フラット・ファイル・ウィザードの使用

フラット・ファイル・ウィザードは、ユーザーが提供するサンプル・データに基づいてフラット・ファイルのフォーマットを定義するスキーマを作成します。 「フラット・ファイルの読み取り」アクティビティーでこのスキーマを使用して、フラット・ファイルを XML 文書に変換します。

最良の結果を得るには、実際のデータに類似したサンプル・データを提供してください。 例えば、実際のデータにヘッダー行およびフッター行が含まれている場合は、フィールド名のヘッダー行、およびフッター行が含まれているサンプル・データを提供します。 実際のデータに引用符で囲まれたフィールドが含まれている場合は、サンプル・データ内の当該フィールドも引用符で囲む必要があります。

フラット・ファイル・ウィザードは、ファイルの最初の 1000 行のみを読み取ります。 サンプル・ファイルに 1000 行を超える行が含まれていて、かつフッター行が含まれている場合は、合計行数が 1000 行の限度内に収まるように、フッター行の前にある行を削除してください。
重要: サンプル・データ内の行にはすべて、同じ数のフィールドが含まれていなければなりません。
フラット・ファイル・ウィザードの使用方法:
  1. Studio メニューから「プロジェクト」 > 「フラット・ファイル・ウィザード」を選択します。 「フラット・ファイル・ウィザード」が Studio ワークスペースのタブ内に開きます。
  2. サンプル・データ」テキスト・ボックスにサンプル・データを入力するか、または「参照...」をクリックしてサンプル・ファイルをロードします。
  3. 次へ >」をクリックします。 「ファイル・フォーマット」ページが開きます。
  4. 次のファイル・フォーマット・オプションのいずれかを選択します。
    • 文字区切りフォーマット (コンマ区切り値フォーマットを含む) - ファイル内の各行に、コンマやタブなどの単一文字で区切られたフィールドを持つレコードがある場合は、このオプションを選択します。
    • このファイルは別の形式です - ファイルが前のファイル・フォーマット・オプションの基準に適合しない場合は、このオプションを選択します。 このオプションを選択した場合、フラット・ファイル・ウィザードを使用してフラット・ファイルのスキーマを作成することはできません。
  5. 次へ >」をクリックします。 「フィールド区切り文字」ページが開きます。
  6. フィールドを区切る文字」リストからフィールド分離文字を選択します。 「その他:」を選択した場合は、右側に表示されるフィールドに、フィールド分離文字を指定します。
  7. フィールドを特定の文字で囲む場合は、「フィールドを囲む文字」リストから、フィールドを囲む文字を選択します。 「その他:」を選択した場合は、右側に表示されるフィールドに、囲む文字を指定します。
  8. 次へ >」をクリックします。 「ヘッダーおよびトレーラー」ページが開きます。
  9. 次のようにヘッダー行およびトレーラー行が存在するかどうかを指定します。
    1. ヘッダー行が存在する場合は、「最初の行をフィールド名のヘッダーとして扱います」を選択します。
    2. トレーラー行が存在する場合は、「最後の __ 行をトレーラーとして扱います」を選択し、行番号を指定します。
  10. 次へ >」をクリックします。 「スキーマ名の編集」ページが開きます。
  11. スキーマ名を入力します。
    ヒント: データおよびファイル・フォーマットを記述するようなスキーマ名を選択してください。
  12. 終了」をクリックします。 Studio ツールボックスの「プロジェクト」タブで、作成したフラット・ファイル・スキーマが「フラット・ファイル・スキーマ」ディレクトリーに表示されます。
作成したフラット・ファイルを読み取り、XML に変換するには:
  1. フラット・ファイルの読み取り」アクティビティーをオーケストレーションに追加します。
  2. チェックリスト」で「構成」を選択します。 「構成」ペインが開きます。
  3. フラット・ファイル・スキーマの選択」フィールドで、作成したフラット・ファイル・スキーマの名前を指定します。
 XML データをフラット・ファイルに変換するには:
  1. フラット・ファイルの書き込み」アクティビティーをオーケストレーションに追加します。
  2. チェックリスト」で「構成」を選択します。 「構成」ペインが開きます。
  3. フラット・ファイル・スキーマの選択」フィールドで、作成したフラット・ファイル・スキーマの名前を指定します。