セキュア・コネクターのモニター

モニター・ツールを使用してセキュア・コネクター (SC1) の状況をチェックし、セキュア・コネクター (SC1) が動作を停止している場合は、代替の切り替えセキュア・コネクター (SC2) を提供することができます。 SC1 に障害がある場合でも、SC2 を指定することにより、SC1 を使用しているすべてのプロジェクトが SC2 を使用するよう切り替えられ、Cast Iron プロジェクトの可用性が継続的に維持されます。

始める前に

  • このツールを開始する前に、切り替えセキュア・コネクター (バックアップ・コネクター) が同じ Cast Iron システムで実行されている必要があります。
  • セキュア・コネクターを使用するすべての Cast Iron プロジェクトで、セキュア・コネクター名構成プロパティーが「secure_connector_name」に設定されている必要があります。

このタスクについて

モニター・ツールを使用して、セキュア・コネクターの状況を構成してチェックします。

手順

  1. 次のコマンドを使用して、SC_INSTALL_ROOT/monitor/agent_monitor.jar の実行可能 jar ファイルを始動します。

    java -jar agent_monitor.jar

    注: Cast Iron システムにアクセス可能な任意のサーバー・マシン上で、agent_monitor.jar をコピーして実行できます。
    この jar が正常に始動すると、「セキュア・コネクター・モニター・ツール (Secure Connector Monitoring Tool)」画面が表示されます。
  2. 「セキュア・コネクター・モニター・ツール (Secure Connector Monitoring Tool)」画面で、次の情報を指定します。
    1. 「ホスト名」に、Cast Iron Live のホスト名または Cast Iron アプライアンスの IP アドレスを指定します。
    2. アプライアンスとの認証を行うための「ユーザー名」「パスワード」を指定します。
    3. 現在 Cast Iron プロジェクトによって使用されている「セキュア・コネクター名 (SC1) (Secure Connector Name (SC1))」と、SC1 をバックアップする「切り替えセキュア・コネクター名 (SC2) (Toggle Secure Connector Name (SC2))」を指定します。
  3. 「開始」ボタンをクリックして、モニター・ツールを開始します。

タスクの結果

モニター・ツールは 30 秒ごとに SC1 の状況をチェックし続け、この状況が「停止済み」となった場合は、すべての Cast Iron プロジェクトを SC2 に切り替えます。SC2 上のプロジェクトへのデプロイが完了したら、このツールは SC2 の状況をモニターし続け、SC2 がダウンした場合は SC1 に切り替えます。 このように、切り替えは再帰的に行われます。