システム・コマンドの実行

手順

  1. ナビゲーション・ペインで「システム (System)」 > 「コマンド (Commands)」を選択します。 「システム・コマンド (System Command)」ページが表示されます。
  2. 「コマンドの選択 (Choose Command)」リストで、コマンドを選択します。
  3. 「実行」をクリックします。

システム・コマンド

管理コンソールからシステム・コマンドを実行できます。 統合アプライアンスの構成 (スタンドアロンまたは高可用性ペア) および統合アプライアンスの状態 (アクティブまたはスタンバイ) に応じて、異なるシステム・コマンドが使用可能になります。 以下の表に、管理コンソールから使用可能なすべてのシステム・コマンドのリストを示し、統合アプライアンスの構成または状態に起因する動作の違いを示します。

コマンド 説明
Remove Job History remove job history コマンドは、オーケストレーション・モニター・データを削除します。
Remove project and configurations remove projects and configurations コマンドは、現在デプロイされているプロジェクトのデータを削除します。
Remove All Jobs in Progress remove all job in progress コマンドは、現在実行中のすべてのプロジェクトのデータを削除します。
Download Postmortem download postmortem コマンドは、事後分析アーカイブを、指定した FTP サーバーにエクスポートします。 統合アプライアンスでは、エクスポート・ファイル名の指定は必須ではありませんが、統合アプライアンスのシリアル番号、日付、およびタイム・スタンプを含めることを強くお勧めします。 エクスポート・ファイル名を指定しない場合、統合アプライアンスは postmortem.tar.gz という名前のファイルをエクスポートします。
Note: ユーザー名またはパスワードに予約語を使用しないでください。
Restart 統合アプライアンスのルーティング・サブシステムを再始動します。
Reboot すべてのルーティング・サービスをシャットダウンしてから、統合アプライアンスをリブートします。 force パラメーターを使用すると、リブートは直ちに開始します。
HA Connect HA ペアの場合のみ使用可能です。 ha connect コマンドは、アクティブ統合アプライアンスとスタンバイ統合アプライアンスを再接続して、フェイルオーバー操作を再開できる HA ペアを作成します。 このコマンドは、HA Disconnect コマンドを実行して HA ペアを切断した場合にのみ使用可能です。
HA Disconnect HA ペアの場合のみ使用可能です。 ha disconnect は、スタンバイ・マシンによるアクティブ・マシンのテークオーバーを発生させることなく HA ペアを一時的に切断します。 このアクションによって、オーケストレーション処理を中断せずに、スタンバイ・マシンで任意の必要なハードウェアまたはソフトウェアのメンテナンスを実行できます。 このアクションを選択すると、スタンバイ・マシンはアイドル状態に遷移します。 アクティブ・マシンをリブートするか、接続アクションを実行すると、HA ペア間の通信が再確立され、データの同期とフェイルオーバー操作が再開されます。 アクティブ・マシンでメンテナンスを実行するには、切り替えアクションを使用します。 アクティブ・マシンはスタンバイ・マシンになります。そこで切断アクションを使用し、オーケストレーション処理を中断することなく統合アプライアンスのメンテナンスを実行できます。
HA Switch HA ペアの場合のみ使用可能です。 ha switch コマンドは、HA ペア内の統合アプライアンスの役割を切り替えます。アクティブ・マシンがスタンバイ・マシンになり、スタンバイ・マシンがアクティブ・マシンになります。
Reboot Active machine (allow peer takeover) HA ペアの場合のみ使用可能です。 reboot active machine (allow peer takeover) コマンドは、すべてのルーティング・サービスをシャットダウンしてから、HA ペア内のアクティブ統合アプライアンスをリブートします。 このコマンドを使用してアクティブ統合アプライアンスをリブートすると、スタンバイ統合アプライアンスがデータ処理をテークオーバーします。
Reboot Active machine (prevent peer takeover) HA ペアの場合のみ使用可能です。 reboot active machine (prevent peer takeover) コマンドは、すべてのルーティング・サービスをシャットダウンしてから、HA ペア内のアクティブ統合アプライアンスをリブートします。 このコマンドを使用してアクティブ統合アプライアンスをリブートすると、アクティブ統合アプライアンスがすべてのデータ処理を停止し、スタンバイ統合アプライアンスはそのデータ処理をテークオーバーしません。
Reboot Standby machine HA ペアの場合のみ使用可能です。 reboot standby machine コマンドは、HA ペア内のスタンバイ統合アプライアンスをリブートします。 スタンバイ統合アプライアンスがリブートしている間、アクティブ統合アプライアンスはデータの処理を続行します。 正常にリブートした後で、スタンバイ統合アプライアンスはアクティブ統合アプライアンスと同期化します。