視覚化ビューでのシステム・モデルの表示

視覚化ビューには、システム・モデルがグラフィカルに表示されます。 この 3 つの視覚化ビューでは、同じモデル・データを使用していますが、各ビューではデータが異なる方法で表示されます。 「すべて展開」および「すべて省略」アイコンを使用してシスプレックスの内容および MVS™ イメージを表示し、詳細情報にアクセスするためにオブジェクトを開くことができます。

視覚化ビューを開くには、「DA エクスプローラー」ビューの接続名を右クリックしてから、「視覚化を開く (Open Visualization)」の上にカーソルをかざし、表示されたリストからビューを選択します。

各ビューは、シスプレックスを表すコンテナー・オブジェクトで構成されます。 シスプレックス名が表示され、アイコンは、シスプレックス内の MVS イメージの数を示しています。 次の例では、シスプレックス名は Plex2 であり、9 個の MVS イメージを含んでいます。

Plex2 というコンテナー・オブジェクトを表示する視覚化ビューの画面取り。 横に数字の 9 の付いたアイコンが、モデル内に 9 個の MVS イメージがあることを示しています。

シスプレックス・コンテナーを展開すると、MVS イメージは、シスプレックス・コンテナー内のコンテナー・オブジェクトとして表示されます。 MVS イメージごとに 1 つのオブジェクトがあります。 次の例では、MV26 および MV27 という 2 つの MVS イメージ・コンテナーが表示されています。

Plex2 というコンテナー・オブジェクトを表示する視覚化ビューの画面取り。 横に数字の 9 の付いたアイコンが、モデル内に 9 個の MVS イメージがあることを示しています。 MVS イメージが展開され、イメージごとに 1 つのコンテナー・オブジェクトが表示されています。 各 MVS イメージ・コンテナー・オブジェクトは、いくつかのアイコンを示しており、各アイコンは MVS イメージ内のモデル要素を表しています。

各 MVS イメージ・コンテナー・オブジェクトは、MVS イメージの名前、およびその MVS イメージ内のモデル要素を表すアイコンをいくつか示しています。概要アイコンを示す画面取り アイコンの上にポインターを移動すると、そのアイコンが表すモデル要素のタイプを表示できます。

MVS イメージ・コンテナーを展開すると、モデル要素は個々のオブジェクトとして表示されます。 各オブジェクトは、モデル要素の名前およびその他の関連情報を示します。 オブジェクトの上にポインターを移動して詳細を表示したり、オブジェクトをダブルクリックしてリソース固有のエディターでオブジェクトを開いたりすることもできます。

Plex2 というコンテナー・オブジェクトを表示する視覚化ビューの画面取り。
横に数字の 9 の付いたアイコンが、モデル内に 9 個の MVS イメージがあることを示しています。 MVS イメージが展開され、イメージごとに 1 つのコンテナー・オブジェクトが表示されています。 各 MVS イメージ・コンテナー・オブジェクトは、いくつかのアイコンを示しており、各アイコンは MVS イメージ内のモデル要素を表しています。
MVS イメージの 1 つが展開され、MVS イメージ内の個々のモデル要素が表示されています。 各要素は、単一のオブジェクトによって表されます。

各要素の最後に確認された状況は、要素アイコンの装飾子、および要素カラーによって示されます。以下の画面取りの例は、表示されることがある 3 とおりの状況を示しています。

稼働中状況: 最後に確認された状況が稼働中であるリソース要素の例。
この状況は、アイコン上の緑色の装飾子によって示されます。 停止状況: 最後に確認された状況が停止であるリソース要素の例。この状況はアイコン上の赤色の装飾子によって示されます。 不明状況: 最後に確認された状況が不明であるリソース要素の例。この状況は、アイコン上の疑問符装飾子によって示されます。
注: 不明 の状況は、CICS 領域に重複するジョブ名があったり、CICS DA モデルがシステムと同期がとれていなかったりする場合に、発生する可能性があります。不明状況が表示される場合は、ディスカバリー・アクションを実行し、モデルを再ロードして状況をリフレッシュすることによって解決できます。ただし、不明状況は、それの原因となった状態が再発すると、元に戻る可能性があります。最後に確認された状況は標識にすぎず、無視しても安全です。正確な状況については、必ず CICS モニター・ツールを使用する必要があります。

個々のモデル要素のレイアウトは、開いている視覚化ビューによって異なります。 レイアウトについては、個々のトピックで説明します。