検索テンプレートは、コンテンツ・ベース・リトリーブ (CBR) をサポートしています。この CBR により、ユーザーは、オブジェクト・ストアを検索して、フルテキスト索引用に構成されているオブジェクトのコンテンツに埋め込まれた特定の単語または句を含むレコードを見つけることができます。ユーザーが検索テンプレートを使用してコンテンツ・ベース・リトリーブを実行できるようにするには、CBR 用に ROS および FPOS を構成する必要があります。
この手順は、オブジェクト・ストアが、そのコンテンツ・ストレージ域用にデータベース・ストレージ域とファイル・ストレージ域のどちらを使用するかにより異なります。
CBR 用に FPOS および ROS オブジェクト・ストアを設定するには、以下の手順を実行します。
- CBR 用に IBM® Enterprise Records オブジェクト・ストアを構成します。
このトピックの末尾にあるリンクから『コンテンツ・ベース・リトリーブのための Content Engine の構成』タスク (FileNet P8 Platform
5.0) の手順を実行するか、「IBM FileNet P8 Platform Installation
and Upgrade Guide」の『コンテンツ・ベース・リトリーブのための Content Engine の構成』タスクの『コンテンツ・ベース・リトリーブのための Content Engine の構成』 (FileNet P8 Platform
4.5) サブトピックの手順を実行します。
- IBM FileNet Enterprise Manager を起動し、GCD 管理者としてログインします。
- (オプション) CBR のロケールを入力します。
言語設定に基づき、uni ロケールまたは言語固有のロケールを選択します。
- (オプション) 索引領域を作成します。 索引領域が、IBM Enterprise Records が使用しないオブジェクト・ストア用のプラットフォームに既に存在している場合があります。環境により、個別の索引を作成する場合や、IBM Enterprise Records オブジェクト・ストアで既存の索引を使用する場合があります。
ヒント: 以下の 2 つの手順を使用すると、レコードのドキュメント・コンテンツに加えて、目的のクラスおよびクラス・プロパティーを検索できるように構成できます。以下のクラスおよびプロパティーは、レコードのドキュメント・タイトルおよび選択したメタデータに対して CBR を可能にする最小セットを表しています。
- CBR を使用可能にするクラスの CBR 有効フラグをアクティブにすることで、クラス定義に対して CBR を有効にします。
- ROS - ドキュメント・クラス
- FPOS - レコード・クラス、ドキュメント・クラス
- 以下の、CBR を使用可能にするクラス・プロパティーを選択することで CBR を有効にします。
- ROS - ドキュメント・タイトル
- FPOS - ドキュメント・タイトル、およびメタデータを検索できるようにするその他のプロパティー
- IBM Enterprise Records オブジェクト・ストアに索引を付けます。
IBM Enterprise Records 用に CBR を構成した後、使用前に、それに索引を付ける必要があります。詳しくは、以下を参照してください。
- FileNet P8 システムがバージョン 4.5.1 の場合:FileNetのヘルプ・トピックを参照してください。
- FileNet P8 システムがバージョン 5.0 の場合:FileNet P8 バージョン 5.0 のインフォメーション・センターのトピックを参照してください。