イメージ、オーディオ、およびビデオ・エクステンダー 管理およびプログラミングの手引き

QBIC カタログの作成

QBIC カタログを作成するには、QbCreateCatalog API または CREATE QBIC CATALOG コマンドを使用します。

カタログを作成するには、カタログに登録する画像が入っているユーザー表の所有者でなければなりません。 さらに、そのカタログが入るデータベースに対し CREATE TABLE 権限が必要です。 画像の QBIC カタログを作成する場合には、そのユーザー表と画像列がイメージ・エクステンダーに対して使用可能になっていなければなりません。

QBIC カタログを作成する際には、次の指定を行います。

ユーザー表と列が使用可能になっていなければなりません: ユーザー表の列内の画像の QBIC カタログを作成する場合には、その表と列がイメージ・エクステンダーに対して使用可能になっていなければなりません。 (イメージ・エクステンダーに対してユーザー表と列を使用可能にする方法については、エクステンダー・データのためのデータ・オブジェクトの準備を参照してください。)

API の使用: QbCreateCatalog API を使用する際には、自動カタログか手動カタログかを自動カタログ値によって指定します。 値 1 は自動カタログを、値 0 は手動カタログをそれぞれ示します。

たとえば、次のステートメントでは、従業員表の写真列の画像に対し QBIC カタログを作成します。 これらの画像は、従業員表に保管される際に自動的にカタログされます。

SQLINTEGER autoCatalog=1;                          /* automatic cataloging */
 
rc=QbCreateCatalog(
                  "employee",                      /* user table */
                  "picture",                       /* image column */
                  autoCatalog);                    /* auto catalog setting */

コマンド行の使用: CREATE QBIC CATALOG コマンドを出すと、ON を指定すれば自動カタログが指定されます。 OFF を指定すれば、手動カタログが指定されます。 省略時値は OFF です。

たとえば、次のステートメントでは、上の API の例と同じ QBIC カタログが作成されます。

CREATE QBIC CATALOG employee picture on

QBIC カタログのバックアップ: イメージ・エクステンダーは QBIC カタログをファイルに保管します。 カタログの回復に備えて、これらのファイルのバックアップを定期的にとる必要があります。 AIX、HP-UX、または Sun Solaris サーバーでは、これらのファイルは /home/instance_owner/dmb/qbic ディレクトリーにあります。 ここで、instance_owner はインスタンス所有者のユーザー ID です。 OS/2 や Windows のサーバーでは、これらのファイルは、\destination\instance\instance_name\qbic ディレクトリーにあります。 destination はイメージ・エクステンダーがインストールされているディレクトリー、instance_name はそのエクステンダー・インスタンスの名前です。


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