Web パーツの追加

IBM FileNet Connector for SharePoint Web Parts により、SharePoint ライブラリーにカスタム Web パーツがインストールされます。他の Web パーツと同じ方法で、IBM FileNet Web パーツを SharePoint サイト・ページに追加します。このトピックでは、Web パーツを追加する、または Search Center ページを作成する基本ステップを紹介します。いずれのオプションについても、詳細な説明については SharePoint ドキュメントを参照してください。

注意:  日付フィールドを正しく設定するために、IBM FileNet Web パーツでは SharePoint のタイム・ゾーンがユーザーのローカル・システムで設定されているタイム・ゾーンと一致していることが要求されます。SharePoint のタイム・ゾーンはサイト全体や、特定のサブサイトや、ユーザーごとに設定することが可能です。サイトやユーザーにとって最適な方法を使用してください。

Web パーツをページに追加するには

  1. ブラウザーで SharePoint を起動し、Web パーツを追加できるユーザーとしてログオンします。
  2. Web パーツを追加するページに移動します。
  3. サイトの操作 (Site Actions)」をクリックします。
  4. ドロップダウン・メニューから「ページの編集」をクリックします。
  5. Web パーツの追加」をクリックします。
  6. その他」セクションから、追加する IBM FileNet Web パーツを選択します。以下の表で、すべての IBM FileNet Web パーツについて説明します。ただし、「Web パーツの追加 (Add Web Parts)」ページに表示されるのは、追加可能な Web パーツのみです。下記の Web パーツ名をクリックすると、Web パーツに関する詳細な情報を参照できます。

    Web パーツ名 説明
    IBM FileNet 基本検索

    IBM FileNet 基本検索 Web パーツは、次の 3 つの機能へのアクセスを提供します。

    • 基本検索 - ドキュメント・タイトルに基づいて、またはドキュメントのコンテンツおよび索引プロパティー に基づいてリポジトリーを検索する機能が提供されます。ドキュメントのコンテンツおよび索引プロパティーを検索するには、オブジェクト・ストアでコンテンツ・ベース・リトリーブ (CBR) が有効になっている必要があります。
    • 拡張検索 - ドキュメントのタイプ、オプション、プロパティーによるフィルター処理など、詳細な検索機能が提供されます。これらの機能にアクセスするには、「拡張検索」をクリックします。
    • コンテンツ・ベース・リトリーブ (CBR) を使った拡張検索 - ドキュメントのコンテンツを検索する機能が提供されます。このオプションを使用できるようにするには、オブジェクト・ストアで CBR が有効になっている必要があります。

    IBM FileNet 基本検索 Web パーツを追加するだけで、すべての検索機能にアクセスできます。

    次の 2 つの方法で、SharePoint ユーザーに対して、IBM FileNet P8 検索機能を有効にすることができます。

    IBM FileNet 参照

    IBM FileNet 参照 Web パーツを使用すると、設定に指定されているように、IBM FileNet P8 オブジェクト・ストアにアクセスし参照することができます。

    参照 Web パーツをフル・ページ・モードで表示できるように構成できます。手順については、「IBM FileNet 参照 Web パーツをフル・ページ・モードで表示するには」を参照してください。

    IBM FileNet チェックアウト・リスト IBM FileNet チェックアウト・リストを使用すると、IBM FileNet Content Engine ドメイン内のすべてのオブジェクト・ストアから現在チェックアウトしているドキュメントにアクセスできます。
    IBM FileNet 個人用受信トレイ

    個人用受信トレイ Web パーツを使用すると、Microsoft SharePoint インターフェース内部から IBM FileNet P8 ワークフロー・タスク・アイテムを表示したりアクセスしたりできるようになります。個人用受信トレイ Web パーツにより、ユーザーに割り当てられているこれらのタスク・アイテムが表示され、タスク・アイテムを処理できるようになります。

    IBM FileNet パブリック受信トレイ

    パブリック受信トレイ Web パーツを使用すると、Microsoft SharePoint インターフェース内部から共有の IBM FileNet P8 ワークフロー・タスク・アイテムを表示したりアクセスしたりできるようになります。パブリック受信トレイは、グループに割り当てられます。グループ内のユーザーは、パブリック受信トレイ内のワーク・アイテムに対して作業を行ったり、ワーク・アイテムをパブリック受信トレイから個人の受信トレイに移動して処理することができます。

    IBM FileNet ユーザー管理

    IBM FileNet ユーザー管理 Web パーツを使用すると、IBM FileNet Web パーツ・ユーザーのユーザー・プロファイル・データベース・エントリーを管理できます。

    注意:  この Web パーツは、IBM FileNet Connector for SharePoint Web Parts のインストール時に認証方法として「IBM FileNet 認証情報ストア (IBM FileNet Credential Store)」を選択した場合にのみ使用できます。

  7. 追加」をクリックします。 Web パーツの現在のステータス (エラーを含む) が、Web パーツのタイトルの下に表示されます。

    注意:  Web パーツの構成に必要な追加のステップのインストラクションについては、「Web パーツの設定」を参照してください。

IBM FileNet P8 Search Center ページを作成するには

Search Center ページは、ナビゲーション・バー上にあるタブを使用して、すべての SharePoint サイト・ユーザーが利用できる最上位のページです。この機能は、Microsoft Office SharePoint Server インストールでのみ利用できます。

Search Center ページを作成するには、Office SharePoint Server Publishing およびサイト・コレクション機能をアクティブにしておく必要があります。詳細については、SharePoint ドキュメントを参照してください。

  1. ブラウザーで SharePoint を起動し、Web パーツを追加できるユーザーとしてログオンします。
  2. ホーム・ページにアクセスし、「サイトの操作 (Site Actions)」メニューから「ページの作成」を選択します。
  3. ページに名前を付けて、(Welcome ページの)「IBM FileNet Search Center」 を選択します。
  4. 作成」をクリックします。新規ページが編集モードで開きます。
  5. IBM FileNet 基本検索 Web パーツをページに追加します。

IBM FileNet 参照 Web パーツをフル・ページ・モードで表示するには

IBM FileNet 参照 Web パーツをフル・ページ・モードで表示するように構成して、SharePoint ページへの統合をさらに進めることができます。この機能は、Microsoft Office SharePoint Server インストールでのみ利用できます。

参照 Web パーツを構成するためには、少なくとも SharePoint の「リストの管理」権限を持っている必要があります。

参照 Web パーツをフル・ページ・モードで表示するように構成するには、以下の手順を実行します。

  1. サイトの発行機能が有効になっていることを確認します。
    1. ホーム・ページにアクセスし、「サイトの操作 (Site Actions)」メニューから「サイトの設定 (Site Settings)」>「すべてのサイト設定の変更 (Modify All Site Settings)」を選択します。
    2. 「サイトの設定 (Site Settings)」ページの「サイトの管理」列で、「サイトの機能」をクリックします。.
    3. Office SharePoint Server 発行機能がアクティブでない場合は、「アクティブ化 (Activate)」をクリックします。
    4. 戻る」をクリックして「サイトの設定 (Site Settings)」ページに戻ります。
  2. IBM FileNet ページ・レイアウト・サイト・コレクション機能を有効にします。
    1. 「サイト コレクションの管理」列で、「サイト コレクションの機能」をクリックします。
    2. IBM FileNet ページ・レイアウト機能がアクティブでない場合は、「アクティブ化 (Activate)」をクリックします。
  3. 参照レイアウト・ページを作成します。
    1. ホーム・ページにアクセスし、「サイトの操作 (Site Actions)」メニューから「ページの作成」を選択します。
    2. ページに名前を付けて、(Welcome ページの)「FileNet 参照ページ (FileNet Browse Page)」 を選択します。
    3. 作成」をクリックします。新規ページが編集モードで開きます。
  4. IBM FileNet 参照 Web パーツを新規ページに追加します。
    1. サイトの操作 (Site Actions)」メニューから、「ページの編集」>「Web パーツの追加」をクリックします。
    2. 「その他」セクションで、「IBM FileNet 参照」を選択します。
    3. 追加」をクリックします。
    4. 必要に応じて参照 Web パーツを構成します。詳しくは、『Web パーツの構成』を参照してください。

      注意:  参照 Web パーツを正しく表示するためには、「枠の種類 (Chrome Type)」属性を「なし (None)」に設定する必要があります。この属性は、編集パネルの「外観 (Appearance)」セクションに表示されます。
  5. 「発行 (publish)」をクリックして、他のユーザーが Web パーツ・ページを使用できるようにします。