「ルックアップ」アクティビティー
「ルックアップ」アクティビティーは、選択したデータベース・エンドポイントからデータの行を取得し、それらの行からの値を現在の繰り返しエレメントと置き換えたり、またはそれに追加したりする場合に使用します。これは、ルックアップを実行するキーとして使用される現在の繰り返しエレメントの値との厳密な一致または近似一致に基づいて行われます。
ファジー・ルックアップ機能を使用するには、統合アプライアンスでローカル・ステージング・データベースを使用する必要があります。 非ファジー・ルックアップの場合は、Studio がサポートするどのデータベース・エンドポイントでも使用できます。
注: 「ルックアップ」アクティビティーを Studio から実行する場合、ルックアップの結果はキャッシュに入りません。
「ルックアップ」アクティビティーには、パラメーター化された SQL 照会、繰り返しエレメントを示す XPath 照会、およびルックアップのキーとして使用する値を示す XPath 照会が必要です。 一連のルックアップ値は、データベース結果セットからの列値を、現在のコンテキスト・ノードのエレメントまたは属性にマップする方法を指定します。
ファジー・ルックアップを実行し、キーに近似一致させるために、「ルックアップ」アクティビティーは編集距離アルゴリズムを使用します。
例:
以下の名前の表で、ラストネーム Stark に対して照会を実行します。
データベースには次のレコードが含まれます。
FirstName | LastName |
---|---|
Tony | Stark |
Bruno | Star |
Georgia | States |
Howard | Stark |
次の照会を発行します。select * from Names where Col_LastName='Stark'
この例では、key_length = length (“Stark”) = 5 です。
しきい値に照らした比較では、値 (1 - ( edit_distance / key_length) ) を使用します。
編集距離は、edit_distance (“Stark”, “Stark”) = 0 および edit_distance (“Stark", “Star”) = 1 です。
- Stark のみを選出するには、しきい値 (1 - (0/5)) = 1 を使用します。
- Stark と Star の両方を選出し、States は選出しないようにするには、しきい値 (1 - (1/5) ) = 0.8 を使用します。