自動破棄アクションの廃棄スイープによって、自動破棄としてマークされたレコードをすぐに削除できます。
重要: 自動破棄アクションの廃棄スイープを複数ファイリングのレコードに実行する場合、スイープの対象となっているコンテナーからはそのレコードはファイリング解除されますが、スイープと関連付けられていない他のコンテナーにはそのまま残ります。
このタイプのスイープを正しく完了するためには、自動破棄アクションですでにタグ付けされたレコードがある必要があります。詳しくは、
アクションの追加を参照してください。自動破棄を使用するためには、フェーズ・プロパティーを変更して古い廃棄スケジュールを更新しておく必要があります。
廃棄スケジュールの変更を参照してください。また、複数のプロファイルがある場合に自動破棄アクションの廃棄スイープを実行するための特殊コマンドもあります。プロファイルにより、複数の構成を保存し、これらの構成を再構成せずに使用してスイープを実行することができます。
廃棄スイープを実行するには、次のようにします。
- 廃棄スイープ・コンポーネントをインストールしたコンピューターで、RecordsManagerSweep フォルダーから -autodelete パラメーターが設定された廃棄スイープを実行します。使用しているオペレーティング・システムの種類に応じて、次のメソッドを使用して廃棄スイープを実行します。
オプション |
説明 |
UNIX |
./RecordsManagerSweep.sh -DispositionSweep -autodelete [-profile
"profile name"] |
Windows |
./RecordsManagerSweep.bat -DispositionSweep -autodelete [-profile
"profile name"] |
- RecordsManagerSweep フォルダーで作成されたエラー・ログ・ファイルを表示して、廃棄スイープが正常に実行されたかどうかを確認できます。 エラー・ログ・ファイルが空の場合、廃棄スイープ・プロセスは正常に実行されています。プロセスが正常に実行されなかった場合、このファイルにはエラーが含まれ、これを使用して問題のトラブルシューティングを行うことができます。
- 廃棄スイープを停止するには、次に示すように -stop パラメーターを追加します。
オプション |
説明 |
UNIX |
./RecordsManagerSweep.sh -DispositionSweep -stop [-profile
"profile name"] |
Windows |
./RecordsManagerSweep.bat -DispositionSweep -stop [-profile
"profile name"] |
廃棄スイープ・プロセスが停止すると、メッセージが表示されます。
ログ・ファイルの確認
廃棄スイープを実行したら、構成したアクティビティー・ログを確認します。このログ・ファイルは、さまざまなプロセスの開始時や終了時に表示され、処理および更新されたエンティティーをリストします。エラーがある場合、トレースが含まれます。ただし、失敗したレコードのリストは含まれません。Content Engine がその情報を提供できないためです。
デフォルトでは、自動破棄アクションの廃棄スイープでは、「AutoDestroy」に自動破棄実行日時を連結した名前のトランスクリプト・ファイルが生成されます。例えば
RecordsManagerSweep.bat
-DispositionSweep -autodelete を 12/03/2011 の 14:13:30 に実行する場合、
RecordsManagerSweep フォルダーに
AutoDestroy_2011_12_3_14_13_30.log が作成されます。このログ・ファイルには、以下の情報が記録されます。
- 時刻、RM エンティティーのタイプ (レコードまたはコンテナー)、および ID。
- エンティティーの削除の成功/失敗と、削除が失敗した場合は失敗の理由 (例外の日本語メッセージ)。
-autodelete を指定して廃棄スイープを実行し、ログ・ファイルを生成する場合、パフォーマンスが低下することがあります。自動破棄ログを使用しない場合は、ログ・ファイルを生成せずに廃棄スイープを実行する次のコマンドを実行できます。また、複数のプロファイルがある場合に、ログ・ファイルを生成せずに廃棄スイープを実行する特殊コマンドもあります。
オペレーティング・システム |
コマンド |
UNIX |
./RecordsManagerSweep.sh -DispositionSweep -autodelete -notranscript [-profile
"profile name"] |
Windows |
./RecordsManagerSweep.bat -DispositionSweep -autodelete -notranscript [-profile
"profile name"] |