ロギングは通常、テスト環境または実稼働環境で、アプリケーションの障害に関する情報を収集および記録するように実装されています。ロギングを有効にすると、出荷された IBM® Enterprise Records アプリケーション・コードに挿入されたログ・ステートメントにより、ログ・エントリーが出力ロケーションに書き込まれます。
アプリケーションがサーバーに要求を出すと、ロギング・メカニズムが要求に関する情報を収集し、それをファイルやコンソールなどの何らかの出力メディアに書き込みます。すると、その情報を、問題の分析やデバッグに使用できます。取り込む情報や、その詳細レベルは、IBM Enterprise Records 内の構成ファイルを変更することによって制御します。このファイルによって、アプリケーションのコードを変更または再コンパイルしなくても、動作、優先度レベル、および出力フォーマットをログに記録することができます。