IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2    

メタデータの保持

デフォルトでは、レコード・カテゴリー、レコード・フォルダー、ボリューム、またはレコードを削除すると、エンティティーはオブジェクト・ストアから完全に削除されます。 この削除は、手動または廃棄スイープのいずれかによって行うことができます。 ただし、システム管理者は、削除した各エンティティーのメタデータを保持するようシステムを構成できます。 メタデータの保持オプションを構成した場合、エンティティーはシステムから論理的にのみ削除されます。

つまり、IBM® Enterprise Records アプリケーション上ではエンティティーは表示されませんが、オブジェクト・ストアには引き続き保持されます。

コンテナーが削除され、システムがメタデータを保持するよう構成されている場合、1 つの例外を除き、格納されているすべてのエンティティーのメタデータも保持されます。 格納されているエンティティーがレコードで、そのレコードが複数のコンテナーにファイリングされている場合、このレコードは削除されたコンテナーからはファイリング解除されます。

メタデータの保持オプションはファイル・プラン・レベルで構成します。したがって、ファイル・プラン内のすべてのエンティティーに構成内容が適用されます。 リンクや監査ログ・エントリーを指定するメタデータも含め、エンティティーのすべてのメタデータが保持されます。 システム管理者は、履歴を取るために、削除したエンティティーおよびそのすべてのメタデータをエクスポートしてから、エンティティーをオブジェクト・ストアから完全に削除することができます。



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最終更新: 2013 年 11 月
minimum_metadata.htm

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