IBM® Enterprise
Records のインストール時には、製品を正常にインストールするために、複数の製品機能およびコンポーネントについて理解して計画する必要があります。
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Records システムをインストールおよび構成するには、以下のシステムおよび概念について理解している必要があります。
- AIX®、HP-UX、HP-UXi、Linux、Solaris、Windows、または Linux on System z® オペレーティング・システム
- WebSphere® Application
Server、Oracle WebLogic Server、または JBoss Application Server
- ユーザーおよびセキュリティー構成
- データベース構成および索引処理
- 製品の FileNet® P8 スイート
- Application Engine または Workplace XT (従来の IBM Enterprise
Records クライアントを使用する場合)
- IBM Content
Navigator (IBM Enterprise
Records 管理クライアントを使用する場合)
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Records を正常にインストールするためには、製品コンポーネントおよび機能に関する以下の決定項目について準備する必要があります。
初めて
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Records をインストールする場合は、以下の計画タスクを実行します。
- アーキテクチャーを計画し、単一サーバー・システムまたは複数サーバー・システムのどちらにインストールするかを決定します。
- FileNet P8 ではない他のリポジトリーにフェデレートするかどうかを決定します。
- 使用するデータ・モデルを決定します。
- オブジェクト・ストアを計画します。オブジェクト・ストアは、オブジェクト、および一連の付随する格納サービスと検索サービスのリポジトリーです。IBM Enterprise
Records の場合、オブジェクト・ストアは、ファイル・プラン・オブジェクト・ストア (FPOS)、レコード対応オブジェクト・ストア (ROS)、または FPOS と ROS の組み合わせのいずれかです。FPOS および ROS サーバーの組み合わせには、ファイル・プランとドキュメントの両方が含まれていますが、実動システムでは使用されません。
- サーバー名、セキュリティー設定、資料のインストール場所など、現在の環境に関する情報を収集します。
インストール・チェックリストを使用すると、この情報の収集が容易になります。
- セキュリティー・ロール、デフォルトのインスタンス・セキュリティー、セキュリティーの継承、およびセキュリティー・マーキングを決定します。
- レポート・ツールやスイープ・ツールなど、インストールするツールを決定します。
チェックリストを使用すると、IBM Enterprise
Records をインストールして構成するために使用する必要がある情報を収集するのに便利です。これらのチェックリストは、インストールする必要がある機能の決定、およびディレクトリー、権限、およびユーザー認証情報に関する情報を追跡するのに有用です。