z/OS Unix ファイルの編集

z/OS Unix ファイル・システムのファイルを開き、その内容を編集するには、z/OS® Explorer を使用します。 変更が完了したら、権限がある場合はファイルを保存することができます。 「名前を付けて保存」アクションを使用して、別のファイル名またはファイル・パスで変更を保存することもできます。

編集のためにファイルを開くには、z/OS Unix ファイル・ビューでファイルを見付けて右クリックし、「開く」をクリックします。 または、ファイルをダブルクリックすることもできます。ファイルは、エディター・ビューで開かれます。
重要: 編集のためにファイルを開くと、z/OS Explorer によってローカル・ワークスペースにファイルのコピーが配置されます。ファイルを保存すると、z/OS Explorer によって z/OS UNIX ファイル・システムのファイルがワークスペースのコピーに置き換えられます。 z/OS Explorer がファイル・システムのファイルのコピーを取得した後にファイル・システムのファイルに変更が加えられた (例えば、別のユーザーが変更を行ない保存した) 場合は、ファイル・システムのファイルは上書きされそのユーザーによる変更は失われます。

F5 を押すと、ワークスペース内のファイルの内容を随時最新表示できます。このアクションによりコピーはサーバーのコピーと同期されますが、ローカルで加えた変更が保存されていなかった場合はその変更が失われるため、再び変更を行なう必要があります。ファイルに保存されていない編集がある場合、最新表示アクションは使用不可になり、変更が失われないようにします。

最初に編集のためにファイルを開く場合、ファイルはワークベンチの編集領域のエディター・ビューで開かれます。 次の画面取りは、エディター・ビューで開かれたファイルの例の画面取りを示しています。

エディター・ビューで開かれたファイルの例を示す画面取り

ワークベンチのステータス・バーは、ファイルについての詳細を示します。 先の例のステータス・バーの情報は次の画面取りのようになります。ステータス・バーの画面取りには、3 つのフィールドが表示されています。最初のフィールドのテキストは、ファイルが書き込み可能であることを示しています。2 番目のフィールドのテキストは、エディターが挿入モードであることを示しています。3 番目のフィールドの数字は、カーソルが 5 行目の 20 列目にあることを示しています。
ステータス・バーの画面取りには、3 つのフィールドが表示されています。最初のフィールドのテキストは、ファイルが書き込み可能であることを示しています。2 番目のフィールドのテキストは、エディターが挿入モードであることを示しています。3 番目のフィールドの数字は、カーソルが 5 行目の 20 列目にあることを示しています。
ファイルが書き込み可能であること、エディターが挿入モードであること、カーソルが 5 行目の 20 列目にあることを示しています。
注: ファイル許可が読み取り専用である場合でも、z/OS Unix ファイルは書き込み可能として表示されます。 これは、エディターでファイルを変更してから、「名前を付けて保存 (Save As)」アクションを使用して、別のファイル名で、あるいは別の場所にファイルを保存することもできるためです。
エディターで行番号を表示するには、垂直バー (ビューの左方にある) を右クリックし、メニューから「行番号を表示」をクリックします。

ファイルを変更すると、ビュー・タブのファイル名の前にアスタリスクが置かれます。 ファイル名の前にアスタリスクがあるビュー・タブの画面取り アスタリスクはファイル内容が変更されたが、保存されていないことを示しています。

次の編集アクションは、ワークベンチの「編集」メニューまたは「ビュー」コンテキスト・メニューから使用可能です。

表 1. 「編集」メニューのアクション
名前 機能 キーボード・ショートカット
入力を元に戻す (Undo typing) エディターの最終変更を元に戻します Ctrl + Z
やり直し 元に戻した以前の変更をやり直します Ctrl + Y
切り取り 現在選択しているテキストやエレメントをクリップボードにコピーし、エレメントを除去します。 クリップボードが貼り付けられるまで、エレメントの除去は実行されません。 Ctrl + X
コピー 現在選択しているテキストやエレメントをクリップボードにコピーします。 Ctrl + C
貼り付け 現在の内容をテキストとしてエディターに貼り付けるか、または兄弟や子のエレメントとして現在選択しているエレメントに貼り付けます。 Ctrl + V
削除 現在選択しているテキストまたはエレメントを削除します。 Delete キー
次を検索 (Find Next) 現在選択しているテキストの次の出現を検索します。 Ctrl + K
前を検索 (Find Previous) 現在選択しているテキストの前の出現を検索します。 Ctrl + Shift + K
次をインクリメンタル検索 (Incremental Find Next) インクリメンタル検索モードを開始します。呼び出し後、検索テキストを入力します。入力するにつれて、文字の位置にカーソルが移動します。カーソルの位置は入力したテキストに後方一致した場所になります。 入力したテキストは、ステータス・バーに表示されます。 Ctrl + J
前をインクリメンタル検索 (Incremental Find Previous) 前方にインクリメンタル検索モードを開始します。呼び出し後、検索テキストを入力します。入力するにつれて、文字の位置にカーソルが移動します。カーソルの位置は入力したテキストに前方一致した場所になります。 Ctrl + Shift + J
ツールチップの説明を表示 (Show Tooltip Description) 使用できません なし。
ワード補完 (Word Completion) 開かれているすべてのエディターで検出されたすべてのワードに基づいて、現在のストリングのワード補完を提示します。 Alt + /
表 2. 「ビュー」コンテキスト・メニューのアクション
名前 機能 キーボード・ショートカット
入力を元に戻す (Undo typing) エディターの最終変更を元に戻します Ctrl + Z
ファイルを戻す (Revert File) 現在のエディターの内容を、最後に保存したファイルの内容に戻します。エディターに未保存の変更が含まれていない場合、無効状態になっています。  
保存 現在のエディターの内容を保存します。エディターに未保存の変更が含まれていない場合、無効状態になっています。 Ctrl + S
名前を付けて保存 (Save As) 現在のエディターの内容を、別のファイル名で、あるいは別の場所に保存します。 エディターに未保存の変更が含まれていない場合、無効状態になっています。  
表示 (Show In) 使用できません Alt + Shift + W
切り取り 現在選択しているテキストやエレメントをクリップボードにコピーし、エレメントを除去します。 クリップボードが貼り付けられるまで、エレメントの除去は実行されません。 Ctrl + X
コピー 現在選択しているテキストやエレメントをクリップボードにコピーします。 Ctrl + C
貼り付け 現在の内容をテキストとしてエディターに貼り付けるか、または兄弟や子のエレメントとして現在選択しているエレメントに貼り付けます。 Ctrl + V

ファイルの編集が完了したら、z/OS Explorer ツールバーの「保存」アイコンをクリックするか、またはエディター・ビュー内を右クリックして「名前を付けて保存」をクリックし、別のファイル名で、または別の場所に変更を保存します。 エディター・タブの X をクリックして、エディターを閉じます。変更を保存する前にエディターを閉じようすると、「リソースを保存 (Save resource)」ダイアログが表示され、変更を保存するかどうかを尋ねます。