コマンド・フロー・エディター

「コマンド・フロー・エディター」は、現在の接続されているユーザー ID のコマンド・フロー・コレクターのさまざまなオプションを編集するために使用します。 コレクターは 「停止済み (Stopped)」状態である必要があります。

「コマンド・フロー・エディター」を開くには、「IA 操作」ビューでユーザー ID をダブルクリックするか、または「コレクター・オプションの編集」アイコンを選択します。

コマンド・フロー・エディター

コレクターが現在停止している場合は、コマンド・フロー・エディターを使用して、コマンド・フロー・コレクター・オプションを表示または編集できます。

コマンド・フロー・エディターの画面取り

コマンド・フロー・エディターを使用すると、ご使用のユーザー ID の以下のコマンド・フロー・オプションを編集できます。
  • コマンド・フロー・オプション
    • コマンド・フロー ID: 最大 16 文字の長さまで指定できます。
    • トレースされた端末 ID: 最大 4 文字の長さまで指定できます。また、アスタリスク (*) を使用して、任意の端末 ID にマッチングさせることもできます。
    • トレースされたユーザー ID: 最大 8 文字の長さまで指定できます。
    • 停止前のレコード: 停止前に収集する CICS IA ジャーナル・レコードの数。値 0 は、制限が適用されないことを示します。
    • 停止前のタスク: 停止前に処理する CICS タスクの数。値 0 は、制限が適用されないことを示します。
    • トランザクション除外リスト: 最大 8 文字まで指定できます (英数字、@、#、または $ 文字のみ)。 除外するトランザクション名の接頭部のリストの名前。 このリストに含まれている接頭部で始まる名前を持つトランザクションのデータは収集されません。
    • プログラム除外リスト: 最大 8 文字まで指定できます (英数字、@、#、または $ 文字のみ)。 除外するプログラム名の接頭部のリストの名前。 このリストに含まれている接頭部で始まる名前を持つプログラムのデータは収集されません。
  • ジャーナル
    • ジャーナル・コピーの基準: 「LAST」「USER」、または「CFID」 (コマンド・フロー ID) を選択できます。
  • アプリケーション
    • アプリケーション・フィルター: 以下の 3 つの値のうちの 1 つです。
      • すべてのアプリケーション: コレクターによってすべてのアプリケーションのデータが収集されます。 このオプションは、「アプリケーション」フィールドの残りのオプションを使用不可にします。
      • 特定のアプリケーション: コレクターによって、指定したアプリケーションのみのデータが保管されます。 アプリケーション名とそのバージョンを指定できます。
      • なし: コレクターによって、アプリケーション・フィルターが無視されます。 このオプションは、「アプリケーション」フィールドを使用不可にします。
    • アプリケーション名: 長さは最大 64 文字まで可能です。名前の先頭をスペースにすることはできません。
    • メジャー・バージョン (Major version)/マイナー・バージョン (Minor version)/マイクロ・バージョン (Micro version): 指定されたアプリケーションの正確なバージョンを定義するために使用します。 値は、0000 から 9999 までの範囲でなければなりません。
  • トランザクション・リスト
    • トランザクション・リスト: 最大 4 文字の長さまで指定できます。
    • 最大 5 個の別個のトランザクション ID を入力できます。
  • その他
    • 動的呼び出し: 「Y」または「N」を選択できます。
    • ユーザー出口名: 最大 8 文字の長さまで指定できます。
  • 領域のアプリケーション ID のリスト
    • これらの APPLID によって、コマンド・フローが開始される領域が指定されます
    • 最大 15 個の CICS® APPLID を入力できます。
入力するテキストは、大文字に変更されます。 値の内容はチェックされません。値の文字数のみがチェックされます。

照会を変更したが、まだ保管していない状態でユーザー ID の開始を試みると、データ損失を回避するように促す警告が表示されます。 エディターが閉じると警告が表示されます。未保管の変更内容を使用してエディターを復元するか、または警告を無視して変更内容を破棄するかを選択できます。

コレクター実行中にコマンド・フロー・エディターを開くことはできません。この操作を行うボタンは、コレクターの開始時に自動的に使用不可になります。 コマンド・フロー・エディターが開いているときに、「IA 操作」ビューを開いて「開始」をクリックすることはできますが、警告が表示され、コレクターを停止してコマンド・フローの変更内容を保存するかどうかを選択できます。 エディターを使用して一部の値を変更できますが、コレクターを停止するまで、それらの変更を保管できません。 コレクターがまだ実行している間に変更を保管しようとする場合、警告メッセージが表示されます。警告メッセージに対して「はい」をクリックするとコレクターが停止します。 「いいえ」をクリックするとエディターに戻ります。

アプリケーション・フィルター

ホスト・システムの CINT および CINC トランザクションで行う場合のように、CICS IA プラグインでアプリケーションを選択できます。 コマンド・フロー・エディターで、「アプリケーション・フィルター」「特定のアプリケーション」に設定し、「アプリケーション・フィルター」ボタン 「アプリケーション・フィルター」ボタン をクリックします。 必要なアプリケーションを選択できるウィンドウが開きます。

アプリケーションをリストから選択することも、「アプリケーション名でフィルタリング (Filter by Application Name)」フィールドに名前の一部を入力することもできます。

「アプリケーションの選択」ウィンドウの画面取り。

選択内容をさらに絞り込むために、オプション・フィールド「メジャー・バージョン」「マイナー・バージョン」、および「マイクロ・バージョン」に要件を入力することもできます。 一致するアプリケーションが表にリストされます。該当する行を選択し、「OK」をクリックします。