Panagon Web Services
および
Panagon IDM Desktop
3.2.0 リリース ReadMe
Panagon
Web Services についての重要な注意事項
Panagon
Web Services および IDM Desktop 開発者向けの重要な情報
Panagon
Capture と CS Capture デスクトップ
Panagon
Print、Panagon Fax、WorkFlo/Print
Microsoft
Systems Management Server (SMS) を使用した IDM Desktop と Panagon Web
Services の導入
この ReadMe ファイルには、Panagon Web Services と IDM Desktop に関する情報が記載されています。
Panagon Web Services および IDM Desktop 3.2.0 リリースでは、Content Services 5.1.1 以降および Image Services 3.5 以降のライブラリがサポートされています。旧リリースからアップグレードする場合は、Panagon Web 管理者用ヘルプ、IDM Desktop ユーザー用ヘルプ、および Panagon IDM ツールキット ヘルプで新規機能を確認してください。
この ReadMe ファイルには最新のアップデート情報が記載されています。HTML 形式の ReadMe ファイルは、FileNET Worldwide Support Web サイトからダウンロードできます。また、既知の問題と制約事項の最新リストが記載されたリリース ノートもこの Web サイトからダウンロードできます。ダウンロードの手順については、このファイルの後半にある「パッチとファイルのダウンロード」を参照してください。
この ReadMe ファイルには、以下の情報が記載されています。
· 重要な注意事項 (必要なサービス パックなどの情報)
· その他の FileNET 製品との互換性/共存
ソフトウェアをインストールする前に、CD に収録されているマニュアルで、新機能、必要条件、インストールなどについて確認することができます。ヘルプ システムは、すべて CD の Docs フォルダに保存されています。
インストール終了後にこのヘルプを参照するには、[スタート]-[プログラム]-[FileNET Panagon IDM] をポイントしてから、[ユーザー用ヘルプ]、[管理者用ヘルプ]、[開発者用のヘルプ] のいずれかを選択します。
バージョン 3.2 のヘルプ システムには日本語版がありません。旧バージョン (3.1) の日本語版ヘルプを利用する場合は、以下のリンクにある CSS Web サイトにアクセスしてください。
http://www.css.filenet.com/products.asp?id=998508788&mainFolderID=1000157883
·
Panagon Web Services 3.2.0 は 1 枚の CD
で配布されます。また、IDM Desktop 3.1.0 も 1 枚の CD
で配布されます。
Panagon
Web Services CD には、Web クライアント
ソフトウェアのディレクトリ (\OfficeIntegration、\FnControls、\viewer、および
\viewer2) が含まれています。Web ユーザーは Web
サーバーから Web クライアント
ソフトウェアをインストールできますが、CD
から直接インストールしたり、ファイル
サーバーからインストールしたりすることもできます。詳細については、Panagon
Web 管理者用ヘルプを参照してください。
·
Panagon Web Services
のプログラミング情報
Panagon Web 3.2.0 SDK については、ヘルプ ファイル idmsdk.hlp を参照してください。このヘルプ ファイルには、Panagon Web Services 3.2.0 アプリケーションの開発に使用されるオブジェクト、メソッド、プロパティに関する参考情報が記載されています。
Web Services 3.2.0 CD には Panagon HTML Sample アプリケーションが収録されています。このアプリケーションは、Web サーバーにインストールすることができます。サンプル アプリケーションの詳細については、idmsdk.hlp ファイルを参照してください。
·
IDM Desktop のプログラミング情報
SDK
に関する情報は idmsdk.hlp
ファイルに記載されています。このファイルは、セットアップで
Developer Files
オプションを選択すると、インストール時にシステムにコピーされます。このファイルには、IDM
オブジェクトのメソッド、プロパティ、イベントに関する参考情報以外に、オブジェクト
モデルの説明と、"Working with..."
サンプルが記述されています。このファイルを開いて、すべてのトピックを直接参照できます。また、Visual
Basic の画面で F1
キーを使用すると、文脈依存の参照情報を表示できます。IDM
Desktop で提供されるドキュメントの全リストについては、IDM
Desktop ヘルプ (idmdsktp.hlp)
の「マニュアルについて」を参照してください。
プラットフォームの要件については、Panagon Web 管理者用ヘルプを参照してください。
IDM Desktop は、Windows 98 Second Edition、Windows NT Workstation 4.0 (SP6a)、Windows NT Server 4.0 (SP6a)、Windows 2000 (SP2)、および Windows XP オペレーティング システムで実行できます。これらのプラットフォームはすべて、ブラウザのインストールの有無に関係なく使用できます。IDM Desktop をインストールすると、次のサード パーティ製品もインストールされます。
· MDAC 2.7
(このバージョンの MDAC には ADO が含まれます。)
· Inso Outside-In Viewer Technology 7.1
· Pixel Translation 5.1
SMS との互換性については、IDM Desktop 管理者用ヘルプを参照してください。
IDM Desktop は、以下のアプリケーションと統合することができます。
· Visual Studio 6.0 (SP5)
· Microsoft Office 2000 (Word、Excel、および PowerPoint)。SR1a が必要。
· Microsoft Office XP
· Outlook 2000 および Outlook 2002
· Lotus Notes 5.0 qmu 8
インストールの詳細については、Panagon Web 管理者用ヘルプを参照してください。
3 種類の Web クライアント オプション (Viewer、Viewer2、および FnControls) には、サイレント インストール機能が用意されています。アップグレード プロセスでは、3.1.0 (すべてのパッチ レベル) からのアップグレードがサポートされています。ただし、Panagon Web Services アプリケーション統合のアップグレードはサポートされていません。アプリケーション統合の新しいバージョンを再インストールする前に、必ず旧バージョンをアンインストールしてください。
Panagon Web Services 3.2.0 では、Microsoft Outlook および Microsoft Office XP を Panagon Web Services に統合する機能が追加されました。詳細については、Panagon Web Services アプリケーション統合をインストールしてから、Word、Excel、PowerPoint、および Outlook のヘルプを参照してください。
Panagon Web Services のインストール中にヘルプ ボタンをクリックすると、admin_w.hlp ファイルが見つからないというエラー メッセージが表示される場合があります。このメッセージが表示されたら、メッセージ ポップアップにある [検索] ボタンを使用して、CD のルート ディレクトリからこのファイルを見つけます。
重要な注意事項
· インストールまたはアップグレードを実行する前に、ウィルス対策プログラムを含むすべてのプログラムを終了します。
· ネットワーク ドライブからインストールする場合は、インストール プロセス中にヘルプに正しくアクセスできるように、ネットワーク ドライブをマップしておきます。
· 現在、IDM Desktop 3.1.0 を使用しているユーザーは、アップグレード機能を利用できます (すべてのパッチ レベル)。
このアップグレード機能を使用すると、最初に古いソフトウェアを手動でアンインストールしなくても、IDM Desktop 3.2.0 をインストールできます。
IDM Desktop 3.2.0 のアップグレード プロセス中に、クライアントの dll ソフトウェアをアンインストールするように指示されることがあります。このソフトウェアには、IDMDT3.1 のインストール時にインストールされた Oracle データベース クライアント ファイルが含まれている場合があります。この指示に従うことをお勧めします。ただし、指示どおりにアンインストールすると、Oracle 専用の ODBC 設定も削除されてしまいます。再起動時に、Oracle クライアント ソフトウェアをインストールして、Oracle ODBC を再設定する必要があります。Oracle クライアント ソフトウェアのインストールおよび Oracle ODBC の再設定の詳細については、Panagon Content Services のヘルプを参照してください。
· IDM Desktop のアップグレードと新規インストールの両方に、サイレント インストール機能が用意されています。この機能を使用する場合は、アップグレードを行う前に Oracle ODBC を削除することをお勧めします。
·
インストールまたはアップグレード時に
MDAC を実行すると、ODBC
コアはアップグレードされますが、一部の ODBC
ファイルがロックされている可能性があるため、コミットするには再起動が必要です。MDAC
を実行した後で、可能な限り多くの COM
オブジェクトが自己登録されます。一部の COM
オブジェクトが ODBC に依存している場合は、エラー
ダイアログ ボックスが表示され、ODBC
コンポーネントを再インストールするように指示されます。これは単なる警告なので、[OK]
を押すと、インストールを正常に終了することができます。再起動すると、自己登録手続きがもう一度行われるので、再起動前に失敗した自己登録アイテムがここで処理されます。
·
Notes ベースの Panagon Integration
管理データベースを使用する場合は、データベース
パスとファイル名は "<ルート Notes データ
サブディレクトリ名>\\FileNETNotesPanagonIntegration\NPIAdmin.Nsf"
となります。このデータベースで使用できるテンプレートは、この
Panagon インストール パスと、インストール
メディアのメンテナンス
サブディレクトリの両方にあります。CD
からテンプレートをコピーする場合は、"読み取り専用"
ファイル属性を解除しておく必要があります。これにより、作成したデータをこのテンプレートに保存できるようになります。
·
インストールまたはアップグレードが終了したら、必ず再起動してください。再起動時に、新しい
DLL
が登録されます。この処理には数分かかります。登録が終了するまで、しばらくお待ちください。
アップグレードが完了すると、Windows
のシステム ディレクトリにあるインストール ログ
ファイルに、インストールの完了日時が記録されます。
使用中の環境をアップグレードする方法は、オンライン ヘルプに記載されています。このヘルプは製品 CD に収録されています。
次の点に注意してください。
· インポート/エクスポート機能を使用して IDM の環境設定を行った場合は、アップグレード処理が完了した後で、この環境設定を再度エクスポートする必要があります。IDM Desktop 3.0 を使用して作成された環境設定ファイルを IDM Desktop 3.2.0 環境にインポートすることはできません。
· IDM Desktop 3.2.0 をインストールすると、デスクトップ マシンを Web クライアントとして動作させるために必要なコンポーネントが自動的にインストールされます。
· アップグレードを開始する前にシステムを再起動することをお勧めします。このとき、インストール プログラムやアンインストール プログラムによって指定された手順に従って再起動してください。
· CS ライブラリをサポートするようにインストールすると、CS 5.1.1 と CS 5.2 (HFP#2) 用のクライアント ライブラリも "FileNET IDM DS Client Libraries 5.2" と呼ばれるプログラム グループとして自動的にインストールされます。Oracle Client ソフィトウェアと Oracle ODBC の再設定については、Panagon Content Services のヘルプを参照してください。
Panagon Web Services と Netscape サーバーは併用できません。Netscape 4.6.1 ブラウザは、このリリースで提供されている HTML サンプル アプリケーションと併用できます。ActiveX クライアント アプリケーションと Netscape ブラウザは併用できません。
同じ Web サーバーにある複数の保護されたサイトについて、Panagon Web Services を使用して、ライブラリにアクセスするために匿名認証を使用するには、次のようにレジストリを編集する必要があります。
1. regedit を実行します。
2. HKEY_CURRENT_USER/Software/Microsoft/Windows/CurrentVersion/Internet Settings を開きます。
3. DWORD 値 "DisableNTMLPreAuth" を追加し、これを 1 に設定します。
(FR 14496)
整数文字列プロパティ タイプの最大値は 2147483647です。これは OLE の限界です。最大値を超える値を入力すると、無効なデータ タイプ エラーになります。(FR 35645)
使用に適した開発環境は、Visual Studio 6 (Service Pack 5 を使用) です。また、次の点にもご注意ください。
· COM に完全に準拠した開発環境はすべてサポートされていますが、検証されているのは Visual Basic と Visual C++ だけです。PowerBuilder によるアプリケーション開発は検証されていません。PowerBuilder 開発環境で発生した問題が、検証済みの開発環境でも再現できる場合は、カスタマ サポートにご連絡ください。
· .NET開発におけるIDM COM オブジェクトのサポートは、ASP.NET環境(オブジェクトがOpen Clientからアクセスされる状態)に限られます。一般に、アプリケーションが正しいスレッディングモデルを使用する場合、ASP.NETはIDM COMオブジェクトをコール出来ます。Data ProviderとUser ControlsはASP.NET よりの再使用とコールが可能です。詳細はOpen Client開発者用ガイド内の、FileNet Engineering が作成したASP.NETアプリケーション開発に関する概要を参照して下さい。さらに、Open Clientと同時に発送された全ソースコードも、アプリケーション開発における使用が可能です。IDM COMオブジェクトのASP.NET以外(例.NETリモート、Windows Services、マイクロソフト社XML Web Services、VB.NET、またはC#)の環境使用は、現時点ではサポートされていません。
·
IS
数値マスクでは、ハッシュ記号 (#) で先行する 0
がすべて表示されなくなります。IS fpnumber プロパティ値が
0 で、ハッシュ マスクが使用されている場合、プロパティ
フィールドが選択されているときはこのフィールドには 0
が表示され、別の部分が選択されているときは何も表示されません。
書式設定後も 0
が表示されるようにするには、マスクに ‘0’
を使用します。
· 以前に複数のエントリが取得されている場合、QueueQuerySpecification.Fetch コールで idmDeletePrevious オプションを指定すると、これらのエントリのうち、最後に取得されたものだけが削除されます。
·
idmSendWithUI
オプションを使用する場合は、ユーザーがパスワードを入力する必要があります。idmSendNoUI
オプションを使用する場合は、ユーザーがメール
システムにログオンしていないとコールが失敗します。
· ドキュメント オブジェクト関数 GetNativeFile を使用する場合、IS Publish および Display Document のネイティブ ファイルを取得すると、IDM Cache ディレクトリに残るファイルが 1 つ増えます。このファイルは、コンピュータを再起動したときに、IDM Chache ディレクトリから削除されます。(FR 23199)
Folder.SubFolders など、Panagon IDM 自動化インターフェイスから返された ObjectSets を使用して、オブジェクトをコレクションに追加すると、エラーや予測しなかった動作が発生する可能性があります。その代わりに、VB アプリケーションで空の ObjectSet を作成し、この ObjectSet にオブジェクトを追加します。
ADO
を使用したクエリー
データベースへの接続が行われているときに、ADO により、未知のエラーがログに記録されます。エラー ハンドラでこのエラーをトラップすることはできません。ADO オブジェクトのエラー コレクションに追加されるだけです。このエラーを表示するには、実行時に Visual Basic の Locals Window を使用します。
IDMQuery
コントロール
比較演算子を使用して CS ドキュメントにある複数の値を持つカスタム プロパティに対して高度な検索を実行すると、複数のアイテム インスタンスが返されます。
Visual Basic のオブジェクト ブラウザでは、一部の IDMQuery コントロールの動作は次のようになります。
· ColumnHeaderString
プロパティ名を 2 回続けてダブルクリックすると、エラーが発生します。1 回ダブルクリックしただけではエラーは発生しません。ただし、値フィールドを 1 回クリックした直後にプロパティ名をもう 1 回クリックまたはダブルクリックすると、エラーが発生します。
通常の動作では、プロパティ名や値フィールドを何度クリックしても、エラー ダイアログ ボックスは表示されません。
· DocumentClasses
ColumnHeaderString と同じように動作します。
· KeyCondition
ColumnHeaderString と同じように動作します。
· SearchAllVersions
プロパティ名をダブルクリックしたり、ドロップダウン リストからプロパティ名を選択したりしても、値が変わりません。また、エラー ダイアログ ボックスが表示されません。
· SearchType
プロパティ名をダブルクリックしたり、ドロップダウン リストからプロパティ名を選択したりしても、値が変わりません。この場合、Visual Basic エラー ダイアログ ボックスが表示されます。
· ShowAnnotations
SearchAllVersions と同じように動作します。
· ShowCheckOut
SearchAllVersions と同じように動作します。
· WhereClause
ColumnHeaderString.Action
Grid Control
グリッドのプロパティ ページにある [効果] セクションで、 ShowHorizontalLines、ShowRowHeaders、ShowTreeViewLines などのチェックボックスをオンまたはオフにして [適用] をクリックしても、グリッド プロパティ リストでは対応する行が更新されません。(FR 22502)
次のコードは IDM Desktop 3.0 では動作しますが、IDM Desktop 3.2 では動作しません。
‘
格納された検索条件オブジェクトの作成
Set oStSrch = oLibrary.CreateObject(idmObjTypeStoredSearch, "")
qname = "QCS_" + CStr(k) + "_" + CStr(maxRet) +
"_" + CStr(j)
queryCond = whereClause(k)
oStSrch.ADOCommand.ActiveConnection
= connection
oStSrch.ADOCommand.oStSrch.ADOCommand.CommandText = "SELECT " +
colSpec + " FROM FNDOCUMENT WHERE " + queryCond
oStSrch.ADOCommand.Properties("Maximum Rows") = maxRet
oStSrch.Label = qname
oStSrch.SaveNew idmStoredSearchSaveNewNoUI, CustomApp.Text
この問題を解決するには、次の例のように SaveNew を呼び出します。
‘
格納された検索条件オブジェクトの作成
Set oStSrch = oLibrary.CreateObject(idmObjTypeStoredSearch, "")
oStSrch.SaveNew idmStoredSearchSaveNewNoUI, CustomApp.Text
qname = "QCS_" + CStr(k) + "_" + CStr(maxRet) +
"_" + CStr(j)
queryCond = whereClause(k)
oStSrch.ADOCommand.ActiveConnection
= connection
oStSrch.ADOCommand.CommandText = "SELECT " + colSpec + " FROM
FNDOCUMENT WHERE " + queryCond
oStSrch.ADOCommand.Properties("Maximum Rows") = maxRet
oStSrch.Label = qname
oStSrch.Save 'AdoCommand
に設定された値をすべて保存
(FR 22755)
コマンド
オブジェクト
メソッド ShowOptionsDialog を実行している場合、表示される [オプション] ダイアログ ボックスは、メソッドの Modal パラメータに渡される値が True であるか False であるかに関係なく、常にモーダルになります。
通常、複数ページにわたる IS ドキュメントを保存するには、配列を作成し、この中にページ データを入れて、この配列を IDM コールに渡します。ただし、Panagon Web Services を使用した VBScript で配列を使用すると、予想外の結果となります。次のコードは、ASP 環境と同様、VBScript を使用して複数ページの IS ドキュメントを正常に保存する方法を表しています。
‘VBScript
を使用して複数ページ ドキュメントを作成
Set oDoc = oLib.CreateObject (idmObjTypeDocument, “SampleDocType”)
FileName01
= “C:\Temp\Anno1.tif”
FileName02 = “C:\Temp\Anno2.tif”
ODoc.SaveNew Array(fileName01, fileName02), idmDocSaveNewKeep
ADO
による接続文字列処理の誤り
次のコード行では、ADO によって接続文字列が誤って処理されてしまいます。
"Prompt="& idmLogonOptNoUI & ";"
この例では、idmLogonOptNoUI は 0 と解釈されますが、この値は正しくありません。ADO 接続文字列を用意する場合、IDM 定数の代わりに、adPromptNever など、 ADODB.ConnectPromptEnum にある ADO 定数を使用します。
さらに、ADO により接続文字列が解釈され、プロパティに対応するアイテムが削除されます。この状況を例で表すと次のようになります。
connStr = "Provider=FnDBProvider;Data Source=" & lib.Name &";SystemType=" & lib.SystemType & ";"
anADOConn.Open connStr
extPropsStr = anADOConn.Properties("Extended Properties")
ADO 2.0
より前のバージョンでは、拡張プロパティ文字列には
"SystemType=..."
が含まれていました。このバージョンから、文字列のこの部分が削除され、anADOConn.Properties("SystemType")
のように、プロパティとしてのみ使用可能になりました。
次のような
ArchiveEx
メソッドを使用して、バージョンをアーカイブするときに、アーカイブ処理方法を指定できます。
Sub
ArchiveEx([DispName As String])
Member of
IDMObjects.Version
ここで、DispName
はアーカイブ処理方法の名前です。
Windows 2000 システムで IE 5.5 sp2 ブラウザを使用している場合は、CS または IS サーバーに接続する [プロパティ] ダイアログのタブ名が文字化けすることがあります。Windows 2000 で IE 6.0 を使用している場合は問題ありません。
次に、IDM Desktop 3.2.0 リリースと Panagon Web Services、およびその他の FileNET 製品間の互換性について説明します。
Panagon Web クライアントと IDM Desktop のインストールでは、次のライブラリへのアクセスが認証されています。
· CS 5.1.1 以降
· IS 3.5 以降
IDM Desktop 3.2.0 は、同じ Windows サーバー上の CS サーバーおよびシステム管理ツールと同じ場所に配置できます。
IDM Desktop 3.1.0 は解析サービスと同じ場所に配置できません。
Panagon
Web Services には、独自の Web
クライアントと管理ツールが含まれています。Panagon Web
Services と同じコンピュータ上には、IDM Desktop、IS、CS、およびどの
CS サーバー コンポーネント (リモート ストレージ
マネージャなど) もインストールしないでください。
IS や CS と同じサーバー上で Panagon Web クライアントを使用することはできません。
IDM Desktop は Saros Document Manager (SDM) と同じ PC に共存できます。IDM Desktop は次の古い機能をサポートしていません: Mezzanine や Mezzanine API を使用して保存された SDM スマート フォルダ、ドキュメント参照、格納された検索。
SDM 4.2.1 を使用して作成されたフォルダは、スラッシュ文字を含む名前を付けることができます。Panagon Web Services では、これらのフォルダ名は正しく表示されません。(FR 19610).
Panagon Web Services は Panagon Capture のどのバージョンとも互換性がありません。
IDM Desktop 3.2.0 は Capture 3.1 と互換性があります。
Panagon DS Capture Desktop をインストールして使用する前に、システムに IDM Desktop をインストールする必要があります。詳細は、Capture のマニュアルを参照してください。
Panagon Web Services は PWP ステーションと同じシステム上に配置することはできません。
IDM Desktop は、Panagon Print、Panagon Fax、WorkFlo/Print と同じ PC に配置することができません。同様に、Panagon Web Services は、Panagon Print、Panagon Fax、または WorkFlo/Print と同じ PC に配置することはできません。
Panagon Web Services と IDM Desktop 3.2.0 は、レポート マネージャ 4.0 および 4.1 と併用できます。シン クライアントおよびシック クライアントをレポート マネージャ デスクトップと同じ場所に配置できます。ただし、シック クライアントおよびシン クライアントをレポート マネージャ サーバーと同じ場所に配置することはできません。
IS ライブラリにクロスカタログされたレポート マネージャ ドキュメントを表示する場合は、設定情報についてレポート マネージャのマニュアルを参照してください。
既知の問題点
· ドキュメント プロパティ F_Pages の IS ライブラリ制限は 65535 です。レポート マネージャ ドキュメントのページ数が 65535 より大きい場合、F_Pages プロパティはゼロ (0) の値を与えられています。
· ドキュメントを検索し、それを表示しているときに、ビューアを閉じていない場合は、次に他のドキュメントを検索しようとすると、PC がハングアップする原因となります。(FR 22946)
Panagon Web Services または IDM Desktop をインストールした後で、FileNET カスタマ サポートのサイトをチェックして、最新情報とソフトウェア パッチを入手してください。パッチをダウンロードする ftp サイトには ReadMe ファイルが用意されています。このファイルは、各パッチに含まれるプログラムの修正について説明しています。
1.
FileNET Worldwide Support Web サイト (http://www.css.FileNET.com/)
にアクセスします。
2. ユーザー名とパスワードがある場合は、[Welcome to Worldwide Customer Support] ページで情報を入力し、[Login] をクリックします。手順 4 に進みます。ユーザー名とパスワードでは大文字と小文字が区別されます。詳しい説明が必要な場合は、Web ページの下部にある [Contact Us] をクリックしてください。
3. ユーザー名とパスワードがない場合は、[New Users] というサイン アップ用のリンクをクリックします。新しいユーザーの場合は、Web サイトへのログオンを試みる前に、次の条件を満たしているかどうかを確認する必要があります。
· お勤めの会社が FileNET CSS で契約をサポートされている。
· このアカウントに対して許可された顧客コンタクトを持っている。
· FileNET Customer ID (CID) を持っている。この番号は、パッキング リストやインボイスなど、FileNET から送付された書類に記載されています。
4. [Product Info] タブをクリックします。
5. [Expandable Toolbox] をハイライトして [Download Fixes/Patches] を選択します。
6. FTP ダウンロードに関する注意事項を読んだら、[FileNET CSS FTP Site] リンクをクリックします。
7. [Hotfixes] フォルダを開きます。
8. [IDMdesk-web.html] を選択すると、使用可能なパッチが用意されているリリースが一覧表示されます。
9. Panagon 3.2 リリースのディレクトリを選択します。
10. ソフトウェア パッチのディレクトリを選択します。この操作によって、パッチ内の実行可能なソフトウェアとテキスト ファイルが一覧表示されます。
ReadMe
またはリリース ノートをダウンロードするには
1.
FileNET Worldwide Support Web サイト (http://www.css.FileNET.com/)
にアクセスします。
2. ユーザー名とパスワードがある場合は、[Welcome to Worldwide Customer Support] ページで情報を入力し、[Login] をクリックします。手順 4 に進みます。ユーザー名とパスワードでは大文字と小文字が区別されます。詳しい説明が必要な場合は、Web ページの下部にある [Contact Us] をクリックしてください。
3. ユーザー名とパスワードがない場合は、[New Users] というサイン アップ用のリンクをクリックします。新しいユーザーの場合は、Web サイトへのログオンを試みる前に、次の条件を満たしているかどうかを確認する必要があります。
· お勤めの会社が FileNET CSS で契約をサポートされている。
· このアカウントに対して許可された顧客コンタクトを持っている。
· FileNET Customer ID (CID) を持っている。この番号は、パッキング リストやインボイスなど、FileNET から送付された書類に記載されています。
4. 左側のリストで [Panagon] をクリックすると、Panagon 製品が一覧表示されます。
5. [Panagon IDM Desktop] または [Panagon Web Services] をクリックします。
6. [Release Information]をクリックします。
7. [Panagon Web Services and IDM Desktop Readme 3.2.0] または [Panagon Web Services and IDM Desktop 3.2.0 Release Notes] をクリックします。
SMS 2.0 は、IDM Desktop と Panagon Web Services クライアント パッケージをコンピュータに自動的にインストールします。このとき、エンド ユーザーの介入は必要ありません。IDM Desktop と Panagon Web Services がサポートするすべてのサイレント インストール機能は、SMS 2.0 でも使用できます。
SMS 2.0 は、クライアント コンピュータ上で初期インストールとして IDM Desktop 3.2.0 をインストールするために使用できます。また、IDM Desktop3.1.0 を実行するクライアント コンピュータ上でアップグレード インストールも実行できます。 SMS 2.0 を使用すると、IDM Desktop 用のパッチ リリースもインストールすることができます。
IDM Desktop 3.2.0 のインストールを完了した後で、他の SMS パッケージを作成して IDM 基本設定ファイルをインポートします。SMS Package Definition File (PDF) の入力については、本ドキュメントの最後の説明を参照してください。
現在、IDM Desktop は IDM Desktop コンポーネントを追加したり、製品をアンインストールするための、サイレント モード処理をサポートしていません。SMS インストーラ 2.0 を使用して、これらのタスクを実行することができます。
Web クライアント コンピュータへの Panagon Web Services クライアント オプション (Viewer、Viewer2、FnControls) のインストールは、SMS 2.0 でサポートされています。SMS 2.0 は、初期インストールとして、また 3.1.0 リリースからのアップグレードとして、Web Services 3.2.0 クライアント パッケージをインストールするときに使用できます。サーバー サイドの Panagon Web Services ソフトウェアのインストールはサポートされていません。