このレッスンでは、情報カタログ・マネージャー (Windows NT、Windows 95、および Windows 98 で稼働する) をインストールするために、データウェアハウス・マネージャー・パッケージが必要です。さらに、スタースキーマの残りの部分の定義 (オプション) で次元表とファクト表を定義していなければなりません。
このレッスンでは、データウェアハウス内のデータをエンド・ユーザーによる使用のためにカタログ化します。データをカタログ化するには、データウェアハウスセンターのメタデータを情報カタログで発行します。 情報カタログ は、情報カタログ・マネージャーによって管理される表のセットであり、ユーザーが企業内で使用可能なデータおよび情報を識別し、見付けるのに役立つビジネス・メタデータを含みます。ユーザーは、照会対象のデータを含む表を見付けるために、情報カタログを検索することができます。
メタデータの発行 は、メタデータをデータウェアハウスセンターから情報カタログ・マネージャーに転送するプロセスです。このレッスンでは、レッスン 8, データの変換および移動の定義で作成した Market プロセスに関するメタデータを発行します。プロセスを発行する際には、プロセスに含まれる以下のオブジェクトに関するメタデータを発行することになります。
まず最初に、メタデータを発行する情報カタログを作成します。
情報カタログを作成するには、以下の手順に従ってください。
「情報カタログの初期化 (Initialize Information Catalog)」ウィンドウが表示されます。
「DB2 UDB でのカタログの定義 (Define Catalog on DB2 UDB)」ウィンドウが表示されます。
「not applicable シンボル (Not-applicable symbol)」フィールドについては、デフォルト値 - を受け入れてください。
残りの選択項目については、デフォルト値を受け入れてください。これらのフィールドに関する詳細については、オンライン・ヘルプの『Define Catalog on DB2 UDB』を参照してください。
「情報カタログへの接続 (Connect to information catalog)」ウィンドウが表示されます。
これで、情報カタログ・マネージャーは、情報カタログを作成します。
発行するメタデータを選択するには、以下の手順に従ってください。
「メタデータの発行 (Publish Metadata)」ウィンドウが表示されます。
「データウェアハウスセンターのメタデータの発行 (Publish Data Warehouse Center Metadata)」ノートブックがオープンします。
TBC Tutorial サブジェクト・エリアが 「選択オブジェクト (Selected objects)」リストに移動します。
TBC_MD データベースには、サンプル情報カタログを含むサンプル・メタデータが入っています。 Market プロセスに関するメタデータを既存のメタデータに追加します。
選択できるその他のオプションは、ソース表とターゲット表を列レベルでマップする 「列レベル (At the column level)」です。情報カタログでは、ソース表のそれぞれの列とターゲット表の対応する列の間にマッピングがあることが示されます。ただし、多くの列がある場合、情報カタログ内のマッピングは非常に複雑になる可能性があります。
このページ上の残りの部分については、デフォルト値を受け入れます。このページ上のフィールドの詳細については、オンライン・ヘルプの『Publishing Data Warehouse Center metadata』を参照してください。
オブジェクトの発行が完了するまで、進行状況が表示されます。発行が完了すると、「発行情報 (Publication Information)」ウィンドウがオープンし、正常に発行されたメタデータ・オブジェクトをリストするログ・ファイルの内容が表示されます。
ウィンドウがクローズし、ログ・ファイルが削除されます。 「発行のリスト (List of publications)」に情報カタログ名がリストされた「メタデータの発行 (Publish Metadata)」ウィンドウがオープンします。
メタデータを発行した後、それを定期的に更新して、データウェアハウスセンターで行われた変更を取り込むことが必要です。データウェアハウスセンターのメタデータの更新を情報カタログに転送するには、データウェアハウスセンターで他のステップを実行するのと同じ方法で、発行のためのステップを実行します。
発行されたメタデータを更新するには、以下の手順に従ってください。
「進行中の作業 (Work in Progress)」ウィンドウがオープンします。実行中のステップを表すエントリーが表示されるはずです。ステップの実行中、その状況は「移植中 (Populating)」になります。ステップの実行が終了すると、その状況は「成功 (Successful)」になるはずです。
「進行中の作業 (Work in Progress)」ウィンドウの詳細については、オンライン・ヘルプの『Work in Progress−Overview』を参照してください。
このレッスンでは、データウェアハウスセンターのメタデータ (チュートリアルで作成した) を情報カタログに発行しました。さらに、発行したメタデータを更新するために、発行操作を実行しました。次のレッスンでは、情報カタログ内のメタデータを表示します。