このトピックでは、WebFacing ポートレット・プロジェクトと WebFacing Web プロジェクトの違いについての概要を説明します。
新規の WebFacing プロジェクトを作成するときは、新規の J2EE 1.3 または 1.4 Struts WebFacing ポートレット・プロジェクトを作成できます。また、既存の非 Struts ベースのポートレット・プロジェクトに WebFacing ポートレットを追加することもできます。
以下のリストは、WebFacing Web プロジェクトの代わりに WebFacing ポートレット・プロジェクトを使用するときに考慮すべき相違点を概説したものです。
- ランタイム
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- ポートレット・プロジェクトは、ポータル・サーバーまたはポータル・テスト環境で実行する必要があります。
Web アプリケーション・サーバーでは実行できません。
- ポートレット・プロジェクトの場合は、キーボード・テキスト入力のデフォルト・モードは挿入モードで、このデフォルト・モードは「プロジェクト・プロパティー」ページでは構成できません。
Web プロジェクトの場合は、キーボード・テキスト入力のデフォルト・モードは上書きモードで、このデフォルト・モードは「プロジェクト・プロパティー」ページで構成できます。
ポートレット・プロジェクトの場合でも Web プロジェクトの場合でも、Insert (挿入) キーの切り替えによって、現行ページに対して挿入モードまたは上書きモードのいずれかを使用可能にすることができます。WebFacing Web プロジェクトのみ、エンド・ユーザーが前の Web ページで選択したモードを次のページまで保持できます。自動タブは、デフォルトでは、上書きモードがデフォルトとして構成されているとき、Web プロジェクトに対して使用可能になります。WebFacing ポートレットでは、Insert キーを切り替えて現行ページに対して上書きモードを使用可能にしたときのみ、自動タブが使用可能になります。
- 複数の WebFacing アプリケーションがポータル環境で INVITE 操作を処理しているときは、ポータル・ページには INVITE タイマーは 1 つしか存在しません。このタイマーは、最後の要求を処理した WebFacing アプリケーション用のタイマーです。
- WebFacing ポートレット・プロジェクトは、以下をサポートしていません。
- の下にあるプロジェクト・プロパティーの「Web ページ圧縮を可能にする」
- HATS プロジェクトとのインターオペラビリティー。.
- EGL など他の Web プロジェクトとの WebFacing アプリケーション・ブリッジ 。
- 変換
- 変換の出力は、WebFacing ポートレット・プロジェクトの場合も WebFacing Web プロジェクトの場合も同じですが、JSP のコンパイル結果の HTML は、ポータル環境で実行できるようにするために異なることがあります。
- 複数のポートレットを同じブラウザーで実行できるようにするために、固有の ID 設定が追加されました。Web 設定が Web 環境とポータル環境の両方に有効であることをポータルが保証するために WebFacing JavaScript™ 機能で使用される同じコード・パターンに従う必要があります。
- WebFacing ポートレット・プロジェクトは、デフォルトでは、「プロジェクト・コマンド・キーの認識」プロパティー・ページで選択される変換オプション「ウィンドウ・レコードでテキストをボタンで置換」を使用して作成されます。
これにより、ウィンドウ・レコードのボタンは、コンパクト・ポータル Web ページで見やすいように配置されます。同じフィーチャーを Web プロジェクトで使用可能にするには、プロジェクト・プロパティーを選択し、(の下で) 変更を行い、変更を保管して、プロジェクトを再変換する必要があります。
- スタイル
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