高可用性コマンド
高可用性 (HA) 管理コマンドです。これらのコマンドは、統合アプライアンスの HA ペアに対してのみ使用できます。
ha active コマンド
ha active
コマンドは、アイドル状態のマシンに対してアクティブになるように指示します。このコマンドは、ピアが存在しないか、ピア・マシンがアイドル状態である場合にのみ実行できます。
ha conncheck コマンド
ha conncheck
コマンドは、高可用性ペアに関連して発生している可能性のある接続の問題を診断するために役立つ情報を提供します。このコマンドは、アクティブ・モードでのみ使用可能です。
ha disconnect コマンド
ha disconnect
コマンドは、HA ペアの接続を一時的に切断します。このとき、スタンバイ・マシンがアクティブ・マシンをテークオーバーすることはありません。このコマンドは、アクティブ・モードでのみ使用可能です。
ha power off standby コマンド
ha power off standby
コマンドは、高可用性ペアのスタンバイ統合アプライアンスをパワーオフします。このコマンドは、アクティブ・モードでのみ使用可能です。
ha power on standby コマンド
ha power on standby
コマンドは、高可用性ペアのスタンバイ統合アプライアンスをパワーオンします。 このコマンドは、アクティブ・モードでのみ使用可能です。
ha reboot コマンド
ha reboot
コマンドは、指定された統合アプライアンス (アクティブまたはスタンバイ) のシステム・リブートを完了します。
ha reboot
コマンドは、HA ペアでのみ使用可能です。
ha reboot standby
コマンドを実行すると、スタンバイ統合アプライアンスがリブートし、一方、アクティブ統合アプライアンスはデータの処理を続行します。
ha reboot active
コマンドを実行すると、アクティブ統合アプライアンスのすべてのルーティング・サービスがシャットダウンされた後、アクティブ統合アプライアンスがリブートします。スタンバイ統合アプライアンスにはフェイルオーバー機能はなく、アクティブ統合アプライアンスがオンラインに戻るまで、データは処理されません。フェイルオーバー機能をシミュレートするには、
ha switch
コマンドを使用して、HA ペアの各マシンのモードを切り替えます。これにより、アクティブ統合アプライアンス (A1) がスタンバイ統合アプライアンス (S2) になり、スタンバイ統合アプライアンス (S1) がアクティブ統合アプライアンス (A2) になります。HA ペアの統合アプライアンスのモードを切り替えた後で、
ha reboot standby
コマンドを実行します。 A1 がリブートしている間、S1 がデータの処理を続行します。
ha show lastaccess コマンド
ha show lastaccess
コマンドは、統合アプライアンスで最近発生した状態遷移を 10 回分表示します。アイドル・モードでのみ使用可能です。
ha show pairstatus コマンド
ha show pairstatus
コマンドは、高可用性ペアの状況を表示して、どちらの統合アプライアンスがアクティブで、どちらの統合アプライアンスがスタンバイであるかに関する情報を提供します。アクティブ・モードでのみ使用可能です。
ha switch コマンド
ha switch
コマンドは、高可用性ペアの統合アプライアンスの役割を切り替えます。アクティブ・マシンはスタンバイ・マシンに、スタンバイ・マシンはアクティブになります。アクティブ・モードでのみ使用可能です。