IBM InfoSphere Enterprise Records 転送ツールは、レコード・フォルダーおよびレコードを NARA (米国国立公文書館) などの外部システムや、DoD (米国国防総省) バージョン 3 (DoD V3) の XML スキーマ・フォーマットを使用する任意のシステムに転送できる、スタンドアロンのユーティリティーです。エクスポート・モードでは、IBM InfoSphere Enterprise Records 転送ツールは XML ファイル、DTD ファイルおよびスキーマ XSD ファイルを作成します。XML ファイルのフォーマットは次のとおりです。
<'R' | 'F'>_<prefix><guid>_<suffix>.xml
- "R" または "F" じゃレコードまたはフォルダーです。
- <prefix> は、IBM InfoSphere Enterprise Records 転送ツールの構成時にユーザーが入力する値です。
- <guid> は、レコードまたはレコード・フォルダーを識別するストリングです。
次に例を示します。
R_ABC_{2c94752B-4A3B-B0AC-9F72-71FBE8A2EE2D}.xml
ツールにより DTD ファイルが生成され、次のフォーマットで指定された出力ディレクトリーに配置されます。
FNRMUserDefined_<exportMappingName>.dtd
exportMappingName は、IBM InfoSphere Enterprise Records 転送ツールの構成時に選択されるマッピング・オブジェクトの名前です。
インポート処理の間、XSD ファイルが参照用として使用されます。
IBM InfoSphere Enterprise Records 転送ツールの構成については、「IBM InfoSphere Enterprise Records 転送ツールの構成」を参照してください。
ツールを構成し、エクスポート・モードで実行して XML、DTD および XSD ファイルを作成後は、インポート・モードでツールを実行し、外部システムへのレコード・フォルダーおよびレコードの転送を完了します。「レコードおよびレコード・フォルダーのインポート」を参照してください。
注: IBM InfoSphere Enterprise Records 転送ツールは、ワークフローの結果である転送アクションとは異なります。ワークフローでの転送アクションの詳細については、「2 段階転送ワークフロー」を参照してください。