IBM Enterprise Records, バージョン 5.1.+            

スイープ・プロセス

スイープ・プロセスは daemon プロセスであり、業務時間内の適切な時間で実行されるようスケジューリングします。システムの使用率が低い時刻を選択します。Windows の場合はスケジューラー、UNIX の場合は cron を使用します。スイープ・プロセスを実行するには、必要なレベルの JRE を使用していることを確認してください。

次の表は、スイープ・プロセス用にインストールされる主なファイルの一部の概要を示したものです。これらのファイルは、 <RM_install_path>/FileNet/RecordsManagerSweep ディレクトリーまたはそのサブディレクトリー内にあります。

ディレクトリー 内容 用途
RecordsManagerSweep lib ディレクトリー、RecordsManagerSweep バッチ・ファイルまたはシェル・ファイル、および log4j.properties ファイル。 スイープ・プロセスを実行する。
RecordsManagerSweep/lib 廃棄スイープおよび保留スイープ・プロセスの両方で必要となる jar ファイル。
RecordsManagerSweep/lib/config RMSweepConfiguration.xml および RMHoldSweepConfiguration.xml 廃棄スイープおよび保留スイープ・プロセスを構成する。

スイープ・プロセスを実行する前に、スイープ・プロセスを構成しておく必要があります。スイープ・プロセスの構成の詳細については、次を参照してください。

スイープ・プロセスの実行の詳細については、次を参照してください。

廃棄スイープ

廃棄スイープは、複数のフェーズで構成される廃棄スケジュールに移行する準備ができたレコードを見つけます。エンティティーの計算済みのデータを更新した後に廃棄を起動し、期限が来ると重要レコード・レビューを起動します。

廃棄スイープ・プロセスでは、以下のプロパティーが更新されます。更新されるプロパティーは、廃棄スイープの構成や廃棄シナリオの内容によって異なります。以下に、該当するプロパティーの表示名を示します (シンボル名と表示名が大きく異なる場合は、かっこ内にシンボル名を示しています)。

受諾先 イベント型
アクション・タイプ エクスポート先
集合 エクスポート・フォーマット
代替保存期間 外部イベント発生日
AssociatedRecordType 削除
カレンダー日付 最終フェーズ完了
閉じたユーザー 要スクリーニング
条件 XML 前回のレビュー者
現在のアクション・タイプ 最終スイープ日付
現在のフェーズ・アクション フェーズ・アクション
現在のフェーズの判断日付 フェーズ判断日
現在のフェーズの実行日付 フェーズ番号
現在のフェーズの実行状況 フェーズ
現在のフェーズのエクスポート先 プロパティー値
現在のフェーズのエクスポート・フォーマット 閉じる理由
現在のフェーズ ID フェーズ保存の再計算
現在のフェーズ・レビューの判断 レコード情報 (RecordInfoPtr)
カットオフ日 再開日
カットオフ・ベース 保存ベース
カットオフの継承元 保存期間 (日)
サイクル日 保存期間 (月)
サイクル月 保存期間 (年)
サイクル年 レビュー・コメント
閉じられた日付 レビュー日
最終更新日 レビュー判断
前回のレビュー日付 レビューアー
日時 レビューアーの詳細
廃棄フェーズ RM フォルダー (RMFolderPtr)
廃棄スケジュール 重要レコード宣言日
廃棄スケジュール割振日 重要レコード・インジケーター (IsVitalRecord)
廃棄トリガー (CutoffDisposalTrigger) 重要レコードの次回レビュー日付
廃棄カットオフ・アクション (CutoffAction) 重要レコード・レビューと更新サイクル (VitalRecordDisposalTrigger)
廃棄イベント・オフセット (日) (CutoffOffSetDays) 重要レコードのレビュー日付
廃棄イベント・オフセット (月) (CutoffOffSetMonths) 重要スイープ日付
廃棄イベント・オフセット (年) (CutoffOffSetYears) 重要ワークフロー状況
実質更新日

保留スイープ

保留スイープでは、条件付き保留に指定された条件に一致するレコードを見つけて、保留を適用します。

保留スイープ・プロセスによって、以下のプロパティーが更新されます。更新されるプロパティーは、保留スイープの構成や保留条件の内容によって異なります。以下に、該当するプロパティーの表示名を示します。

関連付けられたフォルダー
関連付けられたレコード
先頭
保留
動的
最終保留スイープ日
OnHold
RM エンティティー削除の防止
末尾

分類解除レビュー・スイープ

分類解除レビュー・スイープは、「分類を解除 - 日付」または「分類を解除 - イベント」の値が指定されていない分類されたレコードにのみ適用できます。IBM Enterprise Records では、「構成項目」ページで指定されている「デフォルトの分類解除の時間枠」を使用して、このレコードの分類解除を実行します。デフォルトの分類解除の時間枠について詳しくは、IBM Enterprise Records システムの構成を参照してください。

「デフォルトの分類解除タイム・フレーム」に変更があった場合、分類解除レビュー・スイープは、IBM Enterprise Records により「デフォルトの分類解除タイム・フレーム」が使用される既存の分類されたレコードの分類解除実行日を更新します。「デフォルトの分類解除タイム・フレーム」で変更があった後に分類解除レビュー・スイープが実行されない場合、IBM Enterprise Records では既存の分類されたレコードに変更を適用しません。「デフォルトの分類解除タイム・フレーム」の変更の後に宣言された分類されたレコードに対しては、変更が適用されます。



フィードバック

最終更新日: 2011 年 8 月


© Copyright IBM Corp. 2011.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www/eclipse.org)