IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

進行中のワークの管理

ワークフロー管理者は、ワークフローのアクティビティーを監視し、必要に応じて実行中のワークフローを変更してワークフローのボトルネックやその他の障害を解決します。

ワークフロー・トラッカーもワークフローの監視および管理を行いますが、一般にその範囲はワークフロー管理者よりも限定されます。トラッカーは具体的なワークフローに焦点を当てるのに対し、管理者はシステム内のすべてのワークフローに関与できます。

進行中のワークを管理するための主なツールは、Process Administrator とプロセス・トラッカーです。

Process Administrator

Process Administrator を使用して、ワークフローの検索および表示、ワークフロー・データおよびプロパティーの編集、およびワークフローの管理を行うことができます。Process Administrator では、高精度の検索を可能にする多様なオプションが用意されています。

1 つ以上のワークフローまたはワーク・アイテムの検出後、Process Administrator を使用して進行中の作業に次のような各種の変更を行えます。
  • ステップを完了して、次のステップに送る。
  • ワークフロー・フィールド値を変更する。
  • ユーザーをワークフロー・グループに割り当てる、またはワークフロー・グループから削除する。
  • ワークフロー全体または個々のワーク・アイテムを削除する。

Process Administrator の詳細については、Process Administrator アプリケーションのオンライン・ヘルプを参照してください。

プロセス・トラッカー

プロセス・トラッカーでは、現在進行中のワークフローの状況を一目で把握できます。プロセス・トラッカーにより、完了したステップ、ステップが完了した時間、および現在アクティブなステップを判別できます。

プロセス・トラッカー・ツールの主な利用者はトラッカーですが、ワークフロー管理者もプロセス・トラッカーを使用できます。プロセス・トラッカーには、Process Administrator の編集機能の一部が含まれているほか、Process Administrator では利用できない、ワークフローの状況を表示するグラフィック・ビューも用意されています。

プロセス・トラッカーの詳細については、プロセス・トラッカー・アプリケーションのオンライン・ヘルプを参照してください。



最終更新日: 2016 年 3 月
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