文字エンコード

文字エンコードは、データベース・レベル、表レベル、あるいは列またはパラメーター・レベルで設定します。

例えば、データベースのデフォルト・エンコードが UTF-8 に設定されているときに、そのデータベースの 1 つの表で、エンコードが明示的に SHIFT-JIS に設定されているとします。 この表の 1 つの列ではエンコードが明示的に ISO-8859-1 に設定されているのに対し、その他すべての列にはエンコードが指定されていません。そのため、その他の列ではデフォルト・エンコードである SHIFT-JIS が表から継承されます。

統合アプライアンスは、実行時にエンコードのタイプを別のタイプに変換する場合があります。 例えば、オーケストレーションは、エンコードが ISO-8859-1 に設定されている表の入力データを読み取ってから、UTF-8 に設定された列にそのデータを書き込むことがあります。

文字エンコードを設定するには、以下のようにします。

  • データベース・レベルで設定 - 「エンドポイントの編集」または「エンドポイントの作成」ダイアログ・ボックスの「エンコード」リストからエンコード・タイプを選択します。
  • レベルで設定 - 「表の選出 (Pick Table)」ペインの「エンコード」リストからエンコード・タイプを選択します。
  • レベルで設定 - 「表の選出 (Pick Table)」ペインで必要な列の「エンコード」フィールドをクリックして、リストから選択します。
デフォルトの文字エンコード・タイプの説明については、以下を参照してください。
注: 以下に示すバイナリー・データ型では、「エンコード」フィールドをブランクのままにする必要があります。
  • Blob
  • バイナリー
  • Varbinary

エンコード・タイプを設定するには、以下のいずれかのオプションを選択します。

  • エンコード」リストから、デフォルトのエンコード・タイプを選択します。
  • エンコード」フィールドをクリックしてエンコード・タイプを入力することにより、エンコード・タイプを直接入力します。
以下の表に、一部のデフォルトのエンコード・タイプをリストします。
表 1.
エンコード 説明
UTF-8 UTF-8 は、ユニコードまたは ISO-10646 の標準の文字エンコードです。 これらの標準はどちらも、現代の言語で使用される各文字に、単一の固有の数値を割り当てます。 これはデフォルト・エンコードです。
US-ASCII これは ASCII とも呼ばれ、Windows および UNIX コンピューターで使用される基本的な文字エンコードです。
ISO-8859-1 Latin1 とも呼ばれるこのエンコードには、ASCII と、多数の西ヨーロッパ言語用の文字が含まれています。
EBCDIC-XML-US これは、IBM® コンピューターで使用される基本的な文字エンコードです。 EBCDIC-US は、ASCII のように、米国ベースの文字エンコードです。
SHIFT-JIS カタカナとも呼ばれ、日本語を指定します。
注: 一部の 2 バイト文字は、SHIFT-JIS エンコードで変換されません。 詳しくは、『シフト JIS エンコードの使用』を参照してください。