この例は、グループを使用してレコードの反復セットを解析するフラット・ファイル・スキーマを示しています。 次の入力フラット・ファイル・データの例で示すように、反復レコードのセットにはそれぞれ、異なるタイプのレコードが含まれています。
このデータ例で、反復セットの 1 番目、2 番目、および 3 番目のレコードは、それぞれタイプの異なるレコードです。 また、この例では、「タイプ・ライブラリー」タブに保管されたタイプがフラット・ファイル・スキーマでどのように使用されるかについても説明します。 この例では、フラット・ファイル・スキーマを初めから作成するのではなく、既存のフラット・ファイル・スキーマを表示およびテストします。
図 1 に表示された入力データの解析に使用するフラット・ファイル・スキーマを開き、表示し、テストするには、以下のようにします。
C:¥Documents and Settings¥myLogin¥My Documents
myLogin はご使用の Windows ログイン名です。
C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere Cast Iron Studio 3.X¥Samples¥FlatFileSchema
C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere Cast Iron Studio 3.X¥Samples¥FlatFileSchema
vegPO フラット・ファイル・スキーマの最初のレコードは、一度しか発生しない、orderingStore と呼ばれるヘッダー・レコードです。 「スキーマ・レイアウト」タブには、orderingStore レコードを構成するフィールドおよびレコードが子として表示されます。 この先頭行が解析され、orderingStore レコードを構成するフィールドおよびレコードに入れられます。
最初のヘッダー・レコードの後に、反復エレメントのセットが始まります。 反復エレメントの各セットには、次の図に示すように、それぞれ異なるタイプの 3 つの子レコードが含まれています。
フラット・ファイル・スキーマ・エディターでグループを使用して、異なるタイプの子レコードを含む反復レコードをモデル化できます。 複数のレコードを含む反復の始まりと終わりを明確に示す追加の区切り文字または構造がデータで提供されていない場合にのみ、グループが必要になります。 反復の区切り文字は、親レコードまたはルート・ノードから継承されます。 vegPO ルート・ノードのこの例では、反復の区切り文字は行末に設定されています。 orders グループ・ノードは、行末区切り文字を使用して、反復レコードを解析します。
次のアイコンは、レコード・タイプに基づくレコードを表します。
order グループ・タイプの orders グループは、以下の特性を持つため、異なるレコードから成る反復レコードのセットを定義します。