IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

実動環境へのデプロイ

プロセス・アプリケーションを開発システムから実動サイトにデプロイするには、次の手順を使用します。

この手順は、プロセス・アプリケーションに固有のものであり、アプリケーションを実動環境にデプロイする、以下に示すような他のステップを既に完了していることを想定しています。
  • LDAP ディレクトリー・サービスでのユーザーおよびグループの構成
  • オブジェクト定義のインポート
  • オブジェクト定義でのセキュリティーの設定
  • オブジェクト・ストアへのクラスおよびメタデータのインポート
  1. 次のように、プロセス・キューを開発アイソレート・リージョンから実稼働アイソレート・リージョンに移動します。
    1. コマンド行で vwtool ダンプ コマンドを実行して、.cdl ファイルを作成します。vwtool を実行するには、スーパーユーザーであるか、fnadmin グループのメンバーである必要があります。詳細については、「vwtool」を参照してください。
    2. 次の 2 つのいずれかの方法で、稼働している各開発アイソレート・リージョンの Process Engine データベース・オブジェクトを転送します。
      • 開発アイソレート・リージョンをエクスポートおよびインポートすることで、(既存の) 実動アイソレート・リージョンに開発アイソレート・リージョンを複製します。アイソレート・リージョンのエクスポートとインポートについては、アイソレート・リージョン構成のエクスポートおよびインポートを参照してください。
      • コマンド行に次のコマンドを入力します。
           vwtfer -o region_information.cdl -r n

        ここで、region_information.cdl はユーザー定義 (developer_region.cdl など) であり、n は実動アイソレート・リージョンに割り当てられる番号です。

        重要: vwtfer は、ドキュメントにないシステム・サポート・ツールです。誤って使用すると破壊的な結果をもたらすおそれがあるため、IBM® サポートの支援なしで使用しないでください。
    3. vwtool を使用して、実動アイソレート・リージョン構成のプロパティーを確認します。次に例を示します。
         vwtool -r n
         config

      ここで、n は実動アイソレート・リージョンに割り当てられる番号です。

  2. ワークフロー定義をインポートします。
  3. サブスクリプションを更新します (ワークフロー定義のバージョン番号は、VWVersion プロパティーに格納されています)。
  4. FileNet® Workplace を使用する FileNet P8 ベースのアプリケーションをデプロイする場合、以下の項目を実動 Application Engine サーバーに移動してください。
    • Web アプリケーション・ツリー
    • Java™Server Pages (JSP) ファイル
    同様に、FileNet Web Services または FileNet Open Client を使用するアプリケーションをデプロイする際にも、同じ項目を実動サーバーにコピーしてください。


最終更新日: 2015 年 10 月
deploy_to_production.htm

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