プロパティーは、オブジェクトに関する情報を定義します。オブジェクト・ストアでアクセスできるオブジェクトはすべてクラスに属しています。クラスはオブジェクトのプロパティーと動作を決定します。例えば、フォルダーはすべて「フォルダー」クラスに属し、ドキュメントはすべて「ドキュメント」クラスに属します。フォルダーの動作とプロパティーは、ドキュメントの動作やプロパティーとは異なります。例えば、ドキュメントをチェックアウトできますが、フォルダーをチェックアウトすることはできません。
サイト管理者は特定のクラスのプロパティーを定義し、クラスのサブクラスを新規作成できます。例えばサイトですべてのドキュメントに対してプロジェクト・アカウント・コードが必要な場合、サイト管理者は基本「ドキュメント」クラスに「プロジェクト・コード」を追加できます。一方、一部のドキュメント・タイプにのみあるプロパティーの適用が必要な場合、管理者は追加のプロパティーを処理する 1 つ以上のサブクラスを新規に定義できます。例えば、経費報告書ではアカウント・コード用のプロパティーが必要ですが、マーケティング・ドキュメントではプロジェクト・コード、リリース日、管理者承認用プロパティーが必要でしょう。ドキュメントを追加またはチェックインする際には、ドキュメントに対して適切なクラスを選択し、プロパティーに値を入力します。
一度に複数のドキュメントのプロパティーを変更できます。1 つ以上のエントリー・テンプレートが関連付けられているフォルダーにそれらのドキュメントがある場合、Workplace XT では、プロパティーを変更する前に、選択したドキュメントで作業できます。例えば、プロパティーを変更する前に、特定のドキュメントを除去できます。
システムで作成される一部のプロパティー値は直接変更できません。プロパティー・ページに表示されるプロパティーは、「システム・プロパティー・ビュー」サイト設定によって決まります。オブジェクトの作成者や作成日などのシステム・プロパティーは、オブジェクトがオブジェクト・ストアに追加された時間に設定されます。オブジェクトの更新者や更新日などのその他のプロパティーは、オブジェクト、オブジェクトのプロパティー、またはセキュリティーの変更時にシステムで更新されます。