「式ビルダー」ダイアログ・ボックスでは、フィールド名、添付、ワークフロー・グループ、XML データ・フィールド、システム・フィールド、およびパートナー・リンクが表示されます。表示項目を選択して、式を作成できます。また、式で必要な関数を選択することが可能です。ダイアログ・ボックスには関数名と構文が表示され、オンライン・ヘルプへのアクセスも提供されます。
「式ビルダー」ダイアログ・ボックスにアクセスするには、式を指定できるフィールドの中で「式ビルダー」をクリックします。
式を作成するアイテムの名前が、ウィンドウのタイトル・バーに表示されます。式領域に、既存のフィールドの名前や演算子を挿入するか、直接入力して、式を作成します。
このワークフローで定義されているか、親ワークフローから継承されたデータ・フィールド、添付、ワークフロー・グループ、XML データ・フィールドなどのアイテムの名前を使用するには
式の中で Guid フィールドを使用するには
式の中でパートナー・リンクを使用するには
ワークフローで Web サービスを呼び出す場合、パートナー・リンクで定義されている Web サービスとは異なるサービスを呼び出したり、認証を要求する Web サービスにユーザー名とパスワードを渡すために、実行時に呼び出しメッセージのヘッダーを変更したいことがあります。
式を編集して、有効なストリングにする必要があります。すなわち、ストリングの先頭と末尾に二重引用符を追加し、式内の二重引用符は二重引用符でエスケープする必要があります。
パートナー・リンク・ヘッダーの変更例を示すワークフローは、「FileNet ワークフロー内の Web Services の使用」の (5) と (7) を参照してください。
式の中で関数を使用するには
添付の式を定義するには
ワークフロー・グループの式を定義するには
ドキュメント、フォルダー、ファイル名、ユーザー名、またはグループ名を参照して選択したアイテムは、ワークフロー・システムが要求する形式で式領域に挿入されます。
次のいずれかを使用して、ユーザーをワークフロー・グループに割り当てることもできます。
例えば、WfGroupA がワークフローの 3 番目のステップの参加者で、ユーザー番号 50 にそのステップを処理させる場合、ワークフローのその前のステップの「割り当て」タブで次のように入力します。@50 は、このワークフロー・グループの最初のエレメントに割り当てられることに注意してください。
フィールド名 | 式 |
---|---|
WfGroupA[1] | "@50" |
次の「割り当て」タブの入力例では、参加者名は userstring データ・フィールドに格納されています。
フィールド名 | 式 |
---|---|
WfGroupA[1] | "@userstring" |
現在のステップで、参加者の数値 ID を後続のステップを処理するワークフロー・グループのエレメントとして割り当てるには、「割り当て」タブの「完了後」に次の構文を指定します。
フィールド名 | 式 |
---|---|
WfGroupA[1] | "@"+numbertostring(F_BoundUser) |
@ 記号は、ワークフローの参加者名の指定で特別な意味を持つため、ユーザー名に @ 記号を使用する場合は、次のルールを確認する必要があります。
ユーザー名 @123abc または @abc123 には文字と数字の両方が含まれているため、これらの名前を持つ参加者にはワークが正しくルーティングされます。