概念
以下のトピックでは、
CICS® イベント・バインディング・エディター
の背後にある概念について説明します。
イベント処理とは
イベントとは、企業にとって重要な、あらゆる発生事象です。 イベント処理とは、イベントのキャプチャー/エンリッチメント/形式設定/出力、出力されたイベントのその後のルーティングとさらなる処理 (他のイベントと組み合わせて行われる場合もあります)、および処理されたイベントのコンシュームのことです。
CICS がイベント処理をサポートする方法
CICS では、 特定の EXEC CICS コマンドの実行時や、特定のシステム状態の発生時の、アプリケーションからのイベント生成をサポートします。 例えば、ファイル状況が変化したときや、未処理のトランザクション異常終了が発生したときなどです。 これらのイベントは、さまざまなイベント利用者によって使用されます。
イベント処理 (EP) アダプター仕様
EP アダプター仕様とは、その仕様を使ってイベントをフォーマットして出力する方法を定義する XML 定義です。
イベント処理 (EP) アダプター構成エディター
EP アダプター構成エディターは EP アダプターを構成するために使用します。
CICS がイベント出力を保証する方法
同期出力モードと適切なトランザクション・モードで EP アダプターを使用することにより、確実にイベントを出力させることができます。 同期出力では、イベントの書式設定と出力処理がキャプチャー・トランザクションの作業単位内で同期的に完了されます。 作業単位は、イベントが出力された場合のみ正常に完了します。
イベント処理検索
イベント処理 (EP) 検索を使用すると、イベント・バインディングおよび EP アダプター構成の中から、指定したリソースを検索することができます。 また、インポートされた言語構造の変数、構造、およびコピーブックの名前を検索することもできます。 検索有効範囲を使用すると、ワークスペースまたはオンライン CICS リソースのいずれかを検索できます。
CICS イベント・バインディング・エディター・タブ
イベント・バインディング・ファイルは、一連のイベント仕様を CICS に定義する XML ファイルです。 各イベント・バインディング・ファイルは、個別に配置できます。 イベント・バインディングは、複数の部分から成ります。それぞれの部分はエディターの個別のタブで編集されます。
スキーマ・バージョン
スキーマ・バージョンは、それぞれのシステムとの最大限の互換性を実現するために使用します。