コード・モジュール
コード・モジュールは、1 つ以上の Java アクション・ハンドラーおよびすべてのサポート・ライブラリーを含む Content Engine オブジェクトです。
コード・モジュールを作成する最も簡単な方法は、Administration Console for Content Platform Engine を使用する方法です。しかし、Content Engine API を使用して、CodeModule オブジェクトをプログラマチックに作成することもできます。
アクション・ハンドラーを企業の実動環境にデプロイする場合は、アクション・ハンドラーを CodeModule オブジェクトとして格納するほうが、アプリケーション・サーバーのクラスパス内で参照するよりも効率的です。Content Engine を複数のアプリケーション・サーバー・インスタンスにデプロイする場合、またはコンテンツ・メタデータをあるシステムから別のシステムに移動する場合は、コード・モジュールを自動的に使用できます。アクション・ハンドラーを JVM クラスパス内で参照する場合は、アクション・ハンドラーを新しいシステムに手動で配布する必要があります。
コード・モジュールの他の特性を以下に示します。
- コード・モジュールは単一のオブジェクト・ストアに適用されます。すなわち、コード・モジュールを参照できるのは、コード・モジュールと同じオブジェクト・ストアに格納された Action サブオブジェクトのみです。このため、複数のオブジェクト・ストアで同じコード・モジュールを使用する場合は、オブジェクト・ストアごとにコード・モジュールを作成する必要があります。しかし、JVM クラスパスで参照されるアクション・ハンドラーは、JVM で実行されるすべてのオブジェクト・ストア (新しく作成されるオブジェクト・ストアを含む) で使用できます。
- コード・モジュールは、まず、そのコード・モジュール自体からクラスを読み込みます。サポートするライブラリーがコード・モジュール内にも、クラスパスの参照先にも存在する場合、コード・モジュールはそれ自体に含まれているライブラリーを使用します。 サポートするライブラリーがコード・モジュール内に含まれない場合、コード・モジュールはクラスパスで参照されるライブラリーを使用します。
- コード・モジュール内に含まれるライブラリーは、クラスパスで参照されたアクション・ハンドラーでは使用できません。アクション・ハンドラーで使用できるようにするには、そのライブラリーもクラスパスで参照される必要があります。
- CodeModule オブジェクトに含まれるサポートするライブラリーは、その CodeModule オブジェクトに格納されたクラスでのみ認識され、その他の CodeModule オブジェクトに格納されたクラスでは認識されません。 例えば、2 つの別個の CodeModule オブジェクトで同じライブラリーが必要な場合、そのライブラリーは 2 つのオブジェクトに別個に含める必要があります。
- 保守のためには、共通のライブラリーは、複数の CodeModule オブジェクト内に複製するのではなく、クラスパスで参照する方が簡単です。