リソース・フィルター

リソース・ビューを開いたときに多数のリソースが表示される場合は、リストをフィルターに掛けることで、プロパティーが類似した複数のリソースを表示したり、単一のリソースを見つけたりすることができます。 同時に 1 つ以上のプロパティーをフィルターに掛けることができます。

フィルター・フィールドは、すべてのリソース・ビューで使用可能で、次の図のようにタブ・グループ・アイコン・バー上にあります。

「ファイル」ビューのフィルター・フィールドを示す画像。 フィルター・ボックスの横に表示されたフィールドは、フィルター処理対象のプロパティーの名前です。 デフォルト・プロパティーは、ビューのキー・フィールド (この場合は「名前」) です。

タブ・グループ・アイコン・バーのスペースが不十分な場合は、フィルター・フィールドは次行に表示されます。 CICS® Explorer を最初に起動すると、ビューのキー・フィールド のデフォルト・フィルターのみが表示されます。キー・フィールドは通常、リソース名またはリソース ID です。 フィルター・フィールドを追加して、1 つ以上のプロパティーをフィルターに掛けることができます。

フィルター・フィールドの追加または削除

ビューでフィルター・フィールドを追加または削除できます。 フィールドは特定のビューに固有であり、他のビューには表示されません。 ビューでフィルター・フィールドを追加または削除するには、以下のステップを実行します。

  1. ビューを選択した状態で、ビューの「メニュー」アイコン 「メニュー」アイコン をクリックして、ビュー・メニューを表示します。
  2. 「フィルター属性の選択」をクリックします。 現在のビューのすべてのプロパティーを示すメニューが表示されます。 現在表示されているフィルター・フィールドは、プロパティーの隣のチェック・マークで示されます。
  3. フィールド名をクリックして、そのフィールドを選択またはクリアします。 メニューが閉じて、ビューで、選択したフィルター・フィールドが追加または削除されます。

これで、単一のフィルター・フィールドまたは複数のフィルター・フィールドの組み合わせを使用して、ビューに表示する情報をフィルターに掛けることができます。

フィルターの使用

フィルターを使用するには、1 つ以上のフィルター・フィールドで一致させる詳細を入力してから、Enter キーを押すか、 フィルター適用アイコン (フィルター適用アイコンの画面取り。) をクリックします。 フィールドが大/小文字混合である場合、フィルターで大/小文字が区別されますが、フィールドが大文字である場合には、入力された小文字はすべて大文字に変換されます。 ビューの情報が変更されて、フィルター条件に一致するレコードのみが表示されます。

フィルターを入力する際、ワイルドカード文字を使用すると一致する確率が高くなります。 使用可能な文字、およびフィルター・ガイドラインは次のとおりです。

  • アスタリスク (*) は、ファイル名の中の任意の数の文字 (0 個を含む) に一致します。ただし、フィルターの末尾でのみ使用できます。
  • 正符号 (+) は任意の 1 文字に一致し、フィルター内の任意の場所で何度でも使用できます。
  • フィルター内では任意の数の正符号および 1 つのアスタリスクを使用できます。 ただし、アスタリスクを使用する場合は、アスタリスクはフィルターの最後の文字でなければなりません。
  • フィルター・フィールドの横の X をクリックすると、いつでもフィルターを消去できます。
制約事項: このバージョンの CICS Explorer® のフィルターにはいくつか制限が存在します。
  • 日付または時間の情報が含まれたフィールドをフィルターに掛けることはできません。
  • ワイルドカード文字が機能しないフィールドがいくつか存在します。 そのようなフィールドでは、フィルターをすべて入力してください。

フィルターの使用例をいくつか以下に示します。

  • DFH*」と指定すると、DFH で始まるリソースが表示されます。

    次の画面取りでは、CICSplex に 1,666 個のプログラムがあります。 名前フィルター「DFH*」を使用すると、プログラムの数は 347 個に減ります。

    プログラム・ビューのスナップショット。
名前フィルター「DFH*」を使用した場合の結果を示している。

  • 状況が「DISABLED」のフィルターを追加で選択すると、プログラムの数が 3 個に減ります。

    プログラム・ビューのスナップショット。名前が「DFH*」で状況が「DISABLED」のフィルターを使用した場合の結果を示している。

  • DFH++P」と指定すると、DFH で始まり、長さが 6 文字で、最後が P であるリソースが表示されます。

    フィルター「DFH++P」を使用すると、17 個のプログラムが条件に一致してビューに表示されます。

    プログラム・ビューのスナップショット。
フィルター「DFH++P」を使用した場合の結果を示している。

  • DFH+T*」を指定すると、DFH で始まり、4 番目の位置に任意の文字があり、5 番目の位置に T があり、長さが 6 文字以上であるリソースが表示されます。

    フィルター「DFH+T*」を使用すると、7 個のプログラムが条件に一致してビューに表示されます。

    プログラム・ビューのスナップショット。
フィルター「DFH+T*」を使用した場合の結果を示している。