IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2    

レポートのカスタマイズ

このトピックでは、既存の IBM® Enterprise Records レポートをカスタマイズする方法について説明します。

このタスクについて

Crystal Reports Designer を使用して、レポートのレイアウトを設計し、ReportDefinitions.xml ファイルを変更します。 XML ファイルを編集することで、レポート生成のためにユーザーが入力する基準が決定されます。

手順

レポートをカスタマイズするには、以下のようにします。

  1. 新規レポート基準を作成したい場合は、IBM Administration Console for Content Platform Engine を使用して、Content Platform Engine プロパティー・テンプレートを定義します。
  2. Crystal Reports Designer を開始し、変更したいレポートのレポート・テンプレート (.rpt ファイル) を開きます。
  3. 必要に応じて、フィールドまたはパラメーターを変更または削除します。 ReportDefinitions.xml ファイルでも、対応するフィールドおよびパラメーターを変更する必要があります。 『ReportDefinitions.xml の変更』を参照してください。
  4. 必要に応じて、新しいフィールドおよびパラメーターを追加します。 ReportDefinitions.xml ファイルでも、対応するフィールドおよびパラメーターを追加する必要があります。 『ReportDefinitions.xml の変更』を参照してください。
  5. 新規フィールドおよびパラメーターが追加クラスまたは新しい基準に対応する場合は、「データベース (Database)」メニュー内の「データベース担当者 (Database Expert)」を選択します。
  6. ウィザードから、データベースと Crystal Reports の間の接続を作成するように求めるプロンプトが出されたら、「新規接続の作成 - JDBC (Create New Connection - JDBC)」を選択して、Content Platform Engine データベースに接続します。 接続設定は、IBM Enterprise Records のインストール時に CRConfig.xml ファイルで構成されます。 「IBM Enterprise Records インストールおよびアップグレードのガイド」を参照してください。
  7. ウィザードでプロンプトが出されたら、以下の情報を入力します。
    • データ・ソース (オブジェクト・ストア)
    • データ・ソースへのアクセス権を持つアカウントのユーザー ID およびパスワード
  8. ウィザードがデータ・ソースに接続した後、オブジェクト・ストア内のすべてのクラスのリストが表示されます (ElectronicRecords、Events、Folders など)。 新しいレポートで必要となる 1 つ以上のクラスを選択してください。
  9. ウィザードで選択したクラスに基づいて照会を作成します。

    新しい基準を含めたい場合は、新しい基準用に作成したシンボル名に正確に一致するパラメーター・フィールドを入力する必要があります。

    レポートでは、照会を使用してレポート結果を生成します。 Crystal Reports Designer の使用法について詳しくは、Crystal Reports Designer オンライン・ヘルプを参照してください。

  10. 以下の命名規則のいずれかを使用して、レポートを Crystal Reports Application Server と同じ場所に保存します。
    • Summary report name.rpt
    • Detailed report name.rpt

    例えば、report nameが classification action である場合は、レポートを Summary classification action.rpt または Detailed classification action.rpt として保存します。

    Crystal Reports Application Server のロケーションのパスは、次のとおりです。<install drive>:¥Program Files¥Business Objects¥Business Objects Enterprise 12.0¥Samples¥En¥Reports

    IBM Enterprise Records では、各レポートが Summary と Detailed の 2 つのバージョンを持つ必要があります。
  11. Crystal Reports Designer を終了します。
  12. IBM Enterprise Records が実行されている Web アプリケーション・サーバーで、XML エディターを使用して、IBM Enterprise Records の構成フォルダーにある ReportDefinitions.xml ファイルを開きます。 デフォルトの場所は、<ier_install_path>¥Config です。
  13. 必要に応じて ReportDefinitions.xml を変更して保存します。


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最終更新: 2013 年 11 月
customize_report.htm

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