リモート・システム・エクスプローラーを使用したファイル転送

リモート・システム・エクスプローラーを使用して、WAR および EAR ファイルを i5/OS® ホストに転送することができます。 リモート・システム・エクスプローラーを使用すれば、ワークステーションとサーバーの間で FTP や NetServer™ のファイル共用を使用しなくてもファイルを移動することができます。

WebSphere® Application Server の管理コンソールのバージョン 5.1 以降は、ブラウザー・ベースです。WAR および EAR ファイルはワークステーションまたはサーバーのファイル・システムのパスから (すでにそこに転送されていれば) 直接インストールできます。

リモート・システム・エクスプローラーを使用してファイルを転送するには、以下のステップに従ってください。

  1. 最初に、WebFacing プロジェクトを WAR または EAR ファイルとしてエクスポートします。WAR ファイルを例とすれば、ワークベンチで「ファイル」 > 「エクスポート」を選択します。 「エクスポート宛先の選択」ダイアログで、 「WAR ファイル」を選択します。 「次へ」をクリックします。「WAR のエクスポート」ダイアログの「Web モジュール」フィールドで WebFacing プロジェクトを選択します。 「ブラウズ」をクリックして、ローカル・ファイル・システムでファイルのエクスポート先のロケーション (例えば、 X:¥war-files) を選択します。 「終了」をクリックします。
  2. リモート・システム・エクスプローラー・パースペクティブを開きます。 パースペクティブを開くには、「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「リモート・システム・エクスプローラー」を選択します。
  3. 必要であれば、新しい接続を作成します。 最初に WebFacing プロジェクトを作成している場合には、 i5/OS サーバーへの接続を (まだ存在しなければ) 作成するようにプロンプトが出されます。これが WAR ファイルを配置したいサーバーであれば、この接続を使用できます。新規接続を作成したい場合 (例えば、アプリケーション・サーバーが元の 5250 が置かれている場所とは異なる i5/OS にインストールされている場合) には、リモート・システム・エクスプローラーで 「新規接続」 > 「i5/OS」を選択して、 「i5/OS」アイコンをダブルクリックします。
  4. ファイルをサーバーに転送します。
    1. 「ローカル」アイコンを展開して、ローカル・ファイル・システムを探し、 最初のステップでエクスポートした WAR ファイルを見つけます。WAR ファイルを右クリックして、 「コピー」を右クリックします。
    2. サーバーの「接続」アイコンを展開します。例えば、サーバーが MYSERVER と呼ばれていて 接続名に同じ名前を使用する場合には、リモート・システム・エクスプローラーにアイコン「MYSERVER」がなければなりません。サーバーに対してアイコン「IFS ファイル」を展開して、WAR ファイルの転送先のフォルダーを見つけます。例えば、「IFS ファイル」 > 「ルート・ファイル・システム」 > 「ホーム」 > 「my_directory」を選択することができます。ファイルの転送先ディレクトリーを右クリックして、 「ペースト」を選択できます。

WAR または EAR ファイルを i5/OS ファイル・システムに転送したら、そのロケーションを直接アプリケーション・サーバーの管理コンソールに指定することができます。例えば、WebFacing プロジェクトを wfproj.war と呼ばれるファイルにエクスポートして、そのファイルを「MYSERVER」 > 「IFS ファイル」 > 「ルート・ファイル・システム」 > 「ホーム」 > 「my_directory」に転送した場合には、「管理コンソール・アプリケーションのインストール」ダイアログで、WAR ファイルのパスを /home/my_directory/wfproj.war と指定することができます。