アクティビティーへの出力のマッピング

このタスクでは、parts XML 出力パラメーターのエレメントを変数にマップします。

parts 出力パラメーターの entity/entityBody エレメントには、メール・メッセージの本文と添付ファイルが含まれています。 メール・メッセージの本文と添付ファイルにアクセスするには、「For Each」アクティビティーまたは「while ループ」アクティビティーを使用して、entity エレメントのインスタンスを繰り返す必要があります。

entity エレメントでの添付ファイルと本文の順序は、メッセージを送信した E メール・クライアントおよびメッセージのタイプ (プレーン・テキストまたは HTML のいずれか) によって異なります。 例えば、Microsoft Outlook クライアントから送信されたプレーン・テキストの E メール・メッセージの場合、parts 出力パラメーターは、以下の entity エレメントから構成されます。
  • 最初の entityBody エレメントには、メッセージの本文が含まれます。
  • メッセージに添付ファイルが含まれていた場合は、2 番目の entityBody エレメントに最初の添付ファイルが含まれます。
  • メッセージに 2 番目の添付ファイルが含まれていた場合は、3 番目の entityBody エレメントに 2 番目の添付ファイルが含まれます。
以降の添付ファイルも同様に処理されます。

添付ファイルの内容を解析する前に、添付ファイルのデコードが必要になる場合があります。 例えば、添付ファイルが base64 エンコードでエンコードされている場合、その内容を「フラット・ファイルの読み取り」アクティビティーで解析するには、添付ファイルをデコードする必要があります。 添付ファイルがテキストの場合は、デコードせずに解析できます。

注: E メールおよび MIME に関するアクティビティーでは、UTF8 文字セットを使用した 8 ビット・データまたはバイナリー・データのみを処理できます。 サポートされるのは、MIME 1.0 準拠の E メール・メッセージのみです。 「MIME の読み取り」アクティビティーでは、MIME 1.0 準拠の E メール・サーバーから送信された E メール・メッセージのみを解析できます。 「MIME の読み取り」アクティビティーで解析するメッセージが、「E メールの取得」アクティビティーではなく、「HTTP 受信要求」アクティビティーなどの別のアクティビティーから提供された場合は、フラット・ファイル・スキーマを作成して、ペイロードからの MIME ヘッダーを解析する必要があります。