IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

バッチ

バッチはオブジェクトに対する複数の操作 (メソッド呼び出し) を集めてパッケージ化します。バッチは 1 回の操作で実行されます。

バッチによりパフォーマンスが大幅に改善される可能性があるので、アプリケーション・ロジックが、バッチ・アイテム間でのアプリケーションの介入なしで完了可能な一連の操作の実行に適している場合には、バッチの作成を検討してください。例えば、あるアプリケーションは、Folder オブジェクトを作成し、Document オブジェクトを作成し、フォルダー内に作成したドキュメントをファイリングする DynamicReferentialContainmentRelationship オブジェクトを作成し、すべて 1 つの UpdatingBatch オブジェクトに関連付けるかもしれません。Content Engine サーバーは、UpdatingBatch オブジェクトに関連付けられたリスト内での同じ順序に従ってこれらのオブジェクトを更新します。バッチ処理は、RetrievingBatch オブジェクトを使用して複数オブジェクトのプロパティー値を取得する場合に適しています。フェッチするプロパティーがオブジェクトごとに独立して指定され、サーバーへの 1 回のラウンド・トリップで、すべてのプロパティーのフェッチが実行されます。

バッチに含まれる各操作は、BatchItemHandle インスタンスとして参照されます。バッチは、抽象クラス Batch のサブクラスであり、BatchItemHandle インスタンスのリストが含まれています。バッチがトランザクション操作かどうかは、次のようにそのタイプによって異なります。



最終更新日: 2015 年 10 月
batch_concepts.htm

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