IBM Enterprise Records, バージョン 5.1.+              

IBM Enterprise Records のデータ・モデルおよびアドオン

オブジェクト・ストアを構成する前に、レコード管理のニーズに最も適合する IBM® Enterprise Records データ・モデルを選択する必要があります。

データ・モデルとは、ファイル・プラン・オブジェクト・ストアを特定のレコード管理標準に準拠させるためのテンプレートです。データ・モデルは、メタデータおよびセキュリティー機能を格納できます。新規ファイル・プラン・オブジェクト・ストアを作成するときに、データ・モデルを選択する必要があります。現在、Base、DoD、DoD 分類、および PRO という 4 つのデータ・モデルがあります。データ・モデルは、ご使用の環境に追加できるアドオンに含まれています。選択したデータ・モデルを使用するようにオブジェクト・ストアを構成できます。この構成タスクは、Configuration Manager を使用して構成タスクを実行するときに行います。このトピックの末尾にあるリンクを参照してください。FPOS にはファイル・プラン構造が含まれ、ROS にはレコードとして宣言されるドキュメントが含まれます。通常、ROS にアクセスするユーザーの多くは、FPOS のファイル・プランを構成するエンティティーにアクセスする必要がありません。1 つの FPOS に複数の ROS を関連付けることができます。

IBM Enterprise Records は、以下のデータ・モデルをサポートします。
Base
ほとんどの企業の要件を満たします。レコード管理のコア機能およびプロパティーを提供します。 Base データ・モデルは、ほとんどのレコード管理要件を満たすのに充分な推奨モデルです。ただし、DoD、DoD 分類、または PRO 標準のいずれにも準拠していません。
米国国防総省 (DoD)
DoD の第 2 章の規格について、基本的な要件を満たします。DoD 標準のバージョン 2 (DoD 5015.2) で必要とされるプロパティーが含まれています。
米国国防総省分類 (DoD 分類)
DoD の第 4 章について、分類レコードの管理などの要件を満たします。DoD 分類標準のバージョン 2 (DoD 5015.2) で分類レコードの管理に必要とされるプロパティーが含まれています。
公文書館 (PRO)
(英国標準による) 公文書館の要件を満たします。 PRO 2002 標準で必要とされるプロパティーが含まれています。PRO データ・モデルは、今後の IBM Enterprise Records リリースではサポートされない可能性があります。


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最終更新日: 2011 年 8 月


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