Cassandra コネクターの概要
Apache Cassandra™ (Apache Software Foundation プロジェクト) は、大規模で拡張が容易な NoSQL データベースです。 Cassandra は、企業に非常に高いデータベース・パフォーマンスと可用性を提供しながら、 単一障害点のない複数のデータ・センター間でビッグデータ・ワークロードを処理するように設計されています。
Cassandra はマスター/スレーブ・アーキテクチャーを使用せず、代わりにピアツーピアの実装を使用します。 ピアツーピアの実装では、隠れた危険、待ち時間の問題、単一障害点の問題、およびマスター/スレーブ設定に関連したパフォーマンスの問題を回避できます。
Cassandra のアーキテクチャーにより、完全なクラウド・デプロイメントにも、クラウドに一部のデータを保管して他のデータをオンプレミスに保管するハイブリッド実装にも、最適なデータベースとなります。
NoSQL データベース (Not Only SQL とも呼ばれる) は、リレーショナル・データベースで使用されている表形式の関係以外の、 データの保管と検索のメカニズムを提供するデータベースです。これらのデータベースは、スキーマがなく、簡単なレプリカ生成をサポートし、 単純な API を持ち、最終的に一貫性があり、膨大な量のデータを処理できます。
Cassandra コネクターを使用して、以下のアクティビティーを実行できます。
- 行の挿入
- 行の更新 (Update Rows)
- 行の削除
- 照会の実行
このコネクターによって現在サポートされている Cassandra のバージョンは 2.0.14 です。