廃棄スイープ・ツールを実行する前に、ご使用の環境の値を使用して廃棄スイープ・ツールを構成します。コマンド・プロンプトを使用して「構成設定 (Configuration settings)」ページにアクセスできます。また、コマンド・プロンプトを使用して廃棄スイープ・ツールを実行することもできます。廃棄スイープ・ツールを実行すると、トラブルシューティング用のエラー・ログが生成されます。
廃棄スイープ・ツールを構成または実行するには、以下の手順を実行します。
フィールド | 必須 | 指定する情報 |
---|---|---|
サーバー名 | はい | 廃棄スイープ・プロセスを実行する Content Engine サーバーの名前または IP アドレスを指定します。 |
ポート番号 | はい | Content Engine サーバーで使用する WSI または EJB ポート番号を指定します。「接続」フィールドで http または https を選択した場合は、WSI ポート番号 (例: WebLogic Server の場合は 7001、WebSphere® の場合は 9080、JBoss Application Server の場合は 8080) を指定する必要があります。「接続」フィールドで EJB プロトコルのいずれかを選択した場合は、使用するアプリケーション・サーバーのデフォルトの EJB ポート番号 (例: WebSphere の場合は 2809) を指定する必要があります。 |
URL パス | はい | Content Engine サーバーと通信する際にツールで使用するように構成された URL へのユーザー定義パスを指定します。 |
オブジェクト・ストア名 | いいえ | 廃棄スイープを実行する FPOS の GUID または名前を指定します。値を指定しないと、指定した Content Engine サーバーに関連付けられているすべての FPOS で廃棄スイープ・プロセスが実行されます。 |
レコード・タイプに基づいて実行 | いいえ | 廃棄スイープ・プロセスで、すべてのレコード・タイプについて、関連付けられた廃棄スケジュールが変更されているかどうかを確認する場合は、この値に True を指定します。いずれかのレコード・タイプの廃棄スケジュールが変更されている場合は、そのレコード・タイプに関連付けられているすべてのエンティティーが廃棄スイープ・プロセスによって更新されます。レコード・タイプを無視する場合は、この値に False を指定します。 |
エンティティー GUID (Entity GUID) | いいえ | 廃棄スイープ・プロセスの実行対象の IBM® Enterprise Records エンティティー (分類スキーム、レコード・カテゴリー、またはレコード・フォルダー) の GUID を指定します。廃棄スイープ・プロセスは、指定したエンティティー、およびそのすべての子に対して実行されます。デフォルトでは、このノードは空になっており、すべてのエンティティーが処理されます。 |
ユーザー ID | はい | 廃棄スイープが、計算を実行するために Content Engine にログオンするとき、およびワークフローを開始するために Process Engine にログオンするときに使用するユーザー名を指定します。 このユーザーは、Records Administrator ロールが割り当てられていて、Content Engine Administrators グループのメンバーであり、かつ FPOS のオブジェクト・ストア管理者である必要があります。 |
パスワード | はい | ユーザー ID のパスワードを指定します。 |
FIPS 140-2 モード | いいえ | 「オン」または「オフ」を選択します。FIPS 140-2 モードの場合、IBM Enterprise Records は FIPS 140-2 で承認された暗号方式プロバイダー (IBMJCEFIPS (証明書 376)、IBMJSSEFIPS (証明書 409)、または IBM Crypto for C (ICC) (証明書 384)) を暗号化に使用します。 |
PE 接続ポイント | はい | Application Engine または Workplace XT によって使用される接続ポイントの名前を入力します。 自動廃棄アクションのみを処理するように構成されている場合、このフィールドは必須ではないため、空白のままにしておくことができます。 |
更新バッチ・サイズ | いいえ | デフォルトでは、IBM Enterprise Records は 1 つの更新用バッチに最大 1,000 個のエンティティーを格納します。 |
読み取りバッチ・サイズ (Read Batch Size) | いいえ | デフォルトでは、IBM Enterprise Records は 1 つの読み取り用バッチに最大 10,000 個のエンティティーを格納します。 |
スレッド数 | いいえ | 廃棄スイープ・プロセス中に IBM Enterprise Records が使用する処理スレッドの数を入力します。Content Engine サーバー上の論理 CPU 1 つにつき、1 スレッドを指定することを推奨します。例えば、Content Engine サーバーに 8 つの論理 CPU がある場合、「8」と入力します。デフォルトは、1 です。 |
複数ファイル・レコードのキャッシュ・サイズ | はい | 複数ファイル・レコード用に独自のキャッシュ・サイズを構成します。デフォルト値は 10,000 です。デフォルトでは、スイープにより最大 10,000 の複数ファイル・レコード ID をキャッシュに保存することができます。 |
アクティビティー・ログ・ファイル名 (Activity Log File Name) | いいえ | 廃棄スイープ・プロセスによって作成されるエラー・ファイルの名前とパスを指定します。デフォルトでは、廃棄スイープ・プロセスによって ErrorFile というファイルが ier_install_path/RecordsManagerSweep フォルダーに作成されます。プロセスがエラーなしに実行された場合、エラー・ファイルの長さは 0 バイトです。 |
重要として実行 (オプション) | いいえ | False または True に設定します。(デフォルト: False) |