「z/OS® コマンド」ビューは、z/OS コンソールへのコマンド行インターフェースを提供します。 z/OS コマンドをテキスト・フィールドに入力すると、応答がビューに表示されます。
使用が許可されているコマンドであれば、どれでも入力できます。 Enter キーを押して、コマンドを実行依頼します。 次の画面取りは、コマンド d a,l からの応答を示しています。
「z/OS コマンド」ビューは、TSO/E CONSOLE コマンドを使用して、要求を処理します。 コマンドの処理に使用されるコンソールの名前は、CICS® Deployment Assistant 接続の z/OS コンソールの設定に基づいて決定されます。 このコンソールの名前は、CICS DA ユーザー ID に固有でなければならず、他のコンソール・インターフェースによって使用されるものと同じにすることはできません。
CICS Deployment Assistant 接続から参照される FTP 接続に関連付けられたユーザー ID には、このビューで使用されるすべてのコマンドを発行するための必要な権限がなければなりません。 使用可能な機能は、使用中のセキュリティー・マネージャー、および使用されているユーザー ID の属性によって決まります。 例えば、RACF® ユーザーの場合、ユーザーは通常、ユーザー ID の OPERPARM RACF セグメントからコンソール属性を取得します。 これは特に、コンソール権限を制御するためのものです。
コンソール権限によっては、特定の WTOR メッセージに応答できない場合があります。 OPERPARM セグメントの詳細については、「RACF コマンド言語解説書」、またはご使用のセキュリティー・マネージャーでのこれに相当するものを参照してください。
z/OS コマンドが処理のために実行依頼されると、「z/OS コマンド」ビューは、CICS DA 接続の z/OS コマンドのタイムアウト設定に指定されたタイムアウトの期間だけ待機します。 コマンドへの応答がこのタイムアウト期間内に受信されると、応答が「z/OS コマンド」ビューに返されます。
応答を受信するかどうかは、発行されたコマンドおよびそのコマンドを処理するサブシステムに依存しています。 例えば、MVS™ START コマンドが正常に実行されても、通常はそのコマンド応答は出されません。 コマンドへの応答を出すサブシステムは、コンソール名に基づく応答をサポートし、CICS DA が応答を取得するために使用する z/OS コマンドおよび応答トークン (CART) を受け付けるものでなければなりません。 「z/OS コマンド」ビューで返される出力は、出力が CICS DA 接続内で生成されるかどうかに依存しています。