IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2    

基本スケジュール・スイープの構成

IBM® Enterprise Records のタスク・マネージャーを使用して、パフォーマンス・チューニング・パラメーターと基本スイープのためのリポジトリー全体の共通動作構成パラメーターを構成します。

このタスクについて

タスク・マネージャーを使用して基本スイープをスケジュールする前に、パフォーマンス・チューニング・パラメーターと、リポジトリー全体の共通動作構成パラメーターを構成することができます。

手順

基本スイープ・パラメーターを構成するには、以下の手順を実行します。

  1. IBM Enterprise Records ユーザー・インターフェースの「管理ビュー」 > 「設定」 > 「基本スケジュール・スイープ」を使用して、パフォーマンス・チューニング・パラメーターを構成します。 これらのパラメーターについてデフォルト値から開始し、設定値を増加または減少させてパフォーマンスを向上させます。
    例えば、サイズを増やすと、メモリーが増えますが、Content Platform Engine への呼び出し回数が減り、以下の影響が確認できます。
    • メモリーが十分に搭載されているシステムでは、この値を増加させると廃棄のパフォーマンスが向上する場合があります。
    • 十分な量のメモリーを使用できないシステムでは、これらの値を増加させるとシステムのスループットが低下し、OutofMemory 例外が発生することがあります。
    システムは、システムのトポロジー、メモリーの量、実行プロセスの数、およびその他の要因に応じて、異なった動作をします。そのため、システムは個別に調整する必要があります。
  2. IBM Enterprise Records ユーザー・インターフェースの「管理ビュー」 > 「リポジトリー」 > 「基本スケジュール・スイープ」を使用して、リポジトリー全体の共通動作構成パラメーターを構成します。

    基本スケジュール・スイープは、適切な照会を実行し、廃棄の準備が完了したレコードを含むレポートを生成します。このタスクでは、レコード・プロパティー CurrentPhaseExecutionStatus を 1000 から 4000 の間のランダムな整数値に設定することによって、これらのレコードに InReport というマークを付けます。この設定により、基本スケジュール・スイープでレコードをフィルター処理して、重複レコードがレポートに含まれるのを防ぐことができます。スイープは、基本スケジュール・ワークフローを実行して、廃棄処理を実行します。その後、このタスクは、レコードを格納するコンテナーに対して指定されたレビューアーに基づくレコードをグループ化します。レビューアーごとに異なるレポートおよびワークフローが生成されます。

  3. 予期しないエラーを防ぐために、ユーザーが設定する「スイープ用のコンテナー」が、既存の有効ないずれかの基本スケジュール・スイープとオーバーラップしないようにしてください。 例えば、ファイル・プランの構造が /File Plan/Category Level 1/Category Level 2 で、「スイープ用のコンテナー」が「Category Level 1」に対して設定されている有効な基本スケジュール・スイープがある場合、「スイープ用のコンテナー」が「Category Level 2」に対して設定された新しい基本スケジュール・スイープを作成しないでください。この場合、「Category Level 2」は「Category Level 1」による処理の対象となります。


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最終更新: 2013 年 11 月
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