パートナー・リンク関数
「式ビルダー」ダイアログの「パートナー・リンク」関数では、実行パートナー・リンクのパートナー・リンク・ヘッダーが表示されます。
パートナー・リンク・ヘッダーは、転送時に生成される F_EndPointRef<partner-link-name> というフィールドに格納されます。次のタスクを実行するには、生成されたフィールド F_EndPointRef<partner-link-name> を変更してヘッダーを変更します。
- ヘッダーで表される Web サービスには SOAP ヘッダーが必要です。例えば、認証機能を使用する場合、ヘッダーには Security セクションがあるので、このセクションに適切なユーザー名とパスワードを挿入する必要があります。
- ヘッダーで表される Web サービスには、WSDL で指定したエンドポイントが入ります。このエンドポイントを変更するには、Address セクションに別のエンドポイントを挿入します。変更したことで、同じサービスの別のエンドポイントを実行できます。

このヘッダー例で、実行パートナー・リンクの名前は InvAuth1 です。ヘッダーを変更するには、変更後のヘッダーをパートナー・エンドポイント参照 (この場合は F_EndPointRefInvAuth1) に割り当てるステップで、Assign システム関数または割り当てのいずれかを使用します。
エンコード
F_EndPointRef<partner-link-name> に機密情報を挿入する必要がある場合は、encode() 関数を使用して機密情報をエンコードします。ワークフロー・システムは、メッセージを送信する前にエンコードされた情報をデコードします。
認証
このヘッダー例では、実行するサービスが認証を必要とするので、ヘッダーに Security セクションが含まれています。一般に、USERNAME と PASSWORD は変数に置き換えます。ユーザーは、実行ステップの前のステップでこれらの値を入力します。それらの値をヘッダーに挿入するには、割り当てを使用します。
代替エンドポイント
代替エンドポイント
実行される Web サービスの WSDL はエンドポイントを指定します。別のエンドポイントを指定するには、次の手順にしたがいます。ヘッダーの OPTIONAL_SOAP_ADDRESS を新しいエンドポイントに置き換えます。代替エンドポイントで提供されるサービスの入出力要件はまったく同じでなければなりません。