IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

RosterHelper

このクラスは、他のいくつかのサンプルのためのヘルパー・クラスです。このサンプルは、ほかのクラスまたはアプリケーションからアクセスできる再利用可能なロスター特有のメソッドを実装する方法を示します。

サンプル・コードは、セッションが作成され、適切なアクセス権限を持つユーザー名とパスワードが指定されたと想定しています。

詳細については、サンプル・ソースのコメントを参照してください。サンプルは、IBM® FileNet® P8 Platform 資料ライブラリーの『Developer samples』セクションにあります。

API サンプルの実行」も参照してください。

メソッド

RosterHelper メソッドの一般的な説明を以下に示します。

RosterHelper()

RosterHelper コンストラクターは、VWSession および サンプルの Logger クラスの Object 引数を指す変数を設定します。

displayProcessInformation

VWSession.getRoster を使用して VWRoster オブジェクトを取得し、デフォルトのロスター内の項目のプロセス情報を表示します。次に、VWRoster.createQuery を使用して (VWFetchType.FETCH_TYPE_ROSTER_ELEMENT に基づいて) VWRosterQuery オブジェクトを取得し、VWRosterQuery.next によって各 VWRosterElement オブジェクトを取得します。VWRosterElement.fetchWorkObject を使用して、VWWorkObject オブジェクトから VWProcess オブジェクトを取得します。VWProcess.fetchWorkflowHistory がワークフロー履歴を取得し、VWProcess オブジェクトのログ情報が サンプルの Logger クラス を使用してログに記録されます。

displayRosterContents

VWRoster オブジェクトを取得する VWSession.getRoster を使用して「DefaultRoster」の内容を表示し、ローカル・メソッドである displayRosterElements および displayWorkObjects を使用して VWRosterElement オブジェクおよび VWWorkObject オブジェクトを表示します。

displayRosterElements および displayWorkObjects

VWRosterQuery オブジェクトを取得する VWRoster.createQuery を使用して (VWFetchType.FETCH_TYPE_ROSTER_ELEMENT または VWFetchType.FETCH_TYPE_WORKOBJECT に基づいて)、指定された VWRoster オブジェクト内の VWRosterElement または VWWorkObject オブジェクトを表示します。サンプルの Logger.displayWorkObjectInfo を使用して、VWWorkObject 情報を表示します。VWRosterElement オブジェクトについては、VWRosterElement.getFieldNames および VWRosterElement.getFieldValue を使用して、システム定義のフィールド名とユーザー定義の開示フィールド名を開示します。次に、サンプルの Logger クラス を使用し、VWRosterElement.getWorkObjectNumberVWRosterElement.getWorkObjectName、および VWRosterElement.getServerLocation を使用してデータをログに記録します。



最終更新日: 2016 年 3 月
rosterhelper.htm

© Copyright IBM Corp. 2016.