ビジネス・インテリジェンス チュートリアル
次のいくつかのレッスンでは、
チュートリアルのビジネス問題で説明されている市場 (Market) 次元表の定義に焦点を合わせます。 このレッスンでは、ウェアハウス・ソース を定義します。これは、市場次元表にデータを提供する表およびファイルの論理定義です。 データウェアハウスセンターは、ウェアハウス・ソースの仕様を使用して、データのアクセスおよび選択を行います。 レッスン 3, ソース・データのブラウズで表示したソース・データに対応する 2 つのウェアハウス・ソースを定義します。
- Tutorial Relational Source
- DWCTBC データベース内の GEOGRAPHIES ソース表に対応します。
- Tutorial File Source
- Demographics ファイルに対応します。このファイルは、後続のレッスンでウェアハウス・データベースにロードします。
ウェアハウス・サーバーにとってリモートなソース・データベースを使用する場合は、ウェアハウス・サーバーを含むワークステーションでデータベースを登録しなければなりません。
この練習では、Tutorial Relational Source というリレーショナル・ウェアハウス・ソースを定義します。このソースは、DWCTBC データベースで提供される GEOGRAPHIES リレーショナル表に対応します。
Tutorial Relational Source を定義するには、以下の手順に従ってください。
- 「ウェアハウス・ソース (Warehouse Sources)」フォルダーを右クリックします。
- 「定義 (Define)」をクリックします。
「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Source)」ノートブックがオープンします。
- 「ウェアハウス・ソース名 (Warehouse source name)」フィールドで、ウェアハウス・ソースのビジネス名を入力します。
Tutorial Relational Source
この名前は、データウェアハウスセンター内でウェアハウス・ソースを参照するために使用します。
- 「管理者 (Administrator)」フィールドで、ウェアハウス・ソースへの接点として自分の名前を入力します。
- 「記述 (Description)」フィールドで、データの簡単な説明を入力します。
Relational tables for the TBC company
- 「ウェアハウス・ソース・タイプ (Warehouse source type)」リストで、ご使用のオペレーティング・システム用の DB2 ユニバーサル・データベースのバージョン (たとえば、
「DB2 ユニバーサル・データベース (Windows NT 版)
(DB2 Universal Database for Windows NT)」) を選択します。

- 「データベース (Database)」タブをクリックします。
- 「データベース名 (Database name)」フィールドで、物理データベースの名前として DWCTBC を入力します。
- 「ユーザー ID (User ID)」フィールドで、データベースにアクセスできるユーザー ID を入力します。
レッスン 2, ウェアハウス・データベースの作成でサンプル・データベースを作成する際に指定したユーザー ID を使用してください。
- 「パスワード (Password)」フィールドで、データベースにアクセスするユーザー ID のパスワードを入力します。
- 「パスワードの確認 (Verify Password)」フィールドで、パスワードを再び入力します。

- 「表および視点 (Tables and views)」タブをクリックします。
表は DB2 ユニバーサル・データベースのデータベース内にあるため、表定義を手操作で定義しなくても、DB2 ユニバーサル・データベースからインポートすることができます。
- 「表 (Tables)」フォルダーを展開します。
「フィルター (Filter)」ウィンドウがオープンします。
- 「了解 (OK)」をクリックします。
進行状況ウィンドウが表示されます。インポートには少し時間がかかることがあります。
インポートが終了すると、インポートされたオブジェクトが
「使用可能表および視点 (Available tables and views)」リストに表示されます。
- 「使用可能表および視点 (Available tables and views)」リストから、
「GEOGRAPHIES」 表を選択します。
- 「>」 をクリックします。
GEOGRAPHIES 表が「選択表および視点 (Selected tables and views)」リストに移動します。

- 「セキュリティー (Security)」タブをクリックします。
- 自分のユーザー ID が、このウェアハウス・ソースを使用するステップを作成できるようにするために、
Tutorial Warehouse Group (ウェアハウス・グループの定義で作成した) を選択します。
- 「>」 をクリックします。
Tutorial Warehouse Group が
「選択セキュリティー・グループ (Selected security groups)」リストに移動します。

ノートブック内の残りの値はそのまま受け入れます。値の詳細については、オンライン・ヘルプの『Warehouse Source』を参照してください。
- 「了解 (OK)」をクリックして、変更を保管し、「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Sources)」ノートブックをクローズします。
この練習では、Tutorial File Source というファイル・ウェアハウス・ソースを定義します。このソースは、データウェアハウジング・サンプルと一緒に提供される Demographics ファイルに対応します。このチュートリアルでは、ウェアハウス・ソース内で 1 つのファイルのみを定義しますが、ウェアハウス・ソース内では複数のファイルを定義することができます。
Tutorial File Source を定義するには、以下の手順に従ってください。
- 「ウェアハウス・ソース (Warehouse Sources)」フォルダーを右クリックします。
- 「定義 (Define)」をクリックします。
「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Source)」ノートブックがオープンします。
- 「ウェアハウス・ソース名 (Warehouse source name)」フィールドで、ウェアハウス・ソースのビジネス名を入力します。
Tutorial file source
- 「管理者 (Administrator)」フィールドで、ウェアハウス・ソースへの接点として自分の名前を入力します。
- 「記述 (Description)」フィールドで、データの簡単な説明を入力します。
File data for the TBC company
- 「ウェアハウス・ソース・タイプ (Warehouse source type)」リストで、
「ローカル・ファイル (Local files)」をクリックします。
ファイルは、チュートリアルと一緒にユーザーのワークステーションにインストールされました。 「ローカル (Local)」は、ローカル・ファイルを表します。
- 「ファイル (Files)」タブをクリックします。
- 「ファイル (Files)」リストの空き領域を右クリックし、
「定義 (Define)」をクリックします。

「ウェアハウス・ソース・ファイルの定義 (Define Warehouse Source File)」ノートブックがオープンします。

- 「ファイル名 (File name)」フィールドで、次の名前を入力します。
X:\Program Files\sqllib\samples\db2sampl\dwc\demographics.txt
説明:
- X は、サンプルをインストールしたドライブです。この入力は、Demographics ファイルのパスとファイル名です。
- sqllib は、
DB2 ユニバーサル・データベースをインストールしたディレクトリーです。
ファイルの名前には、スペースを含めてはなりません。
UNIX(R) システムでは、ファイル名は大文字小文字が区別されます。
- 「記述 (Description)」フィールドで、ファイルの簡単な説明を入力します。
Demographics data for sales regions
- 「パラメーター (Parameters)」タブをクリックします。

- 「ファイル・タイプ (File type)」リストから、
「文字 (Character)」を選択します。
- 「フィールド区切り文字 (Field delimiter character)」フィールドで、コンマをクリックします。
レッスン 3, ソース・データのブラウズのレッスンで見たように、ファイルはコンマ区切りです。
- 「先頭行に列名を含む (First row contains column names)」チェック・ボックスをクリアします。
ファイルには、列名は含まれていません。
- 「フィールド (Fields)」タブをクリックします。
「ウェアハウス・ソース・ファイル (Warehouse Source File)」ページで指定したファイルが読み取られます。ファイル内のフィールドに基づいて列が定義され、
「フィールド (Fields)」リストに列定義が表示されます。
「ファイル (File)」プリビュー域にサンプル・データが表示されます。最大 10 行のサンプル・データが表示されます。すべてのサンプル・データを見るには、スクロールします。
- COL001 という列名を変更するために、列名をダブルクリックします。
- 列の新しい名前を入力します。
STATE
- Enter キーを押します。
- 16 〜 18 のステップを繰り返して、残りの列を名前変更します。
COL002 を CITY に、
COL003 を POPULATION に名前変更します。

- 「了解 (OK)」をクリックします。
ファイル・ノートブックがクローズします。
- 「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Source)」ノートブックから、
「セキュリティー (Security)」タブをクリックします。
- 自分のユーザー ID が、このウェアハウス・ソースを使用するステップを作成できるようにするために、「Tutorial Warehouse Group」 を選択します。
- 「>」 をクリックします。
Tutorial Warehouse Group が
「選択セキュリティー・グループ (Selected security groups)」リストに移動します。
- 「了解 (OK)」をクリックして、変更を保管し、「ウェアハウス・ソースの定義 (Define Warehouse Sources)」ノートブックをクローズします。
このレッスンでは、リレーショナル・ウェアハウス・ソースとファイル・ウェアハウス・ソースを定義しました。
レッスン 8, データの変換および移動の定義では、これらのソースが TBC 社用に定義しているスタースキーマの LOOKUP_MARKET 次元表にデータを提供するための設定を行います。
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