postmortem export ftp ftpserver.yourcompany.com user user1 file logs/B2XXW56_04152005_172341.tgz

SFTP 構文

SSH ファイル転送プロトコルを使用して事後分析をエクスポートする場合は、以下の SFTP 構文を使用します。
注: 事後分析ファイルを SFTP サーバーにエクスポートするときには、ユーザー名を指定する必要があります。SFTP では匿名ログインは許可されていません。
debug postmortem export sftp <ホスト名> [port <番号>] user <ユーザー> [file <ファイル名> ]
ここで、
表 2.
オプション 説明
ホスト名

SFTP サーバーの名前を指定します。

番号

SFTP サーバーへの接続に使用するポート番号を指定します。

ユーザー

SFTP サーバーへのログインに使用するユーザー名を指定します。

ファイル名

事後分析アーカイブを格納するファイルの名前を指定します。

ユーザー入力:

  • debug postmortem export sftp 192.168.1.2 user user1 file logs/B2XXW56_04152005_172341.tgz
  • debug postmortem export sftp ftpserver.yourcompany.com user user1 file logs/B2XXW56_04152005_172341.tgz

IBM サポートへのファイルのエクスポート

IBM サポートに事後分析ファイルをエクスポートします。

debug postmortem export ibm pmr <pmr 番号>
ここで、各オプションは次のとおりです。
  • pmr 番号 - IBM サポートで公開された PMR 番号。例: debug postmortem export ibm pmr 55555.555.555