ビジネス・インテリジェンス チュートリアル

レッスン 8. データの変換および移動の定義

このレッスンでは、データウェアハウスセンターがデータを移動し、データウェアハウス用の形式に変換する方法を定義します。最初に、プロセス を定義します。これには、変換および移動プロセスの一連のステップが含まれます。次に、ウェアハウス用に変換されるソース表を指定します。最後に、2 つの異なる変換方式を使用するデータ変換ステップを定義します。

具体的には、次の処理を実行する Tutorial Market プロセスを定義します。

  1. Demographics ファイルをウェアハウス・データベースにロードする。
  2. GEOGRAPHIES 表からデータを選択し、ターゲット表を作成する。
  3. Demographics 表と GEOGRAPHIES ターゲット表のデータを結合する。

最終的な結果は、LOOKUP_MARKET ターゲット表です。


プロセスの定義

この練習では、Tutorial Market プロセスのプロセス・オブジェクトを定義します。

プロセス・オブジェクトを定義するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「データウェアハウスセンター (Data Warehouse Center)」ウィンドウから、 「サブジェクト・エリア (Subject Areas)」ツリーを展開します。
  2. レッスン 5, サブジェクト・エリアの定義で定義した TBC Tutorial サブジェクト・エリアを展開します。
  3. 「プロセス (Processes)」フォルダーを右クリックし、 「定義 (Define)」をクリックします。

    「プロセスの定義 (Define Process)」ノートブックがオープンします。

  4. 「名前 (Name)」フィールドで、プロセスの名前を入力します。

    Tutorial Market
    

    名前は、80 文字までの長さにすることができ、大文字小文字が区別されます。名前の最初の文字は英数字でなければなりません。英語の最初の文字として & を使用することはできません。このフィールドは必須です。

  5. 「管理者 (Administrator)」フィールドで、プロセス定義への接点として自分の名前を入力します。
  6. 「記述 (Description)」フィールドで、プロセスの説明を入力します。

    Process to create the LOOKUP_MARKET table
    
  7. 「セキュリティー (Security)」タブをクリックします。
  8. 「使用可能セキュリティー・グループ (Available Security Groups)」リストで、 ウェアハウス・グループの定義で定義した「Tutorial Warehouse Group」をクリックします。

    セキュリティー・グループにプロセスを追加すると、グループ内のユーザー (この場合はあなた) がプロセスをオープンし、プロセスにオブジェクトを追加することが許可されます。

  9. 「>」 をクリックします。

    Tutorial Warehouse Group が 「選択セキュリティー・グループ (Selected security groups)」リストに移動します。

  10. 「了解 (OK)」をクリックします。

    「プロセスの定義 (Define Process)」ノートブックがクローズします。


プロセスのオープン

この練習では、次の練習でプロセス内のデータの流れをグラフィカルに定義できるように、プロセスをオープンします。

Tutorial Market プロセスをオープンするには、以下の手順に従ってください。

  1. Tutorial Market プロセスを右クリックします。
  2. 「オープン (Open)」をクリックします。

プロセスへの表の追加

データの流れを定義するには、これらのステップで変換するそれぞれのソースと、変換の結果として生成されるターゲット表を追加することが必要です。

Tutorial Market プロセスでは、Demographics ファイルをターゲット・データベースに追加するため、ステップ用のソース・ファイルと DEMOGRAPHICS_TARGET ターゲット表をプロセスに追加する必要があります。 Demographics ソース・ファイルは、 レッスン 6, ウェアハウス・ソースの定義で定義した Tutorial File Source ウェアハウス・ソースの一部です。 DEMOGRAPHICS_TARGET ターゲット表は、 レッスン 7, ウェアハウス・ターゲットの定義で定義した Tutorial Targets ウェアハウス・ターゲットの一部です。

Demographics ファイルを追加するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「データの追加 (Add Data)」アイコンをクリックします。


    Figure alldata not displayed.

    キャンバスで、表を置きたいスポットをクリックします。「データの追加 (Add Data)」ウィンドウがオープンします。

  2. 「使用可能ソースおよびターゲット表 (Available source and target tables)」リストで、 「ウェアハウス・ソース (Warehouse Sources)」ツリーを展開します。

    ウェアハウスで定義されているウェアハウス・ソースのリストが表示されます。

  3. Tutorial File Source ウェアハウス・ソースのツリーを展開します。
  4. 「ファイル (Files)」ツリーを展開します。

    ツリーでは、X:\sqllib\samples\db2sampl\dwc\demographics.txtが表示されるはずです。ここで、X は、サンプルをインストールしたドライブです。

  5. Demographics ファイルを選択します。
  6. 「>」をクリックして、Demographics ファイルを 「選択ソースおよびターゲット表 (Selected source and target tables)」リストに追加します。

DEMOGRAPHICS_TARGET ターゲット表を追加するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「使用可能ソースおよびターゲット表 (Available source and target tables)」リストで、 「ウェアハウス・ターゲット (Warehouse Targets)」ツリーを展開します。

    ウェアハウスで定義されているウェアハウス・ターゲットのリストが表示されます。

  2. Tutorial Targets ウェアハウス・ターゲットのツリーを展開します。
  3. 「表 (Tables)」ツリーを展開します。

    リストには、DEMOGRAPHICS_TARGET ターゲット表が表示されるはずです。

  4. DEMOGRAPHICS_TARGET ターゲット表を選択します。
  5. 「>」をクリックして、DEMOGRAPHICS_TARGET ターゲット表を 「選択ソースおよびターゲット表 (Selected source and target tables)」リストに追加します。

次に、GEOGRAPHIES ソース表を追加することが必要です。 GEOGRAPHIES 表からデータを選択するステップを定義するときに、データウェアハウスセンターで自動的にターゲット表が生成されるように指定できるため、ターゲット表を追加する必要はありません。

GEOGRAPHIES ソース表を追加するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「データの追加 (Add Data)」ウィンドウから、GEOGRAPHIES 表を選択します。
  2. 「>」をクリックして、GEOGRAPHIES 表を 「選択ソースおよびターゲット表 (Selected source and target tables)」リストに追加します。
  3. 「了解 (OK)」をクリックして、選択したファイルと表をプロセスに追加します。

    選択したファイルと表が「プロセス・モデル (Process Model)」ウィンドウに表示されます。

最後のステップでは、ソースとして Demographics 表と Geographies 表を使用するので、このステップ用のソースを指定する必要はありません。データウェアハウスセンターで自動的に結果のターゲット表 (LOOKUP_MARKET) が生成されるように指定できるため、このステップ用のターゲット表を指定する必要はありません。


プロセスへのステップの追加

次に、ソース・データがターゲット・データに変換される方法を定義するステップを追加することが必要です。 3 つのステップを定義しなければなりません。

Load Demographics Data
Demographics ファイルから TBC Warehouse データベース (レッスン 2, ウェアハウス・データベースの作成で作成した) の表にデータをロードする DB2 プログラム・ステップ。

Select Geographies Data
Geographies ソース表から列を選択する SQL ステップ。

Join Market Data
Geographies 表と Demographics 表を結合し、結合された表を Tutorial Warehouse データベースに書き込む SQL ステップ。

Load Demographics Data ステップの定義

この練習では、Load Demographics Data ステップを定義します。

  1. パレット (ウィンドウの左側にあるツールバー) から、 「DB2 プログラム (DB2 Programs)」アイコンをクリックします。これは、下から 2 番目のアイコンです。
    Figure db2prog not displayed.

    それぞれのプログラム・アイコンは、 プログラム・グループ (類似したプログラムのグループ) を表します。

  2. 「DB2 UDB」->「ロード (Load)」をクリックします。

    プログラム・グループ内のプログラムは、プログラム・アイコンからカスケード表示されています。

  3. キャンバス (ウィンドウの右側の空き領域) で、ステップを置きたいスポットをクリックします。

    ステップを表すアイコンがウィンドウに追加されます。

  4. ステップを右クリックします。
  5. 「プロパティー (Properties)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがオープンします。

  6. 「名前 (Name)」フィールドで、ステップの名前を入力します。
    Load Demographics Data
    
  7. 「管理者 (Administrator)」フィールドで、このステップへの接点として自分の名前を入力します。
  8. 「記述 (Description)」フィールドで、ステップの説明を入力します。
    Loads demographics data into the warehouse.
    
  9. 「了解 (OK)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがクローズします。

  10. 「タスク・フロー (Task Flow)」アイコンをクリックします。


    Figure arrowcol not displayed.

  11. 「データ・リンク (Data Link)」アイコンをクリックします。


    Figure arrowgry not displayed.

    「データ・リンク (Data Link)」アイコンを使用して、 1 つのステップによる変換でのソース・ファイルからターゲット・ファイルへのデータの流れを定義します。

  12. Demographics ソース・ファイルの中央をクリックし、 Load Demographics Data ステップにドラッグします。

    ファイルとステップの間に線がドローされます。

    これは、Demographics ソース・ファイルにステップ用のソース・データが含まれることを示します。

  13. Load Demographics Data ステップの中央をクリックし、 Demographics Target ターゲット表にドラッグします。


    Demographics ソース・ファイルと Load Demographics Data ステップの間のリンク

    これは、Demographics Target ターゲット表にステップ用のターゲット・データが含まれることを意味します。

  14. ステップを右クリックします。
  15. 「プロパティー (Properties)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがオープンします。

  16. 「パラメーター (Parameters)」タブをクリックします。


    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックの「パラメーター (Parameters)」ページ

  17. 「ロード・モード (Load mode)」リストから、 「REPLACE」をクリックします。

    ページ上の残りの部分については、デフォルト値を受け入れます。

    ロード・プログラムは、ターゲット表を生成するのにカラム・マッピングを使用しないため、「列のマッピング (Column Mapping)」ページをスキップできます。ソース・ファイルに基づいてターゲット表を生成します。

  18. 「処理オプション (Processing Options)」ページのデフォルト値を受け入れます。


    Figure db2tu021 not displayed.

    このページ上の値の詳細については、オンライン・ヘルプの『Loading data into a table』を参照してください。

  19. 「了解 (OK)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがクローズします。

Select Geographies Data ステップの定義

この練習では、Select Geographies Data ステップを定義します。

  1. パレットから、「SQL」アイコンをクリックします。


    Figure sql not displayed.

  2. キャンバスで、ステップを置きたいスポットをクリックします。

    ステップを表すアイコンがウィンドウに追加されます。

  3. ステップを右クリックします。
  4. 「プロパティー (Properties)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがオープンします。

  5. 「名前 (Name)」フィールドで、ステップの名前を入力します。
    Select Geographies Data
    
  6. 「管理者 (Administrator)」フィールドで、ステップへの接点として自分の名前を入力します。
  7. 「記述 (Description)」フィールドで、ステップの説明を入力します。
    Selects Geographies data from the warehouse source
    
  8. 「了解 (OK)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがクローズします。

  9. 「タスク・フロー (Task Flow)」アイコンをクリックします。


    Figure arrowcol not displayed.

  10. 「データ・リンク (Data Link)」アイコンをクリックします。


    Figure arrowgry not displayed.

  11. Geographies ソース表の中央をクリックし、 Select Geographies Data ステップの中央にドラッグします。

    Geographies ソース表にステップ用のソース・データが含まれることを示す線がドローされます。

    データウェアハウスセンターがターゲット表を作成するように指定するので、ステップにターゲット表をリンクする必要はありません。

  12. Select Geographies Data ステップを右クリックします。
  13. 「プロパティー (Properties)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがオープンします。

  14. 「SQL ステートメント (SQL Statement)」タブをクリックします。
  15. 「SQL の作成 (Build SQL)」をクリックして、「SQL Assist」ウィザードを使用して SQL を作成します。このウィザードは、ユーザーの選択に基づいて SQL を生成します。

    「SQL Assist」ウィザードがオープンします。

  16. 「表 (Tables)」タブをクリックします。
  17. GEOGRAPHIES がリストされていることを確認します。
    Figure db2tu016 not displayed.
  18. 「列 (Columns)」タブをクリックします。
  19. 「>>」をクリックして、Geographies 表のすべての列を 「出力列 (Output columns)」リストに追加します。


    「SQL の作成 (Build SQL)」ウィザードの「列 (Columns)」ページ

  20. 「レビュー (Review)」タブをクリックして、ビルドした SQL ステートメントを表示します。
  21. 「了解 (OK)」をクリックします。

    「SQL Assist」ウィザードがクローズします。ビルドした SQL ステートメントが「SQL ステートメント (SQL Statement)」ページに表示されます。



    「SQL ステートメント (SQL Statement)」ページ上の GEOGRAPHIES SELECT ステートメント

  22. 「テスト (Test)」をクリックして、生成した SQL をテストします。

    データウェアハウスセンターにより、SELECT ステートメントのサンプル結果が戻されます。これらの結果は、レッスン 3, ソース・データのブラウズで Geographies ソース表のサンプル・データをブラウズしたときの結果と同じはずです。

  23. 「クローズ (Close)」をクリックして、ウィンドウをクローズします。
  24. 「パラメーターに基づいてウェアハウス・ターゲット表を作成する (Create Warehouse Target Table based on Parameters)」チェック・ボックスを選択します。

    このチェック・ボックスを選択すると、データウェアハウスセンターが、「列のマッピング (Column Mapping)」ページで指定された値に基づいてターゲット表を作成することになります。

  25. 「ウェアハウス・ターゲット (Warehouse Target)」リストから、 「Tutorial Targets」 をクリックします。

    ウェアハウス・ターゲットは、ターゲット表が作成されるデータベースまたはファイル・システムです。

  26. 「列のマッピング (Column Mapping)」タブをクリックします。
  27. ソース列が正しいターゲット列にマップしていることを確認します。
    Figure db2tu019 not displayed.
  28. 「処理オプション (Processing Options)」タブをクリックします。
  29. 「集団タイプ (Population Type)」リストで、 「置換 (Replace)」をクリックします。
  30. 「要求時実行 (Run on demand)」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。

    このページ上の残りの部分については、デフォルト値を受け入れます。このページ上の値の詳細については、オンライン・ヘルプを参照してください。

  31. 「了解 (OK)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがクローズします。データウェアハウスセンターにより、"Select_Geog_T" というターゲット表が作成されます。ターゲット表の名前は、大文字と小文字が混ざっているために引用符で囲まれています。

  32. ターゲット表の名前を変更します。

    1. "Select_Geog_T" ターゲット表を右クリックします。
    2. 「プロパティー (Properties)」をクリックします。

      「表 (Table)」ノートブックがオープンします。

    3. 「表スキーマ (Table schema)」フィールドに、IWH と入力します。
    4. 「表名 (Table name)」フィールドでは、表の新しい名前を入力します。
      GEOGRAPHIES_TARGET
      
    5. 「記述 (Description)」フィールドで、表の説明を入力します。
      Autogenerated target table for the Select Geographies Data step.
      
    6. 「ビジネス名 (Business Name)」フィールドで、表の記述的な名前を入力します。
      Geographies Target
      
    7. 「OLAP スキーマの一部 (Part of an OLAP schema)」チェック・ボックスをクリアします。
    8. 「列 (Columns)」タブをクリックして、列定義を表示します。
    9. 「了解 (OK)」をクリックします。 「表 (Table)」ノートブックがクローズします。

Join Market Data ステップの定義

Join Market Data ステップを定義するには、以下の手順に従ってください。

  1. パレットから、「SQL」アイコンをクリックします。
  2. キャンバスで、ステップを置きたいスポットをクリックします。

    ステップを表すアイコンがウィンドウに追加されます。

  3. ステップを右クリックします。
  4. 「プロパティー (Properties)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがオープンします。

  5. 「名前 (Name)」フィールドで、ステップの名前を入力します。
    Join Market Data
    
  6. 「管理者 (Administrator)」フィールドで、ステップへの接点として自分の名前を入力します。
  7. 「記述 (Description)」フィールドで、ステップの説明を入力します。
    Joins the Geographies table with the Demographics table
    
  8. 「了解 (OK)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがクローズします。

  9. 「タスク・フロー (Task Flow)」アイコンをクリックします。


    Figure arrowcol not displayed.

  10. 「データ・リンク (Data Link)」アイコンをクリックします。


    Figure arrowgry not displayed.

  11. Geographies Target 表の中央をクリックし、 Join Market Data ステップにドラッグします。 Demographics Target 表と Join Market Data ステップについて、この手順を繰り返します。

    Geographies Target 表と Demographics Target 表にステップ用のソース・データが含まれることを示す線がドローされます。

    データウェアハウスセンターがターゲット表を作成するように指定するので、ステップにターゲット表をリンクする必要はありません。

  12. Join Market Data ステップを右クリックします。
  13. 「プロパティー (Properties)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがオープンします。

  14. 「SQL ステートメント (SQL Statement)」タブをクリックします。
  15. データウェアハウスセンターに SQL を生成させるために、 「SQL の作成 (Build SQL)」をクリックします。 (そうでなければ、独自の SQL を入力することができます。)

    「SQL Assist」ウィザードがオープンします。

  16. 「表 (Tables)」タブをクリックします。
  17. DEMOGRAPHICS_TARGET および GEOGRAPHIES_TARGET 表が選択されていることを確認します。
  18. 「列 (Columns)」タブをクリックします。
    「SQL ステートメント (SQL Statement)」ページ上の GEOGRAPHIES SELECT ステートメント
  19. 「>>」をクリックして、Geographies 表と Demographics 表のすべての列を「選択列 (Selected Columns)」リストに追加します。
  20. 「選択列 (Selected Columns)」リストから、 DEMOGRAPHICS_TARGET.STATE をクリックします。
  21. 「<」をクリックします。

    DEMOGRAPHICS_TARGET.STATE 列が 「使用可能列 (Available columns)」リストに移動します。

  22. 「DEMOGRAPHICS_TARGET.CITY」をクリックします。
  23. 「<」をクリックします。

    DEMOGRAPHICS_TARGET.CITY 列が 「使用可能列 (Available columns)」リストに移動します。

  24. DEMOGRAPHICS_TARGET.STATE 列および DEMOGRAPHICS_TARGET.CITY 列は、 GEOGRAPHIES_TARGET 表ですでに定義されているので、必要ありません。表の結合には、両方の表にある固有な CITY 列を使用します。
  25. 「追加 (Add)」をクリックします。

    「式ビルダー (Expression Builder)」ウィンドウがオープンします。

  26. 「式 (Expression)」フィールドで、次の CASE ステートメントを入力します。
    case
    when POPULATION < 9000000   then 1
    when POPULATION < 15000000  then 2
    Else				 3
    end
    


    Figure db2tu062 not displayed.

  27. 「了解 (OK)」をクリックします。

    新しい列が「選択列 (Selected columns)」リストに追加されます。

  28. 新しい列の「名前 (Name)」フィールドをクリックし、列の名前を入力します。
    SIZE_ID
    
  29. Enter キーを押します。
  30. 「上方向に移動する (Move Up)」をクリックして、 SIZE_ID 列を POPULATION 列の上に移動します。
  31. 「結合 (Joins)」タブをクリックします。
  32. GEOGRAPHIES 表で、CITY 列を選択します。
  33. DEMOGRAPHICS 表で、CITY 列を選択します。
  34. 「結合 (Join)」をクリックします。

    CITY 列の間に線がドローされます。これは、その列で表が結合されていることを示します。


    「SQL ステートメント (SQL Statement)」ページ上の GEOGRAPHIES SELECT ステートメント

  35. 「レビュー (Review)」タブをクリックして、ビルドした SQL ステートメントを表示します。
  36. 「了解 (OK)」をクリックします。

    「SQL Assist」ウィザードがクローズします。

  37. 「パラメーターに基づいてウェアハウス・ターゲット表を作成する (Create Warehouse Target Table based on Parameters)」チェック・ボックスを選択します。

    このチェック・ボックスを選択すると、データウェアハウスセンターが、「SQL ステートメント (SQL Statement)」および「列のマッピング (Column Mapping)」ページで指定された値に基づいてターゲット表を作成することになります。

  38. 「ウェアハウス・ターゲット (Warehouse Target)」リストから、 「Tutorial Targets」 をクリックします。
  39. 「列のマッピング (Column Mapping)」タブをクリックします。
  40. ソース列が正しいターゲット列にマップしていることを確認します。
  41. 「処理オプション (Processing Options)」タブをクリックします。
  42. 「集団タイプ (Population Type)」リストで、 「置換 (Replace)」をクリックします。
  43. 要求時にステップを実行するために、 「要求時実行 (Run on demand)」チェック・ボックスを選択します。

    このページ上の残りの部分については、デフォルト値を受け入れます。このページ上の値の詳細については、オンライン・ヘルプを参照してください。

  44. 「了解 (OK)」をクリックします。

    「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックがクローズします。

  45. ターゲット表の名前を変更します。

    1. 「Join_Market_T」ターゲット表を右クリックします。
    2. 「プロパティー (Properties)」をクリックします。

      「表 (Table)」ノートブックがオープンします。

    3. 「表スキーマ (Table schema)」フィールドに、IWH と入力します。
    4. 「表名 (Table name)」フィールドでは、表の新しい名前を入力します。
      LOOKUP_MARKET
      
    5. 「記述 (Description)」フィールドで、表の説明を入力します。
      Market dimension data
      
    6. 「OLAP スキーマの一部 (Part of an OLAP schema)」チェック・ボックスと 「次元表 (Dimension table)」ラジオ・ボタンが選択されていることを確認します。

      この表は、レッスン 16, データウェアハウスセンター内からのスタースキーマの作成でスタースキーマに組み込む次元表の 1 つです。

    7. 「列 (Columns)」タブをクリックして、列定義を表示します。
    8. レッスン 11, ターゲット表のキーの定義で CITY ID 列を表の 1 次キーとして定義するため、 「ヌル可能 (Nullable)」チェック・ボックスをクリアします。
    9. 「了解 (OK)」をクリックします。 「表 (Table)」ノートブックがクローズします。


    Figure db2tu042 not displayed.


このレッスンで行ったこと

Tutorial Market プロセスの LOOKUP_MARKET 次元表を定義しました。このプロセスには、次の 3 つのステップが含まれます。

各ステップのソースとターゲットは、次のとおりです。


ステップ ソース ターゲット
Load Demographics Data Demographics ファイル Demographics Target 表
Select Geographies Data Geographies 表 Geographies Target 表
Join Market Data Demographics Target 表と Geographies Target 表 Lookup Market 表

このチュートリアルでは、各ステップ・プロパティーを定義しながら、各ステップのデータ・リンクを追加しました。このタスクを実行する別の方法として、プロセスのすべてのステップを一度に追加し、ステップをそれらのソースとターゲットにリンクしてから、各ステップ・プロパティーを定義することもできます。ステップには、「ステップ・プロパティー (Step Properties)」ノートブックで変更できるデフォルト名が割り当てられます。


スタースキーマの残りの部分の定義 (オプション)

前の節で作成した表 (LOOKUP_MARKET) は、 チュートリアルのビジネス問題で説明されている例の次元表の 1 つです。この節では、スタースキーマの残りの次元表とファクト表を作成するための手順を扱います。

この節はオプションですが、この節のステップを完了しなければ、以下のレッスンを行うことはできません。

この節をスキップしたい場合は、レッスン 9, ウェアハウス・ステップのテストに進んでください。

それぞれの表を定義するときには、表についての新規プロセスを定義しなければなりません。ただし、プロセス用に独自のステップを定義する代わりに、サンプルで定義されているステップをコピーします。ステップの定義は、使用中のデータウェアハウスセンターに入っています。ステップをコピーすると、データウェアハウスセンターにより、ステップで使用されるソースがコピーされ、ターゲット表が生成されます。

製品 (Product) 次元表を定義するには、以下の手順に従ってください。

  1. プロセスの定義の手順に従って、新規プロセスを定義します。プロセスには、Tutorial Product という名前を付けてください。
  2. データウェアハウスセンターのメイン・ウィンドウから、 Sample Product プロセスが表示されるまで、ツリーを展開します。
  3. Sample Product プロセスを右クリックします。
  4. 「オープン (Open)」をクリックします。

    「プロセス・モデル (Process Model)」ウィンドウがオープンします。

  5. Select Product ステップを右クリックします。
  6. 「コピー (Copy)」をクリックします。

    「ステップのコピー (Copy Step)」ウィンドウがオープンします。

  7. 「名前 (Name)」フィールドで、ステップのコピーの名前を入力します。
    Tutorial Select Product
    
  8. 「新規プロセス (New process)」フィールドで、ステップのコピー先となるプロセスの名前を選択または入力します。
    Tutorial Product
    
  9. 「ターゲット表のコピー (Copy Target Table)」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。
  10. 「ウェアハウス・ターゲット (Warehouse target)」フィールドで、リストから 「Tutorial Targets」ウェアハウス・ターゲットを選択します。


    「SQL ステートメント (SQL Statement)」ページ上の GEOGRAPHIES SELECT ステートメント

  11. 「了解 (OK)」をクリックします。

    ステップとそのソースが Tutorial Product プロセスにコピーされます。データウェアハウスセンターにより、対応するターゲット表が生成されます。

  12. プロセスのオープンの手順に従って、Tutorial Product プロセスをオープンします。
  13. プロセスに次のオブジェクトが組み込まれていることを確認します。
  14. TARGET_PRODUCT ターゲット表を LOOKUP_PRODUCT に名前変更します。

残りの次元表とファクト表について、この手順を繰り返します。


次元 チュートリアルのプロセス サンプルのプロセス サンプルのステップ チュートリアルのステップ ウェアハウス・ターゲット ソース表 ターゲット表 ターゲット表の新しい名前
時間 (Time) Tutorial Time Sample Time Select Time Tutorial Select Time Tutorial Targets TIME
TARGET_
TIME


LOOKUP_
TIME

シナリオ (Scenario) Tutorial Scenario Sample Scenario Select Scenario Tutorial Select Scenario Tutorial Targets SCENARIO
TARGET
_SCENARIO


LOOKUP_
SCENARIO

ファクト表 (Fact Table) Tutorial Fact Table Sample Fact Table Fact Table Join Tutorial Fact Table Join Tutorial Targets
SALES、
INVENTORY、
および
PRODUCT
_COSTS


TARGET_
FACT_
TABLE


FACT_
TABLE


このレッスンで行ったこと

これで、次の 5 つのプロセスと、それらに対応するソース、ターゲット、およびステップがデータウェアハウスセンターに定義されました。


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