IBM FileNet P8, バージョン 5.2            

ワークフローのプロパティーの設定

ワークフローの割り当てはオプションです。このテンプレート用のワークフローを選択しなかった場合は、 適切な次のステップにスキップしてください。次のステップは、システムにインストールされているアドオンによって異なります。

このステップはオプションですが、 プロパティーを設定するかどうかにかかわらず、画面が表示されます。新規ワークフローを定義した場合、 選択したテンプレートに応じて、固定承認または逐次承認のワークフロー・エントリー・テンプレートが表示されます。 新規ワークフローを定義しなかった場合は、パススルー画面が表示され、構成可能なフィールドはありません。「次へ」をクリックして、 次の画面へと進みます。

表 1. Fixed Approval ワークフローと Sequential Approval ワークフローのプロパティー
プロパティー 説明
名前 「名前」フィールドには、選択したワークフローのタイプに応じたデフォルト名が表示されます。定義するワークフローの適切な名前を入力します。この名前がタスク・リストに表示されます。
ルーティングを拒否 Sequential Approval ワークフロー専用です。このオプションは、特定のステップが参加者によって 拒否された際、ワークフローをルーティングする方法を指定します。
  • ワークフローをプロセス内の 1 つ前のステップに送信して戻す場合は、「すべての拒否ルートを前のステップに戻す (All reject routes back to previous step)」を選択します。
  • ワークフローを起動した担当者に送信して戻す場合は、「すべての拒否ルートをオーサーに戻す (All reject routes back to Author)」を選択します。
データ・フィールド データ・フィールドは、ワークフローにおいて参加者に渡される値を含んでいます。 ワークフロー内の所定のステップでデータ・フィールドを使用できるようにするには、ここで フィールドを定義する必要があります。フィールドの値は、後で特定のステップ内で 設定します。例えば、月間販売報告書承認ワークフローには、販売地域名のフィールドを 組み込むことができます。
添付 添付は、参加者にワーク・アイテムと一緒に送付される、オブジェクト・ストア内の ドキュメントまたはフォルダーです。例えば、月間販売報告書承認ワークフローには、年間販売予測ドキュメントを 組み込むことができます。
Reviewers Approvers Publishers 組み込みワークフローのデフォルトのワークフロー・ステップです。データ・フィールド、添付、参加者、ステップの有効期限、インストラクションの定義、および参加者にステップの再割り当てを許可するかどうかの定義を行えます。また、ステップの名前を変更したり、 「投票による承認」スタイルのルーティングを作成することもできます。カスタム・ワークフローのステップ名とルーティングは、さまざまです。
注: Fixed Approval ワークフローの Publishers ステップは オプションです。ワークフロー・プロセスが新しいオブジェクト (レポート・ドキュメントなど) をパブリッシュするステップを必要としない場合は、テンプレートからこのステップを省略できます。
 

Fixed Approval ワークフローのプロパティーを設定するには:

  1. 必要な場合、ワークフローの名前を編集します。
  2. 「プロパティー」の下で、設定する必要がある各プロパティーの名前をクリックします。特定のプロパティーを 設定するための新しいページが表示されます。
  3. 各ルーティング・ステップを定義します。
    • 各ルーティング名 (Reviewers、Approvers、Publishers) をクリックして、ワークフローの特定のステップごとのデータ・フィールド、添付、および参加者を指定します。続行するには、これらのステップのそれぞれで少なくとも参加者の値は設定しなければなりません。詳しくは、「ワークフローのプロパティーの設定 - ステップ情報」を参照してください。
    • このワークフローの Publishers ステップはオプションです。ワークフローから Publishers ステップを省くには、「削除」チェック・ボックスを選択します。

Sequential Approval ワークフローのプロパティーを設定するには:

  1. 必要な場合、ワークフローの名前を編集します。
  2. 拒否されたステップを処理するルーティング・オプションを選択します。この設定によって、参加者が特定ステップで アイテムを拒否した際の動作が決まります。 ワーク・アイテムは、前のステップに返すか、新しいオブジェクトを追加した オーサーに返すことができます。
  3. 「プロパティー」の下で、設定する必要がある各プロパティーの名前リンクをクリックします。特定のプロパティーを 設定するための新しいページが表示されます。
  4. ワークフロー・ステップのルーティングを定義します。
    • ステップ名 (Reviewers または追加した任意の新しいステップ) をクリックして、ワークフローのこのステップのデータ・フィールド、添付、および参加者を指定します。詳しくは、「ワークフローのプロパティーの設定 - ステップ情報」を参照してください。
  5. 必要な場合、新しいルーティング・ステップを追加します。別のステップを追加するには、 「新しいルートの追加 (Add New Route)」をクリックします。新しいステップのルーティングを定義します。


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最終更新: 2013 年 3 月
et_define_wf_step6prop.htm

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