ブラウザーでのアプリケーションの起動

ブラウザーで WebFacing アプリケーションにアクセスする前に、まずそのアプリケーションを WebSphere® Application Server で開始する必要があります。アプリケーション・サーバーでのアプリケーションの開始に関する情報については、 本書の WebFacing アプリケーションのテストおよびデプロイ の項を参照してください。

アプリケーションが開始されたら、次の形式で ブラウザーを通してアクセスできます。
http://host_name:<host_port>/<context_root>/
例えば、 サーバーが MYHOST で、ポートが 9080、管理コンソールでアプリケーションに入力したコンテキスト・ルート値が webfacing1 の場合には、次のようなアドレスでアプリケーションにアクセスすることになります。
http://MYHOST:9080/webfacing1/

ご使用の i5/OS® システムのホスト名を表示するには、コマンド CFGTCP を i5/OS のコマンド行から実行してください。「TCP/IP の構成」メニューで、オプション 12 「TCP/IP ドメイン情報の変更」を選択し、ホスト名の値を書き留めます。これが、ホスト名として指定する必要がある、引用符のない値です。

アドレスの最後にファイル名 index.jsp を含めることもできます。例えば、次の形式のアドレスを使用できます。
http://host_name:<host_port>/<context_root>/index.jsp
index.jsp ファイルは WebFacing 変換によって生成されます。ほとんどの Web サーバー構成では、URL の一部としてこれを含める必要はありません。つまり、ほとんどの構成では、<context_root> で終わる URL をユーザーが入力すると、デフォルトでは、サーバーがそのコンテキストの index.jsp ファイルを表示します。

このページにアクセスすると、 「WebFacing プロジェクト」ウィザードで作成した CL コマンド用に選択したコマンド・ラベルに対応するリンクが表示されます。 これらのリンクをクリックして、対応するアプリケーションを i5/OS サーバーに立ち上げると、アプリケーションの出力がブラウザーに表示されます。

アプリケーションの立ち上げには独自のページを作成することができます。これを行うには、webfacing/services/invocation/html/invocations.jsp ページを開始点として使用するか、invocations.jsp 内のリンクを独自のページに追加します。リンクを使用するには、ソース・エディターを開いて、<a href= で始まって </a> で終わっている HTML タグを探します。アンカー・タグ <a> は HTML リンクを示します。href パラメーターは、リンクの宛先を指定する必須の属性です。 例えば、次のようになります。
<a href="WFInvocation.do?inv=INV1">CALL ORDENTR</a>Launch order entry.
リンクは、アプリケーションの呼び出しに使用しているコマンドによって異なります。リンクを使用するには、HTML ページのソースにリンクをコピー・ペーストします。

これらのいずれかのリンクを使用するには、javascript ソースを index.jsp の <head> セクションからユーザー独自のページの <head> セクションにコピーする必要があります。このソースは、タグ <script language="javascript"> で始まってタグ </script> で終わっています。独自のページを作成する場合には、WebFacing プロジェクトを作成した Web アプリケーションにこれらを含める必要があります。