プラットフォーム・エディター

CICSplex にまだインストールされていないプラットフォーム・バンドルを操作するには、プラットフォーム・エディターを使用します。 既にインストールされたプラットフォームのプラットフォーム・バンドルを編集する場合、変更内容を実装するには、プラットフォームの停止、破棄、再インストール、および再始動を行う必要があります。

プラットフォームがインストールされてアクティブになった後、CICS® クラウド・パースペクティブ内のメニューを使用して、領域タイプで個々の CICS 領域を追加および削除することができ、プラットフォームと共にデプロイされる CICS バンドルを追加および削除できます。 ただし、インストールされたプラットフォームで領域タイプを変更することはできないため、プラットフォーム・エディターを使用して、プラットフォーム・バンドルのインストール前に領域タイプを確定させてください。

プラットフォーム・エディターは、その種類のプロジェクトを作成した後に自動的に開きます。 後でエディターを開く場合には、CICS クラウド・パースペクティブの「プロジェクト・エクスプローラー」ビューに移動します。プロジェクトの META-INF フォルダーを展開して、プラットフォーム・バンドルのいずれかの .xml ファイル (manifest.xml ファイルを除く) をダブルクリックします。 ダブルクリックをするか、あるいはファイルを右クリックし、「アプリケーションから開く」をクリックした後、エディターの名前を選択します。エディターが開くと、プラットフォームの名前がエディター名タブに表示されます。

以前のバージョンのプロジェクトへの復元が可能なバージョン管理されたバックアップ・システムがない場合、既存のプロジェクトを直接編集する代わりに、それらを別のプロジェクトにコピーしてから新規コピーを編集することをお勧めします。

編集プロセス中のエラーと警告は、エディターのメインウィンドウ、パースペクティブの「問題」タブ、またはワークベンチの状況フィールドに表示されます。

1 つ以上の変更内容を保管する前に元に戻すには、「元に戻す」機能を使用できます。 ワークベンチ・メニューで「編集」 > 「元に戻す」をクリックするか、Ctrl-Z を押します。

変更内容を保管するには、「保管」アイコン保管アイコンをクリックするか、Ctrl-S を押します。 変更を保管せずにエディターを閉じようとすると、変更を保管するか保管せずに閉じるかを確認するダイアログが表示されます。

プラットフォーム・エディターには、「概要」、「領域タイプ」、「デプロイメント」という 3 つのタブがあります。 「概要」タブにあるアクション・リストには、プラットフォーム・プロジェクトの編集プロセスの説明と、各タスクを実行するためのウィザードとタブへのリンクがあります。

プラットフォーム・エディターの「概要」タブには、ID と説明、そしてプラットフォームのホーム・ディレクトリー、プラットフォーム内の領域タイプと、プラットフォームにデプロイされた CICS バンドルが表示されます。プラットフォームに対して実行できるアクションがリストされます。
プラットフォーム・エディターの「概要」タブを使用して、以下のタスクを行います。
  • プラットフォームの ID、説明、またはプラットフォーム・ホーム・ディレクトリーを変更する。
  • プラットフォームの領域タイプを追加および削除する。 「概要」タブは、新しい領域タイプを作成したり、既存のトポロジーから領域タイプを採用したりするための基本的な機能を備えています。 領域タイプを変更し、領域タイプ内で CICS 領域を操作するには、「領域タイプ」タブを使用します。領域タイプの名前をダブルクリックすると、「領域タイプ」タブの領域タイプに移動します。
  • プラットフォームと共にデプロイされる CICS バンドルを追加および削除する。 このいずれかの CICS バンドルを編集するには、プラットフォーム・エディター内のリストでバンドルの名前をダブルクリックして、バンドル・マニフェスト・エディターを開きます。
プラットフォーム・エディターの「領域タイプ」タブには、プラットフォーム内の領域タイプと、作成された領域タイプ内の CICS 領域定義が表示されます。
採用された領域タイプには「採用 (Adopted)」というマークが付きます。
領域タイプが選択されると、タブは、その領域タイプのプロパティと拡張オプションを表示します。CICS 領域定義が選択されると、その CICS 領域定義の属性と、その領域を含む領域タイプがタブに表示されます。
プラットフォーム・エディターの「領域タイプ」タブを使用して、以下のタスクを行います。
  • プラットフォームの領域タイプを追加および削除する。 新しい領域タイプを作成することもできますし、既存のトポロジーから領域タイプを採用することもできます。
  • 作成済み領域タイプの中で新しい CICS 領域定義を作成する。
  • 作成済み領域タイプの中で CICS 領域定義の基本プロパティーを指定または編集する。
  • 作成済み領域タイプの中で CICS 領域定義を追加および削除し、複数の作成済み領域タイプの間でそれらを共用する。 領域タイプの中に現在含まれない孤立した CICS 領域定義がある場合、それらはリストの先頭に表示されます。 領域を選択して、それを領域タイプに追加します。
プラットフォーム・エディターはターゲット CICSplex に接続しないため、採用された領域タイプの中で CICS 領域を追加、削除、または共用するという目的でこのエディターを使用することはできません。 作成された領域タイプの中で CICS 領域定義を操作することだけが可能です。

プラットフォームと共にデプロイされる CICS バンドルをプラットフォーム内の領域タイプにマップするには、プラットフォーム・エディターの「デプロイメント」タブを使用します。 切り替えボタン切り替えボタンを使用して、領域タイプの操作と CICS バンドルの操作とを切り替えます。

プラットフォーム・エディターの「デプロイメント」タブには、プラットフォーム内の領域タイプと、プラットフォームと共にデプロイされる CICS バンドルが表示されます。
領域タイプは第 1 列に、CICS バンドルは第 2 列に示されます。
それぞれの CICS バンドルを選択し、チェック・ボックスを使用して、そのデプロイ場所となる領域タイプを指定します。 どの領域タイプにもまだバインドされていない CICS バンドルには、エラーのフラグが立てられます。