マージ・タイプ
ワークフロー・プロパティー内の各データ・フィールドを定義する際に、次の状況でフィールド内のデータをどのように扱うかを指定します。
- あるステップに複数の参加者が存在し、1 つ以上のデータ・フィールドの値を全員が変更可能な場合、ワークフロー内の次のステップでフィールドの値はどのようになるか。
- ワークフロー内で分割が発生し、子ステップでの参加者が 1 つ以上のデータ・フィールドの値を変更可能な場合、結合ステップでフィールドの値はどのようになるか。
下の表は、さまざまなマージ・タイプの動作を説明しています。
単純なデータ型の場合
マージ・タイプ | 説明 |
---|---|
Default | 変化しません。このフィールドの値は、分割時に設定されたままになります。 |
Override | collector ステップの直前に完了したステップで入力された値で、前の値が上書きされます。 |
Add | 分割時のフィールドの値と異なる入力値が加算されます。
ヒント: このフィールドは、あるステップで、各参加者が入力した値の集計に使用できます。この場合、すべての入力値が加算されるように、フィールドの初期値は 0 (または 0.0) にします。 注:各入力値は分割時の元のフィールドの値と比較されます。元の値と一致した値はすべて無視されます。 |
単純なデータ・タイプのマージの詳細については、「フィールド・マージの例」を参照してください。
配列の場合
マージ・タイプ | 説明 |
---|---|
Default | 変化しません。このフィールドの値は、分割時に設定されたままになります。 |
Override | 変更された入力値が 1 つだけの場合も、collector ステップの直前に完了したステップで入力された値で配列全体が上書きされます。 |
OverrideEntry | collector ステップの直前に完了したステップで入力された値で、変更された値のみが上書きされます。 |
Append | 分割時の配列要素の値と異なる入力値が、元の配列の末尾に追加されます。 |
Add | 分割時の配列要素の値と異なる入力値が加算されます。
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AppendNoDup | 入力値が配列にない場合は、変更された入力値が配列の末尾に追加されます。 |