ファイリング計画は、レコードの構造を定義するコンテナーの階層 (レコード・カテゴリーおよびサブカテゴリー、レコード・フォルダー、およびボリューム) です。この階層の図については、「IBM InfoSphere Enterprise Records エンティティーのタイプ」を参照してください。
ファイリング計画は、レコードのセキュリティーと廃棄を決定します。デフォルトでは、子エンティティーはその親コンテナーのセキュリティーと廃棄スケジュールを継承します。セキュリティーおよび廃棄の継承の詳細については、「オブジェクトのセキュリティー」および「廃棄スケジュールの継承」を参照してください。
また、ファイリング計画には、命名パターンが関連付けられています。ファイリング計画に従って作成されるすべてのエンティティーは、そのファイリング計画用に定義する命名パターンのルールに準拠します。命名パターンのルールの詳細については、「命名パターン」を参照してください。
IBM InfoSphere Enterprise Records は、FPOS ごとに 1 つ以上のファイリング計画をサポートします。ユーザーのサイトでは、複数の FPOS を使用することができます。IBM InfoSphere Enterprise Records アプリケーションには、一度に 1 つのファイリング計画の階層しか表示されません。初めてアプリケーションにアクセスすると、サイト設定のデフォルトのファイリング計画が表示されます。各ユーザーは、ユーザー設定を設定することによってデフォルト設定を上書きできます。詳細については、「デフォルトのファイリング計画の設定」を参照してください。
IBM InfoSphere Enterprise Records には、テスト環境から実稼働環境へのデプロイ時などにファイリング計画を外部環境にエクスポートできるようにするファイリング計画インポート/エクスポート・ツールが用意されています。このツールの詳細については「ファイリング計画インポート/エクスポート・ツールの使い方」を参照してください。