IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

ステップ・プロセッサーを開く

ユーザー (ワークフロー参加者またはトラッカー) がステップ割り当てを開くと、ステップ・プロセッサー UI を含むポップアップ・ウィンドウが開きます。

ここでは、以下の項目について説明します。
  • 正しいステップ・プロセッサーを選択して表示する方法
  • ステップ・プロセッサー UI の URL を Web アプリケーションに提供する方法

ステップ・プロセッサーを開く前に、ステップ・プロセッサーの登録、ワークフローへの追加、およびデプロイを行う必要があります。詳細については、「カスタム・プロセッサーのワークフローへの追加」および「Java™ アプリケーションのデプロイ」、または「HTML アプリケーションのデプロイ」を参照してください。

注: アルゴリズムと URL で使用される情報は、VWAttributeInfo クラスで提供されます。

ステップ・プロセッサーを開くために使用されるアルゴリズム

ステップ・プロセッサーを開くために使用されるアルゴリズムは次のとおりです。

  1. 現在の Web アプリケーション (アプレットまたは HTML ページで定義される) を使用して、ステップ・プロセッサーの場所と URL テンプレートの取得を試みます。『ステップ・プロセッサーの URL の提供』セクションを参照してください。結果が NULL の場合、次のステップに進みます。
  2. 現在の Web アプリケーション設定を使用して、場所、URL テンプレート、および Web サーバー・ベース URL 情報の取得を (ユーザー設定、アイソレート・リージョン、グローバル設定の順で) 試みます。適切なデータ・セットが見つからない場合、次のステップに進みます。
  3. 残りの登録済み Web アプリケーションについて、場所、URL テンプレート、および Web サーバー・ベース URL 情報の最初に利用可能なセットの検索を繰り返します。リージョン設定はグローバル設定に優先します。適切なセットが見つからない場合、次のステップに進みます。
  4. アプレットからステップ・プロセッサーを開く場合は、提供された Java ステップ・プロセッサーを使用します。それ以外の場合、アプリケーションには Web ページを開くための十分な情報がありません。Java Step プロセッサーは、Application Engine ホストの filenet_installation_directory¥Workplace¥eprocess¥stepprocs¥java¥ootb にあります。

    HTML ページからステップ・プロセッサーを開く場合は、アイソレート・リージョンのデフォルトのステップ・プロセッサーが使用されます。

ステップ・プロセッサーの URL の提供

ステップ・プロセッサーを起動すると、(デフォルトの URL テンプレートまたは独自 URL テンプレートを使用して) 対応する URL が構成されます。この構成は、以下に示すように (順序に従って) 行われます。

注: 登録された設定に基づき、同じ Web アプリケーションで以下の項目が一致します。
  • Web サーバー URL
  • ステップ・プロセッサー JavaServer Pages (JSP) の場所
  • URL テンプレート
  1. Web サーバー URL。同じ Web アプリケーションの場合、現在の Web サーバー URL。異なる Web アプリケーションの場合は、登録済みの設定が使用されます。
  2. ロケーション。同じ Web アプリケーションの場合、現在の場所。異なる Web アプリケーションの場合は、ステップ・プロセッサー情報の値が使用されます。
  3. キュー名 (渡された)。
  4. ワーク・オブジェクト番号 (渡された)。
  5. ステップ名 (渡された)。

完成した URL の例は次のとおりです。

http://your _server/Workplace/eprocess/stepprocs/java/mystep/step_main.jsp?queueName=Inbox&wobId=FA3454543AD231FDD3453&stepName=Test

ここで、Workplace は Web アプリケーション、mystep は親ディレクトリー、step_main.jsp はステップ・プロセッサーの (ビュー) JSP ページです。



最終更新日: 2016 年 3 月
opening_step_processors.htm

© Copyright IBM Corp. 2016.