アクティビティーの入力のマッピング

このタスクでは、MIME ヘッダーを含む XML 変数とパート (添付ファイルを含む) を含む XML 変数を、それぞれ「MIME の書き込み」アクティビティーの mimeheader 入力パラメーターと parts 入力パラメーターにマップします。 変数は、parts 入力パラメーターにマップする必要があります。parts 入力パラメーターは必須です。 mimeheader 入力パラメーターはオプションです。 mimeheader 入力パラメーターのエレメントのデフォルト値にマップしていない場合、またはこのデフォルト値を定義していない場合は、以下の表のデフォルト値が使用されます。

このタスクについて

mimeheader 入力パラメーターが「入力のマップ」ペインの「アクティビティーへ」ペインにリストされていない場合は、ツールバー・メニューから「マップ」>「オプション・パラメーターの表示」を選択するか、「アクティビティーへ」 ペインを右クリックして、「オプション・パラメーターの表示」オプションを選択します。 ツールバー・メニューで「マップ」>「オプション・パラメーターの表示」オプションを選択できない場合は、「入力のマップ」ペイン内のエレメントをクリックして、このオプションをアクティブにします。

以下の表は、mimeheader 入力パラメーターのエレメントを示しています。
表 1.
mimeheader 入力パラメーターの子エレメント デフォルト値
mimeVersion 標準 MIME バージョン 1.0 が割り当てられます。 生成される MIME ヘッダーは、MIME-Version: 1.0 という設定に等しくなります。
contentType 生成される MIME ヘッダーの Content-Type 設定の値は、Content-Type: multipart/mixed という設定に等しくなります。
contentType/attribute/name contentType/attribute/value この属性エレメントには、一連の属性が名前/値ペアとして含まれます。 添付ファイル間の境界は、boundary 属性エレメントを使用して指定できます。 boundary 属性が指定されていない場合は、デフォルト値が生成されます。
contentTransferEncoding 生成される MIME ヘッダーの Content-Transfer-Encoding の値は、Content-Transfer-Encoding: 7-bit という設定に等しくなります。 注: メイン MIME ヘッダーのこのエレメントに指定した Content-Transfer-Encoding を、エンティティー MIME ヘッダーの Content-Transfer-Encoding よりも制限的にすることはできません。 例えば、メイン MIME ヘッダーの Content-Transfer-Encoding が 7 ビットであることを指定したが、エンティティー MIME ヘッダーに指定された Content-Transfer-Encoding が 8 ビットである場合、メイン MIME ヘッダーの Content-Transfer-Encoding は 8 ビットに変更されます。
parts 入力パラメーターのいくつかの子エレメントに値を指定しない場合、デフォルト値は以下の表のようになります。
表 2.
parts 入力パラメーターの子エレメント デフォルト値
mimeVersion 標準 MIME バージョン 1.0 が割り当てられます。 生成される MIME ヘッダーには、MIME-Version: 1.0 という設定が含まれます。
contentType 生成される MIME ヘッダーの Content-Type の値には、Content-Type: text/plain; charset=US-ASCII という設定が含まれます。
contentTransferEncoding 生成される MIME ヘッダーの Content-Transfer-Encoding の値は、Content-Type 設定に応じて異なります。 Content-Type が multipart に等しい場合、生成される MIME ヘッダーには、Content-Transfer-Encoding: 7-bit という設定が含まれます。 Content-Type が text に等しく、charset が not-us-ascii に等しい場合 (not-us-ascii は、US-ASCII を除くすべてのタイプです)、生成される MIME ヘッダーには、Content-Transfer-Encoding: quoted-printable という設定が含まれます。 Content-Type が non-text に等しい場合、生成される MIME ヘッダーには、Content-Transfer-Encoding: base64 という設定が含まれます。 注: Content-Disposition が attachment に等しい場合、エンティティー・パートはテキストとして処理されません。
parts 入力パラメーターには、1 つ以上のパートを含めることができます。 各パートには、関連するパート本文の各種の属性が記述された MIME ヘッダーが含まれています。 個々の MIME パートがどのようにシリアライズされるのかは、MIME ヘッダーの以下のパラメーターに割り当てられた値に応じて異なります。
  • Content-Type ヘッダー
  • Content-Type ヘッダー内の Charset 属性
  • Content-Transfer-Encoding

パート本文がどのようにシリアライズされるのかは、Content-Transfer-Encoding と Content-Type の設定に応じて以下のように異なります。

Content-Type が「text」に等しい場合:
  • Content-Type が「text」であり、Content-Transfer-Encoding が「7-bit」/「8-bit」または「binary」である場合、パート本文は、UTF8 文字セットから、指定された文字セットに変換され、body 出力パラメーターにコピーされます。
  • Content-Type が「text」であり、Content-Transfer-Encoding が「quoted-printable」である場合、パート本文は、UTF8 文字セットから、指定された文字セットに変換され、quoted-printable でエンコードされ、body 出力パラメーターにコピーされます。
  • Content-Type が「text」であり、Content-Transfer-Encoding が「base64」である場合、パート本文は、UTF8 文字セットから、指定された文字セットに変換され、base64 でエンコードされ、body 出力パラメーターにコピーされます。

MIME パート・ヘッダーで明示的に指定されていない場合、charset は「UTF8」にデフォルト設定されます。 このデフォルト動作に対する唯一の例外は、Content-Disposition が「attachment」に等しく、Content-Type が「text」に等しい場合です。 この場合、パートは、テキストとして処理されません。なぜなら、データの文字セットを認識できないからです。 また、この場合、Content-Transfer-Encoding は「binary」に設定されます。

Content-Type が「text」に等しくない場合:

  • Content-Type が「text」に等しくなく、Content-Transfer-Encoding が「7bit」/「8bit」または「binary」である場合、パート本文は、body 出力パラメーターにそのままコピーされます。
  • Content-Type が「text」に等しくなく、Content-Transfer-Encoding が「quoted-printable」である場合、パート本文は、base64 でデコードされ、quoted-printable でエンコードされ、body 出力パラメーターにコピーされます。
  • Content-Type が「text」に等しくなく、Content-Transfer-Encoding が「base64」である場合、パート本文は、そのまま (base64 データ)、body 出力パラメーターにコピーされます。

マッピングの一般的な説明については、スタンドアロン・マップの作成を参照してください。