ビジネス・インテリジェンス チュートリアル

レッスン 2. ウェアハウス・データベースの作成

このレッスンでは、ウェアハウス用のデータベースを作成し、データベースを ODBC 用に登録します。

このチュートリアル用のソース・データを含む DWCTBC データベースは、 DB2 ファースト・ステップの一部として作成しています。

このレッスンでは、ウェアハウス用に変換されるソース・データの 1 つのバージョンが入るデータベースを作成します。 レッスン 3, ソース・データのブラウズでは、ソース・データを表示する方法を学習します。チュートリアルの残りの部分では、そのデータを変換し、ウェアハウス・データベースを使用して作業する方法を学習します。

このレッスンでは、さらに、データベースをオープン・データベース・コネクティビィティー (ODBC) 用に登録する方法を学習します。これにより、Lotus(R) Approach や Microsoft Access のようなツールを使用して、ウェアハウスを処理することができるようになります。


データベースの作成

この練習では、「データベースの作成 (Create Database)」ウィザードを使用して、ウェアハウス用の TUTWHS データベースを作成します。

データベースを作成するには、以下の手順に従ってください。

  1. DB2 コントロール・センターを開始します。
  2. 「データベース (Databases)」フォルダーを右クリックし、 「作成 (Create)」->「データベース: ウィザードを使用 (Database Using Wizard)」を選択します。「データベースの作成 (Create Database)」ウィザードがオープンします。
  3. 「データベース名 (Database name)」フィールドで、データベースの名前を入力します。
    TUTWHS
    
  4. 「デフォルト・ドライブ (Default drive)」リストから、データベースのドライブを選択します。
  5. 「注釈 (Comments)」フィールドで、データベースの記述を入力します。
    Tutorial warehouse database
    


    Figure db2tu031 not displayed.

  6. 「完了 (Finish)」をクリックします。このウィザードの他のフィールドとページはすべてオプションです。 TUTWHS データベースが作成され、DB2 コントロール・センターにリストされます。

データベースを ODBC 用に登録する

データベースを ODBC 用に登録する方法はいくつかあります。クライアント構成アシスタント (Windows NT の場合)、コマンド行プロセッサー、または ODBC32 Data Source Administrator (Windows NT の場合) を使用することができます。この練習では、クライアント構成アシスタントを使用します。

コマンド行プロセッサーの詳細については、 DB2 ユニバーサル・データベース コマンド解説書 を参照してください。 ODBC32 Data Source Administrator の詳細については、製品のオンライン・ヘルプを参照してください。

TUTWHS データベースを ODBC 用に登録するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「スタート」->「プログラム」->「DB2 (Windows 版) (DB2 for Windows NT)」->「クライアント構成アシスタント (Client Configuration Assistant)」をクリックすることによって、クライアント構成アシスタントを開始します。「クライアント構成アシスタント (Client Configuration Assistant)」ウィンドウがオープンします。
  2. データベースのリストから「TUTWHS」を選択します。
    Figure db2tu058 not displayed.
  3. 「プロパティー (Properties)」をクリックします。 「データベースのプロパティー (Database Properties)」ウィンドウがオープンします。
  4. 「ODBC 用にこのデータベースを登録 (Register this database for ODBC)」を選択します。デフォルトの選択である「システム・データ・ソースとして (As a system data source)」を使用してください。これは、データがシステムのすべてのユーザーにとって使用可能であることを意味します。



    Figure db2tu059 not displayed.

  5. 「了解 (OK)」をクリックします。 他のフィールドはすべてオプションです。 TUTWHS データベースが ODBC 用に登録されます。

「クライアント構成アシスタント (Client Configuration Assistant)」ウィンドウの 「プロパティー (Properties)」および 「設定 (Settings)」押しボタンは、 ODBC の接続と構成を最適化するために使用されます。チュートリアルではこれらのプロパティーまたは設定を調整する必要はありませんが、日常の環境でそれらを処理することが必要な場合は、オンライン・ヘルプが使用可能です。


ターゲット・データベースへの接続

定義したデータベースを使用する前に、データベースに接続できることを確認しなければなりません。

データベースに接続するには、以下の手順に従ってください。

  1. DB2 コントロール・センターから、TUTWHS データベースが表示されるまで、ツリーを展開します。
  2. データベースの名前を右クリックし、「接続 (Connect)」をクリックします。

    「接続 (Connect)」ウィンドウがオープンします。このウィンドウには、DB2 コントロール・センターへのログオンに使用したユーザー ID とパスワードが表示されます。


    Figure db2tu032 not displayed.

  3. 「了解 (OK)」をクリックします。

    DB2 コントロール・センターがデータベースに接続します。


このレッスンで行ったこと

このレッスンでは、ウェアハウスのデータが入る TUTWHS データベースを作成しました。その後、データベースを ODBC 用に登録しました。最後に、データベースに接続できることを確認しました。次のレッスンでは、後で変換するソース・データを表示し、このレッスンで作成したデータベースに保管します。


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