IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2   

IBM Content Navigator 用の IBM Enterprise Records ワークフローの構成

ユーザーがデスクトップから IBM® Enterprise Records ワークフローにアクセスできるようにする場合は、Process Engine 接続ポイントにアクセスするように構成された IBM FileNet® Content Manager リポジトリーを関連付け、デスクトップ上でワークフロー設定を構成する必要があります。

手順

IBM Content Navigator で操作するように IBM Enterprise Records ワークフローを構成するには、以下の手順を実行します。

  1. IBM Content NavigatorIBM FileNet Process Engine を構成します。 ユーザーがデスクトップからワークフローを処理できるアプリケーション・スペースを作成する前に、Process Engine を構成する必要があります。
  2. IBM Enterprise Records ワークフローを構成するための準備をします。
  3. 以下の手順の実行に必要な値については、完成した計画チェックリストを参照してください。
  4. 「破棄/廃棄スイープ」の最大および最小ヒープ・サイズの設定 メモリー不足エラーを回避するために、Application Engine Component Manager のヒープ・サイズを 1 GB に増やします。
    1. 「Process Task Manager」を開きます。
    2. 「Component Manager」ノードの下で、適切な Component Manager を選択します。
    3. Component Manager を停止します。
    4. 詳細」タブをクリックします。
    5. JRE パラメーター (JRE Parameters)」フィールド内の既存の値に追加を行います (-Xmx1024m)。
    6. 「適用」をクリックして、Component Manager を再始動します。
  5. Application Engine または Workplace XT を使用している場合は、以下のサブステップを実行します。
    1. Process Engine 構成グループのメンバーであるユーザーとして、Application Engine または Workplace XT にサインインします。 さらに、PWConfiguration アクセス・ロールおよび Records Administrator ロールを割り当てられる必要があります。
      ヒント: Application Engine または Workplace XT サーバーからサインインします。 Application Engine または Workplace XT のブラウザーが Java™ アプレットの使用をサポートしていない場合は、代替サーバーからサインインすることができます。
    2. アドミニストレーター」ページ (Application Engine) または 「ツール」 > 「管理」 (Workplace XT) を選択します。
    3. プロセス構成コンソールを実行します。
    4. 接続ポイントをクリックしてそれを始動します。
  6. Administration Console for Content Platform Engine を使用している場合は、以下のサブステップを実行します。
    1. Administration Console for Content Platform Engine にサインインする方法
    2. 「オブジェクト・ストア」 > 「管理」 > 「ワークフロー・システム」を選択します。
    3. 「アクション」から「ワークフロー設定の構成 (Configure Workflow Settings)」を実行します。
    4. 接続ポイントをクリックしてそれを始動します。
  7. IBM Enterprise Records のワークフロー構成ファイルをインポートします。
    1. プロセス構成コンソールで、接続ポイントを右クリックし、「XML ファイルからインポート (Import from XML file)」を選択します。
    2. 参照」をクリックし、RMWorkflowConfiguration.xml ファイルを選択します。 このファイルは、ier_install_pathWorkflow/configureRMworkflow ディレクトリー内にあります。
      ヒント: Application Engine サーバー以外のサーバーから Application Engine または Workplace XT を実行する場合は、 必ず RMWorkflowConfiguration.xml ファイルをブラウザー・サーバーにコピーし、その場所からそのファイルを選択してください。
    3. マージ」オプションを選択します。
    4. インポート」をクリックし、「はい」をクリックしてインポートを続行します。 インポートの状況が表示されます。
    5. 詳細」をクリックしてインポートの詳細を表示した後、「閉じる」をクリックします。
    6. 閉じる」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
    7. インポートが完了した後、「ワーク・キュー」ノードを展開して、IBM Enterprise Records キューがリストされていることを確認します。
  8. RM_Workflow_Util および RM_Operations コンポーネント・キューのアダプター設定を更新します。
    1. プロセス構成コンソールで、「コンポーネント・キュー」ノードを展開し、使用する接続ポイントを見つけます。
    2. 「RM_Operations」」を右クリックし、「プロパティー」を選択します。
    3. アダプター」タブを選択します。
    4. 「JAAS 認証情報」に、Records Administrator ロールと Process Engine Administrator ロールの両方を所有するユーザーのユーザー名およびパスワードを入力します。 DoD 分類データ・モデルを使用する場合、Classified Records Security Personnel のマーキング・セットで定義されている「最高機密」クリアランスも所有している必要があります。
    5. 「コンテンツの構成 (Configure Content)」テキスト・ボックスに CELogin と入力して「OK」をクリックします。
    6. 「RM_Workflow_Util」」を右クリックし、「プロパティー」を選択します。
    7. アダプター」タブを選択します。
    8. 「JAAS 認証情報」に、Records Administrator ロールと Process Engine Administrator ロールの両方を所有するユーザーのユーザー名およびパスワードを入力します。 DoD 分類データ・モデルを使用する場合、Classified Records Security Personnel のマーキング・セットで定義されている「最高機密」クリアランスも所有している必要があります。
    9. 「コンテンツの構成 (Configure Content)」テキスト・ボックスに CELogin と入力して (事前に入力されていない場合)、「OK」をクリックします。
    10. 接続ポイント名を右クリックして「変更のコミット」を選択します。プロセス構成コンソール」ダイアログ・ボックスが表示されます。
    11. 続行」をクリックします。
    12. 変更内容の保存後、「閉じる」をクリックします。
  9. IBM Enterprise Records Web アプリケーションのベース URL アドレスを設定します。
    1. プロセス構成コンソールで、接続ポイントを右クリックして「プロパティー」を選択します。
    2. Web アプリケーション」タブを選択します。
    3. レコード管理ソフトウェアを指定する行の「サーバー・ベース URL」列に、IBM Enterprise Records Web アプリケーションの URL を入力します。 URL のフォーマットは以下のとおりです。http://RM_web_application_server:port#/RM_application_name。 例: http://myserver:9080/EnterpriseRecords。
    4. IBM Content Navigator を指定する行の「サーバー・ベース URL」 列に、IBM Content Navigator の URL を入力します。 URL のフォーマットは以下のとおりです。 http://[navigator_url]/navigator。例: http://myserver:9080/navigator。
    5. 「OK」をクリックします。
    6. 接続ポイント名を右クリックして「変更のコミット」を選択します。プロセス構成コンソール」ダイアログ・ボックスが表示されます。
    7. 続行」をクリックします。
    8. 変更内容の保存後、「閉じる」をクリックします。
  10. プロセス構成コンソールを閉じ、Component Manager を再始動して、実行した変更内容を実装します。
    ヒント: Component Manager を再始動しても、IBM Enterprise Records コンポーネントの多くは始動しません。 これらのコンポーネントを始動させるには、IBM Enterprise Records JAR ファイルの構成が必要になります。
  11. IBM FileNet Content Manager リポジトリーからワークフローへのアクセスを構成します。
    1. IBM Content Navigator 管理ツールで、ワークフローを構成するリポジトリーにログインします。
    2. 「構成パラメーター」タブで、適切な Process Engine 接続ポイントを選択します。
    3. リポジトリー構成に変更内容を保存してください。
  12. デスクトップを構成して、IBM FileNet P8 ワークフローを表示します。
    1. IBM Content Navigator 管理ツールで、ワークフローを構成するデスクトップを開きます。
    2. 「リポジトリー」タブで、Process Engine 接続ポイントにアクセスするように構成された IBM FileNet Content Manager リポジトリーを、選択したリポジトリーのリストに追加します。
    3. 「外観」タブの「レイアウト」セクションで、必ずワーク機能が選択した機能のリストの中に入るようにして、ワーク機能のデフォルトのリポジトリーを指定します。
    4. 「ワークフロー」タブで、Process Engine 接続ポイントにアクセスするように構成されたリポジトリーを選択して、レコード管理アプリケーション・スペースを選択したアプリケーション・スペースのリストに追加します。
    5. 変更をデスクトップに保存します。


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最終更新: 2013 年 11 月
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