セキュア・コネクターのインストール
セキュア・コネクター・インストーラーをダウンロードしてセキュア・コネクターをインストールするための手順について説明します。
始める前に
Windows インストール済み環境の場合は、既存のバージョンのセキュア・コネクターがインストールされていないことを確認してください。インストールされている以前のバージョンがある場合は、アンインストールしてから続行してください。
Linux インストール済み環境の場合は、 以前のセキュア・コネクターのインストール済み環境をアンインストールする必要はありませんが、アンインストールしておくことを推奨します。
Linux マシンの場合は、グラフィカル・インターフェースを提供するために、GNOME や KDE などのデスクトップ環境をインストールしてください。
このタスクについて
アプライアンス内にセキュア・コネクターを作成した後に、ファイアウォールの背後にあるマシンを構成して、セキュア・コネクターとファイアウォールの背後にある特定のエンドポイントの間の通信が容易になるようにする必要があります。セキュア・コネクター・インストーラーを使用して、ファイアウォールの背後にあるマシンを構成します。
- セキュア・コネクターがインストールされているマシンからアプライアンス IP に到達可能である (ping できる) ことを確認します。
- 以下のポートは、当該アプライアンスがセキュア・コネクターとの通信のために内部的に使用します。 「HTTP 受信要求」アクティビティーおよび「Web サービス」アクティビティーを伴うオーケストレーション・アクティビティーではこれらのポートを当該アプライアンス上で使用しないようにお勧めします。
- 9080
- 9442
- 9443
- 9445
セキュア・コネクター・インストーラーのダウンロード:
セキュア・コネクター・インストーラーは、Cast Iron® インストーラー CD、Fix Central、または IBM® Passport Advantage®からダウンロードすることができます。 Windows または Linux の場合は、要件に応じて 32 ビット版または 64 ビット版をダウンロードすることができます。
セキュア・コネクターをインストールするには、次のようにします。
- ダウンロード済みセキュア・コネクター・インストーラーを開始します。
- windows-secure-connector-installer.exe (Windows の場合)
- linux-secure-connector-installer.sh (Linux の場合)
「セキュア・コネクター・インストーラー」ウィザードが表示されます。
- 「次へ」をクリックし、ご使用条件を読んで同意します。
- 「次へ」をクリックし、インストール・ディレクトリーを選択します。
- 「次へ」をクリックします。メッセージ・ウィンドウに、
ターゲット・ディレクトリーの作成先が表示されます。注: インストール・ディレクトリーが存在する場合は、 警告メッセージが表示され、インストールおよび既存のファイルの上書きを確認する必要があります。
- 「OK」をクリックします。
- セキュア・コネクターを開始、停止、および編集するためのショートカット・オプションをセットアップします。
- 以下のいずれかまたは両方のオプションを選択します。
- 「スタート」メニューにショートカットを作成する。
- デスクトップに追加のショートカットを作成する。
- ショートカットにアクセスするプログラム・グループを選択します。
- 現行ユーザーにショートカットを作成するか、 すべてのユーザーにショートカットを作成するかを選択します。
- 以下のいずれかまたは両方のオプションを選択します。
- 「次へ」をクリックします。インストールの進行状況が表示されます。
- セキュア・コネクターの構成ファイルを選択します。セキュア・コネクターの構成ファイルをまだダウンロードしていない場合は、 この時点でダウンロードします。セキュア・コネクター構成ファイルのダウンロード方法について詳しくは、セキュア・コネクター構成ファイルのダウンロードを参照してください。
- 「次へ」をクリックします。
- Windows にインストールする場合は、
セキュア・コネクターを Windows サービスとしてインストールし、
実行することを選択します。セキュア・コネクターを Windows サービスとしてインストールすると、Windows の「サービス」コントロール・パネルを使用してセキュア・コネクターを制御できます (推奨)。セキュア・コネクターを Windows サービスとしてインストールおよび実行しないことを選択する場合は、セキュア・コネクターは Windows アプリケーションとしてインストールされます。
セキュア・コネクターを Windows サービスとして実行するには、以下のサービス・アカウント情報を指定する必要があります。
- サービスの開始モード
- サービス・アカウント・ドメイン
- サービス・アカウント・ユーザー
- サービス・アカウント・パスワード
- 「次へ」をクリックします。「ベンダー提供ライブラリーの作成 (Create Vendor Supplied Libraries)」画面が表示されます。
- 「追加」をクリックし、アップロードするライブラリー・ファイルを選択します。アプライアンスで有効なファイルは、.jar、.dll、および .so の各ファイル・タイプです。選択したファイルは、「追加するファイル」列に表示されます。
- 「更新」をクリックします。
「追加するファイル」列に表示されるファイルは、「更新」をクリックするまでコミットされません。
- 「次へ」をクリックします。「更新」ボタンをクリックしなかった場合は、変更内容を確認するダイアログ・ボックスが表示されます。変更内容を更新して先に進むには、「はい」をクリックします。「いいえ」をクリックすると、変更されずに次の画面に移動します。「キャンセル」ボタンをクリックすると、同じ画面にとどまります。
- 「はい」をクリックして先に進むと、「ベンダー JAR が作成されました/更新に成功しました (Vendor JAR created/updated successfully)」というメッセージが表示されます。
- 「OK」をクリックします。インストールが正常に完了したことを示すメッセージが表示されます。
- セキュア・コネクターを再始動します。
セキュア・コネクター・インストーラーを実行するには、次のようにします。
「セキュア・コネクターの作成」セクションでダウンロードしたセキュア・コネクター・インストーラーを開始します。
windows-agent-installer.exe (Windows の場合)
linux-agent-installer.sh (Linux の場合)
ご使用条件に同意して、インストール・ディレクトリーを選択します。
管理者として Web 管理コンソールにログインします。
「セットアップ」>「サポート情報 (Support Information)」と選択します。セキュア・コネクター・インストーラーのパラメーターを構成している間は、「サポート情報 (Support Information)」ページを開いておいてください。 「サポート情報」ページの値を適切なパラメーター・フィールドに切り貼りします。
次のパラメーターの値を指定します。
セキュア・コネクター名 - 作成したセキュア・コネクターの名前を指定します。
テナント ID - ファイル内に提供されているデフォルト値を使用します。 これは内部通信に使用されます
環境 ID - ファイル内に提供されているデフォルト値を使用します。これは内部通信に使用されます
ゲートウェイ - ファイル内に提供されているデフォルト値を使用します。 これは、当該アプライアンスが稼働しているデータ・ネットワーク IP です。
listen 対象ポート (Listen on Port) - このパラメーターを変更するのは、指定されているポートを別のサービスが使用しているか、ボックスで複数のセキュア・コネクターを実行する場合のみにしてください。
送信ポート (Transmit on Port) - このパラメーターを変更するのは、指定されているポートを別のサービスが使用しているか、ボックスで複数のセキュア・コネクターを実行する場合のみにしてください。
セキュア・コネクター認証鍵 (Secure Connector Auth Key) - クラウド内に作成したセキュア・コネクターの認証鍵を指定します。
セキュア・コネクター秘密鍵 (Secure Connector Private Key) - クラウド内にセキュア・コネクターを作成するときにダウンロードした認証秘密鍵を指定します。
コマンド・プロンプトを開き、セキュア・コネクターのインストール・ディレクトリーに移動します。
エンドポイント (すなわち SAP) に追加ライブラリーが必要な場合は、セキュア・コネクターを開始する前に追加ライブラリーをインストールする必要があります。 追加ライブラリーのインストールについて詳しくは、『セキュア・コネクター用のベンダー提供ライブラリーのインストール 』を参照してください。
コマンド・プロンプトから、以下のファイルのいずれかを実行して、セキュア・コネクターを開始します。
Windows の場合: runclient_osgi.bat
Linux の場合: runclient_osgi.sh