イベント
Content Engine の API にはイベント・インターフェースが用意されていて、これを介して監査およびサブスクリプションに関する機能が開示されています。監査は、指定した Content Engine クラスのイベントをログに記録します。起動されたイベントに応答して、サブスクリプションは、Java™ イベント・ハンドラーとして実装されたアクションを実行します。サブスクライブされたイベントが発生すると、Content Engine の API はイベント・オブジェクトを作成し、実装されたアクションに渡します。監査されたイベントが発生すると、Content Engine の API はイベント・オブジェクトを作成し、監査レコードを作成するためにオブジェクト・ストア・データベースに格納します。
すべてのイベントは、Event クラスを継承します。イベント・ベースのオブジェクトは、次のいずれかのサブオブジェクト型です。
- AuditConfigurationEvent。オブジェクト・ストア構成で監査が有効または無効に変更された場合に発生します。このイベントは監査可能ですが、サブスクライブはできません。
- ObjectChangeEvent から派生したオブジェクト。Content Engine オブジェクトが変更されたときに発生します。このイベントはサブスクライブも監査もできます。
- RetrievalEvent から派生したオブジェクト。Content Engine のオブジェクトまたはその内容が取得されるか、いずれかに対して照会が実行されたときに発生します。このタイプのイベントは監査可能であり、GetContentEvent サブクラスはサブスクライブ可能でもあります。
イベント・オブジェクトにより、Content Engine でのイベントのコンテキストが提供されるため、監査済みイベントのプロパティーを取得することにより、この情報を蓄積できます。例えば、イベントの型 (イベント・オブジェクトのクラスで表される)、作成日、発生元ユーザー、および結果状況を、Event 基本クラスから取得できます (『Event プロパティー』を参照してください)。Event サブクラスから、イベントのソース・オブジェクト、ソース・オブジェクトのクラス、およびサブクラスに特有のその他のプロパティーを取得できます。