データを受け渡すための引数

チャネルやコンテナーを使用して、または通信域 (COMMAREA) を使用して、プログラム間でデータを受け渡すことができます。

COMMAREA を使用する場合、一度に受け渡すことができるのは 32 KB に制限されています。 チャネルとコンテナーを使用すると、プログラム間で 32 KB を超えて受け渡すことができます。 COMMAREA またはチャネル、およびその他のパラメーターは、該当するメソッドへの引数として受け渡されます。

メソッドの多くは過負荷になります。つまり、異なる数の引数、または異なるタイプの引数のいずれかを取得する異なるバージョンがあります。引数を持たない、または最小の必須の引数を持つメソッドや、すべての引数を持つメソッドがある場合があります。例えば、Program クラスには、次のようにさまざまな link() メソッドが含まれています。

link()
このメソッドは、データの受け渡しに COMMAREA を使用せず、他のオプションも使用しない単純なリンクを行います。
link(com.ibm.cics.server.CommAreaHolder)
このメソッドは、データの受け渡しに COMMAREA を使用し、他のオプションをまったく使用しない単純なリンクを行います。
link(com.ibm.cics.server.CommAreaHolder, int)
このメソッドは、データの受け渡しに COMMAREA を使用し、COMMAREA 内のデータの長さの指定に DATALENGTH 値を使用する分散リンクを行います。
link(com.ibm.record.IByteBuffer)
このメソッドは、VisualAge for Java に付属の Java レコード・フレームワークの IByteBuffer インターフェースを実装するオブジェクトを使用したリンクを行います。
link(com.ibm.cics.server.Channel)
このメソッドは、1 つ以上のコンテナーでのデータの受け渡しにチャネルを使用するリンクを行います。