スキーマ・バージョン

スキーマ・バージョンは、それぞれのシステムとの最大限の互換性を実現するために使用します。

変更の始まり
スキーマ・バージョンは、次のようにスキーマ内に示されるバージョン番号とリリース番号で識別されます。
CICSEPSchemaRelease="1" CICSEPSchemaVersion="1"

スキーマのバージョン番号は、CICS リリースごとに、そのリリースに新しいスキーマが含まれている場合に増分されます。 サービスによって新しいスキーマが導入されると、スキーマ・リリース番号が増分されます。 変更の始まりサポートされている最高のスキーマ・レベルを表示するには、CEMT INQUIRE EVENTPROCESS コマンドを入力します。変更の終わり

CICS® イベント・バインディング・エディターは、 スキーマをできる限り低いレベルに保つことにより、 新しいスキーマ・バージョンをサポートしていない可能性のあるシステムとの最大限の互換性を提供します。 CICS イベント・バインディング・エディターは、evbind ファイル内の バージョン番号とリリース番号を、ユーザーが選択するオプションの最小レベルに設定します。 イベント・バインディング・ファイルが、CICS でサポートされているスキーマ・バージョンよりも新しいスキーマ・バージョンを使用している場合、 そのイベント・バインディング・ファイルのインストールは失敗します。表 1 にリストされていない機能は、最小スキーマ・レベルが 1.0 の基本機能です。

表 1. イベント・バインディング機能の最小スキーマ・バージョン
機能 スキーマ・バージョン
HTTP EP アダプター 1.1
変更の始まり保証されているイベント (同期発行)変更の終わり 変更の始まり2.0変更の終わり
変更の始まりCOBOL のゾーン SIGN SEPARATE および SIGN LEADING変更の終わり 変更の始まり2.0変更の終わり
変更の始まりデータ・ソース (ファイル名、構造名、および変数名)変更の終わり 変更の始まり2.0変更の終わり
変更の始まりEPADAPTER 変更の終わり 変更の始まり2.0変更の終わり
変更の始まり浮動小数点データ型サポート (2 進数、10 進数、および 16 進数)変更の終わり 変更の始まり2.0変更の終わり
変更の始まりヌル終了文字および 16 進数ストリング・データ型サポート変更の終わり 変更の始まり2.0変更の終わり
変更の始まりシステム・イベント変更の終わり 変更の始まり2.0変更の終わり
変更の始まりXML 形式のイベント (Common Base Event、Common Base Event REST、または WebSphere Business Event) を出力する TS キュー EP アダプター変更の終わり 変更の始まり2.0変更の終わり
変更の終わり