イメージ、オーディオ、およびビデオ・エクステンダー 管理およびプログラミングの手引き

機密保護および回復

画像、音声、およびビデオ・オブジェクト (DB2 データベース内で BLOB として保管されているもの) には、従来の数値データおよび文字データの場合と同じ機密保護および回復保護機能が与えられています。 メタデータ表にあるオブジェクト用に保管された情報も同様です。 ユーザーには、オブジェクトの選択、挿入、または更新を行うための特権が必要です。

ユーザーは UDF を発行して、ユーザー表からオブジェクトを選択、挿入、更新、または削除します。 要求された操作を行うには、UDF はオブジェクトの属性情報を保持する管理サポート表にアクセス (必要であれば更新) できなければなりません。 ユーザー表に対する適切な特権をユーザーが持っているならば、エクステンダーは UDF による管理サポート表に対する上記の操作を許可します。

エクステンダー関連の管理操作によっては、DBADM 権限が必要になることがあります。 DB2 エクステンダーで必要となる権限については、アプリケーション・プログラミング・インターフェースを参照してください。 DB2 エクステンダー管理コマンドで必要となる権限については、クライアント側の管理コマンドを参照してください。

画像や、音声、ビデオの内容が、そのデータベースから参照されるファイルに保管される場合には、そのオブジェクトのメタデータも DB2 によって保護されます。 そのファイルは、PUBLIC つまりすべてのユーザーによって読み取り可能なディレクトリーになければなりません。

BLOB とメタデータは、DB2 の他のデータと同様に、バックアップや回復を行うことができます。 ファイルに保管されたオブジェクトの内容は、非 DB2 ツールを使ってバックアップや回復を行うことができます。 さらに、QBIC カタログとビデオ索引も、非 DB ツールを使ってバックアップや回復を行うことができます。 QBIC カタログのバックアップについては、QBIC カタログの作成 ページを参照してください。 ビデオ索引のバックアップについては、ビデオの索引付け ページを参照してください。


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