スイープ・プロセスは daemon プロセスであり、業務時間内の適切な時間で実行されるようスケジューリングします。システムの使用率が低い時刻を選択します。Windows の場合はスケジューラー、UNIX の場合は cron を使用します。スイープ・プロセスを実行するには、スイープ・プロセスを実行するコンピューターにインストールされている JVM の JRE のバージョンが 1.4 以降であることが必要です。
次の表は、スイープ・プロセス用にインストールされる主なファイルの一部の概要を示したものです。これらのファイルは、 <RM_install_path>/FileNet/RecordsManagerSweep ディレクトリーまたはそのサブディレクトリー内にあります。
ディレクトリー | 内容 | 用途 |
---|---|---|
RecordsManagerSweep | lib ディレクトリー、RecordsManagerSweep バッチ・ファイルまたはシェル・ファイル、および log4j.properties ファイル。 | スイープ・プロセスを実行する。 |
RecordsManagerSweep/lib | 廃棄スイープおよび保留スイープ・プロセスの両方で必要となる jar ファイル。 | |
RecordsManagerSweep/lib/config | RMSweepConfiguration.xml および RMHoldSweepConfiguration.xml | 廃棄スイープおよび保留スイープ・プロセスを構成する。 |
スイープ・プロセスを実行する前に、スイープ・プロセスを構成しておく必要があります。スイープ・プロセスの構成の詳細については、次を参照してください。
スイープ・プロセスの実行の詳細については、次を参照してください。
廃棄スイープは、複数のフェーズで構成される廃棄スケジュールに移行する準備ができたレコードを見つけます。エンティティーの計算済みのデータを更新した後に廃棄を起動し、期限が来ると重要レコード・レビューを起動します。
廃棄スイープ・プロセスでは、以下のプロパティーが更新されます。更新されるプロパティーは、廃棄スイープの構成や廃棄シナリオの内容によって異なります。以下に、該当するプロパティーの表示名を示します (シンボル名と表示名が大きく異なる場合は、かっこ内にシンボル名を示しています)。
受諾先 | イベント型 |
アクション・タイプ | エクスポート先 |
集合 | エクスポート・フォーマット |
代替保存期間 | 外部イベント発生日 |
AssociatedRecordType | 削除 |
カレンダー日付 | 最終フェーズ完了 |
閉じたユーザー | 要スクリーニング |
条件 XML | 前回のレビュー者 |
現在のアクション・タイプ | 最終スイープ日付 |
現在のフェーズ・アクション | フェーズ・アクション |
現在のフェーズの判断日付 | フェーズ判断日 |
現在のフェーズの実行日付 | フェーズ番号 |
現在のフェーズの実行状況 | フェーズ |
現在のフェーズのエクスポート先 | プロパティー値 |
現在のフェーズのエクスポート・フォーマット | 閉じる理由 |
現在のフェーズ ID | フェーズ保存の再計算 |
現在のフェーズ・レビューの判断 | レコード情報 (RecordInfoPtr) |
カットオフ日 | 再開日 |
カットオフ・ベース | 保存ベース |
カットオフの継承元 | 保存期間 (日) |
サイクル日 | 保存期間 (月) |
サイクル月 | 保存期間 (年) |
サイクル年 | レビュー・コメント |
閉じられた日付 | レビュー日 |
最終更新日 | レビュー判断 |
前回のレビュー日付 | レビューアー |
日時 | レビューアーの詳細 |
廃棄フェーズ | RM フォルダー (RMFolderPtr) |
廃棄スケジュール | 重要レコード宣言日 |
廃棄スケジュール割振日 | 重要レコード・インジケーター (IsVitalRecord) |
廃棄トリガー (CutoffDisposalTrigger) | 重要レコードの次回レビュー日付 |
廃棄カットオフ・アクション (CutoffAction) | 重要レコード・レビューと更新サイクル (VitalRecordDisposalTrigger) |
廃棄イベント・オフセット (日) (CutoffOffSetDays) | 重要レコードのレビュー日付 |
廃棄イベント・オフセット (月) (CutoffOffSetMonths) | 重要スイープ日付 |
廃棄イベント・オフセット (年) (CutoffOffSetYears) | 重要ワークフロー状況 |
実質更新日 |
保留スイープでは、条件付き保留に指定された条件に一致するレコードを見つけて、保留を適用します。
保留スイープ・プロセスによって、以下のプロパティーが更新されます。更新されるプロパティーは、保留スイープの構成や保留条件の内容によって異なります。以下に、該当するプロパティーの表示名を示します。
関連付けられたフォルダー |
関連付けられたレコード |
先頭 |
保留 |
動的 |
最終保留スイープ日 |
OnHold |
RM エンティティー削除の防止 |
末尾 |
分類解除レビュー・スイープは、「分類を解除 - 日付」または「分類を解除 - イベント」の値が指定されていない分類されたレコードにのみ適用できます。IBM InfoSphere Enterprise Records では、「構成項目」ページで指定されている「デフォルトの分類解除の時間枠」を使用して、このレコードの分類解除を実行します。デフォルトの分類解除の時間枠の詳細については、「IBM InfoSphere Enterprise Records のシステム構成」を参照してください。
「デフォルトの分類解除タイム・フレーム」に変更があった場合、分類解除レビュー・スイープは、IBM InfoSphere Enterprise Records により「デフォルトの分類解除タイム・フレーム」が使用される既存の分類されたレコードの分類解除実行日を更新します。「デフォルトの分類解除タイム・フレーム」で変更があった後に分類解除レビュー・スイープが実行されない場合、IBM InfoSphere Enterprise Records では既存の分類されたレコードに変更を適用しません。「デフォルトの分類解除タイム・フレーム」の変更の後に宣言された分類されたレコードに対しては、変更が適用されます。