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管理およびプログラミングの手引き

アクセスおよび保管の方式を選択する

XML エクステンダーには、DB2 を XML リポジトリーとして使用するための 2 つのアクセスおよび保管の方式として、 XML 列と XML コレクションが備わっています。 最初に、どちらの方式が XML データにアクセスして操作する アプリケーションの必要に最も適しているかを判別しなければなりません。

XML 列
XML 文書の全体を DB2 列データとして保管および取得します。 XML データは XML 列によって表されます。

XML コレクション
XML 文書を分解してリレーショナル表のコレクションにするか、 または XML 文書をリレーショナル表のコレクションから構成します。

ご使用のアプリケーションの性質によって、使用するアクセスおよび保管のタイプ、 および XML データを構成する方式が決まります。 以下のシナリオは、それぞれのアクセスおよび保管方式が最も適切な状況を説明しています。

XML 列をいつ使用するか

XML 列は以下の状況で使用します。

XML コレクションをいつ使用するか

XML コレクションは以下の状況で使用します。

文書アクセス定義 (DAD) ファイルを使用して、 これら 2 つのアクセスおよび保管方式によって XML データを DB2 表に関連付けます。 図 7 は、DAD がアクセスおよび保管の方式を指定する方法を示しています。

図 7. DAD ファイルは XML 文書構造を DB2 にマップして、アクセスおよび保管の方式を指定します。


DAD ファイルは XML 文書構造を DB2 にマップして、アクセスおよび保管の方式を指定します。

DAD ファイルは、XML エクステンダー管理の重要な一部です。 それは DTD などの主要ファイルの位置を定義して、 XML 文書構造が DB2 データにどのように関係するかを指定します。 最も大切なこととして、 それはアプリケーションで使用するアクセスおよび保管の方式を定義します。


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