このトピックでは、既存の IBM® Enterprise
Records レポートをカスタマイズする方法について説明します。
このタスクについて
Crystal Reports Designer を使用して、レポートのレイアウトを設計し、ReportDefinitions.xml ファイルを変更します。
XML ファイルを編集することで、レポート生成のためにユーザーが入力する基準が決定されます。
手順
レポートをカスタマイズするには、以下のようにします。
- 新規レポート基準を作成したい場合は、IBM Administration
Console for Content Platform Engine を使用して、Content Platform Engine プロパティー・テンプレートを定義します。
- Crystal Reports Designer を開始し、変更したいレポートのレポート・テンプレート (.rpt ファイル) を開きます。
- 必要に応じて、フィールドまたはパラメーターを変更または削除します。 ReportDefinitions.xml ファイルでも、対応するフィールドおよびパラメーターを変更する必要があります。
『ReportDefinitions.xml の変更』を参照してください。
- 必要に応じて、新しいフィールドおよびパラメーターを追加します。 ReportDefinitions.xml ファイルでも、対応するフィールドおよびパラメーターを追加する必要があります。
『ReportDefinitions.xml の変更』を参照してください。
- 新規フィールドおよびパラメーターが追加クラスまたは新しい基準に対応する場合は、「データベース (Database)」メニュー内の「データベース担当者 (Database Expert)」を選択します。
- ウィザードから、データベースと Crystal Reports の間の接続を作成するように求めるプロンプトが出されたら、「新規接続の作成 - JDBC (Create New Connection - JDBC)」を選択して、Content Platform Engine データベースに接続します。 接続設定は、IBM Enterprise
Records のインストール時に CRConfig.xml ファイルで構成されます。
「IBM Enterprise
Records インストールおよびアップグレードのガイド」を参照してください。
- ウィザードでプロンプトが出されたら、以下の情報を入力します。
- データ・ソース (オブジェクト・ストア)
- データ・ソースへのアクセス権を持つアカウントのユーザー ID およびパスワード
- ウィザードがデータ・ソースに接続した後、オブジェクト・ストア内のすべてのクラスのリストが表示されます (ElectronicRecords、Events、Folders など)。 新しいレポートで必要となる 1 つ以上のクラスを選択してください。
- ウィザードで選択したクラスに基づいて照会を作成します。
新しい基準を含めたい場合は、新しい基準用に作成したシンボル名に正確に一致するパラメーター・フィールドを入力する必要があります。
レポートでは、照会を使用してレポート結果を生成します。 Crystal Reports Designer の使用法について詳しくは、Crystal Reports Designer オンライン・ヘルプを参照してください。
- 以下の命名規則のいずれかを使用して、レポートを Crystal Reports
Application Server と同じ場所に保存します。
- Summary report name.rpt
- Detailed report name.rpt
例えば、report nameが classification action である場合は、レポートを Summary classification action.rpt または Detailed classification action.rpt として保存します。
Crystal Reports Application Server のロケーションのパスは、次のとおりです。<install
drive>:¥Program Files¥Business Objects¥Business Objects Enterprise
12.0¥Samples¥En¥Reports
IBM Enterprise
Records では、各レポートが Summary と Detailed の 2 つのバージョンを持つ必要があります。
- Crystal Reports Designer を終了します。
- IBM Enterprise
Records が実行されている Web アプリケーション・サーバーで、XML エディターを使用して、IBM Enterprise
Records の構成フォルダーにある ReportDefinitions.xml ファイルを開きます。
デフォルトの場所は、<ier_install_path>¥Config です。
- 必要に応じて ReportDefinitions.xml を変更して保存します。