「DB2 Everyplace バージョン 8.1.4 のインストールの注意点」へようこそ。この資料には、以下の情報が記載されています。
- 前提条件
- マイグレーションの考慮事項
- プリインストールの考慮事項
- インストール手順
- 応答ファイルを使用したインストール
- インストール後の検査
- DB2 Everyplace Enterprise Edition のアンインストール
このセクションでは、DB2 Everyplace バージョン 8.1.4 のハードウェア要件、ソフトウェア要件、およびオペレーティング・システム要件について説明します。
ハードウェア要件
DB2 Everyplace を使用するには、ご使用のシステムが以下のハードウェア要件を満たしている必要があります。
- Intel Pentium III または同等のプロセッサー
- 512 MB のメモリー (IBM WebSphere Application Server を使用する場合は、
1GB のメモリーを推奨)
- 300 MB の空きディスク・スペース (コンピューターに DB2 Universal Database がインストールされていない場合は 700 MB の空きディスク・スペース)
DB2 Everyplace 同期サーバーを使用するには、以下のソフトウェアがインストールされていなければなりません。
- DB2 Everyplace は、FixPak 5 以降が適用された DB2 Universal Database バージョン 7.2 をサポートします。
注: DB2 Universal Database がインストールされていない場合、DB2 Everyplace 8.1.4 セットアップ・ウィザードは、DB2 Universal Database Enterprise Server Edition の組み込みバージョンをご使用のコンピューターにインストールして DB2 Everyplace で使用できるようにします。
- Java サーブレット API 2.0 をサポートする Web サーバー。DB2 Everyplace を WebSphere Application Server バージョン 5 環境で稼動するアプリケーション・サーバーにしたい場合は、Fixpak 2 をインストールする必要があります
注: DB2 Everyplace Express 8.1.4 セットアップ・ウィザードは、組み込みバージョンのアプリケーション・サーバー Express をご使用のシステムにインストールします。
- ワークステーションとモバイル・デバイスを接続するソフトウェア (Palm HotSync など)。この接続ソフトウェアは、モバイル・デバイスでの DB2 データベース・エンジンおよび同期クライアントのインストールに必要です。
DB2 Everyplace Enterprise Edition は、以下のオペレーティング・システムで実行することができます。
- DB2 Everyplace 同期サーバーの場合
- Microsoft Windows
2000、Windows NT、または Windows XP。
- Redhat Linux バージョン 7.3 以降
- Mandrake バージョン 8.2 以降
- AIX バージョン 4.3.3 以降。
- Solaris バージョン 8。
- クライアントの場合は以下のとおりです。
- Win32 モバイル・デバイス
- Palm OS モバイル・デバイス
- Symbian6 および Symbian7 の各モバイル・デバイス
- WinCE / PocketPC モバイル・デバイス
- Linux モバイル・デバイス
- QNX Neutrino モバイル・デバイス
マイグレーションの考慮事項
このセクションでは、バージョン 8.1.4 マイグレーション問題について説明し、DB2 Everyplace 同期サーバーおよび同期クライアントについて必要な説明を行います。
- 同期サーバーの場合は以下のとおりです。
DB2 Everyplace 8.1.4 では、JDBC サブスクリプションのレプリケーションをサポートするインフラストラクチャーが異なります。DB2 Everyplace 8.1.4 を正しく機能させるには、前のバージョンの DB2 Everyplace で作成した JDBC サブスクリプションをマイグレーションする必要があります。このマイグレーションは、新しくインストールした DB2 Everyplace 同期サーバーを開始する前に行ってください。既存の DB2 Everyplace を DB2 Everyplace 8.1.4 にインストールする前に、すべてのミラー・データベースのレプリケーションを行ってください。インストールの直前にミラー・データベースのレプリケーションを行い、インストールの直後にマイグレーションを行った場合、マイグレーションにはそれほどの時間はかかりません。それ以外の場合は、マイグレーションが完了するまでに長い時間がかかる場合があります。DB2 Everyplace 8.1.4 をインストールする前に、すべてのソース・データベース、ミラー・データベース、および DSYCTLDB データベースのバックアップを行うことを強くお勧めします。インストール後、マイグレーションを実行するときに、JDBC サブスクリプション内のソース表はすべて、休止状態にする必要があります。表上の活動は、マイグレーションが完了すると直ちに再開します。
前提条件
- JDBC サブスクリプション内で参照されるすべてのソース・データベースの JDBC ドライバーが CLASSPATH に含まれていることを確認します。
- JDBC サブスクリプションに組み込まれているすべての表が休止状態にあることを確認します。
手順
この作業は、DB2 Everyplace のインストール中に実行させることができます。インストール・セットアップ・ウィザードでこの作業を実行しないことを選択した場合には、DB2 Everyplace の後に、以下のことを行う必要があります。
- マイグレーション・ユーティリティーを起動するには次のとおりにします。
- Windows では、
%DSYINSTDIR%\Server\bin\dsyjdbcmigration.bat
を実行します。 - UNIX では、
$DSYINSTDIR/Server/bin/dsyjdbcmigration.sh
を実行します。
- エラーについては、
%DSYINSTDIR%\Server\logs
または $DSYINSTDIR/Server/logs
にあるログ・ファイル dsyjdbcmigration.log をチェックします。 - エラーがあった場合には、エラーを訂正し、ステップ 1 および 2 を繰り返します。問題が解消しない場合は、IBM 担当員にお問い合わせください。
- 同期クライアントの場合は次のとおりです。
手順
Linux または QNX Neutrino 同期クライアントを使用して以前に同期を行っている場合は、ターゲット・ディレクトリーにある migrate.sh を実行して、同期クライアント構成をマイグレーションする必要があります。ターゲット・ディレクトリーは、同期クライアント構成ファイル (CONFIG1、MISC1 など) が保管されている場所です。スクリプトは、単純にファイル名を小文字に変更します。ファイル migrate.sh は /bin ディレクトリーにあります。Linux または QNX Neutrino 8.1.4 同期クライアントおよび前の構成ファイル (すべて大文字) を使用して同期を試行した場合には、API 関数 iscConfigOpen() はエラー・メッセージ ISCRTN_Failed を戻します。
プリインストールの考慮事項
DB2 Everyplace を最も効率よく動作させるには、
DB2 Universal Database のシステム・パラメーターを調整する必要があります。このシステム・パラメーターの調整を行わないと、予期しない中断が起きて、データベースに新規の接続を作成できなくなる場合があります。
Linux および Solaris の場合、カーネル・パラメーターの調整を行うことをお勧めします。このセクションでは、Linux および Solaris の場合について説明します。
注: サポートされるのは 32 ビット DB2 Universal Database インスタンスのみです。
すべての UNIX プラットフォームでは、ログイン・プロファイルを変更して、次を組み込みます。
export DISPLAY=<workstation>:0.0
ここで、<workstation> は、モバイル・デバイス管理センターを使用しようとしている UNIX ワークステーションです。
注: DB2 Everyplace 同期サーバーを開始したいシェルの DISPLAY 変数をエクスポートする必要もあります。
Linux
カーネル 2.4 以降を稼動する Linux システムの場合は、root ユーザーとしてコマンド行で以下のコマンドを実行します。
-
sysctl -w kernel.msgmni=2048
-
sysctl -w kernel.shmmax=1073741824
-
sysctl -w fs.file-max=32768
-
sysctl -w kernel.sem="512 32000 32 1024"
-
sysctl -w kernel.threads-max=20480
コマンドを自動的に実行するには、ファイル /etc/rc.d/rc.local
を編集し、ファイルの終わりに上記コマンドを置きます。これ以降のすべてのシステム・ブートで、この値が自動的に設定されます。追加の推奨設定については、Linux の DB2 UDB バージョン 7.2 またはバージョン 8.1 のリリース情報を参照してください。
Solaris
Solaris システムでは、デフォルトのシステム・カーネル・パラメーターは DB2 Universal Database および DB2 Everyplace を実行するためには不十分です。これらの値は、ファイル /etc/system
で追加または編集することができます。DB2 Universal Database バージョン 7.2 (FixPak 7) のリリース情報に、推奨されるカーネル設定値がリストされています。これらのリリース情報については、http://www-306.ibm.com/software/data/db2/udb/ad/db2irfp7/db2ir50.htm にアクセスしてください。
上記の値を設定する形式は次のとおりです。
set parameter_name = value
DB2 Universal Database リリース情報 (Solaris 用バージョン 7.2 および バージョン 8.1 向け) に示されているパラメーターは、さらに調整を行って、以下の最小値を組み込む必要があります。
-
set shmsys:shminfo_shmseg = 256
-
set semsys:seminfo_semume = 256
カーネル・パラメーターを変更したら、システムをリブートしてカーネル設定値を有効にしてください。
DB2 Everyplace Enterprise Edition のインストール
Windows サーバーで DB2 Everyplace Enterprise Edition をインストールするには、次のようにします。
- 以下のとおり、セットアップ・プログラムを実行します。
CD-ROM からインストールする場合は以下のようにします。
- Windows の場合、CD-ROM ドライブに DB2 Everyplace CD-ROM を挿入します。
DB2 Everyplace インストーラーがオープンします。DB2 Everyplace インストーラーがオープンしない場合には、DB2 Everyplace CD-ROM にある DB2Everyplace.exe ファイルをダブルクリックして、インストールを開始します。
DB2 Everyplace Web サイトからインストールする場合は、以下のようにします。
- Windows では、DB2Everyplace.exe を実行します。
「ウェルカム」パネルがオープンします。
- 「次へ」をクリックし「インストールの説明 (Install Notes)」パネルをオープンします。デフォルト・ブラウザーでインストールの説明を表示したい場合は、「DB2 Everyplace インストールの説明の起動 (Launch the DB2 Everyplace Install Notes)」の隣にあるチェック・ボックスを選択します。「次へ」をクリックして、ブラウザーを起動し、「ご使用条件」パネルをオープンします。
- 「使用許諾契約書」パネルで使用許諾契約書を読み、それを受諾した後、「次へ」をクリックし、「宛先ディレクトリー」パネルをオープンします。
- DB2 Everyplace をインストールする先のディレクトリーを入力するか、または「参照」をクリックして、ディレクトリーを選択します。宛先ディレクトリーを選択したら、「次へ」をクリックします。「インストール・タイプの選択」パネルがオープンします。
- 以下のどちらかのインストール・セットアップ・タイプを選択します。
- 標準: デフォルト値による標準構成を使用して、大半の機能性および機能を組み込んで DB2 Everyplace をインストールしたい一般ユーザー向き。
- カスタム: インストールする機能を選択したい上級ユーザー向き。
- 複数サーバー: 高可用性および負荷平準化環境を実現するために DB2 Everyplace を複数サーバーにインストールします。
- 制御データベースのみ: DB2 Everyplace 制御データベースのみをインストールします。
- DB2 Everyplace 同期サーバーのみ: DB2 Everyplace 同期サーバーのみをインストールします。
「次へ」をクリックします。
- 標準を選択した場合、DB2 Everyplace セットアップ・ウィザードの実行内容は以下のとおりです。
- インストール時に、応答ファイルは作成しません。
- DB2 Everyplace サンプル・データベース、サーバー・サンプル・アプリケーションを作成し、同期を表示する構成済み Windows クライアント・アプリケーションをインストールする
- インストールの最後で DB2 Everyplace 同期サーバー用の Windows サービスを開始する
ステップ 10 へ進みます。
- カスタム・インストール・セットアップ・タイプを選択した場合は、以下のとおりです。
- インストールしたい機能を選択できるパネルがオープンします。「次へ」をクリックします。「インストール・アクションの選択 (Select install actions)」パネルがオープンします。
- 使用可能にしたいインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。両方のオプションを選択できますが、少なくとも 1 つのオプションを選択する必要があります。インストール・アクションを選択しない場合には、エラーが表示されます。セットアップ・ウィザードで、ご使用のコンピューターに DB2 Everyplace をインストールしたいか、応答ファイルを生成したいかを指定します。応答ファイルは、対話式インストールで必要なユーザー応答を記録するために使用します。このファイルは、他のコンピューターでインストールを自動化するときに使用できます。適切なインストール・アクションを選択したら、「次へ」をクリックします。「サンプル・アクションの選択 (Select sample actions)」パネルがオープンします。
-
使用可能にしたいサンプル・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。セットアップ・ウィザードで、DB2 Everyplace サンプル・データベースおよび Visiting Nurse (巡回医療サービス) サンプル・アプリケーションを作成するのか、または DB2 Everyplace 同期サーバーとの同期デモンストレーション用の事前構成済み Windows クライアントをインストールするのかを指定することができます。「次へ」をクリックします。「サービス・アクションの選択 (Select Service action)」パネルがオープンします。
- セットアップ・ウィザードで、インストールの終了時に DB2 Everyplace 同期サーバーの Windows サービスを開始する場合は、チェック・ボックスを選択します。「次へ」をクリックします。
ステップ 10 へ進みます。
- 複数サーバーを選択した場合は、以下のとおりです。
- インストールしたい機能を選択できるパネルがオープンします。「Next (次へ)」をクリックします。「インストール・アクションの選択」パネルがオープンします。
- 使用可能にしたいインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。両方のオプションを選択できますが、少なくとも 1 つのオプションを選択する必要があります。インストール・アクションを選択しない場合には、エラーが表示されます。セットアップ・ウィザードで、ご使用のコンピューターに DB2 Everyplace をインストールしたいか、応答ファイルを生成したいかを指定します。応答ファイルは、対話式インストールで必要なユーザー応答を記録するために使用します。このファイルは、他のコンピューターでインストールを自動化するときに使用できます。適切なインストール・アクションを選択したら、「次へ」をクリックします。「サンプル・アクションの選択 (Select sample actions)」パネルがオープンします。
-
使用可能にしたいサンプル・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。セットアップ・ウィザードで、DB2 Everyplace サンプル・データベースおよび Visiting Nurse (巡回医療サービス) サンプル・アプリケーションを作成するのか、または DB2 Everyplace 同期サーバーとの同期デモンストレーション用の事前構成済み Windows クライアントをインストールするのかを指定することができます。「Next (次へ)」をクリックします。「制御データベース・アクションの選択」パネルがオープンします。
- セットアップ・ウィザードで、このコンピューターに制御データベースを作成するのかを選択できるパネルがオープンします。このサーバーに制御データベースを用意する場合は、「DB2 Everyplace 同期サーバー制御データベースの作成」の隣にあるチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。このサーバーに制御データベースを作成しないことを選択した場合は、「リモート制御データベース情報」パネルがオープンします。このサーバーに制御データベースを作成することを選択した場合は、ステップ 10 へ進みます。
- リモート制御データベースが常駐するマシンのホスト名、DB2 インスタンスの接続ポート、リモート制御データベースをカタログするためにローカル・ノード・ディレクトリーに作成するノード名、リモート制御データベースに接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。「Next (次へ)」をクリックします。ステップ 10 へ進みます。
- 制御データベースのみを選択した場合は、次のとおりです。
ステップ 13 へ進みます。
- DB2 Everyplace 同期サーバーのみを選択した場合は、以下のとおりです。
- インストールしたい機能を選択できるパネルがオープンします。「次へ」をクリックします。「インストール・アクションの選択 (Select install actions)」パネルがオープンします。
- 使用可能にしたいインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。両方のオプションを選択できますが、少なくとも 1 つのオプションを選択する必要があります。インストール・アクションを選択しない場合には、エラーが表示されます。セットアップ・ウィザードで、ご使用のコンピューターに DB2 Everyplace をインストールするのか、または応答ファイルを生成するのかを指定します。応答ファイルは、対話式インストールで必要なユーザー応答を記録するために使用します。応答ファイルは、ほかのコンピューターでのインストールを自動化するために使用することができます。適切なインストール・アクションを選択したら、「次へ」をクリックします。「サービス・アクションの選択」パネルがオープンします。
- セットアップ・ウィザードで、インストールの終了時に DB2 Everyplace 同期サーバーの Windows サービスを開始する場合は、チェック・ボックスを選択します。「次へ」をクリックします。「リモート制御データベース情報」パネルがオープンします。
- リモート制御データベースが常駐するマシンのホスト名、DB2 インスタンスの接続ポート、リモート制御データベースをカタログするためにローカル・ノード・ディレクトリーに作成するノード名、リモート制御データベースに接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。「次へ」をクリックします。
14 へ進みます。
- ご使用のコンピューターに DB2 Universal Database がインストールされていない 場合は、「情報」パネルがオープンします。ご使用のコンピューターに DB2 Universal Database がインストールされている場合は、ステップ 11 へ進みます。
- DB2 Universal Database の組み込みバージョンをインストールする先のディレクトリーを指定する必要があります。ディレクトリー名を入力するか、「参照」をクリックしてディレクトリー名を選択します。ディレクトリーを指定したら、「次へ」をクリックします。
- DB2 UDB Database Administration Server のユーザー情報を指定するように求められます。既存の管理ユーザーを使用するか、ご使用のコンピューターに作成される新規ユーザーを指定できます。DB2 Everyplace 同期サーバーと同じ認証情報を使用するには、チェック・ボックスを選択します。「次へ」をクリックします。チェック・ボックスを選択した場合は、ステップ 14 へ進みます。
- JDBC マイグレーション・パネルがオープンします。DB2 Everyplace インストールの終了時に JDBC サブスクリプションをマイグレーションする場合は、「はい」を選択します。マイグレーション・プロセスでは、JDBC サブスクリプションで使用するソース・データベースはマイグレーション・プロセス時にアクティブでなければなりません。さらに、「マイグレーションの考慮事項 (バージョン 8.1.4)」にリストされているステップを実行する必要があります。「いいえ」を選択した場合、DB2 Everyplace 同期サーバーを開始するには、その前に JDBC サブスクリプションをマイグレーションする必要があります。「次へ」をクリックします。「ユーザー」リセット・パネルがオープンします。
- このパネルでは、同期セッションが未完了であったり、同期が取り消されているユーザーが存在することが通知されます。DB2 Everyplace 同期サーバー (バージョン 8.1.4) では、新しいメッセージ・ストアが使用され、これらのユーザーからの既存の残りメッセージは上書きされます。DB2 Everyplace をバージョン 8.1.4 にマイグレーションした後でこれらのユーザーが再度の同期を試行すると、エラーが表示されます。このエラーを避けるには、これらのユーザーをリセットする必要があります。インストールの終了時にこれらのユーザーのリセットを実行させる場合は、「はい」を選択します。これらのユーザーのリセットを自分で実行する場合は、「いいえ」を選択します。セットアップ・ウィザードを終了して、これらのユーザーの同期セッション終了させる場合は、「キャンセル」を選択します。「次へ」をクリックします。
- 「DB2 UDB ログオン情報の指定」パネルがオープンします。
DB2 Everyplace 同期サーバーが DB2 UDB DAS にログオンするときに使用する認証情報を入力します。必要情報を指定したら、「次へ」をクリックします。
- プリインストール要約パネルがオープンします。このパネルには、ご使用のコンピューターにインストールされる機能および DB2 Everyplace 同期サーバーの構成情報がリストされます。また、このパネルには、組み込み Application Server の構成情報もリストされます。このパネルにリストされたサーバー・ポートおよび SSL ポートは、クライアントが DB2 Everyplace 同期サーバーと同期化するときに使用されます。プリインストール・サマリーを読んだら、「次へ」をクリックします。
- インストールが始まり、進行状況表示バーがインストールの進行状況を示します。
- 注:
- 次のリストは、標準インストール・タイプにのみ適用されます。その他のインストール・タイプの場合は、インストール・セットアップ・ウィザードがこれらのタスクのサブセットを実行します。
標準インストール・タイプのインストール時に、インストール・セットアップ・ウィザードは以下を実行します。
- 以下をインストールします。
- DB2 Universal Database の組み込みバージョン。(DB2 UDB がインストールされていない場合)。インストールが失敗すると、セットアップ・ウィザードはエラー・ログをオープンし、異常終了します。DB2 UDB の組み込みバージョンのインストールが正常に終了した場合、セットアップ・ウィザードは継続されます。
- DB2 Everyplace。このインストール時に、選択したセットアップ・タイプおよび機能のファイルが、前に指定してあった宛先ディレクトリーにコピーされます。
- Application Server の組み込みバージョン。
- プリインストール構成タスクを実行します。
- リモート制御データベースをローカル・データベース・カタログにカタログします。このステップは、DB2 Everyplace 同期サーバーのみのセットアップ・タイプおよびリモート制御データベースを合わせた複数サーバー・セットアップ・タイプの場合にのみ 実行されます。
- ポストインストール構成タスクを実行します。以下のタスクが含まれます。
- モバイル・デバイス管理センターのクラスパスを更新する (DB2 Universal Database バージョン 8 を使用している場合)
- DB2 Everyplace 同期サーバー制御データベースを作成する
- DB2 Everyplace サンプル・データベースを作成する
- サーバー・サンプル・アプリケーションを作成する
- DB2 Everyplace 同期サーバー用 Windows サービスを開始します。
- 「ポストインストール・サマリー」パネルをオープンします。このパネルには、インストール後の検査のための手順が含まれています。また、事前構成済みパネル・クライアントを使用してインストールした DB2 Everyplace 同期サーバーとの同期方法に関する指示も示されます。情報を読んだら、「終了」をクリックします。
- これで、DB2 Everyplace Enterprise Edition が正常にインストールされました。
UNIX サーバーで DB2 Everyplace Enterprise をインストールするには、次のようにします。
- root ユーザーとしてセットアップ・プログラム DB2Everyplace.bin を実行します。「ウェルカム」パネルがオープンします。
- 「次へ」をクリックし「インストールの説明 (Install Notes)」パネルをオープンします。デフォルト・ブラウザーでインストールの説明を表示したい場合は、「DB2 Everyplace インストールの説明の起動 (Launch the DB2 Everyplace Install Notes)」の隣にあるチェック・ボックスを選択します。「次へ」をクリックして、ブラウザーを起動し、「ご使用条件」パネルをオープンします。
- 「ご使用条件」パネルで、ご使用条件を読み、「ご使用条件」の内容を受諾したら、「次へ」をクリックして、「インストール・タイプの選択」パネルをオープンします。
- 以下のどちらかのインストール・セットアップ・タイプを選択します。
- 標準: デフォルト値による標準構成を使用して、大半の機能性および機能を組み込んで DB2 Everyplace をインストールする一般ユーザー向け。
- カスタム: インストールする機能を選択したい場合。詳しいユーザー向け。
- 複数サーバー: 高可用性および負荷平準化環境を実現するために DB2 Everyplace を複数サーバーにインストールします。
- 制御データベースのみ: DB2 Everyplace 制御データベースのみをインストールします。
- DB2 Everyplace 同期サーバーのみ: DB2 Everyplace 同期サーバーのみをインストールします。
「次へ」をクリックします。
- 標準を選択した場合、DB2 Everyplace セットアップ・ウィザードの実行内容は以下のとおりです。
- インストール時に、応答ファイルは作成しません。
- DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成し、DB2 Everyplace サンプル・データベース、およびサーバー・サンプル・アプリケーションを作成します。
ステップ 10 へ進みます。
- カスタム・インストール・セットアップ・タイプを選択した場合は、以下のとおりです。
- インストールしたい機能を選択できるパネルがオープンします。「次へ」をクリックします。「インストール・アクションの選択 (Select install actions)」パネルがオープンします。
- 使用可能にしたいインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。両方のオプションを選択できますが、少なくとも 1 つのオプションを選択する必要があります。インストール・アクションを選択しない場合には、エラーが表示されます。セットアップ・ウィザードで、ご使用のコンピューターに DB2 Everyplace をインストールするのか、または応答ファイルを生成するのかを指定します。応答ファイルは、対話式インストールで必要なユーザー応答を記録するために使用します。応答ファイルは、ほかのコンピューターでのインストールを自動化するために使用することができます。適切なインストール・アクションを選択したら、「次へ」をクリックします。「UNIX ポストインストール・アクションの選択 (Select UNIX post install actions)」パネルがオープンします。
- 使用可能にしたいポストインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。セットアップ・ウィザードで、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成するのか、または DB2 Everyplace サンプル・データベースおよび Visiting Nurse (巡回医療サービス) サンプル・アプリケーションを作成するのかを指定することができます。「次へ」をクリックします。
- 複数サーバーを選択した場合は、以下のとおりです。
- インストールしたい機能を選択できるパネルがオープンします。「次へ」をクリックします。「インストール・アクションの選択 (Select install actions)」パネルがオープンします。
- 使用可能にしたいインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。両方のオプションを選択できますが、少なくとも 1 つのオプションを選択する必要があります。インストール・アクションを選択しない場合には、エラーが表示されます。セットアップ・ウィザードで、ご使用のコンピューターに DB2 Everyplace をインストールするのか、または応答ファイルを生成するのかを指定します。応答ファイルは、対話式インストールで必要なユーザー応答を記録するために使用します。応答ファイルは、ほかのコンピューターでのインストールを自動化するために使用することができます。適切なインストール・アクションを選択したら、「次へ」をクリックします。「UNIX ポストインストール・アクションの選択 (Select UNIX post install actions)」パネルがオープンします。
- 使用可能にしたいポストインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。セットアップ・ウィザードで、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成するのかどうかを指定することができます。また、セットアップ・ウィザードで、この DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスの制御データベースを作成するのかどうかを指定することもできます。また、セットアップ・ウィザードで、作成中の DB2 Everyplace 同期サーバーの DB2 Everyplace サンプル・データベースおよび Visiting Nurse (巡回医療サービス) サンプル・アプリケーションを作成するのかどうかも指定することができます。適切なインストール後アクションを選択したら、「次へ」をクリックします。
- DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスの DB2 Everyplace 同期サーバー制御データベースを作成しないことを選択した場合は、「リモート制御データベース情報」パネルがオープンします。制御データベースをホスティングするリモート・マシンのホスト名、DB2 インスタンスの接続ポート、およびリモート制御データベースをカタログするために作成中のローカル・ノードの名前を入力します。「次へ」をクリックして、ステップ 9 へ進みます。
- 制御データベースのみを選択した場合は、次のとおりです。
ステップ 11 へ進みます。
- DB2 Everyplace 同期サーバーのみを選択した場合は、以下のとおりです。
- インストールしたい機能を選択できるパネルがオープンします。「次へ」をクリックすると、「インストール・アクションの選択」パネルがオープンします。
- 使用可能にしたいインストール・アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。両方のオプションを選択できますが、少なくとも 1 つのオプションを選択する必要があります。インストール・アクションを選択しない場合には、エラーが表示されます。セットアップ・ウィザードで、ご使用のコンピューターに DB2 Everyplace をインストールするのか、または応答ファイルを生成するのかを指定します。応答ファイルは、対話式インストールで必要なユーザー応答を記録するために使用します。応答ファイルは、ほかのコンピューターでのインストールを自動化するために使用することができます。適切なインストール・アクションを選択したら、「次へ」をクリックします。「UNIX ポストインストール・アクションの選択 (Select UNIX post install actions)」パネルがオープンします。
- 使用可能にしたいインストール後アクションの隣にあるチェック・ボックスを選択します。セットアップ・ウィザードで、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成するのかどうかを指定することができます。「次へ」をクリックします。
- 「DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンス情報の指定 (Specify DB2 Everyplace Sync Server instance information)」パネルがオープンします。ユーザー名、パスワード、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスのロケールを入力します。必要情報を指定したら、「次へ」をクリックします。「リモート制御データベース情報」パネルがオープンします。
- リモート制御データベースが常駐するマシンのホスト名、DB2 インスタンスの接続ポート、リモート制御データベースをカタログするためにローカル・ノード・ディレクトリーに作成するノード名、リモート制御データベースに接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。「次へ」をクリックして、ステップ 12 へ進みます。
- ご使用のコンピューターに DB2 Universal Database がインストールされていない 場合は、「情報」パネルがオープンします。ご使用のコンピューターに DB2 Universal Database がインストールされている場合は、ステップ 6 に進みます。
- DB2 Database Administration Server インスタンスのユーザー情報を指定するように求められます。ユーザー名、パスワード、プライマリー・グループの名前、およびユーザーのホーム・ディレクトリーを入力します。「次へ」をクリックします。
- DB2 インスタンス所有者のユーザー情報を指定するように求められます。ユーザー名、パスワード、および 1 次グループとユーザー・ホーム・ディレクトリーの名前を入力します。「次へ」をクリックします。
- DB2 分離ユーザーのユーザー情報を指定するように求められます。ユーザー名、パスワード、および 1 次グループとユーザー・ホーム・ディレクトリーの名前を入力します。「次へ」をクリックします。
- JDBC マイグレーション・パネルがオープンします。DB2 Everyplace インストールの終了時に JDBC サブスクリプションをマイグレーションする場合は、「はい」を選択します。マイグレーション・プロセスでは、JDBC サブスクリプションで使用するソース・データベースはマイグレーション・プロセス時にアクティブでなければなりません。さらに、「マイグレーションの考慮事項 (バージョン 8.1.4)」にリストされているステップを実行する必要があります。「いいえ」を選択した場合、DB2 Everyplace 同期サーバーを開始するには、その前に JDBC サブスクリプションをマイグレーションする必要があります。「次へ」をクリックします。「ユーザー」リセット・パネルがオープンします。
- このパネルでは、同期セッションが未完了であったり、同期が取り消されているユーザーが存在することが通知されます。DB2 Everyplace 同期サーバー (バージョン 8.1.4) では、新しいメッセージ・ストアが使用され、これらのユーザーからの既存の残りメッセージは上書きされます。DB2 Everyplace をバージョン 8.1.4 にマイグレーションした後でこれらのユーザーが再度の同期を試行すると、エラーが表示されます。このエラーを避けるには、これらのユーザーをリセットする必要があります。インストールの終了時にこれらのユーザーのリセットを実行させる場合は、「はい」を選択します。これらのユーザーのリセットを自分で実行する場合は、「いいえ」を選択します。セットアップ・ウィザードを終了して、これらのユーザーの同期セッション終了させる場合は、「キャンセル」を選択します。「次へ」をクリックします。
- 「DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンス情報の指定」パネルがオープンします。ユーザー名、パスワード、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスのロケールを入力します。必要情報を指定したら、「次へ」をクリックします。
- プリインストール要約パネルがオープンします。このパネルには、ご使用のコンピューターにインストールされる機能および DB2 Everyplace 同期サーバーの構成情報がリストされます。また、このパネルには、組み込み Application Server - Express の構成情報もリストされます。このパネルにリストされたサーバー・ポートおよび SSL ポートは、クライアントが DB2 Everyplace 同期サーバーと同期化するときに使用されます。プリインストール・サマリーを読んだら、「次へ」をクリックします。
- インストールが始まり、進行状況表示バーがインストールの進行状況を示します。インストール中に、インストール・セットアップ・ウィザードは以下のことを行います。
- 以下をインストールします。
- DB2 Universal Database の組み込みバージョン (DB2 UDB がインストールされていない場合)。インストールが失敗すると、セットアップ・ウィザードはエラー・ログをオープンし、異常終了します。DB2 Universal Database の組み込みバージョンのインストールが正常に終了した場合、セットアップ・ウィザードは継続されます。
- DB2 Everyplace。このインストール時に、選択したセットアップ・タイプおよび機能のファイルが、前に指定してあった宛先ディレクトリーにコピーされます。
- ポストインストール構成タスクを実行します。以下のタスクが含まれます。
- DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成する
- DB2 Everyplace サンプル・データベースを作成する
- サーバー・サンプル・アプリケーションを作成する
- 事前構成済み Linux クライアントのインストール (Linux サーバーで)
- 「ポストインストール・サマリー」パネルをオープンします。このパネルには、インストール後の検査のための手順が含まれています。また、事前構成済みパネル・クライアントを使用してインストールした DB2 Everyplace 同期サーバーとの同期方法に関する手順も示されます。情報を読んだら、「終了」をクリックします。
- これで、DB2 Everyplace Enterprise Edition が正常にインストールされました。
応答ファイル・インストールの説明
Windows サーバーで応答ファイルを使用して、DB2 Everyplace Enterprise をインストールするには、次のようにします。
次のコマンドを入力します。DB2Everyplace.exe -silent -options <応答ファイル名>
この例には、使用可能な応答ファイル設定の一部が含まれています。
# DB2 Everyplace Enterprise のインストール・ロケーション
-P installLocation=C:\DB2Everyplace
# 組み込みバージョンの DB2 Universal Database のインストール場所
-W DB2eConfigProps.db2Path=C:\SQLLIB
# DB2 Database Administration Server の認証情報
-W DB2eConfigProps.db2Username=db2admin
-W DB2eConfigProps.db2Password=admindb2
# DB2 Everyplace 同期サーバーの認証情報
-W DB2eConfigProps.db2eUsername=db2admin
-W DB2eConfigProps.db2ePassword=admindb2
# 同期表示用 Windows クライアントを構成するオプション
-W DB2eConfigProps.createWin32Client=true
# サンプル・データベースおよびサーバー・サンプル・アプリケーションを作成するオプション
-W DB2eConfigProps.createSample=true
# インストールの最後で DB2 Everyplace 同期サーバー用の Windows サービスを開始するオプション
-W DB2eConfigProps.startWindowsService=true
UNIX サーバーで応答ファイルを使用して、DB2 Everyplace Enterprise をインストールするには、次のようにします。
次のコマンドを入力します。DB2Everyplace.bin -silent -options <応答ファイル名>
この例には、使用可能な応答ファイル設定の一部が含まれています。
# DB2 Database Administration Server のユーザー情報
-W DB2eConfigProps.dasInstance=dasusr1
-W DB2eConfigProps.dasInstanceGroup=dasadm1
-W DB2eConfigProps.dasInstanceHome=/home/dasusr1
-W DB2eConfigProps.dasInstancePassword=db2esync
# DB2 インスタンス所有者のユーザー情報
-W DB2eConfigProps.db2Instance=db2inst2
-W DB2eConfigProps.db2InstanceGroup=db2grp1
-W DB2eConfigProps.db2InstanceHome=/home/db2inst2
-W DB2eConfigProps.db2InstancePassword=db2esync
# 分離ユーザーのユーザー情報
-W DB2eConfigProps.fenceInstance=db2fenc1
-W DB2eConfigProps.fenceInstanceGroup=db2fgrp1
-W DB2eConfigProps.fenceInstanceHome=/home/db2fenc1
-W DB2eConfigProps.fenceInstancePassword=db2esync
# DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスを作成するオプション
-W DB2eConfigProps.createDB2eInstance=true
-W DB2eConfigProps.db2eInstance=db2inst2
-W DB2eConfigProps.db2eInstancePassword=db2esync
-W DB2eConfigProps.db2eInstanceLocale=en_US
# サンプル・データベースおよびサーバー・サンプル・アプリケーションを作成するオプション
-W DB2eConfigProps.createSample=true
インストール後の検査
Windows サーバーへのインストールを検査するには、以下のようにします。
1. ご使用のコンピューターで DB2 Everyplace 同期サーバーが正常に開始されることを検査するには、ブラウザー・ウィンドウに次の URL を入力します。
http://127.0.0.1:<port>/db2e/db2erdb
<port> は、「インストール後の要約」パネルにリストされたサーバー・ポートと置き換えます。サーバーが正常に開始されたこと、および開始された日付と時刻を示す DB2e SyncServer (Fri Sep 19 07:47:34 PDT 2003) に似たメッセージを受け取ります。
2. 事前構成済みの Windows クライアントを使用してご使用のコンピューターにインストールした DB2 Everyplace 同期サーバーと同期するには、以下の手順を実行します。
- ディレクトリーを
%DSYINSTDIR%\Server\sample\democlient
に変更します。
goSample.bat
を実行します。これで、サーバーとの同期操作が実行され、終了時に同期が正常に行われたかどうかを示すメッセージが表示されます。
- 表を照会して表の更新を行うには、
DB2eCLP.exe
を使用して、DB2 Everyplace コマンド行プロセッサーを開始します。
- コマンド:
connect to ./data/jdbcsubdir/;
を使用して、クライアント上のデータベースに接続します。
- 続いて、正規コマンドを使用して、クライアント上のデータベースの表の照会または更新を行うことができます。
- クライアント上のデータを変更したら、
goSample.bat
を再度実行して、変更内容をソースに同期させる必要があります。
3. DB2 Everyplace 同期サーバーの Windows サービスを停止するには、「制御パネル」のサービス・メニューを使用します。セットアップ・ウィザードによって DB2 Everyplace 同期サーバー用に作成されたサービス名は、
IBM WebSphere Application Server V5 - IBMDB2eServer です。開始メニューのショートカットを使用して DB2 Everyplace 同期サーバーを開始および停止することもできます。
4. モバイル・デバイス管理センターを開始するには、開始メニューのショートカットを使用します。あるいは、ディレクトリーを %DSYINSTDIR%\Server\bin
に変更してから、dsyadmin.bat
を実行することもできます。
モバイル・デバイス管理センターでサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 4 章『Mobiles Devices Administration
Center and sybchronization objects』および第 5 章『Using the Mobile Devices Administration Center』を参照してください。
XML スクリプト・ツールを使用してサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 6 章『The XML Scripting tool』を参照してください。
モバイル・デバイスに DB2 Everyplace をインストールするには、「IBM DB2 Everyplace インストールおよびユーザーズ・ガイド 」の第 2 章『Installing DB2 Everyplace on mobile devices』を参照してください。
注: DB2 Everyplace ライブラリーを利用するには、「開始 -> プログラム -> IBM DB2 Everyplace -> 情報」を順に選択し、表示されたショートカットを使用してください。あるいは、DB2 Everyplace 文書が %DSYINSTDIR%\doc\<lang>
ディレクトリーにインストールされています。<lang> を、
DB2 Everyplace Express インストール・システムのロケールに置き換えてください。
UNIX サービスへのインストールを検査するには、次のようにします。
注:
- Unix の場合、インストール後の検査を実行するには、
DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスとしてログインする必要があります。
- モバイル・デバイス管理センターおよび DB2 Everyplace 同期サーバーを開始する前に、
DISPLAY 変数が、有効なディスプレイにエクスポートされている必要があります。
1. セットアップ・ウィザードによって作成された DB2 Everyplace インスタンス用の DB2 Everyplace 同期サーバーを開始します。新規シェルをオープンし、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/bin
に変更し、
dsysync.sh
を実行します。サーバーが開始されると、通知を受け取ります。
2. ご使用のコンピューターで DB2 Everyplace 同期サーバーが正常に開始していることを検査するには、ご使用のブラウザー・ウィンドウで次の URL を入力します。
http://127.0.0.1:<port>/db2e/db2erdb。
<port> を、セットアップ・ウィザードによって作成された DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンス用の「ポストインストール・サマリー」パネルにリストされたサーバー・ポートに置き換えます。サーバーが正常に開始されたこと、および開始された日付と時刻を示す DB2e SyncServer (Fri Sep 19 07:47:34 PDT 2003) に似たメッセージを受け取ります。
3. Linux サーバーで、事前構成済みの Linux クライアントを使用してご使用のコンピューターにインストールした DB2 Everyplace 同期サーバーと同期するには、以下の手順を実行します。
- ディレクトリーを
$DSYINSTDIR/Server/sample/democlient
に変更します。
goSample.sh
を実行します。これで、サーバーとの同期操作が実行され、終了時に同期が正常に行われたかどうかを示すメッセージが表示されます。
- 表を照会して表の更新を行うには、SampleCLP を使用して、DB2 Everyplace コマンド行プロセッサーを開始します。
- コマンド:
connect to ./data/jdbcsubdir/;
を使用して、クライアント上のデータベースに接続します。
- 続いて、正規コマンドを使用して、クライアント上のデータベースの表の照会/更新を行うことができます。
- クライアント上のデータを変更したら、goSample.sh を再度実行して、変更内容をソースに同期させる必要があります。
4. モバイル・デバイス管理センターを開始するには、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/bin
に変更し、dsyadmin.sh
を実行します。
注: Linux では、 モバイル・デバイス管理センターを開始する前に、DB2 JDBC アプレット・サーバーを開始する必要があります。これは、db2jstrt
を実行して、行うことができます。DB2 JDBC Applet Server のデフォルト・ポートは 6789 です。ポート 6789 がすでに他のプロセスで使用されている場合は、db2jstrt
へのオプショナル・パラメーターとして、別のポートを指定しなければなりません。DB2 JDBC アプレット・サーバーを 6789 以外のポートで開始した場合は、dsyadmin.sh
へのパラメーターとしてそのポートを指定しなければなりません。マシンをリブートするたびに、DB2 JDBC Applet Server を再始動する必要があります。
5. DB2 Everyplace 同期サーバーを停止するには、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server/bin
に変更し、dsysyncstop.sh
を実行します。サーバーが停止されると、通知を受け取ります。
モバイル・デバイス管理センターでサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー管理ガイド」の第 4 章『モバイル・デバイス管理センターと同期オブジェクト』および第 5 章『モバイル・デバイス管理センターの使用』を参照してください。
XML スクリプト・ツールを使用してサブスクリプションおよびその他の同期オブジェクトを作成するには、「IBM DB2 Everyplace 同期サーバー 管理ガイド 」の第 6 章『The XML Scripting tool』を参照してください。
モバイル・デバイスに DB2 Everyplace をインストールするには、「IBM DB2 Everyplace インストールおよびユーザーズ・ガイド 」の第 2 章『Installing DB2 Everyplace on mobile devices』を参照してください。
注: DB2 Everyplace 文書が $DSYINSTDIR/doc/<lang>
ディレクトリーにインストールされています。<lang> を、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスのロケールで置き換えてください。
インストール後の注意点
インストール中に DB2 Everyplace インスタンスを作成しなかったり、またはインストール・プロセス以外で追加のインストールを作成する場合は、dsyicreate.sh コマンドを使用します。注: DB2 Everyplace インスタンスは、
DB2 Universal Database インスタンスでもなければなりません。したがって、
DB2 インスタンス所有者のユーザー ID のみが、DB2 Everyplace インスタンスをホスティングできます。
DB2 Everyplace インスタンスを作成するには、ルート・インストール・ディレクトリー
(Linux および Solaris の場合は /opt/DB2Everyplace81
、AIX の場合は /usr/lpp/DBEveryplace81
) の instance ディレクトリーにある dsyicreate.sh コマンドを使用します。root ユーザーとして dsyicreate.sh
コマンドを実行します。dsyicreate.sh
を実行して、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスの作成に必要なパラメーターのリストを表示します。
DB2 Everyplace Enterprise Edition のアンインストール
このセクションでは、Windows および UNIX プラットフォームで DB2 Everyplace Enterprise Edition をアンインストールする方法について説明します。
Windows サーバーで DB2 Everyplace Enterprise をアンインストールするには、以下のようにします。
注: DB2 Everyplace をアンインストールする前に、DB2 Everyplace 同期サーバーの Windows Service を停止することを強くお勧めします。アンインストール・セットアップ・ウィザードでは、DB2 UDB の組み込みバージョンもアンインストールされます。DB2 Everyplace をアンインストールする前に、ローカル・システム・カタログ内に作成したすべてのデータベースを除去しなければなりません。
1. 「プログラムの追加/除去」を使用するか、または %DSYINSTDIR%\Uninstaller
ディレクトリーにある DB2EveryplaceUninstall.exe
をダブルクリックして、アンインストール・セットアップ・ウィザードを開始します。管理者としてこれを実行する必要があります。
2. 画面に示される指示に従って DB2 Everyplace をアンインストールします。
3. DB2 Everyplace アンインストール・セットアップ・ウィザードは、
DB2 Everyplace 同期サーバーを除去する前に、その Windows サービスを停止しようとします。エラーが発生した場合は、uninstall.log にエラー情報が記録されます。
UNIX サーバーで DB2 Everyplace Express Edition をアンインストールするには、以下のようにします。
注:DB2 Everyplace をアンインストールする前に、DB2 Everyplace 同期サーバー・インスタンスで実行しているサーバーを停止することを強くお勧めします。アンインストール・セットアップ・ウィザードでは、DB2 UDB の組み込みバージョンもアンインストールされます。DB2 Everyplace をアンインストールする前に、DB2 UDB DAS インスタンス、DB2 UDB Fence ユーザー、すべての DB2 UDB インスタンス、およびローカル・システム・カタログ内に作成したすべてのデータベースを除去しなければなりません。
1. Linux および Solaris では /opt/DB2Everyplace81/Uninstaller
ディレクトリーにある、また、AIX では /usr/lpp/DB2Everyplace81/Uninstaller
にある DB2EveryplaceUninstall.bin
を実行し、root ユーザーとしてアンインストール・セットアップ・ウィザードを開始します。
2. 画面に示される指示に従って DB2 Everyplace をアンインストールします。
3. DB2 Everyplace アンインストール・セットアップ・ウィザードは、
DB2 Everyplace 同期サーバーを除去する前に、そのインスタンスで稼動しているサーバーを停止しようとします。エラーが発生した場合は、uninstall.log にエラー情報が記録されます。