プラグイン・プロジェクトのマニフェスト・ファイルの更新

JCICS アプリケーションを開発する場合、または既存のアプリケーションをプラグイン・プロジェクトにパッケージする場合には、プロジェクトのマニフェスト・ファイルを更新して CICS-MainClass 宣言を含める必要があります。

このタスクについて

CICS-MainClass 宣言は、JVM サーバーの外部から他の CICS アプリケーションで呼び出し可能なクラスを宣言するために使用されます。 CICS メインクラスを宣言する OSGi バンドルに、「遅延」アクティベーション・ポリシーを使用しないでください。 CICS は、OSGi フレームワークで OSGi バンドルが開始されると、すぐにそれらをアクティブにします。 この宣言は、手動でマニフェスト・ファイルに追加する必要があります。

手順

  1. マニフェスト・ファイルをエディターでまだ開いていない場合は、「パッケージ・エクスプローラー (Package Explorer)」ビューでプロジェクト名を右クリックして、「PDE ツール (PDE Tools)」>「マニフェストを開く (Open Manifest)」をクリックします。 マニフェスト・ファイルがマニフェスト・エディターで開きます。
  2. 「MANIFEST.MF」タブを選択します。ファイルの内容が表示されます。
  3. 次の宣言をマニフェスト・ファイルに追加します。 CICS-MainClass: appname.classname ここで、
    appname
    マニフェスト・ファイルに表示されるバンドル名です。
    classname
    アプリケーションで使用されるクラスの名前です。複数のクラスが使用される場合、appname.classname エレメントをコンマで区切って繰り返します。

    オプション: CICS-MainClass 宣言で別名を使用できます。例えば、宣言 CICS-MainClass: Table_application.CreateTable;alias=table1 は、別名 table1 を CICS-MainClass の Table_application.CreateTable に割り当てます。 プログラムを CICS に定義するとき、別名 table1 をクラス名の代わりに使用します。同じプログラムの複数のバージョンがあり、それぞれが同じクラス名を持つ場合には、別名が便利です。 別名を使用することによって、異なるバージョンを識別できます。

    次の画面取りは、サンプル CICS Hello のマニフェスト・ファイルの例を示しています。 サンプル・アプリケーションには、HelloCICSWorld と HelloWorld の 2 つのクラスが含まれ、これらは、CICS-MainClass 宣言のマニフェスト・ファイル内で宣言されています。これらのクラスは、JVM サーバーの外部のアプリケーションで呼び出すことができます。

    属性と値を示すマニフェストの画面取り。

  4. クラス宣言をすべて追加した後、Ctrl +S を押してマニフェスト・ファイルを保存します。

タスクの結果

これで、プラグイン・プロジェクトを CICS バンドルに追加して、zFS に配置できるようになりました。 CICS® バンドルは、1 つ以上のプラグインを含むことができ、CICS のアプリケーションの配置の単位です。