FileNet P8 Workplace XT, バージョン 1.1.5       アプリケーション・サーバー:   WebLogic Application Server   オペレーティング・システム:  AIX, HP-UX, Linux, Linux on System z, Solaris

UNIX の場合の WebLogic Server でのリソース使用に関する認証およびメモリー設定のための JAAS ログイン情報の設定

WebLogic Server ファイルを 編集することによって、JAAS ログイン情報をセットアップし、UNIX 用のメモリー設定を 構成することができます。

要確認: 高可用性クラスター・サーバー構成の場合は、Java™ 仮想マシン (JVM) の 設定を行う必要があるステップのときに、アプリケーション・サーバー構成内のすべてのノードについて これらの変更を行ってください。
JAAS ログイン情報をセットアップするには、 以下のようにします。
  1. WebLogic Server が稼働している場合は、停止します。
  2. setDomainEnv.sh ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
  3. 以下のいずれかを行って、setDomainEnv ファイルの MEM_ARGS 変数を編集します。
    • JRockit Java を使用しないシステムの場合:

      MEM_ARGS 変数を検索し、 既存の設定に以下の記述を追加します。

      -XX:MaxPermSize=size m

      ここで、size は MaxPermSize の 値 (MB 単位) です。ご使用の構成に適した値については、 アプリケーション・サーバーのベンダーによる推奨値を 参照してください。パフォーマンスのチューニングについて 詳しくは、「IBM FileNet® P8 Performance Tuning Guide」を 参照してください。

    • JRockit Java を使用するシステムの場合:

      MEM_ARGS 変数を検索し、 既存の設定に以下の記述を追加します。

      -Xgc:gencon

    MEM_ARGS 変数が存在しない場合は、setDomainEnv.sh ファイルに 追加してください。

  4. ご使用のアプリケーション・サーバーが IBM® JVM を使用している場合は、 パフォーマンスを向上させるために JAVA_OPTIONS 変数を編集します。

    setDomainEnv ファイルの以下の行を変更します。

    JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} ${JAVA_PROPERTIES} -Dwlw.iterativeDev=${iterativeDevFlag} -Dwlw.testConsole=${testConsoleFlag} -Dwlw.logErrorsToConsole=

    ${logErrorsToConsoleFlag}" export JAVA_OPTIONS

    export JAVA_OPTIONS という行の前に、 以下のエントリーを (改行せずに) 挿入します。

    -Dprogram.name=$PROGNAME -Dfilenet.pe.peorb.pool.min=2 -Dfilenet.pe.peorb.pool.max=5"

    結果:

    JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} ${JAVA_PROPERTIES} -Dwlw.iterativeDev=${iterativeDevFlag} -Dwlw.testConsole=${testConsoleFlag} -Dwlw.logErrorsToConsole=

    ${logErrorsToConsoleFlag} - Dprogram.name=$PROGNAME -Dfilenet.pe.peorb.pool.min=2 -Dfilenet.pe.peorb.pool.max=5" export JAVA_OPTIONS

  5. JAAS ログインを構成します。WebLogic Server のクラスパス・エントリーの後に、 以下のいずれかの権限を追加します。

    JAAS_LOGIN エントリーを、 改行せずに 1 行で入力します。このガイドからテキストをコピー・アンド・ペーストしないでください。目に見えない書式設定により、入力時に問題が発生する場合があります。代わりに、 エントリーをスクリプトに入力してください。

    重要: パスは、クライアントのインストール済み環境のバージョンに応じて、またはインストール用にカスタム・パスを選択したかどうかによって、多少異なる場合があります。例えば、Content Engine クライアントが 4.0 である場合の パスは、config ディレクトリーの下に samples ディレクトリーを 含んでいる場合があります。パスを入力する前に、 ファイルの場所を確認してください。
    オプション 説明
    AIX®
     # JAAS LOGIN configuration setting
    JAAS_LOGIN="${JAAS_LOGIN}" -Djava.security.auth.login.config= " install_path /IBM/FileNet/WebClient/CE_API/config/jaas.conf.WebLogic"
     JAAS_LOGIN="${JAAS_LOGIN}" -Dlogin.configuration.provider=
    com.ibm.security.auth.login.ConfigFile
    ここで、install_path は Workplace XT のインストール先です。例を以下に示します。
    "/opt/IBM/FileNet/WebClient/CE_API
    /config/jaas.conf.WebLogic"
    UNIX
    # JAAS LOGIN configuration setting
    JAAS_LOGIN="${JAAS_LOGIN}" -Djava.security.auth.login.config= "install_path /IBM/FileNet/WebClient/CE_API/config/jaas.conf.WebLogic"
    ここで、install_path は Workplace XT のインストール先です。例えば、以下のようになります。
    "/opt/IBM/FileNet/WebClient/CE_API
    /config/jaas.conf.WebLogic" 
  6. setDomainEnv.sh ファイルを保存して閉じます。
  7. アプリケーション・サーバー起動スクリプトのバックアップ・コピーを作成します。
    • WebLogic Server ドメインを 使用する場合は、startWebLogic.sh を変更します。
    • WebLogic Server ドメインを 使用しない場合は、startWLS.sh を変更します。
  8. テキスト・エディターを使用して アプリケーション・サーバー起動スクリプトを開き、編集します。
  9. 下の例に示すように JAAS_LOGIN セクションを追加します。
    ${JAVA_HOME}/bin/java ${JAVA_VM} -version
    if [ "${WLS_REDIRECT_LOG}" = "" ] ; 
    then
    echo "Starting WLS with line:"
    echo "${JAVA_HOME}/bin/java 
    ${JAVA_VM} 
    ${MEM_ARGS} ${JAVA_OPTIONS} 
    -Dweblogic.Name=${SERVER_
    NAME} -Djava.security.policy=
    ${WL_HOME}/server/lib
    /weblogic.policy 
    ${PROXY_SETTINGS} 
    ${SERVER_CLASS
    }"
    ${JAVA_HOME}/bin/java 
    ${JAVA_VM} ${MEM_ARGS} 
    ${JAVA_OPTIONS} ${JAAS_LOGIN} 
    -Dweblogic.Name=${SERVER_NAME} 
    -Djava.security.policy=
    ${WL_HOME}
    /server/lib/weblogic.policy 
    ${PROXY_SETTINGS} ${SERVER_
    CLASS}
     else
    echo "Redirecting output from 
    WLS window
     to ${WLS_REDIRECT_LOG}"
    ${JAVA_HOME}/bin/java 
    ${JAVA_VM} 
    ${MEM_ARGS} ${JAVA_OPTIONS} 
    ${JAAS_LOGIN} 
    -Dweblogic.Name=${SERVER_NAME} 
    -Djava.security.policy=
    ${WL_HOME}
    /server/lib/weblogic.policy 
    ${PROXY_SETTINGS} 
    ${SERVER_CLASS} 
    >"${WLS_REDIRECT_LOG}" 2>&1
    fi
  10. アプリケーション・サーバー起動スクリプト・ファイルを保存して閉じます。


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最終更新日: 2013 年 3 月
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