エンタープライズ拡張エディション (UNIX 版) 概説およびインストール

インストールの実行

DB2 エンタープライズ拡張エディション (DB2 EEE) をインストールするには、次のようなステップを行います。

ステップ 1.

root 権限を持つユーザーとして制御ワークステーションにログオンします。

ステップ 2.

適切な CD-ROM をドライブに挿入します。

ステップ 3.

CD-ROM 用のディレクトリーを作成します。ディレクトリーを作成するには、次のようなコマンドを入力します。

  mkdir /cdrom

ステップ 4.

次のようなコマンドを入力して、CD-ROM ファイル・システムを割り当てます。

   crfs -v cdrfs -p ro -d cd0

ステップ 5.

次のようなコマンドを入力して、CD-ROM ファイル・システムをマウントします。

   mount -v cdrfs -r /dev/cd0 /cdrom

ステップ 6.

次のようなコマンドを入力して、区分データベース・システムの一員となる各ワークステーションで、インストール・プログラムを始動します。

   dsh installp -qagXd /cdrom/db2 db2_07_01.xlic



ヒント

ご自分の環境内のすべての RS/6000 SP ワークステーションに DB2 EEE をインストールする場合、次のように -a フラグを指定することができます。
   dsh -a installp -qagXd /cdrom/db2 db2_07_01.xlic

ステップ 7.

db2_07_01.xlic ファイル・セットは、 DB2 EEE の実行に必要な構成要素だけをインストールします。このファイル・セットは、コントロール・センターをインストールせず、 英語 バージョンの DB2 メッセージだけをインストールします。英語以外の DB2 メッセージ、またはコントロール・センターをインストールするには、次のようなステップを実行します。

ステップ a.

smit install コマンドを入力します。

ステップ b.

「ソフトウェアのインストールと更新 (Install and Update Software)」アイコンをクリックします。

ステップ c.

「使用可能なすべてのソフトウェアからのインストール / 更新 (Install/Update From All Available)」アイコンをクリックします。

ステップ d.

「ソフトウェアの入力装置 / ディレクトリー (INPUT device/directory for software)」フィールドで作成した CD-ROM ディレクトリーを入力します。たとえば、/cdrom と入力します。

ステップ e.

「OK」をクリックします。

ステップ f.

「* インストールするソフトウェア (* SOFTWARE to install)」フィールドの横の、「リスト (List)」をクリックします。

ステップ g.

インストールするソフトウェアのリストで、該当するDB2 製品メッセージDB2 製品資料 (HTML)DB2 コントロール・センターのヘルプ (HTML)、および DB2 コントロール・センター項目を選択します。



ヒント

この方式を使って、デフォルトではインストールされなかったその他の任意の DB2 構成要素をインストールすることができます。

ステップ h.

「OK」をクリックします。

DB2 製品ライブラリー (HTML) ファイル・セットをインストールした場合、 /usr/lpp/db2_07_01/doc/db2insthtml locale コマンドを実行し、 HTML 資料を tar ファイル解凍する必要があります。locale は、インストールしたファイル・セットの言語識別子です。英語以外の DB2 製品ライブラリー・ファイル・セットをインストールした場合、英語ファイル・セット用のコマンドをまず実行してから、インストールした英語以外のファイル・セット・ロケールごとに、このコマンドを再実行してください。

ステップ 8.

インストールが完了したら、 lslpp -l | grep db2_07_01 コマンドを入力し、システムにインストールされた DB2 構成要素を表示します。

ステップ 9.

ログアウトします。


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