このフィーチャーは Cast Iron® アプライアンスをアップグレードするために使用されます。その際、アップグレード・ファイル vcrypt2 および scrypt2 が使用されます。
これらのアップグレード・ファイルは、当該アプライアンスのバージョン (フィックスパック/パッチ/メジャー・リリース) に応じて、Cast Iron ソフトウェアの一部として取得されるか、または Fix Central から取得されます。
このタスクについて
リモート・アプライアンスをアップグレードするには、以下のステップを実行します。
手順
- vcrypt2 または scrypt2 ファイル (あるいはその両方) を、Web 管理コンソールから当該アプライアンスへのアクセスを可能にするワークステーションにコピーします。
- WMC で、統合アプライアンスにログオンし、「管理」>「アプライアンス」に移動します。
- 登録済みアプライアンスのリストから、アップグレードするアプライアンスを選択します。
- 「オペレーティング・システムのアップグレード (Upgrade Operating System)」リンクをクリックします。
「アプライアンス・オペレーティング・システムのアップグレード (Upgrade Appliances Operating System)」ウィザードが表示されます。
- 「仮想アプライアンス・アップグレード・ファイル (Virtual appliance Upgrade File)」フィールドで .vcrypt2 ファイルを参照して、仮想アプライアンスをアップグレードします。
- 「物理アプライアンス・アップグレード・ファイル (Physical appliance Upgrade File)」フィールドで .scrypt2 ファイルを参照して、物理アプライアンスをアップグレードします。
- 「アップグレード」をクリックします。 選択したすべてのアプライアンスが順々に連続してアップグレードされます。
タスクの結果
アプライアンスのアップグレードがすべて完了すると、アップグレードの結果が表示されます。
データが更新された後、登録済みアプライアンスのリストでアプライアンスのバージョンも更新されます。
注: - マスター・アプライアンスがアップグレード・リストに入っている場合は、他のアプライアンスのアップグレードが完了して初めてそのマスター・アプライアンスがアップグレードされます。
- 物理アプライアンスと仮想アプライアンスの両方のファイル (scrypt2 および vcrypt2) が参照されると、アップグレードは、当該アプライアンスが入手可能な表内のタイプ情報 (物理または仮想) に基づいて実行されます。
タイプ情報を入手できないと (インテリム・フィックスがない旧バージョンの場合)、これらのアプライアンスはアップグレードから除外されます。
- 1 つのファイルのみが参照されると、そのファイルは、選択したすべてのアプライアンス (- によって表される、タイプ情報を持たないアプライアンスを含む) をアップグレードする入力として使用されます。