AFP Viewer プラグインと Java 行データ・ビューアーを使用すると、ユーザーが AFP ドキュメントと行データ・ドキュメントをそれぞれ IBM Content Manager OnDemand から表示できるようになります。ユーザーは AFP ドキュメントと行データ・ドキュメントを Workplace XT から直接ダウンロードできないことに注意してください。
また、MIME タイプをカスタマイズすると、ユーザーが各種のドキュメントを異なるビューアーで表示できるようになります。
Content Manager OnDemand Java API で使用されるトレース・ロギング設定を構成することができます。アプリケーションのアクティビティーの分析や、問題の診断と解決を行うには、これらのロギング・レベルを使用します。
Workplace XT を Content Manager OnDemand 用に構成するには、次のようにします。
- OnDemand Web Enablement Kit (ODWEK) を Workplace XT サーバーにインストールします。
デフォルトのインストール・フォルダーは以下のとおりです。
- Windows: C:¥Program
Files¥IBM¥OnDemand Web Enablement Kit
- AIX®: /usr/lpp/ars/www
- インストール・フォルダーの絶対パスを、オペレーティング・システムの PATH および LIBPATH 環境変数 (またはご使用のオペレーティング・システムでこれらに対応する環境変数) に追加します。また、folder¥lib32 または lib64 フォルダー・パスも同様に追加する必要が生じる場合もあります。
- ODWEK のインストール先の applets サブフォルダーにナビゲートします。
- 以下のファイルを、Workplace XT アプリケーションのインストール先の download サブフォルダーにコピーします。
注:
- IEFix.js
- ODAfp2Html2.jar
- ODLineDataViewer2.jar
- ODWEK のインストール先の api サブフォルダーにナビゲートします。
- 以下のファイルを、Workplace XT アプリケーションのインストール先の WEB-INF¥lib サブフォルダーにコピーします。
- テキスト・エディターを使用して、Workplace XT アプリケーションのインストール先のフォルダーにあるサーブレット記述子 (web.xml) ファイルを編集します。以下の行を、このファイルの対応する listener セクション、servlet セクション、および servlet-mapping セクションに入力します。
注意:
テキストは直接入力しなければなりません。
テキストの切り取りと貼り付けを行うと、ファイルが破損する可能性があります。
<listener>
<listener-class>com.filenet.ae.cmodviewer.ViewerServlet</listener-class>
</listener>
<servlet>
<servlet-name>cmodViewer</servlet-name>
<servlet-class>com.filenet.ae.cmodviewer.ViewerServlet</servlet-class>
<init-param>
<param-name>Afp2PdfInstallDir</param
name>
<param-name>C:¥Program Files¥IBM¥OnDemand
Web Enablement Kit¥afp2pdf.ini</param name>
</init-param>
<init-param>
<param-name>Afp2PdfConfigFile</param
name>
<param-name>C:¥Program Files¥IBM¥OnDemand
Web Enablement Kit¥afp2pdf</param name>
</init-param>
</servlet>
<servlet>
<servlet-name>cmodViewerCallback</servlet-name>
<servlet-name>com.filenet.ae.cmodviewer.ViewerCallbackServlet</servlet-name>
</servlet>
<servlet-mapping>
<servlet-name>cmodViewer</servlet-name>
<url-pattern>/cmodViewer/*</url-pattern>
</servlet-mapping>
<servlet-mapping>
<servlet-name>cmodViewerCallback</servlet-name>
<url-pattern>/cmodViewerCallback/*</url-pattern>
</servlet-mapping>
- cmodKeyStore ファイルの場所を移動します。
Workplace XT をアップグレードするときに Content Manager OnDemand のログオン ID とパスワードを
失いたくない場合や、WebLogic 11g システム上で Content Manager OnDemand 統合を構成している場合は、
デフォルトの場所ではなく構成の場所を使用するように web.xml ファイルを編集する必要があります。
<context-param>
<param-name>keyStorePathparam-name>keyStorePath>
<param-value>install_path/FileNet/Config/WebClient/cmodKeyStore</param-style>
</context-param>
- afp2pdf.zip ファイルを unzip します。内容を .....IBM¥OnDemand Web Enablement Kit folder¥afp2pdf に置きます。この Zip ファイルは、ODWEK 8.4 の中に含まれていることに注意してください。ODWEK 8.5 では、このファイルは含まれておらず、別にダウンロードする必要があります。このファイルを unzip するときに、unzip により解凍された
内容は、unzip プロセスが作成するフォルダーではなく、afp2pdf フォルダーに入れます。
- アプリケーションを再デプロイします。Workplace XT の以前のバージョンからアップグレードしている場合は、
ステップ 7 の <init-param> テキストを追加し、ステップ 8 を行う必要があります。
ユーザーが AFP ドキュメントや行データ・ドキュメントを Content Manager OnDemand サーバーから表示するには、事前に IBM® Content Manager OnDemand のサイト設定で、サーバーでの認証に使用するユーザー・アカウントの名前とパスワードを指定しておく必要があります。OnDemand リポジトリーの PDF ドキュメントを表示するときに、PDF ビューアーを使用するように
デフォルトのビューアーを変更することもできます。
詳細については、IBM Content Manager OnDemand の一般設定を参照してください。
注: IBM Content Manager OnDemand のサイト設定で定義したユーザー名とパスワードは、鍵ストアに格納されます。
この鍵ストアのデフォルト・パスは <XT_install_path>¥WorkplaceXT¥WEB-INF¥cmodKeyStore にあります。サーブレット記述子 (web.xml) ファイルにある keyStorePath コンテキスト・パラメーターを使用すると、鍵ストアの場所を変更できます。
ユーザーが AFP ドキュメントを表示するには、事前にユーザーが各自のローカル・マシンに AFP Viewer プラグインをインストールしておく必要があります。AFP Viewer プラグインのインストール・プログラム名は
afpplgin.exe です。このプログラムは、ODWEK のインストール先の plugins サブフォルダーにあります。AFP Viewer プラグインのインストールについて詳しくは、IBM Content Manager OnDemand インフォメーション・センターでインストール を参照してください。
OnDemand Web Enablement Kit を使用すると、MIME タイプをマップできます。各 MIME タイプは、ユーザーが表示するドキュメント・タイプに対応します。MIME タイプを変更したら、それを
cmodMimeMappings.properties ファイルに追加します。このファイルは、Workplace XT アプリケーションのインストール時に定義された構成フォルダーにあります。
新しい MIME タイプを cmodMimeMappings.properties ファイルに追加する場合は、アプリケーション・サーバーを再始動する必要があります。