「ユーザー・ディレクトリーのバックアップ」ページを使用して、システム・ユーザーの
ホーム・ディレクトリーに保管されているすべてのデータのバックアップを行うことができます。
ホーム・ディレクトリーの内容は、「ユーザー・ディレクトリーのリストア」機能を
使用して、または、この機能が作成したバックアップ・イメージを使用して、
いつでも現在の内容にリストアできます。
バックアップ・データは、FTP を使用して、リモート・サーバー上の
ファイルのセットとして保管されます。
データをリモート・サーバー上のさまざまなディレクトリーに保管することによって、
データ・バックアップ情報の複数のバージョンを作成できます。
全バックアップまたは増分バックアップを実行できます。
全バックアップは、ホーム・ディレクトリーに保管されている
すべてのデータをリモート・サーバーにコピーします。
増分バックアップは、最後のバックアップ以降に更新されたデータのみを
コピーします。指定されたディレクトリーにある最も古い
データ・バックアップ・ファイルの日時が、最後のバックアップの日時として
使用されます。
以前に作成したデータ・バックアップ・ファイルが存在しないディレクトリーに対して
増分バックアップを行うことはできません。
バックアップを実行するには:
- バックアップのタイプを選択します (全または増分)
- ファイル転送を実行するために必要なパラメーターを入力します。
FTP の場合:
サーバー名 |
リモート・サーバーのホスト名。 |
サーバー・パス |
バックアップ・データが保管されるリモート・サーバー上のディレクトリー。 |
ユーザー名 |
(オプション) コピーを実行するときに使用するリモート・サーバーの
ユーザー・アカウント。
このフィールドが指定されていない場合、匿名ユーザーが使用されます。 |
ユーザー・パスワード |
(オプション) リモート・サーバーのユーザーを認証するために
使用されるパスワード。
匿名ユーザー以外のユーザーを使用するときは、このフィールドは必須です。 |
をクリックして、
バックアップを実行します。
注:
- この操作によって、システム・ユーザーのホーム・ディレクトリーの内容は保管されますが、
実際のユーザー定義 (名前、パスワードなど) は保管されません。
この情報のバックアップを行うには、
「構成のバックアップ」機能を使用してください。
この 2 つの機能を組み合わせることによって、すべてのシステム情報 (構成設定およびユーザー・データ) の
バックアップ (および、その後のリストア) を行うことができます。
- バックアップ・データは、リモート・サーバーに保管される前に
圧縮されますが、大量のデータをバックアップするときは特に、
ネットワークを介したデータ転送に長時間を要することがあります。
操作が完了したことを示す応答を待っている間に、使用中のブラウザーで
タイムアウトになる可能性があります。
タイムアウトになった場合でも、予期しないエラーが発生しなければ、
バックアップ操作は続行されて正常に完了します。
バックアップ操作の結果を確認するには、ASM 監査ログを調べてください。