「トランザクション」ビュー

「トランザクション (Transaction)」ビューは、CICS® IA で認識されるすべてのトランザクションをアルファベット順にリストして表示します。

トランザクションのリストには、プログラム実行中のトランザクションと、対話の結果であるトランザクションが含まれます (つまり、これらはタイプ TRANSID の CICS リソースです)。

認識されるすべてトランザクションをリストした「トランザクション」ビューの画面取り。

「トランザクション」タブの下のテキスト・フィールドを使用して、リストの中のトランザクションをフィルターに掛けることができます。以下の画面取りに示されるように、ワイルドカードとしてアスタリスク (*) を使用できます。「*P*」という値を入力すると、名前に「P」が含まれるすべてのトランザクションを検索します。「P2*」という値を入力すると、「P2」で始まるすべてのトランザクションを検索します。また、「P*2」という値を入力すると、「P」で始まり、「2」で終わるトランザクションを検索します。

テキスト・フィールドに「P*2」を入力して、「P」で始まり、「2」で終わるトランザクションだけを表示するようにトランザクションのリストを制限した画面取りを以下に示します。

「トランザクション」ビューの画面取り。「P*2」を使用した検索結果を示します。結果は、「PA2」と「PS2」です。

検索するには、Enter キーを押します。

選択したトランザクションについての情報が「プロパティー」ビューに表示されます。

すべての領域または特定の領域におけるトランザクションを分析するには、トランザクション名を右クリックして、メニューからいずれかのオプションを選択します。 トランザクションによって使用されるリソースと、その使用場所が表示されます。

トランザクションを右クリックしたときに表示されるメニューの画面取り。
オプションとして、「タスクの表示」、「プログラムで使用」、「トランザクションで使用」、「タイプ別のアフィニティーの表示」、「コマンド・フローの実行の表示」、「使用リソース」、「ビューの表示」、および「資産の詳細」があります

プログラムまたはトランザクションのプロパティーは、コレクション ID で分割されます (例えば、コレクションのトランザクション)。検索スコープを設定しない場合、すべての項目が「プロパティー」ビューに表示されます。コレクション ID を検索スコープとして設定する場合、プロパティーにはこのコレクション ID のみが表示されます。プロパティー表にこのコレクション ID の項目が存在しない場合、表示されるデータはありません。

検索値 DSW*2 を指定した「プログラム (Programs)」ビューの画面取り

テキスト・フィールドに入力した値を対象に検索を実行してプログラムのリストを表示するには、Enter を押します。

分析したいプログラム名を右クリックすると、そのプログラムが使用するリソースとプログラムの使用場所 (すべての領域または特定の領域) が表示されます。

「アプリケーションで使用 (Used By Applications)」を指定した「トランザクション」ビューの画面取り。

トランザクションのプロパティーは、コレクション ID で分割されます (例えば、コレクションのトランザクション)。検索スコープを設定しない場合、すべての項目が「プロパティー」ビューに表示されます。コレクション ID を検索スコープとして設定する場合、プロパティーにはこのコレクション ID のみが表示されます。プロパティー表にこのコレクション ID の項目が存在しない場合、表示されるデータはありません。

「...で使用」メニュー項目の 1 つをクリックすると、追加のオプションをサブメニューから選択できます。「すべての領域」をクリックして、すべての領域に対する検索をすぐに開始するか、「特定の領域」をクリックして特定の CICS 領域を選択できるダイアログを開きます。例えば、「アプリケーションで使用 (Used By Applications)」 > 「すべての領域」をクリックした場合、検索結果は「リソースの表示」ビューに表示されます。「領域で使用 (Used by Regions)」をクリックした場合も、結果は「リソースの表示」ビューに表示されます。

「アプリケーションで使用 (Used By Applications)」コマンドは、CICS IA V5.1 でのみ使用できます。古いデータベースに接続している場合、これらのコンテキスト・メニュー項目は、CICS IA パースペクティブでは使用不可になります。IA パースペクティブの外部では、これらのコマンドは使用可能ですが、アプリケーション・データを古いデータベースからフェッチしようとすると、次の警告メッセージが表示されます。

V5.1 より前のデータベース・リリースに接続されている間に「アプリケーションで使用 (Used By Applications)」または「領域で使用 (Used by Regions)」オプションを使用しようとするときに表示される警告メッセージ