ポーリング間隔の動作
一部のスターター・アクティビティーでは、指定のポーリング間隔で状態の変化についてポーリングが行われます。 ポーリングが行われ、状態の変化が検出されると、処理を開始するためのオーケストレーション・ジョブが開始されます。
例えば、実行時に、「FTP でディレクトリーをポーリング (FTP Poll Directory)」 アクティビティーでは、FTP サーバー上の指定の場所に指定のファイルがあるかどうかについて指定のポーリング間隔で ポーリングが行われます。
スターター・アクティビティーのポーリング間隔は、そのアクティビティーのチェックリストの「配信ルール」タスクで 指定します。 このポーリング間隔は、状態が変化していないかを調べるためにポーリングが行われる頻度を決定します。 ポーリング・スターター・アクティビティーで開始されるオーケストレーションが公開およびデプロイされると、 そのオーケストレーションがデプロイされた時点で最初のポーリングが行われ、2 回目のポーリングは、 ポーリング・スケジュールにおける次の時間間隔が経過した時点で行われます。 例えば、次の図に示すように、ポーリング間隔が 10 分の場合にオーケストレーションが午後 10 時 14 分にデプロイされると、 最初のポーリングは午後 10 時 14 分に行われ、2 回目のポーリングは午後 10 時 20 分 (次の 10 分の間隔) に行われます。

間隔は毎正時 (この例では午後 10 時) に開始されます。
注: ポーリング間隔を日単位で指定する場合、
統合アプライアンスはローカル時間帯でなく UTC タイム・ゾーンを使用して、いつポーリングが行われるのかを決定します。
「配信ルール」タスクでポーリング間隔が「日」に設定された場合、
統合アプライアンスは、統合アプライアンスに対して指定されたローカル時間帯ではなく、UTC タイム・ゾーンを使用して、
一日の最初 (00:00) にポーリングを行います。
例えば、協定世界時 (UTC) より 8 時間遅い太平洋標準時 (PST) に統合アプライアンスが設定されているときに、
ポーリング間隔が 1 日に設定された場合、ポーリングは UTC タイム・ゾーンの 00:00 に実行されます。
UTC タイム・ゾーンの 00:00 は、PST タイム・ゾーンの午後 4 時 (24 時間表記では 16:00) に相当します。
次のスターター・アクティビティーで、状態の変化についてポーリングが行われます。
- データベース挿入済み行の取得 (Database Get Inserted Rows)
- データベース更新済み行の取得 (Database Get Updated Rows)
- データベース削除済み行の取得 (Database Get Deleted Rows)
- データベース表のポーリング (Database Poll Table)
- E メールの取得
- FTP でディレクトリーをポーリング (FTP Poll Directory)
- MQ キューのポーリング (MQ Poll Queue)