サーブレットのサンプルを実行するには、Web ブラウザーからアプリケーションにアクセスします。
始める前に
サーブレットのサンプルの配置で説明されているように、Liberty JVM サーバーにサンプルを配置しなければなりません。また、
server.xml ファイルに有効なポート番号およびホスト名が含まれていることを確認する必要があります。サンプルは HTTPS を使用するようにセットアップされています。
このタスクについて
Liberty プロファイル・サーバーは、Java™ TCP/IP ソケット層を使用して、Web ブラウザーからの HTTP 要求および HTTPS 要求を受け入れます。Web ブラウザーを使用して、アプリケーションが使用可能かどうかを検査したり、アプリケーション要求を受け入れるように Liberty JVM サーバーが構成されているかどうかを検査したりできます。
手順
- Web ブラウザーを開き、URL を次のフォーマットで入力します。
https://hostname:port/app_name/
- hostname は、Liberty JVM サーバーを実行しているホスト名または IP アドレスです。
- port は、server.xml ファイル内で構成されている HTTPS ポート番号です。
- app_name は、配置したサンプルの名前です。Hello World サンプルの名前は com.ibm.cics.server.examples.wlp.hello.web で、TS キューの名前は com.ibm.cics.server.examples.wlp.tsq.web で、JDBC サンプルの名前は com.ibm.cics.server.examples.wlp.jdbc.web です。
ヒント: アプリケーションが正常に配置されるとき、アプリケーションの名前、ホスト名、およびポートは dfhjvmout に書き込まれます。ログから Web ブラウザーに URL をコピーしてアプリケーションにアクセスすることができますが、URL の最後にある /* を削除してアプリケーションの開始ページを表示できます。
Web アプリケーションが Web ブラウザーに表示されます。
- Web アプリケーションと対話できます。 Hello World サンプルは、CICS 内で Liberty JVM サーバーが稼働していることを確認する Web ページを表示するだけです。しかし、TS キュー・サンプルと JDBC サンプルとは対話できます。
- TS キュー・サンプルとの対話
- TS キュー・サンプルを使用して、CICS 領域内で一時記憶域キューの作成、参照、削除を行うことができます。一時記憶域キューを作成するには、「TSQ」フィールドに名前を入力し、「レコード (Record)」フィールドにテスト・データを入力して、「TSQ の作成 (Write TSQ)」をクリックします。入力したレコードが下部に返されます。Web ページ上に TS キュー名、タイプ、レコード数も返されます。必要な数だけレコードを追加できます。
- 一時記憶域キューをブラウズするには、キューの名前を入力し、「TSQ のブラウズ (Browse TSQ)」をクリックします。一時記憶域キューを削除するには、キューの名前を入力し、「TSQ の削除 (Delete TSQ)」をクリックします。
- JDBC サンプルとの対話
- JDBC サンプルを使用して、DB2 からのサンプル・データを表示したりフィルターに掛けたりできます。Web ページに、サンプル DB2 表のレコードがすべて表示されます。表の列にフィルターを適用して、返されるデータを変更できます。フィルターを変更するには、列の隣のドロップダウン・メニューをクリックします。例えば、より大記号を選択して、フィールドに値を入力します。フィルターに掛けた DB2 からのデータを返すには、「更新」をクリックします。フィルターを削除するには、「リセット」をクリックします。
タスクの結果
サンプルの Web アプリケーションを正常に構成してテストしました。