日時データ型およびタイム・ゾーン・データ型の処理
Lotus Domino フォームでは、日時型のフィールドは、日付のみの値、時刻のみの値、または日付と時刻の両方の値を表すように構成できます。 この構成は、Lotus Domino Designer 内でフォームを作成/編集するときに行われます。 そのため、このようなフォームの文書が作成された場合、値は日付、時刻、または日時を表すことができます。
例えば、カレンダーを表すフォームに、以下のフィールドがあるとします。
このフォームの有効な文書が作成された場合は、以下のようになります。
フィールド | Domino データ型 |
---|---|
startDate | 日時 (日付のみを表す) |
startTime | 日時 (時刻のみを表す) |
endDate | 日時 (日付のみを表す) |
endTime | 日時 (時刻のみを表す) |
bothDateAndTime | 日時 (日付と時刻の両方を表す) |
timeZone | タイム・ゾーン |
件名 | テキスト |
本文 | テキスト |
- startDate と endDate は、日付の値のみを受け入れます。
- startTime と endTime は、時刻の値のみを受け入れます。
- bothDateAndTime は、日時のみを受け入れます。
- timeZone は、タイム・ゾーンの値のみを受け入れます。
Cast Iron バージョン 6.1.0.9 以降では、日時データ型は、以下の項目で説明されているように処理されます。
- 日時型の Domino フィールドは、アクティビティーの入力のマップおよび出力のマップ内で xsd:string として表されます。
- 入力のマップ内の日時フィールドの入力値でサポートされる構文は、以下の構文のみです。
- フィールドが日付のみを表す場合: MM/dd/yyyy。 例: 05/27/2012。
- フィールドが時刻 (24 時間形式) のみを表す場合: HH:mm:ss。 例: 22:15:30。
- フィールドが日付と時刻 (24 時間形式) の両方を表す場合: MM/dd/yyyy HH:mm:ss。 例: 05/31/2012 23:59:59。
- ほとんどの場合、アクティビティーからの出力も、日時フィールドと同じ構文に従います。
- 上記の構文は、以下の条件とは無関係に、入力のマップおよび出力のマップによって使用されます。
- Lotus Domino サーバーが実行されているオペレーティング・システムの日時形式。
- Lotus Domino Designer でフォームを作成するときに構成された日時形式の設定。
- タイム・ゾーン値も、入力のマップおよび出力のマップ内で xsd:string として表されます。 構文について詳しくは、Lotus Domino の技術情報 (http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21163045) を参照してください。Lotus Domino のタイム・ゾーンについて詳しくは、Lotus Domino の資料を参照してください。
注:
- Cast Iron 6.1.0.6 バージョン以前のバージョンでは、Domino 日時フィールドは xsd:date として生成されていましたが、このデータ型は入力値のすべての組み合わせを処理できませんでした。
- 既に実行中の 6.1.0.6 バージョン以前のバージョンを使用して開発された古いプロジェクトは、従来と同じ動作で正常に機能します。つまり、日時は xsd:date として表されます。
- 6.1.0.9 バージョン以降のバージョンを使用して新規作成されたすべてのオーケストレーションでは、日時フィールドは xsd:string として生成されます。
- 古いプロジェクトで新しい動作を使用する (つまり、日時を xsd:string として生成する) 必要がある場合は、Studio 6.1.0.9 バージョン以降のバージョンのアクティビティーの「構成」パネルからオブジェクトを更新する必要があります。 この変更の後でマッピングを検証する必要があります。