IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2    

E メール・フィールドのカスタム・マッピング

E メール・マッピング・ツールは、スタンドアロン・ユーティリティーです。 このツールを使用して、E メールに関連付けられたプロパティーと E メール・レコードに関連付けられたプロパティー間のマッピングを作成および変更できます。

概要

このマッピングは、現在のマッピングを指定する XML ファイルを使用します。 ツールを使用して、この既存の XML を取得し、現在のマッピングを表示するようダイアログにデータを設定し、現在のマッピングを変更できます。 その後、XML ファイルを手動で編集することなく、変更内容を保存できます。 XML により、システムにファイリングされているドキュメントのメタデータに E メール自身のフィールドが自動的に取り込まれます。 この機能は Workplace XT でのみサポートされており、このツールには次の機能があります。

ツールの使用

E メール・マッピング・ツールを実行するには、コマンド・プロンプトから IBM® Enterprise Records のホーム・ディレクトリーに移動し、ツールを実行します。
  1. ier_install_path ディレクトリーを参照します。
  2. EmailMappingTool.sh (AIX、HP-UX、Linux、および Solaris の場合) または EmailMappingTool.bat (Windows の場合) を実行して、ツールを実行します。
    重要: WebSphere を使用した AIX、HP-UX、Linux、および Solaris プラットフォームの場合、WebSphere® のインストール・ディレクトリーにある Java JRE のバージョンを EmailMappingTool.sh が使用することを確認してください。WebSphere Server または WebSphere Client がインストールされるデフォルトのホーム・ディレクトリー (WS_DIR) は、/opt/IBM/WebSphere/AppServer です。 構成が異なる場合は、EmailMappingTool.sh ファイルを編集して、WS_DIR= エントリーに適切なパスが構成されるようにしてください。
    • E メール・フィールドのカスタム・マッピング」ウィンドウで、「Outlook フィールド」列の値は変更できません。
    • 「Content Engine のシンボル名」列のフィールドは、選択する任意のプロパティーのシンボル名を使用して変更できます。 複数のプロパティー・シンボル名を 1 つの E メール・フィールド値にマップできます。 この場合、各シンボル名をスペースを入れずにコンマで区切ります。 有効なプロパティー名のリストは、IBM Administration Console for Content Platform Engine のプロパティー・テンプレートを参照して確認できます。 プロパティー・マッピングの変更内容は、Outlook の再起動時に有効になります。
    • 「保存」プロパティーのシンボル名を XML に挿入します。XML マッピングが作成され、ツールが終了します。
    • 「キャンセル」変更せずにツールを終了します。
重要: ツールは複数回実行できます。このため、プロパティーのマッピングに誤りがあった場合は、ツールをいつでも再実行できます。
IBM Administration Console for Content Platform Engine を使用して、OutlookPropertyMappings.xml ファイルを変更しながら、Outlook メッセージ・プロパティーを Workplace XT の E メール・クラス・プロパティーにマップできます。


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最終更新: 2013 年 11 月
rm_email_tool.htm

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