イメージ、オーディオ、およびビデオ・エクステンダー 管理およびプログラミングの手引き
クライアントでビデオ・プレーヤーをオープンし、ビデオを再生します。
このビデオは、ビデオ列または外部ファイルに保管できます。
- ビデオを外部ファイルに保管すると、ファイル名かビデオ・ハンドルのどちらかをこの API に渡すことができます。
API は、クライアント環境変数 DB2VIDEOPATH を使用してファイル位置を解決します。
ファイルは、クライアント・ワークステーションからアクセス可能です。
- ビデオを列に保管する場合は、ビデオ・ハンドルをこの API に渡す必要があります。
アプリケーションは、データベースに接続されている必要があり、ビデオが保管されている表への読み取りアクセスを持っている必要があります。
ビデオが列に保管されている場合、エクステンダーは一時ファイルを作成して、列からそのファイルにオブジェクトの内容を複写します。
ビデオが外部ファイルに保管されおり、その相対ファイル名が環境変数内の値を使用して解決できない場合、またはそのファイルにクライアント・マシン上でアクセスできない場合にも、エクステンダーは一時ファイルを作成します。
この一時ファイルは、DB2VIDEOTEMP 環境変数で指定されたディレクトリーに作成されます。
エクステンダーは、後にこの一時ファイルからビデオを再生します。
許可
ビデオを列から再生する場合は、ユーザー表に対する Select 権限。
ライブラリー・ファイル
OS/2 および Windows
| AIX、HP-UX、および Solaris
|
dmbvideo.lib
| libdmbvideo.a (AIX)
|
| libdmbvideo.sl (HP-UX)
|
| libdmbvideo.so (Solaris)
|
インクルード・ファイル
dmbvideo.h
構文
列に保管されているビデオを再生する
long DBvPlay(
char *playerName,
MMDB_PLAY_HANDLE,
DB2Video *videoHandle,
waitFlag
);
構文
ファイルとして保管されているビデオを再生する
long DBvPlay(
char *playerName,
MMDB_PLAY_FILE,
char *fileName,
waitFlag
);
パラメーター
- playerName (in)
- ビデオ・プレーヤーの名前。
NULL に設定すると、DB2VIDEOPLAYER 環境変数で指定されている省略時のビデオ・プレーヤーが使用されます。
- MMDB_PLAY_HANDLE (in)
- ビデオが列に保管されていることを示す定数。
- MMDB_PLAY_FILE (in)
- ビデオがクライアントからアクセスできるファイルとして保管されていることを示す定数。
- videoHandle (in)
- ビデオのハンドル。
列でビデオを再生する場合は、このパラメーターを渡す必要があります。
ビデオ・ハンドルが外部ファイルを表す場合は、クライアント環境変数 DB2VIDEOPATH を使用してファイル位置を解決します。
- fileName (in)
- このビデオが入っているファイルの名前。
API は、クライアント環境変数 DB2VIDEOPATH を使用してファイル位置を解決します。
ファイルは、クライアント・ワークステーションからアクセス可能です。
- waitFlag (in)
- 続行する前に、ユーザーがプレーヤーをクローズするまでプログラムに待機させるかどうかを示す定数。
MMDB_PLAY_WAIT は、アプリケーションと同じスレッドでプレーヤーを実行します。
MMDB_PLAY_NO_WAIT は別々のスレッドでプレーヤーを実行します。
エラー・コード
- MMDB_SUCCESS
- 正常に処理された API 呼び出し。
- MMDB_RC_NO_AUTH
- 呼び出し側のアクセス権限が正しくありません。
- MMDB_RC_NOT_CONNECTED
- アプリケーションのデータベース接続が有効ではありません。
例
videoHandle で識別されるビデオを再生します。
アプリケーションと同じスレッドで省略時プレーヤーを実行するには、次のようにします。
#include <dmbvideo.h>
rc = DBvPlay(NULL, MMDB_PLAY_HANDLE, videoHandle,
MMDB_PLAY_WAIT);
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