DB2 エクステンダー UDF を呼び出すステートメントを含め、プログラムに組み込まれたすべての SQL ステートメントおよび DB2 CLI 呼び出しは、その組み込み SQL ステートメントまたは DB2 CLI 呼び出しが正常に行われたかどうかを示すコードを生成します。 また、管理 API など、他の DB2 エクステンダー API も、処理が正常に行われたかどうかを示すコードを戻します。 プログラムでは、これらの戻りコードを検査し、応答する必要があります。
また、プログラムでこれらのコードの補足情報を取り出すこともできます。 この情報には、SQLSTATE 情報とエラー・メッセージがあります。 この診断情報を使って、プログラム内で発生した問題を検出し修正することができます。
問題の発生源を診断することが容易でない場合もあります。 このような場合、サービス技術員に情報を提供して、問題を検出し修正してもらわなければならないこともあります。 DB2 エクステンダーには、エクステンダーの活動を記録するトレース機能が付属しています。 サービス技術員にとって、トレース情報は貴重な情報源です。 トレース機能を使用するのは、IBM サービス技術員の指示があった場合だけにしてください。
この章では、このような診断情報にアクセスする方法について記載します。 次の点について説明します。
また、エクステンダーが戻す可能性のある SQLSTATE とエラー・メッセージのリストを記載し、説明します。