Process Engine Web Service
Process Engine Web Service は、標準に準拠した Web サービスの実装です。 サポートされるアプリケーション・サーバーに Web アプリケーションとしてデプロイされます。
- WS-I Basic Profile 1.0
- WS-Security
さらに、SOAP の以下のバージョンがサポートされます。
- SOAP 1.1 over HTTP
Process Engine Web Service は、IBM® Axis2 で提供されたフレームワークを使用します。バージョン情報については、IBM FileNet® P8 のシステム要件の Web ページを参照してください。Axis2 は、開発ツール、ランタイム・サーバー、管理サービスが用意されている Web サービス・プラットフォームです。Axis2 のランタイム・サービスによって、一般的なサービスとビジネス・アプリケーションを分離できます。ランタイム・サーバーは、SOAP メッセージを処理して、Web サービスのためのランタイム・コンテナーを提供します。SOAP メッセージ・プロセッサーは、SOAP メッセージをアプリケーション呼び出しに変換して、XML の各タイプを Java™ の各タイプにマッピングします。ランタイム・サービス・コンテナーは、デプロイ済みのアプリケーションをホストして管理します。
Web サービスの操作はステートレスです。呼び出し側は、オペレーションの SOAP WS-Security ヘッダーの一部として、ユーザー情報を渡す必要があります。詳細については、『WS-Security ヘッダーの作成』を参照してください。
Process Engine Web Service (ProcessEngineWS) には、Process Java API のサブセットが用意されており、WS-I Basic Profile 1.0 に基づいて、document/literal の SOAP メッセージングを使用できるようになっています。Process Engine Web Service の参照資料では、それぞれの操作が Process Java API の関連するクラスとメソッドにリンクされています。
Process Engine Web Service は、セッションを作成して管理するために Content Platform Engine の接続ポイントにアクセスする必要があります。Process Engine Web Service のデフォルト接続ポイントは PEWSConnectionPoint です。 SOAP ヘッダーで接続ポイントを指定する方法については、複数のリージョンの使用を参照してください。
- Process Engine Web Service はデフォルトで有効ですが、SSL は無効です。IBM では、デプロイ済みの環境で Web サービスのために SSL を使用することを強くお勧めします。詳細については、「Setting up Content Platform Engine and client transport SSL security」を参照してください。
- (.NET Framework の場合のみ。)アプリケーションにロードを適用すると、デッドロックが発生することがあります (HTTP 503 エラー)。その結果、応答時間が長くなったり、多くのエラーが発生したりします。その場合は、『Microsoft サポート技術情報 821268』の情報に基づいて、フレームワークの構成を更新してください。