実行時に、「FTP ファイルの書き込み (FTP Put File)」アクティビティーはオーケストレーションの変数からデータを受け取り、そのデータをファイルに入れ、FTP サーバーに接続して、そのファイルを指定したディレクトリー・ロケーションに置きます。
「FTP ファイルの書き込み (FTP Put File)」アクティビティーの使用例については、 「Getting Started Guide」を参照してください。
フィールド | 説明 |
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保存 | |
ファイル名 | このフィールドはこのアクティビティーには使用されません。 出力ファイルの名前は、「入力のマップ」タスクの filename 入力パラメーターで指定します。 |
ディレクトリー | 統合アプライアンスがこのアクティビティーで生成されたファイルを置く、FTP サーバーのディレクトリーを指定します。
以下のいずれかのオプションを使用して、ディレクトリーを指定できます。
注: UNIX: UNIX マシン上で FTP サーバーに接続するときに相対ディレクトリー・パスを指定する場合は、FTP サーバーに接続するユーザー・アカウントについて、FTP ホーム・ディレクトリーが /etc/password ファイルに正しく指定されていることを確認してください。
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タイプ | ファイル内容の読み取り方法 (バイナリー・データまたはエンコード済みテキスト) を指定します。 「テキスト」オプションを選択した場合は、以下のオプションのいずれかを選択してエンコード・タイプを設定します。
注: 一部の 2 バイト文字は、SHIFT-JIS エンコードで変換されません。 詳しくは、『シフト JIS エンコードの使用』を参照してください。
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重要: FTP エンドポイントとの間でデータを ASCII モードで転送中に、テキスト・データを操作するエンドポイントの FTP サーバーでテキスト・ファイルを取得および配置する場合は、FTP アクティビティーに「テキストとして転送 (ASCII)」オプションを指定する必要があります。 例えば、メインフレームと DOS の FTP エンドポイントでは、データを ASCII モードで渡す際に ASCII データを操作します。
例えば、ご使用のオーケストレーションが「FTP ディレクトリーのポーリング (FTP Poll Directory)」アクティビティーを使用して ASCII ファイルを取得し、「FTP ファイルの書き込み (FTP Put File)」アクティビティーを使用して ASCII ファイルをメインフレーム FTP サーバーに置く場合は、Studio の以下のタスクでオプションを指定する必要があります。
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オプション - 指定した出力ディレクトリーに同じ名前のファイルが既に存在する場合の動作を定義するには、以下のオプションのいずれかを選択します。 | |
重複する名前が見つかった場合は既存のファイルを上書きします | ファイルが既に存在する場合にこのオプションを指定すると、元のファイルの内容が破棄され、アクティビティーから返される新しいデータで置き換えられます。 |
既存のファイルに追加します | ファイルが既に存在する場合にこのオプションを指定すると、ファイルの元データを保持したまま、新しいデータ (アクティビティーから返されるデータ) をファイルの末尾に追加します。 |
重複する名前を持つファイルが見つかった場合はエラーにします | ファイルが既に存在する場合にこのオプションを指定すると、ファイルの元データを保持してエラーをスローし、アクティビティーから返される新しいデータに対しては何も実行しません。 注: このオプションを選択すると、「FTP ファイルの書き込み (FTP Put File)」アクティビティーは、ファイルをアップロードする前にサーバー上にファイルが存在するかどうかを検査します。 ユーザーは、特定の FTP サーバーに対して、アップロードする前にファイルが存在するかどうかを検査する許可を持っていないことがあります。
これをブラインド FTP と呼ぶこともあります。 このような場合は、「重複する名前を持つファイルが見つかった場合はエラーにします」オプションを選択していても、ファイルが上書きされます。
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フィールド | 説明 |
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再試行 | |
1) 再試行ごとに __ 秒待機します。 | 統合アプライアンスが FTP サーバーへの接続の確立を試行するまでに待機する秒数。 |
2) 失敗するまで __ 回の接続を試みます。 | 再試行回数を指定します。
つまり、統合アプライアンスが FTP サーバーへの接続の確立を試行する最大回数を指定します。
この回数を超えると、統合アプライアンスはエラーを発行して現行オーケストレーション・ジョブの処理を停止します。 「FTP ファイルの書き込み (FTP Put File)」アクティビティーが含まれているオーケストレーションがデプロイされる場合に、統合アプライアンスは指定の FTP サーバーに接続できないと、再試行回数値に達するまで、システム・ログおよびオーケストレーション・ログに接続エラーを警告として記録します。 再試行回数に達した場合、統合アプライアンスがシステムおよびオーケストレーションのログにエラーを記録し、 現在のオーケストレーション・ジョブの処理を停止します。 例えば、再試行回数を 3 に設定すると、 1 回目、2 回目、3 回目の接続エラーはシステム・ログに警告として表示されます。 統合アプライアンスは、第 4 の接続エラーをエラーとしてログに記録し、現行オーケストレーション・ジョブの処理を停止します。 |
次の表にリストされている入力パラメーターが「入力のマップ」ペインの「アクティビティーへ」ペインに表示されない場合は、ツールバー・メニューからオプション・パラメーターの表示」オプションを選択します。 ツールバー・メニューで オプションを 選択できない場合は、「入力のマップ」ペイン内のノードをクリックして、このオプションをアクティブにします。
を選択するか、または「アクティビティーへ」ペインで右クリックして「オプションで、次の表に定義されている入力パラメーターを使用して、 チェックリストの「構成」および「エンドポイントの選出」タスクで 指定した設定を実行時に動的に指定変更できます。
例えば、 統合アプライアンスがこのアクティビティーで生成されたファイルを置く FTP サーバー上のディレクトリーは、「構成」タスクで output というディレクトリーに設定できます。 実行時に、directory 入力パラメーターを使用してディレクトリー名 outputXML をアクティビティーに渡すことができます。 実行時に動的に指定されるディレクトリー名が、「構成」ペインで指定された元の設定を指定変更します。 この例では、ファイルは outputXML ディレクトリーに入れられます。
入力パラメーターの名前/ノード | 説明 | タスクで設定を指定変更するかどうか |
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directory | 統合アプライアンスがこのアクティビティーで生成されたファイルを置く、FTP サーバーのディレクトリーを指定します。 | directory 入力パラメーターは、「構成」タスクの「ディレクトリー」フィールドを指定変更します。 |
encoding | 出力データをファイルに書き出す方法を指定します。
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encoding 入力パラメーターは、 「構成」タスクの「タイプ」フィールドで指定したエンコードをオーバーライドしますが、 「構成」タスクの「タイプ」フィールドで「バイナリー」オプションが選択されていると、encoding 入力パラメーターで指定したエンコードは無視されます。 |
overwrite | 指定した出力ディレクトリーに同じ名前のファイルが既に存在する場合の動作を指定します。
次のいずれかの値を指定します。
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overwrite 入力パラメーターは、「構成」タスクの「オプション」フィールドを指定変更します。 |
接続/タイムアウト | 接続タイムアウトは、統合アプライアンスがエンドポイントへの接続の確立を試行してから、エンドポイントが接続要求に応答するまでに要する時間で、タイムアウトが発生するまでの秒数を指定します。 「FTP ファイルの書き込み (FTP Put File)」アクティビティーの場合、統合アプライアンスがタイムアウトになる前に FTP サーバーへの接続の確立を試行していた時間です。 | 接続入力パラメーターのタイムアウト・ノードは、FTP エンドポイントの「接続タイムアウト - エンドポイントへの接続を確立しているとき、___ 秒後にタイムアウトになります」フィールドを指定変更します。 |
接続/ホスト | FTP サーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。 | 接続入力パラメーターのホスト・ノードは、FTP エンドポイントの「ホスト名」フィールドを指定変更します。 |
接続/ポート | 指定されたホスト名のポート番号を指定します。 FTP トラフィックの標準ポートは 21 です。 SFTP トラフィックのデフォルト・ポートは 22 です。 | 接続入力パラメーターのポート・ノードは、FTP エンドポイントの「ポート」フィールドを指定変更します。 |
接続/ユーザー名 | FTP サーバーに接続するために使用するアカウントのユーザー名を指定します。 | 接続入力パラメーターのユーザー名ノードは、FTP エンドポイントの「ユーザー名」フィールドを指定変更します。 |
接続/パスワード | FTP サーバーに接続するために使用するアカウントのパスワードを指定します。 | 接続入力パラメーターのパスワード・ノードは、FTP エンドポイントの「パスワード」フィールドを指定変更します。 |