Windows では、環境変数の設定方法は、DB2 エクステンダーを使用するのが区分データベース環境 (つまり、Windows 用の DB2 エンタープライズ拡張エディション) であるか、非区分データベース環境であるかによって異なります。
Windows では、環境変数がシステム・レジストリーに保管されます。 変数を設定するには、Windows の「コントロール パネル」を開き、「システム」アイコンを選択します。 「システムのプロパティ」ダイアログから、「環境」タブを選択します。 環境変数とその値が入っている 2 つのウィンドウがあります。 上のウィンドウは、すべてのユーザーに有効な変数を表示しています。 下のウィンドウは、現行ユーザーだけに有効な変数を表示しています。
Windows 区分環境では、DB2 エクステンダーの使用するすべての変数が、システム・レジストリーの専用記憶域に保管されます。 エクステンダー変数を検査して変更するために、DMBSET というプログラムが提供されています。
このプログラムの構文は次のとおりです。
>>-dmbset--+-------------------------+------------------------->< +-+-variable------------+-+ | '-variable--=--value--' | +-+--g------------+-------+ | '--i--instance--' | +--all--------------------+ +--null-------------------+ +-+--l--+-----------------+ | '--lr-' | '-+--?-+------------------' '--h-'
変数の値を照会するには、dmbset variable_name と入力します。 次はその例です。
dmbset DB2MMPATH
変数の値を設定するには、dmbset variable_name=value と入力します。 次はその例です。
dmbset DB2MMPATH=C:\DMB\SAMPLES
定義されたインスタンスのすべての変数の値を表示するには、dmbset -i instance_name と入力します。 次はその例です。
dmbset -i dmbinst1
値を空白値に設定するには、dmbset variable_name -null と入力します。 次はその例です。
dmbset DB2MMPATH -null
すべてのインスタンスで使用される変数の値を表示するには、dmbset -g と入力します。
DB2 エクステンダーが使用するすべての変数名をリストするには、dmbset -lr と入力します。
レジストリーに定義されたすべてのインスタンス・プロファイルの名前をリストするには、dmbset -l と入力します。
区分データベース環境での DB2 エクステンダー用の環境変数の設定は、かなり柔軟に行えます。 たとえば、DB2MMDATAPATH 以外の環境変数の値は、次のいずれの形式でも指定することができます。
\\harmony\JimsShr
f:\media
JimsShr\images