検索を追加またはチェックインする際、セキュリティー設定を確認、または更新することができます。この設定をスキップした場合、新しい検索にはシステムのデフォルトのセキュリティーが使用されます。チェックアウトし、変更してから再度チェックインしようとしている検索の場合は、前のセキュリティー設定が使用されます。
システムが提供するデフォルトのセキュリティーが表示されます。リストされた名前を選択すると、「削除」ボタンと「変更」ボタンがアクティブになります。
セキュリティー権限は、必要に応じて「許可」または「拒否」に設定できます。セキュリティー設定の詳細な説明については、IBM FileNet P8 のセキュリティーを参照してください。
各ユーザーには、固有のユーザー名があります。ユーザー名を使用して、オブジェクトへのアクセス権、オブジェクトを最後に変更するユーザー、オブジェクトの作成者やオーナー、システムに現在ログインしているユーザー・アカウントを識別します。管理者は、ユーザー名を作成する際、その名前には短い形式および長い形式を割り当てます。
短い形式の名前は、ログインするときに使用できるユーザー名です。例えば、abrown などです。
長い形式の名前は、ユーザーを特定するための固有のシステム識別子です。管理者は、この長い形式のユーザー名を「完全修飾システム名」または「識別名」と呼びます。この長い形式は、管理者がシステムをどのように構成しているかに応じて異なります。例えば、jdoe@engineering.filenet.com のような場合もあれば、uid=JDoe,uid=pwtest995,ou=Shared,ou=Engineering,dc=filenet,dc=com
のような場合も考えられます。
ログインには、短い形式の名前と長い形式の名前のどちらを使用してもかまいません。「セキュリティー」ダイアログ・ボックスには、長い形式の名前と短い形式の名前の両方が表示されます。ユーザーまたはグループを検索すると、短い名前が返され、長い名前がツールチップとして表示されます。
短い形式のユーザー名は重複する可能性があります。長い形式の名前は、常に固有です。
グループ内のすべてのユーザーのデフォルトとして、#AUTHENTICATED-USERS が表示されるようになりました。以前は、EVERYONE が使用されていました。
ユーザーまたはグループの短い名前または表示名をポイントすると、ロールオーバー・テキストが表示されます。そのテキストには、ユーザーまたはグループの長い名前または完全修飾システム名が示されます。
eDirectory または SunOne LDAP サーバーを使用する場合、短い名前が重複しなければ、短い形式の名前でも長い形式の名前でもログインできます。
短い名前が重複する場合は、長い形式の名前でログインしなければなりません。
Active Directory LDAP サーバーを使用していて、デフォルトの Content Engine および Process Engine ドメインに属している場合は、短い形式の名前でも長い形式の名前でもログインできます。しかし、デフォルトの Content Engine および Process Engine ドメインに属していない場合は、長い形式の名前でログインしなければなりません。
詳細については、IBM FileNet P8 のセキュリティーを参照してください。