廃棄スイープは daemon プロセスです。システムのパフォーマンスへの影響を制限するには、システム使用率が低いときにプロセスが実行されるようにスケジュールします。廃棄スイープを実行する際には、このプロセスを実行するコンピューターに、JRE 1.4 以上の JVM をインストールしておきます。
廃棄スイープを実行するには
廃棄スイープ・コンポーネントをインストールしたコンピューターで、RecordsManagerSweep フォルダーから廃棄スイープを実行します。次のコマンドのいずれかを使用して廃棄スイープを実行します。
./RecordsManagerSweep.sh -DispositionSweep
または、..¥FileNet¥RecordsManagerSweep¥lib フォルダーに移動して以下の通り入力することによって、コマンド・プロンプトから廃棄スイープを実行できます。
java -jar rmsweep.jar
RecordsManagerSweep フォルダーで作成された DispositionSweepActivity.log ファイルを表示して、廃棄スイープが正常に実行されたかどうかを確認できます。エラー・ログ・ファイルが空の場合、廃棄スイープ・プロセスは正常に実行されています。プロセスが正常に実行されなかった場合、このファイルにはエラーが含まれ、これを使用して問題のトラブルシューティングを行うことができます。
注: 一部のプロパティーは廃棄スイープと分類解除スイープで共有されます。このため、廃棄スイープでは DeclassificationSweepActivity.log ファイルに対して一部の情報の書き込みも行われます。
廃棄スイープの停止
廃棄スイープを停止するには、次に示すように -stop パラメーターを使用します。
./RecordsManagerSweep.sh -DispositionSweep -stop
廃棄スイープ・プロセスが停止すると、メッセージが表示されます。
廃棄スイープを使用して、暫定転送期日を迎えたエンティティーのリストを含むレポートを生成できます。廃棄スイープでは、レポートはテキスト・ファイルとして RecordsManagerSweep ディレクトリーに保存されます。
このレポートを生成するには、次のいずれかのコマンドを実行します。
./RecordsManagerSweep.sh -DispositionSweep -interimtransfer "dueDate" -o reportname
interimtransfer "dueDate" -o reportname
ここで
廃棄スイープを実行したら、構成したアクティビティー・ログを確認します。ログ・ファイルには次の内容が表示されます。
注:失敗したレコードのリストは、Content Engine によってその情報が提供されないため、ログ・ファイルには含まれません。