統合のセットアップ

ソースとターゲットのエンドポイントを構成した後で、マッピングを定義できます。統合をセットアップするには、データ型の間の暗黙的な変換についての Cast Iron® ガイドラインを理解することが重要です。次に進む前に、このセクションの情報をよく読んでください。

統合エディターを使用してマッピングを定義するときには、ソース・フィールドとターゲット・フィールドのリスト、および 2 列のアンカー・ポイントが表示されます。これらのアンカー・ポイントを接続することにより、マッピングを定義します。マッピング、有効なデータ型、およびデータ型の変換方法について詳しくは、マッピングの定義を参照してください。

以下の表は、データ型の間の暗黙的キャストについての具体的なガイドラインを示しています。「ソース」列は、マッピング変換で使用されるソース・データを示しています。「ターゲット」列は、派生するターゲットを示しています。「コメント」列では、選択された操作についての必要な追加情報を提供します。
表 1. データ型の間のキャストについての Cast Iron Express® ガイドライン
ソース (Source) ターゲット (Target) コメント
任意 ストリング すべてのデータ型がストリングに変換されます。
任意 ブール 「T」、「t」、「true」、「TRUE」、「tRuE」、「1」などは「TRUE」にキャストされます。その他はすべて「FALSE」にキャストされます。
ストリング 数値 「10」または「3.14」などの数値表現を含むストリングを 10 進数型に変換します。
注:
ストリングに数値が含まれていないと、ソース・データの処理が失敗します。
ストリング 整数 「10」などの整数の数値表現を含むストリングを整数型に変換します。ストリングに整数の数値が含まれていないと、ソース・データの処理が失敗します。ユーザーは、丸め、切り上げ、または切り捨ての関数を使用して 10 進数ストリングを整数型に変換することにより、この状況を回避できます。
数値 整数 「10」または「3.14」などの 10 進数を整数に変換します。非整数の場合、値は、ユーザーが丸め関数を適用した場合と同じ方法で自動的に変換されます。ユーザーは、丸め、切り上げ、または切り捨ての関数を使用して、より詳細な変換の制御を実施できます。