マッピングを使用した 2 段階転送ワークフローでは、転送マッピング・オブジェクトを使用して、エンティティーを指定の場所にエクスポートし、トランスクリプト・ファイルを生成します。トランスクリプト・ファイルには、各エンティティーのエクスポート結果 (成功または失敗) 、およびワークフローの各ステップの状況が記録されます。トランスクリプト・ファイルを表示したあとは、ワークフローの次のフェーズに進むか、エクスポート・フェーズを拒否してエンティティーを廃棄カットオフ・フェーズに戻すかを選択できます。次のフェーズに進むオプションを選択した場合は、エンティティーが破棄されてワークフロー・トランスクリプト・ステップが生成されます。削除後に生成されるトランスクリプト・ファイルも添付されます。エンティティーの転送を拒否した場合、エンティティーはカットオフ・フェーズに復帰し、ワークフローにより転送拒否の理由を含むメッセージが送信されます。
2 段階転送ワークフローは、廃棄を開始したときに開始します。最初の段階は承認です。承認されたエンティティーは、エクスポート・トランスクリプト・ステップに移行します。このステップでは、レコードの正常なエクスポートを示すことにより、それらのレコードの破棄を承認します。
このワークフローの完了方法に関する全般的な情報については、「廃棄ワークフローの使用」を参照してください。
転送マッピング・オブジェクトの詳細については、「転送マッピング」を参照してください。
エンティティーの転送を承認または拒否するには
エクスポートの詳細を指定してワークフローを完了すると、データは指定した場所に転送されます。トランスクリプト・ファイルが生成されます。このファイルは、移動後の破棄を完了するための応答を必要とする新しいトランスクリプト・ワーク・アイテムで参照されます。
2 段階転送ワークフローを完了するには
「正常にエクスポートされました。今すぐ破棄します」 を選択した場合、ワークフローは破棄フェーズに進み、エクスポートされたエンティティーをシステムから削除します。ワークフロー・ステップを開くと破棄のトランスクリプトにアクセスできます。
「転送を拒否する」 オプションを選択した場合、エンティティーはワークフローのカットオフ・フェーズに戻り、エクスポート・フェーズ・アクションがキャンセルされます。エンティティーに対して再度廃棄を開始し、2 段階転送ワークフローのエクスポート・フェーズ・アクションと破棄フェーズ・アクションを実行する必要があります。
「応答の選択」 オプションを選択した場合、ワークフローでエンティティーに対して実行されるアクションはありません。