アプリケーションの開発を開始する前に、アプリケーションが実行する最も早いレベルの CICS に対して Eclipse のターゲット定義をセットアップする必要があります。ターゲット定義は、JCICS API、JRE、および使用する可能性があるカスタムの API など、プラグインと環境設定のセットから構成されています。
ターゲット環境を設定する場合、特定のリリースの CICS でサポートされているクラスのみを使用するようにします。
手順
- ワークベンチ・メニュー・バーから、「ウィンドウ」>「設定」をクリックして、「設定」ダイアログを開きます。「プラグイン開発」を展開し、「ターゲット・プラットフォーム」をクリックします。 「ターゲット・プラットフォーム」ペインに、Eclipse 環境に既に存在するターゲット定義が表示されます。
ターゲット・プラットフォームが既にリストに存在する場合は、次のステップは無視し、このトピックで後述する「次のステップ (What to do next)」セクションに進みます。
- 「追加」をクリックして、新しいターゲット定義を追加します。 「新規ターゲット (New Target)」ウィザードが開きます。
- 「テンプレート (Template)」ラジオ・ボタンをクリックして、ツイスティーをクリックします。
CICS® は、アプリケーションを構築できるそれぞれの CICS レベルに関するプラグインをすべて含む、ランタイム・テンプレートを提供しています。
Liberty JVM 用に開発している場合は「CICS TS 5.1 Runtime with Liberty」を選択し、それ以外の場合は「CICS TS 5.1 Runtime」を選択してから、「次へ」をクリックします。 ターゲット定義エディターが表示されます。エディターを使用すると、ターゲット定義のプロパティーの変更、CICS ランタイムにインストールされる他のライブラリー・バンドルの追加、Java のレベルの変更などを行うことができます。
ほとんどの場合でデフォルトのプロパティーが適切ですが、必要に応じて変更できます。エディターのタブの詳しいヘルプを参照するには、F1
キー (Linux では Ctrl+F1) を押します。
- 「終了」をクリックします。
タスクの結果
ターゲット定義エディターが閉じ、ターゲット定義が「ターゲット・プラットフォーム」リストに追加されます。これらのステップを繰り返して、他のターゲット定義を追加できます。
次のタスク
アプリケーション開発のターゲット・プラットフォームを選択する必要があります。
ターゲット・プラットフォームの横のチェック・ボックスを選択して、「OK」をクリックしてください。
CICS TS 5.1 のターゲット環境を設定する場合、現行の Eclipse のインストールより新しいバージョンのターゲットが選択されていることを示す警告メッセージが表示されることがあります。
この警告メッセージは無視できます。
これで、ターゲット環境がセットアップされ、アプリケーションの構築に使用されます。これで CICS Java アプリケーションを開発できます。CICS は、JCICS クラスの使用方法、および Java™ プログラムを他の言語で記述された CICS プログラムと結合する方法を示すサンプル・プログラムを提供しています。詳しくは、関連リンクを参照してください。