Palm OS エミュレーターでの DB2eAppl.java の実行

以下のステップは、「DB2 Everyplace Sample for Palm OS CLDC」プロジェクトに適用されます。「DB2 Everyplace Sample for Palm OS XTR」プロジェクトにも類似のステップがあります。

このタスクは、Palm OS ターゲットでサンプル Java アプリケーションをコンパイルおよび実行する場合のメインタスクの一部です。このステップを完了したら、ターゲットとなる Palm OS での Java サンプル・アプリケーションのコンパイルおよび実行に戻ります。

前提条件

まだ DB2 Everyplace JDBC ドライバーを使用するようにシステムをセットアップしていない場合は、以下の JDBC ドライバー用のファイルをデバイスにインストールしてください。 

<DB2 Everyplace>¥Clients¥PalmOS¥database¥JDBC¥cldc¥DB2eJDBC.prc
<DB2 Everyplace>¥Clients¥PalmOS¥database¥JDBC¥cldc¥DB2eJDBC_Cldc.prc

「DB2 Everyplace Sample for Palm OS XTR」プロジェクトの作業を行っている場合は、代わりに、次の JDBC ドライバー用のファイルをデバイスにインストールしてください。 

<DB2 Everyplace>¥Clients¥PalmOS¥database¥JDBC¥xtr¥DB2eJDBC.prc
<DB2 Everyplace>¥Clients¥PalmOS¥database¥JDBC¥xtr¥DB2eJDBC_Xtr.prc

手順

Palm OS エミュレーターで DB2eAppl.java を実行するには、次のようにします。

  1. 次のようにして、Palm OS エミュレーターを構成します。
    1. 「デバイス」 --> 「構成」とクリックします。
    2. 「デバイス構成 (Device Configurations)」ウィンドウで、左ペインの Palm Emulator を 選択して、「新規」をクリックします。
    3. 右ペインに表示される構成で、次の情報を入力します。
      • 「デバイス名」フィールドに DB2 Everyplace Palm Emulator と入力します。
      • 「Palm エミュレーター実行可能プログラム (Palm emulator executable)」フィールド で、 <PalmEmulator>¥Emulator.exe をブラウズします (ここで、<PalmEmulator> は Palm エミュレーターをインストールしたディレクトリーです)。
      • 「エミュレーター実行引き数 (Emulator run arguments)」フィールドで、-psf <file>.psf と 入力します (ここで、<file>.psf は DB2 Everyplace および J9 VM が インストールされた .psf ファイルです)。
    4. 「適用」をクリックした後、「OK」をクリックします。
  2. DB2eAppl.java をビルドします。
    1. 「Java パースペクティブ」の「パッケージ・エクスプローラー」ビューで、「DB2 Everyplace Sample for Palm OS CLDC」プロジェクト用の wsddbuild.xml ファイルをダブルクリックします。
    2. wsddbuild.xml のエディターで、「ビルドの追加 (Add Build)」を クリックします。
    3. 「プラットフォーム」リストから J9 for Palm 68k を 選択し、「メイン・クラス」および「ビルド名 (Buildname)」フィールドをデフォルト値のままにして、「次へ」を クリックします。
    4. PalmOS 設定ページで、「作成者 ID (Creator id)」フィールド に DB2e と入力し、「アプリケーション名 (App Name)」フィールドに DB2eAppl と入力した後、「次へ」をクリックします。
    5. 「Jxelink オプション (Jxelink Option)」ページはデフォルトのままにして、「完了 」をクリックします。
  3. 「DB2eAppl.jxeLinkOptions」ファイルを変更します。

    1. 「Java パースペクティブ」の「パッケージ・エクスプローラー」で、「DB2 Everyplace Sample for Palm OS CLDC」プロジェクト用の palm68k フォルダーを展開します。 DB2eAppl.jxeLinkOptions を ダブルクリックして、DB2eAppl.jxeLinkOptions 用のエディターをオープンします。
    2. エディターで、「入力」タブをクリックします。「マップ・ファイルからのクラスの読み取り (前提条件) (Read classes from map files (prereq))」セクションで「新規」をクリックします。表示される「前提条件の追加 (Add prereq)」ウィンドウで、前提条件として「DB2eJDBC_Cldc」を入力し、「OK」をクリックします。注: 「DB2 Everyplace Sample for Palm OS XTR」プロジェクトの作業を行っている場合は、代わりに、前提条件として DB2eJDBC_Xtr と入力し、次の 2 つのステップを省略してください。
    3. エディターで、「Jxe」タブをクリックします。「Jxe プラットフォーム情報 (Jxe Platform Information)」 で、「jxe セクションを実行するときに VM オプションを使用する (Use VM options when running jxe section)」に対して「新規」をクリックします。
    4. 表示される「VM オプションの追加 (Add VM options)」ウィンドウで、VM オプション用に -jcl:cldc:loadlibrary=db2ejdbc と入力して「OK」をクリックします。
    5. Ctrl+S を押して、変更内容を保管します。
    6. wsddbuild.xml のエディターで、jxe2prc palm68k/DB2eAppl を 選択し、「ビルドの実行 (Perform Build)」をクリックします。
  4. DB2eAppl.java を実行します。

    1. メイン・メニューから「実行」 -->「実行」と クリックします。「起動構成」ウィンドウがオープンします。
    2. 「起動構成」ウィンドウで、左ペインの Device Java Application を 選択し、「新規」をクリックします。
    3. 右ペインに表示される構成で、「名前」フィールドに DB2eAppl Palm CLDC と入力します。
    4. 「Java アプリケーション」パネルで、次の情報を入力します。
      1. 「プロジェクト」フィールドで、「DB2 Everyplace Sample for Palm OS CLDC」をブラウズします。
      2. 「Java アプリケーション」フィールド内の「検索」をクリックします。
      3. 「ターゲットの選択」ウィンドウで、「DB2eAppl.prc (Target "jxe2prc palm68k/DB2eAppl" in wsddbuild.xml)」を選択した後、「完了」をクリックします。
      4. 「デバイスまたは JRE (Device or JRE)」リスト から DB2 Everyplace Palm Emulator を選択します。
      5. 「起動構成」ウィンドウに戻り、「適用」を クリックした後、「実行」をクリックします。Palm エミュレーターが始動し、DB2eAppl を実行します。Palm エミュレーター画面、または .psf ファイルが入っているディレクトリーの j9stdout.txt ファイルで、サンプル・アプリケーションの出力を見ることができます。J9 Java VM の「標準出力を画面に表示 (Display Stdout on Screen)」プリファレンスを変更していない場合、出力は j9stdout.txt ファイルにあります。また、j9stderr.txt でエラーがないかチェックしてください。

ターゲットとなる Palm OS での Java サンプル・アプリケーションのコンパイルおよび実行に戻ります。