ワークフロー定義とは、ワークフローが実行されるたびに Content Platform Engine が使用する処理テンプレートです。 参加者がアクティビティーを完了できるように、作業、データ、添付ファイル、およびその他の情報を参加者にルーティングします。 FPOS データ・モデル・ファイルをオブジェクト・ストアにインポートすると、各種ワークフロー定義が Root Folder¥Records
Management¥Workflows ディレクトリーにインポートされます。
このタスクについて
ワークフローを使用する前に、ワークフローを Content Platform Engine に転送しておく必要があります。
この転送は、Application Engine マシンまたは Workplace XT マシンからユーティリティーを実行することにより行います。 転送の最終的な結果として、Content Platform Engine データベースに各ワークフロー定義の実行可能バージョンが格納されます。
- この手順で使用するワークフロー転写ユーティリティーと RMWorkflowTransferConfig.xml 構成ファイルは、ier_install_path/Workflow/configureRMworkflow フォルダーにあります。
- RMWorkflowTransferConfig.xml ファイルには、ワークフローの転送方法に関する情報が指定されます。 ユーティリティーを実行する前に、ご使用の環境に固有の情報を使用してこのファイルを編集する必要があります。
- (IPv6) Content Platform Engine が IPv6 を使用している場合は、以下の操作を行う必要があります。
- IPv6 をサポートする JRE をインストールしていることを確認します。
- IPv6 対応 JRE を指すように WorkflowTransfer ファイルを構成します。
- IBM® Enterprise
Records ワークフローを使用する以外に、独自のワークフローを作成することも、IBM Enterprise
Records に付属のワークフローを変更することもできます。
詳しくは、IBM FileNet® P8 インフォメーション・センターのトピック『ワークフローの作成と変更』を参照してください。
手順
ワークフロー定義を転送するには、以下の手順を実行します。
- 以下の手順の実行に必要な値については、完成した計画チェックリストを参照してください。 このトピックの末尾にあるリンクを参照してください。
- RMWorkflowTransferConfig.xml ファイルを編集して、Content Platform Engine サーバー名、Content Platform Engine WSI ポート番号、接続ポイント名、および FPOS 名を入力します。
重要: オブジェクト・ストア名に英語以外の文字が含まれている場合は、RMWorkflowTransferConfig.xml ファイルを UTF-8 として保存します。
- (IPv6 を使用する PE) IPv6 対応 JRE を指すように WorkflowTransfer.bat ファイルまたは .sh ファイルを構成します。
- WorkflowTransfer.bat ファイルまたは .sh ファイルを編集用に開きます。 デフォルトの場所: ier_install_path/Workflow/configureRMworkflow
- IPv6 対応 JRE を指す JAVA_HOME 変数を作成します。
- Java™ コマンド行に以下のオプションを追加します。
-Djava.net.preferIPv6Addresses=true -DpreferIPv4Stack=false
Windows の例: 以下のように変更します。
java -classpath.;%CLASSPATH%
-Dwasp.location=%COMMON_FILES%/CE_API/wsi -
Djava.security.auth.login.config=%COMMON_FILES%/CE_API/config/jaas.conf.WSI
com.filenet.deploymenttool.WorkflowTransfer.WorkflowTransfer
から
"%JAVA_HOME%/bin/java" -classpath.;%CLASSPATH%
-Djava.net.preferIPv6Addresses=true -DpreferIPv4Stack=false -
Dwasp.location=%COMMON_FILES%/CE_API/wsi -
Djava.security.auth.login.config=%COMMON_FILES%/CE_API/config/jaas.conf.WSI
com.filenet.deploymenttool.WorkflowTransfer.WorkflowTransfer
- ファイルを保存します。
- ワークフローを転送します。
- コマンド・ウィンドウから ier_install_path/Workflow/configureRMworkflow ディレクトリーにナビゲートします。
- 以下のコマンドを使用して、ワークフロー転送ユーティリティーを開始します。
- AIX、HP-UX、Linux、および Solaris
./WorkflowTransfer.sh
AIX、HP-UX、Linux、および Solaris サーバーで、WorkflowTransfer.sh ファイルに対する実行権限および書き込み権限が必要です。
- Windows
WorkflowTransfer.bat
- プロンプトが出されたら、FPOS オブジェクト・ストアのオブジェクト・ストア管理者ロールが割り当てられているユーザーのユーザー ID とパスワードを入力します。
制約事項: Sun Java System Directory Server のみ
ユーザー ID として完全修飾 LDAP 名を使用する必要があります。以下に例を示します。
uid=Administrator,cn=CE Admin Group,ou=FileNet,dc=com
エラーが発生する場合は、ier_install_path/Workflow/configureRMworkflow/WorkflowTransfer.log ディレクトリーの WorkflowTransfer.log ファイルを調べてください。
- エラーが発生する場合は、ier_install_path/Workflow/configureRMworkflow/WorkflowTransfer.log ディレクトリーの WorkflowTransfer.log ファイルを調べてください。