ビジネス・インテリジェンス チュートリアル
このレッスンでは、次元およびメンバーのプロパティーについて学習し、
Accounts 次元のメンバーのプロパティーを変更します。これらのプロパティーは、OLAP アプリケーション内で Essbase アウトラインが作成される方法を制御します。また、Accounts 次元の特殊なプロパティーも調べます。
- 「Set Dimensions Properties」ページでは、次元のプロパティーが次元名の右側に表示される様子を確認してください。

白いフィールドが次元の変更可能なプロパティーです。これらのプロパティーは、次元のすべてのメンバーに影響を与えます。
- Storage
- 次元は、「Dense」または「Sparse」のいずれかになります。高密度の次元は、おそらく、次元メンバーのそれぞれの組み合わせごとにデータを含みます (たとえば、Time 次元)。低密度の次元は、次元メンバーのそれぞれの組み合わせごとにデータが存在する可能性が低くなります (たとえば、Product または Market 次元)。
- Data Storage
- このプロパティーは、あるメンバーについてデータ値が保管される方法と時期を判別します。たとえば、値を保管したり (デフォルト)、値を動的に計算して保管したり、メンバーが次元の間で共用されるように指示したりすることができます。
- Two Pass Calc
- 計算がボトムアップ方式で (子の値から親の値へと) 実行されます。一部の子メンバーの値は、親の値によって異なる場合があり、この場合には 2 つの計算が必要になります。
- Alias
- 次元に別名を割り当てることができます。
- UDA
- 次元についてユーザー定義属性 (UDA) を作成することができます。
- 「Next」をクリックすると、「Set Member Properties」ページが表示されます。
この練習では、次元メンバーのプロパティーを変更します。
- メンバーのプロパティーがメンバー名の右側に表示される様子を確認してください。白いフィールドが次元の変更可能なプロパティーです。
- Data Storage
- このプロパティーは、あるメンバーについてデータ値が保管される方法と時期を判別します。たとえば、値を保管したり (デフォルト)、値を動的に計算して保管したり、メンバーが次元の間で共用されるように指示したりすることができます。
- Two Pass Calc
- 計算がボトムアップ方式で (子の値から親の値へと) 実行されます。一部の子メンバーの値は、親の値によって異なる場合があり、この場合には 2 つの計算が必要になります。
- Consolidation
- このプロパティーにより、子値が親値にロールアップされる方法を判別します。デフォルトはプラス記号 (+) で、子値が親値に追加されることを意味します。
- Alias
- 次元に別名を割り当てることができます。
- UDA
- 次元についてユーザー定義属性 (UDA) を作成することができます。
- 「Set Member Properties」ページでは、個々のメンバーについて、以前に次元全体のために設定したプロパティーの一部と、メンバーに固有のプロパティーを変更することができます。
「Dimension」見出しの下で、
Accounts 次元をクリックします。
「Member List」フィールドにメンバーが表示されたことに注目してください。
- 「Data Storage」見出しの下で、
MISC メンバーについての
「Consolidation」の値をクリックします。セルの中でリスト・ボックス・ボタンがオープンします。プロパティーをマイナス記号 (-) に変更します。

Misc メンバーの値が Accounts 次元にロールアップされると、
Misc 値は追加されるのではなく、減算されます。
- 「Next」をクリックすると、「Set Account Properties」ページが表示されます。
この練習では、アカウント次元のメンバーの特殊なプロパティーを調べます。
- 「Set Account Properties」ページでは、
Accounts 次元のメンバーの以下のプロパティーを変更できます。
- Time Balance
- このプロパティーは、時間 (Time) 次元でメンバーの親が計算される方法を定義します。親は、最初のメンバーの値を表すことができます。デフォルト値の「None」を使用すると、メンバーに関連する既存の計算で親を判別することができます。その他の値としては、「First」(時間枠内の最初の値)、「Last」(時間枠内の最後の値)、または「Average」(時間枠内のすべての値の平均) があります。
- Skip
- このプロパティーは、親の計算時にメンバーをスキップするかどうかを判別します。
- Variance Reporting
- 「Variance Reporting」では、予算と実際のデータの間の差が計算されます。

- アカウント次元については、それぞれメンバーごとにそれらのプロパティーを設定することができます。
- 「Next」をクリックすると、「Name Filters」ページが表示されます。
このレッスンでは、次元およびメンバーのプロパティーについて学習し、アカウント (Accounts) 次元のメンバーのプロパティーを変更しました。また、Accounts 次元の特殊なプロパティーも調べました。
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