イメージ、オーディオ、およびビデオ・エクステンダー 管理およびプログラミングの手引き

QBIC カタログのオープン

カタログを変更したりするアクションを行うには、まず QBIC カタログをオープンする必要があります。 たとえば、フィーチャーをカタログに追加する前には、まず QBIC カタログをオープンしなければなりません。

QBIC カタログをオープンするには、QbOpenCatalog API 呼び出しか OPEN QBIC CATALOG コマンドを使用します。

QBIC カタログをオープンする際には、次の指定が必要です。

カタログがすでにオープンされている場合: 別のセッションでカタログがすでに更新用にオープンされている場合には、そのカタログを更新操作用にオープンすることはできません。 QBIC カタログをオープンすると、イメージ・エクステンダーが現行セッションでオープンされている QBIC カタログをすべてクローズします。

API の使用: QbOpenCatalog API を使用する際には、カタログをオープンするモードを明示的に指定します。 その場合、次のように指定します。

QbiRead と QbiUpdate は、QBIC ファイルの組み込み (ヘッダー) ファイルである dmbqbapi.h に定義されている定数です。

さらに、カタログ・ハンドルをポイント指定する必要があります。 カタログ・ハンドルは、QBIC 固有のデータ・タイプである QbCatalogHandle をもちます。 このデータ・タイプも dmbqbapi.h で定義します。 カタログ・ハンドルの値は、API からの出力としてイメージ・エクステンダーによって戻されます。

たとえば、次の API 呼び出しでは、QBIC カタログを読み取り操作用にオープンします。

SQLINTEGER mode;
QbCatalogHandle  *CatHdl;
 
mode=qbiRead;                                     /* open catalog for */
                                                  /* read operations */
rc=QbOpenCatalog(
                 "employee",                      /* user table */
                 "picture",                       /* image column */
                 mode,                            /* open catalog mode */
                 &CatHdl);                        /* catalog handle */

コマンド行の使用: OPEN QBIC CATALOG コマンドを出すと、イメージ・エクステンダーは、カタログを更新操作用にオープンしようとします。 カタログがすでに別のセッションで更新用にオープンされていると、イメージ・エクステンダーはカタログを読み取り操作用にオープンします。

たとえば、次のコマンドを出せば、QBIC カタログがオープンされます。 イメージ・エクステンダーは、カタログを更新操作用にオープンしようとします。

OPEN QBIC CATALOG employee picture

QBIC 関連の作業が終わったらカタログをクローズします: QBIC カタログをオープンすると、イメージ・エクステンダーは、メモリーなどの資源をそのカタログに割り当てます。 QBIC 関連の作業が終わったらカタログをクローズしてください。 それによって、割り当てられた資源が解放されます。


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