Visual Basic の DB2 Everyplace アプリケーションを開発する場合は、
DB2 Everyplace CLI/ODBC インターフェースを使用します。このトピックでは、DB2 Everyplace を
使用して Visual Basic アプリケーションを開発するために完了すべきタスクについて、高所から見た概要を説明します。
制約事項
Visual Basic を使用して DB2 Everyplace 用のアプリケーションを開発する場合は、
以下の制限と要件を考慮する必要があります。
- SQLAllocHandleVer 関数をユーザーのアプリケーション・コードで直接使用しないでください。
SQLAllocHandleVer は、DB2 Everyplace によって内部的に使用されます。これを
ユーザーのアプリケーション・コードで使用すると、プログラム障害が発生する恐れがあります。
- Visual Basic が DLL 内で関数呼び出しをロードしたり処理したりする方法が
異なるため、デバッグが行えない場合があります。
- db2e.dll の DB2 Everyplace 関数を呼び出す Visual Basic 関数には、"On Error Resume Next" ステートメントが含まれていなければなりません。そうでないと、プログラムが正しく機能しません。
手順
DB2 Everyplace Visual Basic アプリケーションを開発するための基本ステップは、次のようになります。
- 新規の Visual Basic プロジェクトを作成する。
- db2ecli.bas ファイルを (DB2 Everyplace Visual Basic プロジェクト・ディレクトリーから) プロジェクト・フォルダーにコピーし、このファイルを Visual Basic プロジェクトに挿入する。
- DB2e.dll をプロジェクト・フォルダーにコピーする。
DB2e.dll をプロジェクト・フォルダーに入れたくない場合は、
db2ecli.bas ファイルの関数宣言に含まれている DB2e.dll へのパスを変更します。
- ユーザー独自のアプリケーション・コードを作成する。参考のため、DB2 Everyplace Visual Basic サンプル・プログラム
を使用することもできます。
- メニュー項目「ファイル」->「Make project」と選択して、
アプリケーション用の実行可能プログラムを作成する。
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