ビジネス・インテリジェンス チュートリアル

レッスン 10. ウェアハウス・プロセスのスケジュール

このレッスンでは、Tutorial Market プロセスのステップが次の順序で実行されるように指定します。

  1. Load Demographics Data
  2. Select Geographies Data
  3. Join Market Data

その後、Load Demographics Data ステップが、スケジュールされた時刻に実行されるように指定します。スケジュールを活動化するには、プロセスのステップを実動モードにプロモートします。


ステップが順番に実行されるように指定する

ステップが順番に実行されるように指定するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「プロセス・モデル (Process Model)」ウィンドウから、 「タスク・フロー (Task Flow)」アイコンをクリックします。


    Figure arrowcol not displayed.

  2. 「成功 (On Success)」アイコン (緑色の矢印) をクリックします。

    「成功 (On Success)」は、あるステップが、その前のステップが正常に実行された場合にのみ開始されることを示します。次の状態を選択することもできます。

    完了 (On Completion)
    あるステップが、その前のステップが正常に実行されたか、または失敗したときに開始されることを示します。

    失敗 (On Failure)
    あるステップが、その前のステップが失敗した場合にのみ開始されることを示します。

    詳しくは、オンライン・ヘルプの『Scheduling a step』を参照してください。

  3. Load Demographics Data ステップ (最初に実行するステップ) をクリックします。
  4. マウス・ボタンを押したまま、Select Geographies Data ステップ (Load Demographics Data ステップの後に実行するステップ) にドラッグします。
  5. マウス・ボタンを放します。

    キャンバスで、タスクの流れを表す緑色の矢印が 2 つのステップの間に表示されます。

  6. Select Geographies Data ステップと Join Market Data ステップについて、 35 のステップを繰り返します。 Select Geographies Data ステップを最初のステップ、 Join Market Data ステップを 2 番目のステップとして指定してください。


    「SQL ステートメント (SQL Statement)」ページ上の GEOGRAPHIES SELECT ステートメント

    これで、ステップは、このレッスンの序文でリストされている順序で実行されるようになります。


最初のステップのスケジュール

次に、Load Demographics Data ステップが指定の日時に開始されるようにスケジュールします。データウェアハウスセンターは、指定された時刻にステップを開始します。 Load Demographics Data ステップの実行が終了すると、前の節で定義した順序の中の次のステップが開始されます。

ステップをスケジュールする際には、ステップが実行される 1 つまたは複数の日時を指定することができます。さらに、ステップが 1 回実行されるか、あるいは指定の間隔で (たとえば、土曜日ごとに) 実行されるように指定することができます。

Load Demographics Data ステップをスケジュールするには、以下の手順に従ってください。

  1. Load Demographics Data ステップを右クリックし、 「スケジュール (Schedule)」をクリックします。

    「スケジュール (Schedule)」ノートブックがオープンします。

  2. 「スケジュール (Schedule)」タブをクリックします。
  3. 「間隔 (Interval)」リストから、 「毎年 (Yearly)」をクリックします。
  4. 「日時開始 (Start date and time)」フィールドで、デフォルトの現在の日付を受け入れ、現在の時刻から数分後の時刻を指定します。

    ステップは、選択した時刻に実行されます。

  5. 「終了 (End)」フィールドで、スケジュールが無期限に実行されるというデフォルトを受け入れます。
  6. 「追加 (Add)」をクリックします。

    スケジュールが「スケジュール・リスト (Schedule list)」に追加されます。


    「SQL ステートメント (SQL Statement)」ページ上の GEOGRAPHIES SELECT ステートメント

  7. 「了解 (OK)」をクリックします。

    指定したスケジュールが作成されます。


ステップの実動モードへのプロモート

作成したスケジュールとタスクの流れリンクを活動化するには、ステップを実動モードにプロモートしなければなりません。実動モードは、ステップがその最終的な形式にあることを示します。実動モードでは、ステップの記述の変更など、ステップの処理に影響を与えない設定のみを変更することができます。詳しくは、データウェアハウスセンター 管理の手引き を参照してください。

ステップを実動モードにプロモートするには、以下の手順に従ってください。

  1. Load Demographics Data ステップを右クリックします。
  2. 「モード (Mode)」->「実動 (Production)」をクリックします。

    進行状況ウィンドウが表示されます。処理が終了するのを待ってから、このレッスンを続けてください。

  3. Select Demographics Data ステップと Join Market Data ステップについて、上記の手順を繰り返します。

このレッスンで行ったこと

このレッスンでは、作成したステップが年に 1 回、現在の日時に、次の順序で実行されるようにスケジュールしました。

  1. Load Demographics Data
  2. Select Geographies Data
  3. Join Market Data

その後、スケジュールを実装するために、ステップを実動モードにプロモートしました。


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