IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

ワークフローへの参加

ワークフローの参加者は、割り当てられてルーティングされた作業を処理します。

また、アクセス権を持つワーク・キューにルーティングされたワークを取得して処理することもできます。ワーク・アイテムを完了すると、そのアイテムは、ワークフロー内の次のステップを処理するために割り当てられている参加者にルーティングされます。すべてのワークフロー参加者による共同作業は、ワークフロー定義で指定されたすべての作業が完了するまで続行します。

割り当てられたワークを開く

割り当てられたワークは受信トレイに表示されます。条件にしたがって、トラッカー・キューとマイルストーン・トラッキング・キューにも表示されます。

Workplace で、「タスク」モードを選択して、受信トレイ、トラッカー・キュー、およびマイルストーンにアクセスします。

受信トレイ: 受信トレイ内のワーク・アイテムは、処理するユーザーに割り当てられているワークフロー内のステップに対応します。受信トレイでワーク・アイテムを開くと、ステップ・プロセッサーに、インストラクション、データ、添付 (ドキュメントなどのアイテム)、応答の選択肢、状況、およびワークの完了に必要なその他のリソースが表示されます。

トラッカー・アイテム: トラッカー・キュー内のアイテムは、ユーザーがワークフローに割り当てられているトラッカーであることを示します。トラッカーは、割り当てられている各ワークフローの開始時に 1 つのトラッカー・アイテムを受け取ります。トラッカーがトラッカー・アイテムを開くと、そのワークフローの現在の状態が表示されます。ワークフロー履歴、ステップ情報、マイルストーン情報を確認したり、アクセス可能なフィールドを変更したりできます。

マイルストーン: マイルストーン・トラッキング内のアイテムはユーザーにより起動された、少なくとも 1 つのレベル 1 マイルストーンを含むワークフローに対応します。アイテムを開いて、マイルストーンの名前、メッセージ、およびマイルストーンの到達時間を確認します。

必要に応じて、新しいワーク・アイテムやステップ完了期限のメモなど、各種ワークフロー・イベントの発生時に E メール・メッセージを受信するようにユーザー設定を構成することもできます。ワーク・アイテムは、E メール・メッセージから直接開くことができます。この操作は、受信トレイやトラッカー・フォルダーからワーク・アイテムを開いた場合と同じ結果になります。

割り当てのないワークを開く

ワークフローのステップの中には、特定の参加者ではなく、ワーク・キューに割り当てられているものもあります。ワーク・キューへのアクセス権があれば、ワーク・アイテムを選択して開くことができます。

ワーク・キューからワーク・アイテムを開くと、ステップ・プロセッサーに、インストラクション、データ、添付 (ドキュメントなどのファイル)、応答の選択肢、およびワークの完了に必要なその他のリソースが表示されます。



最終更新日: 2015 年 10 月
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