Marketo のエンドポイントの作成または編集

エンドポイントは、Studio および統合アプライアンスが Marketo プラットフォームに接続するために使用する構成情報を提供します。Marketo コネクターは、ユーザーによる操作の実行を許可するうえで、OAuth 認証メカニズムのみをサポートします。Marketo コネクターは HTTPS 接続のみをサポートします。

Marketo エンドポイントの選択または編集

  1. 「エンドポイントの作成」ペインまたは「エンドポイントの編集」ペインで、以下の表の説明に従って Marketo エンドポイントを構成します。
    注: エンドポイントの構成プロパティーを変更すると、プロジェクトでそのエンドポイントを使用しているすべてのオーケストレーションに影響します。 編集はローカルではなく、グローバルとなります。
  2. 「接続のテスト」をクリックして、接続の詳細が有効であること、および Marketo に正常に接続できることを確認します。
  3. OK」をクリックします。
表 1. 接続プロパティー
フィールド名 説明
ホスト名 Marketo インスタンスのホスト名 (クラウド)
API バージョン Marketo インスタンスの API バージョン。デフォルト値: v1
クライアント ID Marketo インスタンスにアクセスするための OAuth クライアント ID
クライアント秘密鍵 Marketo インスタンスにアクセスするための OAuth クライアント秘密鍵

プロキシー経由で接続を行う場合、エンドポイントの接続のテスト画面で以下のパラメーターが必要です。

フィールド名 説明
ホスト名 プロキシー・ネットワークのホスト名
ポート プロキシー・ネットワークのポート番号
ユーザー名 プロキシー・ネットワーク経由でサービスにアクセスするためのユーザー名。
パスワード プロキシー・ネットワーク経由でサービスにアクセスするためのパスワード。
注: 各アクティビティーの「入力のマップ」セクションで、エンドポイント・パネルの該当フィールドは、実行時に指定変更できるようになります。ユーザーは、プロキシー詳細、接続詳細、認証詳細など、さまざまなパラメーター・グループにデータを指定して、それらを指定変更できます。選択したグループ内の一部のフィールド・データのみを指定して、指定変更することは許可されません。

Marketo コネクターによってサポートされるオブジェクト

Marketo コネクターによってサポートされるオブジェクトと、サポートされるオブジェクトで使用可能な API は以下のとおりです。

表 2. CRUD 操作
Marketo オブジェクト 作成 更新 アップサート 削除 すべて取得 取得 検索
Lead あり あり あり あり あり あり
List あり あり あり
Campaign あり あり あり
Opportunity あり あり あり あり あり
Company あり あり あり あり あり
Sales Person あり あり あり あり あり
Custom Object あり あり あり あり あり
Opportunity Roles あり あり あり あり あり
Lead Activity あり
Deleted Leads あり
Lead Changes あり
Actity Types あり
Folder あり あり あり あり あり あり
Folder Content あり
Email Template あり あり あり あり あり あり
Email Template Content あり あり
Email あり あり あり あり あり あり
Email Content あり あり
Email Dynamic Content あり あり
Snippet あり あり あり あり あり
Snippet Content あり あり
Snippet Dynamic Content あり あり
File あり あり あり あり
Segmentation あり
Segment あり

アトミック操作:

  • Lead 用
    • リードのマージ
    • ページング・トークンの取得
  • List 用
    • リストからのリードの削除
    • リストへのリードの追加
    • リストのメンバー
  • Lead 用 Bulk API
    • リードのインポート
    • リードのインポート状況の取得
    • インポート失敗ファイルの取得 (Get Import Failure File)
    • 警告ファイルのインポート取得
  • Campaign 用
    • キャンペーンのスケジュール
    • キャンペーンの要求
  • Email 用
    • 編集可能セクションの E メール内容の更新
    • サンプル E メールの送信
  • Email、Email Template、および Snippet 用
    • オブジェクトの承認
    • オブジェクトの承認解除
    • ドラフト・オブジェクトの破棄 (Discard Draft Objects)
    • オブジェクトの複製

カスタム・オブジェクトのサポート:

Marketo は、カスタム・オブジェクトをサポートしています。ユーザーは、Marketo UI のみを使用してカスタム・オブジェクトを定義できます。カスタム・オブジェクトが定義されたら、ユーザーはコネクターを使用して、カスタム・オブジェクトのレコードを作成、更新、アップサート、削除、および検索できます。

コネクターは XML ベースの入出力を使用するため、名前が以下の基準を満たしているカスタム・オブジェクトのみがサポートされます。
  • 英字で始まる
  • 英数字のみを含んでいる
  • 特殊文字はアンダースコアー (_) のみ
注: 上記の基準を満たしていないカスタム・オブジェクトは、アクティビティー向けのオブジェクトのリストに入れられません。

カスタム・フィールドのサポート

Marketo は、Lead オブジェクトとカスタム・オブジェクトに対してのみカスタム・フィールドをサポートします。

「作成」アクティビティーと「更新」アクティビティーでは、Lead オブジェクトの「入力のマップ」内に、ユーザーがカスタム・フィールドの値を指定できるように、カスタム・フィールド用の追加のノードが提供されます。

「取得」、「すべて取得」、および「検索」の各アクティビティーでは、カスタム・フィールドが存在する場合、応答オブジェクトにカスタム・フィールド・データが提供されます。

例えば、Lead オブジェクトの「入力のマップ」/「出力のマップ」は以下のようになります。

 company
 billingStreet
 billingCity
 . .
 customField1
 customField2