ドキュメントの追跡

File Tracker は、オブジェクト・ストアからチェックアウトしたローカル・ワークステーション上のドキュメントを追跡する機能です。このトラッキング機能を使用すると、チェックアウトの取り消し、保存、またはチェックインを行うドキュメントを Workplace XT で簡単に特定および検索できます。ご使用のサイト設定によっては、コンテンツを追加または保存した後、ドキュメントをオブジェクト・ストアにチェックインした後、またはチェックアウトを取り消した場合に、File Tracker はそのドキュメントをローカル・ワークステーションから自動的に削除することができます。

File Tracker の使用

ドキュメントをチェックアウトする場合は、ドキュメントはデフォルトの場所で追跡されるため、このデフォルトの場所を変更せずに使用します。別の場所を指定すると、ドキュメントは追跡されません。保存処理または追加処理中に、保存しているドキュメントまたはチェックイン中のドキュメントのローカル・コピーを、処理が終わった後にワークステーションから削除するというオプションを選ぶことができます。 サイト管理者は、「ローカル・コピーの削除」サイト設定のデフォルト設定をユーザーが変更できるかどうかを指定します。

チェックアウトの取り消し処理では、チェックアウトしてワークステーションにダウンロードしたドキュメントのローカル・コピーの場所が表示されます。ユーザーは、チェックアウトを取り消すドキュメントに対応するファイルを検索できます。また、チェックアウトを取り消すドキュメントのローカル・コピーを削除することもできます。(オプション)

File Tracker を使用できる場合、複数コンテンツ・ドキュメントはサポートされず、複数コンテンツ・アクションは無効になります。

Microsoft Windows Vista オペレーティング・システム

File Tracker を Vista オペレーティング・システム上で実行している場合、ドキュメントの追加やチェックインを行うときや、Workplace XT サーバーを Internet Explorer® の「信頼済みサイト」リストに追加するときには、「ローカル・ファイルの削除」オプションを使用することはできません。

File Tracker を使用している場合のチェックアウト

ドキュメントが追跡される場合、ドキュメントをチェックアウトするワークステーション上のディレクトリー・ロケーションを指定することができます。また、オブジェクト・ストアからチェックアウトした後すぐにドキュメントを開くよう指定することもできます。

File Tracker の使用中にドキュメントをチェックアウトするには

  1. チェックアウトするドキュメントを選択し、「チェックアウトおよびダウンロード」をクリックします。
  2. 管理者が「既存のファイルに上書きサイト設定を定義した場合、「既存のファイルに上書き」をクリックして、ドキュメントのダウンロードまたはチェックアウト先を変更することもできます。

    注意: ダウンロードまたはチェックアウトしようとするドキュメントと同じファイル名を持つドキュメントが保存場所に置かれている場合、そのファイルは上書きされます。

  3. ダウンロードしたドキュメントをすぐに開く場合、「ファイルを開く」 (単一アイテムの場合のみ) を選択します。