IBM DB2

リリース・ノート

DB2 Version 9
for Linux, UNIX, and Windows

本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、『特記事項』に記載されている情報をお読みください。

本書には、IBM の専有情報が含まれています。その情報は、使用許諾条件に基づき提供され、著作権により保護されています。本書に記載される情報には、いかなる製品の保証も含まれていません。また、本書で提供されるいかなる記述も、製品保証として解釈すべきではありません。

IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

本マニュアルに関するご意見やご感想は、次の URL からお送りください。今後の参考にさせていただきます。

http://www.ibm.com/jp/manuals/main/mail.html

なお、日本 IBM 発行のマニュアルはインターネット経由でもご購入いただけます。詳しくは

http://www.ibm.com/jp/manuals/ の「ご注文について」をご覧ください。

(URL は、変更になる場合があります)

お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。



原 典:

DB2(R)

Release Notes

DB2 Version 9 for Linux, UNIX, and Windows

発 行:
日本アイ・ビー・エム株式会社

担 当:
ナショナル・ランゲージ・サポート

第1刷 2006.7

Copyright International Business Machines Corporation 2002, 2006. All rights reserved.
(C) Copyright IBM Japan 2006

目次

リリース・ノートについて

リリース・ノートには、DB2(R) Version 9 for Linux(R), UNIX(R), and Windows(R) および DB2 Connect(TM) バージョン 9 に関する既知の問題と資料の更新についての情報が含まれています。

既知の問題に関する章には、次の情報が含まれています。

資料の更新に関する章には、製品資料に対する最新の追加または修正が含まれています。

DB2 インフォメーション・センター

DB2 製品資料の主な情報源は、DB2 インフォメーション・センターです。これは、オンライン版として http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2help/index.jsp から使用できます。

DB2 インフォメーション・センターのローカル・コピーをインストールすることもできます。このコピーは、別個にインストール可能なイメージとして製品に含まれています。ローカル・コピーをインストールする場合、ローカル・コピーを使用する前に、最新の更新をダウンロードしてください。インフォメーション・センターを更新すると、資料の完全なコピーが提供され、DB2 メッセージ情報の検索を向上させる機能も追加されます。手順については、『コンピューターまたはイントラネット・サーバーにインストールされた DB2 インフォメーション・センターの更新』を参照してください。

インストールおよびトラブルシューティングに関連した DB2 インフォメーション・センターのトピック

以下のリストは、DB2 インフォメーション・センターのトピックのうち、製品のインストールおよびトラブルシューティングに関して特に注目できるトピックに焦点を当てています。

さらに、DB2 サポート Web サイトからは、サポートおよびトラブルシューティングの支援が得られます。このサイトには、資料に加えられた変更を説明する技術情報やサービス・フラッシュ、およびリリース・ノートの作成後に見つかった既知の制限に関する情報が掲載されています。 DB2 サポート Web サイトのアドレスは http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/support.html です。

「リリース・ノート」内のディレクトリー・パスの表示に関する規則

Windows システムでは、ディレクトリー・パス内のディレクトリーをそれぞれ区切るのに円記号 (¥) が使用されます。 Linux および UNIX システムでは、区切り文字としてスラッシュ (/) が使用されます。プラットフォームを区別した情報の場合、「リリース・ノート」では上記の規則を使用しています。ただし、プラットフォームを限定しない情報の場合、「リリース・ノート」では Windows の規則を使用します。そのため、Linux または UNIX システム上で実行している場合は、ここに示されているものとは異なるディレクトリー・パスの入力が必要となります。

既知の問題

このセクションには、次の情報が含まれています。

場合によっては、ある機能の特定の側面がサポートされないこと、または特定の機能を使って特定のアクションを実行すると問題が発生する可能性があることが記述されています。その場合、その機能を使用を試みても失敗する可能性があります。あるいは、結果が役に立たないか、害を及ぼす場合もあります。

製品全体

db2sampl - サンプル・データベースの作成コマンド

問題

db2sampl コマンドは、次のような場合に SQL0443 エラーにより失敗する場合があります。

解決策

以下のいずれかを試してください。

インストール

すべてのプラットフォーム

ベータ版の DB2 製品との共存

問題

ベータ版と非ベータ版の DB2 バージョン 9 は同じシステムで共存できません。この問題は、製品のクライアント・コンポーネントとサーバー・コンポーネントの両方に当てはまります。

解決策

非ベータ版の DB2 バージョン 9 をインストールする前に、ベータ版をアンインストールします。

DB2 インフォメーション・センターのインストール

問題

DB2 インフォメーション・センターのインストール時に、サービス名およびポート番号に関してデフォルト値を受け入れるのではなく、選択することができます。サービス名についてはシステムのサービス・ファイルに既存のものを選択し、ただポート番号だけを変更する場合、指定されたサービス名は使用中です というエラーを受け取る場合があります。

解決策

解決策 1: デフォルト値を使用します。

解決策 2: サービス名およびポート番号のどちらも、サービス・ファイルに既存のものを使用します。

解決策 3: まだ使用されていない値を使って、サービス・ファイルにサービス名およびポート番号を追加します。

各国語文字を含むインストール・ディレクトリー・パス

問題

名前に各国語文字が含まれるパスには、DB2 製品をインストールできません。

解決策

名前に各国語文字を含まないパスに DB2 製品をインストールします。

追加の詳細

各国語文字とは、英語 (en_US) 文字セットにない文字のことです。

Windows プラットフォーム

DB2 セットアップ・ランチパッド (Windows)

問題

TEMP
ディレクトリー・システム変数を設定しないと、DB2 セットアップ・ランチパッドが表示されません。

解決策

解決策 1: コマンド・プロンプトから以下のコマンドを入力して、現行セッションの TEMP ディレクトリー・システム変数を設定します。

set TEMP=directory name

例えば、set TEMP=c:¥temp のように入力します。

解決策 2: TEMP ディレクトリー・システム変数をシステム全体の変数として設定します。これを行うには、次のようにします。

  1. Windows の「スタート」メニューで、「コントロール パネル」をクリックします。
  2. システム」をダブルクリックします。
  3. 詳細設定」タブをクリックします。
  4. 環境変数」をクリックします。
  5. 新規」をクリックします。
  6. 名前 TEMP とその値を指定します。

DB2 UDB バージョン 8 との共存 (Windows)

問題

システムに DB2 バージョン 9 製品がすでにインストール済みの場合、DB2 Universal Database (UDB) バージョン 8 製品のインストールはサポートされません。この問題は、クライアントのインストールとサーバーのインストールの両方に当てはまります。

解決策

DB2 バージョン 9 がすでにインストール済みの場合に DB2 UDB バージョン 8 のコピーをインストールするには、次のようにします。

  1. DB2 バージョン 9 製品をアンインストールします。
  2. DB2 UDB バージョン 8 製品をインストールします。
  3. DB2 バージョン 9 製品を再インストールします。
その他の詳細

バージョン 9 がすでにインストール済みの場合でも、 DB2 UDB バージョン 8 の DB2 セットアップ・ランチパッドを使用すると、バージョン 8 のインストールは失敗しません。しかし、これを行うと問題が発生します。

システム特権 (Windows 2000)

問題

Windows 2000 上で、通常の (管理者でない) ユーザー・アカウントを使用して db2start および db2stop コマンドを実行することができません。

解決策

解決策 1: Windows パワー・ユーザー・アカウントまたは Windows 管理者アカウントを使用します。

解決策 2: より新しいバージョンの Windows オペレーティング・システムをインストールします。

非管理者ユーザーによる DB2 クライアントのインストール (Windows Server 2003)

問題

Windows Server 2003 コンピューターで、管理者権限がないと DB2 クライアントをインストールできません。

解決策

非管理者ユーザーがクライアントをインストールするには、その前に、管理者ユーザーがシステム・グループ・ポリシーを変更しておく必要があります。これを行うには、管理者ユーザーが「Windows インストーラを無効にする」ポリシーを有効にする必要があります。この設定にアクセスするには、gpedit.msc と入力して Group Policy Object Editor を起動した後、「コンピュータの構成」、「管理用テンプレート」、「Windows コンポーネント」、「Windows インストーラ」の順に選択します。この値を「適用しない」に設定します。

SRSetRestorePoint API に関連したインストール・ログ・エラー (Windows 2003)

問題

インストール・ログに、SRSetRestorePoint API を参照するエラー・メッセージが現れる場合があります。このメッセージ・テキストは次のようになっています (一部)。「...Calling SRSetRestorePoint API...The call to SRSetRestorePoint API failed

解決策

このエラー・メッセージは無視してください。これは、Windows Installer のエラーが原因で生じるものです。

Linux および UNIX プラットフォーム

アジア言語のフォント (Linux)

問題

アジア言語の文字が正しく表示されない場合があります。

解決策

必要なフォントを入手し、インストールします。詳しくは、『アジア言語のフォントの利用 (Linux)』というタイトルの DB2 文書のトピックを参照してください。

インストール・パスの長さ (AIX および HP-UX)

問題

AIX(R) および HP-UX PA-RISC プラットフォームの場合、インストール・パス名の最大長はおよそ 100 バイトです。

解決策

なし

その他の詳細

問題について詳しくは、Maximum length of DB2 9 installation path on UNIX and Linux platforms というタイトルの技術情報 # 1239797 を参照してください。

インストールに関するその他のトピック

DB2 組み込みアプリケーション・サーバー (EAS) のアンインストール

問題

DB2 製品の DB2 組み込みアプリケーション・サーバー (EAS) コンポーネントをアンインストールするコマンドを使用しても、コンポーネントが完全にはアンインストールされません。レジストリー項目およびファイル・システムのディレクトリーが残ります。

解決策

各プラットフォームごとに解決策が提供されています。

解決策 (Windows):

  1. Windows 管理特権を持つユーザーとしてログインします。
  2. regedit を実行し、HKEY_LOCAL_MACHINE --> SOFTWARE --> IBM --> DB2EAS にある DB2EAS キーを除去します。
  3. DB2 組み込みアプリケーション・サーバーをインストールした Windows システム・ディレクトリーを除去します。

解決策 (Linux および UNIX):

  1. root ユーザーとしてログインします。
  2. db2_install_path/bin ディレクトリーに変更します。
  3. ./db2greg -dump を実行します。

    このコマンドにより、レジストリーの内容が表示されます。 EAS の項目が以下のように表示されます。

    S,DB2EAS,6.1.0.0,AppServer_install_path,,,,,,,
    AppServer_install_path は、EAS がインストールされている実際のパスです。
  4. db2greg -delservrec service=DB2EAS,version=6.1.0.0,installpath= AppServer_install_path を実行します。

    AppServer_install_path は、EAS がインストールされているパスです。

  5. EAS がインストールされているファイル・システムのディレクトリーを除去します。

日本語および中国語 (繁体字) コード・セットを使用した db2_install および応答ファイルのインストール

問題

非 GUI の DB2 製品のインストール時に、ロケールとコード・セットの特定の組み合わせを使用すると、文字化けしたテキストが表示されることがあります。以下の組み合わせにより、文字化けしたテキストが表示されることが判明しています。

文字化けしたテキストを表示することが判明しているメッセージの 1 つとして、SMTP サーバーが指定されなかったことを示すメッセージがあります。

解決策

なし

追加の詳細

文字化けしていない SMTP サーバー・メッセージは、次のようになります。通知 SMTP サーバーが指定されていません。通知が指定されていないかぎり、連絡先リストにある連絡先に通知が送られません。詳しくは DB2 の管理資料を参照してください。

アプリケーション開発

CLI

CLI Decimal Float データ・タイプ

問題

CLI アプリケーションでの Decimal Float データ・タイプの使用には、以下の一時的な制限が伴います。

解決策

なし

.NET

DB2 .NET Data Provider の DB2DecimalFloat クラス

問題

DB2 .NET Data Provider の DB2DecimalFloat クラスの使用には、以下の一時的な制限が伴います。

解決策

なし

Java

DatabaseMetaData.getDriverName の結果

問題

DB2 バージョン 9 では、DB2 Universal JDBC Driver が IBM(R) DB2 Driver for JDBC and SQLJ という名前に変更されています。しかし、JDBC DatabaseMetaData.getDriverName メソッドは、ドライバー名として「IBM DB2 JDBC Universal Driver Architecture」というストリングを戻します。

解決策

なし

管理

SQL DDL

データベース・パーティション・グループ DDL

問題

ALTER DATABASE PARTITION GROUP ステートメントを発行してデータベース・パーティション n を含むデータベース・パーティションの範囲を追加した後、さらに別の ALTER DATABASE PARTITION GROUP ステートメントを発行してデータベース・パーティションの別の範囲を追加すると、問題が生じる場合があります。この問題は、2 番目のステートメントに LIKE DBPARTITIONNUM n 文節が含まれる場合に発生します。例えば、次のようなケースです。

ALTER DATABASE PARTITION GROUP <db-partition-name>
  ADD DBPARTITIONNUMS (
    <db-partition-number1> TO <db-partition-number2>
-- a range that includes database partition number <n>
  ) WITHOUT TABLESPACES

ALTER DATABASE PARTITION GROUP <db-partition-name>
  ADD DBPARTITIONNUMS (
    <db-partition-number1> TO <db-partition-number2>
-- a range that is different from the range specified in the previous statement
  ) LIKE DBPARTITIONNUM <n>

この一連のステートメントを実行すると、インスタンスは中断され、データベースは使用不能としてマークされます。

解決策

なし。

CREATE DATABASE ON path コマンド (Windows)

問題

Windows で CREATE DATABASE ON path コマンドを使用する前に、いくらかのセットアップを実行する必要があります。

解決策

新規のレジストリー変数 DB2_CREATE_DB_ON_PATH を「ON」に設定して機能を使用可能にします。

その他の詳細

以下の条件が満たされるとエラー・メッセージを受け取る場合があります。

レジストリー変数 DB2_CREATE_DB_ON_PATH は、SAP 集約レジストリー変数 DB2_WORKLOAD の一部でもあります。 SAP の場合、DB2_CREATE_DB_ON_PATH レジストリー変数はデフォルトで「ON」になっています。

新規データベースを作成するときにパス・サポートを使用する場合、バージョン 9 より前に作成された、db2DbDirGetNextEntry () API (またはそれより古いバージョンの API) を使用するアプリケーションが正しく機能しない可能性があります。詳しくは、技術情報 # 1238742 を参照してください。

以下のデータベースのマクロおよび構造は、DB2 バージョン 9 以降では推奨されません。これらは将来のリリースでは除去される可能性があります。 (代わりのものを使用できる場合には、それがそれぞれの非推奨項目の後に括弧付きで示されています。) 代用は、Windows プラットフォームと UNIX プラットフォームの両方に共通しています。

各国語サポート

GUI ツールでのインド語文字

問題

インド語文字は GUI ツールで正しく表示されない場合があります。

解決策

必要なフォントを入手し、インストールします。詳しくは、『DB2 GUI ツールでのインド語文字の表示』というタイトルの DB2 文書のトピックを参照してください。

管理に関するその他のトピック

コントロール・センターのストレージの表示機能

問題

コントロール・センターのストレージの表示機能は新規の XML ストレージ・オブジェクトをサポートしません。この問題は XML 対応のデータベースでのみ発生します。

解決策

なし

追加の製品と機能

Query Patroller

Query Patroller スケジューリング機能

問題

このバージョンでは、Query Patroller スケジューリング機能によってスケジュールをファイルに保管することができません。

解決策

なし

その他の詳細

問題の原因は、このバージョンの DB2 製品で使用される IBM Software Developer's Kit for Java(TM) レベルとの非互換性にあります。

DB2 Connect

CLI でのトラステッド接続サポート

問題

IBM DB2 Driver for JDBC and SQLJ を使用してトラステッド接続を作成する新機能は CLI をサポートしません (XA 接続を含む)。

解決策

なし

ドキュメンテーションの更新

製品全体

廃止された機能

新機能」の情報には、このリリースで廃止された機能に関するセクションが含まれています。製品資料の他の部分には、廃止された機能についての記述が残っている場合がありますが、それらは無視してください。

エラー・メッセージの更新

製品のエラー・メッセージに対する重要な最新の変更についてはすべて、DB2 サービスの技術情報 #1238566 から入手できます。

インストール

移行

DB2 Connect の移行に関する考慮事項

DB2 Connect の移行に関する考慮事項についての製品資料に以下の詳細を含める必要があります。

DB2 Connect バージョン 8.2.2 (バージョン 8.1 フィックスパック 9 と同等) より前のリリースから移行する場合、ゲートウェイのデータベース・ディレクトリーの項目で指定される認証タイプは、DB2 クライアントでカタログされた認証タイプをオーバーライドします。クライアントの認証タイプを指定しなかった場合、デフォルトの認証タイプは SERVER です。ゲートウェイの認証タイプと、クライアントおよびサーバーとの互換性を確保してください。詳しくは、『DB2 Connect でサポートされるセキュリティー・タイプ』を参照してください。

アプリケーション開発

CLI

IBM DB2 Driver for ODBC and CLI のインストール

IBM DB2 Driver for ODBC and CLI のインストールに関する資料に以下の詳細を含める必要があります。

ドライバーを含む zip または tar.Z ファイルは、インストール CD のディレクトリー (CD Top)/db2/(platform)/clidriver にあります。

Java

DB2Xml インターフェース

DB2Xml インターフェースに関する資料には、不正確な情報がいくつか含まれています。以下の DB2Xml インターフェースのメソッドの名前は変更されています。

JDBC 接続プール

JDBC 接続プールに関連した資料には、このリリースで廃止された機能に関する情報が含まれています。

useTargetColumnEncoding プロパティー

DataSource の useTargetColumnEncoding プロパティーに関連した資料は、古い情報です。このプロパティーは IBM DB2 Driver for JDBC and SQLJ から除去されました。

SQL

CURRENT TIMESTAMP 特殊レジスター

既存の機能の変更に関する「新機能」資料に、以下のテキストを含める必要があります。

DB2 バージョン 9 では、単一データベース・パーティション上の同じアプリケーションからの要求の場合でも、CURRENT TIMESTAMP 特殊レジスターから戻される値が固有とならない場合があります。要求が固有の CURRENT TIMESTAMP 値を戻すという保証が資料に載せられたことはなく、DB2 バージョン 9 での変更により、2 つの要求が同じ値を戻す可能性がより高くなります。この動作の変更は、2 つの要求が決して同じ値を戻さないことを予期してアプリケーションが CURRENT TIMESTAMP 特殊レジスター値を使用しない限り、アプリケーションに影響を与えません。

固有な値を必要とするアプリケーションでは、次のアプローチを使用できます。

管理

管理 SQL ルーチンおよびビュー

ADMINTABINFO 管理ビューおよび ADMIN_GET_TAB_INFO 表関数

資料には不正確な情報が含まれています。テキストは、正しくは次のとおりです。

tabschema が空 (") であるか、または NULL および tabname を指定する場合、エラーが戻されます。特定の表に関する情報を検索するには、スキーマと表名の両方によって表を識別する必要があります。

データ・リカバリーと高可用性

クラスター化された環境での高可用性

製品資料のトピック「高可用性」に以下の詳細を含める必要があります。

クラスター化された環境では、db2nodes.cfg ファイルで DB2 サーバーの転送可能 IP アドレス、またはこのアドレスに解決されるホスト名を指定しないでください。 db2nodes.cfg ファイルでそのアドレスまたは名前を使用すると、コンピューターに障害が発生した後、DB2 データベース・パーティションが正しく再配置されない可能性があります。

パフォーマンス

logfilsiz - ログ・ファイルの構成パラメーターのサイズ

現在の資料は不正確です。このパラメーターを説明するテキストは、正しくは次のとおりです。

ログ・ファイル・サイズの上限とログ・ファイルの数 (logprimary + logsecond) の上限を合計すると、アクティブ・ログ・スペースの上限は 512 GB になります。また、logfilsiz パラメーターの有効な値の範囲は [4 - 524286] となります。

メモリー所要量の増加

DB2 バージョン 9 の機能は以前の DB2 リリースと比べて格段に増えているので、DB2 バージョン 9 のメモリー所要量も以前のリリースと比べて増加しています。特に、基本メモリー所要量は一般に、1 つの接続につき 0.5 から 1.5 MB 増えています。この値はオペレーティング・システムによって異なります。基本メモリー所要量とは、オペレーティング・システムが各接続に割り振るメモリーに関するもので、各接続が使用する動的に割り振られるメモリー (アプリケーション・ヒープやソート・ヒープなど) とは関係ありません。 DB2 バージョン 9 に移行する場合、DB2 バージョン 9 のいくらか大きい各接続ごとの占有スペースに対応するため、メモリー割り振りパラメーターを調整する必要があるかもしれません。

付録および後付け

付録A. IBM と連絡を取る

ご自分の国または地域の IBM と連絡を取るには、http://www.ibm.com/planetwide で IBM の「Directory of Worldwide Contacts」を調べてください。

DB2 製品についての理解を深めるには、http://www.ibm.com/software/data/db2/ をご覧ください。

付録B. 特記事項

本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

〒106-8711
東京都港区六本木 3-2-12
IBM World Trade Asia Corporation
Intellectual Property Law & Licensing


以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を行うことがあります。

本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。

IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

IBM Canada Limited
   Office of the Lab Director
   8200 Warden Avenue
   Markham, Ontario
   L6G 1C7
   CANADA

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定されたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。 IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。

著作権使用許諾:

本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することができます。このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。

それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべての派生した創作物には、次のように、著作権表示を入れていただく必要があります。

(C) (お客様の会社名) (西暦年). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プログラムから取られています。 (C) Copyright IBM Corp. _年を入れる_. All rights reserved.

商標

DB2 バージョン 9 ドキュメンテーション・ライブラリーの資料に記載されている会社名、製品名、またはサービス名は、 IBM Corporation の商標である可能性があります。 IBM Corporation の商標については、 http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml を参照してください。

Microsoft(R)、 Windows、 Windows NT(R)、および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。

Intel(R)、Itanium(R)、Pentium(R)、および Xeon(R) は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。

Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。

他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。