調整に関する推奨事項

大きなドキュメント (50MB 以上) を FileNet P8 クライアントから Content Engine にアップロードすると、メモリー不足エラーが発生する可能性があります。以下の推奨事項をサイトで実践すると、大きなドキュメントに関する問題を回避するのに役立ちます。

問題があまり起こらない場合

サイズの大きなドキュメントをサイトで扱う機会があまりない場合は、以下のいずれかの解決策を試してください。

長期的なパフォーマンス調整

一般ガイドラインは、ドキュメント・サイズの少なくとも 4 倍をヒープ設定に割り振ることです。 ただし、システム上で FileNet P8 クライアントのユーザーの負荷が普段から多い場合は、さらに大きな容量が必要になる可能性があります。Web サーバー・ソフトウェアと FileNet P8 クライアントに必要なヒープ・スペースを概算するには、以下の 2 つの方法があります。

方法 1: システム上でしばらくの間、通常の使用を許可した後、アイドル状態にします。例えば、システムを 1 日通常どおり稼働させます。通常どおりシステムのクリーンアップを夜間に実行した後、朝に負荷が増える前に、使用量を測定します。

方法 2: Java ガーベッジ・コレクションの直後にヒープ・サイズをチェックします (使用している Web サーバー・ソフトウェアでこれを強制実行できる場合)。

注:  32 ビット・システムの最大ヒープ・サイズ制限はプロセスあたり 2GB ですが、実際のヒープ・サイズは約 1.6 GB です。それと他の VM または Web サーバー・プロセスのオーバーヘッドを足すと、2GB 近くになります。これは 32 ビットの Windows オペレーティング・システムの制限です。

特定の Web サーバーのヒープ・サイズに関する追加の推奨事項については、「IBM FileNet P8 Performance Tuning Guide」を参照してください。