必要な PeopleSoft jar ファイルのコンパイル

必要な 2 つの jar ファイルのうち、最初のファイル (名前は「PeopleSoft.jar」になります) は、手動でビルドしてコンパイルする必要があります。

始める前に

重要: 3 つのステップからなるプロセスを開始する前に、 ネットワーク・アクセス可能なターゲット・ディレクトリーを PeopleSoft ワークステーション上に作成します。 例えば、c:¥temp を作成します。

手順

  1. PeopleSoft Java ファイルを作成します。
    最初に、コンポーネント・インターフェース API を *.Java ソース・コード・ファイルの形式でビルドする必要があります。 その後で、*.Java ソース・コード・ファイルはコンパイルされて新しい Java クラスになります。
    注: ご使用の PeopleSoft インスタンスによっては、単一のビルド・アクションで 2 つの API のセットがビルドされることがあります。 これは以下で組み込まれます。

    PeopleSoft クライアント・ワークステーションを使用して、以下の手順を実行してください。

    1. WebSphere® Cast Iron アプライアンスと通信する PeopleSoft インスタンスにログインします。
    2. Application Designer を開始して、コンポーネント・インターフェース定義を開きます。 ビルドする API にはすべてのコンポーネント・インターフェース定義が含まれるため、任意のコンポーネント・インターフェース定義を選択できます。
    3. 「Build」|「PeopleSoft APIs」を選択します。
    4. 「Build PeopleSoft API Bindings」ダイアログ・ボックスが表示されたら、 「Java Classes」グループ・オプションの「Build」チェック・ボックスをクリックします。 (他のアクティブなチェック・ボックスはすべて選択解除します。)
    5. 「Target Directory」フィールドにパス c:¥temp を入力します。
    6. 「OK」をクリックして、選択したバインディングをビルドします。

      操作が成功すると、「Build」タブに「Done」メッセージが表示されます。

    7. 端末ウィンドウを開いて c:¥temp¥PeopleSoft¥Generated に移動し、API 出力ディレクトリーの数を確認します。 ¥CompIntfc が表示されますが、¥PeopleSoft も表示されることがあります。 2 つとも存在する場合、両方ともコンパイルする必要があります。
  2. PS API からクラス・ファイルをコンパイルします。

    • ご使用の PeopleSoft ワークステーションに Java がインストールされていない場合は、Java JDK 1.4 をインストールするか、 または Java JDK 1.4 (またはそれ以降) が実行されている別のワークステーションで以下の手順を行います。
      1. 一時ディレクトリー (c:¥temp) がまだない場合は、一時ディレクトリーを作成します。
      2. このディレクトリーに以下のファイルがあることを確認します。
        • PS API ファイル (PeopleSoft¥Generated¥CompIntfc)
        • (PS API ファイルがほかにある場合はそのファイル [PeopleSoft¥Generated¥PeopleSoft])
        • 「psjoa.jar」ファイル (<drive>:¥PSFT¥class¥)--- (このファイルをコピーするかどうかはオプションです。このファイルを元のパスで参照することが都合が良い場合は、そうしても構いません。)
      3. temp ディレクトリーで、追加のディレクトリー階層 (c:¥temp¥out¥) を作成します。
    • 実際のクラス・ファイルのコンパイルを開始するには、次の手順を実行します。
      1. 端末ウィンドウを開き、ディレクトリー c:¥temp に移動します。
      2. psjoa.jar ファイルに対して次のコマンドを実行します。

        set classpath=c:¥temp¥psjoa.jar;%CLASSPATH%

        または

        set classpath=<drive>:¥PSFT¥class¥psjoa.jar;%CLASSPATH%

      3. 同じディレクトリー (c:¥temp) で、API が 1 つのみの場合は、次のコマンドを実行します。

        javac -J-Xmx1024m -d out PeopleSoft¥Generated¥CompIntfc¥*.java

      4. PeopleSoft API が 2 つある場合は、次のコマンドを実行します。

        javac -J-Xmx1024m -d out PeopleSoft¥Generated¥CompIntfc¥*.java PeopleSoft¥Generated¥PeopleSoft¥*.java

  3. クラス・ファイルを jar ファイルにバンドルします。
    1. 出力フォルダー (c:¥temp¥out) に移動します。
    2. コマンド jar cvf PeopleSoft.jar PeopleSoft を実行します。

      これにより、カスタム PeopleSoft.jar ファイルが作成されます。

    3. 2 つの jar ファイル (「PeopleSoft.jar」および「psjoa.jar」) を、WebSphere Cast Iron Studio インストール済み環境からアクセスできる PC ワークステーション上の ディレクトリーにコピーします。

      「psjoa.jar」ファイルは c:¥temp、 または PeopleSoft ワークステーション上の <drive>:¥PSFT¥class¥ にあります。