DB2 エンタープライズ拡張エディション (DB2 EEE) は、 コストを基準にした照会最適化プログラム を使用します。これは、作業単位を実行するための各種の方法を比較して、最も効率的な方法を選択します。最適化プログラムは次の機能を提供します。
プランを生成する際、最適化プログラムは 連結、直接、および同報通信 などのさまざまな結合方式を考慮します。結合の詳細は、管理の手引き を参照してください。
区画間並行性は、それぞれのデータベース区画サーバーによる操作の並列実行を意味します。たとえば、特定の条件を満たすデータを取り出すのに、 SELECT ステートメントを出すとします。調整プログラム・ノードは、他のデータベース区画サーバーにこの要求を送信し、各データベース区画に保管されているデータからそのデータ・セットを選択します。すると、各データベース区画サーバーは、そのデータを調整プログラム・ノードに送り、そして、このノードが最終処理を行ってから処理結果のセットを戻します。
区画内並行とは、同一照会内のいろいろな操作が、 1 つのデータベース区画サーバーによって並列に実行されることを意味します。たとえば、走査、結合、およびソートを組み込まれた SQL 照会の場合、データベース区画サーバーは、最大限の機能を使って、その操作を並列処理します。