サンプルの WSRR 成果物の概要

Store サービスを記述する WSRR 成果物をここに記載します。REST サービスの成果物は同様のパターンに従います。

Bob's Warehouse は、提供する Store サービスとコンシュームする StoreConsumer アプリケーションの両方を所有する組織です。

Warehouse Business サービスというオブジェクトの下に、すべてのバージョンの Store サービスが置かれています。Store サービスのバージョンは Store サービスの特定のバージョンを表します。このバージョンは再利用のために提供されるサービスです。Store サービス・レベル定義 (SLD) には 2 つのポリシーが添付されています。 最初のポリシーは、90 秒以内に 5 件のメッセージがあるとその後、メッセージを拒否します。 2 つ目のポリシーは、Store.wsdl スキーマに照らした妥当性検査を実行します。これらのポリシーは、要求元がだれであるかにかかわらず、Store サービスへの要求は妥当性検査され、任意の 90 秒間にサービスに対して最大 5 件の要求が許可されることを意味します。SLD には、匿名サービス・レベル・アグリーメント (SLA) もあります。一致する SLA がない要求が着信すると、この SLA に添付されたどのポリシーも適用されます。以下の条件が満たされると、SLA が一致します。

StoreConsumer ビジネス・アプリケーションは StoreConsumer アプリケーションを表し、一方、StoreConsumer アプリケーション・バージョンはこのアプリケーションの特定のバージョンです。このアプリケーションはコンシューマーであり、Store サービスを再利用しています。このコンシューマー ID は「CEO」です。このアプリケーションで実施されている SLA は 2 つ存在し、これらが、このアプリケーションによる Store サービスのコンシュームを許可するアグリーメントを構成します。1 つはコンテキスト ID が「Gold」であり、これは、要求のコンテキスト ID が「Gold」の StoreConsumer アプリケーションからの要求と一致することを意味します。もう 1 つは Silver と一致します。Gold SLA には再経路指定要求に添付されたポリシーがあるので、コンテキスト ID に Gold が設定された StoreConsumer アプリケーションからの要求はどれも、そのポリシーで指定されたエンドポイントに再経路指定されます。Silver SLA には添付されたポリシーがないので、Silver SLA が存在すると、コンテキスト ID が Silver である StoreConsumer アプリケーションからの要求はパススルーを許可されますが、どのポリシーも適用されません。

このサンプルでは、匿名 SLA に添付された通知ポリシーがあります。
図 1. サンプル・ドメインStoreSLD サービスは、Store V1.0 サービス・バージョンの 1 つのインスタンスです。
このサービスには、「妥当性検査ポリシー (Validate Policy)」と、「90 秒以内に 5 つのメッセージが出された後で拒否 (Reject after 5 messages in 90 seconds)」ポリシーが含まれます。
ユーザーが「Gold」である場合、Gold SLA はルーティング・ポリシーを使用します。
ユーザーが匿名の場合、ログ・ポリシーが使用されます。

概念 概念

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2014 年 3 月 6 日


http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/prodconn/v1r0m0/topic/com.ibm.scenarios.soawdpwsrr25.doc/topics/csoa2_sample_wsrr_artefacts.htm