JIRA アクティビティーのエンドポイントの作成または編集
エンドポイントは、Studio および統合アプライアンスが JIRA プラットフォームに接続するために使用する構成情報を提供します。JIRA コネクターは、ユーザーによる操作の実行を許可するうえで、基本認証メカニズムのみをサポートします。JIRA コネクターは HTTPS 接続もサポートします。
JIRA エンドポイントの選択または編集
- 「エンドポイントの作成」ペインまたは「エンドポイントの編集」ペインで、以下の表の説明に従って JIRA エンドポイントを構成します。注: エンドポイントの構成プロパティーを変更すると、プロジェクトでそのエンドポイントを使用しているすべてのオーケストレーションに影響します。 編集はローカルではなく、グローバルとなります。
- 「接続のテスト」をクリックして、接続の詳細が有効であること、および JIRA に正常に接続できることを確認します。
- 「OK」をクリックします。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
ホスト名 | JIRA インスタンスのホスト名 (オンプレミスまたはクラウド)。 |
ポート番号 | JIRA インスタンスのポート |
ユーザー名 | JIRA インスタンスにアクセスするための認証ユーザー名。 |
パスワード | JIRA インスタンスにアクセスするための認証パスワード。 |
プロキシー経由で接続を行う場合、エンドポイントの接続のテスト画面で以下のパラメーターが必要です。 | |
ホスト名 | プロキシー・ネットワークのホスト名 |
ポート | プロキシー・ネットワークのポート番号。 |
ユーザー名 | プロキシー・ネットワーク経由でサービスにアクセスするためのユーザー名。 |
パスワード | プロキシー・ネットワーク経由でサービスにアクセスするためのパスワード。 |
HTTPS 接続を行う場合、エンドポイントの接続のテスト画面で以下のパラメーターが必要です。 | |
HTTPS | HTTPS を使用するかどうかを示すチェック・ボックス。 |
上記のパラメーターに加えて、エンドポイントを JIRA のオンプレミス・インスタンスと接続するための「セキュア・コネクター」を構成するための機能も用意されています。
注: 各アクティビティーの「入力のマップ」セクションで、エンドポイント・パネルの該当フィールドは、実行時に指定変更できるようになります。プロキシー詳細、接続詳細、認証詳細など、さまざまなパラメーター・グループにデータを指定して、それらを指定変更できます。選択したグループ内の一部のフィールド・データのみを指定して、指定変更することは許可されません。
JIRA コネクターによってサポートされるオブジェクト
JIRA コネクターは、以下の表に記載されている JIRA オブジェクトをサポートします。
JIRA オブジェクト | 作成 | 更新 | 削除 | すべて取得 | 取得 | 検索 |
---|---|---|---|---|---|---|
Attachment | あり | あり | あり | |||
Component | あり | あり | ||||
Filter | あり | あり | あり | あり | ||
Issue | あり | あり | あり | あり | あり | |
IssueComment | あり | あり | あり | あり | あり | |
IssueLink | あり | あり | あり | |||
IssueLinkType | あり | あり | あり | あり | あり | |
IssueWorkLog | あり | あり | あり | あり | あり | |
IssueVote | あり | あり | ||||
Version | あり | あり | あり | あり | ||
ProjectRole | あり | あり | ||||
Votes | あり | |||||
Watchers | あり | あり | あり | |||
Group | あり | |||||
IssueType | あり | あり | ||||
Priority | あり | あり | ||||
Project | あり | |||||
Resolution | あり | あり | ||||
Status | あり | あり | ||||
User | あり | あり | ||||
UserOverMultiProject | あり | |||||
AssignableUser | あり | |||||
UsersWithPermissions | あり |
カスタム・オブジェクトのサポート
JIRA は、カスタム・オブジェクトをサポートしません。
カスタム・フィールドのサポート
JIRA UI は、ユーザーがカスタム・フィールドを追加することを許可しています。これらのフィールドは、JIRA の Issue オブジェクトのみに関連付けられます。カスタム・フィールドは、Issue オブジェクトを対象にした「作成」、「更新」、「検索」、および「取得」のコネクター・アクティビティーでサポートされます。
「作成」アクティビティーと「更新」アクティビティーの「入力のマップ」では、ユーザーがカスタム・フィールドの値を指定できるように、Issue オブジェクトにカスタム・フィールド用の追加のノードが提供されます。
「検索」アクティビティーおよび「取得」アクティビティーでは、「出力のマップ」に、カスタム・フィールドを識別するための追加のノードが提供されます。
これらのアクティビティーのカスタム・フィールドのフォーマットを以下に示します。
<customFields> <customFieldId>dept-id</customFieldId> <customFieldName>deptName</customFieldName> <customFieldType>FreeTextField</customFieldType> <customFieldValue>HR</customFieldValue> </customField>
カスタム・フィールドのパラメーター | 説明 |
---|---|
customFieldId | JIRA UI で作成されるカスタム・フィールドの ID。カスタム・フィールドの名前と ID では、customFieldId が優先されます。同じ名前のカスタム・フィールドが複数存在する場合、各フィールドを区別するために customFieldId が提供される必要があります。提供されない場合は、該当するエラーが表示されます。 |
customFieldName | カスタム・フィールドの作成時に JIRA UI で提供されるカスタム・フィールドの名前。 |
customFieldType | カスタム・フィールドのタイプ。「作成」/「更新」アクティビティーの場合にのみ表示されます。許可される値は以下のとおりです。
まだサポートされていない JIRA カスタム・フィールドのタイプは以下のとおりです。
|
customFieldValue | カスタム・フィールドの値。このパラメーターは、ユーザー入力の値を複数サポートするために繰り返し発生します。単一の入力フィールドに対して複数の値が提供された場合、最初の値のみが追加されます。 |
注:
- カスタム・フィールドはオプションです。
- customFieldName/customFieldId の値が提供されない場合、他の 2 つのパラメーター値は無視されます。Issue は正常に作成/更新されますが、カスタム・フィールドは変更されません。
- customFieldName、customFieldId、および customFieldType が提供された場合、customFieldValue の値が欠落していると、該当のエラー・メッセージが表示されます。