リテラル
ワークフロー・システムは、サポートされるほとんどの単純および複合データ型のリテラルをサポートします。
サポートされる単純データ型および複合データ型のリテラルの一覧を次に示します。
- ブール・リテラル
- 浮動小数点数リテラル
- 整数リテラル
- 文字列リテラル
- 時間リテラル
- 配列リテラル
浮動小数点数リテラル
浮動小数点数値が取る形式は次のとおりです。
[+|-]<digits>.<digits>[(E|e)[+|-]<digits>]
ここで、小数点で区切られた digits のいずれか一方のセットはオプションにすることができます (ただし、両方をオプションにすることはできません)。また、E または e が指定される場合、小数点はオプションです。次に、浮動小数点数リテラルの例を示します。1.0 0.53 -1e5 3.43769e-27
浮動小数点数リテラル内の最大数字数はプラットフォームによって異なります。サーバーまたはクライアント・プラットフォームの制限を超える値を入力すると、格納時にワークフロー・システムは値を自動的に切り捨てます。通常、15 桁以下の浮動小数点数リテラルはサポート範囲内なので、切り捨てられません。
ワークフロー・システムは、浮動小数点数リテラルの形式としてバイナリーと 10 進数の 2 つをサポートしています。
- バイナリー浮動小数点数リテラルは、IEEE のバイナリー浮動小数点数値です。バイナリー浮動小数点数リテラルを指定するには、値の終わりに「f」または「F」を追加します (例えば、3.0f、-4.56F、6.45e17f など)。バイナリー浮動小数点数値は、0 に等しいか、または次の範囲内にすることができます。
- 約 2.2250738585072014e-308≤| x|≤ 約 1.7976931348623157e308
- 10 進浮動小数点数リテラルはまさに 10 進値を表すもので、IEEE やその他の標準には準拠していません。ワークフロー・システムは、「f」または「F」が追加されていない浮動小数点数リテラル値を 10 進浮動小数点数リテラルと解釈します。10 進浮動小数点リテラル値は、0 に等しくするか、 または次の範囲内にできます。1e-260 ≤| x|≤ 1e252。
バイナリー浮動小数点数値と 10 進浮動小数点数値の混合演算では、式の評価のためにすべてのバイナリー浮動小数点数値が 10 進浮動小数点数形式に変換されます。したがって、評価の結果は 10 進浮動小数点数値です。必要に応じて、結果は後でバイナリー浮動小数点数形式に変換されます。例えば、式の結果を、バイナリー浮動小数点数値のみを格納するデータ・フィールドに格納する場合は、この追加変換が必要です。
ヒント: どの変換プロセスでも本質的に精度が失われます。多くの値は 10 進形式とバイナリー形式との間で正確に変換できません (通常、10 進形式からバイナリー形式への変換の方がバイナリー形式から 10 進形式への変換よりも問題があります)。
整数リテラル
整数値は最大 10 桁で、オプションとして + 符号または - 符号を付けることができます。次に、整数リテラルの例を示します。
1 -25 1426987224
値は -2147483648 から 2147483647 の範囲内でなければなりません。
文字列リテラル
文字列リテラルは、単一引用符または二重引用符のいずれかで囲む必要があります。リテラルの長さは、文字列を囲む引用符を含め、最大 255 文字とします。
文字列を囲む引用符は文字列の一部とは見なされません。文字列に単一引用符または二重引用符を含めるには、文字列内の該当する位置に必要な引用符を 2 つ挿入する必要があります。 次に例を示します。
出力したい文字列 | 入力する文字列 |
---|---|
|
|
|
|
|
|