IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2   

storePasswords コマンド

storepasswords コマンドは、 プロファイル内でブランクになっているパスワードについてプロンプトを表示し、 暗号化したパスワードをファイルに格納します。 暗号化されたパスワードの格納は FIPS 140-2 に準拠していない場合があります。 このコマンドは、 単一のタスクに対しても、プロファイル内のすべてのタスクに対しても 実行できます。 コマンド名は大/小文字が区別されません。

storePasswords コマンド構文

以下の構文には、コマンドをフォーマット設定して読みやすくするために改行が含まれています。 コマンドとオプションは、改行せずに 1 行で入力してください。

ヒント: storePasswords コマンドがディスク上の構成ファイルにパスワードを格納するようプロンプトを出した場合は、yes または no (y または n ではなく) と入力して応答する必要があります。 storePasswords コマンドを実行した後、パスワードはパスワード・ファイルにドットで表示されます。 GUI バージョンの Configuration Manager で構成 XML を開くと、ドットが表示されます。
configmgr_cl.exe storePasswords [-task task_type 
| -taskfile task_file_name] -profile 
myprofile [-debug] [-help]

storePasswords コマンド・パラメーター

-task task_type
-task task_type パラメーターは、パスワードの暗号化対象の特定のタスクを指定します。 すべてのタスクのパスワードを格納する場合、 または -taskfile task_file_name パラメーターを 指定する場合は、-task task_type パラメーターを 省略できます。 タスク・タイプ名は、listTasks コマンドにより報告されます。
-taskfile task_file_name
-taskfile task_file_name パラメーターは、使用する構成 XML ファイルを指定します。 task_file_name の値は大/小文字が区別されません。 タスク・ファイル名は、listTasks コマンドにより報告されます。
-task または -taskfile を使用して、暗号化パスワードを追加するタスクを指定します。 -task-taskfile のどちらも指定されていない場合、プロファイル内のすべてのタスクにパスワードを追加するように要求するコマンド・プロンプトが表示されます。
-profile myprofile
-profile myprofile パラメーターは、使用するプロファイルを指定します。 myprofile の値は 以下のいずれかの項目にすることができます。
ファイル名 (WebApplicationDeploymentFile など)。 プロファイルは、ier_install_path¥EnterpriseRecords¥configure¥profiles ディレクトリーに配置する必要があります。ier_install_path は、IBM® Enterprise Records ソフトウェアのインストール先です。
プロファイル・ディレクトリーの絶対パス。以下のようになります。
"C:¥Program Files¥IBM¥EnterpriseRecords¥configure¥profiles
¥WebApplicationDeploymentFile"
または
opt/IBM/EnterpriseRecords/configure/profiles/WebApplicationDeploymentFile
または ..¥profiles フォルダーの相対パス。
重要: スペースを含むディレクトリー名がパスに含まれている場合は、パス全体を引用符で囲んでください。 例えば、"C:¥Program Files¥IBM¥EnterpriseRecords¥configure¥profiles¥WebApplicationDeploymentFile" のようにします。
-debug
-debug パラメーターは、コマンドのロギングを可能にします。
制約事項: このパラメーターは、HP-UX のインストール済み環境ではサポートされません。
-help
-help は、コマンド・ヘルプを表示します。

storePasswords コマンドの例

プロファイルのすべてのパスワードを暗号化し保存します。
以下のコマンドは、WebApplicationDeploymentFile という名前のプロファイルにあるすべてのブランク・エントリーのパスワードを暗号化し保存します。
configmgr_cl.exe storePasswords -profile WebApplicationDeploymentFile
プロファイル内の特定の configurewepsphereapplicationserver タスクのパスワードを暗号化し、保存します。
以下のコマンドは、WSWebApplicationDeploymentFile という名前のプロファイルの configurewebsphereapplicationserver.xml ファイルにあるすべてのブランク・エントリーのパスワードを暗号化して保存します。
configmgr_cl.exe storePasswords -taskfile 
configurewebsphereapplicationserver.xml 
-profile WSWebApplicationDeploymentFile
storepasswords コマンドのヘルプを表示します。
以下のコマンドは、storepasswords コマンドのヘルプを表示します。
configmgr_cl.exe storePasswords -help


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最終更新: 2013 年 11 月
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