IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

MainSample

MainSample アプリケーションは、ほかのサンプル・ファイル内のランタイム操作を呼び出す方法を示すトップ・レベルのアプリケーションです。MainSample アプリケーションは、API と連携する単純なアプリケーション開発の一例を示します。

このサンプル・アプリケーションは、ステップ・プロセッサーおよび Launch ステップ・プロセッサー・サンプル、または LogViewer サンプルに見られる Swing コンポーネントを使用しません。代わりにサンプルはコマンド行入力と標準コンソール出力を使用します。

以下の例のようなコマンドを入力して、サンプルを実行します。

    java OperationsSample username password server_name:port_number/connectionPoint_name 
        wfDefinition_filename | wfDefinition_filename queue_name output_filename

MainSample は、ワークフロー・プロセス全体を通じて使用されるロガー・オブジェクトとセッション・オブジェクトを初期化します。MainSample は、セッション・オブジェクトを SessionHelper クラスのインスタンスとしてインスタンス化し、それを使用してセッションにログオンします。次に、MainSample クラスのインスタンスである sampleClass にこの 2 つのオブジェクトが渡されます。

sampleClass オブジェクトは、ワークフロー定義を作成して起動し、ステップを完了し、履歴情報をログ・ファイルに書き込みます。これを行うために、sampleClass オブジェクトはワークフロー・セッションを SysConfigSample クラスのインスタンスで構成しています。SysConfigSample は、キュー、開示フィールド、および索引を作成します。ワークフローの設計と起動の詳細を確認するには、このサンプルによって使用される WFDefinitionSample クラスおよび LaunchSample クラスのトピックを参照してください。

次に、外部クラス sampleClass が、ランタイム操作を呼び出します。これは以下のサンプル・クラスによって実行されます。

注: StepProcessorSample などの一部のクラスが、同様の操作を実行するために複数回呼び出されます。


最終更新日: 2016 年 3 月
mainsample.htm

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