IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

UDDI レジストリー・リストの指定

プロセス構成コンソールを使用して UDDI レジストリーを指定して、現行アイソレート・リージョンでワークフロー作成者が UDDI レジストリーを使用できるようにします。

以下の項目を指定することで、限定されたレジストリーのリストが作成され、ワークフロー作成者が Web サービスを検索して呼び出すことができます。また、ワークフローを Web サービスとして発行することのできるレジストリーも定義されます。

UDDI レジストリー・リストで項目を指定するには

  1. アイソレート・リージョンを選択し、ツールバーの 「プロパティー」 をクリックします。
  2. 「Web サービス」タブで、「UDDI」タブを選択し、「UDDI レジストリー・リスト」タブを選択します。
  3. 新規項目を指定するには、ツールバーの 「追加」 をクリックし、次のアイテムを入力します。
    表 1. UDDI レジストリーのパラメーターの説明
    パラメーターの説明
    名前 レジストリーの名前を入力します。この名前は、ワークフロー作成者がパートナー・リンクで使用可能な UDDI レジストリーのリストを使用した場合、および管理者が Web サービスの発行に使用可能な UDDI レジストリーを検索した場合に表示されます。名前はこのリージョンで固有でなければなりません。
    ヒント: この項目に発行 URL を含めて、ビジネス・エンティティーをこのレジストリーに発行すると、UDDI レジストリーとビジネス・エンティティーを組み合わせた名前になります。同じ UDDI レジストリー (同じ発行 URL) に対し複数のビジネス・エンティティー (それぞれ複数の Web サービスを含む) を定義できますが、各エンティティーはリストで別の項目となります。
    URL の照会 レジストリーに、照会する URL を指定します。
    「発行」チェック・ボックス(チェック・ボックス) 「発行」チェック・ボックスを選択すると、「URL のパブリッシュ」で指定された UDDI レジストリーに発行できます。
    ヒント: このオプションを有効にすると、ワークフロー (Web サービス) のビジネス情報を既存のビジネス・エンティティーに発行する際に、以前に発行した情報を上書きできます。選択したビジネス・エンティティーの発行済みの既存 Web サービスを保護するために、この「発行」オプションを無効にできます。(これは、現行アイソレート・リージョンのみに適用されます。)

    「アクション」メニューの 「UDDI にパブリッシュ」 を使用して、ビジネス・エンティティー情報およびワークフロー (Web サービス) をレジストリーに発行します。

    URL のパブリッシュ このレジストリーへの発行を有効にした場合は、レジストリーに発行する URL を指定します。
    ビジネス名 Web サービスを UDDI レジストリーに発行するために、オプションでこの項目のビジネス・エンティティーを識別する名前を指定できます。発行時にこのフィールドが空白になっている場合は、その時点でビジネス名および説明を入力します。
  4. ビジネスの説明を入力するには、「拡張設定」 をクリックします。
    ヒント: 複数の言語で説明を入力したり、住所、電話番号、E メール・アドレスなどの連絡先情報を入力することもできます。
  5. 「検証」 をクリックして、照会 URL および発行 URL に、正しい構文の URL のフォーマットが使用されることを検証します。

    実際に URL が有効なものであるかどうかは、ワークフロー作成者がパートナー・リンクを指定して Web サービスを呼び出したとき、または UDDI レジストリーへの発行を試みたときに確認されます。

  6. 項目指定の完了後に 「OK」 をクリックし、「アイソレート・リージョンのプロパティー」ウィンドウを閉じます。
  7. ツールバーで 「コミット」 をクリックし、変更をアイソレート・リージョンに適用します。
  8. ビジネス・エンティティー情報を指定した UDDI レジストリーに発行できますが、ビジネス・エンティティー情報とそれに関連した 1 つ以上の Web サービスの両方を発行する準備ができるまで待つこともできます。
重要:

オプション 「Process Designer で、Web サービスを参照せずに WSDL リンクを入力できるようにする」 は、WSRR と UDDI の両方に適用されます。

有効にした場合
ワークフロー作成者は、Process Designer でワークフロー・プロパティー「パートナー・リンク」に任意の WSDL URL を入力できます。
無効にした場合
ワークフロー作成者は、このアイソレート・リージョンに指定した UDDI レジストリーまたは WSRR レジストリーのリストで Web サービスを検索することのみ可能です。


最終更新日: 2015 年 10 月
bpfc042.htm

© Copyright IBM Corp. 2015.