変数の置換型の選択

XML スキーマで XML エレメントが派生型に基づいて定義されている場合は、実行時に予期される派生型 (または置換型) を指定する必要があります。

このタスクについて

XML スキーマ仕様では、拡張によって複合型を派生させる機能がサポートされています。 型置換、およびマッピング・ペインでの型置換の使用法に関する一般情報については、『置換型の選択』を参照してください。

XML スキーマで XML エレメントが派生型に基づいて定義されている場合は、実行時に予期される派生型 (または置換型) を指定する必要があります。 Studio で、以下の手順に従って、「ノードを次のもので置換 ...」メニュー・オプションを使用して変数の XML エレメントの予期される置換型を指定してください。

変数の置換型を選択するには、以下のようにします。

手順

  1. XML ベースの派生型を含む XML スキーマをプロジェクトにアップロードします。 詳しくは、『プロジェクトへのファイルのアップロード』を参照してください。
  2. 派生型に基づく XML エレメントが入る変数を作成します。 ノードに関連付けられたスキーマが「変数」タブの「スキーマ (Schema of)」ペインに表示されます。

    変数の置換型の選択』に示されている XML スキーマ例の場合、<shape> エレメントに基づく変数を作成します。 図 1 に示すように、<shape> エレメントに関連付けられたスキーマが「変数」タブの「スキーマ (Schema of)」ペインに表示されます。

    図 1. 「スキーマ (Schema of)」ペインに表示された shape エレメントに関連付けられたスキーマ。

    派生型の子エレメントは「スキーマ (Schema of)」ペインにリストされていないことに注意してください。 この例では、circle の子エレメント (名前は diameter) も、rectangle の子エレメント (名前は width および length) もリストされていません。

  3. 「変数」タブの「スキーマ (Schema of)」ペインで、ノードを右クリックし、メニューから「ノードを次のもので置換 ...」オプションを選択して、実行時に予期される派生型を選択します。

    ノードを派生型で置換」ダイアログ・ボックスが表示されます。 メニューには、XML スキーマの定義に従って、ノードに使用可能な派生型がリストされています。 例えば、図 2に示すように、 このメニューから次の 2 つの派生型を使用できます。

    図 2. この図はノードの 2 つの派生型 (circle および rectangle) を示します。
  4. 派生型の 1 つを選択します。 選択した派生型によって、実行時に XML インスタンス文書に予期される型が決まります。

    この例では circle 派生型が選択されているため、実行時にこの変数に予期される XML データは circle 型です。

    基本型の子エレメントに加えて、派生型の子エレメントが「スキーマ (Schema of)」ペインに表示されます。 この例では、図 3 に示すように、diameter という子エレメントが、color という子エレメント (基本型から継承) とともに「変数」タブの「スキーマ (Schema of)」ペインに表示されます。

    図 3. 「変数」タブ

次のタスク

「ノードを次のもので置換 ...」オプションを使用して変数のノードの派生型を選択した後、ノードを右クリックし、メニューから「ノードの置換解除」オプションを選択して、変数のノードと派生型の間の関連付けを削除できます。 「置換解除」ダイアログ・ボックスが開きます。 「はい」をクリックします。