Search Designerを使用して作成された検索テンプレートには、ドキュメントおよびフォルダーを検索するために必要ないくつかの検索基準があります。 このトピックでは、検索を実行する前に情報を追加する方法について説明します。
検索テンプレートを設計するユーザーは、検索するオブジェクト・ストア、および特定のフォルダー (オプション) を選択して、どのフォルダーを選択しているかを表示できるかどうか決定します。 検索テンプレートを選択する場合、表示可能な選択済みフォルダーが「フォルダー」セクションに表示されます。ただし、すべてのフォルダーが非表示の場合、「フォルダー」セクションは使用できません。 リストからフォルダーを追加または削除することができます。 各フォルダーで、選択したフォルダーに検索対象を制限したり、フォルダーのすべてのサブフォルダーに検索対象を広げたりすることもできます。
注: 検索テンプレートに非表示のフォルダーがある場合、表示されたフォルダー以外のフォルダーにあるアイテムが検索結果に含まれる場合があります。
選択したフォルダーを変更するには
検索テンプレートを設計するユーザーは、検索するドキュメントおよびフォルダー・クラスを選択して、選択したクラスを参照したり変更できるかどうか決定します。 検索テンプレートを選択する場合、表示可能な選択済みクラスが表示されます。ただし、選択済みクラスがないか、選択済みクラスがすべて非表示の場合、「クラス」オプションは使用できません。
オプションで、表示可能な選択済みクラスをクリアできます。 非表示のクラスを含む残りの選択済みクラスによって、検索基準を設定するのに使用できるプロパティーが決まります。 プロパティーはグローバルに定義され、1 つ以上のクラスに対してカスタマイズすることができるため、複数のクラスを選択するとプロパティー定義に競合が発生する場合があります。 選択したクラスに競合が発生していない場合は、そのクラスのプロパティー定義が使用されます。 クラスが選択されていない場合または選択したクラスに競合が発生している場合は、グローバル・プロパティー定義のプロパティー定義が使用されます。
注: 検索テンプレートに非表示のクラスがある場合、表示されたクラス以外のクラスに一致するアイテムが検索結果に含まれる場合があります。
選択したクラスを変更するには
必須で編集可能な検索条件の値を入力することができます。 ストリングで、検索を設計するユーザーが、Search Designer で「is like」演算子を指定した場合、利用できる演算子のリストから選択できます。
検索を設計するユーザーは、検索するプロパティーを指定します。 さらに検索設計者は、それぞれの条件に、必須、編集可能、読み取り専用、非表示のいずれかを指定することで、どの条件を表示したり編集できるか決定します。
検索ページには非表示ではない検索条件が表示されます。 ドキュメントに関連した条件は上部に表示され、フォルダーに関連した条件は下部に表示されます。 条件はカラー・ボックスにグループ分けされてネストされ、AND および OR演算子で条件を結合する方法を視覚的に表示します。
ヒント: 「リセット」をクリックすると、すべての条件をこの検索に含まれていた元の値に復元できます。
キーボード・ヒント いくつかのフィールド値は、... ボタンを使用してリストから選択する必要があります。 (このボタンは、値を入力するのではなく値をリストから選択するために使用されます)。 この方法で選択した値をクリアするには (「検索場所」フィールドや「クラス」フィールドを除く)、... ボタンにフォーカスを移動して、Delete キーを押します。
スクリーン・リーダー・ヒント ネストされた条件の複雑なセットでは、条件を一行ずつ読む必要があります。
プロパティーをドキュメントとフォルダーの両方に適用する場合、検索を設計するユーザーはプロパティーを共通のものとして指定できます。 共通の条件が検索テンプレートのドキュメント・セクションとフォルダー・セクションの両方に表示されます。1 つのセクションで値を指定すると、もう 1 つのセクションにある対応するプロパティーの値が自動的に更新されます。 共通の条件はアイコンで識別されます。対になったドキュメントとフォルダーのプロパティーは、検索条件のリストで同じ名前と相対位置を共有します。
「次で始まる」、「次で終わる」、「次を含む」オプションを使用した、列ベースのプロパティー値で、検索を実行すると、適切な場所 (終わり、始め、両方) にワイルドカード文字 (%) が自動的に挿入されます。 必要に応じてオプションで、追加のワイルドカード文字を追加することができます。
コンテンツ検索を実行すると、そのコンテンツや索引プロパティーで指定したテキストを含むドキュメントが返されます。 検索を設計するユーザーがコンテンツ・ベースの条件に含まれている場合、検索を実行すると、検索するテキストの入力を求めるメッセージが表示されます。
注: 検索するオブジェクト・ストアがコンテンツ・ベースの検索に索引付けされていない場合、関連する条件は表示されません。
検索テンプレートにより表示されるメッセージ... | 検索がドキュメントを検索するのに使用するコンテンツの一致条件... |
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コンテンツの内容 (1 つの単語または語句のみ) | 1 つの単語または語句。 感嘆符 (!) を使用して検索結果から単語または語句を除外してください。 たとえば、!music と入力すると、music という単語を含むドキュメントが除外されます。 一般的に、別のコンテンツ・ベースの条件と一緒にこの条件を使用します。 たとえば、別の条件で bass と入力した場合、この条件で music を除外することにより、バス楽器の四重奏 (bass quartets) についてのドキュメントを除外しつつ、海釣り (スズキ釣り (bass fishing)) に関するドキュメントを見ることができます。 |
コンテンツの内容 (すべて) | 任意の順序によるすべての語句。 少なくとも 1 つの単語を入力する必要があります。 |
コンテンツの内容 (任意) | 任意の語句。 少なくとも 1 つの単語を入力する必要があります。 |
コンテンツの内容 (近接している) | それぞれが順序よく近接している語句。 近接検索は、指定したすべての単語を検索し、一致率がどの程度近接しているかに基づいて結果をランク付けします。 2 つ以上の単語または語句を入力する必要があります。 |
コンテンツの内容 (同じ段落内) | 同じ段落内にあるすべての語句。 2 つ以上の単語または語句を入力する必要があります。 |
コンテンツの内容 (同じセンテンス内) | 同じセンテンス内にあるすべての語句。 2 つ以上の単語または語句を入力する必要があります。 |
HTML/XML タグ <タグ名> | 指定した HTML/XML タグ内に含まれるすべての語句。 少なくとも 1 つの単語を入力する必要があります。 |
VQL 照会と一致するコンテンツ | Autonomy K2 照会言語を使用した構造化照会。 構造化照会の詳細については、Autonomy K2 ドキュメントを参照してください。 |
コンテンツ検索の有効性を最大化するために役立つヒントを次に示します。
完全一致語または完全一致語句 | 完全に一致する語句を検索するには、語句を二重引用符で囲みます。 これは、固有名詞や一般的な語句を検索する場合に特に役立ちます。 例えば、John Adams を検索すると、アメリカ大統領の John Adams および John Quincy Adams を含むドキュメントが検索結果として表示されます。 この場合、"John Adams" と入力すると、John Adams を含むドキュメントだけが検索結果に表示されます。 コンテンツ検索では、検索語だけでなく、検索語に類似する単語も検索します。 例えば、month と入力すると、month または months という単語を含むドキュメントが検索結果として表示されます。 単語の変化形を除外するには、単語を二重引用符で囲みます。 |
大文字と小文字の区別 | 単語または語句を二重引用符で囲むと、検索結果が大文字と小文字を区別するようにすることができます。 |
一般的な単語の検索 | デフォルトでは、the、in、and などの一般的な単語はコンテンツ検索で無視されます。 語句の一部として一般的な単語を検索するには、二重引用符で囲みます。 |
ワイルドカード文字の使用 | 検索対象のドキュメントで使用されているスペルやその他の変化形が不確実な場合は、検索語にワイルドカード文字を使用できます。
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検索テンプレートを設計するユーザーは、どのバージョンのドキュメントを検索するか指定し、このオプションを変更できるかどうか決定します。 検索テンプレートを選択する場合、バージョン選択が表示されます。ただし、検索を設計するユーザーがこのプロパティーを非表示にする場合、「ドキュメント・バージョン」オプションは使用できません。
バージョン選択を変更するには
検索設計者は 1つ以上の列を指定して、結果のソート順序を設定します。 プロパティー・ベースの条件における検索で、列の見出しをクリックすることで結果を再度ソートすることができます。 ソート順序を逆にするには、見出しをもう一度クリックします。2 つ以上の列でソートした検索結果の、デフォルトのソート順序を復元するには、検索を実行し直す必要があります。 別の場所を参照または検索するようにしておいた場合、Workplace XT には最大 10 種類の検索テンプレートの検索基準が記憶されます。 検索結果は記憶されないので、結果を再表示するには検索を再実行する必要があります。
コンテンツ・ベースの条件を含む検索による検索結果は異なって表示されます。 検索には、検索を設計するユーザーが非表示にしているコンテンツ・ベースの条件を含むことができます。 検索結果は、コンテンツ・ベースの条件にどれほど一致しているかに基づいてランク付けされているため、コンテンツ・ベースの条件があるかどうかを判断できます。 最も高くランク付けされたドキュメントは一番上にソートされます。
検索がコンテンツ・ベースとプロパティー・ベースの条件の組み合わせを含んでいる場合 (その条件では、1 つのセットまたはもう 1 つのセットが検索される)、コンテンツ条件に一致するドキュメントが最初に表示され、次にプロパティー条件に一致するランク付けされていないドキュメントが表示されます。 検索がコンテンツ・ベースとプロパティー・ベースの条件の組み合わせを含んでおり (その条件では、1 つのセットおよびもう 1 つのセットが検索される)、検索結果が 200 アイテム以下である場合、列の見出しをクリックすることで結果をソートすることができます。 ソート順序を逆にするには、見出しをもう一度クリックします。
1 つまたは複数のドキュメントを選択して表示したり、これらのドキュメントに対してさまざまなアクションを実行したりできます。 実行できるアクションは、ツールバーまたはポップアップ・メニューに表示できます。