FileNet P8 Workplace XT, バージョン 1.1.5              

初回ログイン時のブートストラップ・プロパティーの設定

最初に Workplace XT に サインインするときに構成可能なブートストラップ設定は 6 つあります。

ブートストラップ・プロパティーを設定するには、以下のようにします。
  1. Workplace XT にサインインするには以下のようにします。
    1. 任意のコンピューターで、ブラウザーを開き、以下のように入力します。

      http://WorkplaceXTServerName:port#/WorkplaceXT

      重要: WorkplaceXTServerName を localhost または IP アドレスにすることはできません。
    2. ユーザー名およびパスワードを入力して 「ログイン」をクリックします。「ブートストラップ設定」ページが 開きます。

      最初にログインしてブートストラップ設定を設定したユーザーは、 自動的に Application Engine の管理者ロールに 追加されます。詳細については、IBM® FileNet® P8 ヘルプのトピック 「ユーザー・ヘルプ」 > 「アクション、ユーザー設定、 およびツール」 > 「サイト設定」 > 「アクセス・ロール設定」を 参照してください。

  2. セキュリティー情報を入力します (SSL の場合にのみ必要です)。
    1. SSL サーバーの SSL ホストおよびポートの情報を入力します。
    2. Java™ サーバーの HTTP ポートを 入力します。

      Secure Socket Layer (SSL) サーバーを経由した Application Integration のログインをリダイレクトしたり、リモート Java サーバーを識別したりするには、 「セキュリティー情報」の設定を使用します。これにより、 ユーザー ID およびパスワードがネットワークでやり取りされるときに 暗号化されます。1 つ以上の Workplace XT インストール済み環境について SSL セキュリティーを セットアップするための詳細については、Workplace XT 用の SSL セキュリティーのセットアップを 参照してください。

      重要: SSL の構成後は、 「サイト設定」アプリケーションも SSL の下で実行され、 ゲスト・アカウントのユーザー ID およびパスワードが保護されます。すなわち、 保護されていないサーバー (SSL サーバーにログインをリダイレクトするサーバー) で 「サイト設定」を実行した場合、SSL サーバーの「ブートストラップ」設定 (bootstrap.properties ファイルに 格納されています) を編集することになります。これは「一般」、 「オブジェクト・ストア」、および「ショートカット」の設定には適用されません。 これらの設定は、オブジェクト・ストアに保存されている 設定ファイルから取得されます。
  3. ユーザー・トークンの設定を構成します。

    ユーザー・トークンは、別途ログインを行わずに 相互に起動するために、IBM FileNet P8 アプリケーションによって 使用されます。

    Workplace XT の トークン・タイムアウト間隔 (1 から 15 分) を指定できます。

  4. (必須) 設定を指定します。

    設定は、サイト設定ファイルの名前、 その保管場所 (オブジェクト・ストア)、およびドキュメント・サーバーの URL (インストールされている場合) を指定します。サイト設定ファイルは、 最初に Workplace XT にログオンするときに オブジェクト・ストアにチェックインされます。サイト設定は、このファイル (Site Preferences for Preferences name.xml) に XML データとして 格納されます。Enterprise Manager を使用してこのファイルにアクセスし、 「オブジェクト・ストア」>「オブジェクト・ストアの 場所」>「ルート・フォルダー」>「設定」の順にナビゲートしてください。

    ブートストラップ設定は、 サイト設定ファイルではなく、bootstrap.properties ファイルに 保存されます。このファイルのデフォルトの 場所は AE_install_path/FileNet/Config/AE です。

    1. オブジェクト・ストアの場所」選択リストからオブジェクト・ストアを選択します。設定ファイルが、このオブジェクト・ストアに保存されます。Workplace ユーザーにはこのオブジェクト・ストアへのアクセス権が必要です。
    2. 設定ファイルの名前を「設定名」フィールドに入力します。
    3. ドキュメント・サーバーの URL を 「ドキュメント・サーバー」フィールドに入力します。
      URL の形式は、 使用するドキュメント・パッケージによって異なり、 以下のとおりです。
      表 1. ドキュメントの URL
      FileNet P8 ドキュメント・パッケージ URL
      www.ibm.com のオンライン・インフォメーション・センター http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/p8docs/v5r2m0/topic/com.ibm.p8.xt.user.doc
      インストールされている P8 インフォメーション・センター http://server_name:port#/application_name/topic/com.ibm.p8.xt.user.doc
      各パラメーターの説明は以下のとおりです。
      • server_name は、FileNet P8 Platform 資料インフォメーション・センターがインストールされているサーバーの名前です。
      • port# はポート番号です。
      • application_name は、デプロイされている FileNet P8 Platform アプリケーションの名前です。 ローカルのインフォメーション・センターをインストールしている場合、アプリケーション名は通常 p8docs です。
  5. Application Engine 管理者 (ae_admin_user ) を追加します。 Workplace XT 管理タスクを実行する ユーザーおよびグループを Application Engine 管理者ロールに 追加します。

    最初にサインインしてブートストラップ設定を設定したユーザーは、 自動的に Application Engine の管理者ロールに 追加されます。詳細については、IBM FileNet P8 ヘルプのトピック「ユーザー・ヘルプ」 > 「アクション、ユーザー設定、およびツール」 > 「サイト設定」 > 「アクセス・ロール設定」を参照してください。

    初期ブートストラップ構成の後にアクセス・ロールを 変更するために、Application Engine 管理者ロールを持つ ユーザーは Workplace サイト設定の アクセス・ロール・セクションを使用できます。Workplace XT を起動し、 「管理者」 > 「サイト設定」 > 「アクセス・ロール」に 移動します。

  6. 適用」をクリックして ブートストラップ設定を保存します。

初期ブートストラップ構成の後、Application Engine 管理者 (ae_admin_user ) ロールを持つ ユーザーは、Workplace XT に サインインして「管理者」 > 「サイト設定」 > 「ブートストラップ」の順にナビゲートすることで、任意の設定を変更できます。

ブートストラップ・プロパティーは、 他のサイト設定とは別のファイルに格納されます。このファイル bootstrap.properties のデフォルトの 場所は install_path/IBM/FileNet/Config/WebClient です。

Web ファーム環境 またはクラスター環境の場合は、 すべての Workplace XT インストール済み環境が 同じ bootstrap.properties ファイルを使用して サイト設定を共有します。詳しくは、IBM FileNet P8 インフォメーション・センターの『FileNet P8 high availability technical overview』セクションを参照してください。



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最終更新日: 2013 年 3 月
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