アプリケーションを起動する CL コマンドの指定

「CL コマンドの指定」ページは、アプリケーションの起動に使用する CL コマンドを指示するために使用してください。各 CL コマンドはアプリケーションへのエントリー・ポイントであり、WebFacing ツールが生成する welcome ページの実行ボタンとして表示されます。入り口点は、必要な数だけあってもかまいません。

プロジェクトごとに、index.jsp ファイルが生成されます。 index.jsp ファイル内のリンクは、「コマンド・ラベル」フィールドに入力したテキストと対応しています。 プロジェクトを Web アプリケーションとしてデプロイした後で、ユーザーがボタンの 1 つをクリックすると、そのアプリケーションが、対応している CL コマンドを使用してブラウザー・アクセス用に起動されます。

コマンドごとに、以下のオプションがあります。
  • アプリケーションへの入り口点として使用する CL コマンド
  • 「起動」ページのボタン・テキストに使用するコマンド・ラベル
  • 起動を識別するために使用する起動名
  • サインオン設定
注: プロジェクトの作成後に、これらのオプションは、WebFacing プロジェクトのプロパティーを編集するか、あるいは WebFacing プロジェクトの CL コマンド・フォルダーを右クリックし「追加」をクリックして変更することが できます。 これにより、「CL コマンドの指定」ダイアログが表示されます。

「CL コマンドの指定」 ページの使用

  1. 「CL コマンド」フィールドにコマンドを入力します。 例えば、ライブラリー APILIB 内のプログラム ORDENTR を呼び出そうとする場合は、コマンド CALL APILIB/ORDENTR を入力してください。ユーザーに対話式パラメーターの入力を要求するプログラムでは、CL コマンドは 次の形式で指定できます。CALL PROGRAM PARM(&PARMNAME) この形式を使用すると、「起動」ページに入力フィールドが作成されます。 アプリケーションの「起動」ボタンをクリックすると、このフィールドに入力した値が渡されます。
  2. 「コマンド・ラベル」フィールドにコマンドのラベルを入力します。 このラベルのテキストは、プログラムを起動するためにクリックするボタンのテキストになります。このフィールドをブランクのままにしておくと、「CL コマンド」フィールドに入力したテキストがデフォルトで使用されます。
  3. (オプション) 要件に応じて、固有な値を「起動名」フィールドに入力します。通常、割り当て済みのデフォルト値を受け入れることができます。 デフォルト値は、入力するコマンドごとに INV1、INV2、... になります。 固有の名前を入力する理由の 1 つとして、WebFacing アプリケーションでプログラマチックな起動を使用する場合があげられます。 プログラマチックな起動を使用すると、定義済みの引数セットを使用して、他の Web アプリケーションから WebFacing アプリケーションを呼び出すことができます。 引数の 1 つに inv があり、これは CL コマンドの起動名を参照します。 プログラマチックな起動を使用するアプリケーションがあり、inv 引数に 特定の名前が必要な場合は、その名前を「起動名」フィールドに入力してください。
  4. サインオン方法を選択します。 「サインオンのプロンプト」または「i5/OS サインオンの値を指定」 を選択します。 「サインオンのプロンプト」を選択すると、そのアプリケーションを使用するときに、ユーザー ID と パスワードを求めるプロンプトが出されます。「i5/OS サインオンの値を指定」を選択すると、プログラムの起動時に、「ユーザー ID」および「パスワード」フィールドに入力した値が自動的 に送信されます。
    注: コマンドによって参照されるプログラム・オブジェクトが入っているライブラリーが、アプリケーションにサインオンするために使用されるユーザー ID のライブラリー・リスト中で使用可能であることを確認してください。
  5. 「追加」をクリックします。 選択済みの値がコマンド・リストに追加されます。プログラムを起動する HTML リンクの順序を変更したい場合は、コマンド・リスト中の項目の 1 つを選択し、「上へ移動」または「下へ移動」をクリックしてください。コマンドの 1 つを削除または変更したい場合には、コマンド・リストの項目を選択してから、「削除」または「変更」をクリックしてください。

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