エンティティーは廃棄期日を迎え、廃棄スケジュールに指定されたフェーズに入ります。レコードは、フェーズに指定された保存期間にわたってそのフェーズに存在します。保存期間が過ぎたら、そのフェーズに関連付けられている廃棄アクションを手動で開始する必要があります。
廃棄スケジュールをレコード・カテゴリー、レコード・フォルダー、またはレコード・タイプに関連付けると、その廃棄スケジュールの実行をトリガーする指定イベントまたは日付が追跡されます。指定されたイベントが発生するか、または指定された日付に達すると、スケジュールに定義されたレコードのカットオフがトリガーされます。レコードのカットオフがトリガーされ、オフセット (存在する場合) が過ぎると、廃棄スケジュールに指定されたカットオフ・アクションが自動的に実行されます。保存期間の経過後、フェーズ関連の廃棄アクションに関連付けられているワークフローがシステムによって起動され、エンティティーが次のフェーズに渡され、権限のあるユーザーの承認を受けます。 あるエンティティーの廃棄を開始すると、そのすべての子エンティティーの廃棄も自動的に開始されます。
ファイル・プランの構成によって、宣言された元のドキュメントとレコード・メタデータの両方を削除するか (デフォルト)、または元のドキュメントだけを削除し、レコード・メタデータは保持することができます。メタデータ保持の構成を参照してください。
廃棄スケジュールを開始するには、次のようにします。
「廃棄準備完了」を示すプロパティーは存在しませんが、一連の条件を使用することで検索できます。
検索テンプレートを作成してこれを定期的に実行できます。検索テンプレートでは、現在のフェーズの実行日付を空白のままにし、検索時にユーザーが現在の日付を入力できるようにしておく必要があります。
また、メールを送信するカスタム COM イベントを作成して、受信者に廃棄準備を通知することもできます。ユーザーがファイル・プラン構造に詳しい場合、エンティティーにアクセスできる必要があります。
最後に、API メソッドを使用して、ビジネス・レコードに該当する場合に廃棄を開始するカスタム・コードを作成できます。
廃棄プロパティーを表示するには、次のようにします。
表示できる廃棄プロパティーには、廃棄名、エンティティーのカットオフ日、現在のフェーズの実行日付、現在の廃棄日、現在のフェーズの判断日付、現在のフェーズ・アクション名、現在のフェーズ・レビューの判断、最終スイープ日があります。
廃棄スケジュールの競合 (DOD)
コンテナーの廃棄スケジュールと、そのコンテナー内のレコードに適用されるレコード・タイプの廃棄スケジュールが存在する場合があります。そのレコードは最近の日付まで破棄またはエクスポートできません。