IBM FileNet P8, バージョン 5.2            

プロパティー情報へのアクセス

プロパティーは、ドキュメントやフォルダーなどのオブジェクトに関する情報を定義します。オブジェクト・ストアでアクセスできるオブジェクトはすべてクラスに属しています。クラスはオブジェクトのプロパティーと動作を決定します。例えば、フォルダーはすべて「フォルダー」クラスに属し、ドキュメントはすべて「ドキュメント」クラスに属します。フォルダーの動作とプロパティーは、ドキュメントの動作やプロパティーとは異なります。例えば、ドキュメントをチェックアウトできますが、フォルダーをチェックアウトすることはできません。

管理者は特定のクラスのプロパティーを定義し、クラスのサブクラスを新規作成できます。例えばサイトですべてのドキュメントに対してプロジェクト・アカウント・コードが必要な場合、サイト管理者は基本「ドキュメント」クラスに「プロジェクト・コード」を追加できます。一方、一部のドキュメント・タイプにのみあるプロパティーの適用が必要な場合、管理者は追加のプロパティーを処理する 1 つ以上のサブクラスを新規に定義できます。 例えば、経費報告書ではアカウント・コード用のプロパティーが必要ですが、マーケティング・ドキュメントではプロジェクト・コード、リリース日、管理者承認用プロパティーが必要でしょう。 ドキュメントを追加またはチェックインする際には、ドキュメントに対して適切なクラスを選択し、プロパティーに値を入力します。

システム・プロパティー

システムで作成される一部のプロパティー値は直接変更できません。オブジェクトの作成者や作成日などのシステム・プロパティーは、オブジェクトがオブジェクト・ストアに追加された時間に設定されます。オブジェクトの更新者や更新日などのその他のプロパティーは、オブジェクト、オブジェクトのプロパティー、またはセキュリティーの変更時にシステムで更新されます。

プロパティーにはさまざまなタイプと制限があります。プロパティー・タイプによって、値の指定の方法が決まります。通常、ページの指示に従います。いくつかの固有の要件とヒントを以下の各セクションに示します。



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最終更新: 2013 年 3 月
propstart.htm

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