Cast Iron アプライアンスのアップグレード

このフィーチャーは Cast Iron® アプライアンスをアップグレードするために使用されます。その際、アップグレード・ファイル vcrypt2 および scrypt2 が使用されます。 これらのアップグレード・ファイルは、当該アプライアンスのバージョン (フィックスパック/パッチ/メジャー・リリース) に応じて、Cast Iron ソフトウェアの一部として取得されるか、または Fix Central から取得されます。

このタスクについて

リモート・アプライアンスをアップグレードするには、以下のステップを実行します。

手順

  1. vcrypt2 または scrypt2 ファイル (あるいはその両方) を、Web 管理コンソールから当該アプライアンスへのアクセスを可能にするワークステーションにコピーします。
  2. WMC で、統合アプライアンスにログオンし、「管理」>「アプライアンス」に移動します。
  3. 登録済みアプライアンスのリストから、アップグレードするアプライアンスを選択します。
  4. 「オペレーティング・システムのアップグレード (Upgrade Operating System)」リンクをクリックします。 「アプライアンス・オペレーティング・システムのアップグレード (Upgrade Appliances Operating System)」ウィザードが表示されます。
  5. 「仮想アプライアンス・アップグレード・ファイル (Virtual appliance Upgrade File)」フィールドで .vcrypt2 ファイルを参照して、仮想アプライアンスをアップグレードします。
  6. 「物理アプライアンス・アップグレード・ファイル (Physical appliance Upgrade File)」フィールドで .scrypt2 ファイルを参照して、物理アプライアンスをアップグレードします。
  7. 「アップグレード」をクリックします。 選択したすべてのアプライアンスが順々に連続してアップグレードされます。

タスクの結果

アプライアンスのアップグレードがすべて完了すると、アップグレードの結果が表示されます。 データが更新された後、登録済みアプライアンスのリストでアプライアンスのバージョンも更新されます。

注:
  • アプライアンスのアップグレード/リブートなどの変更を行う前に、ランタイム内のすべてのプロジェクトを停止してください。 アプライアンスが元に戻った後で、プロジェクトを 1 つずつ開始します。
  • マスター・アプライアンスがアップグレード・リストに入っている場合は、他のアプライアンスのアップグレードが完了して初めてそのマスター・アプライアンスがアップグレードされます。
  • 物理アプライアンスと仮想アプライアンスの両方のファイル (scrypt2 および vcrypt2) が参照されると、アップグレードは、当該アプライアンスが入手可能な表内のタイプ情報 (物理または仮想) に基づいて実行されます。 タイプ情報を入手できないと (インテリム・フィックスがない旧バージョンの場合)、これらのアプライアンスはアップグレードから除外されます。
  • 1 つのファイルのみが参照されると、そのファイルは、選択したすべてのアプライアンス (- によって表される、タイプ情報を持たないアプライアンスを含む) をアップグレードする入力として使用されます。