CICS Explorer® は、CICS TS for z/OS システムまたは CICS TS for VSE/ESA システムに接続する Eclipse ベースのシステム管理ツールです。 CICS Explorer は、CICS® Transaction Server の一部の CICSPlex® SM 機能のビューと、将来の CICSツールを統合するためのプラットフォームを提供することにより、1 つ以上の CICS システムを管理する手段を提供します。 z/OS システムに接続すると、CICS Explorer は、z/OS® データ・セットと zFS ファイルの表示および編集、JCL の実行依頼、および出力とジョブ・ログの表示を行うための直感的で安全な方法も提供します。
現在、CICS 領域は、さまざまなスタンドアロンのグラフィカルおよび非グラフィカルのユーザー・インターフェースを使用して管理されており、 タスクを実行する共通の方法はありません。 CICS Explorer は、CICS 領域を管理するための CICSPlex SM の基本的な機能を一式提供します。また、Eclipse Rich Client Platform (RCP) に将来統合される CICS ツールが共通の方法でタスクを実行して情報を表示できる、プラットフォームを備えています。
CICS Explorer リソース・エディターでは、 エディターの 1 ページ以上を使ってリソース定義属性が表示されます。 1 つのページは「属性」ページで、ここには、熟練した CICS ユーザーが CICS Explorer に移動しやすいよう、属性が CEDA または CICSPlex SM WUI での表示と同じようにグループ化されてテーブル形式で表示されます。 それ以外のページには、論理的にグループ化された属性が表示されますが、経験の浅い CICS ユーザーが更新処理を単純化できるように、各属性には詳細が表示されます。 すべての属性には、エントリーがリアルタイムで検証される、フィールド・レベルの検証が有効です。 エラーはエラー・アイコンで示されます。エラー・アイコンは、エラーのあるフィールド、およびそのフィールドが表示されるページを示します。
CICS Explorer z/OS パースペクティブでは、z/OS データ・セットと zFS ファイルの表示および編集、JCL の実行依頼、および出力とジョブ・ログの表示を、直感的で安全な方法で行うことができます。 デフォルトのパースペクティブには、System z の情報を提供する 3 つのビュー (「データ・セット」ビュー、「ジョブ」ビュー、「z/OS UNIX ファイル」ビュー) が含まれています。 これらのビューを使用して、JCL データ・セットやその他のテキスト・ファイルの表示、編集、および実行依頼が可能です。 「コンソール」ビューは、ジョブの実行依頼やファイルの変更と保存など、実行した操作の履歴を提供します。
CICS Explorer には、リソース・ビューのコンテキスト・ヘルプと詳細なヘルプ、および CICS Explorer と基本的 Eclipse 機能の使用方法に関するヘルプが含まれています。 CICS と CICSPlex SM の詳細なヘルプについては、CICS Transaction Server for z/OS インフォメーション・センターを参照してください。
Eclipse インターフェースを初めて使用する場合は、このヘルプの概念セクションの Eclipse の概要というトピックで Eclipse に関する説明を読むことができます。
Eclipse インターフェースを使い慣れている場合は、このセクションの基礎チュートリアルというトピックに移動して、CICS Explorer の使用法について学習できます。
または、検索バーを使用してこのヘルプの特定の情報を見つけることもできます。
CICS TS for VSE/ESA の詳細については、IBM Systems Web サイトの z/VSE 製品およびコンポーネントを参照してください。