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管理およびプログラミングの手引き


サポートされているコード・ページ設定

次に示す表は、複数のクライアントとサーバーで XML 文書をやりとりするときに 発生する可能性のあるシナリオを説明しています。

以下のコード・ページの組み合わせがサポートされています。

すべてのコード・ページが同一の場合
文書のエンコードは、宣言されているエンコードと一致し、 クライアントとサーバーがやりとりする文書は変換を必要としません。 表 54 は、サンプル・シナリオを示しています。


表 54. コード・ページが一致する場合
XML 文書の宣言と エンコード XML エクステンダーの クライアント DB2 サーバー
OS の ロケール データベースのコード・ ページ 文書の エンコード
SJIS SJIS (Windows または AIX) SJIS (IBM-943) 943(SJIS) SJIS Windows NT のクライアントとサーバー、または Windows NT のクライアントと AIX サーバー
UTF-8 UTF-8 UTF-8 UTF-8 UTF-8 Sun のクライアントとサーバー、または AIX のクライアントとサーバー

クライアントと XML 文書では同じコード・ページで、 サーバーでは別のコード・ページの場合
エンコードは、宣言されているエンコードと一致し、 クライアントとサーバーがやりとりする文書は、サーバーとクライアントでそれぞれ変換を必要とします。 表 55 はサンプル・シナリオを示しています。


表 55. コード・ページが、クライアントでは一致し、サーバーでは異なる場合
XML 文書の宣言と エンコード XML エクステンダーの クライアント DB2 サーバー
OS の ロケール データベースのコード・ ページ 文書の エンコード
SJIS SJIS (Windows または AIX) UTF-8 UTF-8 UTF-8 Windows NT のクライアントとサーバー、または Windows NT のクライアントと AIX サーバー
UTF-8 UTF-8 EUC(IBM-954) 954(EUC) EUC Sun のクライアントとサーバー、または AIX のクライアントとサーバー

クライアントのコード・ページは、 互いに整合性があり、XML 文書のエンコードとも整合しているので、 サーバーは、別のコード・ページを備えておいて変換を実行することができ、 しかも、XML 文書のエンコード・ステートメントが自身のエンコードに対して、 またクライアントに対して不整合になることはありません。

次のようなコード・ページのシナリオはサポートされていません。

コード・ページの混合: 複数のクライアントのコード・ページが、 クライアント相互においても XML 文書とも整合しておらず、サーバーのものと異なります。 DB2 は、文書の受信またはクライアントに対する提示のどちらであるかに応じて、 クライアントまたはサーバーのコード・ページにデータを変換します。 クライアントのコード・ページと、XML 文書のエンコードが不整合であるため、 XML 文書のエンコードは、エンコード宣言に一致しなくなります。 表 56 に、サンプル・シナリオを示しています。

表 56. コード・ページの不一致
XML 文書の宣言と エンコード XML エクステンダーの client1 XML エクステンダーの client2 DB2 サーバー
OS の ロケール データベースのコード・ページ 文書の エンコード
UTF-8 SJIS (Windows NT または AIX) EUC (Windows NT または AIX) UTF-8 UTF-8 データの破壊 Windows NT のクライアントとサーバー、または Windows NT のクライアントと AIX サーバー
UTF-8 SJIS (Sun または AIX) EUC (Sun または AIX) EUC (IBM-954) 954(EUC) データの破壊 Sun のクライアントとサーバー、または AIX のクライアントとサーバー


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