新しい JCICS アプリケーションを開発した場合、または既存のアプリケーションをプラグイン・プロジェクトにパッケージ化した場合には、プロジェクトのマニフェスト・ファイルを更新して CICS-MainClass 宣言を含める必要があります。
CICS-MainClass 宣言は、アプリケーションで使われるクラスを宣言するために使用されます。
この宣言を手操作でマニフェスト・ファイルに追加する必要があります。
このタスクについて
このタスクでは、プロジェクトのマニフェスト・ファイルの編集方法、および CICS-MainClass 宣言の追加方法について説明します。
手順
- マニフェスト・ファイルをエディターでまだ開いていない場合は、「パッケージ・エクスプローラー (Package Explorer)」ビューでプロジェクト名を右クリックして、「PDE ツール (PDE Tools)」>「マニフェストを開く (Open Manifest)」をクリックします。 マニフェスト・ファイルがマニフェスト・エディターで開きます。
- 「MANIFEST.MF」タブを選択します。ファイルの内容が表示されます。
- 次の宣言をマニフェスト・ファイルに追加します。 CICS-MainClass: appname.classname ここで、
- appname
- マニフェスト・ファイルに表示されるバンドル名です。
- classname
- アプリケーションで使用されるクラスの名前です。複数のクラスが使用される場合、appname.classname エレメントをコンマで区切って繰り返します。
オプション: CICS-MainClass 宣言で別名を使用できます。例えば、宣言 CICS-MainClass:
Table_application.CreateTable;alias=table1 は、別名 table1 を CICS-MainClass. Table_application.CreateTable に割り当てます。
プログラムを CICS に定義するとき、別名 table1 をクラス名の代わりに使用します。同じプログラムの複数のバージョンがあり、それぞれが同じクラス名を持つ場合には、別名が便利です。
別名を使用することによって、異なるバージョンを識別できます。
次の画面取りは、サンプル CICS Hello のマニフェスト・ファイルの例を示しています。
サンプル・アプリケーションには、HelloCICSWorld と HelloWorld の 2 つのクラスが含まれ、これらは、CICS-MainClass 宣言のマニフェスト・ファイル内で宣言されています。アプリケーションで使われるそれぞれのクラスに関して CICS-MainClass 宣言を追加する必要があります。
- クラス宣言をすべて追加した後、Ctrl
+S を押してマニフェスト・ファイルを保存します。
タスクの結果
これで、プラグイン・プロジェクトを CICS バンドルに追加して、zFS に配置できるようになりました。
CICS® バンドルは、1 つ以上のプラグインを含むことができ、CICS のアプリケーションの配置の単位です。