ビジネス・インテリジェンス チュートリアル
このレッスンでは、ファクト表を選択し、アカウント (Accounts) および時間 (Time) 次元を作成します。それから、製品 (Product)、市場 (Market) およびシナリオ (Scenario) 次元を作成します。
それぞれのモデルにはファクト表が必要であり、ファクト表はスタースキーマの中心です。ファクト表は、販売単位や製品のコストなどの事実を含む 1 つまたは複数のリレーショナル表と、それぞれの次元表にファクト表をリンクする外部キーで構成されています。このレッスンでは、ファクト表はアカウント (Accounts) 次元としても使用されます。アカウント次元には、販売数や在庫など、ある期間にわたって分析および追跡する数値データが含まれます。このデータは変数測定結果 データとも呼ばれ、オンラインの分析処理でアカウント・インテリジェンスを可能にします。
ファクト表を選択するには、以下の手順に従ってください。
- 「Select Fact Table」ページで、
「Name」フィールドにデフォルト値の Accounts が入っていることを確認します。この値を変更しないでください。このレッスンでは、ファクト表を使用してアカウント (Accounts) 次元を自動的に作成します。
- 「Available Relational
Tables」フィールドで、「TBC.FACT_TABLE」をクリックします。
- 矢印ボタンをクリックすると、TBC.FACT_TABLE が
「Selected Relational
Tables」フィールドに表示されます。ウィンドウは次のようになります。

- 「Next」をクリックすると、「Select Time」ページが表示されます。
このレッスンでは、時間次元を定義します。この次元は、データを収集および更新する頻度を記述するために使用します。たとえば、時間を年、四半期、および月に編成することができます。
- 「Select Time」ページの
「Name」フィールドでは、デフォルト値の Time を受け入れることができます。
- 「By Selecting Relational Tables」をクリックします。これにより、「Available Relational Tables」フィールドが活動化されます。
- 「TBC.LOOKUP_TIME」 表を選択し、右矢印ボタンをクリックします。表が「Selected
Relational Tables」フィールドに表示されます。ウィンドウは次のようになります。
- 「Next」をクリックすると、「Name Dimensions」ページが表示されます。
このレッスンでは、モデル用の標準次元を作成し、それぞれの標準次元を、その次元のデータが入っているリレーショナル表に関連付けます。作成する次元は、以下のとおりです。
- シナリオ (Scenario) 次元
- データ分析のために、起こりがちなシナリオを記述します。
- 製品 (Product) 次元
- 企業の製品を記述します。このチュートリアルでは、製品は清涼飲料です。
- 市場 (Market) 次元
- 事業が展開されている市場を記述します。たとえば、市場を地域と都市に編成することができます。
- 「Name Dimensions」ページで、
「Name」フィールドに Scenario と入力し、
「Add to list」をクリックします。次元が「Dimension List」フィールドに追加されます。
- Product および Market 次元について、同じ処理を繰り返します。ウィンドウは次のようになります。

- 「Next」をクリックすると、「Select Relational Tables」ページが表示されます。
「Select Relational Tables」ページでは、作成した次元に 1 つまたは複数の表を関連付けることができます。それぞれの次元は、最低 1 つの表を持ちます。
Accounts および Time 次元は、すでに作成しているため、リストされません。
- 「Dimension List」フィールドで、
「Scenario」次元をクリックします。
- 「Available Relational Tables」リストで、
TBC.LOOKUP_SCENARIO 表までスクロールダウンします。表を選択し、「Primary Dimension Table」フィールドの横にある右矢印ボタンをクリックすると、表がフィールドに追加されます。この表は、「Dimension List」フィールドにある
「Primary Table」見出しの下にも追加されます。
この次元に追加の表を関連付けたい場合は、表を選択し、
「Additional Dimension Tables」フィールドの横にある右矢印をクリックします。ただし、このレッスンでは、追加の表を選択しないでください。
- Product および Market 次元について、同じ処理を繰り返します。
Product 次元については、TBC.LOOKUP_PRODUCT 表を使用します。
Market 次元については、TBC.LOOKUP_MARKET 表を使用します。ウィンドウは次のようになります。

- 「Next」をクリックすると、「Fact Table Joins」ページが表示されます。
このレッスンでは、ファクト表を選択し、アカウント (Accounts) および時間 (Time) 次元を作成しました。それから、製品 (Product)、市場 (Market) およびシナリオ (Scenario) 次元を作成しました。
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