「ファイル・トラッキング」サイト設定では、File Tracker に対応するデフォルトの動作を指定します。File Tracker は、オブジェクト・ストアにおいてチェックインおよびチェックアウトするファイルのローカル・コピーの管理と追跡を行います。File Tracker を構成して、ユーザーがドキュメントをチェックインした時に、そのローカル・コピーを自動的に削除するようにすることができます。
「ファイル・トラッキングの有効化」設定では、ファイル・トラッキングおよびファイル管理機能をユーザーに対して有効にするかどうかを指定します。このオプションを有効化した場合、ユーザーがファイル・トラッキング機能を使用できるようになります。ファイル・トラッキング機能は Application Integration および Application Integration BCS に組み込まれています。どちらのアプリケーションもこの設定の影響は受けません。
「ドキュメント・ディレクトリー」設定では、ユーザーのローカル・ワークステーション上のダウンロード・ファイルが格納されるデフォルトの場所を指定します。追跡されるチェックアウト済みファイルはこの場所で検索されます。
「修飾パス」設定では、ローカル・ファイルをダウンロードおよびトラッキングするときに使用するフォルダーを指定します。例えば、C:\Workplace\TempData です。ドキュメント・ディレクトリーに対する「環境変数/修飾パス」設定を選択しなかった場合にのみ、パスにドライブ名指定を含めます。
この設定を「環境変数」設定と共に使用すると、ユーザーがドキュメントをチェックアウトおよびダウンロードするときのダウンロード・ファイルの場所を指定できます。
注意: 指定するフォルダーは、エンド・ユーザーのハード・ディスク上に既に存在していなければなりません。フォルダーが存在しない場合、追跡ファイルに対してアクションを実行するときに、ユーザーはローカル・ファイルを探さなければなりません。
「ローカル・コピーの削除」設定では、「追加」、「チェックイン」、「保存」、「チェックアウトの取り消し」アクションが使用されたときにファイルのローカル・コピーをエンド・ユーザーのコンピューターから自動的に削除するかどうかを指定します。有効な設定は、「はい」、「いいえ」、「読み取り専用」、「編集可能」です。「編集可能」を選択した場合、エンド・ユーザーは「はい」または「いいえ」のデフォルト設定を上書きできます。「読み取り専用」を選択した場合、デフォルト設定が強制的に使用されます。
「ファイルを開く」設定では、File Tracker でドキュメントを処理するときに「ファイルを開く」チェック・ボックスに表示されるデフォルト値を指定します。有効な設定は、「はい」または「いいえ」(デフォルト) です。