この章では、DB2 ユニバーサル・データベースでの オブジェクト指向拡張機能 について簡単に説明します。 オブジェクト指向拡張機能を使うことには、たくさんの利点があります。 ユーザー定義タイプ (UDT) を使えば、 アプリケーションで使用できるデータ・タイプを増やすことができ、 ユーザー定義関数 (UDF) を使えば、 アプリケーション特有の関数を作成できます。 UDF は、 データ・タイプの一貫した振る舞いとカプセル化を提供することによって、 UDT のメソッド となります。
さらに、特殊レジスター と システム・カタログ についても説明します。 特殊レジスターとは、データベース・マネージャーによって定義される記憶域であり、 SQL ステートメントが参照する情報を保管するために使用されます。 特殊レジスターは接続時に設定され、 そのアプリケーションの処理だけに使用が限定されます。 システム・カタログには、 データベース・オブジェクトの論理構造と物理構造についての情報が含まれています。
この章の内容は、次のとおりです。
上記のことに関する詳しい説明は、このマニュアルの範囲を超えています。 それについては、SQL 解説書 と管理の手引き を参照してください。