RSTDSP(*NO) が指定されているとアプリケーションが正しく機能しない

WebFacing アプリケーションは、ディスプレイ・ファイルに RSTDSP(*NO) が指定されていると正しく機能しません。

RSTDSP は、ディスプレイ・ファイルの作成 (CRTDSPF) またはディスプレイ・ファイルの変更 (CHGDSPF) コマンドのパラメーターです。これは、ファイルが中断されたとき (一時的に非アクティブになったとき) に、このディスプレイ・ファイルによって表示装置に表示されているデータを保存し、別のディスプレイ・ファイルを使用して同じ装置で別のデータを表示できるようにするかどうかを指定します。 このファイルのデータが保存されると、そのファイル が再度使用されるときに装置の表示内容が復元されます。表示の復元 (RSTDSP) パラメーターに *YES が指定されていると、表示が中断されたときに現行の表示のイメージが保存されます。 ディスプレイ・ファイルが再度アクティブ化されると、保存されたイメージを使用して中断前の外観に表示が復元されます。

RSTDSP(*YES) パラメーターは、「Application Display Programming」に従って以下のキーワードに対して指定する必要があります。パラメーターが指定されていないと、ファイルが中断したときに表示されているデータが失われる可能性があります。 表示されているレコードが、これらのキ ーワードが適用されるレコードであることを確認してください。ディスプレイ・ファイルが中断すると、データが画面に復元され、これらのキーワードを使用するレコード様式への書き込み操作が有効になります。

ディスプレイ・ファイルに RSTDSP(*NO) が指定されていると、WebFacing には、復元するディスプレイ・ファイルの前の画面の状態が保持されません。 場合によっては、IndexOutOfBoundsException が出されることがあります。 また、他の事例では、アプリケーションは失敗しなくても、5250 以外の表示、例えば WebFacing 内でいくつかのウィンドウが互いに重なり合って表示されることがあります。

これらの問題が発生した場合は、アプリケーションで使用されるディスプレイ・ファイルに必ず RSTDSP(*YES) が指定されているようにしてください。