IBM Enterprise Records, バージョン 5.1.+              

ワークフロー定義の転送

ワークフロー定義とは、ワークフローが実行されるたびに Process Engine が使用する処理テンプレートです。参加者がアクティビティーを完了できるように、作業、データ、添付ファイル、およびその他の情報を参加者にルーティングします。FPOS データ・モデル・ファイルをオブジェクト・ストアにインポートすると、各種ワークフロー定義が Root Folder¥Records Management¥Workflows ディレクトリーにインポートされます。

ワークフローを使用する前に、ワークフローを Process Engine に転送しておく必要があります。 この転送は、Application Engine マシンまたは Workplace XT マシンからユーティリティーを実行することにより行います。転送の最終的な結果として、Process Engine データベースに各ワークフロー定義の実行可能バージョンが格納されます。

ワークフロー定義を転送するには、以下の手順を実行します。
  1. 以下の手順の実行に必要な値については、完成した計画チェックリストを参照してください。このトピックの末尾にあるリンクを参照してください。
  2. RMWorkflowTransferConfig.xml ファイルを編集して、Content Engine サーバー名、Content Engine WSI ポート番号、接続ポイント名、および FPOS 名を入力します。
    重要: オブジェクト・ストア名に英語以外の文字が含まれている場合は、RMWorkflowTransferConfig.xml ファイルを UTF-8 として保存します。
  3. (IPv6 を使用する PE) IPv6 対応 JRE を指すように WorkflowTransfer.bat ファイルまたは .sh ファイルを構成します。
    1. WorkflowTransfer.bat ファイルまたは .sh ファイルを編集用に開きます。 デフォルトの場所: ier_install_path/Workflow/configureRMworkflow
    2. IPv6 対応 JRE を指す JAVA_HOME 変数を作成します。
    3. Java コマンド行に以下のオプションを追加します。
      -Djava.net.preferIPv6Addresses=true -DpreferIPv4Stack=false
      Windows の例: 以下のように変更します。
      java -classpath.;%CLASSPATH%
      -Dwasp.location=%COMMON_FILES%/CE_API/wsi -
      Djava.security.auth.login.config=%COMMON_FILES%/CE_API/config/jaas.conf.WSI
      com.filenet.deploymenttool.WorkflowTransfer.WorkflowTransfer
      から
      "%JAVA_HOME%/bin/java" -classpath.;%CLASSPATH%
      -Djava.net.preferIPv6Addresses=true -DpreferIPv4Stack=false -
      Dwasp.location=%COMMON_FILES%/CE_API/wsi -
      Djava.security.auth.login.config=%COMMON_FILES%/CE_API/config/jaas.conf.WSI
      com.filenet.deploymenttool.WorkflowTransfer.WorkflowTransfer
    4. ファイルを保存します。
  4. ワークフローを転送します。
    1. コマンド・ウィンドウから ier_install_path/Workflow/configureRMworkflow ディレクトリーにナビゲートします。
    2. 以下のコマンドを使用して、ワークフロー転送ユーティリティーを開始します。
      UNIX
      ./WorkflowTransfer.sh
      UNIX サーバーで、WorkflowTransfer.sh ファイルへの実行権限および書き込み権限が必要です。
      Windows
      WorkflowTransfer.bat
    3. プロンプトが出されたら、FPOS オブジェクト・ストアのオブジェクト・ストア管理者ロールが割り当てられているユーザーのユーザー ID とパスワードを入力します。
      制約事項: Sun Java System Directory Server のみ
      ユーザー ID として完全修飾 LDAP 名を使用する必要があります。以下に例を示します。
      uid=Administrator,cn=CE Admin Group,ou=FileNet,dc=com
      エラーが発生する場合は、ier_install_path/Workflow/configureRMworkflow/WorkflowTransfer.log ディレクトリーの WorkflowTransfer.log ファイルを調べてください。
  5. エラーが発生する場合は、ier_install_path/Workflow/configureRMworkflow/WorkflowTransfer.log ディレクトリーの WorkflowTransfer.log ファイルを調べてください。


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最終更新日: 2011 年 8 月


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