DB2 Everyplace Express バージョン 8.1.4 のインストールの説明

DB2 Everyplace バージョン 8.1.4 のインストールの説明へようこそ。このインストールの説明には以下の情報が含まれています。



前提条件

このセクションでは、DB2 Everyplace バージョン 8.1.4 のハードウェア要件、ソフトウェア要件、およびオペレーティング・システム要件について説明します。

ハードウェア要件

DB2 Everyplace を使用するには、ご使用のシステムが以下のハードウェア要件を満たしている必要があります。

ソフトウェア要件

DB2 Everyplace 同期サーバーを使用するには、以下のソフトウェアがインストールされていなければなりません。

オペレーティング・システム要件

DB2 Everyplace Express エディションは、以下のオペレーティング・システムで稼働します。




プリインストールの考慮事項

Linux 用のオペレーティング・システム・パラメーターの調整

DB2 Everyplace を最も効率よく動作させるには、 DB2 Universal Database のシステム・パラメーターを調整する必要があります。これができないときは、予期しない中断が発生したり、Linux 上のデータベースに対し新規接続を確立できない場合があります。

Linux の場合は、カーネル・パラメーターの調整をお勧めします。 注: サポートされるのは 32 ビット DB2 Universal Database インスタンスのみです。

ログイン・プロファイルを変更して以下を組み込みます。

export DISPLAY=<workstation>:0.0
<workstation> は UNIX ワークステーションです。ここでモバイル・デバイス管理センターを使用します。
: DB2 Everyplace 同期サーバーを開始したいシェルの DISPLAY 変数をエクスポートする必要もあります。

カーネル 2.4 以降を稼動する Linux システムの場合は、root ユーザーとしてコマンド行で以下のコマンドを実行します。

コマンドを自動的に実行するには、ファイル /etc/rc.d/rc.local を編集し、ファイルの終わりに上記コマンドを置きます。これ以降のすべてのシステム・ブートで、この値が自動的に設定されます。お勧めする追加設定は、Linux 用 DB2 UDB バージョン 7.2 または 8.1 のリリースの説明にあります。



DB2 Everyplace 同期サーバーのインストール

Windows サーバーに DB2 Everyplace Express エディションをインストールするには、以下のようにします。

  1. 管理者としてセットアップ・プログラム (DB2Everyplace.exe) を実行します。 CD-ROM から DB2 Everyplace Express エディションをインストールする場合は、 DB2 Everyplace Express セットアップ・ウィザードが自動的に始動します。なんらかの理由で始動しない場合は、DB2Everyplace.exe を実行します。「ウェルカム」パネルがオープンします。
  2. 次へ」をクリックし「インストールの説明 (Install Notes)」パネルをオープンします。デフォルト・ブラウザーでインストールの説明を表示したい場合は、「DB2 Everyplace インストールの説明の起動 (Launch the DB2 Everyplace Install Notes)」の隣にあるチェック・ボックスを選択します。「次へ」をクリックしてブラウザーを起動し、「使用許諾契約書」パネルをオープンします。
  3. 「使用許諾契約書」パネルで使用許諾契約書を読み、それを受諾した後、「次へ」をクリックし、「宛先ディレクトリー」パネルをオープンします。
  4. DB2 Everyplace Express をインストールするディレクトリーを入力するか、「参照」をクリックしディレクトリーを選択します。宛先ディレクトリーを選択したら、「次へ」をクリックします。「インストール・タイプの選択 (Select the installation type)」ウィンドウがオープンします。
  5. 以下のどちらかのインストール・セットアップ・タイプを選択します。
    • 標準 (Typical): 」このセットアップ・タイプでは、デフォルト値を持った標準構成を使用して、ほとんどの機能を持った DB2 Everyplace Express エディションがインストールされます。ほとんどのユーザーにこれをお勧めします。
    • カスタム:」 ご使用のコンピューターにインストールしたい機能を選択します。DB2 Everyplace を熟知した上級ユーザーにこれをお勧めします。
    次へ」をクリックします。
  6. カスタム (Custom)」を選択した場合は以下のようにします。
    1. インストールしたい機能を選択できるパネルがオープンします。「次へ」をクリックします。「インストール・アクションの選択 (Select install actions)」パネルがオープンします。
    2. 使用可能にしたいインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。両方のオプションを選択できますが、少なくとも 1 つのオプションを選択する必要があります。インストール・アクションを選択しない場合は、エラーが発生します。セットアップ・ウィザードで、ご使用のコンピューターに DB2 Everyplace Express をインストールしたいか、応答ファイルを生成したいかを指定します。応答ファイルは、対話式インストールで必要なユーザー応答を記録するために使用します。このファイルは、他のコンピューターでインストールを自動化するのに使用できます。適切なインストール・アクションを選択したら、「次へ」をクリックします。「サンプル・アクションの選択 (Select sample actions)」パネルがオープンします。
    3. 使用可能にしたいサンプル・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。セットアップ・ウィザードで、DB2 Everyplace サンプル・データベースおよび巡回医療サービスのサーバー・サンプル・アプリケーションを作成し、DB2 Everyplace 同期サーバーとの同期を表示する構成済み Windows クライアントをインストールするかどうかを指定できます。「次へ」をクリックします。「サービス・アクションの選択 (Select Service action)」パネルがオープンします。
    4. インストールの最後で、セットアップ・ウィザードに、DB2 Everyplace 同期サーバー用の Windows サービスを開始させる場合は、隣にあるチェック・ボックスを選択します。「次へ」をクリックします。
  7. 標準 (Typical)」を選択した場合は、DB2 Everyplace セットアップ・ウィザードが以下のことを行います。
    • インストール中に応答ファイルを作成しない
    • DB2 Everyplace サンプル・データベース、サーバー・サンプル・アプリケーションを作成し、同期を表示する構成済み Windows クライアント・アプリケーションをインストールする
    • インストールの最後で DB2 Everyplace 同期サーバー用の Windows サービスを開始する
  8. ご使用のコンピューターに DB2 Universal Database がインストールされて いない 場合は、情報パネルがオープンします。ご使用のコンピューターに DB2 Universal Database がインストールされている場合は、ステップ 8 に進みます。
    1. 組み込みバージョンの DB2 UDB Express をインストールするディレクトリーを指定するように求められます。ディレクトリー名を入力するか、「参照」をクリックしてディレクトリー名を選択します。ディレクトリーを指定したら「次へ」をクリックします。
    2. DB2 UDB Database Administration Server のユーザー情報を指定するように求められます。既存の管理ユーザーを使用するか、ご使用のコンピューターに作成される新規ユーザーを指定できます。DB2 Everyplace 同期サーバーと同じ認証情報を使用するには、チェック・ボックスを選択します。「次へ」をクリックします。チェック・ボックスを選択した場合は、ステップ 9 に進みます。
  9. 「DB2 UDB ログオン情報の指定 (Specify DB2 UDB logon information)」パネルがオープンします。 DB2 Everyplace 同期サーバーが DB2 UDB DAS にログオンするときに使用する認証情報を入力します。必要な情報を指定したら「次へ」をクリックします。
  10. ご使用のコンピューターにインストールされる機能および DB2 Everyplace 同期サーバーの構成情報がリストされた「プリインストール・サマリー」パネルがオープンします。そこには、組み込みアプリケーション・サーバー Express の構成情報もリストされます。このパネルにリストされたサーバー・ポートおよび SSL ポートは、クライアントが DB2 Everyplace 同期サーバーと同期化するときに使用されます。プリインストール・サマリーを読んだら、「次へ」をクリックします。
  11. インストールが始まり、進行状況表示バーがインストールの進行状況を示します。インストール中に、インストール・セットアップ・ウィザードは以下のことを行います。
    • 以下をインストールします。
      • 組み込みバージョンの DB2 UDB Express (DB2 UDB がインストールされていない場合)
        インストールが失敗すると、セットアップ・ウィザードはエラー・ログをオープンし、異常終了します。組み込みバージョンの DB2 Express のインストールが成功すると、セットアップ・ウィザードは次に進みます。
      • DB2 Everyplace Express
        インストールの際に、選択したセットアップ・タイプと機能のファイルが、事前に指定した宛先ディレクトリーにコピーされます。
      • 組み込みバージョンのアプリケーション・サーバー Express
    • ポストインストール構成タスクを実行します。以下のタスクが含まれます。
      • モバイル・デバイス管理センターのクラスパスを更新する (DB2 Universal Database バージョン 8 を使用している場合)
      • DB2 Everyplace 同期サーバー制御データベースを作成する
      • DB2 Everyplace サンプル・データベースを作成する
      • サーバー・サンプル・アプリケーションを作成する
      • 構成済み Windows クライアントをインストールする
    • DB2 Everyplace 同期サーバー用 Windows サービスを開始します。
    • 「ポストインストール・サマリー」パネルをオープンします。このパネルには、インストール後の検査のための手順が含まれています。情報を読んだら「完了」をクリックします。

Linux サーバーに DB2 Everyplace Express をインストールするには以下のようにします。

  1. root ユーザーとしてセットアップ・プログラム (DB2Everyplace.bin) を実行します。「ウェルカム」パネルがオープンします。
    1. 次へ」をクリックし「インストールの説明 (Install Notes)」パネルをオープンします。デフォルト・ブラウザーでインストールの説明を表示したい場合は、「DB2 Everyplace インストールの説明の起動 (Launch the DB2 Everyplace Install Notes)」の隣にあるチェック・ボックスを選択します。「次へ」をクリックしてブラウザーを起動し、使用許諾契約書パネルをオープンします。
    2. 「使用許諾契約書」パネルで使用許諾契約書を読み、それを受諾した後、「次へ」をクリックし、「宛先ディレクトリー」パネルをオープンします。
    3. 以下のどちらかのインストール・セットアップ・タイプを選択します。
      • 標準 (Typical): 」このセットアップ・タイプでは、デフォルト値を持った標準構成を使用して、ほとんどの機能を持った DB2 Everyplace Express エディションがインストールされます。ほとんどのユーザーにこれをお勧めします。
      • カスタム:」 ご使用のコンピューターにインストールしたい機能を選択します。 DB2 Everyplace を熟知した上級ユーザーにこれをお勧めします。
      次へ」をクリックします。
    4. カスタム (Custom)」を選択した場合は以下のようにします。
      1. インストールしたい機能を選択できるパネルがオープンします。「次へ」をクリックします。「インストール・アクションの選択 (Select install actions)」パネルがオープンします。
      2. 使用可能にしたいインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。両方のオプションを選択できますが、少なくとも 1 つのオプションを選択する必要があります。インストール・アクションを選択しなかった場合は、エラーが発生します。セットアップ・ウィザードで、ご使用のコンピューターに DB2 Everyplace Express をインストールしたいか、応答ファイルを生成したいかを指定します。応答ファイルは、対話式インストールで必要なユーザー応答を記録するために使用します。このファイルは、他のコンピューターでインストールを自動化するときに使用できます。適切なインストール・アクションを選択したら、「次へ」をクリックします。「UNIX ポストインストール・アクションの選択 (Select UNIX post install actions)」パネルがオープンします。
      3. 使用可能にしたいポストインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。セットアップ・ウィザードで、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成し、 DB2 Everyplace サンプル・データベースおよび巡回医療サービスのサーバー・サンプル・アプリケーションを作成し、DB2 Everyplace 同期サーバーとの同期を表示する構成済み Linux クライアントをインストールするかどうかを指定できます。「次へ」をクリックします。
    5. 標準 (Typical)」を選択した場合は、DB2 Everyplace セットアップ・ウィザードが以下のことを行います。
      • インストール中に応答ファイルを作成しない
      • DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成し、 DB2 Everyplace サンプル・データベースおよびサーバー・サンプル・アプリケーションを作成し、同期を表示する構成済み Windows クライアント・アプリケーションをインストールする
    6. ご使用のコンピューターに DB2 Universal Database がインストールされて いない 場合は、情報パネルがオープンします。ご使用のコンピューターに DB2 Universal Database がインストールされている場合は、ステップ 6 に進みます。
      1. DB2 Database Administration Server インスタンスのユーザー情報を指定するように求められます。ユーザー名、パスワード、および 1 次グループとユーザー・ホーム・ディレクトリーの名前を入力します。「次へ」をクリックします。
      2. DB2 インスタンス所有者のユーザー情報を指定するように求められます。ユーザー名、パスワード、および 1 次グループとユーザー・ホーム・ディレクトリーの名前を入力します。「Next (次へ)」をクリックします。
      3. DB2 分離ユーザーのユーザー情報を指定するように求められます。ユーザー名、パスワード、および 1 次グループとユーザー・ホーム・ディレクトリーの名前を入力します。「Next (次へ)」をクリックします。
    7. 「DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンス情報の指定 (Specify DB2 Everyplace Sync Server instance information)」パネルがオープンします。ユーザー名、パスワード、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスのロケールを入力します。必要な情報を指定したら「次へ」をクリックします。
    8. ご使用のコンピューターにインストールされる機能および DB2 Everyplace 同期サーバーの構成情報がリストされた「プリインストール・サマリー」パネルがオープンします。そこには、組み込みアプリケーション・サーバーである Express の構成情報もリストされます。このパネルにリストされたサーバー・ポートおよび SSL ポートは、クライアントが DB2 Everyplace 同期サーバーと同期化するときに使用されます。プリインストール・サマリーを読んだら、「次へ」をクリックします。
    9. インストールが始まり、進行状況表示バーがインストールの進行状況を示します。インストール中に、インストール・セットアップ・ウィザードは以下のことを行います。
      • 以下をインストールします。
        • 組み込みバージョンの DB2 Express (DB2 UDB がインストールされていない場合)
          インストールが失敗すると、セットアップ・ウィザードはエラー・ログをオープンし、異常終了します。組み込みバージョンの DB2 Express のインストールが成功すると、セットアップ・ウィザードは次に進みます。
        • DB2 Everyplace Express
          インストール中に、選択したセットアップ・タイプと機能のファイルが、事前に指定した宛先ディレクトリーにコピーされます。
      • ポストインストール構成タスクを実行します。以下のタスクが含まれます。
        • DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成する
        • DB2 Everyplace サンプル・データベースを作成する
        • サーバー・サンプル・アプリケーションを作成する
        • 構成済み Linux クライアントをインストールする
      • 「ポストインストール・サマリー」パネルをオープンします。このパネルには、インストール後の検査のための手順が含まれています。情報を読んだら「完了」をクリックします。


応答ファイル・インストールの説明

応答ファイルを使用して Windows サーバーに DB2 Everyplace Express をインストールするには、以下のようにします。

次のコマンドを使用します。DB2Everyplace.exe -silent -options <response file name>

以下の例には、使用可能な応答ファイル設定が記載されています。

# DB2 Everyplace Express のインストール場所
-P installLocation=C:\Program Files\IBM\DB2Everyplace

# 組み込みバージョンの DB2 Universal Database のインストール場所
-W DB2eConfigProps.db2Path=C:\Program Files\IBM\SQLLIB

# DB2 Database Administration Server の認証情報
-W DB2eConfigProps.db2Username=db2admin
-W DB2eConfigProps.db2Password=db2admin

# DB2 Everyplace 同期サーバーの認証情報
-W DB2eConfigProps.db2eUsername=db2admin
-W DB2eConfigProps.db2ePassword=db2admin

# 同期表示用 Windows クライアントを構成するオプション
-W DB2eConfigProps.createWin32Client=true

# サンプル・データベースおよびサーバー・サンプル・アプリケーションを作成するオプション
-W DB2eConfigProps.createSample=true

# インストールの最後で DB2 Everyplace 同期サーバー用の Windows サービスを開始するオプション
-W DB2eConfigProps.startWindowsService=true


応答ファイルを使用して Linux サーバーに DB2 Everyplace Express をインストールするには、以下のようにします。

次のコマンドを使用します。DB2Everyplace.bin -silent -options <response file name>

# DB2 Database Administration Server のユーザー情報
-W DB2eConfigProps.dasInstance=dasusr1
-W DB2eConfigProps.dasInstanceGroup=dasadm1
-W DB2eConfigProps.dasInstanceHome=/home/dasusr1
-W DB2eConfigProps.dasInstancePassword=db2esync

# DB2 インスタンス所有者のユーザー情報
-W DB2eConfigProps.db2Instance=db2inst2
-W DB2eConfigProps.db2InstanceGroup=db2grp1
-W DB2eConfigProps.db2InstanceHome=/home/db2inst2
-W DB2eConfigProps.db2InstancePassword=db2esync

# 分離ユーザーのユーザー情報
-W DB2eConfigProps.fenceInstance=db2fenc1
-W DB2eConfigProps.fenceInstanceGroup=db2fgrp1
-W DB2eConfigProps.fenceInstanceHome=/home/db2fenc1
-W DB2eConfigProps.fenceInstancePassword=db2esync

# DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成するオプション
-W DB2eConfigProps.createDB2eInstance=true
-W DB2eConfigProps.db2eInstance=db2inst2
-W DB2eConfigProps.db2eInstancePassword=db2esync
-W DB2eConfigProps.db2eInstanceLocale=en_US

# サンプル・データベースおよびサーバー・サンプル・アプリケーションを作成するオプション
-W DB2eConfigProps.createSample=true

# 同期表示用 Linux クライアントを構成するオプション
-W DB2eConfigProps.createLinuxClient=true



インストール後の検査

Windows サーバーへのインストールを検査するには、以下のようにします。

1. ご使用のコンピューターで DB2 Everyplace 同期サーバーが正常に開始されることを検査するには、ブラウザー・ウィンドウに次の URL を入力します。

http://127.0.0.1:<port>/db2e/db2erdb

ポートを、「ポストインストール・サマリー」パネルにリストされたサーバー・ポートに置き換えます。サーバーが正常に開始されたこと、および開始された日付と時刻を示す DB2e SyncServer (Fri Sep 19 07:47:34 PDT 2003) に似たメッセージを受け取ります。

2. 構成済み Windows クライアントを使用して、ご使用のコンピューターにインストールされた DB2 Everyplace 同期サーバーを同期化するには、以下の指示に従います。

a. コマンド・ウィンドウをオープンし、ディレクトリーを %DSYINSTDIR%\Server\sample\democlient に変更します。

b. goSample.bat を実行します。このバッチ・ファイルは、 DB2 Everyplace 同期サーバーの同期化を実行し、操作が正常に行われたかどうかを示すメッセージを表示します。

c. 構成済み Windows クライアントと同期化されたテーブルに照会し、テーブルを更新するには、以下のようにします。

d. クライアントのデータを変更したら、goSample.bat をもう一度実行して、変更内容をソース・データベースと同期化する必要があります。

e. ソース・データベースに照会してソース・テーブルが変更されたことを確認するには、 DB2 Command Center を使用します。

3. DB2 Everyplace 同期サーバーの Windows サービスを停止するには、「制御パネル」のサービス・メニューを使用します。セットアップ・ウィザードによって DB2 Everyplace 同期サーバー用に作成されたサービス名は、 IBM WebSphere Application Server V5 - IBMDB2eServer です。開始メニューのショートカットを使用して DB2 Everyplace 同期サーバーを開始および停止することもできます。

4. モバイル・デバイス管理センターを開始するには、開始メニューのショートカットを使用します。あるいは、ディレクトリーを %DSYINSTDIR%\Server\bin に変更し、dsyadmin.bat を使用することもできます。

モバイル・デバイス管理センターでサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 4 章『Mobiles Devices Administration Center and sybchronization objects』および第 5 章『Using the Mobile Devices Administration Center』を参照してください。

XML スクリプト・ツールを使用してサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 6 章『The XML Scripting tool』を参照してください。

モバイル・デバイスに DB2 Everyplace をインストールするには、「IBM DB2 Everyplace インストールおよびユーザーズ・ガイド 」の第 2 章『Installing DB2 Everyplace on mobile devices』を参照してください。

注: DB2 Everyplace ライブラリーを利用するには、「開始 --> プログラム --> IBM DB2 Everyplace --> 情報」を順に選択し、そのにあるショートカットを使用してください。あるいは、DB2 Everyplace 文書が %DSYINSTDIR%\doc\<lang> ディレクトリーにインストールされています。<lang> を、 DB2 Everyplace Express インストール・システムのロケールに置き換えてください。


Linux サーバーへのインストールを検査するには、以下のようにします。

注:
  1. Linux の場合、インストール後の検査を実行するには、 DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスとしてログインする必要があります。
  2. モバイル・デバイス管理センターおよび DB2 Everyplace 同期サーバーを開始する前に、 DISPLAY 変数が、有効なディスプレイにエクスポートされている必要があります。

1. セットアップ・ウィザードによって作成された DB2 Everyplace インスタンス用の DB2 Everyplace 同期サーバーを開始します。新規シェルをオープンし、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/bin に変更し、 dsysync.sh を実行します。サーバーが開始されると、通知を受け取ります。

2. ご使用のコンピューターで DB2 Everyplace 同期サーバーが正常に開始されることを検査するには、ブラウザー・ウィンドウに次の URL を入力します。

http://127.0.0.1:<port>/db2e/db2erdb

<port> を、セットアップ・ウィザードによって作成された DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンス用の「ポストインストール・サマリー」パネルにリストされたサーバー・ポートに置き換えます。サーバーが正常に開始されたこと、および開始された日付と時刻を示す DB2e SyncServer (Fri Sep 19 07:47:34 PDT 2003) に似たメッセージを受け取ります。

3. 構成済み Linux クライアントを使用して、ご使用のコンピューターにインストールされた DB2 Everyplace 同期サーバーを同期化するには、以下の指示に従います。

a. セットアップ・ウィザードによって作成された DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスとしてログインし、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/sample/democlient に変更します。

b. goSample.sh を実行します。このシェル・スクリプトは、 DB2 Everyplace 同期サーバーの同期化を実行し、操作が正常に行われたかどうかを示すメッセージを表示します。

c. 構成済み Linux クライアントと同期化されたテーブルに照会し、テーブルを更新するには、以下のようにします。

d. クライアントのデータを変更したら、goSample.sh をもう一度実行して、変更内容をソース・データベースと同期化する必要があります。

e. ソース・データベースに照会してソース・テーブルが変更されたことを確認するには、 DB2 Command Center を使用します。

4. モバイル・デバイス管理センターを開始するには、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/bin に変更し、 dsyadmin.sh を実行します。
注:
モバイル・デバイス管理センターを開始する前に、 DB2 JDBC Applet Server を開始しておく必要があります。これを行うには、 db2jstrt を実行します。DB2 JDBC Applet Server のデフォルト・ポートは 6789 です。ポート 6789 がすでに別のプロセスによって使用されている場合は、オプショナル・パラメーターとして db2jstrt に別のポートを指定する必要があります。 6789 以外のポートで DB2 JDBC Applet Server を開始する場合は、パラメーターとしてそのポートを dsyadmin.sh に指定する必要があります。マシンをリブートするたびに、DB2 JDBC Applet Server を再始動する必要があります。

5. DB2 Everyplace 同期サーバーを停止するには、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/bin に変更し、 dsysyncstop.sh を実行します。サーバーが停止されると、通知を受け取ります。

モバイル・デバイス管理センターでサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 4 章『Mobiles Devices Administration Center and sybchronization objects』および第 5 章『Using the Mobile Devices Administration Center』を参照してください。

XML スクリプト・ツールを使用してサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 6 章『The XML Scripting tool』を参照してください。

モバイル・デバイスに DB2 Everyplace をインストールするには、「IBM DB2 Everyplace インストールおよびユーザーズ・ガイド」の第 2 章『Installing DB2 Everyplace on mobile devices』を参照してください。

注: DB2 Everyplace 文書が $DSYINSTDIR/doc/<lang> ディレクトリーにインストールされています。<lang> を、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスのロケールで置き換えてください。



インストール後の注意点

Linux における DB2 Everyplace インスタンスの作成

インストールの際に DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成しなかったか、またはインストール・プロセスとは別に追加インスタンスを作成したい場合は、 dsyicreate.sh コマンドを使用します。注: DB2 Everyplace インスタンスは、 DB2 Universal Database インスタンスでもなければなりません。したがって、 DB2 インスタンス所有者のユーザー ID のみが、DB2 Everyplace インスタンスをホスティングできます。

DB2 Everyplace インスタンスを作成するには、 Linux の root インストール・ディレクトリー
(/opt/DB2Everyplace81) の instance ディレクトリーにあるコマンド dsyicreate.sh を使用します。root ユーザーとして dsyicreate.sh コマンドを実行します。dsyicreate.sh を実行して、 DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成するのに必要なパラメーター・リストを表示します。



DB2 Everyplace Express エディションのアンインストール

このセクションでは、Windows および Linux の各プラットフォームで DB2 Everyplace Express エディションをアンインストールする方法について説明します。

Windows サーバーで DB2 Everyplace Express をアンインストールするには、以下のようにします。

注: DB2 Everyplace Express をアンインストールする前に、 DB2 Everyplace 同期サーバーの Windows サービスを停止しておくことを強くお勧めします。アンインストール・セットアップ・ウィザードは、組み込みバージョンの DB2 UDB Express もアンインストールします。DB2 Everyplace Express をアンインストールする前に、ローカル・システム・カタログで作成したすべてのデータベースをドロップする必要があります。

1. 追加/除去プログラムを使用するか、%DSYINSTDIR%\Uninstaller ディレクトリーにある DB2EveryplaceUninstall.exe をダブルクリックすることによって、アンインストール・セットアップ・ウィザードを開始します。管理者としてこれを実行する必要があります。

2. 画面の指示に従って、DB2 Everyplace Express をアンインストールします。

3. DB2 Everyplace アンインストール・セットアップ・ウィザードは、 DB2 Everyplace 同期サーバーを除去する前に、その Windows サービスを停止しようとします。エラーが発生した場合は、uninstall.log にエラー情報が記録されます。

Linux サーバーで DB2 Everyplace Express エディションをアンインストールするには、以下のようにします。

注: DB2 Everyplace Express をアンインストールする前に、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスで稼働しているサーバーを停止しておくことを強くお勧めします。アンインストール・セットアップ・ウィザードは、組み込みバージョンの DB2 UDB Express もアンインストールします。DB2 Everyplace Express をアンインストールする前に、ローカル・システム・カタログで作成した、DB2 UDB DAS インスタンス、 DB2 UDB 分離ユーザー、すべての DB2 UDB インスタンスとデータベースをドロップしておく必要があります。

1. /opt/DB2Everyplace81/Uninstaller ディレクトリーにある DB2EveryplaceUninstall.bin を実行することによって、root ユーザーとしてアンインストール・セットアップ・ウィザードを開始します。

2. 画面の指示に従って、DB2 Everyplace Express をアンインストールします。

3. DB2 Everyplace アンインストール・セットアップ・ウィザードは、 DB2 Everyplace 同期サーバーを除去する前に、そのインスタンスで稼動しているサーバーを停止しようとします。エラーが発生した場合は、uninstall.log にエラー情報が記録されます。