IBM FileNet P8, バージョン 5.2.1            

ルール・リスナーの構成と管理

ルール・リスナーを管理するために、いくつかのツールを使用します。

Process Task Manager を使用して、ルール・リスナーを 管理するには、ルール・リスナーと Process Task Manager を同じシステムに インストールする必要があります。

  1. Process Task Manager を使用したルール・リスナーの構成と管理

    この手順では、ルール・リスナーと Process Task Manager が同じシステムにインストールされていることを前提としています。Process Task Manager に一般プロパティーを設定してルール・リスナーを管理するには、Process Task Manager の「一般」タブを開いて次の手順を実行します。

    1. 「ルール・リスナー」フォルダーを選択して、該当するフィールドを編集します。
      表 1. ルール・リスナーの設定
      名前 説明
      ポート ルール・リスナーが使用する Java™ Remote Method Invocation (RMI) ポート。デフォルトのポートは 32774 です。ここで入力するポートは、「他のサーバー接続の構成」で指定するルール・リスナー・ポートと一致している必要があります。
      プロパティー・ファイル ベンダー固有のルール・リスナー・プロパティー・ファイルの場所。
      クラスパス ルール・リスナーの開始時にルール・リスナーに渡される Java クラスパス。
      JRE パラメーター ルール・リスナーの開始時にルール・リスナーに渡される Java Runtime Environment (JRE) パラメーター。これを使用して、現在の環境用に JRE をカスタマイズします。
    2. ルール・リスナーの再始動時にこのプロセスを自動的に開始するには、「自動的に開始する」(Windows の場合) チェック・ボックス、または「コマンド行からの自動起動を許可する」(UNIX の場合) チェック・ボックスを選択します。
    3. 最後に「適用」をクリックします。
  2. Process Task Manager を使用しないルール・リスナーの構成と管理

    Process Task Manager がルール・リスナーと同じシステムにインストールされていない場合は、サンプル・スクリプトを使用してリスナーを管理することができます。サンプル・スクリプトは製品のインストール・ディレクトリーにあり、その名前は rundaemon.bat (Windows の場合) または rundaemon.sh (UNIX の場合) です。このスクリプトを使用して、ルール・リスナーの始動と停止を行うことができます。また、必要に応じてこのスクリプトを変更して、ルール・リスナーを管理することもできます。

  3. Content Platform Engine サーバーからルール・リスナーへの接続の構成
    Content Platform Engine は、ルール・リスナーを使用してルール・エンジンと対話します。Content Platform Engine からルール・リスナーへの接続を構成する必要があります。 ルール・リスナーの構成を参照してください。以下の表に情報を示します。
    表 2. ルール・リスナーの接続
    編集可能フィールド 説明
    ホスト ルール・リスナーが実行されるサーバーのホスト名。
    ポート ルール・リスナーが実行されるポート。デフォルトは 32774 です。ここで入力するポートは、ルール・リスナーの「一般」プロパティーで指定するポートと一致している必要があります。
  4. 管理コンソールで、以下のようにしてリモート・サーバーの構成にアクセスします。
    1. ドメインのナビゲーション・ペインで、オブジェクト・ストアを選択します。
    2. オブジェクト・ストアのナビゲーション・ペインで、「管理」 > 「ワークフロー・システム」をクリックします。
    3. 詳細ペインで、「リモート・サーバー」タブをクリックします。
  5. 「リモート・サーバー」タブで、「ルール・リスナーを有効にする」チェック・ボックスを選択します。


最終更新日: 2016 年 3 月
bpfwd064.htm

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