通常、ドキュメント・クラス、フォルダー・クラス、およびカスタム・オブジェクト・クラスのデフォルト・セキュリティーは、管理者が定義します。ただし、次の方法でもデフォルトのセキュリティー設定を定義できます。
オブジェクトに対して適切な権限があれば、そのオブジェクトのセキュリティー設定を変更できます。
オブジェクトの基本セキュリティー・ページには、オブジェクトへのアクセスが許可されているユーザーとグループ、および許可されている権限レベルが表示されます。このページで、オブジェクトのセキュリティー・ポリシーの表示または割り当て、新しいユーザーやグループの追加、既存のユーザーやグループの権限の変更を行うことができます。
次の図に、Timesheet という名前のドキュメントのセキュリティー設定を示します。現在、ドキュメントにセキュリティー・ポリシーが割り当てられており、デフォルト・セキュリティーが管理されています。チェック・マークは個々のユーザーまたはグループに対して許可されている権限を表します。
場合によっては、特定のユーザーまたはグループがアイテムのセキュリティー設定に 2 回以上リストされます。その場合、2 つ以上のソースからユーザーまたはグループのセキュリティー設定が取得されます。例えば、ユーザー「abrown」に、継承されたアクセス権、セキュリティー・ポリシーから取得したアクセス権、および直接設定されたアクセス権がある場合、このユーザー名が 3 回リストされます。また、オプションの拡張機能製品である IBM InfoSphere Enterprise Records が有効になっている場合は、さらに多くのセキュリティーをレコード管理設定でドキュメントに適用できます。ユーザー名またはグループ名をクリックすると、設定の詳細を表示できます。次の表のアイコンは、セキュリティー設定のソースを示します。
アイコン | 説明 |
---|---|
アイコンなし | セキュリティー設定は直接 (明示的に) 設定されています。 |
![]() |
フォルダーの継承からセキュリティー設定が導出されます。 |
![]() |
セキュリティー設定が 1 つのフォルダーから全レベルのサブフォルダーに適用されます。 |
![]() |
セキュリティー設定が 1 つのフォルダーから 1 レベル下の次のサブフォルダーに適用されます。 |
![]() |
セキュリティー・ポリシーから取得したセキュリティー設定(Workplace XT でのみ表示されるアイコンです) |