Java ランタイム環境に関する問題

Workplace XT ツールを Java™ アプレットとして使用するには、ユーザーのローカル・コンピューター上に Java™ ランタイム環境 (JRE) をダウンロードしてインストールする必要があります。ユーザーが JRE の非互換バージョンを使用している場合は、アプレットに関する問題が発生する可能性があります。サポート対象バージョンについては、『IBM FileNet P8 Hardware and Software Requirements』を参照してください。

キャッシュをクリアして JRE の問題を解決する

Java アプレットに関する問題が発生した場合は、ユーザーがブラウザー・キャッシュと Java キャッシュのクリアを試すことができます。

Mozilla Firefox の使用時に適切な JRE バージョンをインストールする

JRE を必要とするアプレットを開く際の Firefox 2 の動作が原因で、システムが非サポート・バージョンの JRE を使用して Java アプレットを実行しようとする場合があります。これが発生する状況は、以下のいずれかになります。

どちらの場合も、アプリケーションに付属の JRE バージョンをユーザーが手動でダウンロードすることで、問題を回避できます。ただし、ダウンロードを行う前に、アプリケーションに付属の適切な JRE バージョンを確認してから、ユーザーに適切な指示を与えるようにしてください。

JRE のバージョンを確認するには

  1. アプリケーション・サーバー上で、アプリケーションのダウンロード・フォルダーにナビゲートします。 デフォルトの場所は c:\Program Files\FileNet\WebClient\WorkplaceXT\download です。
  2. ダウンロード・フォルダーで、jre で始まる実行可能ファイルを見つけます。例えば、Windows アプリケーション・サーバーでは、 jre-1_5_0_12-windows-i586-p.exejre-1_5_0_09-windows-i586-p.exe などを見つけます。
  3. 最新の JRE バージョンのファイルのファイル名をメモします。上記の例では、 jre-1_5_0_12-windows-i586-p.exe を選択します。

付属の JRE を手動でダウンロードする手順

上記の JRE バージョン情報を使用して、ユーザーに指示を与える前に、以下の手順をご使用のサイトに合わせて調整することができます。

注:  より新しいバージョンの JRE をユーザーが既にインストールしている場合は、先に進む前に、このバージョンのアンインストールが必要になることがあります。

  1. クライアント上で、アプリケーションにログインします。
  2. Firefox のアドレス・バーに、以下のアドレスを入力します。

    http://<server_name:port>/<application_name>/download/<jre_executable>

    各表記の意味は次のとおりです。

    <server_name:port> は、ご使用のサーバーの名前とポート番号です。
    <application_name> は、ご使用のアプリケーションの名前 (例: WorkplaceXT) です。
    <jre_executable> は、(上記の手順で確認した) 最新の JRE バージョンのファイル名です。

    ヒント: ログインすると、アプリケーションの <server_name:port>/<application_name> がアドレス・バーに既に表示されています。表示されているアドレスの残りの部分を /download/<jre-executable> に置き換えるだけで済みます。

  3. プロンプトが出されたら、JRE インストール・プログラムを実行するか、それをローカル・ハード・ディスクに保存することができます。保存を選択した場合は、保存先フォルダーにナビゲートし、保存したファイルをダブルクリックして、インストール・プログラムを開始します。
  4. JRE のインストールが完了したら、Firefox を再始動します。