MS SharePoint アクティビティーのエンドポイントの作成または編集

エンドポイントは、Studio および統合アプライアンスが MS SharePoint プラットフォームに接続するために使用する構成情報を提供します。MS SharePoint は、ユーザーによる操作の実行を許可するうえで、基本認証と OAuth 2.0 認証の両方の認証メカニズムを使用します。

MS SharePoint エンドポイントの選択または編集

  1. 「エンドポイントの作成」ペインまたは「エンドポイントの編集」ペインで、以下の表の説明に従って MS SharePoint エンドポイントを構成します。
    注: エンドポイントの構成プロパティーを変更すると、プロジェクトでそのエンドポイントを使用しているすべてのオーケストレーションに影響します。 編集はローカルではなく、グローバルとなります。
  2. 「接続のテスト」をクリックして、接続の詳細が有効であること、および MS SharePoint に正常に接続できることを確認します。
  3. OK」をクリックします。
表 1. 接続プロパティー
フィールド名 必須 説明
デプロイメント 必須 「デプロイメント」ドロップダウンには、「On Cloud」と「On Premise」の 2 つの値があります。
ホスト名 必須 「デプロイメント」フィールドで選択した値に応じて SharePoint On Cloud または On Premise のホスト名。
ポート オプション 値が指定されない場合、デフォルト・ポートの 80 または 443 を使用します。
サブサイト オプション 指定された場合、URL の組み立て時に使用します。
SharePoint On Premise の詳細 SharePoint On Premise 用に必要な認証の詳細を保持するためのセクション。ユーザーが「デプロイメント」ドロップダウンから「On Premise」を選択した場合にのみ使用可能になります。
SharePoint On Cloud の詳細 SharePoint On Cloud 用に必要な認証の詳細を保持するためのセクション。ユーザーが「デプロイメント」ドロップダウンから「On Cloud」を選択した場合にのみ使用可能になります。
OAuth アクセス・トークン 「SharePoint On Cloud」セクションの下にある必須フィールド。 認証のために MS SharePoint から生成される OAuth アクセス・トークンを指定します。
OAuth リフレッシュ・トークン 「SharePoint On Cloud」セクションの下にある必須フィールド。 OAuth アクセス・トークンの生成中に MS SharePoint から生成される OAuth リフレッシュ・トークンを指定します。
アプリケーション・クライアント ID 「SharePoint On Cloud」セクションの下にある必須フィールド。 OAuth 用に MS SharePoint で作成されたコンテンツ API アプリケーションのアプリケーション・クライアント ID を指定します。
アプリケーション・クライアント秘密鍵 「SharePoint On Cloud」セクションの下にある必須フィールド。 OAuth 用に MS SharePoint で作成されたコンテンツ API アプリケーションのアプリケーション・クライアント秘密鍵を指定します。
認証タイプ 「On Premise」セクションの下にある必須フィールド。 BASIC と NTLM の 2 つのタイプの認証メカニズムがサポートされます。 デフォルト値は BASIC です。
ユーザー名 「On Premise」セクションの下にある必須フィールド。 MS SharePoint に接続するためのユーザー名を指定します。MS SharePoint ユーザー ID と同じものです。
パスワード 「On Premise」セクションの下にある必須フィールド。 MS SharePoint に接続するためのユーザー名に関連付けられたパスワードを指定します。
ドメイン 認証タイプに NTLM が選択された場合、ドメインを指定する必要があります。
HTTPS 接続を行う場合、エンドポイントの接続のテスト画面で以下のパラメーターが必要です。
HTTPS HTTPS を使用するかどうかを示すチェック・ボックス。
プロキシー経由で接続を行う場合、エンドポイントの接続のテスト画面で以下のパラメーターが必要です。
認証 BASIC と NTLM の 2 つのタイプの認証メカニズムがサポートされます。 デフォルト値は BASIC です。
ホスト名 プロキシー・ネットワークのホスト名
ポート プロキシー・ネットワークのポート番号。
ユーザー名 プロキシー・ネットワーク経由でサービスにアクセスするためのユーザー名を指定します。
パスワード プロキシー・ネットワーク経由でサービスにアクセスするためのパスワードを指定します。
ドメイン 認証タイプに NTLM が選択された場合、ドメインを指定する必要があります。
注: アクセス・トークンを生成するには、「OAuth 2.0 認証」に関連した MS SharePoint 資料を参照してください。

上記のパラメーターに加えて、エンドポイントを MS SharePoint On-Premise インスタンスと接続するための「セキュア・コネクター」を構成するための機能も用意されています。

各アクティビティーの「入力のマップ」セクションで、エンドポイント・パネルの該当フィールドは、実行時に指定変更できるようになります。ユーザーは、プロキシー詳細、接続詳細、認証詳細など、さまざまなパラメーター・グループにデータを指定して、それらを指定変更できます。選択したグループ内の一部のフィールド・データのみを指定して、指定変更することは許可されません。