統合プロジェクトの計画
統合プロジェクトの開発プロセスを開始する場合、Studio を使用してプロジェクト要件をオーケストレーションに変換する前に統合シナリオを定義する必要があります。
統合シナリオの定義
統合シナリオを定義するときは、明確な目標を指定します。この目標を念頭に置いて、以下の上位プロジェクト要件を特定します。
- エンドポイント - データを移動させるソース・システムおよびターゲット・システムは何か。
- フォーマット - ソース・システムからのデータのフォーマットは何か。 ターゲット・システムが受け入れるデータ・フォーマットは何か。
- 変換 - ソース・データとターゲット・データのフォーマットまたは構造が異なる場合、どのようなタイプのデータ変換が必要か。 特殊な処理ルールが存在するか。
例えば、目標が複数の発注書を統合して、統合された発注書を供給業者のデータベースに配置することだと仮定します。上位プロジェクト要件として、以下のようなものが考えられます。
- エンドポイント - ソース・システムは FTP サーバーです。ターゲット・システムは Oracle データベースです。
- フォーマット - ソース・データは、FTP サーバーに保管されている CVS フラット・ファイルから取得されます。ターゲット・データベースでは、表形式のデータが必要です。
- 変換 - フラット・ファイルから表への変換が必要です。 また、消費税ありのロケーションからの注文は、消費税なしのロケーションからの注文とは異なる方法で処理する必要があります。
- 統合プロジェクトの全体目標。例えば、フラット・ファイルの発注書を XML の発注書と結合して単一の大規模な発注書とし、供給業者のデータベースに保管します。
例えば、複数の発注書を統合し、発注書が特定のフォーマットに準拠することを確認してから、以下を実行します。
- いくつかのフラット・ファイル・ソースをターゲットの XML ファイルに統合する必要があります。
- ある FTP サイトのファイルを別のサイトに移動する必要があります。