SOA Policy Gateway Basic Runtime パターンは、次の 3 つの主要機能で構成されています。DataPower® と WSRR のパターン・スクリプトの間のセキュリティーに必要なファイルの取得、DataPower でのドメインの構成、最後にプロモーションの構成です。
完了時には、以下の処置が実施されています。
- 新しいドメインが、指定した DataPower アプライアンスに存在します。
- WSRR サーバー定義がドメインに存在します。
- カスタム CLI スクリプトが、DataPower ドメインに対して実行されています。
- WSRR サーバーが構成されています。
- カスタマーによって提供された DataPower 署名者証明書が、WSRR セルの NodeDefaultTruststore にアップロードされています。
- SOA Policy Gateway Basic Runtime パターンの WSRR セルと、SOA Policy Gateway Governance
Master セルとの間のプロモーションが構成されています。
- 署名者証明書が交換されています。Governance Dmgr の署名者証明書が、Basic セルの NodeDefaultTrustStore に配置され、Basic セル Dmgr の署名者証明書が、Governance セルの CellDefaultTrustStore に配置されています。
- LTPA 鍵が交換されています。Governance セルの LTPA 鍵が、Basic セルにインポートされています。
- Governance Master の WSRR クラスターの各ホストが、Basic セルのトラステッド・レルムに追加されています。Basic セルの WSRR クラスターの各ホストが、Governance Master のトラステッド・レルムに追加されています。
- 所定の入力でステージング環境または実動環境としてセルが指定された場合は、プロモーション・プロパティー・ファイルが構成されています。
完全にセキュアな実動環境を完成させるには他のステップを実行する必要がありますが、ここで実行した構成により、以下を行うことが可能になります。
- サービスとポリシーを作成し、WSRR で SOA ポリシー・ライフサイクルを介してそれらのガバナンスを実施します (ステージング環境と実動環境が設定された場合)。これは、デフォルトの GEP を使用して行います。
- サブスクリプションを作成するために、事前に作成された WSRR サーバー定義を使用できる、Web サービス・プロキシーを作成します。