各オブジェクト・ストアに対して「ドキュメント名」、「フォルダー名」、「カスタム・オブジェクト名」の設定を指定することができます。この設定では、特定のオブジェクト・ストアにあるアイテムの名前として表示される値を決定します。どのプロパティーも選択可能ですが、通常は、アスタリスク (*) で示されるシステム・プロパティーか、「タイトル」など固有のプロパティーまたは固有に近いプロパティーを選択し、重複する可能性のある値のプロパティーは避けるようにします。
「ドキュメント名」設定では、ドキュメントを特定するドキュメント・プロパティーを選択します。アプリケーションでは、この値はドキュメントを取得するテキスト・リンクです。デザイナー・アプリケーションでは、この値は「名前」フィールドのプロパティーです。デフォルトのプロパティーは「ドキュメント・タイトル」です。すべてのビューにこの値が含まれます。どのシステム・プロパティーも選択可能ですが、すべてのドキュメント・クラスに適用されるプロパティーを選択することを推奨します。特定のドキュメント・クラスに適用されないプロパティーを選択すると、そのクラスのドキュメントでは「未定義」と表示されます。
次の例では、「タイトル」列に「ドキュメント名」設定で設定した値が表示されたリスト・ビューを示します。
「フォルダー名」設定では、フォルダーを開くアプリケーションのリンク・テキストのフォルダー・プロパティーを選択します。デフォルトのプロパティーは「フォルダー名」です。
「フォルダー名」設定が「FolderName」に設定されていて、かつ「FolderName」プロパティーが有効な値でないと、統合アプリケーションのユーザーはフォルダーを作成できません。