イメージ、オーディオ、およびビデオ・エクステンダー 管理およびプログラミングの手引き

DBaPlay


イメージ オーディオ ビデオ
O

クライアントでオーディオ・プレーヤーをオープンし、音声クリップを再生します。 このクリップは、音声列や外部ファイルに保管できます。

音声が列に保管されている場合、エクステンダーは一時ファイルを作成して、列からそのファイルにオブジェクトの内容を複写します。 音声が外部ファイルに保管されており、その相対ファイル名が環境変数内の値を使用して解決できない場合、またはそのファイルにクライアント・マシン上でアクセスできない場合にも、エクステンダーは一時ファイルを作成します。 この一時ファイルは、DB2AUDIOTEMP 環境変数で指定されたディレクトリーに作成されます。 エクステンダーは、後にこの一時ファイルから音声を再生します。

許可

音声クリップを列から再生する場合は、ユーザー表に対する Select 権限。

ライブラリー・ファイル
OS/2 および Windows AIX、HP-UX、および Solaris
dmbaudio.lib libdmbaudio.a (AIX)

libdmbaudio.sl (HP-UX)

libdmbaudio.so (Solaris)

インクルード・ファイル

dmbaudio.h

構文

列に保管されている音声を再生する

long DBaPlay(
      char *playerName,
      MMDB_PLAY_HANDLE,
      DB2Audio *audioHandle,
      waitFlag
      );

構文

ファイルとして保管されている音声を再生する

long DBaPlay(
      char *playerName,
      MMDB_PLAY_FILE,
      char *fileName,
      waitFlag
      );

パラメーター

playerName (in)
オーディオ・プレーヤーの名前。 NULL に設定すると、DB2AUDIOPLAYER 環境変数で指定されている省略時のオーディオ・プレーヤーが使用されます。

MMDB_PLAY_HANDLE (in)
音声が BLOB として保管されていることを示す定数。

MMDB_PLAY_FILE (in)
音声がクライアントからアクセスできるファイルとして保管されていることを示す定数。

audioHandle (in)
音声のハンドル。 列にある音声クリップを再生する場合は、このパラメーターを渡す必要があります。 音声ハンドルが外部ファイルを表す場合は、クライアント環境変数 DB2VIDEOPATH を使用してファイル位置を解決します。

fileName (in)
この音声が入っているファイルの名前。

waitFlag (in)
続行する前に、ユーザーがプレーヤーをクローズするまでプログラムに待機させるかどうかを示す定数。 MMDB_PLAY_WAIT は、アプリケーションと同じスレッドでプレーヤーを実行します。 MMDB_PLAY_NO_WAIT は別々のスレッドでプレーヤーを実行します。

エラー・コード

MMDB_SUCCESS
正常に処理された API 呼び出し。

MMDB_RC_NO_AUTH
呼び出し側のアクセス権限が正しくありません。

MMDB_RC_NOT_CONNECTED
アプリケーションのデータベース接続が有効ではありません。

audioHandle が識別する音声を再生します。 アプリケーションと同じスレッドで省略時プレーヤーを実行するには、次のようにします。

#include <dmbaudio.h>
rc = DBaPlay(NULL, MMDB_PLAY_HANDLE,
       audioHandle, MMDB_PLAY_WAIT);


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