WebDAV は HTTP/1.1 プロトコルの拡張機能です。WebDAV を使用すると、クライアントは Web コンテンツのオーサリング操作をリモートで行うことができます。FileNet P8 WebDAV Servlet は、WebDAV 対応アプリケーション (Windows® エクスプローラー、Microsoft® Office など) を使用して、オブジェクト・ストアに保存されたフォルダーおよびドキュメントに対する基本オーサリング操作を行う際に、それらの操作に対するアクセスと実行の手段を提供するものです。FileNet P8 WebDAV Servlet (以下のヘルプ・トピックでは WebDAV と呼びます) は、IBM FileNet Workplace XT のインストール時にインストールされます。
エンド・ユーザーは、クライアントのデスクトップ上に Web フォルダー・オブジェクトを作成し、1 つ以上のオブジェクト・ストアを含む WebDAV URL を指定できます。一度この設定を行うとユーザーは、WebDAV オブジェクトを含む Web フォルダーに対して、クライアントのファイル・コマンドを実行できます。例えば、Windows エクスプローラーを使用して、ハード・ドライブ上のフォルダーからオブジェクト・ストア内のフォルダーにファイルを追加することができます。アイテムを追加または削除するには、オブジェクト・ストア内の特定のフォルダーに対する適切なアクセス権が必要です。