z/OS UNIX ファイルの編集

z/OS® UNIX ファイル・システムのファイルを開き、その内容を編集するには、z/OS Explorer を使用します。 変更が完了したら、権限がある場合はファイルを保存できます。 「別名保存」アクションを使用して、別のファイル名またはファイル・パスで変更を保存することもできます。

編集のためにファイルを開くには、z/OS UNIX ファイル・ビューでファイルを見つけて右クリックし、「開く」をクリックします。 または、ファイルをダブルクリックします。 ファイルは、エディター・ビューで開かれます。

重要: 編集のためにファイルを開くと、z/OS Explorer によってローカル・ワークスペースにファイルのコピーが配置されます。 ファイルを保存すると、z/OS Explorer によって z/OS UNIX ファイル・システムのファイルがワークスペースのコピーに置き換えられます。 z/OS Explorer がファイル・システムのファイルのコピーを取得した後にファイル・システムのファイルに変更が加えられた (例えば、別のユーザーが変更を行い保存した) 場合は、ファイル・システムのファイルは上書きされそのユーザーによる変更は失われます。

F5 キーを押すと、ワークスペース内のファイルの内容を随時最新表示できます。 このアクションによりコピーはサーバーのコピーと同期されますが、ローカルで加えた変更が保存されていなかった場合はその変更が失われるため、再び変更を行なう必要があります。 ファイルに保存されていない編集がある場合、最新表示アクションは使用不可になり、変更が失われないようにします。

最初に編集のためにファイルを開く場合、ファイルはワークベンチの編集領域のエディター・ビューで開かれます。次の画面取りは、エディター・ビューで開かれたファイルの例の画面取りを示しています。

ファイル例がエディター・ビューで開いています。

ワークベンチのステータス・バーは、ファイルについての詳細を示します。 先の例のステータス・バーの情報は次の画面取りのようになります。 例えば、上の例のステータス・バーの情報は、ファイルが書き込み可能であること、エディターが挿入モードであること、およびカーソルが 4 行目の 22 列目にあることを示しています。

ワークベンチ・ステータス・バーの例

注: ファイル許可が読み取り専用である場合でも、z/OS UNIX ファイルは書き込み可能として表示されます。 これは、エディターでファイルを変更してから、「別名保存」アクションを使用して、別のファイル名で、または別の場所に、ファイルを保存できるためです。

エディター内に行番号を表示するには、ビューの左側にあるグレイの垂直バーを右クリックし、メニューから「行番号を表示」をクリックします。

ファイルを変更すると、ビュー・タブのファイル名の前にアスタリスクが置かれます。ファイル名の前にアスタリスクがあるビュー・タブの画面取り アスタリスクはファイル内容が変更されたが、保存されていないことを示しています。

以下の編集アクションは、ワークベンチのメインメニューの「編集」メニューで、またはビューの右クリック・メニュー・オプションで使用可能です。
表 1. 「編集」メニューのアクション
名前 機能 キーボード・ショートカット (Windows および Linux) キーボード・ショートカット (OS X)
入力を元に戻す (Undo typing) エディターの最終変更を元に戻します Ctrl+Z cmd+Z
やり直し 元に戻した以前の変更をやり直します Ctrl+Y shift+cmd+Z
切り取り 現在選択しているテキストやエレメントをクリップボードにコピーし、エレメントを除去します。 クリップボードが貼り付けられるまで、エレメントの除去は実行されません。 Ctrl+X cmd+X
コピー 現在選択しているテキストやエレメントをクリップボードにコピーします。 [Ctrl] + [C] cmd+C
貼り付け 現在の内容をテキストとしてエディターに貼り付けるか、または兄弟や子のエレメントとして現在選択しているエレメントに貼り付けます。 Ctrl+V cmd+V
削除 現在選択しているテキストまたはエレメントを削除します。 Delete キー Delete キー
次を検索 (Find Next) 現在選択しているテキストの次の出現を検索します。 [Ctrl] + [K] cmd+K
前を検索 (Find Previous) 現在選択しているテキストの前の出現を検索します。 Ctrl+Shift+K shift+cmd+K
次をインクリメンタル検索 (Incremental Find Next) インクリメンタル検索モードを開始します。 呼び出し後、検索テキストを入力します。 入力するにつれて、文字の位置にカーソルが移動します。カーソル位置は入力したテキストに後方一致した場所になります。 入力したテキストは、ステータス・バーに表示されます。 [Ctrl] + [J] cmd+J
前をインクリメンタル検索 (Incremental Find Previous) 前方にインクリメンタル検索モードを開始します。 呼び出し後、検索テキストを入力します。 入力するにつれて、文字の位置にカーソルが移動します。カーソル位置は入力したテキストに前方一致した場所になります。 Ctrl+Shift+J shift+cmd+J
ツールチップの説明を表示 (Show Tooltip Description) 使用できません なし。 なし。
ワード補完 (Word Completion) 開かれているすべてのエディターで検出されたすべてのワードに基づいて、現在のストリングのワード補完を提示します。 Alt+/ ctrl+.
表 2. 「ビュー」コンテキスト・メニューのアクション
名前 機能 キーボード・ショートカット (Windows および Linux) キーボード・ショートカット (OS X)
入力を元に戻す (Undo typing) エディターの最終変更を元に戻します Ctrl+Z cmd+Z
ファイルを戻す (Revert File) 現在のエディターの内容を、最後に保存したファイルの内容に戻します。 エディターに未保存の変更が含まれていない場合、無効状態になっています。    
保存 現在のエディターの内容を保存します。 エディターに未保存の変更が含まれていない場合、無効状態になっています。 Ctrl+S cmd+S
名前を付けて保存 (Save As) 現在のエディターの内容を、別のファイル名で、あるいは別の場所に保存します。 エディターに未保存の変更が含まれていない場合、無効状態になっています。    
表示 (Show In) 使用できません Alt+Shift+W  
切り取り 現在選択しているテキストやエレメントをクリップボードにコピーし、エレメントを除去します。 クリップボードが貼り付けられるまで、エレメントの除去は実行されません。 Ctrl+X cmd+X
コピー 現在選択しているテキストやエレメントをクリップボードにコピーします。 [Ctrl] + [C] cmd+C
貼り付け 現在の内容をテキストとしてエディターに貼り付けるか、または兄弟や子のエレメントとして現在選択しているエレメントに貼り付けます。 Ctrl+V cmd+V
編集が完了したら、変更内容を保存します。

エディターを閉じるには、エディター・ビュー・タブの「閉じる」アイコン「閉じる」アイコンをクリックします。 ファイルの変更を保存せずにエディターを閉じようすると、「リソースの保存」ダイアログが表示され、変更を保存するかどうかを選択できます。