IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2    

レコードのファイリング

レコードをファイリングするときは、同じファイル・プラン内の別の場所にそのレコードの参照を作成します。 レコードは複製されません。 つまり、レコードのコピーを作成する代わりに、レコード参照を作成します。 この参照は、元の場所にあるレコードを指し示します。 1 つまたは複数のレコードを同時にファイリングできます。

レコードのファイリングには、以下の制限があります。

ファイリングされるレコードのセキュリティー

レコードが複数のコンテナーに宣言される場合、宣言中にその親セキュリティーを指定します。 宣言後にレコードを別のフォルダーにファイリングしても、親セキュリティーは変更されません。 このセキュリティー機能は、コンテナーが維持され、レコードがそのコンテナーにファイリングされている場合にのみ当てはまります。 どのコンテナーが親セキュリティーかは、「ファイリングされるフォルダー」情報ページを選択することによって確認できます。 詳細については、セキュリティー・トピックの FileNet P8 セキュリティーに関するセクションを参照してください。

ファイリングされたレコードの廃棄

異なる廃棄スケジュールが設定された親コンテナーにレコードがファイリングされた場合、そのレコードのポインターはその親の廃棄スケジュールの影響を受けます。 ある親コンテナーに 5 年のスケジュールが設定され、別の親コンテナーに 2 年のスケジュールが設定されている場合、影響があります。 2 年経過すると、2 年のレコードが設定された親のレコードは表示されなくなります。 ただし、5 年のスケジュールが設定された親は表示されます。

1 つまたは複数のレコードをファイリングするには、次のようにします。

  1. ファイリングするレコードを参照または検索します。
  2. 名前の次にあるチェック・ボックスを選択します。
  3. 「複数選択アクション」メニューの「ファイル」を選択します。 各レコードを右クリックして、メニューから「ファイル」を選択することもできます。
  4. ファイル・プラン内のレコードのファイリング先を選択して、「ファイル」をクリックします。
  5. ファイリング・アクションの完了を確認するメッセージが表示されます。 「OK」をクリックしてファイル・プランに戻ります。
重要: エンティティーがファイリングされる場所を確認するには、その情報ページの「ファイリングされるフォルダー」ビューを選択します。


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最終更新: 2013 年 11 月
file_record.htm

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