Component Integrator を使用すると、ワークフローのステップから Java™ オブジェクトなどの外部エンティティーにアクセスできます。
Component Integrator を使用すると、ワークフローのステップから、Java Message Service (JMS) などの外部エンティティーにアクセスすることもできます。
アイソレート・リージョン内に定義されたコンポーネントは、アイソレート・リージョン内に定義された任意のワークフロー内で使用できます。コンポーネントの動作がワークフロー間で異ならないよう、対象のエンティティーに対するコンポーネントの権限もまた、アイソレート・リージョン単位で定義されます。例えば、コンテンツ拡張オペレーションは、ドキュメント・プロパティーの読み取りと設定、フォルダーへのドキュメントのファイリングとファイリング解除、ドキュメントの公開などに必要な権限を持ちます。したがって、ドキュメントを公開する操作がワークフロー A とワークフロー B の両方で使用されている場合、ドキュメントは、そのコンポーネントを組み込んでいるステップが一方のワークフローで完了した時点で公開されます。
あるエンティティーに対するコンポーネントの権限が、ワークフローを実行中のユーザーの権限を越える場合もあるため、Component ステップを含むワークフローに対するアクセスを制限し、外部システムを保護する必要があります。
次の表に、さまざまなセキュリティー問題をまとめています。また、Component ステップでアクセスする外部システムに対してセキュリティーを講じる際に実行できるアクションも記しています。
問題点 | アクション |
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ワークフローの作成者は、作成中のワークフローに、対象のエンティティーに対して特定のアクセス権を持つ、事前定義のコンポーネントを含められます。 適当なコンテンツ拡張オペレーションを含むワークフローを定義すると、ワークフローの作成者は、自身に更新権限のないドキュメントでも、自由に変更できます。 |
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ワークフローを開始できる人物ならばだれでも、ワークフローの Component ステップによって実行されるアクションを開始できる。 |
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