JIRA REST API アクティビティーの再試行オプションの指定

「再試行」パラメーターの指定は、JIRA アクティビティーを構成するためのタスクの 1 つです。JIRA REST API コネクターでは、JIRA REST API エンドポイントへのすべての接続について単一のログイン・セッションを使用します。セッションの有効期限が切れると、コネクターは自動的に新規セッションを確立します。 コネクターは、セッションを再取得するための最初の試行を再試行として数えません。コネクターは、セッションを再取得するための最初の試行が失敗した後の動作を、コネクターの標準的な再試行動作と見なします。再試行可能な例外には、503 と 504 のエラー・コードが含まれます。

このタスクについて

このセクションでは、JIRA REST API アクティビティーの再試行オプションを構成するための手順について説明します。

手順

  1. チェックリスト」で「再試行」タスクを選択します。 「再試行」ペインが表示されます。
  2. 次の表の説明に従って、JIRA インスタンスに接続するための再試行およびタイムアウト・オプションを構成します。
    表 1. 再試行オプション
    再試行フィールド 説明
    再試行ごとに __ 秒待機します。 統合アプライアンスが JIRA インスタンスへの接続の確立を試行するまでに待機する秒数を指定します。
    再試行が __ 回連続で実行されると失敗です。 再試行回数、つまり統合アプライアンスが JIRA インスタンスへの接続の確立を試行する最大回数を指定します。この回数を超えると、統合アプライアンスはエラーを発行して現行オーケストレーション・ジョブの処理を停止します。
    注: JIRA REST API アクティビティーが含まれているオーケストレーションがデプロイされる場合に、統合アプライアンスは指定の JIRA インスタンスに接続できないと、再試行回数値に達するまでシステム・ログおよびオーケストレーション・ログに接続エラーを警告として記録します。再試行回数に達すると、統合アプライアンスは、システム・ログおよびオーケストレーション・ログに「エラー」を記録し、現行オーケストレーション・ジョブの処理を停止します。 例えば、再試行回数を 3 に設定すると、第 1、第 2、第 3 の接続エラーはシステム・ログに警告として表示されます。統合アプライアンスは、第 4 の接続エラーを「エラー」としてログに記録し、現行オーケストレーション・ジョブの処理を停止します。
    構成された再試行回数の後でも障害が検出された場合はバッチの残りのレコードの処理を停止します。 レコードのバッチが入力としてオーケストレーションに送信され、その途中で障害が検出された場合に、残りのレコードを処理する必要があるかどうかを指定します。

    例えば、再試行カウントが 3 に設定されており、5 レコードからなるバッチが入力としてオーケストレーションに送信されるとします。このオプションが選択された場合、バッチの最初のレコードが処理された後に、統合アプライアンスが、構成されている再試行の回数、すなわち 3 回再試行しても指定された JIRA インスタンスに接続できないと、残り 4 レコードの処理は行われず、実行は強制終了されます。

    同様の設定で、このオプションが選択されなかった場合は、残り 4 レコードの処理が試みられます。