コンテンツ条件

コンテンツ検索を実行すると、指定したテキストを含むドキュメントが返されます。 これを実行するには、ドキュメントに索引が付けられている必要があります。システム管理者に確認を取り、オブジェクト・ストア内のドキュメントに索引が付けられているかどうかを調べてください。『Search Designer のオプション (Search Designer options)』でそのオプションを選択した場合は、結果をランク付けすることができます。

コンテンツ検索は、オブジェクト・ストアのコンポーネントの索引付けの方法に応じて、ドキュメントのコンテンツまたはプロパティー、あるいはその両方で、単語および語句を検索します。プロパティーに索引が付けられている場合、どのプロパティーを索引付きコレクションに入れるかを、管理者が判断します。

プロパティー値は、数値や日付ではなく、テキスト・ストリングとしてフォーマット設定されている必要があります。テキスト (コンテンツまたはプロパティー) のロケーションを指定しないでください。単語がどちらの領域にある場合でも、検索でそのドキュメントが検出されます。コンテンツ検索の作成のヒントについては、『オブジェクト・タイプの選択』を参照してください。

 

コンテンツ検索の場合、「ビュー」列、「単語/語句 (Words/Phrases)」列、および「修飾子」列に入力します。(修飾子を選択しない場合、デフォルトで「なし」が入力されます。) 検索テンプレートの場合、「単語/語句 (Words/Phrases)」列を空白のままにしておくことができます (「ビュー」列が「非表示」または「読み取り専用」に設定されていない場合)。それぞれの「ビュー」オプションの定義については、『列の表示 (View Column)』を参照してください。

「単語/語句 (Words/Phrases)」列

単語/語句 (Words/Phrases)」列に 1 つ以上の単語を入力します。単語には、特殊文字が含まれていてもかまいません。

1 つの単語の検索

検索条件として単に 1 つの単語を入力すると、検索エンジンはその単語のさまざまな形態 (ステミングされたもの) を検出します。二重引用符を使用して、ステミングを無効にし、大文字小文字が一致しなければならないようにしたり、* をワイルドカード文字として使用してパターンを検索したり、先頭に ! を使用して単語を除外したりすることができます。以下の表に示すサンプルを参照してください。

使用する検索条件 「単語/語句 (Words/Phrases)」フィールドへの入力 修飾子の選択
スペルと大文字小文字の区別が正確に一致する 1 つの単語を検索する。 "Word" なし
大文字と小文字を区別せずに 1 つの単語を検索する。 word なし
1 つの単語についてステミングされたものを検索する。 word なし
ワイルドカード文字を使用して単語パターンを検索する。 『ワイルドカード文字の使用』を参照してください。 w*d なし
この単語を含むドキュメントを除外する。 !word なし

単語の組み合わせの検索

2 つ以上の単語を入力する場合、それらの単語の間の関係を指定できます。

使用する検索条件 「単語/語句 (Words/Phrases)」フィールドへの入力 修飾子の選択
スペルと大文字小文字の区別が正確に一致する語句を検索する。 "Asian leaf frog" なし
近接する複数の単語を検索する。下記の注を参照してください。 frog toad あいまい
同じ文章内にある複数の単語を検索する。下記の注を参照してください。 shed skin センテンス
同じ段落内にある複数の単語を検索する。下記の注を参照してください。 color camouflage パラグラフ
指定された単語または語句のいずれかを検索する。 "Costa Rican" flying tree frog 任意
指定された単語または語句のすべてを検索する。 frog chorus song すべて
HTML または XML タグ (例えば Header) 内で 1 つ以上の単語を検索する。 下記の注を参照してください。 Malformed Frogs ゾーン内: ヘッダー

 

Autonomy K2 照会言語の使用

Autonomy K2 照会言語を知っている場合は、完全に構造化された照会を「単語/語句 (Words/Phrases)」フィールドに入力し、その照会言語を修飾子として選択することができます。テキストは、どのようなチェックも修正も行われることなく、Autonomy K2 検索エンジンに渡されます。適切な演算子のみを使用するため、コレクションがどのように構成されているかを把握する必要があります。

論理演算子の使用

単語間の関係を指定するもう 1 つの方法は、グリッド内の 2 行以上を使用して検索語を入力する方法です。次に、それらの行の間の論理演算子として AND または OR を指定します。連続行間の適切な関係 (AND または OR) を指定できるように、適切な順序で条件を入力します。必要な場合は、「行の挿入 (Insert a Row)」ボタンと「行の削除 (Delete a Row)」ボタンを、コピー・アンド・ペースト操作と共に使用して、既存の行を移動します。連続する行の間の関係を指定するには、それらを強調表示して、「AND」ボタンまたは「OR」ボタンをクリックします。『条件の関係』を参照してください。『複数の単語または複数行 (Multiple words or multiple rows)』のテキストも参照してください。

一般的な単語 (ストップワード)

デフォルトでは、検索エンジンは特定の一般的な単語 (ストップワードと呼ばれる) を検索しません。索引が作成されるときに、ストップワードがコレクションに追加されないため、ストップワードは検出できません。

検索の 1 つ以上の単語でストップワードが必要な場合 (例えば All または Near 修飾子を使用するか、行の間で AND 演算子を使用する場合)、検索は失敗します。これらの単語が索引に含まれることはないためです。このような単語のリストについては、『Autonomy K2 ストップワード』を参照してください。

ドキュメントの索引付けのタイミング

ユーザーがドキュメントをオブジェクト・ストアに追加するとき、検索エンジンがそれらの索引付けを行います。多くのユーザーが同時にドキュメントを追加する場合、一部のドキュメントのテキストおよびプロパティーがオブジェクト・ストアの索引 (「コレクション」と呼ばれる) に含まれるようになるまでに、短時間の遅延が生じる可能性があります。追加されたばかりのドキュメントが検索で検出されない場合は、少し時間が経過してから検索を試みてください。

特殊文字の入力

Windows で特殊文字 (ユーロ文字やセント記号など) を入力するには、Alt キーを押し下げたまま、数字キーパッドで数字を入力します。Num Lock をアクティブにする必要があります。

Windows の「アクセサリ」、「システム ツール」、「文字コード表」ユーティリティーには、Alt キー使用時の対応する数値が示されます。「文字コード表」に入力されたテキストをコピーして、それを Search Designer にペーストすることもできます。

Mac では、Key Caps ユーティリティーを使用して特殊文字を入力し、それをテキスト・フィールドにペーストします。Option キーを使用して直接入力することもできます。

単語のステミング

単語のステミングにより、指定した検索語の 1 つ以上の変化形を含むドキュメントが選択されます。例えば、「film」と入力すると、films、filmed、filming などを含むドキュメントが返されます。単語を二重引用符で囲まない場合は、デフォルトでこのオプションが使用されます。

ワイルドカード文字の使用

アスタリスク (*) は、0 文字以上の文字、数字、またはアンダースコアー文字 ( _ ) を表します。例えば、word* と指定すると、word または words が検出されます。

複数の単語または複数行

All 修飾子を使用して 1 行に 2 つの単語を入力する操作は、グリッド内の 2 行に入力してそれらを AND 演算子で接続する操作と同じです。同様に、1 行に複数の単語を入力して Any 修飾子を使用する操作は、グリッド内の複数行に入力して OR を使用する操作と同じです。

  AND で接続された 2 行以上の行を使用する場合、ユーザーは少なくとも 2 行に何らかの語を入力する必要があります。

また、1 行に 2 つ以上の単語を入力して Near を使用する場合は、ユーザーはその行に 2 つ以上の単語を保持する必要があります。All を使用する場合、ユーザーはその行に 1 語のみを残すことができます。

検索エンジンは、ハイフンで結ばれた単語を、2 つの分離した単語と見なします。