IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2   

プロセス・リージョン

複数の Application EngineWorkplace XT、または IBM® Content Navigatorサーバーがある環境に IBM Enterprise Records をインストールする場合、プロセス・リージョンを一度だけ構成します。この構成は、すべてのサーバーが同じワークフロー・リージョンを使用する場合に該当します。

このタスクについて

IBM Enterprise Records 用のプロセス・リージョンを構成します。IBM FileNet® P8 V5.1 以前を使用している場合は、このタスクを実行します。IBM FileNet P8 V5.2 を使用している場合、IBM Enterprise Records Configuration Manager を使用して、プロセス・リージョンの構成の一部としてワークフローを構成します。
  • このタスクを実行するには、Process Engineまたは Content Platform Engine 構成グループのメンバーであるユーザーとして Application EngineWorkplace XT、または IBM Content Navigator にサインインします。 このユーザーは、PWConfiguration アクセス・ロールおよび Records Administrator ロールを割り当てられる必要があります。
  • このタスクでは、Application EngineWorkplace XT、または IBM Content Navigator にアクセスするために使用するブラウザーは、Java™ アプレットをサポートしている必要があります。

    Application EngineWorkplace XT、または IBM Content Navigator サーバーのブラウザーが Java アプレットの使用をサポートしていない場合、サーバーのブラウザー起動元の場所に ier_install_path/Workflow/configureRMworkflow/RMWorkflowConfiguration.xml ファイルをコピーする必要があります。

  • プロセス・リージョンに関するトピックの指示に従い、この IBM Enterprise Records ワークフロー構成ファイルをインポートします。 このワークフローでは、以下が実行されます。
    • 以下のコンポーネント・キューが作成されます。
      • RM_Workflow_Util
      • RM_Operations
    • 以下のワーク・キューが作成されます。
      • BasicScheduleWorkflowReviewer
      • PhysicalEntitiesDeliveryQueue
      • PhysicalEntitiesFindLostQueue
      • PhysicalEntitiesKeeperQueue
      • PhysicalEntitiesReserveQueue
      • PhysicalEntitiesWaitQueue
      • RecordsManagerApproval
    • IBM Enterprise Records ワークフローで一般ステップを作成するために必要なステップ・プロセッサーが追加されます。 また、このワークフローにより、IBM Enterprise Records 機能を実行するための IBM Enterprise Records 操作または方式が追加されます。
  • 以下の表に示されているガイドラインを使用して、グループを IBM Enterprise Records ワーク・キューに割り当てます。 この表には、各ワーク・キューの簡単な説明、およびグループの割り当てに関する推奨事項も記載されています。 詳しくは、IBM Enterprise Records 用のプロセス・リージョンの構成を参照してください。
表 1. IBM Enterprise Records ワーク・キューの説明
キュー 以下のワーク・アイテムを格納... 以下にアクセス権限を付与...
BasicSchedule WorkflowReviewer 基本スケジュール・ワークフローに指定されている項目の待ち要求を識別するためのワーク・アイテム。 Records Administrator、および基本スケジュール・ワークフローを処理する許可のあるグループまたはユーザー。
PhysicalEntities DeliveryQueue エンティティー用のキュー内の次のユーザーに物理エンティティーを届けるようデリバリー・サービスに要求するためのワーク・アイテム。 Records Administrators、およびファイル、テープなど、物理エンティティーのデリバリーを処理する許可のあるグループまたはユーザー。
PhysicalEntities FindLostQueue 失われたエンティティーを識別するためのワーク・アイテム。 Records Administrators、およびエンティティーの状態に関する通知を送信する許可のあるグループまたはユーザー。
PhysicalEntities KeeperQueue リリースを待機するエンティティー、または割り当て済みキーパーがない、受信を待機する物理エンティティーを識別するためのワーク・アイテム。 Records Administrators、および物理エンティティーのキーパーとして処理を行う許可のあるグループまたはユーザー。
PhysicalEntities ReserveQueue 物理エンティティーを貸し付けるための予約要求を識別するためのワーク・アイテム。 Records Administrators、およびキューにアクセスする許可のあるグループまたはユーザー。
PhysicalEntitiesWaitQueue 貸し付け済みの物理エンティティーの待ち要求を識別するためのワーク・アイテム。 Records Administrators、およびキューにアクセスする許可のあるグループまたはユーザー。
RecordsManagerApproval Records Manager による承認を要求するためのワーク・アイテム。 Records Manager および Records Administrators。


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最終更新: 2013 年 11 月
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