IBM ® Rational® Data Architect バージョン 6.1 - リリース情報

目次

ハードウェア要件とソフトウェア要件

ハードウェア要件
ディスク・スペース: 670 MB
メモリー: 512 MB (1 GB 推奨)
ソフトウェア要件
  • Microsoft XP Professional
  • Microsoft Windows 2000 Professional
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Standard Server
  • Microsoft Windows 2003 Standard Server
  • Microsoft Windows 2003 Enterprise Server
  • Red Hat Enterprise Linux (WS) 3.0
  • SuSE Linux Enterprise Server 9.0

Windows オペレーティング・システムへのインストール

Rational Data Architect 製品を Windows にインストールするには、以下のようにします。
  1. 製品をインストールするマシンの管理者権限を持っていることを確認します。
  2. RDA の旧ベータ版をアンインストールします。操作手順については、以下を参照してください。
  3. launchpad.exe を実行します。
  4. 「IBM Rational(R) Data Architect V6.1 のインストール」を選択して、ウィザードの指示に従います。
  5. 製品をインストールしたら、「スタート」 > 「プログラム」 > 「IBM Rational」 > 「IBM Rational Data Architect 6.1」 > 「Rational Data Architect」を選択して、Rational Data Architect を起動します。
    ヒント: Windows XP Service Pack 2 または Windows 2003 Service Pack 1 の場合は、Rational Data Architect を起動できない状況もあります。その問題が発生した場合は、データ実行防止 (DEP) という Microsoft プログラムが Rational Data Architect アプリケーションをクローズした可能性があります。Microsoft のヘルプとサポート・センターで DEP 関連情報を参照し、プログラムの実行防止を回避する方法を調べてください。そのためには、「スタート」 > 「ヘルプとサポート」を選択してから、検索フィールドに DEP と入力します。

Rational Data Architect バージョン 6.1 のベータ版のアンインストール (Windows)

Rational Data Architect のベータ製品を Windows からアンインストールするには、以下のようにします。

  1. 製品をアンインストールするマシンの管理者権限を持っていることを確認します。
  2. 「スタート」 > 「コントロール パネル」 > 「プログラムの追加と削除」 > 「IBM Rational Data Architect 6.1」を選択します。
  3. 「プログラムの変更と削除」をクリックして、ウィザードの指示に従います。
  4. ディレクトリーをインストール場所に変更します。製品のインストール時にデフォルトの場所を受け入れた場合のディレクトリーは、Program Files¥IBM¥Rational¥RDA¥V6.1 です。
  5. Program Files¥IBM¥Rational¥RDA¥V6.1 に含まれているすべてファイルとディレクトリーを削除して、前の環境をクリーンアップします。

Linux オペレーティング・システムへのインストール

Rational Data Architect 製品を Linux にインストールするには、以下のようにします。
  1. root としてインストールすることを確認します。
  2. コマンド行で ./launchpad.bin と入力します。/opt/IBM/Rational/RDA/V6.1 ディレクトリーが作成され、Rational Data Architect のランチパッドが表示されます。
  3. 「IBM Rational(R) Data Architect V6.1 のインストール」を選択して、ウィザードの指示に従います。
  4. 製品をインストールしたら、コマンド行から以下のコマンドを実行して、Rational Data Architect の初回の起動を行います。/opt/IBM/Rational/RDA/V6.1/rationalsdp.bin -clean

    その後は、デスクトップ・マネージャーの種類に応じて、「アプリケーション (Applications)」 > 「プログラミング (Programming)」 > 「Rational Data Architect」または「IBM Rational」 > 「Rational Data Architect」のいずれかを選択して、Rational Data Architect を起動できます。

Rational Data Architect バージョン 6.1 のベータ版のアンインストール (Linux)

Rational Data Architect のベータ製品を Linux からアンインストールするには、以下のようにします。

  1. root 権限を持っていることを確認します。
  2. コマンド行から cd /opt/IBM/Rational/RDA/V6.1/rda_prod/_uninst と入力して、ディレクトリーを変更します。
  3. コマンド行から ./uninstall.bin と入力します。指示に従ってアンインストールします。
  4. コマンド行から cd /opt/IBM/Rational と入力して、ディレクトリーを変更します。
  5. コマンド行から rm -rf RDA と入力して、ディレクトリーをクリーンアップします。

サポート対象のデータ・ソース

* Microsoft SQL Server 2005 はこの製品で正式にはサポートされていませんが、以下の手順を実行することによって SQL Server 2005 JDBC Driver を使用すれば、SQL Server 2005 データベースに接続できます。

  1. 「新規接続」ウィザードで、データベース・ベンダーのリストから SQL Server 2000 を選択します。
  2. 「JDBC ドライバー」フィールドで「その他」を選択します。
  3. 「クラス・ロケーション」フィールドで、SQL Server 2005 JDBC Driver の Jar ファイルの場所を参照します。デフォルトのインストール・ファイル・パスは、C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver¥sqljdbc_1.0¥enu¥sqljdbc.jar です。
  4. 「JDBC ドライバー・クラス」フィールドで、SQL Server 2005 JDBC Driver の com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver クラスを指定します。
  5. 「URL」フィールドで、jdbc:sqlserver://YourHostName;databaseName=dbName を指定します。
  6. 「ユーザー」フィールドと「パスワード」フィールドにユーザー ID とパスワードを指定します。
  7. 「テスト接続」をクリックします。
  8. 「終了」をクリックします。

ClearCase のサポート

Rational Data Architect は、IBM Rational ClearCase Remote Client Adapter と IBM Rational ClearCase LT をサポートしています。ClearCase LT には、開発チームが共有リポジトリーでリソースを処理するための各種サービスが用意されています。

ClearCase LT をインストールするための詳細については、ランチパッドからアクセスできるテクニカル・ノートを参照してください。ClearCase Remote Client Adapter をインストールするための詳細については、Rational Data Architect をインストールしてから、ツールバーの「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」を選択して、「Rational Data Architect でデータ・プロジェクトを共有するためのサポート」というトピックを検索してください。

サポート対象のデータ・ソースとオブジェクトの概要

Rational Data Architect がサポートしているオブジェクトを以下の 2 つの表にまとめます。「あり」は、サポートされているという意味です。「なし」は、一部または全部の機能が使用不可だという意味です。「このデータ・ソースには該当しない」は、そのデータ・ソースがそのオブジェクトをサポートしていないという意味です。

表 1. モデルの作成
オブジェクト Universal Database zSeries iSeries Derby Oracle SQL Server Sybase Informix
あり あり あり あり あり あり あり あり
表パーティション・キー あり あり なし なし なし なし なし なし
ビュー あり あり あり あり あり あり あり あり
別名 あり あり あり なし なし なし なし なし
マテリアライズ照会表 あり あり なし なし あり なし なし なし
ニックネーム あり このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない
ユーザー定義タイプ - DISTINCT あり あり あり なし なし なし なし なし
ユーザー定義タイプ - 構造化 あり なし なし なし あり なし なし なし
シーケンス あり あり なし なし あり なし なし なし
プロシージャー あり あり あり あり あり あり あり あり
ユーザー定義関数 あり あり あり あり あり あり あり あり
メソッド なし なし なし なし なし なし なし なし
RoutineResultTable あり あり あり あり あり あり あり あり
RoutineResultTable パラメーター あり あり あり あり あり あり あり あり
リモート・サーバー あり このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない
ストレージ あり あり なし なし あり なし なし なし
表 2. リバース・エンジニアリングによるモデルの作成
オブジェクト Universal Database zSeries iSeries Derby Oracle SQL Server Sybase Informix
スキーマ あり あり あり あり あり あり あり あり
あり あり あり あり あり あり あり あり
ビュー あり あり あり あり あり あり あり あり
別名 あり あり あり なし あり なし なし なし
マテリアライズ照会表 あり あり なし なし あり なし なし なし
ニックネーム あり このデータ・ソースには該当しない** このデータ・ソースには該当しない** このデータ・ソースには該当しない** このデータ・ソースには該当しない** このデータ・ソースには該当しない** このデータ・ソースには該当しない** このデータ・ソースには該当しない**
ユーザー定義タイプ - DISTINCT あり あり あり なし なし なし あり あり
ユーザー定義タイプ - 構造化 あり なし なし なし あり なし なし なし
シーケンス あり あり なし なし あり なし なし なし
プロシージャー あり あり あり あり あり あり あり あり
ユーザー定義関数 あり あり あり あり あり あり あり あり
メソッド なし なし なし なし なし なし なし なし
RoutineResultTable あり あり あり あり あり あり なし あり
RoutineResultTable パラメーター あり あり あり あり あり あり あり なし
従属関係制約 あり あり あり なし なし なし なし あり
従属関係トリガー あり なし あり なし あり あり あり なし
従属関係ルーチン あり あり あり なし あり あり あり なし
従属関係ビュー あり あり あり なし あり あり あり あり
従属関係マテリアライズ照会表 あり あり なし なし あり なし なし なし
従属関係シーケンス なし あり なし なし あり なし なし なし
ストレージ・パーティション・グループ あり このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない
ストレージ・グループ このデータ・ソースには該当しない あり このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない
ストレージ・パーティション あり あり このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない
ストレージ表スペース あり あり なし このデータ・ソースには該当しない あり なし なし なし
ストレージ表スペース・コンテナー/ボリューム あり あり なし このデータ・ソースには該当しない あり なし なし なし
ストレージ表スペースと表の関係 あり あり なし このデータ・ソースには該当しない あり なし なし なし
ストレージ表スペースとマテリアライズ照会表の関係 あり あり なし このデータ・ソースには該当しない あり (マテリアライズ・ビュー) なし なし なし
ストレージ・バッファー・プール あり あり このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない このデータ・ソースには該当しない
ストレージ・パーティション・キー あり あり なし このデータ・ソースには該当しない あり なし なし なし
リフレッシュ あり あり あり あり あり あり あり あり
フィルター あり あり あり あり あり あり あり あり

** Websphere Information Integrator を使用すれば、Websphere Information Integrator がサポートしているすべてのリレーショナル・データ・ソースからのメタデータのリバース・エンジニアリングを行えます。

既知の問題、制限、対処方法

現時点での既知の制限、問題、対処方法を以下にまとめます。Rational Data Architect のサポート Web サイトにも、この文書の変更内容や、この文書の作成後に明らかになった既知の制限と対処方法を記述したテクニカル・ノートやサービス・フラッシュが用意されています。Rational のサポート Web サイトのアドレスは、www.ibm.com/software/data/integration/rda/support/ です。

Linux または Windows での ODBC ソースへの接続

Linux または Windows で RDA を使用する場合に、DB2 Universal Database for Linux, UNIX, and Windows バージョン 8.2 フィックスパック 11 以降以外を使用していると、旧リリースの JDK の問題によって ODBC データ・ソースに接続できないことがあります。

比較と同期
  • データ・オブジェクト比較エディターを使用してソース制御下のオブジェクトを比較するには、いくつかのセットアップ手順を事前に実行する必要があります。その手順を実行しないで、ソース制御下のオブジェクトを比較しようとすると、xtools エラー・メッセージが表示されます。
    1. 「ウィンドウ」 > 「設定」をクリックします。
    2. 「チーム」フォルダーを展開して、「エディター/ワークスペース (Editors/Workspace)」をクリックします。
    3. 「ファイルの比較とマージを行う場合」領域の「IDE のツールが選択済みのファイル・タイプをサポートしていれば、そのツールを使用する (Use tools in the IDE if they support the selected file type)」を選択します。
  • 比較エディターを使用してデータ・オブジェクトをマージする場合は、比較エディターの外部で比較するオブジェクトを編集しないでください。例えば、「プロパティー」ビューで変更を加えない、ということです。比較エディターの外部でオブジェクトを編集すると、エラー・メッセージが表示されたり、予期しない動作が発生したりすることがあります。
  • 同期の実行後に、構造ビューでオプションの変更内容が正しくリフレッシュされない場合があります。
  • 比較と同期の結果に、一部のデータ・タイプの変更内容の違いが表示されないことがあります。
  • データベース・エクスプローラー内のオブジェクトと別のオブジェクトを比較してから情報を同期すると、正しい DDL が生成されない場合があります。
  • 比較エディターでオブジェクトを比較するときに、「右から左へコピー」アクションを実行すると、「左方 DDL の生成 (Generate Left DDL)」ボタンが使用可能になりません。
  • 以下のシナリオでは、比較操作に基づくデルタ DDL ステートメントが正しく生成されません。
    1. 別名を含んだスキーマのリバース・エンジニアリングによって、データ設計プロジェクト内の物理データ・モデルを生成します。
    2. 既存の別名を変更して、参照先を別の表にします。
    3. 変更した別名と元の別名を比較します (別名オブジェクトを右クリックして、「次と比較」 > 「オリジナル・ソース」を選択します)。
    4. 比較エディターで「左から右へコピー」をクリックして、変更内容をサーバー・バージョンの別名にコピーします。
    5. 「右方デルタ DDL の生成」をクリックして、DDL ステートメントを保管します。
    6. 正しくない DDL ステートメントが生成されます。具体的には、新しい別名の表がすでに存在するにもかかわらず、その表を作成するための CREATE TABLE ステートメントが組み込まれます。

    この問題に対処するには、SQL エディターで DDL ステートメントを変更してからデプロイします。

データ・ダイアグラム
  • ダイアグラム・ショートカット・オブジェクトに対して「モデルから削除」アクションを実行しても、ダイアグラム・オブジェクトはモデルから削除されません。この問題に対処するには、データ・プロジェクト・エクスプローラーの「削除」アクションを使用することによって、ダイアグラム・オブジェクトをモデルから削除します。
  • 巨大なダイアグラムをイメージ・ファイルに保管する場合は、いくつかの制限があります。巨大なダイアグラムをイメージ・ファイルに保管する (ダイアグラムのブランク領域を右クリックして、「ファイル」 > 「イメージ・ファイルとして保管 (Save As Image File)」を選択する) ときに、イメージ・ファイルが作成されない場合があります。ロギングを使用可能にしていればログ・ファイルに項目が作成されますが、エラー・メッセージは表示されません。この問題に対処するには、巨大なダイアグラムを小さなダイアグラムに分割します。
  • Linux オペレーティング・システムでは、ダイアグラム印刷機能が作動しません。
索引パーティション

zSeries バージョン 8 互換モード・データベースのみ: 索引パーティションについては、パーティション・オプション (「パーティションの使用」) がサポートされていません。索引定義については、「ストレージ・グループ」オプションを常に使用します。

DDL ファイルからのリバース・エンジニアリング

DB2 Universal Database for Linux, UNIX, and Windows および zSeries のみ: デフォルトでは、終止符はセミコロン (";") という前提でパーサーが機能します。ファイルで別の終止符文字を使用している場合は、DDL ファイルの最初の行に以下のステートメントを組み込む必要があります。

-- <ScriptOptions statementTerminator="@" />

この場合、"@" は、DDL ファイルで使用している終止符文字です。

DDL の生成
  • ニックネームを含んだスキーマに対して「DDL の生成」を実行すると、「データ出力」ビューに「表 xxx にはすでに主キーがあります (Table xxx already has a primary key)」 というようなメッセージが表示される場合があります。「データ出力」ビューに表示されるそのメッセージは、無視してもかまいません。
  • DDL ステートメントでストアード・プロシージャー名に区切り文字を入れる必要がある場合は、そのストアード・プロシージャーの DDL ステートメント (例えば、CREATE PROCEDURE "a.b") が正しく生成されません。この場合に生成されないのは、区切りの引用符です。この例のステートメントの場合は、CREATE PROCEDURE a.b という DDL が生成されます。この問題に対処するには、生成された DDL ステートメントを変更して、区切り文字を組み込みます。
DB2 UDB for z/OS 用の DDL パーサー

以下の DDL ステートメントには制限があります。

ステートメント 制限
ALTER TABLE 以下の変更操作はサポートされていません。
  • ADD PARTITION
  • ADD/DROP RESTRICT ON DROP
  • DROP MATERIALIZED QUERY
SET CURRENT SQLID サポートされている操作: SET CURRENT SQLID = string-constant
SET SCHEMA サポートされている操作: SET SCHEMA = schema-name、SET SCHEMA = string-constant
Oracle 用の DDL パーサー
  • REPLACE 文節はサポートされていません。
  • DDL ファイルからのリバース・エンジニアリングを行う場合のデータ・タイプとして、TIMESTAMP はサポートされていません。
影響の分析

影響の分析中に製品がシャットダウンする場合があります。具体的には、影響の分析中に進行状況ダイアログや進行状況表示バーを移動したり最小化したりすると、この現象が起きます。この問題を回避するには、影響の分析中に進行状況ダイアログや進行状況表示バーを移動したり最小化したりしないこと、影響の分析を実行する前にすべての作業を保管することが必要です。

サーバーのディスカバリー

Linux オペレーティング・システムでは、Rational Data Architect 製品の外部 (DB2 Universal Database のコントロール・センターやコマンド行など) で ODBC というラッパー名の ODBC ラッパーを作成した場合以外は、ODBC データ・ソースの「未定義リモート・サーバー」が表示されません。ラッパーに ODBC という名前を付けることによって、そのラッパーがディスカバーされるようにする必要があります。Linux オペレーティング・システムでは、MODULE ラッパー・オプションを使用してラッパーを定義します。例えば、以下のようにします。

CREATE WRAPPER odbc LIBRARY 'libdb2rcodbc.so' OPTIONS (MODULE '/usr/lib/odbc.so')

この例の MODULE '/usr/lib/odbc.so' は、ODBC ドライバー・マネージャーを含んだライブラリーの絶対パスです。

ディスカバー機能とマッピング・エディター
  • 「関係のディスカバー」機能を起動するときには、別名が表として扱われることに注意する必要があります。ディスカバー機能のスコープを定義する時点で、別名をソース・スキーマのセットに組み込むか、ターゲット・スキーマに組み込むかを決定しなければなりません。
  • データ抽出を含んだアルゴリズムの場合は、Oracle と DB2 のデータベースのデータだけが抽出対象になります。抽出したデータをキャッシュに入れるには、キャッシュ・データベースを指定する必要があります。キャッシュ・データベースとしては、DB2 UDB for Linux, UNIX, and Windows だけがサポートされています。
  • Linux オペレーティング・システムでは、名前の意味のアルゴリズムの類語辞典オプションはサポートされていません。
  • 関係のディスカバーでは、ユーザー定義タイプ (UDT) は抽出されません。
  • マッピング・エディターの設定で、関係のディスカバーのための設定を行うときに、複数のアルゴリズムの配列方法に関する選択項目が「アルゴリズム」ページに表示されます。「シーケンスを基準にした構成」または「重みづけを基準にした構成」のいずれかを指定できます。「重みづけを基準にした構成」を選択すると、各アルゴリズムに加重値が割り当てられます。現時点で、このオプションの適用対象は、単一値を戻すアルゴリズムだけになっています。
  • SQL/XML 照会の生成操作では、XSD 属性 maxOccurs="x"x が 1 以上の数の場合に、「x」の実際の値は無視されます。生成される照会は、ソース列からすべての行の XML エレメントを作成します。つまり、選択行の数を、maxOccurs で定義されている数に制限しません。SQL2003 に準拠した SQL/XML 照会は、この要件を表現できないからです。属性 maxOccurs="0" で定義されているエレメントについては、マッピング・エディターがマッピングを禁止します。したがって、 maxOccurs="0" で定義されているエレメントは、結果の中に表示されません。
  • ターゲットの側に UDT が存在していると、生成されるスクリプトは、UDT の NULL 値の扱いが原因で解析を実行できない場合があります。
  • 以下の 2 つのシナリオでは、DDL スクリプトですべての成果物が生成されるわけではないので、変更なしでスクリプトをデプロイすることはできません。
    • A.dbm のソース表 T1 から B.dbm のターゲット表 T2 にマッピングしています。A も B も Information Integrator サーバーにフェデレートされていません。この場合、使用可能な唯一の配置プラットフォームは A.dbm であり、挿入スクリプトだけが生成されます。そのスクリプトの実行に A.dbm の表オブジェクト T2 が必要な場合でも、その表は生成されません。そのスクリプトを実行するには、その表を作成する必要があります。
    • A.dbm のソース表 T1 から B.dbm のターゲット表 T2 にマッピングしています。A も B も Information Integrator サーバーにフェデレートされています。この場合は、デプロイ・オプションとして Information Integrator サーバーを使用できます。ただし、Information Integrator サーバーを選択した場合は、T1 のニックネームと挿入スクリプトだけが生成されます。そのスクリプトを正しく実行するには、B.dbm の T2 のニックネームを Information Integrator サーバーで生成する必要があります。
フェデレーション・サポート
  • データベース・エクスプローラーからフェデレーテッド・サーバーの DDL スクリプトを生成できます。スクリプトを生成したら、DB2 Universal Database for Linux, UNIX, and Windows、DB2 Universal Database for iSeries、Oracle、SQL Server、Teradata、Web サービス、XML、Sybase の同様のサーバーにスクリプトをデプロイできます。他のデータ・ソースに DDL スクリプトをデプロイするには、DB2 コマンド行を使用してデプロイする (DB2 スクリプトとして実行する) 必要があります。デプロイするときに、ラッパーがすでに存在しているという趣旨のメッセージが表示されることもあります。そのエラーが表示されたら、データベース接続をいったん切断してから再接続してください。
区切り文字で区切られているオブジェクト名

オブジェクトを作成するときに、オブジェクト名に引用符を使用しないでください。引用符で区切られているオブジェクト名は機能しません。以下の例は、現時点でサポートされていません。

"""PROCEDURE"""
"""TABLE"""
"""SCHEMA"""."""PROCEDURE"""
ClearCase
  • ClearCase SCM Adapter をセットアップしていない環境でそのアダプターを使用しようとすると、製品がシャットダウンします。
  • ClearCase リソース・マネージャーによってチェックアウトした開発プロジェクトのオブジェクトのフォルダーは、展開できません。
  • ClearCase Remote Client for Eclipse をインストールした後に、以下の警告が表示されることがあります。
    現在の構成にエラーが含まれているので、この操作を実行すると、予期しない結果になる可能性があります。(The current configuration contains errors and this operation can have unpredictable results.)
    この警告は、無視してもかまいません。
SQL ツール
  • 現時点で、SQL エディターは「SQL の実行」アクションでホスト変数をサポートしていません。DML ステートメントの場合は、SQL ビルダーから SQL を実行することによって、この問題に対処できます。
  • SQL ビルダーの SQL ソース領域でステートメントを変更してから、無効な状態でステートメントを保管しようとしても、現在のテキストは保管されません。保管されるのは、SQL ソース領域で変更を加える前に SQL ソース領域に表示されていたテキストです。SQL ビルダーから無効なステートメントを実行しようとした場合は、最後の有効なステートメントが代わりに実行されます。
  • この製品は、WHERE 文節で指定されている結合条件を表す線を SQL ビルダーのグラフィカル表に描画しません。
  • フル SQL 構文はサポートされていません。例えば、ユーザー定義タイプ (UDT) と表関数はサポートされていません。

文書の更新情報

ヘルプの入手

資料にアクセスするには、F1 を押し、トピックのリンクをクリックして、インフォメーション・センターを開きます。場合によっては、F1 のヘルプが機能しないこともあります。その場合は代替手段として、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」をクリックして、インフォメーション・センターを直接開いてください。チュートリアル・ギャラリー (「ヘルプ」 > 「チュートリアル・ギャラリー (Tutorials Gallery)」) には、チュートリアルも用意されています。インフォメーション・センターで、左パネルのナビゲーションを使用して情報を見つけるか、検索機能を使用してください。初回の検索実行時に、検索索引が生成されます。
ヒント: 検索によってトピックを見つける場合は、インフォメーション・センター・ウィンドウの上部にある「目次に表示」ツールバー・ボタンをクリックして、ナビゲーション領域に関連トピックを表示できます。

さまざまなソースからの情報を統合する方法については、http://www.ibm.com/software/data/integration/ を参照してください。

他の Rational 製品の情報については、http://www.ibm.com/software/rational/ を参照してください。

特記事項および商標

特記事項

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