ワークフロー定義でのルール機能の使用
ルール機能を使用して、ワークフロー内にルールを組み込むことができます。
Rules Connectivity Framework では、ルールを使用してワークフロー・フィールドを設定し、ワークフローで以下のタイプのルーティング・オペレーションを制御することができます。
- マップへのワーク・アイテムの送信 (呼び出しインストラクションに類似)
- カスタム例外マップへのワーク・アイテムの送信
- ステップのスキップ
- ステップの繰り返し
Rules Connectivity Framework を使用してワークフローにルールを組み込むには、以下のタスクを実行します。
- Process Designer で、特定のワークフロー定義で使用されるデータ・フィールドとルール・セットを指定します。ルール・セットが実行されるステップごとに、段階を指定します。例えば、ステップの実行前、保存時、実行後などの段階です。
- ワークフロー定義をワークフロー・データベースに転送します。この転送プロセス中に、ワークフロー定義内に定義されたルール・セットが、ワークフロー定義内のすべてのデータ・フィールドとともに、ルール・リスナーに渡されます。
- ワークフロー定義内に定義されたデータ・フィールドを使用して、ルール・ソフトウェアでルールを作成してデプロイします。
実行中のワークフローのルール
実行中のワークフローでルールが検出されると、ワークフロー・システムはルール・リスナー (FileNet® P8 が提供するインターフェース) に要求を送信し、ルール・リスナーはその要求をルール・ソフトウェアに渡します。ルール・ソフトウェアはルール・セットを実行し、結果をワークフロー・システムに返します。
ルール・リスナーは停止できます。ワークフローがルールを実行しようとしたときにルール・リスナーが停止していた場合、ワークフロー・システムはワーク・オブジェクトを Instruction Sheet Interpreter (ISI) のキューに送信します。ルール・リスナーが再始動すると、ISI はワーク・オブジェクトをルール・リスナーに再送信します。ルール・エンジン・インターフェースが無効にされている場合、ワークフローは実行されますが、そのワークフローで呼び出すルールはすべて無視されます。
アイソレート・リージョンの初期化後にルールの機能をリストアする方法
アイソレート・リージョンを初期化すると、関連するルール・セットを持つワークフロー定義が削除されます。初期化が完了すると、ワークフロー定義を再度転送できます。該当のルール・セットとの接続を再確立する方法の詳細については、ルール・ソフトウェアのベンダーから提供されている資料を参照してください。
ルールの一般的な使用法
Process Designer を使用して、ワークフロー内のステップにルール・オプションを指定することができます。さまざまなオプションの指定について詳しくは、以下の情報を参照してください。
- 特定のステップにルールを指定するには、「ステップのプロパティーの指定」を参照してください。
- ルールを使用するステップを指定するには、「ルール・セットの使用」を参照してください。
- 特定のアイテムのプロパティーを表示するには、「プロパティー・ペインについて (About the Properties pane)」を参照してください。
- Launch ステップに適切なルール・セットを割り当てるには、「Launch ステップ - ルール」を参照してください。
- Component ステップにルールを割り当てるには、「Component ステップ - ルール」を参照してください。
- Submap ステップにルールを割り当てるには、「Submap ステップ - ルール」を参照してください。
- System ステップにルールを割り当てるには、「System ステップ - ルール」を参照してください。
- General ステップにルールを割り当てるには、「Activity ステップ - ルール」を参照してください。