このセクションでは、システム・フィールドの定義と簡単な説明を示します。
フィールド名と使い方 | データ型 | 対応するデータベース・フィールドはロスターで必要か | 対応するデータベース・フィールドはキューで必要か | 対応するデータベース・フィールドはイベント・ログで必要か |
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F_BindPending ワーク・アイテムに対して BindToStation または BindToUser システム・インストラクションが保留中かどうか。バインドが保留中の場合は、型も示します。
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整数型 | なし | はい | なし |
F_BoundMachine ワーク・アイテムがワークステーションまたはサーバーにバインドされるかどうか。ワーク・アイテムがバインドされる場合は、バインド先のワークステーションまたはサーバーのマシン ID をリストします。0 はワーク・アイテムがバインドされないことを示します。Web ベースのシステムで処理されるワーク・アイテムについては、マシン ID は常に -2 です。 |
整数型 | なし | はい | なし |
F_BoundUser ワーク・アイテムがユーザーにバインドされるかどうか。ワーク・アイテムがバインドされる場合は、バインド先のユーザーのユーザー ID をリストします。0 はワーク・アイテムがバインドされないことを示します。 |
整数型 | なし | ワーク・キューでは必要 ユーザー・キューでは N/A | なし |
F_BoundUserId ワーク・アイテムのバインド先のユーザーの内部識別子。 |
整数型 | なし | なし | はい |
F_CaseFolder ケース・フォルダーのインスタンス ID。 |
GUID | 不要 | 不要 | 不要 |
F_CaseTask ケース・タスクのインスタンス ID。 |
GUID | 不要 | 不要 | 不要 |
F_Class ワーク・クラスの名前。 |
文字列型 | 不要 | 不要 | 不要 |
F_Comment このフィールドは、ステップが開始するたびに NULL に初期化されます。ステップに参加するユーザー間で情報を共有できます。例えば、ユーザーは、ステップを再割り当てする場合、ステップを受け取るユーザー向けのコメントを作成できます。 |
文字列型 | なし | 不要 | 不要 * |
F_CreateTime ワーク・アイテムが作成された時間。 |
時間型 | なし | はい | なし |
F_Deadline ステップの期限に割り当てられている時間。 |
時間型 | 不要 | 不要 | 不要 |
F_Duration オペレーションの開始から終了までの期間など、イベントの期間。ほとんどのイベントに期間はありません。 |
整数型 | なし | なし | はい |
F_EnqueueTime ワーク・アイテムがキューに入った時間、またはキューで更新された時間。 |
時間型 | なし | はい | いいえ * † |
F_EventType イベントの番号。イベント番号の詳細については、「イベント・ロギングのカテゴリー」を参照してください。 |
整数型 | なし | なし | はい † |
F_InstrSheetId インストラクション・シート (ワークフロー・マップとも言われる) が現在実行されていて、ワーク・アイテムを処理しているかどうか。実行されている場合は、実行中のインストラクション・シートを示します。-1 は、このワーク・アイテムに対して実行中のインストラクション・シートがないことを示します。 |
整数型 | なし | はい | はい † |
F_InstrSheetName 現在のインストラクション・シートまたはマップの名前。 |
文字列型 | なし | なし | なし |
F_LastErrorNumber 発生した最後の例外に関連するエラー番号。 |
整数型 | なし | なし | なし |
F_LastErrorText 発生した最後の例外に関連するテキスト。 |
文字列型 | なし | なし | なし |
F_LockedF_Locked ワーク・アイテムのロック状況。
|
整数型 | なし | はい | なし |
F_LockMachine ワーク・アイテムがロックされているかどうか。ロックされている場合は、ロックしているワークステーションまたはサーバーのマシン ID をリストします。0 は、ワーク・アイテムがロックされていないことを示します。 |
整数型 | なし | はい | なし |
F_LockTime ワーク・アイテムがロックされた時間。 |
時間型 | なし | はい | なし |
F_LockUser ワーク・アイテムがロックされているかどうか。ロックされている場合は、ロックしているユーザーのユーザー ID をリストします。NULL は、ワーク・アイテムがロックされていないことを示します。 |
整数型 | なし | はい | なし |
F_MachineId ワークステーションまたはサーバーの内部識別子。F_EventType が 125 (F_WOMilestoneMsg) の場合、このフィールドにはマイルストーン・レベルが入ります。 |
整数型 | なし | なし | はい |
F_MaxMilestone ワーク・クラスの最大マイルストーン・レベル。 |
整数型 | なし | なし | なし |
F_MinMilestone ワーク・クラスの最小マイルストーン・レベル。 |
整数型 | 不要 * | 不要 * | なし |
F_OccurrenceId 特定のステップで発生するすべてのイベントと相関関係のある識別子。 |
整数型 | なし | なし | はい † |
F_Operation プロセス内にあるオペレーション、または (プロセスに現在オペレーションがない場合は) ワーク・アイテムに対して次に実行されるオペレーションの名前。F_OperationId の派生フィールド。 |
文字列型 | なし | なし | 不要 |
F_OperationId 現在のインストラクションを実行しているオペレーションの内部識別子。F_EventType が 125 (F_WOMilestoneMsg) の場合、このフィールドにはマイルストーン ID が入ります。 |
整数型 | なし | はい | はい † |
F_Originator ワークフローを開始したユーザーのユーザー ID。 |
整数型 | 不要 * | 不要 | 不要 * |
F_Overdue ワーク・アイテムが期限切れかどうか。
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整数型 | 不要 | 不要 * | 不要 |
F_ParentWobNum このワーク・アイテムの親の F_WobNum。 |
文字列型 | なし | なし | はい † |
F_QueueWPClassId このワーク・アイテムを格納するキューの ID。 注: このフィールドを、キューの索引に対する 1 つ目のフィールドまたは唯一のフィールドとして使用しないでください。2 つのキューが同じ物理テーブルを共有している場合、システムはこの索引を内部で既に使用しています。
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整数型 | なし | はい | なし |
F_Reminder ステップ・メモに割り当てられている時間。 |
時間型 | 不要 | 不要 | 不要 |
F_Response 過渡的フィールド。このフィールドは、ワーク・アイテムが応答と一緒に保存されている場合のみ、値が割り当てられます。F_Responses の派生フィールド。 |
文字列型 | なし | 不要 | 不要 * |
F_ResponseCount 複数参加者ステップでの応答の回数。F_Responses の派生フィールド。 |
整数型 | なし | 不要 | 不要 |
F_Responses ステップ内の各応答を、その応答を選択している参加者の数と一緒にリストします。 |
整数型[] | なし | なし | なし |
F_SeqNumber F_TimeStamp に追加して、各イベントの固有の識別子を作成します。 |
整数型 | なし | なし | はい |
F_ServerId ワーク・アイテムが現在処理しているワークフロー・システム・サーバーを示します。値 -1 は、ワーク・アイテムがローカル・サーバーにあることを示します。 |
整数型 | はい | なし | なし |
F_ServerSeqNum マルチサーバー・システムのワークフロー・システム・サーバー間で正しいイベント・シーケンスを設定する場合に使用します。 |
整数型 | なし | なし | はい |
F_SortOrder 大量の照会を正しい順序で処理することを支援する内部フィールド。 |
文字列型 | なし | はい | なし |
F_SourceDoc オブジェクト・ストアまたはライブラリー内のワークフロー定義のドキュメント仕様。 |
文字列型 | 不要 | 不要 | 不要 |
F_SplitLeg スプリット内または複数参加者ステップ内の各レグのステップ ID。 |
整数型 | なし | なし | なし |
F_StartTime ワークフローが作成された時間。F_CreateTime との違いは、ワークフローの初期ワーク・アイテムが除かれる点です。 |
時間型 | いいえ * † | 不要 | いいえ * † |
F_StepDescription 現在のステップに関連する説明または指示。 |
文字列型 | なし | なし | なし |
F_StepName プロセス内にあるステップ、または (プロセスに現在ステップがない場合は) ワーク・アイテムに対して次に実行されるステップの名前。 |
文字列型 | なし | なし | なし |
F_StepStatus ステップの状況。有効な値は、Complete、In progress、Deleted です。 |
整数型 | 不要 | 不要 | 不要 |
F_Subject ワークフローが起動されるときにユーザーが入力した件名。 このフィールドは、すぐに使用可能な Workplace アプリケーションで、「タスク」ページの「名前」フィールドにデータを設定する場合に使用します。 |
文字列型 | 不要 * | 不要 * | 不要 * |
F_Tag ワーク・オブジェクト・タグ。ワーク・オブジェクト ID の機械可読文字列フォーム (ワーク・アイテムを固有に識別するユーザー定義値)。 |
文字列型 | はい | はい | はい † |
F_Text ユーザー定義テキスト。F_EventType が 125 (F_WOMilestoneMsg) の場合、このフィールドにはマイルストーン・テキストが入ります。 |
文字列 | なし | なし | はい |
F_TimeOut このワーク・アイテムで次に発生するタイムアウト (メモ、期限、またはタイムアウト)。 |
時間型 | 不要 | 不要 * | 不要 |
F_TimeStamp イベントが発生した時間。 |
時間型 | なし | なし | はい |
F_Trackers このフィールドは、ワークフローが開始したときにトラッカーを収集します。トラッカー・ワーク・アイテムの作成後、このフィールドは空になります。 |
文字列型[] | なし | なし | なし |
F_TrackerStatus ワーク・アイテムがトラッカー・ワーク・アイテムかどうか。
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整数型 | いいえ * † | 不要 | いいえ * † |
F_TransferUser ワークフロー定義をワークフロー・データベースに転送したユーザーの ID。 |
整数型 | なし | なし | なし |
F_UniqueId ワーク・アイテムの固有 ID。キュー・レコードの場合のみ、この値はワーク・アイテムが更新されるたびに変更されます。 |
float | 不要 | 不要 | いいえ * † |
F_UserId ユーザーの内部識別子。 |
整数型 | なし | なし | はい |
F_WCRevision ワーク・アイテムが属するワーク・クラスのリビジョン番号。 |
整数型 | なし | なし | はい |
F_WFDeadline ワークフローの期限情報。ワークフローの期限に対応するトラッカーの期限を設定する場合に使用します。 |
整数型 | なし | なし | 不要 † |
F_WFReminder ワークフローのメモ情報。ワークフローのメモに対応するトラッカーのメモを設定する場合に使用します。 |
整数型 | なし | なし | なし |
F_WobNum 実際には GUID (Global Unique Identifier) である 16 バイトのバイナリー・フィールド。この GUID によって、1 つのワーク・アイテムを固有に識別します。 |
文字列型 | はい | はい | はい † |
F_WorkClassId ワーク・アイテムが属するワーク・クラスの内部識別子。 |
整数型 | はい | はい | はい † |
F_WorkFlowNumber ワークフローを開始したワーク・アイテムの F_WobNum。 |
文字列型 | いいえ * † | 不要 | いいえ * † |
F_WorkOrderId 現在のインストラクションの内部識別子。 |
整数型 | なし | はい | はい † |
F_WorkSpaceId ワーク・アイテムで使用されるワークスペース。 |
整数型 | なし | はい | はい † |
F_WPClassId ワーク・アイテムが入っているキューの WorkPerformer クラスの内部識別子。 |
整数型 | なし | なし | はい |
F_WsCorrelation Web サービスの相関値。この相関値は、受信ワーク・アイテムに存在します。 |
文字列 | なし ‡ | なし | なし |
F_WsOperation Web Service のオペレーション名。 |
文字列 | なし ‡ | なし | なし |
F_WsPortType Web サービス・ポート・タイプ名。 |
文字列 | なし ‡ | なし | なし |
N/A 適用外
† Case Analyzer に必須
‡ ワーク・アイテムが、実行、受信、または応答インストラクション (受信の場合は Ws_Correlation のみ) であり、WSRequest キューにある場合のみ存在する。対応するデータベース・フィールドは WSRequest キューに使用される。