IBM Enterprise Records, バージョン 5.1.+            

IBM Enterprise Records のサイト設定

サイト設定」ページには、サイトでの IBM® Enterprise Records アプリケーションの外観と動作を制御する設定が含まれます。また、IBM Enterprise Records では、IBM Enterprise Records アプリケーションの外観をさらに構成するために、Workplace または Workplace XT のいくつかの設定も利用されます。

IBM Enterprise Records の設定

パネルの右側にある「デフォルト設定」列には、製品の初期リリース時点での設定が示されます。デフォルトとは異なる値を設定すると、その個々の設定がデフォルト設定の代わりに使用されます。
情報アイコンが使用可能な場合、その上にカーソルを移動すると、 以下の追加情報を取得できます。
  • ドキュメント・サーバー URL: www.ibm.com にあるオンラインのインフォメーション・センター、またはインストールおよびデプロイしたローカルのインフォメーション・センターにリンクできます。オンラインのインフォメーション・センターにリンクするには、インターネット・アクセスが必要です。詳しくは、このトピックの終わりにある IBM Enterprise Records ドキュメントのインストールに関するトピックへのリンクを参照してください。次のいずれかのオプションを選択します。
    • 5.1 バージョンの IBM FileNet® P8 オンライン・インフォメーション・センターにリンクするには、以下の基本 URL を使用します。
      http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/
      p8docs/v5r1m0/topic/com.ibm.p8.ier.user.doc
    • ローカルのインフォメーション・センターにリンクするには、以下のフォーマットで基本 URL を入力します。
      http://server-name[:port]/
      application-name/topic/com.ibm.p8.ier.user.doc
      ここで
      • server-name は、IBM Enterprise Records インフォメーション・センターがインストールされているサーバーの名前です。
      • port はオプションのポート番号です。
      • application-name は、デプロイされている IBM FileNet P8 ドキュメント・アプリケーションの名前です。 ローカルのインフォメーション・センターをインストールしている場合、アプリケーション名は通常 p8docs です。
  • 廃棄スケジュール・ウィザード: 「詳細」設定では、詳 細なウィザードが、アプリケーションで廃棄スケジュール・ウィザードを作成する ときの追加のスケジュール・オプションとともに表示されます。「簡易」設定では、最小限のスケジュール・オプションが提供されます。この設定では、システムによって作成されるデフォルトのエンティティー (自動破棄アクションやフェーズなど) が使用され、トリガー・イベントおよび削除の時間枠を指定するオプションのみが表示されます。
  • コンテナー作成時の重要レコードのステップを表示: 「はい」に設定すると、「重要レコードの設定」ステップが表示されます。また、すべてのコンテナー作成ウィザードに含まれる、このステップに関連付けられたすべての設定 (カテゴリー、フォルダー、ボリュームなど) も表示されます。「いいえ」に設定すると、「重要レコードの設定」ステップは除去され、処理が簡素化されます。

Workplace または Workplace XT 設定

Workplace または Workplace XT で「サイト設定」ツールを使用して、IBM Enterprise Records のサイト設定を指定します。以下の表には、いくつかの Workplace または Workplace XT サイト設定と、設定が存在する Workplace またはWorkplace XT サイト設定ビューに関する IBM Enterprise Records の情報が記載されています。IBM Enterprise Records は、この表に含まれる設定のみを適用します。
設定ビュー サイト設定 説明
一般 > ユーザー設定 > 表示 デフォルトのリスト・ビュー IBM Enterprise Records は「詳細」リスト・ビューのみをサポートし、「マガジン」に設定されている場合はこの設定を無視します。
一般 > ユーザー設定 > 表示 確認ページの可視性 IBM Enterprise Records はこの設定を適用します。
一般 > ユーザー設定 > 表示 日付フォーマット IBM Enterprise Records はこの設定を適用します。
一般 > ユーザー設定 > 表示 時間フォーマット IBM Enterprise Records はこの設定を適用します。
一般 > 一般設定 > 表示 マガジン・リスト・ビューのページ・サイズ IBM Enterprise Records は、別個のダイアログで開く「オブジェクトの選択」のリンク (例えば「廃棄スケジュールの選択」) でこの設定を使用します。ただし、IBM Enterprise Records 内の「参照」ビューでは、この設定を適用しません。
一般 > 一般設定 > 表示 詳細リスト・ビューのページ・サイズ IBM Enterprise Records はこの設定を適用します。
一般 > 一般設定 > 表示 選択リストのサイズ IBM Enterprise Records はこの設定を適用します。
一般 > 一般設定 > 表示 グループとユーザーの最大フィルター・サイズ IBM Enterprise Records はこの設定を適用します。
一般 > 一般設定 > 表示 検索によって返される項目の最大数 IBM Enterprise Records は、この設定を適用しません。
一般 > 一般設定 > 表示 サーバー・タイム・ゾーンを使用して日付をフォーマット IBM Enterprise Records はこの設定を適用します。
一般 > 一般設定 > 表示 ナビゲーションの行サイズ IBM Enterprise Records は、例えば、ユーザーがデフォルト・ファイル・プランを設定しているとき、および検索テンプレートおよび保管済み検索を表示するときなどに、いくつかのビューでこの設定を適用します。
一般 > 一般設定 > アプリケーション レコード管理がインストール済み IBM Enterprise Records アプリケーションがインストールされているかどうかを示します。その他の IBM Enterprise Records サイト設定を有効にするには、IBM IBM Enterprise Records がインストールされた後に、この値を「はい」に設定します。
一般 > 一般設定 > フォルダーのフィルター フィルターする前のドキュメントの最大数 IBM Enterprise Records は、この設定を使用して、IBM Enterprise Records の「参照」ビューで表示するために Content Engine から返されるレコードの数を制限します。
一般 > 一般設定 > フォルダーのフィルター フィルターする前のカスタム・オブジェクトの最大数 IBM Enterprise Records は、この設定を使用して、IBM Enterprise Records に表示するために Content Engine から返されるカスタム・オブジェクト (例えば、廃棄スケジュール、保留など) の数を制限します。
一般 > 一般設定 > オーサー セキュリティー・ページの可視性 IBM Enterprise Records は、この設定を使用して、ユーザーがファイル・プラン、レコード・カテゴリー、およびレコード・フォルダーなどの IBM Enterprise Records エンティティーを作成しているときに「セキュリティー」ページを表示するかどうかを決定します。
一般 > 一般設定 > レコード管理 デフォルトのファイル・プラン ユーザーが IBM Enterprise Records アプリケーションにログオンしたときにデフォルト・ファイル・プランとして機能するファイル・プランを指定します。詳しくは、このトピックの終わりにあるデフォルトのファイル・プランの設定に関するリンクにアクセスしてください。
一般 > 一般設定 > レコード管理 Report Application Server のパス Crystal Reports Application Server をホストするサーバーの名前を指定します。詳しくは、このトピックの終わりにあるレポート・アプリケーション・サーバー・パスのサイト設定の設定に関するリンクにアクセスしてください。
オブジェクト・ストア > 名前 フォルダー名 IBM Enterprise Records は、フォルダーをリスト・ビューに表示するときに、この設定をデフォルト・プロパティーとして使用します。
オブジェクト・ストア > 名前 ドキュメント名 IBM Enterprise Records は、ドキュメントをリスト・ビューに表示するときに、この設定をデフォルト・プロパティーとして使用します。
オブジェクト・ストア > レコード管理 ファイル・プランをサポート 現在選択されているオブジェクト・ストアが、ファイル・プランを含むことができるかどうかを指定します。すなわち、レコードを分類するためのレコード管理エンティティーの階層です。オブジェクト・ストアが FPOS として機能するようにしたい場合は、この設定を「はい」に指定してください。
オブジェクト・ストア > レコード管理 レコードの宣言をサポート 現在選択されているオブジェクト・ストアが、レコードを含むことができるかどうかを指定します。
オブジェクト・ストア > レコード管理 デフォルトのファイル・プラン Workplace のデフォルト・ファイル・プランであるファイル・プランを指定します。詳しくは、このトピックの終わりにあるデフォルトのファイル・プランの設定に関するリンクにアクセスしてください。
オブジェクト・ストア > 編集可能なリンク・クラス リンク・クラスの追加 IBM Enterprise Records は、IBM Enterprise Records リンク・クラスで、このプロパティーを使用します。詳しくは、このトピックの終わりにあるリンク・クラスのサイト設定の設定に関するリンクにアクセスしてください。
ブートストラップ > 設定 オブジェクト・ストアの場所 IBM Enterprise Records はこの設定を適用します。
ブートストラップ > 設定 設定名 IBM Enterprise Records はこの設定を適用します。
オーサー・ページ レコード・マネージャー ユーザーが Workplace から IBM Enterprise Records アプリケーションを開始するために使用できるレコード・マネージャー項目の設定を組み込みます。設定には、以下のようなものがあります。
  • 「レコード・マネージャー」項目の名前、アイコン、および説明。
  • ユーザーがレコード・マネージャー項目をクリックしたときに開始される IBM Enterprise Records アプリケーションの URL (例えば、http://servername:port/RecordsManager)。WebSphere® Application ServerIBM Enterprise Records をインストールした場合は、http://servername:port/RecordsManager/RMHome.jsp として URL を指定します。ここで RMHome.jsp は、パスに含める追加コンポーネントです。この JSP ページの名前を指定しない場合、ユーザーは、Workplace からIBM Enterprise Records にアクセスするときに、ユーザー名およびパスワードを再入力する必要があります。
  • Workplace ロケーション。すなわち、レコード・マネージャー項目が、Workplace の「拡張ツール」、「汎用ツール」、または「管理ツール」セクションに表示されるかどうか、およびレコード・マネージャー項目の一般的な外観。
  • レコード・マネージャー項目を使用する権限を持つグループ。
オーサー・ページ レコード・フォルダーを要求 ユーザーが「レコード・フォルダーの作成」ワークフローを開くために使用できる「レコード・フォルダーを要求」項目の設定を組み込みます。詳しくは、このトピックの終わりにある「レコード・フォルダーを要求」サイト設定の設定に関するリンクにアクセスしてください。

基本 URL 設定の変更

IBM Enterprise Records は、「サイト設定」に格納されている Workplace または Workplace XT 基本 URL を使用して、Workplace にリンクします。Application Engine のインストール後に管理者が初期ブートストラップ設定を指定した場合、Workplace 基本 URL は、まず、ログイン後に Workplace が受信した最初の URL 要求から設定されます。ただし、基本 URL に変更が加えられた場合、IBM Enterprise Records アプリケーションを Workplace にリンクできなくなります。IBM Enterprise RecordsWorkplace とリンクした状態を継続させるには、以下のタスクを実行するごとに、Workplace 基本 URL を最新のものに更新する必要があります。

Workplace 基本 URL を最新のものに更新するには、以下の手順を実行します。

  1. Workplace を開き、Application Engine 管理者グループのメンバーとしてサインインします。
  2. 「管理」 タブを選択し、「サイト設定」 をクリックします。
  3. 「サイト設定」ページから「ブートストラップ」リンクをクリックします。
  4. 「ブートストラップ」ページで、「オブジェクト・ストアの場所」を書き留めます。これは、設定ファイルと「設定」の下の Preferences (設定ファイルの名前) を保持するオブジェクト・ストアです。
  5. Enterprise Manager にログインします。
  6. 設定を保持するオブジェクト・ストアを見つけて展開します。「ルート・フォルダー」 > 「設定フォルダー」をクリックします。
  7. 設定フォルダーで、「<preference_file_name> のサイト設定 (Site Preferences for <preference_file_name>)」を見つけます。
  8. ファイルをチェックアウトして編集します。
    1. <setting key="RMBaseURL"> という文字列を検索します。
    2. 新しい基本 URL を反映するように、この <setting> タグの値を置き換えます。例えば、以下のように指定します。
      <setting key="RMBaseURL">http://localhost:8080/RecordsManager</setting> changed to 
      <setting key="RMBaseURL">http://localhost:7001/RM</setting>
  9. サイト設定ファイルをチェックインします。
  10. 新しい設定を有効にするには、サーバーを再始動します。


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最終更新日: 2011 年 8 月


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