複数コンテンツ・ドキュメントに割り当てられているドキュメント ID は 1 つですが、このドキュメントは複数の電子ファイルで構成されています。例えば、ワープロで作成したドキュメントとスプレッドシートのドキュメントで構成される企画書があるとします。このドキュメントは 2 つのファイルで構成されていますが、ユーザーはトラッキングと保管を容易にするため、このドキュメントに同じ名前を付け、同じプロパティーを適用し、同じ場所に保存しようと考えています。複数コンテンツ・ドキュメントを使用してファイルをグループ化することで、この作業が可能になります。複数コンテンツ・ドキュメントで作業する場合、ユーザーはすべてのファイルにアクセスできます。(セキュリティー・アクセスに基づきます。)
コンテンツ・エレメントは必要に応じて追加および削除でき、ドキュメントのバージョンごとに異なるファイルをコンテンツ・エレメントとして含めることができます。すなわち、コンテンツ・エレメントのファイルは、ドキュメントの特定のバージョンに関連付けられます。コンテンツ・エレメントを追加または削除するには、ドキュメントをチェックアウトする必要があります。複数コンテンツ・ドキュメントをチェックアウトすると、ドキュメントの新しいバージョン用に予約オブジェクトが作成されます。この予約オブジェクトは、複数コンテンツの情報を保持しません。すなわち、複数コンテンツのエレメントは、あるバージョンから次のバージョンに自動的に引き継がれません。したがって、新しいバージョンのドキュメントをチェックインする際は、各コンテンツ・エレメントを新しいドキュメント・バージョンに手動で追加する必要があります。
複数コンテンツ・ドキュメントのコンテンツを表示できるユーザー、およびドキュメントに対してコンテンツ・エレメントの保存または削除を実行できるユーザーはサイト管理者が指定します。適切なアクセス権が割り当てられていない場合、ドキュメントに含まれる最初のエレメントを表示することしかできません。したがって、ドキュメントに含まれている他のエレメントを把握できません。
複数コンテンツ・ドキュメントを管理するには: