管理およびプログラミングの手引き
DAD ファイルを指定する時には、検索対象データの属性とかぎとなる要素を定義します。
データの索引を使用してデータをすばやく検索するために、
XML エクステンダーはこの情報を使ってサイド表を作成します。
DAD の作成計画についての詳細は、DAD ファイルを参照してください。
- データの索引を使用してデータをすばやく検索するためにかぎとなる要素と属性を定義するには、
XML データの階層構造を理解しておく必要があります。
- XML 文書の DTD を用意して、DTD_REF 表に挿入します。
妥当性検査を行うには、このステップが必須です。
DAD ファイルを作成するには、以下のステップに従います。
- 管理ウィザードをセットアップして開始します。
詳しくは 管理ウィザードの開始を参照してください。
- XML DAD ファイルを編集または作成するために、
「ランチパッド (LaunchPad)」ウィンドウから
「DAD ファイルを処理する (Work with DAD files)」をクリックします。
「DAD ファイルの指定 (Specify a DAD file)」ウィンドウが開きます。
- 既存の DAD ファイルを編集するか、または新規の DAD ファイルを作成するかを指定します。
- 既存の DAD を編集するには、以下のようにします。
- 「...」をクリックしてプルダウン・メニューで既存の DAD ファイルをブラウズするか、
または DAD ファイル名を「ファイル名 (File name)」フィールドに入力します。
- 指定した DAD ファイルがウィザードに認識されるかどうかを確認します。
- 指定した DAD ファイルをウィザードが認識した場合は
「次へ (Next)」が選択可能になり、
XML 列が「タイプ (Type)」フィールドに表示されます。
- 指定した DAD ファイルをウィザードが認識しない場合は、
「次へ (Next)」が選択不可になります。
DAD ファイル名を「ファイル名 (File name)」フィールドに再び入力するか、
または「開く (Open)」をクリックして既存の DAD ファイルを再びブラウズします。
「次へ (Next)」が選択可能になるまでこれを繰り返します。
- 「次へ (Next)」をクリックします。
- 新規の DAD を作成するには、以下のようにします。
- 「ファイル名 (File name)」フィールドをブランクのままにしておきます。
- 「タイプ (Type)」メニューから
「XML 列 (XML column)」をクリックします。
- 「次へ (Next)」をクリックします。
- 「妥当性検査の選択 (Select Validation)」ウィンドウで、
DTD を使用して XML を妥当性検査するかどうかを選択します。
- 「次へ (Next)」をクリックします。
- 「サイド表 (Side tables)」ウィンドウから、新規のサイド表の追加、
既存のサイド表の編集、または既存のサイド表の除去を選択します。
- 新規のサイド表またはサイド表の列を追加するには、以下のようにします。
新規のサイド表を追加するには、表内の列を定義します。
サイド表内の列ごとに以下のステップを完了してください。
- 「サイド表 (Side tables)」ウィンドウの
「詳細 (Details)」ボックスの各フィールドに入力します。
- 「表名 (Table name)」: その列を含む表の名前を入力します。
たとえば次のようにします。
ORDER_SIDE_TAB
- 「列名 (Column name)」: 列の名前を入力します。
たとえば次のようにします。
CUSTOMER_NAME
- 「タイプ (Type)」: 列のタイプをメニューから選択します。
たとえば次のようにします。
XMLVARCHAR
- 「長さ (Length)」(VARCHAR タイプのみ): VARCHAR 文字の最大数を入力します。
たとえば次のようにします。
30
- 「パス (Path)」: 要素または属性のロケーション・パスを入力します。
たとえば次のようにします。
/ORDER/CUSTOMER/NAME
ロケーション・パス構文については、ロケーション・パスを参照してください。
- 「複数出現 (Multi occur)」: メニューから
「いいえ (No)」または
「はい (Yes)」を選択します。
1 つの文書内でこの要素または属性のロケーション・パスを 2 度以上使用できるかどうかを示します。
重要: 複数のオカレンスに列を指定する場合、
列を含むサイド表に 1 つの列のみを指定することができます。
- 「追加 (Add)」をクリックして、列を追加します。
- サイド表の列の追加、編集、または除去を繰り返すか、
または「次へ (Next)」をクリックします。
- 既存のサイド表の列を編集するには、以下のようにします。
既存の列の定義を変更することによってサイド表を更新することができます。
- 編集したいサイド表および列名をクリックします。
- 「詳細 (Details)」ボックスの各フィールドを編集します。
- 「変更 (Change)」をクリックして変更内容を保管します。
- サイド表ごとに列の追加、編集、または除去を繰り返すか、
または「次へ (Next)」をクリックします。
- 既存のサイド表の列を除去するには、以下のようにします。
- 除去したいサイド表および列をクリックします。
- 「除去 (Remove)」をクリックします。
- サイド表の列の追加、編集、または除去を繰り返すか、
または「次へ (Next)」をクリックします。
- 既存のサイド表を除去するには、以下のようにします。
サイド表全体を除去するには、表内の各列を削除します。
- 除去したい表の各サイド表の列をクリックします。
- 「除去 (Remove)」をクリックします。
- サイド表の列の追加編集、または除去を繰り返すか、
または「次へ (Next)」をクリックします。
- 変更後の DAD の出力ファイル名を、「DAD の指定 (Specify a DAD)」ウィンドウの
「ファイル名 (File name)」フィールドに入力します。
- 「終了 (Finish)」をクリックして DAD ファイルを保管し、
「ランチパッド (LaunchPad)」ウィンドウに戻ります。
DAD ファイルは、任意のテキスト・エディターで作成できる XML ファイルです。
DAD ファイルを作成するには、以下のステップに従います。
- テキスト・エディターを開きます。
- 以下の構文を使用して、DAD ファイル・ヘッダーを作成します。
<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE DAD SYSTEM "path\dtd\dad.dtd"> --> the path and file name of
the DTD for the DAD file
- <DAD></DAD> タグを挿入します。
- 任意選択で、<DAD> タグの間に、
妥当性検査のためにこの DAD ファイルを XML 文書 DTD に関連付ける DTD ID 識別子を次のように指定します。
<dtdid>path\dtd_name.dtd</dtdid> --> the path and file name of the DTD
for your application
DTD ID は妥当性検査のために必要であり、
DTD 参照表 (db2xml.DTD_REF) に DTD を挿入するときに使用される DTD ID 値と一致していなければなりません。
- 妥当性検査 (つまり XML 文書が有効かどうかを DTD を使って検査すること) を行うかどうかを指定します。
たとえば次のようにします。
<validation>YES</validation> --> specify YES or NO
YES を指定するには、すでに前のステップで DTD ID を指定して、
DTD を DTD_REF 表に挿入していなければなりません。
- <Xcolumn> 要素を使用して、アクセスおよび保管の方式を XML 列と定義します。
<Xcolumn>
</Xcolumn>
- それぞれのサイド表を定義して、
階層の検索用に索引を付ける対象となる重要な要素と属性を定義します。
各表ごとに、以下のステップを行います。
なお、以下のステップでは、DAD ファイル: XML 列の DAD ファイルの例を使用しています。
- <TABLE></TABLE> タグおよび名前属性を挿入します。
<table name="order_tab">
</table>
- <TABLE> タグの後に、<COLUMN> タグと、表内のそれぞれの列についての属性を挿入します。
- name: 列の名前
- type: 列のタイプ
- 「パス (path)」: 要素または属性のロケーション・パス。
ロケーション・パス構文については、ロケーション・パスを参照してください。
- multi_occurrence: 1 つの文書内でこの要素または属性を 2 度以上使用可能にするかどうかを示します。
<table ...>
<column name="order_key"
type="integer"
path="/Order/@key"
multi_occurrence="NO"/>
<column name="customer"
type="varchar(50)"
path="/Order/Customer/Name"
multi_occurrence="NO"/>
</table>
- 最後の列定義の後に、終了タグ </TABLE> があることを確認します。
- 最後の </TABLE> の後に、終了タグ </Xcolumn> があることを確認します。
- </Xcolumn> タグの後に、終了タグ </DAD> があることを確認します。
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