サンプル 2 - ポップアップ・メニューへのアクションの追加

2 番目のサンプル・プロジェクトは、CICS Explorer® の既存のポップアップ・メニューにアクションを追加します。

このサンプル・プロジェクトは、CICS Explorer SDK に付属しています。詳しくは、概要のトピックを参照してください。

手順

このタスクは、CICS Explorer の既存のポップアップ・メニューにアクションを追加する方法を示しています。

  1. 以下の選択を行って新規プラグイン・プロジェクトを作成します。
    • 「プラグイン・コンテンツ」ウィザードで、「このプラグインを UI に追加」チェック・ボックスを選択しておきます。
    • 「テンプレート」ウィザードで、テンプレート「ポップアップ・メニュー付きプラグイン」を選択します。
    • 「サンプルのポップアップ・メニュー」ウィザードでターゲット・オブジェクト・クラスのインターフェースとして com.ibm.cics.model.IRegion を使用して、現在選択されているオブジェクトが CICS® 領域のときだけポップアップ・メニューが表示されるようにします。

    プラグインが作成されるとプラグイン・エディターが開きますが、「問題」ビューにエラーが表示されます。 このエラーが表示されるのは、CICS Explorer SDK によって提供されるプラグインを認識しないプラグインをウィザードが作成したためです。この問題を解決するには、依存関係タブで com.ibm.cics.model プラグインに依存関係を追加し、そのプラグインを保存する必要があります (プラグインは閉じないでください)。

  2. ポップアップ・メニューによって開始されるアクションのコードを編集します。「拡張」タブをクリックします。org.eclipse.ui.popupMenus ツリーを「New Action」または選択した何らかのアクション・ラベルが表示されるまで展開し、ラベルをクリックします。
  3. class* ハイパーリンクをクリックして Java™ エディターを開き、必要アクションのコードをカスタマイズします。
次のメソッドにおける選択での最初の要素をインスタンス変数に保存できます。
public void selectionChanged(IAction action, ISelection selection)
その後、次のメソッドで、そのオブジェクトに関する何らかの情報をダイアログに表示できます。
public void run(IAction action)
詳しくは、サンプル・コードを参照してください。

アクションのバリエーションを追加するには、別のオブジェクト・コントリビューションを、今度は CICS Explorer API のすべての CICS オブジェクトのスーパータイプ・インターフェースである ICICSobject に追加します。

<extension

point="org.eclipse.ui.popupMenus">

<objectContribution

objectClass="com.ibm.cics.model.ICICSObject"

id="com.ibm.cics.explorer.sdk.demo2.contribution2">

<menu

IRegion のポップアップ・メニュー・コントリビューションは CICS 領域が選択されたときだけ (領域ビューに) 表示され、ICICSObject のポップアップ・メニュー・コントリビューションはどの CICS Explorer ビューにも表示されます。