IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

機能アドオン

機能アドオンは、カスタム・メタデータ (クラスとプロパティー) とデータ (フォルダーやカスタム・オブジェクトなどのオブジェクト) を含むモジュールで、Content Platform Engine のコア機能の拡張をサポートします。アドオンは、Content Platform Engine に統合されるアプリケーションもサポートします。 機能アドオンには、IBM® FileNet® P8 プラットフォームと互換性がある非 FileNet 製品や、Content Platform Engine に付属のアドオン (「システム」アドオンとも呼ばれます) があります。

「システム」アドオンは、SystemAddOnId 定数にマッピングされる表示名と GUID によって識別されます。表示名は、アドオンの基本機能について説明しています。例えば、「Publishing Extensions」アドオンは、FileNet P8 パブリッシング・アプリケーションに必要な基本機能を提供し、SystemAddOnId.PUBLISHING 定数にマッピングされます。また、各アドオンの DescriptiveText プロパティーは、アドオンの機能を詳細に記述します。例えば、Publishing Extensions アドオンの DescriptiveText プロパティーの値は、「プロパティー定義で既存のクラスを拡張し、P8 パブリッシング・アプリケーションに必要なインスタンス情報を作成する」のようになります。カスタム・アドオンを作成する場合に、意味のある記述をこのプロパティーに入力することによって、アドオンの利用者がインストールの際、この機能が必要かどうかを判断できるようにすることが可能です。

Content Engine の API は、機能アドオンの登録、インストール、およびアップグレードをサポートします。オブジェクト・ストアにアドオンをインストールできるようにするには、まずアドオンを作成する必要があります。作成すると、FileNet P8 ドメインの Global Configuration Database (GCD) に自動的に登録されます。アドオンの登録後に、新規または既存のオブジェクト・ストアにそのアドオンをインストールできます。



最終更新日: 2015 年 10 月
addon_conceptsIntro.htm

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