ポータル・サーバー上での IBM® WebFacing Tool の DBCS UTF-8 エラー

WebFacing ポートレット・プロジェクトを DBCS システム上で実行している場合、最初の画面は正しく表示されても次の画面に UTF-8 のエンコード・エラーが表示される問題が発生することがあります。

この問題は、WebFacing ポートレット・プロジェクトを i5/OS® WebSphere® Portal Server または WebSphere Portal テスト環境に配置するときに発生する可能性があります。問題は、ポータル・サーバー上のデフォルト・エンコード設定に関連しています。この設定はほとんどの言語の場合 UTF-8 ですが、すべての言語について UTF-8 というわけではありません。使用されるデフォルト値は、次のとおりです。
      
       日本語 ja                     = Shift_JIS
      中国語 (簡体字) zh             = GBK
      中国語 (繁体字) zh_TW、HTML    = Big5
      中国語 (繁体字) zh_TW、WML     = UTF-8
      韓国語 ko                     = KSC5601
      その他すべて                     = UTF-8

回避策

この問題の回避策は、ポータル管理を使用してこれらのデフォルト設定を変更することです。

それには、「管理」「ポータル設定」「サポートされるマークアップ」を選択します。文字セットを変更したいマークアップを選択し、「選択したマークアップを編集 (Edit selected markup)」を選択してから、ロケール固有の設定を行ないます。変更を行なう言語を選択し、次に選択した言語の設定を編集します。 これで、選択したマークアップで、選択した言語の文字セットを変更できます。

例えば、次のように設定を変更します。

Japanese (ja)   HTML     Shift_JIS 

を次のように変更します。

Japanese (ja)   HTML     UTF-8 
注: WebSphere Portal テスト環境を使用している場合、上述のように設定を変更できるようにするには、管理を使用可能にする必要があります。これを行なうには、「サーバー構成」ビューで、WebSphere Portal v5.1 テスト環境サーバー構成をダブルクリックして開きます。開いたエディターで、「ポータル」タブを選択し、「ポータルの管理とカスタマイズ用に基本ポートレットを使用可能にする」が選択されていることを確認してください。