イメージ、オーディオ、およびビデオ・エクステンダー 管理およびプログラミングの手引き
クライアントで画像ブラウザーをオープンし、画像を表示します。
この画像は、画像列や外部ファイルに保管できます。
- 画像を外部ファイルに保管する場合は、ファイル名か画像ハンドルのどちらかをこの API に渡すことができます。
API は、クライアント環境変数 DB2IMAGEPATH を使用してファイル位置を解決します。
ファイルは、クライアント・ワークステーションからアクセス可能です。
- 画像を列に保管する場合は、画像ハンドルをこの API に渡す必要があります。
アプリケーションは、データベースに接続されている必要があり、画像が保管されている表への読み取りアクセスを持っている必要があります。
ブラウザーから直接画像にアクセスできない場合、エクステンダーは DB2IMAGETEMP 環境変数に指定されているディレクトリーに一時ファイルを作成します。
次いでエクステンダーは、一時ファイルから画像を表示します。
許可
画像を列からブラウズする場合は、ユーザー表に対する Select 権限。
ライブラリー・ファイル
OS/2 および Windows
| AIX、HP-UX、および Solaris
|
dmbimage.lib
| libdmbimage.a (AIX)
|
| libdmbimage.sl (HP-UX)
|
| libdmbimage.so (Solaris)
|
インクルード・ファイル
dmbimage.h
構文
列に保管されている画像をブラウズする
long DBiBrowse(
char *browserName,
MMDB_PLAY_HANDLE,
DB2Image *imageHandle,
waitFlag
);
構文
ファイルとして保管されている画像をブラウズする
long DBiBrowse(
char *browserName,
MMDB_PLAY_FILE,
char *fileName,
waitFlag
);
パラメーター
- browserName (in)
- 画像ブラウザーの名前。
NULL に設定すると、DB2IMAGEBROWSER 環境変数で指定されている省略時の画像ブラウザーが使用されます。
- MMDB_PLAY_HANDLE (in)
- 画像が BLOB として保管されていることを示す定数。
- MMDB_PLAY_FILE (in)
- 画像がクライアントからアクセスできるファイルとして保管されていることを示す定数。
- imageHandle (in)
- 画像のハンドル。
列にある画像をブラウズする場合は、このパラメーターを渡す必要があります。
画像ハンドルが外部ファイルを表す場合は、クライアント環境変数 DB2IMAGEPATH を使用してファイル位置を解決します。
- fileName (in)
- この画像が入っているファイルの名前。
- waitFlag (in)
- 続行する前に、ユーザーがブラウザーをクローズするまでプログラムに待機させるかどうかを示す定数。
MMDB_PLAY_WAIT は、アプリケーションと同じスレッドでブラウザーを実行します。
MMDB_PLAY_NO_WAIT は別々のスレッドでブラウザーを実行します。
エラー・コード
- MMDB_SUCCESS
- 正常に処理された API 呼び出し。
- MMDB_RC_NO_AUTH
- 呼び出し側のアクセス権限が正しくありません。
- MMDB_RC_NOT_CONNECTED
- アプリケーションのデータベース接続が有効ではありません。
例
imageHandle で識別される画像を表示します。
アプリケーションと同じスレッドで省略時ブラウザーを実行するには、次のようにします。
#include <dmbimage.h>
rc = DBiBrowse(NULL, MMDB_PLAY_HANDLE,
imageHandle, MMDB_PLAY_WAIT);
[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]