パーシスタンスを使用可能にする

「オーケストレーション」ペインでは、 「パーシスタンスを有効にする」チェック・ボックスがデフォルトで選択されています。 「パーシスタンスを有効にする」チェック・ボックスの設定は、障害発生後にオーケストレーション・ジョブが再開される方法に影響を与えます。

このタスクについて

「パーシスタンスを有効にする」チェック・ボックスの設定の効果について 以下の 2 つのオプションで説明します。
「パーシスタンスを有効にする」チェック・ボックスが選択されている
実行時に、オーケストレーション・ジョブが実行されていて、障害が発生したためにジョブが停止した場合、 オーケストレーションが再開されたときに、元のジョブは、中止された位置から処理を継続し、 未完了のメッセージが失われることはありません。
「パーシスタンスを有効にする」チェック・ボックスがクリアされている
実行時に、オーケストレーション・ジョブが実行されていて、障害が発生したためにジョブが停止した場合、 オーケストレーションが再開されたときに、現行ジョブは完了せず、未完了のメッセージが失われます。

「パーシスタンスを有効にする」チェック・ボックスがクリアされている場合、 実行時のパフォーマンスが向上します。

「FTP でディレクトリーをポーリング (FTP Poll Directory)」アクティビティーに対して パーシスタンスを使用可能にしなければならない場合があります。 例えば、パーシスタンスを使用不可にして、 「FTP でディレクトリーをポーリング (FTP Poll Directory)」アクティビティーで 「所定位置に保持」オプションを選択してオーケストレーション・ジョブを指定した場合、 実行時に、障害が発生してジョブが停止すると、オーケストレーションが再開されたときに、ファイルが再度処理されます。 ジョブの状態は失われ、統合アプライアンスはファイルがすでに処理されたことを認識しません。

以下のアクティビティーでは、 「1 回のみ」オプションがアクティビティーの「配信ルール」で選択されている場合に、 パーシスタンスが使用可能になっていなければなりません。
  • 挿入対象行の取得 (Get Inserted Rows)
  • 更新対象行の取得
  • 削除対象行の取得
  • 表のポーリング
  • 行の挿入
  • 行の更新 (Update Rows)
  • 行の削除
  • プロシージャーの呼び出し
  • MQ メッセージの取得 (MQ Get Message)
  • MQ メッセージの書き込み (MQ Put Message)
  • 「MQ キューのポーリング (MQ Poll Queue)」アクティビティー

手順

  1. 「パーシスタンスを有効にする」チェック・ボックスの設定を変更するには、 ツールバー・メニューから「オーケストレーション」 > 「プロパティー」を 選択します。 「オーケストレーション」ペインが表示されます。
  2. 「パーシスタンスを有効にする」チェック・ボックスを選択します。