「オブジェクトの照会」アクティビティー

このアクティビティーから 1 つ以上の Salesforce.com オブジェクト・タイプに対して照会を実行して、 結果セットを返すには、Sforce Object Query Language (SOQL) を使用します。 「オブジェクトの照会」アクティビティーでは、自動的に query 呼び出しまたは queryAll 呼び出しが実行され、 その後で Salesforce.com から返されたすべての子およびオブジェクトに対して連続 queryMore 呼び出しが実行されます。

注:オブジェクトの照会」アクティビティーを実行すると、 照会結果を追跡するために Salesforce.com によってカーソルが開かれることがあります。 このアクティビティーが、Salesforce.com で各ユーザーに割り当てられたカーソル制限に達するか、 またはカーソルの有効期限が過ぎると、統合アプライアンスはこのアクティビティーを再試行します。

「オブジェクトの照会」アクティビティーの使用

  1. アクティビティー」タブで「Salesforce.com」ディレクトリーを開き、「オブジェクトの照会」アクティビティーを見つけます。
  2. アクティビティーをオーケストレーションに追加します。

    アクティビティーの「チェックリスト」「要約」が、オーケストレーションの下に表示されます。

  3. Salesforce.com エンドポイントを選択します。

    Salesforce.com エンドポイントの作成または編集についての説明は、『Salesforce.com エンドポイントの作成または編集』を参照してください。

  4. 照会を指定して照会オプションを設定することで、 このアクティビティーを構成します。
  5. このアクティビティーの「再試行」パラメーターと「タイムアウト」パラメーターを指定します。
  6. このアクティビティーの入力をマップします。
  7. このアクティビティーの出力をマップします。

「オブジェクトの照会」アクティビティーの入力をマップする

  1. 「チェックリスト」「入力のマップ」を選択します。

    アクティビティーへ」パネルに parameters エレメントが表示されます。 このパラメーター・エレメントは、SOQL 照会で指定されたパラメーターごとに子エレメントを持ちます。 照会におけるパラメーターのコンテキストによって、パラメーター・タイプが決まります。 パラメーターを指定しなかった場合、parameters エレメントの下に子エレメントは表示されません。

  2. デフォルト・ノードを 右クリックして「オプション・パラメーターの表示」を 選択し、このアクティビティーに対して以下のオプション入力パラメーターを表示します。
    • MruHeader
    • CallOptions
    • connection
    • sessionInfo
  3. 入力の選択...」をクリックして、マップの入力変数を選択します。

    変数の作成についての説明は、『変数の作成』を参照してください。

  4. 必要に応じて、入力パラメーターを変数にマップします。

    マッピングの説明については、『マップの作成』を参照してください。

「オブジェクトの照会」アクティビティーの出力をマップする

  1. チェックリスト」で、「出力のマップ」を選択します。

    アクティビティーから」パネルに objects エレメントが表示されます。 結果のパラメーターには、 照会の駆動オブジェクトから命名された単一反復エレメントを持つ 単一エレメント objects があります。 この駆動オブジェクトは、照会の FROM 文節で指定される最初のオブジェクトです。 例えば、SOQL ステートメント

    Select Name from Account, Account.Contactsでは、Account が駆動オブジェクトです。

    駆動オブジェクトには、照会の SELECT 文節にリストされているフィールドまたは関係に対応する子エレメントがあります。 スキーマは以下のように定義されます。
    • フィールドに関して、フィールド・タイプはフィールドの SOAP タイプと一致します。 SOAP タイプがヌル可能な場合は、フィールド・タイプはヌル可能です。
    • 親エレメントの関係の場合、エレメント名は親の名前です。 アクティビティーで照会が実行されたときに親が存在しない場合、エレメントはありません。 親のフィールドまたは関係は、関係エレメントの直下に表示されます。
    • 子エレメントの関係の場合、エレメント名は子の名前です。 関係エレメントには、子オブジェクトのオブジェクト・タイプから命名された単一反復エレメントがあります。 子のフィールドおよび関係は、オブジェクト・タイプ・エレメントの下に表示されます。 アクティビティーで照会が実行されたときに子が存在しない場合、エレメントはありません。
    • フィールドも関係も選択せず、 代わりに SELECT 文節で count() を要求した場合は、オブジェクト・タイプ・エレメント全体が、 タイプ unsignedInt のエレメント count で置き換えられます。
     
  2. 出力の選択...」をクリックして、マップの出力変数を選択します。

    変数の作成についての説明は、『変数の作成』を参照してください。

  3. 必要に応じて、出力パラメーターを変数にマップします。

    マッピングの説明については、『マップの作成』を参照してください。