IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2    

イベント・トリガー

イベントとは、システムでエンティティーのアクションをトリガーする指定の条件が発生することです。 イベントは、廃棄スケジュールに添付され、スケジュールに関連付けられたエンティティーのカットオフを自動的にトリガーします。

例えば、「契約の完了」というイベントを作成し、それを廃棄スケジュールに関連付けたとします。 この場合、契約が期限切れになると、このイベントが発生し、カットオフ、およびエンティティーに関連付けられたカットオフ・アクションをトリガーします。 イベントは複数作成して、異なる廃棄スケジュールに別々のイベントを関連付けることができます。 イベントと廃棄スケジュールの関連付けの詳細については、廃棄スケジュールの定義に関するトピックを参照してください。

イベントを作成、変更、または削除できるのは、レコード管理者またはレコード・マネージャーだけです。 「構成」タブには、次のタイプのイベント・トリガーがリストされます。

外部イベント

外部イベントはシステムの外部で発生します。ただし、エンティティーのカットオフや廃棄に直接影響が生じる場合があります。 このため、権限のあるユーザーは、このようなイベントが発生した場合、システムに通知します。 例えば、不要なレコードや古いレコードの廃棄が遅れる管理上の変更が生じたとします。 この場合、こうした状況を察知した権限のあるユーザーは、外部イベントを作成して、廃棄スケジュールに関連付けることができます。 外部イベントが発生すると、権限のあるユーザーは、エンティティーのカットオフと廃棄をトリガーする実際の日付を入力します。

内部イベント

内部イベントは、エンティティーのメタデータの変更です。 外部イベントと異なり、内部イベントはシステム内部で識別されます。 内部イベントは、指定の条件が満たされたときに自動的にトリガーされます。 例えば、システムでは、ボリュームが閉じた時刻を追跡し、カットオフと廃棄をトリガーします。 内部イベントは、集合フィールドで指定されたエンティティーのタイプを対象とします。

繰り返しイベント

繰り返しイベントは、指定の時間間隔の経過後に自動的に繰り返されるイベントです。 重要レコードの定期レビューをトリガーする目的で使用します。 例えば、「月次レビュー」という繰り返しイベントを作成して、1 カ月の頻度を指定できます。 このイベントを作成すると、毎月、イベントが発生するたびに、関連付けられたエンティティーのレビューを確実に実行できるようになります。 重要レコードの詳細については、レコードに関するトピックを参照してください。



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最終更新: 2013 年 11 月
manage_events.htm

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