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管理およびプログラミングの手引き


XML と DB2 の使用理由

XML には、データ交換のための標準形式が用意されていて、 それによって多くの問題が解決されますが、解決すべき問題はまだ他にもあります。 企業のデータ・アプリケーションを構築するとき、以下のような質問に答えなければなりません。

これらの種類の問題は、データベース管理システムによってのみ解決できます。 XML 情報およびメタ情報をデータベースに直接組み入れることによって、 他のアプリケーションが特定の目的のために必要とする XML 結果を、 より直接的に (そしてより早く) 取得することができます。 そこで、XML エクステンダーが役立ちます。 XML エクステンダーを使用すると、多くの XML アプリケーションで DB2 の能力を活かすことができます。

DB2 データベース内にある構造化 XML 文書の内容を使用して、 構造化 XML 情報と伝統的リレーショナル・データとを結合することができます。 アプリケーションに応じて、 XML 文書全体を非伝統的なユーザー定義データ・タイプとして DB2 内に保管するか、 または XML の内容を伝統的なデータとしてリレーショナル表内にマップするかを選択できます。 非伝統的な XML データ・タイプの場合、DB2 UDB テキスト・エクステンダー に備わっている構造化テキスト検索の他に、 XML 要素または属性値の豊富なデータ・タイプを検索する機能が XML エクステンダーに付け加えられます。

XML エクステンダーを使うと、アプリケーションで以下のことが行えます。


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