IBM® CICS Explorer

CICS Explorer™ は、1 つ以上の CICS® システムを管理する単純で使いやすい方法を提供するように設計された、システム管理ツールです。 Eclipse プラットフォームに基づき、CICS Transaction Server における CICSPlex® SM 機能の一部のビュー、および将来の CICS ツールの統合用プラットフォームを提供します。

現在、CICS 領域は、さまざまなスタンドアロンのグラフィカルおよび非グラフィカルのユーザー・インターフェースを使用して管理されており、 タスクを実行する共通の方法はありません。CICS Explorer は、CICS 領域を管理するための CICSPlex SM 機能の基本セット、および Eclipse RCP に統合された将来の CICS ツールが、共通した方法でタスクを実行して情報を表示できるプラットフォームを備えています。

CICS Explorer は、CICSPlex SM WUI サーバーまたは単一の CICS 領域に接続します。 CICSPlex SM WUI サーバーに接続した場合、CICS Explorer の操作ビューは、CICSplex 内のすべての CICS リソースの単一システム・イメージになります。 CICS Explorer が CICS Transaction Server for z/OS® バージョン 3 システムに接続されている場合には、リソースは表示のみできます。 しかし、CICS Explorer が CICS Transaction Server for z/OSバージョン 4 の CICSPlex SM WUI または単一 CICS 領域に接続されている場合には、 操作ビューを使用して以下のアクションを実行できます。
CICS Explorer 管理ビューには、CICS と CICSPlex SM のリソース定義の詳細が表示されます。 CICS Explorer が CICS Transaction Server for z/OS バージョン 4 の CICSPlex SM WUI に接続されている場合には、 管理ビューとリソース・エディターを使用して、以下のアクションを実行できます。 CICS Explorer バージョン 1.0 では、単一の CICS 領域における管理操作はサポートされていません。

CICS Explorer リソース・エディターでは、 エディターの 1 ページ以上を使ってリソース定義属性が表示されます。 1 つのページは「属性」ページで、ここには、熟練した CICS ユーザーが CICS Explorer に移動しやすいよう、属性が CEDA または CICSPlex SM WUI での表示と同じようにグループ化されてテーブル形式で表示されます。 それ以外のページには、論理的にグループ化された属性が表示されますが、経験の浅い CICS ユーザーが更新処理を単純化できるように、各属性には詳細が表示されます。すべての属性には、エントリーがリアルタイムで検証される、フィールド・レベルの検証が有効です。 エラーはエラー・アイコンで示されます。エラー・アイコンは、エラーのあるフィールド、およびそのフィールドが表示されるページを示します。

CICS Explorer には、リソース・ビューのコンテキスト・ヘルプと詳細なヘルプ、および CICS Explorer と基本的 Eclipse 機能の使用方法に関するヘルプが含まれています。 CICS と CICSPlex SM の詳細なヘルプについては、CICS Transaction Server for z/OS インフォメーション・センターを参照してください。

次のステップ

Eclipse インターフェースを初めて使用する場合は、このヘルプの「概念」セクションの「Eclipse の概要」というトピックで Eclipse に関する説明を読むことができます。

Eclipse インターフェースを使い慣れている場合は、このセクションの「基礎チュートリアル」というトピックに移動して、CICS Explorer の使用法について学習できます。

または、検索バーを使用してこのヘルプの特定の情報を見つけることもできます。