WebFacing Tool について

IBM® の WebFacing Tool は、 既存の 5250 インターフェースをブラウザー・ベースのグラフィカル・ユーザー・インターフェースに変換します。 元の i5/OS® アプリケーションを少し変更するか、変更することなく、 プログラムの使用をインターネットまたはイントラネットに拡張することができます。 ユーザーのアプリケーションが新しいか、あるいはインターネットがビジネス実行用に使用可能なプラットフォームになる前に作成されたアプリケーションかにかかわらず、WebFacing Tool によってアプリケーションは、ユーザーがブラウザーをアクセスできるかぎり、どこでも使用できるようになります。

5250 表示画面の作成に DDS ソース・コードを使用したアプリケーションで、WebFacing Tool を使用することができます。 このツールには、使いやすいウィザードがあり、これによって、元のアプリケーションの ソース・メンバーの選択、ソースの変換、および Web アプリケーションとしての プログラムへの新しいブラウザー・ベース・インターフェースのデプロイが容易になります。この変換では、元のソース・コードを置き換え、Web アクセスを可能にする索引ページ、 JavaServer Pages、および XML ファイルが作成されます。ソース・コードを変換した後で、ユーザーはブラウザーを介してアプリケーションにアクセスするか、あるいは 5250 画面を使用することができます。

JavaServer Pages に基づいたアプリケーションへのインターフェースによって、外観のカスタマイズがより柔軟になります。 ソース・コードを変換する時には、ユーザー用に生成されるページの外観を決定する Web スタイルを選択します。ソース・コードの変換後、スタイル・プロパティー・ページを使用してさらにスタイルをカスタマイズすることができます。スタイルによって、グラフィックス、フォント、カラー、およびレイアウトなど Web ページの属性を定義することができます。提供されるスタイルの 1 つを使用したり、あるいは自身のスタイルを作成することができます。 前に変換したプロジェクトの外観を更新したい場合には、WebFacing Tool を再び実行して、新しいスタイルを選択するだけで済みます。

変換後、アプリケーションのユーザー・インターフェースにさらに変更を加えることができます。これは、IDE で「Web 設定」ビューを使用するか、または CODE Designer で Web 設定を使用して DDS メンバーを編集することによって行えます。これが終わったら、変更したメンバーを再変換できます。また、Page Designer を使用して、生成した index.jsp ファイルを拡張することもできます。Page Designer を使ってさらに、スタイルを変更し、グラフィックスを追加し、ページ・プロパティーを更新して、ユーザーの Web 使用可能なアプリケーションのためのさらにカスタマイズした外観を作成することができます。

以下のダイアグラムには、Web 使用可能なアプリケーションに関するハイレベル・タスクおよびファイルが表示されています。

関連タスク
IBM WebFacing Tool の設定
WebFacing パースペクティブのオープン
WebFacing Web プロジェクトの作成
変換するソース・メンバーの選択
アプリケーションを起動する CL コマンドの指定
Web スタイルの選択
プロジェクトの完了および DDS ソースの変換
変換ログの分析
関連情報
WebFacing ツール -- 現行 DDS キーワード・サポート