IBM Books

管理およびプログラミングの手引き


付録 C. コード・ページに関する考慮事項

クライアント / サーバーの DB2 データベース環境では、 XML 文書にアクセスする各クライアントまたはサーバーごとに XML 文書を確実に正しくエンコードするという課題があります。 DB2 から XML 文書を取り出すクライアントの機械語コーディングを、 図 19 の説明どおりに、 必ずエンコード宣言 (その XML 文書内のエンコード宣言) に一致させることが重要です。

図 19. クライアントでのコード・ページの一致


コード・ページとエンコード宣言との整合

DB2 は XML 文書を送受信するときにエンコード宣言を検査しません。 ただし、クライアントのコード・ページを調べて、 それが DB2 サーバーのコード・ページに一致するかどうかを確かめます。 一致しない場合 DB2 は、 以下のもののコード・ページに一致するようにその XML 文書内のデータを変換します。

XML エクステンダーを使用する場合は、 クライアントとサーバーのすべてのマシンのコード・ページを一致させて、 データを変換しなくて済むようにすることをお勧めします。

別々のコード・ページを使用すると、次のような状況が生じることがあります。

図 20 は、クライアントのコード・ページが不整合である環境を示しています。

図 20. クライアント間でコード・ページが不整合


コード・ページとエンコード宣言との不整合


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]