Studio を使用してビルドする統合プロジェクトは、BPEL4WS (Business Process Execution Language for Web Services)、WSDL (Web サービス記述言語)、およびその他の XML ベースの標準を含む業界標準に基づいています。
製品を使用するにあたり、これらの標準の技術的な詳細を知っておく必要はありません。しかし、Studio を使って作業すると、入出力の XML 内容が表示されます。統合アプライアンス上で実行するオーケストレーションは、最適化された XML フォーマットでメッセージを使用、処理、および配信するため、すべてのデータとその定義は、XML 文書のようにノードの階層として表示されます。
例えば、データベース表の列はノードとして表現されます。 別の例として、フラット・ファイル・スキーマは Studio 内で、一連のレコード、フィールド、またはグループ・ノードとして、子孫 (子、孫など) を含むルート・ノードで構成されるツリー構造で定義されます。
典型的な完全ノード表記では、先頭ノードはルート・ノードと呼ばれ、他のすべてのノードを含むということを意味します。後続のノードは、構造ノードとデータ・ノードの両方で構成される子孫ノードです。
オーケストレーションの設計の重要な部分は、ノード間のマッピングを指定すること、つまり、オーケストレーションの処理におけるノードとノードに含まれるデータの使用方法と変換方法を定義することです。
Studio アクティビティーには、実パラメーターを変数にマップする方法、および変数をオーケストレーションで処理する方法を定義するために、オーケストレーションのコンテキストで設計時に構成する必要がある組み込みマップが含まれています。
マッピング・エディターの左ペインにあるノード・ツリーの特性とノード構造によって、左ペインのノードが右ペインにマップできるかどうかが決まります。