Web 経由のサービスとして提供されるアプリケーション指向ソフトウェアが爆発的に増加している昨今では、プロジェクトの効果的なガイドラインを整えることが非常に重要になっています。設計アクティビティーを慎重に計画することは、プロジェクトを確実に成功させるために役立ちます。
開発に着手する前に、以下のガイドラインを慎重に検討してください。
- タスクおよびユーザーの分析: プロジェクトを開始する前に、エンド・ユーザーにどのようなタスクを実行させるのかについてよく検討してください。スキーマ・ファイルで指定するエレメントと、XML ファイルの構成プロパティーを使用して、Studio およびその機能に対するユーザーのアクセス・レベルを制御できます。 例えば、ユーザーのエンドポイントを定義することで、ユーザーがオーケストレーションに追加できるアクティビティーの数を制限することや増やすことができます。 エンド・ユーザーがタスクを実行する方法 を把握しておくことも重要です。 ユーザーが必要とする可能性の高い順序で情報を提供することにより、プロジェクトの円滑な統合が促進され、一貫性のあるユーザー・エクスペリエンスを実現できます。
- 命名規則: 期限が差し迫ったプロジェクトの作業では、アプリケーションのコンポーネントにあまり深く考えずにラベルを付ける傾向が見られます。 例えば、エンドポイント・パネルの設計時には、より重要な機能タスクに進むために、「タイプ」フィールドの定義を短時間で終わらせたくなるかもしれません。 しかし、直観的に理解できる命名習慣によるメリットは、恣意的で混乱をきたす命名方式がもたらす問題にユーザーが後で直面する時点になってはっきりします。 一度デプロイされたコネクターは繰り返し使用されるため、論理的で一貫性のある、直観的な命名規則を採用してください。
始める前に
プロジェクトに着手する前に、以下の情報を収集してください。これらの情報を利用できるようにしておくと、開発プロセスをより円滑に進めることができます。
- 接続フィールド: エンドポイントへの接続に必要な接続フィールドの詳細 (名前、タイプなど) を指定できるように準備してください。
- 入力アクティビティー: 設計時に動的に検出できるようにする入力アクティビティーと、静的に定義する入力アクティビティーを判別してください。
- 入出力データの型: 各アクティビティーがサポートする入出力データの型を指定できるように準備してください。