コマンド・ライン・インターフェースについて

管理者は、Cast Iron® のコマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、統合アプライアンスの管理、およびその構成情報の保守と更新を行うことができます。

CLI は統合アプライアンスにあらかじめインストールされており、この文書に記載されているコマンドに応答するように設計されています。

注: CLI では大/小文字が区別されます。コマンドとキーワードは、通常、小文字で入力する必要があります。

CLI を使用できるのは、管理者としてログインしたユーザーだけです。統合アプライアンスには、同時に複数の管理者がログインできます。

CLI へのログイン

統合アプライアンスの CLI へのログインは、セキュア・シェル (SSH) セッション、端末エミュレーション、または Telnet を通じて行うことができます。統合アプライアンスではデフォルトでセキュア管理が有効化されており、統合アプライアンスにアクセスするときにはセキュア接続を使用する必要があります。 セキュア接続では、統合アプライアンスのインストール時に提供されるデフォルトのホスト・キーを使用します。

SSH クライアントまたは Telnet クライアントを使用して CLI にログインする場合、5 回連続してログインに失敗した場合 (ユーザーの種類や時間間隔に関係なく)、 ロックアウトを引き起こします。ロックアウトの特徴は、ユーザーの種類を問わず、1 分あたりのログイン試行が 1 回に制限されることです。ユーザーが正常にログインすると、ユーザーのログイン失敗カウントがリセットされ、ロックアウトが終了します。

CLI からのログアウト

CLI からログアウトするには、コマンド・プロンプトで exit コマンドを実行します。これにより、端末エミュレーションまたは Telnet セッションの接続も閉じられます。

CLI のヘルプの表示

CLI で help または ? と入力すると、コマンド・カテゴリーのリストを表示することができます。 特定のカテゴリーに属するコマンドの構文ヘルプを表示するには、「カテゴリー help」と入力します。例えば、net help またはnet ? と入力すると、ネットワークに関する各コマンドの構文情報が一覧表示されます。

タブ補完を使用する方法でも、CLI の構文を調べることができます。これには、CLI からコマンドの一部を入力して Tab キーを押します。Tab キーを押すことで、コマンドの残りの部分が入力されるか、入力するコマンド構文のオプションの一覧が表示されます。

注: Tab 補完では、CLI 構文内のスペースの有無が認識されます。例えば、CLI で system show と入力して Tab キーを押しても、結果は表示されません。show の後にスペースを追加して Tab キーを押すと、有効なコマンド・パラメーターが表示されます。

コマンド規則

コマンド構文のルールに関する説明では、以下の規則を使用します。
表 1.
規則 説明

キーワード <値>

ほとんどのコマンド・パラメーターは、キーワードと値を組み合わせて指定します。パラメーターによっては、値を指定する必要がない場合もあります。

<値>

パラメーターの値は不等号括弧で囲まれています。多くの場合、示されているテキストは指定する情報のタイプを表しています (<ホスト名> など)。明示的な値 (<yes> など) の場合もあります。

[x]

オプション・パラメーターは大括弧で囲まれています。

{x y z}

必須パラメーターのグループは中括弧で囲まれています。

x | y | z

選択項目はバーで区切られており、この中の 1 つだけを選択します。

x...

複数指定できるパラメーターの後には省略記号が付けられています。




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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2013年11月7日 (木曜日)


http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wci/v7r0m0/topic/com.ibm.wci.cli.doc/CLI_about_CLI.html