IBM FileNet P8, バージョン 5.2            

結果のフォーマット

「結果のフォーマット」タブをクリックして、結果に表示されるプロパティー列、それらの左から右への順序、配置 (左、中央、右)、およびオプションで結果のソート方法を指定します。デフォルトでは、検索結果には、最初に検索条件に含まれる各プロパティーの列が表示されます (複数の値を持つプロパティーを除く)。デフォルトを削除するか、並べ替えたり、他のプロパティーを追加したりすることができます。

「結果のフォーマット」タブには、「検索条件」タブとは異なる一連のプロパティーが表示されます。結果のフォーマットを、指定したすべてのオブジェクト・タイプに共通するプロパティーのみに制限する代わりに、指定されたオブジェクト・タイプのそれぞれに適用されるすべてのプロパティーから選択することができます。これにより、検索結果に追加のカスタム・プロパティーを表示できます。

例えば、タイトルに Test という単語が含まれるすべてのドキュメントおよびフォルダーを検索する場合を考えます。しかし、検索結果では、すべてのフォルダーのパスを表示させるものとします。パスは「ドキュメント」プロパティーではなく、プロパティーの共通部分にはリストされません。「結果のフォーマット」タブにパス名を追加すると、すべてのフォルダーのパスが検索結果に含まれるようになります。

Search Designer オプションを指定するときに「検索結果に要約を含める (Include Summaries with Search Results)」オプションを選択した場合、「結果のフォーマット」タブで設定したプロパティーは無視されます。要約およびマガジン・ビューでは、検索結果の表示に固定フォーマットを使用します。

プロパティー」列、「配置」、および「ソート」列から値を選択します。デフォルト値を変更したい場合は、「Priority」列に数値を直接入力します。

この表の各行は、検索結果での列を表します。この表の行の順序 (上から下) は、検索結果の列の順序 (左から右) に対応します。デフォルトでは、結果で最初に表示される列は、常にドキュメント・タイトル (「タイトル」として表示される) です。タイトルは、実際のドキュメントの内容へのリンクとなっています。「結果のフォーマット」タブで指定されたその他のプロパティー列が、「タイトル」列の後に表示されます。オブジェクト・ストア列が、 「検索」列の後に追加されます。

この最初の「タイトル」列は、「結果のフォーマット」タブにはリストされません。昇順にソートされて常に左に配置されます。

プロパティー
検索結果に含める列を指定するには、項目の名前を選択します。リストされていないプロパティーを、自分の検索条件に含めることができます。
配置
列内でデータをどのように配置するかを選択します。テキストは通常左揃え、数値は多くの場合右揃えに配置され、単一の文字は多くの場合列の中央に配置されます。最初のデフォルトは「左 (Left)」です。
ソート
結果をソートするには、ドロップダウン・リストを使用して、ソートしたい列について昇順または降順を選択します。「昇順」を選択すると、値の低い項目または最初の英字で始まる項目がリストの先頭に置かれます。「降順」を選択すると、高い値の項目または最後の英字で始まる項目を先頭に配置します。例えば、「降順」の場合、作成日が最も新しいドキュメントを最初にリストします。

ソート順序が指定されていない場合、結果はオブジェクト・ストアの「ドキュメント名」サイト設定で指定されたプロパティーによってソートされます。コンテンツ検索では、適合率ランキングによってソートされます。 コンテンツ検索で、条件が AND または OR で、 結果が 200 未満の場合、結果のソートを変更できます。結果が 200 を超える場合は結果を変更できません。

優先度
複数の列によってソートする場合は、各ソート列の優先順位を指定する必要があります。例えば、第 1 レベルのソートが日付によるものである場合、同じ日に追加されたドキュメントが多数ある可能性があります。異なるプロパティー (作成者など) を 2 番目のソート・レベルとして選択し、それぞれの日で、作成者ごとにドキュメントが整列されるようにすることができます。

ソート順序を最初に割り当てた列が自動的に優先度 1 となり、追加の列には、ソート順序の割り当てを続行すると番号が付けられます。必要に応じて番号を変更 (ダブルクリックして再入力) して、ソート順序での第 1 優先度、第 2 優先度などを指示します。番号は、例えば 1、2、3 などのように連続する番号を入力してください。重複する番号や、プロパティーの数よりも大きい番号を入力しないでください。

プロパティーが自動的に表示されるタイミング

「結果のフォーマット」タブを選択した直後に、検索条件として指定したプロパティーが、選択した順序で自動的に表示されます。同じプロパティーを複数回選択した場合、それは「結果のフォーマット」タブでは 1 回のみ表示されます。(複数回表示されるようにしたい場合は、それを「結果のフォーマット」タブに追加できます。)

「結果のフォーマット」タブ内でプロパティーを変更すると、「検索条件」タブでそれ以上の変更を加えたときに、プログラムが応答して自動的に項目を追加または削除することはありません。

「結果のフォーマット」タブで項目を持たない検索をチェックアウトする場合、追加した新規検索プロパティーはすべて、自動的に「結果のフォーマット」タブに追加されます。

条件のリセット (Reset Criteria)」アイコンをクリックして、プロパティーを更新できます。『プロパティー列をリセットするには』を参照してください。

プロパティー列を追加するには:

  1. 新しい行を挿入したい位置の下の行を強調表示し、「行の挿入 (Insert a Row)」アイコンをクリックします。一番下に空白行がない場合は、行の下の空の領域をクリックしてください。
  2. プロパティー」列からプロパティーを選択します。(複数の値を持つプロパティーは、リストに含まれません。)
  3. オプションで、配置を選択します。
  4. 列をソートしたい場合は、「昇順」または「降順」のいずれかのソート順序を選択します。
  5. ソート順序を選択した場合、自動的に割り当てられた優先順位を変更できます。

プロパティー列を削除するには:

列を表す行を選択し、「削除」をクリックします。

プロパティー列を移動するには:

行を選択し、「行を上に移動 (Move Row Up)」ボタンをクリックすると、列が結果表示の左側に移動します。「行を下に移動 (Move Row Down)」ボタンをクリックすると、列が右側に移動します。

プロパティー列をリセットするには:

条件のリセット (Reset Criteria)」ボタンをクリックして、プロパティー列を、「検索条件」タブで現在設定されている列にリセットします。これには、順序のリセットも含まれます。これにより、フォーマットのデフォルト (左揃え、ソートなし、および優先度 0) に戻り、ユーザーが追加したプロパティーは削除されます。前にチェックインした検索で使用されていたフォーマットには戻りません (そのフォーマットがデフォルトとは異なっていた場合)。



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最終更新: 2013 年 3 月
s_format_results.htm

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