IBM Enterprise Records, バージョン 5.1.+              

Application Engine または Workplace XT でのサイト設定の設定

IBM® Enterprise Records を使用する前に、Application Engine または Workplace XT でサイト設定を変更して、これらのアプリケーションが IBM Enterprise Records Web アプリケーションと適切に連携できるようにする必要があります。

IBM Enterprise Records 環境の構成を開始する際には、計画チェックリストを使用していくつかのステップを実行する必要があります。サイト設定を変更することで、IBM Enterprise Records Web アプリケーションがユーザーを検索し、動作する方法を制御できます。例えば、ユーザーがログインした時に単一のファイル・プラン・オブジェクト・ストアのみ表示できるようにするか、複数のファイル・プラン・オブジェクト・ストアを表示できるようにし、それらの中からデフォルトのファイル・プランを選択できるようにするか決定できます。さらに、他の設定を変更して、以下を実行できます。
  • (必須) IBM Enterprise Records がインストール済みであることを示す。
  • (必須) 接続ポイントが設定されているか検査する。
  • (Workplace XT のみ) オーサリング・ページの表示を「Workplace の場合のみ (Workplace Only)」に設定する。
  • (FPOS ごとに必須) ファイル・プランを含むすべてのオブジェクト・ストアを指定し、オブジェクト・ストアごとにデフォルトのファイル・プランを指定する。
  • (ROS ごとに必須) レコードとして宣言できるコンテンツを備えたすべてのオブジェクト・ストアを指定する。
  • (必須) IBM Enterprise Records Web アプリケーションへのログオン時に表示するファイル・プランを指定する。
  • (Workplace XT のみ) レコード管理のベース URL を確認する。
  • (オプション) Crystal Reports がインストールされているサーバーの名前を特定する。
  • (DoD 分類に対してのみ必須) 他のユーザーを、Classified Records Security Personnel アクセス・ロールに割り当てる。
  • (オプション) Application Engine または Workplace XT から IBM Enterprise Records へのリンクを追加する。
  • (オプション) Application Engine または Workplace XT からの「レコード・フォルダーを要求」リンクを有効にする。
重要: これらの手順は、リストされている順番に完了する必要があります。

IBM Enterprise Records 関連のサイト設定を実行するには、以下の手順を実行します。

  1. IBM Enterprise Records とともに Application Engine または Workplace XT がインストールされているアプリケーション・サーバーにログオンします。 Java が有効で、ポップアップが許可されている Web ブラウザーを使用して、Application Engine Administrator アクセス特権および Records Administrator 特権を所有するユーザーとしてログオンします。
    重要: このタスク中、IBM Enterprise Records 機能にはアクセスしないでください (サイト設定を実行する場合を除く)。IBM Enterprise Records はまだ完全には構成されていないため、この時点でアプリケーションを使用すると、予期しない動作が発生する場合があります。
  2. サイト設定」メニューにアクセスします。
    オプション 説明
    Application Engine 「管理」 タブを選択し、「サイト設定」 をクリックします。
    Workplace XT 「ツール」 > 「管理」 > 「サイト設定」に移動します。
  3. (必須) IBM Enterprise Records がインストール済みであることを示します。
    1. サイト設定」メニューの「一般」を選択します。
    2. 一般設定」で「レコード管理がインストール済み」を「はい」に設定し、変更内容を適用します。 Application Engine の場合、「適用」をクリックしますが、Workplace XT の場合、「サイト設定」で別のリンクをクリックします。
  4. (必須) 接続ポイントが設定されているか検査します。
    1. サイト設定」メニューの「一般」を選択します。
    2. タスク」で Process Engine 接続ポイントが選択されていることを確認し、変更内容を適用します。
  5. (Workplace XT のみ) オーサリング・ページの表示を「Workplace の場合のみ (Workplace only)」に設定する。 この設定により、Workplace XT のドキュメント作成ウィザードの最後に「レコードとして宣言」オプションが表示されます。
    1. サイト設定」メニューから「一般」に移動します。
    2. オーサー」で、オーサリング・ページの表示を「Workplace の場合のみ (Workplace only)」に設定し、変更内容を適用します。
  6. (FPOS ごとに必須) ファイル・プランを含むすべてのオブジェクト・ストアを指定し、オブジェクト・ストアごとにデフォルトのファイル・プランを指定します。

    ファイル・プランについて詳しくは、このトピックの末尾にあるリンクを参照してください。

    ヒント: サイトに対しデフォルトのファイル・プランを設定する前に、この手順を完了する必要があります。
    1. サイト設定」メニューから「オブジェクト・ストア」に移動し、任意のファイル・プラン・オブジェクト・ストア (FPOS) を選択します。
    2. レコード管理」で「ファイル・プランをサポート」を「はい」に設定し、変更内容を適用します。
    3. レコード管理」で「デフォルトのファイル・プラン」リンクをクリックし、適切なファイル・プランに移動して選択し、「適用」をクリックします。
    4. (オプション)「編集可能なリンク・クラス」で「リンク・クラスの追加」をクリックし、使用するリンク・クラスを選択します。

      リンク・クラスについて詳しくは、このトピックの末尾にあるリンクを参照してください。

    5. 変更を適用します。
    6. FPOS ごとに前の手順を繰り返します。
  7. (ROS ごとに必須) レコードとして宣言できるコンテンツを備えたすべてのオブジェクト・ストアを指定します。
    1. サイト設定」メニューから「オブジェクト・ストア」に移動し、任意のレコード・オブジェクト・ストア (ROS) を選択します。
    2. レコード管理」で「レコードの宣言をサポート」を「はい」に設定し、変更内容を適用します。
    3. ROS ごとに前に手順を繰り返します。
      重要: FPOS と ROS が結合されたオブジェクト・ストアを使用する場合、オブジェクト・ストアに対し手順 6 と手順 7 の両方を実行します。
  8. (必須) IBM Enterprise Records Web アプリケーションへのログオン時に表示するファイル・プランを指定します。
    ヒント: 各ユーザーがアプリケーションに初めてアクセスすると、Application Engine または Workplace XT の「サイト設定」で設定されているデフォルト・ファイル・プランが表示されます。各ユーザーは「構成」タブを使用して、 デフォルト設定を上書きできます。デフォルトのファイル・プランの設定について詳しくは、このトピックの末尾にあるリンクを参照してください。
    1. サイト設定」メニューから「一般」に移動します。
    2. レコード管理」で「デフォルトのファイル・プラン」をクリックします。
    3. 該当するオブジェクト・ストアにナビゲートします。
    4. 該当するファイル・プランを選択します。
    5. 承認」をクリックします。
    6. 変更を適用します。
  9. (Workplace XT のみ) レコード管理のベース URL を確認します。 ベース URL サイト設定により、IBM Enterprise Records の Web サイトのアドレスが指定されます。ユーザーが特定の情報にアクセスできるようにするために、IBM Enterprise Records では、Workplace XT と同じホスト名を使用する必要があります。
    1. サイト設定」メニューから「一般」に移動します。
    2. レコード管理」の「ベース URL」フィールドに、以下のフォーマットで IBM Enterprise Records の Web サイトのアドレスを入力します。
      http://host name:port#/EnterpriseRecords
      ヒント: SSL 環境の場合、HTTPS および適切な SSL ポート番号を使用します。
    3. 変更を適用します。
  10. (オプション) Crystal Reports がインストールされているサーバーの名前を特定します。
    1. サイト設定」メニューから「一般」に移動します。
    2. レコード管理」の「アプリケーション・サーバー・パスを報告」に Crystal Reports Server の名前 (例えば、MyReportServer) を入力します。
    3. 変更を適用します。
  11. (DoD 分類に対してのみ必須) 他のユーザーを、Classified Records Security Personnel アクセス・ロールに割り当てます。

    Classified Records Security Personnel アクセス・ロールにより、どのユーザーが IBM Enterprise Records で分類レコードをアップグレード、ダウングレード、および分類解除できるかが決まります。このアクセス・ロールのメンバーは、IBM Enterprise Records で「デフォルトの分類解除の時間枠」の値も設定できます。RM アクセス・ロール・ツールで、このロールを作成します。以下に、追加のユーザーを割り当てる方法を示します。

    1. サイト設定」メニューから「アクセス・ロール」に移動します。
    2. Classified Records Security Personnel アクセス・ロールに対してユーザーおよびグループを追加または削除します。
    3. 変更を適用します。
  12. (オプション) Application Engine または Workplace XT から IBM Enterprise Records へのリンクを追加します。
    1. サイト設定」メニューから「オーサー・ページ」(Application Engine) または「ツール統合」(Workplace XT) に移動します。
    2. レコード・マネージャー」で「変更」をクリックします。
    3. 「アイテム URL」フィールドに、IBM Enterprise Records Web アプリケーションの URL を入力します。次に例を示します。
      http://my_server:port#/EnterpriseRecords/
      ここで、my_server は、IBM Enterprise Records Web アプリケーションがインストールされているサーバーの完全修飾名です。
    4. 承認」をクリックして、変更を適用します。
  13. (オプション) Application Engine または Workplace XT からの「レコード・フォルダーを要求」リンクを有効にします。
    1. サイト設定」メニューから「オーサー・ページ」(Application Engine) または「ツール統合」(Workplace XT) に移動します。
    2. 「要求されたレコード・フォルダー」で「変更」をクリックします。
    3. 「アイテム URL」フィールドに、RM ステップ・プロセッサーの URL を入力します。
      http://RM_web_application_server:port#/
      RM_application_name/eprocess/launchers/html/ootb
      /LaunchRMCreateFolder.jsp

      次に例を示します。

      http://myserver:7001/EnterpriseRecords/eprocess/launchers/html
      /ootb/LaunchRMCreateFolder.jsp
    4. 承認」をクリックして、変更を適用します。
  14. 変更内容を適用し、保存します。作業が終了したら、「終了」(Application Engine) または「OK」(Workplace XT) をクリックします。


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最終更新日: 2011 年 8 月


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