デプロイメントの概念

Studio を使用して統合プロジェクトを作成し、管理コンソールを使用してクラウドにデプロイするか、Web 管理コンソールを使用して統合アプライアンスにデプロイします。プロジェクトのデプロイメントには、そのプロジェクトのオーケストレーションに定義された処理を実行するために必要なすべてのランタイム・コンポーネントが含まれます。

デプロイメントについては、プロジェクトの開発時に以下の 2 つの重要な概念を念頭に置く必要があります。
  • 公開とデプロイは 2 つの別のステップです。公開は、プロジェクトを Studio から統合環境 (クラウドまたは統合アプライアンス) あるいは別の中間ロケーションにプロモートする行為です。 プロジェクトはデプロイされない限り統合環境内で実行されません。
  • プロジェクトは、全く異なる環境 (開発、テスト、実動) をサポートする複数の構成を持つことができます。Studio を使用して、各プロジェクト用の構成プロパティーを作成しておくと、それらのプロパティーを別々の環境にバインドできるため、デプロイメント時の柔軟性が高くなります。
統合アプライアンスでは、プロジェクトを Studio から統合アプライアンスに提供するための以下の 2 つのオプションが提供されています。
  • プロジェクトを統合アプライアンスに直接公開できる。
  • プロジェクトを Studio からステージング・ロケーションにエクスポートした後で、統合アプライアンスにアップロードできる。

プロジェクトを Studio からエクスポートした後で統合アプライアンスにアップロードしても、Studio から統合アプライアンスに直接公開しても、プロジェクトはデプロイしない限り統合アプライアンス上で実行されません。