このコンテンツ拡張オペレーションの例では、コンテンツとプロパティーを指定することで完成するドキュメントの作成手順を示します。
コンテンツは文字列として指定する必要があります。text/* MIME タイプのほぼすべてのデータを使用できます (例: text/plain、text/html、text/xml)。オブジェクトは指定したフォルダーにファイリングされます。コンテンツ拡張オペレーションは、Component ステップにしか使用できません。
- Component ステップを選択し、「プロパティー」ペインを開きます。
- 「プロパティー」ペインの「操作 (Operations)」セクションで、「追加」をクリックします。
- 「createDocument」をクリックして新規ドキュメントを作成します。
- 「オペレーション・パラメーター」セクションで、次の式の値を指定します。
- destFolder: 新規作成するドキュメントの格納先フォルダー。
- className: 新規ドキュメントに使用するクラス名を含む文字列。
注: コンテンツ拡張オペレーションを使用する場合、Document クラスの表示名にスペースが含まれていると、作成オペレーションが失敗します。
- propArray: 新規カスタム・オブジェクトのプロパティー。指定したドキュメント・プロパティーについて、ドキュメントのシンボル名、データ型、値の 3 要素を配列内に作成する必要があります。例:
{"DocumentTitle", "STRING", "New Expense Report",
"FirstName", "STRING", fName,
"LastName", "STRING", IName}
文字列でないプロパティーに値を指定する場合は、値を配列に入れるために文字列に変換する必要があります。 次に例を示します。
{"DocumentTitle", "STRING", "New Loan Application",
"LoanAmount", "DOUBLE", numbertostring(loanAmt),
"AppDate", "DATETIME", timetostring(appDate)
"SpecialLoan", "BOOLEAN", convert(spclLoan, string)}
プロパティー配列を使用して、複数値プロパティーを変更することはできません。複数値プロパティーを変更するには、setMulti<type>Property 操作を使用する必要があります。
次の表に、使用可能なデータ型と、各データ型を String に変換する際に使用する関数を示します。
データ型 |
変換関数 |
BOOLEAN |
convert(bool_value, string) |
DATETIME |
timetostring(time_value) |
DOUBLE |
numbertostring(float_value) |
INTEGER |
numbertostring(int_value) |
OBJECT |
convert(attachment, string) |
- fileName: 新規ドキュメントのファイル名を含む文字列。
- mimeType: 新規コンテンツの MIME タイプを含む文字列。
- content: 新規バージョンのコンテンツを含む文字列。改行には「¥n」を使用します。
- return_value: 新規ドキュメント。

- パラメーターを指定して、「OK」をクリックします。