IBM® Enterprise Records をインストールした後、レコード管理操作のために IBM Enterprise Records を使用するには、事前にシステムを構成する必要があります。
構成ファイル ier_install_path¥Configure ディレクトリーにいくつかの IBM Enterprise Records 構成ファイルがインストールされていることを理解しておいてください。
構成目的でこれらのファイルの一部にアクセスして編集できます。
ファイル・プラン・オブジェクト・ストア (FPOS) のセキュリティーの構成
オブジェクト・ストアを構成した後、ファイル・プラン・オブジェクト・ストア (FPOS) に対し IBM Enterprise Records のセキュリティーを設定する必要があります。このタスクでは、IBM Enterprise Records のセキュリティー・ロールをユーザーおよびグループに割り当て、IBM Enterprise Records オブジェクトでデフォルトのインスタンス・セキュリティーを更新します。
Records Users ロールのセキュリティー特権の変更
Records User ロールに割り当てられているユーザーが、Records User ロールに割り当てられている別のユーザーがレコードとして宣言しているドキュメントのバージョンを作成できるように、セキュリティー設定を変更できます。この作業を行うには、FPOS の該当するドキュメント・クラスのセキュリティーを更新する必要があります。ドキュメント・クラスを変更する前に、標準的なオブジェクト・ストア構成プロセスの一部としてセキュリティー・スクリプト・ウィザードを実行する必要があります。
(DoD 分類のみ) Classified Records Security Personnel アクセス・ロールの作成 IBM FileNet® P8 システムで、DoD 分類データ・モデルで使用するための Classified Records Security Personnel アクセス・ロールを作成できます。このアクセス・ロールのメンバーは、IBM Enterprise Records で分類レコードのアップグレード、ダウングレード、分類解除の時間枠の設定、および分類解除を行うことができます。
Application Engine または Workplace XT でのサイト設定の設定 IBM Enterprise Records を使用する前に、Application Engine または Workplace XT でサイト設定を変更して、これらのアプリケーションが IBM Enterprise Records Web アプリケーションと適切に連携できるようにする必要があります。
ワークフローの構成 IBM Enterprise Records には、レコード管理タスク (レコードの貸し付け、IBM Enterprise Records エンティティーの破棄、破棄前のエンティティーの確認など) を行うためのいくつかのワークフローが用意されています。サイトでこれらのワークフローを使用する前に、ワークフローを構成する必要があります。
IBM Enterprise Records ツールの構成 IBM Enterprise Records のインストール中にオプション・ツールをインストールした場合は、インストール先サーバーでこれらのツールを構成する必要があります。例えば IBM Enterprise Records の廃棄スイープ・アプリケーションまたは保留スイープ・アプリケーションを実行する前に、ご使用の環境で使用するためにこれらのアプリケーションを構成する必要があります。特に、スイープ・プロセスを実行する FPOS の名前と Content Engine サーバーを指定する必要があります。