Workplace XT のユーザー補助機能

Workplace XT には、あまり器用ではない人や、視力の低い人、その外の障害のある人を含む、幅広いユーザーが利用できる機能があります。

注:  色覚に障害がある場合、進行状況表示バーは表示されません。この場合、ハイコントラスト・モードにすると、進行状況がテキストで表示されます。

また、本アプリケーション内部および外部とのドラッグ・アンド・ドロップ操作はアクセシビリティー対応されていません。これに対する予備手段は、「ドキュメントの追加」ウィザード、および「ファイル」ダイアログや「移動」ダイアログなどの使用です。

キーボード操作

キーボードを使用して、任意のツリーまたはリスト・ビューを操作できます。 上および下矢印キーを Ctrl および Shift キーと組み合わせて、ページ、ビュー、または特殊セクションの主要要素間を移動することもできます。 たとえば、参照ページ上で Ctrl + Shift + 下矢印キーを押して、バナー、ツールバー、ツリー・ビュー、およびリスト・ビューの間を移動します。

クリック・フォーカスとタブ・フォーカス

キーボードを使用して効率的に移動するには、クリック・フォーカスとタブ・フォーカスの違いを理解することが重要です。移動にマウスのみを使用する場合は、タブ・フォーカスは重要でありませんが、キーボード・ショートカットを使う場合は非常に重要です。

Workplace XT によって特定のアクションなどの新しいウィンドウが開かれたり警告やエラーなどのダイアログ・ボックスが表示されたとき、そのダイアログ・ボックスやウィンドウを閉じると、フォーカスはページの先頭に戻ります。 Ctrl + Shift + 下矢印キーおよび上矢印キーを使用したり Tab キーを使用して、元のフォーカス箇所に戻ってください。

JAWS を使用したキーボード操作

Workplace XT アプリケーションには、Java™ アプレットが含まれています。JAWS によって Java アプレット上でテキストを処理するには、まず Java™ Access Bridge をインストールする必要があります。

仮想 PC カーソル・モード

仮想 PC カーソル・モードでは、JAWS のスクリーン・リーダーは標準キーボード操作のキー入力を捕捉します。 JAWS が有効になっているときに特定のキーに支障がある場合は、Insert+3 キーを押してから移動キーを押します。たとえば、クリック・フォーカスを持つドキュメントを開くには、Insert+3 キーを押してから、Enter キーを押します。

デフォルトのアクションを有効化するには、Enter キーを押します。

Enter キーを押して選択した後、デフォルトのアクションを有効化するために Enter キーを押せるようなるユーザー・インターフェースにおいては、JAWS によって 2 度目の Enter が無視されます。 デフォルトのアクションを有効化するには、Tab キーでデフォルトのアクションに対応するボタンに移動してから Enter キーを押さなくてはなりません。例えば、ドキュメントを追加するときには、ドキュメント・クラスを選択するオプションがあります。目的のクラスに Tab キーで移動した後、Enter を押してクラスを選択することができます。 JAWS を使用していない場合は、Enter キーを再び押して「OK」ボタンを有効化して、選択を承認することができます。JAWS を使用している場合は、「Enter」を再び押す前にまず Tab キーで「OK」ボタンに移動する必要があります。

JAWS リンク・リスト

JAWS の「リンク・リスト」を使用する場合、リスト・ビュー内にアイテムごとに 2 つの項目が表示されます。

ツールおよびアクション・メニュー

ツール」および「アクション」メニューを開いたとき、JAWS によってメニュー内の最初の項目が選択され、内容は読み取られません。 JAWS に内容を読み取らせるには、Insert + Tab キーを押すことにより、現在のカーソル位置の次にあるテキストが読み取られます。 Tab キーまたは Ctrl + 下矢印キーを使用して 1 度または 2 度メニュー項目間を移動した後、JAWS によって読み取りが開始されます。

フィルターリングされた選択リスト

プロパティー選択リストで入力内容に基づき選択をフィルターリングすることができる場合、スクリーン・リーダーによってリスト内の使用できる最初の選択が示されます。 リスト内を移動するには矢印キーを使用し、リストからアイテムを選択するにはスペース・バーを使用します。

キーボード・ショートカット

Workplace XT のショートカット・キーを使用すると、マウスなしで素早く操作できます。 次の表に、使用するキーを示します。 プラス記号 (+) は、同時に押す必要のあるキーを示します。これ以外にも、オンライン・ヘルプを「キーボード・ヒント」で検索すれば、関連したキーボード操作のヒントが見つかります。

エリア 機能 キーボード・アクション
「参照」および「検索」ビュー 現在選択されているアイテムに関連したアクションについての「アクション」メニューを開くには Ctrl + M を押します。
  ページの主要要素間や特殊セクション (フォルダー選択ペインなど) の間を前後に移動するには Ctrl + Shift + 下矢印 (前方) を押します。
Ctrl + Shift + 上矢印 (後方) を押します。
ヒント: Tab キーを押すと、セクション内の最初のアイテムにタブ・フォーカスが移動します。
  ...」ボタン (値を入力するのではなく値をリストから選択するために使用されるボタン) を使用して選択した値をクリアするには ...」ボタンにタブ・フォーカスを移動して、Delete キーを押します。
注: クラス選択フィールドやフォルダー選択フィールドから値を削除することはできません。
検索テンプレート 選択したフォルダー・リストにフォルダーを追加するには フォルダー・ツリー・ビュー内のフォルダーにタブ・フォーカスとクリック・フォーカスを置き、Enter キーを押します。
  選択し スフォルダー・リストからフォルダーを削除するには 選択したフォルダー・リスト内のフォルダーにタブ・フォーカスとクリック・フォーカスを置き、Delete キーを押します。
  サブフォルダーを含める」チェック・ボックスを選択またはクリアするには 選択したフォルダー・リストのフォルダーにタブ・フォーカスとクリック・フォーカスを置き、スペース・キーを押します。
ドキュメントの追加およびチェックイン・ウィザード 「参照」ボタンを有効にするには 参照」ボタンにタブ・フォーカスを移動して、スペース・バーを押します。
クラス選択
フォルダー選択
クラスまたはフォルダーを選択するには 選択ツリー・ビュー内のアイテムにタブ・フォーカスとクリック・フォーカスを置き、Enter キーを押します。

Workplace XT は、標準のキーボード・ショートカットをサポートします。 使用可能なキーボード・ショートカットの詳細については、ブラウザーのドキュメントを参照してください。

ポップアップ・ウィンドウの操作

いろいろな時に、Workplace XT は、ポップアップ・ウィンドウに情報やエラー・メッセージを表示します。 このセクションでは、キーボードを使用する各種ウィンドウの操作方法、および他の補助機能に関する情報について説明します。

ポップアップ・ウィンドウのタイプ キーボード・オプション
情報 閉じるには、Esc キーを押します。
検索 検索を取り消すには、Esc キーを押します。
警告 閉じるには、ウィンドウ内の選択可能なボタンに Tab キーで移動します。

(検索の場合のみ) 警告ボックスが、1 つ以上のエラーが発生していることを示している場合、スクリーン・リーダーは警告ウィンドウに表示されていないエラーも含め、すべてのエラーを読み取ります。 ウィンドウを閉じると、自動的にフォーカスは最初のエラーにリセットされます。

エラー 完全なエラー・メッセージを参照するには、Tab キーで「エラー出力」に移動し、Enter キーを押します。それから Tab キーでエラー・メッセージに移動します。 閉じるには、Esc キーを押します。

 Virtual PC カーソル・モードでは、ポップアップ・ウィンドウが閉じると、フォーカスが現在のページの最上部にリセットされます。

入力 要求された情報を入力します。閉じるには、Tab キーで「OK」または「Cancel」に移動するか、Enter キーを押します。

日付の指定

日付を指定するとき、ポップアップ・カレンダーから日付を選択できます。 ただし、キーボードを使用してカレンダーから日付を選択することはできません。キーボードを使用して日付を指定する場合は、日付フィールドに日付を直接入力しなければなりません。

ページの更新

Workplace XT のページによっては、オプションの選択した値を変更する場合、Workplace XT は自動的に関連するフィールドの値を更新します。 たとえば、検索ページ上で検索選択を「ドキュメント」から「フォルダー」に変更する場合、ユーザーが利用できるプロパティーが自動的にフォルダー・プロパティーに更新されます。

スクリーン・リーダー

オブジェクト・ストアや検索モードを変更したとき、スクリーン・リーダーは変更先のページが完全にロードされるまで読み取りを行いません。 さらには、スクリーン・リーダーによって処理されているページの一部分が更新された場合、使用中のスクリーン・リーダーが変更を検出できないことがあります。

これ以外にも、オンライン・ヘルプを「スクリーン・リーダー・ヒント」で検索すれば、関連したスクリーン・リーダーのヒントが見つかります。

Web ページの表示

高コントラスト

高コントラストに変更する場合は、現在のページを正しく表示するためにブラウザー・ウィンドウを更新する必要があります。

フォント・サイズ

Internet Explorer のメニュー・オプションを使用して文字サイズを変更する場合、アプリケーションによって指定されたフォント・サイズを無視するように Internet Explorer を設定する必要があります。