WebDAV では、Workplace XT とは異なる方法で複数コンテンツのドキュメントが処理されます。複数コンテンツのドキュメントが表示用または編集用に開かれている場合、そのドキュメント内の最初のコンテンツ・エレメントが WebDAV クライアントに対して提供されます。すなわち、WebDAV クライアントで複数コンテンツのドキュメントを表示または編集する場合、最初のコンテンツ・エレメントに対してのみ WebDAV の操作が実行されます。その他のエレメントは変更されません。
WebDAV クライアントを使用して複数コンテンツのドキュメントを編集する場合、次の点に留意してください。
- 複数コンテンツのドキュメントが、複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントを削除するアクセス権のあるユーザーによって WebDAV クライアントを使用して削除される場合、ドキュメント全体 (すべてのコンテンツ・エレメント) が削除されることを確認してください。Workplace XT から、ドキュメントのバージョンはオブジェクト・ストアに残らないことを確認してください。
- ユーザーに複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントを削除するアクセス権がない場合は、WebDAV クライアントを使用してアクセスした際、ドキュメントは削除できないことを確認してください。
- 複数コンテンツのドキュメントが WebDAV クライアントを使用して開かれ、編集されている場合、そのドキュメント内の最初のコンテンツ・エレメントのみが WebDAV で使用でき、編集されることを確認してください。前提条件: ユーザーには、複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントを編集するアクセス権が必要です。
- 複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントへのアクセス権を持つユーザーは、WebDAV クライアントから複数コンテンツ・エレメント・ドキュメント内の最初のコンテンツ・エレメントを開き、編集し、保存できることを確認してください。Workplace XT から、WebDAV から保存されたバージョンには、最初のコンテンツ・エレメントのみが含まれることを確認してください。また、以前のバージョンのドキュメントは変更されないことを確認してください。
- ユーザーに複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントを保存するアクセス権がない場合は、WebDAV クライアントからアクセスした際、ドキュメントは保存できないことを確認してください。
- 複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントの場合、Content Engine で使用できるバージョンがマイナー・バージョンのみのとき、ドキュメントは引き続き WebDAV クライアントから開けることを確認してください。
- 複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントの場合、ドキュメントが WebDAV クライアントから開かれ、更新され、保存されるとき、ドキュメントのバージョン番号は Content Engine サーバーで次のメジャー・バージョンに更新されることを確認してください。更新されたバージョンには、複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントの最初のコンテンツ・エレメントのみが含まれます。その他のコンテンツ・エレメントは、新しいバージョンに引き継がれません。
- 複数コンテンツのドキュメントが WebDAV クライアントからの表示用に開かれている場合、そのドキュメント内の最初のコンテンツ・エレメントのみが WebDAV クライアントで使用できることを確認してください。ユーザーには、複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントを表示するアクセス権が必要です。
- ユーザーに複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントを表示するアクセス権がない場合は、WebDAV クライアントからアクセスした際、ドキュメントは表示できないことを確認してください。
Workplace XT から、複数コンテンツ・エレメント・ドキュメントの最初のコンテンツを削除してください。WebDAV からドキュメントを開いてください。ユーザーには、ユーザー・フレンドリーなエラー・メッセージが示されることを確認してください。