RMI レジストリー
いくつかの FileNet® P8 プロセスでは、Java™ 環境に組み込みの Remote Method Invocation (RMI) メカニズムを必要とします。
クライアントとサーバー・コンポーネントは RMI を介して通信します。RMI は Java 言語向けに設計され組み込まれている RPC メカニズムです。以下のプロセスでは RMI を使用します。
- Process Simulator
- 既存の Component Manager
- Case Analyzer
Java オブジェクトは、自動的に RMI レジストリー内に登録されます。RMI オブジェクトと RMI クライアントとの間の通信は、RMI オブジェクトの登録先であるポートの RMI レジストリーを介して行われます。RMI オブジェクトは、自身を RMI レジストリーにバインドし、RMI レジストリーは入出力要求を RMI オブジェクトに、システムを介して適切にルーティングします。
デフォルトでは、RMI を介して通信するプロセスは、ポート 32771 上で実行されます。ポート 32771 を必要とする別のソフトウェア・パッケージとの競合がない限り、一般にデフォルトのポート設定を変更する必要はありません。Process Simulator の開始時に、別のポートを指定できます。 開始時に Process Simulator ポートを指定する方法について詳しくは、Process Simulator の一般プロパティーの資料を参照してください。
注: Sun Solaris ベースのシステムの場合、ポート 32771 を使用するには追加のステップを実行する必要があります。
重要: Java ランタイム環境 (JRE) 1.4 およびそれ以降の制限により、DNS 名にアンダースコアー (_) を含むサーバーに対する RMI 要求は失敗します。サーバー名にアンダースコアーが入っている場合は、適宜、IP アドレスか localhost を使用する必要があります。