IBM FileNet P8, バージョン 5.2            

ドキュメントおよびフォルダーの保護

セキュリティー設定は、誰がコンテンツおよびプロパティーを表示または変更できるかを制御するために使用します。サイトの設定に応じて、新しいドキュメントを追加するとき、ドキュメントをチェックインするとき、または情報を表示するときにセキュリティー権限を設定できます。セキュリティーを表示または変更するには、該当するアクセス権限が必要です。

ドキュメントおよびフォルダーに割り当てられたセキュリティー設定は、Integration for Microsoft Office を使用して統合した Microsoft Office アプリケーションで表示および変更できます。ドキュメントまたはフォルダーの詳細を表示すると、そのドキュメントに割り当てられているセキュリティー設定を表示または変更できます。権限の説明について詳しくは、『セキュリティーの管理』を参照してください。

通常、セキュリティー設定はドキュメントのクラスに基づいて作成されますが、エントリー・テンプレート、セキュリティー・ポリシー、またはフォルダーの継承から得られることもあります。例えば、ユーザーが新しいドキュメントを追加した場合、そのドキュメントのセキュリティーは、管理者がドキュメント・クラスに対して設定したセキュリティー設定が基本になります。サイトの設定によっては、フォルダーまたはドキュメントのセキュリティーを明示的に設定できます。ドキュメントでは、セキュリティー・ポリシーを使用できます。セキュリティー・ポリシーは、1 つ以上のセキュリティー・テンプレートで構成され、セキュリティー・テンプレートには、そのドキュメントの状態に基づいたドキュメント・クラスのセキュリティーが定義されています。詳細については、『セキュリティー権限の設定』を参照してください。

プロパティーのセキュリティー

ドキュメントに対して定義されるセキュリティーのほかに管理者は、ドキュメントのクラスに関連付けられた個々のプロパティーに追加のセキュリティーを定義できます。例えば、あるフォルダーやドキュメント・クラスにドキュメントを追加するアクセス権限がある場合、ドキュメントにプロパティーを設定する場合、プロパティーのアクセス・マスクによって編集可能なプロパティーを制御できます。また、プロパティー値の選択リストで表示および選択可能な値も制御できます。これらの設定は、管理者が定義します。



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最終更新: 2013 年 3 月
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