FTP システム接続の構成

System z パースペクティブのビューを使用するには、FTP 接続が必要です。デフォルトでは、接続はセキュアな形式のプロトコル、FTP over TLS を使用します。セキュア接続に成功しなかった場合には、セキュリティーなしで接続が再試行されます。

始める前に

少なくとも 1 つの接続"資格情報"がなければ、システム接続を構成できません。資格情報は、ユーザー ID およびパスワードの組み合わせのリポジトリーです。 詳しくは、トピック接続資格情報の定義を参照してください。

手順

  1. ワークベンチ・メニュー・バーで、「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。「設定」ダイアログで、「CICS Explorer」を展開し、「接続」をクリックします。「接続プリファレンス」ビューが表示されます。 それが事前構成されている場合には、以下の例のように、接続の詳細が表示されます。 事前構成されていない場合には、フィールドはブランクになります。
    事前構成されている FTP 接続を表示する「接続プリファレンス」ビュー
  2. 「新規」をクリックして、システム管理者により提供された詳細をフィールドに記入します。 以下の表では、フィールドの説明を記載します。
    オプション 説明
    タイプ 接続のタイプ。FTP 接続であれば、System z - FTP です。
    名前 この接続を識別するためのローカル名。 名前は自由に選択でき、異なる接続を区別するための助けとしてのみ使用されます。
    ホスト名 FTP サーバーの TCP/IP ホスト名。
    ポート番号 サーバーへのアクセスに使用されるポート。FTP であれば、常にポート 21 です。
    資格情報 このシステム用のユーザーの資格情報。この接続についての資格情報をまだ定義していない場合、「資格情報」ハイパーリンクをクリックして、資格情報ページを開き、資格情報を定義します。
    転送モード 組織で使用している FTP に応じて「アクティブ」または「パッシブ」を選択します。デフォルトのモードは「パッシブ」です。
    セキュア接続の試行 セキュア FTP を使用した接続を試みる場合は、このチェック・ボックスを選択します。 試行が成功しなかった場合には、セキュリティーなしで接続が再試行されます。
    注: セキュア FTP は、ログイン資格情報のみを暗号化します。データ暗号化をサポートするように FTP サーバーを構成できるかどうかについて、システム管理者に問い合わせることができます。
  3. 構成を保存する場合には「適用」をクリックします。処理を取り消して、新規接続を保存せずにプリファレンス・ビューを閉じる場合には「取り消し」をクリックします。

タスクの結果

接続を保存したら、「接続」をクリックして FTP サーバーに接続できます。「接続」をクリックすると、CICS Explorer は、構成した FTP システムへの接続を試行します。 「サインオン」ダイアログが表示され、パスワードを確認または入力する必要があります。 接続が失敗した場合、「接続プリファレンス」ダイアログにエラー・メッセージが表示されます。アクティブな FTP 接続により、データ・セットおよびログを表示することができます。

または、「OK」をクリックし、「設定」ダイアログを閉じ、後で接続します。