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管理およびプログラミングの手引き


DTD 参照表

XML エクステンダーには XML DTD リポジトリーとしての機能もあります。 データベースで XML が使用可能になると、DTD 参照表 DTD_REF が作成されます。 この表の各行は、追加のメタデータ情報のある DTD を表します。 ユーザーはこの表にアクセスして独自の DTD を挿入することができます。 DTD_REF 表内の DTD を使用して XML 文書の妥当性検査を行い、 アプリケーションにおける DAD ファイルの定義を支援します。 この表には db2xml というスキーマ名があります。 DTD_REF 表には、表 50 に示すような列が含まれます。


表 50. DTD_REF 表
列名 データ・タイプ 説明
DTDID VARCHAR (一意的で、NULL ではない) 基本キー。 これは DTD の識別に使われます。 基本キーが DAD ファイル内に指定されている場合、 DAD ファイルは DTD の定義したスキーマに従う必要があります。
CONTENT XMLCLOB DTD の内容。
USAGE_COUNT INTEGER データベース内において、 この DTD を使って DAD ファイルを定義している XML 列および XML コレクションの数。
AUTHOR VARCHAR DTD の作成者 (この情報の入力は任意選択です)。
CREATOR VARCHAR 最初にデータ挿入を行ったユーザー ID。 CREATOR 列は任意指定です。
UPDATOR VARCHAR 最後に更新を行ったユーザー ID。 UPDATOR 列は任意指定です。

制限: アプリケーションが DTD を変更できるのは、 USAGE_COUNT がゼロの場合のみです。


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