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セキュリティー・ポリシーの割り当て

セキュリティー・ポリシーは、オブジェクト・ストア内のドキュメントの状態に基づいて、ドキュメントのセキュリティー設定を制御します。有効なセキュリティー・ポリシーは、1 つ以上のセキュリティー・テンプレートで構成されます。テンプレートでは、ドキュメントのバージョン状態に基づいて、ドキュメント・クラスのセキュリティーを定義します。セキュリティー・ポリシーは、ドキュメントのバージョン状態 (「リリース済み」、「処理中」、「予約」、および「置換済み」) に応じて、ドキュメントに異なるセキュリティー・テンプレートを割り当てることができます。ドキュメントのチェックアウトやチェックインを行ったり、ドキュメントを別のバージョンに昇格または降格すると、セキュリティー・ポリシーによりドキュメントのセキュリティーを自動的に変更する方法が決定されます。ドキュメントのバージョンとバージョン状態の詳細については、「ドキュメントのバージョン管理」を参照してください。詳細については、「セキュリティー・ポリシーの使用」を参照してください。

セキュリティー・ポリシーは、セキュリティーの表示と設定が可能な任意のページからドキュメントに割り当てることができます。また、同様の方法でドキュメントからセキュリティー・ポリシーの割り当てを解除 (削除) することもできます。セキュリティー・ポリシーの割り当てや割り当て解除は、複数選択が可能な任意の場所 (リスト・モード、お気に入り、検索結果など) から複数のドキュメントに対して同時に実行できます。

セキュリティー・ポリシーを割り当てるには:

  1. ドキュメントに割り当てられたセキュリティー・ポリシーを表示するには
    1. 「参照」または「検索」からドキュメントに移動します。
    2. ドキュメント名を右クリックして「詳細」を強調表示し、「セキュリティー」を選択してドキュメントのセキュリティーを表示します。

      ドキュメント名の下にセキュリティー・ポリシーのリストが表示されます。

  2. セキュリティー・ポリシーをドキュメントに割り当てるには:
    1. ドキュメントの「情報」ページを表示します。
      注: セキュリティー・ポリシーは、ドキュメントの「情報」ページの他に、「追加」ウィザードでも割り当てることができます。「追加」ウィザードを使用する場合は、「プロパティーの設定」>「セキュリティー」を選択して、次に示す残りの手順を実行します。
    2. ポリシーの割り当て」をクリックします。「セキュリティー・ポリシーの選択」ページが表示されます。
    3. 必要に応じて、クラスのリストからセキュリティー・ポリシーのサブクラスを選択します。クラス名をクリックして選択します。選択したクラスが「パス」に追加されます。
    4. セキュリティー・ポリシーの説明の下にある「選択」をクリックします。「セキュリティー・ポリシーの選択」ページが閉じ、新たに割り当てたセキュリティー・ポリシーを反映したドキュメントの「情報」ページが表示されます。
  3. セキュリティー・ポリシーを複数のドキュメントに割り当てるには:
    1. 「検索」または「参照」を使用して目的のドキュメントを検索および表示します。同じページにすべてのアイテムが表示されていなければなりません。
    2. 目的のドキュメントの左側を Ctrl キーを押したままクリックして選択します。ドキュメントの範囲を選択するには、Shift キーを押したままクリックします。
    3. アクション」から「セキュリティー・ポリシーの割り当て」をクリックします。「セキュリティー・ポリシーの割り当て」ページが表示されます。
    4. 選択したファイルのリストを確認し、「ポリシーの割り当て」をクリックします。
    5. 必要に応じて、クラスのリストからセキュリティー・ポリシーのサブクラスを選択します。クラス名をクリックして選択します。選択したクラスが「パス」に追加されます。
    6. セキュリティー・ポリシーの説明の部分にある「選択」をクリックします。「セキュリティー・ポリシーの選択」ページが閉じます。
    7. 「セキュリティー・ポリシーの割り当て」ページで「適用」をクリックして、リストされているドキュメントにポリシーを適用し、「状況」ページを表示します。
    8. 「状況」ページの結果リストで、失敗を示す赤いアスタリスク (*) をクリックして、該当するアイテムのエラー・レポートを確認します。
    9. 終了したら、「状況」ページを閉じます。
  4. ドキュメントのセキュリティー・ポリシーの割り当てを解除するには:
    1. ドキュメントの「情報」ページに移動します。
    2. 「セキュリティー・ポリシー」ラベルの下にある「ポリシーの割り当て解除」をクリックします。
    3. 必要に応じて、セキュリティー権限を手動で変更します。これは、削除するセキュリティー・ポリシーがオブジェクトの唯一のセキュリティー・ソースであった場合などに行います。
    4. 「情報」ページを閉じます。


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最終更新: 2011 年 7 月


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