PeopleSoft Integration Broker 8.4 について

PeopleSoft Integration Broker には、XML ファイルを使用して統合アプライアンスと通信するためのメカニズムが備わっています。 統合アプライアンスは、データをサブスクライブするために、使用可能な PeopleSoft コネクターを使用して、PeopleSoft によって 送信された XML メッセージを受け入れて処理します。

アウトバウンド非同期メッセージを統合アプライアンスにパブリッシュするように PeopleSoft Integration Broker を構成する方法について詳しくは、 『PeopleSoft Integration Broker の構成』を 参照してください。

PeopleSoft Messaging および Integration Broker について詳しくは、 ご使用の PeopleSoft システムの PeopleSoft オンライン・ライブラリーを参照してください。

PeopleSoft の用語:

用語 定義
メッセージ XML に変換されるデータのコンテナー。 レコードやフィールドなどの基本的な構造情報が含まれています。 XML ファイルを送信するには、メッセージがアクティブ状況になっていなければなりません。
メッセージ・チャネル レコードを論理グループに構造化するためのメカニズム。 各メッセージは、1 つのメッセージ・チャネルにのみ属することができます。 メッセージを送信するには、メッセージ・チャネルがアクティブ (実行) 状況になっていなければなりません。 各メッセージ・チャネルは、メッセージを複数のメッセージ・ノードに送付できます。
メッセージ・ノード 各メッセージ・ノードは、メッセージを 1 つのコネクターにのみ送信できます。 メッセージ・ノードが処理できるメッセージを指定することが可能です。 また、ゲートウェイ・コネクターはメッセージ・ノードにバインドされます。
Integration Gateway PeopleSoft Web サーバー上で実行されるプログラム。 これは、PeopleSoft とサード・パーティー・システムの間にある物理的なハブです。
ターゲット・コネクター/ハンドラー Integration Gateway の制御下で実行される Java プログラムです。 このプログラムは、XML ファイルの最終的な出力先を制御します。 PeopleSoft リリース 8.4 には、HTTP、FTP、SMTP、JMS、POP3、および Simple File コネクターなど、 ファイルを Web サーバー上のディレクトリーに配置する複数のコネクターが付属しています。
PeopleCode PeopleTools に付属のプログラミング・ツールです。 これを使用すれば、複雑なアプリケーション機能を作成できます。 メッセージは、特定の PeopleCode 命令を使用することによってのみ開始できます。 通常、このコードはアプリケーション・イベントによってトリガーされ、オンライン・パネルやバッチ・ジョブを使用して 新しいデータベース・エントリーを作成するなどの処理を行います。