DB2 関数の完全な名前は、schema-name.function-name です。 ここで、schema-name は SQL オブジェクトの論理グループ化を行うための識別子です。 XML エクステンダー UDF のためのスキーマ名は、DB2XML です。 DB2XML スキーマ名は、XML エクステンダー UDT の修飾子でもあります。 本書では、関数名だけを参照します。
関数パスは、スキーマ名の順番付きリストです。 DB2 はリスト内のスキーマ名の順序を使用して、関数および UDT への参照を解決します。 SQL ステートメント SET CURRENT FUNCTION PATH を指定することにより、関数パスを指定できます。 これにより、関数パスが CURRENT FUNCTION PATH 特殊レジスター内に設定されます。
XML エクステンダーでは、db2xml スキーマを関数パスに追加するのは良い考えです。 これにより、XML エクステンダー UDF および UDT 名を、 先頭に db2xml を付けずに入力することができます。 以下の例は、db2xml スキーマを関数パスに追加する方法を示しています。
SET CURRENT FUNCTION PATH = db2xml, CURRENT FUNCTION PATH
重要: db2xml としてログオンする場合は、 db2xml を関数パス内の最初のスキーマとして追加しないでください。 db2xml としてログオンするときには、db2xml が自動的に最初のスキーマとして設定されます。 その結果、関数パスが 2 つの db2xml スキーマで開始することになるので、エラー状態が生じます。