IBM Enterprise Records, バージョン 5.1.+            

レポート定義の特定の基準の変更

ユーザー・フィールドを決定する、レポート定義の特定の基準を変更できます。

レポート定義の特定の基準によって、ユーザーがレポートを生成するために選択または入力するフィールドが決まります。特定のレポート基準には、以下のようなものがあります。

特定の基準を変更するには、以下のようにします。

  1. IBM® Enterprise Records の構成フォルダーにある reportDefinition.xml ファイルを開きます。デフォルトの場所は、ier_install_path¥Config です。
  2. <List key="reportDefinitions"> の下で、変更したいレポートの <object key="reportDefinition"> を見つけます。
  3. <object key="reportDefinition"> の下で <list key="properties"> を見つけます。
  4. プロパティー・リスト・キーの下で、各レポート基準の必要に応じて、シンボル名設定キーを追加します。新規基準を作成した場合、ここで新規基準のシンボル名設定キーも追加します。新規レポート基準の作成を参照してください。
    • 各シンボル名設定キーの後に、<setting key="required"> 0 または 1 </setting> タグを置いて、値が必要であるかどうかを指定します。0 は、ユーザーが選択を行ったり値を入力したりする必要がないことを示し、1 は、ユーザーがそのようにする必要があることを示します。
    • シンボル名と required 設定キーのペアのそれぞれを、<object key="property"> </object> タグで囲みます。

次に例を示します。

<object key="property">   
		<setting key="symbolicname">symbolic name</setting>   
		<setting key="required">1</setting> </object>

ここで symbolic name は、作成した新規基準か、または以下の設定キーのいずれかです。

  • fileplan_browse - ユーザーにファイル・プラン・オブジェクト・ストア内のロケーションの参照を許可するように、IBM Enterprise Records に指示します。
  • ros_browse - ユーザーにレコード・オブジェクト・ストア内のロケーションの参照を許可するように、IBM Enterprise Records に指示します。
  • start_date - レポート基準の開始日。
  • end_date - レポート基準の終了日。
  • application_type - PDF、DOC、XLS などの、基準として使用するレコードのタイプ。
  • security_category - データ・モデルに応じたセキュリティー・マーキング (classified、secret、confidential など)。
  • review_decision - レビューの判断。「承認」または「拒否」を含みます。
  • action - オープンまたはクローズなどの、エンティティーに対するアクション。
  • disposal_schedule - エンティティーに関連付けられた廃棄スケジュール。
  • disposal_action - 転送、レビュー、暫定転送、または破棄などの、エンティティーに対する廃棄アクション。
  • report_type - 「要約」または「詳細」ラジオ・ボタンを表示するように、IBM Enterprise Records に指示します。
  • disposal_trigger - 日付、コンテナーの終了、または外部イベントなどの、エンティティーの廃棄をトリガーするイベント。


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最終更新日: 2011 年 8 月


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