アプリケーションを CICS® バンドル・プロジェクトとして CICS Explorer™ からデプロイし、BUNDLE リソースを使用して
リソースを動的に作成できます。BUNDLE リソースはアプリケーションを表すため、
BUNDLE リソースを有効および無効にすることにより、アプリケーションの可用性を CICS で管理することもできます。
このタスクについて
バンドル・プロジェクトとは、アプリケーションのすべてまたは一部を表すために CICS 領域に配置できる CICS リソース、成果物、参照、およびマニフェストのコレクションです。マニフェストとは、アプリケーションの前提条件となるシステム・リソースを含む、バンドル・コンテンツを示すファイルです。CICS では、これらのシステム・リソースは動的に作成されませんが、これらが CICS 領域にあることを確認することができます。
このように各リソースが独立していることにより、バンドルを再パッケージしたり再デプロイしたりすることなく、同じアプリケーションを複数の
CICS 領域にインストールできます。
CICS Explorer で CICS バンドル・プロジェクトを作成した場合、これを CICS 領域にエクスポートする必要があります。
バンドル・プロジェクトを .zip ファイルとしてローカル・ファイル・システムにエクスポートし、そのアーカイブ・ファイルを z/OS® UNIX に転送してディレクトリーに抽出するか、プロジェクトを z/OS UNIX に直接エクスポートできます。また、バンドル・プロジェクトの BUNDLE
リソースを定義し、有効にする必要もあります。その後、CICS はバンドル・プロジェクト・アプリケーション・リソースを動的に作成します。
注: ネットワークでインターネット・プロトコル・バージョン 4 (IPv4) を使用している場合にのみ、バンドルを z/OS UNIX ファイル・システムに直接エクスポートできます。
この手順は、IPv6 ネットワークでは有効ではありません。SSL トラフィックを受け入れるように、ポートをセキュアにすることができます。
これが終わると、CICS Explorer はこれを検出して
Secure Sockets Layer (SSL) モードに切り替えるため、すべてのデータ・フローが暗号化されます。
SSL 接続を確立できない場合は、基本認証が使用されます。
次のタスク
BUNDLE リソースを有効および無効にすることにより、バンドル・プロジェクト・アプリケーションの可用性を CICS で管理できます。