Lotus Domino インバウンド・アクティビティーを使用するための前提条件

このセクションでは、Lotus Domino インバウンド・アクティビティーを構成するための前提条件について説明します。

Lotus Domino サーバーの構成

  1. 次の表に記載されているネイティブ・ライブラリーを、<STUDIO ROOT>/etc/domino/<platform> ディレクトリーから Lotus Domino サーバーのルート・ディレクトリーにコピーします。 ネイティブ・ライブラリーは、Lotus Domino サーバーが稼働しているプラットフォームに基づいて選択されます。
    ライブラリー・ファイル サポートされるオペレーティング・システム
    waldinbound.dll Windows 32 ビット
    waldinbound.dll Windows 64 ビット
    libwaldinbound_r.a AIX® 32 ビット
    libwaldinbound.so Redhat 32 ビット
    libwaldinbound.so Suse 32 ビット
    libwaldinbound.so Solaris 32 ビット
  2. Lotus Domino サーバーで notes.ini ファイルを検索します。 ファイルを開き、ファイルの末尾に次のエントリーを追加します。
    EXTMGR_ADDINS=waldinbound
  3. インバウンド・イベント・データベース (ファイル名: waldinbound.nsf) を (<STUDIO ROOT>/etc/domino/) から Lotus Domino サーバーのデータ・ディレクトリー (<DominoRoot>/data) にコピーします。
  4. Lotus Notes® を使用してインバウンド・イベント・データベース (waldinbound.nsf) を開き、イベント・アクティビティーを構成します。
  5. WALD インバウンド・イベント・テーブルを構成する手順は以下のとおりです。
    • EventTriggerConfigurationView を選択します。 エントリーが存在する場合は、そのエントリーを編集します。 エントリーが存在しない場合は、新しい構成を作成します。
    • コネクター ID の値を入力します。 これはオプションです。
    • フィールド「モニター対象文書」についてイベントを生成する必要があるデータベース名およびフォーム (どちらも大/小文字の区別あり) を入力します。インバウンド・アクティビティーの検出中に同じデータベースおよびフォームが選択されます。 構文は以下のとおりです。
      • DatabaseName:formName
      • SampleDatabase.nsf:Employee
      • TestDatabase.nsf:Form1:TestDatabase.nsf:Form2 (この場合、イベントは Form1 および Form2 の両方に対して生成されます。)
  6. 関心のあるイベント・タイプを選択します。
    注: 選択されたイベント・タイプは、スターター・アクティビティー (「作成済み文書の取得」、「更新済み文書の取得」、または「削除済み文書の取得 」に対応するようになります。
  7. 構成を保存します (Ctrl + S)。 選択されたデータベースおよびフォームからのイベントがトリガーされ、インバウンド・イベント・データベースの EventView で使用可能になります。
  8. Lotus Domino サーバーを再始動します。 サンプル・データを使用して Lotus Notes からテストを行い、構成に対してイベントが生成されることを確認してください。
  9. Studio でスターター・アクティビティーを構成します。 次に、構成された Lotus Domino データベースに対して (EventTriggerConfigurationView で選択された構成に基づいて) 文書を作成、更新、または削除すると、イベントがトリガーされます。 イベントは Lotus Domino スターター・アクティビティーによって選出され、処理されます。