Content Platform Engine バージョン 5.2.1 には、インストールとアップグレード用の新機能とその他の機能拡張が導入されています。
サポートされるシナリオに関する重要な情報を含む、複数ドメインのサポートについて詳しくは、 複数ドメインのシナリオを参照してください。
パッチやフィックスパックを適用するためにサービスを停止する必要がなくなります。結果として、ユーザーは、アプリケーションを中断せずに使用し続けることができ、更新中の生産性を向上させることができます。
ユーザーに対するアプリケーション・サービスを中断せずに個々のサーバーを更新するためには、Content Platform Engine を WebSphere Application Server クラスターにデプロイする必要があります。
WebSphere Application Edition Management は、Content Platform Engine V5.2.1 FP2 時点でサポートされています。これにより、Content Platform Engine の複数エディションを Content Platform Engine クラスター内の各サーバーにデプロイし、ステージングすることができます。例えば、顧客は、Content Platform Engine フィックスパックを新規エディションとしてクラスター内にデプロイし、ステージングして、WebSphere Integrated Solution Console のエディション・コントロール・センターを使用して、新規エディションをロールアウトすることができます。 ロールアウト中は、クラスター内のサーバーごとに現在アクティブなエディションが停止され、新規エディションが開始されます。 段階的にアップグレードが進行している間、ドメイン内でパッチレベルが異なるさまざまなサーバーが存在するような構成が一時的にサポートされます。
WebSphere Application Edition Management が使用されていない特定の構成では、これまでどおりダウン時間ゼロのアップグレードを実行できます。 例えば、Content Platform Engine V5.2.1 からは、Content Engine や Process Engine の Web サービス・トランスポートを使用して Content Platform Engine サーバーと通信するアプリケーションに対して、すべてのアプリケーション・サーバーでダウン時間ゼロのアップグレードを実行できるようになりました。 複数の Content Platform Engine ノードがあるシステムでは、これらのノードに Web サービス・ベースのアプリケーション・トラフィックを送信するロード・バランサーを使用して、個々の Content Platform Engine ノードを一度にアップグレードできます。
特定のフィックスパックでの制限により、Content Platform Engine のダウン時間ゼロのアップグレードの使用が制限される場合があります。アプリケーション・サービスを中断せずにパッチとフィックスパックをインストールする手順は、各パッチまたはフィックスパックに付属する Readme ファイルにあります。 ダウン時間ゼロの手順を使用してフィックスパックをインストールする場合は、古いリリースから新しいリリースへ、順序をスキップせずに連続して適用する必要があります。