カスタム関数は、標準の「this」変数を使用して、マップの現行コンテキスト・ノードにアクセスできます。
コンテキストには次の 3 とおりの場合があります。
- ノード自体は反復せず、その祖先も反復しない場合、コンテキストは文書のルートです。
- ノード自体が反復する場合、コンテキストはノード自体です。
- ノード自体は反復しないが、反復祖先がある (つまり反復構造内にある) 場合、コンテキスト・ノードは最も近い反復祖先です。
カスタム関数では、以下のオブジェクト・プロパティーが現行コンテキストで使用可能です。
- this.current - 現行コンテキスト・ノード
- this.nodeList - 現行コンテキスト・ノード・セット
- this.nodeListLength - 現行コンテキストのサイズ (ノード数)
- this.nodeListPosition - 現行コンテキスト・ノード・セット内の現行コンテキスト・ノードの位置
マッピング・エディターでは、実行時における現行コンテキストの this.nodeList プロパティーは、現在サポートされていません。
this.nodeList プロパティーにアクセスするカスタム JavaScript 関数を呼び出すマップは、統合アプライアンスで実行されますが、その際にマッピング・エディターのテスト機能は使用されません。
カスタム関数内の現行コンテキストの共通ノード・プロパティーにアクセスすることもできます。
詳しくは、『カスタム関数内のノードのオブジェクト・プロパティー』を参照してください。