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管理およびプログラミングの手引き


XML エクステンダーのユーザー定義タイプ

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XML エクステンダーのユーザー定義タイプ (UDT) は、 XML 列および XML コレクションに使用されるデータ・タイプです。 UDT はすべて、スキーマ名 db2xml を持ちます。 XML エクステンダーは、XML 文書を保管および検索するための UDT を作成します。 表 20 は、UDT の概要を示しています。

表 20. XML エクステンダー UDT
ユーザー定義タイプ列 ソース・データ・タイプ 使用法の説明
XMLVARCHAR VARCHAR(varchar_len) XML 文書の全体を VARCHAR として DB2 内に保管します。
XMLCLOB CLOB(clob_len) XML 文書の全体を文字ラージ・オブジェクト (CLOB) として DB2 内に保管します。
XMLFILE VARCHAR(512) ローカル・ファイル・サーバーのファイル名を指定します。 XMLFILE を XML 列に指定した場合、XML エクステンダーは XML 文書を外部サーバー・ファイルに保管します。 テキスト・エクステンダーを XMLFILE によって使用可能にすることはできません。 ファイル内容と DB2、および索引付け用に作成されたサイド表との間の整合性は、 ユーザーの責任で保持してください。

ここで、varchar_len および clob_len はオペレーティング・システムによって決まります。

DB2 UDB では、varchar_len = 3K および clob_len = 2G となります。

これらの UDT は、アプリケーション列のタイプを指定するためだけに使用されます。 それらは、XML エクステンダーが作成するサイド表には適用されません。


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