PGP アクティビティーの概要

WebSphere® Cast Iron® Studio は PGP 暗号化および暗号化解除をサポートします。 PGP アクティビティーに使用される鍵と証明書をインポート、格納、および取得することができます。

PGP は鍵を管理するための独自の鍵ストアを持っています。 この鍵ストアの場所は使用するツールによって異なります。 PGP の公開鍵および秘密鍵の鍵リングが暗号方式用です。 Cryptoservice は、PGP 鍵を使用して、コンテンツの暗号化と暗号化解除を行います。

Cryptoservice には、PGP 鍵を抽出して、同じものを PKCS12 鍵ストアに保管するユーティリティーが付いています。

Cast Iron Studio の場合は、コマンド・ライン・ユーティリティーを使用して、抽出した PKCS12 を Studio 鍵ストアにインポートする必要があります。

オンプレミス・アプライアンスの場合は、Web 管理コンソールから、抽出した PKCS12 をアプライアンス鍵ストアにインポートする必要があります。

上記の手順を完了したならば、コンテンツの暗号化と暗号化解除を行うことができます。
  • コンテンツを暗号化するには、人間が読めるコンテンツを base64 にエンコードしてから、base64 コンテンツを「PGP 暗号化」アクティビティーに渡す必要があります。 その後、入力を構成し、公開鍵を、暗号化されたデータを返すアクティビティーに提供します。
  • コンテンツを暗号化解除するには、暗号化されたデータを「PGP 暗号化解除」アクティビティーに渡し、秘密鍵とパスワードを使用して入力を構成する必要があります。 出力は base64 です。 元のコンテンツを取得するには、base64 データをデコードする必要があります。