プロジェクト構成について

プロジェクト構成により、同じ統合プロジェクトの複数のバリエーションを作成することができるため、1 つのプロジェクトを作成および公開して、多くの異なるシナリオにデプロイすることができます。 プロジェクト構成内で、使用可能にするオーケストレーションを指定したり、エンドポイントの構成プロパティーを変更したり、資産を生成または変更したり、スケジュールされたダウン時間ルールを管理したり、プロジェクト構成の許可を制御したりすることができます。

公開される各プロジェクトには、デフォルト・プロジェクト構成があります。 管理コンソールで、追加のプロジェクト構成を作成できます。 プロジェクト名、プロジェクト・バージョン、構成名、およびプロジェクト状態により、各プロジェクト構成を一意的に識別します。

プロジェクト構成を作成、編集、および削除するには、管理者特権を所持しているか、特定のプロジェクトのパブリッシャーでなければなりません。 管理者およびパブリッシャーは、プロジェクト構成を作成、編集、および削除できるようにする許可をユーザーおよびグループに付与することができます。

「要約」セクションには、「リポジトリー」 > 「構成」とクリックして選択したプロジェクト構成の詳細が表示されます。 「要約」セクションには、プロジェクト構成名、構成の状況、プロジェクトの最終公開日時、プロジェクト構成を公開またはクローンしたユーザーの名前が表示されます。さらに、「要約」ページには、オーケストレーション、プロパティー、資産、および構成に関連したスケジュールされたダウン時間の数も表示されます。
注: プロジェクト構成を公開またはクローンしたユーザーの名前が以下の形式で表示されます。
  • username [groupname] - groupname) に属するこの特定のユーザー (username) がプロジェクト構成を公開またはクローンしたユーザーであることを示します。
  • username {user does not exist} - ユーザーが統合アプライアンス内に存在しないことを示します。

オーケストレーションを使用可能および使用不可にする

ランタイムは、使用可能なオーケストレーションのオーケストレーション・ジョブのみを実行します。 プロジェクト構成をデプロイするには、プロジェクト構成には少なくとも 1 つの使用可能なオーケストレーションが含まれている必要があります。 デフォルトでは、すべてのオーケストレーションが使用可能になっています。

オーケストレーション・ロギング・レベルを指定することで、システム・ログに書き込まれるオーケストレーション・エラーのタイプを制御できます。 また、管理コンソールで、同時に実行されるジョブの数を制限することもできます。 同時に実行されるジョブの数はパフォーマンスに影響する可能性があります。

オーケストレーション・プロパティーを指定するには、管理者許可またはパブリッシャー許可が必要です。

構成プロパティーの理解

プロジェクトの構成プロパティーは Studio で作成します。 プロジェクト・プロパティーの作成およびプロジェクト・バージョンの指定について詳しくは、Studio のオンライン・ヘルプを参照してください。

プロジェクトの公開時に、構成プロパティーの値を指定できます。 構成プロパティーに指定した値により、プロジェクトがどのようにデプロイされるかが決定されます。 例えば、データベース・エンドポイントが含まれたプロジェクトで、データベース接続パラメーターのプロパティーを作成できます。 これにより、テスト・データベースに接続するテスト環境用のプロジェクト構成を作成し、その後同じプロジェクトを使用して、別のデータベースに接続する実稼働環境用の別のプロジェクト構成を作成できます。

管理コンソールで構成プロパティーを編集するには、管理者許可またはパブリッシャー許可が必要です。

資産の変更

プロジェクト構成にデータベースまたは Web サービスのエンドポイントが含まれている場合には、プロジェクト構成をデプロイするには、その前に資産を生成する必要があります。 プロジェクトにデータベースおよび Web サービスのエンドポイントが含まれていない場合は、資産はプロジェクト構成に無関係です。

資産を生成または変更するには、管理者許可またはパブリッシャー許可が必要です。

ダウン時間のスケジュール

ダウン時間をスケジュールすることで、保守を実行できます。 プロジェクト構成のダウン時間ルールを作成して、指定した期間にそのプロジェクト構成のすべての使用可能なオーケストレーション・ジョブを停止または中断することができます。 ダウン時間ルールを作成または編集するために、プロジェクト構成をアンデプロイする必要はありません。ダウン時間ルールは 1 回のみ実行することも、特定の間隔で繰り返すこともできます。

ダウン時間ルールを作成、編集、または削除するには、管理者許可またはパブリッシャー許可を備えている必要があります。

プロジェクト構成許可の編集

管理者またはプロジェクト・パブリッシャーは、プロジェクト構成の許可を他のユーザーおよびグループに付与できます。 プロジェクト構成に対する許可をユーザーまたはグループに付与すると、そのユーザーまたはグループは、プロジェクト構成を作成、編集、および削除できるようになります。 デフォルトでは、プロジェクト構成に対する許可は管理者グループのみに付与されています。 許可を別のグループに付与する場合は、明示的に付与する必要があります。

例えば、自分がパブリッシャー権限を備えたユーザーであり、組み込みのパブリッシャー・グループに属しているものとします。 プロジェクトを公開します。 管理者グループと自分のみが、プロジェクト構成に対する許可を備えています。 (自分がメンバーである) パブリッシャー・グループのメンバーは、プロジェクト構成に対する許可を持ちません。 プロジェクト構成に対する許可を編集して、パブリッシャーなどの別のグループを含める必要があります。 詳しくは、『プロジェクト構成許可の付与』を参照してください。




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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2013年11月7日 (木曜日)


http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wci/v7r0m0/topic/com.ibm.wci.appliance.doc/Managing_Projects/aboutProjectConfigurations.html