式とは、結果を取得する数式や公式のことです。Process のアプリケーションには、ルート・プロパティー、データ・フィールド定義、検索条件を始めとする式を入力できる場所がいくつか用意されます。
コンテキストに応じて、単純式または複合式を使用できます。
- 単純式は、単一の変数またはリテラルです。
- 複合式は、次の有効な組み合わせです。
前述のコンポーネントを式で使用する場合の一般的なガイドラインについては、該当するトピックを選択してください。また、次の「式の例」も参照してください。
数式の例
次の数式の例で、Num1 と Num2 は変数で、浮動小数点型または整数型のいずれかとして宣言できます。
(Num1 + 2) * (Num2 * 15)
abs (Num1 - Num2)
Num1
文字列式の例
次の例で、変数 CustName は文字列型として宣言されます。CustName の値は International Insurance Company です。
文字列 |
結果 |
"Dear " + CustName + "," |
Dear International Insurance Company, |
次の例は、upper という FileNet® P8 提供の関数の使い方を示しています。
表 1. 文字列式の例文字列 |
結果 |
upper(CustName) |
INTERNATIONAL INSURANCE COMPANY |
式は、次のような単一の変数でも構いません。
CustName
ブール式の例
次の例で、変数 EndOfFile と IsEmpty はブール型として宣言されます。
not EndOfFile and IsEmpty
次に、ブール式のもう 1 つの例を示します。変数 Num は整数型として宣言されます。
((Num + 2) > 80) or ((Num - 2) < -20)
次に示すブール式も有効です (true はブール型のリテラルです)。
true
時間式の例
次の例は、文字列リテラルを時間型に変換します。
convert ("8/15/1995 14:30:00", time)
次の例は、サーバーの現在の時間に 3 カ月を加算します。
addmonths (systemtime(), 3)
時間式は、次のような単一の変数でも構いません。
CustomerBirthDate