IBM FileNet P8, バージョン 5.2            

エントリー・テンプレートのフォルダーへの関連付け

エントリー・テンプレートの関連付け」アクションを使用して、1 つ以上のエントリー・テンプレートを特定のフォルダーに関連付けることができます。エントリー・テンプレートが関連付けられたフォルダーにオブジェクトを追加すると、標準的なウィザードの代わりにそのエントリー・テンプレートが自動的に使用されます。フォルダーに複数のエントリー・テンプレートが関連付けられている場合、ユーザーは使用するエントリー・テンプレートを選択できます。エントリー・テンプレートの表示順序を指定できます。フォルダーに関連付けられたエントリー・テンプレートに対してユーザーがアクセス権限を持たない場合は、そのエントリー・テンプレートは表示されません。

サイト設定 (「全般設定」>「オーサー」>「オーサリング・ページの表示」) を「Workplace XT または Workplace」に設定して、「エントリー・テンプレートのフォルダーへの関連付け」機能が動作するようにする必要があります。一部の製品 (IBM® Enterprise Records など) では、サイト設定を「Workplace のみ」に設定する必要があります。サイト設定を「Workplace XT または Workplace」に変更しない場合でも、「エントリー・テンプレートのフォルダーへの関連付け」の表示および変更は行えますが、機能は設計されたようには動作しません。

継承

エントリー・テンプレートを明示的に特定フォルダーに関連付けることもできますが、フォルダーおよび そのサブフォルダーに対して、親フォルダーまたはオブジェクト・ストアからエントリー・テンプレートの関連付けを 継承させることもできます。明示的な関連付けまたは継承された関連付けが存在しない場合は、標準のウィザードを使用します。

ドキュメントをサブフォルダーに追加すると、その親フォルダーに 定義されているエントリー・テンプレートが使用されますが、例外が 1 つあります。サブフォルダーで「追加」を使用しても、エントリー・テンプレートの関連付けが 定義された親フォルダーまたはそのさらに上位フォルダーに対する表示アクセス権がない場合、エントリー・テンプレートは 使用されません。この場合は、デフォルトのドキュメントの追加ウィザードが 表示されます。

継承パス内の中間レベルのフォルダーに対する 表示アクセス権がない場合も同様です。エントリー・テンプレートをボトムアップで検索する途中、継承パス内の いずれかのフォルダーに対する表示アクセス権がないと検索は失敗します。

注: エントリー・テンプレートのフォルダー関連付け機能は、Workplace XT および FileNet® Integration for Microsoft Office から追加したドキュメントのみに適用されます。その他のアプリケーションから追加したドキュメントは、標準の 追加ウィザードを使用して追加されます。これには、以下の方法で追加されるドキュメントが含まれます。
  • 既存の Application Integration を使用して追加
  • Workplace から追加
  • WebDAV から追加
  • Sharepoint から追加
  • API/CE を介した追加
  • ICM を介した追加


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最終更新: 2013 年 3 月
wpxt_associate_templates_folders.htm

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