IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

式とは、結果を取得する数式や公式のことです。ワークフロー・システムには、ルート・プロパティー、データ・フィールド定義、検索条件など、式を入力できる場所がいくつかあります。

コンテキストに応じて、単純式または複合式を使用できます。

数式の例

次の数式の例で、Num1 と Num2 は変数で、浮動小数点型または整数型のいずれかとして宣言できます。
(Num1 + 2) * (Num2 * 15)

abs (Num1 - Num2)

Num1

ストリング式の例

次の例で、変数 CustName は文字列型として宣言されます。CustName の値は International Insurance Company です。

表 1. ストリング式の例
ストリング 結果
"Dear " + CustName + "," Dear International Insurance Company,

次の例は、upper という FileNet® P8 提供の関数の使い方を示しています。

ストリング 結果
upper(CustName) INTERNATIONAL INSURANCE COMPANY
式は、次のような単一の変数でも構いません。
CustName

ブール式の例

次の例で、変数 EndOfFile と IsEmpty はブール型として宣言されます。
not EndOfFile and IsEmpty
次に、ブール式のもう 1 つの例を示します。変数 Num は整数型として宣言されます。
((Num + 2) > 80) or ((Num - 2) < -20)
次に示すブール式も有効です (true はブール型のリテラルです)。
true

時間式の例

次の例は、ストリング・リテラルを時間型に変換します。
convert ("8/15/1995 14:30:00", time)
次の例は、サーバーの現在の時間に 3 カ月を加算します。
addmonths (systemtime(), 3)
時間式は、次のような単一の変数でも構いません。
CustomerBirthDate


最終更新日: 2015 年 10 月
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