廃棄スイープ・ツールは、IBM® FileNet® Content Engine との通信に、デフォルトの WSI プロトコル (http、https) の他にいくつかの EJB プロトコル (iiop、t3、jnp) をサポートします。
「
廃棄スイープ構成コンソール」ページの「
接続」メニューでは、WSI プロトコルのいずれか 1 つ、または EJB プロトコルのいずれか 1 つを選択できます。デフォルトでは、「
接続」フィールドには WSI プロトコルが表示されます。EJB プロトコルを表示するには、
IBM Enterprise Records スイープ・バッチ・ファイル (Windows の場合は
RecordsManagerSweep.bat、UNIX の場合は
RecordsManagerSweep.sh) を変更する必要があります。これは、
IBM Enterprise Records 保留スイープには適用されません。
廃棄スイープの構成時に EJB プロトコルを表示するように廃棄スイープ・ツールを変更するには、以下の手順を実行します。
- IBM Enterprise Records スイープ・ツールをインストールしたマシンに、管理者特権でログオンします。
- 任意のテキスト・エディターで、RecordsManagerSweep.bat (Windows) または RecordsManagerSweep.sh (UNIX) ファイルを開きます。
- CONNECTION_TYPE 変数を EJB に設定します。 デフォルトは WSI です。EJB または WSI 以外の値を入力すると、WSI であるとみなされます。次に例を示します。
set
CONNECTION_TYPE=EJB (Windows)
CONNECTION_TYPE-EJB (UNIX)
- APP_SERVER 変数を、ご使用のアプリケーション・サーバーのタイプ (WebSphere、WebLogic、または JBoss のいずれか) に設定します。次に例を示します。
set
APP_SERVER=WebShere (Windows)
APP_SERVER=WebLogic (UNIX)
- WebSphere® Application
Server がある場合は、以下の追加の変更操作を行います。
- WS_DIR 変数を、WebSphere Application
Server または WebSphere クライアントのインストール・ディレクトリーに設定します。
set WS_DIR=C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer (Windows)
WS_DIR=/opt/IBM/WebShere/AppServer (UNIX)
- NAMING_PROVIDER_URL を Content Engine の URL に設定します。 set
NAMING_PROVIDER_URL=iiop://CE Server:port# ここで
- CE Server は Content Engine サーバー・マシンの名前です。
- iiop は使用されるデフォルト・プロトコルです。Content Engine サーバーが使用するプロトコルを指定します。
- デフォルト・ポートは 2809 です。Content Engine サーバーが使用するポート番号を指定します。
- CORBA_CONFIGURL で、sas.client.props ファイルへのパスが正しいことを確認します。 特に、デフォルトの AppSrv01 フォルダーが正しいことを確認してください。正しくない場合は、WebSphere のインストール済み環境に一致するように変更してください。
- WebLogic Server 9 以前がある場合は、以下の追加の変更操作を行います。
- WebLogic install path/lib フォルダーの weblogic.jar ファイルを RM install path/RecordsManagerSweep/lib フォルダーにコピーします。
- 次の行のコメントを外します。
REM set
CLASS_PATH=%CLASS_PATH%;lib/weblogic.jar (Windows)
#
CLASS_PATH=“$CLASS_PATH”:lib/weblogic.jar (UNIX)
- さまざまな JRE レベルのうちの 1 つを使用するために、必要に応じて他の行のコメントを外したりコメント化したりします。
- WebLogic Server 10 以上がある場合は、以下の追加の変更操作を行います。
- WebLogic install path/lib フォルダーの wlfullclient.jar ファイルを RM install path/RecordsManagerSweep/lib フォルダーにコピーします。
- 次の行のコメントを外します。
REM set
CLASS_PATH=%CLASS_PATH%;lib/wlfullclient.jar (Windows)
#
CLASS_PATH=“$CLASS_PATH”:lib/wlfullclient.jar (UNIX)
- さまざまな JRE レベルを使用するために、必要に応じて他の行のコメントを外したりコメント化したりします。
- JBoss Application Server がある場合は、以下の追加の変更操作を行います。
- JBoss install path/client フォルダーの jbossall-client.jar ファイルを RM install path/RecordsManagerSweep/lib フォルダーにコピーします。
- 次の行のコメントを外します。
REM set
CLASS_PATH=%CLASS_PATH%;lib/jbossall-client.jar (Windows)
#
CLASS_PATH=“$CLASS_PATH”:lib/jbossall-client.jar (UNIX)
- さまざまな JRE レベルのうちの 1 つを使用するために、必要に応じて他の行を変更します。
Records Manager の「廃棄スイープ構成コンソール」ユーザー・インターフェースを変更して、WSI プロトコルが再び表示されるようにするには、単に CONNECTION_TYPE 変数を WSI にリセットします。