検索の作成を開始する前に、「ツール」メニューから「オプション」を選択して、次のオプションを設定します。
一度設定したオプションは、新しいオプションを設定するか、別のオプションを使用する検索を開くか、または Search Designer を閉じるまで有効です。
異なる設定値を使用する検索を開くと、オプションは変更されます。特定のオプションを使用する新しい検索を作成する場合、異なるオプションを使用している可能性がある古い検索を開く前に、オプションを設定し、すべての検索を作成してください。
注: オプションの 1 つ (各グリッド内の AND/OR のデフォルト) は、検索とは一緒に保存されないため、他のオプションのように変更されることはありません。
Search Designer をはじめて開くと、次のデフォルト・オプションが有効になります。
例えば、A と B の 2 つのオブジェクト・ストアを選択するとします。各オブジェクト・ストアには、次のユーザー定義プロパティーがあります。
オブジェクト・ストア A |
オブジェクト・ストア B |
---|---|
ユーザーにより追加 | ユーザーによりチェックイン |
チェックイン日付 | チェックイン日付 |
グループによりチェックイン | 使用可能状況 |
承認状況 | アーカイブ日付 |
Workplace XT では、「プロパティー」列のソート順序は完全に無視されます。「ランキングの実装方法」を参照してください。
注: このオプションを選択した場合、「結果のフォーマット」で設定されたプロパティーは無視されます。要約およびマガジン・ビューは、検索結果を表示する際、固定フォーマットを使用します。
バージョン選択を有効にする (Enable Version Selection): このオプションを選択すると、ドキュメントの「現在のバージョン」、「リリース済みバージョン」、または「すべてのバージョン」のいずれかを選択できます。 (バージョンは、フォルダーとカスタム・オブジェクトには適用されません。) 現在のバージョンは、特定のオーサーのみが使用できるマイナー版であることがあります。リリース済みバージョンは、ほとんどのユーザーが使用できる正式なバージョンにすることを目的にしたメジャー・バージョンです。(チェックイン済みマイナー・バージョンが存在しない場合は、現在のバージョンがメジャー・バージョンである可能性もあります。) 検索結果に同一ドキュメントの複数のバージョンを返す必要がある場合、「すべてのバージョン」を使用します。
検索結果にすべてのバージョンを含める場合、検索を特定フォルダーに制限することはできません。前のバージョンのドキュメントは、すべて同じフォルダーにあるわけではありません。フォルダーを選択すると、そのフォルダーのドキュメントに制限されるため、前のバージョンは見つかりません。Search Designer がこの組み合わせを検出すると、警告メッセージ「サブフォルダーでのすべてのバージョンの検索はサポートされません (Searching for all versions with subfolders is not supported.)」が表示されます。
「バージョン選択を有効にする (Enable Version Selection)」を選択しないと、上級者や上級プログラマーのみが必要とするようなオブジェクトが検索結果に含まれる可能性があります。例えば、このオプションを選択しないと、予約オブジェクトの検索も可能になります。ただし、その場合は、「バージョン状況」プロパティーまたは「予約済み」プロパティーを指定した検索条件も定義する必要があります。これら 2 つのプロパティーで、検索結果に予約オブジェクトを含めることができます。
ユーザーがこれらのオブジェクトをクリックすると、エラーを受け取ります。 「バージョン選択を有効にする (Enable Version Selection)」オプションを選択しない場合は、必ず、返される可能性がある余分なオブジェクトの処理方法を心得ているユーザーに適したセキュリティーが設定されているフォルダーにこれらの検索をファイルしてください。
各グリッド内のデフォルト (Default within each Grid): デフォルトで、プロパティーまたはコンテンツ・グリッド内の連続する 2 行の関係は AND です。このオプションにより、現在のワーク・セッションのデフォルトとして AND と OR のいずれかを選択できるようになります。
これらのオプションは、検索テンプレートのみに適用されます。
演算子を表示 (Show Operators): このオプションを選択すると、検索を実行するユーザーに、使用している演算子 (「等しい」、「次より大きい」など) が表示されます。
AND と OR を表示 (Show ANDs and ORs): このオプションを選択すると、検索を実行するユーザーに条件の関係 (AND または OR) が表示されます。このオプションは、プロパティー条件グリッドとコンテンツ条件グリッドの関係 (AND/OR) には適用されません。検索にプロパティー条件とコンテンツ条件の両方が含まれる場合、この表示を無効にすることはできません。
返される最大数を表示 (Show Maximum Returned): このオプションを選択すると、検索を実行するユーザーに、結果リストで返されるアイテムの最大数が表示され、ユーザーがその数を変更できます。
コンテンツ検索の場合、特定オブジェクトで一致する検索条件が多いほど、そのオブジェクトのランキング・スコアは高くなります。Autonomy 管理者が検索エンジンの構成を (センテンスとパラグラフを使用するよう) 変えている場合、スコアは、ドキュメントの長さに対する一致の数によって判定されます。したがって、より小さいドキュメントのほうが、条件の一致数が少なくとも、一致数が多い大きいドキュメントより上位にランキングされる可能性があります。
NEAR 演算子は、単語の接近性に基づいて結果をランク付けする点に注意してください。単語の近接度が高いほど、ランキングも上がります。
保存していない検索を開いたまま、「和集合 (Union)」を「論理積 (Intersection)」に変更した場合 (またその逆の場合も)、プロパティーの新しいリストを作成する必要があります。 この操作の前に、Search Designer は、このアクションにより現在の選択がクリアされることを通知し、現在の選択を保存するかどうかを尋ねます。
いずれの場合も、オプションは変更されます。「キャンセル」は、何もしません。これは、結果としてオプションを変更しなかった場合と同じです。
検索で、オブジェクト・ストア内に確実に存在するドキュメントが返されない場合は、バージョン・タイプを確認してください。例えば、ドキュメントのチェックイン時に使用されるデフォルトは、マイナー (現在の) バージョンです。 Search Designer のデフォルト・オプションでは、検索対象はメジャー (リリース済み) バージョンです。
検索テンプレートを使用する場合、返される結果のフォーマットは、検索テンプレートの作成時に設定されたオプションに依存します。しかし、Workplace XT は、マガジン・ビューを使用するためのユーザー設定またはサイト設定が設定されている場合、保管済み検索でこの動作をオーバーライドします。なぜなら保管済み検索は、フォルダーと同じように扱われるためです。Workplace XT は、検索テンプレートのこの動作はオーバーライドしません。
サイト設定またはユーザー設定でマガジン・ビューが設定されている場合、ユーザーが保管済み検索を使用すると、ドキュメントと要約情報が返されます。サイト設定またはユーザー設定でマガジン・ビューが設定されていない場合は、「検索結果にドキュメント要約を含める (コンテンツ検索のみ) (Include Document Summaries with Search Results (for Content Search Only))」オプションを使用して保存された検索であっても、検索条件を満たすアイテムのリストしか返しません。