IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

マイルストーン

ワークフロー作成者は、ワークフローの進捗状況を追跡するために、ワークフロー内にキー・ポイント (マイルストーン) を定義できます。

マイルストーンは、ワークフロー・マップの Activity ステップの前後か、Launch ステップの後ろに置くことができます。実行中のワークフローがマイルストーンに到達すると、作成者指定のメッセージがログ・ファイルに書き込まれます。マイルストーンは、作成者指定のレベル (1 から 99) に応じて、ワークフロー参加者、トラッカー、およびワークフローの起動ユーザーに対して表示されます。

マイルストーンおよびそのメッセージの表示場所

Workplace または Workplace XT を使用するワークフロー参加者の場合: 参加者は、ワークフロー内の到達マイルストーンのリストを、開いているワーク・アイテムで確認できます。マイルストーン・レベルのサイト設定 (Application Engine での設定) によって、リストされるマイルストーンが決まります。例えば、サイト設定が 5 の場合、レベル 1、2、3、4、および 5 の到達マイルストーンがリストされます。

開いているワーク・アイテム・ページに「状況」ボタンが表示されている場合、ワークフロー参加者は、トラッカーのページに切り替えてマイルストーンを表示できます。詳しくは、以下の、開いているトラッカー・ワーク・アイテムに関するセクションを参照してください。

Workplace または Workplace XT からワークフローを起動したユーザーの場合: 参加者は、Workplace の「タスク」/「起動されたワークフロー」でアイテムを開き、自分が起動したワークフロー内でどのマイルストーンに到達しているかを確認できます。マイルストーン・レベルのサイト設定 (Application Engine での設定) によって、リストされるマイルストーンが決まります。例えば、サイト設定が 5 の場合、レベル 1、2、3、4、および 5 の到達マイルストーンがリストされます。

さらに、E メール通知に対する Workplace のユーザー設定で、到達したマイルストーンの「オリジネーター通知」が指定されている場合は、レベル 1 のマイルストーンに到達した時点で、ワークフローを開始したユーザーに対して E メール・メッセージが送信されます。

トラッカーの場合

開いているトラッカー・ワーク・アイテムの「マイルストーン」タブに、ワークフロー内に定義されているすべてのマイルストーンがリストされます。ユーザーは、表示するマイルストーンのレベル (1 から 99) を指定できます。マイルストーンに到達した場合にはそのメッセージが表示されますが、到達しない場合は、マイルストーンの名前だけが表示されます。さらに、E メール通知のユーザー設定で、到達したマイルストーンの「トラッカー通知」が指定されている場合は、マイルストーンに到達した時点で、E メール・メッセージがトラッカーに送信されます。



最終更新日: 2016 年 3 月
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