従来の IBM® Enterprise
Records クライアントを構成するために、いくつかの手順を完了する必要があります。
このタスクについて
IBM Enterprise
Records をインストールした後、レコード管理操作のために IBM Enterprise
Records を使用するには、事前にシステムを構成する必要があります。メインの構成タスクは、Secure Sockets Layer セキュリティーの構成、最新のクライアント・ファイルのインストール、オブジェクト・ストアの構成、およびいくつかの IBM Enterprise
Records 構成タスクです。
高可用性インストール FileNet® P8 の高可用性環境に IBM Enterprise
Records をインストールできます。
IBM Enterprise
Records のインストールでは、Content Engine および Process Engine、または Content Platform Engine および Application Engine、Workplace XT、または IBM Content
Navigator のインストールが必要になります。
オブジェクト・ストア IBM Enterprise
Records オブジェクト・ストアは、ファイル・プラン・オブジェクト・ストアまたはレコード・オブジェクト・ストア、あるいはこの 2 つの組み合わせとして機能できます。
IBM Enterprise Records の構成 IBM Enterprise
Records Configuration
Manager を使用して、複数の構成タスクを実行できます。 これらのタスクは、3 つのプロファイルに分かれています。
IBM Enterprise Records のインストールおよびデプロイメントの検査 IBM Enterprise
Records インストールが成功したかどうかを検査します。
また、システムの構成を開始する前に、IBM Enterprise
Records Web アプリケーションがアプリケーション・サーバーに正しくデプロイされていることを検査します。
インストールおよびデプロイメントが成功したかどうかを検査するには、Web ブラウザーを使用して IBM Enterprise
Records Web アプリケーションにアクセスします。
サインイン・ページが表示された場合、インストールおよびデプロイメントは成功したことになります。
構成ファイル
複数の IBM Enterprise
Records 構成ファイルが ier_install_path¥config ディレクトリーにインストールされます。
これらのファイルには、一部にアクセスして編集できます。
ファイル・プラン・オブジェクト・ストア (FPOS) のセキュリティーの構成
オブジェクト・ストアを構成した後、ファイル・プラン・オブジェクト・ストア (FPOS) に対し IBM Enterprise
Records のセキュリティーを設定する必要があります。 このタスクでは、IBM Enterprise
Records のセキュリティー・ロールをユーザーおよびグループに割り当て、IBM Enterprise
Records オブジェクトでデフォルトのインスタンス・セキュリティーを更新します。
Records Users ロールのセキュリティー特権の変更
Records User ロールが割り当てられているユーザーが、別のユーザーがレコードとして宣言しているドキュメントのバージョンを作成できるようにするため、セキュリティー設定を変更します。
このユーザーには、Records User ロールも割り当てられます。
(DoD 分類のみ) Classified Records Security Personnel アクセス・ロールの作成 FileNet P8 システムで、DoD 分類データ・モデルで使用するための Classified Records Security Personnel アクセス・ロールを作成できます。 このアクセス・ロールのメンバーは、IBM Enterprise
Records で分類レコードのアップグレード、ダウングレード、分類解除の時間枠の設定、および分類解除を行うことができます。
Application Engine または Workplace XT でのサイト設定の設定 IBM Enterprise
Records を使用する前に、Application Engine または Workplace XT でサイト設定を変更して、これらのアプリケーションが IBM Enterprise
Records Web アプリケーションと適切に連携できるようにする必要があります。
ワークフローの構成 IBM Enterprise
Records には、レコード管理タスク (レコードの貸し付け、IBM Enterprise
Records エンティティーの破棄、破棄前のエンティティーの確認など) を行うためのいくつかのワークフローが用意されています。
サイトでこれらのワークフローを使用する前に、ワークフローを構成する必要があります。
IBM Enterprise Records ツールの構成 IBM Enterprise
Records のインストール中にオプション・ツールをインストールした場合は、インストール先サーバーでこれらのツールを構成する必要があります。 IBM Enterprise
Records の廃棄スイープ・アプリケーションまたは保留スイープ・アプリケーションを実行する前に、これらのアプリケーションをご使用の環境で使用できるように構成する必要があります。