FTP エンドポイントの作成または編集

FTP エンドポイントは、Studio および統合アプライアンスが FTP サーバーに接続するために使用する接続情報を提供します。

  1. エンドポイントの作成」ペインまたは「エンドポイントの編集」ペインで、以下の表の説明に従ってフィールドを構成します。
    注: エンドポイントの構成プロパティーを変更すると、その編集がローカルではなくグローバルなものであることから、プロジェクトでそのエンドポイントを使用するすべてのオーケストレーションに影響します。
  2. フィールド値の入力が完了したら、「接続のテスト」をクリックして FTP サーバーに接続できることを確認します。
  3. OK」をクリックします。
表 1.
フィールド名 説明
ロケーション  
ホスト名 FTP サーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
ポート 指定されたホスト名のポート番号を指定します。 デフォルトは 21 (FTP トラフィックの標準ポート) です。 SFTP トラフィックのデフォルト・ポートは 22 です。
ログイン 説明
匿名ユーザーとしてサーバーにログイン このオプションは、「標準 FTP」オプションと同時に使用する場合にのみ使用できます。 このオプションは、FTP サーバーが匿名ログイン (ユーザー・アカウントが不要) を許可する場合にのみ選択します。
ユーザー名とパスワードを使用してサーバーにログイン このオプションは、FTP サーバーにログインするユーザー・アカウントを指定するときに選択します。 FTP サーバーに接続するために使用するアカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
セキュリティー 説明
標準 FTP 非セキュア接続の場合は「標準 FTP」オプションを選択します。
セキュア FTP セキュア FTP」オプションを選択すると、データは SSH 経由で送受信されて、統合アプライアンスと FTP サーバーの間の通信が保護されます。 SSH ファイル転送プロトコル (SFTP) は、信頼性の高いデータ・ストリームを使用したファイル転送を実現するネットワーク・プロトコルです。
注: SFTP の証明書認証はサポートされません。
FTPS FTPS」オプションを選択すると、SSL プロトコルを使用して統合アプライアンスと FTP サーバーの間の通信が保護されます。 SSL プロトコルでは、認証済みおよび暗号化された接続を使用して、統合アプライアンスと FTP サーバーの間の相互認証をサポートします。 以下の認証モードのいずれかを選択します。
  • 暗黙
  • 明示 (SSL) (Explicit (SSL)) - FTP セッションを開始し、SSL セキュリティーを使用してエンドポイントを認証し、転送前にデータを暗号化します。
  • 明示 (TLS) (Explicit (TLS)) - FTP セッションを開始し、TLS セキュリティーを使用してエンドポイントを認証し、転送前にデータを暗号化します。
重要: FTPS を使用してプロジェクトをデプロイする前に、証明書を統合アプライアンスにアップロードして登録する必要があります。 証明書のアップロードおよび登録について詳しくは、「CLI Command Reference」を参照してください。
クライアント証明書別名 FTPS サーバーがクライアントを認証するように構成されている場合、このオプションを選択して、クライアント証明書別名を指定します。 「クライアント証明書別名」オプションを選択すると、Studio はデフォルトで、「ファクトリー提供の ID」という名前を指定します。

このフィールドに指定するクライアント証明書別名は、証明書をアップロードまたはインポートしたときに、Cast Iron® コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用してクライアント証明書名に指定した値と一致する必要があります。 CLI で、クライアント証明書名をデフォルトの別名にマップした場合は、Studio が提供するデフォルト名を受け入れて、エンドポイントの接続タイムアウトを構成します。

FTP モード 説明
ご使用の FTP サーバーがアクティブ・モード転送をサポートする場合、FTP サーバーおよび統合アプライアンスとの間でのデータの転送にアクティブ・モードを使用するよう Studio に FTP エンドポイントを構成できます。 デフォルトでは、FTP エンドポイントはパッシブ・モード転送をサポートします。
注: アクティブ・モードは SFTP ではサポートされません。
アクティブ FTP このオプションは、アクティブ・モードを使用可能に設定するときに選択します。 アクティブ・モード・オプションを使用可能に設定すると、着信接続の外部 IP およびポート範囲を指定できます。 デフォルトでは、このオプションは選択されず、FTP エンドポイントはパッシブ・モード転送をサポートします。
外部 IP (オプション) FTP サーバーが接続の試行に応答するクライアント IP アドレスを指定します。
ポート範囲/開始ポート (オプション) 着信接続に割り当てる、あらかじめ決められた範囲の最小のポート番号を指定します。 開始ポート番号を入力する場合、終了ポート番号も入力する必要があります。
重要: この番号は、1024 より小さくすることはできません。
ポート範囲/終了ポート (オプション) 着信接続に割り当てる、あらかじめ決められた範囲の最大のポート番号を指定します。 終了ポート番号を入力する場合、開始ポート番号も入力する必要があります。
重要: この番号は、65535 より大きくすることはできません。
接続タイムアウト 説明
エンドポイントへの接続を確立しているとき、___ 秒後にタイムアウトになります。 統合アプライアンスがエンドポイントへの接続の確立を試行してから、エンドポイントが接続要求に応答せずにタイムアウトになるまでの秒数。 FTP アクティビティーの場合、統合アプライアンスがタイムアウトになる前に FTP サーバーへの接続の確立を試行する時間です。 アクティビティー・タイムアウトはエンドポイントへの接続が既に確立された後に発生するため、接続タイムアウトとアクティビティー・タイムアウトは異なります。 アクティビティー・タイムアウトは、アクティビティーがエンドポイントで要求を呼び出してから、エンドポイントが応答せずにタイムアウトになるまでの時間 (秒) を指定します。 アクティビティー・タイムアウトは、次の FTP アクティビティーの「再試行」タスクに設定します。
  • 「FTP ディレクトリーのポーリング (FTP Poll Directory)」アクティビティー
  • 「FTP ファイルの書き込み (FTP Put File)」アクティビティー
  • 「FTP ファイルの取得 (FTP Get File)」アクティビティー
  • 「FTP ファイルの削除 (FTP Delete File)」アクティビティー
  • 「FTP ファイルのリスト (FTP List Files)」アクティビティー
  • 「FTP ファイル名の変更 (FTP Rename File)」アクティビティー
注: エンドポイントの一部のフィールドでは、フィールドに値を指定するための構成プロパティーを定義できます。 構成プロパティーをサポートするフィールドをクリックしたときに、同じタイプの構成プロパティーがプロジェクトで既に構成されている場合は、
アイコンが表示されます。



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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2013年11月7日 (木曜日)


http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wci/v7r0m0/topic/com.ibm.wci.doc/ftp_create_edit_endpoint.html