DB2 Everyplace データベースおよびアプリケーションは、 CD-ROM や組み込みデバイスの ROM チップなどの読み取り専用メディアから直接実行できます。例えば、 季刊の商品カタログのサンプル・アプリケーションが、セールス担当者に CD-ROM で 配布されることがあります。セールス担当者は一季ごとに、 企業の全商品のカタログを含む CD-ROM と、顧客の特定のニーズに合う商品の 商品情報をブラウズ、表示、および照会するための DB2 Everyplace アプリケーションを 受け取ります。 DB2 Everyplace アプリケーションは CD-ROM から直接実行され、 最初にワークステーションにインストールする必要は ありません。
DB2 Everyplace は、アプリケーションが読み取り専用メディアで実行されている (またはファイルが書き込み保護されている) ことを検出すると、読み取り専用モードに設定されます。 このモードでは、update、insert、delete、create、および drop のステートメントは使用できません。使用するとエラーが戻されます。一部の選択照会では、DB2 Everyplace が 一時表およびファイルを作成する場合があることに注意してください。これらはデフォルトの 一時ディレクトリーに作成されます。Win32 プラットフォームでは、このディレクトリーは 環境変数 TEMP によって指定されます。TEMP 環境変数が存在しない場合は、 TMP と指定されることもあります。Linux では、/tmp/ ディレクトリーが使用されます。