E メール・マッピング・ツールは、スタンドアロン・ユーティリティーです。 このツールを使用して、E メールに関連付けられたプロパティーと E メール・レコードに関連付けられたプロパティー間のマッピングを作成および変更できます。
概要
このマッピングは、現在のマッピングを指定する XML ファイルを使用します。 ツールを使用して、この既存の XML を取得し、現在のマッピングを表示するようダイアログにデータを設定し、現在のマッピングを変更できます。 その後、XML ファイルを手動で編集することなく、変更内容を保存できます。 XML により、システムにファイリングされているドキュメントのメタデータに E メール自身のフィールドが自動的に取り込まれます。 この機能は
Workplace XT でのみサポートされており、このツールには次の機能があります。
- ツールを使用して、E メール・フィールドに関連付ける E メール・クラス・プロパティーを選択できます。
- ツールは、「Content Engine のシンボル名」フィールドにデフォルト値 (存在する場合) を取り込みます。
ツールの使用
E メール・マッピング・ツールを実行するには、コマンド・プロンプトから
IBM® Enterprise
Records のホーム・ディレクトリーに移動し、ツールを実行します。
- ier_install_path ディレクトリーを参照します。
- EmailMappingTool.sh (AIX、HP-UX、Linux、および Solaris の場合) または EmailMappingTool.bat (Windows の場合) を実行して、ツールを実行します。
重要: WebSphere を使用した AIX、HP-UX、Linux、および Solaris プラットフォームの場合、WebSphere® のインストール・ディレクトリーにある Java JRE のバージョンを EmailMappingTool.sh が使用することを確認してください。WebSphere Server または WebSphere Client がインストールされるデフォルトのホーム・ディレクトリー (WS_DIR) は、/opt/IBM/WebSphere/AppServer です。
構成が異なる場合は、EmailMappingTool.sh ファイルを編集して、WS_DIR= エントリーに適切なパスが構成されるようにしてください。
- 「E メール・フィールドのカスタム・マッピング」ウィンドウで、「Outlook フィールド」列の値は変更できません。
- 「Content Engine のシンボル名」列のフィールドは、選択する任意のプロパティーのシンボル名を使用して変更できます。 複数のプロパティー・シンボル名を 1 つの E メール・フィールド値にマップできます。
この場合、各シンボル名をスペースを入れずにコンマで区切ります。
有効なプロパティー名のリストは、IBM Administration
Console for Content Platform Engine のプロパティー・テンプレートを参照して確認できます。 プロパティー・マッピングの変更内容は、Outlook の再起動時に有効になります。
- 「保存」プロパティーのシンボル名を XML に挿入します。XML マッピングが作成され、ツールが終了します。
- 「キャンセル」変更せずにツールを終了します。
重要: ツールは複数回実行できます。このため、プロパティーのマッピングに誤りがあった場合は、ツールをいつでも再実行できます。
IBM Administration
Console for Content Platform Engine を使用して、
OutlookPropertyMappings.xml ファイルを変更しながら、Outlook メッセージ・プロパティーを
Workplace XT の E メール・クラス・プロパティーにマップできます。