Siebel 「オブジェクトの作成」アクティビティーの使用

Siebel ビジネス・オブジェクト、ビジネス・コンポーネント、 または Siebel 統合オブジェクトを処理するには、Siebel 「オブジェクトの作成」アクティビティーを使用します。

始める前に

以下のことを確認してください。

このタスクについて

Siebel サーバーにビジネス・コンポーネント階層または統合オブジェクトを作成するには、 このタスクを使用します。 このアクティビティーの呼び出しは、同期呼び出しです。同期呼び出しでは、入力データが処理のためにアクティビティーに送信され、オーケストレーションに応答が返信されます。

手順

  1. アクティブなオーケストレーションで、「アクティビティー」タブを開いて Siebel フォルダーのコンテンツを展開します。
  2. オブジェクトの作成」アクティビティー・アイコンをオーケストレーション上にドラッグします。 Siebel オブジェクトの作成「チェックリスト」が表示されます。
  3. チェックリスト」で、「要約」をクリックします。
  4. アクティビティー名」フィールドの内容を確認して、必要な変更を行います。
  5. チェックリスト」で、「エンドポイントの選出」をクリックします。
  6. 参照」をクリックし、「プロジェクト・エクスプローラー」ダイアログ・ボックスを使用して、関連する Siebel エンドポイントを選択します。
  7. オプション: 新規作成」をクリックして必要な接続の詳細を指定することで、エンドポイントを作成することができます。 この構成のエンドポイントを保存して使用するには、「OK」をクリックします。
    注: 詳しくは、『Siebel エンドポイントの作成または編集』を参照してください。
  8. 選択したエンドポイントの構成に対して必要な変更を行うには、「編集」をクリックして、別のウィンドウでオプションにアクセスします。 変更を行うと、アクティブなオーケストレーションにおけるエンドポイントのすべての使用に、グローバルに影響します。
  9. チェックリスト」で、「構成」をクリックします。
  10. リポジトリー名」テキスト・ボックスにリポジトリー名を入力します。 リポジトリー名には、Siebel リポジトリーを表すデフォルト値が入力されています。 デフォルト値と異なる場合は、リポジトリー名を入力します。 オブジェクトの検出に必要なメタデータは、すべてこのリポジトリーから取得されます。
  11. 以下のいずれかの統合オブジェクトを選択します。

    ビジネス・オブジェクト/ビジネス・コンポーネント」を指定する場合:

    1. オブジェクト・タイプ」として「ビジネス・オブジェクト/ビジネス・コンポーネント」を選択します。
    2. 参照」をクリックして、「ビジネス・オブジェクト」のリストを表示します。
    3. ビジネス・オブジェクト・フィルター」を使用してビジネス・オブジェクトをフィルターします。
    4. オプション: 最新表示」をクリックして、現在のオブジェクト・リストを Siebel サーバーから更新します。
    5. ビジネス・オブジェクトのリストから「ビジネス・オブジェクト」を選択して、「次へ」をクリックします。
    6. 選択したビジネス・オブジェクトのビジネス・コンポーネントのリストが表示されます。 ビジネス・コンポーネントを選択して「終了」をクリックし、マップ入力とマップ出力のスキーマを生成します。
    7. 選択したビジネス・コンポーネントが親ビジネス・コンポーネントの子である場合は、 親と子の両方のビジネス・コンポーネントが、それらの間の関係とともに生成されます。
      注: マップ入力で作成されたそれぞれの子オブジェクト属性は、 アクティビティーによって以下のように処理されます。
      • キー属性は親ビジネス・コンポーネントに設定されません。 Siebelは、レコードの作成時にキー属性を生成します。 キー属性が設定されている場合、Siebel は、例外を返し、値が挿入された読み取り専用フィールドを設定します。
      • 子オブジェクトが Picklist のビジネス・コンポーネントであり、 既存の子インスタンスを選択する場合には、新規の子オブジェクトを作成しないでください。 代わりに、親の値を設定します。 例えば、Account の下の既存の Business Address を選択する場合は、Business Address を作成する代わりに PrimaryAddressId を設定してください。 一方、新規の子インスタンスを作成するには、子ビジネス・コンポーネントの非キー属性を設定し、アクティビティーが対応する子インスタンスを Siebel アプリケーションに作成するようにする必要があります。
      • 静的 Picklist がある場合は、 オブジェクトの対応する単純属性が必要です。 Picklist の値のリストに値がリストされていない場合、アクティビティーは値を設定しようとします。 リストに制限がなく、「挿入」が使用可能である場合は、アクティビティーの処理は正常に終了します。 アクティビティーが値を設定できない場合、操作は失敗します。
      • 子レコードが複数値リンクとともに作成されます。 子レコードの作成操作が失敗した場合は、 子レコードがロールバックされます。 親レコードの作成操作が失敗した場合は、 すべての子レコードおよび親レコードがロールバックされます。
      • コネクターが、対応する入力子オブジェクトのすべての属性の値に基づいて、 既存の子ビジネス・コンポーネント (Association など) を選択しようとします。 一致する子ビジネス・コンポーネントが見つかった場合は、親に関連付けられます。 一致する子ビジネス・コンポーネントが見つからない場合は、新規の子ビジネス・コンポーネントが作成され、親ビジネス・コンポーネントに関連付けられます。
      • 子の作成操作が失敗した場合は、子がロールバックされます。 親の作成操作が失敗した場合は、親のみがロールバックされます。 関連コンポーネントは個別のコンポーネントの場合も、他のコンポーネントの子の場合もあるため、いったん関連付け対象の子が作成された後に子や親をロールバックすることはできません。

    統合オブジェクト」を指定する場合:

    1. Siebel 統合オブジェクトの場合は、 「オブジェクト・タイプ」として 「統合オブジェクト」を選択します。
    2. 参照」をクリックして、統合オブジェクトのリストを表示します。
    3. 統合オブジェクト・フィルター」を使用して統合オブジェクトをフィルターします。
    4. オプション: 最新表示」をクリックして、現在のオブジェクト・リストを Siebel サーバーから更新します。
    5. 統合オブジェクトを選択して「終了」をクリックし、マップ入力とマップ出力のスキーマを生成します。 処理中に、選択したビジネス・サービスが実行され、出力がオーケストレーションに返送されます。
  12. チェックリスト」で、「再試行」をクリックします。 デフォルト設定を確認して、必要な変更を行います。 詳しくは、『Siebel アクティビティーの再試行オプションおよび配信オプションの指定』を参照してください。
  13. チェックリスト」から「入力のマップ」を選択します。 「オブジェクトの作成」アクティビティーの選択したオブジェクトから生成された XML スキーマが、「アクティビティーへ」パネルの request 入力パラメーターの下にノードとして表示されます。
  14. オーケストレーション変数とアクティビティーの入力パラメーターとの間のマップを作成します。
    注: 入力構造の必須エレメントの値は、実行時に指定されている必要があります。 この値は、エレメントのデフォルト値を指定するか、エレメントを入力ノードにリンクすることによって指定できます。 実行時に必須エレメントの値が指定されていないと、アクティビティーは Web 管理コンソール (WMC) から報告された例外をスローします。 実行時にオプションの入力パラメーターの値が指定されていなくても、実行時に例外はスローされません。
  15. チェックリスト」から「出力のマップ」を選択します。 アクティビティーの応答保持のために生成された XML スキーマが、「アクティビティーから」パネルの response 出力パラメーターの下にノードとして表示されます。
  16. 出力パラメーターとオーケストレーション変数との間のマップを作成します。

タスクの結果

Siebel 「オブジェクトの作成」アクティビティーを構成しました。