「使用」ビュー

トランザクションまたはプログラムが表示されている CICS® IA plug-inの任意のビューからリソースをさらに探索し、トランザクションがどのリソースを、どの領域で使用しているかを判別することができます。

プログラムまたはトランザクションのリソースが使用されている領域を表示するには、リソースを右クリックしてから、「使用リソース」をクリックします。 特定の領域の使用状況を分析するのか、すべての領域の使用状況を分析するのかを指定できます。

ポップアップ・メニューが表示されている「リソースの表示」ビューの画面取り

選択したリソースと領域に関する情報は、「使用 (Uses)」ビューに取り込まれます。

「使用リソース」 > 「特定の領域」を選択すると、その領域で使用されるリソースが表示されます。 ファイル・リソースごとに、ファイル制御コマンドとその機能シップ・データ REMOTE SYSID および REMOTE NAME がリストされます。
「リソース」ビューに、REMOTE SYSID および REMOTE NAME がファイル制御コマンドと共に表示されています。
注: 「使用リソース」 > 「すべての領域」を選択した場合には、REMOTE SYSID および REMOTE NAME が表示されません。

「使用リソース」を選択すると、このプログラムで使用されるすべてのリソースが表示されるとともに、そのプログラムからロードされたすべてのプログラムが表示されます。 領域のツリーは、元のプログラム、および他のプログラムによって使用されていたリソースを表示します。 リソースをクリックすると、それを使用しているプログラムが表に示されますが、元のプログラムはこのリストに含まれない場合もあります。

「使用」ビューの画面取り。選択されたプログラムと、データが取り込まれた「リソース別」ペインが示されています。
上記の画面取りで、プログラム TST4CVD2 によって呼び出された TST4CVD3 は、一時ストレージ・リソースを使用していました。

「使用されるリソース」ペインには、プログラムまたはトランザクションによって使用されるリソースが、タイプ別にフォルダーに編成されて表示されます。

ビューのツールバーの 「verb でグループ化」アイコン 「verb でグループ化」アイコン を使用すると、「使用されるリソース」ペインの情報をソートできます。

リソースによって結果をソートできます (デフォルト)。 これにより、それに対して実行されたすべての verb が次のように各リソース・ノードに含まれます。

「使用されるリソース」ペインの結果をリソースでソートしたところの画面取り
また、verb によって結果をソートすることもできます (横に矢印アイコンが付きます)。 こうすると、それによって使用されたすべてのリソースが次のように各 verb ノードに含まれます。
「使用されるリソース」ペインの結果を verb によってソートしたところの画面取り
このコンテキストでの verb は、CICS API から発行される EXEC CICS コマンドです。

現在のプログラムまたはトランザクションが開始された実行階層が、ペインに表示されます。

リソースを選択すると、そのリソースを使用しているプログラムとトランザクションに関する情報が「リソース別 (By Resource)」ペインに取り込まれます。

リソースが選択されているときに、そのリソースが使用されている実行階層内のポイントを選択するには、「実行ツリー内の次の項目を取得」アイコン 「実行ツリー内の次の項目を取得」アイコン および「実行ツリー内の前の項目を取得」アイコン 「実行ツリー内の前の項目を取得」アイコン を使用します。

「実行ツリー内の次の項目を取得」アイコンを示す画面取り
「実行ツリー内の前の項目を取得」アイコンを示す画面取り

「使用されるリソース (Resources Used)」ペインでプログラムを選択すると、階層には、そのプログラムを使用しているツリー内の最初のリソースが表示されます。

「使用されるリソース (Resources Used)」パネルで選択されたリソースを使用しているプログラムの画面取り

「次の項目を取得」アイコンを使用してツリーを下方向にナビゲートすると、同じプログラムを使用する次のリソースに移動します。

「使用されるリソース (Resources Used)」パネルで選択されたリソースを使用しているプログラムの画面取り

イベント処理のキャプチャー仕様の作成

「使用リソース」情報を使用すると、イベント処理で使用するキャプチャー仕様を作成できます。 このオプションは、有効なイベント処理リソースに一致するリソースおよび API 呼び出しについてのみ使用できます。

このオプションを使用するには、まず、イベントの CICS バンドル・プロジェクトをセットアップし、使用可能にしておく必要があります。 詳しくは、「CICS Explorer ユーザー・ガイド」のCICS バンドル・プロジェクトの作成 を参照してください。

  1. 「Uses (使用)」ビューで、アスタリスク・アイコンの付いたリソースを右クリックします。
  2. 「イベントの作成」をクリックした後、表示されるメニューから、必要なイベント・タイプを選択します。 「Create Event Binding from a CICS resource (CICS リソースからのイベント・バインディングの作成)」ウィザードが開きます。

EXEC CICS コマンドに関連するイベント

EXEC CICS コマンドに関連するイベントは、ビュー内でコマンドの下位ノードとして表示されます。 これらの下位ノードは、コマンドに対して起動されるイベントです。 このイベントによって使用されるプログラムが「使用」ビューに表示されます。

「使用」ビューでのイベントの画面取り