UNIX 上の JBoss Application Server での
設定を使用して、Java の設定、メモリーの設定、
および Workplace XT Web アプリケーションの認証用の JAAS ログイン情報を
セットアップすることができます。
Java™ および JAAS の設定を構成するには、以下のようにします。
- JBoss Application Server が稼働している場合は、停止します。
- JBoss Application Server 構成ファイル run.conf の
バックアップ・コピーを作成します。
- run.conf を編集用に開きます。
- Java の設定を編集します。
- JBoss Application Server が
インストールされているマシンで、以下の例に示すように JDK のパスを
指定する行を追加します。
JAVA_HOME=/export/home/apps/jboss/jdk1.5.0_06
ご使用の JDK 1.5.0 バージョンが異なる場合は、
上記のバージョン (_06) をご使用のバージョンに置き換えてください。
- JAVA_OPTS のメモリー設定を更新します。
この設定を調節すると、アプリケーション・サーバーが
メモリー不足 (ユーザーが Workplace XT に
ログインできない状態) に陥いることを回避できます。
最初の JAVA_OPTS エントリーで、
下記の例に従って、ご使用の構成に応じて Xms および Xmx の値を変更します。
JAVA_OPTS=$JAVA_OPTS
-Xms128m -Xmx512m
ヒープ・サイズの初期値および最大値については、
アプリケーション・サーバーのベンダーによる推奨値を
参照してください。IBM® 固有の推奨については、
『IBM FileNet P8 Performance Tuning
Guide』を
参照してください。
- アプリケーション・サーバーが IBM JVM を
使用する場合は、run.conf ファイルの JAVA_OPTS 変数を、
直前のサブステップの行の直後で編集します。この JAVA_OPTS の編集により、
パフォーマンスが向上します。
run.conf ファイルの以下の行を探します。
JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Dprogram.name=$PROGNAME"
これを以下のように変更します (改行はしないでください)。
JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Dprogram.name=$PROGNAME -Dfilenet.pe.peorb.pool.min=2 -Dfilenet.pe.peorb.pool.max=5"
- 高可用性環境の場合、JNDI 検索を構成して Content Engine に接続し、フェイルオーバーできるようにします。
各ノードで、
run.bat または
run.sh ファイルを編集して、以下の行を組み込みます。この行は 1 行として入力してください。
-DFileNet.EJB.ContextProperties=java.naming.factory.initial=
org.jboss.naming.NamingContextFactory
- 変更を保存します。
- エントリーを run.conf ファイルに
追加することによって、JAAS ログインを構成します。
エントリーのパスは、
クライアント・インストール環境のバージョンや
インストールにカスタム・パスを選択したどうかに応じて
多少異なる場合があります。例えば Content Engine クライアントが 4.0.x である場合の
パスは、config ディレクトリーの下に samples ディレクトリーを
含んでいる場合があります。パスを入力する前に、jaas.conf.JBoss ファイルの
場所を確認してください。
重要: JAAS ログイン・エントリーを、
改行せずに 1 行で入力します。このガイドからテキストをコピー・アンド・ペーストしないでください。目に見えない書式設定により、入力時に問題が発生する場合があります。代わりに、
エントリーをスクリプトに入力してください。
run.conf ファイルの末尾に以下のエントリーを追加します。必要な場合、ご使用のシステムに合わせて、
jaas.conf.JBoss ファイルへのパスを変更します。
JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Djava.security.auth.login.config=/opt/IBM/FileNet/WebClient/CE_API/config/jaas.conf.JBoss"
- run.conf ファイルを保存して閉じます。