IBM Enterprise Records バージョン 5.1.2    

自動破棄アクションの廃棄スイープの実行

自動破棄アクションの廃棄スイープによって、自動破棄としてマークされたレコードをすぐに削除できます。

このタスクについて

重要: 自動破棄アクションの廃棄スイープを複数ファイル・レコードに実行すると、スイープの対象となっているコンテナーからそのレコードがファイリング解除されます。 ただし、スイープと関連付けられていない他のコンテナーにはレコードがそのまま残ります。
このタイプのスイープを正常に完了するためには、まずレコードを自動破棄アクションでタグ付けする必要があります。 詳しくは、アクションの追加に関するトピックを参照してください。 自動破棄を使用するためには、フェーズ・プロパティーを変更して古い廃棄スケジュールを更新する必要もあります。 詳しくは、廃棄スケジュールの変更に関するトピックを参照してください。 また、複数のプロファイルがある場合に自動破棄アクションの廃棄スイープを実行するための特殊コマンドもあります。 プロファイルにより、複数の構成を保存し、これらの構成を再構成せずに使用してスイープを実行することができます。

手順

廃棄スイープを実行するには、次のようにします。

  1. 廃棄スイープ・コンポーネントをインストールしたコンピューターで、RecordsManagerSweep フォルダーから -autodelete パラメーターが設定された廃棄スイープを実行します。 使用しているオペレーティング・システムの種類に応じて、次のメソッドを使用して廃棄スイープを実行します。
    オプション 説明
    AIX、HP-UX、Linux、および Solaris ./RecordsManagerSweep.sh -DispositionSweep -autodelete [-profile "profile name"]
    Windows ./RecordsManagerSweep.bat -DispositionSweep -autodelete [-profile "profile name"]
  2. RecordsManagerSweep フォルダーで作成されたエラー・ログ・ファイルを表示して、廃棄スイープが正常に実行されたかどうかを確認できます。 エラー・ログ・ファイルが空の場合、廃棄スイープ・プロセスは正常に実行されています。 プロセスが正常に実行されなかった場合、このファイルにはエラーが含まれ、これを使用して問題のトラブルシューティングを行うことができます。
  3. 廃棄スイープを停止するには、次に示すように -stop パラメーターを追加します。
    オプション 説明
    AIX、HP-UX、Linux、および Solaris ./RecordsManagerSweep.sh -DispositionSweep -stop [-profile "profile name"]
    Windows ./RecordsManagerSweep.bat -DispositionSweep -stop [-profile "profile name"]
    自動破棄プロセスが停止すると、メッセージが表示されます。

次のタスク

ログ・ファイルの確認

廃棄スイープを実行したら、構成したアクティビティー・ログを確認します。 このログ・ファイルは、さまざまなプロセスの開始時や終了時に表示され、処理および更新されたエンティティーをリストします。 エラーがある場合、トレースが含まれます。 ただし、失敗したレコードのリストは含まれません。Content Platform Engine がその情報を提供できないためです。

デフォルトでは、 自動破棄の廃棄スイープでは、プロファイル名、「AutoDestroy」という名前、および自動破棄を実行する日時を連結したトランスクリプト・ファイルが生成されます。 自動破棄を実行するときにプロファイルが提供されていない場合、 トランスクリプト・ファイルは接頭部として「DefaultProfile」を使用します。 例えば RecordsManagerSweep.bat -DispositionSweep -autodelete を 12/03/2011 の 14:13:30 に実行する場合、 RecordsManagerSweep フォルダーに DefaultProfile_AutoDestroy_2011_12_3_14_13_30.log が作成されます。 RecordsManagerSweep.bat -DispositionSweep –autodelete –profile Profile1 を 12/03/2011 の 14:13:30 に実行する場合、 Profile1_AutoDestroy_2011_12_3_14_13_30.log が生成されます。 このログ・ファイルには、以下の情報が記録されます。
  • 時刻、エンティティー・タイプ (レコードまたはコンテナー)、および ID。
  • エンティティーの削除の成功/失敗と、削除が失敗した場合は失敗の理由。
-autodelete を指定して廃棄スイープを実行し、ログ・ファイルを生成する場合、パフォーマンスが低下することがあります。 自動破棄ログを使用しない場合は、ログ・ファイルを生成せずに廃棄スイープを実行する次のコマンドを実行できます。 また、複数のプロファイルがある場合に、ログ・ファイルを生成せずに廃棄スイープを実行する特殊コマンドもあります。
オペレーティング・システム コマンド
AIX、HP-UX、Linux、および Solaris ./RecordsManagerSweep.sh -DispositionSweep -autodelete -notranscript [-profile "profile name"]
Windows ./RecordsManagerSweep.bat -DispositionSweep -autodelete -notranscript [-profile "profile name"]


フィードバック

最終更新: 2013 年 11 月
run_autodestroy_disposition_sweep.htm

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