IBM FileNet P8, バージョン 5.1.+            

一般設定 (オーサー)

「オーサー」サイト設定 (一般設定) では、ドキュメントの追加またはチェックインのデフォルト動作、およびセキュリティー・ページを表示するかどうかを指定します。

注: 各オブジェクト・ストアのデフォルト開始クラスを設定することもできます。詳細については、「オーサー」オブジェクト・ストア設定を参照してください。

メジャー・バージョンとして追加

メジャー・バージョンとして追加」サイト設定では、新規ドキュメントを追加するときの「メジャー・バージョンとして追加」オプションのデフォルト設定を指定します。デフォルト設定は、「いいえ」です (ドキュメントをマイナー・バージョンとして追加)。ユーザーは、ドキュメントを追加するときに設定を上書きできます。

メジャー・バージョンとしてチェックイン

メジャー・バージョンとしてチェックイン」サイト設定では、ドキュメントをチェックインするときの「メジャー・バージョンとしてチェックイン」オプションのデフォルト設定を指定します。デフォルト設定は、「いいえ」です (ドキュメントをマイナー・バージョンとしてチェックイン)。ユーザーは、ドキュメントをチェックインするときに設定を上書きできます。

フォルダー選択が必要

従来、コンテンツはフォルダー構造で整理され、フォルダーを介して参照されました。ユーザーがドキュメントを見つけるにはフォルダー構造を理解する必要がありました。検索技術の発達につれ、フォルダー構造を移動する代わりに、全コンテンツを索引付けし検索条件を設定する新しい流れが発生しました。ドキュメントやカスタム・オブジェクトをフォルダーに保存する必要はありません。

Content Engine を使用すると、格納先のフォルダーを指定せずにドキュメントやカスタム・オブジェクトをオブジェクト・ストアに追加できます。この機能を使用するには、「フォルダー選択が必要」サイト設定を「いいえ」に設定します。これによりユーザーは、格納先のフォルダーを指定せずに新規のドキュメントを追加できます。

セキュリティー・ページの可視性

セキュリティー・ページの可視性」サイト設定では、特定の操作中に「セキュリティー」ページを表示するかどうかを指定します。デフォルトは「表示」です。

非表示」に設定されている場合、以下の操作を実行するときにはセキュリティーの表示や設定ができません。

新規のオブジェクトには、Enterprise Manager で定義されたデフォルトのセキュリティーが取得されます。同様に、新規のドキュメント・バージョンには、以前のバージョンのセキュリティーが継承されます。

サイト設定に関わらず、ドキュメントのプロパティーを表示するときに「セキュリティー情報」ページを表示できます。また、ドキュメントのアクセス権がある場合は、セキュリティー・プロパティーを編集できます。

Workplace XT の「拡張ツール」を使用してアクセスしたウィザードやアプレットは、この設定を「非表示」に設定しても影響を受けません。

ページ表示のオーサリング

ページ表示のオーサリング」サイト設定では、ドキュメントまたはフォルダーをオーサリングするとき、あるいはドキュメント・プロパティーまたはフォルダー・プロパティーの表示や編集を行うときに Workplace XT ユーザーが使用できるアクションを指定します。いくつかの Workplace XT オーサリング・アクションには、次の 2 つの特色があります。オプションの少ない、効率化されたインターフェースを使用するアクション (「Workplace XT」) と、すべての可能なオプションを備えた Workplace のようなインターフェースを使用するアクション (「Workplace」) です。Workplace XT と Workplace のウィザードを使用するか、Workplace のウィザードのみを使用するかを選択できます。デフォルトでは、両タイプのアクションを使用するように設定されています。

Workplace XT アクションには次の制限があります。

注: このサイト設定は、Application Integration のメニューの「ドキュメントの追加」オプションまたは「フォルダーの追加」オプション、オーサリング・ポートレットの「ドキュメントの追加」アクションおよび「フォルダーの追加」アクションには影響しません。上記のオプションを使用する場合、常に Workplace スタイルの拡張型ウィザードが開始されます。

次の表では、各オプションで使用可能なアクションを示します。

表 1. この表では、オーサリング・ページの表示オプションについて説明します。
オプション 使用可能なアクションおよび結果 次の状況の場合に、このオプションを使用
Workplace XT および Workplace ドキュメントの追加」アクションを使用すると、ドキュメントの追加ウィザードが開始されます。「拡張 - ドキュメントの追加」アクションを使用すると、拡張 - ドキュメントの追加ウィザードが開始されます (「Workplace のみ」オプションの「ドキュメントの追加」アクションと同じ)。

フォルダーの追加」アクションを使用すると、「フォルダーの追加」ウィザードが開始されます。「拡張 - フォルダーの追加」アクションを使用すると、「拡張 - フォルダーの追加」ウィザードが開始されます。(「Workplace のみ」オプションの「フォルダーの追加」アクションと同じです。)

チェックイン」アクションを使用すると、チェックイン ウィザードがクイック・チェックイン・モードで開始されます。必要な場合は、追加オプションを指定できます。「拡張チェックイン」アクションを使用すると、拡張チェックイン ウィザードが開始されます (「Workplace のみ」オプションと同じ)。

プロパティー」アクションを使用すると、カスタム・プロパティーを表示するプロパティー・シートが開かれます。「すべてのプロパティー」アクションを使用すると、カスタムおよびシステム・プロパティーを表示するプロパティー・シートがほかのビューや関連するアクションと共に開かれます (「Workplace のみ」オプションの「プロパティー」アクションと同じ)。

エントリー・テンプレートの「開く」アクションを使用すると、効率化されたエントリー・テンプレートを使用してドキュメントが追加されます。エントリー・テンプレートを使用してドキュメントを追加する場合、このエントリー・テンプレートがデフォルトで使用されます。エントリー・テンプレートの「高度な開く」アクションを使用すると、Workplace スタイルのエントリー・テンプレートを使用してドキュメントが追加されます。(「Workplace のみ」オプションの「開く」アクションと同じです。)

ドキュメントを追加またはチェックインする場合は、効率化されたインターフェースを使用するオプションを使用します。必要に応じて、Workpalce アクションを使用することもできます。
Workplace のみ ドキュメントの追加」アクションを使用すると、「拡張 - ドキュメントの追加」ウィザードが開始されます (「Workplace XT および Workplace」オプションの「拡張 - ドキュメントの追加」アクションと同じ)。「エントリー・テンプレートの関連付け」アクションを使用してフォルダーに関連付けられたエントリー・テンプレートは無視されます。

フォルダーの追加」アクションを使用すると、「拡張 - フォルダーの追加」ウィザードが開始されます。(「Workplace XT および Workplace」オプションの「拡張 - ドキュメントの追加」アクションと同じです。)

チェックイン」アクションを使用すると、チェックイン ウィザードが開始され、以前のバージョンのプロパティー値やアクセス権を使用してドキュメントをチェックインできます。「拡張チェックイン」アクションを使用すると、拡張チェックイン ウィザードが開始されます (「Workplace XT および Workplace」オプションと同じ)。

プロパティー」アクションを使用すると、カスタムおよびシステム・プロパティーを表示するプロパティー・シートがほかのビューや関連するアクションと共に開かれます (「Workplace XT および Workplace」オプションの「プロパティー」アクションと同じ)。

開く」アクションを使用すると、Workplace スタイルのエントリー・テンプレートを使用してドキュメントが追加されます。(「Workplace XT および Workplace」オプションの「高度な開く」アクションと同じです。)エントリー・テンプレートを使用してドキュメントを追加する場合、このエントリー・テンプレートがデフォルトで使用されます。

セキュリティーの設定や保存済みコンテンツのチェックインなど、Workplace XT アクションでは使用できないオプションのある Workplace アクションを、ユーザーが使用できるようにします。


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最終更新: 2011 年 7 月


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