データベース・エンティティーおよびアクティビティー

以下の表は、データベース・エンティティーと、さまざまなタイプのデータベース・アクティビティーとの関係を示したものです。 また、この表では、データベースでデータベース・エンティティーを作成する方法についても説明されています。

注: DB2® UDB では、 資産生成スクリプトにより、バッファー表および制御表の名前が 9 文字に制限されます。

 

データベース・エンティティー 関連付けられているアクティビティーの説明 作成方法
バッファー表 インバウンド単一表アクティビティー (「挿入対象行の取得」、「更新対象行の取得」、および「削除対象行の取得」) で使用されます。 バッファー表には、データベース操作の結果が含まれます。

例えば、「挿入対象行の取得 (Get Inserted Rows)」アクティビティーでは、 データベースでの挿入についてポーリングが行われます。データベースで挿入が行われると、バッファー表には、挿入されたデータが追加されます。

インバウンド単一表アクティビティーで使用されるバッファー表は、以下の手順で作成されます。
  1. インバウンド単一表アクティビティーが含まれているオーケストレーションを持つプロジェクトを Studio から 統合アプライアンスにパブリッシュします。
  2. Web 管理コンソール (WMC) を使用して、オーケストレーションで使用されるバッファー表を作成します。
  3. WMC から、プロジェクトをデプロイします。
制御表 メッセージが一度のみ配信されるように指定されている場合に、 以下のアクティビティーで使用されます。
  • 行の挿入
  • 行の更新 (Update Rows)
  • 行の削除
  • プロシージャーの呼び出し

他の配信オプションが指定されている場合、制御表は不要です。 配信オプションは、アクティビティーのチェックリストの「配信ルール (Deliver Rules)」タスクで指定します。

アクティビティーで使用される制御表は、以下の手順で作成されます。
  1. データベース・アクティビティーが含まれているオーケストレーションを持つプロジェクトを Studio から 統合アプライアンスにパブリッシュします。 データベース・アクティビティーでは、「メッセージの配信」オプションが「1 回のみ」に設定されます。
  2. Web 管理コンソール (WMC) を使用して、オーケストレーションで使用される制御表を作成します。
  3. WMC から、プロジェクトをデプロイします。
トリガー バッファー表にデータを追加するために、インバウンド単一表アクティビティー (「挿入対象行の取得」、「更新対象行の取得」、および「削除対象行の取得」) で使用されます。 インバウンド単一表アクティビティーで使用されるトリガーは、以下の手順で作成されます。
  1. インバウンド単一表アクティビティーが含まれているオーケストレーションを持つプロジェクトを Studio から 統合アプライアンスにパブリッシュします。
  2. Web 管理コンソール (WMC) を使用して、オーケストレーションで使用されるトリガーを作成します。
  3. WMC から、プロジェクトをデプロイします。
ストアード・プロシージャー ストアード・プロシージャーは、「プロシージャーの呼び出し」アクティビティーで必要となります。 プロシージャーの呼び出し」アクティビティーの構成を Studio で実行する前に、 ストアード・プロシージャーを作成して、データベースにインストールしておく必要があります。 ストアード・プロシージャーは、WMC からは作成されません。 ストアード・プロシージャーは、データベース管理者がデータベースに直接作成する必要があります。
シーケンス Oracle データベースの場合にのみ、 インバウンド単一表アクティビティー (「挿入対象行の取得 (Get Inserted Rows)」、「更新対象行の取得」、および「削除対象行の取得」) で使用されます。 Oracle のみ - インバウンド単一表アクティビティーで使用されるシーケンスは、以下の手順で作成されます。
  1. インバウンド単一表アクティビティーが含まれているオーケストレーションを持つプロジェクトを Studio から 統合アプライアンスにパブリッシュします。
  2. Web 管理コンソール (WMC) を使用して、オーケストレーションで使用されるシーケンスを Oracle データベースに 作成します。
  3. WMC から、プロジェクトをデプロイします。