IBM Enterprise Records, バージョン 5.1.+              

IBM Enterprise Records オブジェクト・ストア・アップグレード・プロファイルの作成

FileNet® Records Manager または IBM® Enterprise Records のオブジェクト・ストアを前のバージョンからアップグレードするには、IBM Enterprise Records オブジェクト・ストア・アップグレード・プロファイルを作成する必要があります。このプロファイルに関連するタスクにより、バージョン 4.0.0、4.5.0、および 4.5.1 からのアップグレードを行うことができます。その他のバージョンはサポートされません。

以下のタスクを完了する必要があります。

オブジェクト・ストア・アップグレード・プロファイルを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. Content Engine サーバーが稼働していることを確認してください。
  2. IBM Enterprise Records Configuration Manager が稼働していない場合は、IBM Enterprise Records Configuration Manager を始動します。
  3. 「ファイル」 > 「新規インストール用プロファイル (New Installation Profile)」を選択して「新規インストール用プロファイルの作成 (Create New Installation Profile)」ウィザードを開始します。
  4. 各値を順番に使用して、ウィザード画面に入力します。
    • プロファイル・タイプとして「オブジェクト・ストア・アップグレード・プロファイル (Object store upgrade profile)」を選択します。
    • 既存のファイル・プラン・オブジェクト・ストアおよびレコード・オブジェクト・ストアをアップグレードする前に、「アップグレード・アドオンの作成」タスクを完了する必要があります。
    • アップグレード済みのワークフローを転送する前に、「ファイル・プラン・オブジェクト・ストアのアップグレード」タスクを完了する必要があります。
  5. オプション: Content Engine 接続のプロパティーの設定 (Set Properties for Content Engine Connection)」画面で、「接続のテスト」をクリックします。この操作により、入力した情報を使用して、Configuration Manager と Content Engine サーバーの間の接続がテストされます。 テストが失敗した場合は、Content Engine サーバーが稼働していること、および入力した Content Engine サーバーのプロパティー値が、Content Engine サーバーで定義されている値と一致していることを確認してください。
  6. オプション: 作成したプロファイルが、タスクおよびアイコンとともに、左側のプロファイル・ペインにアイコンとして表示されます。
    1. アップグレード・アドオンの作成」タスクを完了します。アップグレード・アドオンの作成」タスクにより、各データ・モデルおよびレコード・オブジェクト・ストアの Content EngineIBM Enterprise Records データ・モデル・アドオンが作成されます。これらのアドオンは、オブジェクト・ストアをアップグレードするために使用されます。使用するデータ・モデルを指定します。このアドオンは、前のバージョンのファイル・プラン・オブジェクト・ストアおよびレコード・オブジェクト・ストアをアップグレードするために使用されます。作成されるアドオンは、選択した特定のデータ・モデル用です。他のデータ・モデル用のアップグレード・アドオンが必要な場合、タスクを再び実行します。以下のリストは、すべてのデータ・モデル用のアップグレード・アドオンの全リストです。
      アドオン
      • Enterprise Records Upgrade 4.0.0 > 5.1.0 Base FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.0.0 > 5.1.0 DoD FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.0.0 > 5.1.0 DoD_Classified FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.0.0 > 5.1.0 PRO FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.5.0 > 5.1.0 Base FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.5.0 > 5.1.0 DoD FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.5.0 > 5.1.0 DoD_Classified FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.5.0 > 5.1.0 PRO FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.5.1 > 5.1.0 Base FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.5.1 > 5.1.0 DoD FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.5.1 > 5.1.0 DoD_Classified FPOS
      • Enterprise Records Upgrade 4.5.1 > 5.1.0 PRO FPOS

      アドオンを追加する前に、アップグレード時に FileNet Records Manager V4.5.0 および IBM InfoSphere™ Enterprise Records V4.5.1 から提供されたアドオンを除き、ドメインに既に追加されているアドオンがないことを確認する必要があります。 既存のアドオンがあるかどうかを調べるには、Application Engine サーバーまたは Workplace XT サーバーから IBM Enterprise Records に GCD 管理者としてログオンし、「アドオン (AddOns)」ノードを選択します。データ・モデル別の必須アドオンを以下に示します。

      表 1. データ・モデルごとの必須アドオン
      アドオン Base DoD DoD 分類 PRO
      Enterprise Records 5.1.0        
      Enterprise Records Upgrade 4.5.1>5.1.0 Base FPOS はい - 既存の InfoSphere Enterprise Records 4.5.1 からアップグレードする場合のみ      
      Enterprise Records Upgrade 4.5.1>5.1.0 DoD FPOS   はい - 既存の InfoSphere Enterprise Records 4.5.1 からアップグレードする場合のみ    
      Enterprise Records Upgrade 4.5.1>5.1.0 DoD_Classified FPOS     はい - 既存の InfoSphere Enterprise Records 4.5.1 からアップグレードする場合のみ  
      Enterprise Records Upgrade 4.5.1>5.1.0 PRO FPOS       はい - 既存の InfoSphere Enterprise Records 4.5.1 からアップグレードする場合のみ
      Enterprise Records Upgrade ROS
      要確認: 4.5.0 の場合は不要です
      はい - 既存の FileNet Records Manager 4.0.0 からアップグレードする場合のみ はい - 既存の FileNet Records Manager 4.0.0 からアップグレードする場合のみ はい - 既存の FileNet Records Manager 4.0.0 からアップグレードする場合のみ はい - 既存の FileNet Records Manager 4.0.0 からアップグレードする場合のみ
    2. ファイル・プラン・オブジェクト・ストアのアップグレード」タスクを完了します。 Content EngineIBM Enterprise Records アップグレード・アドオンが作成された後、前のバージョンの IBM Enterprise Records オブジェクト・ストアをアップグレードして、バージョン 5.1.0 の IBM Enterprise Records で使用できるようにすることができます。バージョン 4.0.0、4.5.0、および 4.5.1 のファイル・プラン・オブジェクト・ストア (FPOS) を IBM Enterprise Records 5.1.0 で使用するには、これらのバージョンの FPOS をアップグレードする必要があります。4.0.0 よりも前のバージョンの FPOS のアップグレードはサポートされていません。アップグレードする FPOS を指定します。
    3. レコード・オブジェクト・ストアのアップグレード」タスクを完了します。 IBM Enterprise Records アップグレード・アドオンが Content Engine で作成されたら、バージョン 4.0.0 のレコード・オブジェクト・ストア (ROS) をアップグレードして、IBM Enterprise Records で使用できるようにすることができます。 このタスクでリストされるのは、バージョン 4.0.0 の ROS のみです。バージョン 4.5.0 および 4.5.1 の ROS は、アップグレードする必要ありません。バージョン 4.0.0 よりも前のバージョンの ROS のアップグレードはサポートされていません。アップグレードするレコード・オブジェクト・ストアを指定します。
    4. アップグレード済みワークフローの転送」タスクを完了します。 IBM Enterprise Records ファイル・プラン・オブジェクト・ストア (FPOS) をアップグレードしたら、新規または更新済みの IBM Enterprise Records ワークフロー定義を、アップグレード済み FPOS から Process Engine リージョンに転送することができます。 ワークフローを使用できるようにするには、事前に転送する必要があります。FPOS および必要なリージョンへの接続ポイントを指定する必要があります。


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最終更新日: 2011 年 8 月


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