JIRA アクティビティーのエンドポイントの作成または編集

エンドポイントは、Studio および統合アプライアンスが JIRA プラットフォームに接続するために使用する構成情報を提供します。JIRA コネクターは、ユーザーによる操作の実行を許可するうえで、基本認証メカニズムのみをサポートします。JIRA コネクターは HTTPS 接続もサポートします。

JIRA エンドポイントの選択または編集

  1. 「エンドポイントの作成」ペインまたは「エンドポイントの編集」ペインで、以下の表の説明に従って JIRA エンドポイントを構成します。
    注: エンドポイントの構成プロパティーを変更すると、プロジェクトでそのエンドポイントを使用しているすべてのオーケストレーションに影響します。 編集はローカルではなく、グローバルとなります。
  2. 「接続のテスト」をクリックして、接続の詳細が有効であること、および JIRA に正常に接続できることを確認します。
  3. OK」をクリックします。
表 1. 接続プロパティー
フィールド名 説明
ホスト名 JIRA インスタンスのホスト名 (オンプレミスまたはクラウド)。
ポート番号 JIRA インスタンスのポート
ユーザー名 JIRA インスタンスにアクセスするための認証ユーザー名。
パスワード JIRA インスタンスにアクセスするための認証パスワード。
プロキシー経由で接続を行う場合、エンドポイントの接続のテスト画面で以下のパラメーターが必要です。
ホスト名 プロキシー・ネットワークのホスト名
ポート プロキシー・ネットワークのポート番号。
ユーザー名 プロキシー・ネットワーク経由でサービスにアクセスするためのユーザー名。
パスワード プロキシー・ネットワーク経由でサービスにアクセスするためのパスワード。
HTTPS 接続を行う場合、エンドポイントの接続のテスト画面で以下のパラメーターが必要です。
HTTPS HTTPS を使用するかどうかを示すチェック・ボックス。
上記のパラメーターに加えて、エンドポイントを JIRA のオンプレミス・インスタンスと接続するための「セキュア・コネクター」を構成するための機能も用意されています。
注: 各アクティビティーの「入力のマップ」セクションで、エンドポイント・パネルの該当フィールドは、実行時に指定変更できるようになります。プロキシー詳細、接続詳細、認証詳細など、さまざまなパラメーター・グループにデータを指定して、それらを指定変更できます。選択したグループ内の一部のフィールド・データのみを指定して、指定変更することは許可されません。

JIRA コネクターによってサポートされるオブジェクト

JIRA コネクターは、以下の表に記載されている JIRA オブジェクトをサポートします。

表 2. JIRA オブジェクトでサポートされる操作
JIRA オブジェクト 作成 更新 削除 すべて取得 取得 検索
Attachment あり あり あり
Component あり あり
Filter あり あり あり あり
Issue あり あり あり あり あり
IssueComment あり あり あり あり あり
IssueLink あり あり あり
IssueLinkType あり あり あり あり あり
IssueWorkLog あり あり あり あり あり
IssueVote あり あり
Version あり あり あり あり
ProjectRole あり あり
Votes あり
Watchers あり あり あり
Group あり
IssueType あり あり
Priority あり あり
Project あり
Resolution あり あり
Status あり あり
User あり あり
UserOverMultiProject あり
AssignableUser あり
UsersWithPermissions あり

カスタム・オブジェクトのサポート

JIRA は、カスタム・オブジェクトをサポートしません。

カスタム・フィールドのサポート

JIRA UI は、ユーザーがカスタム・フィールドを追加することを許可しています。これらのフィールドは、JIRA の Issue オブジェクトのみに関連付けられます。カスタム・フィールドは、Issue オブジェクトを対象にした「作成」、「更新」、「検索」、および「取得」のコネクター・アクティビティーでサポートされます。

「作成」アクティビティーと「更新」アクティビティーの「入力のマップ」では、ユーザーがカスタム・フィールドの値を指定できるように、Issue オブジェクトにカスタム・フィールド用の追加のノードが提供されます。

「検索」アクティビティーおよび「取得」アクティビティーでは、「出力のマップ」に、カスタム・フィールドを識別するための追加のノードが提供されます。

これらのアクティビティーのカスタム・フィールドのフォーマットを以下に示します。
<customFields>
<customFieldId>dept-id</customFieldId>
 <customFieldName>deptName</customFieldName>
<customFieldType>FreeTextField</customFieldType>
 <customFieldValue>HR</customFieldValue>
 </customField>
表 3. JIRA オブジェクトでサポートされる操作
カスタム・フィールドのパラメーター 説明
customFieldId JIRA UI で作成されるカスタム・フィールドの ID。カスタム・フィールドの名前と ID では、customFieldId が優先されます。同じ名前のカスタム・フィールドが複数存在する場合、各フィールドを区別するために customFieldId が提供される必要があります。提供されない場合は、該当するエラーが表示されます。
customFieldName カスタム・フィールドの作成時に JIRA UI で提供されるカスタム・フィールドの名前。
customFieldType

カスタム・フィールドのタイプ。「作成」/「更新」アクティビティーの場合にのみ表示されます。許可される値は以下のとおりです。

  • DatePickerField
  • DateTimeField
  • FreeTextField
  • Checkboxes
  • Labels
  • MultiSelect
  • RadioButtons
  • SelectList
  • TextField
  • URLField
  • UserPicker
  • GroupPicker
  • MultiGroupPicker
  • MultiUserPicker
  • ProjectPicker
  • SingleVersionPicker
  • VersionPicker

まだサポートされていない JIRA カスタム・フィールドのタイプは以下のとおりです。

  • CascadingSelectField
  • NumberField
customFieldValue カスタム・フィールドの値。このパラメーターは、ユーザー入力の値を複数サポートするために繰り返し発生します。単一の入力フィールドに対して複数の値が提供された場合、最初の値のみが追加されます。
注:
  1. カスタム・フィールドはオプションです。
  2. customFieldName/customFieldId の値が提供されない場合、他の 2 つのパラメーター値は無視されます。Issue は正常に作成/更新されますが、カスタム・フィールドは変更されません。
  3. customFieldName、customFieldId、および customFieldType が提供された場合、customFieldValue の値が欠落していると、該当のエラー・メッセージが表示されます。