データベース・マネージャーは、一連のシステム・カタログ基本表を作成し、
保守します。この付録には、各システム・カタログ基本表の説明が
列名およびデータ・タイプとともに記載されています。すべての
システム・カタログ基本表は、データベース・マネージャーが作成します。
システム・カタログ基本表を、明示的に作成したりドロップしたりすることはできません。
システム・カタログ基本表は、通常のオペレーションで SQL データ定義ステートメント、
環境ルーチン、および特定のユーティリティーの結果、更新されます。
システム・カタログ基本表に入っているデータは、通常の SQL 照会機能で入手できます。システム・カタログ基本表は、
通常の SQL データ操作コマンドでは変更できません。
システム・カタログ表にアクセスするには、区切り ID を使用する必要があります。
説明 | カタログ基本表 |
---|---|
表 | DB2eSYSTABLES |
列 | DB2eSYSCOLUMNS |
参照制約 | DB2eSYSRELS |
ユーザー | DB2eSYSUSERS |
DB2eSYSTABLES
このシステム・カタログ基本表には、作成されたそれぞれの表ごとに 1 行ずつ記録があります。
すべてのカタログ表の項目が、DB2eSYSTABLES カタログにあります。
表 152. DB2eSYSTABLES システム・カタログ基本表
列名 | データ・タイプ | ヌル可能 | 説明 |
---|---|---|---|
TNAME | VARCHAR (19) |
| 表名 |
NUMCOLS | INTEGER (4) |
| 列数 |
FLAGS | INTEGER (4) |
| (内部使用専用) |
NUMKEY | INTEGER (4) |
| 主キー内の列数 |
CHK | BLOB (512) | はい | チェック制約 (内部使用専用) |
IDXINFO | BLOB (700) | はい | 索引 (内部使用専用) |
NUMREFS | INTEGER (4) | はい | 主キーおよび外部キー (内部使用専用) |
F_ID | INTEGER (4) | はい | (内部使用専用) |
PD | BLOB (4096) | はい | (内部使用専用) |
DB2eSYSCOLUMNS
このシステム・カタログ基本表には、表に定義されたそれぞれの列ごとに 1 行ずつ記録があります。
表 153. DB2eSYSCOLUMNS システム・カタログ基本表
列名 | データ・タイプ | ヌル可能 | 説明 |
---|---|---|---|
CNAME | VARCHAR (19) |
| 列名 |
TNAME | VARCHAR (19) |
| 表名 |
TYPE | INTEGER (4) |
| データ・タイプ |
ATTR | INTEGER (4) |
| (内部使用専用) |
LENGTH | INTEGER (4) |
| 列の長さ |
POS | INTEGER (4) |
| 列番号 |
FLAGS | INTEGER (4) |
| (内部使用専用) |
KEYSEQ | INTEGER (4) |
| 主キー内の列の順序を示す位置 |
SCALE | INTEGER (4) |
| 10 進数列の位取り |
DEF | VARCHAR (128) | はい | デフォルト値 (内部使用) |
DB2eSYSRELS
このシステム・カタログ基本表には、それぞれの参照制約ごとに 1 行ずつ記録があります。
表 154. DB2eSYSRELS システム・カタログ基本表
列名 | データ・タイプ | ヌル可能 | 説明 |
---|---|---|---|
RMD_ID | INTEGER (4) |
| 主キーおよび外部キー (内部使用専用) |
PKTABLE_NAME | VARCHAR (19) |
| 親表名 |
PKCOLUMN_NAME | VARCHAR (19) |
| 親表の主キー列 |
FKTABLE_NAME | VARCHAR (19) |
| 子表名 |
FKCOLUMN_NAME | VARCHAR (19) |
| 子表の外部キー列名 |
ORDINAL_POSITION | INTEGER (4) |
| 外部キー参照内の列の位置 |
DB2eSYSUSERS
DB2eSYSUSERS 表は、暗号化された表が初めて作成される際、 または GRANT ステートメントが初めて実行される際に、自動的に作成されます。 この表はデータベースおよび暗号化されたデータに緊密にバインドされており、 暗号化された異なるデータを含む別の DB2 Everyplace データベースへ移動することはできません。
このシステム・カタログ基本表には、データベースに定義されたそれぞれの登録済みユーザー名ごとに 1 行ずつ記録があります。
表 155. DB2eSYSCOLUMNS システム・カタログ基本表
列名 | データ・タイプ | ヌル可能 | 説明 |
---|---|---|---|
USERNAME | VARCHAR (19) |
| 主キーの一部 (大文字小文字は区別されます)。 この行に関連付けられたユーザーの名前。 |
DATABASENAME | VARCHAR (19) |
| 将来的に使用される予定です。 空ストリングが保管されます。 主キーの一部。 |
TABLENAME | VARCHAR (19) |
| 将来的に使用される予定です。 空ストリングが保管されます。 主キーの一部。 |
ENCMETHOD | VARCHAR (198) |
| 将来的に使用される予定です。 空ストリングが保管されます。 主キーの一部。 |
PRIVILEGES | CHAR (19) | はい | ユーザー特権を定義します。 現在は、値「E」(暗号化 (encryption) を示す) のみが使用可能です。 |
ENCKEYDATA | BLOB (64) | はい | 暗号鍵を再生成するために使用します。 |
ATTIME | TIMESTAMP (26) | はい | ユーザーの追加またはレコードの変更のいずれかが行われた最新の時刻。 |
VALIDATE | BLOB (64) | はい | レコードが信頼できるかどうか、およびユーザーが認証済みユーザーによって追加されたかどうかを検証します。 |
GRANTOR | VARCHAR (19) | はい | 列 1 にユーザー名を登録したユーザーの名前。 |
INTERNALDATA | BLOB (255) | はい | (将来的に内部使用) |