照会構文
Content Engine 照会の構文は、総じて SQL-92 規格に準拠しており、SQL Server の照会構文にも合致しています。コンテンツ・ベース・リトリーブ (CBR) 照会とは対照的に、リレーショナル照会ではこの構文のみを使用します。CBR 照会には、照会の SQL ステートメントの一部として全文検索関数呼び出しが含まれています。検索関数呼び出しの構文は、検索を実行するContent Search Engineによって決まります。
以下の例では、リレーショナル照会と CBR 照会を示します。
SELECT d.[DocumentTitle], d.[From], d.[Id]
FROM Document d
WHERE d.[Creator] = "jsmith"
SELECT d.This
FROM Document d
INNER JOIN ContentSearch c ON d.This = c.QueriedObject
WHERE CONTAINS(d.*,'lion AND tiger')
リレーショナル照会を実行するために、Content Engine は、SQL ステートメントをデータベース・エンジンがネイティブ・モードで理解できる同等機能のステートメントに変換します。例えば、オブジェクト・ストアのデータベース・エンジンが DB2® の場合、Content Engine は照会を DB2 照会が理解可能な照会に変換します。リレーショナル照会について詳しくは、「リレーショナル照会」を参照してください。
CBR 照会を実行する場合、Content Engine は、完全 SQL ステートメントによって表される照会とは別個に全文検索を実行します。例に示すように、全文検索はステートメント内で「lion AND tiger」のように表されます。このような式は、IBM® Content Search Services に直接渡されます。全文検索の結果は、照会で参照される他のテーブルと結合される一時テーブルに入れられます。その後、照会は標準的なリレーショナル照会として実行されます。CBR 照会について詳しくは、「CBR 照会」を参照してください。