ワークフローの設計と実行
このセクションでは、ワークフローの設計と実行に役立つ情報を示します。
- 添付
添付とは、参加者がワークフロー内のステップを完了するために使用する情報へのリンクのことです。例えば、保険請求を処理するワークフローでは、提出された請求書類およびそれに付随する医療報告書が添付になります。 - プロセス・アプリケーション (Workplace および Workplace XT) を使用するためのアクセス・ロール
Workplace および Workplace XT のコンテキストで、管理者はサイト設定にアクセス・ロールを定義して、プロセス・アプリケーションにアクセスできるユーザーを指定することができます。また、アクセス・ロールは特定のプロセス・アプリケーション内の特定の機能へのアクセスを制限します。 - Process Designer での XPDL 2.0 ドキュメントのオープン
BPMN (ビジネス・プロセス用の標準形状を使用したグラフィカルな表記法) と XPDL へのマッピングをサポートするダイアグラミング・ツールによって、ビジネス・ユーザーはプロセスを実装する開発者に対して、拡張プロセス・モデリング・アプリケーション (例えば、Process Designer など) を用いることで、プロセスのマッピングを受け渡すことができるようになります。 - Component Integrator
Component Integrator を使用すると、カスタム Java™ コンポーネントをコード・モジュールとしてインポートし、ワークフローで使用することができます。さらに、Java プラットフォーム、Enterprise Edition JMS キューをコンポーネント・キューとして構成することもできます。この場合、ワークフロー内のコンポーネント・キューにワーク・アイテムがルーティングされると、XML 形式のワーク・オブジェクトが JMS キューに送信されます。 - ワークフロー定義でのコンテンツ拡張オペレーションの使用
Content Platform Engine または IBM® Content Manager のリポジトリー内にあるドキュメントの操作を容易にするために、FileNet® P8 では、Component Integrator インフラストラクチャーを使用して、コンテンツ拡張オペレーション (Java メソッド) を提供しています。このオペレーションは、ワークフローの Component ステップで使用できます。 - ワークフローの継承
関連するプロセスのグループ全体で整合性のある処理方法を確立し、効率よくワークフロー定義を作成するには、事前に定義された他のワークフロー定義から、ワークフロー・マップ、データ・フィールド、添付ファイル、ワークフロー・グループ定義、および他のプロパティーを継承するワークフロー定義を作成します。 - Microsoft Visio の図
このセクションの情報を使用して、Microsoft Visio の図の処理に役立ててください。 - ワークフローの起動
ワークフローの起動は、ワークフロー定義で指定されたプロセスを起動します。 - ビジネス・ルールの組み込み
ワークフロー作成者およびビジネス・アナリストは、ワークフロー定義の個々のステップに関してビジネス・ルールを作成し、そのルールをそれぞれのステップに追加できます。 - オペレーション
ワークフロー内でカスタム処理を提供するには、特定ステップの完了に使用されるアプリケーションを開発します。 - マイルストーン
ワークフロー作成者は、ワークフローの進捗状況を追跡するために、ワークフロー内にキー・ポイント (マイルストーンとも呼ばれます) を定義できます。 - ワーク・スケジュール
ワーク・スケジュールでは、曜日ごとの作業時間を定義します。休日などの特別な日を定義することができます。 - サービス・レベルの合意
企業のポリシーとして、サービス・レベルの合意では、顧客からのサービス要求に対応するための営業時間の最大値を定義します。営業時間 という語句は、企業が営業している時間を指します。1 つのアイソレート・リージョンに対して複数のサービス・レベルの合意を定義できます。 - 日調整オプション
- ルーティングの概念
ある 1 つのステップから次のステップへ作業がどのように進行するかを指定するには、ワークフロー定義内のステップ間でルートを定義します。 - ステップ・プロセッサーの概念
ステップ・プロセッサーは、参加者に情報とリソースを提供し、ワークフロー内のステップを完了させるためのアプリケーションです。 - システム・フィールド定義
このセクションでは、システム・フィールドの定義と簡単な説明を示します。 - フィールドの選択
受信トレイ列、フィルター、および照会に使用するユーザー・フィールドやシステム・データベース・フィールドを選択できます。 - ワークフロー定義の転送
ワークフロー定義またはワークフロー・コレクションをアイソレート・リージョンに転送できます。 - ワークフロー内の Web Services
ワークフロー・システムは Web Services の技術を利用して、ワークフロー作成者が、FileNet P8 プロセス相互間のみならず、FileNet P8 ワークフローと他のビジネス・プロセスとの間でのメッセージによる対話を定義できるようにします。 - ワークフロー・マップ
ワークフロー・マップとは、ビジネス・プロセスの完了に必要な一連のステップを表すワークフローをグラフィカルに表現したものです。 - ワークフロー・フィールドおよびデータベース・フィールド
ワークフロー・システムで使用されるフィールドのタイプは、主にワークフロー・フィールドとデータベース・フィールドの 2 つがあります。 - ワークフロー参加者
ワークフロー参加者とは、ワークフローで作業の処理に割り当てられているユーザーまたはグループを示します。 - リージョン・フィールド
リージョン・フィールドは、すべてのワークフローについてグローバルにアクセスされる値を保管します。リージョン・フィールド値へのあらゆる変更は、リージョン内のすべてのワーク・アイテムおよびステップに影響します。
親トピック: プロセス・アプリケーションの概念
最終更新日: 2016 年 3 月
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