相関設定は、2 つの Web Services の間で、相手の適切なメッセージを識別できるようにするための識別子を提供します。例えば、注文書に関して、購入側と販売側の間で、複数のメッセージを交換する場合があります。各メッセージで適切な対話が行われることを保証する必要があります。
相関設定は、Web Services システム関数 (Receive、Reply、および Invoke) のいずれにも定義できます。パラメーター・モードを使用する場合、「相関設定」タブは、Receive で使用できますが、Invoke では使用できません。Launch ステップの後の最初のステップではない Receive ステップには、相関設定が必要です。
2 つのプロセスの間の対話を相関付けるには
該当するメッセージ・タイプに応じて以下のステップを実行します。
パラメーター
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- 「相関設定」タブで、あるワークフロー・インスタンスを別のインスタンスと区別する固有な値を持つ Web サービス・パラメーターを選択します。例えば、請求書番号を使用します。
- 現在のワークフロー定義で、それと照合する値を含むデータ・フィールドを選択します。着信データはすべて文字列フォーマットであるため、それと比較する相関値は文字列である必要があります。例えば、現在のワークフロー定義でそのデータ・フィールドが整数型だった場合は、式 convert(field_name, string) を使用して文字列型に変換できます。
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XML
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- 「相関設定」タブで、この相関設定の名前を指定します。(複数の相関設定を指定できます)。
- 「プロパティー」には、名前と、スキーマ内の該当するエレメントへの XPath 照会を指定します。相関式を定義する名前/XPath 照会の組を複数指定できます。例えば、アカウント番号と請求書番号を組み合わせて使用して、該当する着信メッセージを識別することができます。
XPath 照会の作成に役立てるため、スキーマのテンプレート・バージョンが表示されます。XML を使用する相関設定の例については、『Web サービス - 相関の例』を参照してください。
Receive ステップの相関設定のセットアップに加えて、以下の割り当てを実行します。ワークフロー内のその Receive ステップより前のポイントで、システム・フィールド F_Corr<Correlation_Set_Name> に相関値を割り当てます。
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