IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

Launch ステップ - シミュレーション・プロパティー

「シミュレーション」 タブでは、選択したステップが完了するまでの所要時間と、各ルートが使用される時間の割合を概算できます。

シミュレーション・プロパティーを指定するには

  1. 必要に応じて、ステップを選択します。プロパティー・ペインで、「シミュレーション」タブをクリックします。
  2. 「期間」で、参加者が 100% の効率で作業した場合に、選択したステップの処理にかかる時間を指定します。

    リソースの実行効率として、100% 超または 100% 未満の値を指定できます。例えば、指定したステップの期間が 20 分でも、そのステップを処理するリソースの実行効率が 50% の場合、シミュレーションでは実際のステップの実行期間として 40 分と表示されます。

    注: ワークフロー・システムは Submap ステップが参照するマップを実行するので、期間は Submap ステップには適用されません。

  3. 「ルートの重み」で、各ルートの重み比率を指定します。
    • ルートが 1 つの場合、重みは 100% になります。この値は変更できません。
    • 複数のルートがある場合は、ルートの重みの合計を 100% 以下にしてください。各ルートの重みは 0% から 100% (これらの値を含む) の範囲内にする必要があります。

      場合によっては true のルートがなくなる (ワーク・アイテムが終了する) ようにワークフロー定義が設計されている場合は、ルートの重みの合計を 100% 未満にすることで、これをシミュレーションできます。例えば、ルートの重みの合計が 90% の場合、このワーク・アイテムが終了し、ワークフローが完了まで実行されない確率は 10% になります。

    • 複数のルートがあり、すべて true のルートを取れる (AND 分割) 場合は、各ルートの重みを 0% から 100% の範囲で指定できます。例えば、使用可能なルートが 3 つあるステップの場合、1 番目のルートが true になる確率を 90%、2 番目のルートが true になる確率を 65%、3 番目のルートが true になる確率を 45% に設定することができます。


最終更新日: 2015 年 10 月
bpfdh077.htm

© Copyright IBM Corp. 2015.