このトピックでは、IBM® Enterprise
Records が表示する各レポートのタイトルおよび説明と、レポートに関連付けられたイメージ・ファイルを変更する方法について説明します。
IBM Enterprise
Records のインストールの際、プロパティー・リソース・バンドル (PRB) ファイルは ier_install_path¥RecordsManager¥WEB-INF¥lib の p8RecordsManagerResources.jar ファイルにパッケージされます。
PRB ファイルは、言語のローカライズに使用され、IBM Enterprise
Records に付属するすべてのレポートが含まれています。変更したいレポートが IBM Enterprise
Records に付属している場合は、p8RecordsManagerResources.jar に含まれる server.strings.language.country.prb ファイルを変更する必要があります。
新規レポートを変更したい場合は、有効な XML 文字を使用して ReportDefinitions.xml ファイルを変更します。
ReportDefinitions.xml 内のレポートのタイトルおよび説明の変更:
- XML エディターを使用して、IBM Enterprise
Records の構成フォルダーにある ReportDefinitions.xml ファイルを開きます。(デフォルトの場所は、<rm_install_path>¥config です。)
- <List key="reportDefinitions"> の下で、変更したいレポートの <object
key="reportDefinition"> を見つけます。
- reportDefinition オブジェクト・キー内で、適切な値を入力して以下のタグを変更します。
<setting
key="title" localizationKey="server.report_title.n">report
name</setting>。ここで report name は、IBM Enterprise
Records が表示するレポートのタイトルです。
<setting
key="desc" localizationKey="server.report_desc.n">description</setting>。ここで description は、IBM Enterprise
Records が表示する、レポートの目的を簡単に説明するテキストです。例えば、「このレポートは、指定された期間内に開かれた/閉じられたボリュームをリストします。」などのテキストです。
n は、レポートの対応する配列で指定された「id」値です。新規レポートを作成している場合以外は、この値を変更しないでください。
- ReportDefinitions.xml を保存します。
- IBM Enterprise
Records が実行されている Web アプリケーション・サーバーを再起動します。
PRB ファイル内のレポートのタイトルおよび説明の変更:
- IBM Enterprise
Records がインストールされているサーバーで、ier_install_path¥RecordsManager¥WEB-INF¥lib を参照します。
- p8RecordsManagerResources.jar ファイルを一時フォルダーにコピーします。
- 一時フォルダーで、p8RecordsManagerResources.jar から、ご使用の環境の server.strings.<language>.<country>.prb ファイルを抽出します。
- テキスト・エディターを使用して、PRB ファイルを開きます。
- server.report_title.n を検索し、このレポートのタイトルを入力します。
- server.report_desc.n を検索し、このレポートの説明を入力します。n は、ReportDefinitions.xml ファイル内の対応するデータ・モデル配列で指定されたレポートの ID 値です。
- PRB ファイルを保存します。
- p8RecordsManagerResources.jar を、変更された PRB ファイルで更新します。。p8RecordsManagerResources.jar にパッケージされる PRB ファイルのパスは、
com¥filenet¥rm¥apps¥server¥util でなければならないことに注意してください。
重要: p8RecordsManagerResources.jar にパッケージされる PRB ファイルは、
com¥filenet¥rm¥apps¥server¥util ディレクトリーに抽出され、p8RecordsManagerResources.jar のパス列に示されたディレクトリー・パスに
再パッケージされる必要があります。
- 変更した p8RecordsManagerResources.jar を、一時フォルダー
から ier_install_path¥RecordsManager¥WEB-INF¥lib にコピーします。
- IBM Enterprise
Records アプリケーションを再デプロイします。IBM Enterprise
Records の再デプロイについては、「IBM Enterprise
Records Installation and Upgrade Guide」を参照してください。
- 変更内容を有効にするには、IBM Enterprise
Records が実行されている Web アプリケーション・サーバーを再起動します。
レポートに関連付けられたイメージ・ファイルの変更:
- 新規イメージ・ファイルを使用したい場合は、ファイルを ier_install_path¥RecordsManager¥images¥action にコピーします。イメージ・ファイルは、GIF フォーマットで、デフォルトのイメージ・ファイルと同じピクセル・サイズでなければならないことに注意してください。
- XML エディターを使用して、IBM Enterprise
Records の構成フォルダーにある ReportDefinitions.xml ファイルを開きます。デフォルトの場所は、ier_install_path¥config です。
- <List key="reportDefinitions"> の下で、イメージ・ファイルを更新したいレポートの <object
key="reportDefinition"> を見つけます。
- reportDefinition オブジェクト・キー内で、適切な値を入力して以下のタグを変更します。
<setting key="img">relative
path to image file</setting>。例えば、images¥action¥report.gif と指定します。
- ReportDefinitions.xml を保存します。
- 変更内容を有効にするには、IBM Enterprise
Records が実行されている Web アプリケーション・サーバーを再起動します。