このレッスンでは、ウェアハウス・ターゲットを定義します。 ウェアハウス・ターゲット は、データウェアハウスセンターがデータウェアハウスで使用するデータベースと表を識別します。一般に、ウェアハウス・ターゲットで定義されるターゲット表は、スタースキーマにおける次元表およびファクト表です。ただし、ウェアハウス・ターゲットには、データ変換に使用される一時ターゲット表も組み込むことができます。
このレッスンでは、Tutorial Targets ウェアハウス・ターゲットを定義します。これは、レッスン 2, ウェアハウス・データベースの作成で作成したウェアハウス・データベースの論理定義です。さらに、ウェアハウス・ターゲット内で DEMOGRAPHICS_TARGET ターゲット表を定義します。このターゲット表は、Demographics ファイルをウェアハウス・データベースにロードした結果です。
場合によっては、ターゲット表を自分で作成せずに、データウェアハウスセンターを使用して、 SQL に基づいてターゲット表を生成することができます。市場 (Market) 次元には、GEOGRAPHIES 表のターゲット表が必要です。このターゲット表を DEMOGRAPHICS_TARGET ターゲット表と結合して、 LOOKUP_MARKET という市場次元表を生成します。 GEOGRAPHIES ターゲット表と LOOKUP_MARKET 表については、次のレッスンで生成します。
この練習では、Tutorial Targets ウェアハウス・ターゲットを定義します。これは、レッスン 2, ウェアハウス・データベースの作成で作成した TUTWHS データベースの論理定義です。
ウェアハウス・ターゲットを定義するには、以下の手順に従ってください。
「ウェアハウス・ターゲット (Warehouse Target)」ノートブックがオープンします。
Tutorial Targets
Warehouse for the TBC company
TUTWHS
ページ上の残りのコントロールについては、デフォルト値を受け入れます。コントロールの詳細については、オンライン・ヘルプの『Warehouse Target−Fields and Controls, Database page』を参照してください。
Tutorial Warehouse Group が 「選択セキュリティー・グループ (Selected security groups)」リストに移動します。
「再試行 (Retry)」ページはスキップします。ページ上のオプションの詳細については、オンライン・ヘルプの『Warehouse Target−Fields and Controls, Retry page』を参照してください。
「ウェアハウス・ターゲット表の定義 (Define Warehouse Target Table)」ノートブックがオープンし、
DEMOGRAPHICS_TARGET ターゲット表を定義することができます。
DEMOGRAPHICS_TARGET
デフォルトの表スペースで表を作成するので、 「表スペース (Table space)」および 「索引表スペース (Index table space)」フィールドはスキップします。
Demographics information for sales regions
Demographics Table
Demographic データをロードするステップを実行した時に、データウェアハウスセンターがこの表を作成します。
このオプションは、データウェアハウスセンターにターゲット表を作成させたい場合 (たとえば、ターゲット表が SQL ステップの結果である場合) に使用することができます。すでに定義されているターゲット表を使用する場合は、このチェック・ボックスをクリアしてください。
このチェック・ボックスは、データベースにアクセスできるすべてのユーザーが表にアクセスできることを指定します。
「OLAP スキーマの一部 (Part of an OLAP schema)」チェック・ボックスは、表が OLAP 統合サーバーにエクスポートされる次元表またはファクト表であることを示します。 OLAP 統合サーバーへのエクスポートの詳細については、 レッスン 16, データウェアハウスセンター内からのスタースキーマの作成を参照してください。
ページ上の残りのコントロールはスキップします。 コントロールの詳細については、オンライン・ヘルプの『Defining a warehouse target table』を参照してください。
リストに行が追加され、表のキー値である City 列を定義することができます。
「精度 (Precision)」および 「位取り (Scale)」列は、10 進データにのみ適用されるため、スキップします。
「レプリケーション前 (Replication before)」および 「レプリケーション後 (Replication after)」列はスキップします。これらの列の詳細については、オンライン・ヘルプの『Defining a warehouse target table』を参照してください。
列名 (Column name) | データ・タイプ (Data type) | 長さ (Length) | ヌルを許可 (Allow nulls) | ビジネス名 (Business name) |
---|---|---|---|---|
STATE | CHAR | 50 | Yes | State |
POPULATION | INTEGER | N/A | No | Population |
ノートブックの残りの部分はスキップします。後で、ウェアハウスのエンド・ユーザーが結合表にキーを使用できるように、 DB2 コントロール・センターを使用して物理ターゲット表の 1 次キーと外部キーを定義します。
「ウェアハウス・ターゲット表の定義 (Define Warehouse Target Table)」ノートブックがクローズします。 「選択表 (Selected tables)」リストで、 「表 (Tables)」フォルダーの下に Demographics 表が追加されます。
このレッスンでは、 1 つのターゲット表 (DEMOGRAPHICS_TARGET) を設定したウェアハウス・ターゲットを定義しました。 レッスン 8, データの変換および移動の定義では、スタースキーマの LOOKUP_MARKET 次元表も含めて、このウェアハウス・ターゲットのターゲット表を生成します。