複合更新サイトの使用

複合更新サイトを使用すると、z/OS® Explorer やその他の製品ソフトウェアを更新したり、新しいソフトウェア・プラグイン (追加のツールなど) を追加したりすることができます。

z/OS Explorer 1.1 では、複合更新サイトが導入され、z/OS Explorer ソフトウェア・プラグインに対する更新のインストールが単純化されています。 複合更新サイトがある場合、「ヘルプ」 > 「新規ソフトウェアのインストール (Install New Software)」をクリックすると、z/OS Explorer に加えて CICS® ツールのプラグインが表示されます。

z/OS Explorer の更新サイトは、既に製品内にコーディングされています。 サイト・アドレスは、「インストール/更新」設定の「使用可能なソフトウェア・サイト」タブから確認できます。

z/OS Explorer SDK を使用している場合、その SDK をインストールするために、zip ファイルをダウンロードするのではなく、複合更新サイトを使用した可能性があります。 zip ファイルをダウンロードした場合は、複合更新サイトは使用できません。 複合更新サイトを使用してインストールした場合は、「ヘルプ」 > 「更新の検査 (Check for Updates)」をクリックして、インストール済みの z/OS Explorer とツールについて、新バージョンが公開されていないか確認してください。

複合更新サイトの URL には、関連している z/OS Explorer のバージョン番号が含まれています。 例えば、複合更新サイトの URL にバージョン番号 5.1 が含まれている場合、その z/OS Explorer 製品のモディフィケーションやフィックスの更新は受け取りますが、新リリースや新バージョンは受け取らないことになります。 更新がないか確認すると、Eclipse (つまり z/OS Explorer) によって、必ず最新の入手可能なバージョンが提示されます。 更新を受け入れないように選択した場合は、新しいフィックス・レベル (5.1.0.1 など) が入手可能になっても通知されません。 例えば、バージョン 5.1.0.0 を実行しており、バージョン 5.1.1.0 が提示され、このモディフィケーション・レベルの更新を拒否するとします。 フィックス・レベル 5.1.0.1 が入手可能になっても、通知されることはありません。

必ず、複合更新サイトの中で最新の入手可能なコードが提示されます。 新しいフィックス・レベルを拒否した場合は、新しい更新が入手可能かどうか手動で確認する必要があります。 「ヘルプ」 > 「新規ソフトウェアのインストール (Install New Software)」をクリックし、最新バージョンのソフトウェアのみ選択するオプションを外してください。 これにより、複合更新サイトと関連しているバージョンの z/OS Explorer と互換性のある、インストール済みのツール (IBM® CICS Configuration Manager など) に対する更新をすべて受け取ることになります。 まずバージョン番号を確認してから、コンポーネントをアップグレードしてください。

エンド・ユーザーによる移行が可能な z/OS Explorer とプラグインの両方の更新を制御する場合は、z/OS Explorer から複合更新サイトを削除し、手動で別のサイトを選択する必要があります。 詳しくは、新規ソフトウェア更新サイトの追加 を参照してください。