MS Office 365「イベントの取得」アクティビティーの使用
「イベントの取得」アクティビティーを使用して、MS Office 365 でカレンダーからいろいろなタイプのイベントと、必要な場合は各イベントの添付ファイルを一緒に取得します。
デフォルト・カレンダーまたは指定された calendar_id から、特定の時刻範囲内にあるすべてのイベントを取得するには、このタスクを使用します。このアクティビティーの呼び出しは、同期呼び出しです。同期呼び出しでは、入力データが処理のためにアクティビティーに送信され、オーケストレーションに応答が返信されます。
MS Office 365「イベントの取得」アクティビティーを構成するには、以下のようにします。
- アクティブなオーケストレーションで、「アクティビティー」タブを開いて MS Office 365 フォルダーのコンテンツを展開します。
- 「イベントの取得」アクティビティー・アイコンをオーケストレーション上にドラッグします。MS Office 365 イベントの取得「チェックリスト」が表示されます。
- 「チェックリスト」で「要約」をクリックします。
- 「アクティビティー名」フィールドの内容を確認して、必要な変更を行います。
- 「チェックリスト」で「エンドポイントの選出」をクリックします。
- 「参照」をクリックし、「プロジェクト・エクスプローラー」ダイアログ・ボックスを使用して、関連する MS Office 365 エンドポイントを選択します。
- 選択したエンドポイントの構成に対して必要な変更を行うには、「編集」をクリックして、別のウィンドウでオプションにアクセスします。 変更を行うと、アクティブなオーケストレーションにおけるエンドポイントのすべての使用に、グローバルに影響します。
注: 追加構成はこのアクティビティーには不要です。
- 「チェックリスト」で「入力のマップ」を選択します。「イベントの取得」アクティビティーの選択したオブジェクトから生成された XML スキーマが、「アクティビティーへ」パネルの request 入力パラメーターの下にノードとして表示されます。
- オーケストレーション変数とアクティビティーの入力パラメーターとの間のマップを作成します。
必須フィールド: このアクティビティーには、以下の必須フィールドがあります。
- InputType: 以下の 4 つの値があります。
- 特定の時刻範囲内のすべてのイベントをフェッチする場合は、ALL_EVENTS_WITHIN_SPECIFIED_TIME を選択します。
- デフォルトの 1 次カレンダーまたは指定されたカレンダー ID から、すべての定期的なイベントをフェッチする場合は、All_RECURRINGEVENTS_FOR_CALENDAR_ID を選択します。
- 指定された時刻範囲内の特定のイベント・オカレンスをフェッチする場合は、SINGLE_EVENTOCCURRENCES_WITHIN_SPECIFIED_TIME を選択します。
- 特定のイベントをフェッチする場合は、SINGLE_EVENT を選択します。
オプション・フィールド: このアクティビティーには、以下のオプション・フィールドがあります。
- calendarid: MS Office 365 から詳細をフェッチする特定のカレンダーの ID を設定するために使用されます。
- startDateTime: このパラメーターで、時刻範囲の開始日時を指定します。
- endDateTime: このパラメーターで、時刻範囲の終了日時を指定します。
- event_id: フェッチされる特定のイベントの ID。
- include_attachments: イベントと一緒に添付ファイルもフェッチする必要がある場合は True を指定します。そうでなければ、False を指定します。
- Customize: 以下のフィールドで Odata 照会パラメーターを設定するために使用されます。
- Top
- Skip
- FilterRequests
- SelectProperties
- Orderby
注:
- フィルター、ソート、およびページング用のパラメーターについては、「ODATA Query Parameters」の資料を参照してください。
- 入力構造の必須エレメントの値は、実行時に指定されている必要があります。 この値は、エレメントのデフォルト値を指定するか、エレメントを入力ノードにリンクすることによって指定できます。 実行時に必須エレメントの値が指定されていないと、アクティビティーは Web 管理コンソールから報告された例外をスローします。 実行時にオプションの入力パラメーターの値が指定されていなくても、実行時に例外はスローされません。
- 「チェックリスト」で「出力のマップ」を選択します。アクティビティーの応答保持のために生成された XML スキーマが、「アクティビティーから」パネルの response 出力パラメーターの下にノードとして表示されます。
- 出力パラメーターとオーケストレーション変数との間のマップを作成します。
ユーザーは、MS Office 365 「イベントの取得 (Get Events)」アクティビティーを構成しました。
注: このアクティビティーへの入力として、複数のオブジェクトを追加することができます。 入力として複数のオブジェクトを追加するには、「入力のマップ」の「アクティビティーへ」ペインでオブジェクトを右クリックし、「オカレンスの展開」を選択します。複数のオブジェクトを追加できるのは、オブジェクトのタイプが同じ場合のみです。