EIM を使用するためのアプリケーションの構成

EIM を使用するようにアプリケーションを構成する前に、外部コネクター・リソース・アーカイブ (RAR) ファイルをワークスペースにインポートする必要があります。
  1. IDE から、「ファイル」 > 「インポート」を選択します。
  2. 「J2EE」>「RAR ファイル」を選択し、「次へ」をクリックします。
  3. 「コネクター・インポート」ダイアログで、「参照」をクリックして、C:¥Program Files¥IBM¥SDP70Shared¥plugins¥com.ibm.etools.iseries.webtools.ae_<ver>¥lib (ここで、C:¥IBM¥SDP70Shared は Installation Manager で指定した共用リソース・ディレクトリー、<ver> は最新のビルド記述子) にナビゲートします。
  4. 2 つのバージョンの JCA コネクターが Rational® Developer for System i™、バージョン 7.1 と一緒に出荷されます。
    • JCA バージョン 1.5 コネクターは、WebSphere® アプリケーション・サーバー、バージョン 6.0 以降に接続するために使用します。
    • JCA バージョン 1.0 コネクターは、WebSphere アプリケーション・サーバー、バージョン 5.1 および 6.0 に使用します。 このコネクターも更新されています。

    eimIdTokenRA.rar ファイル (JCA バージョン 1.0 用) または eimIdTokenRA.JCA15.rar ファイル (JCA バージョン 1.5 用) を選択し、「開く」をクリックします。すると、このファイルが「コネクター・インポート」ダイアログに追加されます。

  5. リストから EAR プロジェクトを選択します。
    注: 4 つの RAR ファイルが提供されます。eimIdTokenRA.JCA15.rar (または JCA バージョン 1.0 用の eimIdTokenRA.rar) は、eim.jar をカプセル化して含んでおり、デプロイメントが容易です。idTokenRA.rar および idTokenRA.JCA15.rar には、eim.jar が含まれていないので、ユーザーがこれを追加してサーバー・クラスパスを構成しなければなりません。
  6. 「完了」をクリックすると RAR ファイルがインポートされます。

    次に、前に作成した EIM ドメインを使用するようにリソース・アダプターを構成します。

  7. ナビゲーター・ビューをアクティブ化します。(ナビゲーター・ビューが表示されない場合は、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「その他」 > 「一般」 > 「ナビゲーター」を選択して表示させることができます。) プロジェクトの EAR フォルダーを展開します。META-INF ディレクトリーを展開し、EAR デプロイメント記述子ファイル (application.xml) をダブルクリックします。
  8. エディター領域の下部にある「デプロイメント」タブをクリックし、「認証」セクションを展開します。
  9. 「追加」をクリックして、JAAS 認証を LDAP 管理者用に構成します。この管理者のユーザー ID とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
  10. 「外部 J2C オプション」セクションを展開します。
  11. 「J2C リソース・アダプター」の横にある「追加」をクリックします。 「リソース・アダプター名」フィールドにリソース・アダプター名 eimIdTokenRA (または emIdTokenRA.JCA15) が入力された状態で、「リソース・アダプターの作成」ダイアログが表示されます。「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
  12. 「J2C 接続ファクトリー」の横にある「追加」をクリックします。 「接続ファクトリーの作成」ダイアログが表示されます。

  13. 接続ファクトリーの名前を入力します。
  14. この接続ファクトリーの JNDI 名を「JNDI 名」フィールドに入力します (例: eis/idTokenRoot)。
  15. 「最大接続数」を 10 に設定します。
  16. このダイアログの他の値は、すべてデフォルト設定のままにしておく必要があります。「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
  17. J2C 接続ファクトリーのリストで、新規に作成された接続ファクトリーをクリックし、「構成プロパティー」をクリックします。 「構成プロパティーの変更」ダイアログが開きます。
  18. 「リソース・プロパティー」の下に、適切な情報を入力して接続ファクトリーを構成します。いくつかの推奨されるデフォルト設定を、以下に示します。
    • KeyTimeoutSeconds: キーがタイムアウトになるまでの秒数の値を指定します。この値を 1200 に設定します。
    • KeySize: キーのサイズをバイト数で示します。この値を 512 に設定します。
    • LdapHostName: リモート System i のホスト名または IP アドレス。
    • LdapHostPort: LDAP サービスが実行されているポート。この値を 389 に設定します。
    • SourceRegistryName: ソース・レジストリーの名前。
    • EimDomainName: EIM ドメイン名。
    • ParentDomain: 親ドメインの完全修飾ドメイン名。値のペアで区切られた形式です。例えば、親ドメインのドメイン名が torasbcc.torolab.ibm.com の場合、ParentDomain の値は、dc=torasbcc,dc=torolab,dc=ibm,dc=com となります。
    • TrustStoreName: トラストストア・ファイルへのパス。
    • TrustStorePassword: トラストストア・ファイルのパスワード。
    • KeyStoreName: 鍵ストア・ファイルへのパス。
    • KeyStorePassword: 鍵ストア・ファイルのパスワード。

    これらの設定について詳しくは、WebSphere Application Server for i5/OS® 資料を参照してください。

  19. サーバー構成を保管して閉じます。
  20. 「サーバー」ビューで、テスト・サーバーを右クリックし、「再始動」を選択してテスト・サーバーを始動します。
関連概念
デプロイメント記述子

WebFacing アプリケーションの認証設定の構成

WebFacing Tool を使用している場合は、プロジェクトのランタイム・プロパティーで認証設定を構成します。WebFacing アプリケーションの認証オプションの設定の詳細については、「認証オプションの設定」を参照してください。

  1. WebFacing プロジェクトのプロパティーを開くには、「WebFacing プロジェクト」ビューでプロジェクトを右クリックし、「プロパティー」を選択します。 プロジェクト設定にあるホスト名は、ターゲット・レジストリーを含むシステムの名前です。
  2. 「認証」タブをクリックして認証設定を表示します。
  3. 「シングル・サインオンを使用」ラジオ・ボタンをクリックします。
  4. この例では、「EIM リソース参照を指定」フィールドにチェック・マークを付け、idTokenRR と入力します。
    注: ストリング idTokenRR はどんなストリングでもかまいません。これは、このリソース参照を WAS で構成した実際のアダプター名にマップするときに使用されます。このストリングには大/小文字の区別があります。
  5. 「OK」をクリックして完了します。

Web デプロイメント記述子へのリソース参照の追加

次に、WebFacing アプリケーションの Web デプロイメント記述子を更新します。

  1. 「ナビゲーター」ビューで、Web プロジェクト・フォルダーを展開し、WebContent¥WEB-INF フォルダー内の Web デプロイメント記述子 (web.xml) ファイルをダブルクリックします。
  2. エディター領域の下部にある「参照」タブをクリックして、リソース参照を構成します。
  3. 「追加」をクリックし、「リソース参照」を選択して、アプリケーションのリソース参照を指定します。
  4. 「次へ」をクリックします。
  5. この例では、リソース参照として「idTokenRR」 を入力し、「タイプ」フィールドで javax.jms.ConnectionFactory を選択し、「認証」リストから「コンテナー」を選択します。
  6. 終了」をクリックします。
  7. 「WebSphere バインディング」で、JNDI 名として eis/idTokenRoot を入力します。これは、EIM の構成時に指定した名前です。
  8. Web デプロイメント記述子ファイルを保管して閉じます。