イメージ、オーディオ、およびビデオ・エクステンダー 管理およびプログラミングの手引き

区分データベースの概念 (EEE のみ)

DB2 エクステンダーは、DB2 エンタープライズ拡張エディションとともに動作することができ、そのようにして DB2 エンタープライズ拡張エディションの区分データベース・サポートを活用できます。

区分データベースとは、複数の独立したマシンに分散しているデータベースのことです。 エンド・ユーザーやアプリケーション開発者からは、このデータベースは単一のマシン上にある単一のデータベースのように感じられます。 区画化することによって、1 台のマシンでは大き過ぎて処理しきれないデータベースを、アプリケーションが効率的に使えるようになります。

区分データベースは複数の区画で構成されています。 各区画は、それ自身のデータベース区画サーバーによって管理されています。 データベース区画サーバーには、データベース・マネージャーとそれによって管理されるデータやシステム資源の集合が組み込まれています。 通常は、1 台のマシンに 1 つのデータベース区画サーバーが割り当てられます。 とはいえ、1 台のマシンに複数のデータベース区画サーバーを割り当てることも可能です。 各データベース区画サーバーはデータベース全体の一部分を保持します。 データベース区画サーバーは、ノードと呼ばれることがよくあります。

図 9 に示されているように、データベース区画を論理的にグループにまとめ、それに名前を割り当てることができます。 そして、まとめられたデータベース区画の各グループをノード・グループと呼びます。 たとえば、ノード・グループを定義することによって、選択したデータベース区画へのアプリケーション照会を制限し、それによってトランザクション時間の速度を向上させることができます。 ノード・グループには、1 つのデータベース区画しか入れることができないものと、複数のデータベース区画を入れることができるものとがあります。 複数のデータベース区画を入れることができるものを、複数区画ノード・グループと呼びます。 複数区画ノード・グループに指定されたすべてのデータベース区画は、みな同じデータベースの中になければなりません。

図 9. データベース内のノード・グループ


REQTEXT

区分データベース・システム内でエクステンダーを使用することには、以下の利点があります。


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