DB2 では、ラージ・オブジェクト (LOB) を次のオブジェクトとしてデータベースに保管することができます。
BLOB は 2 進ストリングです。 画像、音声、ビデオの各オブジェクトは、BLOB として DB2 データベースに保管されます。 CLOB は、1 バイト文字からなる文字ストリングで、対応するコード・ページがあります。 このデータ・タイプは、1 バイト文字を含むテキスト・オブジェクトに対して使用されます。 DBCLOB は、2 バイト文字からなる文字ストリングで、対応するコード・ページがあります。 このデータ・タイプは、2 バイト文字を含むテキスト・オブジェクトに対して使用されます。
各 LOB の長さは 2 ギガバイトまで可能ですが、DB2 では 1 つの表で多くの LOB 列が使用できます。 1 つの行では最高 24 ギガバイトの LOB スペースが、1 つの表では最高 4 テラバイトの LOB スペースが使用できます。
LOB の内容は、そのサイズが大きいため、ユーザー表に直接は保管されません。 表の中では、各 LOB はラージ・オブジェクト記述子によって識別されます。 ディスクの他の場所に保管されているラージ・オブジェクトをアクセスするときには、その記述子が使用されます。
さらに、DB2 エクステンダーでは、LOB の内容をファイルに保管し、データベースからそれを指し示すことができます。 この方法を使用するには、DB2 エクステンダーでオブジェクトを保管するときにそのように指定します。