IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2   

FileNet Records Manager 3.7 のイベントのアップグレード

FileNet® Records Manager 3.7 で使用されていたイベントは、アップグレードする必要があります。 アップグレードしたイベントを IBM® Enterprise Records にインポートするには、その前に、ROS および FPOS で COM ベースのイベントを無効にする必要があります。

このタスクについて

Content Engine 3.5 は、イベント・アクションのスクリプトおよび COM オブジェクトをサポートします。 一方、Content Engine 4 以降では、すべてのイベント・アクションは Java ベースでなければなりません。 アプリケーションが使用するすべての EventAction オブジェクトを変更して、スクリプトまたは COM オブジェクトの代わりに Java™ クラスを使用するようにしなければならないため、FileNet Records Manager 3.7 のイベントをアップグレードする必要があります。 さらに、Java クラスはサーバー上に配置されていなければなりません。Content Engine 3.5 のように、このクラスをクライアント上に配置して実行の際にサーバーにストリーミングすることはできません。 Java ベースのイベント・アクションを作成する方法については、以下を参照してください。
  • 使用している FileNet P8 システムがバージョン 4.5.1 の場合: IBM FileNet P8 のヘルプ・トピック「Content Engine Administration」 > 「Events and subscriptions」 > 「How to...」 > 「Work with event actions」を参照してください。
  • 使用している FileNet P8 システムがバージョン 5.0 の場合: FileNet P8 バージョン 5.0 インフォメーション・センターのトピック「Administering IBM FileNet P8」 > 「Administering Content Engine」 > 「Events and subscriptions」 > 「How to...」 > 「Work with event actions」を参照してください。

イベントおよびイベント・サブスクリプションをインポートするには、以下の手順を実行します。

手順

  1. ROS および FPOS ごとのオブジェクト・ストア管理者として IBM Enterprise Records にログオンします。
  2. 既存の各イベント・サブスクリプションを無効にします。
    1. Object Stores/<object_store>/Events/Subscription フォルダーにナビゲートします。
    2. サブスクリプションを右クリックし、「無効化」を選択します。
  3. 以下の手順に従って、既存のイベントのそれぞれを無効にします。
    1. Object Stores/<object_store>/Events/Event Action フォルダーにナビゲートします。
    2. イベントを右クリックし、「無効化」を選択します。
  4. 同様の名前を持つ既存のイベントの名前を変更します。 以下の FileNet Records Manager 4.0 以降のイベントがインポートされるため、これらのイベントと同じ名前を持つ FileNet Records Manager 3.7 のイベントについては、名前を変更する必要があります。
    • RMAutoSynchronizeProperties
    • RMLastRetrievalOfRecord
    • RMSecurityPropagation
    • RMUpdateDateLastDeclarationEvent
    • RMSendEmailOnSupercede
    • RMAutoDeclare
    1. Object Stores/<object_store>/Events/Event Action フォルダーにナビゲートします。
    2. イベントを右クリックし、「名前を変更する」を選択します。
  5. FileNet Records Manager 4.0 以降のイベントおよびイベント・サブスクリプションをインポートします。 イベントを有効にしてサブスクライブする方法について詳しくは、『必須構成ファイルのコピー』の一環としてコピーした Events フォルダーに含まれる Readme.pdf ファイルを参照してください。
  6. FileNet Records Manager 3.7 のイベントにカスタム変更が含まれていた場合には、インポートした FileNet Records Manager 4.0 以降のイベントで、変更内容を復元する必要があります。


フィードバック

最終更新: 2013 年 11 月
frmuc049.htm

© Copyright IBM Corp. 2013