概説およびインストール、EEE (Windows** 版)

コントロール・センターの設定および処理

この節では、ご使用の環境でコントロール・センターを設定およびカストマイズする方法を説明します。

コントロール・センター・サービスの設定 (アプレット・モードのみ)

アプリケーションとしてコントロール・センターを実行する場合には、この節をスキップして、Java アプリケーションとしてのコントロール・センターの実行に進んでください。

アプレットとして実行するようにコントロール・センターを設定するには、以下を実行します。

  1. コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを開始します。
  2. Windows NT または Windows 2000 では、機密保護サーバーを開始します。

1. コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを開始する

コントロール・センターの JDBC アプレット・サーバーを開始するには、 db2jstrt 6790 コマンドを入力します。ここで、6790 は、すでに使用中になっていない任意の 4 桁のポート番号です。

コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを開始する際には、 SYSADM 権限のあるユーザー・アカウントを使用することをお勧めします。

コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを最初に開始すると、ノード・ディレクトリー項目と、管理目的の各種のファイルをいくつか作成します。 マシン構成のシナリオ 1 および 3 では、これらの管理ファイルおよびディレクトリーすべてが現行の DB2 インスタンスで作成されます。

大半の DB2 リソースは、 database connect または instance attach を使用してアクセスされます。いずれの場合でも、ユーザーは、アクセスを獲得するために有効なユーザー ID とパスワードの組み合わせを提供しなければなりません。ただし、リソースの一部は直接コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーによりアクセスされます。これには、データベースおよびノード・ディレクトリー (カタログ)、およびコマンド行プロセッサーが含まれます。これらのリソースへのアクセスは、ログインしたコントロール・センターのユーザーに代わって、コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーにより実行されます。アクセスが認可されるには、ユーザーとサーバーの両方に適切な権限がなければなりません。たとえば、データベースを直接更新するには、最低でも SYSCTRL 権限が必要です。

どの機密保護レベルでもコントロール・センター JDBC アプレット・サーバーのインスタンスを実行することができますが、データベースおよびノード・ディレクトリーなどの特定のリソースは更新できない可能性があります。特に、 SQL1092N メッセージが出されて、要求のための権限がないことを通知される可能性があります。メッセージで指定されているユーザーは、コントロール・センターに署名したユーザーか、あるいはコントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを実行しているユーザー・アカウントかのいずれかです。

Windows NT では、「スタート」をクリックして、 「設定」-->「コントロール パネル」-->「サービス」を選択すると、コントロール・センターの JDBC アプレット・サーバーを始動できます。 「DB2 JDBC アプレット・サーバー - コントロール・センター (DB2 JDBC Applet Server - Control Center)」サービスを選択し、 「開始」をクリックします。

Windows 2000 では、「スタート」をクリックし、 「設定」-->「コントロール パネル」-->「管理ツール」-->「サービス」 を選択すると、コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを始動できます。 「DB2 JDBC アプレット・サーバー - コントロール・センター (DB2 JDBC Applet Server - Control Center)」サービスを選択し、 「操作」メニューをクリックし、次いで「開始」を選択します。

任意のシステムで、次のように入力するとコントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを始動できます。

   net start DB2ControlCenterServer

ご使用のコントロール・センター JDBC アプレット・サーバーが自動開始される場合には、このステップは必要ありません。

コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを Windows NT または Windows 2000 サービスとして開始する場合には、「サービス」ダイアログでスタートアップの種類を設定して、アカウント情報を変更しなければなりません。

2. Windows NT または Windows 2000 機密保護サーバーを開始する

Windows NT または Windows 2000 でコントロール・センターを使用するには、機密保護サーバーが実行していなければなりません。通常、DB2 のインストール時に、機密保護サーバーが自動開始するように設定されています。

Windows NT では、「スタート」をクリックして、 「設定」-->「コントロール パネル」-->「サービス」を選択すると、機密保護サーバーが実行しているかどうかを検査できます。

Windows 2000 では、 「スタート」をクリックして、 「設定」-->「コントロール パネル」-->「管理ツール」--> 「サービス」を選択します。

Windows NT で DB2 機密保護サーバーが開始されていない場合には、これを選択して、「開始」をクリックします。 Windows 2000 では、 「操作」メニューを選択して、 「開始」をクリックします。

コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを開始し、 Windows NT または Windows 2000 の機密保護サーバーを開始したら (必要な場合)、 Java アプレットとしてのコントロール・センターの実行に進んでください。

コントロール・センターでの処理

コントロール・センターは、Java アプリケーションまたは Java アプレットとして実行できます。ご使用の環境の構成が 表 6 のシナリオ 1 または 2 と類似している場合には、コントロール・センターをアプリケーションとして実行しなければなりません。ご使用の環境がシナリオ 3 または 4 に類似して構成されている場合には、これをアプレットとして実行しなければなりません。

Java アプリケーションとしてのコントロール・センターの実行

コントロール・センターを Java アプリケーションとして実行するには、正しい Java Runtime Environment (JRE) がインストールされていなければなりません。ご使用のオペレーティング・システムでの正しい JRE レベルについては、 表 7 を参照してください。

  1. アプリケーションとしてコントロール・センターを開始するには、以下を実行します。

    Windows 32 ビットのオペレーティング・システムでは:
    「スタート」をクリックし、 「プログラム」-->「IBM DB2」-->「コントロール・センター (Control Center)」を選択します。

    OS/2 では:
    「IBM DB2」フォルダーをオープンし、 「コントロール・センター (Control Center)」アイコンをダブルクリックします。

    すべてのサポートされているプラットフォームでは:
    コマンド・プロンプトから db2cc コマンドを入力してコントロール・センターを開始します。
  2. 「DB2 コントロール・センター (DB2 Control Center)」ウィンドウがオープンします。
  3. サンプル・データベースを作成すると、既存のデータベースがなくてもコントロール・センターの処理を開始できます。 DB2 ユニバーサル・データベース・サーバーに db2sampl コマンドを入力します。 UNIX オペレーティング・システムでは、 db2sampl コマンドを入力する前に DB2 インスタンスにログインしていることを確認してください。

Java アプレットとしてのコントロール・センターの実行

Java アプレットとしてコントロール・センターを実行するには、コントロール・センターのアプレット・コードおよびコントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを含むマシン上に Web サーバーが設定されていなければなりません。 Web サーバーは、sqllib ディレクトリーへのアクセスを許可しなければなりません。

仮想ディレクトリーを使用することにした場合、このディレクトリーをホーム・ディレクトリーに置換します。たとえば、yourserver というサーバー上の仮想ディレクトリー tempsqllib をマップした場合、クライアントは URL: http://yourserver/temp を使用します。

DB2 の資料をインストールしておらず、ご使用の Web サーバーを構成して DB2 のオンライン資料を使用するには、 インストールおよび構成 補足 を参照してください。

Windows 32 ビットまたは OS/2 オペレーティング・システムでアプレットとしてコントロール・センターを実行するには、 DB2 JDBC アプレット・サーバーが常駐しているマシンで db2classes.exe を実行し、必要な Java クラス・ファイルで unzip を実行しなければなりません。

コントロール・センター HTML ページをロードするには、次のようなステップを実行します。

  1. 「コントロール・センターのランチ (Control Center Launch)」ページをご使用の Web サーバーから開始します。ご使用のブラウザーから「ファイル (File)」-> 「ページを開く (Open Page)」を選択します。 「ページを開く (Open Page)」ダイアログ・ボックスが表示されます。ご使用の Web サーバーおよびメイン・コントロール・センターの URL を入力し、 「オープン (Open)」押しボタンをクリックします。たとえば、ご使用のサーバーが yourserver である場合、 http://yourserver/cc/prime/db2cc.htm をオープンすることになります。
  2. 「サーバー・ポート (Server port)」フィールドでは、コントロール・センター JDBC アプレット・サーバー・ポートの値を入力します。デフォルトのサーバー・ポートの値は 6790 です。
  3. 「コントロール・センターを開始 (Start Control Center)」押しボタンをクリックします。
  4. 「コントロール・センターのサインオン (Control Center Sign On)」ウィンドウがオープンします。自分のユーザー ID とパスワードを入力します。ユーザー ID には、コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを実行しているマシン上にアカウントがなければなりません。この最初のログオンは、すべてのデータベース接続で使用されます。これは、コントロール・センターのプルダウン・メニューから変更することができます。それぞれのユーザー ID に固有のユーザー・プロファイルが割り当てられます。 「OK」をクリックします。
  5. 「DB2 コントロール・センター (DB2 Control Center)」ウィンドウがオープンします。
  6. サンプル・データベースを作成すると、既存のデータベースがなくてもコントロール・センターの処理を開始できます。 DB2 ユニバーサル・データベース・サーバーに db2sampl コマンドを入力します。 UNIX オペレーティング・システムでは、 db2sampl コマンドを入力する前に DB2 インスタンスにログインしていることを確認してください。

コントロール・センター HTML ファイルのカスタマイズ

db2cc.htm を次にオープンする際にコントロール・センターを自動的に開始するようにするには、以下のステップを実行します。

コントロール・センターを使用するための Web サーバーの構成

一般的な Web サーバーの構成情報については、 Web サーバーに付属した設定の資料を参照してください。

Web サーバーを介して DB2 オンライン資料を使用することについての詳細は、 インストールおよび構成 補足 を参照してください。


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