ユーザー名

各ユーザーには固有のユーザー名が割り当てられます。ユーザー名とパスワードは管理者が作成します。ユーザーは、ユーザー名とパスワードを使用してアプリケーションにログインします。ユーザー名は、オブジェクトに対するアクセス権の識別にも使用され、アプリケーションのさまざまな場所で表示されます。この情報を基に、オブジェクトの作成者と所有者、オブジェクトの最終変更者を特定したりできます。

管理者は、ユーザー名を作成する際、その名前には短い形式、長い形式、および表示名の 3 つを割り当てます。アプリケーションでは、現在のビューや表示している情報の種類に応じて、名前がいずれかの形式で表示されます。

短い形式の名前は、ログインするときに使用するユーザー名です (例: 「abrown」)。ユーザー名は多くの場所で表示されるため、画面をすっきりと表示するために、通常、アプリケーションでは短い形式のユーザー名が表示されます。例えば、次の場所で使用されます。

「長い形式の名前」 は、ユーザーを特定するための固有のシステム識別子です (管理者は、この形式の名前を「完全修飾システム名」または「識別名」と呼ぶ場合があります)。この長い形式は、管理者がシステムをどのように構成しているかに応じて異なります。一般的には、短縮名よりも詳細な情報が名前に含まれます。例えば、上の例の「abrown」の場合、長い形式は 「uid=abrown,ou=Shared,ou=Engineering,dc=filenet,dc=com」のようになります。

セキュリティー設定の「タイトル」列にリストされているユーザー名の上にマウス・ポインターを置くと、長い形式の名前がポップアップ表示されます。次の例は、「abrown」の長い形式と短い形式を示しています。

長い名前のロールオーバーを持つ短いユーザー名の例