実行時に、指定された SAP エンドポイントでリモートに使用可能にされた Remote Function Call (RFC) を呼び出すには、「SAP: RFC の呼び出し」アクティビティーを使用します。
SAP システムが探索され、ワイルドカード式に一致する RFC 名が「適合する SAP 関数」テーブルにリストされます。
再試行オプション | 説明 |
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1) 再試行ごとに __ 秒待機します。 | 統合アプライアンスが SAP システムへの接続の確立を試行するまでに待機する時間 (秒) を指定します。 |
2) 失敗するまで __ 回の接続を試みます。 | 統合アプライアンスがエラーを発行して現在のオーケストレーション・ジョブの処理を停止するまでに、SAP システムへの接続の確立を試行する最大回数を指定します。 「SAP: RFC の呼び出し」アクティビティーのあるオーケストレーションをデプロイする場合、統合アプライアンスは指定された SAP システムに接続できないと、再試行回数値に達するまでシステム・ログおよびオーケストレーション・ログに接続エラーを「警告」として記録します。 再試行回数に達すると、統合アプライアンスは、システム・ログおよびオーケストレーション・ログに「エラー」を記録し、現行オーケストレーション・ジョブの処理を停止します。 例えば、再試行回数を 3 に設定すると、第 1、第 2、第 3 の接続エラーはシステム・ログに警告として表示されます。 統合アプライアンスは、第 4 の接続エラーを「エラー」としてログに記録し、現行オーケストレーション・ジョブの処理を停止します。 |
実行時に、RFC の入力パラメーターまたは表の必須エレメントの値を提供する必要があります。 この値は、エレメントのデフォルト値を指定するか、エレメントを入力ノードにリンクすることによって提供できます。実行時に必須エレメントの値が提供されなかった場合、アクティビティーは実行中に、Web 管理コンソール (WMC) から報告された例外をスローします。 実行時に RFC の入力パラメーターまたは表のオプション・エレメントの値が提供されなかった場合、実行中に例外はスローされません。
トランザクション・オプション:
値 | 説明 |
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COMMIT_HANDLED_BY_RFC | RFC のコミットは RFC 自体によって実行されます。 コネクターは、どのような明示的コミット呼び出しも行いません。 |
COMMIT_TRANSACTION_AFTER_COMPLETION | 実行時に、SAP コネクターは RFC を呼び出し、SAP システムからの戻りメッセージを待ちます。SAP システムから返されるメッセージの戻りコードにより、SAP コネクターが SAP システムにトランザクションのコミットを要求する別の呼び出しを送信するのか、SAP システムにトランザクションのロールバックを要求する別の呼び出しを送信するのかが決まります。
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COMMIT_TRANSACTION_AND_WAIT_UPON_COMPLETION | 実行時に、SAP コネクターは RFC を呼び出し、SAP システムからの戻りメッセージを待ちます。SAP システムが返すメッセージの戻りコードにより、SAP コネクターが SAP システムにトランザクションのコミットを要求する別のメッセージを送信するのか、SAP システムにトランザクションのロールバックを要求する別のメッセージを送信するのかが決まります。
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オプション・パラメーター | 説明 |
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sapConnectionProperties パラメーター | |
hostName | SAP システムのあるマシンの IP アドレスまたはホスト名を指定します。 |
systemNumber | Studio の接続先とする SAP システムの特定インスタンスを識別する番号を指定します。 SAP 管理者がこの情報を提供する必要があります。 |
client | Studio および統合アプライアンスを SAP システムのクライアントとして識別するための番号を指定します。 SAP 管理者がこの情報を提供する必要があります。 |
language | SAP のメッセージ言語オプションを指定します。 例えば、EN は英語を表す ISO コードです。 |
basicAuthentication パラメーター | |
username | SAP システムへの接続時に使用するユーザー名を指定します。 |
password | SAP システムへの接続時に使用するユーザー名のパスワードを指定します。 |
ssoAuthentication パラメーター | |
ssotoken | シングル・サインオン (SSO) トークンを指定します。 |
sncAuthentication パラメーター | |
sncmode | セキュア・ネットワーク接続 (SNC) モードが有効であるか指定します。 |
sncname | SNC 接続の識別名を指定します。 |
partner | SNC パートナーの識別名を指定します。 |
qop | SNC のセキュリティーのレベルを指定します。 |
X509 Certificate | ログオン・チケットとして使用する X509 証明書を指定します。SNC で「ユーザー名/パスワード ・ベースの認証」が使用されている場合にのみ、このフィールドはオプションです。 |
connectionPool パラメーター | |
maximumConnections | 統合アプライアンスがメッセージ・ロードに基づいて開く、追加の SAP 接続数 (最大で指定数まで) を指定します。 |
maxIdleTime | 統合アプライアンスによって閉じられるまで SAP 接続を開いたままアイドル状態にすることができる時間 (分) を指定します。 |
WMC を使用して SAP アクティビティーでオーケストレーションをデプロイするためには、まず統合アプライアンスが SAP システムへの接続を確立できるようにしておく必要があります。 統合アプライアンスが SAP システムへの接続を確立できない場合、オーケストレーションはデプロイされません。