MS SharePoint「ファイルの共有」アクティビティーの使用

「ファイルの共有」アクティビティーを使用して、MS SharePoint で既存のファイルを共有します。

このタスクについて

MS SharePoint インスタンスで内部ユーザーまたは外部ユーザーとファイルを共有するには、このタスクを使用します。このアクティビティーの呼び出しは、同期呼び出しです。同期呼び出しでは、入力データが処理のためにアクティビティーに送信され、オーケストレーションに応答が返信されます。

手順

  1. 「オーケストレーション」セクションを右クリックし、新規オーケストレーションを選択します。
  2. 新しく作成した MS SharePoint エンドポイントをオーケストレーションにドラッグし、「ファイルの共有」アクティビティーを選択します。 「ファイルの共有」アクティビティーがオーケストレーションに追加されます。アクティビティーをダブルクリックします。MS SharePoint ファイルの共有「チェックリスト」が表示されます。
  3. 「チェックリスト」で「再試行」をクリックします。 デフォルト設定を確認して、必要な変更を行います。
    注: 詳しくは、『MS SharePoint REST API アクティビティーの再試行オプションの指定』を参照してください。
  4. チェックリスト」から「入力のマップ」を選択します。 その操作から生成された XML スキーマが、「アクティビティーへ」パネルの request 入力パラメーターの下にノードとして表示されます。
  5. オーケストレーション変数とアクティビティーの入力パラメーターとの間のマップを作成します。
    必須フィールド:
    • resourceAddress (共有するドキュメントのフル URL)
    • additiveMode
    • UserRoleAssignments
      • Role (Role プロパティーは、割り当てる許可を表します。1 = 表示、2 = 編集、3 = 所有者、0 = なし)
      • userId (UserId プロパティーにはユーザーの名前、またはロールを指定できます)
    注:

    AdditiveMode: 許可設定に追加モードと厳密モードのいずれを使用するかを指示するフラグ。この値が true の場合、許可設定には追加モードが使用されます。すなわち、指定された許可が、ユーザーの許可の現行リストにまだ存在しない場合、その許可がリストに追加されます。この値が false の場合、許可設定には厳密モードが使用されます。すなわち、ユーザーの現在の許可は、指定された許可に置き換えられます。このパラメーターは、個人またはグループとのドキュメントの共有を停止する場合に便利です。この場合、AdditiveMode を false に設定し、Role = 0 を使用します。

    サンプル入力要求:

      <ShareFile xmlns="http://www.IBM.com/xmlns/prod/websphere/j2ca/Sharepoint/sharefile">
         <ShareFileRequestDetails xmlns="">
            <resourceAddress>/shared documents/file1.txt</resourceAddress>
            <UserRoleAssignments>
               <Role>1</Role>
               <UserId>khushbu_khatuja@persistent.com</UserId>
            </UserRoleAssignments>
            <validateExistingPermissions>true</validateExistingPermissions>
            <additiveMode>true</additiveMode>
            <sendServerManagedNotification>true</sendServerManagedNotification>
            <customMessage>hello</customMessage>
            <includeAnonymousLinksInNotification>true</includeAnonymousLinksInNotification>
         </ShareFileRequestDetails>
      </ShareFile>
    注: 入力構造の必須エレメントの値は、実行時に指定されている必要があります。この値は、エレメントのデフォルト値を指定するか、エレメントを入力ノードにリンクすることによって指定できます。 実行時に必須エレメントの値が指定されていないと、アクティビティーは Web 管理コンソールから報告された例外をスローします。 実行時にオプションの入力パラメーターの値が指定されていなくても、実行時に例外はスローされません。
  6. チェックリスト」から「出力のマップ」を選択します。 アクティビティーの応答保持のために生成された XML スキーマが、「アクティビティーから」パネルの response 出力パラメーターの下にノードとして表示されます。
  7. 出力パラメーターとオーケストレーション変数との間のマップを作成します。

タスクの結果

MS SharePoint「ファイルの共有」アクティビティーを構成しました。
注:

入力変数は無制限であるため、このアクティビティーを使用して一度に複数のファイルを共有できます。