ビジネス・インテリジェンス チュートリアル

レッスン 16. データウェアハウスセンター内からのスタースキーマの作成

このレッスンでは、このチュートリアルで作成したウェアハウス表からスタースキーマを作成します。このスタースキーマは、ウェアハウス・データベースでの照会に使用することができます。さらに、スタースキーマを OLAP 統合サーバーにエクスポートして、 OLAP データベースを作成することもできます。このレッスンでは、スタースキーマを OLAP 統合サーバーにエクスポートします。

このレッスンを行うには、OLAP スターター・キットをインストールしていなければなりません。さらに、スタースキーマの残りの部分の定義 (オプション) で次元表とファクト表を定義していなければなりません。


スタースキーマの定義

この練習では、このチュートリアルで定義した次元表とファクト表が入るスタースキーマを定義します。

スタースキーマを定義するには、以下の手順に従ってください。

  1. データウェアハウスセンターから、 「ウェアハウス・スキーマ (Warehouse Schemas)」フォルダーを右クリックします。
  2. 「定義 (Define)」をクリックします。

    「ウェアハウス・スキーマの定義 (Define Warehouse Schema)」ノートブックがオープンします。

  3. 「名前 (Name)」フィールドで、スキーマの名前を入力します。
    Tutorial Schema
    
  4. 「管理者 (Administrator)」フィールドで、スキーマへの接点として自分の名前を入力します。
  5. 「記述 (Description)」フィールドで、スキーマの説明を入力します。
    This is the TBC star schema
    

    残りの値はそのまま受け入れます。このページ上のフィールドの詳細については、オンライン・ヘルプの『Defining a warehouse schema』を参照してください。

  6. 「1 つのデータベースのみを使用 (Use only one database)」チェック・ボックスを選択します。
  7. 「ウェアハウス・ターゲット・データベース (Warehouse target database)」リストから、「TUTWHS」 を選択します。
  8. 「了解 (OK)」をクリックして、ウェアハウス・スキーマを定義します。

    「ウェアハウス・スキーマ (Warehouse Schemas)」フォルダーの下にスタースキーマが追加されます。


スキーマのオープン

この練習では、次の練習で次元表およびファクト表を追加できるようにするために、スタースキーマをオープンします。

チュートリアル・スキーマのウェアハウス・スキーマをオープンするには、以下の手順に従ってください。

  1. 「Tutorial Schema warehouse schema」を右クリックします。
  2. 「オープン (Open)」をクリックします。

スキーマへの表の追加

この練習では、このチュートリアルで作成した次元表とファクト表 (LOOKUP_PRODUCT、 LOOKUP_SCENARIO、LOOKUP_TIME、および FACT_TABLE 表) をスタースキーマに追加します。

スタースキーマに次元表とファクト表を追加するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「データの追加 (Add Data)」アイコンをクリックします。


    Figure alldata not displayed.

  2. キャンバスで、表を置きたいスポットをクリックします。

    「データの追加 (Add Data)」ウィンドウがオープンします。

  3. 「表 (Tables)」フォルダーの下に表のリストが表示されるまで、「ウェアハウス・ターゲット (Warehouse Targets)」ツリーを展開します。
  4. LOOKUP_MARKET 表を選択します。
  5. 「>」をクリックして、LOOKUP_MARKET 表を 「選択ソースおよびターゲット表 (Selected source and target tables)」リストに追加します。
  6. 45 のステップを繰り返して、 LOOKUP_PRODUCT、 LOOKUP_SCENARIO、 LOOKUP_TIME、および FACT_TABLE 表を追加します。
  7. 「了解 (OK)」をクリックします。 選択した表がウィンドウに表示されます。

表の自動結合

この練習では、レッスン 11, ターゲット表のキーの定義で定義した基本および外部キーを使用して、次元表とファクト表を自動的に結合します。

表を自動結合するには、以下の手順に従ってください。

  1. Ctrl キーを押したまま、それぞれの表をクリックすることによって、 LOOKUP_PRODUCT、LOOKUP_SCENARIO、LOOKUP_TIME、および FACT_TABLE 表を選択します。
  2. ツールバー上の「自動結合 (Autojoin)」アイコンをクリックします。

    次元表の 1 次キーとファクト表の外部キーの間に緑色の線がドローされます。 これらの線は、保管する前に変更することができます。 (これらの線を除去するには、それらを複数選択して右クリックし、 「除去 (Remove)」をクリックします。)

  3. ツールバー上の「保管 (Save)」アイコンをクリックして、作業を保管します。
    Figure wc_save not displayed.

    緑色の自動結合線が黒になります。


スタースキーマのエクスポート

この練習では、OLAP 統合サーバーでの使用のためにスタースキーマをエクスポートします。

スタースキーマをエクスポートするには、以下の手順に従ってください。

  1. 「ウェアハウス (Warehouse)」フォルダーを右クリックします。
  2. 「メタデータのエクスポート (Export Metadata)」->「OLAP 統合サーバー (OLAP Integration Server)」をクリックします。

    「ウェアハウス・スキーマのエクスポート (Export Warehouse Schema)」ノートブックがオープンします。

  3. 「使用可能 (Available)」リストから、 「Tutorial Schema」を選択します。
  4. 「>」をクリックします。

    Tutorial Schema が「選択 (Selected)」リストに移動します。

  5. 「統合サーバー (Integration Server)」タブをクリックします。
  6. 「カタログ名 (Catalog name)」フィールドで、チュートリアルの『多次元データ分析』のセクションで使用されるカタログの名前を入力します。
    TBC_MD
    
  7. 「カタログ表スキーマ名 (Catalog table schema name)」フィールドで、 TUTTBC と入力します。
  8. 「時刻次元表 (Time dimension table)」フィールドで、 LOOKUP_TIME 表を選択します。

    スキーマが OLAP 統合サーバー・カタログに保管された後は、次元タイプを変更することはできません。

  9. 「ユーザー ID (User ID)」フィールドで、 TBC_MD サンプル・データベースを作成するのに使用したユーザー ID を入力します。これは、サンプル OLAP 統合サーバー・カタログ用のユーザー ID です。
  10. 「パスワード (Password)」フィールドで、ユーザー ID のパスワードを入力します。これは、サンプル OLAP 統合サーバー・カタログ用のパスワードです。
  11. 「パスワードの確認 (Verify password)」フィールドで、パスワードを再び入力します。

    このページ上の残りの値については、デフォルト値を受け入れます。このページ上のコントロールの詳細については、オンライン・ヘルプの『Exporting warehouse schemas to OLAP Integration Server』を参照してください。



    「SQL ステートメント (SQL Statement)」ページ上の GEOGRAPHIES SELECT ステートメント

  12. 「了解 (OK)」をクリックして、選択したウェアハウス・スキーマを OLAP 統合サーバー・カタログにエクスポートします。

    ノートブックがクローズし、エクスポートが完了するまで進行状況が表示されます。指定したすべてのウェアハウス・スキーマがエクスポートされると、「エクスポート情報 (Export Information)」ウィンドウがオープンし、エクスポートに関する成功情報または失敗情報が表示されます。このウィンドウをクローズするには、 「了解 (OK)」をクリックします。


このレッスンで行ったこと

このレッスンでは、 LOOKUP_MARKET、 LOOKUP_PRODUCT、 LOOKUP_SCENARIO、 LOOKUP_TIME、および FACT_TABLE 表から構成されるスタースキーマを作成しました。さらに、スタースキーマを OLAP 統合サーバーにエクスポートしました。


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