Atom 構成ファイルの編集

CICS Explorer® の Atom 構成エディターを使用して、Atom 構成ファイルの既存データを修正したり、データを追加したりします。 エディターで情報を更新または追加し、変更を保存すると、Atom 構成ファイルの XML が更新されます。

始める前に

Atom 構成ファイルを、CICS Explorer のプロジェクト・エクスプローラー・ビュー内のバンドル・プロジェクトに入れておく必要があります。

このタスクについて

Atom 構成エディターは、Atom 構成ファイルを編集するためのデフォルト・エディターです。 このエディターは XML を自動的に作成するため、このエディターを使用する場合には属性値のみを入力する必要があります。 別の方法として、テキスト・エディターを使用して XML を直接編集することもできます。 以下のステップでは、Atom 構成エディターを使用して Atom 構成ファイルを編集する方法を説明します。

手順

  1. Atom 構成エディターで Atom 構成ファイルが開いていることを確認します。 開いていない場合は、ファイルをダブルクリックして開きます。
  2. エディターにリストされている追加属性の値を入力します。 別の方法として、Atom 構成ウィザードでデータが取り込まれたフィールドを編集することもできます。 次の表で、Atom 構成エディターの追加フィールドを説明します。
    オプション 説明
    ルート XML エレメント XML バインディングでの最上位データ構造の名前。 この属性は、XML バインディングで複数の変換セットがある場合に定義する必要があります。
    フィード - リンク URI Web クライアントが Atom フィードを取得するために使用できる絶対パス。 パスの先頭部分は、Atom フィード用の URIMAP リソース定義で指定した部分パスと一致している必要があります。 URI のスキームとホスト構成要素を省略して、パス構成要素のみを指定することもできます。 CICS® は、Atom フィードをクライアントに返すときに、Atom 形式仕様に準拠するように、スキームとホスト構成要素を URI に追加します。
    ウィンドウ・サイズ CICS が Atom フィードで返すデフォルトのエントリー数。 このフィールドをブランクのままにした場合、デフォルト・ウィンドウ・サイズである 8 を使用します。 ウィンドウ・サイズは、フィード・リンク URI、または Atom エントリーの部分的なリストのナビゲーション URI を使って Web クライアントが要求した場合にのみ適用されます。
    エントリー - リンク URI 任意の Atom エントリー文書に適用されるように拡張可能な標準 URI パスです。これらの文書を Web クライアントが個別に取得できるようにするためにこのパスを使用します。 パスの先頭部分は、Atom 用の URIMAP リソース定義で指定した部分パスと一致している必要があります。 標準パスの残りの部分は、フィード・リンク URI で指定された絶対パスとは異なっている必要があります。 URI のスキームとホスト構成要素を省略して、パス構成要素のみを指定することもできます。 CICS は、Atom フィードをクライアントに返すときに、Atom 形式仕様に準拠するように、スキームとホスト構成要素を URI に追加します。
    URI Atom フィードの共通した部分パス。 ウィザードは、このフィールドに、「デフォルト URI」フィールドに入力した値と同じ値を設定します。 その後ウィザードは、値に /* を追加します。 ウィザードによって入力された値を使用するか、別の URI を入力した場合、CICS は URIMAP リソース定義を動的に作成します。 このフィールドをクリアする場合は、CICS 領域に URIMAP が既に存在している必要があります。
    トランザクション ID Atom フィードの別名トランザクションの名前。 トランザクション ID を指定しない場合は、Atom フィードのデフォルトの別名トランザクション ID である CW2A が使用されます。
    ユーザー ID 別名トランザクションが付加されるユーザー ID。 このフィールドで指定される ID は、Web クライアントから取得される認証済みユーザー ID によってオーバーライドされます。 どちらの方法でもユーザー ID が指定されない場合には、CICS デフォルト・ユーザー ID が使用されます。
  3. 「保存」アイコン をクリックして、変更内容を保存します。

タスクの結果

エディターを使用して行われた変更内容を使って Atom 構成ファイルが更新されます。

次のタスク

Atom 構成エディターに表示されない属性を追加する場合には、XML エディターまたはテキスト・エディターを使用する必要があります。 Atom 構成エディターは、基本的な構成を行うスターター・エディターとしての役割を持つだけで、Atom 構成ファイルで使用される可能性があるすべての属性をサポートするわけではありません。 Atom 構成ファイルに追加できる追加属性について詳しくは、Atom 構成ファイルの作成を参照してください。 これ以上編集する必要がない場合には、CICS システムへのデプロイメント用にバンドル・プロジェクトをローカル・ファイル・システムへ .zip ファイルとしてエクスポートすることも、プロジェクトを直接 z/OS® UNIX にエクスポートすることもできます。 詳細については、『CICS バンドルのデプロイ』または以下の関連リンクを参照してください。