MQRFH2 ヘッダーの XML スキーマの定義およびロード

追加のメタデータまたはパラメーターを MQ メッセージに組み込むには、パラメーターを定義する MQRFH2 ヘッダーを定義する必要があります。 通常、このようなパラメーターはアプリケーションに固有ですが、メッセージ自体のデータでは使用されません。

このタスクについて

MQ がフォルダーを呼び出すときの各パラメーターは、他の MQRFH2 ヘッダー・データとともに XML フラグメントとして渡されます。 それぞれのパラメーターには、固有の XML 構造を指定できます。

統合アプライアンスは XML メッセージを操作するため、このようなパラメーター・フラグメントはそれぞれ、MQRFH2 ヘッダーから抽出する必要があります。 このようなフラグメントは、1 つのフラグメントに統合されて、MQRFH2 パラメーターとして統合アプライアンスに渡されます。

このようなパラメーターをアクセス可能にするには、Studio と統合アプライアンスの両方が、すべてのパラメーターの構造を定義する XML スキーマに アクセスする必要があります。 XML スキーマを作成してプロジェクトにロードするには、以下の手順を実行します。

手順

  1. XML スキーマ・エディターまたはテキスト・エディターを使用して、MQRFH2 ヘッダーのパラメーターを定義する XML スキーマを作成します。 XML スキーマの例については、『MQRFH2 XML データおよびスキーマの例』を参照してください。 自分の XML スキーマは、ご使用のアプリケーションのパラメーターに合わせてカスタマイズする必要があります。
    以下のガイドラインに従って XML スキーマを作成します。
    • 統合された構造を、単一の NameValueData エレメントとして定義します。
    • すべてのパラメーターを、MQRFH2 ヘッダーに示される順序で、NameValueData エレメント内のエレメントとしてリストします。
    • パラメーター名は固有でなければなりません。
    • パラメーター名、グループ名、およびプロパティー名は有効な XML 名でなければなりません。 詳しくは、XML の仕様書または MQ の資料を参照してください。
    • 各パラメーターは、単一のエレメントに含める必要があります。 MQ の資料では、このパラメーター・エレメントをフォルダーと呼んでいます。
    • パラメーターには、プロパティーとグループの一方または両方を含めることができます。
    • グループおよびプロパティーは繰り返すことができます。
    • グループは、他のグループ内にネストできます。
    • プロパティーは、タイプ MQRFHQPropertyType として定義されなければなりません。
  2. この XML スキーマをプロジェクトに追加します。 詳しくは、『プロジェクトへのファイルのアップロード』を参照してください。
  3. これで、この XML スキーマが「スキーマ・タイプ・エレメントの参照」ダイアログ・ボックスで使用可能になりました。 MQ アクティビティーの「構成」ペインにこのダイアログ・ボックスが表示されるのは、 「MQRFH2 ヘッダーのスキーマ・フラグメント」チェック・ボックスをクリックして「[..]」をクリックしたときです。 「スキーマ・タイプ・エレメントの参照」ダイアログ・ボックスで、 ヘッダーを定義する XML スキーマを見つけて、その XML スキーマの NameValueData エレメントを選択し、 「OK」をクリックします。