IBM Rational Developer for System i V7.1

インストール・ガイド


ご注意

本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。

本書は、IBM Rational Developer for System i (部品番号 5733-RDI) バージョン 7.1、および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。

お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。

 原 典:
GC23-7796-00
Rational(R) IBM Rational Developer for System i V7.1
Installation guide
 発 行:
日本アイ・ビー・エム株式会社
 担 当:
ナショナル・ランゲージ・サポート

第1版第1刷 2008.1

Copyright International Business Machines Corporation 2008. All rights reserved.

目次

概説
IBM Installation Manager
IBM Rational Software Development Platform
インストール要件
ハードウェア要件
ソフトウェア要件
ユーザー特権についての要件
インストール計画
インストール・シナリオ
インストールするフィーチャーの決定
フィーチャー
アップグレード、および共存についての考慮事項
製品の共存についての考慮事項
インストール・リポジトリー
IBM Installation Manager のリポジトリー設定
パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリー
既存の Eclipse IDE の拡張
プリインストール・タスク
インストール作業
Rational Developer for System i の CD-ROM からのインストール: タスクの概要
ワークステーション上の電子イメージからの IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール: タスクの概要
電子イメージからのインストール
共用ドライブ上の電子イメージからの IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール: タスクの概要
HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからの Rational Developer for System i V7.1 のインストール: タスクの概要
HTTP Web サーバー上への IBM Rational Developer for System i V7.1 の配置: タスクの概要
IBM Installation Manager の管理
Windows への IBM Installation Manager のインストール
Windows での IBM Installation Manager の開始
Windows での IBM Installation Manager のアンインストール
IBM Installation Manager のサイレント・インストールとアンインストール
IBM Installation Manager のサイレント・インストール
Windows からの IBM Installation Manager のサイレント・アンインストール
電子イメージの確認および解凍
ダウンロードしたファイルの解凍
ランチパッド・プログラムからのインストール
ランチパッド・プログラムの開始
ランチパッド・プログラムからのインストールの開始
Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール
サイレント・インストール
Installation Manager による応答ファイルの作成
Installation Manager のサイレント・インストール・モードでの実行
すべての使用可能な製品の検索とサイレント・インストール
現在インストールされているすべての製品に対する更新のサイレント・インストール
応答ファイルのコマンド
サイレント・インストール設定コマンド
サイレント・インストール・コマンド
参照: サンプル応答ファイル
サイレント・インストール・ログ・ファイル
IBM Rational Developer for System i V7.1 の開始
インストールの変更
IBM Rational Developer for System i V7.1 の更新
前のバージョンへの更新の復帰
IBM Rational Developer for System i V7.1 のアンインストール
IBM Packaging Utility
IBM Packaging Utility のインストール
IBM Packaging Utility の使用による HTTP サーバーへの製品パッケージのコピー
特記事項
商標

概説

このインストール・ガイドには、IBM(R) Rational(R) Developer for System i(TM) V7.1 のインストール、更新、およびアンインストール方法が記載されています。

この「インストール・ガイド」の最新版は、 http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/awdtools/rdi/v71/71/documents/install_instruction/install.html でオンラインで入手可能です。

IBM Installation Manager

IBM Installation Manager は、コンピューターに IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージをインストールするために役立つプログラムです。インストールされているすべてのパッケージの更新、変更、およびアンインストールにも使用できます。パッケージとは、具体的に Installation Manager でインストールできるように設計された製品、コンポーネントのグループ、または単一のコンポーネントです。

IBM Installation Manager は、次のタスクを短時間で実行できる便利なフィーチャーを提供します。

IBM Installation Manager について詳しくは、IBM Installation Manager のインフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1m0r0/index.jsp) を参照してください。

IBM Rational Software Development Platform

IBM Rational Software 開発プラットフォームは、複数の製品で共用される開発ワークベンチおよびその他のソフトウェア・コンポーネントが含まれた共通開発環境です。

インストール要件

このセクションでは、IBM Rational Developer for System i V7.1 を正しくインストールし、実行するために満たす必要がある、ハードウェア、ソフトウェア、およびユーザー特権の要件について詳しく説明します。

ハードウェア要件

IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールする前に、ご使用のシステムが最小ハードウェア要件を満たしていることを確認してください。

インストールにおけるハードウェア要件は次のとおりです。

ハードウェア 要件
プロセッサー Intel(R) Pentium(R) III 800 MHz プロセッサー以上 (より上位を推奨)
メモリー 512 MB RAM、1 GB RAM を推奨
ディスク・スペース 最小: 800 MB のディスク・スペースが製品パッケージのインストールに必要です。さらに、開発するリソース用の追加ディスク・スペースが必要になります。
注:
  • ディスク・スペース要件は、インストールするフィーチャーによって増減する場合があります。
  • この製品をインストールするための製品パッケージをダウンロードする場合は、追加のディスク・スペースが必要になります。
  • NTFS ではなく FAT32 を使用する場合は、追加のディスク・スペースが必要です。
  • ご使用の環境変数 TEMP で指定されたディレクトリーには、500 MB の追加ディスク・スペースが必要です。
ディスプレイ 最低でも 256 色を使用する 1024 x 768 解像度 (最適な結果を得るためにはそれ以上)
その他のハードウェア

  • Microsoft(R) マウスまたは互換のポインティング・デバイス
  • CD-ROM ドライブ

ソフトウェア要件

IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールする前に、ご使用のシステムがソフトウェア要件を満たしていることを確認してください。

システム

オペレーティング・システム

この製品でサポートされているオペレーティング・システム (32 ビット・モード) は次のとおりです。

注:
IBM Rational Developer for System i V7.1 は、64 ビット・プロセッサー上で稼働する Microsoft Windows オペレーティング・システムではサポートされません。

リストされているオペレーティング・システムでは、IBM Rational Developer for System i V7.1 でサポートされるすべての言語がサポートされます。

既存の Eclipse IDE を拡張する場合のソフトウェア要件

このバージョンの IBM Rational Software Delivery Platform の製品は、Eclipse IDE バージョン 3.2.2 での使用を前提に、開発されました。既存の Eclipse IDE の拡張は、オープン・ソース・コミュニティーから提供される最新の更新が適用されたバージョン 3.2.2 でのみ可能です。

既存の Eclipse IDE を拡張するには、以下の Java(TM) Development Kit の JRE も必要です。

注:
重要:
管理者特権を持たないユーザーが IBM Rational Developer for System i V7.1 を Windows Vista システム上で作業するには、Program Files ディレクトリー (C:¥Program Files¥) 内に Eclipse を選択しないでください。

その他のソフトウェア要件

ユーザー特権についての要件

IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールするには、以下の要件を満たすユーザー ID が必要です。

インストール計画

どの製品フィーチャーをインストールまたは更新する場合にも、事前にこのセクションのすべてのトピックをご一読ください。効果的なプランニングと、インストール・プロセスの主要な段階を理解することが、インストールの成功につながります。

インストール・シナリオ

IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールまたは更新する際に使用できるシナリオは多数あります。

以下に、インストール・シナリオを決定するいくつかの要素を挙げます。

典型的なインストール・シナリオには、以下のものがあります。

後の 3 つのシナリオでは、サイレント・モードで IBM Installation Manager プログラムを実行して、IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールすることを選択できます。IBM Installation Manager のサイレント・モードでの実行について詳しくは、サイレント・インストールを参照してください。

基本製品パッケージのインストールと同時に更新もインストールできることにも注意してください。

CD からのインストール

このインストール・シナリオでは、お客様は製品パッケージのファイルが含まれている CD を持っており、通常は、ご自身のワークステーション上に IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールします。このステップの概要については、Rational Developer for System i の CD-ROM からのインストール: タスクの概要を参照してください。

ワークステーションにダウンロードした電子イメージからのインストール

このシナリオでは、お客様は IBM パスポート・アドバンテージからインストール・ファイルをダウンロードしており、ご自身のワークステーション上に IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールします。このステップの概要については、ワークステーション上の電子イメージからの IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール: タスクの概要を参照してください。

共用ドライブ上の電子イメージからのインストール

このシナリオでは、お客様が共用ドライブに電子イメージを置いて、社内のユーザーが IBM パスポート・アドバンテージまたは Entitled Software Suppor サイトのいずれかから IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール・ファイルにアクセスできるようにします。このステップの概要については、共用ドライブ上の電子イメージからの IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール: タスクの概要を参照してください。

HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストール

このシナリオは、ネットワークを通じて製品をインストールする最速の方式です。 HTTP または HTTPS Web サーバー上に IBM Rational Developer for System i V7.1 の製品パッケージ・ファイルを置くには、IBM Packaging Utility というユーティリティー・アプリケーションを使用して、 HTTP または HTTPS Web サーバーから直接 IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールする場合に使用できるパッケージ・フォーマットにインストール・ファイルをコピーする必要があります。このユーティリティーは、 IBM Rational Developer for System i V7.1 と一緒に提供されます。パッケージが含まれている HTTP または HTTPS Web サーバー上のディレクトリーは、リポジトリーと呼ばれます。このステップの概要については、HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからの Rational Developer for System i V7.1 のインストール: タスクの概要およびHTTP Web サーバー上への IBM Rational Developer for System i V7.1 の配置: タスクの概要を参照してください。

インストールするフィーチャーの決定

インストールする IBM Rational Developer for System i V7.1 のフィーチャーを選択することにより、ソフトウェア製品をカスタマイズできます。

IBM Installation Manager を使用して IBM Rational Developer for System i V7.1 の製品パッケージをインストールする場合は、使用可能な製品パッケージに入っているフィーチャーがインストール・ウィザードに表示されます。このフィーチャー・リストから、インストールするフィーチャーを選択できます。デフォルトの一連のフィーチャーが選択されています (必須フィーチャーはすべて含まれています)。フィーチャー間に依存関係があれば、IBM Installation Manager はそれを強化し、必要なフィーチャーが消去されないようにします。

インストールの際に英語以外の言語を選択した場合は、すべての言語がインストールされます。同じセットに翻訳しない他のグループのコンポーネントについては、英語と翻訳された内容が混じって表示されることがあります。

注:
パッケージのインストールを終了した後も、IBM Installation Manager で「パッケージの変更」ウィザードを実行して、ソフトウェア製品のフィーチャーを追加または除去することができます。詳しくは、インストールの変更を参照してください。

フィーチャー

以下の表には、インストールを選択できる IBM Rational Developer for System i V7.1 のフィーチャーが示されています。デフォルトで選択されているインストールするフィーチャーは、異なる場合があります。フィーチャーがすでに共用リソース・ディレクトリーに存在している場合は、デフォルトでは選択されず、再度インストールされることはありません。

名前 説明 インストール対象としてデフォルトで選択済み
リモート・システム・エクスプローラーおよび i5/OS プロジェクト ネイティブの i5/OS アプリケーションを開発するための統合ツールを提供します。これらのワークステーション・ツールにより、i5/OS への接続、ライブラリー、オブジェクト、メンバー、ジョブ、および IFS ファイルの管理、RPG、COBOL、CL、および DDS 用の豊富な編集機能がある最新のワークステーション・ベースのエディターを使用したソース・メンバーの編集、コンパイルの起動とエラー・フィードバックの取得、リモート検索とプログラムのリモート・デバッグの実行、などを行うことができます。 はい
Screen Designer のテクノロジー・プレビュー Screen Designer テクノロジー・プレビューには、DDS ディスプレイ・ファイルのグラフィカルな編集機能が用意されています。 Screen Designer は、リモート・システム LPEX エディターの DDS 編集機能にグラフィカルなデザイン環境を統合します。DDS ディスプレイ・ファイルのグラフィカルな編集機能を提供して、リモート・システム LPEX エディターの DDS 編集機能にグラフィカルなデザイン環境を統合します。 はい
IBM アプリケーション・ダイアグラム・コンポーネント ネイティブの i5/OS アプリケーションのさまざまなリソースとその相互の関係のグラフィカルなビューを作成するツールを提供します。これには、ILE RPG、ILE COBOL、および CL ソースの呼び出しグラフを示すダイアグラム、およびプログラムとサービス・プログラムの各オブジェクトのバインディング関係を示すダイアグラムなどがあります。 はい
i5/OS Web サービスおよび Java のツール i5/OS ILE プログラム、サービス・プログラム、または OPM プログラム内のビジネス・ロジックとの通信に Java Web サービスのフロントエンドを使用する SOA アプリケーションをビルドするためのツールが用意されています。

はい (依存関係が満たされている場合)

あらかじめ Web 開発ツール のフィーチャーをインストールしておく必要があります。 IBM Installation Manager が、この依存関係が満たされていることを検査します。この依存関係が満たされていない場合、このフィーチャーは使用不可となり、インストールを選択することはできません。詳しくは、以下の注釈を参照してください。

WebSphere JAX-RPC Web サービス・ランタイムのサポート Web サービス・ウィザードで IBM WebSphere JAX-RPC Web サービス・ランタイムのサポートを提供します。 はい (依存関係が満たされている場合)

あらかじめ Web 開発ツール および WebSphere Application Server のコンパイル時依存コンポーネント のフィーチャーをインストールしておく必要があります。IBM Installation Manager が、依存関係が満たされていることを検査します。この依存関係が満たされていない場合、このフィーチャーは使用不可となり、インストールを選択することはできません。詳しくは、以下の注釈を参照してください。

注:
  1. インストールの際に、「フィーチャー」ページで、インストールするパッケージ・フィーチャーの選択を求めるプロンプトが表示されます。フィーチャー間の依存関係を表示するには、「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。

    フィーチャーをクリックすると、「詳細」に簡単な説明が表示されます。処理しているパッケージ内のフィーチャーを選択したりクリアしたりすると、 IBM Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に適用し、ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。

  2. Web 開発ツール および WebSphere Application Server のコンパイル時依存コンポーネント のフィーチャーは、一部の IBM Rational 製品で提供されます。例えば、IBM Rational Application Developer (V7.0.0.5 以降)、IBM Rational System Architect (V7.0.0.5 以降)、 IBM WebSphere Integration Developer (V6.1 以降) などで提供されます。

    IBM WebSphere Integration Developer では、 WebSphere Application Server のコンパイル時依存コンポーネント のフィーチャーは、オプション・フィーチャーのポータルのツール で提供されることに注意してください。 Web 開発ツール のフィーチャーは表示されず、常にデフォルトでインストールされます。

アップグレード、および共存についての考慮事項

前のバージョンの製品がある場合、または同じワークステーションに複数の Rational Software Delivery Platform 製品をインストールする計画がある場合は、このセクションの情報を検討してください。

製品の共存についての考慮事項

一部の製品は、同じパッケージ・グループにインストールされた場合、それと共存し、機能を共用するように設計されています。パッケージ・グループは、1 つ以上のソフトウェア製品またはパッケージをインストールできるロケーションです。各パッケージをインストールする場合は、そのパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするか、または新規にパッケージ・グループを作成するのかを選択します。 IBM Installation Manager は、共用するように設計されていない製品や、バージョンの許容度およびその他の要件を満たさない製品をブロックします。一度に複数の製品をインストールする場合は、製品でパッケージ・グループを共用できなければなりません。

リリース時点で、パッケージ・グループにインストールされた場合に機能を共用する製品は、以下のとおりです。

IBM Rational Developer for System i V7.1 は、次のいずれかを含むパッケージ・グループにはインストールできません。

適格製品であれば、1 つのパッケージ・グループにいくつでもインストールできます。製品がインストールされると、その機能はパッケージ・グループ内の他のすべての製品で共用されます。開発製品とテスト製品を 1 つのパッケージ・グループにインストールする場合、製品のいずれか一方を始動すると、開発とテストの両方の機能がユーザー・インターフェースで使用可能になります。製品にモデリング・ツールを追加すると、パッケージ・グループ内のすべての製品で、開発、テストおよびモデリングの機能が使用可能になります。

開発製品をインストールし、その後で追加の機能を持つ開発製品を購入して、同じパッケージ・グループにその製品を追加すると、両方の製品で追加の機能が使用可能になります。より多くの機能を持つ製品をアンインストールした場合、元の製品はそのまま残ります。これは、Rational Software Delivery Platform における V6.0 製品の「アップグレード」の動作とは異なることに注意してください。

注:
固有のロケーションにインストールされた各製品は、 1 つのパッケージ・グループとしか関連付けることができません。複数のパッケージ・グループと関連付けるためには、製品を複数のロケーションにインストールする必要があります。

インストール・リポジトリー

IBM Installation Manager は、指定のリポジトリー・ロケーションから製品パッケージを取得します。

ランチパッドを使用して IBM Installation Manager を開始すると、リポジトリー情報が Installation Manager に渡されます。 IBM Installation Manager を直接開始した場合は、インストールする製品パッケージを含むインストール・リポジトリーを指定する必要があります。IBM Installation Manager のリポジトリー設定を参照してください。

一部の組織では、製品パッケージをイントラネットに組み込み、ホスティングします。この種のインストール・シナリオについては、 HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストールを参照してください。システム管理者から正しい URL を提供してもらう必要があります。

デフォルトでは、IBM Installation Manager は、各 Rational ソフトウェア開発製品に組み込まれている URL を使用して、インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続します。 その後、IBM Installation Manager が製品パッケージと新規フィーチャーを検索します。

IBM Installation Manager のリポジトリー設定

ランチパッド・プログラムから IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストールを開始する場合は、インストールする製品パッケージを入れるリポジトリーのロケーションは、 IBM Installation Manager で始動時に自動的に定義されます。ただし、IBM Installation Manager を直接始動する場合 (例えば、Web サーバーにあるリポジトリーから IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールする場合) は、IBM Installation Manager でリポジトリー設定 (製品パッケージを入れるディレクトリーの URL) を手動で指定しないと、製品パッケージをインストールすることはできません。このリポジトリー・ロケーションは、「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで指定します。デフォルトでは、IBM Installation Manager は、各 Rational ソフトウェア開発製品に組み込まれている URL を使用して、インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続し、インストール可能なパッケージおよび新規フィーチャーを検索します。組織によっては、イントラネット・サイトを使用するためにリポジトリーをリダイレクトする必要があります。

注:
インストール・プロセスを開始する前に、必ず管理者からインストール・パッケージのリポジトリーの URL を取得してください。

IBM Installation Manager でリポジトリー・ロケーションを追加、編集、または除去するには、次の手順に従ってください。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. IBM Installation Manager の「スタート」ページで、「ファイル」 -> 「設定」をクリックしてから 「リポジトリー」をクリックします。 「リポジトリー」ページが開きます。このページには、使用可能なリポジトリー、そのロケーション、およびアクセス可能かどうかが表示されます。
  3. 「リポジトリー」ページで、「リポジトリーの追加」をクリックします。
  4. 「リポジトリーの追加」ウィンドウで、リポジトリー・ロケーションの URL を入力するか、ブラウズしてファイル・パスを設定します。
  5. 「OK」をクリックします。HTTPS または制限付き FTP のリポジトリー・ロケーションを指定した場合は、ユーザー ID とパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。 新規または変更されたリポジトリー・ロケーションがリストされます。リポジトリーがアクセス不可の場合は、「接続」列に赤い x が表示されます。
  6. 「OK」をクリックして終了します。

注:
IBM Installation Manager によってデフォルトのリポジトリー・ロケーションでインストール済みパッケージを検索する場合は、「リポジトリー」の設定ページで「インストールと更新を行っている間にサービス・リポジトリーを検索します」の設定が選択されていることを確認します。この設定はデフォルトで選択されています。

パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリー

IBM Installation Manager を使用して IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージをインストールする場合は、パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリーを選択する必要があります。

パッケージ・グループ

インストール・プロセス中に、IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージのパッケージ・グループ を指定する必要があります。パッケージ・グループは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。 IBM Installation Manager を使用して IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージをインストールする場合は、新規パッケージ・グループを作成するか、またはパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールできます。(一部のパッケージは、パッケージ・グループを共用できない場合があります。その場合、既存パッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。)

一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされる点に注意してください。

パッケージ・グループには自動的に名前が割り当てられます。ただし、パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーは選択できます。

製品パッケージのインストールが成功し、パッケージ・グループが作成された後に、インストール・ディレクトリーを変更することはできません。インストール・ディレクトリーには、パッケージ・グループにインストールされた IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージに固有のファイルおよびリソースが含まれます。他のパッケージに使用される可能性のある製品パッケージ内のリソースは、共用リソース・ディレクトリーに置かれます。

重要:
管理者特権を持たないユーザーが IBM Rational Developer for System i V7.1 を Windows Vista オペレーティング・システムで作業するには、Program Files ディレクトリー (C:¥Program Files¥) 内のディレクトリーを選択しないでください。

共用リソース・ディレクトリー

共用リソース・ディレクトリー は、1 つ以上の製品パッケージ・グループで使用できるインストール作成物を配置するディレクトリーです。

重要:

既存の Eclipse IDE の拡張

IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージをインストールする際に、コンピューターにすでにインストール済みの Eclipse 統合開発環境 (IDE) を拡張することを選択することができます。拡張は、Rational Developer for System i パッケージに含まれている機能を追加することによって実現できます。

IBM Installation Manager を使用してインストールされた IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージは、あるバージョンの Eclipse IDE、つまりワークベンチが組み込まれています。この組み込まれたワークベンチは、IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージの機能を提供する際の基本プラットフォームになります。ただし、ワークステーション上に既存の Eclipse IDE がある場合は、この IDE を拡張 するかどうかを選択可能です。つまり、IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージで提供される追加機能を、IDE に追加するかどうかを選択できるわけです。

注:
すべてのフィーチャーが Sun JRE に対応しているわけではありません。

既存の Eclipse IDE を拡張するには、「パッケージのインストール」ウィザードの「ロケーション」ページで、 「既存の Eclipse の拡張」オプションを選択します。

重要:
管理者特権を持たないユーザーが IBM Rational Developer for System i V7.1 を Windows Vista オペレーティング・システムで作業するには、Program Files ディレクトリー (C:¥Program Files¥) 内に Eclipse をインストールしないでください。

IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージで提供されている機能はほしいが、IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージが提供する機能で作業する場合に、現行 IDE の設定も保持したい場合です。すでに Eclipse IDE を拡張しているインストール済みのプラグインを使用して、作業をしたいという場合もあります。

既存の Eclipse IDE はバージョン 3.2.2 でなければなりません。 Installation Manager は、指定した Eclipse インスタンスがインストール・パッケージの要件を満たしているか検査します。

プリインストール・タスク

製品をインストールする前に、以下のステップを実行しておく必要があります。

  1. ご使用のシステムがセクションインストール要件に記載されている要件を満たしていることを確認します。
  2. ご使用のユーザー ID が製品のインストールに必要なアクセス権を満たしていることを確認します。ユーザー特権についての要件を参照してください。
  3. セクションインストール計画を一読します。特に、トピックアップグレード、および共存についての考慮事項をよくお読みください。

インストール作業

次のセクションでは、インストール・シナリオのセクションに記載されているインストール・シナリオの概要を示します。詳しい説明には、メイン・ステップのリンクからアクセスできます。

Rational Developer for System i の CD-ROM からのインストール: タスクの概要

このインストール・シナリオでは、インストール・ファイルが含まれている CD を持っており、通常は、そこからワークステーション上に Rational Developer for System i をインストールします。

CD からインストールする一般的な手順は、次のとおりです。

  1. プリインストール・タスクにリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
  2. 1 枚目のインストール CD を CD ドライブに挿入します。
  3. システムで自動実行が使用可能になっている場合は、Rational Developer for System i ランチパッド・プログラムが自動的に開きます。自動実行が使用不可の場合は、ランチパッド・プログラムを開始してください。 詳しくは、 ランチパッド・プログラムの開始を参照してください。
  4. ランチパッドから Rational Developer for System i のインストールを開始します。 詳しくは、ランチパッド・プログラムからのインストールの開始を参照してください。

ワークステーション上の電子イメージからの IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール: タスクの概要

電子インストール・イメージから IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールする場合の一般的な手順は、次のとおりです。

  1. IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なスペースが、ワークステーションにあることを確認してください。ハードウェア要件を参照してください。
  2. IBM パスポート・アドバンテージから製品イメージの必要な部分を、一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルからインストール・イメージを抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、電子イメージの確認および解凍を参照してください。
  4. 続けて、下記の 電子イメージからのインストールのステップを実行します。

電子イメージからのインストール

  1. プリインストール・タスクにリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
  2. ランチパッド・プログラムを開始します。詳しくは、ランチパッド・プログラムの開始を参照してください。
  3. ランチパッドから、IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストールを開始します。 詳しくは、ランチパッド・プログラムからのインストールの開始を参照してください。
  4. 「パッケージのインストール」ウィザードの説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストールを参照してください。

共用ドライブ上の電子イメージからの IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール: タスクの概要

このシナリオでは、お客様は共用ドライブ上に電子イメージを置いて、社内のユーザーが 1 つのロケーションから IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール・ファイルにアクセスできるようにします。

共用ドライブ上にインストール・イメージを置く人が、以下のステップを実行します。

  1. IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なディスク・スペースが、共用ドライブにあることを確認してください。詳しくは、 ハードウェア要件を参照してください。
  2. IBM パスポート・アドバンテージから製品イメージの必要な部分を、共用ドライブ上の一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
  3. インストール・イメージをダウンロードしたファイルから共用ドライブ上のアクセス可能なディレクトリーに抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、電子イメージの確認および解凍を参照してください。

共用ドライブ上のインストール・ファイルから IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールするには、以下のようにします。

  1. インストール・イメージが含まれている共用ドライブの disk1 ディレクトリーに移動します。
  2. 電子イメージからのインストールのステップに従います。

HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからの Rational Developer for System i V7.1 のインストール: タスクの概要

このシナリオでは、製品パッケージは HTTP または HTTPS Web サーバーから IBM Installation Manager によって取り出されます。

次のステップは、IBM Rational Developer for System i V7.1 のパッケージを含むリポジトリーが HTTP または HTTPS Web サーバー上に作成されていることを前提としています。

HTTP サーバーまたは HTTPS サーバー上のリポジトリーから IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージをインストールするには、次の手順に従ってください。

  1. プリインストール・タスクにリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
  2. IBM Installation Manager をインストールします。IBM Installation Manager の管理を参照してください。 このシナリオでは、例えば、IBM Installation Manager のインストール・ファイルは共用ドライブから入手できます。
  3. IBM Installation Manager を開始します。詳しくは、 Windows での IBM Installation Manager の開始を参照してください。
  4. IBM Installation Manager のリポジトリー設定として、 IBM Rational Developer for System i V7.1 のパッケージを含むリポジトリーの URL を設定します。 IBM Installation Manager のリポジトリー設定を参照してください。
  5. IBM Installation Manager で「パッケージのインストール」ウィザードを開始し、「パッケージのインストール」ウィザードに表示される指示に従ってインストールを完了します。詳しくは、Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストールを参照してください。

HTTP Web サーバー上への IBM Rational Developer for System i V7.1 の配置: タスクの概要

HTTP Web サーバーにあるリポジトリーからの IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストールを準備するには、次の手順に従ってください。

  1. ご使用の HTTP または HTTPS Web サーバーに、製品パッケージを保管するのに十分なディスク・スペースがあることを確認します。 ハードウェア要件を参照してください。
  2. IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なディスク・スペースが、ワークステーションにあることを確認してください。ハードウェア要件を参照してください。
  3. IBM パスポート・アドバンテージから製品イメージの必要な部分を、ワークステーション上の一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
  4. ダウンロードしたファイルからインストール・イメージをワークステーション上の別の一時ディレクトリーに抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、電子イメージの確認および解凍を参照してください。
  5. ワークステーションに IBM Packaging Utility をインストールします。このユーティリティーは、disk1 のフォルダー PackagingUtility にあります。
  6. Packaging Utility を使用して、IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージをコピーします。
  7. Packaging Utility の出力を HTTP または HTTPS Web サーバーにコピーします。
  8. IBM Installation Manager のインストール・ファイルを、製品の disk1 から共用ドライブにコピーします。
  9. 社内ユーザーに IBM Installation Manager をインストールするよう指示します。
  10. 以前に作成済みの IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージが含まれているリポジトリーの URL をユーザーに提供します。

IBM Installation Manager の管理

このセクションでは、IBM Installation Manager に関連したいくつかの共通タスクを扱います。詳しくは、IBM Installation Manager のオンライン・ヘルプ、または IBM Installation Manager のインフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1m0r0/index.jsp) を参照してください。

Windows への IBM Installation Manager のインストール

ランチパッド・プログラムから製品のインストールを開始する場合、 IBM Installation Manager がまだワークステーションにインストールされていないときには、そのインストールが自動的に開始されます。 (このプロセスについて詳しくは、ランチパッド・プログラムからのインストールを参照してください。) それ以外の場合には、IBM Installation Manager のインストールを手動で開始する必要があります。

IBM Installation Manager のインストールを手動で開始するには、次のようにします。

  1. 1 枚目のインストール・ディスクの InstallerImage_win32 フォルダーから、install.exe を実行します。
  2. 「パッケージのインストール」ページで「次へ」をクリックします。
  3. 「ご使用条件」ページの使用条件を読み、「使用条件の条項に同意します」を選択して同意します。「次へ」をクリックします。
  4. 必要に応じて、「ロケーション」ページの「参照」ボタンをクリックして、インストール・ロケーションを変更します。 「次へ」をクリックします。
  5. 要約ページで「インストール」をクリックします。インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを確認するメッセージが表示されます。
  6. 「終了」をクリックします。 IBM Installation Manager が開きます。

Windows での IBM Installation Manager の開始

IBM Installation Manager は、ランチパッド・プログラムから開始してください。こうすると、IBM Installation Manager が、リポジトリー設定を構成し、IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージを選択した状態で起動します。IBM Installation Manager を直接開始した場合は、リポジトリーの設定と製品パッケージの選択を手動で行う必要があります。詳しくは、インストール計画 を参照してください。

手動で IBM Installation Manager を始動するには、以下のようにします。

  1. タスク バー「スタート」メニューを開きます。
  2. 「すべてのプログラム」 -> 「IBM Installation Manager」 -> 「IBM Installation Manager」を選択します。

注:
Windows Vista オペレーティング・システムでは、Installation Manager を管理者として実行しなければなりません。プログラムのショートカットを右クリックして、「管理者として実行」をクリックします。

Windows での IBM Installation Manager のアンインストール

IBM Installation Manager をアンインストールするには、以下のようにします。

  1. タスク バー「スタート」メニューを開きます。
  2. 「すべてのプログラム」 -> 「IBM Installation Manager」 -> 「IBM Installation Manager のアンインストール」を選択します。
  3. 「アンインストール」ページで「次へ」をクリックします。 アンインストール対象として IBM Installation Manager が選択されます。
  4. 要約ページで「アンインストール」をクリックします。

注:
IBM Installation Manager のアンインストールは、「コントロール パネル」を使用して行うこともできます。 「スタート」 -> 「設定」 -> 「コントロール パネル」の順にクリックし、「プログラムの追加と削除」をダブルクリックします。 IBM Installation Manager の項目を選択し、「除去」をクリックします。

IBM Installation Manager のサイレント・インストールとアンインストール

IBM Installation Manager はサイレントでインストールおよびアンインストールすることができます。

IBM Installation Manager のサイレント・インストール

IBM Installation Manager のサイレント・インストールを実行するには、 disk1 の InstallerImage_win32 サブディレクトリーに切り替えて、次のコマンドを使用します。

インストールしたら、IBM Installation Manager または IBM Installation Manager インストーラーを使用してパッケージのサイレント・インストールを実行することができます。

Windows からの IBM Installation Manager のサイレント・アンインストール

Windows で IBM Installation Manager のサイレント・アンインストールを実行する場合は、次の手順に従ってください。

  1. コマンド行から、IBM Installation Manager の uninstall ディレクトリーに移動します。デフォルトでは、C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥Installation Manager¥uninstall です。Vista の場合、デフォルトの uninstall ディレクトリーは C:¥ProgramData¥IBM¥Installation Manager¥uninstall です。
  2. コマンド uninstallc.exe --launcher.ini silent-uninstall.ini を入力します。

電子イメージの確認および解凍

インストール・ファイルを IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする場合は、圧縮ファイルから電子イメージを解凍してから、IBM Rational Developer for System i V7.1 をインストールしてください。

インストール・ファイルのダウンロードに Download Director オプションを選択した場合、Download Director アプレットは処理する各ファイルの完全性を自動的に検証します。

ダウンロードしたファイルの解凍

各圧縮ファイルを同じルート・ディレクトリー (C:¥RDi71 など) に解凍します。ファイルが解凍されると、次のように表示されます。

ランチパッド・プログラムからのインストール

ランチパッド・プログラムを使用すると、1 つのロケーションでリリース情報の表示およびインストール・プロセスの開始を行うことができます。

次の場合は、ランチパッド・プログラムを使用して、 IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストールを開始します。

インストール・プロセスをランチパッド・プログラムから開始すると、コンピューターにまだインストールされていない場合には、 IBM Installation Manager が自動的にインストールされ、 IBM Rational Developer for System i v7.1 パッケージを含むリポジトリーのロケーションで事前定義された状態で起動します。 Installation Manager を直接インストールして開始する場合は、手動でリポジトリー設定を行う必要があります。

ランチパッドからインストールするには、以下のようにします。

  1. プリインストール・タスクをまだ行っていない場合は、プリインストール・タスクに記載されているプリインストール・タスクを完了します。
  2. ランチパッド・プログラムを開始します。ランチパッド・プログラムの開始を参照してください。
  3. IBM Rational Developer for System i v7.1 のインストールを開始します。ランチパッド・プログラムからのインストールの開始を参照してください。

「パッケージのインストール」ウィザードの説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストールを参照してください。

重要:
Windows Vista オペレーティング・システムでのインストール上の注意:

ランチパッド・プログラムの開始

プリインストール・タスクをまだ行っていない場合は、プリインストール・タスクに記載されているプリインストール・タスクを完了します。

CD からインストールする場合で、ご使用のワークステーション上で自動実行が使用可能に設定されているときに、 1 枚目のインストール・ディスクを CD ドライブに挿入すると、 IBM Rational Developer for System i v7.1 ランチパッドが自動的に開始します。電子イメージからインストールする場合、もしくは、ワークステーション上で自動実行が未構成な場合は、ランチパッド・プログラムを手動で開始する必要があります。

ランチパッド・プログラムを開始するには、以下のようにします。

  1. IBM Rational Developer for System i v7.1 の disk1 を CD ドライブに挿入します。
  2. ご使用のシステムで自動実行が使用可能に設定されている場合は、 IBM Rational Developer for System i ランチパッド・プログラムが自動的に開きます。ご使用のシステムで自動実行が使用可能に設定されていない場合、または電子イメージからインストールする場合は、次の手順に従ってください。

ランチパッド・プログラムからのインストールの開始

  1. ランチパッド・プログラムを開始します。
  2. リリース情報をまだ読んでいない場合は、「リリース・ノート (Release notes)」をクリックしてお読みください。
  3. インストールを開始する準備ができたら、 「IBM Rational Developer for System i v7.1 のインストール (Install IBM Rational Developer for System i v7.1)」をクリックします。
  4. ご使用のシステムで IBM Installation Manager が検出されない場合、または古いバージョンがすでにインストールされている場合に、インストール・ウィザードが開始すると、インストール対象として IBM Installation Manager V1.1 と IBM Rational Developer for System i の両方が表示されます。 IBM Installation Manager V1.1 がすでにインストールされている場合は、 IBM Rational Developer for System i V7.1 のみが表示されます。
  5. ウィザードの指示に従って IBM Installation Manager と IBM Rational Developer for System i のインストールを完了します。詳しくは、Windows への IBM Installation Manager のインストールを参照してください。

Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール

次のステップでは、IBM Installation Manager グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) による IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージのインストールについて説明します。

  1. IBM Installation Manager の「スタート」ページで、 「パッケージのインストール」をクリックします。
    注:
    Installation Manager の新しいバージョンが検出されると、そのバージョンのインストールの確認を求めるプロンプトが表示されます。これを確認しないと、続行することはできません。 「OK」をクリックして先に進みます。 Installation Manager は自動的に、新しいバージョンのインストール、停止、再始動、および再開を実行します。
  2. 「パッケージのインストール」ウィザードの「インストール」ページに、 IBM Installation Manager が検索したリポジトリー内で検出されたすべてのパッケージがリストされます。 2 つのバージョンのパッケージが検出された場合は、最新バージョンまたは推奨バージョンのパッケージのみが表示されます。
  3. 「IBM Rational Developer for System i V7.1」パッケージをクリックして、 「詳細」ペインにこのパッケージの説明を表示します。
  4. IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージの更新を検索するには、「その他のバージョンと拡張機能の確認 (Check for Other Versions and Extensions)」をクリックします。
    注:
    Installation Manager が定義済みの IBM 更新リポジトリー・ロケーションでインストール済みパッケージを検索するには、「リポジトリー」の設定ページで「インストールと更新を行っている間にリンクされたリポジトリーをサーチします」設定を選択する必要があります。この設定はデフォルトで選択されています。インターネットへのアクセスも必要です。
    Installation Manager は、製品パッケージの定義済みの IBM 更新リポジトリーで更新を検索します。リポジトリー・ロケーションを設定しておけば、そこも検索します。プログレス・バーに検索状況が表示されます。基本製品パッケージのインストールと同時に更新もインストールできます。
  5. IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージの更新が検出された場合は、「パッケージのインストール」ページの各対応製品の下の「インストール・パッケージ」リストに表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。
  6. IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージと、インストールするパッケージのすべての更新を選択します。依存関係のある更新は、自動でまとめて選択およびクリアされます。「次へ」をクリックして続けます。
    注:
    一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされます。
  7. 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読みます。

    複数のパッケージをインストールするよう選択した場合は、パッケージごとにご使用条件があります。「ライセンス」ページの左側で、各パッケージのバージョンをクリックして、ご使用条件を表示してください。インストールするために選択したパッケージのバージョン (例えば、基本パッケージおよび更新) は、パッケージ名の下にリストされます。

    1. ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
    2. 「次へ」をクリックして続けます。
  8. 「ロケーション」ページで、「共用リソース・ディレクトリー」フィールドに 共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、デフォルト・パスを受け入れます。共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループが共用できるリソースが含まれています。「次へ」をクリックして続けます。

    デフォルトのパスは、次のとおりです。

    重要:
    共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回インストール時にのみ指定できます。将来のパッケージの共用リソースに十分なスペースを確保するために、これには一番大きいディスクを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。
  9. 「ロケーション」ページで、 IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージのインストール先の新しいパッケージ・グループを作成するか、既存のパッケージ・グループを使用します。パッケージ・グループは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。新しいパッケージ・グループを作成するには、以下のようにします。
    1. 「新規パッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」をクリックします。
    2. パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力します。 パッケージ・グループの名前が自動的に作成されます。

      デフォルトのパスは、次のとおりです。

      • Windows Vista: C:¥Program Files_IBM¥SDP70
      • その他の Windows: C:¥Program Files¥IBM¥SDP70
      重要:
      Windows Vista では、 Program Files ディレクトリーは、管理者以外のユーザーがこの保護下のディレクトリーへの書き込み権限を持つことができるように、常に仮想化されます。ただし、この仮想化の回避策は IBM Rational Developer for System i V7.1 とは互換性がありません。

      パス C:¥Program Files 内でインストール・ロケーションまたは共用リソース・ディレクトリーを選択したときに、管理者として IBM Rational Developer for System i V7.1 を実行する必要がない場合は、次の手順のいずれかに従ってください。

      • パス C:¥Program Files 内のディレクトリーでインストール・ロケーションを選択した場合は、 IBM Rational Developer for System i V7.1 (および同じインストール・ロケーションを共有しているその他のプログラム) を再インストールして、パス C:¥Program Files 以外のインストール・ロケーションを選択します。
      • パス C:¥Program Files 内で共用リソース・ディレクトリーを選択した場合は、IBM Rational Developer for System i V7.1 およびすべての Rational Software Delivery Platform 製品パッケージを (そのインストール・ロケーションに関係なく) 再インストールし、パス C:¥Program Files 以外の共用リソース・ディレクトリーおよびインストール・ロケーションを選択します。
    3. 「次へ」をクリックして続けます。
  10. 次の「ロケーション」ページで、インストールするパッケージに機能を追加して、システムにすでにインストールされている既存の Eclipse IDE を拡張することができます。このオプションを選択するには、eclipse.org から提供される最新の更新が適用された Eclipse バージョン 3.2.2 を使用している必要があります。
  11. 「フィーチャー」ページの「言語」で、パッケージ・グループの言語を選択します。IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージのユーザー・インターフェースおよび文書用の対応する各国語の翻訳がインストールされます。
  12. インストール対象のフィーチャーを選択する「フィーチャー」ページでは、 「i5/OS(R) Web サービスおよび Java ツール (i5/OS(R) Web Services and Java Tools)」「IBM WebSphere(R) JAX-RPC Web サービス・ランタイム・サポート (IBM WebSphere(R) JAX-RPC Web service runtime support)」 の 2 つのフィーチャーが使用不可になることがあります。この場合は、これらのフィーチャーの依存先のフィーチャーがまだインストールされていないことを意味します。これらのフィーチャーが使用不可に設定されている場合は、それらのフィーチャーなしで IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストールを続行することができます。必要なフィーチャーをインストールし終えたら、 IBM Installation Manager の「パッケージの変更」オプションを使用して、これらのフィーチャーを追加します。詳しくは、フィーチャーを参照してください。

    IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージをインストールする前に、「要約」ページで選択項目を検討します。前のページで行った選択を変更したい場合は、「戻る」をクリックして変更を行います。選択がそのままでよければ、 「インストール」をクリックしてパッケージをインストールします。

  13. インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを確認するメッセージが表示されます。
    1. 「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで現行セッションのインストール・ログ・ファイルを開きます。続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
    2. 「パッケージのインストール」ウィザードで、インストールの終了時に IBM Rational Developer for System i V7.1 を開始するかどうかを選択します。
    3. 「終了」をクリックして、選択したパッケージを起動します。「パッケージのインストール」ウィザードが閉じ、Installation Manager の「始動」ページに戻ります。

サイレント・インストール

IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージは、Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行してインストールすることもできます。 Installation Manager をサイレント・モードで実行する場合は、ユーザー・インターフェースは使用できません。代わりに、Installation Manager は応答ファイルを使用して、製品パッケージのインストールに必要なコマンドを入力します。Installation Manager のインストールも、 Installation Manager インストーラーを使用してサイレントで実行することができます。これで、インストーラーを使用して製品パッケージのインストールをサイレントで実行できるようになります。

Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、バッチ処理でスクリプトを通じて製品パッケージのインストール、更新、変更、およびアンインストールを行えるため便利です。

サイレント・インストールには、必須のメインタスクが 2 つあります。

  1. 応答ファイルの作成。
  2. Installation Manager のサイレント・インストール・モードでの実行。

Installation Manager による応答ファイルの作成

Installation Manager または Installation Manager インストーラーで Rational Developer for System i 製品パッケージをインストールするときのアクションを記録して、応答ファイルを作成することができます。応答ファイルを記録すると、Installation Manager の GUI で選択した項目がすべて XML ファイルに保管されます。Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、Installation Manager は XML 応答ファイルを使用して、パッケージが含まれているリポジトリーの検索、インストールするフィーチャーの選択などを行います。

インストール (またはアンインストール) 用の応答ファイルを記録するには、以下のようにします。

  1. コマンド行で、Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。例:
  2. コマンド行で次のコマンドを入力して、Installation Manager を開始し、応答ファイルおよび (オプションで) ログ・ファイルのファイル名およびロケーションについては独自のものに置換します。
    注:
    入力するファイル・パスが存在することを確認してください。Installation Manager では、応答ファイルとログ・ファイル用のディレクトリーは作成されません。
  3. 「パッケージのインストール」ウィザードの指示に従って、インストール・オプションを選択します。詳しくは、Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストールを参照してください。
  4. 「終了」をクリックして Installation Manager を閉じます。

コマンドで指定したロケーションに XML 応答ファイルが作成されます。

Installation Manager のサイレント・インストール・モードでの実行

製品のサイレント・インストールを実行するには、応答ファイルの作成後、eclipse サブディレクトリーから次のコマンドを実行します。

次の表は、サイレント・インストール・コマンドで使用される引数を示したものです。

引数 説明
-vm Java ランチャーを指定します。サイレント・モードでは、必ず java.exe (Windows の場合) または java (その他のプラットフォームの場合) を使用します。
-nosplash
スプラッシュ画面を非表示にすることを指定します。
--launcher.suppressErrors
JVM エラー・ダイアログを非表示にすることを指定します。
-silent IBM Installation Manager インストーラーまたは IBM Installation Manager をサイレント・モードで実行することを指定します。
-input
XML 応答ファイル を、IBM Installation Manager インストーラーまたは IBM Installation Manager への入力として指定します。応答ファイルには、インストーラーまたは IBM Installation Manager が実行するコマンドが含まれています。
-log
(オプション) サイレント・インストールの結果を記録するログ・ファイルを指定します。ログ・ファイルは XML ファイルです。

すべての使用可能な製品の検索とサイレント・インストール

すべての使用可能な製品に対する更新をサイレントで検索してインストールすることができます。

すべての使用可能な製品を検索してサイレントでインストールする場合は、次の手順に従ってください。

  1. コマンド行で、IBM Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。
  2. 以下のコマンドを入力して実行します。応答ファイルおよびログ・ファイル (オプション) の個所には、ご使用のロケーションを指定してください。

IBM Installation Manager に認識されているすべての使用可能な製品がインストールされます。

現在インストールされているすべての製品に対する更新のサイレント・インストール

現在インストールされているすべての製品に対する更新をサイレントで検索してインストールすることができます。

すべての使用可能な製品に対する更新を検索してサイレントでインストールする場合は、次の手順に従ってください。

  1. コマンド行で、IBM Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。
  2. 以下のコマンドを入力して実行します。応答ファイルおよびログ・ファイル (オプション) の個所には、ご使用のロケーションを指定してください。

IBM Installation Manager で認識されているすべての使用可能な製品の更新がインストールされます。

応答ファイルのコマンド

IBM Installation Manager のサイレント・インストール機能を使用する場合は、IBM Installation Manager で実行する必要のあるすべてのコマンドを含む応答ファイルを作成する必要があります。これを行う際に推奨されるのは、IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージのインストール時のアクションを記録することによって、応答ファイルを作成する、という方法です。ただし、応答ファイルは手動で作成したり編集したりすることができます。

応答ファイルのコマンドには、以下の 2 つのカテゴリーがあります。

サイレント・インストール設定コマンド

通常は「設定」ウィンドウを使用して設定を指定しますが、サイレント・インストール中に使用する応答ファイルに設定 (キーとして識別されます) を指定することもできます。

注:
応答ファイルには、複数の設定を指定できます。

応答ファイルに設定を定義する場合、使用する XML コードは次の例のようになります。

<preference
	name = "the key of the preference"
	value = "the value of the preference to be set">
</preference>

次の表を使用して、サイレント・インストール設定用のキーとそれに関連した値を識別します。

キー コメント
com.ibm.cic.common.core.preferences.logLocation Installation Manager のログ・ファイルのロケーションを指定します。
重要:
このキーはオプションで、テストとデバッグ用に設計されています。ログ・ファイルのロケーションが未指定である場合、 Installation Manager のサイレント・インストールと UI バージョンでは両方とも同じロケーションが使用されます。
com.ibm.cic.license.policy.location リモート・ライセンス・ポリシー・ファイルを置く場所を定義する URL を指定します。
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyEnabled True または False 「False」がデフォルト値です。
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyUseSocks True または False 「False」がデフォルト値です。
com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyEnabled True または False 「False」がデフォルト値です。
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.eclipseCache c:¥IBM¥common (Windows)

注:
上記のパスは、この設定のデフォルト値です。一般に、インストール・パッケージにはこの設定に対し独自の値が用意されています。
この場所は、すでにパッケージをインストール済みの場合は変更できません。
com.ibm.cic.agent.core.pref.offering.service.repositories. areUsed True または False 使用不可にするには、この設定を「False」に変更します。「True」の場合は、製品をインストールまたは更新するときに、リンクされているすべてのリポジトリーが検索されます。
com.ibm.cic.common.core.preferences. preserveDownloadedArtifacts True または False 使用不可にするには、この設定を「False」に変更します。「True」の場合は、前のバージョンへのパッケージのロールバックに必要なファイルがシステムに格納されます。「False」の場合は、これらのファイルは格納されません。これらのファイルを格納しない場合、オリジナルのリポジトリーまたはメディアに接続しなければロールバックすることはできません。

サイレント・インストール・コマンド

この表を参照すると、サイレント・インストール中に使用する応答ファイル・コマンドについてさらに詳細がわかります。

応答ファイルのコマンド 説明

プロファイル

<profile
id="プロファイル
(パッケージ・グループ) ID"
installLocation="the install location
 of the profile">
<data key="キー 1" value="値 1"/>
<data key="キー 2" value="値 2"/>

</profile>
このコマンドは、パッケージ・グループ (またはインストール・ロケーション) を作成する場合に使用します。指定したパッケージ・グループがすでに存在する場合は、このコマンドの効果はありません。現時点では、プロファイルを作成すると、サイレント・インストールでは以下の 2 つのインストール・コンテキストも作成されます。 1 つは Eclipse 向けで、もう 1 つは native 向けです。プロファイルは、インストール・ロケーションです。

プロファイルのプロパティーを設定するには、 <data> 要素を使用します。

現在サポートされているキーおよび関連する値は次のリストのとおりです。

  • eclipseLocation キーは、 c:¥myeclipse¥eclipse など、既存の Eclipse ロケーション値を指定します。
  • cic.selector.nl キーは、 zh、ja、en など、自然言語 (NL) のロケール選択を指定します。
注:
NL 値が複数ある場合はコンマで区切ります。

現在サポートされている言語コードは次のリストのとおりです。

  • 英語 (en)
  • フランス語 (fr)
  • イタリア語 (it)
  • 中国語 (簡体字) (zh)
  • ロシア語 (ru)
  • 中国語 (繁体字) (台湾) (zh_TW)
  • 中国語 (繁体字) (香港) (zh_HK)
  • ドイツ語 (de)
  • 日本語 (ja)
  • ポーランド語 (pl)
  • スペイン語 (es)
  • チェコ語 (cs)
  • ハンガリー語 (hu)
  • 韓国語 (ko)
  • ポルトガル語 (pt_BR)

リポジトリー

<server>
<repository location="http://example/
repository/">
<repository location="file:/C:/
repository/">
<!?add more repositories below-->
<...>
      </server>
このコマンドは、サイレント・インストール中に使用するリポジトリーを指定する場合に使用します。リモート・リポジトリーを指定する場合は URL または UNC パスを使用し、ローカル・リポジトリーを指定する場合はディレクトリー・パスを使用します。

インストール

<install>
<offering profile= "プロファイル ID"
features= "フィーチャー ID"
id= "offering id" version= "offering 
version"></offering>

<!?add more offerings below>
<...>

</install>
このコマンドを使用して、インストールするインストール・パッケージを指定します。

プロファイル ID は、既存のプロファイル、またはプロファイル設定コマンドで作成されたプロファイルと一致している必要があります。

フィーチャー ID は、コンマで区切られたリスト (「feature1, feature2」など) によって、オプションで指定できます。フィーチャー ID が指定されていない場合は、指定の製品のすべてのデフォルト・フィーチャーがインストールされます。

バージョン番号は必須ではありません。バージョン番号を指定しない場合、Installation Manager は、指定された ID を持つ最新の製品と、使用可能なすべての更新およびフィックスをインストールします。

注:
必須のフィーチャーは、コンマで区切られたリストで明示的に指定されていない場合であっても、インストール用に含まれます。

<install modify="true"> または <uninstall modify="true"> (オプション属性)

<uninstall modify="true">
<offering profile="プロファイル ID"
 id="ID"
version="バージョン"
features="-"/>
</uninstall>

既存のインストールを変更することを指示する場合は、 install コマンドおよび uninstall コマンドの <install modify="true"> 属性を使用します。 この属性が true に設定されていない場合、値はデフォルトで false に設定されます。変更操作を、追加の言語パックをインストールすることだけを目的に行う場合、製品フィーチャー ID リストでハイフン「-」を使用して、新しいフィーチャーを追加するわけではないことを指示する必要があります。

重要:
例で指定しているように、"modify=true" とハイフン "-" から成るフィーチャー・リストを指定してください。そうしないと、install コマンドでは製品のデフォルト・フィーチャーがインストールされ、 uninstall コマンドではすべてのフィーチャーが除去されます。

アンインストール

<uninstall>
<offering profile= "プロファイル ID"
features= "フィーチャー ID"
id= "offering id" version= "offering 
version"></offering>

<!?add more offerings below>
<...>

</uninstall>
このコマンドは、アンインストールするパッケージを指定する場合に使用します。

プロファイル ID は、既存のプロファイル、またはプロファイル・コマンドで指定されたプロファイルに一致している必要があります。さらに、フィーチャー ID が指定されていない場合は、指定の製品のすべてのフィーチャーがアンインストールされます。製品 ID が指定されていない場合は、指定のプロファイル内のすべてのインストール済み製品がアンインストールされます。

ロールバック

<rollback>
<offering profile= "プロファイル ID"
 id= "製品 ID"
version= "製品バージョン">
</offering>

<!?add more offerings below
<...>

</rollback>
このコマンドは、指定したオファリングを、指定したプロファイルに現在インストールされているバージョンからロールバックする場合に使用します。 rollback コマンドでフィーチャーを指定することはできません。

すべてインストール

<installALL/>
注:
このコマンドは、次のコマンドを使用した場合と同等です。
?silent ?installAll 
.
このコマンドは、すべての使用可能なパッケージをサイレントで検索し、インストールする場合に使用します。

すべて更新

<updateALL/>
注:
このコマンドは、次のコマンドを使用した場合と同等です。
?silent ?updateAll 
.
このコマンドは、すべての使用可能なパッケージをサイレントで検索し、更新する場合に使用します。

ライセンス

<license policyFile="policy file
 location"/>

例:

<license policyFile="c:¥mylicense.opt"/> 
このコマンドは、レコード・モードで Installation Manager を始動してからライセンス・ウィザードを開始することで、 license コマンドを入れる応答ファイルを生成する場合に使用します。

レコード・モード時に、ライセンス管理ウィザードでフレックス・オプションを設定すると、設定されたオプションは、生成された応答ファイルと同じディレクトリーにある「license.opt」という名前のライセンス・ポリシー・ファイルに記録されます。応答ファイルには、そのポリシー・ファイルを参照する license コマンドが入ります。

ウィザード

<launcher -mode wizard -input
< response file >
このコマンドは、UI モードで Installation Manager を始動する場合に使用します。UI モードでは、インストール・ウィザードまたはアンインストール・ウィザードのいずれかで、Installation Manager を始動します。ただし、この場合、応答ファイルには preference コマンドと install コマンド、または preference コマンドと uninstall コマンドしか入れることができません。 Installation Manager を UI モードで実行する場合は、同じ応答ファイルに install コマンドと uninstall コマンドを一緒に入れることはできません。

参照: サンプル応答ファイル

XML ベースの応答ファイルを使用すると、サイレント・インストール設定、リポジトリーのロケーション、インストール用プロファイルなどの事前定義情報を指定できます。応答ファイルは、インストール・パッケージをサイレントでインストールし、インストール・パッケージのロケーションと設定を標準化するチームや会社に役に立ちます。

サンプル応答ファイル
<agent-input >

<!-- add preferences -->
<preference name="com.ibm.cic.common.core.preferences. http.proxyEnabled" 
value="c:/temp"/>

<!-- create the profile if it doesn't exist yet -->
<profile id="my_profile" installLocation="c:/temp/my_profile"></profile>

<server>
<repository location= 
"http://a.site.com/local/products/sample/20060615_1542/repository/"></repository>
</server>
<install>
	<offering profile= "my_profile" features= "core" id= "ies" 
version= "3.2.0.20060615">
	</offering>
</install>
</agent-input>

サイレント・インストール・ログ・ファイル

サイレント・インストール・ログ・ファイルを使用すると、サイレント・インストール・セッションの結果を検査できます。

サイレント・インストール機能によって、XML ベースのログ・ファイルが作成されます。このログ・ファイルには、サイレント・インストールを実行した結果が記録されます。これは、-log <ログ・ファイル・パス>.xml を使用して、ログ・ファイル・パスが指定されている場合です。実行したサイレント・インストールのセッションが成功した場合、ログ・ファイルには <result> </result> のルート要素のみが収められます。しかし、インストール中にエラーが発生した場合は、以下のようなエラー要素が、メッセージとともにサイレント・インストール・ログ・ファイルに記録されます。

<result>
	<error> Cannot find profile: profile id</error>
	<error> some other errors</error>
</result>

詳細は分析は、Installation Manager のデータ域に生成されるログを参照することにより可能です。設定コマンドを使用することにより、選択したロケーションにデータ域をオプションで設定できます (応答ファイルのトピックを参照)。

IBM Rational Developer for System i V7.1 の開始

IBM Rational Developer for System i V7.1 は、デスクトップ環境またはコマンド行インターフェースから開始することができます。例えば、「スタート」>「すべてのプログラム」>「IBM Software Development Platform」> 「IBM Rational Developer for System i」>「IBM Rational Developer for System i」と選択します。

IBM Rational Developer for System i V7.1 をコマンド行から開始する場合は、次のように入力します。

重要:
Windows Vista オペレーティング・システムで、IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール・ロケーションまたは共用リソース・ディレクトリーがパス C:¥Program Files 内のディレクトリーにある場合は、 IBM Rational Developer for System i V7.1 を管理者として実行しなければなりません。管理者として実行するには、プログラムのショートカットを右クリックして、「管理者として実行」をクリックします。

Windows Vista では、 Program Files ディレクトリーは、管理者以外のユーザーがこの保護下のディレクトリーへの書き込み権限を持つことができるように、常に仮想化されます。ただし、この仮想化の回避策は IBM Rational Developer for System i V7.1 とは互換性がありません。

パス C:¥Program Files 内でインストール・ロケーションまたは共用リソース・ディレクトリーを選択したときに、管理者として IBM Rational Developer for System i V7.1 を実行する必要がない場合は、次の手順のいずれかに従ってください。

インストールの変更

IBM Installation Manager の「パッケージの変更」ウィザードで、インストール済み製品パッケージの言語およびフィーチャーの選択を変更できます。

デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。

注:
IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、変更を開始してください。

インストール済み製品パッケージを変更するには、以下のようにします。

  1. IBM Installation Manager の「スタート」ページで、 「パッケージの変更」アイコンをクリックします。
  2. 「パッケージの変更」ウィザードで、 IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージのインストール・ロケーションを選択し、「次へ」をクリックします。
  3. 「言語」の「変更」ページでパッケージ・グループの言語を選択して、 「次へ」をクリックします。 パッケージのユーザー・インターフェースおよびドキュメンテーションについて、対応する各国語翻訳がインストールされます。この選択は、このパッケージ・グループにインストールされたすべてのパッケージに適用されることに注意してください。
  4. 「フィーチャー」ページで、インストールまたは除去するパッケージ・フィーチャーを選択します。
    1. フィーチャーの内容を知りたい場合は、そのフィーチャーをクリックして、 「詳細」で簡単な説明を確認します。
    2. フィーチャー間の依存関係を表示するには、 「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。フィーチャーをクリックすると、それに依存するフィーチャーとその従属フィーチャーが、「依存関係」ウィンドウに表示されます。パッケージ内のフィーチャーを選択したり除外したりすると、 Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
  5. フィーチャーの選択が終了したら、 「次へ」をクリックします。
  6. インストール・パッケージを変更する前に「要約」ページで選択内容を確認し、次に「変更」をクリックします。
  7. オプション: 変更プロセスが完了したら、 「ログ・ファイルの表示」をクリックして完了ログを確認します。

IBM Rational Developer for System i V7.1 の更新

IBM Installation Manager でインストールされたパッケージの更新をインストールすることができます。

デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。

各インストール済みパッケージには、それぞれのデフォルトの IBM 更新リポジトリーのロケーションが組み込まれています。 IBM Installation Manager によって IBM 更新リポジトリー・ロケーションでインストール済みパッケージを検索する場合は、「リポジトリー」の設定ページで「インストールと更新を行っている間にサービス・リポジトリーを検索します」を選択する必要があります。この設定はデフォルトで選択されています。

詳しくは、 IBM Installation Manager のヘルプを参照してください。

注:
IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、更新を開始してください。

製品パッケージの更新を検索してインストールするには、次のようにします。

  1. Installation Manager の「スタート」ページで、 「パッケージの更新」をクリックします。
  2. IBM Installation Manager の新規リリースまたは更新が検出された場合は、その新規リリースまたは更新のインストールを続ける必要があります。ウィザードの指示に従って、Installation Manager のインストールまたは更新を完了します。
  3. 「パッケージの更新」ウィザードで、更新する IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージがインストールされているパッケージ・グループのロケーションを選択するか、 「すべて更新」チェック・ボックスを選択して、「次へ」をクリックします。 IBM Installation Manager が、そのリポジトリー、および IBM Rational Developer for System i V7.1 の事前に定義済みの更新サイトで更新を検索します。 プログレス・バーに検索状況が表示されます。
  4. パッケージの更新が検出されると、「パッケージの更新」ページの各パッケージの下の 「更新」リストにそれらが表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。「すべてを表示」をクリックすると、使用可能なパッケージに対して検出されたすべての更新が表示されます。
    1. 更新の詳細を知りたい場合は、「更新」をクリックし、「詳細」の下の説明を参照してください。
    2. 更新に関する追加情報が入手可能な場合は、説明本文の最後に「詳細情報」リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、ブラウザーに情報が表示されます。更新をインストールする前に、この情報を確認しておくようにしてください。
  5. インストールする更新を選択するか、「推奨を選択」をクリックしてデフォルトの選択を復元します。依存関係のある更新は、自動でまとめて選択およびクリアされます。
  6. 「次へ」をクリックして続けます。
  7. 「ライセンス」ページで、選択した更新のご使用条件を読みます。「ライセンス」ページの左側に、選択した更新のライセンスのリストが表示されます。各項目をクリックすると、ご使用条件の本文が表示されます。
    1. ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
    2. 「次へ」をクリックして続けます。
  8. 更新をインストールする前に「要約」ページで選択内容を確認します。
    1. 前のページで行った選択を変更したい場合は、「戻る」をクリックして変更を行います。
    2. そのままで問題なければ、「更新」をクリックし、更新をダウンロードしてインストールします。プログレス・バーにインストールの完了パーセントが表示されます。
    注:
    更新処理中に、 Installation Manager がパッケージの基本バージョンのリポジトリー・ロケーションの入力を求めるプロンプトを表示することがあります。製品を CD またはその他のメディアからインストールした場合は、更新機能を使用するときにそれらのメディアを使用できるようにしておく必要があります。
  9. オプション: 更新プロセスが完了すると、プロセスの成功を確認したというメッセージが、ページの上部に表示されます。 「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで現行セッションのログ・ファイルを開きます。続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
  10. 「終了」をクリックしてウィザードを閉じます。

前のバージョンへの更新の復帰

IBM Installation Manager の「パッケージのロールバック」ウィザードを使用することで、パッケージの更新を削除して前のバージョンに戻すことができます。IBM Rational Developer for System i V7.1 はロールバックをサポートしていません。

ロールバック・プロセスの際、IBM Installation Manager は前のバージョンのパッケージのファイルにアクセスする必要があります。デフォルトでは、これらのファイルはパッケージをインストールしたときにコンピューターに保管されます。ただし、パッケージをリポジトリーからインストールした場合は、ファイルはコンピューター上で使用できません。前のバージョンの製品をインストールしたときのリポジトリーを、 「設定」 (「ファイル」>「設定」>「リポジトリー」) にリストしておく必要があります。製品を CD またはその他のメディアからインストールした場合は、ロールバック・フィーチャーを使用するときにそれらのメディアを使用できるようにしておく必要があります。

更新を製品パッケージに適用した後で、その更新を削除して製品を前のバージョンに戻す場合は、ロールバック・フィーチャーを使用します。ロールバック・フィーチャーを使用する場合、 IBM Installation Manager は更新されたリソースをアンインストールして、前のバージョンのリソースを再インストールします。 1 度に 1 つのバージョン・レベルにしかロールバックできません。

詳しくは、 IBM Installation Manager のオンライン・ヘルプまたはインフォメーション・センターを参照してください。

更新を前のバージョンに戻す場合は、次の手順に従ってください。

  1. 「スタート」ページで、「パッケージのロールバック」をクリックします。
  2. 「ロールバック」ウィザードで、「インストール・パッケージ」リストから、前のバージョンに戻すパッケージを選択します。
  3. ウィザードの指示に従います。

IBM Rational Developer for System i V7.1 のアンインストール

IBM Installation Manager の「パッケージのアンインストール」オプションを使用して、 1 つのインストール・ロケーションから複数のパッケージをアンインストールすることができます。すべてのインストール・ロケーションからインストール済みのすべてのパッケージをアンインストールすることもできます。

パッケージをアンインストールするには、以下のようにします。

  1. IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムを閉じます。
  2. 「スタート」ページで「パッケージのアンインストール」をクリックします。
  3. 「パッケージのアンインストール」ページで、アンインストールする IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージを選択します。 「次へ」をクリックします。
  4. 「要約」ページで、アンインストールするパッケージのリストを確認し、 「アンインストール」をクリックします。 アンインストールが終了すると、「完了」ページが表示されます。
  5. 「終了」をクリックしてウィザードを終了します。

IBM Packaging Utility

IBM Packaging Utility ソフトウェアを使用すると、製品パッケージをリポジトリーにコピーできます。リポジトリーは、HTTP または HTTPS を介して使用可能な Web サーバーに置くことができます。

このユーティリティーを使用して、以下のタスクを実行します。

IBM Packaging Utility ソフトウェアは disk1 にあります。IBM Rational Developer for System i V7.1 パッケージを含むリポジトリーを HTTP または HTTPS 上で使用可能な Web サーバーに置く場合は、IBM Packaging Utility を使用して、IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージをリポジトリーにコピーする必要があります。

このツールの使用に関する完全な説明については、IBM Packaging Utility のオンライン・ヘルプを参照してください。

IBM Packaging Utility のインストール

IBM Rational Developer for System i V7.1 製品パッケージをコピーするには、事前に IBM Packaging Utility を disk1 からインストールしておく必要があります。

次のステップに従って、disk1 から IBM Packaging Utility ソフトウェアをインストールします。

  1. PackagingUtility ディレクトリーにナビゲートし、圧縮ファイル (pu.disk_win32.zip) から Packaging Utility のインストール・パッケージを解凍します。
  2. Packaging Utility インストーラーの実行可能ファイルを探します。
  3. インストーラーの実行可能ファイルを開始し、ウィザードの指示に従って IBM Packaging Utility をインストールします。
  4. IBM Installation Manager がワークステーション上に検出されない場合は、それをインストールするようプロンプトが表示され、インストール・ウィザードが開始します。ウィザードの指示に従って、Installation Manager のインストールを完了します。詳しくは、Windows への IBM Installation Manager のインストールを参照してください。
  5. IBM Installation Manager のインストールが完了すると、またはすでに Installation Manager がコンピューター上にある場合は、 IBM Installation Manager が始動し、自動的に「パッケージのインストール」ウィザードが開始します。
  6. 「パッケージのインストール」ウィザードの説明に従って、インストールを完了します。

IBM Packaging Utility の使用による HTTP サーバーへの製品パッケージのコピー

HTTP サーバーまたは HTTPS サーバー上にリポジトリーを作成するには、IBM Packaging Utility を使用して、IBM Rational Developer for System i V7.1 の製品パッケージをコピーする必要があります。

IBM Packaging Utility では、複数の製品パッケージを 1 つのリポジトリー・ロケーションにまとめることができます。詳しくは、IBM Packaging Utility のオンライン・ヘルプを参照してください。

IBM Packaging Utility を使用して製品パッケージをコピーするには、次の手順に従ってください。

  1. CD イメージからコピーする場合は、以下のタスクを実行します。
    1. disk1 を CD ドライブに挿入します。
    2. ご使用のシステムで自動実行が使用可能に設定されている場合は、 IBM Rational Developer for System i V7.1 ランチパッド・プログラムが自動的に開きます。ランチパッド・プログラムを閉じます。
  2. IBM Packaging Utility を開始します。
  3. ユーティリティーのメインページで「パッケージのコピー」をクリックします。 「前提条件」ページが開き、以下の 2 つのオプションが表示されます。
  4. 「IBM Web からパッケージをダウンロードします」をクリックします。
    注:
    アクセス可能なリポジトリーをすでに定義している場合は、 「他のソースからパッケージを取得します」オプションを使用できます。
  5. 「次へ」をクリックして、「ソース」ページに進みます。選択する製品パッケージが無い場合は、製品パッケージが含まれているリポジトリーを開く必要があります。
  6. リポジトリーを開くには、「リポジトリーを開く」ボタンをクリックします。 「リポジトリーを開く」ウィンドウが開きます。
    注:
    リポジトリーは、ファイル・システム内のディレクトリー、製品の disk1 が含まれているディスク・ドライブ、またはサーバー上のディレクトリーの URL へのパスです。
  7. リポジトリー・ロケーションを定義するには、「リポジトリー・ロケーション」の「参照」ボタンをクリックし、リポジトリー・ロケーションにナビゲートして選択します。リポジトリー・ロケーションは、電子ディスク・イメージが含まれている共通ルート・ディレクトリーか、 disk1 が含まれているドライブのいずれかになります。 例えば、IBM Rational Developer for System i V7.1 のファイルが C:¥My product¥unzip にある場合は、このロケーションをリポジトリーとして定義します。
  8. 「OK」をクリックしてリポジトリー・ロケーションを定義し、「リポジトリー・ディレクトリーの参照」ウィンドウを閉じます。
  9. 「宛先」ページで、「参照」ボタンをクリックし、製品の保管先として、既存のリポジトリー・ディレクトリーを選択するか、または新規フォルダーを作成します。
  10. 選択した製品パッケージおよびフィックス用のリポジトリーを指定したら、 「OK」をクリックして「ディレクトリーを参照」ウィンドウを閉じます。 定義したファイル・パスが、「宛先」ページの「ディレクトリー」フィールドにリストされます。
  11. 「次へ」をクリックして、「要約」ページに進みます。 「要約」ページに、宛先リポジトリーにコピーされる選択済み製品パッケージが表示されます。また、このページには、コピーに必要なストレージ・スペースの量およびドライブ上で使用可能なスペースの量もリストされます。
  12. 「コピー」をクリックして、選択済み製品パッケージを宛先リポジトリーにコピーします。 ウィザードの下部に、コピー・プロセスにあとどのくらいの時間がかかるかを示すステータス・バーが表示されます。 コピー・プロセスが終了すると、「完了」ページが開き、正常にコピーされた製品パッケージがすべて表示されます。
  13. 「終了」をクリックして、 Packaging Utility のメインページに戻ります。

IBM Packaging Utility を使用して、 IBM Rational Developer for System i V7.1 のインストール・ファイルをリポジトリーにコピーしたので、そのリポジトリーを Web サーバー上に置き、ディレクトリーとファイルを HTTP を介して使用可能にすることができます (リポジトリーは、UNC ドライブに置くこともできます)。

特記事項

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