「OData の書き込み」アクティビティー
このアクティビティーは、「OData の読み取り」アクティビティーの出力をペイロード、HTTP 状況コードなどのその他の詳細とともに入力として受け入れ、応答として返す必要がある出力を生成します。
「OData の書き込み」アクティビティーの構成プロパティー
フィールド名 | 説明 |
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OData バージョン | このアクティビティーで使用される OData のバージョン。単一オーケストレーション内のアクティビティーはすべて、同じバージョンを使用する必要があります。現在サポートされているバージョンは 4.0 のみです。 |
入力データの選択 | 「OData の読み取り」アクティビティーにビジネス・データ構造を提供する方法について、いずれかのオプションを選択します。OData API は、提供されるこのビジネス構造に基づいて作成されます。
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例として、account オブジェクトと product オブジェクトを含んだサンプル XML スキーマを示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<schema xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified"
xmlns:ras="http://www.sample.com/xmlns/prod/sample"
targetNamespace="http://www.sample.com/xmlns/prod/sample">
<element name="account" type="ras:AccountObject"/>
<element name="product" type="ras:ProductObject"/>
<complexType name="AccountObject">
<sequence maxOccurs="1" minOccurs="1">
<element maxOccurs="1" minOccurs="0" name="accountId" type="int"/>
<element maxOccurs="1" minOccurs="0" name="accountName" type="string"/>
<element maxOccurs="1" minOccurs="0" name="valid" type="boolean"/>
</sequence>
</complexType>
<complexType name="ProductObject">
<sequence maxOccurs="1" minOccurs="1">
<element maxOccurs="1" minOccurs="1" name="pid" type="int"/>
<element maxOccurs="1" minOccurs="0" name="productName" type="string"/>
<element maxOccurs="1" minOccurs="0" name="description" type="string"/>
<element maxOccurs="1" minOccurs="0" name="stock" type="int"/>
</sequence>
</complexType>
</schema>
フィールド名 | 説明 |
---|---|
serviceName | これは、OData ReST API の名前であり、URL の一部になります。このプロパティーの値は、HTTP 「要求の受信」アクティビティーの「構成」パネルにある「URL (ホスト名の後のパス)」プロパティーの値と一致しなければなりません。この名前の URL がヒットすると (例えば、http://host/serviceName)、応答内でサービス文書が返されます。 |
protocol | OData ReST API でサポートされるプロトコル。この値は、サポートされる 2 つの値 (HTTP または HTTPS) のいずれかにデフォルトで設定される必要があります。 |
host | API を実行しているホスト。このプロパティーの値は、HTTP 「要求の受信」アクティビティーの出力からマップされる必要があります。 |
method | 要求の HTTP メソッド。このプロパティーの値は、HTTP 「要求の受信」アクティビティーの出力からマップされる必要があります。 |
Accept | 「Accept」ヘッダーの値。このプロパティーの値は、デフォルト値を設定するか、HTTP 「要求の受信」アクティビティーの出力からマップすることができます。サポートされる値は、application/json および application/xml です。 |
Content-Type | 「Content-Type」ヘッダーの値。このプロパティーの値は、デフォルト値を設定するか、HTTP 「要求の受信」アクティビティーの出力からマップすることができます。サポートされる値は、application/json および application/xml です。 |
resourcePath | このプロパティーには、呼び出しの URL パスが含まれ、「OData の読み取り」アクティビティーの出力からマップされます。 |
entities | このプロパティーはストリング配列型であり、URL で要求されたエンティティー・セット名が含まれます。このプロパティーは「OData の読み取り」アクティビティーの出力からマップされます。例えば、serviceName が /test で、選択済みのビジネス・データ構造が (前記のスキーマにある) account である場合、すべての account の詳細を取得するための URL は http://hostname/test/accounts になります。この例の場合、エンティティー・セット名は accounts です。 |
fieldName | ビジネス・データ構造内に存在するフィールド名の要求の場合、このプロパティーにフィールドの名前が含まれます。このプロパティーの値は、「OData の読み取り」アクティビティーの出力からマップされます。例えば、要求された URL が http://hostname/test/accounts(5)/accountName であれば、fieldName の値は accountName になります。 |
additionalpath | 要求 URL 内に $value または $count などの追加のトークンが存在する場合、このプロパティーにはその値が含まれます。このプロパティーは「OData の読み取り」アクティビティーの出力からマップされます。 |
primaryKeys | 要求 URL に 1 次キーが含まれる場合、その情報がこのフィールドに含まれます。このフィールドの値は「OData の読み取り」アクティビティーの出力からマップされます。 URL の例: http://hostname/test/accounts(5) http://hostname/test/salesorder(orderid='so1',name='ask') primaryKeys 構造には、1 次キーのフィールド名、値、およびデータ型が含まれます。 |
status | DELETE 操作の場合に、応答で返される HTTP 状況コードが含まれます。 |
writeODataInput | シリアライズされ、応答で返される必要があるビジネス・オブジェクト構造。 |
writeODataQueryParametersInput | 応答データに適用する必要がある照会パラメーター。この値は、「OData の読み取り」の出力からマップされます。 |
writeODataHttpHeadersInput | 応答データに適用する必要がある HTTP ヘッダー。この値は、「OData の読み取り」の出力からマップされます。 |
フィールド名 | 説明 |
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writeODataOutput | 応答として送信する必要があるデータ。HTTP 状況コード、HTTP メッセージ、および応答ペイロードが含まれます。 |
writeODataHttpHeadersOutput | このプロパティーには応答として送信される必要がある HTTP ヘッダーが含まれます。 |