統合アプライアンスは、データの統合、変換、ルーティング、モニター、および管理機能を単一製品に結合したものです。
実行時、統合アプライアンスはデータおよび処理を、データベース、エンタープライズ・アプリケーション、レガシー・システム、およびビジネス・アプリケーションの間で共有します。
機能
- 以下の業界標準フォーマットを幅広くサポート
- XML (W3C XML スキーマ、DTD、および XML 文書)
- フラット・ファイル、未加工のテキスト、および未加工の 2 進データ・タイプ
- UTF-8、US-ASCII、ISO-8859-1、SHIFT_JIS、EBDIC-XML-US、EUC-JP などの多くの文字エンコードをサポート
- Informix®、Sybase、DB2®、MySQL、Oracle、および Sequelink を介したその他の商用データベース・システム。
- SAP IDOC や IBM® MQ Series などのシステム固有プロトコル
- Web サービス (Web Services)
- あるフォーマットから別のフォーマットに (例えばフラット・ファイル・データから XML データに) データを簡単に変換する機能。
- 統合アプライアンスで処理されるすべてのメッセージを保持する、組み込みメッセージ・リポジトリーを用いたメッセージ送達の保証。
- 同期および非同期といった様々なアプリケーション・プログラミング・スタイルのサポート (要求/応答、ストア・アンド・フォワード、パブリッシュ/サブスクライブ)。
- HTTP、セキュア HTTP (HTTPS)、FTP、セキュア FTP (SFTP) 用の構成可能なポートを介したデータ転送のサポート。
- クライアント・サイド PKI 認証のサポート (統合アプライアンスからセキュア・サーバーに接続する機能)。
- Web 管理コンソール (WMC) およびコマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、ネットワーク上の任意の場所からリモート側で管理される機能。
- ネットワークの SMTP ベースの E メール・システムと Simple Network Management Protocol (SNMP) トラップを使用した、E メール・ベースの通知のサポート。
コンポーネント
開発環境には、以下のハードウェア・コンポーネントおよびソフトウェア・コンポーネントが含まれます。
- Studio
- Windows 開発環境で統合プロジェクトを作成するために使用するグラフィック・ツール。
統合プロジェクトを Studio から統合アプライアンスに公開します。
- 統合アプライアンス
- ネットワークに直接接続し、Studio を使用して作成した統合プロジェクトを実行するアプライアンス。
- Web 管理コンソール (WMC)
- 統合アプライアンス上のプロジェクトの管理に使用する、ブラウザー・ベースのコンソール。
- コマンド・ライン・インターフェース (CLI)
- 統合アプライアンス上でプロジェクトを管理するために使用できるコマンド・セット。