DB2 Everyplace バージョン 8.1.4 のインストールの説明へようこそ。このインストールの説明には以下の情報が含まれています。
このセクションでは、DB2 Everyplace バージョン 8.1.4 のハードウェア要件、ソフトウェア要件、およびオペレーティング・システム要件について説明します。
DB2 Everyplace を使用するには、ご使用のシステムが以下のハードウェア要件を満たしている必要があります。
DB2 Everyplace 同期サーバーを使用するには、以下のソフトウェアがインストールされていなければなりません。
DB2 Everyplace Express エディションは、以下のオペレーティング・システムで稼働します。
DB2 Everyplace を最も効率よく動作させるには、 DB2 Universal Database のシステム・パラメーターを調整する必要があります。これができないときは、予期しない中断が発生したり、Linux 上のデータベースに対し新規接続を確立できない場合があります。
Linux の場合は、カーネル・パラメーターの調整をお勧めします。 注: サポートされるのは 32 ビット DB2 Universal Database インスタンスのみです。
ログイン・プロファイルを変更して以下を組み込みます。
export DISPLAY=<workstation>:0.0
<workstation> は UNIX ワークステーションです。ここでモバイル・デバイス管理センターを使用します。
注: DB2 Everyplace 同期サーバーを開始したいシェルの DISPLAY 変数をエクスポートする必要もあります。
カーネル 2.4 以降を稼動する Linux システムの場合は、root ユーザーとしてコマンド行で以下のコマンドを実行します。
コマンドを自動的に実行するには、ファイル /etc/rc.d/rc.local
を編集し、ファイルの終わりに上記コマンドを置きます。これ以降のすべてのシステム・ブートで、この値が自動的に設定されます。お勧めする追加設定は、Linux 用 DB2 UDB バージョン 7.2 または 8.1 のリリースの説明にあります。
Windows サーバーに DB2 Everyplace Express エディションをインストールするには、以下のようにします。
Linux サーバーに DB2 Everyplace Express をインストールするには以下のようにします。
次のコマンドを使用します。DB2Everyplace.exe -silent -options <response file name>
以下の例には、使用可能な応答ファイル設定が記載されています。
# DB2 Everyplace Express のインストール場所
-P installLocation=C:\Program Files\IBM\DB2Everyplace
# 組み込みバージョンの DB2 Universal Database のインストール場所
-W DB2eConfigProps.db2Path=C:\Program Files\IBM\SQLLIB
# DB2 Database Administration Server の認証情報
-W DB2eConfigProps.db2Username=db2admin
-W DB2eConfigProps.db2Password=db2admin
# DB2 Everyplace 同期サーバーの認証情報
-W DB2eConfigProps.db2eUsername=db2admin
-W DB2eConfigProps.db2ePassword=db2admin
# 同期表示用 Windows クライアントを構成するオプション
-W DB2eConfigProps.createWin32Client=true
# サンプル・データベースおよびサーバー・サンプル・アプリケーションを作成するオプション
-W DB2eConfigProps.createSample=true
# インストールの最後で DB2 Everyplace 同期サーバー用の Windows サービスを開始するオプション
-W DB2eConfigProps.startWindowsService=true
応答ファイルを使用して Linux サーバーに DB2 Everyplace Express をインストールするには、以下のようにします。
次のコマンドを使用します。DB2Everyplace.bin -silent -options <response file name>
# DB2 Database Administration Server のユーザー情報
-W DB2eConfigProps.dasInstance=dasusr1
-W DB2eConfigProps.dasInstanceGroup=dasadm1
-W DB2eConfigProps.dasInstanceHome=/home/dasusr1
-W DB2eConfigProps.dasInstancePassword=db2esync
# DB2 インスタンス所有者のユーザー情報
-W DB2eConfigProps.db2Instance=db2inst2
-W DB2eConfigProps.db2InstanceGroup=db2grp1
-W DB2eConfigProps.db2InstanceHome=/home/db2inst2
-W DB2eConfigProps.db2InstancePassword=db2esync
# 分離ユーザーのユーザー情報
-W DB2eConfigProps.fenceInstance=db2fenc1
-W DB2eConfigProps.fenceInstanceGroup=db2fgrp1
-W DB2eConfigProps.fenceInstanceHome=/home/db2fenc1
-W DB2eConfigProps.fenceInstancePassword=db2esync
# DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成するオプション
-W DB2eConfigProps.createDB2eInstance=true
-W DB2eConfigProps.db2eInstance=db2inst2
-W DB2eConfigProps.db2eInstancePassword=db2esync
-W DB2eConfigProps.db2eInstanceLocale=en_US
# サンプル・データベースおよびサーバー・サンプル・アプリケーションを作成するオプション
-W DB2eConfigProps.createSample=true
# 同期表示用 Linux クライアントを構成するオプション
-W DB2eConfigProps.createLinuxClient=true
Windows サーバーへのインストールを検査するには、以下のようにします。
1. ご使用のコンピューターで DB2 Everyplace 同期サーバーが正常に開始されることを検査するには、ブラウザー・ウィンドウに次の URL を入力します。
http://127.0.0.1:<port>/db2e/db2erdb
ポートを、「ポストインストール・サマリー」パネルにリストされたサーバー・ポートに置き換えます。サーバーが正常に開始されたこと、および開始された日付と時刻を示す DB2e SyncServer (Fri Sep 19 07:47:34 PDT 2003) に似たメッセージを受け取ります。
2. 構成済み Windows クライアントを使用して、ご使用のコンピューターにインストールされた DB2 Everyplace 同期サーバーを同期化するには、以下の指示に従います。
a. コマンド・ウィンドウをオープンし、ディレクトリーを %DSYINSTDIR%\Server\sample\democlient
に変更します。
b. goSample.bat
を実行します。このバッチ・ファイルは、
DB2 Everyplace 同期サーバーの同期化を実行し、操作が正常に行われたかどうかを示すメッセージを表示します。
c. 構成済み Windows クライアントと同期化されたテーブルに照会し、テーブルを更新するには、以下のようにします。
DB2eCLP.exe
を実行して、DB2 Everyplace コマンド行プロセッサーを開始する connect to ./data/jdbcsubdir/;
を実行して、クライアント上のデータベースに接続するd. クライアントのデータを変更したら、goSample.bat
をもう一度実行して、変更内容をソース・データベースと同期化する必要があります。
4. モバイル・デバイス管理センターを開始するには、開始メニューのショートカットを使用します。あるいは、ディレクトリーを %DSYINSTDIR%\Server\bin
に変更し、dsyadmin.bat
を使用することもできます。
モバイル・デバイス管理センターでサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 4 章『Mobiles Devices Administration
Center and sybchronization objects』および第 5 章『Using the Mobile Devices Administration Center』を参照してください。
XML スクリプト・ツールを使用してサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 6 章『The XML Scripting tool』を参照してください。
モバイル・デバイスに DB2 Everyplace をインストールするには、「IBM DB2 Everyplace インストールおよびユーザーズ・ガイド 」の第 2 章『Installing DB2 Everyplace on mobile devices』を参照してください。
注: DB2 Everyplace ライブラリーを利用するには、「開始 --> プログラム --> IBM DB2 Everyplace --> 情報」を順に選択し、そのにあるショートカットを使用してください。あるいは、DB2 Everyplace 文書が %DSYINSTDIR%\doc\<lang>
ディレクトリーにインストールされています。<lang> を、
DB2 Everyplace Express インストール・システムのロケールに置き換えてください。
Linux サーバーへのインストールを検査するには、以下のようにします。
注:1. セットアップ・ウィザードによって作成された DB2 Everyplace インスタンス用の DB2 Everyplace 同期サーバーを開始します。新規シェルをオープンし、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/bin
に変更し、
dsysync.sh
を実行します。サーバーが開始されると、通知を受け取ります。
2. ご使用のコンピューターで DB2 Everyplace 同期サーバーが正常に開始されることを検査するには、ブラウザー・ウィンドウに次の URL を入力します。
http://127.0.0.1:<port>/db2e/db2erdb
<port> を、セットアップ・ウィザードによって作成された DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンス用の「ポストインストール・サマリー」パネルにリストされたサーバー・ポートに置き換えます。サーバーが正常に開始されたこと、および開始された日付と時刻を示す DB2e SyncServer (Fri Sep 19 07:47:34 PDT 2003) に似たメッセージを受け取ります。
3. 構成済み Linux クライアントを使用して、ご使用のコンピューターにインストールされた DB2 Everyplace 同期サーバーを同期化するには、以下の指示に従います。
a. セットアップ・ウィザードによって作成された DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスとしてログインし、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/sample/democlient
に変更します。
b. goSample.sh
を実行します。このシェル・スクリプトは、
DB2 Everyplace 同期サーバーの同期化を実行し、操作が正常に行われたかどうかを示すメッセージを表示します。
c. 構成済み Linux クライアントと同期化されたテーブルに照会し、テーブルを更新するには、以下のようにします。
SampleCLP
を実行して、
DB2 Everyplace コマンド行プロセッサーを開始する connect to ./data/jdbcsubdir/;
を実行して、クライアント上のデータベースに接続するd. クライアントのデータを変更したら、goSample.sh
をもう一度実行して、変更内容をソース・データベースと同期化する必要があります。
e. ソース・データベースに照会してソース・テーブルが変更されたことを確認するには、 DB2 Command Center を使用します。
4. モバイル・デバイス管理センターを開始するには、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/bin
に変更し、
dsyadmin.sh を実行します。
注: モバイル・デバイス管理センターを開始する前に、
DB2 JDBC Applet Server を開始しておく必要があります。これを行うには、
db2jstrt
を実行します。DB2 JDBC Applet Server のデフォルト・ポートは 6789 です。ポート 6789 がすでに別のプロセスによって使用されている場合は、オプショナル・パラメーターとして db2jstrt に別のポートを指定する必要があります。
6789 以外のポートで DB2 JDBC Applet Server を開始する場合は、パラメーターとしてそのポートを dsyadmin.sh に指定する必要があります。マシンをリブートするたびに、DB2 JDBC Applet Server を再始動する必要があります。
5. DB2 Everyplace 同期サーバーを停止するには、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/bin
に変更し、
dsysyncstop.sh
を実行します。サーバーが停止されると、通知を受け取ります。
モバイル・デバイス管理センターでサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 4 章『Mobiles Devices Administration
Center and sybchronization objects』および第 5 章『Using the Mobile Devices Administration Center』を参照してください。
XML スクリプト・ツールを使用してサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 6 章『The XML Scripting tool』を参照してください。
モバイル・デバイスに DB2 Everyplace をインストールするには、「IBM DB2 Everyplace インストールおよびユーザーズ・ガイド」の第 2 章『Installing
DB2 Everyplace on mobile devices』を参照してください。
注: DB2 Everyplace 文書が $DSYINSTDIR/doc/<lang> ディレクトリーにインストールされています。<lang> を、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスのロケールで置き換えてください。
インストールの際に DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成しなかったか、またはインストール・プロセスとは別に追加インスタンスを作成したい場合は、 dsyicreate.sh コマンドを使用します。注: DB2 Everyplace インスタンスは、 DB2 Universal Database インスタンスでもなければなりません。したがって、 DB2 インスタンス所有者のユーザー ID のみが、DB2 Everyplace インスタンスをホスティングできます。
DB2 Everyplace インスタンスを作成するには、
Linux の root インストール・ディレクトリー
(/opt/DB2Everyplace81) の instance ディレクトリーにあるコマンド dsyicreate.sh を使用します。root ユーザーとして dsyicreate.sh コマンドを実行します。dsyicreate.sh を実行して、
DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成するのに必要なパラメーター・リストを表示します。
このセクションでは、Windows および Linux の各プラットフォームで DB2 Everyplace Express エディションをアンインストールする方法について説明します。
Windows サーバーで DB2 Everyplace Express をアンインストールするには、以下のようにします。
注: DB2 Everyplace Express をアンインストールする前に、 DB2 Everyplace 同期サーバーの Windows サービスを停止しておくことを強くお勧めします。アンインストール・セットアップ・ウィザードは、組み込みバージョンの DB2 UDB Express もアンインストールします。DB2 Everyplace Express をアンインストールする前に、ローカル・システム・カタログで作成したすべてのデータベースをドロップする必要があります。
1. 追加/除去プログラムを使用するか、%DSYINSTDIR%\Uninstaller ディレクトリーにある DB2EveryplaceUninstall.exe をダブルクリックすることによって、アンインストール・セットアップ・ウィザードを開始します。管理者としてこれを実行する必要があります。
2. 画面の指示に従って、DB2 Everyplace Express をアンインストールします。
3. DB2 Everyplace アンインストール・セットアップ・ウィザードは、 DB2 Everyplace 同期サーバーを除去する前に、その Windows サービスを停止しようとします。エラーが発生した場合は、uninstall.log にエラー情報が記録されます。
Linux サーバーで DB2 Everyplace Express エディションをアンインストールするには、以下のようにします。
注: DB2 Everyplace Express をアンインストールする前に、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスで稼働しているサーバーを停止しておくことを強くお勧めします。アンインストール・セットアップ・ウィザードは、組み込みバージョンの DB2 UDB Express もアンインストールします。DB2 Everyplace Express をアンインストールする前に、ローカル・システム・カタログで作成した、DB2 UDB DAS インスタンス、 DB2 UDB 分離ユーザー、すべての DB2 UDB インスタンスとデータベースをドロップしておく必要があります。
1. /opt/DB2Everyplace81/Uninstaller ディレクトリーにある DB2EveryplaceUninstall.bin を実行することによって、root ユーザーとしてアンインストール・セットアップ・ウィザードを開始します。
2. 画面の指示に従って、DB2 Everyplace Express をアンインストールします。
3. DB2 Everyplace アンインストール・セットアップ・ウィザードは、 DB2 Everyplace 同期サーバーを除去する前に、そのインスタンスで稼動しているサーバーを停止しようとします。エラーが発生した場合は、uninstall.log にエラー情報が記録されます。