IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2    

保留スイープの実行

保留スイープは daemon プロセスです。 システムのパフォーマンスへの影響を制限するには、システム使用率が低いときにプロセスが実行されるようにスケジュールします。 保留スイープを実行するには、必要なレベルの JRE があることを確認してください。

このタスクについて

重要: 保留スイープを実行する前に、管理者は QueryPageMaxSize プロパティーの値を 100,000 に、最大照会時間の制限値を 0 に設定する必要があります。詳しくは、保留スイープの構成に関するトピックを参照してください。

手順

保留スイープを実行するには、次のようにします。

  1. 保留スイープ・コンポーネントをインストールしたコンピューターで、RecordsManagerSweep フォルダーから特定のプロファイルまたは保留スイープを実行します。 プロファイルにより、複数の構成を保存し、これらの構成を再構成せずに使用してスイープを実行することができます。 次のメソッドのいずれかを使用して保留スイープ・プロセスを実行します。
    オプション 説明
    AIX、HP-UX、Linux、および Solaris ./RecordsManagerSweep.sh -HoldSweep [-profile "profile name"]
    Windows RecordsManagerSweep.bat -HoldSweep [-profile "profile name"]
  2. 保留スイープ・コンポーネントをインストールしたコンピューターで、 RecordsManagerSweep フォルダーからオブジェクト・ストアに対して保留スイープを実行し、保留を解除します。 -ForceRemoveHold パラメーターを使用します。 オブジェクト・ストアに対して保留スイープを実行すると、 指定したオブジェクト・ストアからリストされたレコードの保留を解除できます。 最大 5 つの保留を解除できます。 オブジェクト・ストアに対して保留スイープを実行すると、指定したオブジェクト・ストア内からすべての保留を解除できます。 オブジェクト・ストアに対して保留スイープを実行すると、特定のプロファイル内にある特定のオブジェクト・ストアから保留を解除できます。 -ForceRemoveHold パラメーターを使用して保留を解除すると、 アクティブな保留、非アクティブな保留、手動で適用された保留、または保留スイープを使用して適用された保留が解除されます。 オブジェクト・ストアに対して保留を削除するには、以下のいずれかの方法を使用します。
    オプション 説明
    AIX、HP-UX、Linux、および Solaris ./RecordsManagerSweep.sh -HoldSweep -ObjectStore objectstorename|objectstoreID -ForceRemoveHold holdlist [-profile "profile name"]

    次に例を示します。

    ./RecordsManagerSweep.sh -HoldSweep -ObjectStore "MyFPOS" -ForceRemoveHold "Hold1|Hold2|{E4F6F8F9-4E1A-4762-B062-344980B2B92}" -profile "profile1"

    Windows RecordsManagerSweep.bat -HoldSweep -ObjectStore objectstorename|objectstoreID -ForceRemoveHold holdlist [-profile "profile name"]

    次に例を示します。

    ./RecordsManagerSweep.bat -HoldSweep -ObjectStore "MyFPOS" -ForceRemoveHold "Hold1|Hold2|{E4F6F8F9-4E1A-4762-B062-344980B2B92}" -profile "profile1"

    オプション 説明
    AIX、HP-UX、Linux、および Solaris ./RecordsManagerSweep.sh -HoldSweep -ObjectStore objectstorename -ForceRemoveHold -All [-profile "profile name"]
    重要: 通常このオプションは、特別な目的がある場合にのみ使用します。
    Windows RecordsManagerSweep.bat -HoldSweep -ObjectStore objectstorename -ForceRemoveHold -All [-profile "profile name"]
    重要: 通常このオプションは、特別な目的がある場合にのみ使用します。
  3. あるいは、コマンド・プロンプトから保留スイープ・プロセスを実行できます。 このためには、..¥FileNet¥RecordsManagerSweep¥lib フォルダーに移動して、 コマンド java -jar rmHoldSweep.jar を入力します。
  4. 保留スイープを停止するには、次に示すように -stop パラメーターを追加します。
    オプション 説明
    AIX、HP-UX、Linux、および Solaris ./RecordsManagerSweep.sh -HoldSweep -stop
    Windows RecordsManagerSweep.bat -HoldSweep -stop
    保留スイープ・プロセスが停止すると、メッセージが表示されます。
  5. RecordsManagerSweep フォルダーに作成されたエラー・ログ・ファイルを表示して、保留スイープが正常に実行されたかどうかを確認します。 エラー・ログ・ファイルが空の場合、保留スイープ・プロセスは正常に実行されています。 プロセスが正常に実行されなかった場合、このファイルにはエラーが含まれ、これを使用して問題のトラブルシューティングを行うことができます。


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最終更新: 2013 年 11 月
run_hold_sweep.htm

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