DB2 という名前は、さまざまなプラットフォーム上で実行するリレーショナル・データベース製品を指して使用されます。
DB2 Everywhere は、パーソナル・ディジタル・アシスタント (PDA)、スマート電話、および携帯用のパーソナル・コンピューター (HPC) など、モバイル装置上で実行する非常にコンパクトなデータベースです。各モバイル装置は、エンタープライズ・データベースからデータのサブセットを保管し、継続的なデータベース接続を行わずに使用することができます。
中間層サーバー上で実行している DB2 Everywhere 同期サーバーは、モバイル装置とエンタープライズ・データベース間の両方向にデータを複製します。たとえば、ローディング・ドック内の各作業者は、 OS/390 上の品目データベースと周期的に同期化される PDA を携帯している場合があります。
以下の表は、製品が各プラットフォーム上で使用可能であることを示しています。
表 9. DB2 ユニバーサル・データベース・プラットフォーム
エディション | Windows 95/98 | Windows NT/ Windows 2000 | OS/2 | Linux | AIX | HP-UX | Solaris | DYNIX/ptx/(NUMA-Q) |
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サテライト | X | X | ||||||
パーソナル | X | X | X | X | ||||
ワークグループ | X | X | X | X | X | X | ||
エンタープライズ | X | X | X | X | X | X | X | |
エンタープライズ拡張 | X | X | X | X | X |
注: | DB2 UDB ワークグループ・エディション、 DB2 UDB エンタープライズ・エディション、および DB2 UDB エンタープライズ拡張エディションは、まとめてサーバーまたは DB2 サーバーと呼びます。さまざまなクライアントは、各サーバー製品とともに提供されます。 |
DB2 UDB サテライト・エディションは、単一ユーザー・バージョンで、 Windows 32 ビットのオペレーティング・システムに使用可能な DB2 のコンパクトなバージョンです。このエディションは、ラップトップ・コンピューターなど、必要に応じてときどき接続するようなリモート・システムを対象としています。
通常、DB2 UDB サテライト・エディションの多くのインスタンスは、同じサーバーによって中央管理されます。
DB2 UDB パーソナル・エディションは、完全な DB2 製品の単一ユーザー・バージョンです。以下のものが含まれます。
DB2 UDB ワークグループ・エディションは、 DB2 製品のマルチユーザー・バージョンで、スモール・ビジネスまたは部門環境を対象に設計されています。このエディションには、パーソナル・エディションの全機能とともに以下のものが含まれています。
DB2 UDB エンタープライズ・エディションは、多数のユーザーを持つ大規模なデータベース用に設計されています。このエディションには、ワークグループ・エディションの全機能とともに以下のものが含まれています。
DB2 UDB エンタープライズ拡張エディションは、最大のデータベース用に設計されています。このエディションは、ウェアハウジング、データ・マイニング、および大規模な OLTP アプリケーション用の非常に大規模なデータベースに拡大縮小するのに理想的です。このエディションには、エンタープライズ・エディションの全機能とともに以下のものが含まれています。
DB2 アプリケーションの開発者は、以下の DB2 の 2 つの特殊エディションを使用することができます。
DB2 パーソナル開発者エディションは、ソフトウェア開発者が DB2 パーソナル・エディション・データベース用のアプリケーションを作成するのに助けとなるツールを提供します。 DB2 パーソナル開発者エディションには、 DB2 UDB パーソナル・エディションの全機能とともに以下のものが含まれています。
DB2 ユニバーサル開発者エディションは、クライアント / サーバー・アプリケーションを開発するためのツールを提供します。 DB2 ユニバーサル開発者エディションには、 DB2 UDB エンタープライズ・エディションの全機能とともに以下のものが含まれています。
以下の DB2 製品は、 IBM 中性能システムおよびメインフレーム・システムに使用可能です。