WebDAV のエントリー・テンプレート
管理者は、ドキュメント・エントリー・テンプレートを WebDAV 用のフォルダーに関連付けることができます。ユーザーが WebDAV を使用して、ドキュメント・エントリー・テンプレートが関連付けられているフォルダーに新しいドキュメントを追加しようとすると、大部分の値がエントリー・テンプレートから取得されます。既存のドキュメント・エントリー・テンプレートはすべて、WebDAV 用のフォルダーに関連付けることができます。また、変更せずにそのまま WebDAV で再利用できる場合もあります。
次のルールに従って、WebDAV 環境でのドキュメント・エントリー・テンプレートの動作が決まります。
- エントリー・テンプレートの「追加」ウィザードはユーザーには表示されません。
- WebDAV で選択されたフォルダーは、エントリー・テンプレート (「フォルダーの選択」ステップ) で指定されたフォルダー名をオーバーライドします。
- 「ドキュメント・タイトル」プロパティーには、エントリー・テンプレート (「プロパティーの設定」ステップ) で定義された値でなく、ファイル名と拡張子が使用されます。
- ここに注記したものを除き、テンプレートに定義されているプロパティーが使用されます (「ドキュメント・タイトル」は除く)。
- 「複合ドキュメント」の設定 (「プロパティーの設定」ステップ) は無視されます。WebDAV は、現在、複合ドキュメントはサポートしません。
- 「メジャー・バージョンとして追加」プロパティー設定 (「プロパティーの設定」ステップ) は無視されます。WebDAV はメジャー・バージョンのみをサポートします。
- セキュリティー・ポリシーの割り当てを含め、エントリー・テンプレートのセキュリティー設定が使用されます (「セキュリティーの設定」ステップ)。
- エントリー・テンプレートにワークフローが含まれる場合、以下の条件の両方が満たされるとワークフローが起動されます。
- ワークフローは、起動時に参加者の選択を必要としないよう定義されている。
- ワークフローは、自動的に起動するよう定義されている。
「レコードとして宣言エントリー・テンプレート」のサポート
「レコードとして宣言エントリー・テンプレート」を WebDAV 用のフォルダーに関連付けることができます。「レコードとして宣言」テンプレートには、次のルールが適用されます。
- 「レコードとして宣言」ウィザードはユーザーには表示されません。
- 「ドキュメント・タイトル」プロパティーには、エントリー・テンプレートで定義された値でなく、ファイル名と拡張子が使用されます。
- エントリー・テンプレートに、デフォルト値を持たない必須プロパティーを含めることはできません (「プロパティーの設定」ステップ)。
- エントリー・テンプレートは必須宣言として定義されなければなりません。すなわち、ユーザーには、レコードの宣言のプロンプトが出されません。
詳細情報
エントリー・テンプレートにエラーがある場合、またはワークフローを起動できない場合、log4j が Application Engine サーバーで構成されていて、有効であれば、エラーが記録されます。
特定のドキュメント・エントリー・テンプレートを WebDAV 用のフォルダーに割り当てる方法については、サイト設定のヘルプの「WebDAV 設定」を参照してください。
エントリー・テンプレートを定義する方法については、「新しいアイテムのエントリー・テンプレート」を参照してください。