サイト設定ファイル

アプリケーションのサイト設定は次の 2 つのファイルに格納されます。

アプリケーションの各インスタンスには、それぞれのサイト設定ファイル・セットがあります。ソフトウェアは短い間隔でファイルを再ロードし、アプリケーションを再起動することなく即座に更新内容が反映されるようにします。

ヒント: Web ファーム環境では、サイト設定ファイルを共有ファイル・サーバーに配置すれば、アプリケーション・サーバーが何台あってもサイト設定ファイルを共有できます。

ブートストラップ・プロパティー・ファイル

ブートストラップ・プロパティー・ファイル (bootstrap.properties) には、少なくとも、サイト設定ファイルの名前とオブジェクト・ストアの場所が格納されます。サイト設定ファイルの名前とサイト設定ファイルが保存されるオブジェクト・ストアは、セットアップ後アプリケーションに初めてログインしたときに、ブートストラップ初期化と呼ばれる処理の間に指定されます。サイト設定ファイル名は、サイト設定のセットを一意に識別します。

他のサイト設定は、ブートストラップ初期化中には必須ではありません。ブートストラップ初期化の後、1 つまたは複数のブートストラップ設定を変更して変更を保存するたびに、ソフトウェアはブートストラップ・プロパティー・ファイルを更新します。

注意:  アプリケーション・ユーザーは、サイト設定ファイルの格納場所として指定されたオブジェクト・ストアに対するアクセス権をもつ必要があります。

サイト設定ファイル

一般設定またはオブジェクト・ストアのサイト設定を設定し変更を保存するたびに、オブジェクト・ストアに保存されるサイト設定ファイルにバージョンが追加されます。ファイル名は「preference name のサイト設定」で、「preference name」は一連の設定の識別子を表します。サイト設定ファイルは、/Preferences フォルダーに保存され、クライアント・アプリケーションのユーザーには表示されません。

オリジナル設定

アプリケーションのインストール時のデフォルト設定は、/app/WEB-INF/xml/SitePreferences.xml に格納されます。この設定は、デフォルトにリストアするときや設定を再初期化するときに使用されます。