カスタムのテーブル名と列名
基本オブジェクト・ストア・データベースは、システム定義の表と列で構成されていますが、通常はユーザー定義のカスタム表とカスタム列で拡張されます。 ユーザーまたは機能アドオンがカスタム・ルート・クラスまたはカスタム・プロパティーを作成すると、Content Engine はカスタム表またはカスタム表列を作成します。Content Engine は、カスタム・プロパティー列およびカスタム・ルート・クラス表に以下の命名規則を使用します。
カスタム・プロパティー列
カスタム・プロパティー列の名前は、プロパティーのシンボル名の前に追加される「uxy」または「uvxyz」のいずれかの自動的に生成される接頭部で始まります。接頭部は常に文字「u」で始まり、2 文字または 4 文字の 16 進文字が続きます (u3f_documenttitle や u3f1a_documenttitle など)。FileNet® P8 4.5.1 のリリース前に作成されたカスタム・プロパティーは、文字「u」の後ろに 2 文字の 16 進文字が続きます。 FileNet P8 4.5.1 のリリース後に作成されたカスタム・プロパティーは、文字「u」の後ろに 4 文字の 16 進文字が続きます。 旧バージョンからアップグレードされる FileNet P8 システムのカスタム・プロパティーには、両方のタイプの接頭部を使用できます。
カスタム・ルート・クラス表
カスタム・ルート・クラスを作成すると、Content Engine は関連表を固有の名前で生成します。 テーブル名は、以下のアルゴリズムを使用して、ルート・クラスのユーザー定義シンボル名に基づいて生成されます。
- シンボル名に「UT_」という接頭部を追加する。
- 必要に応じて、基礎データベースで許可される最大長で切り捨てる。
- 結果名が固有の場合、命名を終了する。
- 固有でない場合、名前が最大長に達していれば、最後の文字を除去する。
- 次いで、いかなる場合でも「1」を付加する。これで固有名にならない場合は、「2」で置き換える (以降、同様の処理をする)。
例えば、シンボル名が「MySequentialRootClass」のカスタム・ルート・クラスを作成する場合、この名前が固有で、データベースの名前の長さ制限に収まっていれば、システムは「UT_MySequentialRootClass」という名前のテーブルを生成します。