IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2    

レポートの生成

IBM® Enterprise Records には、IBM Enterprise Records にさまざまなアクティビティーの統計的なビューを提供するレポートがいくつか用意されています。 例えば、 特定の期間内に作成された電子フォルダーを表示するレポートを生成できます。 特定の期間内にエンティティーに対して下されたレビュー判断を表示するレポートも生成できます。 あらかじめ定義されているレポートを利用するだけでなく、独自のレポートを作成することもできます。

カスタム・レポートの作成については、トピック内の追加情報を参照してください。

すべての IBM Enterprise Records ユーザーがレポートを実行できますが、レポートに表示されるデータは異なります。 データは、レポートに記載されたエンティティーに対する各ユーザーのセキュリティー・アクセスによって異なります。 レポートを生成する場合、そのレポートの入力基準を指定する必要があります。 この基準とは、レポートに応じて異なるパラメーターなどです。 例えば、特定の廃棄スケジュールと関連付けられたレコード・タイプに関するレポートを生成するには、いくつかの詳細情報を指定する必要があります。 その廃棄スケジュールの名前、レポートに含めるファイル・プランのセクション、および表示するレポートのタイプを指定します。 レポートの入力基準および要件については、レポートの構成に関するトピックを参照してください。

パフォーマンス

レポート生成エンジンが処理できるエンティティーの数は、デフォルトでは 20,000 に構成されています。 生成するレポートに 20,000 を超える数のエンティティーが含まれる場合、 レポート生成エンジンの設定を変更します。 エンジンの設定を変更して、レポートが処理できるエンティティーの最大数を増やします。
エンティティーの最大数を増やすには、次のようにします。
  1. Crystal Reports Server 上で Central Management Console (CMC) を実行します。 または、Windows デスクトップから「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「Crystal Reports Server 2008」 > 「Crystal Reports Server 2008」 > 「Central Management Console」の順にナビゲートします。
  2. メニューから「サーバー (Servers)」を選択して 「レポート・アプリケーション・サーバー (ReportApplicationServer)」をクリックし、 「プロパティー (Properties)」を選択します。
  3. 「Crystal Reports の表示および変更サービス (Crystal Reports Viewing and Modification Service)」セクションの「レポートのプレビューまたは更新時に読み取るデータベース・レコード数 (制限なしの場合は -1): (Number of database records to read when previewing or refreshing a report (-1 for unlimited):)」フィールドで、 レポートに応じて、レコードの制限数を増やすか、-1 を入力するか、 またはレコードの制限数を 20,000 より多くなるように増やします。
  4. 「保存 (Save)」をクリックし、「閉じる (Close)」をクリックします。
  5. Central Management Console「レポート・アプリケーション・サーバー (ReportApplicationServer)」を選択して強調表示し、 「サーバーの再始動 (Restart Server)」をクリックします。

検索条件の範囲が広いほど、レポート・サーバーのパフォーマンスに対する影響も大きくなります。 ファイル・プランのセクションが指定されていない場合、すべてのレポートで警告が表示されます。 この場合、デフォルトでファイル・プラン全体が使用されます。 ただし、パフォーマンスの低下を引き起こす条件は他にもあります。 例えば、「特定の期間内にユーザーによって作成された電子レコード」というレポートでは、日付範囲と 1 人以上のユーザーを入力することができます。期間を広くしたり、多数のユーザー名を入力した場合は、パフォーマンスが低下する可能性があります。

レポートを生成するには、次のようにします。

  1. 「レポート」 タブを選択します。 使用可能なレポートのリストが表示されます。
  2. 生成するレポートを選択します。 「レポートの管理」ページが表示されます。
  3. レポートの入力基準を指定します。
  4. 「次へ」 をクリックしてレポートを生成します。 ファイル・プラン全体のレポートを生成する場合、確認メッセージが表示されることがあります。 実行したレポート・ビューアーで、レポートを確認できます。
  5. レポート・ウィンドウを閉じると、「レポートの表示」ステップに戻ります。 「前へ」 をクリックして「レポート入力基準」のステップに戻ると、異なる基準を設定して別のレポートを生成することができます。
  6. 完了したら、「キャンセル」 をクリックしてレポートのリストに戻ります。
重要: IBM Enterprise Records が、 「コンテナー管理認証」モードで Workplace または Workplace XT と共にデプロイされているか、 またはシングル・サインオン環境にデプロイされている場合は、ログインを求めるプロンプトが出されます。 プロンプトは、IBM Enterprise Records レポートを実行するために「レポートの管理」ページで「次へ」をクリックした後に、 ユーザー・セッション内で 1 回だけ出されます。


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最終更新: 2013 年 11 月
report_generation.htm

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