ビジネス・インテリジェンス チュートリアル

レッスン 6. ウェアハウス・ソースの定義

次のいくつかのレッスンでは、 チュートリアルのビジネス問題で説明されている市場 (Market) 次元表の定義に焦点を合わせます。 このレッスンでは、ウェアハウス・ソース を定義します。これは、市場次元表にデータを提供する表およびファイルの論理定義です。 データウェアハウスセンターは、ウェアハウス・ソースの仕様を使用して、データのアクセスおよび選択を行います。 レッスン 3, ソース・データのブラウズで表示したソース・データに対応する 2 つのウェアハウス・ソースを定義します。

Tutorial Relational Source
DWCTBC データベース内の GEOGRAPHIES ソース表に対応します。

Tutorial File Source
Demographics ファイルに対応します。このファイルは、後続のレッスンでウェアハウス・データベースにロードします。

ウェアハウス・サーバーにとってリモートなソース・データベースを使用する場合は、ウェアハウス・サーバーを含むワークステーションでデータベースを登録しなければなりません。


リレーショナル・ウェアハウス・ソースの定義

この練習では、Tutorial Relational Source というリレーショナル・ウェアハウス・ソースを定義します。このソースは、DWCTBC データベースで提供される GEOGRAPHIES リレーショナル表に対応します。

Tutorial Relational Source を定義するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「ウェアハウス・ソース (Warehouse Sources)」フォルダーを右クリックします。
  2. 「定義 (Define)」をクリックします。

    「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Source)」ノートブックがオープンします。

  3. 「ウェアハウス・ソース名 (Warehouse source name)」フィールドで、ウェアハウス・ソースのビジネス名を入力します。
    Tutorial Relational Source
    

    この名前は、データウェアハウスセンター内でウェアハウス・ソースを参照するために使用します。

  4. 「管理者 (Administrator)」フィールドで、ウェアハウス・ソースへの接点として自分の名前を入力します。
  5. 「記述 (Description)」フィールドで、データの簡単な説明を入力します。
    Relational tables for the TBC company
    
  6. 「ウェアハウス・ソース・タイプ (Warehouse source type)」リストで、ご使用のオペレーティング・システム用の DB2 ユニバーサル・データベースのバージョン (たとえば、 「DB2 ユニバーサル・データベース (Windows NT 版) (DB2 Universal Database for Windows NT)」) を選択します。


    「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Source)」ノートブック

  7. 「データベース (Database)」タブをクリックします。
  8. 「データベース名 (Database name)」フィールドで、物理データベースの名前として DWCTBC を入力します。
  9. 「ユーザー ID (User ID)」フィールドで、データベースにアクセスできるユーザー ID を入力します。

    レッスン 2, ウェアハウス・データベースの作成でサンプル・データベースを作成する際に指定したユーザー ID を使用してください。

  10. 「パスワード (Password)」フィールドで、データベースにアクセスするユーザー ID のパスワードを入力します。
  11. 「パスワードの確認 (Verify Password)」フィールドで、パスワードを再び入力します。
    「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Source)」ノートブックの 「データベース (Database)」ページ
  12. 「表および視点 (Tables and views)」タブをクリックします。

    表は DB2 ユニバーサル・データベースのデータベース内にあるため、表定義を手操作で定義しなくても、DB2 ユニバーサル・データベースからインポートすることができます。

  13. 「表 (Tables)」フォルダーを展開します。

    「フィルター (Filter)」ウィンドウがオープンします。

  14. 「了解 (OK)」をクリックします。

    進行状況ウィンドウが表示されます。インポートには少し時間がかかることがあります。

    インポートが終了すると、インポートされたオブジェクトが 「使用可能表および視点 (Available tables and views)」リストに表示されます。

  15. 「使用可能表および視点 (Available tables and views)」リストから、 「GEOGRAPHIES」 表を選択します。
  16. 「>」 をクリックします。

    GEOGRAPHIES 表が「選択表および視点 (Selected tables and views)」リストに移動します。
    「表および視点 (Tables and Views)」リストの選択された表

  17. 「セキュリティー (Security)」タブをクリックします。
  18. 自分のユーザー ID が、このウェアハウス・ソースを使用するステップを作成できるようにするために、 Tutorial Warehouse Group (ウェアハウス・グループの定義で作成した) を選択します。
  19. 「>」 をクリックします。

    Tutorial Warehouse Group が 「選択セキュリティー・グループ (Selected security groups)」リストに移動します。
    表および視点リスト内の選択されたウェアハウス・グループ

    ノートブック内の残りの値はそのまま受け入れます。値の詳細については、オンライン・ヘルプの『Warehouse Source』を参照してください。

  20. 「了解 (OK)」をクリックして、変更を保管し、「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Sources)」ノートブックをクローズします。

ファイル・ソースの定義

この練習では、Tutorial File Source というファイル・ウェアハウス・ソースを定義します。このソースは、データウェアハウジング・サンプルと一緒に提供される Demographics ファイルに対応します。このチュートリアルでは、ウェアハウス・ソース内で 1 つのファイルのみを定義しますが、ウェアハウス・ソース内では複数のファイルを定義することができます。

Tutorial File Source を定義するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「ウェアハウス・ソース (Warehouse Sources)」フォルダーを右クリックします。
  2. 「定義 (Define)」をクリックします。

    「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Source)」ノートブックがオープンします。

  3. 「ウェアハウス・ソース名 (Warehouse source name)」フィールドで、ウェアハウス・ソースのビジネス名を入力します。
    Tutorial file source
    
  4. 「管理者 (Administrator)」フィールドで、ウェアハウス・ソースへの接点として自分の名前を入力します。
  5. 「記述 (Description)」フィールドで、データの簡単な説明を入力します。
    File data for the TBC company
    
  6. 「ウェアハウス・ソース・タイプ (Warehouse source type)」リストで、 「ローカル・ファイル (Local files)」をクリックします。

    ファイルは、チュートリアルと一緒にユーザーのワークステーションにインストールされました。 「ローカル (Local)」は、ローカル・ファイルを表します。

  7. 「ファイル (Files)」タブをクリックします。
  8. 「ファイル (Files)」リストの空き領域を右クリックし、 「定義 (Define)」をクリックします。
    「ファイル (Files)」リストからのファイルの定義

    「ウェアハウス・ソース・ファイルの定義 (Define Warehouse Source File)」ノートブックがオープンします。
    Figure db2tu009 not displayed.

  9. 「ファイル名 (File name)」フィールドで、次の名前を入力します。
    X:\Program Files\sqllib\samples\db2sampl\dwc\demographics.txt
    

    説明:

    ファイルの名前には、スペースを含めてはなりません。 UNIX(R) システムでは、ファイル名は大文字小文字が区別されます。

  10. 「記述 (Description)」フィールドで、ファイルの簡単な説明を入力します。
    Demographics data for sales regions
    
  11. 「パラメーター (Parameters)」タブをクリックします。


    「ウェアハウス・ソース・ファイルの定義 (Define Warehouse Source File)」ノートブックの 「パラメーター (Parameters)」ページ

  12. 「ファイル・タイプ (File type)」リストから、 「文字 (Character)」を選択します。
  13. 「フィールド区切り文字 (Field delimiter character)」フィールドで、コンマをクリックします。

    レッスン 3, ソース・データのブラウズのレッスンで見たように、ファイルはコンマ区切りです。

  14. 「先頭行に列名を含む (First row contains column names)」チェック・ボックスをクリアします。

    ファイルには、列名は含まれていません。

  15. 「フィールド (Fields)」タブをクリックします。

    「ウェアハウス・ソース・ファイル (Warehouse Source File)」ページで指定したファイルが読み取られます。ファイル内のフィールドに基づいて列が定義され、 「フィールド (Fields)」リストに列定義が表示されます。 「ファイル (File)」プリビュー域にサンプル・データが表示されます。最大 10 行のサンプル・データが表示されます。すべてのサンプル・データを見るには、スクロールします。

  16. COL001 という列名を変更するために、列名をダブルクリックします。
  17. 列の新しい名前を入力します。
    STATE
    
  18. Enter キーを押します。
  19. 1618 のステップを繰り返して、残りの列を名前変更します。 COL002CITY に、 COL003POPULATION に名前変更します。


    Figure db2tu036 not displayed.

  20. 「了解 (OK)」をクリックします。

    ファイル・ノートブックがクローズします。

  21. 「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Source)」ノートブックから、 「セキュリティー (Security)」タブをクリックします。
  22. 自分のユーザー ID が、このウェアハウス・ソースを使用するステップを作成できるようにするために、「Tutorial Warehouse Group」 を選択します。
  23. 「>」 をクリックします。 Tutorial Warehouse Group が 「選択セキュリティー・グループ (Selected security groups)」リストに移動します。
  24. 「了解 (OK)」をクリックして、変更を保管し、「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Sources)」ノートブックをクローズします。

このレッスンで行ったこと

このレッスンでは、リレーショナル・ウェアハウス・ソースとファイル・ウェアハウス・ソースを定義しました。 レッスン 8, データの変換および移動の定義では、これらのソースが TBC 社用に定義しているスタースキーマの LOOKUP_MARKET 次元表にデータを提供するための設定を行います。


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