アプリケーション定義のインストールとアプリケーションの使用可能化

プラットフォームでアプリケーションを使用できるようにするため、アプリケーション定義をインストールし、アプリケーションを使用可能にします。 アプリケーションの一部としてデプロイされる CICS® バンドルが CICS 領域内に作成されます。

始める前に

アプリケーション定義 (アプリケーション・バンドルとアプリケーション・バインディングを指定するもの) が存在している必要があり、プラットフォームを構成しておく必要があります。 アプリケーション定義の作成を参照してください。

手順

  1. CICS クラウド・パースペクティブを開きます。
  2. 「クラウド・エクスプローラー」ビューで、インストールするアプリケーションを右クリックし、「インストール」をクリックします。
  3. 「OK」をクリックして、アプリケーションをプラットフォームにインストールします。 「クラウド・エクスプローラー」ビューを最新表示して、アプリケーション名を表示します。
  4. アプリケーションを使用可能にする準備が整ったら、「クラウド・エクスプローラー」ビューでアプリケーションを右クリックし、「使用可能」をクリックします。
  5. 「OK」をクリックして、アプリケーションを使用可能にします。

タスクの結果

アプリケーション定義をインストールすると、CICSPlex SM は、そのアプリケーションを表す APPLCTN リソースを CICSplex 内に作成します。 さらに、CICSPlex SM は、そのアプリケーションに関するレコードをデータ・リポジトリー内に作成します。このレコードは、アプリケーションのバンドルのリカバリー処理で使用されます。

ターゲット・プラットフォームがアクティブであれば、CICSPlex SM は、アプリケーション・バンドルとアプリケーション・バインディングにある情報を使用して CICS バンドルをプラットフォーム内の領域全体にインストールします。 各 BUNDLE リソースは、動的に作成されて、固有の名前が付けられます。 各 CICS バンドル内で定義されているリソースは、BUNDLE リソースのインストール中に CICS 領域に動的に作成されます。

アプリケーションと、インストールされた各 CICS バンドルとの間の関係は、管理パートに保管されます。 管理パートは、アプリケーションのインストール処理中に各 CICS バンドルに対して自動的に作成される MGMTPART レコードです。 このレコードには、バンドルがインストールされている CICS 領域が記録され、CICS 領域内でのバンドルの状況が追跡されます。

アクティブなプラットフォームにアプリケーションをインストールすると、CICSPlex SM は、プラットフォームの一部として定義されているすべての CICS 領域に CICS バンドルを即座にインストールし、アプリケーション定義のインストール時に使用できるようにします。 また、アプリケーション定義をインストールした時より後に CICS 領域を始動または再始動するときにも、CICSPlex SM は、プラットフォーム内の CICS 領域に CICS バンドルをインストールします。 アプリケーション定義をインストールした時点よりも後で、CICS 領域をプラットフォームにさらに追加した場合、CICSPlex SM はそれらの領域にも CICS バンドルをインストールします。

アプリケーションは、最初は使用不可の状態でインストールされます。 アプリケーションを使用可能にすると、CICSPlex SM は、すべての CICS 領域内でそのアプリケーション用にインストールされた CICS バンドルを使用可能にします。こうして、すべての CICS 領域内でそのアプリケーションが使用可能になります。 アプリケーションを使用可能にした時より後にプラットフォーム内の CICS 領域を始動または再始動した場合、CICSPlex SM はその領域にバンドルを使用可能な状態でインストールします。

次のタスク

「操作」 > 「アプリケーション」をクリックして、インストールしたアプリケーションを表示し、その状況を確認します。 アプリケーションの状況の確認に、これを行う方法の説明があります。アプリケーションの状況を見ると、そのアプリケーションの CICS バンドルが正常にインストールされ、使用可能になっているかどうかを確認できます。