ビジネス・インテリジェンス チュートリアル

レッスン 1. データウェアハウジングについて

この節では、データウェアハウジングの概要と、このチュートリアルでのデータウェアハウジング・タスクを示します。


データウェアハウジングとは

運用データ (毎日の事務処理を実行するデータ) を含むシステムには、ビジネスの分析に役立つ情報が含まれます。たとえば、分析者は、どの時期に、どの地域で、どの製品が販売されたかに関する情報を使用して、例外的な出来事を探したり、将来の需要を見積もったりすることができます。ただし、分析者が運用データに直接アクセスする場合は、いくつかの問題があります。

データウェアハウジングは、これらの問題を解決します。 データウェアハウジング では、 情報データ (運用データから抽出され、エンド・ユーザーの判断用に変換されるデータ) のストアを作成します。たとえば、データウェアハウジング・ツールでは、運用データベースからすべての販売データをコピーし、データを要約するための計算を実行し、要約されたデータを運用データとは別個のデータベースに書き込むことができます。エンド・ユーザーは、運用データベースに影響を与えることなく、別個のデータベース (ウェアハウス) を照会することができます。


レッスンの概要

DB2 ユニバーサル・データベースでは、データウェアハウスセンター (ウェアハウス処理を自動化する DB2 構成要素) が提供されます。データウェアハウスセンターを使用すると、ウェアハウスに組み込むデータを定義することができます。その後、データウェアハウスセンターを使用して、ウェアハウス内のデータの最新表示をスケジュールすることができます。

このチュートリアルでは、ウェアハウスをセットアップするのに必要な、最も一般的なタスクを扱います。

このチュートリアルでは、以下のことを行います。


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