オーケストレーション
- オーケストレーション間の接続の構成
同じプロジェクト内で、統合アプライアンスに格納された別の Web サービス・オーケストレーションを呼び出すように、Web サービス・エンドポイントを構成できます。 - オーケストレーションの作成
完全なオーケストレーションを作成する手順は次の 3 つです。新規オーケストレーションの作成、オーケストレーションの名前変更、オーケストレーションのビルド。 - オーケストレーションの名前変更
オーケストレーションは、作成時にはデフォルト名が付与されます。 その名前は「プロジェクト」タブで名前変更できます。 - オーケストレーションのビルド
Studio は、ワークスペースでビジュアルなキューを提供し、これによって、オーケストレーション内でのアクティビティーの配置の確認や制御がより簡単になります。 Studio ツールボックスからワークスペースにアクティビティーをドラッグ・アンド・ドロップすると、緑の円アイコンが、アクティビティーが配置されるオーケストレーション内のターゲット・ロケーションに表示されます。 アクティビティーを論理アクティビティーのブランチに追加すると、Studio はターゲット・ブランチを強調表示します。 - オーケストレーションの検査
プロジェクトを統合アプライアンスにデプロイする前にプロジェクト内でオーケストレーションをテストして問題を解決できるように、Studio では Cast Iron® オペレーティング・システム (CIOS) ランタイムをシミュレートすることができます。 - Studio での SSL の使用
Secure Sockets Layer (SSL) は、サーバーとクライアントの間で暗号化されたリンクを確立するための標準セキュリティー・テクノロジーです。 暗号化されたリンクは、サーバーとクライアントの間で、すべてのデータが秘密情報として、変更されることなく送受信されることを保証します。 SSL 接続を作成するために、サーバーは SSL 証明書を必要とします。 このセクションでは、Studio での SSL の使用の概要を説明するとともに、Transport Layer Security (TLS) と SSL セキュリティーおよび証明書について説明します。また、SSL クライアント認証を検査するときに使用する認証局 (CA) 証明書、エンド・エンティティー証明書、および秘密鍵を適切にインポートするために必要な手順についても説明します。 - エンド・エンティティー証明書のインポート
エンド・エンティティー証明書は、認証局によって個人またはシステムに対して発行される、デジタル署名された証明書です。 この証明書は、公開鍵を特定の識別情報にバインドし、暗号化、認証、デジタル署名などの目的で使用されます。 「エンド・エンティティー」という用語は、認証局証明書と区別するために使用されています。 証明書の署名者が発行者になり、証明書内に記述されたエンティティーがサブジェクトになります。 - 認証局 (CA) 証明書のインポート
認証局 (省略形は CA) は、デジタル署名および公開鍵と秘密鍵のペアの作成に使用される証明書を発行する、信頼のおける第三者機関の組織または会社です。 CA は、情報を交換する 2 つのエンティティーについて、それぞれが表明する識別情報が適正であることを保証するため、データ・セキュリティーおよび電子商取引における重要なコンポーネントです。 ほとんどの場合、CA 相互の間の関係は階層的です。しかし、2 つの異なる公開鍵インフラストラクチャー (PKI) 階層に属する CA の間で信頼関係を確立するために、CA 証明書を使用することもできます。 PKI とは、特定のユーザー、ポリシー、手順、ハードウェア、およびソフトウェアのセットであり、デジタル ID の作成、配布、管理、および利用のために使用されます。 これらのすべての場合に、CA 証明書は、PKI で使用するために発行されるすべてのエンド・エンティティー証明書の証明書パスおよび使用制限を定義する上で重要な役割を果たします。 - SSL サーバー認証
SSL サーバー認証では、通信相手のサイトが表明する識別情報が適正であることを検査します。 認証では、公開鍵暗号方式の標準的な手法を使用して、サーバーの識別情報を確認します。これにより、サーバーの証明書とパブリック ID が有効であること、およびクライアント側にあるトラステッド CA のリストに記載されている認証局によってその証明書と ID が発行されたことが保証されます。 - SSL サーバー接続のテスト
SSL を使用してサーバーに接続するエンドポイントを作成したら、SSLサーバー接続をテストできます。 - SSL クライアント認証
クライアント認証は、サーバー認証と似ていますが、サーバー認証と異なる点は、クライアントが表明する識別情報が適正であることを確認するために、サーバーがクライアントからの証明書を要求するという点です。 証明書は、X.509 証明書でなければならず、サーバーによって信頼された認証局によって署名されなければなりません。 クライアント認証を使用できるのは、サーバーがクライアントからの証明書を要求する場合だけです。 すべてのサーバーがクライアント認証をサポートするわけではありません。 - ログ・ビューアーの使用
オーケストレーション・モニター・データは、表形式またはテキスト形式でログ・ビューアーに表示されます。 - オーケストレーションの表示
ワークスペースのオーケストレーション・ビューを操作するには、ワークスペースのオーケストレーション・ビュー・アイコン、および Studio ツールバー・メニューの「表示」オプションを使用できます。 - オーケストレーションの妥当性検査
オーケストレーションは、統合アプライアンスに公開する前に、有効になっている (完成して正確である) 必要があります。 Studio の妥当性検査機能を使用して、オーケストレーションの妥当性検査を行います。 - オーケストレーション内のアクティビティーの処理
アクティビティーの切り取り、コピー、貼り付けを行い、オーケストレーション内のアクティビティーをドラッグし、新しいアクティビティーを追加および削除することができます。 - オーケストレーションの印刷
オーケストレーションは、直接印刷することも、その印刷プレビューを表示することもできます。 - オーケストレーション・ジョブを順に処理
「オーケストレーション・ジョブを順に処理」オプションは、複数インスタンスのオーケストレーションの実行時に、相互に競合する可能性があるアクティビティーがオーケストレーションに含まれている場合に使用できます。 オーケストレーションのインスタンスは、オーケストレーション・ジョブとも呼ばれます。 - パーシスタンスを使用可能にする
「オーケストレーション」ペインでは、 「パーシスタンスを有効にする」チェック・ボックスがデフォルトで選択されています。 「パーシスタンスを有効にする」チェック・ボックスの設定は、障害発生後にオーケストレーション・ジョブが再開される方法に影響を与えます。 - グローバル例外ハンドラーのオーケストレーションへの追加
実行時にオーケストレーションのアクティビティーのいずれかが例外をスローする場合、グローバル例外ハンドラーが有効になっていれば、グローバル CatchAll ブランチが実行されます。 - オーケストレーションのイメージの保存
現行オーケストレーションのグラフィカル・イメージを jpg ファイルとして保存できます。