既存の Java プロジェクトがある場合は、OSGi プラグイン・プロジェクトに変換できます。OSGi バンドルは、プールされた JVM 環境および JVM サーバーで実行できます。
このタスクについて
このタスクは、ワークスペースに既存の Java プロジェクトがあり、OSGi プラグイン・プロジェクトに変換することを想定しています。
手順
- 「パッケージ・エクスプローラー (Package Explorer)」ビューで、プラグイン・プロジェクトに変換する Java プロジェクトを右クリックして、「構成 (Configure)」
>「プラグイン・プロジェクトに変換 (Convert to Plug-in Projects)」をクリックします。 「既存のプロジェクトを変換 (Convert Existing Projects)」ダイアログが表示されます。ダイアログには、ワークスペースのすべての Java プロジェクトのリストが含まれます。変換に選んだものが選択されます。選択内容を変更することも、複数の Java プロジェクトを選択してプラグイン・プロジェクトに変換することもできます。
- 「終了」をクリックします。 「終了」をクリックすると、Java プロジェクトがプラグイン・プロジェクトに変換されます。プロジェクト名は変更されませんが、これでプロジェクトにはマニフェスト・ファイルとビルド・プロパティー・ファイルが組み込まれました。
- 必須: 要件: ここでプラグイン・マニフェスト・ファイルを編集して、JCICS API の依存関係を追加する必要があります。
これらのステップを実行しない場合、バンドルをエクスポートしてインストールできますが、動作しません。
注: CICS TS バージョン 4.2 より前の CICS では、Java クラス・ライブラリー dfjcics.jar を Java ビルド・パスに追加する必要がありました。
CICS TS バージョン 4.2 では、OSGi がユーザーの代わりにビルド・パスを管理します。次のステップを実行する前に、現在のビルド・パスを編集して dfhjcics.jar の参照をすべて削除する必要があります。
dfhjcics.jar へ参照をすべて削除しない場合、実行時に NoSuchMethodException エラーが発生します。
- 「パッケージ・エクスプローラー (Package Explorer)」ビューで、プロジェクト名を右クリックして、「PDE ツール (PDE Tools)」>「マニフェストを開く (Open Manifest)」をクリックします。 マニフェスト・ファイルがマニフェスト・エディターで開きます。
- 重要: CICS TS バージョン 4.2 より前の CICS のバージョンでは、JCICS という Java クラス・ライブラリーが dfjcics.jar JAR ファイルの中に提供されています。
CICS TS バージョン 4.2 では、このライブラリーは com.ibm.cics.server.jar ファイル内に提供されています。
プロジェクトのマニフェストに宣言 Import-Package: dfhjcics.jar; が含まれている場合は、この宣言を削除してから残りのステップを続行する必要があります。
- 「依存関係 (Dependencies)」タブを選択して、「インポートされたパッケージ (Imported Packages)」セクションで、「追加」をクリックします。 「パッケージの選択 (Package Selection)」ダイアログが開きます。
- パッケージ com.ibm.cics.server を選択して、「OK」をクリックします。 パッケージが「インポートされたパッケージ (Imported Packages)」リストに表示されます。
- オプション: オプション: アプリケーションで必要な場合には、前述のステップを繰り返して、以下のパッケージをインストールします。
表 1. パッケージ |
説明 |
com.ibm.record |
VisualAge に付属の Java レコード・フレームワークから IByteBuffer を使用するレガシー・プログラム用の Java API。
以前は dfjcics.jar ファイル内にありました。 |
- Ctrl +S を押して、マニフェスト・ファイルを保存します。
タスクの結果
既存の Java プロジェクトのプラグイン・プロジェクトへの変換が正常に完了しました。ただし、この時点で、マニフェスト・ファイルを更新して CICS-MainClass 宣言を追加する必要があります。
詳しくは、関連したリンクを参照してください。