IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

NULL 関数

NULL は、ワークフロー・システムでサポートされるデータ型の特殊な値です。

次に、NULL 値に使用できる関数について簡単に説明します。

表 1. NULL 値に使用できる関数の表
関数 動作
null() NULL の時間値を返します。
is_null() 式が NULL 値に評価される場合、ブール値 true を返します。
NULL_INT_VALUE_TEMPLATE 整数値 -1543210987 を返します。
NULL_STRING_VALUE_TEMPLATE 文字列値 <<null>> を返します。

null()

この時間関数は NULL の時間値を返します。null() を使用して NULL 変数で実行できる有効な演算は、時間データ型の代入および同等比較のみです。

使用する構文は次のとおりです。
null(time)
ここで、time はデータ型です。時間データ型は、この関数でサポートされる唯一のデータ型です。

is_null()

このブール関数は、入力式が NULL 値に評価される場合は true、それ以外の場合は false を返します。is_null() を使用して NULL 変数で実行できる有効な演算は、時間データ型の代入および同等比較のみです。

使用する構文は次のとおりです。
is_null(time_expr)
ここで、time_expr は時間型の式です。
ヒント: 式が NULL に評価される可能性がある場合、NULL 値のほとんどの演算は無効なので、必ず is_null 関数を使用してテストしてください。

NULL_INT_VALUE_TEMPLATE

この関数は、CE_Operations のパラメーターを使用するときに、ワークフロー・システムの整数データ値が NULL (整数値 -1543210987) であることを示すために使用します。

NULL_STRING_VALUE_TEMPLATE

この関数は、CE_Operations のパラメーターを使用するときに、ワークフロー・システムの文字列データ値が NULL (文字列値 <<null>>) であることを示すために使用します。



最終更新日: 2016 年 3 月
bpfe009.htm

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