「ブロードキャスト送信」ダイアログの使用
注:
- デフォルトでは、セキュリティー許可のレベルが 9 である場合にのみ、この機能を使用できます。
- メッセージは受信側の現行セッションを中断します。ただし、中断を避けるよう BRECEIVE コマンドによって受信状況が設定されている場合や、メッセージを受信できない Windows スクリプトをユーザーが実行している場合を除きます。 PCTRANSFER
が設定されている場合、ブロードキャストは BRECEIVE の設定に関係なくキューに入れられます。
- シスプレックス・グループにメッセージをブロードキャストする場合は、操作を進める前に、『シスプレックス・グループへのメッセージのブロードキャストまたは送信』を確認してください。
メッセージの詳細を指定するには
「ブロードキャスト送信」ダイアログの以下の入力フィールドを使用します。
送信先
- 左側のフィールドに関連付けられたドロップダウン・リスト、および該当する場合は、右側の入力フィールド (下の「注」を参照) を使用して、メッセージの宛先を指定します。
- 注: 「すべてのユーザー」以外の値を選択した場合、「送信先」フィールドのすぐ右に追加の入力フィールドが表示され、修飾名またはパターンを指定できるようになります。 パターンは総称名であり、「+」(正) 符号は任意の 1 文字を示し、「*」(アスタリスク) 記号は任意の数の文字を示します。
- すべてのユーザー - IBM Session Manager にログインしているすべての端末。
- アプリケーション ID - アプリケーション ID (VTAM または実際のアプリケーション ID、あるいは APPL ステートメント名に対応する場合がある) にログインしているユーザー。 追加の入力フィールドに関連付けられたドロップダウン・リストを使って値を選択するか、このフィールドを使ってパターンを指定します。
- 注: アプリケーション ID ビューに、アプリケーション ID のリストが表示されます (「アプリケーション ID」ビューを参照)。
- Brdvar - ID ストリングを割り振られたセッションを持つユーザー。 追加の入力フィールドに関連付けられたドロップダウン・リストを使って値を選択するか、このフィールドを使ってパターンを指定します。
- 注: セッションはアクティブまたは非アクティブのいずれかになります。
そのため、異常終了したアプリケーションのユーザーに向けて、再始動時にメッセージを送ることができます。
- グループ - グループのメンバーであるユーザー。 追加の入力フィールド
に関連付けられたドロップダウン・リストを使用してグループ名を選択するか、またはこのフィールドを
使用してパターンを指定します。
- LU - 追加の入力フィールドを使って指定された名前またはパターンに LU 名が一致する端末。
- プロファイル - 追加の入力フィールドを使って指定された名前またはパターンに PROFILE が一致するユーザーまたは端末。
- ユーザー 追加の入力フィールドを使って指定された名前またはパターンにユーザー ID が一致するユーザー。
- 注: 「ユーザー」ビューから「メッセージの送信」ダイアログを使用して、特定の端末ユーザーにメッセージを送ることもできます (「メッセージの送信」ダイアログを参照)。
メッセージ
- メッセージのテキスト。
至急
- 宛先端末でメッセージを即座に表示するために、抑制の BRECEIVE 設定をオーバーライドします。 このパラメーターの使用には注意してください。あまり重要でない
メッセージに使用されると、幾分負担になる可能性があります。
即時
- メッセージが即時に送信されるようにします。
- 注: この値が選択されている場合、「保留期間」(下記を参照) および「保留期限」(下記を参照) はどちらも選択不可になります。
保留期間
- 関連する入力フィールドを使って指定された (相対) 期間にわたって、メッセージが保留されるようにします。
- 注: この値が選択されている場合、「即時」(上記を参照) および「保留期限」(下記を参照) はどちらも選択不可になります。
- 期間が満了していなければ、宛先がログオンしたときにメッセージが宛先に送信されます。
保留期限
- 関連する入力フィールドを使って指定された (現在時刻から 24 時間以内の) 時刻まで、メッセージが保持されるようにします。
- 注: この値が選択されている場合、「即時」(上記を参照) および「保留期間」(上記を参照) はどちらも選択不可になります。
- 宛先がユーザーまたは端末である場合、ログイン処理中にその宛先でメッセージが表示された後、後続のログインで再び表示されることはありません。 しかし、宛先が
プロファイル、または異なる複数のユーザーにより使用されるグループ
である場合、複数回ログインするユーザーには、ログインする度に
メッセージが表示されます。
メッセージをブロードキャストするには
「OK」ボタンを左クリックします。 「ブロードキャスト送信」ダイアログが閉じられ、メッセージがブロードキャストされた
端末ユーザーについて通知する「応答」ポップアップ・ボックスが表示されます。 このポップアップ・ボックスを閉じるには、「OK」ボタンを左クリックします。
操作を取り消すには
「取り消し」ボタンを左クリックします。 「ブロードキャスト送信」ダイアログが閉じられます。
シスプレックス・グループへのメッセージのブロードキャストまたは送信
シスプレックス・グループにメッセージをブロードキャストまたは送信する場合、デフォルトでは、すべてのグループ・ノード (つまりメンバー) にメッセージが配布されます。 IBM Session Manager で変数 t_global_msg を設定することにより、これらの IBM Session Manager 機能のグローバル・スコープを変更できます。 読み取り専用の変数 t_global_msgdef は、(SYSTEM ステートメントの) パラメーター SYSPLEXGROUP GLOBALMESSAGES で設定された値を反映します。
(変数 t_global_msg または SYSPLEXGROUP のサブパラメーター GLOBALMESSAGES の使用により) メッセージのスコープが発行元 IBM Session Manager ノードに限定されている場合、発行元ノードだけがそれを処理します。 このため、どのノードを使って保留メッセージを表示する場合でも、各メッセージのスコープとは無関係にすべての 保留メッセージがリストされます。
この手法により、新しく開始されるノードは、それ以前に生成されたすべての保留メッセージにアクセスできます。
注: シスプレックス・グループの全ノードがシャットダウンされた場合、保留メッセージは失われます。 ただし、少なくとも 1 つのノードがアクティブであれば、保留メッセージは維持されます。
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