外部サービスの設定

外部サービス (FileNet Image Services (IS) ライブラリーなど) との統合を有効にするには、リソース・アダプターをインストールおよび構成してから、サイト設定「外部サービス」を設定します。外部サービスが有効になっている場合、ユーザーはファイルを外部リポジトリーにあるオブジェクト・ストアに追加できます。ファイルの実際の内容は外部リポジトリーに残り、アプリケーションによりチェックアウトしたり変更することはできません。ただし、ユーザーはファイルを表示してそのプロパティーを更新することはできます。

例えば、同じネットワーク上にある FileNet IS ライブラリーのファイルにアクセスするには、Application Engine サーバーにある FileNet Image Services Resource Adapter (ISRA) をインストールおよび構成します。ISRA の構成では、Resource Adapter のデプロイメント記述子を構成して、アクセスする FileNet Image Services ライブラリーのシンボル名 (ドメイン名) に JNDI Name プロパティーが構成されるようにします。例えば、ライブラリー名が atlas:Pacific の場合は atlas と入力します。

注意:  適切なリソース アダプタ ソフトウェアをインストールしてから設定を行う必要があります。

サービス名

構成済みの外部サービスは、それぞれ簡潔な説明とともにリスト表示されます。新しい外部サービスを追加したり、既存のサービスを変更または削除することができます。

外部参照サービスを構成するには

  1. 「サイト設定」>「外部サービス」に移動します。
  2. 追加」または既存のサービス名の下にある「変更」をクリックします。次の表を参考にして、外部サービスの情報を入力します。
    一般情報 説明 FileNet IS ライブラリーを外部サービスとして使用した例
    サービスの表示名 ドキュメントを追加またはチェックインする際、「ファイルの選択」ステップの「タイプ」フィールドに表示されるサービス名。

    Image Service

    「タイプ」(「ファイルのタイプ」) 列に「Image Service」が表示されます。

    リダイレクトに使用するサービスの場所

    コンテンツの取得に使用する外部サービス・ベンダーのサーブレット。

    サード・パーティーの外部サービスの場合、ベンダーにより提供されたサーブレット名を入力します。

    IS の場合、次のいずれかの方法を使用します。

    • getISContent
      (Workplace を管理するサーバー上のサーブレットを使用する場合)
    • http://otherAppEngine:port
      /Workplace/getISContent

      (別のアプリケーション・サーバーでサーブレットを使用する場合)
    参照コンテンツのタイプ リソース・ベンダーにより提供された MIME タイプ (Content Engine に外部ドキュメントであることを示し、ドキュメントのタイプを識別する)。

    application/x-filenet-external-is

    (FileNet ISRA の MIME タイプ。)

    「ファイルの選択」ページで表示 ドキュメントを追加またはチェックインする際に、「ファイルの選択」ステップで外部サービス・オプションを表示または非表示にします。

    「表示」

    表示」を選択すると、「ドキュメントの追加」および「ドキュメントのチェックイン」ウィザード・ページに Image Services が含まれます。

    トークンを使用 ユーザー・トークンを外部サービスに渡して、ユーザーにサービスへのログインを強制することなくアクセスを許可するかどうかを指定します。デフォルトは「いいえ」です。

    はい

    「はい」を選択すると、ユーザーの認証情報が Image Services に自動的に渡されます。

    リダイレクト・フラグを含める

    ドキュメントの IgnoreRedirect プロパティーの設定を Web アドレスに追加するかどうかを指定します。この値を「はい」に設定した場合、ドキュメントの IgnoreRedirect プロパティーが true のとき、ドキュメントのコンテンツは別のアプリケーションにリダイレクトされず、ブラウザーに表示されます。デフォルトは「はい」です。

    この設定は、Application Engine サーバー上にある content_redir.properties ファイルの設定と相互に通信します。どのアプリケーションでどのファイルを開くかの指定に関する詳細については、content_redir.properties ファイルを参照してください。

    はい

    この値を「いいえ」に設定すると、Application Engine サーバー上の content_redir.properties ファイルによって、ドキュメントを Image Viewer で開くかブラウザーで開くかが指定されます。このファイルのデフォルトの設定により、イメージ・タイプ (BMP、JPG、TIFF および COLD など) が Image Viewer にリダイレクトされます。

    URI 情報 (W3C RFC 2396 スキーマ) 説明
    URI <scheme>:<abs_path> 外部リソースへの絶対パス。scheme:abs_path の形式をとります。

    filenet:/is

    パラメーター化された URI

    パラメーター {0} から {3} で定義された、パラメーターの順序付けされたリスト。?query の形式をとります。

    スペースや改行を入れずに、パラメーター化された URI を入力します。

    ?libraryName={0}&id={1}
    &objectType=document
    &pageNumber={2}

    RFC 2396 スキーマに従い、以下の例に示すようにフィールドを定義します。

    パラメーター {0} の表示名 ドキュメントの追加またはチェックインの際、外部サービスの項目フィールドの横に表示される最大 4 つのパラメーターの 1 つ目にあたる部分。

    Library Name

    「Library Name」はフィールド・ラベルです。ユーザーはライブラリー名を入力する必要があります。

    {0} の任意のフォーマット・ヒント パラメーター {0} に関する、テキストによるヒントまたは説明。最初のフィールドの下に表示されます。

    (SolarImages など)

    このテキストがヒントとして「Library Name」の下に表示されます。

    パラメーター {1} の表示名 ドキュメントの追加またはチェックインの際、外部サービスの項目フィールドの横に表示される最大 4 つのパラメーターの 2 つ目にあたる部分。

    Document ID

    「Document ID」はフィールド・ラベルです。このフィールドにはドキュメント ID が必要です。

    {1} の任意のフォーマット・ヒント パラメーター {1} に関する、テキストによるヒントまたは説明。2 つ目のフィールドの下に表示されます。

    (123456 など)

    このテキストがヒントとして「Document ID」の下に表示されます。

    パラメーター {2} の表示名

    ドキュメントの追加またはチェックインの際、外部サービスの項目フィールドの横に表示される最大 4 つのパラメーターの 3 つ目にあたる部分。

    Page Number

    「Page Number」はフィールド・ラベルです。IS の場合、ユーザーは特定のページ番号を入力するか、すべてのページを取得するため「0」を入力します。

    {2} の任意のフォーマット・ヒント パラメーター {2} に関する、テキストによるヒントまたは説明。3 つ目のフィールドの下に表示されます。

    (ページ番号または 0 を入力して、すべてを取得します)

    このテキストがヒントとして「Page Number」の下に表示されます。

    パラメーター {3} の表示名 ドキュメントの追加またはチェックインの際、外部サービスの項目フィールドの横に表示される最大 4 つのパラメーターの 4 つ目にあたる部分。

    IS には使用されません。

    {3} の任意のフォーマット・ヒント パラメーター {3} に関する、テキストによるヒントまたは説明。4 つ目のフィールドの下に表示されます。

     

  3. 変更を保存します。