Lotus Domino 文書の作成

「文書の作成」アクティビティーを使用して、Lotus Domino® サーバーで文書を作成します。

作成アクティビティーの使用

  1. プロジェクト」ペインで「オーケストレーション」を右クリックし、「新規オーケストレーション」をクリックしてオーケストレーションを作成するか、または開きます。 「オーケストレーション」ペインが表示されます。
  2. アクティビティー」タブを選択し、「Domino」フォルダーを展開します。
  3. 文書の作成」アクティビティーを「Domino」フォルダーからオーケストレーションへドラッグします。 オーケストレーションのグラフィカル表現が、「チェックリスト」ペインと共に表示されます。
  4. チェックリスト」ペインに、アウトバウンド・アクティビティーを構成するために実行する必要のあるタスク (要約、エンドポイントの選出、構成、入力のマップ、出力のマップ) がリストされます。
  5. エンドポイントの選出」をクリックし、Lotus Domino エンドポイントを選択します。

    Lotus Domino エンドポイントを作成または編集する手順については、『Lotus Domino アクティビティーのエンドポイントの作成または編集』を参照してください。

  6. 「チェックリスト」で「構成」をクリックします。 「構成」ペインが表示されます。
    • 参照」をクリックして、既存のデータベースを「Lotus Domino データベースの表示」ペインから選択します。 「Lotus Domino データベースの表示」に、選択したエンドポイントのすべてのデータベースが表示されます。
    • 次へ」をクリックして、既存のフォームを「Lotus Domino フォームの表示」ペインから選択します。 「Lotus Domino フォームの表示」には、Lotus Domino サーバー上の選択したデータベースにあるすべてのフォームが表示されます。
注: 「次へ」ボタンは、データベース名を選択しないと使用可能になりません。

作成アクティビティーのマップ入力の指定

  1. チェックリスト」ペインで「入力のマップ」をクリックします。
    特定の Lotus Domino アクティビティーの入力パラメーターが「アクティビティーへ」ペインの下に表示されます。
    注: アクティビティーの必須入力パラメーターをすべてマップする必要があります。 これらの入力パラメーターのデータは、前のアクティビティーからのものです。
    注: Lotus Domino 文書内の動的に追加されたフィールド (入力のマップ構造の一部ではない) にデータを取り込むには、AdditionalFields プロパティーを使用し、FieldDetails セクションでフィールド名とフィールド値を指定します。

    複数のデータベースにわたって同じフォーム・タイプの場合は、データベース名をオプション・パラメーターの一部として入力のマップで指定できるようになりました。これにより、同じオーケストレーションを使用して、異なるデータベースにアウトバウンド操作を実行できます。 これを実行するには、databaseName オプション・パラメーター (下表で説明) にデータベース名を指定する必要があります。databaseName パラメーターに値が入力されると、databaseName パラメーターで指定されたデータベースにアウトバウンド操作が実行されます。 値を指定しない場合は、アウトバウンド操作の実行には、構成時に指定したデータベース名が使用されます。

    オプションの入力パラメーターを次の表で説明します。

    表 1. データベース名のオプション・パラメーター
    パラメーター名 説明
    databaseName 入力のマップに動的に追加できるデータベースの名前を指定して、単一のオーケストレーションが同じフォーム・タイプを持つ複数のデータベースに対し、アウトバウンド操作を実行できるようにします。
    Domino コネクターは、異なる Domino サーバーへの動的エンドポイント接続もサポートします。実行時に、エンドポイント・ページで構成されたもの以外の Lotus Domino サーバーに動的に接続したい場合は、入力のマップの dominoConnectionProperties に新しいオプション・パラメーターを追加します。 dominoConnectionProperties のパラメーターを以下の表で説明します。
    表 2. オプションの接続パラメーター
    パラメーター 説明
    dominoConnectionProperties パラメーター
    hostName Lotus Domino サーバーが稼働しているマシンのホスト名または IP アドレスを指定します。
    diiopPort Java™ アプレットまたはアプリケーションが CORBA を使用して Lotus Domino データにリモートでアクセスするための Domino Internet Inter ORB Protocol (DIIOP) ポートを指定します。デフォルト値は 63148 です。
    username IBM Domino サーバーに接続するユーザー名を指定します。
    password Lotus Domino サーバーに接続するユーザー名に関連付けられたパスワードを指定します。
    connectionPool パラメーター
    minimumConnections 統合アプライアンスが接続プールで開いておく Domino サーバー接続の最小数を指定します。0 (ゼロ) も入力できます。 デフォルト値は 5 です。
    maximumConnections 統合アプライアンスが接続プールで開いておくことができる Domino サーバー接続の最大数を指定します。0 (ゼロ) を入力した場合、接続の最大数に制限はありません。 デフォルト値は 25 です。
    maxIdleTime 統合アプライアンスによって閉じられるまで Domino サーバー接続をアイドル状態のまま開いておくことができる時間 (分) を指定します。0 (ゼロ) を入力した場合、接続はプールに返されると閉じられます (つまり、アイドル時間がありません)。 デフォルト値は 120 分です。
    maxWait プール内のすべての接続が使用されている場合に統合アプライアンスが接続を待つ時間 (秒) を指定します。 待機時間が経過しても接続を取得できない場合は、例外がスローされます。 デフォルト値は 300 秒です。
    reclaimConnections コネクターがアイドル状態の接続をチェックする間隔を指定します。アイドル状態の接続は、「最小接続数」パラメーターで指定した最小接続数に到達するまで再利用されます。 デフォルト値は 5 分です。

作成アクティビティーのマップ出力の指定

  1. チェックリスト」ペインで「出力のマップ」をクリックします。

    Lotus Domino アクティビティーの出力パラメーターが「アクティビティーから」ペインの下に表示されます。

    AdditionalFields プロパティーの応答も、「アクティビティーから」ペインに表示されます。

    一般的な出力パラメーターをいくつか次の表に示します。
    パラメーター名 説明
    UniversalID 文書の UniversalID は、データベースのすべてのレプリカの中で文書を一意的に識別する読み取り/書き込みプロパティーです。 文字フォーマットでは、UniversalID パラメーターは 32 文字の 16 進数字 (0 から 9、A から F) の組み合わせです。 UniversalID はまた、uniqueID または UNID とも呼ばれます。 データ型はストリングです。
    NotesID 文書の NotesID は読み取り専用プロパティーで、最大 8 文字の 16 進値を持ちます。 この値により、特定のデータベース内の文書が一意的に識別されます。 NotesID は、特定のデータベース・ファイル内の文書の場所を表します。 そのため、互いにレプリカである文書は一般に、異なる NotesID を持ちます。 NotesID は、文書が削除されるまで変わりません。
    Form フォームは文書を作成および表示するための構造を提供する、データベース内でデータを保管する設計要素です。 情報をフォームに入力して保存すると、情報は文書として保存されます。 文書を開く際に、文書はフォームをテンプレートとして使用し、データを表示するための構造を提供します。
    注: フォームを変更 (フィールドの追加など) しても、そのフォームで以前に作成された文書は、手動で、またはエージェントにより自動的に変更され保存されない限り、変更されません。 フォームからフィールドを削除しても、そのフィールドの値は、以前に作成された文書から削除されません。
    ParentDocumentUNID 文書の parentdocumentUNID は読み取り専用プロパティーです。 文書が応答文書の場合、これは文書の親の universalID として定義されます。 文書に親がない場合は、空ストリング ("") が返されます。 データ型はストリングです。

    注: 要件に基づいて、アクティビティーの出力パラメーターをマップできます。

要約フラグ (フィールド・フラグ) の動作

Authors、Readers、または Names タイプのフィールドを含む書式の文書を作成するときに、これらのフィールド用のデータが「入力のマップ」で設定されている場合、Lotus Domino フィールド・タイプに基づいて適切な許可によって要約フラグが設定されます。この機能は、Lotus Domino サーバーのバージョン 8.5.3 以降でサポートされています。

例:
  1. Authors タイプの Lotus Domino フィールドに CN=SYSTEM/O=IBM という値が設定されている場合、要約フラグは SUMMARY READ/WRITE-ACCESS NAMES "CN=SYSTEM/O=IBM" になります。
  2. Readers タイプの Lotus Domino フィールドに CN=SYSTEM/O=IBM という値が設定されている場合、要約フラグは SUMMARY READ-ACCESS NAMES "CN=SYSTEM/O=IBM" になります。
  3. Names タイプの Lotus Domino フィールドに CN=SYSTEM/O=IBM という値が設定されている場合、要約フラグは SUMMARY NAMES "CN=SYSTEM/O=IBM" になります。



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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2013年11月7日 (木曜日)


http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wci/v7r0m0/topic/com.ibm.wci.doc/Domino_create_outactivity.html