マップは、実行時にデータが、統合アプライアンスによってどのように変換されるかを定義します。
マップは、データの再編成、データの変換、データの抑制または追加、および計算その他の複合変換を実行できます。
マップは、1 つ以上のソースからのデータを 1 つ以上の宛先に変換できます。
例えば、マップは実行時に、1 つの XML スキーマに対して有効な XML データを、別の XML スキーマに対して有効な XML データに変換できます。
マップの作成を始めるには、マップのソース・ノードと宛先ノードを定義するために使用する XML スキーマとフラット・ファイル・スキーマが、現行プロジェクト内に存在している必要があります。XML スキーマまたは DTD のプロジェクトへのアップロードについて詳しくは、『プロジェクトへのファイルのアップロード』を参照してください。
フラット・ファイル・スキーマの作成について詳しくは、『フラット・ファイル・スキーマの作成』を参照してください。
以下のタイプのマップが Studio で作成できます。
- インライン・マップ - インライン・マップまたは組み込みマップは、「プロジェクト」タブには表示されません。
これらのマップは、「入力のマップ」および「出力のマップ」タスクを含むアクティビティーの構成時、または「変数のマップ」アクティビティーの構成時に、インラインで自動的に作成されます。インライン・マップのソース・タイプと宛先タイプは、選択する変数によって決まります。
変数を選択するには、マッピング・エディターの「オーケストレーションから」ペインおよび「オーケストレーションへ」ペインで「追加」をクリックします。
インライン・マップは、1 つ以上のソース変数から 1 つ以上の宛先変数にデータを変換します。
ソース変数および宛先変数は、任意のデータ型にすることができます。
- スタンドアロン・マップ - スタンドアロン・マップは、「プロジェクト」タブの「変換」フォルダーに表示され、ソース・ノードと宛先ノード間の 1 つ以上のマッピングのセットを表します。スタンドアロン・マップは、「プロジェクト」タブで「変換」フォルダーを右クリックするか、ツールバー・メニュー・オプションからを選択すると作成できます。
詳しくは、『スタンドアロン・マップの作成』を参照してください。
インライン・マップのソース・タイプと宛先タイプは、選択するスキーマ・タイプによって決まります。
変数を選択するには、マッピング・エディターの「オーケストレーションから」ペインおよび「オーケストレーションへ」ペインで「追加」をクリックします。
また、サンプル・データに対してマップをテストすることもできます。
詳しくは、『
マップのテスト』を参照してください。