IBM Enterprise Records, バージョン 5.1.+            

エンティティーを保留にする (手動)

エンティティーに対する廃棄保留は、それが条件付きの場合は保留スイープ・プロセスにより設定されますが、手動で設定することも可能です。保留は、訴訟や監視などを目的に、通常の廃棄プロセスを中断するためのものです。保留中のエンティティーは、手動であっても削除することはできません。保留は、1 つまたは複数のレコード・カテゴリー、レコード・フォルダー、ボリューム、レコードに設定することができます。また廃棄保留は、カットオフ日付より前、またはカットオフ日付より後のいずれかのフェーズの中で設定することができます。

保留をエンティティーに設定できるのは、レコード・マネージャーおよびレコード管理者のみです。他のユーザーにも保留を設定できるようにするには、以下のように、そのユーザーやグループにいくつかの権限を付与する必要があります。詳しくは、FileNet P8 セキュリティーを参照してください。 以下に示すのは、廃棄保留を設定するための手順です。この手順を完了するには、廃棄保留を事前にシステムへ追加しておく必要があります。

廃棄保留を設定するには、次のようにします。

  1. 手動で保留にするエンティティーに移動するか、またはそのエンティティーを検索します。
  2. エンティティーの横にあるチェック・ボックスを 1 つ以上選択します。(代わりに、各エンティティーを右クリックして、コンテキスト・メニューを使用することもできます。)
  3. 複数選択アクション」メニュー (またはコンテキスト・メニュー) から「保留にする」を選択します。 「エンティティーの保留」ページが表示されます。
  4. 使用できる保留のリストから、エンティティーに設定する保留のチェック・ボックスを 1 つ以上選択します。 保留の詳細を表示する場合は、それに対応する「情報の取得」アイコンをクリックします。
  5. 選択した保留を設定する場合は「保留」をクリックします。また、この手順を中止して、ページを閉じる場合は「終了」をクリックします。
  6. 「確認」ページの「OK」をクリックします。
(保留スイープ・プロセスによる場合も含め) エンティティーに対して廃棄保留が正常に設定されると、「参照」ページでは、エンティティーの名前の横に「保留」アイコンが表示されます。「保留」アイコンの実物は、保留にするアイコン です。「保留」アイコンがすぐに表示されない場合は、パスの末尾にあるリンクをクリックして、「参照」ページを更新してください。
重要: 保留内の条件に一致するエンティティーに対して条件付き保留を手動で設定した場合、その保留は次回の保留スイープ実行時に再度適用され、条件付き保留として設定されます。ただしこの保留は、保留スイープによってのみ削除できます。保留を削除するには、エンティティーのコンテキスト・メニューから「保留の解除要求の開始」を選択する必要があります。この保留は、次回の保留スイープ実行時に削除されます。


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最終更新日: 2011 年 8 月


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